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【Invicta FC55】早くも大島沙緒里のInvicta初陣が発表。東よう子も北米で仕切り直し

【写真】ただ海外で戦う──のではない。MMAファイター人生を賭けた戦いが、そこにある(C)PFL & MMAPLANET

5月31日(金・現地時間)、Invicta FCにより今月28日(金・同)にカンザス州カンザスシティのメモリアルホールで開催されるInvicta FC55「Bernardo vs Rubin」に日本から大島沙緒里と東よう子が出場することが発表されている。
Text by Manabu Takashima

大島は5月26日のDEEP JEWELS45で自らの持つDEEP女子ミクロ級を賭けて、DEEP JEWELSミクロ級チャンピオン村上彩とのダブルタイトルマッチに勝利。世界最軽量二冠王となった直後にInvicta 挑戦を公言していたが、早くも参戦&対戦相手が明らかとなった。


当然、大島のInvicta FCデビューはディールされていたモノで、村上戦の勝利をもって発表が成された形だ。もちろん、ミクロ級でなくアトム級での北米発チャレンジとなる大島だが、対戦相手のアンドレッサ・ホメロはキャリア6勝4敗1分で、現在2連敗中の選手だ。

今年の2月にUFC出場を目指し、Cage Fury FCで北米デビューを果たしたホメロだが、空位のCFFC女子ストロー級王座決定戦でファティマ・クライン(CFFCで女子フライ級と二冠王になるもUFCからのコールはなく、コンテンダーシリーズを目指すことを明言している)に敗れ、仕切り直しの一戦で大島戦を迎えることになる。

ミクロ級の体が創れる大島に対して、ストロー級で戦ってきたホメロ。クレア・ロペス戦をクリアした大島にとっても、ホメロの力強いテイクダウンと、下からの仕掛けというレスリング&柔術が防御面で強度が高いと厄介な相手になりそうだ。

特に負傷がちな大島だけに、どれだけこの短期間でコンディションを──1階級上といっても過言でない──ホメロを相手に整えることができるのか。現地でのファイトウィークの過ごし方と踏まえて、大切になってくるだろう。

(C)PFL

一方テイラー・ガルダ―ドと戦う東。

昨年のPFL挑戦を経て、日本に戻らず引き続き北米に戦場を求めたことになる。ガルダ―ドの戦績は4勝2敗とされているが、ここには初戦と準決勝が5分1R制のワンナイト変則Tで挙げた2勝は含まれておらず、決勝戦の敗北だけがレコードされている。

そのガルダ―ド、2021年にはPFL女子ライト級に挑み、決勝に進出してケイラ・ハリソンの軍門に下っている。腕十字でタップされた戦いだったが、一度はケイラの寝技を脱している事実は気になる。

加えて東が昨年のPFL女子フェザー級で敗れたオレナ・コレスニクを、ガルダ―ドはライト級で下している。投げて上を取れるのか。そこまえの距離の創り、そして上を取った時に屈強なガルダ―ドのクローズドガードを割ることは可能なのか。

比較的に早い段階でメジャーから声が掛る女子MMAだが、その壁に跳ね返されたファイターにとって再生工場の役割を果たしているInvictaで、東が生き残りと再度のステップアップに挑む。彼女もまた修羅の道を歩んでいるといえるだろう。

そんな戦う大和撫子の挑戦、中継&配信は1週間以内に発表されるとのことだ。

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【DEEP JEWELS】日本人の中井りん超えなるか?

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先週末に開催されたDEEP JEWELS45。メインでは大島沙緒里が村上彩をパウンドアウトしてDEEP女子&DEEP JEWELSミクロ級王座を戴冠。高らかにINVICTA FC参戦を表明しました。セミでもパク・シウと万智が超アグレッシブなスウィングバウトを展開して大いに盛り上がりました。

そんな中でも注目を集めたのは中井りんの1年ぶりの復帰戦。栗山葵の怪我により試合が流れ、パンクラスのフライ級王者・重田ホノカが名乗りを上げるなど紆余曲折ありながら、最終的にHIME(毛利道場)と対戦しました。

下馬評では中井が圧倒的優勢。開始早々にテイクダウンして中井が極めるかと思いきや、試合は意外にも落ち着いた立ち上がり。お互いに遠めに距離を取って様子見の展開が続きます。それでもHIMEのミドルをキャッチした中井がテイクダウン。簡単にマウントを奪ってパウンドを乱射したものの、敢えなくラウンド終了となりました。

続く2R。なかなか間合いを詰める事が出来ない中井に対してHIMEの左ジャブが要所要所でヒット。セコンドについたワイルド宇佐美館長の「組め!よけろ!」という指示からも緊迫した様子が伝わってきます。それでも終了間際に中井が組み付いてテイクダウンしたものの、残り15秒でラウンド終了。この時にはアップセットが起こりそうな気配が漂い始めました。

そんな中で始まった最終R。序盤に組み付くとケージに押し込む中井。差し合いから一瞬の隙を突いてHIMEの首を取るとあっという間にギロチンチョーク。タップしないHIMEを絞め落として見事逆転の一本勝ちを飾りました。

グラウンドに持ち込んだ時のパスガードの速さ、ギロチンの極めの強さ。どれを取っても日本人トップクラスなのは揺るぎようがありません。それでもHIMEの試合運びは中井りん攻略の糸口になったのではないでしょうか。

1年前の栗山葵との試合でもスタンドで左ジャブ、ストレートを被弾。今回のHIMEのジャブを面白いようにもらっていた事を重ね合わせると、スタンドの攻防が勝負の分かれ目になりそうです。とはいえ、テイクダウンされたら極められる可能性は高いだけに、寝技に持ち込ませない腰の重さは必要不可欠でしょう。

そうなると元々中井と対戦予定だった栗山の打撃の強さには期待せずにはいられません。その他には、、、既にDEEP JEWELSからボクシングに転向していますが、空手をベースにシャープな打撃を持つ赤林檎が対戦していたら面白くなったのではないかなと。

そして最近では打撃のスキルも上達した伊澤星花との試合も見てみたい。そればかりかグラウンドになった時に寝技でも中井とどんな攻防を見せるのかめちゃくちゃ楽しみ。過去にはスパーリングを巡って一悶着あっただけに、試合で終止符というのもそそられます。さて、日本人が中井りんを超える日がやってきますか。
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45 DEEP DEEP JEWELS DEEP JEWELS45 MMA MMAPLANET o 大島沙緒里 村上彩

【DEEP JEWELS45】袈裟固めからパンチ連打で村上をストップした大島が2冠王に&インヴィクタ出場宣言

【写真】日本ミクロ級最強を証明し、いざインヴィクタへ!(C)MMAPLANET

<DEEP女子ミクロ級& DEEP JEWELSミクロ級王座統一戦/5分3R>
大島沙緒里(日本)
Def.1R3分05秒 by TKO
村上彩(日本)

村上はガードを下げて距離を取ってから、ローを繰り出しながら一気に距離を詰める。両者のパンチが交錯したあと、村上の左ローをすくった大島が背中を着かせた。村上が足を取って大島を転がすものの、大島が立ち上がる。

スタンドに戻り、打撃でけん制してから組みついた大島がバックに回った。村上はキムラで左腕を抱るも潰されてハーフガードに。村上のスイープに合わせて大島が立ち上がる。村上は背中を着けたまま足を利かせ、大島もガードに入れずブレイクが掛かる。

再開後、大島のワンツーがクリーンヒット。距離が詰まると大島が首投げで崩し、袈裟固めの状態に。村上の左腕をアメリカーナで固め、動けない相手の顔面に右の拳を叩きこみ続けて、レフェリーストップを呼び込んだ。

涙を流して会場を後にする村上。2冠王となった大島は「今日無事に勝てたので、米国のインヴィクタに挑戦します。1年前から話をしていたのですが、タイミングが合わず行けませんでした。インヴィクタでしっかり実力を証明して、また日本で戦いたいと思います」とインヴィクタ出場を報告した。


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45 AB DEEP DEEP JEWELS DEEP JEWELS45 MMA MMAPLANET o キック パク・シウ 万智 伊澤星花

【DEEP JEWELS45】パク・シウが万智との激闘を制して王座戴冠!伊澤星花へのリベンジをアピール

<DEEP JEWELS 暫定ストロー級王座決定戦/5分3R>
パク・シウ(韓国)
Def.4-1:29-28.28-29.29-28.29-28.29-28.
万智(日本)

サウスポーの万智が小刻みにステップしてパンチとロー・ミドルを見せる。パク・シウは左を伸ばして右ハイを蹴る。万智も左ミドルを蹴り返し、パク・シウはスイッチも見せて左のカーフを蹴る。

構えを戻したパク・シウは右ストレート、万智はジャブ・右フックから左ミドルにつなげる。パク・シウが右ミドルを蹴ると、万智は蹴り足をキャッチしてテイクダウンを奪う。パク・シウがガードから三角絞めを狙い、足をクラッチした状態からパンチを入れる。万智はケージにパク・シウの体を押し付けようとすると、パク・シウが立ち上がる。

ここで万智がダブルレッグに入り、パク・シウがスプロールしながらパンチとヒザ蹴り。このヒザ蹴りがグラウンド状態と判断され、万智にインターバルが与えられ、スタンドからの再開となる。再開後、お互いにミドルを蹴ってパンチで打ち合う。パク・シウが右フックを打ち、万智が組みつくと首投げ。スクランブルになるとパク・シウが上になる。

2R、構えをスイッチしながら前に出るパク・シウ。距離が詰まると万智が両差しからテイクダウンし、下になったパク・シウがオモプラッタを狙う。腕を外した万智はパク・シウの右足を取って足関節へ。この攻防から万智がサイドポジションでトップキープする。

腰を押してポジションを返そうとするパク・シウだが、万智も必死にトップキープして、最終的にハーフガードで上になる。ここから万智は足を抜いてサイドに出ると、亀になるパク・シウのバックにつく。パク・シウは万智に足をフックさせず、クローズドガードに戻し、ポジションを返して上になる。パク・シウは万智の立ち際にRNCを狙いつつ。前に落とされそうになると三角絞めを狙いながら殴る。

3R、パク・シウが右フックを当て、万智が尻餅をつく。これはフラッシュダウンか。立たせたパク・シウに対し、万智も積極的に手を出していく。万智は右の前蹴りと右ストレート、パク・シウは右ミドルを蹴る。パク・シウが単発の右ストレート、万智は左ハイキックを狙う。そして万智が左フックからニータップでテイクダウンを奪う。パク・シウもすぐに立ち上がり、万智はダブルレッグでパク・シウをケージに押し込む。

パク・シウは万智のダブルレッグを潰し、RNCを狙いながらバックについて殴る。万智もRNCを外して正対し、トップキープして殴る。ここもパク・シウが立ち上がり、万智がシングルレッグに入ると鉄槌を落とす。万智もパク・シウを前に崩してバックへ。パク・シウがケージに体を預けて立ち上がると、万智も必死にテイクダウン。パク・シウは横三角で万智の動きを止める。ここで試合終了となり、判定は4-1でパク・シウが勝利。キャリア初のタイトル戦で、パク・シウがベルトを巻いた。

試合後「もっともっとポテンシャルがあるのですが、それを出せないことが多くて、まだまだです。私は2019年から日本と韓国を行き来して練習して(一時は)試合がなくてお金もなくて何回もやめようと思いましたが、やめなくてよかったです。心の中で負けたら引退することも考えていました。でもベルトを獲ったからもっともっと強くなります」と語ったパク・シウ。「伊澤選手、2回負けていますけど、しっかり負けてないので、いつかリベンジします」と伊澤星花へのリベンジをアピールした。


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45 DEEP DEEP JEWELS DEEP JEWELS45 HIME MMA MMAPLANET o 中井りん

【DEEP JEWELS45】HIMEの左ジャブ&右アッパーに苦戦も、中井が最終回にギロチンで絞め落とす

【写真】1R終了間際の猛攻も仕留めきれず。しかし最終回に予想以上の決着が……(C)MMAPLANET

<58キロ契約/5分3R>
中井りん(日本)
Def.2R1分33秒 by ギロチン
HIME(日本)

ガードを固めた中井が肩を振って距離を詰める。離れていたHIMEはガードを下げて距離を保っている。試合開始から1分、互いに手を出していない。最初の攻撃はHIMEの左ジャブだ。中井も左を伸ばして距離を保つ。右ストレート狙いのHIMEに対し、中井はセコンドの指示どおり左のガードを上げる。HIMEが右ローを当てた。中井はHIMEの左ジャブをダッキングでかわす。ケージ中央で互いにパンチを見せるなか、HIMEの左が中井の顔面をかすめる。

中井はHIMEの右をかわして距離を詰めたが、HIMEが離れた。プレスをかけた中井が右ボディストレートを突き刺す。HIMEは右アッパーを見せてから左ジャブを突く。HIMEの右ミドルをキャッチした中井が背中を着かせ、マウントを奪いかける。HIMEはハーフガードで守るも、中井の鉄槌がHIMEの顔面を襲う。さらに中井はマウント→バックマウントからパンチを連打したが、ここで1R終了のゴングが鳴った。

2R、中井がプレスをかける。HIMEは左右に回るも、中井が行く手を遮る。HIMEは左ジャブ、右ストレートを振るう。ここでHIMEが距離を詰めて左フックから右アッパーを繰り出した。やや笑みを浮かべて中井に右を浴びせるHIME。左ジャブで中井をケージ際に追い込んでいく。中井も左ジャブをボディに突き刺した。HIMEが近づくと中井は足を使って回る。HIMEが左ジャブでコントロールし始めた。

HIMEのパンチが顔面を捉え、中井は組みつくことができない。HIMEは右アッパーをボディに突き上げ、ケージを背にしながらサークリングする。残り15秒で、ケージ中央でHIMEのパンチをかわした中井がテイクダウンを奪った。HIMEがリバース・デラヒーバで守ると、中井は外側にある左足を取ってストレートフットロックを狙うも、ラウンド終了となる。

最終回、中井が距離を詰めていく。左ジャブで中に入れさせないHIME。中井のセコンドからは「攻めろ!」という声が飛ぶ。中井も左右フックを振りながら強引に詰めていく。HIMEを捕まえた中井はケージに押し込んでいくが、HIMEが左腕を差し上げた。右オーバーフック+中井の右手首を押さえるHIME。中井はここで一旦引き、ガブる形でHIMEの頭を押さえる。さらに右腕でHIMEの首を取り、ケージに押し込みながらギロチンで絞め落とした。

勝利したが笑顔のない中井はマイクを握ると、「今回はコンディションが悪くて、伸身宙返りもやめておきます」と笑顔を見せた。


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【DEEP JEWELS45】大島沙緒里とミクロ級W王座戦。村上彩「誰に勝ったか――自分がどれくらい強いのか」

【写真】強さを求め続ける村上にとってwタイトルマッチ、そして大島沙緒里とは(C)TAKUMI NAKAMURA

26日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS45にて、同ミクロ級王者の村上彩が、DEEP女子ミクロ級王者の大島沙緒里とのダブルタイトルマッチに臨む。
Text by Shojiro Kameike

アトム級を主戦場としていた村上は昨年9月、アム・ザ・ロケットを下してDEEPミクロ級のベルトを巻いた。「ミクロ級がベスト」と語る村上にとって、同王座の初防衛戦がDEEP女子ミクロ級王座との統一戦に。女子ミクロ級の頂点を決める戦いに向けた意気込みを訊いた。


――5月19日の修斗ニューピアホール大会で、勝利した関口祐冬選手と一緒に写真に納まっていました(※取材は5月22日に行われた)。練習仲間が勝ったことで盛り上がっていますか。

「はい、盛り上がっています! 良い勝ち方でしたよね」

――続いて村上選手が試合を迎えるわけですが、ミクロ級への減量は慣れましたか。

「慣れたといえば慣れたし、慣れていないといえば慣れていなくて――何とも言えないですね(※前日計量は43.95キロでクリアしている)」

――前回、アム・ザ・ロケットとのタイトルマッチ前は「ミクロ級のほうが動きは良い」と仰っていました。それは実際の試合でも同じでしたか。

「そうですね。そこは変わらないです。やっぱり速く動けるというのはありましたね」

――そのアム戦から今回の王座統一戦まで、9カ月の期間が空いています。

「ミクロ級だと相手もいないですからね。これがプロデビュー当時なら誰でも当てられると思うんですよ。でも、もう対戦した選手も多いですしね。そこで新しい相手となると、もう試合が組めないし仕方ないと思います」

――一方、今年に入って1月から3月まで柔術の大会に出場しているのですね。柔術の試合も久々かと思いますが、その感想を教えていただけますか。

「MMAとの違いという面では――MMAと違って柔術は、勢いで行って勝てる競技ではないんですよね。MMAは結構、勢いも大事だったりするじゃないですか。でも柔術はちゃんと技術をやらないなぁという感じです」

――この期間は練習も柔術中心にシフトするのでしょうか。

「アジア選手権やワールドマスターとか大きな大会に出る時は、柔術に集中するかもしれないです。でも、そこまでの規模の大会でなければMMAと柔術、両方やっていますね」

――そんななか、この統一戦のいつ頃決まったのでしょうか。

「もともと去年から『次の試合は来年だったら5月ぐらいかな』とは言われていました。正式にお話があったのは今年の1月か2月ぐらいですね」

――今回はDEEP王座とDEEPジュエルス王座の統一戦となります。これまでDEEPジュエルスで戦っていて、DEEPで同階級のベルトを意識したことはありますか。

「いや、あまり気にしたことはなかったですね。去年ぐらいから大島さんとは試合したいなぁとは思っていましたけど」

――なるほど。これまで大島選手との対戦がないのが不思議でした。

「これまでオファーもあったと思いますけど、タイミングが合わなかったか何かで。でもいつか対戦するだろうと考えていましたし、ずっと試合したいと思っていました」

――大島選手は、どのような印象を持っていますか。

(C)TAKUMI NAKAMURA

「体格は同じぐらいなのに、試合では極めていて強い選手ですよね」

――その大島選手に対して、ご自身が上回っているポイントは何だと思いますか。

「動きとか柔らかさ、かなと思っています」

――では今回の統一戦という形式については、どのように考えていますか。

「形式的にはベルトがあったほうが良いんでしょうけど、特に意識していないんですよね。私がDEEPジュエルスのチャンピオンになったから、この形になったというか。ベルトよりも誰に勝ったか――自分がどれくらい強いのか、というほうが大事だと思っています。今回の試合を楽しみにしてくれていた方、どうぞお楽しみに!」

■DEEP JEWELS45視聴方法(予定)
5月26日(日)
午後5時~U-NEXT
午後5時20分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ

■DEEP JEWELS45計量結果

<DEEP女子ミクロ級& DEEP JEWELSミクロ級王座統一戦/5分3R>
[DEEP王者] 大島沙緒里:43.95キロ
[DEEP JEWELS王者] 村上彩:43.95キロ

<DEEP JEWELS 暫定ストロー級王座決定戦/5分3R>
パク・シウ:51.90キロ
万智:51.90キロ

<58キロ契約/5分3R>
中井りん:57.85キロ
HIME:55.45キロ

<59キロ契約/5分2R>
Te-a:58.80キロ
斎藤百湖:58.10キロ

<グラップリング59キロ契約/5分1R>
鈴木”BOSS”遥:58.85キロ
青野ひかる:当日計量

<アマ49キロ契約/3分2R>
須田美咲:48.95キロ
セアリ:48.45キロ

<アマ58キロ契約/3分2R>
北岡心愛:57.05キロ
明美:57.90キロ

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45 DEEP DEEP JEWELS DEEP JEWELS45 HIME MMA MMAPLANET o パク・シウ ブログ 万智

【DEEP JEWELS45】キャリア初のタイトル戦へ、パク・シウ「自分が試合で何をやりたいか」

【写真】対戦相手ではなく自分に軸を置く――それがパク・シウが取り組んできたことだ(C)TAKUMI NAKAMURA

26日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS45にて、DEEP JEWELS暫定ストロー級王座決定戦でパク・シウが万智と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

一昨年の大晦日にRIZIN女子スーパーアトム級ワールドグランプリ決勝で伊澤星花に敗れ、優勝まであと一歩手が届かなかったパク・シウ。2023年は9月にHIME、12月にプリンセス・ザ・ロケットを下して2連勝し、今回のタイトル戦のチャンスを掴んだ。

プロキャリア7年目、初めてベルトをかけた戦いに挑むパク・シウはベルトへの思いとともに、格闘家として自分の力を出し切りたいということも語った。


――計量を終えた直後のパク・シウ選手です。今の心境はいかがですか。

「無事に計量も終わって、いつも通りの心境です」

――今回はDEEP JEWELS暫定ストロー級王座決定戦として万智選手と対戦することになりました。万智選手と戦う上でどんなことを意識して練習してきましたか。

「万智選手は柔道べース・サウスポーの選手なので、サウスポーの相手に対して、どんな攻撃をすればいいかを練習してきました。対策的な練習はそのくらいですね」

――万智選手で一番気をつけているところはどこですか。

「寝技が強いので一本を取られないようにはしています。あと最近思っていることがあって、私が引退するまでに100試合はできないし、ずっとプロで試合をやってきて、まだ自分が持っているポテンシャルを出しきった試合がないんです。だからもっと余裕を持って、自分がやりたいことを試合で出せれば絶対に負けないと思うし、いつも試合のための練習は苦しいものなので、自分のことに集中するようになりました」

――今まで以上に一試合一試合を大事にするようになったのですか。

「それもありますし、自分が試合で何をやりたいか。そこにフォーカスして練習も準備も続けてきました。明日はそういう試合をしたいです」

――相手に関係なく、自分がどんな試合をしたいか、どう勝ちたいか。それが大事だと。

「はい。試合は勝つこともあれば負けることもある。でも今の自分は自分がやりたいことをやれれば勝つ自信があるし、だからこそ相手じゃなくて自分に目を向けて自分のことに集中する。今回は韓国でも練習してきたのですが、そういう時間が長かったと思います」

――今回はベルトをかけた試合ですが、そこに対してはどんな思いがありますか。

「私が格闘技(MMA)を始めてから10年なんですけど、タイトルマッチをやるのは初めてなんです。周りに実力があると言われてきたのですが、ベルトを巻いたことがなかったので、ベルトを巻くチャンスが目の前にきてワクワクします。そのワクワクとは別で、試合なったら今までやってきたことを試合で出すことだけに集中しています」

――これまで色んなチャンスもあったと思いますが、このタイトルマッチを特別ですか。

「私は韓国のデビュー戦で負け、2戦目も負け、3戦目で富松(恵美)選手に勝ったのが初めての勝利でした。それから連勝して2021年のDEEP JEWELSアトム級GPに出て、準決勝で大島(沙緒里)選手に一本負けして、RIZINでも伊澤(星花)選手に負けて。

その負けのあとに連勝して、RIZIN女子スーパーアトム級ワールドグランプリで決勝まで勝ち進んで、そこで伊澤選手に負けました。それから2連勝して、今回のタイトルマッチが決まりました。試合は勝ち負けがあって、結果を出すことも大事ですが、私は自分のポテンシャルを出し切れないことにストレスを感じることが多かったんです。これからはそういう想いをしたくないし、そうならないように気をつけて戦います」

――自分の力を出し切れば自ずと結果は出る、ベルトを巻くことができる、と。

「はい。それは間違いないです」

■DEEP JEWELS45視聴方法(予定)
5月26日(日)
午後5時~U-NEXT
午後5時20分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ

■DEEP JEWELS45計量結果

<DEEP女子アトム級& DEEP JEWELSアトム級王座統一戦/5分3R>
[DEEP王者] 大島沙緒里:43.95キロ
[DEEP JEWELS王者] 村上彩:43.95キロ

<DEEP JEWELS 暫定ストロー級王座決定戦/5分3R>
パク・シウ:51.90キロ
万智:51.90キロ

<58キロ契約/5分3R>
中井りん:57.85キロ
HIME:55.45キロ

<59キロ契約/5分2R>
Te-a:58.80キロ
斎藤百湖:58.10キロ

<グラップリング59キロ契約/5分1R>
鈴木”BOSS”遥:58.85キロ
青野ひかる:当日計量

<アマ49キロ契約/3分2R>
須田美咲:48.95キロ
セアリ:48.45キロ

<アマ58キロ契約/3分2R>
北岡心愛:57.05キロ
明美:57.90キロ

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【DEEP JEWELS45】計量よもやま話。コスプレにまつわるエトセトラ、中井が牛コス、大島も…!?

【写真】思わぬ形で(?)コスプレネタが続いた計量となった(C)TAKUMI NAKAMURA

明日26日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS45の計量が千代田区のKANDA SQUARE内SQUARE CONFERENCEで行われた。
Text by Takumi Nakamura


メインイベントのDEEP女子&DEEP JEWELS ミクロ級ダブルタイトルマッチで対戦する村上彩と大島沙織里はともに43.95キロで計量をクリア。コスプレイヤーでもある村上との対戦を前に、大島は「負けたらコスプレする覚悟で死に物狂いで勝ちます」と意気込みを語り、会場を和ませた。

そして「牛のスポンサーがいて、今回の計量は牛がテーマです」という中井りんは写真の通り、かなり際どい牛コスプレで登場し、会場をどよめかせた。しかもピンヒールを履いた状態でステージへ上がり、セコンドの手を借りてピンヒールを脱いで体重計に乗り、再びピンヒールを履くというプロフェッショナルぶりを見せた。

なお計量後のDEEPからのプレスリリースで、計量を欠席した樹季がヘルニアにより欠場、鈴木”BOSS”遥は青野ひかるとグラップリングルールで対戦することがアナウンスされた。

■DEEP JEWELS45視聴方法(予定)
5月26日(日)
午後5時~U-NEXT
午後5時20分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ

■DEEP JEWELS45計量結果

<DEEP女子アトム級& DEEP JEWELSアトム級王座統一戦/5分3R>
[DEEP王者] 大島沙緒里:43.95キロ
[DEEP JEWELS王者] 村上彩:43.95キロ

<DEEP JEWELS 暫定ストロー級王座決定戦/5分3R>
パク・シウ:51.90キロ
万智:51.90キロ

<58キロ契約/5分3R>
中井りん:57.85キロ
HIME:55.45キロ

<59キロ契約/5分2R>
Te-a:58.80キロ
斎藤百湖:58.10キロ

<グラップリング59キロ契約/5分1R>
鈴木”BOSS”遥:58.85キロ
青野ひかる:当日計量

<アマ49キロ契約/3分2R>
須田美咲:48.95キロ
セアリ:48.45キロ

<アマ58キロ契約/3分2R>
北岡心愛:57.05キロ
明美:57.90キロ

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【DEEP JEWELS45】パク・シウと暫定王座&再起戦、万智「過去最強!! 勝って星花ちゃんと統一戦!!!!」

【写真】相変わらず、ド天然な元気っぷりを見せていた万智。悪霊に憑りつかれると思うほど、前回の敗戦は精神的にダメージがあったという(C)MMAPLANET

26日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS45でDEEP JEWELS暫定ストロー級王座決定戦=パク・シウ✖万智が行われる。
Text by Manabu Takashima

コロナ期より日本をターゲットにトップファイターを目指してきたパク・シウに対し、昨年11月にキャリア1年で同王座決定戦に出場し松田亜莉紗に敗れた万智。

あれから半年を経て万智はさらに天然振りを発揮し、天賦の才を磨いてきたのか。その言葉では、想像もつかない今の万智──だが、とにかくインタビューでは絶好調さとハードな練習振りが伝わってきた。


――日曜日にパク・シウ選手と暫定ストロー王座決定戦です。その前に昨年11月の松田亜莉紗選手とのタイトル戦、スプリット負けという結果に関してですが……コールを受けた時、どのように思いましたか。

「勝ったと思いましけど……もう、ねぇ……」

──口が曲がっていますよ。

「アレは勝っていました、万智が。だから、ポカーンと夢みたいですよね。ドミさん(弥益ドミネーター聡志)も試合後、コーナーで凄く喜んでくれていて。梅田(恒介)さんは微妙な顔をしていました。でも、試合後に映像をチェックして『勝っていた』と……。『角度の問題だ』って。万智のヒジが当たったのと、相手のストレートが当たったのと。相手のセコンドも万智が勝ったと思っていたように見えました」

──万智選手が勝っていたという意見は少なくないですが、勝った松田選手には何も非はなく。松田選手陣営は、勝ったことを否定する必要はないですし。

「そうですね。まぁ向うはラッキーで、こっちはラッキーじゃなかったということですよね(笑)」

──その敗北をすぐに消化できたのでしょうか。

「あのう……皆には『落ち込んでいない』って言っていましたけど、結構引きずっていました……。練習にいっても、やる気を失って続けていた感じで。あの試合に集中して、その後のことも何も考えないぐらいだったので。でも、皆だって万智が勝ったと言っていましたよ……」

──勝ったと思った試合を落としたことで、何か学んだことはありましたか。

「もっと攻めないといけないな、と。あれだけコントロールしていたけど、判定負けするってことは。フィニッシュを目指さないといけないと思うようになりました」

──まだ不満そうですね(苦笑)。

「でも、今回タイトルを掛けてまた戦うことができるので」

──この試合が決まったのはいつぐらいだったのでしょうか。

「実は3月大会にもオファーがあったんです。あの時は古傷の具合が良くなくて、パクちゃんと戦うには……。なので5月にしてもらったんです。ただ3月の時は、タイトルは掛かっていなくて日韓戦のような感じで組まれていたんだと思います。結果、ラッキーだなって(笑)」

──その辺りで吹っ切れたようですね。

「もう、やる気満々になりました。タイトル戦の前から、次にやるのはパクちゃんだっていう空気だったので。でも、試合が正式に決まった時から、気持ちが入りました。なんか、呪われているなって思っていたんです。練習は好きだから続けていても、やる気がでない。身が入らないから、悪霊に憑かれている。絶対に何かがいるって」

──そろそろホラー系になってきましたね(笑)。

「真剣にそう思って、お祓いにも行きました!!」

──えっ……。絶句です。

「でも、何も変わらないから(笑)。呪いじゃなかったです。アハハハハ、試合が決まったらめっちゃやる気が出て」

──いや……。

「そうなんです。試合がないから、目標を見つけることができなくてやる気が起こらなかっただけで(笑)。もう、決まってからはやる気満々です」

──パク・シウ選手とは練習仲間でもあったので、練習環境を変えないといけなかったのではないですか。

「そこはパクちゃんが、52キロ級に上げたことで練習をしなくなっていました。マスタージャパンの金曜日の練習に行くのも止めて。JTTに行くようにしたのですが、(伊澤)星花ちゃんが所属になったので、JTTにも気まずくて行けなくなって。金曜日の朝は急いで宇都宮に帰って、正午からZEROでムエタイの練習をするようになりました」

──急いで、というのは?

「木曜日は東中野のトイカツ道場で練習をしてから、中野の友達の所に泊まっていたんです。次の日はマスタージャパンの練習があったので。でも、パクちゃんが韓国に戻ったので、またマスタージャパンでの練習を再開しました」

──とはいえ、マスタージャパンの女子練習で一緒の藤野恵実選手も同じストロー級ですよね。

「ハイ。試合をするとなったら……。藤野さんが修斗のチャンピオンになったことはめっちゃ嬉しいです。ヤバいぐらい嬉しかったです。でも、戦うとなったら調整が必要になるかと思います」

──現状の練習のルーチンは、どのようになっているのですか。

火曜日のアライアンスの練習メンバーと。野田遼介は、1週間後のONE FFで本田良介とリョースケ対決がある──とか、ないかと……という話も

「月曜日は佐野のグロリアMMAでグラップリングとムエタイ。

火曜日はここ(アライアンス)。水曜日が手塚(裕之)さんのところと、那須のクロウフォレスト。もうクロウフォレストの練習大っ嫌いです。みなにボコボコにされて……」

──そこも、つまりは……。

「ハイッ!! それだけ良い練習をさせてもらっていることなんですけどね(笑)」

──押忍。そして木曜日は?

「八丁堀で津田(勝憲)さんのパーソナルでミットを持ってもらっています。それから東中野ですね。金曜日が今はマスタージャパンと、土曜日がパラエストラ松戸、IGLOOからゼロです。そして日曜日がマスタージャパンの女子練習です」

──休息日は無しですか!!

「若いんで(笑)。ヤングですから」

──ヤング……。

「アハハハハ。でも一部練習の日もあるので、休めてはいます」

──なるほど……なのか……。これだけ色々なところで練習をしていて、対策などを立ててくれるのは梅田さんなのですか。

「ハイ、そうです。あとドミさんもセコンドに就いてくれるので。手塚さんも……手塚さんは声出し係ですけど(笑)」

──アハハハハ。ともあれパク・シウ選手は大変な相手です。

「私も大変だと思っています」

──?

「私もパクちゃんからすれば、大変だと思います。差はないです。過去一番強いです。でも、皆が『パクちゃんは大変な相手』と思っていることは分かります。昔、練習でボコボコにされていたし。

でも、パクちゃんも警戒していると思います。女だから、差はそんなにない。同じ性別だし、男の人と試合をするわけじゃないので」

──女子練習以外は男の選手との練習が、今も主なのですね。

「ハイ。多いです。あとはマスタージャパンでチィちゃん(澤田千優)と。チィちゃんがジヒン・ラズワンとやるまでは水曜日はパンクラスイズムで一緒にやっていて。移籍したので、マスタージャパンでやるようになって……今、一番の練習パートナーです。チィちゃんとは打撃有りで、マ~ジでガチスパーをやっていて。マジでヤバいです。力は凄くあるし、凄く良い練習になっています」

──とはいえパク・シウ対策という面では、ストライカーとの練習も大切になってくるかと思うのですが……。

「対策練習はやっていないです。自分のやることをやっているので。それをいくつかのパターン持っていて、得意なことを伸ばしているのですが、打撃の練習も頑張っているので。コンビネーションも皆に褒めてもらっています。

MMAの打撃が上手くなっているっていわれます。ゼロでムエタイをしたこともいきて、津田さんのミットでMMAの打撃が伸びている。だから組みばっかりパクちゃんが警戒してきたら、打撃だけで戦っちゃうかもしれないですよ(笑)。テイクダウン前もテイクダウン後も、めっちゃくちゃ考えるようになっているので。組みのパターンも増えて、際を頑張れるように。

その部分ではIGLOOでの練習も凄くタメになっています。(山田)海南江さんには、メチャクチャにやられて。自分が何も考えられないぐらい、やられているんですけどね(笑)。クルクル回されて──その技を、教えてくれるんです。寝技では一番の練習をしてくれています」

──今日の練習では足関節もかなりトライしていました。

「足関節は得意です。MMAでは使ってこなかっただけで(笑)。足関はメッチャ得意ですっ!!」

──すごいドヤ顔ですね。過去最強バージョン、期待が高まってきます。

「そうなると思います。練習でやっていることを、試合で出すことができれば」

──そのために必要なことは何になると思っていますか。

「気合い」

──体言止めですか(笑)。

「気合いです。根性、気持ちです。そこがあればデキる。パクちゃんは10年振りのタイトルマッチらしくて……あんなに強いのにチャンスがなかったから、ここに掛けてくる想いが強いと思います。

でも私はタイトルマッチを前の試合で経験して、しかも負けているから失うモノがないチャレンジャーの気持ちで戦えます。思い切りいくだけ。だから気合いと気持ちで頑張ります」

──勢いがそのまま言葉になっているように感じます。

「実は『稲妻メンタル』を読んで、メンタルを鍛えてきました!!」

──鈴木千裕選手の?

「ハイ。書いていることは当然のように参考になります。同時に元気過ぎて、一気に読めない(笑)。元気過ぎて、こっちがやられてくるので、精神面のスタミナ強化になっています(笑)。でも、練習で疲れて元気がない時に読むと鈴木選手の『気合いッス』っていう言葉で元気になれるんです。で、気合いが入って来る。鈴木選手はもうこれだけ実績を残した。私は何もない。こんなままじゃヤバい。だから気合いッス!!」

──浜口京子さんに見えてきました。

「似ているって言われています(笑)」

──元気な万智選手であることは間違いないようです。では、最後に改めてパク・シウ戦について意気込みの方をお願いします。

「色々な場所で、色々な人達にサポートをしてもらっているので、皆に感謝している気持ちを持ってパクちゃんと戦います!!

SARAMIさんがパンクラスを獲った。藤野さんが修斗を獲った。次は万智がDEEPを獲ります。パクちゃんが勝っても、もう星花ちゃんが戦いたいってならないから、タイトルを返上しちゃうと思うんです。だから万智が暫定チャンピオンになって、星花ちゃんと統一戦をします」

■DEEP Tokyo Impact2024#03視聴方法(予定)
5月26日(日)
午後5時20分~U-NEXT、YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、サムライTV

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【DEEP JEWELS45】ダブルタイトル戦へ、大島早緒里「互いにグラップラーだけど打撃戦になることも」

【写真】世界最軽量のダブルタイトル戦に挑む大島 (C)MMAPLANET

26日(日)に東京都港区のニューピアホールで行われるDEEP JEWELS 45にて、DEEP女子ミクロ級王者・大島沙織里とDEEP女子とDEEP JEWELS女子ミクロ級王者・村上彩が互いのベルトをかけたダブルタイトルマッチで対戦する。
Text by Takumi Nakamura

大島はDEEP女子フライ級王者として、昨年9月にBlack Combatアトム級とのダブルタイトルマッチでパク・シユンと対戦。まさかの判定負けを喫し、アトム級王座を手放した。今年の2月にはRIZIN LANDMARK08では、同門・浜崎朱加の負傷欠場を受けてショートノーティスで出場し、クレア・ロペスを腕十字で破って以来、3カ月振りの実戦となる。

グラップリングに強みを持つもの同士の一戦、大島は組み技対策はもちろん、打撃戦になることも想定して準備を続けてきた。そしてダブルタイトルマッチというシチュエーションについて「しっかり結果を出す・勝つことに集中したい」と語った。


――試合前のインタビューありがとうございます。試合に向けて強度の高い練習はもう終えられたタイミングでしょうか。(※取材は21日に行われた)

「水曜日までは対人練習もやって、そこから最終調整に入ろうと思います」

――昨年9月にパク・シユンに敗れてDEEP JEWELSアトム級王座から陥落。その再起戦が今年2月RIZINでのクレア・ロペス戦でした。あの試合は浜崎朱加選手の欠場を受けての代打出場からの勝利でしたが、あの試合を振り返っていただけますか。

「負けたあとでもあり、怪我もしていたので、試合間隔が半年くらい空いている状況だったんですね。そんななかでオファーをいただいて。急遽ではあるけれど、今まで2連敗をしたことがなくて、ここで負けてしまったらこの先どうなるんだろう?と思って過ごしていました。試合が決まったのが約2週間前で、ずっとそのことばっかり考えていました」

――シユン戦に敗れたあと、代打出場でオファーを受けるというのは厳しい選択をしているなと思って見ていました。

「今までオファーを断ったことがないですし、実は朱加さんが怪我した時の練習に私も参加していて、自分にオファーが来るかもしれないという予感があったんです。だからオファーが来たらどうするかを一晩考えていました。正式なオファーはなかったのですが、その日は一睡もできなかったです(苦笑)」

――正式なオファーが来る前に心構えが出来ていたんですね。

「はい。私の場合、色々と迷っていても最後はやるとい選択肢にいきつくし、早く前回の負けを払拭したいという気持ちもありました。試合そのものからも遠ざかっていましたし、ここでやっておかないといつチャンスが来るか分からないという気持ちもありましたね」

――何度かロペスにトップキープを逃げられたなかでの一本勝ちでしたが、勝った瞬間の心境は?

「私の中では判定になっても勝てると思っていたので、試合中に焦ることはなかったです。相手も身体が大きいとはいえ、米国では47キロでやっている選手ですし、美優さんとかの方がフィジカルは強かったです」

――自分がやるべきことをやれば勝てるという確信がありましたか。

「ただ(ロペスが)元体操選手ということを知らなくて、フィジカルが強いというよりも、体の使い方が上手かったんですよね。動きが柔らかいというか。そこには少し驚きました」

――一本を取るまでの流れは見事でしたが、あれは大島選手の得意な形ですか。

「1Rに(袈裟固めで)上を取った時にポジションを返されてしまったんですね。それで2Rに同じような形になった時、これは絶対1回目と同じようにポジションを返されると思ったんです。それで無理にキープせずに、相手が返そうとしたときに自分から先に回ったんですね。そうしたら相手の左腕が残っていて、全く力が入っていなかったので、それで腕十字を極めることができました」

――見ている側からすると「またポジションを返された」と思っていたのですが、そこも計算したうえでの動きだったんですね。

「腕十字を狙っていたわけではないのですが、先に自分から回って展開を作ろうと思いました」

――さて今回は村上選手と対戦することになりましたが、どのようなことを意識して練習してきましたか。

「村上選手は寝技が強くて柔術家なので、すごく足がきくと思うんですね。それで柔術の選手とたくさん練習しましたし、お互いにグラップラーだけど打撃戦になることも想定して練習を続けてきました」

――MMAのグラップリングが強い選手と柔術家と練習するのは感覚が違いますか。

「そうですね。私がグラップリングをやっているなかで、柔術家のことをすごく尊敬しているんですね。道衣を着ないグラップリングでも柔術家は柔術家らしい足の使い方や寝技の強さがあるので、そこをイメージして練習をしてきました」

――打撃についてはいかがでしょうか。

「まだまだ時間は必要だと思うのですが、今の自分が出来る範囲で打撃の練習にも時間を割いています。自分が出来ないことを補う、伸ばすというよりも、打撃のトレーナーさんにも村上選手の映像を見てもらって、村上選手対策としての打撃を指導してもらっています」

――この試合はDEEP女子ミクロ級とDEEP JEWELSミクロ級のダブルタイトルマッチとしても注目を集めています。どんな試合を見せたいですか。

「村上選手も強いし、お互いタイプと体格が似ているので、ギリギリの戦いなることも想定します。だからいい勝ち方が出来ればベストですが、しっかり結果を出す・勝つことに集中したいと思っています」

――ロペス戦後に「RIZINでは4連勝中なので、伊澤(星花)さんにも挑戦したい」というアピールもありましたが、今年はどんな目標をもって戦っていきたいですか。

「アピールはさせてもらいましたけど、簡単にやらせてもらえる相手ではないですし、控えめに言わせてもらいました。しっかり実績を積んで、伊澤選手のところまでたどり着きたいです。それ以外にもずっと前から目標にしていることもあるので、それに向けて頑張っていきたいです」

――約8カ月ぶりの都内での試合を楽しみにしているファンのみなさんにメッセージをいただけますか。

「久しぶりに東京での試合で、前回は情けない試合をして負けてしまったので、今回はちゃんと勝ちます。メインイベントの試合なので最後までみなさん楽しんで帰ってください」

■DEEP Tokyo Impact2024#03視聴方法(予定)
5月26日(日)
午後5時20分~U-NEXT、YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、サムライTV

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