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PANCRASE349:セミファイナル・植松洋貴 vs. 髙島俊哉

ストロー級。植松2位、髙島3位。

植松は22年のネオブラを制したものの、決勝は相手の江崎の体重オーバーによる失格での優勝。キャッチウェイトワンマッチで行われた江崎戦では腕十字で一本負け。昨年はのちに暫定王座決定戦に出場したリトルとドロー、野田にKO負けしたが、今年は3月・7月に試合し連続で判定勝ち。28歳。

髙島は17年のネオブラ王者。こちらはリトルに17年と21年に対戦しいずれも勝利しているが、今年2月に若林に判定負けしたため、暫定王座戦出場はならず。7月の前戦は昨年のネオブラ王者寺岡に判定勝ち。前王者山北と同門。38歳。

ストロー級は前王者山北が王座返上。4月に当時2位の黒澤と4位のリトルで暫定王座決定戦が組まれ、黒澤がKO勝ちで正王者がいない暫定王者となる。ランキング1位若林は仕事の関係で試合ができず、6月にONE Friday Fightsで判定勝ち。この試合の勝者が王座挑戦に大きく近づく。

詰めていく植松。お互い前蹴り。パンチで出る髙島。ケージに詰めた髙島。シングルレッグ。ヒザを着かせた。こらえる植松にパンチを入れながら寝かせに行く。背中を付けた植松。髙島立ちに行く植松にパンチの連打。立ち際にヒザを入れた。さらにボディロックからテイクダウン。また立ち際にパンチ・ヒザ。立った。残り40秒で植松が打撃で出る。腹にテンカオを入れるとケージ際でしゃがみ込んだ髙島。バックからパウンド連打!。ディフェンスできず打たれる髙島を見てレフェリーストップ!

植松初のKO勝ち。

植松「こういうことを言える資格があるかわからないですけど、KOで勝てたんで、次タイトルショットお願いします」

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45 MMA MMAPLANET o ONE UAEW UFC UFN UFN247 ジェラルド・マーシャート

【UFN247】独特な流れの組み技MMAで、元ONE二冠のデリダーがマーシャートを肩固め葬。UFC初陣飾る

<ミドル級/5分3R>
ライニエ・デリダー(オランダ)
Def.3R1分44秒by 肩固め
ジェラルド・マーシャート(米国)

ONE二階級制覇を経験し、UAEW経由でUFCに打取りついたデリダーが、オクタゴン初陣に挑む。前蹴りを繰り出すデリダーに対し、マーシャートが左を伸ばす。さらに左から右のコンビを決めるとデリダーがケージに詰まる。マーシャートは間を取り直し、デリダーがシングルレッグを決める。スクランブルでバックに回ろうとして、落とされたデリダーは左ボディショット、右ストレートを被弾する。

パンチが見えていないか、テイクダウンに入るタイミングも甘いデリダーは組みの展開に持ち込めない。ここからジャブを多用するようになったデリダーだが、近い距離で左を打たれる。ジャブにカウンターを合わされるなど、スタンドで劣勢のデリダーが残り90秒で2度目のテイクダウンを決めるが、。すぐにマーシャートが立ち上がる。

続くテイクダウンも切ったマーシャートが、組もうとするデリダーに右エルボーを入れる。と、デリダーが左をクリーンヒットさせると、クリンチで右エルボーを当てる。続くコンビから左でダウンを奪ったデリダーが初回を逆転でリードした。

2R、早々に圧を掛けるマーシャートに対し、デリダーはジャブを伸ばす。組んで小外刈りを決めたデリダーはハーフで抑え、ダースの機会を伺いつつパンチを落とす。スクランブルでダース狙いを防いだマーシャートがパンチを纏め、デリダーが焦って繰り出した払い腰をすかす。そのままトップを取ったマーシャートは、腕十字狙いを察知して体を起こす。

担がれそうになり、足をきかせていくデリダーは立ち上がったマーシャートを即ボディロックテイクダウンで倒し上に。パス狙いにマーシャートがカウンターの十字狙い。これも極まらず、首を取りいったデリダーはすっぽ抜けて下に。的確な表現ではないかもしれないが、フィジカル重視でないMMAグラップリングが展開された。

最終回、デリダーが前蹴り、マーシャートが前に出てクリンチへ。マーシャートは蹴手繰りを見せ、さらにテイクダウンを狙う。と、デリダーは小外投げを決め、パス狙いに対し、シングルで起き上ってきたマーシャートの首を狙う。外したマーシャートは、続くシングル狙いでバックを許しそうになると背中をつける。マウントから肩固めをセットしたデリダーがタップを奪った。

最近のUFCにないスローな展開ながら、一本勝ちデビューのデリダーは「来週、MSGで戦う。コールしてくれ、きっと酔っぱらていると思うけど」とダッチ・ジョークで最高最高峰初陣を締めた。


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45 MMA MMAPLANET o ONE Shooto YouTube マッチョ・ザ・バタフライ 修斗 内藤頌貴 大城正也 大田ノヒロ 宮城友一 山上幹臣 当真佳直 新井丈 旭那拳 根井博登 泰斗 澤田龍人 牧ケ谷篤 田上こゆる 畠山隆弥 畠山隆称 石原愼之介 蒔田伸吾 金内サイダー雄哉 黒部和沙

【The Shooto Okinawa11】計量終了。メインは畠山×バタフライのストロー級ランカー対決に

【写真】バタフライ、畠山ともに計量をパス。修斗ストロー級は沖縄から動く(C)THE BLACKBELT JAPAN

10日(日)、沖縄県沖縄市のミュージックタウン音市場で開催されるThe Shooto Okinawa11が開催される。9日(土)には那覇市のEVERGROUNDで計量が行われ、全選手がクリアした。
Text by Shojiro Kameike

今大会ではメインイベントの畠山隆弥×マッチョ・ザ・バタフライをはじめ、プロ修斗公式戦全10試合のうち、7試合がストロー級戦となっている。修斗ストロー級戦線の中心地となっている沖縄大会から、次の王座挑戦者は生まれるか。


新井丈がフライ級とともにベルトを保持するストロー級は、現在の修斗の中で最もランカー同士の対戦が活発となっている。まずは修斗ストロー級について触れる記事で恒例となった、ランカー(2024年10月度付け)たちの戦いを振り返ってみよう。

■2024年 修斗ストロー級 主な試合

1月28日@東京・後楽園ホール
黒部和沙 def. 大田ノヒロ by RNC
根井博登 def. 麻生Leg Lock祐弘 by TKO
※根井が2023年度ストロー級新人王に

3月23日@東京・後楽園ホール
旭那拳 ― 田上こゆる
※旭那の負傷により中止に

4月7日@東京・新宿FACE
黒部和沙 def. 澤田龍人 by 変形ツイスター

4月14日@沖縄・ミュージックタウン音市場
当真佳直 def. 根井博登 by 3-0
畠山隆称 def. 牧ケ谷篤 by 3-0

5月19日@東京・後楽園ホール
田上こゆる def. 旭那拳 by KO

5月26日@福岡・アクロス福岡
泰斗 draw 石原愼之介 by 1-1

9月22日@東京・後楽園ホール
山上幹臣 def. 黒部和沙 by ギロチン
内藤頌貴 def. 大城正也 by KO

10月20日@東京・新宿FACE
根井博登 def. 石原愼之介 by トーホールド

2024年の修斗ストロー級戦線で最大のトピックは、田上×旭那だった。1R KO勝ちした田上がランキング1位に上昇。旭那は2位に。前年度新人王の根井を下した当真が3位につけており、続く4位・畠山と5位・バタフライが今大会のメインで激突する。この試合結果によって、さらにランキングが大きく変動するだろう。

畠山は2020年のプロデビュー以来、8戦6勝2分と無敗を貫いている。もともとは寝技のイメージが強かった畠山だが、2023年11月の蒔田伸吾戦からは右カーフを軸に打撃で試合を展開させてきた。カーフを効かせ、さらに左ジャブと右ストレートで削ってからダウンを奪い、パウンドアウト。続く今年4月の牧ケ谷戦も、相手の足関節狙いに付き合うことなく、右カーフと右ストレートで優位に立ち判定勝ちを収めている。計量をクリアした畠山は「今はストロー級が荒れている。その中で自分が上がっていく。今後は世界の選手とも戦っていきたい」と語ったあと、恒例の持ち物ネタを披露した。

MMAファイターとして成長する畠山に対し、2009年プロデビューのベテラン=マッチョ・ザ・バタフライもまた右カーフからテイクダウンを狙うスタイルだ。2022年には沖縄で当真と対戦し、優勢に試合を進めたが計量オーバーによるペナルティもあり判定負け。1年後の再戦では、明白な差をつけられ判定で敗れている。またも11月の沖縄大会で地元の新鋭と対戦することになったバタフライだが、最大の敵は減量プラス移動か。ベストコンディションをつくることができればフルラウンドに渡って組みで削り続けるなど、活路を見出すことができるはず。計量をクリアしたバタフライは「今回はしっかり体重をつくれた。明日は実力差を見せたい」と語っている。

9月の後楽園大会で山上に敗れたものの、黒部もストロー級戦線で欠かせないポジションにいる(C)THE BLACKBELT JAPAN

ランキング上位を沖縄勢が占めるなか、当真と旭那&畠山は所属ジムこそ違えど練習仲間だ。しかし当真は前回のインタビューで「互いに一番を目指しているなら、いつか戦わないといけない日が来る」と語っている。ここにバタフライが食い込んでいくか。あるいは畠山が勝利して田上あるいは当真との対戦はあるのか。さらに今大会は現同級7位の黒部も参戦して、沖縄の大城と対戦する。毎大会、修斗ストロー級戦線を考えるうえでは見逃せない沖縄大会のメインイベントだ。

■視聴方法(予定)
11月10日(日)
午後2時25分~ Twit Casting LIVE

■The Shooto Okinawa11 対戦カード&計量結果

<ストロー級/5分3R>
畠山隆称:52.20キロ
マッチョ・ザ・バタフライ:52.15キロ

連敗中の宮城も地元・沖縄で再起に懸ける(C)THE BLACKBELT JAPAN

<フライ級/5分2R>
宮城友一:56.55キロ
梅筋毒一郎:56.65キロ

<ストロー級/5分2R>
黒部和沙:51.95キロ
大城匡史:52.10キロ

<2024年度新人王Tフライ級準決勝/5分2R>
山本壮馬:56.45キロ
小生隆弘:56.65キロ

<2024年度新人王Tストロー級準決勝/5分2R>
知名昴海:51.95キロ
友利琉偉:52.10キロ

<ストロー級/5分2R>
高橋佑太:52.05キロ
平良龍一:52.20キロ

<ストロー級/5分2R>
大田ノヒロ:52.20キロ
友利幸汰:51.80キロ

<バンタム級/5分2R>
山本敦章:61.20キロ
水嶋敬志:60.85キロ

<ストロー級/5分2R>
ふじい☆ペリー:52.10キロ
金内サイダー雄哉:52.15キロ

<ストロー級/5分2R>
PINKY:51.75キロ
濱口浩大:51.70キロ

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UFC Vegas 100 Post Weigh-in Final Thoughts: Carlos Prates vs Neil Magny

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45 MMA MMAPLANET o ONE ONE169 ウマウ・ケニ・ログログ

【ONE169】セネガル相撲の雄がONE世界王者に。序盤にTD奪ったログログがマレキンを判定で下し戴冠

【写真】セネガルから新王者誕生(C)ONE

<ONE世界ヘビー級選手権試合/5分5R>
ウマウ・ケニ・ログログ(セネガル)
Def.2-1
アナトリー・マレキン(ロシア)

サウスポーのログログに対し、マレキンが右ストレートをボディに伸ばす。さらに右ストレートを上下に散らすマレキン。ログログはマレキンのパンチをかわし、ダブルレッグで倒す。ロープ際で4点ポジションになったマレキンに、ログログがパンチを浴びせた。マレキンは立ち上がるも、ログログがバックコントロールを続ける。ログログはリフトしてグラウンドに持ち込もうとするも、ここでマレキンが左腕をロープにかけて防いだ。

すぐにレフェリーが割って入り、マレキンに注意を与えて試合を再開させる――が、なぜかスタンドのバックコントロールの状態からリスタートとなる。直後、正対したマレキンをログログがコーナーに押し込む。左腕を差し上げているログログは、マレキンの右足に手を掛けた。レフェリーが動くように注意すると、ダブルレッグに切り替えた。またもロープに腕をかけたマレキンに、イエローカードが提示される。コーナー際でログログが左腕を差し上げた状態から再開されると、そのままログログがコーナーから逃さなかった。

2R、距離を詰めてきたマレキンに、ログログが左を振るう。かわして組んだマレキンがログログをコーナーに押し込む。左に回ったログログは、パンチを放つも再びマレキンに組まれてしまう。ログログをロープに押し込んだマレキン。ここでマレキンがなぜか怒り、レフェリーがログログに注意を与えた。ログログがグローブを掴んでいたようだ。

ブレイク後、ログログがマレキンをロープに押し込む。離れたマレキンの顔面に、左ハイを放つ。マレキンの右ストレートをかわし、シングルレッグで入るログログ。これを切ったマレキンが左腕を差し上げてロープに押し込んでいくも、展開がなくレフェリーがブレイクをかけた。ログログの左スイングをブロックしたマレキンは、プレスをかける。ログログをコーナーに詰めたが、テイクダウンのフェイントに対して空スプロール。そのまま向かい合ってラウンドを終えた。

3R、マレキンの右スーパーマンパンチの打ち終わりに、ログログが左2発をクリーンヒットさせる。しかしマレキンの右もログログの顔面をとらえた。ログログをコーナーに詰めて右を浴びせるマレキン。打ち合いから組んだ両者だが、やはり展開はない。またもログログに指を掴む行為が見られたのか。マレキンが離れて再開後、コーナーを背負ったログログと打ち合いを展開する。

互いのパンチがかするなか、やはりマレキンが組んだ。マレキンが動かず、レフェリーがブレイクをかける。ともに右を振るったあと、マレキンが右ストレートを上下に散らして、ログログをコーナーに追い込んだ。ログログの右フックを受けたマレキンが組みつきも、ログログが押し返してリング中央へ。押し合いからマレキンが押していくも、離れて再び打ち合いからマレキンが組むという展開でラウンドが終了している。

4R、やや疲労が見られるマレキン。ログログはオーソドックスから右を伸ばす。しかしサウスポーに戻したログログが左ハイを繰り出した。マレキンの左フックを受けると組みつくログログ。マレキンをコーナーに押し込むと、会場からブーイングが飛ぶ。切り返したマレキンがログログを押し込むも、同様にブーイングが聞かれる。ブレイク後、ログログはサウスポーに構えた。マレキンがダブルレッグでログログをコーナーに押し込む。しかし全く展開はなく、レフェリーがブレイクをかける。再開後、マレキンが右ストレート、打ち合いからログログのパンチを食らった。

最終回、やはりマレキンが詰めるも。ログログのストレート気味の右ジャブがクリーンヒット。尻もちをついたマレキンが組むも、切り返したログログがボディロックでロープに押し込む。そしてマレキンがコーナーに押し込んでいくが、ログログが切り返して両者の動きが止まる。リング中央に戻って見合う両者に対し、会場からはブーイングが飛ぶ。そしてまたもマレキンがログログをコーナーに押し込む――ブレイク――打撃戦からマレキンが押し込むという展開が続けられる。最後はマレキンが左右のパンチを当て、試合終了を待った。

打つ、組む、そして動かない――という展開の中、序盤にテイクダウンを奪っていたログログがスプリットの判定でベルトを奪取した。新王者ログログは「いつだって新世代が出てくる。これからは俺の時代だ。100Kが欲しい。6歳からセネガル相撲をやってきて、マレキンは俺をテイクダウンできない。チャンピオンになることは分かって来たけど、チームのお陰だ」と語った。


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45 MMA MMAPLANET o ONE ONE169 Report ジェイコブ・スミス ブログ ロッタン・シットムアンノン

【ONE169】計量失敗でタイトル剥奪のロッタンは、変則世界戦でヒジ多用。スミスに判定勝ち=王座は空位

<変則ONEムエタイ世界フライ級選手権試合135.5ポンド/3分5R>
ロッタン・シットムアンノン(タイ)
Def.3-0
ジェイコブ・スミス(英国)

計量失敗、タイトル剥奪も大きな声援で迎えられたロッタンは左ローからボディ&右のコンビを繰り出す。勝てば王座奪取となるスミスも右ローを蹴るが、ロッタンは全く動じない。逆に右ローをから右ストレートを入れたロッタンは、後ろ回し蹴りを空振りしタッチグローブから笑顔を浮かべる。スミスの左ヒジに、ロッタンは左フックを合わせた。

2R、左ジャブを届かせたスミスだが、ミドルを食らう。スミスは右を出て前に。クリンチ、首相撲がないまま試合は進み、スミスがテンカオを決める。ロッタンは左右のフックを繰り出し、スイッチしてスミスを下がらせる。腰を振り、右から左と足を上げて挑発するロッタンは、倒すというよりものらりくらりとしたムエタイを披露した。

3R、ロッタンは左インロー、さらに奥足も蹴ると距離と潰してエルボー、さらにクリンチから投げを打つ。ギアを上げたかロッタンの質量も増し、右ローを走らせるとワンツーから跳びヒザを繰り出し、前蹴りでスミスの姿勢を乱させる。これが急所に入ったと不満のスミスは、再開後にローから右を伸ばし、左ヒジを狙う。どちらも見切ったロッタンは右フックから右エルボー、さらにステップインに縦ヒジを見舞う。

この一撃でカットされて下がったスミスは右ボディを食らい動きが止まると、ドクターチェックが入り。直ぐに再開されると、ロッタンはハイキック、まるでワイクーを踊るように前に出たところで時間となった。

4R、ミドルから左右の縦ヒジを入れたロッタン。スミスは右ローを蹴るが、ロッタンはスピニングバックエルボーを繰り出す。これはかわしたスミスだが、クリンチでヒジを被弾する。ここでロッタンがヘッドバッドを繰り出し、レフェリーが注意を与える。仕切り直し後にも、頭を入れたことでキスをして、手を合わせて謝ったロッタンは右を打ち込む。

左ミドルを連続で蹴ったロッタンに対し、スミスが怒涛の寄りを見せるが効果はない。間ロッタンはボディショット、首相撲でスミスを転がして試合は最終回に。

5R、直ぐに左ハイを入れ、右エルボーを続けたロッタンが、コーナーにスミスを追い込んでエルボーを続ける。ミドルから縦ヒジ、スミスも左ヒジを返す。ワキを差し上げて投げたロッタンは、右ボディを決める。クリンチで右エルボーを受けたロッタンが、おどけた表情を浮かべる。

残り1分、コーナーのロッタンに二段ヒザ蹴りを繰り出したスミスだが決定打にはならない。逆にスピニングバックエルボーを入れられ、大量の流血に見舞われタイムアップに。試合終了と同時に、マウスピースを吐き出して蹴り飛ばしたスミスに対し、ロッタンは謝意を表した。

結果、3-0でロッタンが勝利しベルトは空位のままとなった。そして「ムエタイを世界に広め、次の世代を助けたい。いつまで戦えるか分からないけど、次の世代をサポートしたい。ベルトを失ったことは、本当に申し訳ない。タイの人々のために、必ずベルトを取り戻す。バンタム級かフライ級か? ファイターとして、全てのベルトを狙う。フライ級のベルトはとても大切だ。バンタム級に関しては、チャトリ次第だ」とロッタンは話した。

っこで


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45 KANA MMA MMAPLANET o ONE ONE169 アニッサ・メクセン キック ジャッキー・ブンタン ボクシング

【ONE169】パンチが評価されたか。ブンタンがメクセンを判定で下し、初代キック女子世界ストロー級王者に

<ONEキックボクシング女子世界ストロー級王座決定戦/3分5R>
ジャッキー・ブンタン(米国)
Def.3-0
アニッサ・メクセン(フランス)

メクセンがプレスをかけ、左インローから左ジャブを突く。メクセンの左ミドルをブロックしたブンタンがこかした。互いに左ジャブ、左ローを打ちうなか、ブンタンの左フックが顔面を捉えた。パンチから必ず早いローに繋げる両者、メクセンが右ハイを見せると、ブンタンが前に出るも、メクセンは右に回って右ストレートを突き刺す。メクセンの左フックに対し、ブンタンは左の蹴りを返した。メクセンが左右フックを振るうなから、ブンタンがインからパンチを突く。さらに右ストレートをボディに伸ばすブンタンは、メクセンの打ち終わりにパンチを狙った。

2R、やはりメクセンが距離を詰めていく。至近距離でブンタンがパンチを振るうも、メクセンはブロックして当てさせない。メクセンの左ジャブがブンタンの顔面に突き刺さる。ブンタンの右もメクセンのアゴを捉えた。ブンタンがコンビネーションで入ってくると、メクセンが体で止める。さらに左ジャブを突くメクセン。しかし至近距離で組んでからヒザを突き上げてしまったメクセンに注意が与えられる。再開後、ブンタンがパンチのコンビネーションで攻めるが、至近距離になると頭を下げてクリンチに。ブンタンの蹴りにメクセンが左ジャブを合わせた。ブンタンも右ストレートを当てる。ラウンド終了間際、メクセンの左ミドルに対してブンタンが左フックを当てた。

3R、互いにローを蹴り合うなか、距離が近くなるとブンタンが頭を下げる。ここでブンタンの頭がメクセンの顔面に当たってしまう。ワンツーから頭を下げて中にクリンチするブンタン。メクセンが低い頭を嫌がる。メクセンの左ハイをかわしたメクセンは、インサイドからパンチを上下に打ち分けている。左ボディからバックステップで離れるブンタンの顔面に、メクセンの右が伸びた。ボディにパンチを集めたブンタンに対し、メクセンは組んでから振ってしまい注意を与えられた。メクセンの右をもらったブンタンも、右クロスを被せる。メクセンはやはり頭を下げて入ってくるブンタンに対し、イライラした表情を浮かべてしまう。

4R、もはやパンチより頭が先に出ることもあるブンタン。メクセンの蹴りをかわしてパンチを打ち込む。メクセンの左右ストレートがブンタンの顔面を捉えた。ブンタンのパンチとメクセンの蹴りが交錯する。ワンツーで相手を下がらせたメクセンに対し、ブンタンも頭を下げて距離を詰めていった。

最終回、メクセンが左右へのステップから左ミドルを繰り出す。ブンタンは右ストレートを放ちながら頭ごと入っていく。メクセンの右ハイをスウェーでかわすブンタン。メクセンが左を放つとブンタンが左インローを伸ばすも、これがローブローとなってしまう。再開後、至近距離で手数を出す両者だが、致命的なクリーンヒットはない。蹴りで距離をキープするメクセンは、ブンタンのパンチをブロックしてクリンチへ。メクサンの右ストレートもまた、ブンタンにブロックされてしまう。頭を下げるブンタン、クリンチからヒザを突き上げるメクセンーーやや噛み合わない展開のまま試合は終了した。

裁定はブンタンがユナニマス判定勝ちで、初代キックボクシング女子世界ストロー級王座に就いた。試合後のインタビューでは「5R戦だったので、初回から飛ばさないように試合を組み立てるようにコーチから言われていた。11歳から練習してきて、今は27歳。コーチのニコライとは、最初から一緒にやってきた。ベルトが取れたのは、自分の力じゃない。チームの皆のおかげ」と語っている。敗れたメクセンは12月20日(現地時間)、日本のKANAとアトム級で対戦することが決定している。


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45 MMA MMAPLANET o ONE ONE169 アドリアーノ・モライシュ ダニー・キンガド

【ONE169】キンガドが脅威のグラップリング向上も。モライシュがスクランブルでギロチン一閃、一本勝ち!!

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
Def.2R4分14秒by ギロチンチョーク
ダニー・キンガド(フィリピン)

試合開始直にキンガドの右にダブルレッグを合わせたモライシュが、テイクダウンに成功する。キンガドはハーフバタフライ&ロックアップからシングルレッグでレッスルアップ、リバーサルを完成させる。トップを取ったキンガドに対し、腰を切って腕十字のミキーニョだが、鉄槌を落とされ逆にハーフバタフライ&ロックアップへ。

抜いた方の左足で、ヒザを顔面に見舞ったキンガドはモライシュのシングルレッグをクレイドルで潰してトップをキープする。それでもモライシュもダブルレッグで担いで、リバーサルを決める。ロープ際からリング中央で試合が再開されると、モライシュはキンガドのニーシールドに鉄槌を落とし、肩固めのプレッシャーを強める。キンガドが足をきかせ、足関節を仕掛けたところで時間となった。

2R、キンガドは右ローからワンツー、そしてカーフを入れて組みつく。ロープを背負ったモライシュのいなしをすかしたキンガドが、ヒザを狙う。間合いを取り直したモライシュが右を当てるが、動きが軽いのはキンガドか。キンガドはジャブに右フックを振るい、前蹴りからのテイクダウン狙いを切る。さらにワンツーから右を打ったキンガドが、右カーフを蹴る。両者がジャンピングニーを狙うとモライシュのヒザがキンガドの急所に。ブレイクから、試合が再開されるとモライシュがダブルレッグを即決める。

枕で圧を掛けるモライシュに対し、キンガドはニーシールドでヒジを入れる。モライシュは頭を胸につけて右のパウンドを振り落とし、ボディロックからパスへ。キムラで耐えるキンガドはワキ腹を殴られる。キンガドの強引なキムラスイープ狙いに、足を抜いて立ち上がったモライシュは起き上ってきたキンガドに、ジャンピングガード&アームインギロチンをセットアップ。そのまま引き込んで、タップを奪った。

キンガドのグラップリング能力の成長にも驚かされたが、一枚上を行ったモライシュは「今も勝てることを証明したかったし、勝利を欲していた。父になって、この勝利を娘に捧げたい。チャンピオンが戻ってきたんだ」と話すとともに、ボーナスがないことに不満を示した。


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o ONE カイラット・アクメトフ ギルバート・ナカタニ

ONE169:第8試合・アドリアーノ・モラエス vs. ダニー・キンガッド

フライ級。モラエス1位、キンガッド3位。

王者DJの引退によりタイトルが空位になったフライ級。DJの引退発表前に組まれた試合だが、本来なら王座決定戦となってもおかしくない。2位の若松は来月ONE初参戦のギルバート・ナカタニとの対戦が組まれており、モラエス vs. キンガッドの勝者と若松 vs. ナカタニの勝者で王座決定戦になる可能性が高い。なお、前回DJの試合後に次期挑戦者として紹介されたカイラット・アクメトフはドラッグテスト陽性によりランキングから外されている。

一度はDJをKOし王座を獲得したモラエス。初防衛戦では若松からギロチンで一本勝ち。しかしDJとのリマッチでは、ケージに詰められての飛びヒザでKO負けし、リベンジを許した。昨年5月のONE初となるアメリカ大会でラバーマッチが組まれたが、モラエスが組んでケージに押し込んでもそこから攻め手がなく判定負け。35歳。

フィリピンのキンガッドはONE11勝4敗。2019年のONEフライ級タイトルマッチでは決勝まで進んだがDJに判定負け。前戦は1月の日本大会で、若松のスクランブルに消耗し判定負けしている。29歳。

両者は7年前、当時王者のモラエスにキンガッドが挑戦する試合で対戦しているが、そのときはモラエスが1Rチョークで勝利している。

すぐに詰めたキンガッドだが、タイミング良くタックルに入ったモラエスがテイクダウン。背中を付けた。下からホールドしたキンガッド。体を起こすとシングルレッグに入りながら立った。ボディロックからテイクダウン狙い。スクランブルで逃れようとしたモラエスだが、キンガッドが上になり、モラエスのガードに。モラエス腕十字。しかしキンガッドが鉄槌連打で抵抗。連打が入りちょっと効いたモラエスはディフェンスへ。キンガッドハーフにすると、ハーフから顔面ヒザを入れていく。スイープを狙ったモラエス。逆にシングルレッグに入りながら起き上がるモラエス。立ったが、立ち際に首を抱えて後方に投げ、また上になるキンガッド。しかしモラエスなおも足を放さず、ダブルレッグに入って立ち上がり上に。が、キンガッドがロープの間から外に出てしまいブレイク。リング中央でモラエスが上の体勢から再開。キンガッドのニーシールドに肩固めをタイトにセットしながらパスを狙うモラエス。残りわずかとなり放して殴るモラエス。キンガッド下から足関を狙ったがゴング。

2R。スタンドで思い切ってパンチを振るキンガッド。モラエス組み止めてテイクダウンを狙うが、キンガッドはこらえて離れ際にヒザを入れる。詰めるキンガッド。モラエスも出てきたところにジャブ・右ストレートを合わせていく。強いパンチを打ち込んでいくキンガッド。モラエスパンチからタックルに入るが切られる。パンチが交錯。両者飛びヒザを同じタイミングに放ったが、モラエスのヒザがローブローになりタイムストップ。再開。直後に右フックで飛び込んだキンガッドにモラエスがカウンターのタックル。テイクダウン。背中を付けたキンガッドを押さえ込みながらパウンド。ハーフに。キンガッド下からキムラを狙うが、こらえてパウンドを入れるモラエス。パスしたモラエスだがその瞬間に立ち上がるキンガッド。しかし立ち際にモラエスギロチン!胴絞めして引き込んで絞める!キンガッドタップ!

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45 MMA MMAPLANET o ONE ONE169 アフメド・ムジタバ ケイド・ルオトロ

【ONE169】64秒でフィニッシュ! ケイドが右でダウンを奪い、ダースチョークでムジタバを仕留める

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ケイド・ルオトロ(米国)
Def.1R1分04秒 by ダースチョーク
アフメド・ムジタバ(パキスタン)

ケイドがプレスをかけ、右ローを繰り出す。ムジタバの右ストレートをかわし、左ハイを見せた。ムジタバのパンチをブロックしたケイドの右スイング一閃! これがアゴにクリーンヒットし、ダウンしたムジタバにパウンドの連打を浴びせるさらに相手の首を取り、ダースチョークを極めた。

試合後「大きな一発からダースという得意技で仕留めることができた。最高のチームのおかげで、この結果がある。来年も柔術の頂点でONEのベルトを守りたいし、MMAにも挑戦し続けたい。特別に戦いたい相手はいないけど、僕もタイも強い相手と戦って極めたいと思っている」と語ったケイドに、当然のように5万ドルボーナスが与えられた。


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