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45 MMA ONE ONE FF92 Report World kicks アブデラリ・ザヒディ ブログ マラット・グレゴリアン

【ONE FF92】グレゴリアンの圧は健在。コーナーに下がるザヒディを2Rで仕留め復活V

<キック・159ポンド契約/3分3R>
マラット・グレゴリアン(アルメニア)
Def.2R2分36秒by KO
アブデラリ・ザヒディ(モロッコ)

左インローをから右ハイ、そしてロー&パンチのザヒディに対し、スーパーボン戦の敗北から復活を賭すグレゴリアンが前にでる。蹴りをブロック、蹴り終わりでパンチを振って前に出るグレゴリアンはコーナーにザヒディを追い込む。コーナーを背負ってパンチを繰り出すザヒディはボディを連打されながらコーナーから抜け出す。グレゴリアンは再びコーナーに追い込むと、首相撲のザヒディが注意を受ける。ザヒディはコーナーを背負った状態で手を出すが、グレゴリアンはローから顔面に拳を伸ばす。

ブレイクから中央で再開となると、クリンチでザヒディは減点1。再開後、すぐにコーナーに追いやられたザヒディはまたも首相撲でイエローを提示される。パンチと蹴りの接近戦はグレゴリアンが圧で上回った。

2R 、グレゴリアンはすぐに前に出る。ザヒディは左の蹴り、ヒザを見せて右に回る。圧を避けたいザヒディだが、ロープに詰まってローを蹴られる。またもホールドで注意を受けたザヒディは、蹴りもパンチも出し続けるがグレゴリアンの前進は止められない。ボディを入れたグレゴリアンはローでバランスを崩すも、立ち上がるとボディから左ストレートを効かせる。足が泳いだザヒディもパンチを懸命に繰り出すが、グレゴリアンの右から左のフォローを受けてダウン。カウント7で立ち上がったザヒディをコーナーに詰めて猛攻のグレゴリアンが、最後は右を打ち抜いてKO勝ちを決めた。


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45 MMA MMAPLANET o ONE ONE FF92 キック リウ・メンヤン 野杁正明

【ONE FF92】開始早々にダウンを奪われた野杁。体格差押してくるリウにボディを効かせるもONE2連敗に

<キック・フェザー級/3分3R>
リウ・メンヤン(中国)
Def.3-0
野杁正明(日本)

開始早々から距離を詰めたリウがローからパンチに繋げる。野杁はボディから右ロー、さらにボディブローを打ち込んだ。ここで頭を上げた野杁の顔面にリウの右ストレートがクリーンヒットし、野杁はダウン。立ち上がった野杁にリウが連打で襲い掛かる。野杁のガードの間に右アッパーを突き上げるリウ・野杁も左右ボディで対抗するが、押し合いになると体格で勝るリウが優位か、前蹴りで下がらされた野杁は、左ボディを突き刺すもロープに押し込まれてしまう。野杁は左フック、左ボディ、左ヒザを決める。サウスポーにスイッチした野杁が左ストレートから右ボディへ。やや動きが落ちたリウのボディにヒザを突き上げた。

2R、野杁はサウスポーにスイッチして、前に出て来るリウを迎え撃つ。オーソドックスに戻して左ボディを打ち込む野杁。パンチを顔面に当てるも、ロープ際から脱することができない。左に回った野杁は左ボディ、右ボディと打ち込んでいく。押してくるリウに対して「来い、来い」とアピールする野杁。ボディブローではリウの前進を止めることができない。右に回った野杁は右ストレートをリウの顔面に突き刺す。野杁は左テンカオを連打し、ブレイクからサウスポーにスイッチした。リウもロープに押し込むだけの場面が増えた。残り20秒で野杁の左テンカオがリウのボディに突き刺さる。さらにボディブロー、ヒザ蹴りからパンチに繋げた。

最終回、リウが頭をつけて押していく。野杁はボディとテンカオ。リウが前蹴りから組みつき、レフェリーに剥がされる。野杁がボディ、アッパーから顔面にパンチを当て、さらにボディへのヒザでリウの動きを止めた。野杁の右スピニングバックキックがローブローとなり、試合は中断。再開後、前に出て来るリウに右ロー、ヒザを打っていく野杁。リウは体格差を生かして体重を預けてくる。打ち合いで両者のパンチが当たるなか、野杁の右ハイがリウの顔面をかすめた。このラウンドはクリンチが多いリウに対し、野杁が突き放して連打を浴びせる。野杁は鼻から出血、リウは試合終了直前に右スピニングバックキックで足を滑らせた。

判定はユナニマスでリウに――野杁はONEで2連敗となった。


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45 KANA MMA MMAPLANET o ONE ONE FF92 World kicks アニッサ・メクセン ブログ

【ONE FF92】念願のアニッサ戦も、絶妙の攻防一体キックの前に顔面を打ち抜けず。KANAは0-3で敗れる

<キック・女子アトム級/3分3R>
アニッサ・メクセン(フランス)
Def.3-0
KANA(日本)

左ハイをかわされ、右ローを蹴ったメクセン。ステップインでパンチを伸ばすが、KANAがカウンターを打ち込む。カーフを蹴り、前に出るKANAに対し、メクセンが細かいパンチを繰り出す。左リードフックを入れたKANAは、頭を振って近い距離の打ち合いに持ち込む。アッパーから回ってパンチのKANA、メクセンもワンツーを当ててインファイトに応じている。KANAはジャブを受けてもワンツーで前に出る。メクセンはパンチを纏めて、引かない。インローで姿勢を乱したメクセンだったが、すぐにしっかりと構えて攻撃を受けることはなかった。当てて間合いを外す、終盤はメクセンが巧さが光った。

2R、スイッチスタンスのKANAに対し、左フックをヒットさせたメクセン。前蹴りも入り、KANAは前に出るとメクセンの首相撲にブレイクが入る。KANAは近い距離でのパンチがやや粗くなってきたか。ジャブにボディへのコンビを繰り出したKANAが、ローを入れる。ただし、拳の攻撃はメクセンが上手。右オーバーハンドから左、ボディをまとめたKANAだが、メクセンは効いた感じはまるでない。勢いでは負けていないKANAだが、精度とインパクトはメクセンだった。

最終回、ワンツーの右を被弾したKANAが前に出るが、ここもメクセンがカウンターを当てる。ショートのワンツーを打って離れたメクセン。追いかけたKANAはボディのコンビを続ける。KANAは左インローを蹴ったが、ワンツーの右を打たれる。さらに左リードフックを入れて足を使ったかと思うと、メクセンは距離を詰めてパンチを纏める。続いて前に出るKANAの腹に、メクセンがヒザを突き刺す。パンチからミドルを受けても、コンビでKANAが前に出る──が、メクセンが攻撃を纏める。2R&3RとKANAは接近戦で打ち勝てず、最後のスピニングバックフィストも効果はなくタイムアップへ。

自らのパンチが当たる距離が遠近ともにあり。パンチ後にKANAの間合いにいないメクセンが、3-0で判定勝ちを収めた。意中のメクセンに完敗といっても過言でないKANAだったが、試合後はハグをし笑顔で何やら言葉を交わしていた。


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45 MMA MMAPLANET o ONE ONE FF92 World kicks ブログ リッティデット・ソー・ソンマイ 吉成士門

【ONE FF92】首相撲を制したONE初戦の吉成。左フックでリッティデットからダウンを奪い、連打でストップ

【写真】首相撲で勝るうえ、パンチも切れる。吉成名高をいとこに持つ士門(C)ONE

<ムエタイ・134ポンド契約/3分3R>
吉成士門(日本)
Def.2R0分39秒 by TKO
リッティデット・ソー・ソンマイ(タイ)

吉成が左ミドルで先制する。ローの打ち合いから、リッティデットが跳び左ミドルを放った。吉成はリッティデットのローに右ストレートを合わせる。リッティデットの首相撲を封じる吉成。左ジャブを受けた吉成、リッティデットの右も突き刺さる。しかし吉成はリッティデットの蹴りにパンチを合わせて動きを止め、さらに左ミドルを浴びせた。

左フックから右テンカオに繋げる吉成。左ローをキャッチされるも、首相撲でも負けていない。飛び込んできたリッティデットに左フックを打ち込む。吉成がワンツーから右ミドルで下がらせる。リッティデットの左ミドルをかわすと、自身の左右ミドルを当てる。リッティデットは左ジャブをボディに伸ばし、首相撲に持ち込むも吉成に崩されてしまう。

2R、リッティデットが首相撲から右フックを振るう。吉成は首相撲を捌き、右ヒジを狙う。強引に距離を詰めてくるリッティデットに対し、吉成が左フックのカウンターでダウンを奪った。リッティデットは立ち上がるも、吉成の連打を受けてレフェリーストップとなった。

ONEデビュー戦を快勝で飾った吉成は「(ダウンを奪った左フックは)自分が今までやってきた練習の成果です」と語り、35万バーツ(約158万円)のボーナスを得た。


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45 GLORY K-1 KANA MMA MMAPLANET o ONE ONE FF92 ONE167 ONE169 ONE172 YouTube アドリアーノ・モライシュ アニッサ・メクセン キック シッティチャイ・シッソンピーノン ジャッキー・ブンタン スアキム・ソー・ジョー・トンプラジン スーパーボン・シンハ・マウイン タワンチャイ・PK・センチャイ チャトリ・シットヨートン ボクシング マラット・グレゴリアン リウ・メンヤン リッティデット・ソー・ソンマイ ルンピニー 吉成士門 小笠原瑛作 武尊 若松佑弥 野杁正明

【ONE FF92】2025年の立ち技を占うフェザー級3連戦。野杁、グレゴリアン、シッティチャイが揃い踏み

【写真】ONEデビュー戦はシッティチャイに敗れた野杁。ONE初勝利をかけて中国のメンヤンと対戦する(C)ONE

20日(金・現地時間)、タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE Friday Fights 92。今大会は通常よりも豪華なマッチメイクが並ぶ通称テントポール大会で日本からも野杁正明、KANA、吉成士門が参戦する。
text by Takumi Nakamura

16日に日本で記者会見が行われ、チャトリ・シットヨートンCEO出席のもと、2025年3月23日(日)さいたまスーパーアリーナでのONE172開催が発表された。第1弾カードとして武尊×ロッタン・ジットムアンノンのフライ級キックボクシングスーパーファイト、アドリアーノ・モライシュ×若松佑弥のフライ級MMA世界王座決定戦の2試合が決定し、チャトリCEOは出場候補選手として野杁・KANAの名前も挙げている。


今年3月にK-1との契約にピリオドを打ち、ONEに戦いの舞台を移した野杁。その初陣となった6.8ONE167ではシッティチャイ・シッソンピーノンの牙城を崩すことが出来ず、判定負けという結果に終わっていた。今回は中国のリウ・メンヤンを相手にONE2戦目を迎える。

メンヤンはONEの公式プロフィールでは32勝6敗の戦績を持ち、過去にスッドサコーン・クリーンミーに勝利した実績が光る。とはいえONEでのタイトル獲得を狙う野杁からすれば、ここで取りこぼしは許されない相手。確実に勝利を収め、再び上位ランカーとの対戦につなげなければいけない一戦だ。

しかも今大会では野杁に勝利したシッティチャイがメインイベントのムエタイルールでシャドウ・シンハ・マウインと対戦し、元K-1&GLORY王者のマラット・グレゴリアンとアブデラリ・ザヒディのキックボクシングルールの一戦も組まれている。

年をまたいだ1月24日(金・現地時間)にタイのインパクト・アリーナで開催されるONE170ではムエタイルールのフェザー級王者タワンチャイ・PK・センチャイにスーパーボン・シンハ・マウインが挑む王座戦も行われる。

キックルールのタイトルを保持するチンギス・アラゾフの動向が不透明ではあるが、この一カ月の間にキック・ムエタイの両ランキングに名を連ねるトップ選手たちの試合が続くことになる。3月の日本大会で野杁がどんな相手と対戦するのかも含めて、2025年のONEキック・ムエタイのフェザー級戦線を占う年末年始だ。

またKANAは野杁に続いてK-1からONEに参戦。その初陣でK-1時代から対戦を熱望していたアニッサ・メクセンと対戦する。KANAはK-1でのキャリア後期=2023年にK-1でのアニッサ戦が具体的に進行していたものの、最終的にアニッサがONEとの契約を更新したため、K-1でのアニッサ戦は実現せず。KANA自身がアニッサと戦うためにK-1からONEへの移籍を決断し、そのアニッサ戦がONEの初陣で実現した形となる。

11.8ONE169のジャッキー・ブンタン戦では敗れたアニッサだが、卓越したアウトボクシングで3分5Rフルラウンドに渡ってブンタンを翻弄し続けた。KANAとしてはワンマッチの短期決戦=3R以内にアニッサを捕まえきれるか。そこがアニッサ超えの鍵を握るだろう。

またKANAと同じく今回がONE初参戦となる吉成士門は、直近の試合で小笠原瑛作から勝利しているリッティデット・ソー・ソンマイとムエタイルールで対戦する。これまで通常のグローブによるムエタイルールで戦ってきた士門にとって、MMAグローブ&3分3RのONEのムエタイルールは初挑戦。これまでと変わらぬパフォーマンスをONEでも発揮できるかに注目したい。

■ONE Friday Fights 92視聴方法(予定)
12月20日(金・日本時間)
午後9時30分~U-NEXT

■ONE Friday Fights 92 対戦カード

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)
シャドウ・シンハ・マウイン(タイ)

<ムエタイ・140ポンド契約/3分3R>
スアキム・ソー・ジョー・トンプラジン (タイ)
パンリット・ルージョメイサイワーリ(タイ)

<ムエタイ・アトム級/3分3R>
ソンチャイノーイ・ゲッソンリット(タイ)
ヨッドナムチャイ・フェアテックス(タイ)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
パンパヤック・ジットムアンノン(タイ)
イゴール・ベクレフ(ロシア)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
シブムン・シッチェブンタン(タイ)
アブドゥラ・ダヤカエフ(ロシア)

<ムエタイ・アトム級/3分3R>
ラック・エラワン(タイ)
コーコー・ソー.ソンマイ(タイ)

<キック・159ポンド契約/3分3R>
マラット・グレゴリアン(アルメニア)
アブデラリ・ザヒディ(モロッコ)

<ムエタイ・121ポンド契約/3分3R>
マイサンカン・ソー・インジョルンガンチャン(タイ)
ワッチャラフォン・PK・センチャイ(タイ)

<キック・フェザー級/3分3R>
リウ・メンヤン(中国)
野杁正明(日本)

<キック・女子アトム級/3分3R>
アニッサ・メクセン(フランス)
KANA(日本)

<ムエタイ・134ポンド契約/3分3R>
リッティデット・ソー・ソンマイ(タイ)
吉成士門(日本)

<キック・バンタム級/3分3R>
エルブルース・オスマノフ(ロシア)
ネイサン・ベンドン(英国)

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45 K-1 KANA MMA MMAPLANET o ONE ONE Championship ONE FF92 ONE169 アニッサ・メクセン キック ジャッキー・ブンタン スミラ・サンデル ナタリア・ディアチコワ ルンピニー 海外

【ONE FF92】ONEデビュー戦でアニッサと対戦。KANA「ここで決まるのは運命。だからこそ乗り越える」

【写真】大会2日前にセコンド陣とも合流。アニッサとの決戦に挑む(C)HITOSHI TSUKAKOSHI

20日(金・現地時間)、タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE Friday Fights 92で、日本のKANAがアニッサ・メクセンと対戦する。
text by Takumi Nakamura

新生K-1の女子部門をけん引し、2019年12月に初代女子フライ級王座決定トーナメントで優勝。新生K-1の女子王者として海外の強豪と戦い続けてきたKANA。2023年12月にアントニア・プリフティに敗れて王座陥落となると、新たな戦いの舞台にONE Championshipを選んだ。

その理由は明白、長年対戦を希望していたアニッサ・メクセンと戦うためだ。そのメクセン戦がKANAのONEデビュー戦でいきなり実現。KANAはカード決定からタイに渡ってアニッサ戦に向けて準備を続けている。キャリア最大の決戦を直前に控えるKANAに話を訊いた。


――ONEデビュー戦、そして対戦を熱望していたアニッサ・メクセンとの試合が近づいてきました。今はどんな心境ですか。

「K-1時代からずっと対戦したいと思っていた相手で、ONEに来て試合が決まってからは不思議な感じなんですよね。本当にアニッサとやるんだなって。アニッサと顔を合わせれば現実味が出てくると思いますが、今はまだイメージしかないですね」

――ONEと契約した時点で、初戦がアニッサになることも想定はしていましたか。

「そうですね。アニッサとやりたくてONEに行ったわけですし、初戦からオファーがあってもやろうと決意していました」

――前回(11.9ONE169)のアニッサとジャッキー・ブンタンの試合をリングサイドで観戦していましたが、あの試合を見てどう感じましたか。

「正直どちらが勝ってもおかしくない試合だったと思います。蹴りでアニッサ、パンチならジャッキーという印象で、リングサイドで試合を見ていた時はアニッサがジャッキーの圧力で押されている印象だったんですね。だからややジャッキー優勢かなと思っていました。でもあとで映像を見直したらアニッサが蹴りで勝っている印象だったので、現地と映像では違いがあったのかなと思います。結果はアニッサの判定負けでしたが、明確な差はなかったと思います」

――僕も当日この試合を解説していて、改めてアニッサの強さが伝わってくる試合でした。

「入場の時から独特の雰囲気とオーラがありましたし、蹴りとパンチのテクニックがめちゃくちゃあって、技術・レベルが高くて穴が見つからない選手だと思いました。本当にバランスがいい選手なので、何かこれをやったら勝てるというものがあるわけではないので、こちらもトータルバランスで勝負しないといけないと思います」

――タイにはいつから入っているのですか。

「2カ月前からですね。10日間だけ日本に帰っていましたが、それ以外はずっとタイで練習を続けています」

――タイではどんな準備を続けてきましたか。

「試合間隔が空いてしまったので、スパーリングを増やそうと思ったのもタイで練習している理由です。タイではずっといいスパーリングが出来ていて、試合が近づくに連れて(対戦経験がある)オロール・ドスサントスが来てくれたり、一階級上でスミラ・サンデルとムエタイのタイトルマッチをやったナタリア・ディアチコワともスパーリングをやったり。ナタリアはめちゃくちゃ強くて顔にあざができたんですけど(苦笑)、日本にいるとどうしても強度が高いスパーリングが出来ないですし、タイにいると欧米の選手とやることにも慣れることが出来ます。そうは言っても試合になって、やってきたことが出せるかどうかは不安です」

――そのくらいアニッサは強敵だということですね。

「はい。世界的な評価で言っても7:3か8:2でアニッサが有利の試合ですし、こっちは当たって砕けろの真っ向勝負。技術も気持ちもフルに使って、さらにそこを超えた試合をしたいです」

――どんな試合になるかはイメージできていますか。

「そうですね。どう試合を組み立てていくか。それがハマれば勝つというイメージはあるし、自分が悪いパターンになることもイメージしています。今回は3分3Rマスト判定で、アニッサも(連敗で)あとがない状況ですし、確実に勝ちに来ると思うんですね。僅差でも相手にポイントをとられると厳しいと思うので、そこも意識して戦います」

――あとはリングに上がった時に自分がどうなるか、ですね。

「ONEデビュー戦ですし、どこまで動けるか分からないので、思いっきりやろうと思います。アニッサはK-1時代からずっと戦いたいと思っていたのに戦えなくて、もう少しで戦えそうだったのに戦えなくて。その相手とこうやって試合が決まるのは運命だと思いますし、だからこそ乗り越えたいです」

――今はアニッサに勝つことがすべてだと思いますが、これからONEで戦っていく上での目標はなんですか。

「ONEに来た以上、ベルトは狙っています。アニッサに対してペッディージャー(・ルクジャオポーロントン)やジャッキーより良い勝ち方が出来たら、次のチャンスにもつながるだろうし、3分3R以内にダウンを取って勝ちたいです。もし自分がダウンを取るなら右フックか左ハイキック。そのどちらかだと思います」

――これからはONEという舞台で女子格闘技の道を切り開いていきたいですか。

「今までは日本の格闘技やK-1を引っ張ってきて、これからは日本からONEに行く選手の架け橋になりたいです。日本の女子選手でもONEで活躍できることを証明したいし、まだ女子でチャンピオンになった日本人はいないので、それを自分が成し遂げたいです。日本でやってきたことの世界版をONEでやる、ONEの女子を引っ張るつもりで戦いたいです」

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o ONE ONE172 RIZIN RIZIN DECADE YA-MAN YouTube エドポロキング エンカジムーロ・ズールー カルシャガ・ダウトベック キム・テイン クレベル・コイケ チャンネル ホベルト・サトシ・ソウザ ラジャブアリ・シェイドゥラエフ ルシア・アプデルガリム ヴガール・ケラモフ 上田幹雄 久保優太 伊澤星花 元谷友貴 北岡悟 堀口恭司 大雅 安保瑠輝也 新居すぐる 桜庭大世 梅野源治 横内三旺 武尊 武田光司 矢地祐介 神龍誠 秋元強真 貴賢神 鈴木千裕

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伊澤星花 vs. ルシア・アプデルガリム
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45 Grachan Grachan Herios MMA MMAPLANET o ONE TSUNE YouTube ブログ 小田魁斗 道端正司

【Grachan Herios】暫定フライ級王座決定戦、道端正司の相手はONE FF2連勝中の小田魁斗に!

【写真】小田と道端が暫定フライ級王座を賭けて戦うことに(C)SHOJIRO KAMEIKE / GRACHAN

17日(火)、Grachan実行委員会より22日(日)東京都江東区のTFTホール1000で開催されるGrachan Heriosに小田魁斗が出場することが発表された。暫定フライ級王座決定戦で道端正司と対戦する。
Text by Shojiro Kameike


Grachanフライ級では、今年2月に御代川敏志が松場貴志を下してベルトを獲得。しかし今回、御代川が怪我により戦線を長期離脱することを受け、暫定王座を設けることとなった。この暫定王座決定戦には、すでに道端の出場が発表されており、TBA(To Be Announced)となっていた対戦相手が大会直前、小田に決定している。

小田は2022年9月にGrachanでプロデビュー後、3勝1敗の戦績で2024年4月からONE Friday Faightに参戦。クーパー・ロイヤルとンゴク・ウオン・トランを相手に2連勝を飾っていた。トラン戦は今年7月――以降、ONEのマッチング期間が終了したところで、Grachanサイドは暫定王座決定戦の出場を打診し、小田がオファーを受けたという。

デビュー当初から強いテイクダウン&コントロールを持っていた小田は、デビュー戦目の長野将大では強烈な左右フックの連打から、わずか14秒でTKO勝ちを収めている。組みの強さがあるからこそのパンチ力――と同時に、パンチ力があるからこその組み力という進化を、ONEのリングで見せつけていた。

対する道端は、黒星が多かったキャリア序盤に対して、現在はMMAで3勝1NCと実績を残してきた。今年5月に宮内拓海を判定で下し、現在はフライ級1位に。現在36歳、ここにきてベースであるキックボクシングがMMAでも生きてきた。

試合開始直後から攻め立てる小田を、道端は左ミドルで捌くことはできるか。小田がその圧力で道端を飲み込んでしまうかが気になる、暫定フライ級王座決定戦だ。

■Grachan Herios 視聴方法(予定)
午後14時00分~
GRACHAN放送局
GRACHAN公式YouTubeメンバーシップ

■Grachan Herios 対戦カード
<Grachanバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] TSUNE(日本)
[挑戦者] 伊藤空也(日本)

<Grachanライト級選手権試合/5分3R>
[王者] 林RICE陽太(日本)
[挑戦者] ロクク・ダリ(コンゴ民主共和国)

<Grachanフライ級暫定王者決定戦/5分3R>
道端正司(日本)
小田魁斗(日本)

<フェザー級/5分2R+ExR>
原口伸(日本)
高橋孝徳(日本)

<無差別級/5分2R+ExR>
荒東”怪獣キラー”英貴(日本)
大場慎之助(日本)

<ライト級/5分2R+ExR>
岸本篤史(日本)
大道翔貴(日本)

<ライト級/5分2R+ExR>
小谷直之(日本)
草訳駿介(日本)

<フライ級/5分2R+ExR>
宮内拓海(日本)
小林大介(日本)

<フライ級/5分2R+ExR>
金井一将(日本)
長野将大(日本)

<バンタム級/5分2R+ExR>
長谷川卓也(日本)
徳弘拓馬(日本)

<フライ級/5分2R+ExR>
鈴木嵐士(日本)
二之宮徳昭(日本)

<フライ級/5分2R+ExR>
水谷健人(日本)
上田麟(日本)

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K-1 KANA MMA MMAPLANET o ONE ONE Championship ONE172 PRIDE UFC アドリアーノ・モライシュ キック タン・ジン チャトリ・シットヨートン デメトリウス・ジョンソン ボクシング 大成 武尊 海外 秋元皓貴 若松佑弥 野杁正明 青木真也

【ONE172】さいたまSAで仕切り直しの武尊×ロッタン、モライシュ×若松佑弥の王座戦も決定

6日(月)都内にて、2025年3月23日(日)に埼玉県さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催される「ONE 172: TAKERU VS RODTANG」発表記者会見が行われた。
Text by Takumi Nakamura

今年1月の有明アリーナ大会に続いて、2年連続となるONE Championshipの日本大会が決定した。会見に出席したチャトリ・シットヨートンCEOは「今回のイベントはPRIDEの時代から30年来の最大級のイベントをさいたまスーパーアリーナで予定している。この大会は世界195カ国で放送予定で、この30年で最大級の視聴者、観客を集めるイベントになる」と熱弁。

さらに「MMAのみならず、あらゆる格闘技のコミュニティをここに集結させるような一大イベントになることを約束する。ONEが日本で開催されるということは、日本のコミュニティと選手にとって大きなチャンスだと信じている」と続け、出場候補選手として野杁正明、KANA、秋元皓貴、青木真也らの名前を挙げて、今大会のテーマを日本vs世界と掲げた。

そして今大会の決定カードとしてフライ級キックボクシング(3分5R)の武尊×ロッタン・ジットムアンノン、フライ級MMA世界王座決定戦(5分5R)のアドリアーノ・モライシュ×若松佑弥が発表された。

武尊とロッタンは今年1月のONE有明大会で予定されていたカード。この時はロッタンの怪我で中止となり、約1年2カ月越しに2人のドリームマッチが実現することになる。そしてモライシュと若松はデメトリウス・ジョンソンの引退により空位となったONE世界フライ級王座をかけて対戦する。両者は2022年3月に対戦しており、この時はモライシュがギロチンで一本勝ちしている。会見には武尊、ロッタン、若松も出席し、試合に向けた意気込みを語っている。

武尊
「やっとロッタン選手と戦えることがすごく嬉しいし、ロッタン選手の怪我だったり、色んなことがあって試合が流れたりしたんですけど、こうやって試合が決まると、引き寄せ合う運命だったなと思います。

僕はこの試合の次のことは一切考えてなくて、この試合で自分の格闘技人生を全て出し切るつもりで挑むんで、本当にこの試合、どちらかが壊れるような世界最高の殴り合い、壊し合いをやりたいと思っているので、ロッタン選手よろしくお願いします。

(日本大会でロッタン戦が決まったことについて)日本で試合できるのはすごく嬉しいし、K-1を離れてから海外で試合をやることが多かったんですけど、 現役の最終章、集大成を日本のファンの皆様の目の前でできるというのはすごく嬉しいし、 日本の皆さんに勝つ姿を必ず見せます。

(大会のメインで行われることについて)本当、このONE Championshipという世界規模のでかい大会でメインでやらせてもらえるのはすごく嬉しいことだし、 そのメインイベントにふさわしいような最高の殴り合い・試合をロッタン選手とやりたいと思ってるんで、皆さん楽しみにしていてください」

ロッタン・ジットムアンノン
「タケルと共に互いに勝利を掴み、いよいよ時が来たと感じている。昨年の日本大会のカード発表会見の後ひ怪我をしてしまい、あの試合がキャンセルになってしまったことを本当に残念に思っている。だから今回このように2人の試合が実現したことを本当に嬉しいと思うし、自分はもう準備が整っている。

(前回の武尊VSタン・ジンをリングサイドで見て)正直なところ、すごく怖さを感じたし、緊張もした。同時にすごく嬉しかったのは、1Rにダウンを取られたあと、2Rにダウンを取り返して逆転KOで勝ったのを見て、本当にすごいと思った。タケルはキックボクシングスタイルが本当に強いと思うし、自分もそれに負けないように準備をしている。

今は3月の試合が楽しみで、皆さんに最高のキックボクシングの試合をお届けしたいし、自分のキックボクシングのスタイルを見せつけてやりたい。(日本大会出場について)率直に嬉しいと思っている。日本は自分にとって第2のホームで、しばらく戻ってこれなかったことを残念に思っている。今回の試合で世界、日本に自分の強さを見せたいと思っているし、前回見せられなかったものをお見せしたい。とにかく全力で試合に挑むし、日本がホームのつもりで戦う。必ずチャンピオンに返り咲く。それを目指して戦っていきたい」

アドリアーノ・モライシュ
「日本で試合出来ることは本当にうれしい。ONEフライ級MMAの世界タイトル戦の機会をもらえて、心から興奮している。若松と戦うんだ。最高の試合を見せるために一生懸命練習に励んでいる。特に日本にいる僕のファンの楽しみにしていてくれ。そして試合を見に来てくれ。準備は万端だ」(※コメント発表)

若松佑弥
「この間(12.7ONE FN)試合が終わったばかりですが、さいたまスーパーアリーナという素晴らしい舞台でタイトルマッチができることをすごく嬉しく思ってます。自分は3年前にアドリアーノに負けて2連敗してから3連勝して、この3年で進化してきた部分をこの最高の舞台で発揮して、しっかりチャンピオンになりたいと思います。

(リマッチについて)本当にもう全てをかけて、3月23日に今までやってきたことを格闘技人生の集大成になる戦いをしたいと思っています。で、向こうも今はキャリアピークだと思っていて、本当にフライ級の世界最強を決めるチャンピオンシップになると思っています。打撃と寝技の最高峰の戦いができるんじゃないかなと思ってます。

DJがUFCからONEに移籍するという話を聞いた時点で、僕はONEのフライ級が世界一だと確信していて、そこからDJのアドリアーノとも戦って、世界の壁をしっかり経験して、そこからONEで成長してきました。アドリアーノはDJをKOした唯一の選手なので、最高の舞台でしっかりそれに勝って僕がチャンピオンになって、ONEフライ級が世界一だということを知らしめれるいい機会だと思っています。もう最高としか言いようがないです。

(モライシュのコメントを受けて)前回のキンガド戦を見ても、とんでもなく強いなっていう思いがあって。僕もこの間試合終わったばっかりで、すごいベストな状況だし、向こうも相当気合いが入っていると思うので、すごく激しい戦いになるんじゃないかなと思います」

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