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45 AB ACA BELLATOR Bellator CS2024#04 MMA MMAPLANET o YUKI   ウスマン・ヌルマゴメドフ キック ドゥグラス・リマ ハーマン・テラド

『Bellator Champions Series 4: Nurmagomedov vs. Shabliy』試合結果/ハイライト動画



Main card

・Usman Nurmagomedov def. Alexandr Shabliy via unanimous decision (50-45, 49-46, 49-46)

・Lorenz Larkin def. Levan Chokheli via TKO - Round 1, 1:53

・Aaron Jeffery def. Douglas Lima via unanimous decision (29-28 x3)

・Sumiko Inaba def. Mackenzie Stiller via TKO - Round 2, 4:25

・Jora Ayvazyan def. Yancy Medeiros via unanimous decision (30-27 x3)

Preliminary card

・Jordan Newman def. Imamshafi Aliev via unanimous decision (30-27 x3)

・Masayuki Kikuiri def. Herman Terrado via TKO (body kick) - Round 3, 2:54

・Bryce Meredith def. John MaCalolooy via submission (rear-naked choke) - Round 1, 3:15

・Josh Hokit def. Sean Rose via submission (armbar) - Round 1, 4:58

・Ashley Thiner def. Aysia Cortez via TKO - Round 2, 3:11

【Bellator CS2024#04】元サンフラシスコ49ers在籍&全米レスラーのホキット。ヘビー級の腕十字一本勝ち(MMAPLANET)

【Bellator CS2024#04】全米レスラー勢の強さ爆発。メレディスがRNCでマッキャロイを絞め落とす(MMAPLANET)

【Bellator CS2024#04】菊入が1年5カ月振りの試合で北米2連続KO勝利! 最終回にテラドを左ミドルで沈める(MMAPLANET)

【Bellator CS2024#04】レスリング出身ニューマンがTD防御&カウンター打撃でアリエフとの無敗対決を制す(MMAPLANET)

【Bellator CS2024#04】タフなスティラーにエルボーを効かせたイナバが、パンチ連打でフィニッシュ(MMAPLANET)

【Bellator CS2024#04】痺れる打撃戦。チョクヒリのパンチを耐えたラーキンが右を効かせて連打でTKO勝ち(MMAPLANET)

【Bellator CS2024#04】蹴りに右を合わせるシャブリーを、王者ウスマンが捌き続け判定勝ちでベルト防衛(MMAPLANET)

 9月7日にカリフォルニア州サンディエゴのペチャンガ・アリーナで開催された『Bellator Champions Series 4: Nurmagomedov vs. Shabliy』の試合結果。メインイベントのライト級タイトルマッチはウスマン・ヌルマゴメドフがアレクサンドル・シャブリーに判定勝ちし王座防衛。セミファイナルはロレンツ・ラーキンがレヴァン・チョケリに1R TKO勝ちし時期ウェルター級王座挑戦権獲得。アーロン・ジェフェリーがドゥグラス・リマに判定勝ち。プレリミナリーカードは菊入正行がハーマン・テラドに3R左ミドルキックでTKO勝ちしています。以下、ハイライト動画です。続きを読む・・・
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45 BELLATOR Bellator CS2024#04 MMA MMAPLANET o PFL アレクサンデル・シャブリー ウスマン・ヌルマゴメドフ キック

【Bellator CS2024#04】蹴りに右を合わせるシャブリーを、王者ウスマンが捌き続け判定勝ちでベルト防衛

<Bellator世界ライト級選手権試合/5分5R>
ウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)
Def.3-0:50-45.49-46.49-46.
アレクサンデル・シャブリー(ロシア)

サウスポーのウスマンが右ジャブから左ハイを繰り出す。シャブリーはウスマンの左ローに右ストレートを合わせた。ウスマンが左テンカオを繰り出すと、シャブリーが受け止めるように組みついた。すぐに離れるウスマン。スイッチしながらプレスをかけるウスマンだが、右スピニングバックキックはシャブリーに読まれてしまう。シャブリーはウスマンのニータップを切る。シャブリーの右を貰いながらも組みついたウスマンが、ボディロックからグラウンドに持ち込み、すぐさまバックへ。しかしシャブリーが前に振り落とすと、ウスマンもスタンドに戻った。

中間距離ではウスマンの仕掛けが多いものの、シャブリーの右も顔面を捉えている。シャブリーがウスマンの左関節蹴りに右ストレートを狙う。さらに右ボディストレートへ。残り20秒でウスマンはニータップを狙ったが、これを切ったシャブリーが右の圧力をかけていった。

2R、ウスマンは下がりながらスイッチする。初回と異なり、距離を取るウスマンは蹴りを上下に散らす。シャブリーは打ち終わりに左フックを狙った。ウスマンが右スピニングバックキックの体勢に入った瞬間、シャブリーは上から覆いかぶさるように組むも、ここはウスマンが離れた。しかしウスマンがシャブリーのパンチをかいくぐって組みつくが、ここはテイクダウンに持ち込めず。シャブリーの右カーフ、右ストレートが当たる。さらにウスマンの左テンカオに右を合わせた。

ウスマンはシャブリーにケージを背負わせ、右ストレートからレベルチェンジで、ダブルレッグで組んだ。シャブリーが差し返すとウスマンも離れる。関節蹴りを放ったところでウスマンも体勢を崩す。ラウンド終了直前、ウスマンが飛び込むために頭を下げると、シャブリーが右ストレートを打ち下した。

3R、シャブリーがプレスを掛ける。ウスマンはボディへの蹴り、ローを散らす。ウスマンがローを連打してシャブリーも中に入れない。見合う展開が多く、会場からはブーイングも聞かれるように。互いにジャブ、前蹴り、ローでけん制し合う。残り1分20秒で、ウスマンがシングルレッグで組みつくも、シャブリーがカットした。シャブリーはウスマンの右関節蹴りに右ストレートを合わせる。シャブリーのパンチをかわしたウスマンが組みつくも、ここも倒すことはできず。ラウンド終了間際にシャブリーがボディロックで組んだが、すぐにウスマンも立ち上がった。

4R、プレスを掛けるウスマンに、シャブリーが右ストレートを突き刺す。ウスマンが下がり、蹴りを散らす。シャブリーの右をかわしたウスマンがボディロックで飛び込むも、これはシャブリーがかわした。組みに来るウスマンに対し、シャブリーが左ヒザから左手を伸ばすと、アイポークが発生したとウスマンがアピールする。試合は中断されたが、ウスマンがすぐに再開に応じる。

ジャブと蹴りによる神経戦が展開されるなか、ウスマンの左ミドルにシャブリーが右ローを返す。残り2分、四つで組んだが両者すぐに離れた。ウスマンの左ハイがシャブリーのアゴを捉える。すぐさま距離を詰めて左ミドルを放ったウスマンに対し、シャブリーがニータップで入るも、ウスマンがガブってトップへ。ハーフガードのシャブリーがフックガードに戻した。ウスマンはトップから左右のヒジを落とす。シャブリーのヒールフックをかわしたウスマンに対し、シャブリーは右腕を差し上げて起き上がるも、ケージに押し込まれてラウンドを終えた。

最終回、シャブリーが前に出るとウスマンが距離をつくる。シャブリーは左ミドル、ウスマンが左フックを返した。どんどんシャブリーが距離を詰めていくが、ケージまで詰め切ることはできない。ウスマンの右前蹴りを払いながら右ストレートを突くシャブリー。ウスマンはニータップで飛び込むも、切られてバランスを崩した。逃げ切りの体勢に入ったのか、ウスマンがシャブリーの前進を捌き続ける。ャブリーがウスマンの右サイドキックをニータップで捕らえようとするも、かわされてしまった。残り40秒で組みついたウスマンがシングルレッグからドライブする。シャブリーに切られると、試合終了まで捌き続けた。

裁定は1人のジャッジがフルマークをつけるユナニマス判定で、王者ウスマンがベルト防衛に成功した。


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BELLATOR Bellator CS2024#04 Report ブログ レヴァン・チョクヒリ ロレンツ・ラーキン

【Bellator CS2024#04】痺れる打撃戦。チョクヒリのパンチを耐えたラーキンが右を効かせて連打でTKO勝ち

<ウェルター級/5分3R>
ロレンツ・ラーキン(米国)
Def.1R分53秒 by TKO
レヴァン・チョクヒリ(ジョージア)

ガードを高く構える両者。ケージ中央でチョクヒリが左ジャブをボディに伸ばした。ラーキンが前手を伸ばすと、チョクヒリは右ローを打ち込む。チョクヒリがラーキンの右ローをすくい上げて、背中を着かせた。しかしグラウンドでは攻めず、ラーキンもスタンドに戻る。ラーキンをケージに追い込み、ガードの内外から左右フックを連打するチョクヒリ。ラーキンの動きが止まったかにも見えたが、左ジャブに対して頭を振るチョクヒリのテンプルをラーキンの右がかすめる。グラついたチョクヒリにラッシュを掛けたラーキンが、右を効かせて仰向けに倒れた相手に追撃を浴びせると、レフェリーが試合をストップした。


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45 BELLATOR Bellator CS2024#04 MMA MMAPLANET o PFL スミコ・イナバ ブログ マッケンジー・スティラー

【Bellator CS2024#04】タフなスティラーにエルボーを効かせたイナバが、パンチ連打でフィニッシュ

<女子フライ級/5分3R>
スミコ・イナバ(米国)
Def.2R4分25秒 by TKO
マッケンジー・スティラー(米国)

スティラーが前に出て左ハイからワンツーを繰り出す。イナバは左ジャブを突く。スティラーの右ストレートがイナバの顔面をかすめると、ガードを固めてバックステップで距離をつくる。左ジャブを突き続けるイナバ、スティラーの左ハイでも崩れない。イナバの左ミドルをキャッチしたスティラーが、ケージ際で首投げに持ち込んだ。転がされるも立ち上がったイナバが、ダーティボクシングから離れた。

スティラーはイナバが距離を詰めると右ミドルを合わせる。さらにイナバの左ジャブに右を被せたスティラーは、ニータップで飛び込み背中を着かせた。すぐに立ち上がったイナバは、ケージ際でスティラーが首投げの体勢に入ると離れる。打撃戦ではスティラーの右が幾度もイナバの顔面を捉えるが、イナバが左ハイを放つと、蹴り足をキャッチしようとしたがスティラーの顔面にクリーンヒットする。スティラーが下がると、イナバが連打を浴びせる。ダメージが深いように見えるスティラーだがラウンド終了まで耐えきった。

2R、スティラーの右ミドルにイナバが左ジャブを合わせた。左ハイからスティラーを詰めていくイナバ。スティラーがニータップで組みつくも、イナバが右腕を差し上げてケージに押し込む。ここでスティラーが首投げへ。背中を着けさせたが、イナバがスクランブルから立ち上がって離れる。スタンドに戻ると丹念に左ジャブを突くイナバ。スティラーがボディロックで組んだが、逆にケージへ押し込まれてしまう。

イナバが右エルボー連打を効かせる。鼻から出血が見られるスティラーに、イナバが右アッパーを連打し、さらに組み替えて左ヒジの連打へ。ストップされてもおかしくない状況で、スティラーが首投げから腕十字! 腕を抜いたイナバが亀になったスティラーをパンチで削りながら、右腕を首に回していく。RNCは極められなかったが、亀のスティラーにパンチを連打してレフェリーストップを呼び込んだ。


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45 BELLATOR Bellator CS2024#04 MMA MMAPLANET o イマムシャフィ・アリエフ ジョーダン・ニューマン

【Bellator CS2024#04】レスリング出身ニューマンがTD防御&カウンター打撃でアリエフとの無敗対決を制す

<ミドル級/5分3R>
ジョーダン・ニューマン(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
イマムシャフィ・アリエフ(ロシア)

サウスポーのニューマンが飛び出したが、アリエフがプレスをかける。USAコールを背にニューマンが左ストレートを伸ばした。アリエフが距離を詰めると、再びニューマンが左ストレートを見せる。左を主体に戦うニューマンだが、アリエフもバックステップでかわす。アリエフが右を突き刺すと、ニューマンも右フックを返した。ニューマンのパンチをかわしてアリエフがシングルレッグで組みつくも、ニューマンは難なくカットする。

容易に組めないアリエフが右ハイを見せた。ニューマンにケージを背負わせ、左ジャブを突く。アリエフの右に、左ストレートから右フックを合わせるニューマン。さらに左ハイを繰り出した。アリエフもニューマンの左ストレートに左ジャブを合わせていく。残り30秒、アリエフの左に対してニューマンがインサイドから右フックを打ち込むと、食らったアリエフがバランスを崩してマットに手を着いた。

2R、ニューマンがワイドスタンスから前後のステップを見せる。なかなか中に入れないアリエフに対し、ニューマンがワンツーを繰り出した。ニューマンにケージを背負わせているものの、アリエフがそれ以上距離を詰められない。反対にニューマンの左がアリエフの顔面をかすめる。ケージ中央に押し戻したニューマンが左ハイを見せると、アリエフが前に出るがバックステップでかわされてしまう。

アリエフが動くと、やはり左を合わせるニューマン。アリエフはローを散らす。ニューマンはアリエフの左ローに、カウンターで右フックを叩き込む。アリエフの右ストレートを寸ででかわすニューマンは、さらにカウンターでアリエフの前進を止める。カウンターの右フックを受けながらシングルレッグで組むアリエフ。ニューマンはガブって離れた。ニューマンはアリエフの右ハイをブロック。アリエフも右ミドルを突き刺していった。

最終回、ニューマンが左インローを当てると、アリエフもローを返した。ワンツーで前に出るアリエフ。バックステップでかわすニューマンが左を伸ばした。ニューマンはアリエフのワンツーに右フックを合わせる。アリエフも前に出続けるが、回るニューマンとの距離を詰め切ることができない。左ミドルを当て、アリエフの右をかわして回り続けるニューマン。左ハイでアリエフを下がらせ、さらに右ジャブを突いて中に入らせず。サークリング&右フックのカウンターでニューマンが、アリエフのバランスを崩させて試合を終えた。

裁定はフルマークでニューマンのユナニマス判定勝ち。アスクレン・レスリング・アカデミー出身、D-2とD-3でオールアメリカンに輝いているニューマンが、まさにレスリングの強さを生かしたカウンタースタイルで無敗対決を制した。


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45 BELLATOR Bellator CS2024#04 Report ハーマン・テラド ブログ 菊入正行

【Bellator CS2024#04】菊入が1年5カ月振りの試合で北米2連続KO勝利! 最終回にテラドを左ミドルで沈める

【写真】見事なKO勝ち。試合後に安藤晃司ネバークイット代表と(C)PFL

<ウェルター級/5分3R>
菊入正行(日本)
Def.3R2分54秒 by TKO
ハーマン・テラド(グアム)

サウスポーの菊入が右ジャブを突くと、テラドは右フックを振るう。左前蹴りからテラドをケージ際に詰めていく菊入。オーソドックスにスイッチした菊入が左ジャブを見せると、テラドの左フックが顔面を捉えた。菊入が前蹴りを突き刺すも、テラドの左フックも当たる。右カーフを蹴った菊入は、左三日月蹴りを突き刺す。左のトリプルから左の三日月に繋げた菊入が、さらに右カーフでテラドを下がらせる。ここでテラドが一気に距離を詰めて組んだ。

ボディロックからリフトアップで菊入をマットに叩きつける。すぐに立ち上がった菊入に対し、テラドが右腕を差し上げてケージに押し込む。切り返して離れた菊入がケージに詰めてパンチを浴びせる。テラドも右アッパーを返したが、そのまま押し込まれて右ヒジを受ける。テラドもパンチを振りながら前に出たが、菊入がボディロックからグラウンドに持ち込んだ。シングルバックから右腕を首に回す。その腕をテラドがキムラで抱えるも、ここで初回が終了した。

2R、菊入が左ハイを見せる。ワンツーから右カーフへ。サウスポーにスイッチした菊入にテラドがパンチを連打するも、クリーンヒットはない。オーソドックスから右ローを蹴る菊入は、スイッチしながらワンツーを伸ばす。初回に食らっていたテラドの左フックをかわし、バックステップで自身の距離を保っている。オーソドックスで左の前蹴りを散らす菊入が、左ジャブを突いてテラドを中に入れさせない。

右ボディストレートが効いたか、テラドの動きが落ちた。右ストレートから左ボディアッパーに繋げる菊入。テラドのパンチを受けてバランスを崩した菊入だが、すぐに自分の距離に戻す。右ガードを固めた。ワンツー、右ローで距離を保つ菊入に対し、テラドがシングルレッグで組んだ。自らマットに背中を着いた菊入は、逆にテラドの左足に絡みシングルレッグでケージに押し込んでいった。

最終回、菊入が右ガードを上げて距離を詰める。左ジャブ、ワンツー、左ボディと攻め立てていく。テラドが前に出て来ると一旦離れ、前後の動きでパンチを見せる。しかしテラドも左フックを狙う。左ジャブ、左前蹴り、左ボディストレートから飛び込んだ菊入がケージまでドライブした。

左に回ったテラド。ケージ中央に戻り、菊入が左ジャブを当てる。シングルレッグからドライブしたテラドに対し、菊入が右腕を差し上げて切り返す。離れ際に左ミドルを当てると、この一撃でテラドがダウン。すぐさま菊入が左パウンドを追撃すると、レフェリーが試合を止めた。


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45 AB BELLATOR Bellator CS2024#04 MMA MMAPLANET o PFL キック ジョン・マッキャロイ ブライス・メレディス

【Bellator CS2024#04】全米レスラー勢の強さ爆発。メレディスがRNCでマッキャロイを絞め落とす

<バンタム級/5分3R>
ブライス・メレディス(米国)
Def.1R3分18秒 by RNC
ジョン・マッキャロイ(米国)

メレディスは、レスリングではワイオミング大時代、NCAAのディビジョン1で2度2位に、1度3位になっている。サウスポーのマッキャロイに対し、メレディスがプレスをかける。マッキャロイが左ミドルを突き刺す。一気に距離を詰めたメレディスはマッキャロイをケージに追い込み、パンチを上下に散らした。サウスポーにスイッチしたメレディスが前に出ると、マッキャロイが切り返してバックを狙う。メレディスはシングルレッグでスクランブルへ。

立ち上がり離れたメレディス。マッキャロイはバックに回りながら右ハイを当てた。シングルレッグで組んだメレディスは、ローアンクルショットに切り替えてマッキャロイに尻もちを着かせる。立ち上がったマッキャロイを再びグラウンドに引きずりこんだメレディスが、バックに回ってパンチで削る。シングルバックのまま右腕を首に回して絞め上げ、そのままマッキャロイを絞め落とした。

勝利したメレディスは「急ぐつもりはなかったけど、ハイキックとか仕掛けてきたので。俺も蹴ってRNCで勝った。僕は4年間、最強のカレッジレスラーだった。トップをとれば、タフな時間になるよ。MMAを初めて3年半だけど、MMA Labには5人の世界チャンピオンがいて、あっと言う間に強くなった」と、今後の全米レスラー勢の登場に期待をもたせるコメントを発した。


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45 BELLATOR Bellator CS2024#04 MMA MMAPLANET o ジョシュ・ホキット

【Bellator CS2024#04】元サンフラシスコ49ers在籍&全米レスラーのホキット。ヘビー級の腕十字一本勝ち

<ヘビー級/5分3R>
ジョシュ・ホキット(米国)
Def,1R4分58秒by 腕十字
ショーン・ローズ(米国)

サンフランシスコ49ersなど、NFLに在籍経験(公式戦出場はなし)のあるホキット。ローズのジャブに対しジャブを伸ばし右を打っていく。フレズノ大時代にはオールアメリカンレスラーだったホキットはシングルを切られたが、直後に仕切り直しのシングルレッグを決めてバックへ。絶妙のコントロールからワンフックで腹ばいにさせ、後方に倒して両足をフックしなおす。ローズは背中が伸び、足のフックを解いたホキットが後方からパンチを続ける。

引き込んだローズは、このタイミングでマウントを取られ肩固めをセットされる。極めきれないとリリースし、バックコントロールに戻ったホキットはキムラの仕掛けを足を掴んで防ぐと、再びマウント狙いへ。ホキットはエルボーを落とし、背中を見せたローズに鉄槌からパンチの連打する。さらにヒジに切り替えたホキットは、残り10秒で腕十字に移行して一本勝ち。さすがの運動神経の良さを伺わせる仕掛けとフィニッシュにローズは苦笑いを浮かべた。

「人生最悪の日なら、ヤツは俺に勝てただろう。可能性は無限大だ。世界最高のコーチがいるから」とホキットは話した。


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45 AB BELLATOR Bellator CS2024#04 MMA MMAPLANET o PFL strikeforce YouTube   ハーマン・テラド ブログ 菊入正行

【Bellator CS2024#04】菊入正行と対戦、ハーマン・テラド「なりたい自分になるために戦えと教わった」

【写真】それでいて、相当に防御力が高い(C)PFL

7日(土・現地時間)、カリフォルニア州サンディエゴのペチャンガ・アリーナでご当地ファイターのハーマン・テラドが菊入正行と戦う。
Text by Manabu Takashima

2度の網膜剥離を経て、サークルケイジに戻る菊入を迎え撃つテラドは、2018年から2023年に掛けて5年ものブランクがある。人生としてビジネスを選択し、この間もトレーニングを欠かさないできた。ファイトが人生と断言するテラドは、大和魂という言葉を使った。


──菊入選手と今週末に戦います。今の気持ちを教えてください(※取材は5日に行われた)。

「皆に喜んでもらえる試合ができるようハードに練習をしてきた。最高のフィーリングで挑めることができるよ」

──実は2013年の夏に、バレット・ヨシダの下を所英男選手と訪れた時にお会いしたことがあります。

後列、右から4人目がテラド。練習中にぶち切れて、ベアナックルで練習仲間を殴りだし、所英男が本気でビビっていました(C)MMAPLANET

「あぁ、あの時の!! 

僕がStrikeforceで戦っていた頃だ。覚えているよ、ケイ(前田桂)も一緒に来たよね」

──ハイ。その通りです。バレットがマテ茶の缶を我々に勧めてくれたのですが、どうにも微妙で。

「アハハハハ。今でもバレットは僕の先生で、次の試合でもコーナーに就いてくれることになっている。グラップリングの試合に今も出場し続けていて、本当に凄い格闘家だよ。彼の黒帯3段を持っていることが、僕の誇りなんだ」

──ところでハーマンは2018年から5年ほどのブランクがあり、昨年カムバックをしました。

「2018年にPFLでジェイク・シールズに敗れ、彼らからは2019年シーズンも戦えると聞かされていた。けどシーズン開幕も1週間前に連絡がきて……。体重を落とせなかったから断った。それが原因かもしれないけど、結果リリースになったんだ。その時、ちょうど3人目の子供が生まれたばかりだったから、自分の人生を考えないといけなかった。

そして自分のジムをオープンし、ビジネスを始めたんだ。あの時、試合をするよりもビジネスを成功させて家族を守ることが人生のプライオリティになった。幸運にもジムは成功を収め、経済的に潤っている。と同時に試合には出ていなくても、指導や自分の練習は続けてきた。バレット・ヨシダからは『今、黒帯を巻いていても練習を続けていないと、その資格はない。しっかりとトレーニングを怠ってはならない』という教えを受けていたからね。

そんな時にムハメド・ベルハモフとの試合のオファーがあった。無敗の彼との試合を受ける選手がいなかったそうなんだ。もちろん、断るなんて選択はなかったよ。戦うだけ」

──結果は定負けでしたが、15分間を戦い抜きました。

「試合の3週間前にオファーを受けて、15分間戦い抜くことができた。それまでの経験で、生き残ることができたんだ。すると家族から『万全の準備をして戦ってみて、自分がどれだけできるのかを考えてみたら。この試合で何も決断する必要はない』といって貰えてね。

自分自身、『もう1試合戦いたい。しっかりと準備をして戦うことができれば、あのレベルでもやっていける』と感じたんだ。だから、今週末にキクイリと戦うことになったんだよ。

正直、経済的に戦う必要はない。でも自分のアカデミーの皆に『自分を信じて、戦う』姿勢を見せたいんだ。今回はしっかりとした準備期間もあり、満足いくキャンプができた。これで、どういう風に戦うことができるのか。試合が終わってから、今後のことを決めることになるだろう。とにかく、僕はファイトが何よりも好きでしょうがないんだ」

──ハーマンの想いは、ベルハモフ戦後もサバイバーのコンバット柔術の試合に出てミドル級チャンピオンになったことでも明らかです。

「チャンスがあれば、チャレンジする。それが僕の生き方だ。ジムが成功して、金のために戦っているわけじゃないんだ。もちろん、金を稼ぐことは好きだよ。それで家族と良い暮らしができるのだから。でも、金のために戦っているわけじゃない。

戦うことが、僕の人生だ。バレット・ヨシダ、エンセン井上に大和魂を植え付けられた。イチゾク、シンユウ・メート、そんな存在が僕の一歩を支えてくれている。若い頃、エンセンに『金のためじゃない。なりたい自分になるために戦え』と教わった。大和魂は一生、僕と共にある。それが僕の人生だ」

──今回は日本人選手に、大和魂をぶつけるわけですね。

「キクイリはとても危険な若い選手だ。打撃は強いし、パンクラスのチャンピオンだった。グラップリングだって強いだろうし、柔道も強いはずだ。凄く尊敬しているよ。ただ、僕の方が経験値が高い。技術的にも恐れることはない。

実際、僕は何人もの世界王者と戦ってきた。Strikeforce王者、PFLチャンピオンとも。ロシアのチャンピオン、キックのチャンピオン、柔術のチャンピオンとも戦ってきた。キクイリは僕のようなハイレベルのファイターと戦った経験はない。きっと彼のキャリアの中で最強だったのは、前回Bellatorで戦ったアレクセイ・シュルケヴィッチだろう。僕が戦ってきたような相手とは試合経験がない。この差は確実に存在しているよ」

──地元で戦う、ジムの教え子の前で戦う。プレッシャーに感じることはないですか。

「どこで戦おうが、ファイトはファイトだ。満員のアリーナでも、ストリートでも。誰の前で戦うのか、そんなことは気にしない。アウェイでもホームでも、道端でも結果は同じになる。

日本のファンには申し訳ないけど、キクイリとの試合が決まったのだから、彼をぶちのめすために戦う。どちらが勝とうが、きっと良い戦いになるはずだ。だから、僕らの試合を楽しみにしてほしい。アリガトウ」

■視聴方法(予定)
9月8日(日)
午前6時45分~ U-NEXT


■Bellator CS2024#04対戦カード

<Bellator世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者] ウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)
[挑戦者] アレクサンデル・シャブリー(ロシア)

<ウェルター級/5分3R>
ロレンツ・ラーキン(米国)
レヴァン・チョクヒリ(ジョージア)

<ミドル級/5分3R>
ドゥグラス・リマ(ブラジル)
アーロン・ジェフリー(カナダ)

<女子フライ級/5分3R>
スミコ・イナバ(米国)
マッケンジー・スティラー(米国)

<ライト級/5分3R>
ヤンシー・メデイロス(米国)
ジョラ・アイヴァズヤン(アルメニア)

<ミドル級/5分3R>
ジョーダン・ニューマン(米国)
イマムシャフィ・アリエフ(ロシア)

<ウェルター級/5分3R>
菊入正行(日本)
ハーマン・テラド(グアム)

<バンタム級/5分3R>
ブライス・メレディス(米国)
ジョン・マッキャロイ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ジョシュ・ホキット(米国)
ショーン・ローズ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
エイージャ・コーテス(米国)
アシュリー・タイナー(米国)

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【Bellator CS2024#04】2度の網膜剥離を乗り越えて、菊入正行「志半ばのままで終われない」

【写真】想いが拳に乗り移るか、1年5カ月振りのサークルケージへ (C)KOJI ANDO

7日(土・現地時間)にカリフォルニア州サンディエゴのペチャンガ・アリーナで開催されるBellator Champions Series 「San Diego」= Bellator CS2024#04にて、菊入正行がハーマン・テラドと対戦する。
text by Takumi Nakamura

昨年4月のBellatorデビュー戦ではアレクセイ・シュルケヴィッチにKO勝利を収めている菊入。ここからBellatorでのキャリアが本格的にスタートすると思った矢先、網膜剥離を2度も発症し、約1年以上も試合から遠ざかる形となった。

一時は現役続行も悩んだという菊入だが周囲の期待に応えること、そして何より志半ばでは終われないという想いから復帰を決意した。今回の復帰戦で菊入は「改めて『菊入は強い!』と思ってもらえる試合を見せる」と誓った。


次やったら終わりみたいな感じで、そうなるまでは続けようかなと

――サンディエゴ入り後のインタビューありがとうございます。いつから現地入りしているのですか(※取材は4日に行われた)。

「昨日の夜ですね。ファイトウィークのスケジュールをこなしつつ、今日も少し体を動かしました」

──試合そのものが約1年5カ月ぶりとなりますが、現地入りしてのコンディションはいかがですか。

「コンディションはいいですね。あとは試合までに試合の感覚が戻っていればいいなと思います」

──試合勘を取り戻すことも含めて、試合までにどんなことを意識して練習してきましたか。

「まず相手がどういう選手かということを考えて、ずっと練習してきました」

──今回の相手ハーマン・テラドにはどんな印象を持っていますか。

「ベースは柔術なので寝技が得意だと思うんですけど、MMAの試合を見ると打撃を振り回す感じだったので、打撃のできる寝技系みたいな、イメージです」

──決して洗練された打撃ではないですが、かなり思い切り打撃を出す印象です。

「打撃が上手ではないけど打撃をやるというか、ストライカーで寝技もできるのかなという感じで考えています」

──客観的に見ていて荒さや穴もある一方、いざ向かい合うと危険なものもあるファイターかなと思います。その相手にどんな試合をイメージしていますか。

「自分のリーチを活かした戦い方ができれば、それがハマってくれるのかなと。自分の対策してきた戦い方がハマればいけるのかなとは考えています」

──ご自身のSNSでも2度の網膜剥離を乗り越えての復帰戦だと明かしていましたが、怪我をした時はどんな心境だったのですか。

「もう終わりだなと思いました。2回目やった時はもう格闘技はできないかもしれないと思いましたね」

──キャリア的にも2021年にパンクラスで暫定王座のベルトを巻いて、2023年からBellatorに参戦してデビュー戦でアレクセイ・シュルケヴィッチにKO勝利と上り調子の時に長期欠場する形になったと思います。気持ちをキープするのが難しかったと思うのですが、そこはどう過ごしていたのですか。

「やっぱり手術した後は本当に視力が戻るのかなみたいな、そういう不安が一番大きかったのと、練習に復帰してまた(網膜剥離に)なっちゃうのかなという不安も大きくて、最初はちょっと考えました」

──それは現役を続けるかどうかをですか。

「はい。でも逆に次(目を)やったら終わりみたいな感じで、そうなるまでは続けようかなと思いましたね。前回の試合が終わって、周りには僕に期待してくれている人たちも多かったし、その期待にも応えたいという気持ちもあって、復帰しているという部分もあります。あとどれくらい格闘技ができるか分からないですけど、その中でしっかり皆さんに喜んでもらえるような試合をしたいなと思います。あとはもちろん自分自身、志半ばのままで終われないという気持ちもあります」

──では今回の復帰戦には熱い気持ちで臨めていますか。

「そうですね。ずっと試合したという気持ちがあったし、試合が決まってからはモチベーションをキープしてここまで来れました」

改めて『菊入は強い!』と思ってもらえる試合を

――この試合以降はどんなことを目標にしていきたいと思っていますか。

「自分は先の目標というのはあんまりなくて、決まった試合をして勝つというのが自分の目標なので、それ以上の目標は特に自分にはないです」

──先日のRoad to UFCでは日本人が準決勝で全滅という結果に終わりました。海外での日本人選手の苦戦が続いている中で、菊入選手はウェルター級でも日本人が海外で勝てるところを見せたいという想いはありますか。

「ここからは対戦相手のレベルも上がっていくし、まだ自分は本当にトップの強い相手とは戦っていません。これから相手のレベルが上がっても、ちゃんとKOできる試合を見せていきたいなと思います」

──スキル的な部分で試合が空いた期間で、意識してやってきた練習や伸ばしてきたものはありますか。

「本格的なMMAの練習に復帰できたのが7月に入ってからなので、今回はスキルを伸ばす練習ではなく、テラドに勝つために練習してきたという感じです。だから今は今回の試合をしっかり勝って、そこから色んな部分を伸ばしていきたいと思います」

──ファンの皆さんだったり、また試合を見たかったっていうファンの方もたくさんいると思うんですけど、最後にそういった方に向けてメッセージをいただけますか。

「1年半前に自分がBellatorに初参戦して、凄くいい勝ち方をしたんですけど、それを忘れている方たちもいると思いいます。今回の復帰戦では改めて『菊入は強い!』と思ってもらえる試合を見せるので、応援よろしくお願いします」

──期間が空いて、Bellatorの再デビュー戦というような気持ちもありますか。

「そうですね。初心に戻って。でも、ここは勝たないといけないという気持ちはあるんで、絶対に勝ちます」


■視聴方法(予定)
9月8日(日)
午前6時45分~ U-NEXT

■Bellator CS2024#04対戦カード

<Bellator世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者] ウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)
[挑戦者] アレクサンデル・シャブリー(ロシア)

<ウェルター級/5分3R>
ロレンツ・ラーキン(米国)
レヴァン・チョクヒリ(ジョージア)

<ミドル級/5分3R>
ドゥグラス・リマ(ブラジル)
アーロン・ジェフリー(カナダ)

<女子フライ級/5分3R>
スミコ・イナバ(米国)
マッケンジー・スティラー(米国)

<ライト級/5分3R>
ヤンシー・メデイロス(米国)
ジョラ・アイヴァズヤン(アルメニア)

<ミドル級/5分3R>
ジョーダン・ニューマン(米国)
イマムシャフィ・アリエフ(ロシア)

<ウェルター級/5分3R>
菊入正行(日本)
ハーマン・テラド(グアム)

<バンタム級/5分3R>
ブライス・メレディス(米国)
ジョン・マッキャロイ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ジョシュ・ホキット(米国)
ショーン・ローズ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
エイージャ・コーテス(米国)
アシュリー・タイナー(米国)

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