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45 MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase343 キック 丸山数馬 天弥 葛西和希

【Pancrase343】ジャブの差し合い~ケージ際でテイクダウンを奪った葛西が超速RNCで丸山を仕留める

【写真】首に腕を回してからバックマウントを整えた葛西。この動きが速かった(C)MATSUNAO KOKUBO

<ライト級/5分3R>
葛西和希(日本)
Def.2R4分00秒 by RNC
丸山数馬(日本)

グローブタッチから葛西が距離を取る。左ジャブを突き、左インローを当てる葛西。丸山の右ストレートに対し、カウンターの右を突き刺した。丸山は一度下がったあと、ダブルレッグで葛西に尻もちを着かせる。ケージを背にして立ち上がる葛西を、丸山が押し込む。差し合いが続き、レフェリーがブレイクをかけた。

再開後、葛西がワンツーから左ミドルに繋げる。丸山がのシングルレッグを切り返し、ボディロックからグラウンドに持ち込む。立ち上がった丸山と葛西は、ケージ際で差し合いの展開に。ここで葛西がボディロックから小外刈りで足を崩してテイクダウンする。亀になった丸山にパンチを打ち込む葛西は、スタンドに戻ると左右の連打を浴びせる。丸山がのシングルレッグに対しスプロールした葛西だったが、これは丸山のフェイントだったか。そのまま初回が終了した。

ここはジャッジ3者とも葛西のラウンドとしている。

2R、丸山が葛西の左をかわして右ストレートをボディに突き刺す。しかし葛西も至近距離になると左右フックを浴びせる。丸山の右カーフがクリーンヒットした。ジャブの差し合いから丸山が体を振る。葛西も右カーフを返した。

丸山はシングルレッグでケージに押し込む。葛西はクラッチして体勢を入れ替える。差し合いから葛西がヒザを突き刺し、またもボディロックからグラウンドに持ち込んだ。丸山はスクランブルから立ち上がる。しかし差し合いになると葛西がコカし、すぐさまバックに回ってRNCへ。ケージキックで離れようとした丸山を逃がさず、タップを奪った。

丸山を仕留めた葛西はマイクを握り、「今回はKOしたかったですが、丸山選手も打撃が強かったです。でも極められたので良かったです。次は久米(鷹介)さんか天弥君、空いているほうでお願いします。自分も世界で戦える選手になっていきたいです」と語った。


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45 MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase343 押忍マン洸太 村山暁洋

【Pancrase343】村山の左ジャブを封じ込めた押忍マンが、「勝つことを優先した」新スタイルで判定勝利

【写真】「勝つことを優先した新スタイル」良い感じです(C)MATSUNAO KOKUBO

<ウェルター級/5分3R>
押忍マン洸太(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28.
村山暁洋(日本)

押忍マンがジワリジワリと距離を詰めるが、村山が左のフェイントから押し返していく。互いに左ミドルが交錯したあと、押忍マンの右が村山の顔面をかすめる。続いて左ジャブを当てた押忍マンがプレスをかけて村山にケージを背負わせる。村山も左ジャブを突いて押し返した。押忍マンは右カーフを当てる。左ジャブの手数が増えた村山に対し、押忍マンは右ボディストレートを伸ばした。押忍マンが右ストレートを当てて、組みに行く姿勢も見せる。ケージ中央で押忍マンが左ハイを放った。ローでバランスを崩して背中を着いた村山に対し、押忍マンはパウンドからトップをキープした。

初回はジャッジ3名が押忍マンに10-9をつけた。

2R、押忍マンが頭を振って距離を詰め、右ボディストレートを突き刺した。村山は押忍マンの左ジャブをパーリングする。しかし押忍マンの右が村山のアゴを捉える。さらに右カーフを受けた村山は左ジャブを出すことが難しい。村山の右をブロックした押忍マンはサウスポーにスイッチして、左インローを当てる。オーソドックスに戻した押忍マンに向かって右に回る村山だが、右カーフを受けてしまう。スイッチしながらジャブとローで右ストレートのチャンスをうかがう押忍マンは、村山が入ってくるところに右を合わせた。村山がシングルレッグで飛び込むも、これをスプロールした押忍マンはスタンドに戻って村山にケージを背負わせた。

2Rもジャッジ3名が10-9で押忍マンのラウンドに。

最終回の開始早々、押忍マンが右カーフを当てる。サウスポーにスイッチした押忍マンの左が村山の顔面をかすめた。村山は押忍マンにようやく組みつき、大外刈りでグラウンドに持ち込む。ケージ中央でマウントを奪ったが、押忍マンがリバーサルしてトップへ。村山の三角絞めのセットアップをかわした押忍マンがトップをキープする。パウンドを落としてくる押忍マンの手首を掴む村山は、スイープを狙ったものの返しきることはできず。すると村山は押忍マンの左腕を取り、キムラリバーサルに成功した。さらにキムラで絞り上げていく村山は、押忍マンが体勢を返すとバックに回り、さらに腕十字を狙ったもののタイムアップとなった。

村山の反撃は届かず、押忍マンが判定勝ちを収めた。押忍マンは「今日は勝つことを優先しました。これが自分の新しいスタイルなので、よろしくお願いします」と挨拶した。


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45 MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase343 ジョセフ・カマチョ パンクラス 伊藤盛一郎

【Pancrase343】ヒザ蹴り地獄に持ち込んだ浜本。逆転狙うカマチョを振り切ってユナニマス判定勝ち

【写真】(C)MATSUNAO KOKUBO

<フライ級/5分3R>
浜本“キャット”雄大(日本)
30-27.30-27.30-27.
ジョセフ・カマチョ(グアム)

サウスポーのカマチョが右ローを見せると、浜本が右ストレートを返した。蹴りを散らしながら回るカマチョに対し、浜本は右ストレートかから組み立てる。カマチョが距離を詰めると、浜本が下がって右ミドルを繰り出した。ケージを背負った浜本だが、左に回ってケージ中央付近から組みつき、そのままグラウンドへ。立ち上がったカマチョへのヒザ蹴りがローブローとなってしまい、試合が中断される。再開後、浜本が右ミドル、右ヒザを当てていく。カマチョがダブルレッグで飛び込み、リフトして尻もちを着かせた。

立ち上がる浜本の両足をすくって、再びグラウンドに持ち込む。浜本はスタンドに戻り、ボディへのヒザを効かせていく。下がるカマチョを追う浜本は右ストレートからヒザを突き刺した。グラついたカマチョにヒザを浴びせ、頭を押さえてパンチを打ち込む浜本。スクランブルに持ち込むカマチョをガブったが、起き上がってバックに回られる。しかし正対した浜本が体勢を入れ替えてヒザを連打していく。カマチョのシングルレッグからスタンドに戻した浜本はヒザとガブり、さらに左縦ヒジでコントロールして初回を終えた。

初回はジャッジ3者とも浜本の10-9とした。

2R、カマチョが距離を詰める。浜本は下がりながら右ミドル、右テンカオで迎え撃つ。カマチョは右を当ててから組みつき、リフトしてグラウンドに持ち込む。立ち上がった浜本はケージに押し込まれながらもヒザを突き上げていく。頭を下げたカマチョをガブり、ヒザを繰り出しながら押し潰す浜本。逆のケージ際まで押し込んだ浜本が首相撲からヒザを連打するも、カマチョがシングルレッグから尻もちを着かせた。片足を引いてバックに回るカマチョに対し、正対した浜本はやはりボディへヒザを連打する。離れたカマチョに右ミドルを決めた浜本は、ガブりながらケージに押し込んでヒザで削っていく。離れようとするカマチョに、そのまま浜本はヒザを打ち続けた。

このラウンドもジャッジ3名が浜本の10-9としている。

最終回、カマチョが右に回りながら距離を詰めてパンチの連打を浴びせる。ここは浜本が組んでケージに押し込み、右腕を差し上げる。頭をおっつけてヒザを突き刺す浜本は、離れたいカマチョをヒザ地獄に落とし込んでいく。カマチョはテイクダウンし、上半身を起こした浜本の首にギロチンを仕掛ける。頭を抜いた浜本のバックに回るが、浜本が立ち上がって再びヒザ地獄へ。カマチョに尻もちを着かされた浜本がハーフネルソンからスタンドに戻ってヒザで削る。浜本の左ヒザがボディだけではなく、カマチョの顔面を襲う。カマチョも耐えてダブルレッグから押し込み、浜本の背中をマットに着けた。ハーフガードの浜本の首を抱えたカマチョがギロチンで絞り上げにいくも、浜本が凌ぎきった。

裁定は浜本のユナニマス判定勝ち。同級KOPの伊藤盛一郎との対戦を目指す浜本が、パンクラス初戦を勝利で飾った。


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Interview J-CAGE Pancrase343 ブログ 丸山数馬 葛西和希

【Pancrase343】RTU出場から1年、ランカー葛西和希戦へ。丸山数馬「まずは打撃で相手に脅威を与える」

【写真】今回は濱村健TRI.H studio代表と、EXFIGHT出場経験のある張豊(ジャンユタ)選手がダブルで睨みます(C)SHOJIRO KAMEIKE

25日(土)、東京都港区のニューピアホールで開催されるPancrase343で、丸山数馬が葛西和希と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

プロデビュー以来パンクラスを主戦場としていた丸山は1年前、Road to UFC2023のライト級トーナメントに出場し、初戦でキム・サンウクに敗れた。UFCを目指して鹿児島から上京した丸山はRTUで敗れたあと、パンクラスで活動を再開する。昨年11月には復帰戦で平信一を下し、続いてランカーの葛西との対戦へ。丸山がこの1年間と葛西戦を語る。


――本日からRoad to UFC2024がスタートします(※取材は5月18日に行われた)。昨年のトーナメント初戦から1年が経ちますが、あの敗北を思い出すことはありますか。

「それは思い出しますね。嫌でも思い出すというか……。自分はUFCに行きたいという想いが強すぎた分、気負いすぎた面はありました。いつものパフォーマンスを出せなかったことを悔やんでいる面はあります。あの時こうしていれば良かった――と」

――RTUのあと昨年11月、パンクラスで平信一選手と対戦した時は、すでに気持ちを切り替えることはできていたのでしょうか。

「自分としては前向きな気持ちで戦うことができました。RTUでは1Rで負けたので、今年またエントリーしようと思っても、そう都合よくはいかないよなと(苦笑)。だから自分がプロデビューした場所であるパンクラスで、もう一度ランキングに入り、上位陣を倒してチャンピオンになろうと考えました。自分は周りから一定の評価を頂いていても、結果が伴っていない。もう一度パンクラスで結果を出すことで、RTUもそうですし、その先が見えてくるんじゃないかと思ったんです」

――今年はトーナメントが開催されなかったライト級でも、同級KOPの雑賀ヤン坊達也選手が非トーナメント戦に出場しています。

「あの発表を見た時に『あ、ワンマッチで出場する形もあるんだ』と思いました。もしRTUのトーナメントが開催されなくても、自分がワンマッチでUFCが『この選手が欲しい』と思えるような印象を残すことができれば――と考えることができました」

――丸山選手の中で、昨年のRTUから1年の間に変えてきたものはありますか。

「自分の中では練習環境は変えずに、トータルで自分の強さの底上げができてきたかな、と実感はしています。いつもGENでの練習は試合が近づくと試合形式のハードスパーをやっていて、普段の技術練習の成果がGENの実戦練習でも出てきていると思いますね。

自分の場合、GENの練習は組みがメインになっているところもあるので、壁レスの攻防は自信がついてきています。ただ、その中でも『自分が思っているのとは何か違うな』と思ったりすると、頂柔術に行って礒野元さんに教わるようにしているんですよ。MMAの試合が決まると頂柔術に行く頻度は落ちてしまいますけど、それでも週に1回か2回には行くようにしていて。そこで寝技の技術の指導をしてもらっています」

――2021年12月の伊良波心戦は丸山選手のほうからグイグイ前に出ていったのに対し、平戦ではワキ差しの攻防などに自信を持っている印象を受けました。

「平選手は序盤に結構、力を使ってくる感じで。僕もケージレスリングの展開でやりづらかったので、まずはヒザで削っておこうと考えていました。お客さんに見せる試合としては消極的な展開だったし、派手さもなく膠着しがちだったかもしれないですが……。一旦この状態で落ち着き、しっかりポイントを取っていこうと。

あの状態からシングルレッグやボディロックで倒していくことも考えましたが、当日のキャンパスが滑りやすくて、テイクダウンの形をつくりづらかったんです。平選手も力を使っているので、自分も攻め急がないように――という部分で、落ち着いて戦うことができていたんじゃないかと思います」

――「お客さんに見せる試合としては……」と意識することは多いのでしょうか。

「自分としては打撃にしろ組みにしろ、フィニッシュを狙える形をつくっています。でも自分が上に行けば行くほど、相手のレベルも上がってくる。そんななかで、しっかりとした攻防を見せつつフィニッシュできることが、ファイターとしてはベストな内容ですよね。次の葛西選手との試合では、攻防のある試合を見せられるんじゃないかと思っています」

――葛西選手は今年2月の木村俊也戦で、まさに「面白いように」左ジャブとテンカオを当ててTKO勝利を収めています。葛西選手のようなスタイルは、仕留めるのも難しいタイプですよね。

「僕にとっては、そこがチャレンジなんです。葛西選手のスタイルに臆して、ただ組みに行っても簡単には組ませてはもらえない。だからこそ自分は逃げずに、ジャブの差し合いをすることが大事になってきます。これを言ったらネタバレかもしれないですけど(笑)」

――アハハハ。次の試合はまずジャブの差し合いで勝負すると。

「これはMMAだから、まずは打撃で相手に脅威を与える。打撃のプレッシャーがあるからこそ、テイクダウンを奪うことができる。岡見勇信さんとも話をして、今はGENの練習でもしっかりと打撃を当てて、下がらせてからテイクダウンまで行くことができるようになってきました。その面を次の試合でも出せたら、我慢強い葛西選手が相手でも展開をつくることができるんじゃないかと思っています。だから僕も我慢強く攻めていきたいです」

――伊良波戦では、丸山選手がいわゆる「クラウチングスタイル」で構えていました。あの点はボクシングの影響を感じるのですが、打撃面の練習はどのように?

「え、そう見えますか。実はMMAをやるために鹿児島から上京した当時、ボクシングを学ぶために帝拳ボクシングジムに通っていた時期があるんです。3年ほど通っていたところでコロナ禍になり、練習生や一般会員は通いづらくなってしまったんですが……。やはり今でもボクシングの影響が出ているのかもしれないです」

――そうだったのですね。一方、葛西選手の場合は距離が近くなると首相撲とがあります。

「首相撲からのヒザ、ヒジが速いです。自分は相手の土俵に付き合いすぎることなく、シングルレッグとワキ差し、四つの展開で勝負していきたいですね。葛西選手も四つが強そうなので、どんどんスクランブルを発生させてテイクダウンを狙うのも面白いかもしれません」

――削り合いの展開になりそうですね。

「結局はドロドロの5分3Rになりそうな気がします(笑)」

――なるほど。ちなみに丸山選手は柔道整復師の学校に通っていたのですか。

「地元の鹿児島で柔整師の資格を取得しました。格闘技をやっていくにしても、国家資格を持っておいたほうが良いかと思って。取得したものの今は使っていないんですけど――あ、葛西選手も柔整師の資格を持っているんでしたっけ?」

――はい。葛西選手はマッハ整骨院に勤務しながらマッハ道場で練習しています。

「なるほど、今回は柔整師対決になるんですね」

――そういう一面もあるということで(笑)。当日はメインとして予定されていた平田直樹×Ryo戦が延期となり、丸山選手と葛西選手の試合がメインとなっています。

「パンクラスでは初メインで、この試合に勝てばタイトル戦線に浮上すると思います。遂にここまで来たか――と光栄です。でも試合でやることは変わらないので、気負わずに練習してきた内容を見せたいですね。しっかりとMMAをやって勝ちたいです」

■Pancrase343視聴方法(予定)
5月25日(土)
午後1時~U-NEXT

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45 AB MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase343 RIZIN RYO   パンクラス 平田直樹 新居すぐる 海外 高木凌

【Pancrase343】Ryoと挑戦者決定戦、平田直樹「何もさせない。仕留めるよりも心を折ること」

【写真】どこにでもいる若い人。そんな平田直樹なのだが──(C)MMAPLANET

25日(土)に港区のニューピアホールで行われるPancrase343で平田直樹が、Ryoとフェザー級次期挑戦者決定戦を戦う。
Text by Manabu Takashima

チャンピオン新居すぐるが、RIZIを主に考えているなかでフェザー級タイトル戦線が停滞する。昨年12月に亀井晨介を破った平田直樹が、タイトル戦が組まれない現状で他の舞台を選ぶ──そんな話も聞かれていた。

そんな平田が挑戦者決定戦を戦う理由、これからについて13日の記者会見後に話を訊いた。


──会見でのネタの続きになってしまいますが、このサングラスが余計にガラを悪く見せていますよね(笑)。

「これはつけようか、迷ったんですよ(笑)。樹が要らないと言っていたサングラスで(苦笑)」

──色々ある妹さんにとって良き理解者のお兄さんですが、会見のことなども話す間柄なのですね。

「これは格闘技の一環なので。試合や練習のことと同じで。でも、私生活とか知らないです。そういう話を妹とすることなんてないですし」

──確かに妹の恋愛とか知っているお兄ちゃんなんて、逆に怖いですよね(笑)。そんななかRyo選手とのフェザー級次期挑戦者決定戦が近づいてきました。ぶっちゃけていうと、チャンピオンはRIZINでの戦いにフォーカスしており、直樹選手もタイトル戦がないなら、他の舞台で戦おうとしているという噂話が3月頃に聞かれました。

「一昨年に米国で負けて、日本に戻って来てからパンクラスさんから定期的に試合をさせてもらうようになりました。自分も中途半端なことはしたくなかったので、パンクラスで戦うからにはパンクラスのチャンピオンになることを目指していました。パンクラスでベルトを取って再び、海外にチャレンジしよう。チャンピオンとして外だったり、違う場所で勝負をしようという気持ちだったので。実際にこの間にも海外での試合という話もありましたけど、パンクラスで戦ってきました。そこで4試合、しっかりと勝ち切れたのでチャンピオンになって、次のステップに進むという考えで」

──そのなかで亀井晨介選手を昨年末に破った。次が王座挑戦でなく、Ryo選手との挑戦者決定戦になったことについてはどのように捉えていますか。暫定王座決定戦ともならなかったです。

「チャンピオンが戦わないというのであれば、もうそういうものだし。でも自分がベルトを目指して日々の練習をすることが一番大切で。チャンピオンが何を思っているのかは、重要ではないです。挑戦を受けてくれるなら、挑戦します。戦わないというのであれば、次の相手のことを考える。その延長線上で、他で戦うこともある。そこを考えないといけないのですが、今回は次期挑戦者決定戦ということで、勝てば挑戦できる切符を手にできるだから、そこを得ることにしようと。

それでもチャンピオンがやらないなら、向うの都合です。僕は別の手段を考える。暫定王座決定戦になれば、ベルトが掛かる一番になってもっと嬉しかったかもしれないですけど、余り気にしていないです。暫定でも正規チャンピオンがいてパンクラスで一番になるには、そこに挑戦する立場は変わらないので」

──では、その挑戦権を争う相手がRyo選手になることを想定したことはありましたか。

「全然、考えていなかったです。12月に亀井晨介選手に勝って、1位は高木凌選手だから挑戦者決定戦なら高木選手だろうと。でもRIZINで戦っていて、都合が合わなかったのは理解できます。

同時に亀井選手に勝ったので、次の相手がランクが下ということも考えていなかったです。僕にとってこの試合は次期挑戦権が掛かっているということで、Ryo選手とワンマッチで戦うことにモチベーションはなかったです。失礼かもしれないですが、次期挑戦者決定戦でないとRyo選手と戦う意味はない。次に繋がる確定的な条件があるから、戦います」

──そこまで言い切るからには、ぶっちぎって自己証明する必要が出てきてしまうかと。

「Ryo選手の試合映像は特に視ていないです。ハイライトぐらいで。ただ、最後まで諦めない。そういう気持ちがある選手だと皆からも聞いていますし、打撃も寝技も自分の形を持っていると。

ただ、何もさせない。圧倒して、1Rでフィニッシュする。そのつもりで仕上げてきました」

──ではRyo選手が会見で言っていたスクランブル戦になることもない?

「僕が相手を動かすスクランブル戦はあります。動かして削る、それが僕の形です。亀井選手との試合も、抑えて極めることができたと今では思っています。でも、試合中は何かあるんじゃないかと様子を見てしまって、3Rが過ぎました。

亀井選手もあそこから挽回する動きがなかったけど、僕もそのままで疲れもしなかった。だったら、僕が初回から攻めて極めに行けば良かったと反省しています。2、3Rがあるし、亀井選手もこのままで終わらないはずという風に考えて、躊躇してしまいました。次はこの反省点を生かした試合をします。

特にRyo選手は諦めない選手なので、どれだけ僕が攻勢でも、何かのタイミングで攻めてくることがあると思います。ごちゃごちゃしている中で、ガツっとくる。きっとコントロールしていても、力ずくでも動いて来る。そういう選手なので極める、仕留めるよりも心を折るつもりで戦います。相手が『もう降参』ってなるように何もさせない。Ryo選手との試合で僕の勝利とは、心を折ることです」

──と同時にこれからを考えると、組みなら絶対に勝てるというわけにはいかない相手が出てくるはずです。それまでに打撃を伸ばす必要があります。総合力を高めることに関しては、今はどのように考えていますか。

「僕のなかで打撃は雑で、劣っている部分です。トータルで戦えないと今後は戦えなくなる。打撃が強化されれば、グラウンドもより強くなります。なので打撃の練習をしながら、ストロングポイントを伸ばすという考えでいます。

試合になるとリスクを自ら犯す必要はなくて、自分の強いところで勝利を手にするのが一番です。そのなかで実戦でも打撃を使う機会を創る。打撃は穴を埋めるため、勝負は寝技というのが今、心掛けていることですね」

──では、改めて今回の試合で見せないといけない戦いとは?

「何もさせずに心を折る。自分の強いところでどんどん攻めて、初回からフィニッシュを狙います」

──押忍。ところで、自分はファッションとかに疎いのですが、改めて直樹選手と近い距離で話していると、このシャツは絶対にお洒落だと分かります。60年代っぽくて、樹選手のセンスは間違っていない、と(笑)。

「アンドファミリーズさんのクラシック・オープンシャツで。きっと、回りの選手がスーツとネクタイのフォーマルばかりだったじゃないですか。だから、浮いちゃうんですよ。僕はカジュアル過ぎて(笑)」

──なるほど皆がカジュアルだと直樹選手の良さが分かるのに、1人異種な感じでいると。このシャツは、それこそ南カリフォルニアのピアでアイスクリームを食べているような空気感です。

「そうなんで。サンディエゴとか、そのイメージです。会見で皆がカジュアルで、少しラフな感じで来てくれていれば……きっと分かってもらえたと思います」

──坂本(靖)本部長、パンクラスの記者会見のドレスコードはどのようなモノなのですか。

坂本靖 襟付きが基本です。タイトルマッチの調印式はスーツで来てねというのはありますが。

「僕、スーツを持っていないんですよ(笑)」

──アハハハ。でもフォーマルのなかで、ちょっとラフなカジュアルがいる。だからガラが悪く見える、腑に落ちました(笑)。

「前回のシャツはハロウィンだったから、コスプレ風ということでああいう風にしたんですけど、ガラが悪かったです(笑)。でも、今日のは普通にどこにでもいる感じだと思います」

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45 AB LFA MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase343 Pancrase346 Road to UFC RYO UFC YouTube   キム・サンウォン パンクラス ムハンマド・サロハイディノフ 上田将年 中田大貴 伊藤盛一郎 内藤由良 原田惟紘 海外 神谷大智 西尾真輔

【Pancrase344. 345&346】7/21伊藤盛一郎が防衛戦。6/30内藤由良出場&リッチザウルスはサンウォンと

【写真】存在感をアピールするために変顔をリクエストすると、「変顔はできないですけど、物真似ならできます」とティラノザウルスの物真似をしてくれた中田──会見場が一気に氷河時代に……(C)MMAPLANET

13日(月)、東京都新宿区のサンエービルで25日(土)に港区のニューピアホールで開かれるPancrase343出場5選手が出席した会見第一部に続き、6月30(日)に同所にて開催されるPancrase344&344に出場する内藤由良、キム・サンウォン戦が決まった中田大貴、そして直接対決となる西尾真輔と神谷大智に加え、7月21日(日)に立川市の立川ステージガーデン大会=Pancrase346でムハンマド・サロハイディノフの挑戦を受けるフライ級KOP伊藤盛一郎が出席した会見第2部が行われた。
Text by Manabu Takashima

ここでは出席した5選手の会見冒頭における挨拶とMMAPLANETの質問への返答に特化して、同会見の模様をお伝えしたい(要約)。

神谷大智
「自分のやるべきことをしっかりとやって、勝ちたいと思います」

西尾真輔
「今回、勝つと負けるのとじゃ凄く違ってくると思うので。今回は泥臭くても、何が何でも勝っていきたいと思います」

中田大貴
「前回の試合、キャンセルになっちゃってどうしようかと思っていたら、パンクラスの方からゴツイ相手を用意していただいたので自分の全てを出してぶつかって行こうと思います」

内藤由良
「チャンピオンになってから2年振りの試合になるんですけど、世界で戦っていく準備等々──紆余曲折、色々とあった2年でした。最後にパンクラスで試合をしてから、今年中にはUFCに参戦できるようにやっていきたいと思います。まず第一ステップとして、相手はまだ誰になるのか分からないのですが、しっかりと倒して、しっかりと今年は世界に向かっていきたいと思います」

伊藤盛一郎
「パンクラスさんがまた強い海外の選手を連れてきて、今ランキング1位にとても強い選手がいるんですけど、ぶちのめしたい。勝って今後、皆に違う舞台で試合を見たいと言ってもらえるような試合で勝って盛り上げていきたいと思います」


──伊藤選手と内藤選手、前回の試合から目指していたところがあったかと思いますが、結果としてこのタイミングでパンクラスで再び戦うことになった。そこへの意気込みの方をお願いします。

伊藤 前回の試合が終わってチャンピオンになってから、自分もRoad to UFCにエントリーして──通らなかったのですけど、チャンピオンになってから世界へという違う道が見えてきて。今回、海外の選手とやれるんで。この試合が自分の実力を試す良い場なのかと。ここで負けているようじゃ、Road to UFCに行ってもダメだっただろうし。世界に出て行っても、どうせ勝てないと思うので。ここでしっかりと勝って、グランドスラムから世界で戦っていける選手になりたいです。

内藤 パンクラスは想い入れのある団体でもあるし、前回の試合が終わってから海外のマネージメントとは契約をさせてもらいました。でもなかなか試合の機会……例えばLFAとかUAW Warriorsだったりだとか。あの辺との掛け合いとかもあったんですけど、決まっていた試合がなくなったり、色々と様々な問題があって……。これから世界に出ていくには、どうしようかなと考えた時に、とにかく試合をしないと。格闘家なので試合をしないと始まらないので、何か1つアクションを起こすとして、さまざまな色んな声があるなか、最後はパンクラスでやらせてくれるということだったので。ここでしっかりと勝って、世界に向かいたいと思います。

──中田選手、会見の第一部でフェザー級挑戦者決定戦を戦う2選手がいました。そこを見て、ご自身の現状とこの試合に向けての気持ちを教えていただけますか。

中田 ちょっと前と比べると、大分ランキングも落ちちゃって(笑)。試合も1年振りになっちゃって、悔しい想いをしているんで。平田選手とRyo選手の試合ももちろん注目していますし、とにかく今は勝ちたいという気持ちが強いです。ずっと苦しい気持ちでいたので、まずは勝ちたいです。

──神谷選手、BRAVEジムの先輩と後輩には他競技で実績を伸している選手達が一気にステップアップを果たすような形で試合をしています。対して神谷選手は、パンクラスでコツコツとキャリアを積んできました。派手な後輩たちと、ご自身のキャリアの積み方の違いをどのように捉えていますか。

神谷 ジムの後輩たちは派手にKOしたり、派手に勝ったり、色々と魅せ方もありますけど、強さも持っているので。そこは僕も羨ましいと思います。対して、自分は地道に勝っていてレコードは良いかもしれないですけど、魅せ方としてはアマチュアというか、まだダメだという面もあると思います。でも自分は自分なので。先輩として後輩たちに強いところを見せていく、回りの人たちにもこの戦い方でも違う意味で華があるよう魅せていけるような選手になっていきたいです。

また6月30日のニューピア大会は上田将年×眞藤源太のフライ級戦、谷内晴柾×原田惟紘のバンタム級戦など他4試合も明らかとなっている。上田&原田、筑豊パンクラシストの揃い踏みとなる。

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【Pancrase343】Ryo「会見では派手でも、試合は堅実でクレバー」×平田直樹「(服装は)妹の影響が…」

【写真】これはもう仁義なき戦い(C)MMAPLANET

13日(日)、東京都新宿区のサンエービルで25日(土)に港区のニューピアホールで行われるPancrase343出場5選手、6月30(日)に同所にて開催されるダブルヘッダー=Pancrase344&344に出場が決まった4選手、さらに7月21日(日)に立川市の立川ステージガーデンに開かれるPancrase346でムハンマド・サロハイディノフの挑戦を受けるフライ級KOP伊藤盛一郎らが出席した会見が実施された。
Text by Manabu Takashima

ここではPancrae343でフェザー級次期挑戦者決定戦を戦う平田直樹とRyo、パンクラス初陣のジョセフ・カマチョ戦を控えた浜本キャット雄大、そしてライト級マッチで対戦する葛西和希と丸山数馬の5選手が出席した会見第一部の模様を──出場選手の冒頭の抱負と、MMAPLANETの質問への返答に特化してお伝えしたい(要約)。

浜本キャット雄大
「パンクラスに参戦するにあたって一つ謝罪をしたいのが、伊藤盛一郎選手に2戦目で対戦させていただいて、その後に練習をさせていただいたりとか、仲良くさせていただいたんですけども。今回、パンクラスに参戦することになって、ちょっとタイミングが合えば、対戦する機会が発生すればお互い全力を尽くして試合ができればという風に思っておりますので、気を悪くしないでください」(※会見を眺めていた伊藤がサムアップと笑顔で応える)

丸山数馬
「Pancrase343に向けてハードなトレーニングを行ってきました。当日にソレを皆さんにお見せできればと思っています」

葛西和希
「当日は全局面で圧倒して勝ちたいと思います」

Ryo
「今回もいつも通りですけども、たくさんの人に支えられているので最後の1秒まで諦めません。そういったところを見てもらいたいです」

平田直樹
「やっと、ここまで来たので当日はしっかりと良いパフォーマンスを見せられるように頑張ります」


──Ryo選手から(多媒体の記者の質問の返答で)「見ての通りナイスガイ」という発言がありましたが、記者会見になるとファッションがナイスガイとはかけ離れている感じもします。お父さんの影響なのか、それとも妹さんの影響なのでしょうか。

平田 妹の影響が大きいです。試合があまり面白くない、目立たないことが多いので、こういう機会では少しでも目立ったり、しっかりと見てもらえるようにと。他の選手と違う恰好もしたいし、そういう感じです。父には何も言われないです。妹と話しながら(決めている)。

──Ryo選手、平田選手の服装と試合運びのギャップについて何か感じられますか。

Ryo フォローをするわけではないですが、平田選手は会見では派手にしていますが、本当に試合では堅実でクレバーな戦い方をする選手なので、本当にそこを見てほしい──と僕は思います。どちらかというと玄人よりな戦い方なんですけど、とても緻密で繊細な動きです。僕はそれに呑まれないように思い切りぶつかっていきます。

──平田選手の対戦相手は、その土俵で戦いたがらないということがあるかと思います。Ryo選手としては、組みからの展開を含めどのような試合を見せたいと思っていますか。

Ryo かつてないスクランブルを見せたいです。

──対して平田選手は?

平田 僕もスクランブルでいつも通り、コントロールを見せたいです。トータルでもしっかりと戦える、前回の試合よりも少しでも成長したところを出せたらなと思います。

──ライト級王者の雑賀ヤン坊達也選手がRoad to UFCで戦います。この後、ベルトの行方はチャンピオン次第になるところもあるかと思いますが、そこを踏まえてどのような試合をしたいと思っていますか。

葛西 しっかりとパンクラスでチャンピオンになって、世界に向かっていきたいと思っているので、ここはしっかりと明確に勝ちます。じゃないと今後は厳しいと思います。

丸山 今回の試合はかなり厳しい試合になると思っています。その前提で自分もファイトキャンプをやってきたので、ソレを本番で見せられたらと思っています。

──河村泰博選手が、パンクラスで試合をする時には溢れんばかりのNEXUS愛を語っています。その辺り、浜本選手はどのような心境でパンクラスに挑みますか。

浜本 NEXUSは大好きなんですけど、NEXUSを背負ってという気持ちが強すぎると、自分の力が出ないと思っています。なので、そのNEXUSの重荷を一旦下ろしてパンクラスで挑戦者として頑張りたい──拳を振りまわして、全員を倒していきたいと思っています。

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【Pancrase342】5月のニューピアで平田直樹✖Ryo。避けろ、恐怖の双六行き=葛西和希✖丸山数馬!!

目指す場所に近づくために、平田に必要なことは目の前の相手に勝ち続けること(C)MMAPLANET

9日(火)、パンクラスより5月25日(土)に東京都港区のニューピアホールで開催されるPancrase343の追加カードが発表され、平田直樹がRyoと対戦することが明らかとなっている。
Text by Manabu Takashima

29日(月・祝)に立川大会を控えているパンクラスが、ポスト30周年記念大会といえるニューピアでのイベントで粒ぞろいといえるカードを揃えてきた。


平田は昨年4月のパンクラス初参戦から1年で4連勝という結果を残し、タイトルコンテンダーの亀井晨介を倒し──現在ランク2位で──フェザー級のベルトが見えてきた。

しかし、KOP新居卓はRIZINでの活動、もしくは強豪海外勢との対戦を求めており、平田の立場は宙ぶらりんになっており、柔術やグラップリングでも戦いながら他のステージを平田も求め始めたという話も伝わって来ていた。

そのような状況下で、ランク3位のRyoとの上位ランカー対決が決まった。Ryoは現バンタム級KOP透暉鷹に大逆転勝利を収めて以降、魔の4連敗を喫したものの昨年7月に西の実力者=名田英平を下し復活、クリスマスイブ大会では平田と同じく若さの台頭と言っても過言でない栁川唯人を破り連勝中だ。

しつこさと一発を併せ持つRyoとの対戦、激闘にならず平坦な勝ち方ができれば──平田直樹はますます力をつけている証となろう。

また元NEXUSフライ級王者からRIZINを経て浜本キャット雄大がパンクラス初出場を果たし、グアムのジョセフ・カマチョと戦う。昨年7月に計量失敗しキャッチ戦で前田浩平に勝利しているカマチョはLFAで1勝2敗のファイターだけに、浜本にとっても北米基準の実力査定ができるマッチアップといえる。

またマニア垂涎枠といっても過言でないライト級戦=葛西和希✖丸山数馬という一戦も決まっている。プレスリリースの「ベルトを巡る動きが混沌とし、1敗が大きく後退させてしまう」という一文の通り、このような対戦で敗れると試合の機会は巡って来ても、サイコロの目が3までしかないような──上への道が大きく開かない厳しい双六合戦がパンクラスではまま見られる。ここに入ると、スポットが当たるまで1年、3試合は待たないといけない。その状況を避けるには葛西、丸山共にこの試合を生き残るしかない。

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