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C-MMA JCK KINGS007 Report ナルタイ・クーツーパーイー ブログ ワン・チージュン

【JCK KINGS007】計量失敗のナルタイが王者ワン・チージュンをキムラ葬──も、ベルトは動かず

<フェザー級/5分3R>
ナルタイ・クーツーパーイー(中国)
Def.2R1分56秒by キムラロック
ワン・チージュン(中国)

本来は王者ワン・チージュンにナルタイが挑むフェザー級選手権試合だったが、挑戦者の計量失敗でフェザー級ワンマッチに。本来はサウスポーのワン・チージュンが、オーソで構えている。ナルタイは左フックで前に出ると、続く局面の左フックから足を止めてパンチを打ち合う。ナルタイが組みつき、ワン・チージュンが押し返してヒザ蹴りを繰り出す。小外刈りを耐えるナルタイのヒザが、ワン・チージュンの急所に入る。

再開後、オーソを続けるワン・チージュンが、三日月蹴り。ジャブを伸ばして右を狙う。ここでスピニングバックフィストを見せたナルタイに注意が入る。ステップインから右を伸ばしたワン・チージュンが、組んでケージに押し込むとボディロックテイクダウンを決める。バタフライからクローズドガードを取ったナルタイは、エルボーを落とされる。ワン・チージュンのトップコントロールが続き初回が終わった。

2R、ナルタイの組みを切ったワン・チージュンが、シングルからリフトしテイクダウンを決める。下からエルボーを見せたナルタイだが、左足を抜かれる。ナルタイはキムラをセットし、スイープからステップオーバー。完璧に肩を極めワン・チージュンがタップ。ナルタイ陣営は大喜びだが、拳の負傷から10カ月振りの復帰戦となったワン・チージュンの敗北に──ベルトこそ失わなかったが何とも言えない重い空気がケージの中を支配していた。


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45 AB C-MMA MMA MMAPLANET o Road to UFC SASUKE UFC UFN UFN242 アンドレ・リマ イェン・シャオナン イー・チャア カイル・ネルソン ガブリエル・サントス コディ・ダーデン ショーン・ブレイディ ジェシカ・アンドラーデ ジャケリン・アモリン ジルベウト・ドゥリーニョ ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ スティーブ・ガルシア スムダーチー ソン・ヤードン ディラン・バドカ トレヴァー・ピーク ナタリア・シウバ マット・シュネル ヤナル・エシュモズ リー・カイウェン ロン・チュウ ヴァネッサ・デモパウロス 松嶋こよみ

【UFN242】躍進中国MMAのシンボル、イー・チャアがガブリエル・サントスとUFC初陣「上海PIの存在」

【写真】足を踏み入れた最高峰で、どのような戦いを見せてくれるか(C)MMAPLANET

7日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN242:UFN on ESPN+100「Burns vs Brady」が開催され、イー・チャアがガブリエル・サントスを相手にUFCデビュー戦を戦う。
Text by Manabu Takashima

2022年のRoad to UFCは準優勝も初戦でSASUKE、準々決勝で松嶋こよみと日本人の夢を打ち砕いたイー・チャアは、2023年のRoad to UFCで同朋のリー・カイウェンを腕十字で一蹴し、UFCとの契約を果たした。

成長著しいC-MMAの象徴ともいえるイー・チャアにデビュー戦に向けてン心境と、躍進中国MMAの要因を尋ねた。


──UFCデビューを控え、今はどのような心境でしょうか(※取材は4日に行われた)。

「もう、準備は整っている。いつでも戦えるよ」

──UFC A PEXで既に試合をしていますが、Road to UFCとUFC本戦で戦うのとでは何か違うところはありますか。

「Road to UFCの時よりも、自分の力を証明するためによりエキサイティングな気持ちになっている。ただファイトウィークの過ごし方は、Road to UFCの時と変わらない。スケジュールも同じだしね」

──今はデビュー戦に集中しないといけないのは理解していますが、2週間前のRoad to UFC準決勝大会について話を聞かせてください。

「もちろんだよ」

──4試合の日中戦が組まれ、中国人選手が全勝と日本のファンにとっては強烈なショックな結果となりました。中国勢の勝因をどのように考えてますか。

「もう、それは上海PIの存在以外に考えられないだろう。中国人選手はPIであらゆるサポートと、最高のトレーニング環境を与えられているから、成長が著しい。上海のPIでは、ラスベガスのPIと同じだけの待遇を受けているからね。コーチの指導も、行き届いている。

実際、フェザー級と女子ストロー級の決勝は中国人同士になる。今回のRoad to UFCは中国人ファイターの成長が如実に表れた結果になっている」

──それでもイー・チャアがチーム・アルファメールで練習をするのは、どういう理由からなのでしょうか。

「基本的に上海のPIがあれば、長い移動をして米国でトレーニングをする必要はないという見方もできる。それでも多くの中国人選手が米国で練習するのは、ソン・ヤードンやイェン・シャオナン、スムダーチーたちが米国で練習をしてきた過去があるからだよ。

僕自身、PIでは3年、4年と練習してきたので、新しい環境に身を置きたいということもある。そこで新しいモノが学べるかもしれないからだ。アルファメールで練習をするのはソン・ヤードンやイェン・シャオナン、スムダーチーがいるからだ。皆がアルファメールにいて、互いのことをケアし合えるしね」

──そのような練習環境に身を置いているイー・チャアですが、デビュー戦の相手の印象を教えてもらえますか。

(C)Zuffa/UFC

「ガブリエル・サントスはウェルラウンディット・ファイターでレスリングもグラップリングも強い。

でも、スピードで僕が上回っている。そこが焦点になってくるだろう」

──ペースも勝負の鍵を握ってこないでしょうか。

「それは試合を見て、判断してもらおうかな。Road to UFCで戦った2年間、合計6試合を連続で戦ったことで、体のダメージも蓄積してしまっていた。試合が7カ月空いたことで体のケアがきたことも大きい。しっかりと休息を取り、自分の戦いを見つめ直すことでより強くなることができた。だから、次の試合が楽しみでならないよ」

■視聴方法(予定)
9月8日(日・日本時間)
午前5 時00分~UFC FIGHT PASS
午前4時45分~U-NEXT

■UFN242対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ(ブラジル)
ショーン・ブレイディ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジェシカ・アンドラーデ(ブラジル)
ナタリア・シウバ(ブラジル)

<フェアー級/5分3R>
カイル・ネルソン(米国)
スティーブ・ガルシア(米国)

<フライ級/5分3R>
マット・シュネル(米国)
コディ・ダーデン(米国)

<ライト級/5分3R>
トレヴァー・ピーク(米国)
ヤナル・エシュモズ(イスラエル)

<ライト級/5分3R>
ロン・チュウ(中国)
クリス・パディーリャ(米国)

<フェザー級/5分3R>
アイザック・ドルギャリアン(米国)
ブレンダン・マロッテ(米国)

<フライ級/5分3R>
アンドレ・リマ(ブラジル)
フィリッピ・ドス・サントス(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ガブリエル・サントス(ブラジル)
イー・チャア(中国)

<女子ストロー級/5分3R>
ジャケリン・アモリン(ブラジル)
ヴァネッサ・デモパウロス(ギリシャ)

<ミドル級/5分3R>
アンドレ・ペトロスキ(米国)
ディラン・バドカ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ジギマンタス・ラマスカ(リトアニア)
ネイサン・フレッチャー(英国)

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45 AB C-MMA DEEP Gladiator Grachan News ONE ONE FF68 Preview サンランフーシー ブログ 若林耕平

【ONE FF68】パンクラス・ストロー級1位の若林耕平が、中国の14勝2敗=サンランフーシーと対戦!!

【写真】もう4時間弱で大会が始まる(C)ONE

28日(金・現地時間)、タイはバンコクのルンピニー・スタジアムで開催されるONE Friday Fights 68で唯一組まれたMMAマッチに日本から若林耕平が出場し、中国のサンランフーシーと対戦する。
Text by Manabu Takashima

若林はキャリア7勝1敗1分、2018年1月にGladiatorでデビューし、関西系の修斗~Grachan(×Gladiator)、DEEP大阪大会からパンクラスに転じて3連勝、今もストロー級1位にランクされている。


パンクラスのストロー級は4月に黒澤亮平が暫定王座に就いているが、その黒澤自身はリトルと暫定王座決定戦が決まった際に「1位が腑抜けなんで仕方ないんですけど(中略)、この試合で勝った方が正規王者」という発言をしている。

その1位こそ若林だったわけだが、若林自身は2月の大阪大会で高島俊哉に判定勝ちを収めており、その試合に前には「正直、このマッチメイクはメッチャ悔しいです。僕はパンクラスでトップランカー2人に勝っています。しかも宮澤雄大選手はパンクラスで王座挑戦経験があり、去年はネクサスのチャンピオンになりました。八田選手は元ZST王者ですよね。それとパンクラスに出る前にDEEP大阪大会で勝った吉村友菊選手も元グラジ王者です。そういった選手たちに勝っていることを、もっと評価してほしいなっていう気持ちはあります。でも、その評価も含めて自分の実力やから。次の試合で評価を変えたいです」とMMAPLANETのインタビューで話していた。

選手にはそれぞれ自負、そして思惑や将来への展望がある。またプロモーションにも、それぞれの事情が存在している。そしてファンは一切、そのような事情に関係なく考えられるなかで最上のカードを望む。

パンクラスを見続けているMMAファンにとっては、この流れで黒澤×若林の正規王座戦が見たかったというのは絶対だろう。実際、7月大会で両者の対戦の方向でプロモーションサイドも動いていたという話も入って来ていた。

その結果ということではないが、パンクラスとの話し合いを経て──若林はONE FFを選択した。29歳、ストロー級世界最高峰=ONE本戦に通じる道が開けるのであればそのチャンスをモノにしたいと思うのは当然のことだろう。今夜、若林が対戦するサンランフーシーはキャリア14勝2敗、今や右肩上りの勢いを持つC-MMAの国内メジャー=WLFの暫定ストロー級王者だったファイターだ。

若林とONE FFの契約内容がどうなっているのか不明だが、基本はマッチング期間付きのワンマッチ契約だ。ONE FFで勝利してから他のプロモーションで戦うファイターも存在しているし、本戦とマルチイヤー契約を結ぶ選手もいる。

ここで若林のキャリアアップに必要なのは勝利であるのは当然として、日本のファンに「黒澤とやっても勝てる」という印象を残すこと。ファイターは強さが売りの商売だ。事実はどうであれ、逃げたという印象は若林のキャリアに不必要。今夜、サンランフーシーを相手に結果と内容で──強さを見せつけることができるか。もう4時間後には、若林の将来を左右する試合が始まる。

■視聴方法(予定)
6 月28日(金)
午後9時15分~ U-NEXT

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