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UFC on ESPN+54:第2試合・リヴィア・ヘナタ・ソウザ vs. ランダ・マルコス

女子ストロー級

元ランカーのソウザだが、前戦で魅津希に勝利したアマンダ・レモスに1RKO負けし、ここまで3勝2敗。Invicta時代には当時アトム級から階級を上げてきた浜崎朱加と対戦し勝利している。柔術黒帯。

ランダ・マルコスはこの試合でUFC女子ストロー級最多タイ(もう一人はアンジェラ・ヒル)となる18戦目。しかし6勝10敗1分けと負け越している。昨年11月に村田夏南子に判定負け、前回はグラウンド状態の顔面膝で反則負けとなり、これで4連敗中。さすがにリリースがかかる一戦。

間合いを詰めるソウザ。ステップしてジャブを入れる。詰めたマルコス。そのままケージに押し込んだ。押し込みつつ殴るが、ソウザ入れ替えてクラッチ。さらに入れ替えるマルコス。パンチを入れて離れた。ソウザ組み付くと首投げ。袈裟固めからVクロスアームロック。やや浅い。そのまま押さえ込んでパウンドを入れるソウザだが、マルコスケージを蹴ってうつ伏せになり脱出。ハーフバックにしたソウザ。チョーク。マルコス正対して外した。残り1分。マルコス脇を差して立つと肘を打ち込む。また押し込むマルコス。離れ際に膝。距離を取ろうとするソウザを追いかけてパンチを打ち込むマルコス。ソウザなんと引き込み。マルコス密着したままコツコツ殴る。ホーン。

1Rソウザ。しかし最後の引き込みはいただけない。

2R。マルコスクリンチアッパー。ソウザケージに押し込むとダブルレッグへ。テイクダウン。下からハーフネルソンを極めるマルコスだが外れた。ハーフ。マルコス脇を差すとスイープして上に。ハーフからパウンドを落とすマルコス。下が長くなっているソウザ。パスを防いでいるが下の展開が続く。フルガードに戻したソウザが腕十字を狙うがディフェンスしているマルコス。下から足関を仕掛けようとしたが読まれている。ホーン。

2Rマルコス。ソウザ、下になってから抜け出せず。

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【ONE Empower】平田樹と対戦、アンダーソン─02─「彼女はチェーンレスリングができないでしょ?」

【写真】どのような穴を見つけたのか。その答は3日後にハッキリする(C)ONE

9月3日(金・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムONE「Empower」が開催される。同大会で開幕する女子アトム級ワールドGPで、平田樹と対戦アリス・アンダーソン・インタビュー後編。

MMA戦績は5勝1敗だが、アンダーソンは平田との違いを経験の差だと明言する。そして平田の投げ技について、3月の時点でバックを取れると話していたアンダーソンは、延期された3カ月の間にさらに研究が進み、勝利への道筋が見えているようにも感じられた。

<アリス・アンダーソン・インタビューPart.01はコチラから>

──より成熟しているということですが、平田選手はプロMMAで4勝0敗。アリスは5勝1敗。この2試合の差が大きいということですか。

「私が21歳のとき、もっと厳しい試合をして危ない場面を切り抜けている。彼女のように楽しんで試合はしてこなかった。この経験の差が、私たちがケージに向き合った時に違いとなって表れるわ。

立ち技、グラウンドで違うレベルの技術を持つファイターと戦う時に、それまでの自分が何をやってきたのか。どういうことに費やしてきたのかが問われることになるから。経験の差というのは、この試合で鍵になってくるはずよ」

──前回に話を聞かせて頂いた時、平田選手が柔道の投げ技を使ってきたらバックを取る絶好の機会になると言われていました。

「彼女の投げを狙った時にはワキを差した方とは逆の手を使って、頭を抱えてくる。バックに回らせないようにね。でも、そこにも穴はあるの。そして、その体勢に入るために前腕を伸ばしてくるのよ。でも彼女は、チェーンレスリング(連動したレスリング)ができない。そうでしょ?」

──……。

「グラウンドと連動性がないのよね、彼女の投げやテイクダウンには。それでも狙いは柔道スローだから、まずはそこを防いでフレストレーションを感じてもらうわ。でも、最終的にはラウンドが進むと、彼女は投げに成功しているのよね」

──随分と研究し、対策も練っていることが伝わってきます。ところでフロリダはもうパンデミック前のように、変わらぬ日常生活を送ることができているようですが、シンガポールでは再び隔離措置が待っています。

「フロリダはもうマスクもしないし、隔離もないわ。今回はシンガポールで試合をするということで、シンガポール政府が軍隊生活のようなことをまだ求めていることに関しては……少しナーバスになっているわ(笑)。ホテルの部屋に籠りっきりで、セキュリティが見張っていて……電話でしか外部と連絡が取れない。でも、なんのためにシンガポールへ行くのか。試合をするためだし、自分の仕事を全うするにはどんな状況も乗り越えるだけよ」

──米国以外での試合は初めてで、時差や移動距離を考えるとその辺りは平田選手の方がアジアの地の利が生きてきます。

「これまで海外って飛行機に乗って2時間で着く、メキシコにしか行ったことがなくて。30時間の飛行機の旅って想像もつかないわ。ただ時差に関して言うと、私はONEと契約するまで5年間、病院でナースとして働いていて。それも夜勤で夜の7時から朝の7時っていう時間帯だったの。ちょうどシンガポールとは昼夜がさかさまだけど、私はその時間帯でずっと生活してきたから。この体はその時のこと覚えていて、自然とアジャストできるんじゃないかと思っていて。

ただ飛行機のなかで水分を絶やさないようにして、ハイドレーションのことを常に頭においていることは必要ね。それも新しい経験だし、神経質になるよりも楽しみの方が大きいわ」

──ところで今大会はONEにとって初めての女子だけのイベントになります。歴史的なショーの一員になることに、どのような想いでいますか。

「嬉しいわ。ただ女子だけの大会はInvicta FCで経験してきたから。でもONEにとって初めてというのは、ワクワクしてくるわよね。しかもONEの女子選手もなかでも最高の面子が揃うわけだし、そこはファンも楽しめるはず」

──では日本でこの試合を視聴するファンにメッセージをお願いします。

「イツキと戦えることを光栄に思っているわ。良い試合が2人でできると思っているから、できれば、グランプリのウィナーになれるよう2人を応援してね」

■視聴方法(予定)
9月3日(金・日本時間)
午後8時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後8時30分~ONE Super App

■ONE Empower 対戦カード

<ONE世界女子ストロー級(※56.7キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]シィオン・ヂィンナン(中国)
[挑戦者] ミッシェル・ニコリニ(ブラジル)

<女子アトム級(※52.2キロ) ワールドGP準々決勝/5分3R>
ハム・ソヒ(韓国)
デニス・ザンボアンガ(フィリピン)

<女子アトム級(※52.2キロ) ワールドGP準々決勝/5分3R>
アリョーナ・ラソヒーナ(ウクライナ)
スタンプ・フェアテックス(タイ)

<女子アトム級(※52.2キロ) ワールドGP準々決勝/5分3R>
モン・ボー(中国)
リトゥ・フォーガット(インド)

<女子アトム級(※52.2キロ) ワールドGP準々決勝/5分3R>
平田樹(日本)
アリス・アンダーソン(米国)

<キックボクシング女子アトム級/3分3R>
アニッサ・メクセン(フランス)
クリスティーナ・モラレス(スペイン)

<ムエタイ女子ストロー級/3分3R>
ジャッキー・ブンタン(米国)
ダニエラ・ロペス(アルゼンチン)

<女子アトム級(※52.2キロ) ワールドGP補欠戦/5分3R>
VV.Mei(日本)
ジュリー・メザバルバ(ブラジル)

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INVICTA Invicta FC44 MMA UFC YouTube   エミリー・ダコーテ ダニエル・テイラー テニーシャ・テネント ブログ リサ・ヴェルゾサ

【Invicta FC44】計量終了 村田に敗れたダコーテ&流血女王リサ・ヴェルゾサが、揃って2度目の王座決定戦

【写真】王座決定戦が続くのは、それだけチャンピオンがステップアップをしているから (C)DAVE MANDELL/INVICTA FC

26日(木・現地時間)、27日(金・同)にカンザス州カンザスシティのメモリアル・ホールで開催されるInvicta FC44「A New Era」の計量が行われた。

新しい時代と銘打たれた今大会はコロナパンデミック以降のインヴィクタFCにとって初めて観客を入れるイベントとなり、プレリミはYouTubeとAXS、メインカードはFITE TVでPPV配信される。

2013年12月のインヴィクタFC07以来のPPV中継のブースに陣取るコメンテイターはミーシャ・テイトとイーブス・エドワースとう豪華な面子の今大会では、2階級で王座決定戦が組まれている。


メインは村田夏南子が返上したベルトを賭けてエミリー・ダコーテとダニエル・テイラーが対戦するストロー級王座決定戦だ。ダコーテは村田との王座決定戦でスプリットで敗れ、昨年7月のジュリアナ・リマ戦で再起を果たし、再度ベルトを狙うことになった。対するテイラーは元UFCファイターでオクタゴン戦績は2勝3敗。ジャン・ウェイリに敗れてはいるが、本来は階級が違うとはいえハム・ソヒに勝利している。

インヴィクタでは、ダコーテに敗れているリマにスプリット判定負けを喫しているが、フェニックスシリーズの5分✖1R戦で、ほとんど参考試合といっても良いだろう。とはいえUFCベテランがフェニックスシリーズで早々の敗退というは、彼女のキャリアに傷をつけている。

それでも昨年11月にXFCでテイラーはジェシカ・アギラーをスプリットで下している。特有の回転数の早いパンチのラッシュでダコーテのリズムを乱すことができれば、勝機は一気に広がるテイラーだ。

もう1つのタイトル戦はユリア・ストレアレンコが、村田と同様にUFCにステップアップを果たした際に返上して空位となったバンタム級王座を賭けてリサ・ヴェルゾサとテニーシャ・テネントが戦う。テナントはフィニックスシリーズ03で優勝も、昨年のコンテンダーシリーズで敗れ、今回の復帰戦が即タイトル戦となった──癌を克服したファイターだ。長身のテネント、自分の距離での打撃は威力がある。が、スピードに欠ける感はある。

一方のヴェルゾサはキャリア6勝1敗、唯一の敗北がストレアレンコとのタイトル戦だった。額から鼻、左目の下と大きくカットした時、自身の姿をスクリーンで確認して笑顔を浮かべた時の凄みは凄まじいものがあった。

女子MMA史上、最多の流血マッチを戦い切るだけでなく、前に出続けたヴェルゾサ。技術云々でなく、あの気持ちの強さは既に世界最高峰で戦う資格を有しているといっても過言ない。2度目の挑戦で、UFCのチケットを手にするにはキャリアの差もあり、5Rを使うことなくテネントをしっかりと仕留めることだ。

なおストロー級でジョディ・エスキベルと対戦するリズ・トレイシーが、2.2ポンド・オーバーとなりキャッチウェイトで戦うこととなっている。

■視聴方法(予定)
5月22日(土・日本時間)
午前9時00分~Invicta FC YouTube
午前11時00分~PPV FITE TV

■ Invicta FC44計量結果

<Invicta FC世界ストロー級王座決定戦/5分5R>
エミリー・ダコーテ: 114.4ポンド(51.89キロ)
ダニエル・テイラー: 114.6ポンド(51.98キロ)

<Invicta FC世界バンタム級王座決定戦/5分5R>
リサ・ヴェルゾサ: 134.6ポンド(61.05キロ)
テニーシャ・テネント: 134.7ポンド(61.09キロ)

<フライ級/5分3R>
ボーガン・ウォーカーサンチェス: 125.8ポンド(57.06キロ)
エミリー・キング: 124.6ポンド(56.51キロ)

<ストロー級/5分3R>
ジョディ・エスキベル: 116ポンド(52.62キロ)
リズ・トレイシー: 117.2ポンド(53.16キロ)

<バンタム級/5分3R>
セレナ・デヘスース: 136ポンド(61.69キロ)
ローレン・ミューラー: 135.8ポンド(61.59キロ)

<フライ級/5分3R>
キャスリン・サモンズ: 124.9ポンド(56.65キロ)
ヘレン・ペラルタ: 125.2 ポンド(56.78キロ)

<アトム級/5分3R>
ケイティ・サウル: 105.7ポンド(49.94キロ)
マリサ・メッセーバレンシア: 105.7ポンド(49.94キロ)

<アトム級/5分3R>
ケイティ・ペレス: 105.1ポンド(47.67キロ)
ナタリー・ソルチェド: 105.9ポンド(48.03キロ)

<フェザー級/5分3R>
ケイラ・ヨンテフ: 145.5ポンド(66.0キロ)
カーリーン・チャンドラー: 145.8ポンド(66.13キロ)

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INVICTA Invicta FC PS04 MMA News YouTube ジェシカ・デルボニ ジリアン・デコーシー リンジー・ヴァンザント

【Invicta FC PS04】初戦のカード決定&計量終了 デルボニ、ヴァンサント、デコーシーはばらける

【写真】8人のトーナメント出場選手とシャノン・ナップ。個性豊かな装いのファイターたちだが、マスクもあってあまり顔が判別できないのが残念だ(C) DAVE MANDEL/INVICTA FC

11日(金・現地時間)にカンザス州カンザスシティのメモリアル・ホールで開催されるInvicta FC Phoenix Series04。10日(木・同)に1回戦の対戦カードを決めるファン投票が締め切られ、計量が行われた。

Invicta FC世界アトム級王者アリーシャ・ザッピテーラへの挑戦を賭けた変則ワンナイト8人トーナメント、ファン投票の結果──初戦の顔合わせは3強と目されるジェシカ・デルボニ、リンジー・ヴァンザント、ジリアン・デコーシーが別々の試合に振り分けられることとなった。


デルボニはザッピテーラの練習仲間であるタバサ・ワトキンスと対戦。ヴァンサントはキャリア2勝1敗のケイティ・ペレス、デコーシーはInvicta FC39で判定勝ちを収めているリンダ・ミハレックと初戦を戦うことになった。

MMA無酸素運動、5分1Rの戦いはワンテイクダウンで勝負が決めることもあり、準決勝まではテイクダウン能力の高い選手が有利という見方もできるが──果たして。

■Invicta FC PS04 計量結果
<アトム級T1回戦/5分1R>
ポリーナ・グラナドス: 105.9ポンド(48.03キロ)
マリサ・メッセーバレンシア: 105.4ポンド(47.8キロ)

<アトム級T1回戦/5分1R>
ジリアン・デコーシー: 105.5ポンド(47.85キロ)
リンダ・ミハレック: 105.9ポンド(48.03キロ)

<アトム級T1回戦/5分1R>
リンジー・ヴァンザント: 105.8ポンド(47.99キロ)
ケイティ・ペレス: 105.3ポンド(47.76キロ)

<アトム級T1回戦/5分1R>
ジェシカ・デルボニ: 105.6ポンド(47.89キロ)
タバサ・ワトキンス: 105.8ポンド(47.99キロ)

<アトム級T補欠戦/5分1R>
カラマリー・ヴィスロスキー: 104.4ポンド(47.35キロ)
サマンサ・セフ: 105.9ポンド(48.03キロ)

■視聴方法(予定)
6月12日(土・日本時間)
午前8時00分~Invicta FC YouTube Chanel

■Invicta FC PS対戦カード

<アトム級T決勝/5分3R>
TBD
TBD

<アトム級T準決勝/5分1R>
TBD
TBD

<アトム級T準決勝/5分1R>
TBD
TBD

<アトム級T補欠戦/5分1R>
(米国)
(米国)

<アトム級T1回戦/5分1R>
ポリーナ・グラナドス(米国)
マリサ・メッセーバレンシア(米国)

<アトム級T1回戦/5分1R>
ジリアン・デコーシー(米国)
リンダ・ミハレック(米国)

<アトム級T1回戦/5分1R>
リンジー・ヴァンザント(米国)
ケイティ・ペレス(米国)

<アトム級T1回戦/5分1R>
ジェシカ・デルボニ(ブラジル)
タバサ・ワトキンス(米国)

<アトム級T補欠戦/5分1R>
カラマリー・ヴィスロスキー(米国)
サマンサ・セフ(米国)

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INVICTA Invicta FC PS04 Preview ジェシカ・デルボニ ジリアン・デコーシー ブログ リンジー・ヴァンザント

【Invicta FC PS04】デルボニ、ヴァンザント出場の変則ワンナイトTの初戦はファン投票で決定!!

【写真】5分✖3Rのワンマッチなら、デルボニが本命であることは間違いない(C)DAVE MANDEL/INVICTA FC

11日(金・現地時間)、カンザス州カンザスシティのメモリアル・ホールでInvicta FC Phoenix Series04が開催される。

フェニックスシリーズは8人制ワンナイト・トーナメントで、その特徴は初戦と準決勝は5分1Rという短期決戦で、決勝のみが5分✖3R制となっている。

以前は優勝者がUFCと契約していたフェニックスシリーズだが、今回はアトム級王座への挑戦権が懸けられている。そんなインヴィクタFC名物トーナメントでは、ファン投票で初戦のマッチアップが決まるという新たな試みが用いられる。


ジェシカ・デルボニ(ブラジル)
ジリアン・デコーシー(米国)
ケイティ・ペレス(米国)
ケイティ・サウル(カナダ)
リンジー・ヴァンザント(米国)
リンダ・ミハレック(米国)
ポリーナ・グラナドス(米国)
タバサ・ワトキンス(米国)

上記の8選手が、インヴィクタFC世界アトム級王者アリーシャ・ザッピテーラへの挑戦権を賭けて戦うワンナイトT。当然、トーナメント枠が勝敗の行方を大きく作用するわけだが、そこにファンの意志が反映することになった。

ブラジルのストックカーレースでは、エンジンの回転数が上がるブースト機能をファン投票の多いドライバーに与えられるというかなりエンターテイメント色の強い演出が見られるが、今回のファン投票も人気が勝敗に影響するという点でその方法論に近い。

ヴァンサント✖デルボニがどのタイミングで実現するか(C)DAVE MANDEL/INVICTA FC

出場選手の戦績を見ると、本命は前回大会のタイトル戦で勝っていたという見方もできるジェシカ・デルボニだ。デルボニは王者にスプリット判定負けだったリンジー・ヴァンザントにスプリット判定勝ちしており、彼女とヴァンザント、そしてチャンピオンの実力は非常に肉薄している。

そんな両者と対戦経験はなく、ザッピテーラには判定負けを喫しているもののケイティ・ペレス、リンダ・ミハレックという出場選手に勝利しているジリアン・デコーシーが対抗馬と目されるか。

そこで注目されるのが、ファン投票だ。デルボニ✖ヴァンザント、デルボニ✖デコージー、あるいはヴァンザント✖デコージーというマッチアップを、ファンがどのタイミングで見たいのか。初戦で潰し合い、もしくは決勝でとことん、何れのシチュエーションを欲するのか。

そんなファン心理が、今回のトーナメントの行方を大きく作用することとなった。

このファン投票は『Phoenix Tournament Voting Portal』で、全対戦カードが列挙されており、4試合をチェックする方法で誰もが参加でき、米国東海岸時間の10日午後6時、日本時間では明日11日の午前7時が締め切り時間となっている。

魅せるという部分に振り切った方法論だが、ある意味5分✖1Rという変則的な試合タイムだからこそ、選手も割り切って臨むことができるのかもしれない。

■視聴方法(予定)
6月12日(土・日本時間)
午前8時00分~YouTube

■Invicta FC Phoenix Series04出場選手

ジェシカ・デルボニ(ブラジル)
ジリアン・デコーシー(米国)
ケイティ・ペレス(米国)
ケイティ・サウル(カナダ)
リンジー・ヴァンザント(米国)
リンダ・ミハレック(米国)
ポリーナ・グラナドス(米国)
タバサ・ワトキンス(米国)

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