カテゴリー
AB DEEP DEEP JEWELS DEEP JEWELS43 MMA MMAPLANET NØRI o RIZIN RIZIN LANDMARK06 Te-a YouTube キック チャンネル ボクシング 万智 修斗 山崎桃子 斎藤 斎藤百瑚 杉本恵 松田亜莉紗 栗山葵 渡辺彩華 藤野恵実 須田萌里

【RIZIN LANDMARK06】渡辺彩華が振り返る─万智戦「修斗で2階級制覇し互いにベルトを巻いて再戦」

【写真】右目が大きく腫れていた渡辺(C)MMAPLANET

10月1日(日)に愛知県名古屋市中区のドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で開催されたRIZIN LANDMARK06にて、渡辺彩華が万智に判定負けを喫した。
Text by Shojiro Kameike

渡辺にとってはMMAファイターを志すキッカケとなったRIZIN初出場――しかも地元・愛知県で開催された大会だった。敗れたものの激闘を展開した渡辺が試合を振り返るとともに、今後の目標について語ってくれた(※取材は10月16日に行われた)。


――リモートの画面が繋がった瞬間、驚きました。右目の腫れはどうしたのですか。

「右目の眼窩底骨折で入院、手術して昨日退院しました。このタイミングで取材というのは、MMAPLANETさんは持っていますよ。アハハハ」

――笑いごとでは……そんな時にインタビューを受けていただき、ありがとうございます。

「MMAPLANETさんだから、インタビューを受けることにしたんですよ! ……なんて、あえて言っておきます(笑)。万智戦の前から右目は負傷していました。実は試合前のインタビューの時も、右目の調子は良くなかったんです。さらに試合で3Rに左フックをもらってから二重に見えるようになったので、試合後に病院へ行くと『格闘技は引退しますか?』と聞かれて。私は続けたいから手術することになりました」

――えっ!? 驚くことが多すぎて、こちらも頭の中を整理できていません。

「まず試合の2カ月前から右目の異常は感じていて、治療はしていました。まだ万智戦が確定していなかったけど、なんとなく出場の話は来ていて――私としては『地元の愛知県で開催されるRIZINには絶対に出る』と決めていました。相手が誰でも、階級が違っていても関係ない。だから右目の負傷が悪化しないように、スパーリングや激しい練習はしていませんでした。でも、できる限りのことはやっていたので、別に悔いはないです。万智戦は、そんな状況でも頑張ったなぁっていう感じですね(笑)」

――今はそれだけ笑顔で語ることができるなら良かったです。ただ、RIZIN名古屋大会に対しては「負傷していても絶対に出る」という気持ちが大きかったのですね。

「はい。私が無名の頃から応援してくださっている方、スポンサーの方たちは地元の愛知県に多いんです。そういう方たちにできる最大の恩返しって何かといえば、今の私にとっては愛知県で大きなイベントに出場することであって。修斗のベルトを獲ったのが5月で、RIZIN LAMDMARKが10月――スケジュール上はうまくハマるなと考えていました」

――それだけの想いを持って挑んだ万智戦について振り返っていただきたいと思います。まず契約体重が普段のスーパーアトム級ではなくストロー級でしたが、調整には何か影響がありましたか。

「調整は何も問題なくて、試合内容も――今回が初めてMMAの試合になったと思います」

――今回が初めてのMMA、というのは?

「私って今まで、キックボクシングのような試合をしていたんですよ。とにかく殴って蹴ることが中心で。でも今回はストロー級の試合で、万智選手はストロー級の中でもフィジカルが強いほうじゃないですか。その選手に組まれても、意外に対応できたと思います。万智選手の得意なポジションに持ち込まれても冷静に対処できましたから。去年のプロデビュー戦で藤野恵実戦に負けた時よりは、自分の中では手応えを感じています。この1年で成長できているなって思いました」

――敗れたとはいえ渡辺選手のテイクダウンディフェンスや、寝かされても立ち上がる動きが目立っていました。あれほど組まれてもスルッと抜けて離れる、あるいは立ち上がる。それは今までも練習していたことなのか。あるいは万智戦に向けて練習してきたことだったのでしょうか。

「それほど練習で壁に押し込まれることがないんですよ。練習相手から打撃のプレッシャーを感じることが少ないので。もちろん練習だから、相手がテイクダウンのアクションを起こしても、一度こちらがカットしてしまえば続けないですし。

(C)RIZIN FF

ただ、試合では最初から万智選手が組んでくると思っていました。

でも遠い距離で攻めて来たことは誤算でしたね。もっと打撃を散らしながら距離を詰めてくると考えていたけど、遠い距離から左ミドルハイを出して、そこから組みに来たじゃないですか」

――万智選手の蹴りから試合が動きましたね。

「そうなんです。最初は私のパンチに合わせて組みに来ると思っていました。でも万智選手が左ミドルハイを出して、パンチよりも遠い距離から入ってくる。それは私の蹴りの距離でもあり、自分がパンチだけでなく蹴りを出しても入ってくるわけで――組みのプレッシャーがあって1R、2Rはやりづらかったです。

(C)RIZIN FF

もともと万智選手が私の蹴り足を狙っていることは分かっていました。

そこにプラス、私にとっては相手の打撃にも注意しなければいけなくなっていた。そのために私が不利な体勢で組まれてしまい、ケージに押し込まれてしまったということですね」

(C)RIZIN FF

――ケージ際での差し合いではブレイクが掛かりました。

あの状態はブレイク待ちだったのですか。それとも万智選手の組みから抜け出せずにいたらブレイクが掛かった、という状況だったのでしょうか。

「最初は抜け出したかったです。組んでいても、テイクダウンされるほどではないなと感じて。ただ、思っていたよりも万智選手のクラッチが強くて、『どうしようかな……』と考えていたところでした。何もしなかったら印象は悪くなってしまうので、私のほうからアクションは起こす。でもクラッチを切ることができない。だから最後はブレイク待ちでした。結局、1Rは私のやりたい距離で戦えていなかったです。ずっとやりづらさを感じていて――どうしようかな、とインターバル中に考えていました」

――いかにして状況を打開すべきなのか。インターバル中に結論は出たのですか。

「まず『組まれてはいけない』と、それだけでした。テイクダウンされることはないけど、組まれたらクラッチを切ることができないので。そうなると押し込まれて、自分が思っているような試合はできなくなってしまう。私にとって、こういう試合は初めてだったんですよ。打撃戦ではなく、組みの展開でやりたいことをやらせてもらっていない。『どうしよう?』という状態で2Rに入りました」

――2Rに入ると、万智選手が距離を変えてきたのではないですか。

「近い距離から組んでくるようになりました。とにかく、やりづらい。万智選手が目指すのは、寝かせて極めることだったと思うんです。そのために、まずは組む――ということにフォーカスしていて。そのフォーカスに対してブレがなかったんでしょうね。こちらの打撃には一切付き合わずに、とにかく組むという覚悟が強かったような気がします。万智選手って今までの試合を視ても、自分のやりたいことを押し通してくるタイプじゃないですか。1Rと2Rは、そういう万智選手の強さを感じました」

――2Rに入ると、渡辺選手が組まれても離れることができるようになり、徐々に自分の展開に引き込み始めていたのではないでしょうか。

「1Rよりは、だいぶ動けるようになっていました。相手の組みのプレッシャーとテイクダウンのレベルは1Rで把握したので、自分の中でも『これなら大丈夫』という安心感が生まれていたんですよ。だから少しずつ自分がやりたいことを出せていたのが、2Rの前半です。

(C)RIZIN FF

でも2Rの後半に、自分が蹴った時にタイミングが悪くて、そのままコケてしまいました。

もともと組みに関しては、万智選手が得意なのはバックテイクと、その後の展開ですよね。

(C)RIZIN FF

だから組まれてもバックに回られていなければ――という考えはありました。なのに2Rの最後で、上から踏みつけられるとか印象が悪い状態で終わってしまいましたよね」

――結果、2R終了後のインターバルでは……。

「3Rにフィニッシュするしかない、と思いました。修斗のチャンピオンとして出場して、こんなツマラナイ試合で負けたくないし……と」

――ご自身の中では「ツマラナイ試合」だと感じていたのですか。日本女子MMAの歴史を振り返ってみても、プロキャリア4~5戦目の女子選手が、あれだけのMMAを展開するとは考えていなかったです。それだけ予想をはるかに上回る展開でした。

「えー、そうだったんですね。私としては『とにかく3Rは行くしかない』としか考えていなくて。『極められるもんなら極めてみろよ』と。そんな感じで私の気持ちがハイになった時、ファイターとして万智選手の気持ちと交錯したような気がするんですよ。だから私も『来いよ!』ってアピールしたり(笑)

私自身が『ここで行くしかない!』と思った時に、万智選手もテイクダウンに来ることができる覚悟があって――どんな状況になっても、自分のやりたいことを遂行できる。試合が終わって、万智選手に対して『やっぱり皆に評価される選手なんだな』って思いました」

――2-1で万智選手の勝利、という判定結果については?

「判定については妥当だと思いました。むしろ私につくんだと感じたぐらいで。私としては、1Rと2Rはツマラナイ試合でしたし。それでも評価してくれるジャッジがいて、ちょっと嬉しかったです(笑)」

――結果、ゴキブリ呼ばわりしていた万智選手とは気持ちが通じ合えたわけですね。

(C)RIZIN FF

「通じ合えましたけど、嫌いなのは変わらないです」

――えぇっ!?

「みんな試合前はいろいろ言っていても、試合をしたら『ありがとう』って仲良くなったりするじゃないですか。もちろん万智選手に対して『試合してくれて、ありがとう』という気持ちはあります。でも、嫌いなんですよ。試合前と印象は変わりましたけどね。もっとブッ飛んでいる子かと思っていたら、思っていたよりも人間で」

――思っていたよりも人間だった! 凄い表現ですね(苦笑)。

「ファイターとしての強さは感じました。意外と冷静に戦うタイプで、だから――再戦すれば勝てます。やっぱり私の中でラスボス感があるのは、藤野恵実さんで。藤野さんとの再戦までは無敗でいく、というのが私のシンデレラストーリーでした。でも組まれる相手がどんどん強くなっていくなかで、そう簡単にはいかないものだなって思いました」

――藤野選手にラスボス感があるのは、何となく分かります。

「最後に倒すべき相手は藤野さんというのは、万智選手に負けたあとも変わらないです。今、藤野さんは修斗の女子ストロー級インフィニティ・リーグに参戦しているじゃないですか。同じチームの杉本恵さんも出ていますけど、もし藤野さんが優勝したらストロー級で再戦して、勝って2階級制覇したいです」

――今後の修斗での展開にも注目ですね。では改めて万智戦を振り返って、どのような感想をお持ちですか。

「良い試合だったと言ってもらえるのは嬉しいです。お互いにまだ粗いところがあって、その粗さが噛み合ったというか。万智選手は次、DEEP JEWELSのストロー級タイトルマッチが決まっているじゃないですか(23日、松田亜莉紗との同ストロー級暫定王座決定戦に臨む)。そこでベルトを獲ってもらって、私も修斗で2階級制覇したあと――すぐじゃなくて何年かあとに、お互いにベルトを巻いた状態で再戦したいですね」

――それは夢が膨らむストーリーです。

「試合直後にも万智選手に言ったんですよ。『また試合してね』と言ったら、『もうやりたくないです!』って――いやいや、絶対に勝ち逃げさせませんよ。まぁ、再戦で私が勝ったら勝ち逃げしますけど(笑)。再戦で勝った直後に、マイクを握って『万智、仲良くしようぜ!』と言って、1勝1敗でも3度目の対決はしません」

――……実際は万智選手と仲良くなりたいのではないですか(笑)。

「SNSでは『この2人はMMAで出会っていなかったら、仲良くなっているよな』って書かれていました(笑)。いやいや、お互いにMMAやっていなかったら出会っていません!」

――だからこそ、そんな2人が出会えたことがMMAの奇跡なのだと思います。

「たぶん万智選手は、私のことを好きですよ。試合後にSNSでコメントすると、『IGLOOの練習で待っています!』とか送ってくるから、『行かない。嫌い』と返信して。あと試合でもクラッチがメチャクチャ強かったのは、私を抱きしめたかったからじゃないですか。人生で一番ギューッと抱きしめられましたもん。でもね、その気持ちは一方通行の恋で終わります。私は万智選手を嫌いだから!」

■視聴方法(予定)
11月23日(木・祝)
午後12時15分~DEEP チャンネル-YouTube、サムライTV、U-NEXT

■DEEP JEWELS43対戦カード

<DEEP JEWELS暫定ストロー級王座決定戦/5分3R>
松田亜莉紗(日本)
万智(日本)

<49キロ以下契約/5分3R>
須田萌里(日本)
彩綺(日本)

<フライ級/5分2R>
栗山葵(日本)
斎藤百瑚(日本)

<バンタム級/5分2R>
熊谷麻理奈(日本)
Te-a(日本)

<ミクロ級/5分2R>
NØRI(日本)
斎藤百瑚(日本)

<ミクロ級/5分2R>
山崎桃子(日本)
こゆき(日本)

<フライ級/5分2R>
奥富夕夏(日本)
谷山瞳(日本)

<バンタム級/5分2R>
MANA(日本)
細谷ちーこ(日本)

<無差別級/5分2R>
超弁慶(日本)
ぽちゃん Z(日本)

<グラップリング54キロ契約/5分1R>
横瀬優愛(日本)
あきぴ(日本)

<ミクロ級/5分2R>
ジャカ季美香(日本)
チャッキールビ(日本)

<アマ・50キロ契約/3分2R>
サラ(日本)
横瀬美愛(日本)

<アマ49キロ契約/3分2R>
須田美咲(日本)
槇原未来(日本)

The post 【RIZIN LANDMARK06】渡辺彩華が振り返る─万智戦「修斗で2階級制覇し互いにベルトを巻いて再戦」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
DEEP DEEP JEWELS o YouTube   チャンネル ブラジリアン柔術 須田萌里

JBJJF全日本ブラジリアン柔術選手権に出場してきた。

JBJJF 全日本ブラジリアン柔術選手権 女子紫帯ライトフェザー級トーナメントに出場し3試合オール一本勝ちで優勝。見事、日本一に輝きました。
優勝報告はYouTubeライブでコメント出しています。
https://youtube.com/live/eiChw1iCp2I
#柔術 #全日本ブラジリアン柔術選手権 #須田萌里

次戦は2023年11月23日 DEEPJEWELS43
チケット、スポンサー募集中
【大会概要】
●開催名:skyticket Presents DEEP JEWELS 43
●日時:2023年11月23日(木祝)開場/12:00 開始/12:30
※開場中にアマチュアファイトを開催
●会場:ニューピアホール
●チケット料金:VIP15,000 SRS10,000自由席8,000(満席の場合は立見になります)
☆当日は別途ドリンク代(¥500)がかかります。

チャンネル登録 イイねボタン コメント よろしくお願いします。
スポンサー随時受付中
SNSのフォローもよろしくお願い致します。
須田萌里 14戦9勝5敗(2023年9月10日現在)
Twitter:@suda_moeri
Instagram: @sudamoeri
スダコンガ
Twitter:@sudaconga
Instagram: @scorpiongym_senri_sudaconga

カテゴリー
DEEP DEEP JEWELS DEEP JEWELS43 HIME MMA MMAPLANET NØRI o RIZIN RIZIN LANDMARK06   サダエ☆マヌーフ パンクラス ボクシング 万智 修斗 山崎桃子 斎藤 松田亜莉紗 栗山葵 渡辺彩華 青野ひかる 須田萌里

【DEEP JEWELS43】万智✖松田亜莉紗でストロー級暫定王座決定戦!!  これぞ、今のGirls J-MMA

【写真】上を取った時の頭の位置が、明白に違う両者。殴ることができる隙間、スぺースの有無。寝技、上下に関わらず組みの展開は、そこに注目したい(C)MMAPLANET

6日(金)、DEEPより11月23日(木・祝)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS43の対戦カード第一弾が発表されている。
Text by Manabu Takashima

10周年記念大会を終え、次の10年に向かう第一歩となる今大会のメインは、万智と松田亜莉紗の間で争われるDEEP JEWELS暫定ストロー級王座決定戦に決まった。


万智は1日のRIZIN LANDMARK06で修斗スーパーアトム級王者の渡辺彩華をスプリット判定で下したばかり。その万智にとってタイトル戦が行われる11月23日は、1年前のデビュー戦と同じ日時になる。その日は松田もプロ2戦目を戦っており、今回の暫定王座決定戦はキャリア4戦目の松田と5戦目の万智がプロ2年目でベルトを争う一戦──日本の女子MMAの急成長が顕著になった戦いとなる。

この両者、2021年12月にアマチュアルール55キロ契約で対戦しており、バックを取る場面が目立った松田が判定勝ちをしている。とはいえパウンド有りとなると、試合は別モノ。加えていえば、松田のパウンドの強さは日本女子ファイターのなかで群を抜いている。

元女子プロ野球トップ選手、身体能力と運動神経の高さとMMAの知識がなかったことで、ピュアMMAファイターとして急激に力をつけている松田。いってみるとアマで対戦した時は、柔道というストロングベースがMMAにとっては障害になっていた万智を、松田がMMA力で下した一戦だった。

対して今の万智は組みの強さを最大限に生かすMMAスタイルを構築中で、背中を簡単に許すことはまず考えられない。とはいえ、松田が持つパウンド、ダーティボクシングの強さは未体験、ここは練習で経験値を上げることができないパートだ。

一方で渡辺戦だけでなく、HIMEや韓国勢との国際戦を経ている万智はフィッシュを目指すスタイルで、ケージ・ジェネラルシップも考慮したファイトができている。絶対的な怖さがある松田と、徹底した組みの圧力を上げてきた万智。1年11カ月前と別人になった2人のタイトル戦は、世界のある階級としても要注目だ。

なお同大会では2回戦で49キロ契約=須田萌里✖彩綺、フライ級で栗山葵✖斎藤ももこ、49.5キロ契約で青野ひかる✖サダエ☆マヌーフ、ミクロ級の山崎桃子✖こゆきが組まれている。9月のデビュー戦でパンクラスではタイトル挑戦までいったNØRIにスプリットで惜敗した斎藤が、キャリア4年の栗山と2戦目で戦いマッチアップも、今の女子J-MMAを象徴する一戦といえる。

The post 【DEEP JEWELS43】万智✖松田亜莉紗でストロー級暫定王座決定戦!!  これぞ、今のGirls J-MMA first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ARAMI DEEP DEEP JEWELS MMA MMAPLANET o ONE PANCRASE Pancrase340 RIZIN RIZIN LANDMARK06 SARAMI V.V mei アンジェラ・リー ジェニー・ファン パンクラス 万智 沙弥子 海外 渡辺彩華

【Pancrase340】アトム級T、ラストピースはV.V Meiのラストバトル?!「良いモノを残して終われるように」

【写真】いつもながら、しっかりと自分の想いを語っていたV.V Meiだった(C) MMAPLANET

2日(月)、東京都新宿区サンエービル会議室で、12月24日(日)に横浜市中区の横浜武道館で開催されるPancrase340「30周年記念大会02」で出場するV.V Meiの記者会見が開かれた。
Text by Manabu Takashima

V.V Meiは同大会でスタートし、ジェニー・ファン、沙弥子、SARAMIの出場が決まっていたアトム級女王決定4人制トーナメントの最後の出場枠を得たことになる。

当初、最後の1人は米国か韓国人選手とパンクラス・サイドは考えていたが、先の3選手の参戦会見後にV.V Meiのマネージャーより出場したいという連絡が入り、ラストピースが誰になるのかは一旦保留となっていた。

V.V Mei にとってパンクラスは2011年4月2日、ウェンディ智美(現レフェリー)戦をメインで組み、女子MMAをどこよりも先に認めてくれたプロモーションであり、同大会は東日本大震災の3週間後で、元気とパワーを人々に伝える場を与えてくれた場所だったという。

結果、その後の女子MMAが普及した間に、経験してきた全てを「出し切りたい」というV.V Meiの想いを受け止めて、今回の決定が決まった。会見でV.V Meiからは「ベルトを取って防衛をするつもりですが、1回戦でも負けたらそこで引退しようと思う。そのつもりで挑まないとベルトを取れない」という発言が聞かれた。

トーナメントに出場するジェニー・ファンには2017年6月と2019年10月の日本大会とONEで2度戦っており2勝、SARAMIとは2015年5月にDEEP JEWELSで対戦しTKO勝ちを収めている。とはいえ現在はONEとRIZINで4連敗中、現役生活を賭けた最後の勝負に挑むV.V Mei、質疑応答中のMMAPLANETの質問に対する返答をここでお届けしたい。


──負けたら引退ということですが、そこを明確に決めた時期。そして、朧気に引退を考えだしてからなぜ、そのタイミングで決断をすることになったのでしょうか。

「ハッキリ意識をした時期は覚えていないんですけど、ずっと海外でやってきて良い思い出もあれば、苦しかったこともあって。そういったことを乗り越えながら戦ってきたけれども、嬉しいこともあったけど苦しいことの方が遥かに多くて。そういうことを続けるよりも、最後に有終の美を飾ってスパッと辞めるほうが自分を大切にできるのかなって思って」

──2度に渡り激闘を繰り広げたアンジェラ・リーがあの若さ(27歳)で、あのような理由で引退をしました。そのことに関して、どのように思っていますか。

「人それぞれ本当に続けるか、続けないのは個人の自由なので。本人の気持ちを一番尊重して辞めることになったのは、それはそれで良いんじゃないかなと思いますね。なんか色々と分からないですけど。続けて欲しいとファン、見る側は思うかもしれないですけど──。どこまで言って良いか分からないですけど、団体を背負ってあそこまでやってきたことにはもの凄いプレッシャーがあったと思いますし、お互い立場が違うなかで背負って来た葛藤というのは凄いと思います。

私的にはアンジェラは凄く良い待遇を受けて、家族で一緒になって(戦っていて)素晴らしいな、羨ましいなと思わないこともなかったです。でもその裏には凄い葛藤があって、もしかしたらアンジェラにとっては『Mei、良いなぁ。チャレンジャーとして、ああやっていて良いなぁ』と思っていたかもしれないし。お互い、一つの時代を戦ってきて『色々なことがあったんだろうな、お疲れ様。アンジェラ』という風に──、私は素直に自分がやりたいことをやった方が良いよって思います」

──昨日(※1日)、RIZIN LANDMARK06で4戦目の万智選手と5戦目の渡辺彩華選手があれだけの試合をしました。女子MMAの黎明期から戦ってきたMei選手としては。この1年、2年でデビューをして力も勢いのある選手に対し、負けたら最後の戦いで何かを見せたいと思うことはありますか。

「今、DJ Meiとして遠い親戚という設定でリングアナをして、色々な大会で、特等席で繰り広げられる激闘を毎週のように見せてもらっています。やっぱり若い選手がどんどん上手くなっています。それはそれで良いのですが、お客さんは上手いのよりも下手くそでも、グチャグチャになってガムシャラに行く方が見たいんだよっていうことを伝えたいです。

なぜフィニッシュできるのに、行かないのか。そういう試合もたくさんあります。でも『なんで、行かないの?』とは自分がそういう試合を見せていなかったら言えないなと思いまして。引退しても、いつの時代でも若手の子を励ますことができるというか、『もっとガムシャラで良いんだよ』とか、逆に経験がついてきたら『もっと技術で行ったら良いんじゃない』ということを自信を持って言えるように──自分でちゃんと精いっぱいやり切って終わりたいと思います。

後は……若手の選手は練習だけしている子とかたくさんいます。私と同じ時代を戦ってきた選手は皆、働きながら練習して。それでも格闘技が好きだから続けていたわけです。そういう環境のことを考えたら、練習だけをしている選手なんてアッという間に私達のことを抜かないといけない。そんなことは当たり前だと思うんですよね。今、若手の選手が凄く良いパフォーマンスをしていますけど、あれが『凄いね』ではなくて当たり前にしないといけないし、本人達もそのつもりで──こんな40歳のオバサン達をアッという間に越えて行ってくれないと……。日本の格闘技がもっと凄いモノにならないといけないので。

それでも、そこを踏ん張って頑張っている自分より年上の先輩達もいるので。同世代にとって凄く刺激になりますし、見ている人もメチャクチャ感動すると思うので、そういった選手達に頑張っていただいて──自分は最後にしっかりと良いモノを残して終われるように精いっぱい尽くす感じですね」

The post 【Pancrase340】アトム級T、ラストピースはV.V Meiのラストバトル?!「良いモノを残して終われるように」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ARAMI DEEP DEEP JEWELS MMA o ONE PANCRASE RIZIN SARAMI Shooto V.V mei YouTube   アンジェラ・リー ジェニー・ファン パンクラス 浅倉カンナ

【パンクラス】V.V Mei 初代アトム級女王決定トーナメント参戦!

12月24日に横浜武道館で開催されるPANCRASE 340~パンクラス30周年記念大会2~。同大会で初代・アトム級女王決定4人トーナメントが行われる事は発表されていますが、出場選手の最後の1枠にDEEP JEWELSONEで活躍してきたV.V Mei(フリー)が参戦する事が発表されました。

DEEP JEWELSで王座を戴冠。後にONE女子アトム級絶対女王になるアンジェラ・リーと2度の激闘を繰り広げてきたMeiが引退を賭けてのパンクラス参戦。これは面白くなってきました。

現在は4連敗中ながら、今回のトーナメントに出場するジェニー・ファンSARAMIに勝利している大物中の大物。ピークは過ぎているかもしれませんが、立っても寝ても勝負出来るオールラウンダーが新天地で再ブレイクする可能性は十分にあり得ます。

Meiを象徴する試合と言えば、ONEでのアンジェラ戦を思い出しますが、個人的にはDEEP JEWELSでのMIYOKO戦。膝蹴り一発でMIYOKOが悶絶して会場にうめき声が響き渡るシーンは今だに脳裏に焼き付きて離れません。大井洋一さん制作の煽り映像でフィーチャーされているので見た事がない方はぜひぜひ。

RIZIN浅倉カンナに完敗して崖っぷちの状態ですが、アスリートとして最終局面に入ったMeiがどんな動きを見せてくれるか。好敵手だったアンジェラも引退を表明した直後だけに余計に感慨深いものを感じてしまいます。ご武運あれ。
カテゴリー
Black Combat DEEP DEEP JEWELS DEEP115 MMA MMAPLANET o イ・ソンハ キック 大原樹理

【DEEP115】イ・ソンハが大原樹理にスロエフストレッチを極めてBC王座防衛&DEEP王座を獲得

【写真】1Rにも狙われたスロエフストレッチ。2Rにしっかりと入られた(C)MMAPLANET

<DEEP & Black Combatライト級選手権試合/5分3R>
イ・ソンハ(韓国)
Def.2R2分37秒 by スロエフストレッチ
大原樹理(日本)

イ・ソンハが左インローを繰り出してからサウスポーにスイッチした。さらに左ストレートを連打しながら組みつき、大原をケージに押し込んでからボディロックでグラウンドに持ち込む。亀になった大原に対し、イ・ソンハが右足を差し込んだ。

大原はイ・ソンハが左足も差し込むのを自身の左足で防ぐ。しかし逆側に回転したイ・ソンハが四の字ロックで固める。イ・ソンハの左腕が大原の首に巻き着くも、大原その腕を引きはがした。大原が立ち上がろうとしたところで、イ・ソンハが右腕を回す。さらに大原の左足を取ったイ・ソンハが、スロエフストレッチの形でグラウンドに引き戻した。

四の字フックを維持するイ・ソンハは腕十字にも入れる体勢に。ここでイ・ソンハがトップに移行するも、大原が背中を向けると再びバックへ。大原は立ち上がり、ケージを背にして正対した。ここで離れたイ・ソンハに右ストレートを繰り出すも、再び組まれてドライブされてしまう。深くは追わないイ・ソンハに対し、大原がプレスをかけてケージ際まで下がらせた。

2R、イ・ソンハはサウスポーでスタートする。大原が右ハイで下がらせた。イ・ソンハは左ローキックを当てる。続く左ローが大原の下腹部を捕らえ、試合は中断される。再開後、大原が蹴りのフェイントを見せながら圧をかけていく。右ストレート、右ハイを見せる大原が右跳びヒザに繋げた。これをかわしたイ・ソンハが、ケージ中央からダブルレッグで飛び込び、クリーンテイクダウンに成功した。

ケージ際でバックに回ったイ・ソンハがパンチで削る。バックマウントを奪ったイ・ソンハが左腕を大原の首に回すも、ここは絞め上げることができず。1Rと同様に腰を上げて前に落とそうとする大原の左足を取り、スロエフストレッチを極めた。

これでダブルタイトルマッチはDEEP側が3連敗--DEEP JEWELSアトム級、DEEPバンタム級、そしてDEEPライト級のベルトをBlack Combat側が獲得する結果となった。


The post 【DEEP115】イ・ソンハが大原樹理にスロエフストレッチを極めてBC王座防衛&DEEP王座を獲得 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Black Combat DEEP DEEP JEWELS DEEP115 MMA MMAPLANET o キック パク・シユン 大島沙緒里

【DEEP115】組ませないパク・シユン。大島の足関節をかわし、左右ストレートを当て続けて2冠王に

【写真】パク・シユンが2冠王に。防衛戦はどうなる?(C)MMAPLANET

<DEEP JEWELS & Black Combat女子アトム級選手権試合/5分3R>
パク・シユン(韓国)
Def.5-0:30-27.30-27.30-27.30-27.29-28.
大島沙緒里(日本)

お互いのローが交錯したあと、大島が距離を取る。パク・シユンは右ローからパンチを当てたが、大島が組みにいく。これをかわしたパク・シユンが右カーフキックを繰り出したあと、サウスポーへのスイッチを見せた。さらに大島のローに対して右ストレートを合わせる。大島が強引に組みにいくともパク・シユンが突き放す。大島は右を振って距離を詰めるが、組むことができない。パク・シユンの右カーフキックがヒットする。大島の左ローが当たると、パク・シユンはサウスポーにスイッチしている。

大島が左右フックを振るう。それをかわしたパク・シユンもパンチを伸ばす。大島の右スピニングバックフィストをかわしたパク・シユンは、テイクダウンを狙った大島を反対に潰して上を取るも、大島が下からパク・シユンの右足にストレートフットロックを狙う。パク・シユンも足を抜いて立ち上がった。ケージ中央で大島が右ストレートでパク・シユンの顔を跳ね上げた。大島は前に出て組みにいく。しかしラウンド終了間際、パク・シユンが突き放した。

2R開始直前、パク・シユンが左目に何か起こったとアピールするも、ラウンドが開始される。互いにパンチを振るうなか、パク・シユンが下がりながら左ストレートを当てた。大島は左前蹴りをボディに突き刺す。左フックを打ち込む大島。パク・シユンは右カーフキックを当てる。大島が左右フックを当てると、パク・シユンが下がった。大島は組みに行くも、パク・シユンが下がって離れる。サークリングするパク・シユンに対し、距離を詰める大島だがプッシングでかわされてしまう。下がるパク・シユンは右を顔面に突き刺す。さらにパク・シユンの右ストレート、左フックが大島の顔面を捕えた。

最終回、パンチを振るう大島をパク・シユンが左右ストレートで迎え撃つ。ショートの左フックを当てた大島は、距離が詰まるとパク・シユンの頭を抑えにいくが捕まえることはできず。パク・シユンの右ストレートに、大島が左インローを合わせた。パンチ主体の大島に対し、パク・シユンが右ストレートを伸ばす。ここで大島がダブルレッグで尻もちを着かせた。立ち上がるパク・シユンをケージに押し込んだ大島は、引き込んでストレートフットロックからヒザ十字へ。

足を抜いたパク・シユンがトップから右腕を回し、肩固めを狙う。しかし大島がハーフガードでパク・シユンの左足を抱えており、パク・シユンも動けない。パク・シユンが立ち上がったところでレフェリーが試合を止め、大島の右グローブを直した。再開直後、試合終了のゴングが鳴った。

裁定はジャッジ5名のうち4名がフルマークをつけるユナニマス判定でパク・シユンが勝利。パク・シユンがDEEP JEWELSアトム級王座を獲得し、Black Combatのベルトと併せて2冠王となった。


The post 【DEEP115】組ませないパク・シユン。大島の足関節をかわし、左右ストレートを当て続けて2冠王に first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Black Combat DEEP DEEP JEWELS DEEP115 MMA MMAPLANET o RIZIN YouTube   イ・ソンハ キム・ソンウン シン・スンミン チェ・ジュンソ チャンネル パク・シユン マサト・ナカムラ ユ・スヨン 力也 大原樹理

【DEEP115】大原樹理、イ・ソンハとのWタイトル戦は「DEEP×BCの対抗戦以上の試合になった」

【写真】様々なテーマが見える今回の一戦、大原はWタイトルマッチになったことに意味を見出している(C)TAKUMI NAKAMURA

18日(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP115で行われる、DEEPと韓国BLACK COMBATの対抗戦。DEEP & Black Combatライト級選手権試合でイ・ソンハと大原樹理が対戦する。
Text by Takumi Nakamura

2月に韓国で行われた対抗戦第1弾に続いての出陣となる大原。計量後に話を訊くと、対抗戦以上にこの試合がダブルタイトルマッチになったことへ強い想いを抱いていることが分かった。


――計量直後にも関わらず、インタビューを受けていただき、ありがとうございます。今の率直な心境から聞かせてください。

「いつも通りですね。減量自体はそんなになくて、ほぼナチュラルなので。対戦相手がある程度雰囲気がある印象だったなと思います」

――対戦相手のソンハ選手の映像は事前に見ていると思いますが、どんなファイターだと感じていますか。

「これもいつも通りなんですけど、スタンド勝負・打撃勝負をやらせてくれれば、絶対勝てると思っています。それは今回だろうが誰が相手でもそう思っていて。逆にプロで俺より寝技が弱い選手はいたら連れて来いよと思っているので(苦笑)、いつも通り、いかにスタンドの時間を長くして戦うかだと思います」

――Black Combatとの対抗戦は2月のBlack Combat韓国大会に続いて2度目となります。前回はアウェーに乗り込む形ですが、会場の雰囲気はいかがでしたか。

「僕もどアウェーになると思って身構えていたんですけど、全然そんなことはなくて。対抗戦だとか僕らが日本人だとかは関係なく、僕らが勝てば声援や歓声を送ってくれました。もっとブーイングされると思っていたので、Black Combatの印象が変わりましたね」

――純粋にファイトやパフォーマンスを評価してくれると。

「はい。リスペクトを持って接してもらいました」

――とは言え前回の対抗戦で勝利している大原選手が相手となれば、ソンハ選手も気合いが入っているでしょうし、Black Combatからも発破をかけられていると思います。

「今回の試合は対抗戦でありながら、僕にとってはDEEPの防衛戦でもあるので、対抗戦というよりもタイトルマッチという意識を持ってやってきましたね。相手からBlack Combatのベルトをはぎとる以外のことは考えていません」

――ダブルタイトルマッチは異例のことですが、最初にその話を聞いたときはどう思いましたか。

「色々あって最終的にこの形に落ち着いたんですけど、僕は新しいベルトが欲しかったので、やりますよという感じですね」

――なぜそこまでBlack Combatのベルトが欲しいという思いがあるのでしょうか。

「DEEPのチャンピオンとして試合をさせてもらっていて、ベルトというものへの執着心があります。あとはこれからRIZINのような大舞台に出ていくためには、ベルト一本では足りないのかなと。どの団体であってもベルトを2本持っていたら、周りの見方も変わると思うんです。実力を上げて勝つことは当然なんですけど、肩書を増やすことで自分の存在をアピールしたいという思いがあります」

――ダブルタイトルマッチになったことで、対抗戦を超えた意味のある試合になった、と。

「僕はある意味、対抗戦以上の試合になったと思います。対抗戦は他の6選手に任せるので、僕はソンハ選手からBlack Combatのベルトをはぎとるだけ。それができれば結果的にDEEPに勝利をもたらすことになるので、僕はそこに全力を注ぎます」

■視聴方法(予定)
9月18日(日)
午後5時40分~DEEP チャンネル-YouTube、U-NEXT、サムライTV

■ DEEP115計量結果

<ヘビー級/5分3R>
酒井リョウ:108.40キロ
ヤン・へジュン:108.1キロ

<DEEP & Black Combatライト級選手権試合/5分3R>
大原樹理:70.1キロ
イ・ソンハ:70.15キロ

<DEEP & Black Combatバンタム級選手権試合/5分3R>
石司晃一:61.05キロ
ユ・スヨン:61.10キロ

<DEEP JEWELS & Black Combat女子級アトム級選手権試合/5分3R>
大島沙緒里:47.45キロ
パク・シユン:46.95キロ

<ミドル級/5分3R>
鈴木槙吾:83.8キロ
チェ・ジュンソ:84.0キロ

<フェザー級/5分3R>
青井人:65.8キロ
シン・スンミン:65.90キロ

<フライ級/5分3R>
駒杵嵩大:57.1キロ
キム・ソンウン:57.15キロ

<バンタム級/5分2R>
力也:61.55キロ
木下尚祐:61.6キロ

<フライ級/5分2R>
杉山廣平:57.0キロ
KENTA:57.05キロ

<ライト級/5分2R>
涌井忍:70.7キロ
倉本大悟:70.7キロ

<フライ級/5分2R>
マサト・ナカムラ:57.1キロ
亀田一鶴:57.2キロ

<アマ68キロ契約/3分2R>
安井飛馬:67.9キロ
菅涼星:67.60キロ

The post 【DEEP115】大原樹理、イ・ソンハとのWタイトル戦は「DEEP×BCの対抗戦以上の試合になった」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Black Combat DEEP DEEP JEWELS DEEP115 MMA MMAPLANET o RIZIN YouTube   イ・ソンハ キック キム・ソンウン チェ・ジュンソ ブログ 鈴木槙吾

【DEEP115】チェ・ジュンソ戦へ、鈴木槙吾―02―「『殺す覚悟』と『殺される覚悟』」

【写真】ミドル級のボディを創り上げてきた鈴木(C)TAKUMI NAKAMURA

18日(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP115では、今年2月に続きDEEPと韓国BLACK COMBATの対抗戦が行われる。チェ・ジュンソと対戦する鈴木槙吾のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

ミドル級契約でチェ・ジュンソと対戦することになったDEEPウェルター級王者の鈴木は、当初この対抗戦に乗り気ではなかったという。しかし、やると腹を決めたからには、覚悟を持ってケージに入る。目指すは完全決着のみだ!

<鈴木槙吾インタビューPart.01はコチラから>


――阿部選手を下した試合では、サッカーボールキックからギロチンを取りました。あの状態で蹴りに行ったのも本能だったのでしょうか。

「いえ、そうではないんです。1Rにダウンを奪った時は抑え込んで殴りに行ったんです。でも『DEEPルールだから、蹴りに行けば良かった』と思って。だから2Rにダウンを奪った時は蹴りました。普段からサッカーボールキックの練習をしているわけではないので、すごく蹴り方はヘタでしたけど」

――さすがに普段からサッカーボールキックの練習をするのは難しいと思います(笑)。DEEPウェルター級のベルトを獲ってから7カ月の間、プロレスにはコンスタントに出ていたわけですよね。今の鈴木選手にとってMMAとプロレスでは、どちらのほうが優先順位は高いのでしょうか。

「どちらも好きなので、どちらもやっていきたいです。ずっとプロレスには出ていたので、今回はMMAであっても『間隔が空いたなぁ』と思うことはないですね。タイミング次第で、どちらも出ていきたいと思っています」

――ではMMAに関して阿部戦の次は、どのような展開を考えていましたか。

「分かりやすいところでいえば、RIZINさんから話があるかなと思っていました。でも僕は知名度もないし、実力以外の部分ではRIZINさんから声が掛かることはないだろうと自分で勝手に考えていて。今は『運が良ければ……』ぐらいにしか考えていないです」

――とはいえ阿部選手は鈴木選手に敗れたあと、今年7月にはRIZINに出場しています。

「そうですね。でも『自分は阿部選手に勝ったのになぁ』と思うようなことはないです(笑)。タイミングや対戦相手など、いろんな兼ね合いがあるでしょうから。僕にとっては舞台がどこであろうと、『この選手は強い。対戦したい』って思うことが重要なので」

――そんななかで韓国MMA団体のBLACK COMBATとの対抗戦に出場することとなりました。最初に対抗戦の話を聞いた時は……。

「まずBLACK COMBATについて、あまりよく知らなかったです(苦笑)。今年2月にDEEPと対抗戦をすると聞いた時に、BLACK COMBATのことを知ったぐらいで。でもその対抗戦の結果(DEEPの2勝3敗)を見て、『強い選手がいるんだな』と思いました。ただ、YouTubeを視ても全て韓国語なので、どういうことをやっているのかは全く理解していないです(笑)。

最初に対抗戦出場のお話を頂いた時は正直、自分としては乗り気ではなかったです。先ほど言ったとおり、僕は強い相手と試合をしたいので。ここであまり分からない選手と対戦するのは――と。でも2月にベルトを獲って、年内にもう1試合したいと考えていました。タイミングとして9月は悪くないですし、対抗戦に出場することを決めました。そう腹を決めたら、あとは自分のMMAをするだけです」

――対抗戦の相手であるチェ・ジュンソの印象を教えてください。

「若くて強い相手だなと思います」

――チェ・ジュンソの過去の試合を視ると、殴り勝つことが多いです。ご自身と比較して、いかがでしょうか。

「自分とは違うタイプですよね。彼は一方的に殴る感じじゃないですか。僕も昔は殴り合いをしていましたが、MMAの試合が4年半も空いた間に違う感覚が生まれていまして」

――というと?

「結果的に殴り合ってはいるのですが(笑)、その中でもMMAができるようになってきたと思うんです。自分の中で新しい感覚が生まれてきたにも、ラウェイでSBの坂本優起選手と対戦した時でした。ラウェイも立ち技だから、自然と殴り合いにはなります。でも以前のような殴り合いとは感覚が違っていて。僕の中でいろいろな幅が広がってきたのは、プロレスのおかげだと考えています」

――プロレスを経験することにより、何が一番大きく変わったのでしょうか。

「プロレスと格闘技は全然違うものですが、お客さんの前に立って自分を見せることは同じじゃないですか。それって本当に特別で、独特な空間だと思うんですよね。コンスタントにプロレスをすることによって、その空間に慣れたことが一番大きかったんじゃないかと考えていますね」

――なるほど。最後に一つお聞きしたいのですが、今年2月の阿部戦は、阿部選手有利という予想が多かったと思います。鈴木選手はその予想を、どのように受け止めていましたか。

「もう9-1ぐらいで阿部選手が有利だと思うでしょうね(笑)。僕自身は全然気にならなかったです。これは自惚れかもしれないけど、僕は世界中の誰と対戦しても自分が勝つ可能性はあると思っているので。それこそ試合当日に、自分の心技体の歯車が嚙み合っていれば――その状態まで持っていけるかどうか、あとは自分次第なんですよ。

僕は今、試合前に必ず考えることがあります。それは『殺す覚悟』と『殺される覚悟』です。毎回その2つの覚悟を持って試合に臨んでいます。自分は絶対に勝てると思っているけど、それでも勝てないという現実もあって。その覚悟を持てるようになったのも、4連敗を喫した時ですね。結果が出ない、だから自信を持てないという時期もありました。でも今は覚悟が違います。諦めない、誰が相手でも勝つ――次の試合も完全決着です。そして必ず、僕がフィニッシュします」

■視聴方法(予定)
9月18日(日)
午後5時40分~DEEP チャンネル-YouTube、U-NEXT、サムライTV

■ DEEP115計量結果

<ヘビー級/5分3R>
酒井リョウ:108.40キロ
ヤン・へジュン:108.1キロ

<DEEP & Black Combatライト級選手権試合/5分3R>
大原樹理:70.1キロ
イ・ソンハ:70.15キロ

<DEEP & Black Combatバンタム級選手権試合/5分3R>
石司晃一:61.05キロ
ユ・スヨン:61.10キロ

<DEEP JEWELS & Black Combat女子級アトム級選手権試合/5分3R>
大島沙緒里:47.45キロ
パク・シユン:46.95キロ

<ミドル級/5分3R>
鈴木槙吾:83.8キロ
チェ・ジュンソ:84.0キロ

<フェザー級/5分3R>
青井人:65.8キロ
シン・スンミン:65.90キロ

<フライ級/5分3R>
駒杵嵩大:57.1キロ
キム・ソンウン:57.15キロ

<バンタム級/5分2R>
力也:61.55キロ
木下尚祐:61.6キロ

<フライ級/5分2R>
杉山廣平:57.0キロ
KENTA:57.05キロ

<ライト級/5分2R>
涌井忍:70.7キロ
倉本大悟:70.7キロ

<フライ級/5分2R>
マサト・ナカムラ:57.1キロ
亀田一鶴:57.2キロ

<アマ68キロ契約/3分2R>
安井飛馬:67.9キロ
菅涼星:67.60キロ

The post 【DEEP115】チェ・ジュンソ戦へ、鈴木槙吾―02―「『殺す覚悟』と『殺される覚悟』」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Black Combat DEEP DEEP JEWELS DEEP115 MMA MMAPLANET o YouTube   イ・ソンハ キム・ソンウン シン・スンミン チェ・ジュンソ チャンネル パク・シユン マサト・ナカムラ ユ・スヨン 力也 大原樹理 大島沙緒里 木下尚祐 杉山廣平 石司晃一 酒井リョウ 鈴木槙吾

【DEEP115】計量生配信を約3000人が視聴? 当日は映画館でも生中継!BCとの対抗戦は韓国でも大注目


明日18日(月・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP115 Impact 「DEEP vs BLACK COMBAT」の公式計量が、後楽園ホールとなりの東京ドームホテルにて行われた。

対抗戦7試合のうち3試合がDEEP&BLACK COMBATのダブルタイトルマッチとして実施されるDEEP×BLACK COMBATの日本ラウンド。対抗戦出場全14選手は最初の計量でリミットをクリアし、7試合とも大きな変更なく予定通りに行われる。MMAPLANETでは日本入りしたBLACK COMBAT勢をサポートするスタッフから聞いた彼らの様子、そして韓国での反響をお届けしたい。


計量前日=16日に来日したBLACK COMBAT勢。ほぼ全選手減量の心配はなく、サウナにこもるような選手はおらず、半身浴での体重調整で計量をクリアしたという。来日歴のない選手もおり「緊張というよりも日本で試合できることにワクワクしている感じですね。あまりピリピリした様子はなかったです」という。

DEEPの公式YouTubeチャンネルにて生配信された計量の模様は、韓国からも約2000~3000人のユーザーが視聴していたという情報があり、事実チャット欄にはハングルによるコメントで埋め尽くされることに。

明日の大会を見るために来日して後楽園ホールまで足を運ぶ韓国人のファンも多く、大会の模様は現地の映画館CGVで生中継されるなど、BLACK COMBATは日本人の想像を遥かに上回る反響と注目度があるようだ。

なお計量を終えたBLACK COMBAT勢は夕方から全選手がKRAZY BEEに移動してジムで最終調整を行い、明日の決戦に備える。

■視聴方法(予定)
9月18日(日)
午後5時40分~DEEP チャンネル-YouTube、U-NEXT、サムライTV

■ DEEP115対戦カード

<ヘビー級/5分3R>
酒井リョウ:108.40kg
ヤン・へジュン:108.10kg

<DEEP & Black Combatライト級選手権試合/5分3R>
大原樹理:70.10kg
イ・ソンハ:70.15kg

<DEEP & Black Combatバンタム級選手権試合/5分3R>
石司晃一:61.05kg
ユ・スヨン:61.10kg

<DEEP JEWELS & Black Combat女子級アトム級選手権試合/5分3R>
大島沙緒里:47.45kg
パク・シユン:46.95kg

<ミドル級/5分3R>
鈴木槙吾:83.80kg
チェ・ジュンソ:84.00kg

<フェザー級/5分3R>
青井人:65.80kg
シン・スンミン:65.90kg

<フライ級/5分3R>
駒杵嵩大:57.10kg
キム・ソンウン:57.15kg

<バンタム級/5分2R>
力也:61.55kg
木下尚祐:61.60kg

<フライ級/5分2R>
杉山廣平:57.00kg
KENTA:57.05kg

<ライト級/5分2R>
涌井忍:70.7kg
倉本大悟:70.70kg

<フライ級/5分2R>
マサト・ナカムラ:57.10kg
亀田一鶴:57.20kg

<アマ68キロ契約/3分2R>
安井飛馬:67.90kg
菅涼星:67.60kg

The post 【DEEP115】計量生配信を約3000人が視聴? 当日は映画館でも生中継!BCとの対抗戦は韓国でも大注目 first appeared on MMAPLANET.