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45 MMA Pancrase345 Report アリ・カラダギィ ブログ 内藤由良

【Pancrase345】スクランブル出場のカラダギィにTKO勝ち。ミドル級KOP内藤がUFC出場をアピール

【写真】内藤はマウントからのヒジでカラダギィの顔面を切り裂いた(C)MMAPLANET

<ミドル級/5分3R>
内藤由良(日本)
Def.1R1分52秒 by TKO
アリ・カラダギィ(UAE)

カラダギィが左ジャブから右ハイを繰り出す。内藤はニータップで背中を着かせた。ハーフガードのカラダギィは下から右ヒジを打ち込む。抱え込まれた内藤は鉄槌で削り、マウントを奪取した。パンチを連打するとカラダギィは下から抱えるなど防戦一方に。内藤がヒジを打ちおろすと、レフェリーが試合をストップした。

TKO勝利を収めた内藤にはブレイブボーナスが与えられたが、急きょオファーに応じたカラダギィにもブレイブボーナスを!! 内藤も試合後、カラダギィへの感謝を示した。さらに内藤はUFC出場を希望した。


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45 MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase345 RYO 平田直樹 新居すぐる

【Pancrase345】平田がバックコントロール&ボディを効かせてRyoに判定勝ち。フェザー級KOP挑戦権を獲得

【写真】平田がRyoに得意の逆転を許さず。組みかった(C)MMAPLANET

<フェザー級次期挑戦者決定戦/5分3R>
平田直樹(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
Ryo(日本)

フェザー級KOP新居すぐるが観戦するなか、サウスポーのRyoに対して平田がプレスをかける。Ryoは下がりながらロー、さらにワンツーで前に出る。平田はRyoにケージを背負わせて、右ミドルを突き刺した。Ryoのワンツーを防いだ平田は右ハイから、シングルレッグで組んだ。ケージ際でボディロックに組み替えたが、ここはRyoが離れた。平田は離れ際に右ヒザを突き上げる。ケージ中央で平田の右ストレートがRyoの顔面をかすめる。

Ryoを下がらせて右インローを繰り出す平田だが、左目下が腫れている。平田が右ストレートからケージに詰めていく。サークリングするRyoはフェイントというよりもジェスチャーを混ぜてワンツーを繰り出す。Ryoの左ハイをブロックした平田は、右フックを当てる。さらに右ローから左を当てた平田は、ニータップからドライブする。ケージ際でバックに回り、マットに手を着かせて初回を終えた。ジャッジは3名とも平田に10-9をつけている。

2R、Ryoがシングルレッグからレベルチェンジで右スピニングバックエルボーを見せる。平田は右ストレートからシングルレッグへ。Ryoがヒザをカウンターで当てるも、そのままケージに押し込まれる。ボディロックから背中を着かせた平田は、そのままサイドへに回る。立ち上がろうとしたRyoのバックを奪った平田は、マウント奪取も狙う。

立ち上がるRyoをバックコントロールで崩し、シングルバックで固める。Ryoのリストを抑え、バックコントロールを続ける平田。立ち上がったRyoはスイッチを狙うも、平田がバックコントロールを崩さず。再度Ryoのスイッチを防いだ平田は、右腕をキムラで抱えられるもケージに押し込み続けた。このラウンドもジャッジ3名が平田の10-9とした。

最終回は、平田の左目が大きく腫れているがドクターチェックなし。Ryoがパンチを繰り出しながら前に出ると、平田がカウンターでダブルレッグを合わせた。バックコントロールから崩していく平田は、スイッチを狙わせないポジション取りだ。正対するRyoを崩していくが、Ryoも離れた。前に出て平田にケージを背負わせたRyoは、右アッパーを見せる。同時に平田はニータップで組むが、ここはRyoが離れた。なおも平田がニータップからドライブし、Ryoがまたも離れる。

Ryoがワンツー、ヒザ蹴りで攻めたてるも、平田が右ボディストレートと右ミドル、右の三日月蹴りを効かせた。完全に動きが落ちたRyoのボディを攻め立てる平田は距離を取り、ボディロックで組みつこうとしたがRyoが右スピニングバックエルボーを合わせた。残り1分で組んだ平田はバックコントロールへ。正対したRyoをグラウンドに持ち込むが、Ryoも立ち上がってテイクダウンを狙っていった。

裁定は平田がフルマークの判定勝ち。新居すぐるへの挑戦権を獲得した平田は「内容はまだまだですが、しっかり勝てたので、次はタイトルマッチお願いします」と挨拶した。


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J-CAGE Pancrase345 Report ブログ 神谷大智 西尾真輔

【Pancrase345】神谷の左目に西尾の頭部が直撃。偶然のバッティングによりノーコンテストに

【写真】バッティング後、神谷の目は開かなかったようだ(C)MMAPLANET

<ライト級/5分3R>
西尾真輔(日本)
1R NC
神谷大智(日本)

サウスポーの神谷が距離を詰めると、西尾が右ミドルで迎え撃つ。神谷がシングルレッグで飛び込んだ。西尾がギロチンで抱えるも、そのまま神谷が押し込んで背中を着かせた。ケージに背中を着けた西尾、神谷は両足を畳んでパスする。サイドからマウントを狙った神谷に対し、西尾はハーフガードに。左腕で神谷の首を抱えたままの西尾が立ち上がる。下がる西尾に食らいついていく神谷。反転して立ち上がろうとした際に、西尾の頭が左目に当たった。バッティングでドクターチェックが入り、「眼窩底骨折の疑いがある」との判断で試合はストップ。裁定はノーコンテストとなった。


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45 o PANCRASE Pancrase344 Pancrase345 UFC   アリ・カラダギィ パンクラス 内藤由良 大塚智貴 山崎聖哉 神谷大智 西尾真輔

【パンクラス】速報中!PANCRASE 345

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さてさて、朝からひとしきりUFCで盛り上がりましたが日本はパンクラスの日。浜松町のニューピアホールではPANCRASE344、PANCRASE345が開催されます。既に昼の部は終了しているため、夜の部PANCRASE 345を速報します。メインに出場予定だったディラン・オサリバン(米国/キルクリフFC)は入国問題で試合出来ず、代わりにアリ・カラダギィ(クルディスタン/パラエストラ東京)がミドル級チャンピオン内藤由良(リバーサルジム横浜グランドスラム)と対戦するメインイベント。電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご勝者くださいませ。

プレリミナリーファイトは友寄龍太(パラエストラ西東京)、武者孝大郎(マスタージャパン東京)がそれぞれ判定勝ちしました。こちらの詳細は追って。


【第3試合 フライ級】
○大塚智貴(CAVE)
(2R KO)
×山崎聖哉(BRAVE)
1R、距離を置いたスタンドの立ち上がり。大塚はインローを多用してリズムを作る。さらに左フックで一瞬グラつかせて攻勢。さらに打撃の交差からタックルで組みつく大塚。リフトしてテイクダウンに成功。上を固めてラウンドを終えた。
2R、前に出て打撃を出す山崎に対して大塚は胴タックルでテイクダウンに成功。しかし山崎はすぐに立ち上がってスタンドに戻る。すると至近距離でのパンチの打ち合い。ヒヤッとする場面が続くが大塚が組み付くとテイクダウン。山崎が立ち上がると大塚はスタンドでバックに周る。しかし山崎は正対して脱出。距離が出来ると打ち合い。大塚の右ストレートがクリーンヒット。山崎は大の字!レフェリーが試合を止めた!衝撃的なKO勝ち!


【第4試合 ライト級】
西尾真輔(宇留野道場)
(ノーコンテスト) 
神谷大智(BRAVE)
1R、開始直後に神谷は片足タックル。西尾は首を掴んでギロチン。しかし神谷はお構いなしにテイクダウンに成功。さらに強引にサイドに移行する。首を抱えて離さない西尾に対して、そのままパスガードを狙う。しかし西尾は立ち上がって脱出。立ち上がると攻防の流れの中でバッティングがあって試合は中断。ドクターチェックの末に神谷は眼下底骨折の可能性があるとして続行不能と判断。試合はノーコンテスト。
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45 F1 Pancrase345 Report キム・サンウォン ブログ 中田大貴

【Pancrase345】1Rは組み技・3Rは打撃でポイントを取ったサンウォンが中田から判定勝利を収める

【写真】3Rの打撃戦ではサンウォンがジャブ・右ストレートを的確に当てた(C)MMAPLANET

<フェザー級/5分3R>
キム・サンウォン(韓国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
中田大貴(日本)

サンウォンが右カーフを蹴る。中田はガードを上げてサンウォンのカーフをカットしながら前進し、ジャブからパンチを顔とボディに打ち分ける。

サンウォンは中田の左フックにダブルレッグを合わせてテイクダウンし、中田はサンウォンの首を抱えてケージに体を預ける。

サンウォンは自分の両足で中田の足を束ねて寝かせながらバックにつく。中田は両足をフックさせずに脱出しようとするが、サンウォンはすぐに組んでスタンドバックへ。

中田の身体を持ち上げてテイクダウンして寝かせると、サイドからバック、マウント、そしてバックとポジションを変える。1Rはジャッジ3名とも10-9でサンウォンにポイントをつける。

2R、サンウォンが右の前蹴り、中田も右カーフを蹴り返す。サンウォンがジャブを突き、中田は左フックを当てる。組みついたサンウォンがダブルレッグの形でテイクダウンし、立ち上がる中田のバックにつく。

一旦離れたサンウォンが左のパンチを打って、再びダブルレッグへ。中田はギロチンを狙いつつ、サンウォンのテイクダウンをディフェンスする。サンウォンは中田のヒザ裏で両手をクラッチして尻餅をつかせるが、中田も腕を差し入れて離れる。

試合がスタンドに戻ると中田が右ストレート、左ボディと左フック、左ミドル。さらに左フックを当てて突進。首相撲からヒザ蹴りを突き上げ、組もうとするサンウォンの顔面にヒジを入れる。

サンウォンも必死にダブルレッグに入ってテイクダウンを狙い、スタンドで中田のバックにつく。終了間際、両者の距離が離れると中田が右ストレートを打つ。このラウンドはジャッジ3名とも10-9で中田を支持した。

3R、中田がジャブと左ミドル、右カーフを蹴る。サンウォンもジャブを突いてサークリングする。

中田はそこに右アッパーを突き上げるが、サンウォンも右ストレートを当てる。距離を取ってジャブと右カーフを蹴るサンウォン。中田もジャブを返してワンツーで前進するが、サンウォンの右ストレートが当たる。中田は右カーフを蹴って左ボディを当てる。

サンウォンはジャブを当てて組みつき、距離が離れるとワンツーを当てる。サンウォンが右ストレート、中田が右カーフ。両者の左フックが交錯する。

サンウォンが右ストレートを打つと、中田も右アッパーを変えす。ワンツーと右カーフのサンウォン。中田は右アッパーと左ボディを当てて前進。終了間際、サンウォンがワンツーから左フック。中田も左フックを打ち返して前に出る。

判定はジャッジ3名とも29-28でサンウォンとし、サンウォンが中田との一戦を制した。

試合後、サンウォンは「パンクラスにこのようなメインカードを組んでもらって感謝しています。メインということでプレッシャーもありましたが乗り越えることが出来ました。感謝している人は本当に多くて、あとでみなさんにそれを伝えたいと思います」とマイク。最後はアイ・ラブ・ジャパン!で締めた。


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45 J-CAGE Pancrase345 Report ブログ 小森真誉 糸川義人

【Pancrase345】1R=小森、2R=糸川、勝負の3RにTDも仕掛けた糸川がスプリット判定で勝利

<フェザー級/5分3R>
糸川義人(日本)
Def.2-1:29-28.28-28.29-28.
小森真誉(日本)

小森が左ミドルとインロー、ダブルレッグでテイクダウンを奪う。小森の右足を自分の足でフックし、背中越しに小森の左手を取って寝かせる。糸川がケージに背中を預けようとすると、マットに背中をつけさせてトップキープを続ける。糸川は小森の身体を蹴って離れようとするが、小森はしっかり糸川を寝かせる。

残り2分を切ったタイミングで糸川が小森を蹴り離して立ち上がる。小森がケージに糸川を押し込むと、糸川がヒザを蹴って離れる。試合がスタンドになると小森が左ミドル、糸川が右ストレートを当てる。小森がジャブから組みついてケージに押し込む。離れた糸川がスピニングバックフィストと飛びヒザ蹴りを放つ。1Rはジャッジ3名とも10-9で小森を支持した。

2R、小森が左ミドルと右ストレート、糸川はジャブを突いて左ハイキック。これで小森の動きが止まる。糸川は右ストレートを当て、右フックを強振する。立て直した小森は左ミドルを蹴って、ダブルレッグから小森をケージに押し込む。

左腕を差した小森は細かくパンチとヒザ蹴り。四つの攻防になると、糸川はボディにヒザを突き刺す。糸川は小森の太ももにヒジを落とし、小森は糸川の足にカカト落としを入れる。両者が離れて試合がスタンドに戻ると小森がジャブを突く。糸川は左ハイを蹴って、パンチで前に出ていく。2Rはジャッジ3名とも10-9で糸川にポイントをつける。

3R、小森がジャブを見せつつテイクダウンを狙う。糸川はそれを切ってパンチを入れるが、小森が組みついてケージまで押し込む。糸川はテイクダウンを許さずに距離を取る。小森はジャブからダブルレッグへ。一度は切られた小森だが、再びダブルレッグに入ってケージまで押し込む。糸川は膝立ちになってテイクダウンをディフェンスし、立ち上がると四つの攻防になる。

糸川が先に足をかけてテイクダウンを仕掛けるが、耐えた小森が糸川をケージに押し込む。糸川は態勢を入れ替えると左腕を差して、右手で小森の左足をとってテイクダウンを仕掛けてパンチを入れる。さらに糸川は離れ際に右ストレート、スピニングバックフィスト、左ミドル。小森が組みついてテイクダウンを狙うが、逆に糸川が小森をケージに押し込んでテイクダウンへ。小森がスイッチでポジションを返そうとしたところで試合終了となった。判定は2-1と割れて、糸川が勝利を収めた。

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45 AB LFA MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase344 Pancrase345 Road to UFC RYO UAEW UFC アリ・カラダギィ キック キム・サンウォン パンクラス 上田将年 中田大貴 内藤由良 大塚智貴 小森真誉 山崎聖哉 平田直樹 泰斗 海外 眞藤源太 神谷大智 糸川義人 西尾真輔

【Pancrase345】メンタル乱降下のファイトウィーク、内藤由良「勝たないと何も始まらない」

【写真】スーツを脱げばカルバンクラインのカラダギィに対し、内藤はまさかのミーアキャット。実家でミーアキャットを飼っているそうだ (C)MMAPLANET

本日30日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるダルヘッダー夜の部= Pancrase345のメインで、内藤由良がアリ・カラダギィと対戦する。
Text by Manabu Takashima

2年3カ月振りの実戦となる内藤は、キルクリフFC所属のディラン・オサリバンと対戦予定だったが、水曜日の夜にオサリバンが入国できなかったことが発覚──急遽、カラダギィと戦うことが決まった。

J-MMA重量級期待の新鋭はUFCを目指し、海外でのステップアップを図るも決まりかけた試合がことごとく流れた。この間も練習仲間の間で語られる内藤の強さは伝わってきたが、やはりファイターは公衆の面前で強さを見せつける必要がある。紆余曲折がありながらも、その場に戻って来る内藤の話を計量直後に訊いた。


――オサリバン戦が無くなったと聞いたのは、いつ頃だったのでしょうか。

「水曜日の夜でした(苦笑)。ちょうど、パンクラスのオフィスに用事があって。『ロッキーが迎えに行っているから』という話も聞いていたんです。で、チケットを配って家でゴロゴロとしていたら、彼が入国できなかったという連絡がありました。

最悪、体重オーバーはあり得るとは思っていました。でも、ここまできて試合がなくなるとは……。もう99.99パーセント、試合はないと思っていました。国内で階級下の選手がやってくれるわけがないし。外国人が3日で来れるものでもない。もう水曜日の夜から木曜日の夜まで、死んでいました(苦笑)。何もやる気がおきなくて……計量の前日なら、心が折れて食べていたかもしれないですね(笑)。

だから、良く対戦相手を見つけてもらえて……凄く人に恵まれ、パンクラスに愛されていると思います。木曜日の夜に『見つかるかもしれない』、『やってくれると言っている選手がいる』という話があって、そこで気持ちを戻しました。

これから海外で戦っていくと、対戦相手が直前で代わるなんて普通にあると思うんです。そういう場合も気持ちを切らさない必要がある。その予行演習になるんだと言い聞かせていました。で、正式に金曜日の朝にアリ選手が試合に応じたという連絡がありました」

──2年3カ月振りの試合、チャンピオンといえどもキャリアは5試合。オサリバンは北米MMA育ちで、そのポテンシャルを見せつける試合になるという期待がありました。

「ハイ、絶対に噛ませ犬じゃないし。5勝1敗で全て1Rフィニッシュ、UFCを目指している30歳。年齢も近かったですし、自分も目指す道があるので必ず倒さないといけない。そういう相手だったので、めちゃくちゃやりたかったです」

──試合が決まってからの日々は、試合が確定しない時期と比べるといかがでしたか。

「やっぱり気持ちの入り方が違いました。相手が決まってから、あっと言う間にファイトウィークになるぐらい充実していましたね。生きているというか、『これだよ、これ』みたいな。何か、体の中から出てくるモノがありました」

──その成果をアリ・カラダギィ選手にぶつけるのみ……なのですが、キックやラウェイを戦っているUAEがベースのファイターだと聞きました。

「ハイ。中井(裕樹)先生と親交が深くて、柔術をやっていると。あとは合気道とか日本の武術にも傾倒していると聞いています。MMAはやったことがないみたいですけど」

──MMAファイターとしては全く分からないです。ただ、この期間で内藤選手との試合を受けて、計量にあの表情と装いで現れる。人として、相当な強さではないかと。

「確かにそうですね(笑)。ドバイに住んでいるって、バシッとしたスーツ姿でやってきて。格闘技をやる必要なんてない人なんじゃないですか。アハハハハ。これで俺に勝てば、パンクラスのチャンピオンに勝ったという泊がつきますし、腕試しをやってやろうという気持ちなのかもしれないです」

──対して、内藤選手は……。

「もうリスクしかないですよね(苦笑)。負けるわけにいかないです。気を抜かないように、自分の得意なところで仕留めに行きます」

──そこですね。オサリバンが相手だとMMAファイターとしての成長や可能性を見せる試合になるはずでした。ただし、相手が代わってキックボクサーなら、もうベースとなる強い部分で勝つのみという試合が必要です。

「そうッスよね。いくら仲間内で評価されても、それが試合で発揮されるのか。本当に言われているような強さがあるのかっていう見方をされていると思います。そこを見せる試合が、ディラン選手とできると期待していました」

──この間、上を目指してなかなか上手くことは運ばなかったです。この試合後、その状況が劇的に変わることはないはず。そのなかで、今後のキャリアアップをどのように考えていますか。

「UFCを目指す中でUAEWなのか、LFAなのか。海外の目根―ジメントと契約していて、ここで勝てば6勝無敗になるのでゴリゴリに押してもらうしかないです。当然、コンテンダーシリーズに出るつもりでいます。その気は満々です。ミドル級だとRoad to UFCもないし、そこで引っ掛かるしかないと思っています。正規ルートなんてないし、何が正解とかもない。僕の階級だと、この島国からUFCに行くというのはそういうことで。日々、模索し続けないといけない。

とにかく明日の試合で勝つ。フィニッシュして勝つ。2年も試合をしていないので、勝たないと何も始まらない。ここで試合をするというのは、そういうことですし。これからのことは、また周囲と協力しあって……今年こそ、UFCに行かないといけないので──明日はしっかり勝ちますっ!!」

■Pancrase344&345視聴方法(予定)
6月30日(日)
午後12時00分~U-NEXT

■Pancrase345

<ミドル級/5分3R>
内藤由良(日本)
アリ・カラダギィ(UAE)

<フェザー級次期挑戦者決定戦/5分3R>
平田直樹(日本)
Ryo(日本)

<ライト級/5分3R>
西尾真輔(日本)
神谷大智(日本)

<フライ級/5分3R>
大塚智貴(日本)
山崎聖哉(日本)

<ウェルター級/5分3R>
渡邉ショーン(日本)
武者孝大郎(日本)

<バンタム級/5分3R>
友寄龍太(日本)
さぶろう(日本)

■Pancrase344

<フェザー級/5分3R>
キム・サンウォン(韓国)
中田大貴(日本)

<フライ級/5分3R>
上田将年(日本)
眞藤源太(UAE)

<フェザー級/5分3R>
糸川義人(日本)
小森真誉(日本)

<フライ級/5分3R>
大野友哉(日本)
小林了平(日本)

<ネオブラットTフライ級準決勝/5分3R>
饒平名知靖(日本)
山崎蒼空(日本)

<バンタム級/5分3R>
渡邉泰斗(日本)
佐藤ゆうじ(日本)

<ストロー級/5分3R>
渋井宏行(日本)
日向優希(日本)

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