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45 K-1 MMA MMAPLANET o ONE ONE FF46 ONE FF60 ONE FF81 キック ソーンスックノーイ・FAグループ ボクシング リッティデット・ソー・ソンマイ ルンピニー 小笠原瑛作 武尊 秋元皓貴

【ONE FF81】ムエタイルール4戦目へ、小笠原瑛作「ベルトを目指せる選手だというところを見せたい」

27日(金・現地時間)タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催される「ONE Friday Fights 81」にて小笠原瑛作がリッティデット・ソー・ソンマイと対戦する。
text by Takumi Nakamura

昨年8月のONE初参戦から約1年、小笠原はONE Friday Fights(ONE FF)で3試合を戦い、2勝(1KO)1敗と勝ち越している。また日本で主戦場になっているKNOCKOUTでもMMAグローブでのムエタイルールで2戦1勝1敗の成績を残しており、MMAグローブで戦うムエタイルール=ONEムエタイの先駆者と言ってもいいキャリアを積んでいる。

今回は武尊、秋元皓貴、陽勇の日本人3選手がキックルールで参戦する中、小笠原はムエタイルールで結果を残し、ONE王座への道を切り拓こうとしている。


――試合まで6日となりましたが、タイに入るのはいつですか。(取材日は9月22日)

「24日、火曜日の夜に入る予定です。ONE FF(ONE Friday Fights)は自分の試合で3回、仲間のセコンドで1回、合計4回行っているので、どういう流れで試合を迎えるかは分かっているし、試合までの調整にも慣れてきました」

――小笠原選手は昨年8月からONEに参戦していますが、大会の盛り上がりは感じていますか。

「そうですね。試合では負けてしまったんですけど、昨年末の大会(12.22ONE FF46)はテントポールと呼ばれるビッグマッチで、かなり盛り上がっているなと思いました」

――今回も昨年12月と同じテントポール大会ですが、こういった大会で試合できることはうれしいですか。

「他の時期・大会のオファーもあったんですけど、自分としては注目度の高い大会で目立って、最短距離でベルトに近づくことがベストだと思っていたので、この大会で試合が決まってうれしいですね」

――小笠原選手は昨年11月・12月と連敗していて、そこから今年4月・6月と連勝しています。連敗脱出となった4月ONE FF60でのソーンスックノーイ・FAグループ戦はプレッシャーもありましたか。

「正直、去年後半に連敗した時は、もう格闘技をやめようかなぐらい落ち込んでいました。そこから今年一発目の試合、4月のソーンスックノーイ戦は本当にプレッシャーもありました。でもそこをまた乗り越えられることが出来て、自分の中ではすごく大きな経験になったし、今は自分のために格闘技をやれているというか、今までキックボクシングやムエタイをやってきて、今が1番『この競技が楽しい!』と思ってできている時期かもしれないです」

――経験を積むという意味では3分3Rフルラウンド戦って勝ち切ったこともよかったのではないですか。

「やっぱりトップファイター同士の試合になると、倒しきるということが難しくなるんですけど、そのなかでもしっかり勝つことは大事で、倒すだけじゃなくて勝つために頭を切り替えることも必要です。そういう部分は今までの自分になかった部分で、成長できたかなと思います」

――6月のKNOCKOUT代々木大会ではONEの常連ファイターでもあるデーングリアングライ・シンマーウィンとの対戦でした。(小笠原の判定勝利)

「あの試合は4月からの継続という意味ではないですけど、 4月・6月と繋がって出来たところはすごい良かったですね。過去に自分が勝ったり負けたりしているムエタイ選手たちがONEでいい試合をしてボーナスをもらったり、チャンピオンレベルの選手と絡んでいる姿を見ると、自分の実力がどういうレベルなのかも分かりますし、6月に対戦したデーングリアングライはONEで名前がある選手でしたけど、そこと比べて自分のレベルが劣っているとは思わなかったし、そこで勝ち切れたことも自信になりました」

――また小笠原選手はONE参戦以降、MMAグローブでしか試合をしていないんですよね。

「そうなんですよね。最初は何がなんだか分からない感じMMAグローブで試合をやっていた部分もあったんですけど、試合と練習を繰り返すうちに、小さいグローブの特徴、戦い方の変化、気を付けなければいけないポイント……自分の中でしっくり来るようになりましたね」

――普段の練習でもMMAグローブがメインなのですか。

「その時々で使い分けていますね。MMAグローブは拳の負担が大きいので、例えば試合で拳を痛めてしまったら、拳を守るために通常のボクシンググローブでミット打ちをやって、対人練習で軽くMMAグローブを使って試合をイメージして…ですね」

――今回対戦するリッティデットにはどんな印象を持っていますか。

「身長は僕よりちょっと大きくて、パンチも伸びてくるし、蹴りも伸びてくる。上手い選手だけど気持ちが強いファイターなんで、打ち合って倒すこともあれば倒されることもあるみたいな。そういう強引さもあるファイターだなと思います。決して楽な相手ではないし、思っている以上に強い選手だと思っています」

――試合映像を見ても勝っても負けても面白い試合をする、いわゆるONEらしい選手だなと思いました。

「そうですよね。盛り上がるファイトをするなという感じがあります」

――ONE FFにはリッティデットクラスの選手がゴロゴロいるわけで、ここを勝ち抜いていかなければいけません。どんな試合で勝ちたいと思っていますか。

「相手の長い距離の攻撃をしっかりディフェンスして、自分がもらわないことを第一に考えて、その中で攻撃を合わせて、どこかのタイミングでいい攻撃を当てて倒せればいいなと思っています」

――例えば一か八かの打ち合いではなく、ちゃんと攻防して勝ちたいですか。

「言い方は難しいですけど、パンチをブンブン振り回して当たったらラッキーみたいな試合をしていたら、自分が目指すところにはいけないと思います。僕はもっと高いレベルの試合をして、ONEのベルトを巻くことが目標なので、そこに繋げる道筋を作るのであれば一発狙いみたいな戦い方は考えてないです」

――6月のデーングリアングライ戦の際にはKNOCKOUTの山口元気代表が「(小笠原)本人がONE王者になりたいと希望している。KNOCKOUTとしてもONEに快く送り出したい」と小笠原選手のONE王座への挑戦をバックアップする姿勢を見せていました。そこは小笠原選手にとっても大きかったのではないですか。

「そこは本当に大きいですね。僕はずっとKNOCKOUTを主戦場にしていて、KNOCKOUTを大きくしたいという気持ちを持って戦ってきました。その一方で心の片隅のどこかには、世界最強の選手たちがゴロゴロいる場所でベルトを獲りたい気持ちもあったと思います。そういう気持ちもあったなかで山口さんから『ONEのベルトを獲りに行ってこい』と背中を押していただいて、そこで自分の目標や目指すものがはっきりして、自分がやりたいことをやらせてもらっている感じがあります」

――小笠原選手も50戦以上やってきて、どこに目標を置くかを悩んでいた部分もあったかと思います。

「KNOCKOUTを大きくするという目標を作って、実際にKNOCKOUTは大きくなっているし、盛り上がってはいるんだけど、じゃあどこがゴールなのかと言われると、明確に見えない部分があるわけじゃないですか。もしかしたら武尊選手もそうだったのかなと思うことがあって、武尊選手もK-1を大きくしようと思って試合をしていて、その目標は徐々に叶っていったと思うんですけど、一格闘家としてのゴールというか、目的地が定まっていないと、どうしてもモヤモヤしてしまう部分はあると思うんです。そこで武尊選手はONEのベルトという目標があって、僕自身も今そこを目指して戦っている。やっぱりそこがはっきりしたことは本当に大きいです」

――昨年8月にONEに初参戦&MMAグローブの試合に初挑戦した時はここまで広がるとは思っていなかったですよね。

「本当にそうですね。去年連敗した時に辞めなくて良かったなと思います」

――ONEに参戦する選手も増えていますが、ムエタイルールでは小笠原選手が第一人者と言ってもいい位置にいると思います。

「ONE FFは毎週大会があって、日本人選手が出るチャンスも増えていますけど、ONEのスタッフはすごく格闘技のことを知っていて、僕のことも評価してくれているんだなと思います。僕はずっとタイ人と試合が組まれていて、タイ以外の外国人選手を当てられるのとは意味合いが違うと思っているし、求められているものも違うと思っています。これからもしっかりベルトに向かって、確実に勝ち続けていくことが大事かなと思います。自分がONEでベルトを目指せる選手だというところを見せていきたいです」

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MMA MMAPLANET o ONE ONE FF46 キック スーパーボン・シンハ・マウイン タワンチャイ・PK・センチャイ

【ONE FF46】スーパーボンの右に耐えたタワンチャイ。蹴りを散らして距離を守り、世界王座防衛に成功

<ONEムエタイ世界フェザー級タイトルマッチ/3分5R>
タワンチャイ・PK・センチャイ(タイ)
Def.3-0
スーパーボン・シンハ・マウイン(タイ)

サウスポーのタワンチャイが左ハイ、左ミドルと蹴りを散らす。スーパーボンは右ストレートを合わせる。右サイドキックをボディに突き刺すタワンチャイが、スーパーボンの左ミドルをキャッチしてマットに叩きつけた。タワンチャイはスーパーボンの右ハイをブロックすると、左ミドルを放ったがスーパーボンがカウンターで右クロスを叩き込む。右カウンター狙いのスーパーボン対し、タワンチャイは左縦ヒジ見せる。スーパーボンも右ハイから右ストレートに繋げたが、タワンチャイがスーパーボンにロープを背負わせて初回を終えた。

2R、スーパーボンが右ハイを見せる。タワンチャイは右サイドキックから左ミドルへ。スーパーボンの右ストレートとタワンチャイの左ヒジが交錯する。下がるスーパーボンにタワンチャイが左ヒジ、左ストレートで詰めていく。スーパーボンはタワンチャイの左ミドルに右を合わせた。左の蹴りを散らすタワンチャイを、右の射程距離に呼び込めないスーパーボン。タワンチャイが一気に距離を詰めると、インサイドから左ヒジを打ち込んだ。さらにタワンチャイの右前蹴りに左フックを合わせたスーパーボンは、相手の蹴りにパンチを合わせる作戦を貫く。

3R、互いに前蹴りを出し合うなか、やはりスーパーボンはタワンチャイの左ミドルに右クロスを合わせていく。さらにミドルの打ち合いから、タワンチャイをロープに詰め、左ミドルに右を打ち込んでいく。蹴りで距離を取りたいタワンチャイだが、スーパーボンもローとミドルから距離を詰めていく。左ヒジの交錯から、タワンチャイが左ミドルを放つと、スーパーボンは右ショートから左ボディに繋げる。至近距離で首相撲からヒジをぶつけあう両者。残り30秒からパンチの打ち合いとなり、スーパーボンが右を当てると、今度はまたもヒジの打ち合いを展開した。

4R、スーパーボンが右ハイの連打から前に出る。タワンチャイも左ハイを返し、さらに左ローでこかしに行く。前蹴りとミドルの左ミドルの応酬を展開する両者だが、タワンチャイの左ローにスーパーボンが右ショートを合わせた。タワンチャイのヒジをもらうも、スーパーボンは相手のミドルの打ち終わりに左フックを叩き込む。ミドルとヒジを狙う両者、そのなかでタワンチャイがスーパーボンをこかしにかかる。ラウンド終了直前にはタワンチャイが右前蹴りでスーパーボンを下がらせた。

最終回。ハイとハイ、ミドルとミドル、ローとローをぶつけ合う両者。シーパーボンは右ハイを当てると、タワンチャイが距離を詰めて左ヒジを狙う。タワンチャイが左ストレート→左ロー→右ジャブでスーパーボンの動きを制する。スーパーボンが距離を詰めるも、首相撲で凌いだタワンチャイが逃げ切りの体勢に入ったか。右ヒジを振るいスーパーボンを中に入らせず、距離を保ったまま試合終了のゴングを聞いた。

互いのムエタイの技術全てを出し尽くした熱戦——裁定は、タワンチャイがユナニマスの判定勝ちで王座防衛に成功した。


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MMA MMAPLANET o ONE ONE FF46 ジョセフ・ラシリ プラジャンチャイ・PK・センチャイ

【ONE FF46】さすがの一撃! プラジャンチャイが右で目隠し→左ヒジでラシリをKOし、ベルトを奪取

【写真】パンチとヒジの攻防が増えるONEムエタイだからこそ、ヒジの技術がよりクローズアップされるだろう(C)ONE

<ONEムエタイ世界ストロー級タイトルマッチ/3分5R>
プラジャンチャイ・PK・センチャイ(タイ)
Def.1R1分28秒 by KO
ジョセフ・ラシリ(イタリア)

サウスポーのプラジャンチャイの顔面に、ラシリが右ヒジを当てた。

プラジャンチャイの左ロー、左ミドルを受けつつ、右ストレートと前蹴りで詰めていくラシリ。ロープに詰められたプラジャンチャイが、右手でラシリの顔を抑えながら左ヒジ一閃!

完全に見えていなかったラシリは、この一撃を受けてダウンし、立ち上がることができなかった。このKO勝ちでプラジャンチャイはベルトとともにボーナスも獲得した。


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MMA MMAPLANET o ONE ONE FF46 アニッサ・メクセン キック ペッディージャー・ルクジャオポーロントン ボクシング

【ONE FF46】メクセンの左ジャブ&距離に苦戦も、右クロス&ボディで攻めたペッディージャーが暫定王者に

【写真】5Rでも前に出続けることができたペッティージャー。その積極性がメクセンの正確性よりも評価された(C)ONE

<ONEキックボクシング女子世界アトム級暫定王座決定戦/3分5R>
ペッディージャー・ルクジャオポーロントン(タイ)
Def.3-0
アニッサ・メクセン(フランス)

メクセンが右の蹴りを主体に攻める。ペッディージャーが距離を詰めると左右フックから蹴りに繋げる。左ジャブを受けて中に入れないペッディージャーは、中距離から右を放つもインローを受けてしまう。

互いにローを蹴り合うなか、頭を振って距離を詰めるペッディージャーのパンチが当たり始めた。ペッディージャーの右ストレートを受けたメクセンが左右ストレートを打ち返す。しかしメクセンは押し返すことができず、ペッディージャーの右クロスが幾度となくメクセンの顔面を捉えた。

2R、ペッディージャーがプレスをかける。メクセンは左ジャブからパンチで仕掛けるも、打ち終わりにペッディージャーの右ストレートが当たる。メクセンのパンチをブロックしたペッディージャーが、右でメクセンのアゴを跳ね上げた。一気に距離を詰めるペッディージャー。しかしメクセンのワンツーをもらってしまう。

笑みを浮かべながら距離を詰めるペッディージャーに対し、ラウンド中盤からメクセンが距離を取って前蹴りとパンチを当てる。ところが残り1分でペッディージャーが右クロスでメクセンをグラつかせた。メクセンも左ジャブと左右ミドルで距離を保つも、ラウンド終了間際にペッディージャーの右ハイがメクセンの顔面をかすめた。

3R、メクセンの左ジャブがペッディージャーの顔面に突き刺さる。ペッディージャーは頭を振って距離を詰め、右クロスを当てる。ペッディージャーは相手をロープに詰めて連打を繰り出すも、メクセンが左右ストレートで押し返した。インサイドからメクセンの右がペッディージャーの顔面を襲う。

頭を下げて距離を詰め、左右フックを振るうペッディージャーだが、ここでもクリーンヒットがない。頭を下げて組むペッディージャーに対し、レフェリーが注意を与える。終了間際にペッディージャーがメクセンを押し倒すも、ペースを奪い返すことはできなかった。

4R、左ミドルを放つメクセンの顔面にペッディージャーが右ストレートを伸ばす。ペッディージャーは頭を振って、顔面からボディ、ボディから顔面へとコンビネーションを当てる。しかし距離が詰まると組みの展開になるため、レフェリーが両者に注意を与えた。

再開後、メクセンが左ジャブを突く。ペッディージャーはパンチから左右のミドルに切り替えるも、メクセンに距離を取られてしまう。距離を詰めても左フックのカウンターを食らってしまうペッディージャー。メクセンは左ジャブを軸にペッディージャーの前進を封じ込めた。

最終回、メクセンが足を使いながら左右ローを当てる。ペッディージャーが距離を詰めると組み、離れては左を突き刺す。ペッディージャーがメクセンをロープに詰めて左右ボディを叩き込むも、捕えきることはできず。ペッディージャーが左テンカオを繰り出すと、ペッディージャーがクリンチに持ち込んだ。

ワンツーから右ハイに繋げたメクセンは、完全に逃げ切り体勢に入っている。左右ミドルを連打するペッディージャー。メクサンは左ジャブから左フックでペッディージャーのアゴを跳ね上げた。裁定は――やはり前に出る姿勢が評価されたか、ペッディージャーがユナニマス判定勝ちでベルトを巻いた。


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MMA MMAPLANET o ONE ONE FF46 ニコ・カリロ ノンオー・ハマ

【ONE FF46】カリロがノンオーの右ローを耐え、パンチの連打から左ヒジでマットに沈める

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
ニコ・カリロ(スコットランド)
Def.2R1分20秒 by KO
ノンオー・ハマ(タイ)

ノンオーが左インローから右ローへ。左前蹴りで距離を取るもロープを背負う。カリロの左ハイをブロックしたノンオーは、距離を保つもカリが左右フック、キャッチから右ヒジを叩きつける。ノンオーの右ローをもらったカリロの動きが一瞬止まる。ワンツーを繰り出すカリロだが、ノンオーの右ローを受けてサウスポーにスイッチするように。するとノンオーが右ローの連打からパンチを伸ばすようになる。明らかに左足を引きずっているカリロをロープに詰め、ノンオーが右ローを連打していく。しかしカリロのパンチもノンオーの顔面を捉えている。ラウンド終了間際にノンオーが右ローの連打で下がらせた。

2R、カリロはサウスポーでスタート。ノンオーは右インローを打ち込んでいく。しかしカリロのパンチでグラついたノンオーは、さらに連打を受けて腰を落とす。右ローから右ストレートを打ち返すノンオーは、カリロが首相撲に来たところで右ヒジを打ち込んだ。右ボディストレートから左右ボディを放つノンオーだったが、カリロの左横ヒジを受けてマットに沈んだ。


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MMA MMAPLANET o ONE ONE FF46 セクサン・オー・クワンムアン リバー・ダス

【ONE FF46】初回にボディを効かされるも、ヒジと首相撲で押したセクサンがダスにスプリット判定勝利

<ムエタイ140ポンド契約/3分3R>
セクサン・オー・クワンムアン(タイ)
Def.2-1
リバー・ダス(英国)

右ローを見せたセクサンに対し、ダスがワンツーから左ボディ、右ハイへと繋げる。明らかにボディを効かされたセクサンに、ダスが左右フックから左ボディアッパーを突き刺す。さらに首相撲からヒザをボディに突き上げるダス。セクサンは右ヒジを繰り出すも当たらず。しかし接近戦に持ち込んだセクサンが、至近距離で左右フックとヒジを当てていく。ペースが落ちたダスだったが、ワンツーから右ミドル、右ヒジを返した。リング中央で乱打戦を展開する両者——セクサンは右縦ヒジを狙う。一方のダスの右ストレートが幾度となくセクサンの顔面を捉えるが、セクサンはこかされることはあってもダウンを喫していない。

2R開始早々、ダスがワンツーから左ミドルへ。セクサンも打ち返すが、ダスの左フックを食らってダウン——に見えたが、レフェリーが続行させる。セクサンは首相撲からヒザを突き上げるが、ダスは中間距離からストレートを打ち込む。ノンストップの乱打戦の中、互いにスプニングバックフィストを見せる。セクサンの跳び蹴りは外れた。残り1分から首相撲でヒザを打ち合う。しかし残り30秒で元の乱打戦に戻り、ダスの右ストレートをもらったセクサンがフラついた。

最終回、ダスが右横ヒジと左ボディ。さらに右ストレートを突き刺す。セクサンは首相撲に持ち込むも展開を打開できず。セクサンの右ミドルの打ち終わりに、ダスが左ボディブローを突き刺した。打ち負けるとセクサンは首相撲へ。しかし首相撲でもダスに押されてしまう。セクサンを突き放したダスが左ハイを当てた。一瞬動きが止まったセクサンは、距離を詰めて首相撲に持ち込もうとするが、ダスが離れ、さらにセクサンの蹴りをかわす。残り30秒は、互いに蹴り合って試合を終えた。

裁定はスプリットでセクサンが勝利した。


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MMA MMAPLANET o ONE ONE FF46 キック ジャオスアヤイ・ソー・デッチャパン ペットスクンビット・ボイ・バンナー

【ONE FF46】ジャオスアヤイ、2Rに左フックでダウンを奪って判定勝利。ペットスクンビットを返り討ち

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ジャオスアヤイ・ソー・デッチャパン(タイ)
Def.3-0
ペットスクンビット・ボイ・バンナー(タイ)

両選手は今年6月に対戦しており、このときはジャオスアヤイがKO勝利を収めている。ジャオスアヤイは構えをスイッチしながら距離を取り、サウスポーに構えて左フック、ジャンプキックを見せる。ペットスクンビットが右ローを蹴って前に出ると、ジャオスアヤイは左ボディを返して、右アッパーと左フック、2段の飛びヒザ蹴りを繰り出す。

ペットスクンビットはガードを上げて右ロー。ジャオスアヤイはガードの間にパンチを打ち込んで、左フックからパンチをまとめると、ペットスクンビットもヒジを返す。終盤、ジャオスアヤイは回転蹴りやジャンプキックなど変則的な蹴りを見せる。

2R、ジャオスアヤイはスイッチして左ストレート。ペットスクンビットが前に出ると、一旦バックステップして左からパンチをまとめる。ペットスクンビットは強引に距離を潰して右ヒジ、左フックを効かせて圧力を強める。

劣勢のジャオスアヤイだったが左フックを当てて起死回生のダウンを奪うと、一気にパンチをまとめて挽回。このままジャオスアヤイペースになるかと思われたが、ペットスクンビットも左右のフックを強振して譲らない。

3R、ペットスクンビットが右ストレートを伸ばして前に出て、ヒジと右アッパーを打ち込む。ジャオスアヤイも下がりながらジャブと右ミドルを蹴るが、ペットスクンビットは下がらない。

首相撲になるとペットスクンビットがヒザを突き上げ、ジャオスアヤイも有効打は許さない。最後はジャオスアヤイが距離を取りながらガードを上げてジャブと前蹴りでペットスクンビットを突き放す。このまま試合終了となり、2Rにダウンを奪ったジャオスアヤイが判定勝利でペットスクンビットを返り討ちにした。

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ONE ONE FF46 Report World kicks チョーファー・トー・センティアンノーイ ブログ 小笠原 瑛作

【ONE FF46】小笠原、チョーファーのカウンター一発に沈む。ONE2戦目は無念のKO負け

<ムエタイ132ポンド契約/3分3R>
チョーファー・トー・センティアンノーイ(タイ)
Def.2R0分57秒 by KO
小笠原 瑛作(日本)

サウスポーの小笠原が左ミドル。チョーファーの右ミドルにインローを蹴り返す。小笠原は左ミドル・インロー・奥足ローを蹴り分け、インローでチョーファーの足を止める。

チョーファーの右ミドルを受けても左ストレートから右フック、奥足ローを蹴る小笠原。チョーファーが右ミドルを蹴って前に出ていくと、やや小笠原の手数が減る。終盤、小笠原もチョーファーが右ミドルにインローと奥足ローを蹴り返す。

2R、小笠原がローを蹴って距離を詰めると左ストレートから右フック。そのままパンチで前に出て、チョーファーをロープまで後退させるが、そこにチョーファーが右ストレートを打ち抜いて、小笠原がダウン。何とか立ち上がろうとする小笠原だったが、レフェリーが試合をストップした。


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K-1 MMA MMAPLANET o ONE ONE FF46 スリヤンレック・ポー・イェンイン ヨーキッサダー・ソー・ソンマイ 武尊 泰斗

【ONE FF46】日本でも馴染みのファイターが第1試合で激突!スリヤンレックがヨーキッサダーを一撃KO

<ムエタイ132ポンド契約/3分3R>
スリヤンレック・ポー・イェンイン(タイ)
Def.2R0分15秒 by TKO
ヨーキッサダー・ソー・ソンマイ(タイ)

日本のK-1で武尊と対戦したヨーキッサダーと武居由樹・軍司泰斗と対戦したスリヤンレックが激突。ヨーキッサダーが右ローと右ミドル。スリヤンレックも右カーフを蹴り返し、右ミドルをキャッチして右ストレートを返す。スリヤンレックはヨーキッサダーの前足に左右のローを集め、ヨーキッサダーが前に出てくるところに右フックを合わせる。

さらにスリヤンレックは右ボディストレートからパンチをまとめ、ガードの上から右フックを叩きつける。残り20秒、ヨーキッサダーも右ボディストレートを当てると、スリヤンレックも左フックを返す。

2R、ヨーキッサダーが右ストレートで前に出ていくと、スリヤンレックが左フックを合わせ、右ストレートを一閃。この一撃でヨーキッサダーが後方にばったりと倒れ、スリヤンレックが衝撃的なKO勝利を収めた。


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AB ABEMA GLORY K-1 MMA MMAPLANET o ONE ONE FF46 アニッサ・メクセン キック シッティチャイ・シッソンピーノン ジョセフ・ラシリ スリヤンレック・ポー・イェンイン スーパーボン・シンハ・マウイン スーブラック・トー・プラン49 セクサン・オー・クワンムアン タワンチャイ・PK・センチャイ チャンネル ブラック プラジャンチャイ・PK・センチャイ ペッディージャー・ルクジャオポーロントン ボクシング ムアンタイ・ PK・センチャイ ルンピニー 小笠原瑛作

【ONE FF46】2023年最終興行は3大王座戦を含む過去最高レベルの豪華ラインナップ!小笠原瑛作も参戦

【写真】ONE Friday Fightsが大きな盛り上がりを見せた2023年。それを締めくくるにふさわしいビッグイベントだ (C)ONE

22日(金・現地時間)タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE Friday Fights 46が開催される。
text by Takumi Nakamura

日本の小笠原瑛作が出場する2023年最後のONEの公式戦=ONE Friday Fights は過去最高、Fight Nightシリーズやナンバーシリーズで行われてもおかしくない豪華ラインナップとなった。

大会の後半3試合には3大王座戦=タワンチャイ・PK・センチャイ×スーパーボン・シンハ・マウイン(ムエタイ世界フェザー級)、ジョセフ・ラシリ×プラジャンチャイ・PK・センチャイ(ムエタイ世界ストロー級)、ペッディージャー・ルクジャオポーロントン×アニッサ・メクセン(キックボクシング女子世界アトム級)が並ぶ。


(C)ONE

タワンチャイ×スーパーボンは10月のONE Fight Night 15で予定されていたが、スーパーボンがふくらはぎの負傷により欠場。今大会にスライドして行われることになった。

スーパーボンはチンギス・アラゾフにこそ敗れているものの、シッティチャイ・シッソンピーノン、ジョルジオ・ペトロシアン、マラット・グレゴリアンには勝利している。タワンチャイもONEではシッティチャイに敗れたのみだが、戦ってきた相手のレベルで言えばスーパーボンの方が上という見方も出来る。

またフィジカルやスピード&アジリティのトレーニングも練習メニューに取り入れる新世代のムエタイ戦士=タワンチャイと「立ち技で倒すべき相手はあと2人。タワンチャイとアラゾフ」というスーパーボンによる、ムエタイの世代を超えた戦いでもある。ONEムエタイではパンチとヒジで打ち合う試合が増えているが、タワンチャイとスーパーボンはどちらも蹴りを得意にしており、激しいだけではない、ハイレベルな技術戦、特に蹴りの攻防に注目してもらいたい一戦だ。

(C)ONE

ラシリ×プラジャンチャイは昨年5月以来のリマッチだ。この時は王者プラジャンチャイにラシリが挑む形で、ラシリが3R終了時にプラジャンチャイを戦意喪失に追い込むTKO勝利で番狂わせを起こし、王座戴冠を成し遂げた。

ラシリは昨年11月に一階級上の王者ロッタン・ジットムアンノンに挑むも判定で敗れて、二階級制覇はならず。怪我による長期欠場のため、今年6月にプラジャンチャイとサムエー・ガイヤンハーダオによる暫定王座決定戦が組まれて、プラジャンチャイが勝利。ラシリの復帰戦に合わせて両者のタイトル戦が組まれた経緯がある。

前回の対戦ではラシリがリーチを活かしたジャブ&インローとステップワークを駆使してプラジャンチャイを翻弄。最終的にはラシリがパンチとヒザ蹴りでプラジャンチャイの眉間を切り裂き、左ボディを的確に打ち込んで戦意喪失に追い込んでいる。プラジャンチャイとしてはラシリとの距離をどう詰められるかがリベンジのポイントになるだろう。

(C)ONE

そしてペッディージャーとメクセンはキックボクシング女子世界アトム級暫定王座決定戦をかけて対戦する。

メクセンはGLORYをはじめキック・ムエタイで数々の実績を残して、2021年9月からONEに参戦。なかなかタイトル戦の機会を得ることができなかったが、ようやく今回のチャンスが巡ってきた。

一方のペッティージャーは今年3月からONEに参戦し、7カ月間で4試合を戦って全勝=すべてKO・TKOという驚異的なレコードを残している。

ペッティージャーは自分から距離を詰めて近距離の打ち合いで勝つ、まさにここ最近のONEムエタイを象徴するような戦い方を好む。このスタイルが百戦錬磨のメクセンにどこまで通用するかに注目したい。

王座戦以外にもノンオー・ハマ、セクサン・オー・クワンムアン、ムアンタイ・PK・センチャイとトップ選手が続々と登場。さらに第1試合ではK-1参戦歴のあるスリヤンレック・ポー・イェンインとヨーキッサダー・ソー・ソンマイが対戦し、ジャオスイヤイソー・ソー.デッチャパンも出場するなど、日本に馴染みのファイターも多い大会となっている。

■放送予定
12月22日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル(前半6試合)
午後9時30分~ PPV ONE official site (Englsih Page)

<ONEムエタイ世界フェザー級タイトルマッチ/3分5R>
タワンチャイ・PK・センチャイ(タイ)
スーパーボン・シンハ・マウイン(タイ)

<ONEムエタイ世界ストロー級タイトルマッチ/3分5R>
ジョセフ・ラシリ(イタリア)
プラジャンチャイ・PK・センチャイ(タイ)

<ONEキックボクシング女子世界アトム級暫定王座決定戦/3分5R>
ペッディージャー・ルクジャオポーロントン(タイ)
アニッサ・メクセン(フランス)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
ノンオー・ハマ(タイ)
ニコ・カリロ(スコットランド)

<ムエタイ140ポンド契約/3分3R>
セクサン・オー・クワンムアン(タイ)
リバー・ダス(英国)

<ムエタイ136ポンド契約/3分3R>
ムアンタイ・ PK・センチャイ(タイ)
ナビル・アナン(タイ)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
クラップダム・ソー・チョー・ピャッウータイ(タイ)
ファリヤ・アミニプール(イタリア)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ジャオスイヤイソー・ソー・デチャパン(タイ)
ペットスクンビット・ボイ・バンナー(タイ)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
スーブラック・トー・プラン49(タイ)
クレイグ・コークレイ(アイルランド)

<ムエタイ132ポンド契約/3分3R>
小笠原 瑛作(日本)
チョーファー・トー・センティアンノーイ(タイ)

<ムエタイ132ポンド契約/3分3R>
スリヤンレック・ポー・イェンイン(タイ)
ヨーキッサダー・ソー・ソンマイ(タイ)

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