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45 DWCS DWCS S08 DWCS S08 Ep10 MMA MMAPLANET o UFC ジョナサン・ミカレフ ダナ・ホワイト ドミニク・クルーズ ニック・クレイン フリエタ・マルチネス ヤディエル・デルヴァリエ ルイス・グールレ

【DWCS S08 Ep10】37秒一本勝ちのクレインら、4人が昇格。マルチネスは「若すぎる」と見送りに

<ミドル級/5分3R>
ニック・クレイン(米国)
Def.1R0分37秒by RNC
ヘラルド・ソウザ(ブラジル)

右前蹴りのクレイン、ソウザは左をフックもダブルレッグでテイクダウンを許す。スクランブルでバックに回ったクレインは、ソウザの前転にポジションを失いそうになりながら、RNCを支点にバックを取り直して両足をフックする。そのままソウザの背中を伸ばしたクレインが、RNCを極めきりタップを奪った。

そして2024年、最後の結果発表。ジョナサン・ミカレフのサインアップに続き、フリエタ・マルチネスは「どれだけ君のことを気に入っているか、表現のしようがない。信じられない才能の持ち主だけど、まだ20歳になったばかりだ。ベイビーだ。この階級ではまだ小さい。君はこのスポーツの未来だ。ドミニク・クルーズのコーチにも期待している。ここで契約して苦労するよりも、PIメキシコで引き続き練習して、試合経験を積んで欲しい。その時が来たら、即サインをする。我々は君の望んでいる。私たちは君を愛している」という最大の賛辞と受け取られる評価にも、表情は固まっていた。

「クソみたいな決定だろ。でも、自分が正しいと信じている」とはいうものの……大絶賛した勝者が若いから契約できないなら、これはもう出場させなければ良かったと指摘したくなる。マルチネスは気の毒でならない。

「試合が始まってから、なぜか分からないけどメチャクチャ気に入った」とヤディエル・デルヴァリエはUFCと契約に。そしてルイス・グールレ、「ニック(ピッチニーニ)のカムバックを尊敬している。勝つために戻って来たけど、不幸にも勝てなかった。ロイヴァルのコーナーでやってきた、1週間で契約した。君はUFCの漢だ」とステップアップが決定。そして「ショートノーティス出場、1分以内で紫帯の君が黒帯の相手を決めた。UFCにやってこい」とクレインも昇格に。そして、「最高のTVショーは、火曜日の夜だ」とダナ・ホワイトは2024年のコンテンダーシリーズを振り返った。


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45 DWCS DWCS S08 DWCS S08 Ep10 MMA MMAPLANET o ダナ・ホワイト ニック・ピッチニーニ ボクシング ルイス・グールレ

【DWCS S08 Ep10】TDだけでなくダメージ考慮のピッチニーニ、グールレに非情なスプリット判定負け

<フライ級/5分3R>
ルイス・グールレ(米国)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ニック・ピッチニーニ(米国)

試合開始直後に左を伸ばし、ワンツーから組んだピッチニーニがスラムダウンし、バックを奪取、そのワンフックに取る。スクランブルに盛り込んだグールレだが、スピニングバックフィスト空振りし、再びバックを許す。後方から細かいパンチを連打するピッチニーニは、胸を合わせて離れたグールレを前蹴りで後方に倒し、すかさす組んで背中に回る。後方からのハイが空振りになり、向き合ったグールレが右を当てる。

左フック、右アッパーと本来打撃で上回るグールレが、圧を掛け始める。ジャブのピッチニーニに対し、グールレがショートの連打をまとめる。左ボディショットを入れたグールレが、前に出てパンチから左ハイ。これは空振りになったが、打撃の圧でグールレの流れになりつつある。ピッチニーニはここでダブルレッグからリフト。グラウンドには持ち込めなかったが、譲らない姿勢を見える。それでも終盤の打撃戦は、グールレが優勢だった。

2R開始直後のショートのコンビをまとめたグールレが、左右のフックで前に出て右ハイを繰り出す。これをキャッチしてテイクダウンを決めたピッチニーニだが、ここから上下が激しく入れ替わるスクランブル戦へ。結果スタンドに戻り、組んでヒザのグールレに対し、ピッチニーニがワキを潜ってバックに回る。勝つためにレスリング勝負に出るしかないピッチニーニだが、グールレが前蹴りを効かせてからパンチを顔面にまとめる。

組もうとするピッチニーニに、エルボーを入れるグールレ。ピッチニーニもクリンチからボディを連打する。ダーティーボクシングからダブルレッグを決めたピッチニーニは、バックを取りつつ後方から左フックを連打。さらに正対してダブルレッグを決める。グールレはスイッチからシングルを狙うが、ピッチニーニが許さない。バックを取られた状態で、ジャンプしてケージを蹴ったグールレだが、バックコントロールから逃れることはできない。それでも最後の10秒の打ち合いで、グールレは五分の攻防に戻した。

最終回、左ジャブからローのグールレ。ピッチニーニはダブルレッグのフェイクから、右オーバーハンドを伸ばす。グールレは左ボディから左フック、そして近い距離で左ハイを繰り出す。ダブルを切られたピッチニーニは首相撲からヒザを使う。さらに前蹴り、右オーバーハンドと打撃戦に応じたピッチニーニはエルボーを受けても、根性のダブルレッグでテイクダウンを決める。

ここで終わらずパウンドからバックに回ったピッチニーニが、得意のレスリングとフィニッシュ狙いのノンストップアクション──コンテンダーシリーズに求められるファイトを展開する。

グールレも小外を耐え、勝負はオクタゴン中央でクリンチに。ここでピッチニーニがヒザ蹴りから離れると、左フックを振るいダブルレッグへ。切ったグールレは、ジャブを伸ばし右ストレート。そしてワンツーを入れるが、ピッチニーニがシングルレッグでドライブする。最後の5秒でリリースし、近距離で連打を見せたピッチニーニはタイムアップとともに勝利を確信しダナ・ホワイトの前へ駆け寄って、何やら言葉を発していた。

第3週の勝利にもダナは再戦要求、対戦相手が代わるという流れのなかでピッチニーニはスタイルをアジャストして今年のコンテンダーシリーズで2勝目を挙げたと思われたが、なんとスプリット判定で敗れる。なんとも気の毒きわまらない結果に終わったピッチニーニとは対照的に「4日間だけだ!」とショートノーティス出場をアピールしていた。

「ロイヴァルのサポートでラスベガスに来ていた。そこで試合を受けた。キャンプもしていないし、コンディションは論外だった。でも、この試合ができた」とバックステージインタビューで勝者は話した。


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45 DWCS DWCS S08 DWCS S08 Ep10 MMA MMAPLANET o アントニオ・モンテイロ ダナ・ホワイト ボクシング ヤディエル・デルヴァリエ

【DWCS S08 Ep10】That’s is DWCS。攻め続けフラフラのデルヴァリエが、モンテイロに大差の判定勝ち

<フェザー級/5分3R>
ヤディエル・デルヴァリエ(キューバ)
Def.3-0:30-26.30-27.30-27
アントニオ・モンテイロ(ブラジル)

互いにローを蹴る序盤のなかで、デルヴァリエが左ボディから左を顔面に入れる。モンテイロが組みつき、クリンチの攻防へ。デルヴァリエが押し込むが、モンテイロは耐える。とデルヴァリエは左エルボーを入れ、ボディを殴る。小外刈りが決まらなかったモンテイロは、体を入れ替えてシングルレッグへ。デルヴァリエはギロチンに取り、下に。モンテイロは左足を抜いてギロチンを無効化させる。顔面の展開のなかで背中を譲って立ち上がったデルヴァリエは、胸を合わせてジャンピンガード&ギロチン。そのまま時間となった。

2R、デルヴァリエが勢いのある左インローを決める。さらに左フックで前に出るが、かなり硬い動きで逆に左を被弾する。それでも力一杯にパンチを振るうデルヴァリエの左右のフックがモンテイロの顔面を襲い、さらにボディで動きを止めに掛かる。ダーティーボクシング、ヒザ蹴り、エルボーとケージを背負ったモンテイロに猛攻を仕掛けるデルヴァリエ。左ボディで動きが止まったモンテイロは、一旦息を整えたデルヴァリエの首相撲&ヒザ蹴りを連続で受けるが、左を連打で反撃へ。デルヴァリエはヒザを入れ、ダブルレッグと方向転換。モンテイロは立ち上がると、デルヴァリエの頭部にヒジを連打する。

立ち上がってバックに回ったデルヴァリエに対し、モンテイロはキムラ狙いから正対し左右のフックを入れる。ここで足を止めての打ち合いに挑んだデルヴァリエが、エルボー&ニーを纏めて再びダブルへ。バックに回ってラウンド終了となった。

最終回、モンテイロが右インローから右フック。デルヴァリエもワンツーで前に出て、左インローを返す。前に出るモンテイロはデルヴァリエの組みを切るが、やはり相当に疲弊しているか。組まれても突き放すモンテイロが、圧を高める。下がる場面が増えたデルヴァリエは、左を伸ばす。ケージ中央で打撃の交換が見られ、フックで詰めたデルヴァリエがケージに詰まったモンテイロにヒザ蹴りを見舞う。

間合いを取り直したデルヴァリエが、ダブルレッグへ。モンテイロが完璧なタイミングでギロチンをセットするが絞める力が残っていない。頭を抜いたデルヴァリエが、パンチを落としエルボーをボディに落とす。さらに顔面にエルボー、鉄槌を打ちつける。流血のモンテイロは、ケージ際に移動して立ち上がる。ワキを潜ってバックを取ったデルヴァリエも、疲れており組みは続けない。

残り30秒、フラフラになり軸が乱れながらパンチを打ち合う両者。フラフラになって勝利を目指した両者に、ダナ・ホワイトは立ちあがって拍手を送った。結果は大差の判定勝ちとなったデルヴァリエだが、疲労困憊座り込んで感謝の言葉を続けた。


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45 DWCS DWCS S08 DWCS S08 Ep10 MMA MMAPLANET o UFC キック ドミニク・クルーズ フリエタ・マルチネス レスリー・ヘルナンデス

【DWCS S08 Ep10】ドミニク・メソッド?! テコンドー&レッスルのマルチネスが、ヘルナンデスに競り勝つ

<女子ストロー級/5分3R>
フリエタ・マルチネス(アルゼンチン)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
レスリー・ヘルナンデス(米国)

サイドキックやミドル、テコンドーの蹴り技を繰り出すマルチネス。右ストレートを伸ばしたヘルナンデスが、右カーフを蹴る。マルチネスの蹴り足をキャッチし、捌いてパンチを入れたヘルナンデスが続いてパンチで前に出る。ダブルレッグを合わせたマルチネスは、テイクダウンからスクランブルでバックへ。すぐにヘルナンデスが胸を合わせると、マルチネスは距離を取り直す。

カーフで尻もちをつかされたマルチネスは、すぐに起き上ると走って飛び蹴り。動きの多いなかで、マルチネスが右を当てる。マルチネスは蹴りの踏み込みから組みつくと、ボディロックテイクダウンを狙う。ヘルナンデスはヒザを腹に突き刺し許さない。ヘルナンデスは左ボディショットを入れ、マルチネスもハイから右オーバーハンド、ティットラtyギ&トリョチャギというコンビを見せておいて、一気にダブルレッグでテイクダウンを決める。ヘルナンデスの手をついての蹴りに距離を詰めたマルチネスが、パンチを落として初回が終わった。

2R、右ハイ~右サイドキックとMMAでは、あまり見られない蹴りの連係を駆使したマルチネスが、ここでもダブルレッグへ。ヘルナンデスは切ってロングの右を入れるが、距離を詰めたマルチネスが連打から上段後ろ回し蹴り。蹴りを見せてからのテイクダウンという流れて、ついにバックに回ったマルチネスが両足をフック。ヘルナンデスが胸を合わせた直後に、マルチネスがスイープ狙いからスクランブル──試合はスタンドに戻った。

シングルレッグから背中に回り、ジャンプしてバックグラブとしたマルチネスは、着地して正対するとダブルレッグへ。ヘルナンデスが切って、ヒザ蹴り。ケージ際でのクリンチ合戦から離れたマルチネスが、跳び二段ヒザ蹴りを放つ。マルチネスは動きが多い分、疲れも見えるようになりサイドキックに右を合わされる。それでもフットワークで間合いを維持したマルチネスの左ハイが、ヘルナンデスの顔面をかすめた。

最終回、テイクダウン狙いを切ったヘルナンデスが、右ストレートをヒット。続いてワンツーから左フックを振るう。構えを変えて、足を使うマルチネスは組みから蹴り、ヒザとここまでの逆のパターンで攻める。結果、組んでバックに回りグラウンドに持ち込んだマルチネスがバックグラブ。胸を合わされそうになり立ち上がるも、ヘルナンデスががヒールへ。外、内とヒールを続けるヘルナンデスはロールして防御のマルチネスに足関を続ける。

やがて足を抜いたマルチネスはスクランブルで、ヘルナンデスのバックへ。ここもテイクダウンから徹底してバックを取り続ける。残り75秒で胸を合わせたヘルナンデスがエルボーを打って離れる。ヘルナンデスはマルチネスのスピニングバックキックにバックを取るが、逆にワキを潜られ背中を取られる。直ぐに正対した離れた両者、最後までアグレッシブに攻撃を続けタイムアップを迎えた。

テコンドー流の蹴りとテイクダウンのコンビから、徹底したテイクダウン&バックコントロールに転じたマルチネスがスプリット判定勝ちを決め、バック宙。PIメキシコシティで指導を受けるドミニク・クルーズのアイデンティティが感じられる興味深いMMAを見せたマルチネス──UFCでそのファイトを見てみたいものだ。


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45 DWCS DWCS S08 DWCS S08 Ep10 MMA MMAPLANET o ジョナサン・ミカレフ ムアメド・アドゥ

【DWCS S08 Ep10】流れるような三角絞めで、ジョナサン・ミカレフがアドゥを落とす

<ウェルター級/5分3R>
ジョナサン・ミカレフ(豪州)
Def.1R3分01秒by 三角絞め
ムアメド・アドゥ(カナダ)

サウスポーのミカレフがジャブを伸ばし、アドゥが右ハイを見せる。続く右の蹴りをキャッチしたミカレフがボディロックへ。ケージ際のクリンチ合戦となり、左腕を差し上げたミカレフがテイクダウンを奪う。アドゥがすぐに立ち上がり、クリンチの攻防が続くと逆にテイクダウンしたアドゥは、スクランブルでニンジャチョークをセット。ミカレフは後方回転して逃れると、バックを奪取し両足をフックする。アドゥが前方に落とすと、ミカレフは流れるような動きで三角絞めをセット。アドゥを落ち、ミカレフが一本勝ちした。


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【DWCS S08 Ep10】コンテンダーシリーズ最終週。ピッチニーニが2度目の正直目指し、グールレ戦へ

【写真】ある意味、よりタフな相手と戦うこととなったピッチニーニ (C)Zuffa/UFC

15日(火・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで今年のコンテンダーシリーズ最終戦が行われる。8月13日のシーズン開幕から9週で39人の契約が実現し最後の5試合を迎えることとなった。
Text Manabu Takashima

米国、ブラジル、キューバ、アルゼンチン、カナダ、そして豪州から計10選手、計66勝8敗1分とファイター達のラストバトルにはFURY FCフライ級王者ルイス・グールレ、修斗ブラジル・フェザー王者=アントニオ・モンテイロという北・南米のトップフィーダーショーの王者が参戦。

サムライファイトハウス王者!!!!

そしてアルゼンチン&ウルグアイのSamurai Fight House女子ストロー級王者フリエタ・マルチネス。

ブラジルのStandout Fighting Tournamentウェルター級王者エラルド・ソウザというローカル王者が出場する。


そんななかFury FC王者グーロォと対戦するニック・ピッチニーニは第3週以来、2度目──そしてラストチャンスに賭ける。オクラホマ州立大時代にD1レスリングでオールアメリカン3度なっているピッチニーニは、アルファメール所属のダック・ダフィーにカーフを効かされながら、組み勝負となりスプリット判定勝ちを収めた

ピッチニーニは10日前のショートノーティス出場でアップセットを起こし、契約できる材料は揃ったと思われた。しかし、ダナ・ホワイトは「ニックが勝ったと思った。両者が合意するなら第10週に再戦を組みたい」と非情な判断を伝える。この日はボグダン・グラッドにスプリット判定で敗れたマイケル・アズウェルがサインを果たしており、本当に神様の気まぐれ、匙加減に翻弄されたピッチニーニだ。

ダナの宣言通り、ダフィーとの再戦が組まれたが、ダフィーが欠場となりピッチニーニはグールレと戦うことに。キャリア9勝0敗のグールレもレスリングベースのファイターだ。そのレスリングだけならピッチニーニの方が、上をいくだろう。ただし、テイクダウンの圧にパンチを加え、テイクダウン後のパウンドの強さなどMMAファイターとしてはグールレの方が武器が多いのも事実。

組み勝負で勝利を手にしながら、契約に至らなかったピッチニーニがグールレを相手にどのようなファイトを挑むのか。コンテンダーシリーズという戦いの舞台を考えるとスタイルチェンジを考慮する必要があるピッチニーニは、アジャストしたファイトか、自分の強さを全面に押し出すファイトか、どちらを選択するのか興味深い。

■視聴方法(予定)
10月16日(水・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS

■ DWCS S08 Ep10対戦カード

<ミドル級/5分3R>
ニック・クレイン(米国)
エラルド・ソウザ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
ニック・ピッチニーニ(米国)
ルイス・グールレ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ヤディエル・デルヴァリエ(キューバ)
アントニオ・モンテイロ(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
レスリー・ヘルナンデス(米国)
フリエタ・マルチネス(アルゼンチン)

<ウェルター級/5分3R>
ムアメド・アドゥ(カナダ)
ジョナサン・ミカレフ(豪州)

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UFC on ESPN+98:第3試合・ジュリア・ポラストリ vs. コーリー・マッケンナ

女子ストロー級

ブラジルのポラストリは昨年9月のDWCSで勝利しUFCと契約。今年に入って2度UFCデビュー戦が対戦相手の欠場により流れており、6月にようやくUFCデビュー。その時も平良がメインを務めるAPEX大会だった。元K-1タイトルチャレンジャーのヨセフィン・ノットソンと対戦。まだグラウンドに穴があるノットソンをテイクダウンするとマウントを奪いパウンドを入れる場面もあったが、スタンドの打撃で攻められ判定負けした。26歳。

イギリスのマッケンナは現在チーム・アルファメール所属。母親も戦績1勝2敗のMMAファイターで、幼少から空手・柔術・ボクシングを学び、13歳からMMAのトレーニングを開始。UFC契約後ここまで3勝2敗。前戦ではグラップラーのジャケリン・アモリムに引き込みから攻められ、最後は腕十字でキャリア初の一本負けを喫している。25歳。

距離を詰めるマッケンナ。入ってくるところにポラストリがテンカオを入れるが、そのまま組んでケージに押し込む。ポラストリはケージでこらえながらヒザを返す。入れ変えたポラストリはヒジをアゴに押し当てながらボディにヒザを打ち込んでいく。また入れ変えたマッケンナがダブルレッグへ。小手に巻いてディフェンスするポラストリ。ヒジで抵抗。入れ替えたポラストリがボディブロー。離れたマッケンナ。詰めていくポラストリ。飛びヒザ。下がりながらパンチを返すマッケンナ。しかしケージを背負ったところでポラストリの首相撲に捕まりヒザをボディにもらう。ポラストリ詰めて前蹴り。マッケンナ下がりながらパンチをヒットさせるが、タックルに入ると受け止めたポラストリがヒザを入れる。首相撲に捕らえてヒザ連打。ホーン。

打撃のヒット数自体はほぼ五分だが、与えたダメージでポラストリのラウンドか。

2R。ポラストリ前蹴り。ケージに押し込んだポラストリに首投げを狙うマッケンナだが、こらえるポラストリ。タックルに入るもヒザ・パンチを貰う。離れた。また詰めていくポラストリ。組まれる距離でなければマッケンナのパンチもヒットしているが、ポラストリ逆にタックルに入るとスタンドバック。ヒザ。強引に背中に乗ろうとするポラストリ。完全にバックには回れないが、スタンドバックを続けるポラストリ。正対したマッケンナ。ワンツーを入れるマッケンナだが、ポラストリがどんどん出ていく。またケージを背負うマッケンナ。ポラストリ左ボディ。首相撲ヒザ。ホーン。

2Rポラストリ。

3R。詰めてくるポラストリにパンチを入れていくマッケンナだが、圧されてケージ際まで下がる。組んだマッケンナだが、ポラストリがケージに押し込み首相撲からヒザ。ポラストリシングルレッグへ。ダブルレッグに切り替えてクラッチすると初めてテイクダウン成功。残り2分。ガードから腕十字を仕掛けるポラストリだが防いでパウンドを入れるマッケンナ。フックスイープを狙うポラストリだがこらえてパウンド。だがフィニッシュが必要。ハイガードのポラストリにヒジ。立ってパウンドで飛び込むが足で防いでいるポラストリ。下からの三角も防いで入らせないマッケンナ。パウンドを入れていくがダメージは与えられない。タイムアップ。

29-28ポラストリ、29-28マッケンナ、29-28ポラストリ。スプリットでポラストリUFC初勝利。

3Rはマッケンナだろうが、1・2Rはポラストリで割れる要素はないと思ったが。2Rに中間距離で手数を稼いだマッケンナに入れたジャッジがいたのか。

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45 DWCS o UFC キック

UFC on ESPN+98:第2試合・ダン・アルグエタ vs. コーディ・ハドン

バンタム級だったがアルグエタが2.5ポンドオーバーしキャッチウェイトに。

アルグエタはフェザーで1勝1敗の後バンタムに落としたが、ここまで0勝1敗2NCでまだ勝ち星なし。初戦はギロチンで落としたかに見えたが、相手が落ちておらずレフェリーのミスと判断されノーコンテストに。2戦目は判定負けだったが相手の禁止薬物発覚によりノーコンテスト。前戦はDWCSからのUFCデビュー戦となる日系ブラジル人ジェアン・マツモト相手にタックルでテイクダウンを奪い優勢に試合を進めていたが、徐々に消耗し、2R終了間際にギロチンに捕まり残り1秒で一本負けした。バックボーンはレスリングで、テイクダウン主体に攻めるスタイル。31歳。

オーストラリアのハドンは8月のDWCSで勝ってUFCとの契約を決めてから、2ヶ月弱でのUFCデビュー。キャリア7勝1敗で、唯一の敗戦は今年フライ級王座に挑戦したスティーブ・エルセグ(当時はバンタム級)。その後オーストラリアの2大フィーダーショーの1つ、HEXでバンタム級王座を獲得。DWCSでは1Rにパンチでダウンを奪ってからのリアネイキドチョークで一本勝ちした。26歳。

ハドンがプレッシャーをかける。ヒジを打ち込むアルグエタ。タックルにつなげるとシングルレッグでテイクダウンを奪った。しかしケージを使って立ったハドン。またパンチで出る。積極的にパンチを打ち込むが、アルグエタ組むとボディロックから投げを狙う。こらえるハドンだがスタンドバックに。ケージで正対したハドン。ヒザを入れて離れた。左右のパンチを入れるハドン。ヒット。左ボディ。左右の連打。またタックルに入ったアルグエタ。こらえたハドンだががぶりに切り替える。しかし振りほどいて離れるハドン。すぐにパンチで出るハドン。ワンツーがヒット。休ませない。アルグエタのタックルを切ったハドンだが、またすぐにがぶりに切り替えるアルグエタ。すぐギロチンで引き込んだ。が、首を抜くハドン。押さえ込まれず立ったアルグエタ。またすぐにパンチで出るハドン。かなりハイペースだが、アルグエタが先に消耗してきた。タックルを受け止めてケージに押し込む。離れたアルグエタ。すぐにまたパンチで出るハドン。アルグエタはパンチを返すと四つに組んだが、ハドンがヒザを入れる。ホーン。

1Rハドン。両者消耗しているが、よりきついのはアルグエタか。

2R。すぐプレスするハドン。右ミドル・右ストレートがヒット。アルグエタもパンチを返すが、ハドン逆にタックル。虚を突いてテイクダウン。サイドに着いたがガードに戻したアルグエタ。しかしすぐまたハーフに。背中を向けたアルグエタ。背中に乗ったハドン。しかしアルグエタはケージ際で下に落として初めて上をキープする展開に。パウンド・ヒジ。背中を向けて立ちに行くハドン。アルグエタのスタンドバックに。強引に抱え上げて投げたアルグエタだが、投げっぱなしで放してしまい、ハドンに立たれる。アルグエタのタックルにハドンカウンターのヒザをヒット。アルグエタまたタックルへ。切ったハドンだが、アルグエタまたがぶりに。振りほどいて立つハドン。ハドンも疲れからガードが下がっているが、それでもプレスしていく。ケージまで下がらせて右がヒット。ホーン。

2Rハドン。

3R。すぐ打撃で出るハドン。右をヒット。軽快に連打を入れていく。アルグエタのタックルを切る。バックブロー。アルグエタもバック肘を返した。連打を入れていくハドンだが、強いパンチではなく打たれながら出ていくアルグエタ。組みに行くが引き剥がすハドン。またパンチ連打で出る。しかし攻め疲れで消耗してきた。アルグエタのカーフキックでスリップダウン。すぐに立ったハドン。またプレッシャーをかけてケージを背負わせると、ボディ・顔面にパンチをヒット。残り1分45秒でアルグエタタックル。切りきれず倒されたハドンだが、押さえ込ませずに立ったハドン。立ち際にまたタックルに入るアルグエタ。しかしケージで耐えるハドン。放してまたタックルに入るがこれも切られる。またタックル。切ってスクランブルから上を取るハドンだが、アルグエタ下から蹴り上げると立ち上がる。アルグエタ最後までタックルへ。ハドンがこらえてタイムアップ。

判定結果の前にアルグエタのコーナーに行き、健闘を称えるハドン。

三者30-27でハドンがUFCデビュー戦勝利。序盤からハイペースで打撃を打ち込んでいき、後半消耗もしていたが、最後まで手を出し続けて押し切った。しかし手数重視だった分、打撃には倒す一発の重さはなかった。

アルグエタはこれで4戦勝ち星なしの上、体重オーバーもあり苦しくなった。

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AB DWCS MMA o UFC ジョシュア・ヴァン ボクシング

UFC on ESPN+98:第1試合・クレイトン・カーペンター vs. ルーカス・ホシャ

フライ級。

カーペンターは2022年のDWCSで、後に平良とも対戦したエドガー・チャイレス(昨年7月に判定負け)に判定勝ちしてUFCと契約。昨年2月のUFCデビュー戦は、UFC0勝1敗のフアンカミロ・ロンデロスにタックルに合わせたギロチンは防がれたものの、ガードから腕十字→三角と攻めて、オモプラッタで上を取ると、バックに回ってのチョークで1Rフィニッシュ勝利。2戦目は昨年5月にUFCデビュー戦となるスティーブ・エルセグとの試合が組まれていたが流れ、今回は1年8ヶ月ぶりの試合となる。寝技の強さを見せたが、ムエタイやボクシングのキャリアもあり、打撃もできる。ここまでキャリア7戦全勝の有望株。26歳。

ホシャは昨年のDWCSで勝利してUFCと契約し、今年4月にジョシュア・ヴァン戦が組まれていたが、肋骨の骨折で欠場。今回が仕切り直しでのUFCデビューとなる。アマゾンの奥地のコアリ出身・在住で、現地ではアマチュアMMAがなく、16歳でプロデビューしている。ここまで17勝(10KO・4一本勝ち)1敗。平良・モカエフと同じ2000年生まれの24歳。

序盤から両者激しく打撃を打ち込む。ホシャがパンチで飛び込むタイミングでカーペンターがダブルレッグ。テイクダウン。ハーフガードから足関を狙うホシャ。防いだカーペンター。ガードに戻したホシャだが再びハーフにしたカーペンター。ヒジ。左眉付近をカットしたホシャ。ハーフで固めるホシャ。スクランブルからタックルに入ろうとするホシャ。カーペンターはダースチョークを狙うとバックに回る。またハーフに戻すホシャ。また足関を狙うが、防いで上をキープするカーペンター。ハーフからヒジを入れていく。ホーン。

1Rカーペンター。

2R。カーペンターが打撃でプレスする。タックルに入るが切ったホシャ。ヒジで飛び込むカーペンター。右ミドル。またタックル。タイミングよく入りテイクダウン。亀になったホシャから四の字バック。チョーク!喉元に入っている。ぎりぎり耐えていたホシャだが、がっちりと入り落ちた!

カーペンター、今回もUFC未勝利の相手との試合ではあったが、強い勝ち方。ランカーとの対戦が期待される。

ホシャはタックルでテイクダウンを奪われるとスクランブルで立ちに行ったが、カーペンターに常に先回りされて完敗。

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45 DWCS DWCS S08 DWCS S08 Ep09 GLORY MMA MMAPLANET o UFC   アルテム・ヴァキトフ アレックス・ポアタン アレックス・ポアタン・ペレイラ イスラム・マサハフ キック コディ・スティール ショーン・ガウシー ダナ・ホワイト

【DWCS S08 Ep09】元GLORY世界王者。ポアタンと1勝1敗のアルテム・ヴァキトフら4人がステップアップ

【写真】この試合を観戦していたアレックス・ポアタンが、ダナ・ホワイトに「ぜひ契約を」という言葉を掛けたという(C)Zuffa/UFC

<ヘビー級/5分3R>
アルテム・ヴァキトフ(ロシア)
Def.1R4分23秒by TKO
イスラム・マサハフ(フランス)

プロで23勝6敗の戦績を残すヴァキトフはアマでもロシア選手権、欧州選手権、世界選手権を制した強豪キックボクサーだ。Gloryで世界ライトヘビー級王座につき、アレックス・ポアタン・ペレイラと1勝1敗の互角の星を残している。そんなヴァキトフはMMA戦績は2勝1敗。対して、3勝0敗のマサハフが思い切り左右のロングフックを振るって前に出るが、クリンチでケージに押し込めれる。ボディロックのヴァキトフは、体を入れ替えられバランスを崩す。下になったヴァキトフは、マサハフのパンチねらいで立ちあがって組んでボディロックへ。マサハフはケージレスリングのなかでエルボーを放つ。押し返して離れたマサハフがシングルレッグからアンクルピック。耐えるヴァキトフは右腕を差してケージに追い込む。

両腕を差したヴァキトフは崩してテイクダウンを奪うと、背中を見せて立ち上がろうとしたマサハフを後方から殴る。さらに組まれてもヒザをボディに入れたヴァキトフは、間合いを取り直すとボディから右フックを決める。と、ガシャっという音が館内に響き、動きを止めたマサハフにパンチをまとめたヴァキトフがTKO負けを決めた。

「今日、アレックスがいたよね。こないだの試合は素晴らしかった。チームと彼にお祝いの言葉を贈りたい。戦いたい? もちろん、次の次の次、すぐだよ」とヴァキトフは話した。

毎週のようにダナ・ホワイトの口からは前口上が聞かれたが、今週はいきなり合否の発表へ。そして、ショーン・ガウシーは将来性は買われても、「今夜じゃない」と落選。イスラム・ドゥラトフ、マリオ・ピント、コディ・スティール、ヴァキトフの4人がUFCへのステップアップを決めた。


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