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45 AB MMA MMAPLANET o UFC UFC ABC06 イクラム・アリスケロフ キック ロバート・ウィティカー

【UFC ABC06】ウィティカーが右ストレートでアリスケロフをグラつかせ、右アッパーで仕留める

<ミドル級/5分5R>
ロバート・ウィティカー(豪州)
Def.1R1分49秒 by KO
イクラム・アリスケロフ(ロシア)

アリスケロフが左ローのフェイントを見せる。ウィティカーが左ジャブから距離を詰めた。右カーフキックを当てたウィティカーは、アリスケロフを左ジャブで下がらせると、さらに右カーフをヒットさせる。アリスケロフもプレスをかけていくが、ウィティカーの左ジャブで下がらされてしまう。ここでアウィティカーの右ストレートがアリスケロフのアゴを捉える。グラついたアリスケロフに襲い掛かるウィティカー。右ハイは外れたものの、下がったアリスケロフに右アッパーを突き上げた。この一撃でダウンしたアリスケロフに、追撃のパンチを連打するとレフェリーが試合を止めた。


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45 AB MMA MMAPLANET o UFC UFC ABC06 アレキサンダー・ヴォルコフ

【UFC ABC06】距離を詰め切れないタイトルコンテンダー=パブロヴィッチが、ヴォルコフに3-0で下る

<ヘビー級/5分3R>
アレキサンダー・ヴォルコフ(ロシア)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
セルゲイ・パブロヴィッチ(ロシア)

まずヴォルコフが左インロー、パブロヴィッチは左ボディストレートを伸ばす。ジャブからインロー、そしてカーフを蹴るヴォルコが左ミドルを決める。パブロヴィッチがジャブを当て、右オーバーハンドで前へ。ここは空振りとなり、すぐに距離を取り直す。ヴォルコフがミドル、パブロヴィッチはジャブを入れて圧を高めると、右を届かせる。少し顔色が変わったヴォルコフは右を伸ばす。より勢いのあるパンチを放つパブロヴィッチがステップインを当てる。ヴォルコフも右ジャブ、左リードフックを当てて質量が上がった。

2R、サイド気味の蹴り&インローのヴォルコフが、左ミドルを入れる。パブロヴィッチは前に出て右、そして左ストレートを打つ。インローで姿勢を乱したパブロヴィッチが、直後に右ハイを見せるとパンチの交換を有利に終える。ヴォルコフがインローを蹴るが、拳の攻撃は圧倒的に少ない。パブロヴィッチも積極的とは形容しがたい試合展開に。と残り1分強でヴォルコフが左ストレートをヒットさせる。ここからカーフに出たヴォルコフが、パブロヴィッチのパンチの距離を外して、左三日月蹴り。インローも決め、この回はヴォルコフが取ったか。

最終回、ジャブを伸ばすヴォルコフ。ローを蹴り合うと、左インローをヴォルコフが入れる。左右に回るヴォルコフは、パブロヴィッチのステップインには下がってパンチをかわす。それでも打ち終わりに右を被弾しそうになると、距離が縮まりパブロヴィッチがワンツーを当てる。一気呵成にパブロヴィッチが攻めると思いきや、ヴォルコフがジャブから左ミドルを決める。さらにカーフを入れたヴォルコフに対、パブロヴィッチは鼻血を流してワンツーを振るう。

ヴォルコフの右の打ち終わりに、パブロヴィッチが右を伸ばす。そして右オーバーハンドにカウンターを右を合わせようとする。と残り1分でパブロヴィッチが組みを選択し、ケージにヴォルコフを押し込む。残り30秒で離れるとパブロヴィッチが右を当てるが、ヴォルコフが距離を取る。最後の10秒で必死にパンチを振るうパブロヴィッチだが、最後に左ハイを受けそうになった。

結果、3-0でヴォルコフがタイトルコンテンダーから判定勝ちを収めた。


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45 AB MMA MMAPLANET o UFC UFC ABC06 アントニオ・トロッコリ キック シャラブジン・マゴメドフ

【UFC ABC06】シャラ・マゴメドフ、トロッコリのTD狙いを徹底して切り、パンチのラッシュで快勝

<ミドル級/5分3R>
シャラブジン・マゴメドフ(ロシア)
Def.3R2分27秒by KO
アントニオ・トロッコリ(ブラジル)

ケージを背負って回るシャラに対し、トロッコリが右を連続で振るって組みつく。左腕を差してケージにシャラを押し込むトロッコリが、細かいパンチを入れる。シングルをケージを背負って耐えるシャラ。レフェリーがブレイクを命じる。シャラは右ストレートをヒットさせ、サイドで関節蹴りを4連続で見せる。

思い切り右カーフを蹴るシャラは、ワンツーで右を打ち込む。トロッコリは組んでケージへ。ボディロックからアンクルピックにも倒されないシャラ、そのままラウンドが終わった。

2R、サイドキックを腹といれ、顔面を狙ったシャラ。鋭い右カーフを蹴ると、トロッコリが姿勢を乱す。待っすく組まれても回って離れたシャラが、右カーフを続ける。さらにサイドキックで腹を蹴り、トロッコリのワンツーを左に回ってかわす。スイッチしたシャラが、ステップインしながら左を決める。トロッコリは初回と同じように組んでクリンチも、シャラはケンケンで防御する。と、テイクダウンされそうになり思わずケージを掴んでしまう。レフェリーが流し、両者が離れるとシャラは右で圧を掛ける。ダブルレッグを切り、殴ったシャラはこの回も取った。

最終回、「1回のテイクダウンで、全て変わる」という指示を受けたトロッコリだったが、サイドキックから前足を蹴られる。シャラは左の蹴りから、左リードフックを当てる。ステップインを受け止めたトロッコリだが、直後にワンツーを被弾する。シャラは右ロー、スイッチして後ろ回し蹴りやスピングバックフィストを繰り出し、ダブルレッグを切ると右を当てる。下がってケージに詰まったトロッコリにボディから左右のパンチを纏めると、最後は左を打ち抜下KO勝ちした。


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45 AB MMA MMAPLANET o UFC UFC ABC06 ジャレッド・ゴードン ナスラ・ハクパレス ブログ

【UFC ABC06】執拗に組んだゴードンが打撃でも優勢になるも、ハクパレスにスプリットで下る

<ライト級/5分3R>
ナスラ・ハクパレス(ドイツ)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ジャレッド・ゴードン(米国)

サウスポーのハクパレス。組んだゴードンがシングルレッグの状態で殴る。足をリリースしても右を打ち込んだゴードンに対し、ハクパレスも左を伸ばす。ゴードンは再びシングルに出て、ケージ際まで運ぶが足を抜かれる。ハクパレスは左オーバーハンドを決め、ゴードンのステップインにも左を合わせる。

蹴りを見せるゴードンは、3度目のシングルレッグ。ドライブしてダブルレッグに切り替え、アンクルピックもテイクダウンを奪えない。前に出るゴードンのパンチをヘッドムーブでかわしたハクパレスが、左に回る。ゴードンはダブルレッグを切られ、右ミドルを入れる。左を決めるハクパレス、ゴードンは懸命に組んでアンクルピックも思い切り鉄槌の連打を受ける。離れたゴードンの腹を殴り、アッパーを決めたハクパレスが左の蹴りを見せ、最後も左フックを決めて初回が終わった。

2R、いきなり左を思い切り打ちこむハクパレスが、左ミドルを2発入れる。ゴードンは打撃で対抗しつつ、シングルレッグでドライブする。互いにダーティボクシング、離れたハクパレスは組みから離れようとして右フックを被弾する。構わず左右のフックを振るうハクパレスに対し、ゴードンも執拗にダーティボクシングを続ける。殴られても前に出るゴードンは、自ら右ハイでスリップする。

すぐに立ち上がったゴードンは、ジャブから左ロングフック。ハクパレスは左を打ち返すが、ゴードンの前進は止まらずパンチを連打し、ダーティボクシング、離れもパンチを打ち込む。回るハクパレスが右を当てたゴードンは、ボディを抉る。ハクパレスもダーティボクシング、離れて右をクリーンヒットさせた。

最終回。2Rに盛り返したゴードン。ハクパレスがショートのコンビを決める。ゴードンもジャブから左を振り、シングルを狙う。切ったハクパレスがジャブを何度も入れ、シングルレッグにも倒れない。ゴードンは殴られても前に出続け、ハクパレスがケージに追い込まれていく。左を当てたハクパレス、ボディを殴りジャブを伸ばすが、左を被弾して下がる。残り2分、左をゴードンが決める。ハクパレスは手数は多いが、ゴードンの左のクリーンヒットを2度、3度と被弾する。

残り30秒、被弾覚悟の打ち合いのなかでゴードンが右を決める。さらに左フックを当てたゴードンは2Rと3Rを取っていてもおかしくない。結果、ジャッジは2-1でハクパレスを支持した。


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45 AB MMA MMAPLANET o UFC UFC ABC06 ニコラス・ダルビー リナット・ファクレトディノフ

【UFC ABC06】打も組み、一進一退の攻防。ファクレトディノフがダルビーからスプリット判定勝ち

<ウェルター級/5分3R>
リナット・ファクレトディノフ(ロシア)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ニコラス・ダルビー(デンマーク)

ダルビーのローに左ジャブを合わせるファクレトディノフ。ダルビーはハイを繰り出し、シングルレッグからクリンチでケージにファクレトディノフを押し込む。ポジションを入れ替えが何度なく見られ、ダルビーが押し込む時間が長い。中央で打撃の間合いに戻ると、ダルビーが蹴りを多用して手数で上回る。

ファクレトディノフは左右のロングフックからダブルレッグ、そしてシングルレッグで足を持ち上げケージにダルビーを押し込む。残り90秒、体を入れ替えたダルビーが小外を仕掛ける。耐えて離れたファクレトディノフが右ストレートで当てると、ダルビーがヒザを崩す。立ち上がったダルビーにパンチの追い打ちからダブルレッグを選択したファクレトディノフは、倒しきれず間合いを取り戻す。ヒジを入れ、飛び込んで二段ヒザを決めたファクレトディノフが初回を取った。

2R、ダルビーがカーフ、右を受けても果敢にパンチを見せ、右ハイを繰り出す。ファクレトディノフは打撃の圧を掛けダブルレッグで大きくスラムから、テイクダウンを決める。ケージを背負って立ち上がったダルビーは胸を合わせ押し込み返す。離れて打撃の間合いという空気を出しながら、ダブルレッグを仕替えたダルビーが、クリンチ後に右、そして左を当てる。勢いが出てきたダルビーは左の蹴りから、近距離でパンチを打ちたいところだが、ここのスタンドで押し込むことを選択する。

離れてテンポよく打撃を繰り出すファクレトディノフが、テイクダウンを決めて片足を束ねる。最後はダルビーが立ちあがったが、直ぐにラウンド終了となった。

3R、パンチから組んだファクレトディノフがバックを取る。小手投げのダルビーだが、これは切られファクレトディノフが逆にテイクダウンを狙い、ケージに押し込み続ける。残り2分で離れたファクレトディノフだったが、すぐに試合はクリンチに。間合いを取り直したダルビーが、左ハイを決める。ここからも打撃戦でなく、クリンチ合戦となると最後の10秒でダルビーがアッパーを入れ、ファクレトディノフは大振りのフックを続け時間となった。

結果、スプリットでファクレトディノフが辛くもダルビーに競り勝った。


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45 AB MMA MMAPLANET o UFC UFC ABC06 カン・ギョンホ キック ムイン・ガフロフ

【UFC ABC06】カーフを効かされたカン・ギョンホ。TDを決めても返され、ムイン・ガフロフに判定負け

<バンタム級/5分3R>
ムイン・ガフロフ(タジキスタン)
Def.3-0;30-27.30-27.30-27
カン・ギョンホ(韓国)

左ジャブを伸ばすカン・ギョンホが、右前蹴りを繰り出す。ガフロフは右カーフを蹴り、カン・ギョンホの姿勢が乱れる。さらに右フックを入れたガフロフが、左インロー。続く右カーフで、再びカン・ギョンホがバランスを崩す。左フックにシングルからボディロックのカン・ギョンホだが、ガフロフに押し返されて後方に倒れテイクダウンを奪われる。オープンガード、オモプラッタ狙いのカン・ギョンホに対し、ガフロフがエルボーを打ち込む。

右足を抜かれ、戻したカン・ギョンホだが下の時間が続く。ガフロフは左エルボーを打ち込み、右足を抜いて右で殴る。カン・ギョンホはバタフライガード両ワキを差して、立ち上がるとスクランブルでバックに回る。スタンドで両足をフックをしたカン・ギョンホ。ガフロフは後方にスラムするように倒れ込み、初回が終わった。

2R、カン・ギョンホが右前蹴り。ガフロフのボディストレートにダブルレッグを合わせたカン・ギョンホが、トップを取り切る。ハーフから肩固め狙い、パンチを入れてパス&同時にマウントをカン・ギョンホが取る。まだ十分にジアンが残っており、しっかりと胸を合わせて抑えるカン・ギョンホは、ブリッジに三角絞めをセットする。

腹ばいになり、頭を抜いたガフロフがスクランブルでグレイビーロールからバックを取り切る。ガフロフは後方にひくようなテイクダウンを仕掛けるも、カン・ギョンホが胸を合わせて離れる。ボディの連打から左フック、カーフを決めたガフロフは、カン・ギョンホのテイクダウン狙いにギロチンで応える。頭を抜いたカン・ギョンホは、カーフでヒザをつく。立ち上がったところでに重いフックを打つガフロフは、カン・ギョンホのダブルレッグを切る。ヒザをついたカン・ギョンホはガフロフにパウンドを落とされると、体を起こして正座状態でパンチを振るった。

最終回、組んだガフロフのボディロック・テイクダウンを潰したカン・ギョンホがトップに。バックコントロールから、ガフロフの前転をすかしてマウントを取る。ガフロクはシングルから立ち上がり、胸を合わせる。離れたカン・ギョンホは右アッパーにダブルレッグを合わせる。スクランブルでシングル狙いのガフロフが、レッスルアップからクリンチでケージにカン・ギョンホを押し込む。残り1分、クリンチでヒザを繰り出すガフロフだが、ボディロックテイクダウンを許す。カン・ギョンホはそのままサイドで抑えてマウント狙いも、ガフロフはスクランブル。ダブルレッグを切ると、ガフロフがスピニングヒールキックをテンプルの辺りに当てる。カン・ギョンホはダブルレッグで誤魔化すが、正座状態で殴られてタイムアップを迎えた。


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45 AB MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC UFC ABC06 イ・チャンホ シャオ・ロン ボクシング

【UFC ABC06】馬力のシャオ・ロンに苦しんだイ・チャンホが、腹へのヒザでRoad to UFCバンタム級制す

<Road to UFCバンタム級決勝/5分3R>
イ・チャンホ(韓国)
Def.2-1:29-18.29-18.28-29
シャオ・ロン(中国)

既に新シーズンが始まっているRoad to UFCだが、サウジアラビアで前シリーズのバンタム級決勝戦が組まれた。シャオ・ロンの負傷で4カ月遅れで、拳を交えることとなったイ・チャンホ──両者が使用する赤いMMAグローブは、まだUFCファイターでないことを示している。

いきなり跳びヒザを見せたシャオ・ロン。一瞬、迷いが見られたようなイ・チャンホは左フックを放ち、動きを取り戻す。組んだシャオ・ロンがケージにイ・チャンホを押し込むが、体を入れ替えられヒザをボディに受ける。もう一度、押し込み返したシャオ・ロンがヒザ蹴りからエルボーを打ち込んで離れる。すぐにクリンチ戦に戻ると、シャオ・ロンがここでもエルボーを入れ、ヒザ蹴りのイ・チャンホをボディロックでテイクダウンする。

スクランブルでバックを譲らずにシングルを仕掛けたイ・チャンホだが、テイクダウンは奪えずケージに押し込まれる。シングルを切ったイ・チャンホは小手上げを切って、ヒザをボディに突き刺す。首相撲からヒザを2度決めたイ・チャンホだが、ダブルレッグを聞かれて残り1分に。離れぎわに左を当てたイ・チャンホは、シャオ・ロンのシングルを切りパンチからダブルレッグへ。シャオ・ロンはここもスプロールすると、近い距離でヒザを受けながら左フックを当てた。イ・チャンホは首相撲を続け、時間に。

2R、首相撲のイ・チャンホは左の蹴りでバランスを崩して、がぶりからケージに押し込まれる。離れて打撃の間合いでもシャオ・ロンがエルボーを決める。ケージ際から離れたシャオ・ロンが右ミドルハイをガードの上から蹴る。さらに右を入れたシャオ・ロンが、前に出てくるイ・チャンホにアッパーを決める。

馬力で上回るシャオ・ロンはイ・チャンホのスピングバックフィストをかわして、ダブルレッグでドライブ。イ・チャンホも倒れずに、体を入れ替えてボディにヒザを突き刺す。離れた両者、組んでダーティボクシングのシャオ・ロンは、首相撲&ヒザのイ・チャンホをテイクダウンし尻もちをつかせる。すぐに立ち上がったイ・チャンホは、テイクダウン狙いのシャオ・ロンのボディにヒザを続け、効かせてきたか。ヒザをついてダブルレッグでダメージを誤魔化したシャオ・ロンは、ケージに押し込まれ状態でラウンド終了を迎えた。

最終回、ポイントではリードを許しているであろうイ・チャンホだが、腹を効かせており逆転の目はある。この組んでの打撃戦から、シャオ・ロンがケージにイ・チャンホをおしこむ。鋭いヒザを続けるイ・チャンホはテイクダウン狙いを切り、逆に低い姿勢で組んでボディロック&小外掛けてでヒザを掴かせる。

立ち上がったシャオ・ロンだが、バックを許すとイ・チャンホが背中に飛び乗る。前方に落とそうとしたシャオ・ロンに対し、イ・チャンホは腕十字からアームロックへ。シャオ・ロンが腕を抜き、スクランブルから逆にバックをを取る。乗り過ぎのバッククラブも足をフック下シャオ・ロンが、胸を合わさないように動くと、イ・チャンホが立ち上がる。残り90秒、互いに疲弊したなかでのクリンチで、シャオ・ロンがエルボーを決める。

イ・チャンホはヒザ蹴りも、組まれてケージを背負う。ケージ中央でも首相撲、左右のフックを振るうイ・チャンホは相当に疲れている。シャオ・ロンは最後の10秒の打ち合いで2度右を決めてタイムアップに。ジャッジの裁定は割れ、イ・チャンホに凱歌が挙がった。

勢いはシャオ・ロンだったが、ヒザが評価されたか。「思った以上に強かったです。もっと強くなって戻ってきます。スタミナが強味だけど、もっとスタミナをつけて良い選手になります。作戦じゃなかったけど、クリンチが強いのでヒザを使いました」とRoad to UFCバンタム級ウィナーは話した。


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【UFC ABC06】ムイン・ガフロフ戦へ、UFC生活11年のカン・ギョンホ「スタミナ重視から効果的な戦い」

【写真】今年で37歳になるボディ!! (C)Zuffa/UFC

22日(土・現地時間)、サウジアラビアはリヤドのキングダム・アリーナでUFC on ABC06「Whittaker vs Aliskerov」が開催されカン・ギョンホが出場し、ムイン・ガフロフと戦う。
Text by Manabu Takashima

ミスター・パーフェクトの異名を取るカン・ギョンホがMMAでビューをしたのは2007年4月と、もう17年のキャリアを誇る。K-MMA界に定期的なイベントを維持できるプロモーションがほぼ存在しなかった時代に戦極、GLADIATOR、GRACHNなど日本でのファイトも経験している。

Road FCが旗揚げ後はバンタム級ファイターとして順調に経験を積み、バンタム級Tで優勝してベルト巻くとUFCと契約を果たした。それからもう干支が一回りしようという今も、カン・ギョンホはUFCで戦い続けている。ムイン・ガフロフ──を前に長いキャリアを続けられる要因と、変化するK-MMAについて尋ねた。


──今週末にムイン・ガフロフと対戦します。今の気持ちを教えてください(※取材は18日に行われた)。

「最高の状態で、ファイトに向かって気持ちがあがっています」

──サウジアラビアでの試合ですが、何かミドルイースト独特の空気感のようなモノはありますか。

「ホテルにいるだけなので、サウジアラビアっぽさっていうのは分からないです(笑)。ただヒジャブをつけた人が多いですね。その辺りに文化の違いは感じます。いずれにせよ、自分にとって初めての国での試合というのは楽しみでならないです」

──私がカン・ギョンホ選手を初めて取材させていただいたのは、まだRoad FCで戦っていた頃で12年も昔になるかと思います。が、容姿がほとんど変わっていないですね。

「そんなことはないです(笑)。すっかり年を重ねました。ただ変わっていないといってもらえると、嬉しいものです。普段から体に良い食事を摂り、しっかりと良い睡眠を心掛けています。もちろん、常に体を動かしていますし。でも、実は白髪が増えて……今回、初めて白毛染をしたんですよ(笑)」

──なるほどぉ!! ところで11年前にUFCとサインをしたとき、11年後もUFCで戦っていることが想像できていましたか。

「ファイトは私の仕事なので、キャリアをスタートさせた時から少しでも長く戦い続けようとは思っていました。そして、今もUFCに在籍しているということは、その目標を果たせているのかなとは思います。

MMAファイターがキャリアを積み重ねていくということは、それだけ厳しい時間を繰り返していることにもなります。練習と試合という日々に疲れを感じたこともあります。でも、試合の度に新しいモチベーションを得ることができたので、ずっと練習を続けることができました。そのモチベーションを見つける努力はしてきましたね。

何より練習をして、試合を戦うことで最高の気持ちになれます。特に勝った時は。それが今でも最高に楽しくて。MMAをエンジョイしていますし、何よりもMMAを続けることで家族と共に人生を歩んでいける。そこは誇りを感じています」

──最高です。と同時にカン・ギョンホ選手はフィジカルが強いレスラーで、アグレッシブなファイターです。とはいえ、今や周囲のファイターはどんどんフィジカルが強くなり、レスリング力の強さもデフォルトになっています。10年以上、UFCで戦ってきてスタイルにも変化が加わったのではないでしょうか。

「しっかりとレスリングに重点を置いたファイトは、今でも欠かせないと思います。ただ自分もキャリアを積み、背中のケガも経験しました。フィジカルを鍛えつつも結果として、戦い方を変えないといけなかったです。

それが打撃重視の戦いです。若い時のようにスタミナ勝負のようなファイトではなく、効果的な戦いを心掛けるようになりましたね」

──つまりムイン・ガフロフともスマートに戦うと。

「そうですね。ムイン・ガフロフはアグレッシブでタフな相手なので、賢く戦う必要があります。でも、彼よりもアグレッシブで爆発力のある試合をお見せますよ」

Black CombatかUFCか。それはファンが判断すること

──ところでK-MMA界も大きく変わったと思います。チームMADが小さなジムで、マットは汗がたまるような時代を知るカン・ギョンホ選手から若い世代に伝えたいことはありますか。

「今、韓国では凄く可能性のある若い選手が多く育ってきています。チームMADもそうです。とにかく必死に戦い、必死に練習をする。自分の限界に挑む姿を見せることで、彼らもやる気を出してくれると思っています」

──押忍。ところで今や韓国でも若い選手はSNSを駆使し、ケージ外でのエンターテイメント化が進んでいると思います。

「MMAはプロ産業です。私たちはファンの関心を引かなければならないです。それを自分自身でやっていることは、良いのではないでしょうか。トレンドを目指す。それは凄く自然なことで、プロとしても良いことだと自分は捉えています。もちろん、それ以前にしっかりと練習をすることが前提として存在しています。それ以外のことは、二の次です。そこが分かっていれば良いことです」

──Black Combatの取材をすると、試合後のマイクのやり取りが非常に長いです。それを若いファンが凄く楽しんでいる。あのシーンを目の当たりにすると、まさに隔世の感という言葉が思い浮かびます。

「つまりはファンが何を見たいのかっていうことなんですよね。試合時間よりも長いインタビューをファンが楽しんでいるなら、それはそれで正解です。MMAプロモーションはファンの見たいモノを提供するものです。Black Combatが見たいのか。UFCが見たいのか。それはファンの皆が判断することなんです」

──押忍。試合以外のことまで、しっかりと話してくれてありがとうございます。では最後に日本のファンに一言お願いします。

「自分は日本でも試合をしたことがありますし、日本人選手とはたくさん試合をしてきました。それでも日本の人たちは自分に声援をおくってくれます。また、いつの日か日本で戦いたいと思っています。いつも応援ありがとうございます」

■視聴方法(予定)
6月23日(日)
午前0時45分~ U-NEXT
■放送予定
6月23日(日・日本時間)
午前1時00分~UFC Fight Pass
午前0時45分~U-NEXT

■UFC ABC06対戦カード

<ミドル級/5分5R>
ロバート・ウィティカー(豪州)
イクラム・アリスケロフ(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
セルゲイ・パブロヴィッチ(ロシア)
アレキサンダー・ヴォルコフ(ロシア)

<ミドル級/5分3R>
ケルヴィン・ガステラム(米国)
ダニエル・ロドリゲス(米国)

<ミドル級/5分3R>
シャラブジン・マゴメドフ(ロシア)
アントニオ・トロッコリ(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジョニー・ウォーカー(ブラジル)
ヴォルカン・オズデミア(スイス)

<ライト級/5分3R>
ナスラ・ハクパレス(ドイツ)
ジャレッド・ゴードン(米国)

<フェザー級/5分3R>
ムハンマジョン・ナミモフ(タジキスタン)
フィリッピ・リマ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
リナット・ファクレトディノフ(ロシア)
ニコラス・ダルビー(デンマーク)

<バンタム級/5分3R>
ムイン・ガフロフ(タジキスタン)
カン・ギョンホ(韓国)

<ライトヘビー級/5分3R>
マゴメド・ガジヤスロフ(バーレーン)
ブレンジソン・ヒベイロ(ブラジル)

<Road to UFCバンタム級決勝/5分3R>
イ・チャンホ(韓国)
シャオ・ロン(中国)

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