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【DEEP Tokyo Impact2024#05】北米登竜門経験者グティエレス戦。後藤丈治「計画的偶発性フィニッシュ」

【写真】ONE FFでの異次元フィジカルを経験して、後藤のMMAが如何に変わったか。期待 (C)TAKUMI NAKAMURA

23日(土)東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP TOKYO IMPACT2024#05で、後藤丈治がマンド・グディエレスと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

2023年はRIZINで2連勝し、今年5月には試合の機会を求めてONE Friday Fights 61でイリアス・エジエフと対戦した後藤。試合はエジエフの圧倒的なフィジカルとコントロール力に苦しめられ、最後はRNCで一本負けを喫した。

連勝こそストップした後藤だったが、エジエフと対戦したことで×外国人を見据えてトレーニング内容も変えて国際戦を希望。初参戦のDEEPでDWCSやTUFに出場経験のあるグディエレスとの一戦が決まった。

グディエレスのビザの都合により、試合日程が4日の後楽園大会から約3週間後ろ倒しとなったが、後藤自身は「延期前の時点で100パーセント仕上がっていたんですけど、あれからさらに110、120パーセントと上がっている」、「今の自分には覚醒の音が聞こえてきている」と頼もしげに語った。


『あっ、これは絶対強いな』と思って、成績も見ないでオッケーしました

――当初4日のDEEP122で予定されていたマンド・グディエレス戦がグディエレスのビザの都合により、約3週間後にスライドされる形となりました。最初にこの話を聞いた時はどんな心境でしたか。

「最初はマジか!と思いましたが、外国人選手が相手なので、そういったトラブルもありえる話ですし、そこまで驚きはしなかったです。あとは試合まで3週間あったらもっと整えられるなという風に前向きに捉えていました」

――試合そのものがキャンセルにならなくてよかったと。

「はい。長南(亮)さんからは『代わりの選手を探してもらうか?』とも言われたのですが、自分としてはマンドとやりたかったので『マンドとやる方向でお願いします』と伝えました」

――試合までの期間が延びた分、さらに仕上がっていますか。

「あの時点で100パーセント仕上がっていたんですけど、あれからさらに110、120パーセントと上がっている状態です」

――後藤選手はRIZINで2連勝していて、今年5月にONE FFにも参戦しました。次の戦いの舞台としてDEEPを選んだ理由はなんですか。

「1番の決め手は対戦相手ですね。今自分は新たにMAG agency(佐藤天や木下憂朔らも、マネージメント下にある)というエージェントについてもらっていて、海外の試合に繋がる話をいただくようにしているんですね。その中で長南さんから『こういう相手で話が来たぞ』という提案をいただいて、相手がマンドということで即決しました」

――どこの団体で戦うかではなく、どんな相手と戦うかで今回のDEEP参戦に至ったわけですね。

「そうですね、最初にマンドの写真を見せられた瞬間、ビビッ!ときて。『あっ、これは絶対強いな』と思って、ぶっちゃけ成績も見ないでオッケーしました」

――後藤選手としては海外での試合、外国人選手と戦っていくことが今のテーマですか。

「TRIBE TOKYO MMAはジムとして×世界を目指していて、自分もそこに向けてやっていきたいと思っていました。そのなかで5月にONE FFに出て、自分よりデカいヤツ(イリアス・エジエフ)とやって、そこで初めて身体的なことも含めてこんな強い選手がいるんだというのを肌で感じました。と、同時にこれからはそういう相手と戦っていきたいという気持ちが強くなりましたね」

――エジエフ戦が後藤選手のなかで目指すべきものを明確にしたのですか。

「自分の中ではかなり大きい試合になりましたね」

――あの試合で2人が並んだ時、見ている側も体のサイズの違いを感じました。実際にエジエフと肌を合わせて、そういった違いは感じましたか。

「組んだ時の感覚が全く違いましたね。ONEは戻しの体重にも制限があるんで試合後に計量があるんですけど、その時にエジエフは70キロ以上あったみたいで。ルール的にありなの?と思いましたが(苦笑)、それも含めていい経験になりました」

――具体的にどこでサイズの違いを感じましたか。

「組まれた時にカチっとハマる感じというか、力強さが全く違いました。日本で階級が上の選手と組んだ時とは違う感覚で。なんなんですかね、あれは」

――そこも踏まえてエジエフ戦後に新たに取り組んでいる練習はありますか。

「1番はレスリング力の強化です。半年前から専修大学さんに行かせていただいていて、レスリングが強い大学生たちと練習しています。エジエフに負けた一週間後に中村倫也さんに連絡して、どこのレスリングシューズがいいかまで教えてもらいました(笑)」

――練習そのものを根本的に見直したのですか。

「自分はその必要性があると感じました」

――後藤選手にとってはトレント・ガーダム戦以来の国際戦でしたが、外国人選手と戦うことの厳しさ・難しさを感じましたか。

「そこは感じました。だから本当にいい経験になったというか、あの試合で色んなことが分かって、あれから半年経って、自分の中では覚醒の音が聞こえてきていますね。今回の試合で(自分が)変わるかもなというのも感じています」

お前ら全員他人事じゃねえぞという気持ちで、全員喰っていきたいと思います

――そういった経験があったからこそ、次も外国人選手と戦いたいという気持ちが強かったのでしょうか。

「はい。自分はRIZINにも出させてもらっていて、RIZINは最高の団体だと思うのですが、なかなか試合のチャンスがチャンス巡ってこないところもあって。RIZINで海外からやってくる黒船のような選手たちを叩いていきたいのですが、チャンスを待つばかりでは試合する機会を逃してしまうし、今はキャリア的に試合をして攻める時期だと思っているので、どんどん試合をしていきたいと思っています。それこそONE FFに出ていなかったら、意識も変わっていないと思うし、ここまで練習環境を変えることもなかったと思います」

――対戦相手としてグディエレスにはどんな印象を持っていますか。

「やっぱり組みとレスリングの選手で、その中で極めもある。柔術が出来る選手という印象ですね」

――そういった意味では噛み合う相手という認識ですか。

「そうですね。今回はもう作戦も決まっていて、計画的にやりつつも偶発的なところも狙うというか………計画的偶発性フィニッシュみたいなイメージです。試合を見ていたら『たまたまフィニッシュした』や『あんなことあるんだ』と思われるかもしれませんが、実はすべて計画されていたもの、みたいな。色んな仕掛けを持って、全部のゴールに向かって、そこを自由に選択していく……そういう作戦を考えています」

――かなり明確にフィニッシュのイメージができているようですね。

「色んなパターンでゴールが見えていて、色んな場面でフィニッシュができるように仕上げてきて、そこが今回1番変えた、変えて整えてきたところだと思います」

――グディエレス戦が楽しみになる言葉です。今後は海外のイベントにつながる試合をやっていく方向ですか。

「最初にお話した通り、海外に向けてというのももちろんあるし、僕がRIZINに出たのはRIZINに朝倉海選手という名実ともに強いチャンピオンがいて、 そこにどれだけ食らいついていけるか?というテーマがあったからなんですね。彼がUFCに行ったというのもあって、自分もそこに行くから待っとけよという気持ちもあるし、国内でやり残したことがあるとすれば、今RIZINのベルトを持っている井上直樹選手やセルジオ・ペティス選手にも触れてみたい。あとは秋元強真選手が何かのインタビューで僕の名前を出していて『俺はそのことを忘れてねぇぞ』というのもありますね」

――国内外問わず、バンタム級の選手たちは「待ってろよ」という気持ちですか。

「はい。お前ら全員他人事じゃねえぞという気持ちで、全員喰っていきたいと思います」

■視聴方法(予定)
11月23日(土)
午後12時05分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV

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45 AB DEEP DEEP JEWELS DEEP122 GFG GFG04 KENTA MMA MMAPLANET o YouTube 佐伯繁 新井丈 石塚一 神龍誠

【DEEP122】共同取材から。神龍誠「大晦日はズールーと」&佐伯代表「パッと頭に浮かぶ選手がいない」

【写真】前夜のGFG04で勝利した神龍ワールドジムの石塚一の勝利に、「セコンドに就きたかったけど、計量だったので。今度、取材してやってください」と一族の長の顔を覗かせていた神龍だった(C)MMAPLANET

昨日4日(月・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されたDEEP122。メインでKENTAを激闘の末下した神龍誠の試合後の会見から、MMAPLANETの質問への返答を抜粋してお届けしたい(※要約)。
Text by Manabu Takashima

代表質問では固くなったという話をしていた神龍は、メディアの質疑応答のタイミングでコーナーよりファンタグレープを受け取ると、心底美味しそうに一飲みし質問を待った。


──ファンタグレープを美味しそうに、一飲みされました(笑)。いつも、試合後にはソーダ系ドリンクを飲むのですか。

「はい、減量で飲めなかったので祝勝会です(笑)。ファンタはグレープが一番好きですね」

──そんななか、話せる範囲で構いませんが試合前にインタビューをお願いした時に負傷があって計量の時までインタビューは控えたいということでした。

「体の調子……試合前に大風邪をひきました(笑)。危なかったですよ、水抜き直前に風邪をひいて。朝、寒すぎて。ヤバかったですね」

──熱も出た?

「僕、熱を測って、あると弱っちゃうんで。絶対にヤバいなと思いながら、インフルでないことを祈って全力で寝て治しました」

──体調は回復できたのですか。

「ある程度は戻したッスね。1日ズレていたら、水抜きがヤバかったです。だから本当に怖かったです。水抜きの日がインフルだったら……多分、ヤバかったです」

──今日の動きを見ていると、それまでの仕上がりは上々だったということでしょうか。

「そこまでの仕上がりは、特に大丈夫でした。直前に大風邪をひいたぐらいです」

──固くなったということでしたが、ピンチになった時こそ、本来の力が出しきれるような。そんな強さが感じられました。

「う~ん、出るんスかね。そこは分からないです。エへへへ」

──大晦日、今回の試合に合格になるのか。

「いやぁ、ハイ」

──そこは我々には分からないところなのですが、出場できたら誰かと戦いたいというのはありますか。

「強い外国人選手が入ってきているんで、そこらへんとやりたいですね。今でいうと、この前に新井丈選手に勝ったズールー選手とか空いていると思うんですよ。ズール選手とやりたいですね」

──17日のLANDMARKに来日するフライ級3人の外国人選手のなかで、気になるファイターはいますか。

「全員です。全員、気になります。同じ階級の……同じ戦場のファイターなんで。そこは皆、気になります」

■大晦日の神龍の試合に関して、佐伯繁代表は大会総括の囲み取材に以下のように話した(※要約)。
佐伯繁
「大晦日に出ることが難しい。ワンチャンあるかもしれないですが、事実上ないと思っているので12月の出場希望選手が多いです。ゼロではないですよ、だから神龍選手とケイト(ロータス)さんは今日戦った。ケイトさんに関しては合格として良いと思います。ただ神龍選手、ケイトさんにしても大晦日に誰と戦うのか──という問題ですよね。ケイトさんはDEEP JEWELSがあることでほぼ日本人選手とは戦っています。

今、2人ともパッと頭に浮かぶ選手が俺にはないです。例えば、この間──新井選手に勝ったズールーとか、名古屋に出る外国人選手も俺だったら神龍と大晦日に当てたくないですよ。もう1試合、2試合を戦ってあげてこないと。この大晦日に神龍選手、扇久保(博正)さんと戦って潰しちゃうかもしれないので。だから、もう1試合、2試合とやった後だと思います」

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45 DEEP DEEP122 F1 o

【DEEP122】ケイトが月井に一本勝ち 酒井リョウが長谷川賢に2Rテクニカル判定勝ち 神龍誠がKENTAにスプリット判定勝ち

764: 実況厳禁@名無しの格闘家 2024/11/04(月) 15:04:30.39 ID:xxSSUE9R0
今日のDEEPめっちゃ豪華で楽しみすぎるな。個人的にはケイトvs. 月井が一番楽しみ。自分は月井に勝って欲しいかな。


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45 DEEP DEEP122 KENTA MMA MMAPLANET o RIZIN キック 神龍誠

【DEEP122】全局面でのスクランブル戦、神龍が熱戦の末にKENTAをスプリット判定で振り切る

【写真】ここで勝ち切るのが神龍の底力だ(C)MMAPLANET

<フライ級/5分3R>
神龍誠(日本)
Def.2-1:29-27.28-29.29-28
KENTA(日本)

神龍がいきなり右の飛びヒザ蹴り。これでKENTAが後方に倒れ、神龍はグラウンドでトップキープする。KENTAをケージに押し込んだ神龍。ヒザでガードを割ってパスガードを狙いつつパンチを落とす。ここでKENTAが身体を起こすと、神龍はギロチンを狙う。頭を抜いたKENTAは組んでくる神龍に逆にギロチンを狙う。

神龍は頭を抜くと、KENTAの左足を超えてハーフガードでトップキープする。神龍はヒジを落としつつ、KENTAの右腕を取ってアームロックへ。KENTAも下から足を入れて、足関節を狙う。ここから足関節の取り合いになると先に立ち上がった神龍が右のサッカーボールキック。中腰の状態から強烈なパンチを連打した。

2R、サウスポーの神龍が右の関節蹴り、KENTAは右ストレートを伸ばす。神龍は右ハイキックを見せると、左ストレートで飛び込む。ここでKENTAが右フックを振り、これで神龍が前のめりにバランスを崩す。KENTAは亀になる神龍に鉄槌を連打。神龍はシングルレッグでしつこくテイクダウンを狙うが、それを切ったKENTAがサッカーボールキックを蹴る。

試合がスタンドに戻るとKENTAが右フックから前進。神龍をケージまで押し込むと、離れて右フックと右アッパーを打ち込む。ケージを背負った神龍もダブルレッグで必死にテイクダウンする。神龍がKENTAの足を一本超えてハーフガードでトップキープすると、KENTAも足を効かせてクローズドガードに戻す。神龍はヒジを入れつつ、立ち上がって右のパウンドで飛び込む。神龍はインサイドガードでしっかりトップキープし、細かくパンチを落とす。

3R、神龍が右の関節蹴り、右アッパーから左ストレートで飛び込む。さらに神龍はダブルレッグから両差しで組んでテイクダウンを狙うがKENTAは倒れない。神龍はKENTAの左足にシングルレッグに入り、KENTAは神龍の右腕にキムラを狙う。

KENTAはキムラの形で神龍の動きを固め、神龍は左腕をKENATの腰に回してバックを狙いつつ、KENTAを寝かせる。神龍は右腕を抜いてインサイドガードでトップキープし、細かくパンチとヒジを入れる。KENTAもガードから神龍の上体を抱え、ビッグヒットを許さない。最後は神龍がトップからパンチ、立ち上がってサッカーボールキックを蹴ったところで試合終了となった。

判定は2-1と割れて神龍が勝利。試合後、神龍は「前回からの復帰戦ということで固くなっちゃいました。この内容で言うのもあれなんですけど、ここで復帰戦を勝って。次は絶好の神龍誠でいきます。(ケージサイドにいたRIZIN笹原氏に向かって)笹原さん、榊原さんに大晦日お願いしますとお伝えください」と大晦日参戦をアピールした。


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45 DEEP DEEP122 MMA MMAPLANET o 酒井リョウ 長谷川賢

【DEEP122】両者パンチで攻め合うが後頭部への加撃で負傷判定に――酒井が長谷川にマジョリティ勝利

【写真】残念、としか言いようがない(C)MMAPLANET

<メガトン級/5分3R>
酒井リョウ(日本)
Def.2R3分12秒 by テクニカル判定2-0:20-18.20-18.19-19.
長谷川賢(日本)

サウスポーの長谷川が、ガードを高く構えて距離を詰める。酒井は右インローでけん制したあと、距離を詰めてくる長谷川に右フックを当てた。なおも距離を詰めてくる長谷川にパンチを浴びせる酒井。勢いに押された長谷川がマットに手を着く。長谷川は立ち上がり、一度距離をつくったあと酒井をケージに押し込む。左腕を差し上げた長谷川は、胸を合わせてコツコツとパンチを入れる。レフェリーがブレイクをかけると、再開後に酒井が右インローを入れ、さらにワンツーを伸ばしていく。

再び長谷川が組んでドライブした。右腕を差し上げた長谷川が左右に崩すも、酒井は倒れない。レフェリーのブレイク後、長谷川が左ストレートから右フックを返した。クリーンヒットを受けるも酒井がパンチで追い立て、右をアゴに受けた長谷川が腰を落とす。長谷川が組みついてケージに押し込んだ。酒井がマウスピースを落とし、ブレイクが掛かる。再開後、突っ込んでくる酒井に対し、長谷川が右フック&左ストレートを当てる。酒井も右ミドルを返し、さらに右のカウンターを狙った。

2R、長谷川の右目下に腫れが見られる。距離を詰める長谷川が、頭を下げた酒井に右フックを当てた。さらに右から左ストレートに繋げる長谷川。酒井が右ストレートをボディに伸ばすと、長谷川は右アッパーを突き上げた。酒井の左ジャブ、右ストレートも長谷川の顔面を捉える。酒井が右を振るうと、長谷川が距離をつくった。至近距離になると、長谷川のワンツーをがヒットする。

酒井が頭を下げながら左スイングを繰り出すも、長谷川が打ち終わりにパンチを狙う。下がりながらパンチを返す酒井だが、やや疲労が見られる。長谷川が右を突き、左に回った酒井の顔面に右がバックフィストの形でヒット。ダウンした酒井が亀になると、長谷川がバックからパンチと右ヒジを浴びせる。しかしこれが後頭部への加撃とみなされ、試合は中断される。休憩を与えられた酒井は、レフェリーとに対して首を横に振る。

2R3分12秒の時点で試合はストップされ、この時点までの負傷判定に。1Rは酒井が押しており、2Rは長谷川のパンチが当たっていた。採点は19-19か――とも思われたが、酒井がジャッジ2者の支持を受けて勝利した。


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45 AB DEEP122 J-CAGE Report ケイト・ロータス ブログ 月井準南

【DEEP122】首相撲からのヒザ蹴りを効かせたケイト、RNCを極めて月井準南に一本勝ち

【写真】ケイトが月井に得意な距離を作らせず、試合をフィニッシュした(C)MMAPLANET

<女子50キロ契約/5分3R>
ケイト・ロータス(日本)
Def.2R4分1秒 by RNC
月井準南(日本)

サウスポー同士の両者、互いにステップして前足の蹴りを見せる。月井がじりじりと前に出て左ロー、ケイトは右ハイを蹴る。月井は左ローを立て続けに当て、ケイトも右ローを蹴ってシングルレッグに入る。これは切られたケイトだが、そのまま首相撲に持ち込んでヒザ蹴りを連打。月井がケイトをケージに押し込むと、離れ際にパンチを打ち込む。

距離が離れると月井は前に出てジャブ、ケイトは右ミドルを蹴る。月井は左右のロー、ケイトは左ストレートを返す。月井は右フックで飛び込みつつ、距離が詰まると右フックから連打をまとめる。組みの攻防になるとケイトがボディロックからバックを狙いつつ、後方に倒してテイクダウンする。ケイトはここからマウント、バックとポジションを変えてパンチを入れる。

2R、すぐに前に出るケイト。右フックから組みつくと、ボディにヒザ蹴りを突き刺してヒジを入れる。再びケイトがボディロックからテイクダウンするとマウントからパンチを連打し、バックに回る。ケイトはRNCを狙いつつ、月井の体を伸ばしてパンチを入れる。

ケイトは足を四の字ロックしてバックキープを続け、最後はケイトがRNCを極めてケイトからタップを奪った。試合後、ケイトは周囲への感謝を述べると「負け越していてデカい口を叩くなって言われることが多いんですけど大晦日空いています!」と大晦日参戦をアピールした。


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45 ANIMAL☆KOJI DEEP DEEP122 MMA MMAPLANET o SAINT

【DEEP122】ANIMAL☆KOJIが鮮やかな投げから、狙いすました右パウンドでSAINTを完全KO

【写真】アニマルコージがしっかり一本の投げを決めた(C)MMAPLANET

<ライトヘビー級/5分2R>
ANIMAL☆KOJI(日本)
Def.1R4分29秒 by KO
SAINT(米国)

アニマルコージが右に回ると、セイントが左ハイを見せる。セイントの左ジャブを受けたアニマルコージアニマルコージは左右の連打でセイントをケージに追い込み、右腕を差し上げていく。セイントは差し返し、右ヒザを突き上げて左に回った。セイントが首相撲から左右のヒザを突き上げると、アニマルコージがキャッチしてグラウンドに持ち込んだ。セイントはすぐに立ち上がる。左腕を差し上げてケージに押し込んだアニマルコージはダブルレッグに切り替える。しかしセイントが左に回って離れた。アニマルコージはセイントを追い、右フックを打ち込む。距離が近くなるとセイントは首相撲に捕らえたが、そのままケージに押し込まれてしまった。

差し上げて離れるセイントだが、すぐに再びケージに押し込まれてしまう。アニマルコージもダブルレッグに切り替えるが倒せず。ケージを離れてアニマルコージが払い腰でセイントを倒した。アニマルコージは背中を着けているセイントに対し、パウンドを打ち込みながらガードの中に入る。セイントがZハーフで守ると、アニマルコージが一度離れてから右パウンドを叩き込んだ。この一撃でアゴを貫かれたセイントの動きが止まる。さらにアニマルコージが追撃のパウンドを浴びせるとレフェリーが割って入った。


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45 AB DEEP DEEP122 MMA MMAPLANET o 平本丈 木村琉音

【DEEP122】平本丈がTDで先手を取るも、木村琉音がガードからの腕十字で一本勝ち

【写真】木村が粘り強く腕十字を極めた。平本も打撃→TDの動きで成長を見せた(C)MMAPLANET

<フライ級/5分2R>
木村琉音(日本)
Def.1R2分21秒 by 腕十字
平本丈(日本)

サウスポーの平本が前後に細かくステップし、構えをスイッチする。木村がローを蹴ると、鋭いジャブを伸ばす。さらに平本は右のパンチから組みついてテイクダウンすると、そのままサイドポジションで抑え込む。

木村も足を入れてガードに戻すと、平本の左腕を取って腕十字へ。一度左腕が伸びかけた平本だが、腕をクラッチして木村の体を潰してディフェンスする。ここで木村は平本に尻餅をつかせるように後方に倒し、最後は裏十字の形で腕を極めて一本勝ちを収めた。


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DEEP122 J-CAGE Report ブログ 毛利昭彦 近藤有己

【DEEP122】初回に左を効かせた近藤。終了間際のグラウンドを凌ぎ、マスト判定で毛利を下す

【写真】右の打ち合いのなかで、勝負を分けたのは近藤の左ストレートだった(C)MMAPLANET

<73キロ契約/5分2R>
近藤有己(日本)
Def.3-0:19-19(マスト近藤).19-19(マスト近藤).19-19(マスト近藤)
毛利昭彦(日本)

開始早々、近藤がオーソドックスで距離を詰めて右フックを打ち込む。サウスポーにスイッチした近藤は右フックから、毛利にケージを背負わせた。毛利もパンチを打ち返すも、近藤の左を受けて腰を落とす。立ち上がった毛利をケージに押し込み、両腕を差し上げる近藤。毛利は近藤の右腕を下げると、レフェリーがブレイクをかけた。再開後、近藤は右から左ハイへ。毛利をケージに詰めて連打を浴びせる。毛利も打ち返すが、近藤の右が当たる。毛利が頭を下げると、近藤が毛利をケージに押し込んで左腕を差し上げた。頭をおっつけて右を上下に打ち分ける近藤、しかしレフェリーがブレイクをかける。

再開後も近藤がプレスを掛けるが、毛利は左に回る。毛利の右に対し、近藤が左ミドルを合わせた。毛利がケージを背負うと近藤がパンチを浴びせる。打ち返して脱する毛利。右ストレートを当てて右に回った。近藤、毛利ともに右を突き刺す。さらに右の相打ちから近藤が左ストレートを伸ばした。毛利は右前蹴りで距離をつくる。近藤も左ストレートで飛び込んだ。

最終回、近藤が左インロー、左ミドルと蹴りと散らして毛利にプレスをかける。毛利の右に左ストレートを合わせた。毛利が組んで近藤をケージに押し込む。右腕を差し上げるが、左手首は近藤に押さえられている。近藤が右に回って離れた。体を振る近藤に対し、毛利は右前蹴りを突き刺す。しかし近藤が蹴り足を払って、毛利をケージに押し込んでいく。毛利は離れて右アッパーを突き上げた。距離を取る毛利。近藤が右フックを当てる。毛利の右前蹴りの打ち終わりに左ストレートを打ち込む近藤。毛利の右も近藤の顔面をとらえる。

近藤はケージを背負う毛利の右をブロックしながら、右フックを叩き込んだ。左インローを受けて動きが止まる毛利は口と鼻から出血が見られる。互いに右を打ち込むなか、ケージ中央で毛利の右ストレートがクリーンヒットした。右の相打ちを続ける両者だが、近藤が左ミドルを放つと、毛利が蹴り足を払ってケージ際でグラウンドへ。すぐさまバックに回ってRNCを狙うが、ここは近藤が試合終了まで凌いだ。

ジャッジは3者とも19-19、1Rは近藤で2Rは毛利ということか。マスト判定は1Rにダウン気味に腰を落とさせた近藤を勝者とした。


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45 ANIMAL☆KOJI CORO DEEP DEEP JEWELS DEEP122 DEEP123 KENTA MMA MMAPLANET o RIZIN SAINT YouTube ケイト・ロータス マンド・グティエレス 佐伯繁 宇佐美正パトリック 平本丈 後藤丈治 本田良介 毛利昭彦 神龍誠 芦田崇宏 西川大和 近藤有己 酒井リョウ 長谷川賢 関原翔 青井人

【DEEP122】計量よもやま話。佐伯代表とマッチメイク談義「今回はうちの流れと違うところで創った大会」

【写真】佐伯代表が「もう一つパンチが足りないと思って」組んだ長谷川×酒井。(ビジュアル込みの)階級的にも今大会に厚みをもたらす一戦となった

明日4日(月・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP122の計量が新宿区のホテルローズガーデン新宿で行われた。
Text by Takumi Nakamura


神龍誠×KENTAをメインイベントに本戦8試合が行われるDEEP122は、出場全選手が最初の計量でリミットをクリア。メガトン級契約ながら、100kgまでの減量を目標に掲げていた長谷川賢はTシャル&デニム着用で112.60キロという結果となり「110キロからなかなか落ちなかったんですよ…」とつぶやいていた。

5月、7月、9月と3大会連続で後楽園を前売り完売にしているDEEP。12月のニューピアホール大会=DEEP123も青井人×芦田崇宏、ソン・ジンス×CORO、西川大和×宇佐美正パトリック、本田良介×関原翔などニューピア大会とは思えない豪華カードが発表されている。

好調さが伝わってくるDEEPだが、今大会のラインナップは普段のDEEPとは若干趣が違うという。計量後に佐伯繁代表とかわしたちょっとディープなマッチメイク談義をお届けしよう。

「僕らの仕事って目前の大会だけじゃなく、その先の大会も見て仕事するじゃないですか。だから『今度の大会、カードがいいですね!』と言ってもらえるのは大会一カ月前で、どんどん話題が進んじゃうんですよね。

明日大会があるのに、感覚的には『12月の西川×宇佐美、いいね』になっちゃう。だから改めてそれを目の前の大会に戻す必要がありますよね。ここで気が緩んじゃうのは絶対に良くないし、ちゃんと明日をいい大会にしようと思いました。それもおかげさまでチケットがよく売れてるからなんですけど。

それでいくと11月大会は、久々にマッチメイクに苦労したというか。毎年12月の大会はマッチメイクが難しいんですよ。みんな大晦日を狙っているから。でも今年はたまたま12月で声をかけていた選手がみんな12月でハマって、逆に『11月にどうしよう?』となったんです。それで久々にこちらから色んな選手に『11月はどう?』って声をかけて試合を組みました。

うち(DEEP)にはうちの流れがあって、その流れで試合が決まっていくから、そろそろあの選手とあの選手がやらせようっていうのが自然に見えてくるんです。でも今回の神龍(誠)やケイト(・ロータス)は大晦日のRIZINを見据えての参戦だし、延期になった後藤丈治くんとマンド・グティエレスは初参戦同士の試合じゃないですか。

今回はDEEPの流れや物語とは違うところで、こちらで創ったマッチメイク・大会になってますよね。その中でも(平本)丈くんが出てくれたり、もう一つパンチが足りないと思ったからハセケン(長谷川賢)を口説いたりして、結果的にいい大会になったと言われるのはありがたいです」

ちなみに佐伯代表のもとには試合をしたいという選手のリクエストが殺到。また佐伯代表の「フューチャーキング(トーナメント)から出てきた若い選手を使う」「地方で結果を出した選手を東京に呼ぶ」姿勢は変わらずで、選手そのものの数も増えているという。

「選手が増えてくれるのはありがたいんだけど……みんな『1月・2月に大会やらないんですか?』と言ってきて、そこくらいは休ませてよ!」と嬉しい悲鳴もあげていた。

なおMMAPLANET恒例の握手率は本戦8試合中2試合=25%となっている。

■視聴方法(予定)
11月4日(月・祝)
午後5時30分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV

■DEEP122 対戦カード

<フライ級/5分3R>
神龍誠:57.15キロ
KENTA:57.15キロ

<メガトン級/5分3R>
長谷川賢:112.60キロ
酒井リョウ:108.30キロ

<女子50キロ契約/5分3R>
ケイト・ロータス:49.75キロ
月井準南:49.80キロ

<ライトヘビー級/5分2R>
ANIMAL☆KOJI:92.10キロ
SAINT:92.20キロ

<フライ級/5分2R>
木村琉音:57.20キロ
平本丈:57.05キロ

<73キロ契約/5分2R>
近藤有己:72.50キロ
毛利昭彦:71.10キロ

<68キロ契約/5分2R>
太田将吾:67.75キロ
水野新太:67.95キロ

<68キロ契約/5分2R>
ケンヤスキー:68.00キロ
立成洋太:67.85キロ

<アマS・フェザー級/3分2R>
赤田プレイボウイ功輝:66.00キロ
鳥次亜流:66.10キロ

<アマS・フェザー級/3分2R>
鈴木大晟:65.70キロ
有馬雄生:66.30キロ

The post 【DEEP122】計量よもやま話。佐伯代表とマッチメイク談義「今回はうちの流れと違うところで創った大会」 first appeared on MMAPLANET.