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45 BELLATOR Eterna MMA MMAPLANET o Road to UFC SASUKE Shooto Shooto2024#08 UAEW UFC エフェヴィガ雄志 エマニュエル・サンチェス キム・ジェヨン ジョングウェン・パン マックス・ザ・ボディ 修斗 岡見勇信 工藤諒司 椿飛鳥 海外 田中半蔵 西尾真輔 飯田健夫 齋藤翼

【Shooto2024#08】SASUKEが椿飛鳥と3度目の防衛戦、環太平洋王座戦でエフェヴィガ×マックス

【写真】昨年12月の田中半蔵戦以来、3度目の防衛戦となるSASUKE(C)MMAPLANET

11月30日(土)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2024#08。今大会では世界ミドル級王座決定戦=岡見勇信×キム・ジェヨンに続いて、2つのタイトルマッチが追加決定した。
text by Takumi Nakamura

新たに決まったのは世界フェザー級王者SASUKE×挑戦者・椿飛鳥、環太平洋ライト級王座決定戦=エフェヴィガ雄志×マックス・ザ・ボディだ。


SASUKEは2021年7月に工藤諒司に判定勝利して世界王座を獲得。 Road to UFCは2年連続敗退に終わっているが、修斗ではたてお(飯田健夫)と田中半蔵を下して2度の王座防衛に成功し、今年5月には中国・YFUからの刺客ジョングウェン・パンにスロエフ・ストレッチを極めて圧倒的な強さを見せている。

SASUKEに挑む椿は同級1位、2023年1月の試合で左ヒジを脱臼する大怪我を負うも、復帰後は齋藤翼、結城 大樹、たておを下して3連勝を飾っている。このレコードもさることながらSNS上でSASUKEに対して挑発的な発言を繰り返し、王座挑戦のチャンスを掴んだ。

そのキャラクターと言動がクローズアップされる椿だが、今月10月に決まっていた某所でのグラップリングマッチを回避してSASUKE戦に備えるなど、王座戦にかける想いは強い。受けて立つSASUKEはUAEWやZFNからオファーがあり、Eternal MMAではタイトル戦も予定されていたが実現には至らず。そういった海外での試合に向けて、修斗において片づけておくべき相手として椿を捉えている。

実力・実績的にはSASUKE有利だけに、椿が王座戦にかける想いと共に、どんな戦略・対策を持って試合に臨むかが勝負の流れを決める試合になるだろう。

そして8月の「TTF CHALLENGE10」で元Bellatorファイターのエマニュエル・サンチェスをKOし、無敗記録を8に伸ばしたエフェヴィガが自身初のタイトル戦に臨む。当初は9月の後楽園大会でマックスにKO勝利した西尾真輔とエフェヴィガによる王決定戦が計画されていたが、王座戦を打診された西尾サイドと調整がつかず、マックスに白羽の矢が立った。

エフェヴィガとしては自身が希望する海外での試合を見据え、VSマックスだけでなく、どれだけ自分のクオリティを上げて試合に臨めるがテーマになってくる。逆にマックスとしては偶発的に巡ってきたチャンスをモノにする力があるか試される王座戦だ。

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MMA o SASUKE UFC キック 松嶋こよみ

UFC on ESPN+100:第4試合・イー・ジャー vs. ガブリエル・サントス

フェザー級

イー・ジャーはRoad To UFCシーズン2ウィナー。シーズン1にも出場し、SASUKEに1RTKO勝ち、松嶋こよみにスプリット判定勝ち。決勝でもリー・ジョンヨン相手に勝っているようにも見えた内容でのスプリット判定負け。準優勝でも2人UFC契約しているが、一番接戦だったイー・ジャーは契約できず。昨年のシーズン2で連続出場し、決勝までの3戦のうち2試合でガードからの腕十字で勝利して優勝。27歳。

サントスは昨年UFCデビューしたが、ここまで2連敗中。初戦は直前の代役出場で、カーフキックを効かせた場面があったが、後半失速して判定負けし、MMA初黒星。2戦目はUFC2勝2敗のデビッド・オナマにガードから腕十字を仕掛けて攻めたが、2Rに失速してアッパーでKO負け。27歳。

打撃戦。蹴りを掴んで倒したイー・ジャーだが、グラウンドには行かずパンチを入れる。サントスのパンチが顔面にヒット。スライディングカーフキックを見せるサントス。ケージを背負ったイー・ジャーに右を打ち込んだサントス。カーフ。手数で上回っているサントス。前蹴りでスリップダウンしたイー・ジャー。サントスも立たせる。イー・ジャー打撃で出てきた。しかしサントスの前蹴りが顔面に入りダウン!サントスパウンド連打!背中を向けたイー・ジャーだが立った。立ち際にヒザを入れるサントス。イー・ジャーダメージがありそうだがパンチで出る。ミドル。カーフ。しかしカットされてダメージがあったのかまたケージを背負う。サントス詰めて首相撲からヒザ。ホーン。

1Rサントス。イー・ジャー、前蹴りでダウンしてからのパウンド連打は止められてもおかしくなかった。

2R。サントス今度はボディに前蹴り。イー・ジャータックルに行くが切ったサントス。カーフキック。前蹴り。イー・ジャーパンチからタックルへ。ヒザを入れて受け止めたサントスがケージに押し込むとヒジを入れ離れる。逆にサントスがタックル。テイクダウン。Road to UFCではガードからの腕十字で2勝しているイー・ジャーだが、当然それはチェックしているサントス。パウンドを落としながらパスを狙う。ハーフにしてヒジを入れるサントス。パスしてバックに回るがイー・ジャー立った。スタンドバックに。正対したイー・ジャー。ヒジを返す。ここでグラウンドのヒジで額をカットしたイー・ジャーのドクターチェック。即再開。イー・ジャーのバックスピンキック。サントスのミドルがローブローとなるが、イー・ジャー即続行を主張。タックル。懐に入ったが、サントス切った。イー・ジャーバックヒジ。またバックヒジを放つがサントスの右をもらった。ホーン。

2Rサントス。

3R。サントスのパンチを貰い効いてないアピールするイー・ジャー。タックル。脇を差されて止められた。しかし離れ際にまたタックル。が、また切られる。出ていくイー・ジャーに今度はサントスがタックル。テイクダウン。パスを狙うサントス。イー・ジャー背中を向ける。サントス四の字ロックに捕らえた。パウンドを入れながらチョークに。ディフェンスするイー・ジャーだが、バックからヒジを入れるサントス。反転できないイー・ジャー。背中のサントスにパンチを入れることしかできない。残りわずかで背負って立った。後方に倒れ込んだところでタイムアップ。

30-26×2、30-27の3-0でサントス勝利。

Road to UFCウィナーが0勝2敗のサントスに完敗。アジアにとってショッキングな結果に。

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45 AB C-MMA MMA MMAPLANET o Road to UFC SASUKE UFC UFN UFN242 アンドレ・リマ イェン・シャオナン イー・チャア カイル・ネルソン ガブリエル・サントス コディ・ダーデン ショーン・ブレイディ ジェシカ・アンドラーデ ジャケリン・アモリン ジルベウト・ドゥリーニョ ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ スティーブ・ガルシア スムダーチー ソン・ヤードン ディラン・バドカ トレヴァー・ピーク ナタリア・シウバ マット・シュネル ヤナル・エシュモズ リー・カイウェン ロン・チュウ ヴァネッサ・デモパウロス 松嶋こよみ

【UFN242】躍進中国MMAのシンボル、イー・チャアがガブリエル・サントスとUFC初陣「上海PIの存在」

【写真】足を踏み入れた最高峰で、どのような戦いを見せてくれるか(C)MMAPLANET

7日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN242:UFN on ESPN+100「Burns vs Brady」が開催され、イー・チャアがガブリエル・サントスを相手にUFCデビュー戦を戦う。
Text by Manabu Takashima

2022年のRoad to UFCは準優勝も初戦でSASUKE、準々決勝で松嶋こよみと日本人の夢を打ち砕いたイー・チャアは、2023年のRoad to UFCで同朋のリー・カイウェンを腕十字で一蹴し、UFCとの契約を果たした。

成長著しいC-MMAの象徴ともいえるイー・チャアにデビュー戦に向けてン心境と、躍進中国MMAの要因を尋ねた。


──UFCデビューを控え、今はどのような心境でしょうか(※取材は4日に行われた)。

「もう、準備は整っている。いつでも戦えるよ」

──UFC A PEXで既に試合をしていますが、Road to UFCとUFC本戦で戦うのとでは何か違うところはありますか。

「Road to UFCの時よりも、自分の力を証明するためによりエキサイティングな気持ちになっている。ただファイトウィークの過ごし方は、Road to UFCの時と変わらない。スケジュールも同じだしね」

──今はデビュー戦に集中しないといけないのは理解していますが、2週間前のRoad to UFC準決勝大会について話を聞かせてください。

「もちろんだよ」

──4試合の日中戦が組まれ、中国人選手が全勝と日本のファンにとっては強烈なショックな結果となりました。中国勢の勝因をどのように考えてますか。

「もう、それは上海PIの存在以外に考えられないだろう。中国人選手はPIであらゆるサポートと、最高のトレーニング環境を与えられているから、成長が著しい。上海のPIでは、ラスベガスのPIと同じだけの待遇を受けているからね。コーチの指導も、行き届いている。

実際、フェザー級と女子ストロー級の決勝は中国人同士になる。今回のRoad to UFCは中国人ファイターの成長が如実に表れた結果になっている」

──それでもイー・チャアがチーム・アルファメールで練習をするのは、どういう理由からなのでしょうか。

「基本的に上海のPIがあれば、長い移動をして米国でトレーニングをする必要はないという見方もできる。それでも多くの中国人選手が米国で練習するのは、ソン・ヤードンやイェン・シャオナン、スムダーチーたちが米国で練習をしてきた過去があるからだよ。

僕自身、PIでは3年、4年と練習してきたので、新しい環境に身を置きたいということもある。そこで新しいモノが学べるかもしれないからだ。アルファメールで練習をするのはソン・ヤードンやイェン・シャオナン、スムダーチーがいるからだ。皆がアルファメールにいて、互いのことをケアし合えるしね」

──そのような練習環境に身を置いているイー・チャアですが、デビュー戦の相手の印象を教えてもらえますか。

(C)Zuffa/UFC

「ガブリエル・サントスはウェルラウンディット・ファイターでレスリングもグラップリングも強い。

でも、スピードで僕が上回っている。そこが焦点になってくるだろう」

──ペースも勝負の鍵を握ってこないでしょうか。

「それは試合を見て、判断してもらおうかな。Road to UFCで戦った2年間、合計6試合を連続で戦ったことで、体のダメージも蓄積してしまっていた。試合が7カ月空いたことで体のケアがきたことも大きい。しっかりと休息を取り、自分の戦いを見つめ直すことでより強くなることができた。だから、次の試合が楽しみでならないよ」

■視聴方法(予定)
9月8日(日・日本時間)
午前5 時00分~UFC FIGHT PASS
午前4時45分~U-NEXT

■UFN242対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ(ブラジル)
ショーン・ブレイディ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジェシカ・アンドラーデ(ブラジル)
ナタリア・シウバ(ブラジル)

<フェアー級/5分3R>
カイル・ネルソン(米国)
スティーブ・ガルシア(米国)

<フライ級/5分3R>
マット・シュネル(米国)
コディ・ダーデン(米国)

<ライト級/5分3R>
トレヴァー・ピーク(米国)
ヤナル・エシュモズ(イスラエル)

<ライト級/5分3R>
ロン・チュウ(中国)
クリス・パディーリャ(米国)

<フェザー級/5分3R>
アイザック・ドルギャリアン(米国)
ブレンダン・マロッテ(米国)

<フライ級/5分3R>
アンドレ・リマ(ブラジル)
フィリッピ・ドス・サントス(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ガブリエル・サントス(ブラジル)
イー・チャア(中国)

<女子ストロー級/5分3R>
ジャケリン・アモリン(ブラジル)
ヴァネッサ・デモパウロス(ギリシャ)

<ミドル級/5分3R>
アンドレ・ペトロスキ(米国)
ディラン・バドカ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ジギマンタス・ラマスカ(リトアニア)
ネイサン・フレッチャー(英国)

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45 MMA MMAPLANET o SASUKE Shooto Shooto2024#05 キック 椿飛鳥

【Shooto2024#05】最終回を抑えた椿が、たておにスプリット勝利も「これじゃ王者の名前を出せません」

【写真】椿本人も語っているとおり、ベルトに挑むためにはもっと差を見せたかったところだが……(C)MATSUNAO KOKUBO

<フェザー級/5分3R>
椿飛鳥(日本)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29.
たてお(日本)

椿が飛び出すと、たておが左ジャブを突く。互いに前後の出入りを見せるなか、椿が関節蹴りを繰り出す。たておが距離を詰めると、椿が左ジャブで止める。たておが組みつき、首相撲でケージに押し込んだ。たておは右腕を差し上げる。首相撲で崩した椿だが尻もちを着いてしまう。立ち上がった椿は、距離を詰めてくるたておに右を浴びせた。

たておが椿の左サイドキックをキャッチしてドライブする。左オーバーフックから崩した椿が離れた。たておが左右のローから組んだ。押し返した椿が右を伸ばす。たておが組んでくると、椿がケージに押し込んだ。押し返されるも、首相撲で体勢を入れ替えてヒジを浴びせる椿。左腕を差し入れた椿。たておが離れる。残り10秒で椿が右を当てた。

2R、椿がサークリングから左ジャブと右カーフを当てる。たておが距離を詰めると椿が右ストレートでアゴを跳ね上げた。たておにケージへ押し込まれても、すぐに椿が離れる。たておの右ストレートは届かず。椿の右ローをキャッチし、蹴り足をすくってグラウンドに持ち込んだ。たておはバックに回り、バックマウントを奪取して右腕を椿の首に絡める。反転した椿の左腕を取り、たておが十字を狙う。

腕を抜いてトップに回った椿が立ち上がる。スタンドに戻ると、たておには疲労が見られる。首相撲から右を打ち込む椿。右を伸ばしながら足をかけにいったが、ここは倒せず。たておもダブルレッグで入るも、グラウンドに持ち込むことはできなかった。たておの右ローに、椿が右ボディストレートを合わせた。たておは椿のバックを奪い、ラウンドを終えた。

最終回、左ジャブの付き合いから椿が右を伸ばす。首相撲で押し込む椿だが押し返された。離れ際に椿が右を当てる。たておが打ち合いからバックに回り、クルスフィックスへ。さらにバックマウントからRNCを狙う。

足のロックを解除して反転した椿は、たておがマウントを狙うと立ち上がり、逆にグラウンドでバックを奪取する。四の字フックで左腕を首に回す。たておに右手を掛かられている椿はパンチで削るが、たておのディフェンスを崩せず。ラウンド終了間際にはツイスターを狙い、試合を終えた。

スプリットで判定勝ちを収めた椿は、「チャンピオンの名前を出したかったけど、これじゃ出せません。また次、頑張ります」とだけ。中継の解説を務めている世界王者SASUKEは、「これで(名前を)出されたらキレますよ」と厳しい言葉を投げかけた。


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o ONE SASUKE UFC パンクラス ボクシング 修斗 高木亮 高橋遼伍

PANCRASE344:メインイベント・キム・サンウォン vs. 中田大貴

フェザー級。サンウォン4位、中田7位。

サンウォンは昨年のRoad To UFC修斗フェザー級王者SASUKEに2RKO勝ち。準決勝では優勝したイー・ジャーに判定負けしたが健闘した。昨年11月のパンクラス初参戦では、名田を組みでコントロールし続けて判定勝ち。翌月に早くも組まれた2戦目は、ONEからの帰還となる元修斗環太平洋王者高橋遼伍相手に1R・2Rともにオープンスコアが割れる内容だったが、パンチで目が腫れた高橋が続行不能となりTKO勝ちで連勝。30歳。

中田はパンチを貰っても意に介さず打ち返していく打たれ強さが武器だったが、昨年7月の高木亮戦で初のKO負け。今年3月に復帰戦が組まれていたが、相手のシュウジ・ヤマウチの体重オーバーで消滅している。バックボーンは空道だが、ぶん回すだけの打撃から、欠場中に専門のトレーナーをつけて打撃のレベルを向上させている。28歳。

夜の部ではフェザー級次期挑戦者決定戦が組まれるが、この試合の勝者もそれに続く位置に入ってくると思われる。

両者オーソドックス。中田ガードを固めて詰めていく。ケージに詰めてボディブロー。サンウォンタックルに。テイクダウン。中田の左足を両足でロックし、右足を右腕でつかんで立たせない。中田はサンウォンの首を抱えている。サンウォン両足をホールドしレッグマウント。背中を向けて立った中田。サンウォンバッククリンチからテイクダウン。サイドで固める。足をまたいだ。マウント。また背中を向ける中田。残り1分。サンウォン四の字バック。チョークを狙っていく。中田足を掴んで足関を狙おうとするが、サンウォンがバックマウントに。立って正対したタイミングでホーン。

1R三者サンウォン。

2R。中田カーフ。タックルを警戒しつつじわじわ出る。ケージまで詰めたところでサンウォンがタックルに。切れずにテイクダウンされた中田。バックを取らせた体勢で立った中田。正対するとまた首をギロチンに抱える。サンウォンまたダブルレッグへ。クラッチしてテイクダウン。中田また立った。振りほどいて離した。中田パンチで出る。ボディ。首図もうからヒザ。押し込んできたサンウォンを引き剥がす。また組んできたサンウォン。ヒジを入れて引き剥がした。パンチ・ヒザを入れる。サンウォンまたタックルでケージに押し込む。ダブルレッグ。サンウォンテイクダウン。背中を向けた中田。残り30秒で立った。パンチを入れて離れたサンウォンだが、残りわずかで追いかけてパンチを入れた中田。ホーン。

2R三者中田。

3R。すぐに出る中田。サンウォン下がりながらジャブ。中田のアッパーにサンウォンが打ち返す。もらっているが出ていく中田。ジャブを顔面にもらった中田。サンウォン距離を取ってのボクシングに切り替えた。中田ワンツーで出る。サンウォンの右をもらったが、カーフを返す中田。サンウォンのタックルを振りほどいた中田。またタックル。ケージに押し込まれたが、すぐ引き剥がした中田。サンウォンの右がヒット。中田はカーフ。詰めてワンツー。右ハイ。組みに来たサンウォンにヒザ。残り1分。中田左ボディ。アッパー。カーフ。サンウォンのワンツーにパンチを返す中田。最後に両者パンチを打ち合う。タイムアップ。

3Rは一転して打撃戦になった。打たれながらも打っていった中田だが…。

29-28サンウォン×3の3-0でサンウォン勝利。中田、サンウォンの壁を越せず。

しつこい組みが持ち味のサンウォンだが、2Rにテイクダウンしても打撃でラウンドを取られると、3Rには消耗しながらも打ち合いに持ち込んで勝利。

サンウォン「メインでプレッシャーもあったが乗り越えることができた。感謝している人は多くてここでは伝えきれないが、みなさんに感謝を伝えたい。I love Japan

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45 Colors MMA MMAPLANET o SASUKE Shooto Shooto2024#05 ライカ 上原平 中池武寛 人見礼王 修斗 児山佳宏 加藤ケンジ 大竹陽 安藤達也 岡田嵐 斎藤 椿飛鳥 石井逸人 竹中大地 竹原魁晟 藤井伸樹 野尻定由 須藤拓真 飯田健夫 齋藤奨司

【Shooto2024#05】後楽園でW王座決定戦、世界バンタム級=藤井×齋藤、環太平洋フェザー級=竹原×上原

【写真】1月に環太平洋王座を防衛した藤井と約1年2カ月ぶりの復帰戦・齋藤が世界王座を争う(C)MMAPLANET

7月21日(日)東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2024#05では世界バンタム級王座決定戦=藤井伸樹×齋藤奨司、環太平洋フェザー級王座決定戦=竹原魁晟×上原平を含む全11試合が決定している。
Text by Takumi Nakamura

7.21後楽園、7.28阿部野、8.3新宿=COLORSと2週間で3大会が続く“サステイン真夏の3連戦”。3連戦の口火を切る後楽園大会ではダブルタイトルマッチが組まれた。安藤達也の王座返上により、空位になった世界バンタム級王座を争うのは同級1位・環太平洋同級王者の藤井と同級3位の齋藤だ。


ランキング的に受けて立つ側の藤井は、2022年11月に石井逸人を下して環太平洋王座を獲得すると、2023年7月に竹中大地とノンタイトル戦で対戦。3Rに猛反撃を見せるも、1・2Rで失ったポイントを挽回できずに判定負けを喫した。2024年は1月に須藤拓真の挑戦を退け、今回の世界戦に駒を進めた。

一方の齋藤はRISEで立ち技の試合も経験しているストライカーで、2021年6月から修斗に参戦。初戦こそ落としたものの、その後はPound Stormでの試合を含め7戦6勝1分と無敗の快進撃を続け、昨年は野尻定由と須藤からも勝利を収めた。怪我の影響で長期欠場を余儀なくされ、約1年2カ月ぶりの復帰戦が世界戦という形になった。

王座戴冠後もコンスタントに試合を続けてきた藤井に対し、コンディションを上げるために試合間隔を空けた齋藤。この試合に臨む状況が対照的な両者だが、ファイトスタイルとしてもスクランブル主体のスタミナ勝負で最終的に競り勝つ藤井×スタンドの時間を長くして打撃で倒す齋藤と対照的だ。藤井がスクランブルの強さを発揮する前に斎藤が打撃を効かせてペースを掴むか。組みの攻防ではなく、どう組みの攻防がスタートするかに注目したい世界戦だ。

そして空位の環太平洋フェザー級王座は竹原と上原によって争われる。この試合は昨年のインフィニティリーグの1位(竹原)×2位(上原)として3月の後楽園大会で行われる予定だったが、竹原の負傷欠場により中止。今大会にスライドしての実施となる。

両者のリーグ戦での対戦結果は5分2Rフル戦ってのドロー。1Rに上原がサウスポーの竹原に対して右ミドルからの右ストレートでフラッシュダウンを奪うも、2Rは竹原がテイクダウンのアプローチからバックコントロールの時間を長くし、各ラウンドを取り合う形で勝ち点を分け合った。

遠い距離にいてスタンドの打撃で戦い上原と近距離でのパンチ&テイクダウンで攻めたい竹原。上原が3R通じて明確に打撃でダメージを与えるか、竹原がコントロールで終わらずにクリーンテイクダウンとトップキープまでつなげられるか。前回と近い試合展開が予想される中、両者ともにどこで試合の山場を作るかが求められる一戦だ。

そのほか3回戦では世界フェザー級王者SASUKEのベルトを狙う椿飛鳥と飯田健夫改めたておによる一戦が決定。2回戦では5月の日中対抗戦で勝利した中池武寛が新人王決定トーナメント2回戦で蓮池勇太と対戦する。

<修斗世界バンタム級王座決定戦/5分5R>
藤井伸樹(日本)
齋藤奨司(日本)

<修斗環太平洋フェザー級王座決定戦/5分3R>
竹原魁晟(日本)
上原平(日本)

<フェザー級/5分3R>
椿飛鳥(日本)
たてお(日本)

<インフィニティリーグ2024 フライ級/5分2R>
大竹陽(日本/勝ち点3)
須藤晃大(日本/勝ち点7)

<バンタム級/5分2R>
加藤ケンジ(日本)
人見礼王(日本)

<フェザー級/5分2R>
児山佳宏(日本)
島村 裕(日本)

<フライ級/5分2R>
シモン・スズキ(日本)
岡田嵐士(日本)

<バンタム級/5分2R>
中野剛貴(日本)
瀬戸口怜久(日本)

<ストロー級/5分2R>
牧ヶ谷 篤(日本)
友利琉偉(日本)

<2024年度新人王決定トーナメント2回戦 フライ級/5分2R>
中池武寛(日本)
蓮池勇太(日本)

<2024年度新人王決定トーナメント2回戦 フェザー級/5分2R>
松岡 拓(日本)
井上翔太(日本)

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45 MMA MMAPLANET o SASUKE Shooto Shooto2024#04 ジョングウェン・パン

【Shooto2024#04】右を振るうパンをテイクダウンしたSASUKEがスロエフ・ストレッチでフィニッシュ

<フェザー級/5分3R>
SASUKE(日本)
Def.1R3分02秒 by スロエフ・ストレッチ
ジョングウェン・パン(中国)

SASUKEフェイントに反応したパンがワンツーを伸ばす。SASUKEは右カーフを当てる。SASUKEの左フックがクリーンヒットすると、パンも右ストレートを伸ばしていく。SASUKEはパンのパンチに対して左インローへ。さらにニータップを狙うも、これはパンが切った。笑みを浮かべながら前進するパンに左フック、右カーフを当てるSASUKE。パンの右もSASUKEの顔面を捉えている。左フックを軸に戦うSASUKEは、パンが距離を詰めてくるとダブルレッグでグラウンドに持ち込み、ケージ際でバックに回った。しっかりと相手を潰し、バックマウント→四の字フックで固める。そして起き上がるパンの右足を取り、スロエフ・ストレッチでタップを奪った。

勝利したSASUKEは「修斗フェザー級のヤツら、最近は僕のことをSNSでいうヤツらが多いけど、そんなヤツらが修斗を背負えると思えない。全員、中国で勝ってから言ってこい」と挑発した。


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MMA o SASUKE UFC   中池武寛 修斗 川北晏生 新谷琴美 西條英成

【修斗】速報中!修斗×YFU 7対7 日中対抗戦

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修斗のニューピアホール大会。第2部は修斗×YFU 7対7 日中対抗戦が行われます。今だ謎のベールに包まれているYFU。その実力はいかなるものか。日本からはSASUKEを筆頭に迎撃態勢を整えていますが、UFCでも台頭著しい中国勢を迎撃する事が出来るのか。第1部に引き続き電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【第1試合 日中対抗戦7×7 女子ストロー級】
×新谷琴美(日本/TEAM AGENT)
(判定0-3)
○リー・グワーンジェン(中国/Team YFU)
1R、試合はスタンドの展開で推移。互いに近い距離でジャブ、フックを突き刺す。それぞれクリーンヒットはないが
手数はグワーンジェンが上手。終盤になると新谷が片足タックル。しかしグワーンジェンは簡単に潰すとパウンドでコツコツと削ってラウンドを終えた。
2R、前に出るのはグワーンジェン。新谷は後退しつつチャンスを窺う。新谷は胴タックルを狙う場面はあったが不発。スタンドの状態が続く。中盤にパンチの打ち合いから新谷のパンチがヒットしたのか一瞬グワーンジェンの腰が落ちる。しかしすぐに回復して打ち合ってラウンド終了。手数、有効打ともにグワーンジェンが上手か。
3R、やはりスタンドの攻防。ビッグヒットこそないが積極的にパンチを出すのはグワーンジェン。新谷は打撃戦に応じつつ中盤に入ると胴タックル。しかしグワーンジェンは投げ捨てるように逆にテイクダウン。新谷はケージを背にして尻餅をつくような体勢。しばらくしてグワーンジェンが新谷の身体を伸ばして完全に背中をつける。このままグラウンドを制圧して試合終了。判定はグワーンジェン。


【第2試合 日中対抗戦7×7 フライ級】
○中池武寛(日本/パラエストラ小岩)
(2R TKO)
×ロ・ジュンヨン(中国/Team YFU)
1R、出入りの激しいスタンドの展開。打撃の交差から組み付くとスクランブル。ジュンヨンはスタンドでバックに周る。腿に膝を入れつつポジションをキープ。しかし中池は正対して脱出。だが打ち合いを経てジュンヨンが胴タックルでテイクダウン。中池は下から首を狙うが不発。ジュンヨンは上をキープしてポジショニングで優位に立つ。残り1分半で中池は脱出。スタンドの攻防から終了間際に中池は飛び膝。しかし不発に終わってラウンド終了。
2R、スタンドのお見合いから組み付いたジュンヨンがテイクダウンに成功。しばらく上をキープしていたが中池は下から足関節をフックにしてリバース。バックに周って側頭部にパウンド。身体を完全に伸ばして乱射。レフェリーが試合を止めた!17歳の中池が試合を決めた!


【第3試合 日中対抗戦7×7 ウェルター級】
○西條英成(日本/THE BLACKBELT JAPAN)
(1R TKO)
×ジャン・シイジェン(中国/Team YFU)
ジャンは計量0.2kgオーバーのため各ラウンド減点1でスタート。
1R、西條のミドルを掴んで組み付くジャン。ケージ際で激しい差し合い。お互い腰が重い。その流れから西條が胴タックルで組み付いてケージに押し込む。しかしジャンはケージを背にしてディフェンス。だが時間をかけて西條はテイクダウンに成功。バックに周るとジャンの身体を完全に伸ばしてパウンドを乱射。動けないジャンを見てレフェリーが試合を止めた!


【第4試合 日中対抗戦7×7 バンタム級】
○川北晏生(日本/TRIBE TOKYO MMA)
(判定2-1)
×ドウ・ガーシュエ(中国/Team YFU)
1R、スタンドの攻防から川北がタックル。しかしドウはこれを切って身体が離れる。するとドウはパンチでプレッシャーを掛ける。川北は被弾してヒヤッとする場面。しかし川北は間合いを潰して組み付く。だがドウの腰はとにかく重い。川北は投げを打ってもドウはすぐに立ち上がる。身体が離れて打撃の交差。劣勢の川北だが組み付くとギロチンチョーク!完全に極まったかに見えたがドウは耐え抜いてラウンドを終えた。
2R、開始直後から組み付く川北。ケージに押し込むがやはりドウの腰は重い。長い差し合いが続く。動きなくブレイク。再開すると川北はまたも組み付いて差し合い。ここも動きなくブレイク。スタンドでも大きな展開なく試合終了。
3R、スタンドの攻防から川北は片足タックル。ケージに押し込んで差し合いが続く。川北はテイクダウンできないもののドウはスタミナをロスしたのか完全に動きが落ちる。川北はしつこくしつこく組んでいく。終了間際に川北がついにテイクダウンして試合終了。判定は愚直に組み付いた川北がスプリットで制した。
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Interview J-CAGE SASUKE Shooto ジョングウェン・パン ブログ 修斗

【Shooto】日中対抗戦 7対7の大将戦=SASUKE「僕がいい勝ち方をして、良い大会で終わらせないと」

【写真】競技者としてはもちろん、メインイベンターとしての興行を成功させたいという想いも強い(C)SASUKE

19日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるプロフェッショナル修斗公式戦昼夜大会の第2部=修斗×YFU 7対7 日中対抗戦のメインイベント・大将戦で修斗世界フェザー級王者SASUKEがジョングウェン・パンと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

昨年12月に田中半蔵を下して、保持している修斗世界フェザー級王座を防衛したSASUKE。2024年の初陣は通常の公式戦とは異なる特別興行、YFU武林笼中对との対抗戦で決まった。対戦相手のパンはキャリア1年弱、事前情報がかなり少ない相手となるが、これまでの実績とキャリアを考えれば、取りこぼさずにきっちり勝たなければいけない相手だ。


――昨年12月の田中半蔵戦以来、今年最初の試合が修斗での日中対抗戦となりました。前回の試合を終えて、どんなことを意識して練習してきたのですか。

「これはいつもなんですけど、前回の試合で良くなかったところを確認して、そこを修正できるように練習してきました」

――SASUKE選手は試合が終わった後、試合映像を見て良い部分・悪い部分をチェックするのですか。

「そうですね。勝っても負けても試合の映像は必ず見ます。前回の良かったところは、自分が攻めようと思ったときに攻められたことですね。もっと言うなら、ラウンド終盤は自分が印象を取るじゃないけど、しっかりまとめて山を作ったことは良かったところです。悪かったところというか、もうちょっとできたかなというところで言うと、練習してきたことをもう少し幅広く出せたらよかったかなと思います」

――田中戦を見ていて早期決着よりも、しっかり相手にプレッシャーかけて危なげなくフィニッシュすることを意識しているように見えました。事前にはどういったプランを考えていたのですか。

「前回の試合は相手が左の強振というか、一発で倒せる武器を持っている選手だったので、それを被弾しないように。逆にこっちがカウンターを当てるじゃないけど、そういう練習をしてたんですよね。結果として相手が突っ込んで左を出してこなかったので、それを出させるように自分から誘って合わせることもできたのかなと。試合が終わった後に色々と考えました」

――2Rに関節蹴りをはじめ飛びヒザ蹴りやスピニングバックエルボーなど色々な技を出していました。ああいった技を試そうという狙いもあったのですか。

「ああいう技は危ないので、なかなか練習では出せないですけど、自分の中で常に使うイメージは持っていて。あの時は2Rが始まってすぐ関節蹴りを出して、それで相手がバランスを崩したんで、これはもういけるなと思って詰めました」

――SASUKE選手は試合後ごとにテーマをもって練習に取り組んでるのですか。

「そうですね。毎試合違いますけど、必ずテーマを持ってやってます」

――そのなかで今大会では中国のMMA団体=YFU武林笼中对のジョングウェン・パンと対戦することになりました。当初はWLFフェザー級王者ホワーン・ユエロアと対戦予定でしたが、ユエロアの負傷欠場により、対戦相手が変更になった形です。試合映像など情報はありましたか。

「僕の柔術の先生が台湾に住んでいて、奥さんが中国の方なんですね。それで中国の動画サイトから何試合か見つけてもらって、試合映像を見ることができました」

――プロキャリアも1年弱の選手ですが、どんな印象を持っていますか。

「体の強さと気持ちの強さで戦っている印象です。技術的にはまだまだ荒いですけど、確か19歳とかですよね? それで1年弱で6試合もこなしていれば、かなり成長していると思います。ちなみに僕が見た試合がデビュー戦の映像だと思うんですけど、1Rで4回ぐらいローブローもらってるんですよ。それでダメージを引きずりながらも何だかんだ続行して勝っていたので、根性はあるのかなって思います」

――試合当日に向かい合った時の感触だったり、そこでの対応が求められる試合だと思います。

「僕自身も過去2回中国の選手と対戦経験があるんですけど、中国という国に関しては数字じゃ測れないというか。レコードが少なくても強いやつは強いし、逆にたくさんレコードを重ねていても『あれ?こんなもんか』と思う選手もいる。だからいざやって見るまで分からないですよね」

――よくも悪くも無知の強さがあると思うので、そこは警戒も必要ですね。

「はい。過去に戦った中国人選手も行けると思ったらなりふり構わず突っ込んでくる感じがあったんで、そういうものに自分が飲まれないようにする。今回はそれが一つのテーマになるかなとは思います」

――SASUKE選手はRoad to UFCで中国人選手と対戦していて、今後、アジア圏の選手と戦うことも増えると思います。そういった相手にしっかり勝つことが今回のテーマですか。

「そうですね。絶対的にキャリアは僕の方がありますし、正直この興行は僕に全部の責任が乗ってると思うんですよ。中国チームのことは分からないですけど、日本チームは僕含めてこの7人が選ばれて、この7人で注目を集めなきゃいけないし、興行も成立させなきゃいけない。そういうなかでメインの大将戦も対戦相手が変わって。そうなったら、僕がやっぱりいい勝ち方をして、良い大会だったなという形で終わらせないと。そこはもう僕1人に全部責任が乗ってるぐらいの覚悟は持ってます」

――前回の田中戦でもSASUKE選手は興行をちゃんと締める、メインイベンターとしてお客さんに満足して帰ってもらうことを意識して試合をしているなと思いました。チャンピオンやメインイベンターはそうあるべきだという意識は昔から持っていたのですか。

「僕は初めて修斗のベルトを取ったときの試合が工藤(諒司)選手とやった試合だったんですけど、あれは初めての5Rで相手が強い選手だったということもあって、行くに行き切れなくて、ものすごい悔しい思いをしたんですよね。先日のRIZINでベイノア選手と対戦した井上雄策選手のセコンドについたんですけど、色々と物議を醸しているじゃないですか。お互い行かなかったみたいな。僕もその気持ちが分かるというか、行けなかったときの後悔って、ものすごく残るんです。僕は結果的に工藤戦で勝ちを拾って次に繋がったんですけど、そのときのツケがRoad to UFCのイー・ジャー戦に回ってきたんだと思うんですよね。メインを任されたから、というのはもちろんあるんですけど、行けない後悔は絶対したくないなと。僕のスタイルだったら行けば見せ場は作れるでしょうし、それで勝てば盛り上がると思っています。ちゃんと興行を締める意識は持ちつつ、自分がやることをやれば結果的にそうなると思って取り組んでますね」

――練習を重ねて、やってきたことは全て試合で置いてくる、出し切ってくることが大事ですか。

「そうですね。悪い意味ではなく、負けたとしても自分がやるべきテーマや課題を試合に落とし込んで、それを試すことができたら、たとえ負けたとしても次修正する材料になるじゃないですか。逆に何も掴めないまま試合が終わるのは、勝っても負けても良くないと思うんで。ずっとそういう気持ちは持ってやっています」

――ジョングウェン戦は今年の一発目の試合になります。今年はどういった目標を持って戦っていこうと思っていますか。

「まだ明確に言うべきではないと思うのですが、自分のなかでやりたいことはあります。一つ言えるのは、やっぱり僕はUFCを目指してやっていて、その気持ちは今も絶対的に変わっていません。Road to UFCでは2年連続負けてしまいましたが、まだ全然UFCを諦めてないんですよ。だからそこ(UFC)に行くための試合ができるのであれば、どこでもやるぞっていう感じです。今の修斗の世界ランキングを見ても、僕と戦えそうな選手がいない状況で、今年どうしていこうと思って、色々と考えたんですよね。そしたら今回は修斗で中国との対抗戦が決まったので、それに出る運びになりました。この試合が終わったら、すぐに修斗で相手になりそうな選手はいないと思うので、そうなったら修斗以外、海外の試合も含めて色々と考えたいです」

――それでは最後にSASUKE選手の試合を待っていたファンの皆さんに向けてはメッセージをいただけますか。

「本当は向こうの大将、中国のチャンピオンとやりたかったのですが、あっちの怪我で流れてしまいました。それは僕自身も残念なんですけど、この試合に向けて作ってきた過程は僕の中で絶対プラスになるものだと思っています。相手が変わっても自分のやるべきことは変わらずに倒しに行くので、そこに注目していただけたらなと。フィニッシュを狙うということ、そしてフィニッシュすることを宣言しておきます」

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45 MMA MMAPLANET o SASUKE Shooto YFU武林笼中对 ジョングウェン・パン ホワーン・ユエロア 修斗

【Shooto】日中対抗戦 7対7の大将戦=SASUKEの対戦相手が変更

19日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるプロフェッショナル修斗公式戦昼夜大会の第2部=修斗×YFU 7対7 日中対抗戦の対戦カードが変更となった。
Text by Takumi Nakamura


今大会で組まれた修斗と中国のMMA団体=YFU武林笼中对による対抗戦。修斗世界フェザー級王者SASUKEと対戦予定だったホワーン・ユエロアが練習中に右拳を骨折し、今大会を欠場する運びとなった。

ユエロアの代役となるジョングウェン・パンは、2005年1月生まれの19歳。MMA戦績は6戦5勝1敗で、2023年2月から11月までの約9カ月間で6戦を戦っている。対戦相手は中国・アジア圏のほぼ同キャリアの選手たちで、スクランブル発進でSASUKEの相手に抜擢された形だ。

事前情報がかなり少ない相手と対戦することになったSASUKEだが、これまでの実績とキャリアを考えれば、取りこぼさずにきっちり勝って、2024年の後半につなげたい試合だ。

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