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【Bellator CS2024#04】菊入正行。9月7日にサンディエゴで忍耐と我慢のハーマン・テラド戦、決定!!

【写真】我慢には慣れている菊入、たまったものを爆発させるときがやったきた(C)PFL

16(火・現地時間)、9月7日(土・同)にカリフォルニア州サンディエゴのペチャンガ・アリーナで開催されるBellator Champions Series 「San Diego」= Bellator CS2024#04に菊入正行が出場し、ハーマン・テラドと対戦することが明らかとなった。
Text by Manabu Takashima

PFL傘下となったBellatorバナーのイベントとしては、初の米国大会。既にメインではBellator世界ライト級選手権試合、王者ウスマン・ヌルマゴメドフにアレクサンデル・シャブリが挑戦する一戦や、女子フライ級のスミコ・イナバ×ケリー・テイラーメレンデス、ドゥグラス・リマの出場など北米仕様のBellatorらしさが伺える大会への菊入の参戦が決まった。


菊入にとっては昨年4月のアレクセイ・シュルケヴィッチ戦以来となる実戦で、ようやくBellatorで2度目のファイトとなる。

対するテラドはご当地ファイターで、StrikeforceやBellatorで戦いPFLでは2018年シーズンのウェルター級に参戦。その後、去年の10月にBellator300で9年振りにサークルージに復帰を果たした。この時はムハメド・ベルハモフの猛攻にさらされ、なんとかフィニッシュされることを逃れたという完敗だった。

とはいえテラドはバレット・ヨシダにも師事していたブラジリアン柔術黒帯で、4月にはアナハイムのシティ・ナショナル・グローブで開催されたグラップリングイベント=Suversiv10で元UFCファイターのクリスチャン・アギレラを破り、同大会が認定するコンバット柔術ミドル級王座を獲得している。

コイントスで得たトップポジションから掌底を落とし続け、10分間戦い抜くと、EBIオーバータイムでRNCを極めての王座戴冠はいかにもテラドらしい我慢の勝利といえる。そうテラドの特徴は我慢と忍耐、それは攻められた局面だけでなく自らの勝機を伺う場面も同様だ。

それでいて荒いパンチは一発があり、EBIオーバータイムで極め切るように形に入った時の瞬発力を持っている。菊入としては慎重を要するファイトとなるが、テラドのペースで戦うと精神の耐久戦に持ち込まれるので、ここは自分から攻める姿勢は欠かせない。

勝機を伺うのはご法度。菊入の間断ない攻撃で、テラドを辛抱させる展開に持ち込みたい。攻め続けて完封、もしくは攻め続けるなかでフィニッシュという勝利こそが、菊入に必要な──Bellatorでの戦いだ。

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【Bellator CS2024#04&#05】9月の米国&英国大会でウスマン×シャブリー、エブレン×エドワーズII決定

【写真】早くも9月の世界戦が2試合決まった(C)PFL

18日(火・現地時間)、PFLが9月7日(土・同)と14日(土・同)というBellator Champions Seriesの2大会で2つの世界タイトル戦を組むことを発表している。
Text by Manabu Takashima

22日(土・同)にアイルランドのダブリンで日本から太田忍も出場するBellator CS2024#03が開催されるが、その後は9月から上記にあるよう7日に米国サンディエゴ、14日に英国ロンドン、10月は米国シカゴ、11月にフランス・パリ、さらに開催地未定ながら色々と期待してしまう12月31日大会のスケジューリングをPFLでは発表している。


今回のプレス発表では、早くもサマーブレイク後の米国&英国大会で組まれるタイトルショット──Bellator世界ライト級選手権試合=王者ウスマン・ヌルマゴメドフ×挑戦者アレクサンデル・シャブリー、Bellator世界ミドル級選手権試合=王者ジョニー・エブレン×挑戦者ファビアン・エドワーズの2試合がアナウンスされた。

カリフォルニア州サンディエゴのペチャンガ・アリーナ(旧サンディエゴ・スポーツアリーナ、ヴァリービューカジノ・センター)で開催されるBellator CS2024#04で組まれた世界ライト級選手権試合は、5月のパリ大会で組まれていたが、チャンピオンの負傷で延期となっていた一戦だ。

またロンドンのOVOアリーナ・ウェンブリーで開かれるBellator CS2024#05の実施される世界ミドル級選手権試合は昨年9月のBellator299=ダブリン大会の再戦となる。前回の試合はチャンピオンのエブレンが3Rに右オーバーハンド2発でエドワーズがダウンし、パンチとヒジの連打でTKO勝ちを収めている。

エブレンは今年2月のPFL vs Bellatorでインパ・カサンガネイとの接戦に競り勝って以来の実戦で、エドワーズは3月のベルファースト大会でアーロン・ジェフリーに判定勝ちを収め、早くも王座を巡る一戦に返り咲くこととなった。

前回の試合後、決着がついていたにも関わらず興奮しエドワーズに何やら捲し立てたエブレンに向かって、敗者が詰め寄るシーンもあったが、早々のリマッチとエドワーズが連続で挑戦になったことは意外といえる。

いずれにせよBellator CSは当初の予定では1大会2つのタイトル戦が組まれる前提であったため、この他の階級のチャンピオンシップが組まれるのか。

そして9月といえばPFLではレギュラーシーズン及びプレーオフ=準決勝シリーズも終了しているタイミングだ。8月の準決勝大会に出場した選手は当然無理だが、PFLレギュラーシーズンに出場していたBellator勢が同シリーズで戦うことはあるのか──今後のカード発表を待ちたい。

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