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BELLATOR Bellator300 MMA o PFL UFC アレクサンデル・シャブリー アーロン・ジェフリー ウスマン・ヌルマゴメドフ スミコ・イナバ トフィック・ムサエフ ドゥグラス・リマ ロレンツ・ラーキン 菊入正行

Bellator CS4:オッズ

ウスマン・ヌルマゴメドフ 1.25
アレクサンデル・シャブリー 4.00
ドゥグラス・リマ 2.25
アーロン・ジェフリー 1.69
ロレンツ・ラーキン 1.87
レバン・チョケリ 1.95
スミコ・イナバ 1.65
マッケンジー・スティラー 2.35
ヤンシー・メデイロス 4.00
ジョラ・アイワジアン 1.25
ジョーダン・ニューマン 3.85
マムシャフィ・アリーフ 1.28
菊入正行 1.27
エルマン・テラード 4.00
ブライスメレディス 1.15
ジョン・マッカロローイ 5.75
ジョシュ・ホーキット 1.13
ショーン・ローズ 6.25
アイシャ・コルテス 1.98
アシュレイ・タンナー 1.78

BellatorがPFL傘下に入ってから初となるアメリカでの開催。

メインはライト級タイトルマッチ。王者ウスマンは昨年のライト級GP準決勝で一度は勝ったものの、禁止薬物検出によりノーコンテストとなった(しかしベルトの扱いについてはコミッションではなくプロモーションの管轄であり、接種していた薬の申告漏れという手続きのミスとみなされタイトルは剥奪されず)。

挑戦者シャブリーは昨年のライト級GP一回戦でトフィック・ムサエフに3RKO勝ち。準決勝ではホベルト・サトシ・ソウザに勝って上がってきたパトリッキー・フレイレに判定勝ちで決勝進出。一方の準決勝が終わった状態でフリーズしたままのGPは実質立ち消えとなっている。

Bellator無敗のロシアン対決だが、オッズはウスマンが大幅なフェイバリット。

第4試合に出場する菊入は昨年4月のハワイ大会で2RKO勝ちして以来の試合。相手のてラードはサンディエゴ在住のご当地ファイターで、同じくサンディエゴで開催された昨年10月のBellator300で5年ぶりにMMAに復帰したが判定負け。その前にはPFLにも出場しており、WSOFウェルター級タイトルに挑戦したこともあるジョアン・ゼフェリーノに判定勝ちしているが、それ以来7年間勝ち星なし。それもあってか、オッズは菊入が大差でフェイバリットとなっている。

第1試合開始は8日9時で、同日のUFCとバッティングしているが、UFCが先に終わる予定。菊入の試合と、UFC終了後の試合を速報します。

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45 AB BELLATOR Bellator CS2024#04 Bellator300 MMA MMAPLANET o PFL strikeforce UFC アレクセイ・シュルケヴィッチ ウスマン・ヌルマゴメドフ コンバット柔術 スミコ・イナバ ドゥグラス・リマ ハーマン・テラド バレット・ヨシダ ブラジリアン柔術 ムハメド・ベルハモフ 菊入正行

【Bellator CS2024#04】菊入正行。9月7日にサンディエゴで忍耐と我慢のハーマン・テラド戦、決定!!

【写真】我慢には慣れている菊入、たまったものを爆発させるときがやったきた(C)PFL

16(火・現地時間)、9月7日(土・同)にカリフォルニア州サンディエゴのペチャンガ・アリーナで開催されるBellator Champions Series 「San Diego」= Bellator CS2024#04に菊入正行が出場し、ハーマン・テラドと対戦することが明らかとなった。
Text by Manabu Takashima

PFL傘下となったBellatorバナーのイベントとしては、初の米国大会。既にメインではBellator世界ライト級選手権試合、王者ウスマン・ヌルマゴメドフにアレクサンデル・シャブリが挑戦する一戦や、女子フライ級のスミコ・イナバ×ケリー・テイラーメレンデス、ドゥグラス・リマの出場など北米仕様のBellatorらしさが伺える大会への菊入の参戦が決まった。


菊入にとっては昨年4月のアレクセイ・シュルケヴィッチ戦以来となる実戦で、ようやくBellatorで2度目のファイトとなる。

対するテラドはご当地ファイターで、StrikeforceやBellatorで戦いPFLでは2018年シーズンのウェルター級に参戦。その後、去年の10月にBellator300で9年振りにサークルージに復帰を果たした。この時はムハメド・ベルハモフの猛攻にさらされ、なんとかフィニッシュされることを逃れたという完敗だった。

とはいえテラドはバレット・ヨシダにも師事していたブラジリアン柔術黒帯で、4月にはアナハイムのシティ・ナショナル・グローブで開催されたグラップリングイベント=Suversiv10で元UFCファイターのクリスチャン・アギレラを破り、同大会が認定するコンバット柔術ミドル級王座を獲得している。

コイントスで得たトップポジションから掌底を落とし続け、10分間戦い抜くと、EBIオーバータイムでRNCを極めての王座戴冠はいかにもテラドらしい我慢の勝利といえる。そうテラドの特徴は我慢と忍耐、それは攻められた局面だけでなく自らの勝機を伺う場面も同様だ。

それでいて荒いパンチは一発があり、EBIオーバータイムで極め切るように形に入った時の瞬発力を持っている。菊入としては慎重を要するファイトとなるが、テラドのペースで戦うと精神の耐久戦に持ち込まれるので、ここは自分から攻める姿勢は欠かせない。

勝機を伺うのはご法度。菊入の間断ない攻撃で、テラドを辛抱させる展開に持ち込みたい。攻め続けて完封、もしくは攻め続けるなかでフィニッシュという勝利こそが、菊入に必要な──Bellatorでの戦いだ。

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AB BELLATOR Bellator300 o PFL UFC キック

Bellator CS2:第5試合・スリム・トラベルシ vs. ルーイ・サザーランド

ヘビー級。

トラベルシは北アフリカチュニジア出身。フランスのプロモーション・Ares FCでキャリアを積み、2022年のUFCアブダビ大会に一度は出場が決まったが、Ares FCとの契約問題があり出場を辞退。1年のブランクを経て、昨年10月のBellator300でBellatorデビュー。デビュー戦はBellatorベテランのダヴィオン・フランクリンに1RKO勝ちした。31歳。

イギリスのサザーランドはブラッド・ピケットのグレートブリテン・トップチーム所属。Bellatorは初参戦。2022年のPFLイギリス大会でワンマッチに出場し判定負け、翌年のチャレンジャーシリーズでは2RKO勝ちしているが、その後はローカルプロモーションでキャリアを積んでいる。30歳。

サザーランドが右を打ち込む。カーフキック。もらってスリップダウンしたトラベルシ。すぐに立った。タックルに入るトラベルシだが切られる。またカーフを入れるサザーランド。トラベルシ今度はシングルレッグに。テイクダウン。ガードを取るサザーランド。ヒジ・パウンドを入れるトラベルシ。ガードで凌ぐだけのサザーランド。トラベルシ担ぎパス。しかしスクランブルで返したサザーランド。立った。しつこくテイクダウンに行くトラベルシ。また倒した。バックから殴るトラベルシ。サザーランド立ったがなおもスタンドバック。ヒザを入れる。ゴング。

1Rトラベルシ。

2R。カーフを蹴るサザーランド。ジャブを突くトラベルシ。ワンツー。トラベルシまたシングルレッグ。首を抱えたサザーランドだが倒された。テイクダウンしてサイドを取るトラベルシ。が、簡単に起き上がって立ち上がったサザーランド。スタンド。カーフを蹴るサザーランド。右フック。またシングルレッグ。簡単に倒されるサザーランド。バックに回るトラベルシ。パウンドを入れる。サザーランド立ったがすぐテイクダウン。またバックに回るトラベルシ。押さえながらパンチを入れる。残り10秒でサザーランドがキムラを狙ったがゴング。

2Rトラベルシ。

3R。カーフを蹴るサザーランドにトラベルシはジャブを突く。タックルに入ったが切られた。サザーランドまたカーフキック。両者疲れているのか、トラベルシは勝ち逃げを狙っているのか、見合いが続く。トラベルシタックル。テイクダウン。サザーランドローリングして足関へ。が、抜かれた。バックに回るトラベルシ。スクランブルで逃れようとしたサザーランドだが、回りきれずサイドを取られる。うつ伏せになりバックを取られた。挑発するサザーランドだが、普通に負けてる。またスクランブルを仕掛けたサザーランドがサイドを取られる展開。下から押して立ったサザーランド。最後にパンチで出たが、トラベルシのタックルで倒された。タイムアップ。

三者30-27でトラベルシ勝利。

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AB BELLATOR Bellator300 F1 MMA News o ウスマン・ヌルマゴメドフ

Bellator:ライト級王者ウスマン・ヌルマゴメドフがドラッグテスト陽性により出場停止。前回の試合はノーコンテストとなり、ライト級王座は剥奪へ。

mmajunkie.usatoday.com

ウスマン・ヌルマゴメドフがBellator300の試合前に行われたドラッグテストで禁止薬物が検出され、ブレント・プリムス戦はノーコンテストに変更の上、6ヶ月の出場停止処分。これにより、すでに決勝進出を決めていたライト級GPは欠場となり、決勝にはブレント・プリムスが進出する。

検出された薬物については、カリフォルニア州の医療情報機密保持法により非公開だが、ウスマンは医師に処方された治療目的のものであることを主張し、証拠を提出している。しかし、事前の治療使用目的の免除申請を行っておらず、事後の申請を要望したものの、コミッションから拒否されている。

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AB ABEMA BELLATOR Bellator300 Bellator301 MMA MMAPLANET o ONE PFL RIZIN RIZIN LANDMARK07 Special UFC アリ・アブドゥルカリコフ エド・ソアレス キム・ギョンピョ ジェレミー・ケネディ トフィック・ムサエフ ナリマン・アバソフ パトリシオ・フレイレ ヴガール・ケラモフ 大沢ケンジ 柏木信吾 武田光司 水垣偉弥 鈴木千裕

お蔵入り厳禁【Special】月刊、柏木信吾のこの一番:7月―その弐―鈴木千裕✖パトリシオ「Bellatorが……」

【写真】フレイレ戦の勝利後の会見の席での鈴木。この時点では、彼の米国での活躍に胸を躍らせたファンも多くいたに違いない――(C)MMAPLANET

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る当企画。
Text by Shojiro Kameike

背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。大沢ケンジ、水垣偉弥、柏木信吾という3人のJ-MMA界の論客をMMAPLANET執筆陣がインタビュー。

今回は柏木信吾が選んだ2023年7月の一番、7月30日に行われた鈴木千裕×パトリシオ・フレイレ戦の続編……前編から2カ月以上を経てという掲載は、当時――記事化できなかったBellatorの状況が多々あったからだ。

お蔵入り厳禁――8月の時点で氏の口から語られていた『事実』こそ、鈴木千裕がアゼルバイジャンでヴガール・ケラモフと戦うという現在に通じている。

<月刊、柏木信吾のこの一番:7月:鈴木千裕✖パトリシオ・フレイレPart.01はコチラから>


――パトリシオにしても、よく受けたなと思う試合でもありました。

「それに関していうと、Bellator側の最初のリアクションは『スズキは何か悪いことでもしたのか?』だったんです(笑)」

――アハハハ。懲罰だと?

「ハイ(笑)。スズキはサカキバラを怒らせたのか、と。パトリシオに関しては、本当は試合をすることは嫌だったみたいです。『なぜ、やらないといけないのか』って」

――実はBlack Houseでマネージメントをしているエド・ソアレスは「イージーマネーだ」とホクホク顔で話をしていましたね(笑)。

「アハハハ。パトリシオからすると嫌だけど、条件が割りに合うというか……そこにあったら取るでしょと。お腹いっぱいでも、まだ食べられるということだったと思います」

――色々な背景があって実現した試合。鈴木選手が勝利し、彼はFigth&Lifeのインタビューで今後に関して、しっかりと「一番良い条件のところ」という話をしていました。お金の話ができる選手って、強いと思います。

「うん、そうですね。その辺りのハングリーさは、結果にも出てきますね。そういうファイターが成功しているんです。ブラジル人そうで。鈴木千裕選手のパトリシオ戦は、ハングリーな選手の魅力が詰まった試合でもありました」

――この試合で勝利した鈴木選手の北米MMA界における価値を柏木さんは、どのように捉えていますか。

「大筋は変わらない」

――えっ……。

「MMA業界の勢力分布図には、影響を与えないと思っています」

――……。

「Fight Matrixで鈴木選手のランクが12位に跳ね上がりました。それは数字的にパトリシオに勝った選手が自動的に上位にランクされるということです。ただしBellatorやUFCというMMA業界においては、お祭りのなかで事故が起きた――という捉え方だと僕は思っています」

――Bellatorで再戦だろう、とか。パトリシオをKOしたのだから、UFCのアンテナに引っかかってくるのではないという期待が……。

「お祭りの時に起こった事故って言っちゃうと、それは申し訳ないのですが……パトリシオも、そこまで深く受け止めていないかと。僕の立場としては、この勝利で色々と仕掛けられるかなっていうのはありますけど。そういう期待感があって、実際にBellatorで戦うことになったとしましょう。なら、高島さんはどう思いますか?」

――簡単ではないです。

「ジェレミー・ケネディ戦とか実現したら、どうなりますか」

――勝つことは難しい。もちろん、一発で勝つ力はあります。ただし、それを連続するだけの力はまだ備わっていない。

「そういうことですよね。鈴木千裕選手が活きるマッチメイクをBellatorや北米のプロモーションが組んでいくのかといえば、それはないですよね。特にBellatorはグラップラーが多いので……そこは簡単ではないと思います。正直、パトリシオをKOしたからといって、パトリシオより強いという風にはならないと思います」

――ハイ。

「もちろん格闘技の魅力が大爆発した試合ではあったのは間違いないです。ですが、それが現状ではないかと」

――その勝負に勝ったのだから、ライズしたモノが何倍にもなって返るようになってほしい……。

「オールインして、勝ったわけです。それは本当に素晴らしい勝利でした」

――Bellatorは柏木さんと違って、あの勝敗で何かを仕掛けることはないと。

「それは……ほら、今は状況が状況じゃないですか。10月以降のことを、今のBellatorが考えることができているのか。残念ながら、そうではないと思います。本来ならBellatorでリマッチが組まれても、全くおかしい話ではないです。でも、今はそれどころじゃない――ということは、伝わってきますよね」

――Bellatorの今後が不透明すぎますし、PFLがBellatorの全選手の契約を買い取るとは思えないです。

「選手を回すこともできないですよね。PFLのシステムで、そこまで選手を抱えることはないと思いますし」

――PFLはどうなのか……。ONEの元スタッフで、凄く優秀だった人がPFLの中東の担当になったり、自分の周囲ですら色々と勘繰りたくなる動きは見られます。

「いずれにせろ、契約を満了にする期間は必要ですよね。その母体を残さないと、契約を履行でいない」

――9月以降のBellatorは凄まじい数のマッチメイクを組むようになっています。

「そうですね。だから、本当にこの状況でなければ……。逆にいえばBellatorが、こういう状態だったからパトリシオ・フレイレと鈴木千裕戦を組むことができた。RIZINからすると漁夫の利です。アハハハ、言っちゃった(笑)」

――ダハハハハ。

「同時にBellatorが通常営業していれば、米国で再戦もあっただろうし、我々の方から米国で試合を組んでほしいと伝えていました。そこは絶対です。あの試合に勝ったんだから、それはやっていますよ。でも、今はそういう状況ではない。向こうがそういう状況ではないから話はしてこないし、こっちもできないというのが現状です」

――Bellator300以降の話が、まず聞かれないです。

「ないですね。10月7日以降がどうなるのか。それが10月7日前に分かるのか(※9月13日にBellator301=11月17日大会の開催が発表された)。いずれにしても、こういう状況で生まれた試合で、あの勝ち方をした鈴木千裕選手は今のRIZINフェザー級で誰とやっても面白い選手になったんです。

一発当てると、勝負を終わらせることができる。これまで燻っていてものがあったけど、パトリシオ戦の勝利で――こんなに良い選手なんだということが伝わった。鈴木千裕という選手の生き方が集約された試合が、パトリシオ戦だったかと思います。そこが凄く分かりやすい形で、多くの人に伝わった作品となりましたね」

■視聴方法(予定)
11月4日(日)
午後10時00分~ABEMA, U-NEXT, RIZIN100CLUB,RIZIN LIVE,スカパー!

■ RIZIN LANDMARK07対戦カード

<RIZINフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)
[挑戦者]鈴木千裕(日本)

<ライト級/5分3R>
トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)
武田光司(日本)

<ライト級/5分3R>
ナリマン・アバソフ(アゼルバイジャン)
アリ・アブドゥルカリコフ(ロシア)

<60キロ契約/5分3R>
メイマン・マメドフ(アゼルバイジャン)
フェリット・ギョクテペ (トルコ)

<ライト級/5分3R>
ドゥラル・ラギモフ(アゼルバイジャン)
キム・ギョンピョ(韓国)

<女子ストロー級/5分3R>
アナスタシア・ヴェッキスカ(ウクライナ)
ファリダ・アブドゥエバ(キルギス)

<フェザー級/5分3R>
ホアレス・ディア(南アフリカ)
イルホム・ノジモフ(ウズベキスタン)

<ライト級/5分3R>
イリヤール・アスカノフ(カザフスタン)
ヴラディスラヴ・ルドニエフ(ウクライナ)

<ヘビー級/5分3R>
クエンティン・ドミンゴス(ポルトガル)
ショータ・ペトレミドゥゼ(ジョージア)

<ライトヘビー級/5分3R>
ハサン・メジエフ(ラトヴィア)
コンスタンティノ・メルクロフ(カザフスタン)

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BELLATOR Bellator300 MMA MMAPLANET o アレクサンデル・シャブリー ウスマン・ヌルマゴメドフ キック ブレント・プリマス

【Bellator300】これぞドミネイト。ウスマンがプリマスに何もさせず世界ライト級王座防衛&GP決勝進出

<Bellator世界ライト級選手権試合&ライト級ワールドGP準決勝/5分5R>
ウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)
Def.3-0:50-45.50-45.50-45.
ブレント・プリマス(米国)

ケージ中央で向かい合う両者。ウスマンが右前蹴りから右カーフキックを連打する。プリマスはパンチを放ちながらウスマンにケージを背負わせる。ウスマンはケージ中央に戻してカーフキックを連打しながら、右前蹴りで距離を保つ。プリマスはワンツーから、ウスマンの蹴り足をキャッチする。しかし倒されないウスマンは、プリマスにケージを背負わせた。

ウスマンが右スピニングバックキックから右カーフキックへ。プリマスの右スピニングバックフィストをかわしたウスマンが、ケージに押し込んでから離れ際にエルボーを見舞う。ケージ中央では、ウスマンのブラジリアンハイキックがプリマスの顔面をかすめた。さらにクリーンテイクダウンに成功したウスマンは、ハーフガードのプリマスの顔面にヒジを落とす。下から抱え込むプリマスに対し、ウスマンはトップキープを貫いた。

2R、ともにフェイントからパンチを見せる。距離が近くなるとウスマンがボディロックで組むも倒せず。ウスマンは右前蹴り、右サイドキックでプリマスを近づけさせない。サウスポーにスイッチしたプリマスが、左インローから右ショートに繋げた。プリマスにケージを背負わせると、右掛け蹴りを浴びせる。プリマスのほうが距離を詰めるも、ウスマンがスウェーでパンチをかわしている。ウスマンはプリマスの蹴り終わりに蹴りを合わせる。プリマスがシングルレッグで組み、ケージに押し込むも倒せず。ウスマンは蹴りを左右上下に散らし続けた。

3R、ウスマンはスイッチしながらローを打ち込む。プリマスもローを返すが届かない。右ハイを放ってからバックステップで距離を保つウスマンは、右ミドルに対して左ストレートを返した。さらに右サイドキックを関節、ボディに突き刺す。ワンツーから右ミドル、右カーフとウスマンの一方的な展開に。組んできたプリマスを振り払うウスマンは、打撃で攻め続けるも、場内からは大ブーイングが飛んだ。

4R、プリマスが距離を詰めてきた。するとウスマンはローなど蹴りよりも左ジャブ、ワンツーを増やす。ケージ際でプリマスのシングルレッグをスプロールしたウスマンは、組みを交えてパンチを打ち込む。ここでレフェリーが割って入り、組みの体勢に戻す。ケージ掴みがあったのか、アナウンスはない。再開後、すぐにウスマンが小外刈りでテイクダウンを奪った。背中を着けさせられたプリマスが下から抱え込む。ウスマンのパンチとヒジでプリマスの顔面から流血が見られる。プリマスが足を上げると、ウスマンが潰していった。

最終回、逆転を狙うプリマスが前に出るも、ウスマンの距離は変わらない。左右のロー、ジャブとイーブンペースを貫く。オーソドックスに戻したウスマンは右ストレートを打ち下したあと、ボディロックでプリマスをケージに押し込んだ。プリマスの顔面からの出血量が多くなっている。プリマスとの距離が詰まるとテイクダウンを選択するウスマンが、ここでも背中を着かせた。ラウンド終了までウスマンがコツコツとパンチを落としてトップをキープした。

裁定は、文句なくウスマンのフルマーク判定勝ち。ウスマンは世界ライト級王座の2度目の防衛に成功し、ライト級ワールドGP決勝に進出した。決勝では、11月7日のアレクサンデル・シャブリー×パトリッキー・ピットブル戦の勝者と対戦するウスマンは「こんな風になるとは思っていた。全て僕の想い通りになった。良い試合ができたよ。決勝は正直──シャブリは強いから、自分への挑戦になる。でもパトリッキーもタフだから、。2人も強いから、どっちが勝つか待っている」と語った。


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BELLATOR Bellator300 MMA MMAPLANET o キャット・ジンガーノ クリス・サイボーグ リア・マコート

【Bellator300】完全無欠=TDを切る前にパンチを当てるサイボーグ。ジンガーノに圧勝、日本での試合を熱望

<Bellator世界女子フェザー級選手権試合/5分5R>
クリス・サイボーグ(ブラジル)
Def.1R4分01秒by TKO
キャット・ジンガーノ(米国)

左ハイのジンガーノに右フックを合わせたサイボーグは、テイクダウン狙いをワキを差しあげてリバーサル──そのままスタンドに戻る。ジンガーノのクリンチを簡単に切るサイボーグは組まれてもフックを振るう。サイボーグは右ストレート、テイクダウン狙いに右を合わせて切る。しゃがんだジンガーノにパンチを続け、スタンドに戻ったサイボーグは左ミドルに右ボディを返す。

打つ手がないジンガーノは右手を伸ばして首に絡みつくが、ヒザ蹴りを受けてテイクダウンはならない。離れたサイボーグは右を当て、組みをカットする。右フックに顔を背けてしまったチャレンジャー、サイボーグは右ストレートでヒザをつかせる。続くダブルレッグも殴って止めて、トップを取ったサイボーグ。鉄槌の連打に動けなくなったジンガーノを見てレフェリーが試合を止めた。

サイボーグはリア・マコートを次期挑戦者に指名し、「引退する前に日本で戦いたい」とアピールした。


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BELLATOR Bellator300 MMA MMAPLANET o イリマレイ・マクファーレン ディアナ・ベネット ベラトール ボクシング リズ・カモーシェ 渡辺華奈

【Bellator300】計量失敗マクファーレンをカーフ攻めで王座防衛=カモーシェは「日本でカナ・ワタナベと!]

<Bellator世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
リズ・カモーシェ(米国)
Def.5R0分17秒by TKO
イリマレイ・マクファーレン(米国)

マクファーレンが計量に失敗し、126.4ポンドながら4月のディアナ・ベネットの挑戦を受けた時と同様に、負けたらタイトルを失うという状況で世界戦を選択した王者カモーシェ。

そのカモーシェがジャブを伸ばし、左右のコンビはマクファーレン。左フックでステップインしたマクファーレンに、カモーシェがアッパーを合わせる。打たせてカウンター狙い、そして当てるカモーシェが序盤から試合をリードする。組みたい打撃も距離が遠いマクファーレンがワンツーのツーをフックでヒット。マクファーレンは飛び込んでパンチを続け、ニータップのフェイクからダブルジャブもクリーンヒットとはならない。カモーシェも自ら、ワンツーを振るうシーンもあったが受動態のファイトが続いた。

2R開始前にレフェリーにファイトを促された両者、距離が近くなりマクファーレンのパンチにカモーシェがカウンターを狙う。チャンピオンは左ストレート、マクファーレンは右前蹴りを繰り出す。カモーシェのフックの空振りで一瞬のクリンチから、試合は打撃の間合いに即戻る。ローを蹴られワンツーを返したカモーシェが、右ローを蹴る。左を当て返したマクファーレンは、ステップイン&ワンツーを繰り返した。

これを見せて、如何に違う動きに繋げるのか──マクファーレンはリードフックをかわして、右ローに右オーバーハンドを合わせる。接近するとダーティボクシングを見せたカモーシェは、右オーバーハンドを2発見せたがヒットはしない。判断が難しい5分に終わった。

3R、この回もレフェリーがファイトするように注意してスタート。カーフにテイクダウンを合わせたマクファーレンだが、左足を効かされバランスを崩す。カモーシェはスタンドで待って、カーフを再度効かせると、軽い右フックにマクファーレンが尻もちをつく。カーフでダメージを受けたか、テイクダウン狙いで足を負傷したか──おかしなリズムのマクファーレンは直後のダブルレッグを切られ、右カーフを懸命にかわす。カモーシェも特に戦い方を変えるわけでもなく、立ち膠着が続く。と、マクファーレンはカーフで完全に足が流れる。カモーシェはカーフを軸に、攻撃を組み立てマクファーレンを削っていく。そのカーフに組みついたマクファーレン、カモーシェはギロチンに出てケージを背負い時間に。

4R、マクファーレンのインローに右を当てたカモーシェの右カーフで、マクファーレンが転がる。直ぐに立ち上がるが、厳しい状況のマクファーレンはまたもカーフで前方に崩れ、イマナリロールも不発に。さらにインローでも前足を攻撃するカモーシェ、ついにはケンケン状態に。カモーシェは軸足を払うという嫌らしく、有効な攻撃を見せる。悉くパンチを外されるが、前に出続けるマクファーレンはカーフを標的状態となり試合は最終回を迎えた。

5R。ワンツーのマクファーレンはヒザの外側を蹴られ、ついに声を挙げて倒れ──勝負は決した。

「イリマレイはベラトールの女子フライ級で全てをやり尽くした選手。イリマがいないと、私も含め誰もこの場所にはいない。イリマ、ありがとう。彼女は傷ついても、試合を止めなかった。私がミスをすれば、彼女は安全なグラップリングの戦いに持ち込めたはず。だから彼女の庭で戦わずに、フィニッシュしたかった」と話したカモーシェは、渡辺華奈と日本で再戦したいと話した。

計量オーバーの相手に負けるとベルトを失うというリスキーなタイトル防衛戦に勝利したカモーシェ。本来──彼女に何も責任はないが体重オーバーを相手に世界戦を行えるのであれば、MMAの階級制は形骸化してしまう。なぜ、MMAは階級制になり、厳格なルールが敷かれることとなったのか。危険だと世に受け入れられていなかった時代を、プロモーション側は胸の留めておいてほしい。


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BELLATOR Bellator300 MMA MMAPLANET o サラ・マクマン リア・マコート

【Bellator300】五輪メダリスト・レスラー=マクマンが、リア・マコートの払い腰からエルボーでTKO負け

<女子フェザー級/5分3R>
リア・マコート(英国)
Def.1R4分30秒by TKO
サラ・マクマン(米国)

ジャブ伸ばすマコート、マクマンは間合いを測りつつワンツーで前に出る。左目を気にして下がったマクマンだが、レフェリーが流す。距離を詰めてパンチを振るうマコートは、ダブルレッグでテイクダウンされバックを許す。マコートは胸を合わせ、ウィザーでヒザをボディに突き刺す。ボディロックに取ったマクマンはバックに再び回ると、腿にヒザを入れワンフックへ。キムラクラッチから腰に乗せて投げたマコートだったが、マクマンはそのまま勢いを利してトップを取り、スクランブルでバックを取り続ける。

もう一度、払い腰を決めたマコートはスタンドへ。下のままのマクマンのガードに入り、エルボーを落とす。ヒジで左目尻をカットしたマクマンは、動きが止まる。マコートが右を連打し、ニーシールドで動きが止まったマクマンに対し、上体を起こして高低差のあるエルボーを打ち続けTKO勝ちを決めた。


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BELLATOR Bellator300 MMA MMAPLANET o ジェシー・ロバーツ セルヒオ・コッシオ ベラトール

【Bellator300】32歳、35歳のセルヒオ・コッシオ。ロバーツに攻められ続けるも、最後に三角絞めで逆転勝利

<ライト級/5分3R>
セルヒオ・コッシオ(メキシコ)
Def.3R4分05秒by 三角絞め
ジェシー・ロバーツ(米国)

35戦目にしてベラトール初陣のコッシオが、遠い距離でジャブを伸ばす。左ミドルを合わせたロバーツはシングルレッグでテイクダウンを決める。ハーフで抑えたロバーツが枕で抑える。足を抜くと同時にマウントを取ったロバーツに対し、コッシオは腰を押して戻す。すぐに足を抜き返し、マウントに取ったロバーツが肩固めかスライドさせる。

必死のコッシオは背中を見せて逃れるも、ロバーツはRNCへ。腕を入れ替えて絞めるロバーツは、コッシオを立たせなかったが、結果的に極め切ることはできずガードを取られる。ハーフバタフライのコッシオはパスの圧力に背中を見せるが、腰をずらしてガードに戻すと下から鉄槌を連打した。

2R、左ボディフックで前に出たコッシオだが、右に右を合わされる。組みでも力強いのはロバーツで、ボディロックテイクダウンを決める。すぐに枕で抑えたロバーツは、足を戻されるとエルボーを落とす。さらに左足を抜き、ハーフバタフライからの足関節狙いを察知するとバックへ。ロバーツは一旦コッシオに上を向かせるが、スクランブルを許さずバックに。さらにマウントに移行し、足を戻されても抑え完全ドミネイト。背中を譲るコッシオはリストロックで背中を伸ばされそうになり、ここも自ら背中をマットにつけた。

バタフライでエレベートしたコッシオは、下から胸を蹴りスタンドに戻ることに成功するが、直ぐにテイクダウンからバックを許す。ロバーツは両足をフック。胸を合わせに来たコッシオは下になり、腕十字狙いも担がれて後転──ここもバックを許し、ラウンド終了となった。

最終回、荒いパンチで前に出るコッシオが、左ボディから右ミドル。続い跳びヒザ、ボディショット、右ストレートを決める。さらにコッシオはボディを効かせ、首相撲にも腹に連打。離れたロバーツは左を効かさせ、必死に組みつく。コッシオはケージに押し込まれても細かいパンチ、エルボボーを落とす。ロバーツはシングルレッグからワキを潜ってバックに回り、前方にコッシオを崩す。しかし、前方に落とされるとコッシオはシングルレッグにギロチンへ。

ロバーツは上を取り切り、頭を抜くと頭と胸をつけにいく。コッシオはハイガードを担がれ、バックを許すと残り試合時間は90秒に。腰を上げ、前方にロバーツを落としたコッシオが鉄槌を連打する。ロバーツはワキを差しあげて横回転──リバーサルを決めるも、これはコッシオの誘い水。上を取った刹那、三角絞めをセットされたロバーツは9割方掴んでいた勝利を手放した。32歳のサークルケージデビュー戦の逆転勝利、コッシオは次の舞台が気になる。


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