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【Shooto2024 Final】石原夜叉坊が約4年振りの参戦。修斗年内最終興行、地元大阪で轟轟と激突

【写真】写真は2021年1月の租根戦の夜叉坊。現時点では国内最後の試合となっており、今回は約4年振りの国内復帰戦だ(C)MMAPLANET

15日(日)に新宿FACEで行われたColors04の大会内で、29日(日)に大阪市住之江区のGORILLA HALL OSAKAで開催されるShooto2024 Finalの追加対戦カードが発表された。石原夜叉坊が2021年1月以来の修斗参戦で、轟轟(とどろき・ごう)と対戦する。
Text by Shojiro Kameike


2015年のRoad to UFC Japanを経て2016年からオクタゴンで戦っていた夜叉坊。UFCリリース後は2年のブランクを経て、2021年1月に修斗で祖根寿麻に判定負けを喫し、再び米国に戦いの場を移していた。そんななか、現在は古巣である修斗GYMS直心会でインストラクターを務めながら、2023年9月のブルーノ・ソウザ戦以来の復帰戦について「A1 Combatと修斗以外、考えていない」と川原波輝のセコンドについた際に語っていた。

その言葉どおり修斗、しかも地元大阪大会で夜叉坊の復帰戦が組まれた。対戦相手は、コブラ会所属の轟だ。現在、修斗では2連勝。さらに今年8月のTTFCでは狩野優に判定勝ちを収めている。

大学在学中にMMAを始めたという等々力は、2022年の全日本アマチュア修斗でライト級3位となりプロデビュー。狩野戦ではノンストップのリバーサル&スクランブル戦を展開し、延長戦の末、勝利した。この試合は轟にとって出世試合といえるだろう。

コブラ会らしい、しぶとく粘り強いグラウンド技術で勢いに乗る轟に対し、試合のポイントは夜叉坊の復調具合か。米国ではやや精彩を欠く試合が多かったといえる夜叉坊だが、ここは久々の地元での試合で復調に期待したい。これで2024年の修斗最終戦――世界ストロー級王者決定戦、環太平洋バンタム級チャンピオンシップに加えて夜叉坊×新鋭の対決などカードが出揃った。

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45 Colors Colors04 MMA MMAPLANET NOEL o 平田彩音

【Colors04】平田に押し込まれたNOELがスタンドでRNCへ。グラウンドで絞め落とし逆転勝利

【写真】平田の猛攻を耐えたNOELが一気にフィニッシュ(C)MATSUNAO KOKUBO

<女子アトム級インフィニティリーグ/5分2R>
NOEL(日本)
Def.1R4分55秒 by RNC
平田彩音(日本)

開始早々、平田が右前蹴りで飛び込んだ。すぐに組んだNOELが左腕を差し入れてロープに押し込む。平本も右オーバーフックで体勢を入れ替えるなど、コーナー際で差し合いが展開される。動きが止まり、レフェリーがブレイクをかけた。平田がNOELにコーナーを背負わせ、左右フックを振るう。距離が近くなるとNOELが組みも、平田が右腕を差し上げ、コーナーに押し込んだ。頭をおっつけた平田だが、テイクダウンにはいかず足を踏み、ヒザを突き刺して削る。

組んだ状態からのローとヒザで削り続ける平田。NOELは平田の手首を押さえているが、コーナーから動くことができない。レフェリーがブレイクをかけ、再開後に平田が右ローを当てる。続く右ミドルはキャッチされた。そのまま背中を着かされるも、下からNOELの腕を狙う。これを切ったNOELがパスしてサイドに回る。亀になった平田が立ち上がるも、NOELがバックに回ってスタンドのままRNCへ。グラウンドに引きずりこみ、絞め落とした。


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45 Colors Colors04 MMA MMAPLANET NOEL o ROAD FC パク・ソヨン 檜山美樹子

【Colors04】パク・ソヨンが檜山美樹子に腕十字で秒殺勝利。インフィニティリーグ優勝

【写真】パク・ソヨンが全勝優勝。ROAD FCのジョン・ムンホン代表も来場していた(C)MATSUNAO KOKUBO

<女子アトム級インフィニティリーグ/5分2R>
パク・ソヨン(韓国)
Def.1R0分32秒 by 腕十字
檜山美樹子(日本)

ソヨンが右ストレート、スイッチして左ミドルを蹴る。ここから組みの攻防になるとボディにヒザ蹴り。後方にテイクダウンすると、すぐに体をまたいで腕十字へ。これががっちり極まって秒殺勝利。リーグ戦を3戦3勝=勝ち点8とし、平田×NOELを前にインフィニティリーグ優勝を決めた。


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45 Colors Colors04 MMA MMAPLANET o 杉本恵 高本千代

【Colors04】テイクダウンを奪った杉本を高本が下からコントロールし、痛み分けドローに

【写真】(C)MATSUNAO KOKUBO

<ストロー級/5分2R>
高本千代(日本)
Draw.0-0:19-19.19-19.19-19.
杉本恵(日本)

サウスポーの高本が右に回り、右ローでけん制する。組んだ杉本が左腕を差し上げ、高本をコーナーに押し込んだ。高本がバックに回る。右オーバーフックで耐える杉本をコーナーに押し込んだ高本が、ボディにヒザを突き刺して削る。杉本が正対すると、レフェリーがブレイクをかけた。再開後、杉本の右スピニングバックフィストがヒットする。しかし2発目をブロックされると、杉本が組んだ。右腕を差し上げ、ロープに押し込む。高本が右腕を差し返し、左右に揺さぶっていく。レフェリーがブレイクをかけると、再開後に高本が左ハイを当てた。

最終回、高本が右に回りながら右ロー、左ハイを見せる。杉本はボディロックで組み、しっかりと背中を着かせた。高本はハーフガードに。高本の頭部がロープの外に出たため、ドントムーブから再開される。杉本は抱えられている手首を切りながらパウンドを浴びせていく。高本が足を上げて左腕を取るも、杉本が立ち上がった。

再びガードの中に入った杉本に、高本が下から鉄槌とヒジを入れる。手首を押さえられた杉本は、高本の鉄槌とヒジを受け続ける。杉本もリストコントロールを外してパウンドを落とすも、すぐに再び手首を抱えられて後続打がない。杉本が右手首を切ってパスを仕掛けると、高本が左腕を狙う。杉本をガードの中に戻した高本は、杉本の手首を抱え、足を利かせ続けた。

裁定は両者が1ラウンドずつ取り合う形でのドローに終わった。


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45 Colors Colors04 erika MMA MMAPLANET o ブログ 吉成はるか

【Colors04】元RISE王者erikaがMMAデビュー。ローで吉成のTDを防ぐ&倒されても立ち上がり判定勝ち

【写真】プロMMAデビュー戦で自分のスタイルを生かしきった(C)MATSUNAO KOKUBO

<ストロー級/5分2R>
erika(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18.
吉成はるか(日本)

ともにサウスポー、erikaが左右のローを見せる。サークリングする吉成にロープを背負わせるerika。erikaのワンツーを受けた吉成が組み、投げの体勢に入るも切ったerikaが首相撲からヒザを突き上げた。左ストレート、左ローで、吉成をコーナーに詰める。ワンツーに対して吉成が組んで来るも、erikaが離れた。左ローから左ストレートが吉成の顔面をかすめる。吉成がダブルレッグで組んだ。

立ち上がった吉成が両腕を差し上げ、胸を合わせてerikaをコーナーに押し込む。腰を落として耐えるerika。吉成を突き放したerikaが、下がる相手の顔面に左ストレートを突き刺す。ダブルレッグをスプロールしたerikaの首を抱える吉成。ボディロックからグラウンドに持ち込み、パウンドを連打する。erikaが足を差し込んでくると、吉成が内ヒールを狙う。ここで初回終了のゴングが鳴った。

最終回、erikaがワンツーと前蹴りで吉成を下がらせる。左に回る吉成に、左カーフを連打するerika。右インローを受けて吉成の右足が流れた。吉成はサークリングから手が出ず、erikaのローを受け続ける。erikaも自分の距離を保ち、コツコツとローを蹴って組ませない。残り半分で吉成が前に出始めた。一気に組むもerikaが離れる。さらにボディロックで組みつかれたが、これもerikaが切った。

左ストレートを受けた吉成が再びボディロックで組むも、やはりerikaが突き放した。左ストレートから右フックを返したerika。残り1分で吉成が、ボディロックから尻もちを着かせる。立ち上がるerikaをニータップで倒す吉成。立ち上がったerikaに対し、吉成がダブルレッグで飛び込んだが、これはスプロールされた。

裁定はerikaがフルマークの判定勝ち。MMAデビュー戦を勝利で飾ったerikaは「アマチュア修斗からヒッソリと始めたかったんですけど、RISEの名前が大きすぎてプロデビューしました。もっと打撃が光るように練習していきます」と語った。


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【Colors04】元RISE王者がMMAデビュー、erika「首相撲も活かして、打撃でボコボコにする」

【写真】すでに自分のストロイングポイントを理解して、MMAのスタイルを確立させつつあるerika。楽しみなMMAデビュー戦だ(C)RYOTA MATSUNE

15日(日)、東京都新宿区の新宿FACEにて開催される女子プロ修斗公式戦「COLORS Produce by SHOOTO Vol.4」にて、元キックボクサーのerikaが吉成はるかと対戦する。
text by Takumi Nakamura

erikaは沖縄出身&在住で、2021年3月にNJKFミネルヴァ日本アトム級王座、2022年6月にRISE QUEENミニフライ級王座を獲得。女子キックの第一線で活躍してきたが、2023年11月に小林愛理奈にKO負けしてRISE王座を明け渡すとMMAへの転向を決意。沖縄のTHE BLACK BELT JAPANに所属し、今年の全日本アマチュア修斗選手権では女子フライ級優勝を果たした。

全日本アマ修優勝から約2カ月、プロMMAデビューを前にerikaは「私はキックボクシングを引退してMMAをやっています。これからはMMAファイターとして結果を残したいし、最初の目標として修斗のベルトは巻きたい」とMMAファイターとしてのリスタートに燃えている。


――元RISE王者のerika選手が全日本アマ修で優勝して、MMAファイターとして修斗でプロデビューするということで非常に驚きました。いつ頃からMMAには興味があったのですか。

「娘が3年前ぐらいから松根(良太)さんのもとで柔術とキックをやっていて、私も打撃のスパーリングに参加させてもらってたんですね。どうしても沖縄はキックのスパーリング相手が少ないので。それで打撃の時間が終わると私は練習を抜けて、他の選手たちはそこからMMAスパーなんです。それでみんなのMMAを見ていたら、なんか楽しそうだなと思ったり、みんなが夢や高みを目指して切磋琢磨しているのを見て、自分も一緒に練習してみたいなというのはちょいちょい思っていました」

――最初のきっかけは娘さんだったんですね。

「そうなんです。私の試合を色々と見ていて、自分も格闘技をやりたいと言い始めて。打撃はやらせたくなかったので、最初はキッズ柔術から始めたのですが、キックのクラスもあるからやるとなって。そうなったらもうやってみていいよとなって、今はMMAもやる流れになってます(笑)」

――とはいえ練習だけではなく本格的に試合に出るレベルでやろうと思ったのはなぜですか。

「2022年6月にRISEでタイトルマッチをやった(AKARIに判定勝ち)あとに右肩を手術して、1年くらい試合をしていなかったんです。復帰してからも一生懸命、必死にやったんですけど、自分の思い通りの動きができなくて。このままキックを続けたとしても伸びしろがあるのかな?と思いながら、自分に鞭打って何とか頑張っていました。でもキックは練習仲間も少ないし、一緒に何か目標を目指して切磋琢磨する仲間も少ない。そういう状況が自分としては結構大きくて……。その一方でTHE BLACKBELT JAPANはみんなで切磋琢磨して、それぞれ目標を持って一生懸命練習していて、自分もそういう選手たちと関わりたいと思ってMMAの練習を始めました。で、いざ練習を始めたら松根さんからの勧めもあって、何か目標を作った方がいいと思って、最初は柔術の試合に出たんです。そこで勝つことが出来て、次はMMA=全日本アマ修斗を目指そうと思ってエントリーして、一生懸命練習したら優勝できました。そうしたら、そのままプロ昇格ということだったので、この流れに乗ってプロでもやろうと思いましたね」

――練習環境も含めてキックでは成長や次の目標を見つけることが難しい部分もあったんですね。

「自分はチャンピオンになれましたけど、強いRISEの選手たちと戦うにあたって、いつも自信がないまま試合をしていて。自分自身はぶれずにやってたんですけど、それ以外の周りからの刺激だったり、自分と同じレベルで戦うメンバーがどうしても欲しくて。結局は自分次第だと思うんですけど、今のままだったらちょっと難しいなというのがありました。だったら、もう練習環境もやることも全部変えて、新しいことをゼロから学びたいって。しかも松根先生に出会って、松根先生のもとで新しいことを学びたいと思ったのが大きかったですね」

――全日本アマ修の翌日にRISEオフィスにもご挨拶に行かれていましたよね。

「防衛戦で負けたことがショックすぎて尾を引いて、あまりSNSにキックに関することを投稿できなかったんです。それでキックからMMAに転向することを発表するタイミングを見失ってしまっていて。それで自分の中で全日本アマ修の後にRISEのみなさんに報告しにいこうと思って、ご挨拶に行かせていただきました。みなさんからは頑張ってくださいとい暖かい言葉をもらえて、これで心置きなくMMAにチャレンジできます」

――とはいえキックから柔術、打撃から組み技へのチャレンジは全く新しいチャレンジだったと思います。辛さや難しさを感じるよりも楽しいという気持ちが勝りましたか。

「そうです!まさにゼロからスタートなんで、だんだんちょっとずつできていく自分が楽しくて。もちろん最初はやられましたけど、それをみんなに質問して改善していくみたいな。練習の中で毎日成長できたので、それがすごい良かったです」

――RISE王者という肩書を持っていたらアマチュアを通さずにプロデビューできる可能性もあったと思います。erika選手の場合はそうではなく、アマチュアからちゃんと実績を積みたいという想いがあったのですか。

「はい。MMAの練習を始めたとき、ジムには全日本優勝やプロ昇格を目指して必死に練習しているアマチュアの選手たちがいて、いざ練習するとみんなめちゃくちゃ強いんです。そういう選手たちがいるなかで、キックで実績があるからって、いきなりプロになるのは違うなと思っていました。だから松根さんから全日本優勝という目標を提案されたのは本当にありがたかったし、自分もそれがいいと思っていました。MMAの経験を積むという意味も含めて」

――全日本アマ修の試合も見させてもらいましたが、自分の打撃を活かすスタイルがすでにできつつある印象を受けました。

「絶対優勝してやろうと思って毎日めっちゃ練習しました(笑)。今から寝技をすごくやってもアマ修に出るメンバーには勝てないと思ったので、自分はひたすらもうキックボクシング…というか打撃の展開になるような試合の持っていき方を練習していました」

――特に首相撲や組んだ状態のヒザ蹴りが効果的でしたが、あれはキック時代から得意だったのですか。

「RISEに出る前は首相撲ありでチャンピオンにもなっているし、タイ人の先生に教わっていたんで首相撲そのものはずっと練習していて、自分としては(首相撲も)好きなんですよ。MMAは首相撲を制限なくできるので、それは活かそうと思って戦いました。組み技・寝技も練習を続けていますが、寝かされないように打撃で相手をボコボコにするのが自分のMMAの理想なんじゃないかなとは思っています」

――デビュー戦に向けて今どんなことを一番意識して練習されていますか。

「相手が寝技の選手なので、やっぱり寝かされないように打撃でボコボコにするのが目標です。そこは今後も必要になるところなので、引き続きグラップリングや柔術を強化しつつ、運がいいことにTHE BLACKBELT JAPANはグラップリングが強う選手が多いので、みんなにたくさん組んできてもらって、それをひたすら切って殴るという練習を続けています」

――MMAの練習を続けることで使える打撃も増えていますか。

「こういう場面は打撃もいけるなというのはちょっとずつ分かってきました。ただMMAとキックは距離感も全く違うので、試合で使う・使わない関係なく日頃からちゃんと組み技・寝技を練習して、そこに自信を持てるようにならないと、思い切った打撃はできないなと改めて感じています。そこももっともっとこれから追求して、最強になれるように頑張りたいです」

――最近はキックからMMAにチャレンジする選手も増えていますが、erika選手のように女子キックの王者クラスがMMAに転向するパターンはまだ少ないです。自分が結果を出して道を創りたいという想いはありますか。

「私はキックボクシングも好きなので、キックはキックで盛り上がってほしいですが、もし何かに行き詰った選手がいたらMMAの練習をやってみるのはいいと思います。私もMMAの選手とスパーリングして勉強になることが多かったし、キックにも活かせるものがたくさんありました。そのうえで今自分はMMAに転向して、キックボクサーがMMAでも通用するぞということは、女子でも見せれたらなとは思います。RIZINでMMAにチャレンジしている元キックの選手を見てもそう思いますし、特に久保優太選手の試合を見て、めっちゃ希望を持ったんですよ。私もあんな存在になれたらなと思ってます」

――では打撃の部分でもMMAの練習をすることで伸びている部分はありますか。

「ありますね。私が松根さんに言われたのは『ちゃんとディフェンスして、相手を見ろ』だったんです。自分は猪突猛進型で、それでRISEの防衛戦でもKOされているので、そこが課題だったんです。あの経験は無駄にしたくないし、MMAでのあの反省点を活かした試合をやりたいですね、特にMMAでは相手の攻撃をもらわないことが必要なので」

――キックだったら多少被弾してもいけるところが、MMAだったら多少の被弾でも試合が終わる可能性がありますからね。

「それはすごく感じました。松根さんが『9当たらなくても1当てろ』みたいなことを言っていて、キック時代はあまりピンと来てなかったんです。でもMMAを始めて、外から自分のファイトスタイルを見つめ直して考えた時に、そういう意味か!というのが分かりました。平良達郎くんもそうですけど、相手の打撃をもらわずに自分だけ当てる距離感をすごく大事にしていて。今私もそこを取り入れて、少しずつファイトスタイルも変えている感じです」

――これからのMMAファイターとしての目標を聞かせてください。

「私はキックボクシングを引退してMMAをやっています。これからはMMAファイターとして結果を残したいし、最初の目標として修斗のベルトは巻きたいと思っています」

■視聴方法(予定)
12月15日(日)
午後6時00分~ABEMA格闘チャンネル

■Colors04 対戦カード
<女子アトム級インフィニティリーグ/5分2R>
平田彩音(日本)
NOEL(日本)

<女子アトム級インフィニティリーグ/5分2R>
パク・ソヨン(韓国)
檜山美樹子(日本)

<ストロー級/5分2R>
吉成はるか(日本)
erika(日本)

<ストロー級/5分2R>
高本千代(日本)
杉本恵(日本)

<60キロ契約/5分2R>
愛日(日本)
中尾あづき(日本)

<グラップリングマッチ 54キロ契約/8分1R>
藤野恵実(日本)
前澤智(日本)

<ストロー級/5分2R>
高田暖妃(日本)
チョン・チャヒョン(韓国)

<グラップリングマッチ 58キロ契約/8分1R>
植木くるみ(日本)
植田咲(日本)

<グラップリングマッチ 48キロ契約/4分1R>
小笠原颯希(日本)
遠藤ジュリアン桜(日本)

<グラップリングマッチ 35キロ契約/4分1R>
吉村柚咲(日本)
笠井遥月(日本)

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45 AB ABEMA Colors04 Interview NOEL other MMA ブログ 平田彩音

【Colors04】優勝なるか!? NOELとのインフィニティ最終戦へ、平田彩音「今の私なら倒せる自信があります」

【写真】2004年12月19日生まれの19歳—―試合直後には20歳になる平田。現在は歯科衛生士になるため、専門学校に通っているそうだ(C)SHOJIRO KAMEIKE

15日(日)、東京都の新宿FACEにて開催されるColors04にて、平田彩音がNOELとのインフィニティリーグ最終戦を迎える。
Text by Shojiro Kameike

2024年の女子アトム級インフィニティリーグにおいて、平田は8月の初戦でパク・ソヨンに敗れた。しかし翌月の檜山美樹子戦では1Rわずか33秒でKO勝ちを収め、ポイントを巻き返している。まだ10代の平田が檜山を沈めた左フックの連打は、いかに培われてきたのか。混戦模様のインフィニティリーグ最終戦を控える平田に格闘技キャリアを訊くと、意外ながらその腕っぷしの強さが理解できる事実が次々と明らかになった。


――檜山戦のKO劇と、デビュー2戦目のパウンドアウトから、その腕っぷしの強さが気になる平田選手です。

「前回の試合は、周りからもビックリされました。『怖いわぁ~』って(笑)」

――それはファイターへの誉め言葉でもあると思います。視ているだけで怖いと感じるとは、相手にとってはもっと怖いわけで。特に平田選手の場合はデビュー戦の相手も檜山選手でした。判定で勝利した初戦と違い、パンチで相手を下がらせたことで自身の成長も感じたのではないですか。

「はい、それは感じました!」

――格闘技歴として、打撃競技の経験があったのでしょうか。

「3歳から空手を始めて、中学1年生から高校2年生までキックボクシングをやっていました。あのフックの軌道は空手の時にメッチャ練習していたんです。当時は左ボディの連打が得意技で。それを顔面まで繋げることができたのが、前回の試合でした」

――3歳から空手ですか!

「白蓮会館の道場に通っていました。だからフルコンですね。空手道場の体験に行ったあと、お父さんとお母さんに『どうする? 通う?』と聞かれて、私は『妹と弟を守るために空手をやりたい』と答えたそうなんですよ」

――ご自身が3歳の時ということは、当時の妹さんと弟さんは……。

「年子なので2歳と1歳ですね。なぜ自分が守りたいと言ったか、全く分からないです(笑)」

――アハハハ。空手時代の実績は?

「小学4年生の時だったと思いますけど、全日本の中級クラスで3位になったことはあります。当時は結構、試合に出ていました」

――そこから、なぜキックボクシングを始めたのでしょうか。

「えーっ、キックボクシングってコスチュームがキラキラしていて可愛いじゃないですか。あのキックパンツを履きたいと思って、キックボクシングを始めたんです。福山市にあるキックボクシングのジムに通い始めて、高2まで続けていました」

――当時、他のスポーツは経験していなかったのですか。

「結構やっていましたよ。小学校の時は空手と水泳、ほんのちょっとだけフットボール(※サッカードッチ、サッカードッチボールとも呼ばれ、ボールを蹴って相手に当てること以外のルールは、ほぼドッジボールと同じ)をやっていました。

中学校はバレーボール部に入って、キックボクシングもやっていました。高校に入ると野球部のマネージャーをやっていたんですけど、半年で辞めて。次に華道部に入って花を生けていたんですよ(笑)」

――えぇっ!? 運動部からマネージャー、そして華道部まで振り幅が大きいですね。

「ずっと野球部のマネージャーに憧れていたんです。だけどやっぱり自分が体を動かしたいと思って辞めました。ただ、『野球部を辞めて、すぐ他の部活に入るのも良くないかなぁ』と思っていたら、当時の担任の先生が華道部を担当していて。先生の誘いもあって華道部に入部しました。でもやっぱり運動をやりたくて、ソフトボール部に入ったんですよ。ソフトボールではキャッチャーをやっていました」

――キャッチャーですか。それだけ当時から体幹が強く、今の打撃にも繋がっているかもしれません。空手と水泳、キックボクシングとバレーボールを並行していながら、格闘技以外の競技にはハマらなかったのですか。

「バレーボールにはハマッていました。私、アタッカーだったんですよ」

――え……、失礼ながら、現在の身長はプロフィールによると147センチですよね。

「そうですね。当時も身長はそれぐらいでした」

――垂直跳びは、どれくらい跳べるのですか。

「測ったことはないけど、結構跳べるんです。ジャンプすると、指はネットを超えますね。あとは腕の力だけで――意外と打てました」

――腕の力だけでアタックを打てるということは、腕の力であり背筋が強いのでしょう。当時から自分は体の力が強いと自覚していましたか。

「ウフフフ、はい」

――BURSTに入るまで、組技の経験はなかったのですね。

「そうなんですよ。BURSTに入ったのは高3の時です。テレビでRIZINを視ていたら、浜崎朱加さんがかっこ良くて。MMAはグローブが薄くて小さいし、かっこ良いと思ってジムの体験に行ってみました。するとジムには女の先生もいるし、良いなぁって」

――キックボクシングにしてもMMAにしても、始めるキッカケはコスチュームでしたか。

「はい!」

――ただ、その薄くて小さいグローブで、思いっきりブン殴りたいと考えたでしょう。

「エヘヘヘ、分かりますか。あとのグローブだと相手は効くだろうなぁ、と思って」

――凄く目が輝いています(笑)。一方、BURSTに入ってから始めた組技については?

「最初は難しかったけど、凄く楽しいと思いました。初めて教わることが多くて『こんな技があるんだ!』『こんな極め方するんだ!』って、面白くなったんです」

――プロデビュー戦も2戦目も、組みの展開が多かったです。打撃がベースであれば、テイクダウンを切って打撃勝負という選択もある。……もしかしてグラウンドで殴りたかったのですか。

「それは思っていました!」

――デビュー2戦目で見せたパウンドの連打も、とても速かったです。やはり子供の頃からの経験がモノを言うのかもしれません。

「はい。お父さん、お母さんに感謝です(笑)」

――しかしデビュー3戦目=インフィニティリーグ初戦で、パク・ソヨン選手に判定負けを喫しました。

「やりたいことを出せず、『まだまだ全体的に足りんなぁ』と思いました。打撃をやりたかったですけど、メンタルが弱かったです。テイクダウンされるかなぁ、と思っていたら自分も打撃を出せなくて。あの試合で負けてしまったので、『次はどうしても4ポイント取らんと優勝できん!』と思いました」

――インフィニティリーグのシステムが、平田選手の本来の姿を引き出したのかもしれませんね。そのインフィニティも次が最終試合で、優勝に向けて大混戦となっています。

「もうやるしかない、という状況ですよね。パク選手が勝った場合、私は判定勝ちだと優勝できなくて。もしパク選手が1Rで勝つと、私が1Rで倒しても優勝できないですよね(※同点の場合は勝利数が多い選手の優勝となる)。だから、とにかく『檜山さん、頑張って!!』と祈っています」

――平田選手が2Rにフィニッシュしても、パク選手は判定勝ちでも優勝が決まります。パク選手の勝敗も大きく影響しますが、自身が優勝するためには、とにかく倒すしかない。

「ただ、NOEL選手も1Rでフィニッシュしたら、優勝の可能性がないわけじゃないんですよね……」

――NOEL選手が1Rで勝てば計6ポイントに。パク・ソヨン×檜山の結果次第で、逆転優勝はあり得るという状況です。

「だから相手も思いっきり狙ってくることは分かっています。私も覚悟はできていますし、今の私なら倒せる自信があります」

――おぉ、力強い言葉です。インフィニティリーグ後の目標を教えてください。

「一番の目標は、修斗の女子アトム級でチャンピオンになりたいです」

――現在、修斗女子アトム級王者は、同じBURST所属の古賀愛蘭選手です。

「……(苦笑)。上にランカーの人たちもたくさんいますし、ベルトに挑戦するには、まだまだ段階を踏まないといけないのですからね。インフィニティで優勝してすぐベルト、ということはないです。まず今回インフィニティで優勝したあとでも、一度負けているパク選手にリベンジしたいです。そのためにも――次の試合は10代最後の試合でもありますし、しっかり1RでKO勝ちか一本勝ちします!」

■Colors04 対戦カード
<女子アトム級インフィニティリーグ/5分2R>
平田彩音(日本)
NOEL(日本)

<女子アトム級インフィニティリーグ/5分2R>
パク・ソヨン(韓国)
檜山美樹子(日本)

<ストロー級/5分2R>
吉成はるか(日本)
erika(日本)

<ストロー級/5分2R>
高本千代(日本)
杉本恵(日本)

<60キロ契約/5分2R>
愛日(日本)
中尾あづき(日本)

<グラップリングマッチ 54キロ契約/8分1R>
藤野恵実(日本)
前澤智(日本)

<ストロー級/5分2R>
高田暖妃(日本)
チョン・チャヒョン(韓国)

<グラップリングマッチ 58キロ契約/8分1R>
植木くるみ(日本)
植田咲(日本)

<グラップリングマッチ 48キロ契約/4分1R>
小笠原颯希(日本)
遠藤ジュリアン桜(日本)

<グラップリングマッチ 35キロ契約/4分1R>
吉村柚咲(日本)
笠井遥月(日本)

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【Colors04】元RISE王者&2024全日本アマ修王者のerikaがプロデビュー。インフィニティリーグ最終戦も

【写真】キックからMMAに転向したerika。全日本アマ修ではMMAファイターとしての可能性も感じさせる試合を見せていた(C)サステイン

12月15日(日)、東京都新宿区の新宿FACEにて女子プロ修斗公式戦「COLORS Produce by SHOOTO Vol.4」の開催が決定した。
text by Takumi Nakamura

2024年のプロ修斗公式戦、関東地区最終戦は女子大会「COLORS」として開催される。今大会では女子アトム級で行われているインフィニティリーグの最終戦=平田彩音(勝ち点4)×NOEL(勝ち点2)、パク・ソヨン(勝ち点4)×檜山美樹子(勝ち点0)が組まれた。

勝ち点ではソヨンと平田が並んでいるが、直接対決で勝利しているソヨンが首位に立っている。ソヨンが1RでKO・一本勝利した時点でソヨンが優勝。2RでKO・一本勝利した場合は平田に、それ以外の場合は平田とNOELに優勝の可能性が残されており、最後まで優勝の行方が分からない最終戦となった。


そして今大会では第2代RISE QUEENミニフライ級王者erikaのMMAデビュー戦が組まれた。(対戦相手は後日発表)

erikaは沖縄出身・在住のキックボクサーで、2021年3月にNJKFミネルヴァ日本アトム級王座を獲得。2022年6月にAKARIに判定勝利して、第2代RISE QUEENミニフライ級王座に就いた。

2023年11月に小林愛理奈にKO負けしてRISE王座を明け渡すとMMAに転向。沖縄のTHE BLACK BELT JAPANに所属し、今年の全日本アマチュア修斗選手権女子フライ級で優勝を果たした。その後、正式に自身のSNSにてキックボクシングからの引退とMMA転向を明かし、今大会でプロMMAファイターとしての第一歩を歩み出すこととなる。

erikaの全日本選手権での試合を振り返ると、1回戦では田川真帆のシングレッグを切って、ケージに体を預けてのテイクダウンディフェンスを披露。ケージ内をサークリングして左インロー&ミドルと左ストレートを当て、首相撲を使ったボディへのヒザ蹴りを当てて判定勝利を収める。

準決勝のホリー・クワン戦でもerikaはサークリングを使って左の攻撃を当てる、ケージを使ってテイクダウンを阻止、首相撲式のヒザ蹴りを当てるという戦い方を続け、判定勝利で決勝進出。そして決勝のジェアナ・ジアイミ戦では左フックを当て、ヒザ蹴りとパンチでKO勝利を収めた。

サークリングと蹴りを使って組まれない距離をキープしてパンチを当てる。仮に組まれたとしてもケージと首相撲を駆使したテイクダウンディフェンスでグラウンドに持ち込ませない。erikaはMMAファイターとしてキック出身の強みを十分に生かす戦い方を見せており、今後のプロでも活躍も期待されるMMAデビュー戦だ。

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