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Finish05 J-CAGE JJ Globo News ブログ 山内慎人

【Finish05】日曜日の大会を終えて、山内慎人氏が新型コロナ感染予防対策に関して──訴えたこと

【写真】今も無症状の感染者は周囲にいるというだけでなく、自分が観戦しているかもしれないという自覚は誰もすべき世の中だ (C)MMAPLANET

13日(日)、東京都港区のリバーサルジム東京スタンドアウト田町芝浦スタジオで開催されたFINISH05。

アマチュアの人材育成及び競技人口の裾野を広げるという目標を掲げる同大会を主催するのが修斗、パンクラス、PXCで選手活動を行っていた山内慎人氏だ。昼は仕事を持ち、就業後に数カ所のジムで指導をし、SUNRISEプロモーションを立ち上げてFinishを開く──そんな山内氏が16日(水)に同プロモーションの公式ブログで「大会を終えて、そして今後についてのご報告」と題し新型コロナウィルス感染予防に関しての想いを綴っている。

同大会はアマチュア競技会に職業柔術家やプロファイターが出場している。格闘技が不要不急でない人々によって、格闘技界は成り立っている。それゆえに感染予防に最善を尽くさなくてはならない。

ここで山内氏はアマの格闘愛好家に訴えかけているが、ジム経営を生業としている人間は格闘技のプロだ。プロモーション、大会を開く者もプロだ。もちろん、メディアもその一員だ。コロナとの共生時代、そこに感染源があることを意識して活動することはプロも愛好家も同じ。格闘技が好きであれば格闘技界を傷つける無責任な行為に対し、声を挙げる勇気を持たなければいけない。

山内氏の指摘する大会参加者だけでない、この惑星で格闘技に関係する一人ひとりが彼の声に耳を傾けて欲しい。そして、格闘技に関わる人々の認識が決してこの限りでないことを示し続ける必要があることを心に留めて欲しい。自戒の念をこめて、氏の訴えを全文掲載したい。

日曜日のFINISH05から3日が過ぎました。

参加選手の皆さん、お疲れさまでした。皆さんのおかげで良い大会となりました。ありがとうございます。

試合内容や格闘技への取り組みについては、本当に素晴らしい大会になり感謝しています。と同時に、コロナ禍の今だからこそ、皆さんにお伝えしておきたいことがあります。

「今大会の開催について、皆さんどう思いますか?」という質問をした時に、皆さんの頭の中にいくつか思い浮かぶであろうワードの中でも、ある一つの共通のワードがあるのではないかと思います。

それは恐らく「こんな時期に」というものではないでしょうか? そう、まさにこんな時期に、なのです。

じゃあ、それってどんな時期?と言われたら、もう、「コロナ」の一択しかないわけです。そんな「コロナ禍」真っ只中の状況で沢山の人が集まり、密になり、一番の感染源である汗や唾を飛ばし合い、肌と肌が触れ合うどころか暴れまわる格闘技の大会を開催したわけです。

もう、狂気の沙汰と思われても仕方のない行動であると、主催者である私自身も思います。
それなら何故開催したのか?それは、以前もこのブログに書きましたが、私は格闘技が不要不急のものではないと思っているからです。

「日々の生活に目標を与え、活力となり、毎日を強く楽しく生きる為に必要不可欠なもの」
であると思っているからです。

でも、それは元気であり、健康であって初めて成り立つものです。ただでさえ感染リスクのある大会を開催している状況を考えた場合、主催者としては極力感染リスクを抑えなければいけません。

感染リスクを如何に抑えるか、如何に皆さんの健康を維持し、家族や周りの人達の生活の脅威を排除するかを考えなくてはいけないのです。

格闘技が人生において必要なものであったとしても、その格闘技でコロナに感染し、自分なり家族なり友人に何かがあっては全く意味がないことなのです。

今、電車に乗っていても、会社にしても、食事をしていても、それこそ学校、自宅でくつろいでいても感染は起こるべきして起こります。だからこそ、大会を開くために感染予防対策をご連絡していました。

PCR検査はもとより、抗原、抗体検査をアマ大会であるがゆえに主催者側がその費用を持つことはできず、また今回に関してはいずれも義務付けすることはなかったです。と同時に、今回はプロとして、あるいは職業として格闘技に取り組む選手たちのスペシャルマッチも組ませていただきました。

そこで我々ができる最大の予防策は、手指消毒とマスクの着用です。感染のリスクを抑える手段として、誰もが気を付けることができるのが、この2つです。特にマスク着用に関しては、見た目で判断すらできる予防策です。

そして、ふとしたタイミングで、「マスクをしていない人が沢山いるよ」というお声をいただき、会場内を見回すと、あまりにも沢山の人がマスクを外していました。

事前の注意事項として、「マスクは金網に入る直前にセコンドに渡すように。試合をする選手、レフェリー以外は全員マスク着用」と記載をしていましたが、ほぼ守られていませんでした。

進行役のスタッフから、「マスクの着用」について何度もアナウンスするも、どうしても皆さんのご協力を得られる事は出来ませんでした。主催者として、試合の進行にばかり気が行き、途中まで全く会場内にまで目も意識も行っていませんでした。これは本当に反省すべき点です。申し訳ございませんでした。

そして、密を防ぐ為の方法として、試合会場へ入場出来るのは10試合までの選手、セコンドまでとしましたが、これも守られていませんでした。

靴袋の持参、ゴミの持ち帰り等、コロナとは関係のない、普段の他の大会でもお願いされているような事さえも守られていませんでした。

大会終了後、後片付けをしながら、あまりにも多いゴミ、特にペットボトルの量にスタッフ一同唖然としました。ペットボトルは、感染源の宝庫です。スタッフの人員を確保出来ず、大会の進行にも影響を出し、そして、参加者への注意喚起もする事が出来ませんでした。

これは主催者である私の責任であると思います。大変申し訳ございませんでした。

と同時に参加者の方、同伴者の方に理解をしていただきたいことは、アマチュア大会は主催者だけではなく、参加者の皆さんで一緒に作っていくものでもあります。

「大会があって良かった。試合が出来て良かった。ありがとうございます」と言っていただける気持ちは私も本当に嬉しいです。普段の大会であれば、そういってもらえるだけに大会を開いて良かったと私も心の底から思います。

ただし、今は違うんです。主催者の私がこのようなことを言い切ることで、面白くない思いになる方もおられるかもしれないですが、私は参加者全員で協力して大会を作って行きたいと思っています。

「大会があっても、決められた感染予防をしっかりと個々が守らないと何かが起こった時に大会は開けなくなってしまう」

このような意識を皆さんに持っていただき、大会に関わる参加者全員が意識して感染リスクを抑える行動を貫いていけないでしょうか。

「皆が意識して予防対策を徹底して守ってくれた。じゃあ、また大会を開くことが出来るね」と大会後に皆が想う。そういうFINISHにしていきたいです。

かくいう私も強制される事が好きではない人間で、それだけに皆さんに何かを強要することも本来はしたくありません。ただし、今は別なんです。日曜日の大会のようになってしまうと、今後は大会を開催するとしても、かなり厳しい内容の同意書を作成し、サインをいただき、守れない場合は退場していただく必要もあると思っています。

それが他の参加者や周りの人達を救う事なのであれば、否が応でもやらざるを得ません。

正直、私もそこまではしたくないです。でも日曜日の大会後に、散らかったペットボトルを目にしたときに、このように考えました。

あまり長くくどくど書きたくはなかったのですが、この件についてはとても大切な事だと感じています。私の今の正直な気持ちです。ご理解いただけると幸いです。

上記を踏まえ、今後の大会開催に関して現状は未定とさせていただきます。対応、運営、進行方法等を検討し、開催出来そうだと判断した場合は「FINISH 06」を開催したいと思います。

最後になりますが、関係者各位には不快な思いをさせてしまい、大変申し訳ございませんでした。今回の事は重く受け止め、反省し、今後の為に活かしてまいります。
今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。SUNRISEプロモーション山内慎人


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JJ Globo KIT01 News ブログ 毛利部慎佑 白木大輔

【KIT01】モリベチャレンジ──対戦相手決定、毛利部と対戦するのは白木(杉江)アマゾン大輔!!!!

【写真】KITに歴史が加わる (C)MMAPLANET

10月11日(日)に開催されるブラジリアン柔術の無観客&ライブ配信大会=KINYABOYZ INVITATIONAL TOKYO 01に毛利部慎佑のアイ戦相手が白木アマゾン大輔に決まった。

昨年のJBJJF全日本ブラジリアン柔術選手権のライト級覇者である毛利部は、今大会の対戦相手を「モリベチャレンジ」と題し、一般から募っていた。


複数の候補者のなかから毛利部は白木を選択した。それも当然だ、杉江大輔こと白木は日本のブラジリアン柔術界のレジェンドといって良い存在。

名古屋のALIVE所属時代、今から20年前に全日本アマ修斗ウェルター級(※現ライト級)で優勝し、プロデビューした裏で柔術でも2004年にパンナム(現パン)柔術の茶帯ライト級で準優勝、2005年にはパンナム及びムンジアルに黒帯として出場をしている。

2006年にはキャリアベストとなるムンジアル・ベスト8(これ以降、3年連続でベスト8に)、さらにアジアで優勝、翌2007年にはADCC日本予選で77キロ級を制している。2009年にはヨーロピアンで準優勝、全日本になると無差別級と階級別を含めると9度も頂点に立っている。

マスターでも活躍する傍ら、アダルトでの参戦を続けており、40歳になる前日──30代最後の試合を現在の国内ライト級トップの毛利部と戦うというオヤジの浪漫マッチでもある。毛利部が下になるのは容易に想像できる。ここから白木がワキ差して、背中をつかせることができるのか。やはり見てみたいのは、ワキ差しパスの攻防だ。

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Finish05 JJ Globo News ブログ 上久保周哉 和田竜光 寒河江寿泰 橋本知之 石橋佳大 竹浦正起

【Finish05】赤尾の欠場でスクランブル戦はお預けも、上久保と寒河江の削り✖ぶった斬り戦が実現!!

【写真】8月30日のZSTではコンバット柔術で勝利している寒河江が、ショートノーティスで上久保と対戦することとなった。掌底はないが、ケージがある環境でどのようなグラップリングを見せるか (C)MMAPLANET

9日(水)、13日(日)、東京都港区のリバーサルジム東京スタンドアウト田町芝浦スタジオで開催されるFINISH05で組まれていたグラップリング・スペシャルマッチ=赤尾セイジ✖上久保周哉が前者の負傷により欠場し、それに伴い上久保が寒河江寿泰と対戦することがオフィシャル・ブログで明らかにされている。


当初の予定では赤尾はジエゴ・エンリケと戦うことが決まっていたが、ジエゴの負傷欠場を受けて上久保の代替出場が決まっていた。そして今回の赤尾の欠場より、代役同士のスペシャルワンマッチが実現することに。

赤尾✖上久保というMMAファイター同士のグラップリングは、ケージを含めたスクランブル合戦の醍醐味が見られると期待されたが、赤尾の欠場を受けて、上久保としては対策ではなく地力が問われる一戦となる。上久保としては前述したように赤尾との組み伏せ合い、サブミッションはバックチョークークやフロントチョーク系を警戒すべきファイトから、別競技といってよいほどスタイルの違う寒河江を迎え撃つこととなった。

寒河江の組みからはMMAの流れは感じられない、引き込んで下になり──足関節や潜ってスイープなど、自ら座ることができるグラップラーだ。上久保としては、やはり警戒すべきはサドルの前後から始める足関節となるか。赤尾✖上久保とは全く違った、削りとぶった斬りの激突という趣のある緊張感溢れる一戦となろう。

またこの両者の対戦以外にも62キロで和田竜光✖橋本知之、フェザー級の石橋佳大✖竹浦正起という異種グラップリングの性格を持つスペシャルマッチを含めた同大会の模様はニコニコ動画での有料配信が決定している。

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Battle Hazard08 Interview JJ Globo ZST ブログ 寒河江寿泰 清水俊一

【Battle Hazard08】コンバット柔術で勝利、寒河江寿泰「『ゴメンなさい』って気持ちで叩いていました」

【写真】寒河江の言葉にあったようにZSTでコンバット柔術が続き、柔術家やグラップラーの出場が続くようになることを期待した (C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

8月30日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスでZST主催の格闘おもちゃ箱大会=BATTLEHAZARD08が開催された。

グラップリングを中心に白熱した試合が続いた同大会で、通好みの盛り上げりを見せたのが清水俊一✖寒河江寿泰の間で行われたコンバットGTFだった。グラウンドで掌底有りのコンバット柔術で、柔術家の良さ、グラップリングらしさ、これぞコンバット柔術の醍醐味という試合で、残り8秒でヒールを極めた寒河江に初コンバット柔術の印象を尋ねた。


──内ヒールで一本勝ち、残り8秒での勝利でした。今の気持ちを教えてください。

「ちょっと安心したというのが一番です。一本を取れて良かったです」

──日本の柔術、グラップリング界からは掌底有りのコンバット柔術に出たいという人は少ないと思っています。寒河江選手は、そのなかでこの試合を戦いどのような印象を持ちましたか。

「ちょっと勝手の違うところはあるのですが、僕のなかでは取っ組み合い……柔術の範疇にある試合だと思っています。なので、少し違いがあっても違和感はなかったです」

──あくまでも柔術の一環であり、MMAを想定してというものではないのですね。

「MMAは試合を見たり、チケットを買って応援に行ったりしますけど、自分が戦うとかは考えていないです。あくまでも柔術の試合として戦いました。海外の選手はコンバット柔術にどんどんトライしています。

僕はそんな海外の強豪選手に勝ちたいと思って練習をしているので、そのためにはこういう試合で戦うことが必要だと思いますし、良い影響もあると考えています」

──寒河江選手はシッティングから足関節という印象があったのですが、今日は自ら下になることはなかったです。そこはやはり掌底有りというモノが影響したのでしょうか。

「作戦としてはテイクダウンしてトップから攻める。倒しきれないなら、足を触って引き込んで取りに行くということでした。ただリングの感触がいつもと違っているのと、清水選手もそれほど組手を創る感じではなかったので、思っていたような展開のある試合ができなかったです」

──清水選手が組みから引き込み、ハーフを取った際にはすぐに足を抜いてマウントへ。ここから掌底を落としました。

「掌底は練習であまり強く叩いたこともなかったですし、大丈夫かなぁと思いつつ『ゴメンさない』って気持ちで叩いていました。清水選手の目を見ることはできなかったです。目が怒っていたら、嫌だなって思って(笑)」

──躊躇してしまいましたか。

「躊躇はまだしてしまいますね」

──EBIのコンバット柔術では、掌底を落として勝つという選手もいます。

「そうですね。極めでなく、ほぼ殴りという人もいますね」

──フィニッシュは清水選手が下になったことで生まれた試合展開ともいえます。寒河江選手としてはあのまま時間切れドローでも良いという考えでしたか。

「僕も取りたかったので、自分から座ろうと思ったら清水選手が一瞬早く座ってくれたんです。僕も座るしかないとはなっていました」

──殴られる可能性のある下と、殴られない下は違うかと思うのですが。

「勇気がいるというか……普段は下にいると安全じゃないですけど、自分の庭のようなところはあります。だから全然気にせずに座ることができるのですが、叩かれるかもしれないとなると怖いですね。

特に相手がMMAの選手だと、自分よりも優れているのは明らかなので。そこは試合になると、ちょっと怖かったです」

──MMAファイターがグラップリングに出て、グラップリングをしない。そういう試合が米国では多いですが、今日の試合は動きも多く、掌底もあり戦いの醍醐味が見られた取っ組み合いでした。エディ・ブラボーもこういう試合が見たくてコンバット柔術をしているのではないかと。

「ありがとうございます(笑)。本業はグラップリング、柔術ですが、コンバット柔術でも米国で戦いたいと思っています。なのでZSTの勝村さんにはこのままコンバット柔術の試合を続けていただき、チャンピオンとか決めることになれば、凄くやりたいです。

コンバット柔術も盛り上げたいですし、新型コロナ感染が収まればZSTの代表として米国に乗り込んで、日本人選手としてコンバット柔術のトーナメントで優勝したいです」

──グラップラーとして、今後の目標は?

「やはり海外のトップの選手に勝つことが自分の強さや成長を証明する最短距離なので、そこに一歩でも近づくためにもグラップリングに力をいれてくれているZSTのなかで活躍して、チャンピオンになるなど結果を残したいです」

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JJ Globo KIT01 News ブログ 毛利部慎佑

【KIT01】モリベチャレンジ!!!! 全日本柔術ライト級王者=毛利部慎佑の対戦相手を一般公募!!

【写真】 ライト級ドメスティック最強柔術家との対戦に、誰が名乗りを挙げるのか(C)MMAPLANET

10月11日(日)に開催されるブラジリアン柔術の無観客&ライブ配信大会=KINYABOYZ INVITATIONAL TOKYO 01に毛利部慎佑の出場が決定。対戦相手は何と、モリベチャレンジとして募集されることとなった。

毛利部は昨年のJBJJF全日本ブラジリアン柔術選手権のライト級覇者、今年のヨーロピアンでは去年の欧州とパンの茶帯を制したグチエリー・バルボーザにポイントは同点、アドバンテージ0-4で敗れてはいるが、現状としてライト級国内最強の柔術家だ。


2016年のムンジアルでは紫帯ライト級で3位表彰台も獲得し、世界と戦える素養を備えている柔術家だ。そんな毛利部だが、今大会ではなかなか対戦相手が決定せずモリベチェレンジとして、一般公募することとなった。

橋本氏が運営するブラジルブログでは「黒帯のライト級以上なら誰でも大丈夫で。無差別級でも構いません。できれば普段の試合ではできない人とやりたいです」という毛利部の言葉が紹介されている。

黒帯でライト級以上、無差別──果たして、どのような柔術家がモリベチャレンジに名乗りを上げるのか。毛利部がチャレンジするような相手が名乗り上げことも含め、楽しみな試みだ。

なお毛利部との対戦希望の柔術家は、件名に「モリベチャレンジ」と明記の上、reversaling@gmail.comまでメールで申し込み、毛利部自身が対戦相手を選ぶとのこと。締め切りは9月10日(木)だ。

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Battle Hazard08 JJ Globo Report ZST ブログ 八田亮 米倉大貴

【Battle Hazard08】米倉大貴、防御力の高さを見せた八田からしっかりと内ヒールで一本勝ち

【写真】内ヒールが極まった瞬間、米倉はニヤリと笑みを浮かべた (C) MMAPLANET

<GTFルール60キロ契約/10分1R>
米倉大貴(日本)
Def.1分10秒by ヒールフック
八田亮(日本)

まず座った米倉に対し、八田は体重をかけて抑えにいく。既に八田の右足を抱えた米倉が横回転で頭を近づる。前方に走るようにして足を抜こうとした八田だが、米倉は腹ばいから上を向いて内ヒールへ。

ヒザを押し、ロールして逃げる八田、ついていく米倉と揃ってロープに詰まると上体を起こす。米倉はそのまま下に残り、上の八田の左足を取る。対角線の左ワキで抱えた米倉に対し、八田はロープ際でも腹這いになり右足で蹴り、足を抜いて立ち上がる。

直後に右足を抱えた米倉は右足スネを脹脛に当て、スペースを作るとその右足を差し込む。左足を制して、八田に回転できないようにした米倉が、ストレートフットロックからヒールに移行し、そのままリバーサルでトップに。

直後に右足をとって後方に倒れ込むと、内ヒールを極めた。「練習していた内ヒールを極めることができた良かった。IGLOO最強!!」と勝者はメイクで話した。


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Battle Hazard08 JJ Globo Report ZST イゴール・タナベ ブログ レダ・メブトゥシュ

【Battle Hazard08】2週間前に負傷も──レダに内ヒールを極め激勝のイゴール、山田崇太郎戦をアピール

【写真】一本勝ちした直後、負傷をおして出場していたイゴールは魂の叫び(C) MMAPLANET

<GTFルール90キロ契約/5分1R>
イゴール・タナベ(ブラジル)
Def.4分04秒by ヒールフック
レダ・メブトウゥシュ(フランス)

ジャンピンガードで引き込んだイゴール、ハイガードから腕を狙う。左腕を引き抜いたレダの右足を取ったイゴールだが、レダは左足で太腿を蹴り足を抜こうとする。

イゴールはその左足を掴むも、レダが立ち上がり試合はスタンドへ。

ジャンピングガードをスラムするように跳ねのけたレダだが、すぐにイゴールが跳んでガードを取る。クローズドガード&リング中央で再開となるが動きがなくレフェリーがブレイクを命じる。

再開後、組もうとしてバランスを崩したレダは、形的にはディープハーフに近い形に。ここから上体を起こしていったレダがバックに回り込む。

絞めを狙われたイゴールは、胸を合わせに行き前方にレダを落とす。ブレイクが入り、同体で移動しリスタート。サドルから右足を取ったイゴールが一気に内ヒールを極めた。

試合後のインタビューでイゴールは2週間前にヒザを負傷──欠場すら考えていた状況だったことを明かし、山田崇太郎との対戦をアピールした。


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Battle Hazard08 JJ Globo Report ZST ブログ 山中健也 岩本健汰 森戸新士 高橋サブミッション雄己

【Battle Hazard08】タッグマッチの妙、岩本&山中✖森戸&高橋はドローに

【写真】森戸から高橋へのタッチ。たらればだが、中央で戦っていると極まっていたのだろうか。いずれにせよ、タッチワークは即席チームが上だった(C)MMAPLANET

<GTFタック王座挑戦者決定戦/15mins 3 Sub>
岩本健太&山中健也(日本)
Draw.
森戸新士&高橋サブミッション雄己(日本)

岩本と森戸でスタートし、森戸が右足を狙って下になる。即、ヒザを畳んで対応した岩本は頭をつけ、ヒザを殺してトップをキープする。

パスのプレッシャーから森戸が離れようとすると、岩本は左足を取って内ヒールへ。森戸立ち上がると外ヒールに移行してヒザにプレッシャーを与える。

たまらず森戸は、高橋にタッチした。岩本はそのまま高橋と向き合い、高橋が左足に外ヒール、立ち上がった岩本は左足を取って回転し、ここもロールができないヒザをプレッシャーを与えるアウトサイドヒールをセットする。

と、高橋も森戸にタッチし一本を逃れた。相手チームが2度タッチしてなお、岩本は森戸と向き合い右足を取りつつ、蹴ってきた左を捕らえるなど徹底して足関ゲームを続ける。

森戸も自陣から遠いコーナーでの仕掛けに必死に爪先を掴み、コーナーを座るように防御する。RNグリップの危険な外ヒールも、立ち上がって足を抜いた森戸は高橋に代わった。

ここで岩本も山中にタッチし、高橋が引き込む。山中は腰を抑えてパス狙い、高橋は粘って足を越させない。必死で脛を当てて耐える高橋はタッチを選択した。

ならばと山中も岩本と交代へ。慣れないリングとロープ、エプロンに出ようとした山中とリングに入ろうと岩本の頭がぶつかる(笑)。

その岩本は下になると、森戸は手を差し入れて足を取らせない形で動く。そして残り時間僅かというところで足を取り合い、タイムアップに。王座決定戦は形として一本がなくドロー。挑戦チーム決定は主催者預かりとなった。


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Battle Hazard08 JJ Globo Report ZST ブログ 伊澤星花 杉内由紀

【Battle Hazard08】大健闘の伊澤星花、杉内由紀と時間切れドローに。女子GTFトーナメント実現へ?

【写真】激しく動き続けた両者。伊澤は大健闘のドロー。日本の格闘技文化はオーバータイムはなくても問題ない(C)MMAPLANET

<GTルール女子ストロー級/7分1R>
杉内由紀(日本)
Draw.
伊澤星花(日本)

杉内が座り、足を払った伊澤が果敢にパスを仕掛ける。一度、離れた伊澤が再びパス狙いから足を一本抜くと、杉内は腰を教えて足を戻す。カカトと取ろうとした伊澤に対し、杉内は足関狙いがリバーサルでトップ取る。

右足を取り、寝ころびながらカカトを引き寄せる杉内に対し、伊澤は左足で蹴って足を抜く。互いの足の引っ張り合いから、離れようとした伊澤が背中を見せるや、すかさず杉内がバックへ。

両足をフックされても伊澤は胸を合わせて、杉内のガードの中に。左足にヒールを掛けた杉内だが、伊澤がロールして逃れコーナーに。試合は中央でリスタート。

伊澤はここで杉内の両足首を引き寄せて、一気に右側に畳んでパス。そのまま頭を跨いだ伊澤が、腕十字を狙う。

体を平行にさせ、腕を抜いた杉内は右足を取りにいくが、伊澤は足関節への反応が良く、セットアップの前段階で足を抜かれてしまう。

杉内も意地のパス狙いへのカウンターでヒールも、伊澤は腹這いになり逆の足で蹴って逃げる。

逆に内ヒールを狙う場面もあった伊澤は大健闘の時間切れドローに、「腕十字を極め切りたかったですが、課題が見つかりました。目標は総合で世界一、強くなることです」と話し、杉内は女子GTFトーナメントの開催を勝村Pにアピールした。


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Battle Hazard08 JJ Globo ZST ブログ 寒河江寿泰 清水俊一

【Battle Hazard08】コンバット柔術は残り8秒で寒河江が清水からヒールでタップ奪う

【写真】寒河江は本場コンバット柔術への挑戦と、ZSTにコンバットGTF王座の新設うを求めた(C)MMAPLANET

<Combat GTFフェザー級/7分1R>
寒河江寿泰(日本)
Def.6分52秒by ヒールフック
清水俊一(日本)

序盤は立ちレスリングが続き、清水がダブレッグへ。引き込みガードを取った清水が潜ったところで足を抜いた寒河江がそのままマウントに入る。ハイマウントで掌底を打っていく寒河江に対し、清水はコーナーを蹴ってリバーサルを狙う。

寒河江は体が浮かさせると、サイドに移行する。レフェリーが両者をマット中央に戻し、スクランブルになると寒河江が前転して足関節へ。

清水がヒザを押し込んで耐えるが、寒河江はサドルで足を伸ばして内ヒールを狙う。上体を起こした清水に続き、足が抜けると寒河江も立ち上がる。

寒河江の腕をひいてバックに回った清水はワンフックから上を取りに掛かるが、その動きを利用するように寒河江もスタンドへ。

寒河江が清水のテイクダウンを2度防ぎ、試合は最終版へ。このまま時間切れドローかと思われたが、清水が座ってハーフガードから。

体を反転させた寒河江は清水の右足のカカトを取って捻りにかかり、上を向いて左足で蹴ってくると右足を右ワキに抱えて内ヒールに入る。

アッという間に観念した清水がタップし終了8秒前の寒河江の一本勝ちとなった。