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【DEEP124】DEEP2025年のスタートはフェザー級GPから。海飛、相本、水野、世代超えなるか

【写真】ベテラン勢の粘りも当然、期待。上を連続で超えるチャンスが、若い選手にある(C)MMAPLANET

15日(水)、そして本日17日(金)とDEEPから3月15日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで行われるDEEP124 Impactの対戦カードおよびフェザー級GP2025の出場メンバー等が発表されている。
Text Manabu Takashima

昨年度から佐伯繁代表が公言していたフェザー級GPが実現する。出場メンバーは──。
中村大介
芦田崇宏
高橋遼伍
海飛
相本宗輝
五明宏人
奥山貴大
水野新太──の8選手。1回戦の組み合わせは後日、抽選会で決定するとのこと。加えて3月23日(日)のニューピア大会=DEEP Tokyo Impacat2025#01で畠山祐輔×狩野優、4月6日(日)のDEEP Osaka Impacat2025#01で三村亘✖延命そら戦とリザーブマッチ2試合が実施されることも明らかとなっている。


また本日のプレスリリースでは瀧澤謙太×平松翔のバンタム級、本田良介×KENATのフライ級マッチという2つの3回戦と2回戦3試合も決定している。

この2つの3回戦はタイトル戦線に直結するマッチアップといえるだろう。一方、フェザーGPだがフェザー級王者の青井人の出場はなく、RIZINで常に試合機会があるという選手の里帰りもない。そんななか、注目は古い表現を使えば世代闘争といえるか。

海外、RIZIN、DEEPタイトル戦出場経験のある中村大介、芦田崇宏、高橋遼伍に対し、25歳の海飛、23歳の相本宗輝、そして22歳の水野新太が如何にぶつかって行くのか。相本と水野は7勝0敗、そして5勝0敗と揃って負け知らずだ。この真っ白なパワーと対照的なのが、勝ったり負けたりを繰り返しながら確実な成長を見せている海飛だ。

実弟の天弥とアゼルバイジャンへ出稽古に行くなど破天荒にすら感じられる我が道を往く路線。この気概が、飛躍に結びつくか。さらに伝統空手界の天才=五明宏人も、海飛と同様に躓きながら経験を積み重ねてきた。そして忘れてならないのがSBからの刺客=奥山貴大だ。SB日本ウェルター級王者は、昨年12月のGROUND ZERO TOKYO 2024で白川ダーク陸斗と対戦し──なんと掟破りの腕十字でMMAデビューを飾っている。

そんな奥山のDEEPフェザー級GP出場に際し、シーザー武志SB会長は「奥山から昨年 6 月ごろに MMA にチャレンジしたいと相談を受けて、12 月に開催したGROUND ZERO TOKYO 2024で白川陸斗選手とのRIZINルールの試合をマッチメイクしたのですが、奥山はそこで見事な一本勝ちを収めシュートボクサーの実力を証明してくれました。今回DEEP という本格的なMMAの舞台でトーナメントに挑むことになりますが、立技格闘技であるシュートボクシングのチャンピオンが頂点を目指して戦い勝ち上がる姿でファンに勇気や感動を与えて欲しいと思います。チャレンジ精神をもって頑張ってください」とリリースのコメントを寄せている。

投げがあるとはいっても、SBとMMAは全くの別モノ。KNOCK OUT Unlimitedルールのようにブレイクは早くない。そのなかでシュートボクサーの挑戦は、まさにシーザー会長が「子供の頃、夢を見ました」的なチャレンジ。村浜武洋を想い出せる──最強を目指す系譜、SBのDNAを見る思いだ。

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45 AB DEEP DEEP JEWELS DEEP122 GFG GFG04 KENTA MMA MMAPLANET o YouTube 佐伯繁 新井丈 石塚一 神龍誠

【DEEP122】共同取材から。神龍誠「大晦日はズールーと」&佐伯代表「パッと頭に浮かぶ選手がいない」

【写真】前夜のGFG04で勝利した神龍ワールドジムの石塚一の勝利に、「セコンドに就きたかったけど、計量だったので。今度、取材してやってください」と一族の長の顔を覗かせていた神龍だった(C)MMAPLANET

昨日4日(月・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されたDEEP122。メインでKENTAを激闘の末下した神龍誠の試合後の会見から、MMAPLANETの質問への返答を抜粋してお届けしたい(※要約)。
Text by Manabu Takashima

代表質問では固くなったという話をしていた神龍は、メディアの質疑応答のタイミングでコーナーよりファンタグレープを受け取ると、心底美味しそうに一飲みし質問を待った。


──ファンタグレープを美味しそうに、一飲みされました(笑)。いつも、試合後にはソーダ系ドリンクを飲むのですか。

「はい、減量で飲めなかったので祝勝会です(笑)。ファンタはグレープが一番好きですね」

──そんななか、話せる範囲で構いませんが試合前にインタビューをお願いした時に負傷があって計量の時までインタビューは控えたいということでした。

「体の調子……試合前に大風邪をひきました(笑)。危なかったですよ、水抜き直前に風邪をひいて。朝、寒すぎて。ヤバかったですね」

──熱も出た?

「僕、熱を測って、あると弱っちゃうんで。絶対にヤバいなと思いながら、インフルでないことを祈って全力で寝て治しました」

──体調は回復できたのですか。

「ある程度は戻したッスね。1日ズレていたら、水抜きがヤバかったです。だから本当に怖かったです。水抜きの日がインフルだったら……多分、ヤバかったです」

──今日の動きを見ていると、それまでの仕上がりは上々だったということでしょうか。

「そこまでの仕上がりは、特に大丈夫でした。直前に大風邪をひいたぐらいです」

──固くなったということでしたが、ピンチになった時こそ、本来の力が出しきれるような。そんな強さが感じられました。

「う~ん、出るんスかね。そこは分からないです。エへへへ」

──大晦日、今回の試合に合格になるのか。

「いやぁ、ハイ」

──そこは我々には分からないところなのですが、出場できたら誰かと戦いたいというのはありますか。

「強い外国人選手が入ってきているんで、そこらへんとやりたいですね。今でいうと、この前に新井丈選手に勝ったズールー選手とか空いていると思うんですよ。ズール選手とやりたいですね」

──17日のLANDMARKに来日するフライ級3人の外国人選手のなかで、気になるファイターはいますか。

「全員です。全員、気になります。同じ階級の……同じ戦場のファイターなんで。そこは皆、気になります」

■大晦日の神龍の試合に関して、佐伯繁代表は大会総括の囲み取材に以下のように話した(※要約)。
佐伯繁
「大晦日に出ることが難しい。ワンチャンあるかもしれないですが、事実上ないと思っているので12月の出場希望選手が多いです。ゼロではないですよ、だから神龍選手とケイト(ロータス)さんは今日戦った。ケイトさんに関しては合格として良いと思います。ただ神龍選手、ケイトさんにしても大晦日に誰と戦うのか──という問題ですよね。ケイトさんはDEEP JEWELSがあることでほぼ日本人選手とは戦っています。

今、2人ともパッと頭に浮かぶ選手が俺にはないです。例えば、この間──新井選手に勝ったズールーとか、名古屋に出る外国人選手も俺だったら神龍と大晦日に当てたくないですよ。もう1試合、2試合を戦ってあげてこないと。この大晦日に神龍選手、扇久保(博正)さんと戦って潰しちゃうかもしれないので。だから、もう1試合、2試合とやった後だと思います」

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45 DEEP DEEP122 KENTA MMA MMAPLANET o RIZIN キック 神龍誠

【DEEP122】全局面でのスクランブル戦、神龍が熱戦の末にKENTAをスプリット判定で振り切る

【写真】ここで勝ち切るのが神龍の底力だ(C)MMAPLANET

<フライ級/5分3R>
神龍誠(日本)
Def.2-1:29-27.28-29.29-28
KENTA(日本)

神龍がいきなり右の飛びヒザ蹴り。これでKENTAが後方に倒れ、神龍はグラウンドでトップキープする。KENTAをケージに押し込んだ神龍。ヒザでガードを割ってパスガードを狙いつつパンチを落とす。ここでKENTAが身体を起こすと、神龍はギロチンを狙う。頭を抜いたKENTAは組んでくる神龍に逆にギロチンを狙う。

神龍は頭を抜くと、KENTAの左足を超えてハーフガードでトップキープする。神龍はヒジを落としつつ、KENTAの右腕を取ってアームロックへ。KENTAも下から足を入れて、足関節を狙う。ここから足関節の取り合いになると先に立ち上がった神龍が右のサッカーボールキック。中腰の状態から強烈なパンチを連打した。

2R、サウスポーの神龍が右の関節蹴り、KENTAは右ストレートを伸ばす。神龍は右ハイキックを見せると、左ストレートで飛び込む。ここでKENTAが右フックを振り、これで神龍が前のめりにバランスを崩す。KENTAは亀になる神龍に鉄槌を連打。神龍はシングルレッグでしつこくテイクダウンを狙うが、それを切ったKENTAがサッカーボールキックを蹴る。

試合がスタンドに戻るとKENTAが右フックから前進。神龍をケージまで押し込むと、離れて右フックと右アッパーを打ち込む。ケージを背負った神龍もダブルレッグで必死にテイクダウンする。神龍がKENTAの足を一本超えてハーフガードでトップキープすると、KENTAも足を効かせてクローズドガードに戻す。神龍はヒジを入れつつ、立ち上がって右のパウンドで飛び込む。神龍はインサイドガードでしっかりトップキープし、細かくパンチを落とす。

3R、神龍が右の関節蹴り、右アッパーから左ストレートで飛び込む。さらに神龍はダブルレッグから両差しで組んでテイクダウンを狙うがKENTAは倒れない。神龍はKENTAの左足にシングルレッグに入り、KENTAは神龍の右腕にキムラを狙う。

KENTAはキムラの形で神龍の動きを固め、神龍は左腕をKENATの腰に回してバックを狙いつつ、KENTAを寝かせる。神龍は右腕を抜いてインサイドガードでトップキープし、細かくパンチとヒジを入れる。KENTAもガードから神龍の上体を抱え、ビッグヒットを許さない。最後は神龍がトップからパンチ、立ち上がってサッカーボールキックを蹴ったところで試合終了となった。

判定は2-1と割れて神龍が勝利。試合後、神龍は「前回からの復帰戦ということで固くなっちゃいました。この内容で言うのもあれなんですけど、ここで復帰戦を勝って。次は絶好の神龍誠でいきます。(ケージサイドにいたRIZIN笹原氏に向かって)笹原さん、榊原さんに大晦日お願いしますとお伝えください」と大晦日参戦をアピールした。


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【DEEP122】計量よもやま話。佐伯代表とマッチメイク談義「今回はうちの流れと違うところで創った大会」

【写真】佐伯代表が「もう一つパンチが足りないと思って」組んだ長谷川×酒井。(ビジュアル込みの)階級的にも今大会に厚みをもたらす一戦となった

明日4日(月・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP122の計量が新宿区のホテルローズガーデン新宿で行われた。
Text by Takumi Nakamura


神龍誠×KENTAをメインイベントに本戦8試合が行われるDEEP122は、出場全選手が最初の計量でリミットをクリア。メガトン級契約ながら、100kgまでの減量を目標に掲げていた長谷川賢はTシャル&デニム着用で112.60キロという結果となり「110キロからなかなか落ちなかったんですよ…」とつぶやいていた。

5月、7月、9月と3大会連続で後楽園を前売り完売にしているDEEP。12月のニューピアホール大会=DEEP123も青井人×芦田崇宏、ソン・ジンス×CORO、西川大和×宇佐美正パトリック、本田良介×関原翔などニューピア大会とは思えない豪華カードが発表されている。

好調さが伝わってくるDEEPだが、今大会のラインナップは普段のDEEPとは若干趣が違うという。計量後に佐伯繁代表とかわしたちょっとディープなマッチメイク談義をお届けしよう。

「僕らの仕事って目前の大会だけじゃなく、その先の大会も見て仕事するじゃないですか。だから『今度の大会、カードがいいですね!』と言ってもらえるのは大会一カ月前で、どんどん話題が進んじゃうんですよね。

明日大会があるのに、感覚的には『12月の西川×宇佐美、いいね』になっちゃう。だから改めてそれを目の前の大会に戻す必要がありますよね。ここで気が緩んじゃうのは絶対に良くないし、ちゃんと明日をいい大会にしようと思いました。それもおかげさまでチケットがよく売れてるからなんですけど。

それでいくと11月大会は、久々にマッチメイクに苦労したというか。毎年12月の大会はマッチメイクが難しいんですよ。みんな大晦日を狙っているから。でも今年はたまたま12月で声をかけていた選手がみんな12月でハマって、逆に『11月にどうしよう?』となったんです。それで久々にこちらから色んな選手に『11月はどう?』って声をかけて試合を組みました。

うち(DEEP)にはうちの流れがあって、その流れで試合が決まっていくから、そろそろあの選手とあの選手がやらせようっていうのが自然に見えてくるんです。でも今回の神龍(誠)やケイト(・ロータス)は大晦日のRIZINを見据えての参戦だし、延期になった後藤丈治くんとマンド・グティエレスは初参戦同士の試合じゃないですか。

今回はDEEPの流れや物語とは違うところで、こちらで創ったマッチメイク・大会になってますよね。その中でも(平本)丈くんが出てくれたり、もう一つパンチが足りないと思ったからハセケン(長谷川賢)を口説いたりして、結果的にいい大会になったと言われるのはありがたいです」

ちなみに佐伯代表のもとには試合をしたいという選手のリクエストが殺到。また佐伯代表の「フューチャーキング(トーナメント)から出てきた若い選手を使う」「地方で結果を出した選手を東京に呼ぶ」姿勢は変わらずで、選手そのものの数も増えているという。

「選手が増えてくれるのはありがたいんだけど……みんな『1月・2月に大会やらないんですか?』と言ってきて、そこくらいは休ませてよ!」と嬉しい悲鳴もあげていた。

なおMMAPLANET恒例の握手率は本戦8試合中2試合=25%となっている。

■視聴方法(予定)
11月4日(月・祝)
午後5時30分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV

■DEEP122 対戦カード

<フライ級/5分3R>
神龍誠:57.15キロ
KENTA:57.15キロ

<メガトン級/5分3R>
長谷川賢:112.60キロ
酒井リョウ:108.30キロ

<女子50キロ契約/5分3R>
ケイト・ロータス:49.75キロ
月井準南:49.80キロ

<ライトヘビー級/5分2R>
ANIMAL☆KOJI:92.10キロ
SAINT:92.20キロ

<フライ級/5分2R>
木村琉音:57.20キロ
平本丈:57.05キロ

<73キロ契約/5分2R>
近藤有己:72.50キロ
毛利昭彦:71.10キロ

<68キロ契約/5分2R>
太田将吾:67.75キロ
水野新太:67.95キロ

<68キロ契約/5分2R>
ケンヤスキー:68.00キロ
立成洋太:67.85キロ

<アマS・フェザー級/3分2R>
赤田プレイボウイ功輝:66.00キロ
鳥次亜流:66.10キロ

<アマS・フェザー級/3分2R>
鈴木大晟:65.70キロ
有馬雄生:66.30キロ

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45 ANIMAL☆KOJI DEEP DEEP JEWELS DEEP122 KENTA MMA MMAPLANET o ブログ 神龍誠

【DEEP122】扇久保戦を経て、神龍誠「あの時は僕が甘ちゃんだった。より残酷に戦うNEW神龍誠でいく」

【写真】目指すは大晦日RIZIN、そして強豪外国人選手との対戦。「今回はあくまで調整試合」と言い切る神龍だ。(C)TAKUMI NAKAMURA

明日4日(月・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP122の計量が新宿区のホテルローズガーデン新宿で行われた。メインイベントでKENTAと対戦する神龍誠は57.15キロでリミットをクリアした。
Text by Takumi Nakamura

7.28超RIZIN03では扇久保博正との因縁の一戦に臨むも判定で敗れた神龍。今回は約2年半ぶりにかつてのホームリングDEEPに凱旋し、KENTAを相手に再起戦を行う。扇久保戦を経て、神龍にどんな変化があったのか。計量直後の神龍の声をお届けしたい。


――先ほど計量を終えて、今はどんな心境ですか。

「とりあえず今はホッとしています」

――改めて7.28超RIZIN03での扇久保博正戦は神龍選手にどんな試合でしたか。

「よりフィニッシュを狙ってやらないといけないなって。判定のことが一番ですね。僕が甘ちゃんだったと思います」

――扇久保戦以降はどんなことを意識して練習してきましたか。

「さっきと同じでよりフィニッシュを狙ってやらないといけないなと思ってやってきました。今回はより残酷に戦おうと思います」

――具体的に練習で変えたこと、新しく取り組んだことはありますか。

「ありますね。詳細は試合があるので言えないですけど」

――その部分について練習で手応えは感じていますか。

「感じています。明日それが試合に出ると思います」

――対戦相手のKENTA選手にはどんな印象を持っていますか。

「印象……特にないですね」

――そこまで映像も見ていないですか。

「はい。そんなに見てないです」

――約2年半ぶりにDEEPで戦うことについてはいかがですか。

「久々の後楽園ホールだし、楽しもうと思っています。初心に帰って、またハングリーになった気がします」

――DEEPから再スタートという感覚もありますか。

「本当に心機一転みたいなところもありますし、NEW神龍誠でいきます」

――神龍選手としてはKENTA戦をクリアして、RIZINへの再出撃を見据えていると思います。

「もちろん大晦日のRIZINに出るつもりでいるので、今回はあくまで調整試合です。大晦日には強い海外勢とやりたいですね」

――そういったレベルの違いを見せたいですか。

「それはありますよね。相手はRIZIN出場が目標で、僕は世界を見ているので、目指している山の差が試合に出ると思います」

――最後に神龍選手の試合を楽しみにしているみなさんにメッセージをいただけますか。

「大晦日は必ず出るので、そこに期待を持ってもらえるような試合を見せます」

■視聴方法(予定)
11月4日(月・祝)
午後5時30分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV

■DEEP122 対戦カード

<フライ級/5分3R>
神龍誠:57.15キロ
KENTA:57.15キロ

<メガトン級/5分3R>
長谷川賢:112.60キロ
酒井リョウ:108.30キロ

<女子50キロ契約/5分3R>
ケイト・ロータス:49.75キロ
月井準南:49.80キロ

<ライトヘビー級/5分2R>
ANIMAL☆KOJI:92.10キロ
SAINT:92.20キロ

<フライ級/5分2R>
木村琉音:57.20キロ
平本丈:57.05キロ

<73キロ契約/5分2R>
近藤有己:72.50キロ
毛利昭彦:71.10キロ

<68キロ契約/5分2R>
太田将吾:67.75キロ
水野新太:67.95キロ

<68キロ契約/5分2R>
ケンヤスキー:68.00キロ
立成洋太:67.85キロ

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45 ANIMAL☆KOJI DEEP122 Interview J-CAGE KENTA ブログ 神龍誠

【DEEP122】30歳で柔道→MMA、神龍誠と対戦するKENTA「倒さないといけない相手だと思っていた」

【写真】柔道時代には髙藤直寿とも対戦、地元・新潟では喧嘩祭りとして知られる新発田祭りで腕試ししていたという異色の経歴を持つKENTA(C)TAKUMI NAKAMURA

4日(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP122で、KENTAが神龍誠と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

9月のDEEP後楽園大会では渡部修斗に一本勝ちし、約2年半ぶりにDEEP凱旋を果たす神龍の相手として白羽の矢が立ったKENTA。MMA戦績は10戦8勝2敗、今年で34歳を迎えた遅咲きファイターは柔道一筋の青春時代を経て30歳でMMAに転向、地元・新潟では喧嘩祭りとしても知られる新発田祭りで腕を鳴らした異色の経歴の持ち主だった。


――神龍選手と注目の一戦が迫ってきました(取材日は10月26日)。最初にこの試合のオファーを受けたのはいつ頃だったのですか。

「前回の試合が終わって2日~3日後に話をもらいました。神龍選手が11月のDEEPに出るという話は聞いていたのですが、試合のオファーだったので少し驚きました」

――これまで戦ってきた相手のなかで名実ともにトップの相手だと思います。周囲の反響はいかがでしたか。

「自分は2年半前(2022年3月)にプロデビューしたんですけど、その頃にDEEPのチャンピオンになったのが神龍選手だったんですよ。だから僕にとってはいつか倒さないといけない相手だと思っていて。神龍選手がベルトを返上してRIZINに行ってからは、自分がRIZINに出る以外は戦うチャンスがないと思っていたんです。だから今回オファーをもらった時はラッキーだなと思いました。ただ周りは僕の想いは知らない人が多いので『おお!すごい選手と試合が決まったね』という反応が多かったです」

――今回はKENTA選手を初めてインタビューするということで、これまでの経歴についても聞かせてください。KENTA選手が最初に始めた格闘技は何だったのですか。

「小学校1年の時に柔道を始めました。もともと親父と叔父さんが柔道をやっていて、どちらも新潟県でチャンピオンになるくらいの選手で、その影響で地元の道場で始めた感じです。最初は遊び感覚でやっていて、親父もそこまで厳しくなかったのですが、小学校低学年の時に女の子に試合で負けて、僕がヘラヘラしていたんですね。そしたら親父が『女に負けてヘラヘラするようなヤツは男じゃない!』って激怒して、それから柔道に熱が入るようになって、僕も真剣に柔道でやりました」

――KENTA選手も次第に柔道にのめり込んでいったのですか。

「そうですね。僕が所属していた道場が新潟でも有名なところで、団体で県大会で優勝するような道場で、みんなで切磋琢磨しながら、自分も周りに負けたくないと思って練習していました」

――柔道はどのくらいまで続けたのですか。

「中学・高校は部活と道場で練習を続けて、柔道推薦で関東の大学に進学しました。大学卒業後はALSOKの関連会社に入社して社会人柔道として続けていて、その時に講道館杯に出場するなど結果を残すことができたんですね。それで泉浩さん(※2004年アテネ五輪柔道90kg級銀メダリスト、2009~2011年にはMMAにも挑戦)が監督を務める実業団から話をもらって、そちらに移籍することになりました。柔道そのものは28歳まで続けました」

――まさに柔道一色だったんですね。柔道時代にメダリストや有名選手と試合したことはありますか。

「関東大会の決勝で髙藤直寿選手(※2020年東京五輪柔道60kg級金メダリスト)と試合をしたことがあります。全日本ジュニアではドンマイ川端(川端龍)選手ともやりました」

――そこからMMAを始めるきっかけは何だったのですか。

「柔道では日本代表を目標にやってきたんですけど、ジュニア時代は全国で5位、全日本選手権でもベスト16止まりで、なかなか日本代表に選ばれなかったんですね。学生時代は3年や4年と期間が決まっているので、そこに向けて集中して頑張れたのですが、実業団はそういった区切りがないので、モチベーションを維持するのが難しかったり、少しずつ試合で負けても悔しいと思わなくなっていたんです。なあなあな気持ちで柔道をやっていても結果は出せないし、会社に迷惑もかかると思ったので、28歳で引退しようと思いました。それで1年間はコーチとして指導を続けていたのですが、選手を引退してからは何も頑張るものがなくなってしまって。もともと大晦日に格闘技を見るのが好きだったし、MMAは打撃もある何でもありで強さを競うものなので自分もやってみようと思って、柔道には区切りをつけてMMAに転向しました」

――いきなり打撃ありのMMAに挑戦することに不安はなかったですか。

「僕は新潟県新発田市出身で、新発田祭りという祭りがあるんですね。それは有名な喧嘩祭りで、僕もそこでバンバンやり合ってたんですよ。はちまきを拳に巻く人もいますが、基本は素手でやるもので、打撃に対する免疫はありました(笑)」

――そんな意外なバックボーンがあるとは思いませんでした(笑)。

「そんな感じで昔から負けん気は強かったですし、親父が格闘技の試合を見ながら酔っ払って『俺だったら勝てる』とか言ってるのを見て、内心『やってみろよ』と思っていたんですよ(笑)。そういうこともあって実際に自分がMMAをやってみて、どういうものかを知りたいと思っていました」

――とはいえ30歳を目前にして安定した仕事を辞めることに躊躇しなかったですか。

「思い切った選択ではあるんですけど、人生一度切りだし、阿部大治が高校の後輩で阿部からも誘ってもらったし、そうやって周りで後押ししてくれる人がいたんですね。それでMMAをやろうと決めました」

――MMAを始めた時から自信があったのですか。

「僕も少しネジが外れているタイプなので(笑)、『俺がMMAやったら絶対強い。チャンピオンになる』と思って始めました」

――MMAを始めるうえでK-Clannを選んだ理由は何だったのですか。

「横田(一則)さんが順天堂大学の柔道部で、その1つ上の代のキャプテンが新潟の道場の先輩だったんですよ。その先輩から同じ柔道ベースだし、DEEPでも2階級制覇しているすごい選手だよということで紹介していただきました。

――柔道ベースという部分でも横田さんの指導はKENA選手に合っていますか。

「そうですね。横田さんは打撃も上手いですし、MMAでも柔道技を活かしたスタイルなので、すごく僕に合っていると思います」

――ここまでプロ戦績は8勝2敗、ご自身ではどんなキャリアだったと思いますか。

「30歳でMMAを始めたのですが、怪我があって約1年間はほぼほぼ練習できなかったんですよ。それで心が折れかけていた部分があったんですけど、その時に横田さんに声をかけられて気持ちを入れ替えました。だからMMAを始めて実質3年半・プロで2年半ということを考えたら、2敗して悔しい想いもしましたけど、神龍戦とやれるところまで来たという意味ではいいキャリアを積んでいるのかなと思います」

――自分の実力を出せばトップ選手にも通用すると感じていますか。

「RIZINに出ている村元(友太郎)選手や渡部(修斗)選手とやった時も、周りは厳しいという目が多かったのですが、僕は普通に勝てると思ってやっていたし、気負いもなかったです」

――神龍選手は日本だけでなく世界でもトップレベルの選手です。その相手とどんな試合をしたいですか。

「初期の頃は判定勝ちが多くて、最近は一本勝ちもするようになって、どちらかというと組み技の選手だと思います。だから自分と試合をしたら噛み合うと思うし、試合するのが楽しみですね。僕的には『ぶっ倒してやろう!』というよりも『トップ選手ってどんなもんなんだろう?』と思いますね。今回はそういうワクワクがすごいです」

――一試合一試合、自分の力を出し切りたいですか。

「僕ももう34歳ですし、MMAに転向した理由も後悔したくなかったからで、柔道時代とは格闘技に対するメンタルが違いますね。どうしても年齢的なところでいつまでできるか分からないですが、毎日楽しみながら格闘技を続けられています」

――神龍選手は誰もが戦える相手ではないと思います。そこに対する喜びもありますか。

「あります。自分は仕事しながら格闘技をやっていて、計量前日まで夜勤で働いて水抜き、みたいなこともあったんです。でも今回は会社の理解やスポンサーさんの支援もあり、試合の一カ月前から仕事を休ませてもらっているんですね。これだけ練習に集中できたのは初めてですし、ここまで怪我なく来れているので、その成果をどこまで出せるかが楽しみです」

――改めてKENTA選手の格闘家としての目標を聞かせてもらえますか。

「僕は柔道で日本一や日本代表になれなくて“JAPAN”の文字を背負って戦うことに憧れがあるんですね。だからDEEPでベルトを獲って日本代表として、海外の選手と戦ってみたいですね。やっぱり日本を背負って戦う選手はカッコいいし、僕は柔道でそれを叶えられなかったので、30歳でMMAを始めても夢を叶えられるんだぞってところを見せたいです。またこの年齢でも新しいことを始めて、目標に向かって挑戦している姿も見てもらいたいです」

■視聴方法(予定)
11月4日(月・祝)
午後5時30分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV

■DEEP122 対戦カード

<フライ級/5分3R>
神龍誠(日本)
KENTA(日本)

<メガトン級/5分3R>
長谷川賢(日本)
酒井リョウ(日本)

<女子50キロ契約/5分3R>
ケイト・ロータス(日本)
月井準南(日本)

<ライトヘビー級/5分2R>
ANIMAL☆KOJI(日本)
SAINT(米国)

<フライ級/5分2R>
木村琉音(日本)
平本丈(日本)

<73キロ契約/5分2R>
近藤有己(日本)
毛利昭彦(日本)

<68キロ契約/5分2R>
太田将吾(日本)
水野新太(日本)

<68キロ契約/5分2R>
ケンヤスキー(日本)
立成洋太(日本)

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【DEEP122】前DEEPメガトン級暫定王者、酒井リョウ「長谷川選手と戦うのは運命だったんですよ」

【写真】長谷川賢とは1987年生まれの同い年、酒井リョウ(C)SHOJIRO KAMEIKE

4日(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP122で、酒井リョウが長谷川賢と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

酒井にとっては今年3月、ロッキー・マルティネスとのDEEPメガトン級王座統一戦で敗れて以来の試合となる。その後、酒井はDEEPのライブ中継で解説を務めるなか、自身の今後について訊かれても、ぼやかすような回答を繰り返してきた。このまま引退するのか――そう思われた酒井が、ここで長谷川と対戦することを決めた理由とは。


――ここで長谷川選手と対戦するというお話は、どれぐらい前から進んでいたのですか。

「決まったのはカード発表の直前ですよ。長谷川さんは前から聞いていたのかどうか分からないけど、僕は個人的に、試合するんだろうなとは思っていましたけどね。フェスティバルでの復帰戦を観た時に」

――昼のカラオケ大会で熱唱した後に。

「アハハハ。そう、そうです。でね、もともと長谷川さんは僕に『復帰するけどミドル級に落とすから、対戦することはないね』と言っていたんですよ。だけど復帰戦を観たら、あまりにデカすぎて――その身体を見て、『試合するんだろうな』というよりも『佐伯(繁DEEP代表)さんが試合させたいだろうな』という個人的な予想はありました。DEEPサイドから『試合の話がある』と連絡が来た時も、『たぶん長谷川戦じゃないかな』と思って」

――一方、酒井選手はマルティネス戦後にで敗れたあとテレビ解説で今後について訊かれても返事をぼやかしたりと、『これは現役を引退するのか』という印象もありました。

「マルティネス戦で『やり尽くしたな』と思ったのは事実です。試合後、ケージにグローブを置いて去ったんですよ。『もうDEEPメガトンで戦う相手がいない』と思っていて。もう対戦相手も2~3周しているから、RIZINヘビー級で試合をしたいとも考えていました。

だけどロッキーに負けて『RIZINのチャンスはなくなっただろう』と。そしてダイレクトリマッチもないだろうし、じゃあロッキーにもう一度挑むには何試合勝たないといけないのか。そうなると、また同じ相手と戦い続けるのか――とか」

――しかし、酒井選手の中には『まだ戦い続けたい』という気持ちが残っていたということですね。

「正直、年齢的に体力は落ちているわけじゃないですか。練習でも以前のような無理はできなくなっていますし。だけどMMAはやることが多いから、新しいことを身につけて成長できる部分もある。その狭間で悩んでいた状態ではありました」

――同じレスリングベースでも、最初はガンガン押していた選手がキャリアや年齢を重ねて、捌くスタイルに変わる場合もあります。

「そう。ファイトスタイルが変わる選手もいますよね」

――酒井選手の場合はいかがですか。

「ロッキー戦で、試合では初めてテイクダウンしましたよね。長谷川さんもビックリしたらしいですけど(笑)」

――アハハハ。

「その前からアライアンスへ練習に行って高阪剛さんから、いろいろと教えてもらったんです。ただ、やっぱりスタイルを変えるのは難しいですね。あとはAACCに行って壁レスを教えてもらったり、ガンガン追い込まれたりはしています」

――先ほど言われたとおり、体力は落ちてきた。それでも自分を追い込み続けることができるのは、やはりまだ戦いたいからではないですか。

「ここまでは正直なところ、ただ格闘技が好きなだけで続けてきたんですよ。やっぱり長谷川さんが復帰するのも、MMAが好きだから――というのは伝わってくる。自分もそうだから辞められない。結局、ロッキー戦のあともMMAの動画ばかり視ていましたしね。

ただ、改めて『試合をするのが好きなんだな』って思いました。試合をしていないと忘れられちゃいますし。だって長谷川さんも5年以上も休んでいたらから、僕が『次の相手は長谷川賢だ』と言っても誰も分からなくて」

――……。

「セイント戦を視た人から『酒井、勝てるよ』って、よく言われるんです。だけど皆、昔の長谷川賢を知らないんですよ。あの人が今まで、どういう試合をしてきたか。僕はONEのオンラ・ンサン戦はもちろん、その前から視ていましたから。DEEPの試合、それこそウェルター級に落とした時も」

――ウェルター級時代、ありましたね。2016年から2017年にかけて

「ウェルター級グランプリ決勝戦で、住村竜市朗選手と戦ってバッティングで終わるとか(※長谷川が負傷判定で敗れた)。それだけ視てきているので、セイント戦が本当の長谷川さんの姿だとは思っていません。

重要なのは長谷川さんが、どれだけ戻してくるのか。それは自分にとってプレッシャーになりますよね。長谷川さんにとっても、『酒井なんかに負けられるか』というプレッシャーがあるかもしれないけど」

――酒井選手は、長谷川選手がしっかり戻してくると予想していますか。

「しっかり仕上げてくるでしょうね。そのイメージも出来ていますよ」

――酒井選手の根底には反骨心のようなものが感じられます。たとえばGENの選手を連覇していって……。

「最後に長谷川賢という、岡見勇信さんの一番弟子みたいな人と対戦することになりましたね(笑)。反骨心かぁ……そういうのは、あるかもしれないです。日本でヘビー級なら、普通はGENで練習するかもしれないけど、自分は行かなかった。

今回も自分がオファーを断ることもできたんですよ。ロッキーに負けて、少しモチベーションも落ちていたし。ただ、巡り合わせだと思いますね。ここで対戦しなかったら一生、長谷川さんと試合することはなかったでしょう。だから、オファーをもらって即『やりますよ』って答えました。

同い年だし、二人とも格闘技が大好きだし――やるべくしてやる。長谷川選手と戦うのは、運命だったんですよ。ただ、彼が怪我によるブランクで休んでいた5年間、自分は戦っていたから。その分、負けられないという気持ちは強いです」

■視聴方法(予定)
11月4日(月・祝)
午後5時30分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV

■DEEP122 対戦カード

<フライ級/5分3R>
神龍誠(日本)
KENTA(日本)

<メガトン級/5分3R>
長谷川賢(日本)
酒井リョウ(日本)

<女子50キロ契約/5分3R>
ケイト・ロータス(日本)
月井準南(日本)

<ライトヘビー級/5分2R>
ANIMAL☆KOJI(日本)
SAINT(米国)

<フライ級/5分2R>
木村琉音(日本)
平本丈(日本)

<73キロ契約/5分2R>
近藤有己(日本)
毛利昭彦(日本)

<68キロ契約/5分2R>
太田将吾(日本)
水野新太(日本)

<68キロ契約/5分2R>
ケンヤスキー(日本)
立成洋太(日本)

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【DEEP122】毛利昭彦が語る近藤有己戦、TORAO、RIZIN「全部やる。全て僕のやってきた格闘技だから」

【写真】山口県のMMAを支え続ける存在、毛利昭彦(C)SHOJIRO KAMEIKE

11月4日(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP122で、毛利昭彦が近藤有己と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

中国地方のMMAを語るうえで、毛利の存在を欠かすことはできない。2000年ごろから山口県でMMAの練習を始め、選手としてだけでなく自主興行やclub DEEP山口大会にも携わってきた。さらに現在は修斗興行TORAOの山口大会をサポートする立場にもある。
その毛利にとって2024年11月は、自身のキャリアにとって一つのピークを迎える。4日にDEEPで近藤有己と対戦し、2週間後の17日にはTORAO山口大会を控えるなか、さらに毛利道場から摩嶋一整がRIZIN LANDMARK名古屋大会に参戦することとなった。
指導者として、大会運営サイドとして、そして選手として――毛利は言う。「全部やる。それが全て、僕のやってきた格闘技だから」。


――まずTORAO山口大会の開催が発表されたあと、毛利選手がその2週間前にDEEPで近藤選手と対戦すると聞き、驚きました。TORAO山口大会はプロモーターが山本陽一TNS代表で、毛利選手は大会をサポートする側です。毛利選手がTORAO山口大会をサポートするようになったのは、いつ頃のことなのでしょうか。

「初めてTORAO山口大会が開催されたのが2018年ですよね。もともと山口県で僕は『一心』という自主興行を開催していて、山本さんも一心のことを知っていたし、僕も山本さんが修斗の大会を行っているのも知っていました。僕も選手としてはもちろん、興行としてはDEEP山口大会を行ったこともあるし、一心の前には『RockUp』という大会もやっていて」

――RockUpと一心! 当時の中国地方の格闘技事情を知る者としては、興味深い名前ばかりです。

「アハハハ、そうですよね。そんななかで山口県では村井さん(村井貴史。毛利道場所属の元プロシューター。山口県内のアマチュア修斗普及に尽力した)がアマチュア修斗を開催するようになって。県内の格闘技をアマチュアから育てていく。そのベースが修斗にはありますよね。全国でアマチュア修斗を開催しているのは凄く良いことだし、僕も広めていきたいと思いました。

プロ興行を開催するにしても――今でもDEEPをやりたいという気持ちはあります。ただ、西日本の状況は山本さんのほうが分かっているし、その面で話も合うから、やりやすいんですよね。アマ修斗は歴史もあるから、選手のモチベーションも高まると思うし」

――もう20年以上、選手としてだけでなく興行にも携わってきた毛利選手から見て、中国地方のMMAはどのように変わってきたでしょうか。

「今はインターネットがあって、感覚的には東京も近くなったし、実際に山口県から東京の大会にも出やすくなったじゃないですか。僕がMMAを始めたのは2000年頃かな。あの頃は何もなかった。それこそ周りに格闘技のジムはなかったです。格闘技の情報についても、雑誌で『こういう選手が東京にいるのか』と知るぐらいで。それこそ今回対戦する近藤有己選手も、そういうメディアで見ていた大きな存在ですよ。

そんななかで、いかに自分たちをレベルアップさせていくか――試行錯誤しながら大会を行ってきたからこそ、東京の大会にも出られるようになった。だから今後も続けていかなきゃいけないと思っています」

――ジムの話でいえば、最初に毛利道場の存在を知った時は、まだ常設のジムはなかったと思います。そこから現在の広くて綺麗なジムを立ち上げた。2000年ごろに毛利選手が抱いていた夢を、一つひとつ実現している手応えはありますか。

「う~ん、夢かぁ……。あの頃って、庭に木の杭を4本立てて、ビニールシートを敷き、ホースを巻いてリングをつくったんですよ。そこ空手や柔道の経験者を呼んで、自分がやりたいMMA——東京から伝わってくる総合格闘技のルールで練習していたんですよね」

――ホースがロープ代わりのリング! しかも床がマットではなくビニールシートというのも凄いです。

「怪我も多いし、最悪な環境で(苦笑)。でも、そんななかで仲間も増えて、格闘技をやりたい人も集まってきました。そういう人たちのために、指導と設備に関しては東京に負けないものをつくりたいと思ったんです。自分も東京へ練習に行ったり、いろんなものを探し、勉強させてもらいました。

田舎なので、今でもMMAを知らない人は多いです。でも大会とか、摩嶋一整の試合を通じてMMAというものも認知されつつある。今、そういう良い状態でもあるんですよ」

――――一方、ジムを運営して興行もサポートするなかで、現役選手としての活動は難しくなりませんか。2011年から2018年まで、MMAに関してはブランクがありました。

「その頃は巌流島とかプロレスに出ていたんですよ。ただ、もともとプロレスが好きでMMAを始めたけど、やってきたのはMMAですからね。ずっとMMAの練習もしていたし、僕の中ではそんなに変わっていません。

何かって言うと……昔から『山口県で格闘技をやり、山口県で格闘技を広めていく』という気持ちは変わっていないんです。だからプロレスをやっている間も、自分としてはMMAを休んでいたつもりもなくて」

――なるほど。そうしてMMAを続けてきたことで、今回は近藤選手と対戦することになりました。

「凄く楽しみですよ。田舎で格闘技をやってきた僕にとっては、ずっと視てきた凄く有名な選手で。最近、年齢が近いと知ったんですけど(笑)」

――毛利選手も近藤選手も1975年生まれの同い年なのですね。

「そうです。学年は僕のほうが一つ上になるのかな(毛利は3月生まれ、近藤は7月生まれ)。同じ年齢ではありますけど、上の世代の選手というイメージですね。階級も違うし、対戦することはないと思っていました。

それがHIMEのセコンドでDEEPジュエルスに行った時、佐伯(繁DEEP代表)さんから『TORAO山口大会の試合は決まったの?』と訊かれて。前から山口大会で試合をすることは伝えていたんですよ。でも対戦相手が決まらなくて……。僕としても年に1回、地元で試合をするうえで誰が相手でも良いわけじゃない。意味のある試合をしたい。

で、佐伯さんに『決まっていないんですよ』と言ったら、『近藤選手とどう?』と訊かれたんです。僕としてはすぐ『試合したい』と思いました。だけど『少し待ってほしい』と答えたんですよね」

――11月17日にTORAO山口大会とRIZIN LANDMARK名古屋大会がある。その2週間前は運営者としても、指導者としても忙しい時期だと思います。

「そうなんですよ。だけど佐伯さんが近藤選手サイドにも話をしたあと、『近藤選手も毛利さんと試合したいみたい』と言ってきて。その瞬間『もうやるしかない』と思いましたよね。そこから試合することしか考えられなくなりました。

山本さんには、そのことは言いにくかったですけどね(苦笑)。でも大会運営のことは弟(毛利将文氏。毛利道場マネージャー)が昔からやってくれているので、不安はなかったです。弟がいれば心強いし、任せても大丈夫だと思いました」

――その近藤選手とは、どのような試合をしたいですか。

「山口県で格闘技と向き合ってきた僕が、東京の選手とどこまで立ち向かえるのか。そこで勝ちたい。これはずっと僕が思っていたことです。そういう意味では凄く楽しみだし、もう楽しみしかないですよ。自分がやってきたことを、近藤選手に真っ向からぶつけます」

――運営サイドとしてTORAO山口大会についても教えてください。

「TORAOって完成度の高い興行なんです。東京の大会にも負けないレベルにあると思います。選手もTORAOのような完成度の高い大会に出ることで、技術もモチベーションも高めてくれているのでしょうし。

自分も一心を開催していた頃から『格闘技って、こんなに凄いんだよ』ということを見せる大会を開いてきたつもりです。TORAO山口大会もそうです。試合一つひとつはもちろん、最初から最後まで全体を――大会の完成度を見てもらいたいですね」

――さらに17日には摩嶋選手の試合もあります。

「17日、僕は摩嶋のセコンドに行きます。大会は山本さんとウチの弟がいれば大丈夫ですから。同時に僕は、今の摩嶋のストーリーを潰したくないので。もちろんウチの道場からTORAO山口大会にも出場しますけど、そこは道場の仲間がバックアップしてくれますし。

なかなかね、僕もいっぱいいっぱいです。全く余裕はありません(苦笑)。だけどRIZINもDEEPも、そしてTORAOも全て僕がやってきた格闘技だから。選手もスタッフも育ってきた。17日も山口県にはいないけど、全部やりきります」

■視聴方法(予定)
11月4日(月・祝)
午後5時30分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV

■DEEP122 対戦カード

<フライ級/5分3R>
神龍誠(日本)
KENTA(日本)

<メガトン級/5分3R>
長谷川賢(日本)
酒井リョウ(日本)

<女子50キロ契約/5分3R>
ケイト・ロータス(日本)
月井準南(日本)

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治(日本)
マンド・グディエレス(メキシコ)

<73キロ契約/5分2R>
近藤有己(日本)
毛利昭彦(日本)

<ライトヘビー級/5分2R>
ANIMAL☆KOJI(日本)
SAINT(米国)

<68キロ契約/5分2R>
ケンヤスキー(日本)
立成洋太(日本)

<68キロ契約/5分2R>
太田将吾(日本)
水野新太(日本)

<フライ級/5分2R>
木村琉音(日本)
平本丈(日本)

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45 AB Breakthrough Combat01 DEEP DEEPフライ級GP Gladiator KENTA MMA オトゴンバートル・ボルドバートル ブログ 風我

【Braektrough Combat01】オトゴンバートル戦へ─風我「グルグルの展開を創ってあげようかと思います」

【写真】追い込み終了翌日の会見時よりも、計量の時の方がずっと良い調子に見えました(C) MMAPLANET

本日30日(水)、会場非公開で開催されるBreakthrough Combat01に風我が出場しオトゴンバートル・ボルドバートルと戦う。
Text by Manabu Takashima

DEEPフライ級戦線で揉まれ、戦績は決して綺麗ではないが、インパクトを残す激闘もしてきた。その一方で、その良さが出ない試合もある。そんな不安定さを見直してきたという風我は、GLADIATORで強烈なインパクトを残してきた──モンゴルMMA界の未来に対し、どのような気持ちで挑むのかを訊いた。


――Breakthrough Combatの旗揚げ戦、配信大会でチケットを売ることがないことが関係しているのか、正式発表が本日。試合の1週間前でした(※取材は23日に行われた)。

「いつもの試合と違って新鮮な感じです(笑)」

──スポンサー集めなどに影響はなかったですか。

「でも、そこは決まりそうですということで話はさせてもらっていました。試合のオファー自体が1カ月を切って、今から3週間ほど前だったので。

国際戦は初めてで、しかも無敗で強い選手だったので『戦いたい』と即答しました。やはり強い相手に勝つことでステップアップができるので」

──躊躇することはなかったですか。

「なかったです。オファーを貰って、二つ返事で戦いました」

──DEEPは怒涛の連戦から、11月と12月も大会が控えています。このタイミングで新プロモーションへ出場をするというのは?

「3月の杉山(廣平)選手との試合の後で、家庭の方でも子供が生まれたりして練習できる回数も減っていました。それでDEEPには『しばらく試合はできないです』という風に伝えていたんです。僕のなかでは落ち着いてきたので11月か12月にDEEPで試合をしたいと思っていた時、このオファーがありました」

──DEEPのフライ級は、そのGP以降も終わりの見えないトーナメント枠のない生き残り合戦が続くタフな階級です。そのなかで目先の違った戦いになるような気持ちでしょうか。

「新しいチャレンジをしているという気持ちにはなれます。同時に今回の試合もDEEP関係者に背中を押してもらって実現しているので、その期待に添いたいと思っています。オトゴンバートルはGladiatorで戦ってきたので、別の団体の選手とDEEPの看板を背負って試合に挑もうと思っています」

──風我選手は2年前のDEEPフライ級GPの村元友太郎選手との激闘で敗れはしたものの、その前の原虎徹戦の流れから一気に浮上するかという空気がありました。ただ、あれから2勝2敗。調子に乗り切れていない状況です。

「波に乗れなかったというか、試合内容が安定しないのは以前からありました。良い時は凄く良いけど、悪い時はダメ。悪い癖が出ると……結果も悪くなる。3月の杉山選手に負けた試合から時間もあったので、そこは冷静に見直してきました」

──悪い癖というのは、前に出られない時ということでしょうか。

「そうですね。動きが良くない時は、待っている時です」

──先に挙げた原戦、村元戦と比較して杉山戦はそこが顕著だったようにも感じます。

「ハイ。自分でもそう思っていますし、皆にも言われました」

──とはいえ、この間にバンタム級で白星を挙げています。

「それはK-Clannの選手が出場予定だったのが、ケガで1週間前に出られなくなって、急遽出た試合でした。ただバンタム級では体に重さを感じました。フライ級の方が良いと、やはり思いました。まだ戦っていない選手も多いですし。GP以降に強くなった選手もいます。そういう選手とも戦っていきたいです」

──DEEPフライ級戦線で上がっているといえば、同門のKENTA選手はGP出場選手を撃破し、先日の渡部修斗戦の勝利から11月4日は神龍誠選手と戦います。

「KENAT選手とは一緒に練習していて、良い刺激を貰っています。K-Clannは軽い選手が多いので充実した練習ができています」

──この間に見直せたということでしたが、自分も良さも再確認できたのかと。

「ハイ、練習でも試合でも頑張れる時は良い動きができます。頑張るという気持ちになった時は、良い動きをしていて、頑張らないといけない時に削られていると動けない。スタートダッシュを決めないと、ズルズルと相手のペースにハマってしまいます。

ダメな時って、スタミナのことを最初に考えていました。3R全体を考えて、動きを抑えるようなイメージでいると上手くいかないです。気持ちにブレーキがかかってしまって。結果的に削られてしまって、そのまま試合が終わってしまうような感じで。だからこそ、今回の試合では1Rからグチャグチャにするつもりで戦います」

──それは一方的ではなくて、風我選手も疲れることを覚悟の試合展開に持ち込むということでしょうか。

「ハイ。ただオトゴンバートルの試合をチェックすると、受けも相当に強いので一筋縄ではいかない。その覚悟も決めています」

──では改めてオトゴンバートルの印象を教えてもらえますか。

「レスラーと聞いていたのですが、動画を視たら『アレッ。ちょっと違うな』と。勢いのある選手なので、あの勢いに呑み込まれないようにしないといけない。そういう戦いをする選手なので、グッと出てくるところをいかにこっちのペースに持って来るのか。そこが勝負の鍵なのかというところですね。

力は相当に強いと思います。そこで戦わずに、自分のフィールドで戦います。力をいれてしまうと、疲れてしまうので。そこも過去の試合で学んできたことなので。とにかく動き回って展開を創っていこうと思います」

──だからこそ、風我選手のDEEPフライ級という厳しい階級で戦ってきた経験が生きるのではないかと。

「そうですね……僕はこれまで全部、判定決着です。辛い試合は山ほどしてきています。そういうところは経験していないでしょうし、凄いスクランブル。グルグルの展開を創ってあげようかなと思っています」

──試合数も6試合とコンパクトなイベントなので、1試合で残せるインパクトも大きいかと思います。改めて、今回の試合に向けて意気込みをお願いします。

「3月の敗戦からの復帰戦になります。良い勝ち方ができるかは分からないですが、面白い試合を皆に届けたいので頑張ります。応援宜しくお願いします、という感じです」

■視聴方法(予定)
10月30日(水)午後6時30分~
ザ・ワンTV YouTubeチャンネル

■Breakthrough Combat01計量結果

<バンタム級/5分3R>
吉野光:61.5キロ
シンバートル・バットエルデネ:61.5キロ

<Progress暫定ウェルター級選手権試合/5分3R>
[王者]森戸新士:76.45キロ
[挑戦者]泉武志:──キロ※当日計量

<58キロ契約/5分3R>
風我:57.85キロ
オトゴンバートル・ボルドバートル:57.9キロ

<Progress72キロ契約/5分2R>
中原由貴:71.85キロ
中川晧貴:71.85キロ

<フライ級/5分3R>
久保健太:56.85キロ
チョ・ジュンゴン:56.4キロ

<Progressミドル級/5分2R>
有松息吹:82.4キロ
林源平:84.1キロ

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45 AB DEEP KENTA MMA MMAPLANET o ONE PFC34 YouTube   チャンネル 中西テツオ 修斗 山本空良 村井和道 林優作 森崇純 渡部修斗 黒石大資

【PFC34】北の大地で新フェザー級王座決定戦&G-FIGHT=サブオンリーのワンデートーナメント開催

【写真】渡部、黒石、そして森。それぞれベルトを賭けた戦いへ(C)PFC

6日(日)、北海道札幌市のPODアリーナでPFC34が開催される。メインでは森崇純と村井和道が空位のPFCフェザー級王座を争うこととなった。
Text by Shojiro Kameike

また、グラップリングマッチ=G-FIGHTの初代バンタム級王座決定トーナメントが行われ、渡部修斗、黒石大資、DAIKI、庄山真司の4人がワンデートーナメントに挑む。


PFCフェザー級王者、林優作のベルト返上を受けて新王者決定戦が実施されることとなった今大会。7月に次期挑戦者決定戦でハント高島をパウンドアウトした森が、ONE出場経経験を持つ村井和道と空位のベルトを賭けて戦う。

森にとっては2023年3月、林に挑みギロチンで敗れて以来の王座挑戦に向けて「いろんな環境の変化で格闘技を続けられない方々もいるなかで、俺は運良く格闘技をやれていて、そんな方々の気持ちを勝手に背負って今回試合をして勝ちます。最後までやり切って、勝ってタイトルを獲ります」とコメントを出している。

対する和道からは「コンディションを調整して、冷静にいつもどおり動くことができれば、良いものを見せる自信はあるので、変に気を張らずに試合まで変わらずやっていきます」とのコメントがリリースに寄せている。

一方、PFCで開催されるサブオンリー・グラップリング=G-FIGHTでは、7月に伊藤光をRNCで下した渡部修斗の希望どおり王座決定トーナメントが開催されることに。渡部はリリースの中で「PFCは大好きな団体なので、しっかり自分がベルトを巻いて北海道の地でグラップリングを盛り上げ、活性化させられるように頑張りたいと思います!」と語る。

MMA引退宣言後、復帰して9月16日にDEEPでKENTAと対戦するも敗れた渡部。その後も毎週のようにグラップリング、柔術の試合に出場しており、さらに10月14日にはROMAN柔術ルールで橋本真吾との対戦も決定済。とにかく今は格闘技の試合を楽しむことができているような渡部の積極的な活動は続く。

トーナメント対抗馬はPFCフライ級王者の黒石か。黒石は7月大会で中西テツオを判定で下しベルトを防衛。しかし意外なことに「初めてのグラップリングの試合なので、ワクワクドキドキしています」(公式リリースより)とのこと。また、同トーナメントに出場するDAIKIは山本空良の実兄で、今回は5年ぶりの復帰戦だという。北の大地からグラップリングの風が吹き荒れるかどうか注目だ。

■PFC34 視聴方法(予定)
10月6日(日)
ROOKIES&STONES 午前11時~
PFC34 午後16時~
PFC公式YouTubeチャンネルにて ※メンバーシップ限定

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