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【Shooto2021#05】計量終了 世界戦からトライアウトまで出場全選手、問題なくクリアー

【写真】第2試合から第5試合に出場選手たち──エドモンド金子、岡澤弘太、仲山貴志、結城大樹、齋藤翼、野瀬翔平、山内渉、植木“令和”新も問題なくクリアーした(C)MMAPLANET

明日25日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#05の計量が、港区KCOLオフィスで行われた。

メインの修斗世界フェザー級王座決定戦=SASUKE ✖工藤諒司、セミの女子スーパーアトム級次期挑戦者決定戦=SARAMI✖中村未来を始め、トライアウトを含め全8試合に出場する全16人の選手が滞りなく計量を終えている。


全選手の計量結果は、以下の通りだ。

■視聴方法(予定)
7月25日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■Shooto2021#05

※赤字の選手をクリックすると、インタビューに飛びます

             
<修斗世界フェザー級王座決定戦/5分5R>
SASUKE:65.6キロ
工藤諒司:65.8キロ

<修斗世界スーパーアトム級次期挑戦者決定戦/5分3R>
SARAMI:49.4キロ
中村未来:49.4キロ

<バンタム級/5分2R>
論田愛空隆:61.2キロ
中村倫也:61.1キロ

<ライト級/5分2R>
エドモンド金子:70.1キロ
岡澤弘太:70.1キロ

<フェザー級/5分2R>
仲山貴志:65.6キロ
結城大樹:65.6キロ

<バンタム級/5分2R>
齋藤翼:61.1キロ
野瀬翔平:61.0キロ

<フライ級/5分2R>
山内渉:56.4キロ
植木“令和”新:56.5キロ

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【Shooto2021#05】修斗世界フェザー級王座決定戦へ、SASUKE─02─「当たり前に勝たないと」

【写真】マイクまでが、SASUKEの試合。1月の内藤太尊戦後は3分間、マイクを握っていた(C)MMAPLANET

25日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#5のメインイベントで、空位の修斗世界フェザー級王座を賭けて工藤諒司と戦うSASUKEインタビュー後編。

キャリア8勝1敗1分、常に過去の対戦相手の質を問われる。それはSASUKEにとって、如何ともしがたい。彼にはどうしようもできない、できることは与えられた試合で勝つことだけだった。

だからこそ、今後を考えて──そんな疑問の声を払拭し、期待が募る存在にならなければならない。そのためにSASUKEは工藤との試合を「当たり前に勝たないといけない」と断言した。

<SASUKEインタビューPart.01はコチラから>


──セコンドに就いてもらう選手に、しっかりと練習を見てもらうと。

「そうですね。5Rのスパーリングの時は猿飛流さんに来てもらいました。セコンドワークの確認も兼ねて。九州にいる弘中(邦佳)さんも、その辺りの意志の疎通はできています」

──工藤選手はキャリア最強の相手といっても過言でないと思われます。だからこそ、躓くことは許されないかと。

「躓いていられない……そのままですね。今後のことを考えると、当たり前に勝たないといけない相手です。外国人選手と戦っていくとなると、もっと強い相手ばかりになってくると思うので。

しんどい勝負でも、勝ちを拾わないといけないです」

──これはもうSASUKE選手からすると「そんなこと言われても、しょうがない」ということになるのですが、過去の対戦相手とこれから戦っていかないといけない相手ということを考えると、あのパフォーマンスをどこまで見せ続けることができるのか。その手の疑問を払拭できるのか。

「特に業界関係者、同業者の勝敗予想なんかの話を聞くと、そういう風に見られているなと思います。知り合いから、『こんな予想が出ていたけど、ひっくり返してね』とかって連絡が来て……」

──そういう連絡ありますよね。『こんな風に記事への批判書かれていましたよ』とか送って来てくれる人がいて(苦笑)。自分は気が弱いからエゴサーチなんてしたくもないのに。

「アハハハハ。僕はあんまり気にしていないです。予想なんて覆してナンボなんで。業界関係者がそういう風にみたところで、何も気にしていない。いつも通りのメンタルでやれば、いつも通り結果がでると思っています。

正直、試合なんてどっちが勝つか分からないですから。強いヤツが、一発で負けることもある。何が起こるか分からないのが試合なんで。その人にとっての番狂わせじゃないですけど、そういうことが毎回あるようなモノだから。

過去の相手云々と言われても、勝っているのは僕だし。そういうことを言われても、僕としてはケガで長く穴を空けてきたので、とにかく勝ちを拾うことが絶対条件で戦っています」

──拾うという表現なのですね。

「やっぱり負けたら、次に繋がらない。どんな状況になっても、KO寸前とか苦しい展開になっても何とか勝ちをもぎ取る。最近の試合はそういう展開になっていないですけど、どの試合に臨む時も最悪のシチュエーション、一番起こって欲しくない状況に陥り、そこから盛り返すイメージを持ってやってきました。

拾うという言い方は正しいか分からないですけど、要は諦めないよってことです。とにかく勝たないと何も残らないですからね。これまでキャリア10戦だけですけど、勝ちたいと
思って戦ったのは1回だけなんです」

──それは……。

「2度目の山本健斗デリカット戦だけです。1度やられているから、しっかりと勝とうという気持ちでした。でも他の試合はもう勝てれば、相手が足首を捻ってドクターストップでも構わないぐらいでいます(笑)。とにかく必要なのは、勝つことなので」

──先ほども、これから外国人選手と戦うという言葉が聞かれましたが、毎回尋ねて申し訳ないですけど、修斗世界チャンピオンになってから、次の目標というのは変わりないですか。

「そうですね、やっぱり海外……北米です。僕は北米です。UFCとポンと契約できるほど簡単ではないので、それができれば一番ですけど。そうでないならUFCに繋がるところですね。PFLを経由するのか、堀内(佑馬)選手が出たLFAとか。そういう選択肢も必要かと思っています」

──では、そこを含めて試合後のマイクを思案中ということですか(笑)。

「アハハハ。ワードチョイスは色々としないといけないですからね」

──逆に余裕じゃないですか(笑)。

「いや、これも仕事の一部ですから。どういうワードを使うと、皆が感情移入してくれるのか。背中を押してくれるのかっていうのはちょっと考えていますね。マイクに関しては、岡田(遼)選手がライバルです(笑)」

■視聴方法(予定)
7月25日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■対戦カード
             
<修斗世界フェザー級王座決定戦/5分5R>
SASUKE(日本)
工藤諒司(日本)

<修斗世界スーパーアトム級次期挑戦者決定戦/5分3R>
SARAMI(日本)
中村未来(日本)

<バンタム級/5分2R>
論田愛空隆(日本)
中村倫也(日本)

<ライト級/5分2R>
エドモンド金子(日本)
岡澤弘太(日本)

<フェザー級/5分2R>
仲山貴志(日本)
結城大樹(日本)

<バンタム級/5分2R>
齋藤翼(日本)
野瀬翔平(日本)

<フライ級/5分2R>
山内渉(日本)
植木“令和”新(日本)

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【Shooto2021#05】修斗世界フェザー級王座決定戦へ、SASUKE「工藤選手のパンチが届く距離は……」

【写真】顔が見えねぇよ──の巻 (C)MMAPLANET

25日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#5のメインイベントで、空位の修斗世界フェザー級王座を賭けて、SASUKEが工藤諒司と戦う。

昨年9月に仲山貴志を破り環太平洋チャンピオンとなったSASUKEが、修斗の頂点に挑む。対戦相手はONE Warrior Seriesからの帰り新参=工藤だ。「修斗では工藤選手以外に相手はいない」と公言するSASUKEに、タイトル奪取に掛ける気持ちを尋ねた。


──既に5日後に迫った修斗世界フェザー級王座決定戦、今の心境を教えてください。

「いつも通り落ち着いています。減量でお腹が減っていますね(笑)。水抜き前で、今が一番しんどいです」

──そんな時にスミマセン!!

「いえいえいえ、全然です」

──いよいよ修斗世界王座に挑みます。パンクラス、DEEPと同様に修斗のベルトもそこで完結するものではなく、ステップアップの条件という見方ができます。この世界王座に関してプロシューターとしてSASUKE選手は、どのような価値を見出しているのでしょうか。対戦相手の工藤選手は、我々が予想している以上に修斗愛があることがインタビューで分かりましたが。

「僕のなかで、間違いなく価値があるモノ。それは確かです。僕も修斗から始めて、修斗しかやってこなかった。その頂点がこの王座です。自分がやってきた格闘技が、一つの形になる。そのことが修斗の世界王座を獲ることかと思います。

次を目指していても、そこを通っていくことが、自分のなかでのケジメというか……。最善のルートだと思っています」

──それは環太平洋王座ではなく、世界王座になるわけですね。

「今はそう思うようになりました。環太平洋のベルトを手にした時は、これでチャンスが巡ってくればという風に考えていましたけど、外に出ていくことが難しくなった世の中の情勢がありました。そして自分に何が必要なのかと考えた時、修斗の世界王座に挑める位置まで登ってきたのであれば、しっかりと獲らないといけないベルトです。

階級は違えど先輩たちが皆、巻いてきたベルトなので。そういう意味でも、獲りたいベルトです」

──対戦相手の工藤選手は、不足のない相手かと思います。

「工藤選手だからベルトを待つことに余計に燃えるということはなく、誰だろうが修斗の世界のベルトを獲るための試合です。工藤選手とは、世界王座決定戦ではなくてもっと早い段階で戦うと思っていました。でも、なかなか実現しなかったですね。

今年の1月の試合も相手は工藤選手だと思っていたので、ようやく来たなという感じです。もう修斗では工藤選手以外に戦う相手はいないですからね。そういう意味で、今の僕が戦えるなかで──強いヤツがきたなって思います」

──工藤選手の強さとは、どこだと考えていますか。

「技術的なことでいえば、右の倒せるパンチです。それと組み技の対処の強さですかね。レスリングをやってきたから組み際、テイクダウンを切る動きは他の選手より速いです」

──このタイミングで、このパンチを打つのか。そういうことが最近の工藤選手の試合で感じられることがあります。

「まぁ、打撃が得意なんでしょうね。僕からすれば、付け入る隙はあります。工藤選手のパンチが届く距離は、僕のパンチも届く距離なので。何かしらの技は掛かるだろうし、崩せると思っています。自分もまだ試合で見せていない、武器を持っているので(笑)。だから怖くはないです」

──工藤選手の組み力についてはいかがでしょうか。反応が速いということでしたが。

「自分から組みつくよりも、相手が組んできた時……受けが強いと思います」

──ではそんな工藤選手対策として、練習で心掛けてきたことはありますか。

「まぁ5Rの試合なので。5R戦うことを想定して、5Rの戦いの準備をしてきました。5Rの戦い……その練習を重ねてきましたね。マスタージャパンとリバーサルジム川口リディプスで」

──リディプスですか!!

「ハイ。僕のセコンドに就いてくれる猿飛流選手が所属していて、自分より大きな練習相手がいるので、そこでやらせてもらってきました」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
7月25日(日)
午後5時~ ABEMA格闘チャンネル

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【Shooto2021#05】SUSUKE戦へ、工藤諒司─02─「ケージ際、組み際、離れ際の攻防で僕が勝っている」

【写真】決して能弁ではない工藤。ただし、試合になるとMMA IQの高さ、インテリジェンスさがひしひしと伝わってくる (C)MMAPLANET

25日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#5で、斎藤裕が返上した世界フェザー級王座をSASUKEと争う工藤諒司のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

ONE Warrior Seriesを経て修斗公式戦に復帰した工藤には、意外に思えるほどの修斗愛が存在している。工藤にとっての修斗とは? さらにSASUKE戦について訊くと、内に秘めた絶対的な自信が浮かび上がってきた。

<工藤諒司インタビューPart.01はコチラから>


──RIZINよりも修斗のほうが上……失礼ながら、そういった意識を持っていることが意外です。

「そうですか?  修斗から世界で戦う選手も多いですよね」

──ただ、工藤選手の世代のファイターだと、修斗という舞台をUFCやONEで戦うためのステップと考えている選手が多い、と勝手に思っていました。

「確かに『修斗のベルトを獲得したら箔になる」とは言いましたが、単なるステップだとは思っていないですよ」

──たとえば、修斗世界フェザー級王者であった斎藤裕選手が、朝倉未来選手に勝利してRIZINフェザー級のベルトを獲得しました。その結果、斎藤選手は修斗のベルトを返上しています。

「斎藤選手と対戦したかった、という気持ちはあります。世界王座の防衛戦も、しばらく行われていなかったですし」

──斎藤選手だけでなく、他のプロモーションでもチャンピオンがRIZINに出場することで、ベルトを返上したり防衛戦が行われなかったり……といったことが多くなっていますよね。

「それは仕方ないです。斎藤選手が朝倉選手に勝った時、『修斗のベルトは返上するんだろうな』と思いました。それよりも、斎藤選手は修斗を背負ってRIZINのリングに上がり、朝倉選手と戦って勝ったわけですよね」

──はい。

「それは斎藤選手が、RIZINで修斗のベルトの価値を上げてくれたのだと思っています」

──……!!

「そのおかげで、僕に修斗のベルト挑戦のチャンスが巡ってきた。僕は、そのことに感謝しています」

──すごい修斗愛であり、ポジティブ・シンキングですね。だからこそ、ONE本戦出場の機会が絶たれても、修斗で戦うことに切り替えられたのでしょうか。

「そうですね。また修斗で戦うことにはなりましたけど、しばらく修斗で試合をしていなかったので、ランキングは下がっていたじゃないですか」

──2020年9月の野瀬戦の時は、ノーランカーでした。またイチからランキングを上げていかなければいけないことに、抵抗はなかったのですか。

「またイチからか……とは思いましたが、抵抗とかは一切なかったです。別にMMAの試合感覚が空いているわけではなかったですし、何より試合で負けるとかは全く考えていなかったので」

──また勝っていけば、すぐにランキングも上がっていく、と。

「そうやってランキングを上げていって、ベルトを狙う。結果的に今回、世界王座へ挑戦することができていますし」

──修斗公式戦に復帰して3試合目で、空位の世界フェザー級王座を、環太平洋王者のSASUKE選手と争うことになりました。工藤選手は現在、世界ランキング7位です。

「そうなんです。ランキング7位なので、ベルト挑戦はもう少し先かな、と思っていました。あと数試合したら挑戦できるかな、と考えていましたが、思ったよりもチャンスが来るまで速かったですね」

──ご自身の中では、今ベルトに挑戦するタイミングだと考えていますか。

「はい。今、良い調子で勝ち星をつけられてきています。戦績やランキングから考えると速いかもしれませんが、自分にとって良い流れじゃないかな、と思っています」

──では、今回対戦するSASUKE選手の印象を教えてください。

「これまでの試合を見ると、総合的な選手ですよね。打撃から寝技まで。柔道出身なので、組んでから足をかけて倒すのも得意ですし。さらに寝技で抑え込むのも得意で」

──工藤選手はレスリング、SASUKE選手は柔道と競技は異なりますが、組み力を持っている選手同士の一戦となります。

「確かにレスリングと柔道ですけど……ケージ際、組み際、離れ際の攻防は僕のほうが勝っていると思います」

──ケージ際、組み際、離れ際……それは、全部勝っているということですよね。

「はい、負ける気は一切ありません。勝つ自信がないと、格闘家はやっていませんから」

──とても強い言葉です。

「具体的に言うと、同じように組技がベースでも、タイプが違いますよね。僕は自分のレスリング力を、攻撃よりはディフェンスに使っているので」

──テイクダウンディフェンス、スクランブルで上を行く、ということですね。

「レスリング力をディフェンスとして使い、打撃で攻撃することが多いです。組まれても倒されずにヒジを当てたり、相手が組みを嫌がったところで打撃で勝負したり」

──いくつかの修正はあっても、その根本的なファイトスタイルは、以前から変わらないですよね。

「どの試合でも戦略は変わりません。試合前に、どういう動きをしてくるか、といった相手の情報を掴んで対策は考えますが、自分自身の戦略は同じです」

──なるほど。世界チャンピオンシップは、工藤選手にとって初となる5R制です。

「この間、パンクラスのタイトルマッチ……ISAO選手と中島太一選手の試合(5月30日、ISAOが5R判定勝ち)を見ましたけど、5Rはキツイと思います。でも、相手も5R戦ったことがなくて、お互いに未知の世界なので、条件は同じですから」

──最近の試合のように、序盤でチャンスが来て、一気に攻め立てることがあるかもしれません。しかし、それで仕留められなかった場合、後半はキツくなるでしょう。

「それは、試合の流れの中で見極めていかないといけないですね。チャンスがあれば、行きます。もちろん、それで倒せなかった場合のことも、頭にはあります」

──SASUKE選手も、長期戦のゲームメイクは巧いでしょうね。

「そうだと思います。僕は5R戦うつもりで挑みますし、あとは試合の流れに任せます。そして僕は、その流れを見極めるのが下手ではないので」

■視聴方法(予定)
7月25日(日)
午後5時~ ABEMA格闘チャンネル

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SASUKE Shooto2021#05 ブログ 工藤諒司

【Shooto2021#05】SUSUKEとフェザー級王座決定戦、工藤諒司─01─「修斗のベルトを巻いてONE」

【写真】欠点を克服するだけでなく、逆の戦い方ができるようになってきたという工藤 (C)MMAPLANET

25日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#5のメインイベントで、空位の修斗世界フェザー級王座を、SASUKEと工藤諒司が争う。

工藤は2019年10月から、ONE Championshipの人材育成大会といえるONE Warrior Seriesに参戦し、2勝を収めた。しかし、コロナ禍もあってウォリアーズ・シリーズは中断に。

Road to ONE02でKO勝ちしたものの、工藤のONE本戦出場への道は絶たれた形となっている。この間に工藤の中で大きな変化があった──ウォリアーズ・シリーズから修斗公式戦への復帰まで、そんな工藤の変化について訊いた。


──SASUKE選手との世界フェザー級王座決定戦に挑む、工藤諒司選手です。これが2021年初の試合となりますが、2020年はコロナ禍の中、4試合を経験しました。

「コロナ禍のなかで4試合というのは、多いですよね。それまでと変わらないペースで試合ができて、恵まれていると思います。ありがたいです」

──しかも、現在3連続KO中です。

「特にKOを狙って試合をしているわけではないのですが、試合の流れの中でそうなっています。試合のスタイルは変わってはいないので」

──ご自身の中で、何か変わったところはないのでしょうか。

「う~ん……最近の試合では、チャンスになったら一気に攻めていけるようになった、という点でしょうか。それも試合の流れを見ながら、と言いますか」

──前戦では、一度破れている山本健斗デリカット選手をKOしています。1試合目の敗戦と比べて、何か違ったところはありますか。

「はい。前回負けた時から今までの間に、自分は変わったと思います。2018年の初戦では、打撃で自分の力に流されてしまっていたんです」

──自分の力に流されてしまった、とは?

「パンチを出した時に、体が流れてしまっていました。その隙を突かれるんです」

──なるほど。初戦では、打ち終わりにパンチを当てられていました。

「自分が攻めて行ったところにパンチをもらってフラッシュダウン……それが2度あって判定負けしてしまったんですよね。それから、まず打撃の面を変えていかなきゃいけないと思いました。ジム代表の長南(亮)さんや、トレーナーの堀江(登志幸)さんの指導で、少しずつ変わってきたと思います」

──最近は、相手のパンチを被弾することが少なくなったように思います。

「今は普段の練習でも、いかに相手のパンチをもらわずに自分の打撃を当てるか、ということを意識しています。MMAだと一発で終わることもありますから」

──山本選手との再戦では、まさにその形になりました。

「そうですね。その前の野瀬戦(2020年9月、野瀬翔平に1R KO勝ち)でも、KOを狙っていたわけじゃないけど、自然とパンチが当たりました」

──それまで自分自身が打ち終わりを狙われていたのに、野瀬戦では反対に相手の打ち終わりにパンチを当てて、効かせてからラッシュして倒しています。

「あれは体が勝手に動いたといいますか、あの動きが自然に出るようになったんです。そこは大きく変わったと思います」

──その変化は、どの試合から感じられましたか。

「ONEウォリアーズ・シリーズの初戦だった、ジェリー・オルシムとの試合ですね(2019年10月、判定勝ち)」」

──そうだったのですか。オルシム戦と、続くイ・ミンヒョク戦では倒しきれず判定決着でした。

「実は、オルシム戦は試合の2週間前に怪我をしてしまって、まともな練習ができなかったんです。ぶっつけ本番のような状態で、スタミナ面も心配だったので、慎重になりました。あの練習量に対して、あの試合内容は満足しています。次のイ・ミンヒョク選手は……本当に打たれ強かったですね」

──イ・ミンヒョク戦では序盤の工藤選手のラッシュでレフェリーが試合をストップするかと思いましたが、そこから相手が盛り返してきたのは驚きました。

「すごく良い経験になりました。イ・ミンヒョク戦は海外で試合をさせてもらって、ONEの計量や検査なども体験することができましたから」

──なるほど。ウォリアーズ・シリーズで2勝し、Road to ONEでは野瀬選手にKO勝利を収めたことで、ONEの本戦出場を意識していたのではないでしょうか。

「もちろんONEを意識していました。そろそろ……というところで、コロナ禍もあり、ウォリアーズ・シリーズが再開されなかったんですよね」

──当時の試合後のインタビューで、セコンドの長南さんも「再開は現地次第」と言われていました。結局、再開されずにONEにたどり着くことができなかったことは、どのように捉えていますか。

「悔しかったですね。良いところまで行ったのに……って。でも仕方ないことですし、また修斗に戻って戦うことができるようになったので、修斗のベルトを狙おうと気持ちを切り替えることができました」

──すぐに気持ちを切り替えることができたのでしょうか。

「はい。もともと自分は修斗で戦ってきました。修斗には歴史と伝統がありますし、そのベルトを獲得したら、箔がつきます。修斗のベルトを巻いてからONEに行ったほうが良いと考えたら、すぐに気持ちが切り替わりました」

──工藤選手は、いわゆる「修斗愛」が強いのですね。

「もちろんです。皆さんに、もっと修斗のことを知ってもらいたいです。格闘技ファンだけではなく、格闘技を見始めたばかりの方にも。日本では、RIZINよりも修斗が上だと思っているので」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
7月25日(日)
午後5時~ ABEMA格闘チャンネル

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J-CAGE Report SASUKE Shooto2021#01 ブログ 内藤太尊

【Shooto2021#01】カーフキックを多用したSASUKEが、内藤太尊をRNCで仕留めて王座初防衛に成功

<環太平洋フェザー級選手権試合/5分3R>
SASUKE(日本)
Def.2R2分36秒 bY RNC
内藤太尊(日本)

SASUKEが軽く右のカーフキック。内藤は上下に体を動かしながら、フェイントをかける。SAKUKEの右クロスがクリーンヒット、さらに右のカーフキックを見せる。内藤もワンツー、さらに左の蹴りを放つが、SAKUKEにキャッチされてしまう。内藤は左のロー。さらに右ローを放つと,、SAKUKEはそれに右のストレートを合わせる。組み付いたSASUKEはテイクダウンに成功するも、内藤はすぐに立ち上がる。しかしSASUKEはすぐさま再び組み付き、ケージ際でトップを奪った。内藤は半身になりながら立ち上がる。その内藤の太ももに左のヒザを入れるSASUKE。内藤はSASUKEの体勢を崩しながら離れて、右ストレートをヒット。対するSASUKEはダブルでテイクダウンを奪い、ケージ際まで運ぶ。立ち上がる内藤、SASUKEはバックに回って初回を終えた。

2R、内藤が左ロー、さらに左フックを合わせる。対するSASUKEは左フックを当てて、相手を下がらせたところでテイクダウンを仕掛けてグラウンドに持ち込む。すぐに立ち上がる内藤、しかりSASUKEは組んだまま内藤をケージに押し込む。SASUKEが離れると内藤はパンチを繰り出すが、SASUKEの右クロスがヒット。さらに蹴り足をキャッチしたSASUKEが内藤に尻もちをつかせる。立ち上がろうとする内藤に、左ヒジを入れていくSASUKE。ケージ中央での打撃戦に戻り、パンチを振り合う中、SASUKEが首相撲からのヒザを当てると崩れる内藤。すぐさまSASUKEがトップを奪い、バックからRNCを極めた。

環太平洋フェザー級王座の初防衛に成功したSASUKEは、世界王者・斎藤裕との対戦アピール。
「四角いリングで修斗伝承マッチを・・・」と、名前は挙げなかったが、RIZINでの対戦を希望した。

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Interview J-CAGE SASUKE Shooto2021#01 ブログ 内藤太尊

【Shooto2021#01】内藤太尊の挑戦を受けるSASUKE「今の内に目の前で僕を見て、目に焼き付けて下さい」

【写真】環太平洋王座の初防衛戦に臨むSASUKE (C)KEISUKE TAKAZAWA

31日(日)に東京都港区のニューピアホールで2021年度のプロ修斗公式戦──戦いの幕が切って落とされる。

2部制の今大会、とりを務めるのが修斗環太平洋フェザー級王者SASUKEだ。内藤太尊の挑戦を受けるSASUKEに、この試合後も含め話を訊いた。


──日曜日に初防衛戦が行われます。今の調子はいかがですか。

「いつも通り順調、という感じです」

──今回のタイトル戦が決定したのはいつごろでしょうか。

「オファーを頂いたのは、1カ月少し前ぐらいですかね」

──コロナ禍になって以来、試合が決まるのが遅くなっているきらいはありますが、年末年始を挟んでの1カ月少しという調整期間だったと。

「常に試合の準備はしてきたので、いつオファーがあっても大丈夫なようにしていました。体重だけ調節できれば問題ないという感じで。準備期間がなかったわけではないです」

──9月の王座奪取から、次はいつ頃だという気持ちでいましたか。

「対戦相手が誰になるのかと考えた時、いつになるのかは想像ができなかったです。なので、この早いタイミングで王座防衛戦があるとは思っていなかったですね。

僕としては工藤(諒司)選手が来るかと思っていたのですが、12月にTTFCに出ることが決まり、彼とやらないなら誰と戦うんだと思っていました」

──工藤選手を意識していたのですね。

「意識はしていないです。当たるとすれば、工藤選手が妥当かと思っていました」

──そして内藤選手がチャレンジャーとなりました。

「あぁ、そう来たかと思いました。内藤選手も青井選手に粘り勝ちして、去年3月に野瀬(翔平)と決まっていたけどカード変更から大会が中止になっていました。まぁ、挑戦する資格はあるのかと思っています。なので、この対戦に不満があるとかは一切ないです」

──では内藤選手の印象を教えてください。

「気持ちが強い選手で、最後まで勝負を諦めないです。その気持ちがあるので、序盤に攻め込まれても逆襲できる。技術的には離れ際のハイキック。近い距離でも空手独特の足を上げての蹴りは注意しないといけないです」

──対して、SASUKE選手が見せるべき点は?

「打撃も組みもしっかりとアドバンテージを取って、フィニッシュを狙う。常に攻め続けることです。僕は試合になると前へ、前へといく人間なので──そういう圧力を掛ける試合になると思います」

──修斗世界フェザー級チャンピオン斎藤裕選手への挑戦を公言していたましが、RIZINに定着しそうな雰囲気です。そして弥益ドミネーター聡志選手がDEEP王座から転落し、RIZINで朝倉未来選手と対戦したことで一気に注目度が上がりました。このような現実は同じベルトを巻く立場として、複雑ではないでしょうか。

「回りのことは気にしていないです。修斗の世界タイトルを目標にしているというよりも、本当に強い相手に勝ってUFCに行きたいので。コロナ禍で海外へ行くことが難しいのであれば、そこに引っ掛かるために今、自分が何をしたら良いのか。

それには国内のフェザー級で強いヤツを倒せば良い。それが斎藤選手だと思っています。修斗の世界のベルトよりも、斎藤裕を取りに行くという気持ちでいます。そして斎藤選手がこっちに戻ってこないのであれば、僕がそっちに行くしかないかと」

──そうなるとUFCでいくために勝つ戦いと、RIZINに必要とされる戦いは性質が違ってくるかと思います。そこも含めて、どのような試合をしなければいけないと考えていますか。

「誰が見ても文句ない、どの局面でも『コイツと強い選手の試合が見たいな』と思わせるような試合をすれば良いかと思います。ケージを使った攻防、使っていない攻防、どちらでも圧倒すれば文句はないでしょうし」

──そこの部分というのは、UFCで戦っていきたい気持ちと合致するのですか。

「結局、そこを難なくクリアできないとUFCには行けないだろうって。通過点として、全員圧倒してやろうと思っています」

──その青写真が目前の試合に集中できない要素になることは?

「これは弘中(邦佳)代表の言葉なのですが、調子が良い時ほど足元をすくわれるから気をつけろと。アマチュアの時からずっと言われてきたことです。今回、その先に関してテーマを持っていますが、油断をするとか全くないです。

内藤選手は一発があります。貰ったら終わるパンチの持ち主です。全く甘く見ることはない。あの試合をずってやってきた選手ですからね」

──なるほど!! ではファンに一言メッセージをお願いします。

「とりあえず目を離さないでください。今、僕を見ることができるとラッキーなので。ケージから近い距離で僕の試合を見ることができるのは、もう多くないんじゃないかと。すぐに大舞台に行くので、今の内に目の前で僕を見てその目に焼き付けてください」

■視聴方法(予定)
1月31日(日)
第1部:午後1時~ ABEMA格闘チャンネル
第2部:午後5時30分~ ABEMA格闘チャンネル
             
■第2部対戦カード

<環太平洋フェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]SASUKE(日本)
[挑戦者]内藤太尊(日本)

<65.8キロ契約/5分2R>
齋藤翼(日本)
新井拓巳(日本)

<61.2キロ契約/5分2R>
鎌田悠介(日本)
関口祐冬(日本)

<61.2キロ契約/5分2R>
佐々木駿友(日本)
寺嶋直人(日本)

<65.8キロ契約/5分3R>
石原夜叉坊(日本)
祖根寿麻(日本)

■第1部対戦カード

<65.8キロ契約/5分3R>
藤井伸樹(日本)
加藤ケンジ(日本)

<83.9キロ契約/5分3R>
山田崇太郎(日本)
グンター・カルンダ(コンゴ民主共和国)

<76.5キロ契約/5分3R>
西川大和(日本)
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)

<インフィニティリーグ2020バンタム級(65.8キロ契約)/5分2R>
よしずみ(日本)
石井逸人(日本)

<インフィニティリーグ2020バンタム級(65.8キロ契約)/5分2R>
小野島恒太(日本)
野尻定由(日本)

<70.3キロ契約/5分2R>
木下タケアキ(日本)
大瀬良康平(日本)

<77.1キロ契約/5分2R>
ヨシ・イノウエ(日本)
上原平(日本)

<61.2キロ契約/5分2R>
恐山陸奥太郎(日本)
一杉芳樹(日本)

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J-CAGE News SASUKE Shooto2021#01 ブログ 内藤太尊

【Shooto2021#01】新年第一弾、追加カードは環太平洋フェザー級選手権試合=SASUKE✖内藤太尊

【写真】タイトル初防衛戦を迎えるSASUKE (C)MMAPLANET

29日(火)、Sustainより昨日に引き続き来年1月31日(日)に東京都港区のニューピア・ホールで開催されるShooto2021#01の対戦カードが発表されている。

昼夜2部制となる同大会、藤井伸樹✖加藤ケンジ、西川大和✖マックス・ザ・ボディという3回戦が2試合とインフィリにリーグ戦=よしずみ✖石井逸人、小野島恒太✖野尻定由を始め2回戦が4試合が明らかとなっていたが、そこに5試合が加わった。


今回の発表された5試合は2回戦が4試合、唯一の3回戦が環太平洋フェザー級選手権試合=王者SASUKE✖チャレンジャー内藤太尊の一戦だ。

SASUKEは9月の渋谷大会で仲山貴志をパウンドアウトしてベルトを巻き、今回の試合が初防衛戦となる。RIZINを主戦場とする世界王者=斎藤裕の背中を追うSUSUKEだが、朝倉未来に勝利したワールドチャンプが修斗の舞台で戦うことは、現状では考えられない。

そのなかで一つ一つ勝つと宣言しているSASUKEに挑戦する内藤は、実に昨年7月に青井人に逆転TKO勝ちを収めて以来1年半ぶりの試合だ。

内藤の持ち味はなんといっても粘り強さにある。そして、SASUKEはいつでも試合を決めるキラーインスティンクトを持つ。内藤がSASUKEの殺傷能力を乗り越えた先に──どのような未体験ゾーンを王者に与えることができるのか。

同時にその状況下で、SASUKEが何を見せることができるのか。あるいは、乗り越えさせないで仕留め切るのかの。その辺りが絶対的に注目の環太平洋フェザー級選手権試合だ。

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Interview J-CAGE SASUKE Shooto2020#06 ブログ 仲山貴志

【Shooto2020#06】環太平洋フェザー級王者SASUKE「修斗の王者は強くて格好良くないといけない」

【写真】実働2年、欠場期間の方が長いMMAキャリア。ここから一気に加速するか(C) MMAPLANET

19日(土)に東京都渋谷区のTUSTAYA O-EASTで行われたShooto2020#06、2部興行のトリの一番でSASUKEが仲山貴志を破り環太平洋フェザー級のベルトを巻いた

2016年3月のプロデビュー後、上腕尺骨を折り2年8カ月のブランクを経験したSASUKEは策ね7月の再起から14カ月で5連勝を達成し、修斗フェザー級の頂点──その一歩手前までやってきた。

実働2年で手にしたベルトを腰に、試合終了直後の記者会見でSASUKEは過去、王座奪取、これからについて話した。(※要約)


──見事なタイトル奪取劇でした。

「ありがとうございます。勝手に体が反応しました。練習してきたことが出たような感じですね。だいぶ効いているのは分かっていたので、自分は削ること……ポジションを意識しながら打っていました」

──下になっても冷静でした。

「下からの腕十字はもともと得意な形なので、これは練習していた通りに体が動いたというものです。浅かったので極められなかったですが。

僕は試合では比較的に冷静に戦えるので、いつも通り進んだという感じです」

──マイクで欠場期間もあってという話もされていたましたが、ベルトを巻いた感覚は「ついに」なのか「これから」なのか。

「まぁ一つ形になったというか……。本当に辞められたら楽だったのですが、格闘技が嫌いになれなくて、辞められなくて……。悪あがきと言ったらちょっと違うかもしれないですけど、自分が好きなこと押し通してやってきて、それが一つ、こういう形になったのかというのはあります。

もちろん、これで満足はしないです。今日の試合も勝ちはしましたけど、勝ちは見えましたし。マイクでも言いましたけど、斎藤チャンピオンは強いので……また練習して、上を目指していく。それだけですね」

──前腕尺骨骨折、3年もの間負傷を治しながら、どのように格闘技に関わって来たのですか。

「大人しくしていれば半年ぐらいで治せていたのですが、同世代の選手が他の団体でタイトルに挑戦したり、同門の黒部(三奈)さんが当時JEWELSさんでチャンピオンになって。仲間やチームメイトのをサポートばかりだったんで気持ちが焦って、治らないまま無理をして同じ骨折を3度繰り返し、3回手術をしました。生き急ぐ気持ちを抑えて、格闘技に関わっていました。

無理をしないというか、頭を使って練習をするようになりました。追い込むだけじゃなくて、考えながら。そういう練習に切り替えてケガを治しながら去年、復帰をさせてもらって。それから良い風に歯車が噛み合ってきた感じです」

──目標は一つということですか。

「そうですね。斎藤チャンピオンとやりたいですけど、やるだけでなく新しい世代として越えていかないといけないと思うので。斎藤さんは今TVに出て、大舞台に出て知名度も上がっています。でも、それ以上に本当に強い選手なので、このままじゃまだ勝てないのは自分でも分かっていて。

でも、それを越えていいかなと。僕はさらにその先で戦っていきたいと思っているので。まずは斎藤チャンピオンを越えることですね」

──現状、いつ挑戦できるのか分からないですが、時間が掛かるようならその間に戦っておきたい選手はいますか。

「そうですね……他は余り見ていないです。斎藤チャンピオンだけです。ただ時間があればあるほど、僕は強くなっていくので。早いうちにやっておいたほうが、斎藤チャンピオンは良いんじゃないかと思います」

──ケージに上がって叫んだ『舐めんなよ』というセリフは、どこに向けてのモノだったのでしょうか。

「アハハハハ。それは前回の試合でしょっぱい試合をしてしまって……ネットで『SASUKEとウィッキーの試合は見直すほどではない』ってコメントで書かれていて。それに腹を立ててちょっと出ましたね(笑)」

──それがあってフィニッシュしたいという気持ちが強かったのでしょうか。

「二部興行の最後の試合ですから、前回の試合と同じことをしたらダメだと思っていました。ハッキリした形で終わらせないと、このベルトを不名誉なベルトにするわけにはいかなかったので。修斗のチャンピオンは強くて格好良くないといけない。そういう考えなので、しっかりと締めてやろうと思っていました」

──第1部からフィニッシュ続き、セミの好勝負がプレッシャーになることはなかったですか。

「前の試合は全く見ていなかったです。自分の世界に入っていて。自分は自分が締めてやろうと、それだけ考えていました」


           

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J-CAGE Report SASUKE Shooto2020#06 ブログ 仲山貴志

【Shooto2020#06】左フック、跳びヒザ、スラム&パウンドアウト。SASUKEが新環太平洋フェザー級王者に

【写真】新修斗環太平洋フェザー級チャンピオンSASUKE(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

<修斗環太平洋フェザー級選手権試合/5分3R>
SASUKE(日本)
Def.2R2分05秒by TKO
仲山貴志(日本)

間合いの取り合いから、ヒザを繰り出し右オーバーハンドを入れたSASUKE。さらに組んでヒザを入れ、同時に足払いを決める。猪木アリ状態が続き、足首を取った仲山が崩しにかかり立ち上がる。打撃の間合いで、今度は王者がテイクダウンを決める。ガードの中に収まった仲山に対し、足を上げたSASUKEが腰を切って腕十字へ。右腕を捕らえられた仲山は立ち上がり、時間を掛けてヒジを抜きにかかる。足がルーズになると、腕を抜き三角を防いだ仲山が再びガードの中に収まる。SASUKEが下からヒジを見せて初回が終わった。

2R、左フックを被弾し腰が崩れた仲山に、SASUKEが跳びヒザを入れパウンドを連打する。亀で殴られたチャンピオンはアームロックも、リフトアップから前方に落とされる。バックコントロールを続けたSASUKEが、再び回転数を上げてパウンドを続ける。動けない仲山を見てレフェリーが試合を止め──新チャンピオンが誕生した。

「格闘技を始めた時は、自分がチャンピオンになれるなんて全然思っていなくて。1年、大きなケガをしてブランクがあり、格闘技が嫌いになれればどれだけよかったか」と話した新王者は、世界王者──斎藤裕に対し「TVの前で売られた喧嘩があるでしょう。そこを片付けてからで良いので、僕とやりましょう]」と対戦を要求。

最後に「日本のフェザー級、修斗のフェザー級、強い選手がたくさんいるよ。でも、誰も俺には勝てない。なぜなら、俺は修斗を愛しているからぁ!!」と絶叫した。