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【Colors04】パク・ソヨンが檜山美樹子に腕十字で秒殺勝利。インフィニティリーグ優勝

【写真】パク・ソヨンが全勝優勝。ROAD FCのジョン・ムンホン代表も来場していた(C)MATSUNAO KOKUBO

<女子アトム級インフィニティリーグ/5分2R>
パク・ソヨン(韓国)
Def.1R0分32秒 by 腕十字
檜山美樹子(日本)

ソヨンが右ストレート、スイッチして左ミドルを蹴る。ここから組みの攻防になるとボディにヒザ蹴り。後方にテイクダウンすると、すぐに体をまたいで腕十字へ。これががっちり極まって秒殺勝利。リーグ戦を3戦3勝=勝ち点8とし、平田×NOELを前にインフィニティリーグ優勝を決めた。


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【ZFN02】代理戦争→ONEでキャリアを積んだユ・チャンミン「完勝できる。河名マスト? 眼中にない」

【写真】カンナムにあるTeam HAVAS。チーム・スタンガン解散後、チームメイトがイ・ジョンウォンが創ったジムに合流した(C)MMAPLANET

14日(土・現地時間)、韓国はコヤンのキンテックス7Aホールで開催されるZFN02に佐藤天が出場し、ジャン・ユンソンと戦う。
text by Manabu Takashima

UFCをリリースされ1年7カ月振りのファイトは、韓国となった。現在4連敗中、16勝3敗だったレコードは16勝7敗になっている。対戦相手は5勝1敗のコリアン・ヤングプロスペクト。自身のキャリアを上書きしようとする対戦相手、その師匠が開くイベントでのファイトだ。それが現実だと受け入れつつ、佐藤天は今も変わらぬ目標に向かい歩を進めている。


――計量前日にインタビューというのは御法度ともいえるのですが、ありがとうございます。

「いえ、自分も日本のメディアの方には話を訊いてほしかったですし。減量も凄く順調で、もう2キロほどでリミットなので大丈夫です」

――それにしても、これまでONEフェザー級で戦っていたので、これほど頬がこけたチャンミン選手を見るのは初めてです。

「格闘代理戦争以来ですね(笑)。しっかりと食事面も管理し3週間でここまで落とせました。ONEの一階級上のフェザー級よりも、このリミットで戦うことがベストだと感じています」

――2日後にはパク・チャンスと対戦します。ONE FFのキリル・ゴロベタス戦以来、1年9カ月振りのファイトです。このブランク、戦っていたプロモーションがONEということで日本ファンも概ね事情が想像がつくかと思います。

「この間は本当に厳しかったです。試合ができなくてストレスがたまり、2度も帯状疱疹ができて。体重も81キロまで増えてしまいました。正直、熱量が下がった時期もありました。でもMMMAが大好きで辞めようと思ったことはないです。そしてチームHAVASの皆のサポートで、ここまで戻ってくることができました」

――他のプロモーションと交渉ができるようになってから、今回の試合までどれぐらい時間があったのでしょうか。

「2カ月です」

――海外、韓国国内でもRoad FC、Black Combatなど他に選択肢もあったかと思いますが、ZFNと契約したのは?

「UFCで戦いたいからです。そうなると一番近いのはZFNです。コンテンダーシリーズからチームメイトのコ・ソクヒョン選手もUFCとサインしましたし、チームの皆がUFCを目指しています」

――UFCには30歳の壁があると言われています。そこは気にならなかったですか、

「それこそコ・ソクヒョン選手は自分よりも1歳年上で、31歳でUFCと契約をしました。力があれば、UFCへの道は開くと思っています。次の試合もリモートになったとはいえ、Lookin’ for a Fightですし。格闘代理戦争のように、特別な機会を生かすことには慣れているので」

――プロデビュー以来、初めて韓国での試合になります。

「本当に楽です。飛行機に乗る必要もないし、パッキングもしなくて良い。サウナの温度を心配しなくて済むし、食事も好きなモノを選ぶことができます。夜は家で寝て、全く違うファイトウィークを過ごせています。

母国で戦うことは、素直に嬉しいです。対戦相手のパク・チャンス選手はDouble GFCのライト級とフェザー級のチャンピオンですが、自分も海外で戦ってきたキャリアに自信を持っています。韓国国内でベルトを獲った者か、海外で戦ってきた者か。自分たちのキャリアが問われる対戦なので、燃えています」

――日本のリアリティTVショーで優勝し、ONEとは好条件でデビュー。韓国のファンから意地悪な見方をすると、お手並み拝見という感じで見られることもあるのでは?

「最初は軽く見られていましたが、ONE FFで最後に勝ったキリル・ゴロベタスがウクライナ人ファイターで12勝2敗の強豪だったことで、評価もひっくり返りました。ゴロベタス戦前の予想では、自分の勝率は8パーセントだけだったんです(笑)。

それにパク・チャンス選手のように韓国だけで戦って来たら、自分のように大きな会場で大観衆の前で試合をした経験はないはずです。なんせ自分のプロデビュー戦は両国国技館で、デメトリウス・ジョンソンの前座だったんですよ。そういう大舞台で戦った経験値は自分の方が上です。

だから母国のファンの前で、全局面で圧倒することができるはずです。ブラフでなく、本音です。パク・チャンス選手に完勝できる自信があります。この1年9カ月の苦労があった上で、成長した姿を見てもらう絶好の機会だと捉えています」

――では同じフェザー級の一戦、Angel’s FC & HEATフェザー級王者ユ・ジュサンとRoad to UFC出場の河名マスト選手の試合はLookin’ for a Fightというオーディション的な側面があるなかで気にならないですか。

「ユ・ジュサン選手はチーム・スタンガン時代のチームメイトですが、特に気にならないです。あと河名マスト選手は……これはLookin’ for a Fightですよ。彼が自分のスタイルで戦うなら、その時点で眼中にないです」

■視聴方法(予定)
12月14日(土・日本時間)
午後6時30分~UFC Fight Pass

■ZFN02メイン対戦カード

<81キロ契約/5分3R>
キム・ハンスル(韓国)
ファン・インス(韓国)

<フェザー級/5分3R>
パク・チャンス(韓国)
ユン・チャンミン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
ユ・ジュサン(韓国)
河名マスト(日本)

<ウェルター級/5分3R>
ジャン・ユンソン(韓国)
佐藤天(日本)

<ライト級/5分3R>
ドロブショク・ナホトフ(タジキスタン)
マテウス・カミーロ(ブラジル)

<71.5キロ契約/5分3R>
ナンディンエルデン・キム・インソォン(韓国)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
ジャン・イクファン(韓国)
チェ・ソンヒョク(韓国)

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AB BELLATOR DEEP K-1 MMA o RENA RIZIN ROAD FC UFC アリベク・ガジャマトフ エンカジムーロ・ズールー キック キム・スーチョル ビクター・コレスニック ルイス・グスタボ ヴィンス・モラレス ヴガール・ケラモフ 伊澤星花 元谷友貴 堀口恭司 巌流島 弥益ドミネーター聡志 新井丈 新居すぐる 梅野源治 武田光司 浜崎朱加 秋元強真

RIZIN.49:サトシ vs. ケラモフ、堀口 vs. ズールー他、MMA6カード発表。元谷 vs. 秋元で次期挑戦者決定戦。大雅と梅野がMMAデビュー戦で対戦。

RIZINライト級(71.0kg)タイトルマッチ 5分3R
ホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術/王者)
ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン/挑戦者)

9月にルイス・グスタボと防衛戦をしたばかりのサトシ。相手がいないと思っていたが、まさかのフェザー級のケラモフに。ケラモフはライトに上げるのではなく、フェザーのタイトル挑戦が回ってこないので、2階級で王座を狙うとのこと。ムサエフでいいと思うが、契約上出られないのか?唐突感が否めないマッチメイク。

RIZINフライ級(57.0kg)タイトルマッチ 5分3R
堀口恭司アメリカン・トップチーム/王者)
エンカジムーロ・ズールー(南アフリカ/挑戦者)

「大晦日に全王者が防衛戦」と言われて、サトシと並んで相手が想像出来なかったのが堀口。相手は今年RIZINデビュー戦で新井丈をKOしたズールーに。同じくデビュー戦で勝利したアリベク・ガジャマトフも候補だったとのこと。いずれにしても、無理に大晦日に組まなくても、もう一戦挟んで実力を認知させてからの挑戦が見たかった。

RIZINバンタム級(61.0kg)王座次期挑戦者決定戦 5分3R
元谷友貴アメリカン・トップチーム
秋元強真(JAPAN TOP TEAM)

9月にRIZINデビューしたばかりの秋元がもう挑戦者決定戦。18歳でキャリア自体浅いため、タイトルに挑戦するならもっといろいろなタイプの選手に勝てることを証明する必要があると思った。元谷に勝ったとしても、元谷が勝った太田に勝てるかどうか疑問だし、外国人相手にどれだけやれるかも見たかった。元谷にしても、太田に勝った実績は大きいが、その前はDEEPで格下の平松にKO寸前まで追い込まれてからの勝利で、その前はヴィンス・モラレスに判定負け。モラレスがUFCと契約したので仕方がないが、牛久・将光・太田あたりはいずれも今年負けていて難しいか。キム・スーチョルは年末のROAD FCに出場、セルジオ・ペティスなどBellatorの選手を連れてくるのも難しい模様。

王者井上は怪我のため大晦日は回避とのこと。

RIZINスーパーアトム級(49.0kg)5分3R
伊澤星花(Roys GYM/JAPAN TOP TEAM)
ルシア・アプデルガリム(アルゼンチン)

当初は伊澤 vs. RENAだったが、RENAだったが、が負傷により出場できず。5月の巌流島でぱんちゃん璃奈に勝利(キックルール)したアプデルガリムとの対戦に。アプデルガリムはKNOCKOUTで再来日したが判定負け、さらにK-1ブラジル大会でも判定負け。MMAのキャリアはあるものの、2勝3敗で、さすがにこの相手ではタイトル戦にはできないし、女子スーパーアトム級の試合を組んでこなかったのがここに来て響いている。脈絡も準備期間もなく浜崎朱加との試合がタイトル戦で組まれるよりは、無難にノンタイトル戦で良かったか。

RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R
武田光司(フリー)
新居すぐる(HI ROLLERS ENTERTAINMENT)

武田は6月のフェザー級2戦目でシェイドゥラエフに1R一本負け。11月にビクター・コレスニック戦が組まれていたが、コレスニックの欠場で試合が流れていた。

新居は昨年の大晦日は弥益ドミネーター聡志と対戦しKO勝ち、7月の超RIZINでは摩嶋と対戦し一本負けと、大舞台への抜擢が続いている。

RIZINバンタム級(61.0kg)5分3R ※MMA
大雅(TRY HARD GYM/リバーサル横浜グランドスラム
梅野源治(PHOENIX

キックボクサーのMMAデビュー戦同士での対戦。デビュー戦でなくても、RIZINはキックボクサーから転向した選手同士を当てがち。RIZINに出るレベルのベテランMMAファイターが相手では勝負にならないから仕方ないのかもしれないが、この試合ではMMAへの適応状況を判断するのは難しい。とはいえ、この試合の勝敗で次に与えられるチャンスの大きさが変わってくるだろう。

RIZIN甲子園決勝戦(61.0kg)5分2R
横内三旺(フォーランバス)
斉藤健心カルペディエム横浜)

当初より発表されていたRIZIN甲子園の決勝戦

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【RIZIN DECADE】大晦日の追加対戦カード発表。アジアの強豪たちがズラリーー矢地は「怒っているぞ」

【写真】デビュー戦で矢地と戦う桜庭大世は終始、笑顔だった(C)RIZIN FF

20日(水)、東京都目黒区のホテル雅叙園東京3Fカシオペアにて、大晦日に開催されるRIZIN DECADEの追加対戦カード発表記者会見が行われた。
Text by Shojiro Kameike

鈴木千裕×クレベル・コイケのRIZINフェザー級選手権試合、17日(日)のRIZIN LANDMARK10で発表されたフェザー級:久保優太×ラジャブアリ・シェイドゥラエフ、ヘビー級:貴賢神×エドポロキングの3試合に続き、次の3カードが発表されている。

ヘビー級:上田幹雄×キム・テイン
ライト級:矢地祐介×桜庭大世
フェザー級:YA-MAN×カルシャガ・ダウトベック

今回の記者会見には榊原信行CEOのほか、上田幹雄、エドポロキング、久保優太、YA-MAN、桜庭大世、矢地祐介が登壇。ここでは各選手の冒頭挨拶を掲載したい。


貴賢神(※コメント)
「自分は今、米国で毎日追い込んでいます。対戦相手のエドポロキング選手に対して無駄にトラッシュトークをする気はないのですが、久々の再会をリングで楽しみにしています。初めての大晦日、しっかり勝って盛り上げて来年につなげます」

エドポロキング
「貴賢神選手と同様、トラッシュトークをする気はないので。試合でしっかり盛り上げて、勝って次のステージに繋げたいと思います」

ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(※コメント)
「今年はたくさん試合ができて嬉しいです。本当は1日に2試合やりたいのですが、継続的に試合が組まれていることに感謝しています。対戦する相手はキックボクシングのチャンピオンで、素晴らしい打撃を持っています。非常に厳しい試合になると思いますが、全力で戦い、勝ちたいと思います。どんな結果であれ、私にとって良い経験になると信じています。ラジャブアリの物語はまだまだ続きます」

久保優太
「前回のRIZINで発表してもらってから、結構反響を頂いて。無謀、漢気があるのか、勇気があるのか――いろいろ言われたりします。僕はこのカードを望んで、叶えていただいたというか。僕は最短でRIZINフェザー級のチャンピオンになる道を歩みたいので。そのために、MMAに挑戦しています。このシェイドゥラエフを乗り越えて、来年絶対RIZINフェザー級でチャンピオンになりたいと思っています。今は勝率が低いかもしれないですけど、前回も前々回もそうですけど、僕はここから強くなります。当日は絶対に乗り越えたいと思っているので、期待しておいてください」

キム・テイン(※コメント)
「ROAD FCライトヘビー級、ヘビー級チャンピオンのキム・テインです。今回はRIZINの中で一番大きな大晦日の大会で試合をすることになりました。とてもワクワクしています。相手の上田幹雄選手の映像を視ましたが、とても上手い選手でした。RIZINヘビー級でも1位になっている選手なので、とても楽しみです。強い相手だけに、私は入念に準備しています。結果は私がKOで勝つと思います。私が誰なのか、RIZINファンにお見せします。上田幹雄、怪我に気をつけてしっかり準備して、素敵な試合をしましょう」

上田幹雄
「対戦相手のキム・テイン選手はROAD FC、他団体のチャンピオンということで、とてもワクワクしています。自分はRIZINのヘビー級を背負って戦うつもりでいます。こうして大晦日という大舞台に呼んでもらって嬉しいですし、他団体のチャンピオンと戦えることは光栄です。そこで勝って『RIZINなめるなよ』というところを見せたいです。キム・テイン選手から『KO勝ちする』と言われていますけど、逆に自分がブッ飛ばしてKO勝ちするつもりでいるので、大晦日はヘビー級の試合を楽しみにしていてください」

カルシャガ・ダウトベック
「前回の試合からすぐに試合が組まれ、伝統的な大晦日の大会に出場できることは光栄だ。対戦相手はキック界のスターで、最近MMAに転向し、戦績だけでは測れない深い格闘技の経験値を持っている相手だと思う。格闘家としてリスペクトしており、決して過小評価はしていない。これはどちらがより危険なストライカーかを決める試合だ。この試合で自分からテイクダウンするつもりはないが、同時にMMAというものの奥深さを見せたいと思っている。この試合はファンが求める内容になる。それに勝った者がタイトルマッチに近づくだろう。日本で試合をするたびに、私を支持する人が増えているように感じる。それは私にとって言葉では表せないぐらい尊いものだ。必ず皆さんの期待に応えると同時に、記憶に焼きつくような試合を約束したい」

YA-MAN
「今回の試合で『俺はエンタメ枠じゃねぇぞ』、俺はガチだっていうのをRIZINのファンに認めさせるために――ダウトベック選手って、今8連続KOぐらいしていて。RIZINでもずっと勝っていますし。RIZINの中でもトップ選手の一人だと思って、ここで勝ってRIZINファンにYA-MANという存在を、ガチなんだっていうのを証明します。試合については必ずどちらかが倒れる、失神するような試合になると思うので。もしかしたら俺が失神しているかもしれないし。もちろん俺が失神させるつもりでやるけど、どちらが倒れているか分からないですね。そんな試合になると思うので、1Rめから目を離さないようにしてください」

桜庭大世
「自分が日本で一番大きなRIZINという団体で、一番大きな大晦日の舞台に立てるのは、親の名前でしか立てないと思っていて。しかもペーペーなので、精一杯頑張ります。人の感情を揺さぶるような試合をしたいので、楽しみにしていてください」

矢地祐介
「10年目という節目の大晦日大会に出られることを嬉しく思います。ただ、榊原さんが隣にいるので言いづらいですけど――『ちょっと待て』と。試合が決まったことは嬉しいけど、相手がデビュー戦ということで、すごく複雑な気持ちになりました。せっかく前回、日本の若手筆頭のパトリック選手をなんとか倒して、『よし、もう一回上へ』という気持ちだったところに、このオファーが来て。すごくガッカリしたし、悔しい気持ちもありました。ただ、僕も良い年齢になってきて、こういう若手の相手をしなければいけない立場になったことも重々承知しています。大晦日ということもあって、有名選手の息子さんという話題性のあるカードが必要なことも分かっています。僕自身もPRIDEが大好きだったので、桜庭和志さんの息子さんと試合できるのは嬉しいですけれども……複雑な気持ちです。
どうやら桜庭さん陣営からの指名? 『矢地君どうかな?』みたいな話が耳に入ってきて、『何だソレ。ナメてんのか』と。ナメられがちな僕ですけど、15年やってきて良い時も悪い時もありましたけど、第一線で活躍してきた自負はあります。そんな自分を名指ししてくるとは、まあまあナメているなと思ったのが正直な気持ちです。ただ、レジェンドファイターの息子さんですし、組技のスキルもまあまああるみたいですし、デビュー戦といえど何をしてくるか分からない。どんなポテンシャルを持っているか分からないので、しっかり気を引き締めて戦いたいと思います。矢地はちょっと怒っているぞ、ということだけ伝えたいです(苦笑)。当日は良い試合をするつもりはなくて、MMAの厳しさを伝えて、叩き潰したいです」

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【RIZIN LANDMARK10】フライ級がヤバい!! 伊藤裕樹戦へ、イ・ジョンヒョン「自分にとって丁度良い獲物」

【写真】伊藤の情報を入手しまくり。パチンコネタで計量を盛り上げた(C)SHOJIRO KAMEIKE

RIZINフライ級戦線が熱い。豊富な日本勢に加え、海外勢の来日が増えている。明日17日(日)に名古屋市港区のポートメッセなごやで開催されるRIZIN LANDMARK10にイ・ジョンヒョン、アリベク・ガジャマトフ、そしてトニー・ララミーが来日する。
Text by Manabu Takashima

ダゲスタンのガジャマトフ、カナダのララミーに続き、今回は韓国のイ・ジョンヒョンのインタビューを掲載したい。コロナ禍のK-MMAが生んだ新鋭は、3分✖3Rで寝技限定という速攻型&打撃重視のMMA=ARCで4連勝を飾り、ROAD FCにステップアップを果たす。ここでも3連勝、2試合がKO勝ちというレコードを築き、19歳の若者は自らを「天才」と呼ぶようになっていた。

しかし、Road to UFCでは初戦でマーク・クリマコに敗れ、母国での再起後は今年4月にRIZINに初来日をしたものの神龍誠にキャリア初の一本負けを喫した。この2つの敗戦で自らの力不足を実感したイ・ジョンヒョンだが、今回の伊藤祐樹戦には絶対の自信を見せ、ビッグマウスも復活している。

その自信の裏には、チームAOMのイ・ユンジュン監督の気持ちを削り続ける猛トレーニングが存在した。


──RIZIN LANDMARK10で伊藤祐樹選手と対戦するイ・ジョンヒョン選手です。MMAPLANETには今から2年半前に初めてインタビューをさせて以来の登場となります。当時は戦績7勝0敗でまさに怖いモノ無し状態でしたが、昨年のRoad to UFCで初めて挫折を味わいました。Road to UFCの経験は如何に生きていますか。

「あの負けは、しばらくはトラウマになっていましたね……。デビューから無敗で……ずっと勝っていたので、心が折れて。格闘技を辞めようかと思い詰めるような状況に陥っていました。

でも、せっかく始めた格闘技です。初心に返るということではないですが、やっぱり自分は格闘技が好きですし、自然とやりなおそうと思えるようになりました。同時にあの敗北から、自分はまだまだ十分でないことを学びました。誰にも負けない自信を持っていたのですが、経験、スタミナ、パワーと足らないところだらけでした。だからこそ、もっと頑張ろうと思えるようになれました」

──その後Road FCで一度戦って、今年の4月にRIZINに初来日を果たしましたね。それこそ前回のインタビュー時に那須川天心選手と戦いという発言も聞かれました。

「Road to UFCを選んだということではなくて、オファーがRIZINより早かったから出場しました。日本のMMAには強い選手が多いですし、RIZINで自分の力を見せたいと思ってRIZINで戦うことを決めました」

──そして強い日本人、神龍誠選手に敗れました。

「十分に勝てると思っていました。結果的にRoad to UFCの時と同じですが、自分はまだまだ不足しているところが多いと勉強させてもらいました。RIZINという大舞台、そしてリングで戦うことも初めてだったので、経験不足を感じましたね」

──テイクダウンのある相手に、自分の打撃ができない。マーク・クリマコ戦、神龍誠戦はそのように見えました。これらの敗北を経て、レスリングに力を入れるなどトレーニングに変化はありましたか。

「正直、Road to UFCの時に相手選手の戦い方が怖いと感じていました。チームも移ったばかりで慣れないことが多く対処しきれていなかったですし、レスリングが強いことを意識過ぎて、持ち味である打撃の威力が半減してしまっていました。それ以前に、自分のファイトスタイルは完成度が低かったです。ただ、神龍戦以降の練習で打撃の感覚も取り戻し、レスリングは攻めも防御も成長したので今回の試合は大丈夫です」

──以前はフリーで活動していましたが、Road to UFCの時は特定のジムに所属していたのですね。

「2年前は確かにフリーでした。今はイ・ユンジュン監督のチームAOM(Art of MMA)で練習しています。金曜日のプロ練習にはキム・スーチョル選手のような王者クラスの選手や、外国人選手も来ているので良い練習ができています。

フリーで出稽古をしていた時も、自分では頑張っているつもりでした。でも、結果的に追い込めていなかったことは多々あると思います。今はイ・ユンジュン監督から、しっかりとプロの一流選手と同じだけの練習を課されています。力を抜くことなど一切できない。もの凄く追い込まれています。その結果、ようやくMMAが少しだけ分かってきたような気がします」

──イ・ユンジュン監督はキム・スーチョル選手によると「メチャクチャ、追い込まれる」という話ですが、相当に厳しい指導者なのでしょうか。

「いや、スーチョルさんより自分の方がもっと鍛えられていますよ(笑)。スーチョルさんは体力面、自分は精神面で鍛えられてきました。試合は5分✖3Rです。でも、イ・ユンジュン監督は僕らに5分✖3Rのスパーリングを3本やらせてから、6分✖3Rのスパーをするように命じています。その間、相手は5人も入れ替わるんです。

そんなスパーを週に2度……続けていると、本当に気が狂いそうになります。結果、スタミナもメンタルもメチャクチャ強くなりました。なのでイ・ユンジュン監督には感謝しています。

試合まで3週間残っていますが(※取材は10月24日に行われた)、試合の心配だけでなく……明日も6分✖3Rのスパーリングの日なので……もう、そっちの方に気持ちがいってしまって憂鬱でしょうがないです(苦笑)」

──それだけ厳しい練習を繰り返していると、2年前のインタビュー時とは違う自信を手にできているのではないでしょうか。

「自分はRoad to UFCでも、神龍戦でも結果を残せなかったです。もうRIZINで戦う機会は与えられないかもしれないと思っていました。だから、伊藤選手との試合は自分のMMAファイター人生で本当に大切な試合になります。緊張感を持って、戦うことができるはずです。

伊藤選手はストライカーです。でも自分の打撃は以前より、ずっと成長しているので必ずKOします。それに次の試合はケージなので、伊藤選手に本当のMMAを教えてやります」

──その打撃ですが、イ・ジョンヒョン選手はスイッチヒッターで伊藤選手はサウスポーです。

「サウスポーは苦ではないです。打撃で、伊藤選手を圧倒できると思います。伊藤選手はRIZINの中ではストライカーで通っていますが、自分にとっては丁度良い獲物になりますね」

──サウスポーと対戦する時に、相手の前足の外に立って中心軸をキープしたいかと思います。つまりスイッチをすると、その中心軸が変わって来るので、逆に中心を取られることもあるかと思います。そうならないように構えだけでなく、スイッチすると位置取りも変えていますが、そこは自然に動けているのか、意識して動いているのでしょうか。

「無意識ですね。自分は背も低いですし、リーチも短いです。なので距離を詰めて、自分も相手のパンチを被弾する距離で戦います。なので、それだけ動かないといけない。動くから、あの距離で戦うことが可能になるんです」

──押忍。ではインタビュー時間が無くなってきました。最後に日本のファンにどのような試合が見せたいか。教えてください。

「神龍戦の後、組み技の克服に努めてきました。ただ、伊藤選手との試合はその必要がなかったと思うほど、伊藤選手は寝技が下手です。今回はケージですし、ベストバウトを戦うつもりでいます。2025年にRIZINでフライ級GPがあるならぜひとも参戦したいですし、キックでもシン・ジョンミン選手を破った那須川龍心選手と戦いたいと思っています。驚くほど沢山、応援してくれる日本のファンの皆さんに感謝しています」

■視聴方法(予定)
11月17日(日)
午後1時00分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

■ 対戦カード

<フェザー級/5分3R>
ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)
摩嶋一整(日本)

<バンタム級/5分3R>
昇侍(日本)
芦澤竜誠(日本)

<女子スーパーアトム級/5分3R>
浜崎朱加(日本)
シン・ユリ(韓国)

<ライトヘビー級/5分3R>
イゴール・タナベ(ブラジル)
マルコス・ヨシオ・ソウザ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
伊藤裕樹(日本)
イ・ジョンヒョン(韓国)

<フライ級/5分3R>
柴田“MONKEY”有哉(日本)
ヒロヤ(日本)

<フライ級/5分3R>
村元友太郎(日本)
トニー・ララミー(カナダ)

<フライ級/5分3R>
北方大地(日本)
アリベク・ガジャマトフ(ロシア)

<バンタム/5分3R>
アラン“ヒロ”ヤマニハ(ブラジル)
山本聖悟(日本)

<ヘビー級/5分3R>
スダリオ剛(日本)
加藤久輝(日本)

<バンタム級/5分3R>
白川ダーク陸斗(日本)
マゲラム・ガサンザデ(アゼルバイジャン)

<ライト級/3分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
倉本大悟(日本)

<フェザー級/5分3R>
鈴木博昭(日本)
秋元強真(日本)

<バンタム級/5分2R>
窪田泰斗(日本)
日比野“エビ中”純也(日本)

<ヘビー級/5分2R>
稲田将(日本)
佐々木克義(日本)

<フェザー級/5分2R>
TATSUMI(日本)
平松翔(日本)

<キックボクシング55キロ契約/3分3R>
としぞう(日本)
JIN(日本)

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【Road FC70】総合力で勝るスーチョルが判定でヒョンウを撃破。63キロT決勝はジヨンと韓国対決

【写真】RIZINで井上直樹に敗れてから、わずか1カ月後——スーチョルが、これだけ顔面が腫れ上がるタフファイトを展開した(C)ROAD FC

<Road FC グローバル63キロT準決勝/5分3R>
キム・スーチョル(韓国)
Def.3-0
キム・ヒョンウ(韓国)

もう一つの準決勝=ヤン・ジヨン×コシェン・アカノフはアカノフが計量オーバーしたため、ジヨンが決勝進出。この試合の勝者がジヨンと決勝を争う形となる。

お互いにジャブのフェイントを見せてスーチョルが右フック、ヒョンウもワンツーを返す。スーチョルはジャブと右カーフ、ヒョンウは距離が詰まると左ボディから顔面への左フックにつなげる。

スーチョルが再び右カーフを蹴ると、ヒョンウは右ボディストレートを返す。スーチョルはダブルレッグでテイクダウンも狙いつつ、パンチのコンビネーションから左ミドルを蹴る。

ヒョンウが右アッパーからパンチをまとめるも、スーチョルはそれをしっかりブロックし、シングルレックからテイクダウンを奪う。ヒョンウがケージに体を預けて立ち上がろうとすると、スーチョルはボディにヒザ蹴りを突き刺す。

ここはヒョンウが立ち上がり、右ストレートから左フック。スーチョルはガードを上げて右カーフを蹴る。ヒョンウはスーチョルの左ミドルををとってパンチをまとめ、左ボディまでつなげる。スーチョルもヒョンウの左ミドルに左フックを合わせ、尻餅をついたヒョンウだが、すぐに立ち上がる。

ヒョンウは右ストレートから左ボディ。スーチョルも左フックで飛び込み、構えをスイッチして左ミドル。テイクダウンも見せつつ、ヒザ蹴りを突き刺す。ヒョンウはパワフルなパンチの連打で前に出てハイキックまでつなげる。

2R、スーチョルが左の蹴りのフェインから前に出る。ヒョンウはそこにパンチを狙う。スーチョルはシングルレッグで組みつくと、ヒョンウは足を持たれたままパンチを入れる。ここでスーチョルはニータップの切り替えてテイクダウンする。

スーチョルが立ち上がるとヒョンウは下から蹴り上げ。スーチョルはインサイドガードに収まって、細かいパンチを入れる。ヒョンウはケージに体を預けて立ち上がり、試合はスタンドに戻る。

両者の右ストレートが交錯し、ス―チョルはそこから左ボディにつなげて左ミドル。前に出るヒョンウも左ボディからヒザ蹴りを突き刺して、スーチョルの動きを止める。

さらにヒョンウはパンチから右ハイ。スーチョルのダブルレッグを切るが、四つで組んだスーチョルは大内刈りでテイクダウンし、パンチを落とす。ヒョンウが足関節を狙ったところでラウンド終了となった。

3R、ヒョンウがジャブを突いて前進。スーチョルはシングルレッグからテイクダウンを奪う。ヒョンウは尻餅をついてケージに背中を預けて立ち上がり、逆にスーチョルをケージに押し込んで離れる。

試合がスタンドに戻るとヒョンウが右ストレートから左ボディ。スーチョルはインローと左ミドルを蹴る。ヒョンウがオーソドックスにスイッチしてインローを蹴ると、スーチョルがそれをキャッチしてテイクダウン、立ち上がろうとするヒョンウのバックにつく。

スーチョルはヒョンウをバックコントロールし、亀にさせてパンチを入れる。そして両足をフックしてバックマウントをとってパンチを落とす。ここから腕十字も狙いつつ、再びバックマウントに戻り、バックキープから細かくパンチを入れる。

このまま試合終了となり、テイクダウンとグラウンドコントロールで差をつけたスーチョルがヒョンウを判定で下した。試合後は決勝進出が決まっているジヨンがケージに上がり、スーチョルとフェイスオフで向き合った。


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o RIZIN ROAD FC Road FC70 キック ヤン・ジヨン 井上直樹

ROAD FC070:メインイベント・キム・スーチョル vs. キム・ヒョンウ

ROAD FC70kg級トーナメント準決勝。勝者はすでに決勝進出を決めているヤン・ジヨン(準決勝は相手の体重超過により不戦勝)と12月の決勝戦で対戦する。

昨年優勝のスーチョルは先月RIZINで行われたバンタム級王座決定戦で井上直樹にKO負けしてから4週間での出場(もともとRIZIN出場前から今回のトーナメント出場は決まっていた)。8月の一回戦はシードで、準決勝からの出場。32歳。

相手のヒョンウはキャリア3勝1敗(他に、グラウンド時間制限ありのルールで試合経験あり)。8月の一回戦はブラジルのルーカス・ペレイラをギロチンから三角絞めに移行して絞め落とし1R一本勝ち。22歳。

カーフキックで牽制するスーチョル。ヒョンウは慎重に詰める。左ボディから左フックを打ち込んだヒョンウ。右。スーチョル飛び込んで右を打ち込む。スーチョルがタックルに入ったが切ったヒョンウ。ヒョンウがワンツーをヒット。インロー。スーチョルもインロー。またタックル。今度は切れずにテイクダウンを許したヒョンウ。ギロチンに抱えているが、力は入れていない。放してラバーガードに切り替える。スーチョルがケージに押し込むと上半身を起こした。腹にヒザを入れるスーチョル。ヒョンウ立ってスタンドに。打撃で出るヒョンウ。左ハイ。左ボディからパンチのコンボを入れる。さらに飛びヒザ。左ボディ。スーチョル後退。左フック。左ミドル。またタックルに入ったが切ったヒョンウ。離れ際に左を入れたが、スーチョルも左を返す。右から左ハイを放ったヒョンウ。ゴング。

2R。スーチョルシングルレッグ。ヒョンウ片足でこらえながらアッパーを入れるがスーチョルテイクダウン。ヒョンウ下から蹴り上げ。ガードに入るスーチョル。密着してボディにパウンドを入れる。またじわじわとケージ際に。ヒョンウ体を起こして立ちに行く。立ち際にパンチを入れるスーチョル。離れた。ヒョンウがパンチの連打からテンカオを腹に入れる。スーチョル、右目が腫れている。ヒョンウハイキック。スーチョルタックル。切ったが四つから大内テイクダウンで倒した。ケージ際で鉄槌を入れるスーチョル。ホールディングで凌ぐヒョンウ。ヒョンウKガードを狙うが、スーチョルがまたパウンド。ゴング。

3R。ヒョンウのパンチをかいくぐったスーチョルがタックルでテイクダウン。体を起こして背中を付けないヒョンウ。立った。四つでクラッチするスーチョルがなおもテイクダウンを狙うが引き剥がし離れたヒョンウ。またテンカオを入れたヒョンウだがそこに合わせてタックルに入ったスーチョル。バックに回る。ヒョンウ立ってスタンドバック。前に崩したスーチョルがハーフバックの体勢。ヒョンウ足はフックさせないように防いでいるが、動くことが出来ない。パウンドを入れ続けるスーチョル。ヒョンウ立ったがすぐに崩してヒザを着かせる。スーチョル両足をフックしバックマウント。パウンド。体を伸ばそうとする。仰向けにして四の字バック。ヒョンウは耐えるので精一杯か。バックから殴りつつチョークを狙うスーチョル。タイムアップ。

判定3-0でスーチョルがトーナメント決勝進出。

打撃で圧される場面もあったが、タックルからのテイクダウンでしのぎきった。右目が腫れているが、2ヶ月後の決勝戦は出場できるのか。

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45 MMA MMAPLANET o ROAD FC Road FC70 アルトゥル・ソロヴィエフ キック キャプテン☆ キャプテン☆アフリカ シン・ドングク パク・シウ パク・シウォン

【Road FC70】ソロヴィエフがドングクにギロチンで一本勝ち。グローバル70キロT決勝でマゴメドフと対戦

<Road FC グローバル70キロT準決勝/5分3R>
アルトゥル・ソロヴィエフ(ロシア)
Def.1R2分27秒 by ギロチンチョーク
シン・ドングク(韓国)

当初、キャプテン☆アフリカに勝ったパク・シウォンがソロヴィエフと対戦予定だったが、拳の骨折により欠場。ドングクがソロヴィエフと対戦した。ドングクがインローとジャブを伸ばし、蹴りのフェイントを見せる。ソロヴィエフは前に出て右カーフを蹴り、ドングクの蹴りをすくってテイクダウンする。ここでドングクは足関節を狙うが、ソロヴィエフは足を抜いて距離を取り、ドングクを立たせる。スタンドでの再開後、ドングクは左右のパンチで前に出てインロー。ソロヴィエフはじりじり前に出て右ストレート、ボディへのスピニングバックキックを突き刺すと、強烈な右カーフを蹴る。そしてドングクのダブルレッグを切ってギロチンへ。これでドングクを絞め落とし、マゴメドフの待つ決勝に駒を進めた。


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45 MMA MMAPLANET o ROAD FC Road FC70 カミル・マゴメドフ キック キム・インソォン ネンディンエルデン・キム・インソォン

【Road FC70】マゴメドフ、後半失速もネンディンエルデンを振り切って判定勝利。グローバルT決勝進出

【写真】蹴り&テイクダウンでマゴメドフが勝利し、トーナメント決勝へ(C)ROAD FC

<Road FC グローバル70キロT準決勝/5分3R>
カミル・マゴメドフ(バーレーン)
Def.2-1
ネンディンエルデン・キム・インソォン(韓国)

マゴメドフが前後のステップから構えをスイッチして回転しながらのハイキックを蹴る。ここからマゴメドフはダブルレッグでネンディンエルデンをケージに押し込み、シングルレッグ→ボディロックでテイクダウンを狙いながらバックにつくと両足をフックしてRNCへ。

ネンディンエルデンも首に回って腕を外してディフェンスするが、マゴメドフはマウントへ移行する。ネンディンエルデンも足を入れてフルガードに戻すが、マゴメドフは細かくボディと顔にパンチを落とし、トップキープを続ける。

マゴメドフはネンディンエルデンの頭をケージに向けて立ち上がり、ネンディンエルデンの蹴り上げを捌いてパンチを落とす。最後はマゴメドフが腰を上げた状態からパンチを落としてラウンド終了となった。

2R、ネンディンエルデンがジャブから前に出る。マゴメドフは下がりながら左ハイとミドルを蹴り返す。ネンディンエルデンはインローを当て、マゴメドフは左ミドルと前蹴りで距離を取る。ネンディンエルデンがパンチで前に出てくると、マゴメドフは組みついてボディにヒザ蹴り。続くネンディンエルデンの蹴りを取って左フックを合わせつつ、テイクダウンを奪う。

そのままサイドポジションを取ったマゴメドフはマウントへ移行。ネンディンエルデンも足を戻してクローズドガードにするが、マゴメドフは頭をつけてトップキープしながらパンチを落とす。ここでレフェリーがブレイクを命じる。

試合がスタンドに戻ると、ネンディンエルデンがパンチでプレッシャーをかけて右ストレート、マゴメドフは前蹴りで距離を取り、ネンディンエルデンのパンチに合わせて組み付き、離れ際に左ミドルを蹴る。終了間際、ネンディンエルデンがワンツーで飛び込む。

3R、ネンディンエルデンがボディへのジャブから右ストレーと。マゴメドフはスピニングバックキックを見せる。ネンディンエルデンがパンチで前に出ると、マゴメドフは頭を下げるような左右のフック。ネンディンエルデンは続くマゴメドフのテイクダウンを切り、打撃のプレッシャーをかける。

マゴメドフは下がりながら組みつくが、自らガードポジションで引き込む。ネンディンエルデンは立ち上がってパンチを落としつつ、インサイドガードに収まる。ここからネンディンエルデンは足関節を仕掛けつつトップキープを続け、自ら立ち上がって、スタンドを要求する。試合がスタンドで再開になるとネンディンエルデンが右カーフ、マゴメドフはダブルレッグに入るが、ここも自らガードポジションに引き込む。

マゴメドフはガードから腕十字を狙うが極まらない。ネンディンエルデンは腕を抜いてパンチを落とし。ここでも足関節を仕掛ける。これは極まらなかったが、ネンディンエルデンはインサイドガードでトップキープして細かくパンチを落とす。残り10秒でマゴメドフが腕十字と足関節を狙うが極まらない。このまま試合終了となり、マゴメドフがネンディンエルデンを判定で下し、決勝に勝ち進んだ。


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45 MMA MMAPLANET o ROAD FC Road FC70 アコ キック パク・ジョンウン

【Road FC70】アコ、ジョンウンの右ストレート・ハイ→パンチの連打を浴びてレフェリーストップで敗れる

【写真】パク・ジョンウンが速攻ストップ勝ち(C)ROAD FC

<50キロ契約/5分3R>
パク・ジョンウン(韓国)
Def.1R0分55秒 by TKO
アコ(日本)

サウスポーのアコがジャブとインロー、左ストレートで飛び込む。ジョンウンが右ストレートでアコに尻餅をつかせると、立ち上がったアコに右ストレートを連打。アコをケージまで後退させると右ハイキックからパンチをまとめる。これでアコがガード一辺倒になったところでレフェリーが試合を止めた。


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