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DWCS MMA MMAPLANET o ヴィクトル・ウゴ・マドリガル

【DWCS S07Ep08】オリヴェイラ、打の圧でマドリガルの戦いをさせず。左フックで失神KO勝ち

<バンタム級/5分3R>
ヴィニシウス・オリヴェイラ(ブラジル)
Def.1R3分02秒by KO
ヴィクトル・ウゴ・マドリガル(メキシコ)

オリヴェイラが右カーフからサイドの関節蹴りを見せる。カーフとジャブ、そして右ストレート、さらにスイッチして左ミドルを入れたオリヴェイラに対し、右を振るって組みついたマドリガルだが、すぐに離れられる。重い打撃を続き、マドリガルの右の直後に右アッパーを決めたオリヴェイラがは左リードフックも決める。ワイルドだが、その圧でマドリガルをリードするオリヴェイラだが、この強振はいつまで続けることができるか。

そのオリヴェイラのワンツーで下がったマドリガルは、足、腹、顔面と攻撃を受け続ける。それでも左を当てたマドリガルだったが、直後に左フック一発で大の字に。メキシコの柔術ファンタジスタは、得意な局面に持ち込めずに完敗を喫した。

「この時のために10年間やってきた。僕の人生はファイトとともにある。誰も止められない。僕はチャンピオンになる。彼はジャブを出したときにガードが下がるんだ。そこに右から左のフックを打ち込む練習をしてきた」とキャリア19勝目、15回目のKO勝ちをキャリア最重要なファイトで成し遂げたオリヴェイラは話した。


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DWCS MMA MMAPLANET o PFL UAEW UAEW39 UFC アレハンドロ・フローレス キック ボクシング ヴィクトル・ウゴ・マドリガル 吉野光

【DWCS S07Ep08】吉野光をKOしたオリヴェイラと、メキシコの柔術マジシャン=マドリガルの一戦に注目!!

【写真】粗いが一発はあるオリヴェイラ(C)UAEW

26日(火・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでDWCS S07 Ep08が開催される。
Text by Manabu Takashima

先週はタリタ・アレンカとステファニー・ルシアーノがドローとなり、後者がサインを果たすというコンテンダーシリーズ初の出来事が起こったが、そのルシアーノを含め7週間で実に13人のブラジル人ファイターがUFC行きを決めている。

1週で2人以上の高確率。そのブラジルから今週もヘビー級でマリオ・ピアゾン、バンタム級でヴィニシウス・オリヴェイラが出場する。


オリヴェイラは3月のUAEW39で吉野光から初回4分02秒、KO勝ち収めているファイターだ。一度はUAEWバンタム級王座に就いているオリヴェイラは、ベルト奪回よりも砂漠経由でUFCへの最後の難関に挑むこととなった。

KOパワーを持つ右、そしてヒザ蹴りと強烈な武器ではあるが、一方でディフェンスは甘い。よってインパクトの大きな勝ち方だけでなく、負け方もしているのがオリヴェイラの特徴といえる。吉野はその荒い打撃の渦に巻き込まれたが、UFCの中で戦うには粗すぎるという見方もできる。

とはいえUFCとの契約を賭けた試合では、「過去は関係。その日の倒す意志力」が問われるため、豪快な勝利もできるファイトはコンテンダーシリーズに向いているだろう。それでも契約確定を狙いアグレッシブさが過ぎると、穴も大きくなることも予想される。

そんなオリヴェイラと対戦するヴィクトル・ウゴ・マドリガルは、メキシコMMA界での異色の柔術ファンタジスタだ。キャリア12勝3敗、ブドー・セントー・チャンピオンシップのバンタム級王者は7つのKO勝ちと3つの一本勝ちを誇っている。

ダブルレッグを仕掛けられると、尻もちをつくまでに一回転、キャッチしてきた腕にオモプラッタをセットアップ。がぶりから、ワキを差して来た腕をウィザーで固定して頭をステップオーバー→相手の背中に乗る形で腕十字。インサイドトリップを小外で耐え、横回転で上を取る──スタンド・スイープ。首相撲で引き込んで巴スイープの要領でマウント奪取。マウントでは、正面からRNCクラッチでギロチン──等々、他の試合で目にすることがない動きをマドリガルは見せてきた。

加えてスタンドでもアグレッシブなキックボクシングを仕掛けるマドリガルだが、コンテンダーズ&PFLベテランのアレハンドロ・フローレスに判定負けを喫したこともあり、打撃戦ではオリヴェイラの大砲を被弾する可能性は決して低くない。それでも、その異次元MMAグラップリングは一見の価値がある。

■視聴方法(予定)
9月27日(水・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS

■対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
ダニー・バーロウ(米国)
ラヒム・フォレスト(米国)

<ヘビー級/5分3R>
アレキサンダー・ゾルダットキン(米国)
マリオ・ピアゾン(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ダニー・シルバ(米国)
エンジェル・パチェコ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
エルネスタ・カレクカイト(リトアニア)
カーリー・ジュディシー(米国)

<バンタム級/5分3R>
ヴィニシウス・オリヴェイラ(ブラジル)
ヴィクトル・ウゴ・マドリガル(メキシコ)

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Brave CF Cage Warriors DWCS IMMAF MMA MMAPLANET o UFC イゴール・ダ・シウバ グレッグ・ヴェラスコ シャミル・ガジエフ ジョナタ・シウバ ダニエル・ジェイムス ボクシング ムハマド・モカエフ 修斗

【DWCS2023 S07Ep07】砂漠のMMA王国から、UFCに王手=シャミル・ガジエフ。シウバ対決も注目

【写真】ガードの甘さは気になるが、多彩なパンチはKOパワーを有しているガジエフ (C)BRAVE CF

19日(火・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでDWCS S07 Ep07が開催される。
Text by Manabu Takashima

ライト級が2試合、フライ級が1試合、女子ストロー級が1試合組まれた今週のコンテナシリーズのメインは、ヘビー級の試合が組まれ──バーレーン王国が、国家プロジェクトとして取り組むBRAVE CFとKHK MMAジムが2人目のUFCファイターを目指し、シャミル・ガジエフがグレッグ・ヴェラスコと対戦する。


RAVE CFとKHK MMAからUFCで活躍しているムハマド・モカエフが男子では最軽量フライ級なのに対して、ガジエフはヘビー級とサイズはまるで違うがIMMAFというアマのフィールドからプロに転向し、無敗という共通点がある。

とはいえガジエフはIMMAF世界大会を連覇したモカエフと違い、世界では銅メダル獲得に終わっている。BRAVE CFライト級王者でチーム・バーレーンのヘッドコーチであるエルダル・エルダノフに見いだされ、ロシアからバーレーンに国籍を移してKHK所属となったガジエフは、IMMAFではアフリカ、アジア、欧州選手権を制したものの世界大会ではプロ転向せずにアマで戦い続けているガジムラッド・バガウティノフにRNCで敗れた翌年にプロ転向を果たしたガジエフは、2年3カ月10連勝と強烈な勢いで経験を積んできた。

今年の2月には元UFCファイターのダルコ・ストシッチを2分50秒でKOしている。今回はカレッジ・レスリング出身で6勝0敗のヴェラスコと戦うが、そのボディロック&足払い系のテイクダウンに如何に対抗できるか。

ヴェラスコは寝技に持ち込めばヒールや腕十字などヘビー級の選手に余り見られないサブミッションを持つか。あるいは意外とも取れる多彩なボクシング技術で、ヴェラスコの得意の形に入らせない可能性もあるガジエフ、ロシア~中東ラインでUFCと契約を果たせるのか要注目だ。

この他、ブラジル同朋対決でイゴール・ダ・シウバと対戦するジョナタ・シウバも気になるファイターだ。修斗ブラジル・ストロー級王者で、今年の3月に実に2年10カ月のブランクを経てCage Warriorsで勝利して、コンテンダーシリーズで戦う権利を手にしたジョナタ、イゴールとのシウバ対決=フライ級のマッチアップだ。

■視聴方法(予定)
9月20日(水・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS

<ヘビー級/5分3R>
シャミル・ガジエフ(バーレーン)
グレッグ・ヴェラスコ(米国)

<ライト級/5分3R>
ジャコビー・ジョーンズ(米国)
ダニエル・ジェイムス・アレン(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
タリタ・アレンカ(ブラジル)
ステファニー・ルシアーノ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
カイナン・クルシュヴィスキー(ブラジル)
ダイラン・モンテーロ(米国)

<フライ級/5分3R>
イゴール・ダ・シウバ(ブラジル)
ジョナタ・シウバ(ブラジル)

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DWCS K-1 MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN227   アレクサ・グラッソ エドガー・チャイレス カイル・ネルソン クリストス・ギアゴス ケヴィン・ホランド ジャスミン・ジュスダヴィチェス ジャック・デラ・マダレナ ダナ・ホワイト ダニエル・ラセルダ チャーリー・キャンベル テレンス・ミッチェル フェルナンド マーニック・マン ライカ ラウル・ロサスJr ルピタ・ゴディネス ロマン・コピロフ ヴァレンチーナ・シェフチェンコ

【UFN227】Noche UFC計量終了 DWCSで契約を逃したキヌットソンが急転直下のオクタゴンデビューへ

【写真】やはりフィジカル的にはシェフチェンコが優位に立っているか。グラッソは正確なタイミング、高い精度が欠かせない (C) Zuffa/UFC

16日(土・現地時間)、ネヴァダ州のTモバイル・アリーナで開催されるNoche UFC(※UFCの夕べ)ことUFN227「 Grasso vs Shevchenco 2」の計量が15日(金・同)に行われている。
Text by Takashima Manabu

セレモニアル計量は現地、Tモバイル・アリーナ正面の東芝ブラザで強い日差しが照り付けるなか、マリアッチの演奏から始まった。


メインでアレクサ・グラッソの持つUFC世界女子フライ級王座に挑む元チャンピオン=ヴァレンチーナ・シェフチェンコはブーイングを送るファンに対して、「明日はハレの日。私の心、力、精神の全てを戦いに注ぎ込む。ありがとう、皆の──」と一呼吸をおいて「サポートを」と話した。

対してグラッソは大声援を受けて「素晴らしい週末を過ごしてもらって、全てを尽くしてベルトを再び皆に持って来るから」とコメントした。

メキシコのための大会といっても過言でない今大会だが、5人のメキシコ籍ファイターに加え、ラウル・ロサスJr、トレイシー・コーテズ、アレックス・レイエスなどメキシコ系米国人も多く出場している。

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そんななか第1試合でジョセフィン・キヌットソンが、マーニック・マンを相手にUFCデビューを行う。K1で活躍し、MMAに転向したキヌットソンは8月22日のコンテンダーシリーズ第3週でイシス・ファーバックとのストライカー対決を制しながら、「素晴らしい実績を残しているが、今日はその片鱗を伺わせなかった」という厳しい評価から、契約が見送られていた。

そのキヌットソンが急転直下、今大会でオクタゴン初陣を戦う。もちろん、キヌットソンにとってもこのような展開は予想だにしていなかっただろう。あのダナ・ホワイトの言葉、契約が流れたキヌットソンが、誰よりも早く今年のコンテンダーシリーズ出場選手のなかからUFCデビューを迎えることとなった。

K-1クイーンの本当の意味での旅立ち、非常に興味深い。

なお今大会ではUFCにとって初めて民族ベルトが創られ、お披露目されている。メキシコのミシュテカ及びサポテカ文化の色彩を採り入れ、熟練、勇気、力、規律などの意味合いを持つデザインが成された特別仕様のベルトはセレモニアル計量では確認できなかったが、明日のメインでグラッソの腰に巻かれた際にはメキシコ独立記念日のUFCの夕べをより彩ることになるだろう。

■視聴方法(予定)
9月17日(日・日本時間)
午前8時~UFC FIGHT PASS
午前7時30分~U-NEXT

■UFN227対戦カード

<UFC世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]アレクサ・グラッソ: 124.5ポンド(56.47キロ)
[挑戦者]ヴァレンチーナ・シェフチェンコ: 124.5ポンド(56.47キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・ホランド: 170.5ポンド(77.34キロ)
ジャック・デラ・マダレナ: 171ポンド(77.56キロ)

<バンタム級/5分3R>
ラウル・ロサスJr: 135ポンド(61.24キロ)
テレンス・ミッチェル: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ライト級/5分3R>
ダニエル・セジューベル: 156ポンド(70.76キロ)
クリストス・ギアゴス: 156ポンド(70.76キロ)

<フェザー級/5分3R>
フェルナンド・パディーリャ: 145.5ポンド(66.0キロ)
カイル・ネルソン: 146ポンド(66.22キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ルピタ・ゴディネス: 116ポンド(52.62キロ)
エリス・リード: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ミドル級/5分3R>
ロマン・コピロフ: 185.5ポンド(84.14キロ)
ジョシュ・フレムド: 185.5ポンド(84.14キロ)

<フライ級/5分3R>
エドガー・チャイレス: 126ポンド(57.15キロ)
ダニエル・ラセルダ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<女子フライ級/5分3R>
トレイシー・コーテズ: 126ポンド(57.15キロ)
ジャスミン・ジュスダヴィチェス: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ライト級/5分3R>
チャーリー・キャンベル: 155ポンド(70.31キロ)
アレックス・レイエス: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ジョセフィン・キヌットソン: 115.5ポンド(52.38キロ)
マーニック・マン: 115ポンド(52.16キロ)

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DWCS DWCS S07Ep06 MMA MMAPLANET o エドゥアルド・ネヴィス キック ジョナタ・ジニス

【DWCS S07Ep06】ヘビー級の打ち合いは、5連続KO中のジニスがワンツーでネヴィスを沈める

<ヘビー級/5分3R>
ジョナタ・ジニス(ブラジル)
Def.1R3分15秒 by TKO
エドゥアルド・ネヴィス(ブラジル)

ネヴィスが左前蹴りを突き刺す。スイッチしながら右ロー、左ハイと散らすネヴィスが右スピニングバックキックから足を滑らせた。すぐに立ち上がるネヴィスをジニスが追う。ネヴィスはスイッチしてサークリングし、距離を詰めてくるジニスに左右のフックを浴びせる。ここでネヴィスが会場に向かって二本指のアピール。ジニスが打ち合いに持ち込むも、ネヴィスがブロック。ケージ中央でジニスの足をすくったネヴィスだが、ここは倒せず。

ジニスがワンツーで攻め込むも、ネヴィスが左フックで押し返す。しかしジニスも首相撲からのヒザを効かせ、右ストレートをダウンを奪ってから、ケージを背負ったネヴィスのパンチに連打を浴びせる。パンチを受けて棒立ちになるネヴィスは、なんとか前に出るもネヴィスのジニスを正面から食らい、背中から倒れてKO負け。ジニスはこれでプロデビュー以来6連続KO勝ちを飾った。


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AJ・カニンハム DWCS DWCS S07Ep06 MMA MMAPLANET o キック スティーブン・グウェン

【DWCS S07Ep06】カニンハムの広角パンチを耐えたグウェンが右で逆転。2Rに連打を浴びせてストップ

<フェザー級/5分3R>
スティーブン・グウェン(米国)
Def.2R4分06秒 by TKO
AJ・カニンハム(米国)

カニンハムが左の関節蹴りから、右ストレート、左フックと打ち込む。グウェンは右カーフキックから右ストレートへ。グウェンの右を食らったカニンハムがダウンするも、すぐに立ち上がった。カニンハムは左右のボディを混ぜたコンビネーションで攻め立てる。さらにアッパーから組みついたが、ここはグウェンが離れた。グウェンの左ジャブをかわしたカニンハムがショートアッパーからストレートをグウェンの顔面に突き刺していく。

カニンハムの広角なパンチを受けたグウェンの顔面が赤く染まっていく。グウェンも左ジャブ、テンカオを返すが、カニンハムの手が止まらない。しかし残り2分を過ぎたところで、グウェンの左ジャブのヒット数が増える。カニンハムは左ジャブから左ハイを入れてきた。さらに左右ボディを叩き込むカニンハムだが、グウェンも負けじと打ち返し、右ストレートでカニンハムのアゴを跳ね上げた。

カニンハムは距離を詰めて右バックスピンエルボー、首相撲からヒザを突き上げる。残り10秒でグウェンの攻撃がカニンハムの下腹部を捕らえたようで、試合は中断される。再開後、打ち合いから、ラウンド残り1秒でグウェンのワンツーがクリーンヒット。モロに右ストレートを食らったカニンハムがダウンし、グウェンが追撃のパウンドを浴びせようとしたがラウンド終了のホーンが鳴った。

レフェリーがカニンハムのダメージを確認したあと、2Rが始まる。グウェンが右ローから左ジャブ、さらに右ストレートを伸ばす。カニンハムは右カーフからボディ、アッパーへと繋げるも1Rのように攻め立てることができない。するとカニンハムはシングルレッグで組みつくも、テイクダウンを奪うことはできず。

再びパンチのコンビネーション主体に戻してからシングルレッグで入ったカニンハムだが、これも切られてしまう。グウェンがカニンハムのパンチと左ハイをブロック。グウェンも右アッパーを打ち込む。カニンハムのパンチもグウェンの顔面を捕らえるが、グウェンは下がらない。カニンハムは起死回生のダブルレッグを仕掛けるも、これも決まらず。グウェンが下がりながらワンツーをを打ち込むと、カニンハムの動きがグラついた。すかさずグウェンがパンチを連打すると、カニンハムは立ったままストップされた。


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DWCS DWCS S07Ep06 MMA MMAPLANET o キック ジュリア・ポラストリ パトリシア・アルハス

【DWCS S07Ep06】左ハイからワンツーでペースを握ったポラストリが、2RにアルハスをRNC葬

<女子バンタム級/5分3R>
ジュリア・ポラストリ(ブラジル)
Def.2R4分05秒 by RNC
パトリシア・アルハス(パラグアイ)

ケージ中央でポラストリが左ハイ、左ローと散らす。右のガードを固めているアルハスが右ストレートを伸ばし、さらにワンツーを繰り出した。ポラストリの左ジャブに右を被せたアルハスは、ポラストリの右ミドルにも右を合わせる。ポラストリの左右ローがヒット。アルハスのパンチが大きくなると、ポラストリがインサイドから左右ストレートを打ち込んだ。

ややスローで大きくなったアルハスのパンチを読んだか、ポラストリが左ハイをクリーンヒットさせたあとアルハスをワンツーで追い込む。さらに左ハイ、ワンツーを当てるポラストリは右ヒジも見せるように。首相撲からアルハスのボディにヒザを突き刺すポラストリ。アルハスのパンチをブロックし、右スピニングバックキックを見せる。アルハスも右スピニングバックフィストを繰り出すも、これはブロックされてしまう。明らかに動きが落ちたアルハスの顔面を、幾度もポラストリのパンチが捕らえた。

2R、ポラストリの左前蹴りをキャッチしたアルハスが右ローを打ち込む。しかしポラストリがパンチで押し込み、右ストレートでアルハスのアゴを跳ね上げた。打ち合いからポラストリがダブルレッグで組みつき、リフトしてグラウンドに持ち込んだ。ケージ際でバックに回ったポラストリがパンチと太腿あるいはボディへのヒザで削る。ポラストリのバックコントロールに対し、防御を強いられるアルハス。ポラストリはバックマウントを奪取し、パンチの連打からRNCへ。一度目は極まらずも、二度目のチャレンジでタップを奪った。


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DWCS DWCS S07Ep06 MMA MMAPLANET o キック ケイシー・タナー ジアン・マツモト ボクシング

【DWCS S07Ep06】鮮やかな対角線コンビ&右ロー、ジアン・マツモトが判定勝利で無傷の14連勝

<バンタム級/5分3R>
ジアン・マツモト(ブラジル)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ケイシー・タナー(米国)

タナーがジャブをついて右ロー。マツモトもジャブと右ローを返し、タナーのジャブに右フックをかぶせる。タナーは細かくステップしてジャブを突き、マツモトはパンチをまとめて右ローにつなげる。

互いにパンチと右ローで打ち合うなか、徐々にマツモトの右ローの数が増え、そこから右ハイキック。前に歩くようなワンツーを繰り出す。組みついたタナーはマツモトをケージに押し込むが、マツモトは首相撲も使ってテイクダウンを許さない。

距離が離れるとマツモトはステップを使いながら左フックと右ロー。今度はマツモトが組みついてケージへ押し込み、タナーが態勢を入れ替えるとマツモトはヒジを打ち込んだ。

2R、マツモトはタナーの右ローをキャッチして右ストレートからパンチをまとめる。さらにワンツーから強烈な右ローにつなげる。

タナーは距離を積めて左ボディから左フック、接近戦での打ち合いに持ち込む。マツモトはサークリングして右ローとヒザ蹴り、左フックを返す。タナーが右ストレート、ダブルレッグで組みつく。

ケージに押し込むタナーだが、マツモトが態勢を入れ替えてヒザ蹴りを入れて離れる。プレッシャーをかけてヒジ、ワンツー、左ミドルを蹴るタナー。マツモトもガードを上げて右ロー、左ミドルを返す。

お互いにパンチとローを交互に出すキックボクシングのような展開が続き、タナーがダブルレッグでテイクダウンを奪う。マツモトを寝かせてトップキープするタナーだが、マツモトはタナーの身体を蹴って立ち上がる。

タナーが距離を詰めると、マツモトはケージを背負いながらヒザとヒジ。タナーも左フックを打ち込む。

3R、マツモトはジャブと右ロー、タナーはボディブローからパンチをまとめる。距離が詰まるとマツモトは首相撲からヒザ蹴り。タナーはダブルレッグからテイクダウンを狙うが、マツモトは倒れない。

マツモトは左フックを当てると右アッパー、ワンツーとパンチの手数を増やす。前に出るマツモトがジャブから右ストレート、左ミドル、ワンツーからヒザ蹴り。

残り1分30秒すぎ、組みついたタナーが右脇を差し上げ、左手でマツモトの右ひざをとってテイクダウンし、ハーフガードでトップキープする。マツモトがクローズドガードに戻すと、タナーはパンチとヒジ打ち。

マツモトもギロチンを狙いながら、タナ―の身体を足で浮かせて立ち上がる。最後はケージ際でパンチの打ち合いとなり、試合終了となった。

判定は3-0でマツモトが勝利。プロ戦績を14戦14勝とした。


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DWCS DWCS S07Ep06 LFA MMA MMAPLANET o UFC エドゥアルド・ネヴィス ジアン・マツモト ジェイムス・ヨントップ ジュリア・ポラストリ ダナ・ホワイト マリク・ルイス

【DWCS S07Ep06】13勝0敗、至近距離で対角線コンビ&スクランブルと極め。ジアン・マツモトに注目!!!!

【写真】サイズも距離も、かつてワンダーボーイと呼ばれたクリス・ホロデッキ―を彷彿させるマツモトだが、組みのレベルも高い (C)LFA

12日(火・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでDWCS S07 Ep06が開催される。
Text by Manabu Takashima

2023年シーズンも折り返し地点を過ぎ、後半戦へ。これまで24人の勝者中21人がUFCと契約という高い合格率となった前半戦の勢いを持続できるか。

その前半戦では7人のUFCファイターを生んだブラジル、2人がダナ・ホワイトの目に留まったペルー人選手と南米の選手たちの活躍目立った。


そして今大会も、さほど珍しくはなくなった同胞対決を含め4人のブラジリアン、そしてメインにペルヴィアン、さらにパラグアイ人ファイターが1名出場する。

ブラジル勢4人のうち、ジョナタ・ジニスと前述しようにブラジル人同士で戦うエドゥアルド・ネヴィスと女子バンタム級でパラグアイのパトリシア・アルハスとの南米対決に臨むジュリア・ポラストリの2選手は、今回が2度目のコンテンダーシリーズ挑戦となる。

ネヴィスは昨年、ポラストリは2021年シーズンに参戦してともに勝利を挙げることができなかった。さらにこの両者にはもう1つ共通点がある。再び世界最高峰を狙ったネヴィスは今年の3月にLFAヘビー級王者となり、ポラストリも1月にLFA女子ストロー級王座に就いている。

北米……だけでなく、ブラジル大会からも多くのUFCファイターを輩出するLFAで頂点に立ったネヴィス&ポラストリ、UFCへ2度目の正直を目指す戦いの行方は――。

そんなコンテンダーシリーズ・ベテラン&LFA王者コンビ以上に注目したいのが、ジアン・マツモトだ。その姓から日系ブラジリアンであることは確かだろうが、アジア系の面影はほぼ残っていないマツモトもベルトこそ巻いていないが、LFAに参戦中で現在13勝0敗と負け知らずの23歳だ。

特筆すべきは、そのファイトスタイルがダナ・ホワイト天覧試合に適したコンテンダーシリーズ・スタイルというべき戦い方をしている点だ。拳が届く至近距離で、スイッチを織り交ぜ、パンチを多少被弾しようが前に出る。この距離に相応しい、ダッチ対角線コンビネーションを見せたかと思えば、相手を打ち気にさせておいてダブルレッグからケージレスリングに持ち込み、豪快なリフト技を繰り出す。

さらに壁の攻防&スクランブルもお手のモノのマツモトは、まさにコンテンダーシリーズがフィットしている。加えてアナコンダ、ダース、ギロチンとフロント系チョークを得意としてオリ、特にアームインでマウントを取るギロチンは失敗してもポジションを譲ることがなく、非常にMMAに適している必殺技といえる。

対するケイシー・タナーも8勝0敗で、LFAで勝利をしているファイターで簡単な相手では決してない。ただし、1年半のブランクがある点においてマツモトが有利という見方もできるが――果たして。

■視聴方法(予定)
9月13日(水・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS

<ライト級/5分3R>
ジェイムス・ヨントップ(ペルー)
マリク・ルイス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
エドゥアルド・ネヴィス(ブラジル)
ジョナタ・ジニス(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
AJ・カニンハム(米国)
スティーブン・グウェン(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
ジュリア・ポラストリ(ブラジル)
パトリシア・アルハス(パラグアイ)

<バンタム級/5分3R>
ジアン・マツモト(ブラジル)
ケイシー・タナー(米国)

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DWCS MMA MMAPLANET o UFC ジアン・シウバ ジオニ・バルボーザ セルヒー・サイディ ダナ・ホワイト ディラン・バドカ ブルーノ・ロピス ブレンジソン・ヒベイロ

【DWCS S07Ep05】アップセット勝利のヒベイロを始め、5人の勝者全員がUFCにファイターに

<ライトヘビー級/5分3R>
ブレンジソン・ヒベイロ(ブラジル)
Def.1R3分47秒by TKO
ブルーノ・ロピス(ブラジル)

鋭い右カーフを蹴ったロピス。ヒベイロは左足を蹴られて、右を繰り出す。続いてワンツーからローのヒベイロだが、スイッチしたロピスの左フックにまっすぐ下がる。ロピスは間合いを取り直し、オーソに構えるとハイをブロックして前蹴りに左右のフックを振るう。スイッチして左ミドルを効かせたロピスはジャブの相打ちに「訊かない」と指を立てるが、直後に右を被弾する。続いて左ジャブを当てるヒベイロだが左フックを打たれ、ステップインに組みに行く。

ロピスは逆にケージに押し込むが、すぐに離れる。掛け率+1000のヒベイロは左ジャブを伸ばすが。右フックを打たれる。ワンツー、左ジャブを受けながら右オーバーハンドで前に出るロピスは、遠い距離から右を打たれる。さらにロピスは左ハイから距離を詰めて左を伸ばすが、体が流れる。ここにヒベイロが右を打つ。ロピスはしたパンチを放つロピスに、右ロングフックを見せた直後にワンツーの右を打ち抜く。腰から崩れ落ちたロピスに鉄槌を振り下ろしたヒベイロが番狂わせの勝利を挙げた。

ヒベイロは「13年のキャリアの結晶だ。力を見せることができた。ダナ、俺は26歳だ。俺を見てくれ」とバックステージで話した。

運命の時──「1週間前のオファーで、腕十字での一本勝ち。それ以外にサブミッションを試みていた。UFCへ」とジオニ・バルボーザがまず契約を告げられる。第2試合に関して、ダナ・ホワイトは敗れたケヴィン・パジェホスを褒め称え、ジアン・シウバに触れる。「エルボー、パンチを打ち込み強いアゴの持ち主だ。パンチの速さは驚異的。視ていて楽しめるドッグファイトをやってのけた。26歳、まだキャリアの頂点じゃない。UFCで彼の試合を見るのが楽しみだ」という言葉に、シウバは大粒の涙を見せ咽び泣いた。

そしてディラン・バドカに対しては、「全く、この試合は好きじゃない。コンテンダーシリーズ史上、最悪の試合だ」と触れ始めたダナだが、「ディランはミドル級で戦うべきじゃなかった。2週間前(※8月26日)にヘビー級で試合をしている。彼は絶対的にウェルター級の選手だ。ヘビー級で戦った後、1週間前に試合を受けた。大きくて強い相手に勝った。PIでウェルター級として、しっかりとトレーニングを積む機会を与えたいと思う。キッド、君のことを尊敬している。試合内容は全くもって最悪だったけど、こっちに来い」と契約へ。バトカも一瞬にして、顔をグシャグシャにして涙を見せた。

続いてフェリーのストップをこき下ろした第4試合だが、「君の責任じゃない。良い戦いをした。もう1試合、トライしてもらうけどUFC入りだ。おめでとう」とセルヒー・サイディも契約が決まった。ヒベイロも「100パーセントのフィニッシュ。ウェルカムUFC」とステップアップが決まり、5人の勝者全員がUFCファイターとなった。


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