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【DEEP Tokyo Impact2024#05】北米登竜門経験者グティエレス戦。後藤丈治「計画的偶発性フィニッシュ」

【写真】ONE FFでの異次元フィジカルを経験して、後藤のMMAが如何に変わったか。期待 (C)TAKUMI NAKAMURA

23日(土)東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP TOKYO IMPACT2024#05で、後藤丈治がマンド・グディエレスと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

2023年はRIZINで2連勝し、今年5月には試合の機会を求めてONE Friday Fights 61でイリアス・エジエフと対戦した後藤。試合はエジエフの圧倒的なフィジカルとコントロール力に苦しめられ、最後はRNCで一本負けを喫した。

連勝こそストップした後藤だったが、エジエフと対戦したことで×外国人を見据えてトレーニング内容も変えて国際戦を希望。初参戦のDEEPでDWCSやTUFに出場経験のあるグディエレスとの一戦が決まった。

グディエレスのビザの都合により、試合日程が4日の後楽園大会から約3週間後ろ倒しとなったが、後藤自身は「延期前の時点で100パーセント仕上がっていたんですけど、あれからさらに110、120パーセントと上がっている」、「今の自分には覚醒の音が聞こえてきている」と頼もしげに語った。


『あっ、これは絶対強いな』と思って、成績も見ないでオッケーしました

――当初4日のDEEP122で予定されていたマンド・グディエレス戦がグディエレスのビザの都合により、約3週間後にスライドされる形となりました。最初にこの話を聞いた時はどんな心境でしたか。

「最初はマジか!と思いましたが、外国人選手が相手なので、そういったトラブルもありえる話ですし、そこまで驚きはしなかったです。あとは試合まで3週間あったらもっと整えられるなという風に前向きに捉えていました」

――試合そのものがキャンセルにならなくてよかったと。

「はい。長南(亮)さんからは『代わりの選手を探してもらうか?』とも言われたのですが、自分としてはマンドとやりたかったので『マンドとやる方向でお願いします』と伝えました」

――試合までの期間が延びた分、さらに仕上がっていますか。

「あの時点で100パーセント仕上がっていたんですけど、あれからさらに110、120パーセントと上がっている状態です」

――後藤選手はRIZINで2連勝していて、今年5月にONE FFにも参戦しました。次の戦いの舞台としてDEEPを選んだ理由はなんですか。

「1番の決め手は対戦相手ですね。今自分は新たにMAG agency(佐藤天や木下憂朔らも、マネージメント下にある)というエージェントについてもらっていて、海外の試合に繋がる話をいただくようにしているんですね。その中で長南さんから『こういう相手で話が来たぞ』という提案をいただいて、相手がマンドということで即決しました」

――どこの団体で戦うかではなく、どんな相手と戦うかで今回のDEEP参戦に至ったわけですね。

「そうですね、最初にマンドの写真を見せられた瞬間、ビビッ!ときて。『あっ、これは絶対強いな』と思って、ぶっちゃけ成績も見ないでオッケーしました」

――後藤選手としては海外での試合、外国人選手と戦っていくことが今のテーマですか。

「TRIBE TOKYO MMAはジムとして×世界を目指していて、自分もそこに向けてやっていきたいと思っていました。そのなかで5月にONE FFに出て、自分よりデカいヤツ(イリアス・エジエフ)とやって、そこで初めて身体的なことも含めてこんな強い選手がいるんだというのを肌で感じました。と、同時にこれからはそういう相手と戦っていきたいという気持ちが強くなりましたね」

――エジエフ戦が後藤選手のなかで目指すべきものを明確にしたのですか。

「自分の中ではかなり大きい試合になりましたね」

――あの試合で2人が並んだ時、見ている側も体のサイズの違いを感じました。実際にエジエフと肌を合わせて、そういった違いは感じましたか。

「組んだ時の感覚が全く違いましたね。ONEは戻しの体重にも制限があるんで試合後に計量があるんですけど、その時にエジエフは70キロ以上あったみたいで。ルール的にありなの?と思いましたが(苦笑)、それも含めていい経験になりました」

――具体的にどこでサイズの違いを感じましたか。

「組まれた時にカチっとハマる感じというか、力強さが全く違いました。日本で階級が上の選手と組んだ時とは違う感覚で。なんなんですかね、あれは」

――そこも踏まえてエジエフ戦後に新たに取り組んでいる練習はありますか。

「1番はレスリング力の強化です。半年前から専修大学さんに行かせていただいていて、レスリングが強い大学生たちと練習しています。エジエフに負けた一週間後に中村倫也さんに連絡して、どこのレスリングシューズがいいかまで教えてもらいました(笑)」

――練習そのものを根本的に見直したのですか。

「自分はその必要性があると感じました」

――後藤選手にとってはトレント・ガーダム戦以来の国際戦でしたが、外国人選手と戦うことの厳しさ・難しさを感じましたか。

「そこは感じました。だから本当にいい経験になったというか、あの試合で色んなことが分かって、あれから半年経って、自分の中では覚醒の音が聞こえてきていますね。今回の試合で(自分が)変わるかもなというのも感じています」

お前ら全員他人事じゃねえぞという気持ちで、全員喰っていきたいと思います

――そういった経験があったからこそ、次も外国人選手と戦いたいという気持ちが強かったのでしょうか。

「はい。自分はRIZINにも出させてもらっていて、RIZINは最高の団体だと思うのですが、なかなか試合のチャンスがチャンス巡ってこないところもあって。RIZINで海外からやってくる黒船のような選手たちを叩いていきたいのですが、チャンスを待つばかりでは試合する機会を逃してしまうし、今はキャリア的に試合をして攻める時期だと思っているので、どんどん試合をしていきたいと思っています。それこそONE FFに出ていなかったら、意識も変わっていないと思うし、ここまで練習環境を変えることもなかったと思います」

――対戦相手としてグディエレスにはどんな印象を持っていますか。

「やっぱり組みとレスリングの選手で、その中で極めもある。柔術が出来る選手という印象ですね」

――そういった意味では噛み合う相手という認識ですか。

「そうですね。今回はもう作戦も決まっていて、計画的にやりつつも偶発的なところも狙うというか………計画的偶発性フィニッシュみたいなイメージです。試合を見ていたら『たまたまフィニッシュした』や『あんなことあるんだ』と思われるかもしれませんが、実はすべて計画されていたもの、みたいな。色んな仕掛けを持って、全部のゴールに向かって、そこを自由に選択していく……そういう作戦を考えています」

――かなり明確にフィニッシュのイメージができているようですね。

「色んなパターンでゴールが見えていて、色んな場面でフィニッシュができるように仕上げてきて、そこが今回1番変えた、変えて整えてきたところだと思います」

――グディエレス戦が楽しみになる言葉です。今後は海外のイベントにつながる試合をやっていく方向ですか。

「最初にお話した通り、海外に向けてというのももちろんあるし、僕がRIZINに出たのはRIZINに朝倉海選手という名実ともに強いチャンピオンがいて、 そこにどれだけ食らいついていけるか?というテーマがあったからなんですね。彼がUFCに行ったというのもあって、自分もそこに行くから待っとけよという気持ちもあるし、国内でやり残したことがあるとすれば、今RIZINのベルトを持っている井上直樹選手やセルジオ・ペティス選手にも触れてみたい。あとは秋元強真選手が何かのインタビューで僕の名前を出していて『俺はそのことを忘れてねぇぞ』というのもありますね」

――国内外問わず、バンタム級の選手たちは「待ってろよ」という気持ちですか。

「はい。お前ら全員他人事じゃねえぞという気持ちで、全員喰っていきたいと思います」

■視聴方法(予定)
11月23日(土)
午後12時05分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV

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45 DEEP DEEP JEWELS DEEP Osaka Impact 2024#04 MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC YouTube イ・イェジ キック ボクシング マドンナ・ザ・ロケット 万智 上瀬あかり 佐伯繁 松田亜莉紗 須田萌里

【DEEP Osaka 2024#04&#05】同い年の須田×上瀬が再戦! 松田は韓国ファイターのエリザベスを迎え撃つ

【写真】5年の時を経て、同い年の2人が激突(C)SHOJIRO KAMEIKE

6日(水)、DEEPより22日(日)に大阪市北区の梅田ステラホールで開催されるDEEP Osaka Impact 2024#04&#05の対戦カードが発表された。
Text by Shojiro Kameike

夜の部となる#05では、元DEEP JEWELSストロー級暫定王者の松田亜莉紗が9カ月振りの復帰戦で、韓国のエリザベスと対戦する。また昼の部#04には須田萌里が出場し、上瀬あかりを迎え撃つこととなった。


須田は今年9月のイ・イェジ戦に続き大阪大会に出場し、上瀬あかりと対戦する。2004年生まれの両者はプロデビュー前、2019年12月に大阪で開催されたDEEPジュエルスのオープニングファイトで対戦経験がある。

当時15歳、グラップリングマッチでの対戦は開始早々、引き込んだ須田がボトムから仕掛け続け、終了間際には須田がテイクダウンを奪った。倒された上瀬も下から三角&十字を狙うも極めることはできず、須田が判定勝ちを収めている。

もともと中学時代に柔道、高校時代にレスリングを経験しているという上瀬は2023年プロデビューし、現在は3連勝中。しかも全て一本勝ちと勢いに乗る。幼少期から空手やキックボクシングの経験もあり、MMAではストレートからのレベルチェンジでテイクダウンに移行し、フィニッシュする。5年振りの対決で、自身の成長を証明することができるか――20歳の女子MMA戦だ。

夜の部に出場する松田は昨年11月に万智を判定で下し、DEEP JEWELSストロー級暫定王座を獲得。続いて3月のDEEP大阪大会でマドンナ・ザ・ロケットをパウンドアウトしている。翌月には公式発表によれば「防衛戦のスケジュール調整がつかない」とベルトを返上しているが、今年のRoad to UFC出場を交渉しているとも噂されていた。しかし結果的に9カ月のブランクをつくることとなり、今回も地元・大阪で復帰戦を迎えることなった。

対戦相手のエリザベスは、佐伯繁DEEP代表によれば「韓国の選手で、過去にはLIBBYに勝ったことがある」とのこと。後日、DEEP事務局より詳細が発表されるようだ。エリザベスの実力が如何なるものか楽しみではあるものの、現状を考えると松田の優位は動かない。万智戦では組み伏せられる場面も多かったものの、マドンナ戦では引き込みからのレッスルアップでトップを奪う場面も見せた松田。次の試合でも、どのように得意のパウンドまで持ち込むかに注目したい。

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45 AB DEEP DEEP JEWELS DEEP122 GFG GFG04 KENTA MMA MMAPLANET o YouTube 佐伯繁 新井丈 石塚一 神龍誠

【DEEP122】共同取材から。神龍誠「大晦日はズールーと」&佐伯代表「パッと頭に浮かぶ選手がいない」

【写真】前夜のGFG04で勝利した神龍ワールドジムの石塚一の勝利に、「セコンドに就きたかったけど、計量だったので。今度、取材してやってください」と一族の長の顔を覗かせていた神龍だった(C)MMAPLANET

昨日4日(月・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されたDEEP122。メインでKENTAを激闘の末下した神龍誠の試合後の会見から、MMAPLANETの質問への返答を抜粋してお届けしたい(※要約)。
Text by Manabu Takashima

代表質問では固くなったという話をしていた神龍は、メディアの質疑応答のタイミングでコーナーよりファンタグレープを受け取ると、心底美味しそうに一飲みし質問を待った。


──ファンタグレープを美味しそうに、一飲みされました(笑)。いつも、試合後にはソーダ系ドリンクを飲むのですか。

「はい、減量で飲めなかったので祝勝会です(笑)。ファンタはグレープが一番好きですね」

──そんななか、話せる範囲で構いませんが試合前にインタビューをお願いした時に負傷があって計量の時までインタビューは控えたいということでした。

「体の調子……試合前に大風邪をひきました(笑)。危なかったですよ、水抜き直前に風邪をひいて。朝、寒すぎて。ヤバかったですね」

──熱も出た?

「僕、熱を測って、あると弱っちゃうんで。絶対にヤバいなと思いながら、インフルでないことを祈って全力で寝て治しました」

──体調は回復できたのですか。

「ある程度は戻したッスね。1日ズレていたら、水抜きがヤバかったです。だから本当に怖かったです。水抜きの日がインフルだったら……多分、ヤバかったです」

──今日の動きを見ていると、それまでの仕上がりは上々だったということでしょうか。

「そこまでの仕上がりは、特に大丈夫でした。直前に大風邪をひいたぐらいです」

──固くなったということでしたが、ピンチになった時こそ、本来の力が出しきれるような。そんな強さが感じられました。

「う~ん、出るんスかね。そこは分からないです。エへへへ」

──大晦日、今回の試合に合格になるのか。

「いやぁ、ハイ」

──そこは我々には分からないところなのですが、出場できたら誰かと戦いたいというのはありますか。

「強い外国人選手が入ってきているんで、そこらへんとやりたいですね。今でいうと、この前に新井丈選手に勝ったズールー選手とか空いていると思うんですよ。ズール選手とやりたいですね」

──17日のLANDMARKに来日するフライ級3人の外国人選手のなかで、気になるファイターはいますか。

「全員です。全員、気になります。同じ階級の……同じ戦場のファイターなんで。そこは皆、気になります」

■大晦日の神龍の試合に関して、佐伯繁代表は大会総括の囲み取材に以下のように話した(※要約)。
佐伯繁
「大晦日に出ることが難しい。ワンチャンあるかもしれないですが、事実上ないと思っているので12月の出場希望選手が多いです。ゼロではないですよ、だから神龍選手とケイト(ロータス)さんは今日戦った。ケイトさんに関しては合格として良いと思います。ただ神龍選手、ケイトさんにしても大晦日に誰と戦うのか──という問題ですよね。ケイトさんはDEEP JEWELSがあることでほぼ日本人選手とは戦っています。

今、2人ともパッと頭に浮かぶ選手が俺にはないです。例えば、この間──新井選手に勝ったズールーとか、名古屋に出る外国人選手も俺だったら神龍と大晦日に当てたくないですよ。もう1試合、2試合を戦ってあげてこないと。この大晦日に神龍選手、扇久保(博正)さんと戦って潰しちゃうかもしれないので。だから、もう1試合、2試合とやった後だと思います」

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【DEEP122】計量よもやま話。佐伯代表とマッチメイク談義「今回はうちの流れと違うところで創った大会」

【写真】佐伯代表が「もう一つパンチが足りないと思って」組んだ長谷川×酒井。(ビジュアル込みの)階級的にも今大会に厚みをもたらす一戦となった

明日4日(月・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP122の計量が新宿区のホテルローズガーデン新宿で行われた。
Text by Takumi Nakamura


神龍誠×KENTAをメインイベントに本戦8試合が行われるDEEP122は、出場全選手が最初の計量でリミットをクリア。メガトン級契約ながら、100kgまでの減量を目標に掲げていた長谷川賢はTシャル&デニム着用で112.60キロという結果となり「110キロからなかなか落ちなかったんですよ…」とつぶやいていた。

5月、7月、9月と3大会連続で後楽園を前売り完売にしているDEEP。12月のニューピアホール大会=DEEP123も青井人×芦田崇宏、ソン・ジンス×CORO、西川大和×宇佐美正パトリック、本田良介×関原翔などニューピア大会とは思えない豪華カードが発表されている。

好調さが伝わってくるDEEPだが、今大会のラインナップは普段のDEEPとは若干趣が違うという。計量後に佐伯繁代表とかわしたちょっとディープなマッチメイク談義をお届けしよう。

「僕らの仕事って目前の大会だけじゃなく、その先の大会も見て仕事するじゃないですか。だから『今度の大会、カードがいいですね!』と言ってもらえるのは大会一カ月前で、どんどん話題が進んじゃうんですよね。

明日大会があるのに、感覚的には『12月の西川×宇佐美、いいね』になっちゃう。だから改めてそれを目の前の大会に戻す必要がありますよね。ここで気が緩んじゃうのは絶対に良くないし、ちゃんと明日をいい大会にしようと思いました。それもおかげさまでチケットがよく売れてるからなんですけど。

それでいくと11月大会は、久々にマッチメイクに苦労したというか。毎年12月の大会はマッチメイクが難しいんですよ。みんな大晦日を狙っているから。でも今年はたまたま12月で声をかけていた選手がみんな12月でハマって、逆に『11月にどうしよう?』となったんです。それで久々にこちらから色んな選手に『11月はどう?』って声をかけて試合を組みました。

うち(DEEP)にはうちの流れがあって、その流れで試合が決まっていくから、そろそろあの選手とあの選手がやらせようっていうのが自然に見えてくるんです。でも今回の神龍(誠)やケイト(・ロータス)は大晦日のRIZINを見据えての参戦だし、延期になった後藤丈治くんとマンド・グティエレスは初参戦同士の試合じゃないですか。

今回はDEEPの流れや物語とは違うところで、こちらで創ったマッチメイク・大会になってますよね。その中でも(平本)丈くんが出てくれたり、もう一つパンチが足りないと思ったからハセケン(長谷川賢)を口説いたりして、結果的にいい大会になったと言われるのはありがたいです」

ちなみに佐伯代表のもとには試合をしたいという選手のリクエストが殺到。また佐伯代表の「フューチャーキング(トーナメント)から出てきた若い選手を使う」「地方で結果を出した選手を東京に呼ぶ」姿勢は変わらずで、選手そのものの数も増えているという。

「選手が増えてくれるのはありがたいんだけど……みんな『1月・2月に大会やらないんですか?』と言ってきて、そこくらいは休ませてよ!」と嬉しい悲鳴もあげていた。

なおMMAPLANET恒例の握手率は本戦8試合中2試合=25%となっている。

■視聴方法(予定)
11月4日(月・祝)
午後5時30分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV

■DEEP122 対戦カード

<フライ級/5分3R>
神龍誠:57.15キロ
KENTA:57.15キロ

<メガトン級/5分3R>
長谷川賢:112.60キロ
酒井リョウ:108.30キロ

<女子50キロ契約/5分3R>
ケイト・ロータス:49.75キロ
月井準南:49.80キロ

<ライトヘビー級/5分2R>
ANIMAL☆KOJI:92.10キロ
SAINT:92.20キロ

<フライ級/5分2R>
木村琉音:57.20キロ
平本丈:57.05キロ

<73キロ契約/5分2R>
近藤有己:72.50キロ
毛利昭彦:71.10キロ

<68キロ契約/5分2R>
太田将吾:67.75キロ
水野新太:67.95キロ

<68キロ契約/5分2R>
ケンヤスキー:68.00キロ
立成洋太:67.85キロ

<アマS・フェザー級/3分2R>
赤田プレイボウイ功輝:66.00キロ
鳥次亜流:66.10キロ

<アマS・フェザー級/3分2R>
鈴木大晟:65.70キロ
有馬雄生:66.30キロ

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45 ANIMAL☆KOJI DEEP DEEP JEWELS DEEP122 KENTA MMA MMAPLANET o ブログ 神龍誠

【DEEP122】扇久保戦を経て、神龍誠「あの時は僕が甘ちゃんだった。より残酷に戦うNEW神龍誠でいく」

【写真】目指すは大晦日RIZIN、そして強豪外国人選手との対戦。「今回はあくまで調整試合」と言い切る神龍だ。(C)TAKUMI NAKAMURA

明日4日(月・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP122の計量が新宿区のホテルローズガーデン新宿で行われた。メインイベントでKENTAと対戦する神龍誠は57.15キロでリミットをクリアした。
Text by Takumi Nakamura

7.28超RIZIN03では扇久保博正との因縁の一戦に臨むも判定で敗れた神龍。今回は約2年半ぶりにかつてのホームリングDEEPに凱旋し、KENTAを相手に再起戦を行う。扇久保戦を経て、神龍にどんな変化があったのか。計量直後の神龍の声をお届けしたい。


――先ほど計量を終えて、今はどんな心境ですか。

「とりあえず今はホッとしています」

――改めて7.28超RIZIN03での扇久保博正戦は神龍選手にどんな試合でしたか。

「よりフィニッシュを狙ってやらないといけないなって。判定のことが一番ですね。僕が甘ちゃんだったと思います」

――扇久保戦以降はどんなことを意識して練習してきましたか。

「さっきと同じでよりフィニッシュを狙ってやらないといけないなと思ってやってきました。今回はより残酷に戦おうと思います」

――具体的に練習で変えたこと、新しく取り組んだことはありますか。

「ありますね。詳細は試合があるので言えないですけど」

――その部分について練習で手応えは感じていますか。

「感じています。明日それが試合に出ると思います」

――対戦相手のKENTA選手にはどんな印象を持っていますか。

「印象……特にないですね」

――そこまで映像も見ていないですか。

「はい。そんなに見てないです」

――約2年半ぶりにDEEPで戦うことについてはいかがですか。

「久々の後楽園ホールだし、楽しもうと思っています。初心に帰って、またハングリーになった気がします」

――DEEPから再スタートという感覚もありますか。

「本当に心機一転みたいなところもありますし、NEW神龍誠でいきます」

――神龍選手としてはKENTA戦をクリアして、RIZINへの再出撃を見据えていると思います。

「もちろん大晦日のRIZINに出るつもりでいるので、今回はあくまで調整試合です。大晦日には強い海外勢とやりたいですね」

――そういったレベルの違いを見せたいですか。

「それはありますよね。相手はRIZIN出場が目標で、僕は世界を見ているので、目指している山の差が試合に出ると思います」

――最後に神龍選手の試合を楽しみにしているみなさんにメッセージをいただけますか。

「大晦日は必ず出るので、そこに期待を持ってもらえるような試合を見せます」

■視聴方法(予定)
11月4日(月・祝)
午後5時30分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV

■DEEP122 対戦カード

<フライ級/5分3R>
神龍誠:57.15キロ
KENTA:57.15キロ

<メガトン級/5分3R>
長谷川賢:112.60キロ
酒井リョウ:108.30キロ

<女子50キロ契約/5分3R>
ケイト・ロータス:49.75キロ
月井準南:49.80キロ

<ライトヘビー級/5分2R>
ANIMAL☆KOJI:92.10キロ
SAINT:92.20キロ

<フライ級/5分2R>
木村琉音:57.20キロ
平本丈:57.05キロ

<73キロ契約/5分2R>
近藤有己:72.50キロ
毛利昭彦:71.10キロ

<68キロ契約/5分2R>
太田将吾:67.75キロ
水野新太:67.95キロ

<68キロ契約/5分2R>
ケンヤスキー:68.00キロ
立成洋太:67.85キロ

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【DEEP122】前DEEPメガトン級暫定王者、酒井リョウ「長谷川選手と戦うのは運命だったんですよ」

【写真】長谷川賢とは1987年生まれの同い年、酒井リョウ(C)SHOJIRO KAMEIKE

4日(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP122で、酒井リョウが長谷川賢と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

酒井にとっては今年3月、ロッキー・マルティネスとのDEEPメガトン級王座統一戦で敗れて以来の試合となる。その後、酒井はDEEPのライブ中継で解説を務めるなか、自身の今後について訊かれても、ぼやかすような回答を繰り返してきた。このまま引退するのか――そう思われた酒井が、ここで長谷川と対戦することを決めた理由とは。


――ここで長谷川選手と対戦するというお話は、どれぐらい前から進んでいたのですか。

「決まったのはカード発表の直前ですよ。長谷川さんは前から聞いていたのかどうか分からないけど、僕は個人的に、試合するんだろうなとは思っていましたけどね。フェスティバルでの復帰戦を観た時に」

――昼のカラオケ大会で熱唱した後に。

「アハハハ。そう、そうです。でね、もともと長谷川さんは僕に『復帰するけどミドル級に落とすから、対戦することはないね』と言っていたんですよ。だけど復帰戦を観たら、あまりにデカすぎて――その身体を見て、『試合するんだろうな』というよりも『佐伯(繁DEEP代表)さんが試合させたいだろうな』という個人的な予想はありました。DEEPサイドから『試合の話がある』と連絡が来た時も、『たぶん長谷川戦じゃないかな』と思って」

――一方、酒井選手はマルティネス戦後にで敗れたあとテレビ解説で今後について訊かれても返事をぼやかしたりと、『これは現役を引退するのか』という印象もありました。

「マルティネス戦で『やり尽くしたな』と思ったのは事実です。試合後、ケージにグローブを置いて去ったんですよ。『もうDEEPメガトンで戦う相手がいない』と思っていて。もう対戦相手も2~3周しているから、RIZINヘビー級で試合をしたいとも考えていました。

だけどロッキーに負けて『RIZINのチャンスはなくなっただろう』と。そしてダイレクトリマッチもないだろうし、じゃあロッキーにもう一度挑むには何試合勝たないといけないのか。そうなると、また同じ相手と戦い続けるのか――とか」

――しかし、酒井選手の中には『まだ戦い続けたい』という気持ちが残っていたということですね。

「正直、年齢的に体力は落ちているわけじゃないですか。練習でも以前のような無理はできなくなっていますし。だけどMMAはやることが多いから、新しいことを身につけて成長できる部分もある。その狭間で悩んでいた状態ではありました」

――同じレスリングベースでも、最初はガンガン押していた選手がキャリアや年齢を重ねて、捌くスタイルに変わる場合もあります。

「そう。ファイトスタイルが変わる選手もいますよね」

――酒井選手の場合はいかがですか。

「ロッキー戦で、試合では初めてテイクダウンしましたよね。長谷川さんもビックリしたらしいですけど(笑)」

――アハハハ。

「その前からアライアンスへ練習に行って高阪剛さんから、いろいろと教えてもらったんです。ただ、やっぱりスタイルを変えるのは難しいですね。あとはAACCに行って壁レスを教えてもらったり、ガンガン追い込まれたりはしています」

――先ほど言われたとおり、体力は落ちてきた。それでも自分を追い込み続けることができるのは、やはりまだ戦いたいからではないですか。

「ここまでは正直なところ、ただ格闘技が好きなだけで続けてきたんですよ。やっぱり長谷川さんが復帰するのも、MMAが好きだから――というのは伝わってくる。自分もそうだから辞められない。結局、ロッキー戦のあともMMAの動画ばかり視ていましたしね。

ただ、改めて『試合をするのが好きなんだな』って思いました。試合をしていないと忘れられちゃいますし。だって長谷川さんも5年以上も休んでいたらから、僕が『次の相手は長谷川賢だ』と言っても誰も分からなくて」

――……。

「セイント戦を視た人から『酒井、勝てるよ』って、よく言われるんです。だけど皆、昔の長谷川賢を知らないんですよ。あの人が今まで、どういう試合をしてきたか。僕はONEのオンラ・ンサン戦はもちろん、その前から視ていましたから。DEEPの試合、それこそウェルター級に落とした時も」

――ウェルター級時代、ありましたね。2016年から2017年にかけて

「ウェルター級グランプリ決勝戦で、住村竜市朗選手と戦ってバッティングで終わるとか(※長谷川が負傷判定で敗れた)。それだけ視てきているので、セイント戦が本当の長谷川さんの姿だとは思っていません。

重要なのは長谷川さんが、どれだけ戻してくるのか。それは自分にとってプレッシャーになりますよね。長谷川さんにとっても、『酒井なんかに負けられるか』というプレッシャーがあるかもしれないけど」

――酒井選手は、長谷川選手がしっかり戻してくると予想していますか。

「しっかり仕上げてくるでしょうね。そのイメージも出来ていますよ」

――酒井選手の根底には反骨心のようなものが感じられます。たとえばGENの選手を連覇していって……。

「最後に長谷川賢という、岡見勇信さんの一番弟子みたいな人と対戦することになりましたね(笑)。反骨心かぁ……そういうのは、あるかもしれないです。日本でヘビー級なら、普通はGENで練習するかもしれないけど、自分は行かなかった。

今回も自分がオファーを断ることもできたんですよ。ロッキーに負けて、少しモチベーションも落ちていたし。ただ、巡り合わせだと思いますね。ここで対戦しなかったら一生、長谷川さんと試合することはなかったでしょう。だから、オファーをもらって即『やりますよ』って答えました。

同い年だし、二人とも格闘技が大好きだし――やるべくしてやる。長谷川選手と戦うのは、運命だったんですよ。ただ、彼が怪我によるブランクで休んでいた5年間、自分は戦っていたから。その分、負けられないという気持ちは強いです」

■視聴方法(予定)
11月4日(月・祝)
午後5時30分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV

■DEEP122 対戦カード

<フライ級/5分3R>
神龍誠(日本)
KENTA(日本)

<メガトン級/5分3R>
長谷川賢(日本)
酒井リョウ(日本)

<女子50キロ契約/5分3R>
ケイト・ロータス(日本)
月井準南(日本)

<ライトヘビー級/5分2R>
ANIMAL☆KOJI(日本)
SAINT(米国)

<フライ級/5分2R>
木村琉音(日本)
平本丈(日本)

<73キロ契約/5分2R>
近藤有己(日本)
毛利昭彦(日本)

<68キロ契約/5分2R>
太田将吾(日本)
水野新太(日本)

<68キロ契約/5分2R>
ケンヤスキー(日本)
立成洋太(日本)

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【DEEP122】毛利昭彦が語る近藤有己戦、TORAO、RIZIN「全部やる。全て僕のやってきた格闘技だから」

【写真】山口県のMMAを支え続ける存在、毛利昭彦(C)SHOJIRO KAMEIKE

11月4日(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP122で、毛利昭彦が近藤有己と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

中国地方のMMAを語るうえで、毛利の存在を欠かすことはできない。2000年ごろから山口県でMMAの練習を始め、選手としてだけでなく自主興行やclub DEEP山口大会にも携わってきた。さらに現在は修斗興行TORAOの山口大会をサポートする立場にもある。
その毛利にとって2024年11月は、自身のキャリアにとって一つのピークを迎える。4日にDEEPで近藤有己と対戦し、2週間後の17日にはTORAO山口大会を控えるなか、さらに毛利道場から摩嶋一整がRIZIN LANDMARK名古屋大会に参戦することとなった。
指導者として、大会運営サイドとして、そして選手として――毛利は言う。「全部やる。それが全て、僕のやってきた格闘技だから」。


――まずTORAO山口大会の開催が発表されたあと、毛利選手がその2週間前にDEEPで近藤選手と対戦すると聞き、驚きました。TORAO山口大会はプロモーターが山本陽一TNS代表で、毛利選手は大会をサポートする側です。毛利選手がTORAO山口大会をサポートするようになったのは、いつ頃のことなのでしょうか。

「初めてTORAO山口大会が開催されたのが2018年ですよね。もともと山口県で僕は『一心』という自主興行を開催していて、山本さんも一心のことを知っていたし、僕も山本さんが修斗の大会を行っているのも知っていました。僕も選手としてはもちろん、興行としてはDEEP山口大会を行ったこともあるし、一心の前には『RockUp』という大会もやっていて」

――RockUpと一心! 当時の中国地方の格闘技事情を知る者としては、興味深い名前ばかりです。

「アハハハ、そうですよね。そんななかで山口県では村井さん(村井貴史。毛利道場所属の元プロシューター。山口県内のアマチュア修斗普及に尽力した)がアマチュア修斗を開催するようになって。県内の格闘技をアマチュアから育てていく。そのベースが修斗にはありますよね。全国でアマチュア修斗を開催しているのは凄く良いことだし、僕も広めていきたいと思いました。

プロ興行を開催するにしても――今でもDEEPをやりたいという気持ちはあります。ただ、西日本の状況は山本さんのほうが分かっているし、その面で話も合うから、やりやすいんですよね。アマ修斗は歴史もあるから、選手のモチベーションも高まると思うし」

――もう20年以上、選手としてだけでなく興行にも携わってきた毛利選手から見て、中国地方のMMAはどのように変わってきたでしょうか。

「今はインターネットがあって、感覚的には東京も近くなったし、実際に山口県から東京の大会にも出やすくなったじゃないですか。僕がMMAを始めたのは2000年頃かな。あの頃は何もなかった。それこそ周りに格闘技のジムはなかったです。格闘技の情報についても、雑誌で『こういう選手が東京にいるのか』と知るぐらいで。それこそ今回対戦する近藤有己選手も、そういうメディアで見ていた大きな存在ですよ。

そんななかで、いかに自分たちをレベルアップさせていくか――試行錯誤しながら大会を行ってきたからこそ、東京の大会にも出られるようになった。だから今後も続けていかなきゃいけないと思っています」

――ジムの話でいえば、最初に毛利道場の存在を知った時は、まだ常設のジムはなかったと思います。そこから現在の広くて綺麗なジムを立ち上げた。2000年ごろに毛利選手が抱いていた夢を、一つひとつ実現している手応えはありますか。

「う~ん、夢かぁ……。あの頃って、庭に木の杭を4本立てて、ビニールシートを敷き、ホースを巻いてリングをつくったんですよ。そこ空手や柔道の経験者を呼んで、自分がやりたいMMA——東京から伝わってくる総合格闘技のルールで練習していたんですよね」

――ホースがロープ代わりのリング! しかも床がマットではなくビニールシートというのも凄いです。

「怪我も多いし、最悪な環境で(苦笑)。でも、そんななかで仲間も増えて、格闘技をやりたい人も集まってきました。そういう人たちのために、指導と設備に関しては東京に負けないものをつくりたいと思ったんです。自分も東京へ練習に行ったり、いろんなものを探し、勉強させてもらいました。

田舎なので、今でもMMAを知らない人は多いです。でも大会とか、摩嶋一整の試合を通じてMMAというものも認知されつつある。今、そういう良い状態でもあるんですよ」

――――一方、ジムを運営して興行もサポートするなかで、現役選手としての活動は難しくなりませんか。2011年から2018年まで、MMAに関してはブランクがありました。

「その頃は巌流島とかプロレスに出ていたんですよ。ただ、もともとプロレスが好きでMMAを始めたけど、やってきたのはMMAですからね。ずっとMMAの練習もしていたし、僕の中ではそんなに変わっていません。

何かって言うと……昔から『山口県で格闘技をやり、山口県で格闘技を広めていく』という気持ちは変わっていないんです。だからプロレスをやっている間も、自分としてはMMAを休んでいたつもりもなくて」

――なるほど。そうしてMMAを続けてきたことで、今回は近藤選手と対戦することになりました。

「凄く楽しみですよ。田舎で格闘技をやってきた僕にとっては、ずっと視てきた凄く有名な選手で。最近、年齢が近いと知ったんですけど(笑)」

――毛利選手も近藤選手も1975年生まれの同い年なのですね。

「そうです。学年は僕のほうが一つ上になるのかな(毛利は3月生まれ、近藤は7月生まれ)。同じ年齢ではありますけど、上の世代の選手というイメージですね。階級も違うし、対戦することはないと思っていました。

それがHIMEのセコンドでDEEPジュエルスに行った時、佐伯(繁DEEP代表)さんから『TORAO山口大会の試合は決まったの?』と訊かれて。前から山口大会で試合をすることは伝えていたんですよ。でも対戦相手が決まらなくて……。僕としても年に1回、地元で試合をするうえで誰が相手でも良いわけじゃない。意味のある試合をしたい。

で、佐伯さんに『決まっていないんですよ』と言ったら、『近藤選手とどう?』と訊かれたんです。僕としてはすぐ『試合したい』と思いました。だけど『少し待ってほしい』と答えたんですよね」

――11月17日にTORAO山口大会とRIZIN LANDMARK名古屋大会がある。その2週間前は運営者としても、指導者としても忙しい時期だと思います。

「そうなんですよ。だけど佐伯さんが近藤選手サイドにも話をしたあと、『近藤選手も毛利さんと試合したいみたい』と言ってきて。その瞬間『もうやるしかない』と思いましたよね。そこから試合することしか考えられなくなりました。

山本さんには、そのことは言いにくかったですけどね(苦笑)。でも大会運営のことは弟(毛利将文氏。毛利道場マネージャー)が昔からやってくれているので、不安はなかったです。弟がいれば心強いし、任せても大丈夫だと思いました」

――その近藤選手とは、どのような試合をしたいですか。

「山口県で格闘技と向き合ってきた僕が、東京の選手とどこまで立ち向かえるのか。そこで勝ちたい。これはずっと僕が思っていたことです。そういう意味では凄く楽しみだし、もう楽しみしかないですよ。自分がやってきたことを、近藤選手に真っ向からぶつけます」

――運営サイドとしてTORAO山口大会についても教えてください。

「TORAOって完成度の高い興行なんです。東京の大会にも負けないレベルにあると思います。選手もTORAOのような完成度の高い大会に出ることで、技術もモチベーションも高めてくれているのでしょうし。

自分も一心を開催していた頃から『格闘技って、こんなに凄いんだよ』ということを見せる大会を開いてきたつもりです。TORAO山口大会もそうです。試合一つひとつはもちろん、最初から最後まで全体を――大会の完成度を見てもらいたいですね」

――さらに17日には摩嶋選手の試合もあります。

「17日、僕は摩嶋のセコンドに行きます。大会は山本さんとウチの弟がいれば大丈夫ですから。同時に僕は、今の摩嶋のストーリーを潰したくないので。もちろんウチの道場からTORAO山口大会にも出場しますけど、そこは道場の仲間がバックアップしてくれますし。

なかなかね、僕もいっぱいいっぱいです。全く余裕はありません(苦笑)。だけどRIZINもDEEPも、そしてTORAOも全て僕がやってきた格闘技だから。選手もスタッフも育ってきた。17日も山口県にはいないけど、全部やりきります」

■視聴方法(予定)
11月4日(月・祝)
午後5時30分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV

■DEEP122 対戦カード

<フライ級/5分3R>
神龍誠(日本)
KENTA(日本)

<メガトン級/5分3R>
長谷川賢(日本)
酒井リョウ(日本)

<女子50キロ契約/5分3R>
ケイト・ロータス(日本)
月井準南(日本)

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治(日本)
マンド・グディエレス(メキシコ)

<73キロ契約/5分2R>
近藤有己(日本)
毛利昭彦(日本)

<ライトヘビー級/5分2R>
ANIMAL☆KOJI(日本)
SAINT(米国)

<68キロ契約/5分2R>
ケンヤスキー(日本)
立成洋太(日本)

<68キロ契約/5分2R>
太田将吾(日本)
水野新太(日本)

<フライ級/5分2R>
木村琉音(日本)
平本丈(日本)

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【DEEP123】西川大和vs宇佐美正パトリック 青井人vs芦田崇宏が決定

523: 実況厳禁@名無しの格闘家 2024/10/25(金) 18:02:00.34 ID:PlUatvtZ0
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【DEEP】DEEP OSAKA IMPACT 2024 3rd ROUND試合結果!

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9月22日に大阪の錦秀会 住吉区民センター大ホールで開催されたDEEP OSAKA IMPACT 2024 3rd ROUND。関西を中心にした地元の選手を中心にした対戦カードが組まれる中、やはり注目はなんと言ってもメインカード。RIZINにも参戦したDEEP JEWELSの常連・須田萌里(SCORPION GYM)が日本で定期的に試合をする韓国人選手イ・イェジ(team aom)と激突しました。

試合が決したのは1R。テイクダウンした須田のパウンドに対してィは正対。上になったものの、それに合わせて須田は下から腕十字!これがガッチリ極まってィはタップ。須田が見事に一本勝ちでメインを締めました。

須田はBLACK COMBATでパク・シユンに判定負けを喫してからの復活劇。これでRIZIN再出撃か、DEEP JEWELSのベルトを取りに行くのか、それともBLACK COMBATへのリベンジか。これからの進路が何とも楽しみです。

そして、同じくDEEP JEWELSを主戦場とする青野ひかる(FIGHT LYNX)はサダエ☆マヌーフ(総合格闘技道場コブラ会)と対戦。得意のテイクダウンで寝技に持ち込むと2Rを通してグラウンドを制圧。パウンド、肩固めでプレッシャーを掛けて試合をコントロールして判定勝ちを収めました。

負けが込んできた青野にとっては復活の足掛かりとなり得る大きな一勝。須田やケイト・ロータスに取った遅れを取り戻す事が出来るか。レスリング力とグラウンドコントロールは安定感抜群だけに再浮上に期待がかかります。
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【DEEP121】江藤公洋に挑戦、空手家・野村駿太「裁定基準がこうだからというようなMMAはしたくない」

【写真】凄く凡庸な表現かもしれねいが、目力があって面構えが良い (C)MMAPLANET

本日16日(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP121 Impactで、野村駿太がDEEPライト級チャンピオン江藤公洋に挑む。
Text by Manabu Takashima

全日本空手道選手権5位の実績を持ち、MMAに転じた野村は昨年7月に江藤と対戦し、テイクダウン&コントロールの前に判定負けを喫している。

あれから1年2カ月、MMAファイターのとして成長した野村にタイトル戦に向けて話を訊くと、MMAを戦うことで空手の本質を考えるようになったという興味深い言葉が訊かれた。(※取材は6日に行われた)


──試合まで約10日、タイトル挑戦に向けてどのような練習を行ってきていますか。

「所属するBRAVE、ロータス世田谷、あとは石渡(伸太郎)さんに週に1度で教わっています」

──石渡さんの指導も受けているのですね。

「もう3年ぐらいになります」

──そうだったのですか。石渡さんに指導を受けるようになったのは、どういうところからだったのでしょうか。

「もともと石渡さんのお父さんが、帝京大学空手部の初代に当たる大先輩なんです」

──ええっ!!

「そういう縁もあり、石渡さんも自分の大学の流派に空手を習いに来たりすることもあって。ちょうど石渡さんが指導に専念するタイミングで、教えていただくことになりました。BRAVEでは僕が入った時から、打撃の選手が増えてきた感じでレスリングは徹底して鍛えることができても、打撃を教えてもらう環境が整っていなかったので。

自分の空手をMMAに落とし込むことが、困難に感じていました。キックボクシングやムエタイの先生はいても、打撃のなかでも僕らのスタイルを理解しているという選手はほぼいないじゃないですか。僕自身、皆と同じルートを歩くのではなくて、僕には僕のルートがあると思っていて。打撃になると苦言を呈してくれる人もあまりないので、凄く有難い存在です」

──最近、MMAの判定基準がテイクダウンの評価が以前よりも低くなっている。そのようななかで、江藤選手との再戦となります。そこは何か影響はありますか。

「判定に関しては、(原口)伸があの試合で負けた。それがMMAの現実だと捉えるようにしています。ただ試合になるとポイントを意識することはあるかと思いますが、だからといって簡単に組まれたり、下になってはいけない。それは変わりないです。江藤選手には1年前に現実を見せつけられましたし、判定基準が変わったことで組みを軽視するようならここ(ロータス世田谷)では練習をさせてもらっていないです。何より今の裁定基準がこうだから、こういう試合をするというようなMMAはしたくないです」

──おぉ!!

「そんな勝ち方をしても嬉しくない。明白に勝ったと思われる試合をすることしか考えていないです。判定基準がストライカーに有利だと思うのでなくて、組みがデキるストライカーにならないといけないです」

──良いですねぇ。そのグラップリング面はロータスとBRAVEで積んできたわけですね。

「僕のなかで以前は壁レスとレスリングを分断していたのですが、そういうことじゃないと気づきました。MMAは流れのなかに色々な要素が組み合わさっているのに、そこを別モノと考えること自体が間違っていたと思います。

壁を使って守る。壁に押し込まれて休む。そんな意識だったことが、試合でも顕著に表れていました。今も技術として完全ではないですけど、意識としては繋がっています」

──そのような意識の変化があるなかで、今年はRoad to UFCを当初は狙っていると伺っていました。

「ハイ。最初はトーナメントがあると思っていましたし。去年の12月にDEEPの試合が終わって、3月に次の試合という話もあったのですが、それだと5月か6月のRoad to UFCに間に合わない。だからお断りして、Road to UFCからの返答を待っていました。

でも3月にトーナメントはないと分かりました。でも、これからどうなるか分からないし、それなら日本でDEEPのチャンピオンになることが大切だと。まぁRoad to UFCに限らず、海外からのチャンスが巡って来た時のためにもベルトを獲っておきたいです」

──と同時に、この再戦はこの間のMMAファイターとして成長度合が問われる試合になるかと思います。

「その通りだと思っています。ロータスで練習をさせてもらうようになったのも、前回の試合の時期からでした。僕の判断が間違っていなかったと証明したいです。あの時も勝つために戦っていましたが、こういう形になると負けてしまうという風に穴もありました。当時と比較すると、MMAとしてスタイルが固まってきたと思っています」

──組ませずに戦うことがベストだと思いますが、前回の対戦時と比べて組まれた時の対応力の差はどれほどだと感じていますか。

「前回の試合の時は局面によって相手の時間、俺の時間という意識がありました。でも、それも違う。どの局面でも自分のやるべきことをやる。例え組まれても、自分の時間。今回はそう思って戦います」

──MMAPLANETのインタビューで、江藤選手は前回対戦した時の野村選手は思った通りだったと言っていました。

「今もそう思い続けていてくれて、試合中にビックリしてくれた方が自分には都合が良いです。自分としては組ませずに勝つのが一番ですが、組まれても戦える。全ての面で、自分が勝ったと思われる試合をして勝ちます」

──2年前にゴン格の取材で空手時代とMMAに転向してからの打撃の違いを説明してもらいましたが、あの時に「MMAと空手は違うけど、空手の良さはある」というようなことを話されていました。これだけMMAファイターとして成長してきた野村選手ですが、その考えを今も持っていますか。

「あの時の打撃と、今の自分の打撃は全然違います。言うと……あの頃は空手を表面でしか理解できていなかったと感じています」

──おぉ。というのは?

「自分が思う空手は結局、競技面でしか見ることができていなかったです。空手の先輩に永木伸児さんという方がいて、世界空手道選手権で3位を2度、世界王者に1度なっている凄い人なんです。その先輩の凄さは、口で説明できないぐらいで(笑)。体に感じる凄さがあって。世界大会だと67キロや70キロで試合に出ているのに、無差別の全日本でも優勝しています。

永木先輩が南柏で道場(永木道場)をやっていて、月曜日と木曜日に子供達に組手を指導させてもらって、水曜日と土曜日に基本稽古と型をやっています。永木先輩と話す機会も増え、自分がMMAを戦うようになって気付いた空手を競技空手のなかでやってきていたことが分かったんです。そこに気付いた時、MMAと空手を分ける必要はないっていう発見ができました。

空手ではこうだっていう以前の自分の考えは、競技に寄り過ぎていただけで。競技空手は審判の判断ですから、良く見えるように戦う傾向があります」

──ハイ。同門の南友之輔選手も言っていました。

「でも永木先輩は『相手に分からないように突けば、良いんだよ』と根本が違っていて。僕はポイントを取るために、空手の基本を疎かにしていました。五輪に採用されたり、競技化が進むことで──部活動で勝つための空手になっていたんです。でもボクシングを習った時に、直突きでも共通点も凄く多くて。

そういう空手本来の突きを競技用に、自分のなかで変えてしまっていたんです。巻き藁を突く時と、競技で使う突きが違う。自分のなかで、そういう本質的なことを疎かにしていました」

──空手の理、原理原則、本質を忘れてはならないと。

「ハイ。強い突きをつくためにも、筋力でなく体の使い方。そういうことを学ぼうとするようになりました。何が大切なのかは、皆それぞれがあると思います。でも、皆と僕にはズレがあって。

空手は凄く深くて、まだ入り口に立ったぐらいですけど色々と変化はあります。そこを遠ざけているのが、これまでの自分でした。競技の空手では基本稽古は必要ないという意見もありましたし。でも、MMAをやるようになって基本稽古の体の使い方ができれば強くなれる──そう思うようになりました」

──いや鳥肌モノの言葉だと思います。実は今日、ここに来るまで他の選手の取材をしていました。その選手はフルコンタクト空手出身です。そして『試合は空手から遠ざかる。空手は基本稽古にある』というようなことを口にしていました。

「そうなのですか。いや空手は空手なのなかって思います。別に基本稽古の動きを試合でするわけでなく、そうなると流派で代わって来るじゃないですか。その奥、深いところに空手はある。当てれば良い、倒せば良いってことでもなくて……使い方というのか。

凄く言葉にするのは難しいんですけど、僕は子供への指導でも、ポイントを取るためっていう空手は絶対に教えたくないです。スミマセン、何を言っているのか……自分でも……」

──いや、凄く興味深いです。

「触れれば勝てるというモノではなく、見やすさでもなくて、相手にバレずに先に突けば良い。何よりも、そこに入るまでのことが重要で。そういう風に考えています。それは組み技や寝技で自分が倒されるために逃げるんじゃなくて、そこで戦うことに共通していて。相手本位で戦っていては勝てないということなんですよね」

──そうなると、居着いてしまっているわけですね。

「そう、そういうことです。MMAを戦うことになって、僕は空手への気づきが増えました。コイツと戦うのは嫌だと思わせることが、格闘技の本質として存在していますし。とにかく強い人って嫌じゃないですか。

それは打撃だけでなくて、組み力もそうで。相手に嫌がれるようになりたいですし、なれると思っています。まだまだ分かっていないですけど、考えて、自分が思ったことがそうだったと感じられることが嬉しくて。

それに永木先輩が言われているバレずに突く。相手が分からない攻撃ができる距離やタイミングってあると思うんです。虚をつくというか。ボクシングのなかでも、MMAのなかにも虚ってある。なぜか当たる選手って、それがあるからだと思うんです。スミマセン、タイトルマッチのことに全然ならなくて」

──いや、この考えを聞けたことが大収穫です。その野村選手の空手の理が最大限に発揮されるのは、実は次の試合ではない。筋肉と捻り効果でKO勝ちを狙う海外勢との一番だと勝手ながら期待させていただきます。

「ハイ。自分より力が強いヤツ。デカいヤツ。速いヤツはいます。それを分かっていて、同じようにやって一番になろうとはしない。でも、その場で戦っている。それが永木先輩だと思います。見て分かってもらえることじゃないかもしれないけど、そういうことを試合間隔が空いた時に考えて、自分と向き合える時間が多かった。それは、この試合でも生きると思っています」

■DEEP121 視聴方法(予定)
9月16日(月・祝)
午後5時35分~U-NEXT、YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、サムライTV

■DEEP121 対戦カード

<DEEPバンタム級王座決定戦/5分3R>
福田龍彌(日本)
瀧澤謙太(日本)

<DEEPライト級選手権試合/5分3R>
[王者] 江藤公洋(日本)
[挑戦者] 野村駿太(日本)

<メガトン級/5分3R>
水野竜也(日本)
大成(日本)

<フライ級/5分2R>
KENTA(日本)
渡部修斗(日本)

<フライ級/5分2R>
関原翔(日本)
杉山廣平(日本)

<フェザー級/5分2R>
五明宏人(日本)
相本宗輝(日本)

<バンタム級/5分2R>
雅駿介(日本)
谷岡祐樹(日本)

<バンタム級/5分2R>
力也(日本)
鹿志村仁之介(日本)

<ストロー級/5分2R>
多湖力翔(日本)
中務修良(日本)

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