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J-CAGE News Shooto2020#05 ブログ 安藤達也 木内“SKINNY ZONBIE”崇雅 杉本恵 田丸匠 黒澤亮平 黒部三奈

【Shooto2020#05】8月1日・後楽園ホール大会で黒部✖杉本&田丸✖安藤、2つの王座決定戦

【写真】世界王座挑戦権を争う、環太平洋王座決定戦でもある(C)MMAPLANET

1日(水・現地時間)、Sustainより今月26日(日)から8月1日(土)に開催日時が変更されていた後楽園ホール大会=Shooto2020#05の対戦カードが発表された。

今回のプレスリリースで3試合の3回戦と2回戦・1試合が明らかとなったが、うち2試合は選手権試合だ。


昨年11月にスタートを切った修斗女子スーパーアトム級王座決定トーナメント。チームラカイからの出場予定だったゼファーニャ・ンガヤがパスポート及びビザの発給が間に合わず、初戦を勝ち抜いていた韓国のイ・イェジは新型コロナウィルス感染問題により、入国が不可能となるなど、紆余曲折のあったトーナメントもついに決勝を迎える。

修斗にとって初の女子王座を賭けて戦うのは、インフィニティリーグ優勝で出場権を得た杉本恵と、日本MMA界の鉄の女=黒部三奈の両者だ。杉本はレスリングテクニックを武器に中村未来を破り、黒部は初戦にして最大の山とさえいわれたターニャ・アンゲラー、大島沙緒里の両者をパウンドアウトし、予想通りの決勝進出を果たした。

インフィニティと今回のトーナメントで経験値を上げた杉本が、『死んだら、死んだで』というまでの覚悟をもってMMAを向きあう黒部の牙城にどれだけ迫ることができるか。

杉本✖黒部と同じく、王座決定戦として組まれたのが環太平洋バンタム級王座決定戦だ。5月大会で岡田遼が暫定世界バンタム級王者に就いたことで、規定で剥奪となった環太平洋のベルトを安藤達也と田丸匠が争う。

安藤は昨年9月に前チャンピオン岡田に挑戦し、ドロー。田丸はフライ級からバンタム級に階級を上げてから3連勝で初の王座挑戦を迎える。デビュー直後から日本MMA界をリードする男と目されていた安藤と、岐阜から修斗新世代の旗頭として戦ってきた田丸。両者揃って挫折を味わってきた。今回のリリースでは安藤=怪物、田丸=天才と謳われているが、素性の良さで戦ってきた安藤と、MMAを咀嚼しチーム一丸となって力をつけてきた田丸という見方も成り立つ。何より怪物、天才と呼ばれ続けるにはここで躓くことはできない王座決定戦となる。

またフライ級3回戦で木内“SKINNY ZOMBIE”崇雅✖黒澤亮平という3月大会で流れたカードと共に、2回戦でウェルター級の宮路智之✖飯田建夫戦も発表されている。この4選手は通常のクラスより1階級上でのマッチアップとなっており、タイトル戦以外は1階級上の階級&当日計量という、過去3カ月間の日本のMMA界の流れは修斗においては同大会でも続くようだ

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News UFC UFC Fight Island UFC251 ダナ・ホワイト ブログ

【UFC251】夢ではない。ダナ・ホワイトがインスタでUFC Fight Islandの建設動画をアップ

【写真】本当に現実のモノとなった(C)Zuffa/UFC

6月29日(月・現地時間)、UFCのダナ・ホワイトが自らのインスタグラムで11日(土・同)から25日(土・同)かけて4イベントを開催する──UAEアブダビのヤス島=UFC Fight Island建設の動画をアップしている。

UFC世界ウェルター級選手権試合=王者カマル・ウスマン✖挑戦者ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ、UFC世界フェザー級選手権試合=王者アレックス・ヴォルカノフスキー✖挑戦者マックス・ホロウェイ、UFC世界バンタム級王座決定戦=ピョートル・ヤン✖ジョゼ・アルドという3階級のタイトルマッチが組まれた11日のUFC251から、UFCファイトアイランド大会はスタートを切る。MMAの歴史どころか、スポーツ史に残る試みまで10日となり、その一端が垣間見られるようになった。


2本の動画で紹介されたファイトアイランド。まずは6月15日から24日にかけて2004人にPCR検査が行われた様子が紹介され、3つのメディカル施設が準備されたことが明らかとされた。

そしてFlush Forumでは740人の人員が、巨大テント仮設会場の建設と350トンの金属と18キロメートルからなるケーブルを持ち込み、会場の準備が進む様子が映されている。

動画第2弾ではビーチでオクタゴンが組み立てが行われ、試合会場に必要な設備が持ち込まれる様子や、ファイトアイランド建設のために新たに道路やライフラインなどインフラ整備、入場チェックポイント、アブダビ国際空港からファイトアイランドまでの移動の予行演習のなどを見ることができる。

もはや荒唐無稽の夢物語ではなく、イベント開催が間近となったファイトアイラン大会に向け、ダナ・ホワイトは「ビーチにオクタゴンを置かなかったのは、ライティングのため。そして雨を気にせず、完璧なショーを届けるためだ」と説明している。

なおファイトアイランド4大会はミドルイースト・タイムでなく、北米の生活時間帯に合わせて実施される。UFC251は米国時間の土曜の夜、日本では日曜日の朝に行われることが決まっている。

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News ONE ONE Championship シャノン・ウィラチャイ スタンプ・フェアテックス ブログ リカ・イシゲ 山田哲也 藤沢彰博

【ONE】7月31日= No surrenderはロッタン✖ペッダムから。どうなるMMA? あるか、藤沢の出場?!

【写真】7月31日、藤沢が復活ONEのリングで戦うことはあるのか…… (C)MMAPLANET

26 日(金・現地時間)にONE Championshipのチャトリ・シットヨートンCEO兼会長が、SNSで7月31日(金・同)にタイでONE「No surrender」(諦めない、降参しないという意)の開催を発表したのに続き、28日(日・同)にはSNSでカードを明言し、29日(月・同)になりONE PRからイベント開催と対戦カードのプレスリリースがメディアに配布されている。

今回、発表されたのはスーパーシリーズ=ムエタイ&キックボクシングから──ONEムエタイ世界フライ級王者ロッタン・ジットムアンノン✖挑戦者ペッダム・ペッティンディーアカデミー(タイ)、ONEムエタイ世界フェザー級王者ペットモラコット・ペッティンディーアカデミー✖挑戦者ヨーセングライ・フェアテックスという2つのムエタイ世界選手権試合、加えてキックボクシング・フェザー級でスーパーボン・バンチャメーク✖シッティチャイ・シッソンピーノンの3試合だ。


立ち技、そしてタイ人だけというカードがまず決まったことは、タイの現状とバンコク大会だけに頷ける。その一方で、リリースにあるMMAのカードも早急にアナウンスするという下りに注目したい。

タイ=ムエタイという印象が強く、活動再開の一歩はムエタイのメガファイトになることは明らかだが、シャノン・ウィラチャイ、リカ・イシゲの両選手、そしてマルチファイターのスタンプ・フェアテックスがMMAを戦うことがあるのか。

また忘れてならないのは、バンコク在住の日本人ファイター藤沢彰博だ。2018年4月のONEデビューから2勝3敗──現状は3連敗中だが、昨年11月以来のファイトの機会を今大会で得ることができるのか注目したい。

さらに現状、プーケットに滞在しているままなのか確認できていないが、山田哲也も普段はタイガームエタイで生活をしている。そのタイガームエタイに、祖国に戻っていない欧米のMMAファイターが残っていれば、7月31日のリングに上がるMMAファイターも現れるだろう。

とにかく立ち技だけでなく、MMAのラインナップの発表を待ちたい──7月31日= No surrenderだ。


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News UFC UFC ESPN12 ジェイソン・ウィット ダスティン・ポイエー ダン・フッカー ブログ 佐藤天

【UFC ESPN12】計量終了 拳でGo!! 佐藤天、5人目の対戦相手ウィットとフェイスオフ

【写真】通算5人目の対戦相手ウィットと対面する佐藤 (C)Zuffa/UFC

26日(金・現地時間)、27日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC ESPN12「Poirier vs Hooker」の計量が行われた。


真っ先に計量を済ませたが、メインでダン・フッカーと戦うダスティン・ポイエー。156ポンドで終え、全計量が終了後にファイスオフへ。やや近い距離で顔を尽き合わせた両者は、笑みをたたえたまま視線をずらすことはなかった。

タカシ・テン・サトーとコールされた佐藤天は170.5でパス、その佐藤と急遽戦うことになったジェイソン・ウィットも検査の結果ネガティブだったため、他の選手と同じ時間に計量を終えることとなった。ステアダウン後に小さく佐藤頷いた佐藤は、握手をすることも控えてステージを下りた。

なおミランダ・マーヴェリック✖ロメロ・ボレアは前者の負傷が原因でメディカルにパスせず、ボレアの出場もなくなり今大会は全10試合の構成となっている。

■UFC ESPN12計量結果

<ライト級/5分5R>
ダスティン・ポイエー: 156ポンド(70.76キロ)
ダン・フッカー: 156ポンド(70.76キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ミッキー・ガル: 170ポンド(77.11キロ)
マイク・ペリー: 171ポンド(77.56キロ)

<ヘビー級/5分3R>
モーリス・グリーン: 255ポンド(115.66キロ)
ジャン・ヴィランテ: 255ポンド(115.66キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・アレン: 185.5ポンド(84.14キロ)
カイル・ダウカウス: 185.5ポンド(84.14キロ))

<ヘビー級/5分3R>
タナー・ボーザー: 235ポンド(106.59キロ)
フィリッピ・リンス: 234ポンド(106.14キロ)

<150ポンド契約/5分3R>
ショーン・ウッドソン: 149ポンド(57.59キロ)
ジュリアン・エローサ: 149.5ポンド(67.81キロ)

<ライト級/5分3R>
ルイス・ペーニャ: 155ポンド(70.31キロ)
カーマ・ワーシー: 154.5ポンド(70.08キロ)

<ウェルター級/5分3R>
佐藤天: 170.5ポンド(77.34キロ)
ジェイソン・ウィット: 171ポンド(77.56キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ジン・ユ・フレイ: 115.5ポンド(52.38キロ)
ケイ・ハンセン: 115.5ポンド(52.38キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジョーダン・グリフィン: 145ポンド(65.77キロ)
ユーゼフ・ザラル: 145.5ポンド(66.0キロ)

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News ONE ONE Championship ONE Dark Series チャトリ・シットヨートン ブログ

【ONE】ONEチャンピオンシップが、7月31日にバンコク大会開催。Dark Seriesもキックオフ!!

【写真】このWE’RE BACK、31 JULY BANGKOKという文字の下には、リングが描写されている(C)ONE

26 日(金・現地時間)にONE Championshipのチャトリ・シットヨートンCEO兼会長がSNSで7月31日(金・同)にタイでONE「No surrender」(諦めない、降参しないという意)というイベント名の無観客大会を開催することを発表した。

同大会の模様は世界中にライブ配信される一方で、ONEでは新たにONE Dark Seriesを起ち上げ、事前収録された12試合の放送も世界に向けて行うという。このDark Seriesに関しては、週が明けて詳細の説明がある模様だ。20日(土・同)と21日(日・同)の2日間に渡り、中国・上海でHero Seriesで活動再開したONEだが、インターナショナルな顔ぶれが揃ってこそ本格的なリスタートといえる。

果たした同大会が、どれだけの規模でタイ・ドメスティックショーにならないよう開くことができるのか。また日本人選手がこの大会に参加できる状況になるのかも気になるところだ。現状、タイは30日(火・同)まで非常事態宣言が続き、一般の外国人は入国が制限されている。また、日本人も30日までビザの申請すらできない状態にある。

加えてJAL、ANA、タイエアーなど大手航空会社もおおむね7月31日、もしくは8月1日まで日本~タイ間は運休となっている。気になる今後に関しては28日(日・同)に入国に関してタイで会議が行われ、7月以降の海外からの渡航に関しての何等かの決定があるようだが、国の隔離措置の対象外となる──会議や契約を目的としてタイだけに短期滞在するビジネス客や投資家、政府関係者など規制緩和の対象にプロフェッショナル・ファイターが加えられることはあるのか。査証の取得が必要で、タイに到着後は14日間の隔離措置は継続されるようであれば日本人選手の出場のハードルは高いといえよう。

果たしてリスタートを切るONEのバンコク大会がどのような形で実現するのか、またDark Seriesの実態も気になるところだ。


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News other MMA Titan FC61 ジェラバート・カスティーヨ ダニー・サバテーロ ブログ ランドン・スチュワート レイモンド・ラモス

【Titan FC61】計量終了 サバテーロ✖ラモス、問題なし。ウルヴァリンはアダマンチムウの爪──キラリ

【写真】メインでバンタム級王座を賭けて戦うサバテーロとラモス(C)TITAN FC

25日(木・現地時間)、26日(金・現地時間)にフロリダ州マイアミのインターコンチネンタルホテル&リゾート・ビスケーンベイで開催されるTitan FC61 「Sabatello vs Ramos」の計量が行われた。

5月の活動再開から2大会目となる今回、計量会場は屋外だった。ステージに登壇するファイターは基本、マスクをつけず会場内のスタッフはマスク着用という状況で計量は進んだ。


セミでランドン・スチュワートと対戦するジェラバート・カスティーヨは、X-MENの人気キャラクター=ウルヴァリンのニックネームを持つ選手で、その名の通りウルヴァリンばりにアダマンチムウ合金の爪を手にして計量及び、フェイスオフを行った。

メインでタイタンFCバンタム級王座を賭けて戦うダニー・サバテーロとレイモンド・ラモスは共に規定以下の体重でパス。

ドクロのバンダナで顔を覆っていたラモスが、「お前、もうビビっているよな」とサングラス姿のサバテーロを挑発すると、寝かせると立たせない──ATTファイターは「何言ってんのか、聞こえないよ」と言い返していた。

全6試合のコンパクトな大会、フライ級から130ポンド・キャッチウェイトマッチとして発表されていたクリスチャン・イナストリラとフィリップ・ケーラーは、前者が128ポンドで、後者にいたっては137.8ポンドとバンタム級のリミットすら大幅オーバーだったが、ステアダウン後に両者は握手をして別れている。

■ Titan FC61計量結果

<Tian FCバンタム級王座決定戦/5分5R>
ダニー・サバテーロ: 134.6ポンド(61.05キロ)
レイモンド・ラモス: 133.2ポンド(60.41キロ)

<ライト級/5分3R>
ランドン・スチュワート: 154.8ポンド(70.21キロ)
ジェラバート・カスティーヨ: 155.2ポンド(70.39キロ)

<フライ級/5分3R>
ヴィクトー・ディアズ: 126ポンド(57.15キロ)
クリーブランド・マクレーン: 125.8ポンド(57.06キロ)

<130ポンド契約/5分3R>
クリスチャン・イナストリラ: 128ポンド(58.05キロ)
フィリップ・ケーラー: 137.8ポンド(62.5キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジョーイ・イシュア: 146ポンド(66.22キロ)
ライアン・シュワルツバーグ: 144ポンド(65.31キロ)

<ウェルター級/5分3R>
コリン・ラバーツ: 170.6ポンド(77.38キロ)
アーヴィン・ジョーンズ: 170.4ポンド(77.29キロ)

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ISAO J-CAGE News Pancrase316 アキラ ブログ ライカ 中村勇太 端貴代 菊入正行

【Pancrase316】ISAO✖アキラ=7月26日大会。観戦のための感染予防対策の概要発表

【写真】写真はイメージです (C)t.SAKUMA

26日(金)、パンクラスより7月24日(日)に東京都江東区の新木場スタジオコーストで開催されるPancrase316観戦に関する感染予防対策、その概要が発表された。

◇開場前に座席、各手すり、トイレ、ドアの取手等、観客の手に振れやすい箇所を高濃度アルコール(66パーセント以上)消毒を行う。

◇AI顔認証・非接触タイプの体温検出ソリューション(サーモグラフィー)にて施設入場時に検温を実施。37.5度以上の熱がある者は、いかなる理由があっても入場不可。

◇5歳以上の観戦者はマスク着用の義務。マスク着用でない感染者は入場不可。1人につき、1枚のマスクの配布はなされる。

◇観客が入場する時に必ず手指の消毒を行う。各所に消毒液を用意しているので、こまめに手指の消毒を。

◇観覧席は前後左右を空けた席配置、又は距離を置く事と同等の効果を有する措置等を行う。

◇列をなす必要のある場合、立ち見観戦の際は1メートル以上の間隔をあける。

◇やむをえず1メートル以上ソーシャルディスタンスがとれない場所では、大声での会話を控える。

◇物販スタッフの手渡しによるパンフレット配布は行わない。各自で手に取る。

◇選手・スタッフも同様の感染予防対策を徹底して行う。

◇施設内は十分な換気を行う。

◇37.5度以上の発熱、咳、呼吸困難、全身倦怠感、咽頭痛、鼻汁・鼻閉、味覚・嗅覚障害、眼の痛みや結膜の充血、頭痛、関節・ 筋肉痛、下痢、嘔気・嘔吐がある場合は入場禁止。

◇過去2週間以内に、発熱や風邪で受診や服薬等をした方、海外への訪問歴のある方、以上の方と濃厚接触した方はご来場を控える。

同大会ではフェザー級KOPのISAOが、ライト級から階級変更のアキラと対戦するメインイベントを始め、鉄の女対決=ライカ✖端貴代、ウェルター級の中村勇太✖菊入正行戦を始め、メインカードが8試合とプレリミ、ネオブラTが組まれており、階級は北米ユニファイドが採用していることから前日計量が実施されると思われる。計量とイベント両日、20試合におよぶ出場選手とセコンドの出入りがある会場内、競技者側への安全対策も──日本の格闘技界が足並みを揃えるために──気になるところだ。


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Angel's Fighting14 ARC02 Double G FC04 News other MMA ROAD FC ブログ

【ARC02、Double GCF04、Angel’s Fighting14】韓国MMA界、再開後の動き。Double Gで注目マッチ!?

【写真】ケビン・パク✖キ・ウォンビン戦、実現するのか(C)ARZALET

5月23日(土・現地時間)にAfreeca TV Road Fighting Championship=ARC01の開催により活動を再開したK-MMA界で、その後の動きは明らかになってきた。

ARCは第2回大会を今月27日(土・同)、第3回大会を7月25日(土・同)に予定していたが、6月大会はキャンセルとなり、ARC02が7月18日(土・同)にソウル・ソンパ区のHOT6アフリカ・コロシアムで開かれることとなった。
Text by Choi Woo-Suk


対戦カードはまだ明らかとなっていないが、ARC03が予定されていた25日の前日──24日(金・同)にソウル・カンソ区にあるKBSアリーナでDouble GFCが変わりなくイベントを行う。メインでコリアンゾンビことジョン・チャンソンの教え子でTOP FCで戦っていたホン・ジュンヨンと、KTTのキム・サンウォンのマッチアップが決まっている。

同大会では正式発表はまだされていないが、Arzaletのエース=ケビン・パクが、日本でも実力者で通っているキ・ウォンビンと74キロ契約で戦うマニア垂涎の1戦や、元HEATライト級王者オク・レユンが、かつてAngel’s Fightで苦杯を喫したブレンゾリグ・バットムンクとの再戦などが、実現に向けて動き始めているそうで、この2試合が実現すればDoubel GFCの存在感が一気に増す大会になるやもしれない。

さらに8月17日(月・同)にはパジュ市のAngel’s Fightingオフィシャルジムで、AFC14の開催が予定通り決まり、メインはAFC暫定ミドル級王者決定戦としてキム・ジェヨン✖チャ・インホ戦が組まれた。同級の正規王者は香港人ファイターのサーシャ・パラトニコフで、入国が現状では難しく、暫定王座を設けることとなった。

ここに挙げたARC、Double GCF、そしてAFCのイベントは、いずれも現時点では無観客で開催予定だ。

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HEAT47 J-CAGE News サシャ・ミリンコヴィッチ ジョン・バチスタ・ヨシムラ ブログ 石井慧

【HEAT47】HEATが8カ月振りのリスタート。9月13日に東京タワー下で石井慧、サシャらが戦う

【写真】石井慧が立つのはリングか、それともケージが (C) MMAPLANET

25日(木)、HEAT事務局より9月13日(日)に東京都港区の東京タワーメディアセンター内スターライズタワー/スタジオアースでHEAT47を開催することが発表された。

HEATは1月にニューピアホールでHEAT46を開催し、4月の名古屋大会は新型コロナウィルス感染拡大を受け中止となっていた。

9カ月振りの活動再開。対戦カードの発表はこれからとなるが、HEATヘビー級チャンピオン石井慧、石井とはミルコ・クロコップ門下のサシャ・ミリンコビッチ、そしてジョン・バチスタ・ヨシムラというMMAファイター。キックからはHEATキック・ライト級王者のヘンリー・セーハス、ミドル級王者アビラル・ヒマラヤンチーターの出場が明らかとなっている。もちろん、海外からの出場選手は日本政府の入国制限に関係してくるので、今後の状況の変化を見込んでということになる。同様に新型コロナウィルス感染予防策として、会場はテーブル席84席、椅子席が194席──計278席のみ観戦に限定される模様だ。

現状、会場の規模を考慮し1月大会に続きリング使用を想定しているが、HEAT志村民雄EPによると「私はケージが使いたいし、石井慧選手もケージで戦いたいと言っています。この会場で使用できる小径ケージを手配できるのか、これからも協議を続けます」とのことだった。


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Combate Americas60 News other MMA フアン・プエルタ ブログ

【Combate Americas60】ラテンアメリカMMAの旗艦=コンバッテアメリカもフロリダで活動再開

【写真】コンバッテ・アメリカからはバンタム級王者のグスタボ・ロペスがUFCにステップアップしたばかり。Titan FC からプエルタは二冠とオクタゴン行きを目指す(C) TITAN FC

23日(水・現地時間)、Combate Americasが8月28日(金・同)、9月11日(金・同)、25日(金・同)にフロリダ州マイアミで無観客大会を開催することを発表している。

コンバッテ・アメリカはラテンアメリカ、スペイン語圏最大のMMAプロモーションで2011年にUFC01から11まで関わっていたTVプロデューサーのキャンベル・マクラーレンによって創設され、2013年の旗揚げ大会から実に56度に渡りイベントを行ってきたプロモーションだ。

本部はNY、実働部隊はLAを拠点にヒスパニック系住民が多いカリフォルニア、テキサス、アリゾナとメキシコ、そしてペルーなどで活動してきたコンバッテ・アメリカだが、当然のようにCovid19の影響を受けて、3月13日のアリゾナ州ツーソン、20日はメキシコ・メキシコシティ、27日のカリフォルニア州フレズノ大会をキャンセルしてきた。

今回、活動再開となる60回大会では初代フライ級王座決定戦としてフアン・ペレルタ✖デイヴィッド・デュラン戦が組まれ、全米大手スペイン語放送局UNIVISIONとそのスポーツ中継チャンネルのウニビシオン・デポルテス・ネットワーク=IUDN、HD放送局のAXS TVで中継され、メキシコではフリーTVのTelevisa Canal 5=テレビア・カナル・シンコで放送される。


マイアミ在住のコロンビア系米国人のプエルタは、現在7連勝中で昨年10月にTitan FCフライ級王座に就いているファイターだ。2018年12月にカザフスタン大会で暫定王者となり、昨年6月に正規王者、10月に初防衛に成功していた。Titan FCの王者からUFCやコンテンダーシリーズでなく、コンバット・アメリカをターゲットとしたとはいえ、その先にオクタゴンを見ていることは変わりないだろう。

対するデュランはBellatorでは白星に恵まれていないが、コンバット・アメリカでは3連勝中のオレンジ・カウンティ在住の選手。今大会に向け、コンバッテ・アメリカではカリフォルニアからマイアミに向かうスタッフは、それ以前にPCR検査を受け、現地でもフロリダ州ボクシング・コミッションの規定に則し選手、セコンド、スタッフという大会に関係する全員がPRC検査と抗体検査を受けることとなっている。