カテゴリー
45 LFA LFA200 MMA MMAPLANET o アライジャ・ジョンズ ショーン・シェルビー レリアン・ドゥグラス

【LFA200】初回は様子見。2Rに拳で勝負に出たドゥグラスがジョンズをTKO=フェザー級王座統一

<LFAフェザー級王座統一戦/5分5R>
レリアン・ドゥグラス(ブラジル)
Def.2R2分35秒by TKO
アライジャ・ジョンズ(米国)

サウスポーの正規王者ジョンズ、暫定王者ドゥグラスが右前蹴りを見せる。左アウトロー、再び前蹴りを繰り出すドゥグラスに対し、ジョンズも左前蹴りを蹴っていく。慎重な立ち上がりのなかでジョンズがジャブを当て、ドゥグラスが鋭い右ミドルを決める。アウト&インローを前足を削るドゥグラスに対し、ジョズも左ハイを狙う。ジョンズが左を伸ばしたところで、ドゥグラスが右ハイを狙う。ドゥグラスは右ストレートを空振りし、両者がミドルを入れる。腹への蹴りでガードを意識させ、顔面にパンチを狙ったドゥグラス。続いて肩口に右の蹴りを入れるが、残り30秒でジョンズがシングルレッグへ。ケージの押し込んで、ダブルに移行もドゥグラスはテイクダウンを許さなかった。

2R、ジャブから前に出たジョンズが、左前蹴り。ドゥグラスは右インロー、左アウトローを蹴る。ジョンズは左ストレート、ドゥグラスは左リードフックを見せる。ジョンズが左を2発繰り出すと、ドゥグラスがコンビネーションで攻め込む。ジョンズはひるまず左ストレートから左ハイ。ドゥグラスも右ハイを見せ、左フックから右アッパーをヒットさせる。動きが一瞬止まったジョンズはテイクダウン狙いを崩され、ヒザをついたところで右アッパーを被弾する。ドゥグラスはパウンドをまとめ一気に勝利を引き寄せた。

フェザー級王座を統一したドゥグラスは「練習でできることは全てやった。僕には支えてくれるチームがいる。1年半前から人生が変わり、ずっと上向きだ。ギルは僕をダンスシンガーと呼ぶけど、勝負には我慢が必要なんだ。銃を向けて、弾を打ち込むには。一発だけじゃない、連打が必要だ。ショーン・シェルビーから連絡が来れば良いけど、LFAで誰の挑戦でも受けるよ」と統一王者は話した。


The post 【LFA200】初回は様子見。2Rに拳で勝負に出たドゥグラスがジョンズをTKO=フェザー級王座統一 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 LFA LFA200 MMA MMAPLANET o シェイ・バワース シャノン・クラーク ブログ

【LFA200】判断材料の少ないスプリット判定で、正規王者クラークが暫定王者バワースを下す

<LFA女子フライ級王座統一戦/5分5R>
シャノン・クラーク(カナダ)
Def.2-1:48-47.48-47.47-48
シャイ・バワース(米国)

女子フライ級も暫定王者がフェイバリットで、正規王者クラークがアンダードッグとなっている。サウスポーのバワースが、右リードフックを振るって圧をかける。ケージを背負ったクラークはハイキックをガードし、スイッチを織り交ぜて右を伸ばす。バワースはワンツーを当て、間合いを取りつつ左フックを当てる。クリンチで細かいパンチを入れるクラークは、ヒザを腹に受けケージに押し込まれる。バワースはダブルレッグも、クラークがヒザ蹴りを入れ、フルネルソンで固めヒザを続ける。

バワースは小手投げでトップを取った刹那、スイープでガードを強いられる。三角をセットし左腕を伸ばしにかかったバワース。上体を跨いで防御したクラークは頭を跨いだ状態でパンチを打ち込む。反転しシングルに出たバワースに対し、クラークはバックに回ってRNCも姿勢を乱しトップを許す。ギロチンを抜かれるも、蹴り上げからトップを取った正規王者がパウンドを落としたところで時間となった。

2R、互いにサウスポーに構え、クラークがワンツー。左ミドルをキャッチしたバワースだが、テイクダウンまでは持ち込めない。USAチャントでご当地ファイターのバワースを後押しする場内、その声に応えるようにバワースがジャブから左ストレートで前に出る。クラークはサークリングからジャブを伸ばし、スタンドのイニシアチブの取り合いが続く。

バワースは突破口を開こうとハイキック、前蹴りを繰り出す。クラークもミドルを返し、距離を詰められるとヒザを狙う。離れたバワースはワンツーで右を当てる。クラークも左ミドルを蹴り込み、拳の攻撃で圧を高める。バワースも下がらず、左ミドル。クラークはキャッチして即リリース。直後にクラークが組みついたが、テイクダウンには至らない。互角、動きの少ないラウンドだった。

3R、ジャブから左を伸ばして前に出るバワース。クラークは前蹴りで尻もちをつかせる。クラークのローにワンツーを合わせていくバワースだが、クリーンヒットしない。クラークはガードの上からハイキック、バワースはジャブを続ける。組からヒザを狙ったクラーク、バワースが左を当てる。この回もスタンド戦が続き、バワースが右をヒットさせる。前に出るのはバワースだが、詰め切れない。手、足は互いに出すがインパクトの与える攻撃はなかった。こうなると評価は手数の多さになるのか。

4R、蹴りの精度で上回るクラーク。ワンツー、ダブルジャブで圧をかけるバワース。バワースのスピニングバックフィストに組み付いたクラークが、後方への投げを狙うが引き込むように下になる。バワースは効果的なパンチはなく、クラークが力で立ち上がる。ここから踏み込みとパンチが地価が入ったように見えたクラークに対し、バワースが組んでケージに押し込む。自ら離れたバワースのジャブにクラークがカウンターを当てる。残り40秒、フックに組んだクラークがボディロックテイクダウンを決める。ケージに押し込んでパンチを落とそうとしたクラークを蹴り上げたバワースがスタンドに戻る。クラークはすぐに距離を詰め勢いのあるパンチを見せてラウンドを締めた。

最終回、バワースの左ミドルにパンチをまとめたクラークが前に出る。クラークが前に出るシーンが増え、ケージ中央でのパンチが交換される。バワースはスイッチしてワンツー出前に出るも、クラークがここもボディロックへ。バワースがウィザー、さらに差し替えして離れた。左右に回るようになったバワースは、首相撲からヒザをボディに受ける。アグレッシブネスで上回るクラークの前進に、バワースがカウンターを狙う。続いてヒザ蹴りをキャッチしたバワースだが、ここもテイクダウンにいかない。最後のダーティボクシング合戦まで、クラークが押した印象を残した。

序盤はバワース、終盤はクラークという流れだったが、それは勢いの話で効果的な攻撃となると判断材料は少ない5Rを終え──クラークがスプリット勝利を手にした。


The post 【LFA200】判断材料の少ないスプリット判定で、正規王者クラークが暫定王者バワースを下す first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 LFA LFA200 MMA MMAPLANET o キック シャミドカン・マゴメドフ ヴァニウト・アントニス

【LFA200】暫定王者マゴメドフが完璧にTD&コントロールから、アントニスをRNCで仕留め統一王者に

<LFAウェルター級王座統一戦/5分5R>
シャミドカン・マゴメドフ(ロシア)
Def.1R4分36秒by RNC
ヴァニウト・アントニス(ブラジル)

戦前の予想では暫定王者マゴメドフに分があるとみられている一戦。ダブルのリードフック、右カーフを蹴ったマゴメドフに対し、アントニスがジャブを当てる。マゴメドフを左フックからレベルチェンジ、そのままアブルレッグでテイクダウンを決める。ケージを背負ってヒジを落とすアントニスだが、マゴメドフがリストを取って寝かせにいく。サイドバックでパンチ&エルボーを打ち付けるマゴメドフは、ハーフガードのアントニスからしっかりとトップを奪取する。

マゴメドフはニースライスの圧をかけ、右の拳を打ちつける。アントニスは背中を譲らないようスクランブルを狙い、背負って座る。マゴメドフはボディロックでコントロールし、マウントを奪取する。アントニスはケージキックでスクランブルに持ち込み、スタンドへ。直後にマゴメドフはダブルレッグでテイクダウンし、バックに回る。ボディトライアングルからRNCをセットしたマゴメドフが一本勝ちで統一王者となった。

チャンピオンベルトともに黒帯を巻かれたマゴメドフは「アメージングだ。正直、彼はタフでグラウンドでパンチを入れるのも簡単じゃなかった。コーナーマンからタイムを聞かされ、極めにいくかスタミナを浪費を控えるか。極めることを選んだ。5R戦というのは十分に理解していたんだけどね」と話した。


The post 【LFA200】暫定王者マゴメドフが完璧にTD&コントロールから、アントニスをRNCで仕留め統一王者に first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB IMMAF LFA LFA200 MMA MMAPLANET o UFC YouTube アライジャ・ジョンズ アルフレッド・ウォーカー クリス・サイボーグ シャイアン・バワース シャノン・クラーク シャミドカン・マゴメドフ ハビエル・レイエス マイルズ・ジョンズ レリアン・ドゥグラス ヴァニウト・アントニス 河名マスト

【LFA200】UFCのないサタデーナイト(※現地時間)に、LFAが200回記念大会で3階級の王座統一戦

【写真】3つの統一戦、勝ち残った選手にUFCが与えるスポットも気になる(C)LFA

25 日(土・現地時間)、ミネソタ州プライヤーレイクのミスティックレイク・カジノホテルでLFA200「Jonhs vs Douglas」が開催される。2017年1月13日の第1回大会から、7年と13日でイベント数が200を迎えるLFA。つまり年間28イベントというハイペースで大会を行ってきたことになる。
Text Manabu Takashima

そんな記念すべきイベントらしく、今大会には過去に例がない3階級の王座統一戦が組まれ、計6人のベルトホルダーが登場する。3つのユニフィケーション・バウトの中でメインを張るのはフェザー級正規王者アライジャ・ジョンズと、暫定王者レリアン・ドゥグラスだ。


ベイビー・ジョンズことアライジャ・ジョンズは、元LFAバンタム級王者で現UFCのマイルズ・ジョンズの実弟だ。2022年8月に河名マストを下したことで日本のファンに名が通っているかもしれない。そのアライジャはアマMMAファイター時代にLFA01に出場(※結果はTKO負け)しており、この歴史的大会のヘッドライナーを務めるのにふさわしいといえる。

今年の2月にアルフレッド・ウォーカーとの王座決定戦で勝利したアライジャは、昨年12月にドゥグラスと統一戦を戦う予定だったが負傷欠場、両者の対戦は今大会にスライドされた。対するドゥグラスは昨年8月にハビエル・レイエスを左フックでKOし暫定王座を獲得している。

レスリング・ベースで、相手によっては徹底してテイクダウン狙いを貫くジョンズ。そんなねちっこい展開になるとドゥグラスがいかに遮断し、トレーニングパートナーのクリス・サイボーグと磨いた打撃を打ち込むことができるか。

女子フライ級王座統一戦は正規王者シャノン・クラークも、アライジャと小名育昨年2月ベルトを巻いている。しかし9月にコンテンダーシリーズで73秒TKO負けを喫し、今回が再起戦となる。同じ9月の終わり、シャイアン・バワースはクラークがUFCとサインしていれば、正規王者に昇格していた暫定王者ヴェロニカ・ボリソワを130秒で腕十字に切って落とし、暫定タイトルを獲得している。

カナダのカレッジ・サッカー・プレイヤーで、パワフルなファイトが信条の正規王者。暫定王者は高校時代にクロスカントリーと陸上出身でミネソタ州を代表するランナーで、ご当地ファイターということになる。

ウェルター級正規王者ヴァニウト・アントニスもコンテンダーシリーズで敗れ、世界最高峰を目指すためにLFAに戻ってきた選手だ。今年の3月に手にしたベルトを掛けて戦うシャミドカン・マゴメドフは、その1カ月前に暫定ベルトを腰に巻いているが、直後にTUFシーズン32に出演したことでLFAから離れていた。

そのマゴメドフはTUFで勝ち上がることができず、去年の10月にアルフォンソ・レイアを倒し暫定王座の防衛に成功している。

ところでアントニスが2つのベルトを掛けて戦うのは、今回が初めてではない。2022年12月に当時Conguerorウェルター級王者だった彼は、ライバル団体のFavela Kombatウェルター級チャンピオンで元UFCファイターのヴァンデル・オリヴェイラを破り、2団体のチャンピオンになった過去を持つ。

ダゲスタン出身、IMMAFと合体するまで世界最強のアマMMA組織だったWMMMAの世界王者だったマゴメドフはLFAでは無敗、4連勝中で3試合がフィニッシュ勝利というフィニッシャーだ。

既にショートノーティスでUFC出場リストに名前があるであおう6人のチャンピオン達。勝てば近づき、負けると遠ざかる世界最高峰を目指し、サバイバル・タイトル戦に挑む。現地ではUFCのライブ中継がない土曜日の夜にFight Passで全米に流れる──人生を賭けた戦いだ。

■視聴方法(予定)
1月26日(日・日本時間)
午前11時00分~UFC FIGHT PASS


■ LFA200メイン対戦カード

<LFAフェザー級王座統一戦/5分5R>
[正規王者] アライジャ・ジョンズ(米国)
[暫定王者] レリアン・ドゥグラス(ブラジル)

<LFA女子フライ級王座統一戦/5分5R>
[正規王者] シャノン・クラーウ(カナダ)
[暫定王者]シャイアン・バワース(米国)

<LFAウェルター級王座統一戦/5分5R>
[正規王者] ヴァニウト・アントニス(ブラジル)
[暫定王者] シャミドカン・マゴメドフ(ロシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョーイ・ハート(米国)
クリス・ミクセン(米国)

<130ポンド契約/5分3R>
デヴォン・ロジェイ(カナダ)
エンリケ・パチェコ・パラ(チリ)

<ヘビー級/5分3R>
アルヴィン・ハインズ(米国)
マーク・カーリア(米国)

The post 【LFA200】UFCのないサタデーナイト(※現地時間)に、LFAが200回記念大会で3階級の王座統一戦 first appeared on MMAPLANET.