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【Pancrase340】粕谷優介とライト級挑戦者決定戦、雑賀ヤン坊達也「勝てば業界内で評価される相手」

【写真】フィジカルトレで自信をつけた組み技。トータルファイトで勝負するのか。それとも、やはり打撃勝負か (C)MMAPLANET

24日(日)に横浜市中区の横浜武道館で開催されるPancrase340で、雑賀“ヤン坊”達也が粕谷優介とライト級KOPアキラへの挑戦権を賭けて戦う。
Text by Manabu Takashima

4月のRIZIN LANDMARKでアリ・アブドゥルカリコフに1R3分30秒KO負けを喫して以来の再起戦で、ヤン坊は一般層でなく業界内での評価を高めるという腹積もりでいた。


──4月29日、アリ・アブドゥルカリコフに1R3分30秒KO負けを喫して以来の再起戦がアキラ選手への挑戦権を懸けて、粕谷優介選手と戦うこととなりました。あの敗北後、どのようなキャリアの再生について考えていたのでしょうか。

「僕自身、世界に挑戦したいという話をしていたじゃないですか。でも、ああいう試合をしてしまって力の差を正直感じました。パンチの一発の重さが全然違う。試合後は自分もフィジカル面を強化しようとトレーナーを探して、後輩に良いトレーナーがいたので指導をしてもらっています。どういう動きでどこの筋肉を使っているのかとか、見てもらうようになりました。あとはこれまで通り、全体的に強化してきました」

──ショートノーティスで試合を受けた時、たまたま雑賀選手の練習を見ている某氏と話す機会があって、「試合は受けるしかないとは思います。ただし練習でも被弾しているので、ちょっと不安です」と言われていたんです。

「〇〇さんですよね? 実際に森山(壱成)君とか関(鉄矢)君とやると、パンチを貰っていました。ただ、あの2人とやることで目が慣れてきて、他の人との練習では見えていて。アブドゥルカリコフと戦った時も、最初はパンチが見えていました。それが、一気にギアをあげてきて。入ってきたのも分かったんでジャブを突いたのですが、プレスが強かったです。ジャブを突いても、パンチを出されて。あの時もパンチは見えていて……『ヤベェ』っと思った時には被弾して、体がビーンと。見えているパンチで、あそこまで効くっていうのは、正直驚かされました」

──しかも、ギアを上げたのは雑賀選手のパンチが当たってからだったかと。

「ハイ、右に凄く手ごたえがあって。やったぁとなり行こうと思ったのですが、カウンターを狙っているのが分かって……。しっかりと効かせきれていないと感じ、あそこで行くことができなかったです。たられば──ですが、あそこで行っていたら結果は違っていたかもしれないです。ただ、あそこで行くとカウンター一発でやられていたかもしれない。やっぱり恐ろしいモノを持っていましたね。

当たれば行けると思っていたのですが、当たっても怯まない。ちょっと世界の壁の高さを見せられた思いです。狂気が……殺気がありました。野獣と戦っている感覚で。何かフゥフゥ言っていて、普通じゃないです。ムサエフとかも、フウフウ言っていて。鬼神かよって」

――その鬼神のような選手に勝つためにフィジカルをやりこみ、そこで創ることができたモノはありますか。

「組みとレスリングは、自分のなかでも結構やれるようになってきたかと思います。そこは強化することができています」

――では、組みに自信がついてきたなかでの粕谷選手との戦いというのは?

「粕谷選手はUFC帰りで、パンクラスに来た時から見てきました。そしてフェザー級からライト級に上げた時には『うわぁ』って思って(笑)。来ちゃったんだって……。強いじゃないですか、世界最強のアレックス・ヴォルカノフスキーとも手を合わせていて。その経験は絶対に生きいてきますし、打倒極の全てができる厄介な人だと思っていました。

格闘技界には名前が売れていない実力者がいます。粕谷選手は一般の人が知らなくても、業界の人間は皆が認めている。そういう実力者です。それに試合後はいつもお子さんと写真を撮っていて、見ていてもほっこりするんです。良い人だなぁって……だから、戦い辛いです。

僕も子供がいるんですけど、自分のことばっか考えて格闘技ばかりをやってきました。だから粕谷さんを見ると、良い父親だなって」

――その良き父親に優っているところは、どこだと思っていますか。

「ベルトへの想いは絶対に負けないです。パンクラスの看板を背負って世界に行きたいとか言っておきながら、無様に負けて……。その悔しさもぶつけたいです。正直、33歳になったので、あと何年できるのか分からない。そのなかで世界にもまだ挑みたいですし、そのためにまずはベルトだと」

――世界もBellatorが、こういうことになってしまいました。

「なのでベルトを取ってからは、とりあえず強い人と戦っていきたいと思っています。戦っていければ――と、今のところは思っています。ベルトを獲ると、どんな景色が見えるのかは分からないですけど。正直、焦りもあります。ジムの若い選手がどんどん育ってきて、ちょっと前まで中学生だったのに……。

17歳の子とかいますしね。そういう世代を見ると焦っちゃってきたのはあります。なので、世界といっても最高峰でなくても、興味があるところもありますし。そこに行くためにも、とにかく目の前に来たチャンスを掴むしかない。それが僕の現状です」

――では粕谷選手との挑戦者決定戦に向け、意気込みをお願いします。

「粕谷選手は本当に強い選手です。僕はRIZINで勝てなかったですけど、そこだけで実力評価をされたくない。そういう意味でも、粕谷選手に勝てば業界内で評価される。そんな強い相手なので必ず勝ちたいです」

■視聴方法(予定)
2023年12月24日(日)
午後1時15分~ U-NEXT 、PANCRASE YouTube メンバーシップ

■ 対戦カード

<ウェルター級KOPC/5分5R>
[王者] 林源平(日本)
[挑戦者] 住村竜市朗(日本)

<フライ級暫定王座決定戦/5分5R>
伊藤盛一郎(日本)
有川直毅(日本)

<バンタム級王座決定戦/5分5R>
河村泰博(日本)
透暉鷹(日本)

<ライト級次期挑戦者決定戦/5分3R>
粕谷優介(日本)
雑賀“ヤン坊”達也(日本)

<女子アトム級王座決定T準決勝/5分3R>
沙弥子(日本)
V.V Mei(日本)

<女子アトム級王座決定T準決勝/5分3R>
ジェニー・ファン(台湾)
SARAMI(日本)

<フェザー級/5分3R>
亀井晨佑(日本)
平田直樹(日本)

<フェザー級/5分3R>
高橋遼伍(日本)
キム・サンウォン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
Ryo(日本)
栁川唯人(日本)

<フライ級/5分3R>
ムハンマド・サロハイディノフ(タジキスタン)
松井斗輝(日本)

<71.5キロ契約/5分3R>
近藤有己(日本)
美木航(日本)

<バンタム級/5分3R>
田嶋椋(日本)
笹晋久(日本)

<ウェルター級/5分3R>
川中孝浩(日本)
佐藤生虎(日本)

<フライ級/5分3R>
眞藤源太(日本)
梅原規祥(日本)

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【Colors02】新女子修斗興行 東京大会第2弾にパンクラスからソルトとKARENが出場、国際戦に臨む

【写真】KARENは初の修斗、初の国際戦でパク・ソヨンと対戦する(C)MMAPLANET

12月2日(日)、東京都江東区の豊洲PITで開催される女子プロ修斗興行「Colors02」の追加対戦カードが発表された。なんと現在はパンクラスを主戦場としているソルトとKARENが出場。それぞれ韓国のホ・ジュギュン、パク・ソヨンと対戦する。
Text by Shojiro Kameike


すでに世界女子アトム級選手権試合として澤田千優×中村未来が発表されていた今大会。追加カードとして、ソルトとKARENの出場が決定したことは驚きだ。

今年に入り元パンクラスQOPの藤野恵実が修斗のインフィニティ・リーグに出場し、一方で元修斗世界王者のSARAMIがパンクラス初代女子ストロー級王者決定トーナメントに参戦するなど、女子においては修斗とパンクラスが意外な動きを見せている。そんななかソルトとKARENが、戦う舞台はともかく国際戦に挑むことも大きい。

ソルトは2022年に修斗でプロデビュー後、パンクラスでKARENに2連勝してストロー級QOPのベルトを巻いた。今回は2022年7月以来、1年5カ月振りの修斗出場となる。KARENにとって、パンクラス以外で戦うのはこの試合が初めてとなる。

現在修斗では女子ストロー級でインフィニティ・リーグが開催されていることも関係しているであろうが、それでもソルトとKARENの参戦で『さぁ対抗戦!』とならず韓国ファイターとの国際戦が決まったことは画期的ともいえる。興行面のみならず日本の女子MMAファイターが強くなるうえで、こうした国際戦は絶対に必要だ。

KARENと対戦するパク・ソヨンは過去、修斗には2度参戦している。今年8月にはColors広島大会で古賀愛蘭と対戦して判定負けを喫したものの、古賀のパウンド&サブミッションによる猛攻を凌いだタフネスで、KARENを苦しめることができるか。KARENはパラエストラ柏に移籍し、組み技がレベルアップしたことで本来の持ち味である打撃と、さらにスタミナ面も向上してきた。ソルトに敗れて以降の成長を示す相手として、パク・ソヨンは適したタイプだろう。

この他、グラップリングマッチでも前澤智×山田海南江、緒方亜香里×奥谷晴加も決定。当日は「Fight&Mosh」との2部興行で、Colors02は昼の部として開催される。

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【Pancrase340】5戦目の栁川唯人「RYO選手、平田選手も亀井選手も皆強い。でも今後倒させて貰おうかと」

【写真】(C) MMAPLANET

10月31日(火)に東京都新宿区のサンエービルで12月24日(日)に横浜市中区の横浜武道館で開催されるPancrase340の対戦5カードの発表と、出場決定10選手の共同記者会見が行われた。
Text by Manabu Takashima

30周年記念大会第2弾となる今大会の会見で発表されたカードは女子アトム級王座決定トーナメント準決勝=沙弥子✖V.V Mei、ジェニー・ファン✖SARAMIの2試合とライト級次期挑戦者決定戦=粕谷優介✖雑賀ヤン坊達也というタイトルに直結する3試合とフェザー級の亀井晨介✖平田直樹、Ryo✖栁川唯人の5試合だ。


出場各選手が抱負を述べ、オフィシャルの質問、メディアの質疑応答、最後に再び選手が意気込みを話すという会見のなかでMMAPLANETが尋ねた2つの質問に対する5選手の返答をここではお届けしたい。

まず女子アトム級王座決定トーナメント出場4選手に、決勝で誰と戦いたいのか。その理由と共に尋ねると、以下のような答えが返ってきた。

V.V Mei
「凄い難しい──両選手とも対戦経験がありますし、本当にトーナメントはどうなるのか全然分からないので、何ともいえないですけど……。言えるのはどちらが上がって来ても、前回とは全く変わってくると思うので、しっかりと準備をして覚悟を決めて臨めるようにしたいと思います。その前に、しっかりと勝ち上がらないといけないのですけど」

沙弥子
「SARAMI選手とは普段から交流があるので、できれば試合はしたくない気持ちでいっぱいです。ジェニー選手には去年、負けているのでリベンジしたいとは思っています」

SARAMI
「私はどちらと戦いたいというのは本当になくて。Vさんが来たらリベンジになりますし、沙弥子選手が来たら非常に戦いづらいなという気持ちです。勝ちあがってきた人と最高の試合をするだけなんで。ハイ」

ジェニー・ファン
「この質問は私にとっても難しいです。皆、毎日のようにハードなトレーニングをしているので、毎日のように成長しています。でも、もし選ぶのならMeiさんともう1度戦いたいです。理由は以前に2度戦っていて──戦えるようになったら勝ってベルトを手にしたいです」

さらに今回の会見出席者のなかで最もキャリアが少なく、知名度が低いと思われる栁川にアピールしてもらうと、非常に威勢の良い言葉が訊かれた。

栁川唯人
「自分はプロでまだ4試合しかしていなくて、4戦4勝一応4フィニッシュ、全部決着をつけて勝っていて。でネオブラッドTに出してもらってシード枠みたいな形で2回しか試合をしていないんですけど、2試合合わせて2分半ぐらいしか試合をしていなくて──何て言うのか、本当に経験を積もうと思ったのに──みたいな。もっと試合をしたいし、強いヤツとやらせてくれよって思ったんで。

まぁランカーになれたことは強い人と試合をできるチャンスがいっぱい増えたんで、まぁRYO選手も強いし、隣にいる平田選手も亀井選手も皆、強いフェザー級の人達なんで。喧嘩を売るんじゃないですけど、その人達を倒していかないと世界はないんで。まぁ今後、倒させてもらおうかなって思っています。

これから? これからは──Bellatorに出たかったんですけど、買収されちゃうみたいなんで(笑)。まぁとりあえず本場、米国に行って──しっかりとパンクラスで経験を積んで米国に行って、米国でもしっかりと勝てる強い日本人がいるっていうのを自分が体現しようと思っているので。それまで頑張るだけです」

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【Pancrase340】アトム級T、ラストピースはV.V Meiのラストバトル?!「良いモノを残して終われるように」

【写真】いつもながら、しっかりと自分の想いを語っていたV.V Meiだった(C) MMAPLANET

2日(月)、東京都新宿区サンエービル会議室で、12月24日(日)に横浜市中区の横浜武道館で開催されるPancrase340「30周年記念大会02」で出場するV.V Meiの記者会見が開かれた。
Text by Manabu Takashima

V.V Meiは同大会でスタートし、ジェニー・ファン、沙弥子、SARAMIの出場が決まっていたアトム級女王決定4人制トーナメントの最後の出場枠を得たことになる。

当初、最後の1人は米国か韓国人選手とパンクラス・サイドは考えていたが、先の3選手の参戦会見後にV.V Meiのマネージャーより出場したいという連絡が入り、ラストピースが誰になるのかは一旦保留となっていた。

V.V Mei にとってパンクラスは2011年4月2日、ウェンディ智美(現レフェリー)戦をメインで組み、女子MMAをどこよりも先に認めてくれたプロモーションであり、同大会は東日本大震災の3週間後で、元気とパワーを人々に伝える場を与えてくれた場所だったという。

結果、その後の女子MMAが普及した間に、経験してきた全てを「出し切りたい」というV.V Meiの想いを受け止めて、今回の決定が決まった。会見でV.V Meiからは「ベルトを取って防衛をするつもりですが、1回戦でも負けたらそこで引退しようと思う。そのつもりで挑まないとベルトを取れない」という発言が聞かれた。

トーナメントに出場するジェニー・ファンには2017年6月と2019年10月の日本大会とONEで2度戦っており2勝、SARAMIとは2015年5月にDEEP JEWELSで対戦しTKO勝ちを収めている。とはいえ現在はONEとRIZINで4連敗中、現役生活を賭けた最後の勝負に挑むV.V Mei、質疑応答中のMMAPLANETの質問に対する返答をここでお届けしたい。


──負けたら引退ということですが、そこを明確に決めた時期。そして、朧気に引退を考えだしてからなぜ、そのタイミングで決断をすることになったのでしょうか。

「ハッキリ意識をした時期は覚えていないんですけど、ずっと海外でやってきて良い思い出もあれば、苦しかったこともあって。そういったことを乗り越えながら戦ってきたけれども、嬉しいこともあったけど苦しいことの方が遥かに多くて。そういうことを続けるよりも、最後に有終の美を飾ってスパッと辞めるほうが自分を大切にできるのかなって思って」

──2度に渡り激闘を繰り広げたアンジェラ・リーがあの若さ(27歳)で、あのような理由で引退をしました。そのことに関して、どのように思っていますか。

「人それぞれ本当に続けるか、続けないのは個人の自由なので。本人の気持ちを一番尊重して辞めることになったのは、それはそれで良いんじゃないかなと思いますね。なんか色々と分からないですけど。続けて欲しいとファン、見る側は思うかもしれないですけど──。どこまで言って良いか分からないですけど、団体を背負ってあそこまでやってきたことにはもの凄いプレッシャーがあったと思いますし、お互い立場が違うなかで背負って来た葛藤というのは凄いと思います。

私的にはアンジェラは凄く良い待遇を受けて、家族で一緒になって(戦っていて)素晴らしいな、羨ましいなと思わないこともなかったです。でもその裏には凄い葛藤があって、もしかしたらアンジェラにとっては『Mei、良いなぁ。チャレンジャーとして、ああやっていて良いなぁ』と思っていたかもしれないし。お互い、一つの時代を戦ってきて『色々なことがあったんだろうな、お疲れ様。アンジェラ』という風に──、私は素直に自分がやりたいことをやった方が良いよって思います」

──昨日(※1日)、RIZIN LANDMARK06で4戦目の万智選手と5戦目の渡辺彩華選手があれだけの試合をしました。女子MMAの黎明期から戦ってきたMei選手としては。この1年、2年でデビューをして力も勢いのある選手に対し、負けたら最後の戦いで何かを見せたいと思うことはありますか。

「今、DJ Meiとして遠い親戚という設定でリングアナをして、色々な大会で、特等席で繰り広げられる激闘を毎週のように見せてもらっています。やっぱり若い選手がどんどん上手くなっています。それはそれで良いのですが、お客さんは上手いのよりも下手くそでも、グチャグチャになってガムシャラに行く方が見たいんだよっていうことを伝えたいです。

なぜフィニッシュできるのに、行かないのか。そういう試合もたくさんあります。でも『なんで、行かないの?』とは自分がそういう試合を見せていなかったら言えないなと思いまして。引退しても、いつの時代でも若手の子を励ますことができるというか、『もっとガムシャラで良いんだよ』とか、逆に経験がついてきたら『もっと技術で行ったら良いんじゃない』ということを自信を持って言えるように──自分でちゃんと精いっぱいやり切って終わりたいと思います。

後は……若手の選手は練習だけしている子とかたくさんいます。私と同じ時代を戦ってきた選手は皆、働きながら練習して。それでも格闘技が好きだから続けていたわけです。そういう環境のことを考えたら、練習だけをしている選手なんてアッという間に私達のことを抜かないといけない。そんなことは当たり前だと思うんですよね。今、若手の選手が凄く良いパフォーマンスをしていますけど、あれが『凄いね』ではなくて当たり前にしないといけないし、本人達もそのつもりで──こんな40歳のオバサン達をアッという間に越えて行ってくれないと……。日本の格闘技がもっと凄いモノにならないといけないので。

それでも、そこを踏ん張って頑張っている自分より年上の先輩達もいるので。同世代にとって凄く刺激になりますし、見ている人もメチャクチャ感動すると思うので、そういった選手達に頑張っていただいて──自分は最後にしっかりと良いモノを残して終われるように精いっぱい尽くす感じですね」

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【パンクラス】V.V Mei 初代アトム級女王決定トーナメント参戦!

12月24日に横浜武道館で開催されるPANCRASE 340~パンクラス30周年記念大会2~。同大会で初代・アトム級女王決定4人トーナメントが行われる事は発表されていますが、出場選手の最後の1枠にDEEP JEWELSONEで活躍してきたV.V Mei(フリー)が参戦する事が発表されました。

DEEP JEWELSで王座を戴冠。後にONE女子アトム級絶対女王になるアンジェラ・リーと2度の激闘を繰り広げてきたMeiが引退を賭けてのパンクラス参戦。これは面白くなってきました。

現在は4連敗中ながら、今回のトーナメントに出場するジェニー・ファンSARAMIに勝利している大物中の大物。ピークは過ぎているかもしれませんが、立っても寝ても勝負出来るオールラウンダーが新天地で再ブレイクする可能性は十分にあり得ます。

Meiを象徴する試合と言えば、ONEでのアンジェラ戦を思い出しますが、個人的にはDEEP JEWELSでのMIYOKO戦。膝蹴り一発でMIYOKOが悶絶して会場にうめき声が響き渡るシーンは今だに脳裏に焼き付きて離れません。大井洋一さん制作の煽り映像でフィーチャーされているので見た事がない方はぜひぜひ。

RIZIN浅倉カンナに完敗して崖っぷちの状態ですが、アスリートとして最終局面に入ったMeiがどんな動きを見せてくれるか。好敵手だったアンジェラも引退を表明した直後だけに余計に感慨深いものを感じてしまいます。ご武運あれ。
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【RIZIN LANDMARK06】万智戦へ、渡辺彩華「踏み台。ゴキジェットでシューッとやっつけてやります」

【写真】万智の話題になると、吐き捨てるような口調に変わった渡辺(C)SHOJIRO KAMEIKE

10月1日(日)、愛知県のドルフィンズ・アリーナで開催されるRIZIN LANDMARK06で、修斗世界女子スーパーアトム級王者の渡辺彩華が万智と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

渡辺は今年5月にSARAMIをKOし、プロ4戦目で修斗のベルトを巻いた。柔道ベース+ストライカーとして成長してきた渡辺にインタビュー序盤はその打撃論を訊くと、衝撃的なKOの裏に隠された細かい戦術やRIZINのサッカーボールキック対策など技術的な話題は非常にクールに話していた。

そんな渡辺だが、次戦の相手=万智の話になると表情も口調も一転、決して試合を盛り上げるためのトラッシュトークでない本音の嫌悪感を一切隠そうとしなかった……。


――RIZIN初参戦を控える渡辺選手ですが、まずは今年5月に修斗王座の獲得おめでとうございます。

「ありがとうございます! 一度MMAから離れて、復帰してからの展開がスピーディすぎて……。ただ一戦一戦、一生懸命やってきました。ベルトどうこうよりも、目の前にいる対戦相手に勝つことに一生懸命だったんですよ。それでSARAMI選手を倒した時に『あ、ベルトだ!』と思ったぐらいで。試合当日にSARAMI選手の入場曲が流れるまでは、『本当にSARAMI選手と試合するのかな?』と思っていたんです。私のほうから対戦要求していたのに(笑)」

――アハハハ。自分から言っておいて実感がなかったと(笑)。

「それでSARAMI選手の入場曲を聴いて『あぁ、本当にSARAMI選手と対戦するんだ』と実感したんですよ。何て言うのか……試合をするのは間違いないし、すごく緊張していたわけでもなくて。自分としては冷静でした。でも私はSARAMI選手がRIZINで試合しているのをテレビで視ていたので、『おぉ本物のSARAMI選手が来た!』みたいな(笑)。黒部三奈さんや藤野恵実さんと対戦した時も、同じような感覚がありました。でも……黒部さんや藤野さんはベテランすぎて。SARAMI選手にはオーラがありました」

――黒部選手と藤野選手は、オーラもなかったと?

「そんなことは言っていません! SARAMI選手がベルトを巻いている姿にオーラがあったというか」

――やはりそのオーラが、タイトルマッチならではなのでしょうね。SARAMI戦では、左ハイで決着するとは予想していませんでした。

「そうですか? 今までも左ハイは出していましたよ。当たっていないだけで(笑)。確かに今まではハイキックの重要性を考えていなかったです。ただ蹴ることができるタイミングで蹴っていただけで。しかもガッツリと当てに行っているわけではなく、どちらからというと左ハイを見せて下がらせたりするほうが多かったかもしれないですね」

――SARAMI戦では最初の左ハイをかわされ、2発目がヒットしてダウンを奪いました。すぐに立ち上がったSARAMI選手を引きはがして3発目の左ハイでKOという流れです。あの展開では何としても左ハイで倒そうとしていたのですか。

「実は――ずっと左ハイでKOするのを狙っていたんですよ」

――……。

「本当ですよ! 試合当日の朝に、家族にも『今日は絶対に左ハイで倒す』と言っていましたから。試合では一発目がブロックされたじゃないですか。あれは単発の左ハイで、『やっぱりこのレベルの選手には単発じゃ当たらないんだ。散らさないといけない』と思って。そのあと逆にSARAMI選手が顔面蹴りを打ってきて、自分が距離を外しました。そこで――私の戦い方って『自分がやられて嫌なことを相手にやり返す』なんですよ」

――それは良い言葉です!

「だから私が顔面前蹴りをやり返したら、相手の反応が鈍くて。そこで『左ハイが当たるかもしれない』と思って、まず右ボディストレートから左の三日月蹴り。次にボディストレートのフェイントから左ハイを打ちました」

――そして最初のダウンを奪ったわけですね。もう完全にストライカーへ……。

「黒部さんをKOした時に、自分はストライカーとして生きていこうと決めました! あくまで自称ストライカーですけど(笑)。でも日本の女子MMAではストライカーって少ないじゃないですか」

――それだけのKOを生み出す要因として、ステップワークとスイッチがあるかと思います。SARAMI戦もスイッチを繰り返していましたが、フィニッシュはオーソドックスからサウスポーにスイッチしたと同時に左ハイを打っていました。

「左ハイへ繋げる動き、コンビネーションは練習していました。スイッチからの左ハイだけじゃなく、もっといろんな左ハイの出し方を練習していて。あの形は練習していたものの一つです。オーソドックスのまま左ハイ右ハイも出せますし、サウスポーで右ハイも打てます。

もともと柔道は利き手が前のサウスポースタンスでした。MMAを始めてから、打撃が入るようになってオーソドックスで構えるようにしていました。そういうアベコベの状態からMMAを始めているので、どっちの手や足が前になろうと違和感がないですね」

――他の出身ファイターと同様にサウスポー、いわゆる右利きサウスポーとしてMMAを戦おうとは考えなかったのですか。

「それは考えなかったです。やっぱり左足を前に構えたほうが、前に出やすいですよね。私は徒競走も『位置について』で構える時に右足を下げていましたから」

――……はい。

「そのほうが本来はバランスが良くて。たぶん柔道時代はバランスが悪いほうで試合をしていたんだと思います(笑)」

――打撃でいうオーソドックスで構えていたほうが、もっと柔道でも強かったかもしれないと(笑)。

「柔道って、どんどんルールが難しくなっているじゃないですか。すぐ変更されるし、ルールが変わるたびに頭がパンクしていましたね。そういう競技は苦手です。だからMMAは楽しいですよ。ルールはあるけど分かりやすいから。特にRIZINルールは4点ヒザとサッカーボールキックがあるから、ここで蹴って良いかどうか迷う必要がないですもんね。黒部戦でもSARAMI戦でも、本当はダウンを奪った時にサッカーボールキックをやりたかったんですよ。相手は下を向いているからサッカーボールキックが入りやすくて、その気持ちを抑えるのに必死でした」

――現在サッカーボールキックは練習しているのですか。

「はい。さすがに思いっきり蹴ることはできないので、その状態になったらサッカーボールキックの形に入るだけですけど。4点ヒザの練習もやっています。それは練習相手もサッカーボールキックと4点ヒザありだから、自分も入れられるかもしれなくて緊張感ありますよ。でも、それだけフリーなルールのほうが向いていると思います」

――SARAMI戦で印象深かったのが、もう1点……あらゆる攻防の中で、必ず最後に右ジャブあるいは右フックをフォローで入れていました。

「あれを入れておくと必ず相手の動きが止まって、追って来られなくなりますね。ストライカーとしては『追ってくるなよ』という意味で右をフォローするようにしています。今はボクシングジムでも練習していますけど、やっぱりAACCで――MMAの練習の中でないと分からないものがあって。特にグラップラーが蹴りの打ち終わりにテイクダウンを狙うって攻防は、MMAだけのものじゃないですか。それはMMAの中で学ばないといけない。自分にとっては、あの右のフォローが流れの一つとして染みついているんです。ナチュラルな動きでモーションもなく出しているから、相手も気づいていないのかなとは思いますね」

――それほどナチュラルなストライカーぶりを発揮して修斗のベルトを獲得したあとは、どのような展開を考えていましたか。

「いきなりRIZINに出る、というのは考えていなかったです。まず修斗のベルトを獲ったあとは、防衛戦をやるのかなぁと考えていました。でも、そうなると対戦相手が――もともと黒部さんとSARAMI選手が2強で、いきなり再戦っていうのも変じゃないですか。誰か新しいチャレンジャーが登場するまで、どうなるのかなぁと考えていました」

――すると他団体として、DEEPジュエルスに出場している選手には興味がありましたか。

「DEEPジュエルスには49キロの選手が多いじゃないですか。自分の階級は見ていて『この選手と対戦したいなぁ』という気持ちはありました」

――同じ階級……となると、次に対戦する万智選手は「試合をしたい相手」の中に入っていなかったのですね。

「ストロー級の選手ですけど、自分が階級を上げれば対戦することはあると思っていました。ちょうど同じぐらいのキャリアなので。今回の52.5キロ契約というのも、仕方ないですね。それは万智選手と試合すると決めた限りは、契約体重はもう関係ないので。柔道時代は52キロ級で、その体重で動いたことがないわけでもないですし。あと正直、おいしい相手だと思っているのでオファーを受けました」

――柔道時代の52キロとMMAの49キロでは感覚も違いますか。

「今の自分にとっては修斗のスーパーアトム級(50キロ以下)が適正です。すごく動きやすし、自分の打撃も効きますからね。ただ、国内だけで試合をしていれば、いずれ対戦相手もいなくなってくると思います。世界で戦える選手になりたいっていう気持ちは大きくて、いずれ世界の階級――ストロー級でも強いと言われるようになりたいです。だからずっとストロー級で戦うことは見据えていました」

――……渡辺彩華選手にとってはAACCの先輩である浜崎朱加選手の前に立ちふさがったのが、アトム級とストロー級の間にある壁だったように思います。それはイコール、日本女子MMAにとっての壁でもありました。アトム級の選手が、いかにストロー級で戦うか。

「私は今でも、日本の女子MMAでは浜崎さんが一番強いと思っています。でも私と浜崎さんはファイトスタイルが違うし、違うからこそ壁をブチ破れるかもしれないです」

――それは期待したいところです。では対戦する万智選手の印象を教えてください。

「……ゴキブリですよ、ゴキブリ」

――いきなり語気が強くなったうえ、ゴキブリ呼ばわりするとは……。

「だって、いろんな練習場所に現れるじゃないですか。自分で自分の動きを『ゴキブリみたいな動き』と言っていますからね。だから彼女は自他ともに認めるゴキブリなんですよ」

――万智選手がAACCに来たことはないですよね。

「AACCに来たら、国内の女子選手全員と練習することになってしまいますよ(笑)。本人は、いずれAACCの選手と対戦することが多くなると思っていたかもしれないですけど」

――万智選手の練習環境の問題もあるので何とも言えませんが……。

「それと彼女に対してはイラッとすることがあって。以前MMAPLANETのインタビューで、私の名前を出さずに私のことを挑発していたじゃないですか。Colorsの選手との対戦について訊かれて、『自分がやってやりたい。でも団体も違うし、階級もちょっと違うので』とか何とか」

――「黒部さんとSARAMIさんに勝った人」とは、間違いなく渡辺選手のことですね。

「最初は階級が違うから、万智選手に対してそれほど興味があったわけではないです。でもAACCの人から『こういうことを言われているよ』って、MMAPLANETの記事が送られてきて。でも読んでみたら『階級が違うから悔しい』とか、何言っているんだろうって感じですよ。言い訳するんじゃないってイラつきました。

私だったら――『階級が違うから悔しい』と思うぐらいなら、体重を落としてでも試合します。それで私がツイッター(現X)で、MMAPLANETの記事を引用リツイートして『試合しましょう』と書いたら彼女は何も答えずに、いいねだけしていて……。自分から言っておいて何なんですか。だから私が体重を上げてあげましたよ。これで文句ないでしょう。相手の体重でタコ殴りにしてやります」

――トラッシュトークかと思ったら、本気で怒っているようですね。

「そうですよ。ホントにイラッとしましたから」

――では客観的に、ファイターとしての印象を教えてください。

「グラップラーじゃないですか。柔道出身のグラップラー。よくいるタイプですよ」

――同じ柔道出身であるにも関わらず、ハッキリとストライカーとグラップラーに分かれました。万智選手のようなグラップラーを相手に、渡辺選手の寝技も見てみたいところです。

「フフフ、今回そうなるかもしれませんね。寝技になっても自信はありますから」

――ちなみにRIZINでいえば伊澤星花選手のことは、どのように見ているのですか。

「伊澤さんに対しては何もないですよ。昔、同じアマチュア大会に出た時は『お互いに頑張ろうね』と言っていたぐらいで。RIZINに出場するかぎりは、やるなら伊澤さんだと思っています。ただ、AACCとして考えると伊澤さんのほうが邪魔ですよね。ウチのトップ(浜崎)を倒してベルトを奪っているわけですから。次の万智戦は、伊澤星花とのタイトルマッチへの踏み台ですよ。ゴキブリはゴキジェットでシューッとやっつけてやります」

■視聴方法(予定)
10月1日(日)
午後12時00分~ABEMA, U-NEXT, RIZIN100CLUB,RIZIN LIVE,スカパー!

■ RIZIN LANDMAKR06対戦カード

<バンタム級/5分3R>
太田忍(日本)
佐藤将光(日本)

<キック61.5キロ契約/3分3R>
梅野源治(日本)
斎藤祐斗(日本)

<バンタム級/5分3R>
所英男(日本)
アラン“ヒロ”ヤマニハ(ブラジル)

<キック61.5キロ契約/3分3R>
梅野源治(日本)
斎藤祐斗(日本)

<フライ級/5分3R>
伊藤裕樹(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<ミドル級/5分3R>
イゴール・タナベ(ブラジル)
ANIMAL☆KOJI(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
渡辺彩華(日本)
万智(日本)

<フライ級/5分3R>
村元友太郎(日本)
ホジェリオ・ボントリン(ブラジル)

<58キロ契約/5分3R>
中村優作(日本)
ヒロヤ(日本)

<ヘビー級/5分3R>
貴賢神(日本)
荒東“怪獣キラー”英貴(日本)

<フェザー級/5分3R>
ビクター・コレスニック(ロシア)
高木凌(日本)

<ライト級/5分3R>
渡慶次幸平(日本)
井上雄策(日本)

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治(日本)
日比野“エビ中”純也(日本)

<68キロ契約/5分3R>
銀・グラップリングシュートボクサーズジム(日本)
太田将吾(日本)

<キック57キロ契約/3分3R>
竹野元稀(日本)
内藤凌太(日本)

<バンタム級/5分3R>
切嶋龍輝(日本)
MASANARI(日本)

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ARAMI DEEP DEEP JEWELS MMA MMAPLANET o ONE RIZIN RIZIN LANDMARK06 RIZIN44 SARAMI キック 万智 伊藤裕樹 修斗 前田吉朗 宇田悠斗 安谷屋智弘 山本アーセン 平良達郎 征矢貴 扇久保博正 本田良介 杉山廣平 渡辺彩華 福田龍彌

【RIZIN44 & RIZIN LANDMARK06】9月24日に福田龍彌×山本アーセン、10月1日に渡辺彩華×万智など追加対戦カードを一挙発表

【写真】修斗・DEEPでベルトを巻いた福田(左)とフライ級2戦目のアーセン(右)が激突(C)MMAPLANET

26日(土)、RIZN FF事務局より9月24日(日)にさいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催されるRIZIN44、10月1日(日)に愛知県名古屋市中区のドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)のRIZIN LANDMARK 6 in NAGOYAの追加対戦カードが発表された。

今回のリリースではRIZIN44の2カード、RIZIN LANDMARK 6 in NAGOYAの12カード(キック1カード含む)が一挙にアナウンスされた。RIZIN44では、5月のRIZIN42で一度組まれていた征矢貴×ラマザン・テミロフが仕切り直しで行われ、新規カードとして福田龍彌×山本アーセンが決まった。


今回が2度目のRIZIN参戦となる福田は2020年7月に前田吉朗を下して修斗世界フライ級暫定王者となり、翌2021年1月の正規王者・扇久保博正の王座返上を受けて、第7代王者に昇格した。同年7月の初防衛戦で平良達郎に敗れて王座陥落となると、戦いの場をDEEPに求める。

DEEPでは2022年9月からスタートしたDEEPフライ級グランプリに参戦し、杉山廣平、安谷屋智弘、宇田悠斗、本田良介を下して優勝。本田との決勝にはDEEPフライ級暫定王座もかけられており、修斗に続いてDEEPでの王座獲得も果たした。

対するアーセンは5月のRIZIN42で約2年9カ月ぶりに復帰。フライ級に階級を落とした再出発の一戦で、伊藤裕樹から判定勝利を収めている。福田はサウスポーで腰を落とした構えから打撃の圧力をかけるスタイルで、離れた間合いからの左ストレート・近距離での右フックはフライ級ながら一発で試合を終わらせる威力を持つ。

伊藤戦ではレスリング力を活かして組の攻防で削り勝ったアーセンだが、打撃のプレッシャー&強打を誇る福田相手にそれをできるかがポイントになりそうだ。

RIZIN LANDMARK 6 in NAGOYAでは渡辺彩華×万智の一戦に注目したい。

渡辺はプロ3戦目で黒部美奈をKO、4戦目でSARAMIを下して修斗世界女子スーパーアトム級王座を獲得。

柔道ベースながらシャープなパンチを得意にし、黒部戦ではカウンターの右アッパーで黒部をマットに沈め、SARAMI戦ではスイッチを織り交ぜながらの左ハイキックを決めるなど、打撃でも非凡なセンスを感じさせる注目の女子ファイターだ。

一方の万智はDEEP JEWELSで戦うプロ3戦3勝・20歳の新鋭。昨年末に北米で戦う話もあったが、最終的にRIZINからのオファーを選択して、今回の試合を迎えた。

本来なら渡辺=スーパーアトム級、万智=ストロー級と階級は違うが、過去にMMAPLANETのインタビューで、練習をともにする先輩=黒部&SARAMIに勝った渡辺との対戦を望んでいた。今後の女子MMAの将来を担っていく選手同士の一戦。MMAとしてのクオリティの高さにも注目したいカードだ。

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ARAMI Combate Global DEEP DEEP JEWELS DEEP JEWELS41 MMA MMAPLANET o ONE ROAD FC SARAMI YouTube チャンネル パク・シウ パク・ジョンウン 海外 藤野恵実 須田萌里

【DEEP JEWELS41】キャリア再構築=須田萌里戦へ、パク・ジョンウン「女子が増えて、チャンスが広がる」

【写真】これからに向け、しっかりと爪痕を残すことができるか(C)MMAPLANET

28日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS41で、パク・ジョンウンが須田萌里と対戦する。

18歳の時のプロデビュー戦の相手は藤野恵実、2戦目がSARAMI。4戦目が渡辺久恵という日本でより多くの経験を積んだ選手との対戦が続いた。女子MMAの層が薄く、実戦経験の差があるような試合を受けないと試合機会が訪れなかった。

自然とレコードは黒星が目立ち、コロナの感の試合数の減少もあってデビューから8年を迎え戦績は8勝7敗1分と、その実力に見合わない数字が並ぶようになった。結果、今度はキャリアの浅い有望株との試合が続く。それでもパク・ジョンウンは「女子MMAが盛んになっている証。大切なのはこれから」と笑顔を見せた。

キャリアの再構築へ、負けられない須田戦を前のチビ・ウルフの心境とは。


――今週の日曜日に3年半振りの日本での試合が控えているパク・ジョンウン選手です(※取材は24日に行われた)。今、どのような気持ちですか。

「日本での試合は常に良い思になるので、この間もずっと日本で戦いたいと思ってきました。なので凄く嬉しいです」

──コロナの間、韓国ではなかなか試合ができなかったと思いますが、一昨年の9月にRoad FCの女子アトム級王座決定戦で敗れたのは本当に驚かされました。

「試合直後は本当に納得がいかなかったです。ガッカリもしました。選手同士は細かい部分で分かっていると思いますが、自分では勝ったと思っていました。ただ、あそこで敗北を喫した事実は覆すことができないので、再びモチベーションをキープして前進するしかないと割り切ってやってきました。もう、あの敗北を引きずることはないです」

──パク・シウ選手など日本に来て試合経験を積み、他にもONEやCombate Globalに転じる選手も出てくるなか、パク・ジョンウン選手は韓国で戦うという選択しました。この間、どのような想いで試合の機会を待っていたのでしょうか。

「他の選手が日本や海外で活躍していることに関しては、彼女達の選択がそういうことで。彼女達自身の選択を尊重すると同時に、自分はコロナの時代で試合ができなかったことを受け入れています。大切なのは、これからだと思います」

──その「これから」のキャリアアップをどのように考えていますか。

「試合ができなかった間、逆に調子を戻すことができて精神的にも強くなったと思います。これからは戦績のことも考えて、勝つことを重視して戦っていきたいです」

──レコードを綺麗にしていくということですね。勝ち星が先行するように。

「まずコロナの間、試合ができなかったので、これからはたくさん試合がしたいです。今回のDEEPでの試合をリスタートして……負けるとまた次が見えなくなるので、これからは勝ち続けて試合数を増やしていきたいです」

──では絶対に負けられない試合の対戦相手となる須田選手に関して、どのような印象を持っていますか。

「試合の話が来て、初めて知った選手でした。でもタイトル戦を経験しており、かなり強い選手だと思います。特に寝技が強いので、油断せずに戦いたいです」

──柔術家がMMAを戦って打撃ありのなかで積極的になれないというタイプでなく、殴られるのを承知で柔術の技を使える強さがあります。

「試合映像を視ても寝技が強くて、腕十字が凄く上手いと思いました。私は寝技に秀でているとか、打撃が抜群に強いというファイターでなく、満遍なくどの局面でも戦える選手です。グラップリングが強い須田選手と戦うのが楽しみで、そういう何か特化した選手を倒したいという気持ちが大きいです」

──いつの間にか下の選手の突き上げを食う立場となり、若い選手の台頭を跳ね返さないといけないようになりました。

「選手としての宿命だと思っています。経験を積めば積むほど、下から上がってくる選手と戦う機会が増えるのは。逆にそれだけ女子選手の数が増えてきたという意味なので、私としては嬉しいです」

──パク・ジョンウン選手はキャリアの序盤に経験の差が多い相手との試合が多かったのも層の薄さが関係していました。だからこそ、そのように感じられるのでしょうね。

「Road FCのアマチュアで女子の選手が出てきて、プロを目指す選手も増えています。MMA自体、韓国で成長していて人気も上がっているのでこれからがより楽しみです。情熱を持ってMMAに接してくれる人達がいるので、これから韓国のMMAはもっと発展し女子選手の数も増えて、チャンスも広がると思っています」

──では最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「日本は良い思い出ばかりです。日本で私のことを応援してくれるファンもいました。今も私のことを忘れずに待ってくれている人達の期待を裏切らないように、しっかりと勝ちます。アリガトゴザイマス」

※2015年5月掲載。パク・ジョンウンのデビュー戦後のインタビューはコチラから

■視聴方法(予定)
5月28日(日)
午後5時20分~DEEP チャンネル-YouTube、U-NEXT、サムライTV

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ARAMI Colors MMA MMAPLANET o SARAMI 修斗 渡辺彩華

【Colors】衝撃の決着。渡辺がSARAMIを左ハイで倒し、4戦目で戴冠「美女からシンデレラになりました」

【写真】新王者にはColorsオリジナルのティアラが贈られた(C)MATSUNAO KOKUBO

<修斗世界女子スーパーアトム級選手権試合/5分5R>
渡辺彩華(日本)
Def.2R2分36秒 by TKO
SARAMI(日本)

渡辺の左ジャブに右ローを合わせるSARAMI、距離を詰めて右ショートを当てる。細かく体を動かすSARAMIに対し、渡辺は右カーフを蹴った。SARAMIの左右ショートがヒット。SARAMIが距離を詰めると渡辺もパンチを返す。ケージを背負いながら右ショートを返したSARAMI、渡辺の左ローをキャッチしにいくが掴めず。ケージ中央で渡辺の右クロスが当たり、さらにケージを背負わせて右カーフを蹴る。

距離を取る渡辺は右カーフ。SARAMIも距離を詰めて左ジャブからショートフックを繰り出す。SARAMIの左ローを払った渡辺だが、パンチで追撃することはできず。ケージ中央で右カーフを受けたSARAMIはプレッシャーをかけて右ショートを当てる。渡辺が前に出て来ると左フックを返す。互いにローを当てるなか、SARAMIの左右ストレートに対し、渡辺がインから右を突いた。

2R、距離を詰めて来るSARAMIに対し、渡辺がスイッチを繰り返す。SARAMIはパンチからローを当てる。飛び込んで来る渡辺に対し、SARAMIは右ストレートを狙った。SARAMIが渡辺をケージに詰めてパンチを浴びせる。サイドに回る渡辺、SARAMIはケージ中央でテイクダウンのフェイントも見せる。渡辺の右ストレート、SARAMIの左フックが当たった。SARAMIの前蹴りを受けた渡辺が下がる。

両者がケージ中央に戻った瞬間、渡辺の左ハイがSARAMIの顔面にヒット。ダウンしたSARAMIはすぐにボディロックで組みつき、テイクダウンを狙うも渡辺は倒れず。離れた渡辺がサウスポーにスイッチして左ハイを当て、ダウンしたSARAMIにパウンドを連打してレフェリーストップを呼び込んだ。

プロデビューから4戦目で修斗のベルトを巻いた渡辺は、「今日はティアラをゲットして、美女からシンデレラになりました!」と笑わせたあと、涙を浮かべながら「もっと強い相手に挑んでいくので、応援よろしくお願いします」と語った。
インタビューでリベンジを希望していた藤野が、ストロー級インフィニティリーグに参戦決定――今後の動向に注目が集まる。


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ARAMI Colors o SARAMI Shooto   エンゼル☆志穂 ブログ 観戦速報

【修斗】速報中!COLORS Produce by SHOOTO

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今日は1日修斗の日。ニューピアホールで昼夜興行が開催されます。まずは修斗の女子部門COLORS Produce by SHOOTOの旗揚げ戦。メインはSARAMI(パンクラスイズム横浜)×渡辺彩華(AACC)のスーパーアトム級タイトルマッチ。円熟味を増してきたSARAMIに成長著しい新星・渡辺が挑戦する世代交代を賭けた一戦を迎えます。お互いしぶとい打撃を持つだけにスタンドでの激しい削り合いになるのか興味津々。今回も会場から電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【オープニングファイト グラップリング 女子49kg契約】
△井上愛羅(ストライプル茨城) 
(ドロー)
△NOEL(AACC)
開始直後に座り込む井上。NOELがそれに付き合うと井上は下から足を効かせて仕掛ける。しかしNOELのガードは固い。しばらくはこの攻防が続く。NOELは足を捌いてパスを狙うが井上のガードも手堅い。結局このまま試合が終了してドロー裁定。


【第1試合 女子アトム級】
△渡辺久江(ZERO)
(判定1-0)
△玉田育子(AACC)
1R、開始直後から渡辺の右のインローが連続でヒット。玉田の身体が流れる。しかし渡辺の前蹴りを掴んだ玉田はバックに回り込む。そのままタックルでテイクダウン。だが渡辺もすぐに立ち上がると汲んでくる玉田に対して膝蹴り。ボディに入ったか玉田は自ら寝転がる。だがタイムアップ。
2R、すぐに間合いを詰めて組みつく玉田。倒しに掛かるが渡辺の腰は重い。スタンドで玉田がバックに周るがすぐに正対。渡辺はボディにフック、さらに膝を入れる。玉田はまたも寝転んで下からの展開を狙うが渡辺は許さずに試合終了。判定は渡辺に1票入ったがドロー裁定。


ここで藤井惠CSOからインフィニティリーグに藤野恵実が参戦する事が発表されました!若手主体のリーグ戦に藤野!すごい組み合わせだ。


【第2試合 epsomsalt seacrystals Presents インフィニティリーグ2023 女子ストロー級】
◯宝珠山桃花(赤崎道場A-SPIRIT)
(1R チョーク)
×エンゼル☆志穂(GSB多治見)
1R、パンチの交差から差し合い。しかし動きなくブレイク。再開するとスタンドの攻防でバランスを崩して転倒した宝珠山。エンゼルはすぐに上になろうとするが宝珠山は起き上がりざまにタックルでテイクダウン。スルスルとバックに周るとチョーク!ガッチリ極まってエンゼルはタップ!宝珠山か快勝!


【第3試合 epsomsalt seacrystals Presents インフィニティリーグ2023 女子ストロー級】
◯杉本恵(AACC)
(判定3-0)
×吉成はるか(シューティング宇留野道場)
1R、開始直後から間合いを詰めて左右のフックを連打する杉本。吉成は背中を向けて後退するなど防戦一方。何とか組みつくとしっかりディフェンス。杉本も攻め手を欠いてブレイク。再開すると杉本がまたもパンチで追い回してラウンドを終えた。
2R、後がない吉成が逆にプレッシャーを掛けるが杉本はタックルでテイクダウン。上をキープしながらパウンド。さらにパスしてサイドに移行。しばらくして強引にマウント→バックを奪ってバックチョーク!だが吉成は前に落として脱出。杉本もすぐに下からタックルで組み付いて試合終了。判定は先手を取り続けた杉本に軍配。


【第4試合 グラップリング 女子53kg契約】
△前澤智(リバーサルジム東京スタンドアウト)
(ドロー)
△杉内由紀(ポゴナ・クラブジムさいたま)
寝転んで下から攻める杉内。前澤は付き合うが互いになかなか攻め切れずにやや膠着。中盤には杉内が下から足関節を狙うが前澤は冷静に捌いて対応。逆に上から押さえ込む。さらにマウントを奪い、終了間際には足関節を狙うが不発に終わって試合終了。ドロー裁定。


【第5試合 女子アトム級】
◯中村未来(マルスジム)
(判定3-0)
×川西茉夕(BURST)
1R、開始直後から好戦的な川西は果敢にパンチを振るう。右フックがクリーンヒット。一瞬中村の腰が落ちると川西は組み付いて時間をかけてテイクダウン。しかし中村はすぐに立ち上がると差し合いからはボディに膝を入れて手数を稼ぐ。身体が離れるとローに左のストレート系のパンチが的確に入り始めてラウンドを終えた。
2R、ペースを掴んだ中村がイケイケで攻撃を仕掛ける。ローを起点に右のジャブ、左フックにストレート、さらにはバックハンドブローやハイキックをヒットさせて攻勢。川西もフックを打ち返す場面はあったが手数で中村が圧倒してラウンド終了。
3R、後がない川西。中村の攻撃に合わせてタックルでテイクダウン。バックに周りかけたが中村はすぐに立ち上がる。スタンドに戻ると川西はしつこくタックルで組みつく、だが中村の腰は重い。川西の側頭部に肘を入れると身体が離れる。それでも川西はめげずに距離を潰して組み付いて試合終了。判定は中村に軍配。


【第6試合 女子アトム級】
×古賀愛蘭(BURST)
(3R チョーク)
◯ジェニー・ファン(AACC)
1R、開始直後に古賀のお株を奪うファンの右フックで古賀はグラつく。古賀はタックルでテイクダウン。上をキープしつつ、脱出を狙うファンをガブってグラウンドをコントロール。最後も身体が離れて打ち合いになるとカウンターでタックルを決めてラウンドを終えた。
2R、打ち合いから組み付く両者。ファンが首投げでテイクダウンするが古賀はすぐに立ち上がり、逆にタックルでテイクダウン。ファンはラバーガードを仕掛けるが互いにやや膠着。最後は古賀が猪木アリ状態で上からプレッシャーをかけてラウンド終了。
3R、ファンは打ち合いを仕掛ける。古賀も応戦するがパンチを被弾。嫌ってタックルにいくとファンはガブってギロチンチョーク。あわやの場面だったが古賀は首を抜く。するとファンは下からオモプラッタ!バックに周ると足で古賀の腕を極めたままチョーク!これがガッチリ極まって古賀はタップ!ファンが凄まじい一本勝ち!