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【BICW2022】BRAVE国際コンバットウィーク in バーレーン―01―『ディズニー+が視聴できない!!』

【写真】8日間のバーレーン滞在が始まりました。F1テスト、行きてぇ(C)MMAPLANET

8日(火・現地時間)から12日(土・同)までBRAVE International Combat Weekが、中東バーレーンのハリファ・スポーツシティ・アリーナで開催され初めて中東の地にやってきました。

これまでアブダビ、ドバイにはADCC世界大会とONE ChampionshipでUAEを訪れたことはありますが、バーレーンは始めてです。サウジアラビアが大半を占めるアラビア半島の東側、UAWやカタールなどと同様にペルシャ湾に面した……というよりもペルシャ湾に浮かぶムハッラク島を中心とした33の島からなる立憲君主国家、モスクからコーランが聞こえてくるイスラム教の国です。


ハリド・ビン・ハマド・アル・ハリファ王子が興したスポーツ振興のための持ち株会社KHKスポーツを母体とするBRAVE CFは2016年よりここバーレーンを拠点にインドやフィリピンなどアジア、ブラジル、ロシア、モロッコと世界各国で現地プロモーションと手を結びイベントを開催してきました。

個人的に注目するようになったのは、ブルーノ・マルファシーニやホゼ・トーレスが契約した時期ですが、現地取材をしようと思うまでになったのはコロナ・パンデミックが起ってからでした。

パンデミックが起ったのち、BRAVE CFは3月と4月大会をキャンセルし5&6月を活動休止すると、7月にはルーマニア、8月にはスウェーデンで集中的にイベントを再開させ、昨年3月から4月にかけて首都マナーマの歴史的建造物であるバーレーン要塞内に特設ケージを組み立て4週連続で大会を行いました。

その資金力とビジョン、またUFCに選手を送り出し、逆転にUFCベテランと契約しているBRAVE CF。当時は完全なバブル方式を取り入れ、PCRテストを繰り返してイベントを開いていましたが、今やバーレーンは飛行機に搭乗する際の陰性証明は必要なく、空港での検査もなく――ついでにいうと、ビザもチラ見、インビテーションレターは一目もくれず入国できました。

帰国の途に就く際は搭乗の72時間前のテストによる陰性証明書と成田空港での検査を経てですが、3度ワクチン接種を行っている日本人は自宅での隔離も必要ありません。

BICWとBRAVE CFもPCR検査はなく、マナーマ市内ではモールや観劇などパブリックブレイスではマスク着用は義務とされ、違反者は20ディナール――約6000円の罰金に処せられるということです。

その一方で大会出場選手の検査がないことで正直、日本国内にいるよりもずっと感染する可能性は高いという自覚を持っての現地入りでもあります。案の定、食事はビュッフェ・スタイル、選手たちは予想通りマスクをすることもなく大声で話しているという状況です。

同じ週に始まるF1の合同テストでは、そんなことはないのだろうなとほぼ両替とスーパーへの買い出し以外は、自己隔離ならぬ自己防衛のためにホテルに引きこもっている状態です。

コロナ関連の話はもう辟易、バーレーンの紹介と大会の様子を――旅日記的に記事を掲載しようと思っていたのですが、そんなわけでマナーマ市内の様子はほとんど分かりません。

そしてバーレーンではU-NEXTは当然として……エミレーツ航空で途中まで視ていたブラックウィドーの続きを視聴しようしたのですが、ディズニー+は進出しておらずNetflix頼りになりそうな日々です。

そんな選手団が宿泊するウィンダムガーデンホテル・マナーマは、外観ばかりかエントラントのデコレーション、エレベーターの裏扉までBRAVE CFやMMA SUPER CUPのペイントが施され、まさにBICW一色という感じです。

9人構成の国別対抗戦に8チームが参戦し、BRAVE CF57はプロ12試合、バーレーンも含めると13ヵ国のファイターが集まるビッグショーですから、ドバイからバーレーンまでの飛行機には大音量でマリアッチを流すメキシコ勢やアイルランド、オセアニア、プロもキルギスから出場し暫定ライト級王座決定戦に出場するアブディサラム・クバチニエフらの姿が確認されました。

そして両替をするために訪れたホテル近くのモールには、ケージを模ったBRAVE CFブースが見られるなど、少なくともこの一角は相当に力の入ったプロモーション活動を行われているようです。

ほとんどコンバットウィークに関係する記事が書けない初日となりましたが、明日はバーレーンMMA界の総本山KHKジム視察、SUPER CUP開会式などのジワリと取材が始まります。ドアトゥドアでほぼ20時間、時差が6時間。今夜は早々に眠りに就こうと思います――が、徐々に目が冴えてきているのが怖いバーレーン初夜です。

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F1 MMA News o 昇侍 鈴木博昭

昇侍にTKO勝ちを収めた“怪物くん”鈴木博昭「今回の作戦は『左ストレートでぶっ飛ばす』だけ」

スクリーンショット (3775)

255: 実況厳禁@名無しの格闘家 2022/03/06(日) 23:12:17.35 ID:MPrAsj/X0
怪物くんかなり強いと思ったけど何で萩原なんかに負けたんだろうな
大晦日緊張してたんだろうな
ランドマークなら勝ってたな
 セミファイナルの第4試合では、GP開催も噂される注目のフェザー級(66.0kg)で、鈴木博昭(BELLWOOD FIGHT TEAM)が、昇侍(KIBAマーシャルアーツクラブ)を1R 1分12秒 、左ストレートによるTKOで、MMA2勝目をマーク。(全文は以下リンク先参照)

https://news.yahoo.co.jp/articles/a0e2390a2a8d47206645940a6f1aa2dbc795b4af


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F1 o RIZIN UFC キック ブルーノ・シウバ

UFC272:第3試合・ティム・エリオット vs. タギル・ウランベコフ

フライ級。エリオット13位、ウランベコフ15位。

まだまだ層が薄いUFCフライ級。扇久保を破ってTUFで優勝し、ご褒美でDJのタイトルに挑戦したエリオットは、3連敗→ノーランカーに2連勝→ランカーのマテウス・ニコラウに判定負けで、徐々にランキングを下げている。35歳はタイソン・ナムに続いてUFCフライ級2番目に年長。得意技はギロチン。

チームヌルマゴメドフの一員で、ロシア・ダゲスタン共和国出身のコンバットサンビスト・ウランベコフは、UFCデビュー戦は0勝2敗のブルーノ・シウバに判定勝ち、2戦目は元RIZINファイターでUFCデビュー戦のアラン・ナシメント相手にスプリット判定勝ち。ナシメント戦ではテイクダウンして上になっても攻めが少なく、1者は下のナシメントに入れていた。

ノーガードでトリッキーな動きを見せるエリオット。ウランベコフは冷静にジャブ。ヒットしている。ウランベコフ右ハイ。エリオットタックルで飛び込んだ。テイクダウン。ウランベコフケージで立つ。エリオットカーフキック。ウランベコフはジャブ。エリオットさかんにカーフキック。エリオットまたタックルで飛び込んだ。倒したが、ウランベコフは倒された勢いですぐ立った。今度はシングルレッグに入ったエリオット。普通に倒した。ウランベコフはフックスイープで浮かせて立った。ウランベコフの右がヒット。スタンドでの打撃はウランベコフがヒットしている。また右。残り1分。エリオット肘を見せる。エリオットのオーバーハンドの左が入りウランベコフダウン!すぐ立ったがエリオット組んでテイクダウン。立ったウランベコフ。ホーン。

1Rエリオット。テイクダウンを何度も取ったのも意外だったが、終盤にはダウンも奪った。

2R。ウランベコフタックル。切ったエリオット。右を打ち込むウランベコフ。ジャブ。右フック。エリット詰めていく。ウランベコフがダブルレッグでテイクダウン。ケージ際で立とうとしたエリオットのバックに回った。しかしエリオットがスクランブルで脱出し離れる。クリンチアッパーを入れたウランベコフ。組んで四つから投げを狙ったがこらえて上になるエリオット。ウランベコフ立ち上がる。またボディロックを取ったウランベコフ。投げるがエリオットは倒され際のスクランブルで脱出する。両者クリンチアッパーを打ち込む。ウランベコフ首相撲。エリオットのタックルを止めてケージに押し込む。ホーン。

2Rは僅差。

3R。ウランベコフの右がヒット。四つに組んだ。引き剥がすエリオット。カーフキック。飛び込んで左を入れたがウランベコフのパンチを貰う。エリオットちょっと消耗か。ウランベコフタックル。受け止めたエリオットだがケージに押し込む。シングルレッグからバックに回るウランベコフ。背中に乗ろうとするウランベコフ。前に落とそうっとするエリオットだが落とせず四の字バックを取られる。残り1分。ウランベコフのバックキープが続く。バックからパウンド。タイムアップ。

三者29-28でエリオット勝利。

アンダードッグのエリオットだが、1Rにテイクダウンを取りまくって、パンチでダウンを奪うと、僅差の2Rを制しての勝利。終盤はスタミナ切れしたが凌ぎきった。

ウランベコフはヌルマゴ軍団ながら1Rにテイクダウンを取られすぎた。2R微妙だっただけに、3Rは確実なフィニッシュを狙いに行くことが必要だった。

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【UFC272】計量終了 コビントン×マスヴィダル──止まらない罵り合い。どうなるロシア勢……

【写真】予定調和が、激しくなっているだけで何も面白くないやりとりだ(C)Zuffa/UFC

5日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでUFC 272「Covington vs Masvidal」が開催され、4日(金・同)に本計量、セレモニアル計量が行われた。

メインで戦うコルビー・コビトンとホルヘ・マスヴィダルは、セレモニアル計量のフェイスオフでダナ・ホワイトを間にののしり合いを続ける。

そしてジョー・ローガンに旧友でビター・ライバル(遺恨の相手)と戦うことになったと尋ねられたマスヴィダルは「ビター・ライバルじゃないビッチだ。アメリカントップチームとは別に僕に人生、このスポーツを関わってくれた父のために、そして自分のためにビッチの化けの皮を剥がす。チ〇ポでケ〇の穴の臭いをかいでいろ。神に感謝し、ここに来てくれた──こんなヤツのために拍手を送ってくれる皆に感謝している。コルビー、俺の願いを聞いてくれ、PPVを売ってほしんだ。俺の方を見ろよ、ビッチ。できないだろう、ビッチ。ただPPVを売れ、お前はそれで十分なビッチだ」等、訳せないような言葉を続けた。

続いて元ルームメートで元チームメートと戦う、この試合の意味を問われたコビントンは「ウォー、ウォー、ウォー、ジョー・ローガン。僕らは将来のことを話していたけど、今のことを話そうや。ジョー・ローガン、皆が君を愛している。君がUFCに戻って来てくれて嬉しい。恋しかったよ。今日は最後の晩餐だ。明日は電気椅子を用意する。アイツのケツを吹き飛ばす」と話し、最後は米軍への称賛の言葉を送り、「ゴッド・ブレス・アメリカ、明日の夜に会おう」と大声で締めた。


両者のやりとりなど、特にMMAに必要ないと感じるファンにとって注目はウマル・ヌルマゴメドフ、タジル・ウランベコフの2人だ。キャリア13勝0敗のウマル、13勝1敗のウランベコフ──バンタム級とフライ級の要注目株でブライアン・ケレハー、ティム・エリオットを下せばランキングもそうだが、存在感が違ってくる。とはいえ個人の力の及ばないところで、彼らのキャリアに暗雲が立ち込めている。

ロシア軍のウクライナ侵攻により、パラリンピックではロシアとベラルーシの選手団の参加が拒否され、サッカーでもFIFAとUEFAは代表をはじめロシアの全チームの国際大会への参加禁止を決定した。UEFAチャンピオンズリーグの決勝もサンクトペテルブルクのガスプロム・アレナから、パリのスタッド・ドゥ・フランスに変更されている。

一方で自動車レース界では世界モータースポーツ評議会が、ロシアとベラルーシ籍のドライバーに関して、国家の代表としての出場や、国旗の掲揚などを国威高揚に通じる一切の行為を禁じるなど誓約書にサインをしたうえで出場を認めている。ただしF1ではロシアGPを2025年まで中止とし、ハースF1のロシア人ドライバー=ニキータ・マゼピンが父親の経営する会社のスポンサーごと契約を破棄されるなど──政治とスポーツは別という大義も完全に崩れ、ロシア人アスリートは困難な状況にある。

そんななかUFCやMMA界では、ロシア人ファイターを締め出すという話は出ておらず(3月19日の英国大会は水面下でカード変更という動きもあるようだが)、今回のセレモニアル計量でもウマル・ヌルマゴメドフとタジル・ウランベコフというダゲスタン系ロシア勢へのブーイングや、ウクライナ国旗を身にまとったマリナ・モロズへの特別な声援は(BGMが爆音量で流れてはいたが)確認できなかった。

そんな両者だけでなくMMAには欠かせないロシア人ファイター達が、母国の他国侵攻の影響を──出場機会を得ることができたとしても、受けないわけはないだろう。今後のMMA帝国のファイターの活躍の場はどうなっていくのか──という意見すら憚れる空気が我々の世界を覆っているが、果たして。

■視聴方法(予定)
3月6日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWプライム

■対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
コルビー・コヴィントン: 170.5ポンド(77.34キロ)
ホルヘ・マスヴィダル: 170.5ポンド(77.34キロ)

<160ポンド契約/5分3R>
ハファエル・ドスアンジョス: 160ポンド(72.57キロ)
ヘナト・モイカノ: 160ポンド(72.57キロ)

<フェザー級/5分3R>
エジソン・バルボーサ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ブライス・ミッチェル: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・ホランド: 170ポンド(77.11キロ)
アレックス・オリヴェイラ: 170ポンド(77.11キロ)

<ヘビー級/5分3R>
セルゲイ・スピヴァク: 243.5ポンド(110.44キロ)
グレッグ・ハーディー: 266ポンド(120.65キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェイリン・ターナー: 156ポンド(70.76キロ)
ジェイミー・マラーキー: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
マリナ・ホドリゲス: 116ポンド(52.62キロ)
イェン・シャオナン: 116ポンド(52.62キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ニック・ネグメレアフヌ: 205.5ポンド(93.21キロ)
ケネディ・ンゼチェクウ: 206ポンド(93.44キロ)

<女子フライ級/5分3R>
マリナ・モロズ: 125.5ポンド(56.92キロ)
マリヤ・アガポワ: 126ポンド(57.15キロ)

<バンタム級/5分3R>
ウマル・ヌルマゴメドフ: 146ポンド(66.22キロ)
ブライアン・ケレハー: 145ポンド(65.77キロ)

<フライ級/5分3R>
ティム・エリオット: 126ポンド(57.15キロ)
タジル・ウランベコフ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ライト級/5分3R>
ルドヴィット・クライン: 156ポンド(70.76キロ)
ディヴォンテ・スミス: 156ポンド(70.76キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ダスティン・ジャコビー: 205.5ポンド(93.21キロ)
ミハウ・オレキシェイジュク: 206ポンド(93.44キロ)

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F1 MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN TRIGGER02 Special   ベラトール 倉本一真 加藤ケンジ 吉野光 柏木信吾

【Special】月刊、柏木信吾のこの一番:2月:倉本一真✖加藤ケンジ─01─「ケージ・キング」

【写真】この両者の一戦、倉本の勝利が今度のRIZINの方向性に影響を及ぼす (C)RIZIN

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。3人の論客から、柏木信吾氏が選んだ2022年2月の一番。23日に行われたRIZIN TRIGGER02より、倉本一真✖加藤ケンジ戦について語らおう。


──柏木さんが選ぶ2022年2月の一番をお願いします。

「RIZIN TRIGGER 02の倉本一真選手と加藤ケンジ選手の試合です。これ、言い過ぎてしまうことになるかもしれないですけど……ケージでRIZINルールなら倉本一真・最強説が出てくるかもしれないです。いやぁ、凄く強かったです。なぜGPでアラン・ヒロ・ヤマニハに負けたんだと疑ってしまうほど、強かったです。

ケージに適したファイトスタイルで、凄く生き生きしていました。レスラーという部分もそうだし、がぶってからのヒザも彼に合っている。もってこいのルールですね、倉本選手の強味が引き出される。1+1が2でなくて、10になるような状況でした」

──加藤選手がストライカーだということを差し引いても、あの強さは特筆すべきものがあったと。

「加藤選手がスクランブルの選手だったら展開は変わっていたかもしれないですけど、あそこで止まってしまうと倉本選手はとても危険だということが分かった試合だったと思います」

──動きたくても止まらされたという見方もできますし。

「その通りですね。あの態勢にされてしまうと、もう打つ手がないです。RIZINでリングを経験し、逆に今まで以上にケージがフィットしていることに気付き、目覚めたのか。とにかくMMA以前から、格闘する競技に費やしてきた時間が違うのでしょうね。そういう強さをレスリングのトップクラスの選手は皆が有しているように感じます。

ちょっと他と違う。学生レスリングを経験していると、練習量が半端ないのかと。そこがMMAで開花すると、こうなるのか──と恐ろしいモノを見た想いがしました」

──そこでやはりケージOrリング論になってしまうのですが……。ここまでケージで強いなら、強味が発揮できるところで戦って、外国人選手とも相対して欲しいと。リングでベラトール・バンタム級ファイターより、ケージで戦ってほしいと勝手ながら思ってしまいます。

「ハイ……分かります。それこそ、ケージの絶対チャンピオンになり『俺はリングには出ません』ってなってしまうかもしれないです」

──いうと収益がTVであり、チケット収入でないのならTVカメラで伝えることができるのでケージで良いじゃないかと。もちろん、F1のように一瞬で目の前を通り過ぎても、ライブが一番。ライブに優る観戦方法はMMAでもない。だから、ケージだから見に行かないという人はいないかと。

「ハイ……。そこは……倉本選手のようにメチャクチャ強い選手がいるというのが噂になるということでも良いかとも思うんです。まだTRIGGERは2回しかやっていないので、方向性が決まるということはなくても、両方あっても良いのかと。

リングかケージか──僕は別競技だと言ってきました。でも考えてみると、テニスみたいなものなのかもですね。テニスって芝が表面のグラスコート、土のクレーコート、アスファルトのハードコートがあるじゃないですか。でも、やっていることは同じなんです。足下が違うだけで。

それぞれのコートに得意な選手がいるわけで芝では勝てないけどクレーでは勝てるとか、ハードではメチャクチャ強いけどクレーは弱いですよ──とか。そんな感じなのかって捉えるようになったんです。ケージとリングは別モノではなく、同じMMAだと」

──う~ん、そうなるとナンバーシリーズでもケージが欲しくなります。テニスだと全仏はクレー、ウィンブルドンは芝、全豪と全米はハードじゃないですか?  グランドスラムでハードが2つあっても、ハード以外が2つある。RIZINもTRIGGERで活躍した選手が本戦にステップアップするなら、ケージで強い選手がリングだけだと、その強さがスポイルされることもある。戦う場のステータスがケージよりリングが上だと、テニスとは話が違ってきませんか。

「あぁ……そうですね、全英と全仏はコートが違っていてもトーナメントの規模、格式は変わらないと。つまりは、さいたまスーパーアリーナでもTRIGGER大会をやりましょうよ、と?」

──もしくはRIZIN、LANDMARK、TRIGGERの全てでリング大会とケージ大会を行うのか。倉本選手のようにケージ・キングのような選手が他にもいるかもしれないので。

「まぁ、まぁ、まぁ、そうですよね。今はナンバーシリーズの方が格が高い大会になっていますからね」

──別競技なら、もう専門家がいても良い。だから本戦とTRIGGERで違う主旨のイベント開催でも構わない。ただし柏木さんが言われた同じ競技で足下が違うというのであれば……。

「規模も同様にしてほしいと」

──ハイッ。そういうことです(笑)。ケージは面白くないと視聴率が下がったり、PPV購入数が減り、チケットが売れなくなると自然淘汰です。無くなるのも致し方ない。

「まぁ、まだ2回目なので……これから数を重ねて、色々な選手が出場して、色々な試合が見られていく中で、そういうことが協議されるようになるかとは思います。それを倉本選手が示したことになります」

──吉野光選手、中川晧貴選手にも当てはまるかもしれないです。

「いやぁ、仰る通りです。まさに吉野選手と中川選手に関しては試合を組んだ時点でケージがあることで有利だと思っていました。特に吉野選手なんて、そうですよね」

<この項、続く>

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BELLATOR Column F1 MMA o ONE   マイケル・ペイジ

Bellatorウェルター級王者ヤロスラフ・アモソフ「祖国を守るためにもウクライナに留まる」/5.13 Bellatorロンドン大会マイケル・ペイジ戦は変更か

5.13 Bellatorロンドン大会のメインイベントはヤロスラフ・アモソフ vs. マイケル・ペイジのウェルター級タイトルマッチ(2022年01月18日)

 こちらの続報。



 Bellatorウェルター級チャンピオンのヤロスラフ・アモソフがインスタグラムで以下のコメント。

「多くの人は、俺が逃げたとか隠れているとか、そんな感じに思っているだろうがそうじゃない。俺は家族を連れて安全地帯に行ってきた。そして今、戻って来た。自分にできることで、この国を全力で守りたい」

「俺はこの国、自分の国を愛している。ロシアが私たちのホームにやってきて、ここで戦争を始めた。罪のない人たち、女性や子供など、多くの人が亡くなっている。俺たちはこの国を守らないとけないし、俺たちは成功する。真実は俺たちの味方だからだ」

「ロシアから見ている人たちに言いたい。テレビに映し出されるものを、君たちは見てないかもしれないが、それは真実ではない。俺たちは本当の戦争の中にいるんだ。ロシア軍がウクライナに侵攻したことを信じてない人たちを理解できない。俺はこの目で見て、この耳で聞いている。恐ろしいことがここで起きているんだ。俺たちには出来ることがある」

「友よ、団結せよ、助け合え、そうすれば全ては上手くいく。真実は我々のものであり、勝利もまた我々のものだ」

 ヤロスラフ・アモソフは5月13日のBellatorロンドン大会でマイケル・ペイジを相手にウェルター級王座防衛戦を行う予定ですが、これにより変更される可能性が出てきました。続きを読む・・・
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Column F1 News o ONE   ボクシング

ロシアのウクライナ侵攻を受けてプロボクシング3団体ヘビー級王者オレクサンドル・ウシクがウクライナ軍に入隊

ロシアのウクライナ侵攻を受けて元世界3階級王者ワシル・ロマチェンコがウクライナ軍に志願入隊(2022年02月28日)

 こちらの続報。


3団体ヘビー級王者オレクサンドル・ウシクがウクライナ軍入隊「戦争は必要ない」(スポーツ報知)
 ウクライナ五輪委員会は28日、プロボクシングWBAスーパー、IBF、WBO世界ヘビー級統一王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)がロシアの母国侵攻に際し、首都キエフの領土防衛隊に入隊したと発表した。すでに、世界3階級制覇王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)はビルゴロド―ドニストロフスキーの領土防衛隊に参加している。

 2012年ロンドン五輪金メダルのウシクは、プロではクルーザー級で世界4団体制覇王者となり、ヘビー級でも3団体王者となっている、現役屈指のスーパースター。「世界は戦争を必要としていない」などとSNSで訴えている。


オレクサンドル・ウシク(Wikipedia)

 オレクサンドル・ウシクについてはこちらを参照。

ヘビー級3団体統一戦 ウシクvs.ジョシュア第2戦の行方は? ウシクは領土防衛隊入り(Boxing News)
 再戦条項に基づいて第2戦のスケジュールが模索されていた最中にロシアのウクライナ侵攻が発生。ウシクはイギリスに滞在していたが、母国の緊急事態を受けて帰国した。ウシクはSNSで「私が逃げたと言う人がいたが事実は違う。私は戻ってきた」と発信。さらには元3団体統一王者ワシル・ロマチェンコと同じように領土防衛隊に入り、武器を手にすることも明かした。

 これによりジョシュアとのリマッチは見通しが立たなくなったように思えるが、マッチルームボクシングのエディ・ハーン氏は「私たちは5月か6月の上旬の開催を目指して準備を継続している。この1、2週間でウシク陣営とスケジュールを決められると期待している」とボクシングUKで語った。

 ウシクは当初、ジョシュアとの再戦をウクライナのオリンピック・スタジアムで開催したいと希望していたが、さすがにこれは無理そうだ。いずれにしてもウシクとジョシュアの試合がどうなるかは、今後のウクライナ情勢にかかっている。

 アンソニー・ジョシュアとの再戦にも影響が出ています。続きを読む・・・
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KEC NA 11 O Ukrajini: Dimitrije Milić, Leona Šiljeg, Tatjana Ostojić, Mateja Beljan, Zoran Vučenović

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Column F1 News o ONE   ボクシング

ロシアのウクライナ侵攻を受けて元世界3階級王者ワシル・ロマチェンコがウクライナ軍に志願入隊

元世界3階級制覇ロマチェンコが母国ウクライナのため戦う姿勢見せた…軍服姿で肩にライフル(スポーツ報知)
 五輪のボクシング競技で連覇し、プロボクシング元世界3階級制覇王者のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が、ロシアの侵攻を受けている母国ウクライナのため、領土防衛隊に参加した。ウクライナ・オリンピック委員会が28日、インスタグラムでロマチェンコが軍服に身を包み、機関銃を肩にかけた写真を投稿した。

 ロマチェンコは当初、ギリシャに滞在していると報じられていたが、ビルゴロド―ドニストロフスキーの領土防衛に参加していることなどが伝えられた。

 ロマチェンコは北京、ロンドン五輪連覇などアマチュア時代は396勝1敗を誇る名ボクサー。プロではフェザー級(57・1キロ以下)、スーパーフェザー級(58・9キロ以下)に続きライト級(61・2キロ以下)で勝って史上最速となる12戦目で世界3階級制覇を達成したスーパースターだ。ライト級の3団体王座を獲得後、テオフィモ・ロペス(米国)に敗れたものの、昨年5月に中谷正義(帝拳)と再起戦を戦った。


ワシル・ロマチェンコ(Wikipedia)

 ワシル・ロマチェンコのプロフィールはこちらを参照。ロシアのウクライナ侵攻は格闘技界にも大きな影響を及ぼしています。続きを読む・・・
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F1 MMA o UFC   ジャック・ショア トム・アスピナル

ロシアのウクライナ侵攻により3.19『UFC Fight Night 204』のメインイベント、アレクサンダー・ヴォルコフ vs. トム・アスピナルは変更か

3.19 UFC ロンドン大会のメインイベントはアレクサンダー・ヴォルコフ vs. トム・アスピナル(2022年01月21日)

 こちらの続報。


 3月19日にイングランド・ロンドンのThe O2アリーナで開催する『UFC Fight Night 204』のポスタービジュアル。メインイベントはアレクサンダー・ヴォルコフ vs. トム・アスピナルのヘビー級マッチが予定されていますが、


 イギリスがロシア人ファイターのビザを発行しない可能性があることから、メインイベントの変更が検討されていることをMMAFightingが確認したとのこと。『UFC Fight Night 204』はヴォルコフの他にもシャミル・アブドゥラヒモフ vs. セルゲイ・パブロビッチのロシア人同士のヘビー級マッチ、ジャック・ショアと対戦するティムール・ヴァリエフと合計4名のロシア人が出場予定。

 ヴォルコフ vs. アスピナルを他の大会で行うことにするのか、アスピナルの対戦相手を変更するのかも今のところ不明だそうです。続きを読む・・・