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DEEP121 Interview J-CAGE ブログ 瀧澤謙太 福田龍彌

【DEEP121】二階級制覇。福田龍彌が初回KO勝ち=最上級のエールを平良達郎に「僕ら、強いし。日本人は」

【写真】プロとして、ファイターとして──福田龍彌を認めないのは、目が節穴と言わせてもらいます (C)MMAPLANET

16日(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されたDEEP121 Impactのメインで、DEEPフライ級チャンピオン福田龍彌が、瀧澤謙太とのバンタム級王座決定戦を戦い2RにKO勝ちを収め、二階級制覇を成し遂げた。野村駿太が江藤公洋を破りDEEPライト級チャンピオンの座についた。
Text by Manabu Takashima

5月に同王座決定戦で元谷友貴と対戦予定だった福田は、タイ修行中に肩を負傷し欠場を余儀なくされた。4カ月を経てケージに戻ってきた福田は、瀧澤とのセッションで宣言通りヒリヒリさをファンに提供し、最後はヒザ蹴りに右を合わせてKO勝ちし、ミッションコンプリートとした。

この戦いを遂行するために、日々を送る福田のイベント終了後の共同インタビューの場で、MMAPLANETの質問への返答を切り取ってお届けしたい。

人として、全体を俯瞰し抜いた──ある意味、達観したようなセイン信と熱い熱量を併せ持つ福田は、タイトル戦前に沖縄合宿で時間を供給をした平良達郎にエールを送った。


──二階級制覇、おめでとうございます。

「ありがとうございます」

──瀧澤選手の前進、詰め方。福田選手が望むヒリヒリ、お客さんに提供したいヒリヒリという部分に関して、応援してくれる人達がヒヤヒヤすることがヒリヒリに通じているのでしょうか。

「まぁ、そうですね。僕もミスったら貰わんと。そういう距離でやるもんやから。それを恐れたところで駆け引きをしたくないんですよ。『えぇ、お前。そこでブレーキを踏むんや』、『えぇぇぇぇ?』みたいなんが嫌いなんで。『常に行けよ』……お客さんに『行けよ』なんて思われたないじゃないですか。

気が付けば『もう1Rが終わったんや』って、見入ってもらえるモノを提供したいから」

──詰められても下がるのでなく、間合いを測っていた?

「そうそう、前に出させて観察するんですよ。向うがどういう動きをすんのかをね」

──ミドルを蹴ってきたり、初回にもヒザを蹴ろうという気配はありました。

「インプット、インプット。だから次に出して来たら、合わしてやろうって思いましたね。出してくれたらね。だから見切るまでがヒリヒリすんのかも。見切っちゃったら、俺のパンチが相手に当たっちゃうから。1R中盤に一発バンと当たって、多分効いていたと思います。

メッチャ楽しみにしていたんです、今日を。やっぱり、前の試合を飛ばしちゃったから。俺ももうヒリ禁が長くて(笑)。ポーンと効かせて『終わらせられる』って思ったんですけど、ブレーキをかけてしまいましたね。『もう終わるんは嫌や』って。それでチョット見ちゃいました。ハハハハハ」

──そうだったのですが。ところで、肩の腱板損傷で4月の試合を欠場しました。実は自分もやったことがあって、もの凄く痛くなかったですか。

「メッチャ痛かった。痛かったし、『これは元谷戦はヤバい』って思ったんですよ。いや、やりたいけど。でも痛いのを我慢して無様なモノを見せるために戦うわけではない。ケガをすることはもちろん悪いです。でも、提供したいのはアレなんで。今日見てもらった、アレ。だから万全でやらなアカンっていう……コンディションを踏まえてというか。

出てきた以上は、オモロイもんを見せたい。それができへんがために、前は辞退させてもらいました」

──負傷の後、自分の場合は肩の動きは明らかに変わりましたが、実際に戦って影響は残っていないですか。

「慣れたっス。やっぱり浮いていて、緩い感じはします。でも……なんか、これにはこれなりの殴り方があるって」

──あぁ、なるほどです。先ほどケージの中で『後楽園ホールで元谷選手と。そうでなければ他の場所でも』という趣旨のマイクがありました。勝手ながら、もっとお客さんの多い場所で中央アジア勢にリベンジなど期待してしまいます(笑)。

「アハハハハハ。それはねぇ、決めることができるのは、俺じゃないやないですか。僕がどこで戦いたいって言って戦えるなら良いですけど、戦われへんから。僕の意向だけでは……だから誰と戦いたいって言っても、願望だけになるので。まぁエェんですけどね、それも」

──29日のRIZIN48 、シェイドゥラエフの相手がフアン・アルチュレタで日本人ではないですよ。

「ねぇ。そういうところに俺? アハハハハハ。そういう枠?
 そういう枠かぁ……エェかもしれん。でも、そことのリベンジはホンマにしたいから。全然、お話を頂くことができれば。どういうお話かっていう、それだけですから。僕は面白いお話が来るのを待っていますし、基本オファーは断らへんので。マジで。色んなことが巡り巡って、こうなっているだけで。

ホンマ淡々と頂いたお話を処理して、遂行しようと。自分からいうもんじゃないです。ただ元谷選手との試合は、俺が飛ばしちゃったからで」

──押忍。では取ってつけたような形ですが(笑)、10月12日にブランドン・ロイヴァル戦を控える平良達郎選手に良い形でつなぐことができました。

「ホンマ、そこ。良いバトンを渡せたかなって。これで達郎も同じようなパンチで勝ってくれたら、嬉しいですよね。ホンマに僕なりにできるエールは、これが最上級なんですよ。それだけ僕にとっても達郎にとっても、沖縄でエェ期間を過ごせたから。これで良いバトンを繋ぐことができて、ホッとしているし……安心しています。

僕ら、強いし。日本人は」

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45 AB DEEP DEEP121 MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC UFC306 キック ショーン・オマリー ボクシング ライカ 江藤公洋 野村駿太

【DEEP121】DEEPライト級王座奪取直後の野村駿太「ジャブで右が当たる距離が創ることができた」

【写真】 右の突きが何度も江藤の顔面を襲った(C)MMAPLANET

16日(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されたDEEP121 Impactで野村駿太が江藤公洋を破りDEEPライト級チャンピオンの座についた
Text by Manabu Takashima

昨年7月にテイクダウン&コントロールで江藤に敗れた野村は、所属するBRAVE Gymや出稽古先のロータス世田谷で組みを磨き、組まれても構わないという自信を持ってMMAファイターとしてタイトル戦に挑んだ。

結果、江藤を入らせずに打撃を入れる。その打撃も伝統派空手のエッセンスを生かしつつ、MMAに昇華させた野村ならではの打撃となっていた。将来に関して、UFCという言葉も訊かれた試合後の合同インタビューから、MMAPLANETの問いへの返答を抜粋してお届けしたい。


──ベルト奪取、おめでとうございます。

「ありがとうございますっ!!」

──極端にいえば殴られるのが嫌な江藤選手と、組まれても構わない野村選手。その差が如実に出た試合になったかと感じました。

「完成度が高いという江藤選手の評価に、自分は疑問を抱いていました。去年戦った時はそういう風に思っていましたけど、ここのところは『そんなに完成度が高いかな?』って自分のなかで思うようになっていて。

自分が足りないと指摘されている組みの部分に関しても、かなり練習をしていますし。組みのトップの選手と、ずっとやりあえているんで。でも、江藤選手は打撃のトップの選手と打撃をやり合えるわけじゃないということが、自分の心のなかで余裕になってきていました。

自分は組みのトップの選手とずっと練習をしてきたことが心の支えになっていたので、落ち着いて戦えました」

──江藤選手が自分の距離とタイミングでないところから、組みつかないといけないほど圧をしっかりと掛けることができていました。

「イメージで言えばマクレガーとか、昨日、負けてしまったのですがショーン・オマリーのような戦い方が自分のなかでデキましたし、ジムの宮田先生だったり、指導をしてもらっている石渡さんからも、そこを創ることができれば今回はいけると言ってもらっていて。自分の意見も含め、全員の総意でした。チームと、自分の『これをやったら行けるんじゃないか』という意見が合致していたので、そこを淡々とやるだけっていう感じでした」

──上段回し蹴りも様子見ではなく、拳の攻撃と連動がありそうな雰囲気がして、これまで以上に有効に見えました。

「ローを警戒しているのが伝わってきたので。ローに対しては反応がメチャクチャ早かったです。そうですね、ローとストレートを気にしているなかで、天の声じゃないですけど『ハイを蹴ったら良いんじゃない?』って頭に浮かんだ形です。

セコンドが『下から』という風に声を出してくれていたので、江藤選手は下を凄く警戒していたのだと思います。だから、自分が何もしなくてもセコンドの声がフェイントになっていました」

──テイクダウンを何度目かに切った時に、ニヤッとかなり悪い笑顔を浮かべていました。

「していましたか?(笑)」

──ハイ。ただし、この勝利が100点満点にならないのは最終回です。テイクダウンされバックを取られた。あそこが守れなかったのは、どのようなことが原因だと思われますか。

「ただただ自分の弱さだと思います。動けたはずです。でも『このまま耐えておけば』と考えてしまって。1Rはアレで1分ぐらい過ごせたという気持ちが残っていて、このまま耐えたらエェかなっていう感じになっていました」

──つまり江藤選手が組んでくること有りきの受け方になってしまった?

「そうですね。そこまでにやってきたことが、最後に崩れて。それがまだ自分っぽいところなのですが、その当たりを修正できればもっと強くなれると思います。あの場面の自分に対しては『何してんねん!』という気持ちと、『もっと強くなれるな』という気持ちがあります」

──今後に向けて、世界へ行くという言葉も聞かれました。とはいえ、その道に明確な道筋は存在していないのが実情です。

「ハイ。目標はやっぱりUFCです。昨日(※UFC306)を視ていても『ここで戦えると、格闘家として最高やな』という気持ちになりました。そのなかで世界を代表するストライカーのショーン・オマリーがああいう形で負けたりして、自分もああなるのかっていう迷いも少し生じたのですが、この勝利で『俺も世界に行けるな』って気持ちがしています」

──空手家がグローブをつけると、拳の届く距離でボクシングやキックになることが多いと思います。今夜の野村選手は、右の突きが伝統派空手の動きながらしっかりと当たり、ダメージを与える突きになっていたように思いました。パンチがフック系になることはなかったかと。

「ジャブで自分の拳を伸ばしたところで、相手に当てることができ距離を創ることができたのが大きかったです。接近戦や頭を下げる場所で戦うという選択もったのですが、伸ばしたところで殴る距離が創れたことで右が当たり、だからこそテイクダウンが切れたということもあります。

あの距離を創ることができれば、自分の時間をずっと続けることができます。制空圏を創ることができた。これまでは打ち気になって浮き気味になっていたのに対して、ジャブが有効だったからストレートが生きました。

Road to UFCを視ていても倒せるかどうかが、問われていて。DEEPに来てから4試合、5試合前から他の選手にはないミッションを自分に課してきました。今回のミッションはケガをしても良いから、勝つということ。その気持ちがあったのでリラックスして戦えることができました」

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45 DEEP DEEP121 J-CAGE Report ブログ 瀧澤謙太 福田龍彌

【DEEP121】見事すぎる一撃! 福田が右フックで瀧澤を沈め、バンタム級王座を奪取&2階級制覇

【写真】親子そろって恒例のポーズーーまさに職人芸を見せた父親だ(C)MMAPLANET

<DEEPバンタム級王座決定戦/5分3R>
福田龍彌(日本)
Def.1R4分18秒 by KO
瀧澤謙太(日本)

瀧澤が距離を取ってサークリングする。ドッシリと構える福田に対し、瀧澤が一気に距離を詰めて右ボディストレートを伸ばした。福田も右ジャブをボディに伸ばす。サウスポーから左ローを当てた瀧澤だが、福田のプレスでケージを背負う。前に出て右を伸ばした瀧澤。福田の左ストレートが顔面をとらえると、瀧澤が一瞬フラつく。スイッチしながらサークリングする瀧澤に対し、福田が右ジャブを突く。

福田の左に瀧澤も右を合わせた。ワイドスタンスから右を突き刺す瀧澤は、福田が距離を詰めると右ミドルから右ストレートを突き刺す。さらに右で追い込んでいく瀧澤。福田が再びプレスをかけ、瀧澤が距離を詰めるとバックステップでかわしている。瀧澤は右ハイ、右ストレートを繰り出すが単発だ。

いつもどおり初回は相手の力量を測っているように見える福田のフェイントに対して瀧澤が右テンカオを繰り出す。ここで福田のカウンターの右フックが瀧澤のアゴを貫き、マットに沈めた。

見事としか言いようがないKO勝ちでフライ級に続き2階級制覇を果たした福田は、「面白いことは言えないけど、スキルじゃ負けないと思っています。防衛戦をするなら後楽園ホールで、元谷(友貴)さんと白黒つけましょう」と笑顔で語った。


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45 DEEP DEEP121 MMA MMAPLANET o ライカ 江藤公洋 野村駿太

【DEEP121】組みがデキるストライカー、倒されずに打つ野村が江藤をユナニマス判定で下しベルトを巻く

<DEEPライト級選手権試合/5分3R>
野村駿太(日本)
Def.3-0:30-27.29-27.29-28.29-28.29-28.
江藤公洋(日本)

スイッチする江藤に対し、野村が左ジャブを突く。江藤がスイッチする瞬間に、野村の左ジャブが顔面をとらえた。さらに右を当てる野村。江藤が組もうとしたところに、野村が右を合わせる。江藤がテイクダウンの構えを見せると、野村がバックステップ後に左を当てた。江藤の低空テイクダウンをかわし、野村が立ち上がり際を狙う。江藤がシングルレッグからドライブする。

左腕を差し上げた江藤は頭をおっつけるが、野村がリストコントロールを制している。展開がなくレフェリーがブレイクをかけた。再開後、野村がプレスをかける。野村のフェイントに反応を見せる江藤。江藤の低空シングルレッグを切った野村がパンチで襲いかかる。残り30秒で野村はサークリングへ。残り10秒で一気に距離を詰め、幾度も右をヒットさせた。

2R、野村がワンツーを見せる。江藤はサウスポースタンスから左ストレートを伸ばすも、ブロックされてしまう。江藤のテイクダウン失敗後にパンチを打ち込む野村。左フック、さらに右ストレートを効かせる。江藤のテイクダウンを切り続ける野村は右ストレート、右カーフを当てていく。江藤にケージを背負わせて左ジャブを突く。野村が距離を詰めると、江藤がケージづたいに下がる。ケージ中央でサークリングする野村。江藤も潜り込んでアッパーを突き上げる。

江藤のシングルレッグを切った野村が右を突き刺す。江藤も左ローを返した。しかし打ち合いでは野村のパンチが明確に江藤の顔面を捉えている。野村のフェイントに対して大きく反応する江藤は、距離を詰めていくが野村の右ハイ、ワンツーを受けてしまった。江藤はシングルレッグからドライブし、ケージ際でハイクロッチに切り替えた。野村はケージにピッタリと背中をつけてディフェンスすると、レフェリーがブレイクをかけた。再開後、頭を下げた江藤の顔面に右ヒザを叩き込む野村。真っ直ぐ下がる江藤にパンチに連打を浴びせた。

最終回、江藤がガードを固め、頭を下げて距離を詰める。バックステップで距離をつくる野村はサークリングへ。距離が近くなると右ストレートを伸ばす。江藤のダブルレッグをスプロールした野村が、スタンドでは左ジャブを当て続ける。組めない江藤。野村の右が江藤の顔面を跳ね上げた。力、スピードともに落ちた江藤のテイクダウンを、野村がステップワークでかわす。しかし江藤が野村の右ストレートをかわし、ニータップで遂に尻もちを着かせた。

江藤はケージに背中を着けている野村を、ボディロックで抱える。立ち上がろうとする野村に肩固めを狙いながら、江藤がバックに回る。左足を差し込んだ江藤はパンチで削るが、野村にリストを抑えられてしまう。右手を離した江藤が、バックマウントからパンチを連打するも、野村が耐えて試合終了を迎えた。

裁定はジャッジ5名が全ての野村の勝利を支持。ベルトを巻いた野村は「最後は江藤選手の気迫に押された部分もありましたが、未完成でも勝つことができたので、もっと伸びしろがあると思います。これからもっと上に行くので、皆さん付いてきてください!」と語った。


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45 DEEP DEEP121 J-CAGE Report ブログ 大成 水野竜也

【DEEP121】大成がパウンド&サッカーボールキックで水野に圧勝「日本のヘビー級を自分の時代にする」

【写真】ROAD FCからDEEP復帰の大成が思いきりの良さを見せた(C)MMAPLANET

<メガトン級/5分3R>
大成(日本)
Def.1R3分12秒 by TKO
水野竜也(日本)

サウスポーの両者。大成が右の前蹴りと左ロー、水野も左ローを蹴り返す。水野がワンツーで入ると、大成も左を返して右フックにつなげる。水野が左ロー、大成は左ストレートを思い切り打ちこむ。さらに大成は単発左ストレート、右フックから左ストレート、左のボディストレート、ジャブをついて左ストレートにつなげる。

水野をダブルレッグに入るが、やや引き込み気味に下になる。水野はハーフガードから右腕で大成の足をすくおうとするが、大成がトップキープして鉄槌とヒジを連打。水野は亀になって立ち上がろうとするが、大成は後ろからパンチを入れ続ける。水野がガードポジションを取ると、大成はサッカーボールキックを連発し、レフェリーが試合を止めた。

試合後、大成は「DEEPで勝てなくて、佐伯さんがROAD FCのチャンスをくれたんですけど、タイトルマッチで負けてしまいました。今日みんなの前で勝ててうれしいです。日本のヘビー級が自分の時代になるように、DEEPとROAD FCのベルトを獲ってRIZINに行きます」と語った。


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45 AB DEEP DEEP121 F1 KENTA MMA MMAPLANET o 修斗 渡部修斗

【DEEP121】KENTA、フライ級で復帰の渡部修斗をニンジャチョークで絞め落とす

<フライ級/5分2R>
KENTA(日本)
Def.1R3分11秒 by ニンジャチョーク
渡部修斗(日本)

渡部が細かいステップからジャブを見せ、ダブルレッグに入る。KENTAはそれを切ってキムラロックを狙いつつ、渡部のバックに回る。渡部が立ち上がると、KENTAは後ろからパンチを入れる。正対した渡辺がシングルレッグに入ると、KENTAはギロチンへ。渡部は頭を抜いてKENTAの足を持ちあげるようにテイクダウンを狙うが、ここはKENTAが離れる。

試合がスタンドに戻ると、渡部がジャブと右ストレート。KENTAも右フックを返す。渡部はシングルレッグでKENTAをケージに押し込んでテイクダウンする。KENTAはフックガードから渡部の体をひっくり返してニンジャチョークへ。これががっちりと極めり、最後はKENTAが渡部を絞め落とした。


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45 DEEP DEEP121 MMA MMAPLANET o キック 杉山廣平 関原翔

【DEEP121】フライ級サバイバル。倒されても立ち上がりパンチを当てた関原が杉山をスプリットで下す

【写真】激化するフライ級戦線、関原が接戦を制した(C)MMAPLANET

<フライ級/5分2R>
関原翔(日本)
Def.2-1:20-18.19-19(マスト関原).18-20.
杉山廣平(日本)

サウスポーの関原が右ジャブを突いて距離を詰める。杉山は右ミドルから組みつくも、関原が突き放した。プレスをかける杉山の顔面を、関原の右フックがとらえる。サークリングする関原が左ハイを見せた。関原にケージを背負わせた杉山が右ストレートを伸ばす。杉山の右ボディを受けた関原は右に回ってケージ際を脱した。ケージ中央で関原が組むも、杉山が左腕を差し上げてケージに押し込む。関原が切り返して離れる。互いにフックを当てるなか、関原が右を打ち込んだ。ケージ際で杉山がダブルレッグですくい上げ、関原に尻もちを着かせる。

関原の両足を畳ながら右側にパスした杉山。その瞬間、関原が立ち上がりケージに押し込む。切り返した杉山が右ボディを突き刺す。ここで関原のグローブのテープが外れたか、試合は中断。再開後、関原が左三日月蹴りへ。対する杉山も右ストレートを打ち下す。組んだ関原がテイクダウンすると、杉山は右足を取って内ヒールを狙ったが、ここは関原が立ち上がった。蹴りで距離をつくる関原は、テイクダウンのフェイントも見せる。杉山のパンチに対し、右から左フックを返した関原。杉山は右カーフキックを当てた。

最終回、関原がオーソドックスに構える。杉山が中に入ると、サウスポーにスイッチしてフックを当てる。ケージ中央でニータップを狙った関原だが、これは杉山にスプロールされてしまう。腰を上げる関原の頭を抑えた杉山は、ギロチンに捕らえながら関原をケージに押し込んだ。関原に尻もちを着かせた杉山は、両足を抱えて立たせない。すると関原がニンジャチョークで絞め上げる。これは極まらず、杉山がボディロックで押し込む。関原はギロチンから立ち上がった。杉山が右腕を差し上げてケージに押し込む。

離れた両者、杉山が関原にケージを背負わせて右ハイを繰り出した。ショートフックの打ち合いでは、杉山は疲労からか動きが落ちる。関原のパンチが幾度も杉山の顔面にヒットする。杉山も右カーフ、右ストレートを打ち込み、再びテイクダウンしたがすぐに立たれた。残り30秒、ケージ中央での打ち合いでは関原が優勢に。首相撲で抱えられた杉山は関原をケージに押し込み、シングルレッグで尻もちを着かせる。すぐに立ち上がった関原が杉山と打ち合い、試合を終えた。

裁定はスプリットで関原が勝利を収めている。


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45 DEEP DEEP121 MMA MMAPLANET o   キック 谷岡祐樹 雅駿介

【DEEP121】ムエタイ=雅駿介×キック=谷岡祐樹の一戦はバッティングによるノーコンテストに終わる

<バンタム級/5分2R>
雅駿介(日本)
NC 1R 
谷岡祐樹(日本)

雅が前後のステップから右ロー、ジャブをつく。谷岡は右ストレートから飛び込んで右カーフを蹴る。じりじりと前に出る谷岡が右カーフ、雅はジャブを返してシングルレッグで組みつく。ここは谷岡がスプロールしてワンツーで前に出ていく。雅も谷岡の右カーフに右ストレートを合わせ、首相撲からヒザ蹴りを突き上げる。

距離が離れると雅が左右の前蹴り、右カーフを蹴る。谷岡は右を強振して、左右のフックでプレッシャーをかける。雅は細かくジャブを突いて、前蹴りと左ミドル蹴る。谷岡は左フックを返し、蹴り足キャッチからテイクダウンも狙う。変わらず前に出る谷岡が右ローを蹴り、雅はジャブと左フックを当てる。

谷岡もジャブを返し、雅は谷岡の右ローに右ストレートを狙う。。谷岡は雅のジャブに右をかぶせ、ワンツーで前進。雅がダブルレッグに入るが、谷岡が脇を差して投げるように突き放す。再び谷岡がジャブから前に出ていき、雅が首相撲に捉えようとする。

ここで偶発性のバッティングが発生して雅が目を負傷&左目尻をカットし、ドクターチェックが入る。長いチェックのあと、レフェリーが試合をストップし、ノーコンテスト裁定が下された。


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45 DEEP DEEP121 MMA MMAPLANET o RIZIN 力也 鹿志村仁之介

【DEEP121】鹿志村が力也をRNCで仕留めて「あれから俺、ここまで頑張って良かったなと思えています」

【写真】しっかりテイクダウンから一本勝ち(C)MMAPLANET

<バンタム級/5分2R>
鹿志村仁之介(日本)
Def.1R by RNC
力也(日本)

サウスポーの鹿志村に対し、力也が一気に距離を詰めた。鹿志村はサークリングしながらダブルレッグで組みつき、力也に尻もちを着かせる。鹿志村の首を抱えながらケージ際まで下がる力也だが、両足を畳まれているために立ち上がることはできない。力也がマットに背中を着け、ギロチンで絞め上げる。しかしハーフガードのため極まらないか。パウンドで削りながら首を抜き、マウントを奪取した鹿志村が強烈なパウンドからバックマウントへ。そのままRNCでタップを奪った。

勝ち名乗りの前に、両手首をつけて手錠をかけられているようなポーズをとる鹿志村——「俺の中ですっごい気持ちの込もった試合で、前回DEEPに迷惑をかけました。試合を飛ばしました。あれから俺ここまで頑張って良かったなと思えています。このチャンスをくれた佐伯社長、ありがとうございます。今後もDEEP、RIZIN……11月に名古屋があると聞いているので、俺を出してくれないかなぁとか頭に描いています。現実はそう簡単にいかないことは知っているので、とりあえず今は自分が大好きなMMA、寝技で極めるMMAを極めていきます」と挨拶した。


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45 AB DEEP DEEP121 F1 MMA MMAPLANET o キック 中務修良 多湖力翔

【DEEP121】ストロー級の台風の目となるか? 初参戦・中務修良が6連勝中の多湖力翔に判定勝利

【写真】多湖にローブローによる減点もあったが、中務が最大3ポイント差をつけての判定勝利を収めた (C)MMAPLANET

<ストロー級/5分2R>
中務修良(日本)
Def.3-0:20-17.20-17.20-17.
多湖力翔(日本)

サウスポーの両者、中務がインローと左ストレートで前に出ていく。多湖も右ハイキックを返してパンチを狙いつつ、組みになると左腕を差して中務をケージに押し込む。中務はケージに体を預けてテイクダウンディフェンスしつつ、ヒザを蹴っていくが、これがローブローとなる。

スタンドでの再開後、多湖がパンチで前に出ていく中務に左のカーフキック。中務が右フックを当ててダブルレッグでテイクダウンを奪う。中務は多湖の右足を超えてハーフで抑え込むが、多湖も足を戻して三角絞めを狙う。中務は多湖の頭をケージに押し付けて細かくパンチを入れる。多湖は足をクラッチしているものの極める形を創ることが出来ない。中務は終了間際に立ち上がって距離を作って右のパンチを落とした。

2R、中務が左ストレートから前に出ていく。多湖はジャブを返して左のカーフを蹴る。中務はダブルレッグも狙いつつ、左のカーフと左ストレート。多湖は右フックと左カーフ、中務は右を見せてダブルレッグへ。多湖はニンジャチョークを狙いつつ、ガードになるとすぐ横三角の形で足をクラッチする。

中務は多湖の顔を右ヒザで潰してクラッチを外してサイドポジションで抑え込む。ここから中務はマウントへ移行するが、多湖がブリッジでポジションを返す。ガードポジションになった中務はケージに体を預けて立ち上がり、多湖のヒザ蹴りがローブローとなってしまう。中務にはイエローカード(減点1)が提示され、試合がスタンドで再開される。

多湖が左のカーフキック、中務は左フックを返す。中務はダブルレッグから組みついて首相撲からヒザ蹴り。再び中務がダブルレッグに入るが、切った多湖がバックついてRNCを狙う。中務は多湖を前方に落としてトップポジションを取ると、立ち上がってパンチを落とす。ここで試合終了となり、判定3-0で中務が勝利を収めた。


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