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【RIZIN】RIZIN.45 新井丈×ヒロヤのあとがき


堀口恭司×神龍誠、朝倉海×ファン・アーチュレッタ、平本蓮×YA-MANなどが注目を集めたRIZIN.45。その前半戦でわりとひっそりと行われた新井丈×ヒロヤの一戦に注目していた格闘技マニアは何気に多いのではないでしょうか。

新井は修斗でストロー級とフライ級の2階級を同時に制覇した唯一の選手。そして9連敗から11連勝して成り上がった破天荒な経歴。さらにはケンカのような間合いで衝撃的なKOを量産するファイトスタイルが相まって2023年最も修斗で輝いた選手と言っても過言ではないでしょう。

そんな修斗の象徴が初めてのRIZINで対戦したのは朝倉未来門下生のヒロヤ。DEEPでの戦績は勝ったり負けたりと平凡なものの、朝倉のプッシュもあって今年RIZIN初参戦。結果0勝2敗と1度も勝っていませんが、ブレイキングダウンで得た人気をバックに大晦日にも出場。そればかりか修斗の顔と言うべき新井とぶつかる事になったから、修斗マニアの心中は穏やかではなかったはずです。

その裏側では実績と勢いに勝る新井が成敗してくれるだろうと期待していたのも束の間、得意のはずの打撃戦で相次いでパンチを被弾。最後はハイキックを効かされ、追撃のパンチを浴びてTKO負けを喫しました。

負ける事が想像出来なかった新井のよもやの敗戦。現実を受け止める事が出来ず、落胆したフォンがどれだけいた事か。でも、両者のファイトスタイル、試合までの流れを見ると、あながちヒロヤのまぐれ当たりではなく、ある種必然だったようにも思えます。

まずはファイトスタイル。戦前の展開予想でも触れた通り、連勝中に新井が対峙してきたのはストライカーが中心。真っ向から打ち合ってくれたからこそ、新井の強みでもある打撃が十二分に活かされ、KOの山を築いてこれたのは紛れもない事実です。

対するヒロヤはテイクダウンにこだわり、グラウンドでガッチリ固めてコントロールするファイトスタイル。新井はこの手のコテコテのタイプとの対戦経験はほとんどなく、手を焼くであろうと予想していました。

現に試合では、テイクダウンこそ許さなかったものの、再々タックルで組み付かれて間合いを潰され、スタンドでの打撃に集中し切れなかった様子が見て取れます。

そして組み一辺倒のイメージが強いヒロヤですが、スタンドの打撃が着実に上達している事も番狂せを起こした要因のひとつ。タックルの合間を縫って的確にパンチを入れた場面が印象的。さらに序盤から狙っていたハイキックをクリーンヒットさせるあたりは、しっかりと新井対策を講じてスキルアップしてきた所以ではないでしょうか。

現にヒロヤと同じJAPAN TOP TEAM所属の西谷大成も11月のFIGHT CLUBで初めてのキックルールに挑戦。ここでも本職のキックボクサー山口裕人から3度のダウンを奪ってKO勝ちを収めました。ヒロヤが勝利した瞬間、西谷の勝利がオーバーラップしてきたのは私だけでしょうか。日本、海外問わず名コーチを招聘してメガジム化してきたJTTの成果がこの2試合に表れ始めた気がします。

さらに言うと新井のフィジカル(体調)も引っかかるポイント。元々ストロー級を主戦場にしてきた新井にとって1階級重いフライ級は若干背伸びした感は否めません。リング上でヒロヤと並んだ時にも一回り小さく見えたし、普段よりも大きい相手をプレスし切れなかったように見てました。

そして、新井の体調が万全だったかと言えばこれもまた疑問。直近では11月19日に修斗の世界フライ級王座を賭けて山内渉と対戦。身長、リーチ、フィジカルで上回る山内が前蹴りで新井の動きを止めて、左右のフック、ハイをヒットさせてKO寸前に追い込まれました。

結果的には逆転のKO勝ちを飾ったものの、新井のダメージは相当大きかった。しかも、この試合は修斗初の2階級同時制覇がかかった大一番。全てのモチベーションを集中させていただろうから、試合の1ヶ月後の大晦日にRIZINでビッグマッチと言われてもモチベーションも上がり切らず、ダメージも回復し切れなかった事は想像に難くありません。

とはいえ、そんな事は新井本人もトレーナーを務める大沢ケンジも百も象徴でしょう。リスクを背負ってでもRIZINに参戦して、名前を売る、より高みを目指す事を優先したわけだから、その決断は決して責められません。

それでも、この敗戦はぶっちゃけ本当に痛い。全てがフイになる事はないとしても、11連勝も修斗2階級同時制覇も、手にしていたものが、1回の敗戦でヒロヤに総取りされました。修斗を見続けて新井の勝利に胸を震わされた1人のファンとして正直残念だし、悔しい気持ちで一杯です。

しかし、酷な事を言うようですが、これもまた格闘技。これもまた人生。いい事ばかり続かないし、チャンスを掴むためにリスクを負って勝負しなきゃならない事だってありますもん。それでこそ新井丈なのかなと。

でも、このままでは終われない。今回の敗戦を受けて新井はどう動くのか。敗戦を無かった事にして修斗で防衛戦を重ねるのは避けてもらいたい。目線の先にはRIZIN再上陸を見据えてリベンジのチャンスを伺ってほしいというのが無責任な外野のファンの願いです。

そして、現役の二冠王者の首を獲られた修斗。新井陣営が負った責任なのかもしれませんが、このまま引き下がっていいものか。フライ級なら山内渉、関口祐冬、体重を調整出来るなら、バンタム級の藤井伸樹や竹中大地あたりがヒットマンとして送り込まれたら、因縁があってストーリー的にも面白くなりますが。。。果たしてどうなりますか。

でも、よく考えたら9連敗しても現役にこだわり続けて結果を出した新井丈。今回の1敗なんてわけないんじゃないかと。2024年もまた何か大きな事をやってくれる予感がしています。ご武運あれ。
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【RIZIN】RIZIN.45 堀口恭司×神龍誠のあとがき


RIZIN.45のメインで激突した堀口恭司×神龍誠。神龍が想像以上に善戦するも、最後は堀口がバックに周ってチョークを極めて一本勝ち。初代RIZINフライ級王座を戴冠すると同時に元RIZINガールの川村那月への公開プロポーズも決めて、イベントは最高のエンディングを迎えました。

改めて試合を振り返ってみると、堀口は案の定の安定感。年齢的にも限界説も囁かれていましたが、打撃でグラつかせたばかりか、神龍を相手にグラウンドでまさか一本を取るとは恐れ入りました。1Rに仕掛けたギロチンも力を使い過ぎずスタミナを温存して、一瞬の隙を突いてバックに周る老獪な試合運び。まさにレベルの高いオールラウンダーである事をこれでもかと証明してくれました。

そして、もう1つ印象的だったのは神龍の組みの強さ。堀口をテイクダウンしたり、柔軟な動きでするするっとスイープを決めるなど、スクランブルになった時の強さは特筆モノ。決して堀口にもひけをとっていませんでした。

しかもまだ23歳。これまでに日本人のフライ級トップ選手は軒並み倒しており、そのポテンシャルの高さは疑う余地なし。数年後にスケールアップしてどこまで強くなるのかさらに楽しみになりました。

あとは神龍がこの敗戦をどう受け止めるのか。試合後の態度とコメントを見るとちょっと気になっています。若気の至り、悔しさのあまりという事は重々わかります。でも、試合後に駆け寄ってきた堀口に対して下を向いて目を合わせずうなだれるばかり。

試合後のインタビューでも「組んでみて勝てると思った」など終始納得いってなさが態度と言動、表情から滲み出ていました。対戦した堀口に対するリスペクトや感謝の意があまりにもないので、神龍がタップした瞬間に一瞬だけ耳打ちした堀口にディスられたのかと勘繰ったほど。まあ、堀口がそんな事を言うはずもないか。。。

決して試合前のトラッシュトークも上手ではなく、堀口や所英男のように礼儀正しい歳上の相手に対して舌戦を仕掛けるのは、側から見るとただただ無礼に映るからやめた方がいいというのが個人的な見解。マイナスにしかならない気がします。

もう少し謙虚さと相手に対するリスペクトが体現出来るとアスリートとしてもうひと伸びするのではないかなと。新年早々説教じみてて申し訳ありませんが、率直にそう感じました。神龍誠の2024年の復活劇。本気で楽しみにしています。ご武運がありますように。
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『RIZIN.45』続報まとめ/朝倉海がUFC行きを希望、榊原CEOが2024年の対戦カードに言及 etc.

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『RIZIN.45』速報(2023年12月31日)

 こちらの続報。続きを読む・・・
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【Black Combat10】パク・シユン×須田萌里& 駒杵もフライ級王座挑戦。キム・ミンウ×ユ・スヨン決行!!

【写真】パク・シユンの二冠が続くのか、DEEP×Black Combatがさらなる混迷に向かうのか――要注目だ(C)MMAPLANET & DEEP

1日(月・現地時間)、Black CombatがオフィシャルYouTubeチャンネルで20日(土・同)にソウル・ソンブク区にある高麗大学校(コリョ・テハッキョ)ファジョン体育館(チェユックァン)で開催される Black Combat10の対戦カードを発表した。
Text by Manabu Takashima

昨年2月の韓国における対抗戦、9月の東京での対抗戦を経て通常興行でもDEEPとの交流が続くBlack Combatだが、今大会では日本から山本聖悟、中村大介、大原樹理、そして須田萌里と駒杵嵩大が出場し、須田と駒杵はタイトル挑戦となる。


(C)DEEP

駒杵は9月の対抗戦で対戦したキム・ソンウンに挑戦することとなった。

キム・ソンウンは11月大会でイ・カンナムとの王座決定戦で勝利しベルトを巻いたが、9月の一戦を見る限り両者の間には力の差が感じられた。とはいえ母国で8000人の観客が入る舞台での初防衛戦だ。キム・ソンウンがあの時と同じファイターとは捉えない方が良いかもしれない。

一方、須田は対抗戦で大島沙緒理を破りBlack CombatとDEEPの二冠王となったパク・シユンの持つBlack Combat女子アトム級王座にチャレンジする。MMAPLANETのインタビューでパク・シユン……というよりも指導者のパク・テヒョク氏が伊澤星花に対して絶対の自信を持っていたが、今回はホームで須田の挑戦を受けることに。

関節技にずば抜けた強さを見せる大島に対し、直接対決という部分でなく――×パク・シユン戦を念頭に比較すると、須田は打撃の成長が顕著で、よりウェルラウンダーとして戦える。寝技にしても思考、動きともにフレキシブルな須田だけに、パク・テヒョク氏が言うところの戦略に振り幅が持てる。

日本人選手がBlack Combatのベルトを手にし、韓国人選手がDEEPのベルトを腰に巻くという逆転現象も起こるかもしれないBlack Combat女子アトム級選手権試合だ。

今やDEEPよりもBlack Combatを主戦場にしようかという熱の大原は公言通り11月に続き、連続出場を果たす。対戦相手もイ・ファンスン戦での勝利後、ケージの中で挑発してきたキム・ジュンギュンでなく希望通りパク・ジョンホンと相対する――予定だったが、ヒザの負傷で欠場しファン・ドユンと戦うことが決まった。。

本来ランキング1位の大原と2位のパク・ジョンホンのマッチアップは事実上の次期挑戦者決定戦と思われたが、リアリティ番組で注目されているとはいえファン・ドユンは格下の相手だ。今回の試合結果いかんで大原は、対抗戦で完敗を喫したイ・ソンハの持つBlack Combatライト級王座に大きく近づくことができるのか――。

山本はバンタム級でイ・ソンウォンと、中村はフェザー級でパク・チャンスとの対戦も決まった。この2カード、注目は中村の相手パク・チャンスだ。4月のフェザー級王座決定戦で、パク・チャンスは姿勢を乱して倒れたところにシン・スンミンのサッカーボールキックからパウンドアウトで敗れた。

しかしDouble GFC暫定フェザー級王座決定戦で現Gladiatorフェザー級王者パン・ジェヒョクに勝っているパク・チャンスは、MMAの王道的なスタイルを貫けばシン・スンミンを上回る実力者とも考えられる。

中村×パク・チャンスなど、タイトル戦線で鍵を握る選手が日本勢の相手を務める、完全ガチのマッチメイクはBlack CombatではDEEP勢はワンオフでなく、レギュラーという認識があるようだ。そのフェザー級戦線、同大会ではたシン・スンミンはソン・ユチャンとの初防衛戦が控えている。キム・ソンウンと同様に対抗戦で青井人に遅れを取り、DEEP勢に2つ目の白星を献上しているだけに再起戦でチャンピオンの意地を見せたいところだろう。

そんなフェザー級選手権試合を第7試合に追いやり、キム・ミンウ×ユ・スヨンのフェザー級戦がメインで組まれている。元Road FCバンタム級王者で韓国一の猛者と目されながらRoad to UFCでは計量失敗で敗退。階級を上げてBlack Combatで戦うキム・ミンウと、Black Combatでライト級&フェザー級、さらにバンタム級と3階級を制したユ・スヨンの一戦は、PPV級のスーパーファイトといえる。

(C)DEEP

気になるのはユ・スヨンのコンディションだ。

ユ・スヨンは昨年12月21日のNAIZA FC56でダスタン・アマンゲルジにTKO負けを喫してから、インターバルは僅か1カ月でキム・ミンウという実力差と対峙することになる。ボディを効かされての負けではあったが、メンタル面と肉体の消耗度を考えるとキム・ミンウ有利と見るのが妥当か。

いずれにせよ、アジアを代表するファイター同士の対戦はDEEP勢が絡まなくても日本のMMAファンにとっても必見といえる。

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【RIZIN46&47 and LANDMARK08 】3大会、6試合が決定。鈴木千裕×金原正徳は5月6日――有明アリーナで!!

【写真】出場8選手、海外勢はシン・ユリとルイス・グスタボがリング上から挨拶を行った(C)RIZIN FF

昨日、RIZIN45内で今年の前半期のイベントスケジュールと対戦カードの発表があった。
Text by Manabu Takashima

まず既にイベント開催の発表は行われていた2月24日(土)のRIZIN LANDMARK08=SAGAアリーナ大会に続き、3月23日(土)はRIZIN46が神戸ワールド記念ホールで、さらに5月6日(祝・月)に有明アリーナでRIZIN47が行なわれる。


スーパーアリーナのリング上で発表されたカードはLANDMARK08 ではライト級=堀江圭功×ルイス・グスタボ、フェザー級で摩嶋一整×ヴガール・ケラモフの2試合。RIZIN46では女子スーパーアトム級でRENA×シン・ユリ、バンタム級=井上直樹×佐藤将光、武田光司×萩原京平のフェザー級戦という3試合。

そしてRIZIN47ではフェザー級選手権試合チャンピオン鈴木千裕×チャレンジャー金原正徳で、計6試合が明らかとなっている。

神戸大会が発表になったなか、恒例の春の大阪大会はどうなるのか。日本のMMAプロモーション各イベントでは、同時期のRIZIN出場の有無がはっきりするまで返答を保留するファイターが多い。2月からの3カ月間、3ないし4大会のカードの決定が待たれる。

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【RIZIN.45】太田忍が芦澤戦後の失神パフォーマンスを謝罪「ただ大好きなUFCチャンピオン達のオマージュのつもりでした」

2: 実況厳禁@名無しの格闘家 2024/01/01(月) 14:01:22.27 ID:tXyRZBS80
忍、お前まさかガチ目に怒られたんか


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【Special】K-MMA、2023年・秋。パク・シユンを指導=パク・テヒョン「伊澤選手と。絶対に勝てる」

【写真】次長課長!!!と呼びたくなるパク・テヒョン館長が、シャイなパク・シユンに変わり色々と話してくれました (C)MMAPLANET

日本と韓国、MMAにおいても永遠のライバルである両国。Road FCを頂点とするK-MMAは規模的には日本のRIZINのようなビッグステージを持たない。対してUFCファイターの評価は引退したコリアンゾンビに代表されるように、韓国勢の方が高い。9月のDEEP vs BLACK COMBATで後者が日本の老舗を圧倒した。日韓関係に少し変化が見られるようにもなった10月最終週に訪韓、K-MMAの今を歩いた。
Text by Manabu Takashima

特集「K-MMA、2023年・秋」。最終回後編、パク・シユンを指導するパク・テヒョン館長の言葉に――日本が強くなるための色々なヒントが隠させているように感じられた。

<パク・シユン・インタビューPart.01はコチラから>


――8割もできていれば、上々ではないですか。

パク・テヒョン 最後の寝技の展開もスラムをして印象点を稼ごうと思っていたのですが、まだ10秒あると思っていたのに実際は3秒しか残っておらず、そこはできなかったです。

――8割と試合中のアレンジと。結果的に快勝となりましたが、パク・シユン選手ご自身では試合前にどれほど勝てる自信があったのでしょうか。

「チームや周囲の応援があったので、不安はなかったです。絶対に勝てると信じることができました」

――BLOWSの青井人選手など戦い方以外は、全体的に韓国勢の方が対戦相手の研究を含め、対抗戦に向けての取り組みは日本勢を上回ったのかと。

キム・テヒョン 私は日本やシンガポールでも日本人選手たちの練習を見させてもらったことがあります。対策練習とは違うかもしれないですが、長所を伸ばすトレーニングに力を入れていた印象があります。グラップリングが強い選手は、打撃よりもグラップリングに時間を費やす。そんな風に思いました。

韓国人の場合、得手不得手は関係なく満遍なく練習します。全てが平均かそれ以上になるように。レスリング、打撃、グラウンドもある程度できる。そうなると試合に向けて、幅の広い戦略を練ることができます。そこが対抗戦で見えた差かもしれないです。

――パク・テヒョン館長は打撃、あるいはシュートボックスのスパーリングではストライキイングは何割ぐらいの力を入れて指導しているのでしょうか。

「何割のパワー……重点を置いているのは、パワーでなくスピードと精度です。それと日本の選手の練習を見させてもらった時に、本当に強い選手が集まっていました。全員で底上げする。皆で強くなると。対して韓国では、弱い練習性も選手練習に混ざっています。ジム単位の練習が多いので、強い選手は2、3人ほどです。その少ない選手たちの力が、頭抜けています。結果、日本ではプロとして戦って行ける選手が多い。対して、韓国は飛びぬけた選手しかプロになれないかと思います。結果、韓国のMMAは層が日本のように厚くないです」

――なるほどぉ、そういう見方ができるのですね。特に韓国は女子選手の層が薄く感じますが、DEEPのベルトを獲ったことでより試合機会が増えてくるという期待はありますか。

「DEEPのベルトは凄く価値があります。国内だけでなく、国外で試合が増えると思います」

――大島選手は当然として、伊澤星花選手も体重を落として取り返さないといけないという発言をしていました。

キム・テヒョン レスリングの練習をしていた時に、男子の国家代表ともやっていました。なのでレスリングのレベルは相当に高くなっています。一番のシナリオは伊澤選手と対戦できることが一番です。大島選手は柔道流の投げなど、彼女にとって理解が十分でない組みがあります。対して伊澤選手の組み、テイクダウンはレスリング的に見て彼女よりレベルが低いです。絶対に勝てるという自信があるので、ブラックコンバットに招聘してほしいのですが、次は無理だと言われています。

――大晦日のRIZINがあるので、1月は難しいですよね。

キム・テヒョン ブラックコンバットはストライカーに有利なルールなので、是非とも実現させたいです。でも、難しいならしょうがないです。

――パク・シヨン選手は日本でも好感度が高いですが、これでキム・テヒョン館長は日本で敵だらけになりましたね(笑)。

「アハハハハハハ」

キム・テヒョク 私は日本を愛していますから、お手柔らかにお願いします。

――冗談ですので。

「アハハハハ。館長はジムでもミスターチルドレンやB’Zとか日本の歌ばかりかけるんです」

――ナイスフォローです。では改めて、二冠王になってどのようなキャリアアップを考えていますか。

「UFCやONEは時間がかかるかと思うので、好きな日本で……RIZINに出場できれば嬉しいです」

キム・テヒョン 伊澤選手とブラックコンバットで戦い、2戦目をRIZINで戦うのがベストですね。

――……。せっかくシユン選手がフォローしてくれたのに……。

「アハハハハハハ」

キム・テヒョン 試合は試合ですから!!


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コナー・マクレガー「6月29日に復帰戦をする」「マイケル・チャンドラーとミドル級で対戦する」→チャンドラー「俺はどの階級でもやる」

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 コナー・マクレガーが自身のSNSで以下のコメント。

「レディース&ジェントルメン、明けましておめでとう。俺自身、ザ・ノトーリアス・コナー・マクレガーの復帰戦の日程を発表したいと思う。史上最大のカムバックは6月29日のインターナショナル・ファイト・ウィークにラスベガスで行われる…対戦相手はマイケル・チャンドラーだ。 そして階級は、ミスター・チャンドラーよ、185ポンドだ」


 これに対しESPNのブレット・オカモト記者がチャンドラーに電話取材すると、「さぁやろう。俺はどんな階級でも構わない」とコメントしたとのこと。


 その後チャンドラーは自身のSNSでも「俺はいつもお前の最大の時、最悪の(一番イケてる)時、そして最高の時を望んでいると言ってきた。 185ポンドは俺に合ってると思う」とコメントしています。続きを読む・・・
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45 AB ABEMA F1 MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN45 ブログ 堀口恭司 神龍誠

【RIZIN45】堀口恭司、RNCで神龍誠を切って落としフライ級王者に&プロポーズも成功し、二冠達成!!

<RIZINフライ級王座決定戦/5分3R>
堀口恭司(日本)
Def.2R3分44秒by RNC
神龍誠(日本)

神龍がタッチグローブに応じず、試合がスタート。その神龍が左の二段蹴りを見せる。堀口は右インローを蹴り、シングルレッグを切る。そのままコーナーまで押し込んだ神龍はボディロック、堀口は頭を抱えて正対するとギロチンへ。頭を抜いた神龍は足を束ねた状態からボディロックへ。今度は右手でギロチンをセットした堀口はハーフガードでコーナーを蹴って体を固定する。そのままクローズドに取った堀口がギロチンを続け、神龍はボディにパンチを入れる。頭を抜き、スクランブルでバックに着いた神龍はエルボーを受けながらもキープを続ける。

コーナーまで移動した堀口は、バックを許した状態で前方に崩され襷に取られる。RNCはヒジを押して防ぐと、胸を合わせてボディロックテイクダウンも、その瞬間に回転して上を取った神龍が、ここもスクランブルで背中についてRNCを狙ったとことで時間となった。

2R、右ハイを決めた堀口が左フックをヒットさせる。効かされながら組んでいった神龍だが、切った堀口が逆にボディロックテイクダウンへ。ここでも倒される動きを利用して、トップを取った神龍が一気にマウントを狙う。堀口は足を戻してギロチンへ。太ももにエルボーに入れた神龍が頭を抜いて、そのままボディロックに取る。ウィザーで立ち上がりつつ、パンチを入れた堀口が左を入れる。打ち合いは劣勢でも、前に出る神龍だったがボディロックから小外掛けで倒される。

ここも瞬時にしてトップを取りに行った神龍だが、堀口は立ち上がってコーナーに押し込んでまたも小外を決める。エルボーから強烈な勢いで殴った堀口はバックを制すと、神龍に抱えられた右腕を引き抜き、RNCをセットアップ。すぐに後方に倒れ込んだ堀内が、神龍からタップを奪い快勝した。

敗者に「ありがとう。行ってくれたから、俺も盛り上げようと。一緒に練習しようと」と声を掛けた堀口の腰にフライ級のベルトが巻かれた。

「大晦日、ここに集まっていただきありがとうございました。神龍選手、めちゃくちゃ強くて、まぁベテランの意地を見せました。ちょっと神龍君、ATT来ない? 一緒に練習しようと」と話した堀口が、なんと元RIZINガールの川村那月さんにプロポーズ。「ずっと一緒にいさせてください」という返答を貰い、キス。リング上とリング外の二冠王となった。



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45 MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN45 キック 朝倉海

【RIZIN45】変則タイトル戦は朝倉がヒザ蹴りでアルチュレッタをKO、バンタム級王座戴冠

<68kg契約/5分3R>
朝倉海(日本)
Def.2R by KO
フアン・アルチュレッタ(米国)

前日計量でアルチュレッタが2.8kgオーバーのため王座剥奪。公開計量では試合が実施される場合は、計量をクリアした朝倉が勝利した場合のみ新チャンピオンに認定される変則タイトル戦になることがアナウンスされた。

その後は両陣営と協議が続き、最終的にはアルチュレッタの体重を戻すリミットを68kgとし、試合開始1時間前に計量を行う形で試合を実施する形に。試合前にアルチュレタが68kgのリミットをクリアしたことが発表され、アルチュレッタにはレッドカード1枚が提示されて試合開始となった。

朝倉が右のカーフキック、ボディにジャブを放つ。アルチュレッタが左フックから右で突進し、ダブルレッグで組み付く。これを切った朝倉だったが、アルチュレッタが右フックを当てると、すぐにサッカーボールキック。朝倉がダブルレッグで組みつくと、アルチュレッタがギロチンを狙う。朝倉は足を組ませずにサイドポジションに出て、上四方で抑え込む。

アルチュレッタも反転して立ち上がり、すぐにパンチで突進。朝倉は下がりながら右ストレートを打ち返す。アルチュレッタは左を振ってダブルレッグへ。朝倉もそれを切って、ロープを背負って四つで組む。ここは両者の動きが止まってブレイクとなった。

再開後、アルチュレッタの右ストレートに朝倉も右を返す。アルチュレッタは右から距離を詰めるが、朝倉もクリーンヒットは許さない。終盤、アルチュレッタが組んでバックに回ってパンチをまとめる。ラウンド終了のゴング後もアルチュレッタがパンチを繰り出し、朝倉がエキサイトする。

2R、アルチュレッタがジャブから2段蹴り。朝倉は前蹴り、左ボディを放つ。朝倉は距離を取りながらジャブを当てて左ハイ、右ストレート。アルチュレッタは左右のパンチで前に出るが、朝倉の足は止まらない。朝倉は左ミドルや右ストレートで手数を増やし、徐々に自分から前に出ていく。

そして朝倉はアルチュレッタが右ストレートから前に出てきたところに右のヒザ蹴り。これがアルチュレッタのボディに突き刺さり、そのままアルチュレッタが前のめりに崩れ落ちる。朝倉が追撃のパンチを落としたところでレフェリーが試合をストップ。朝倉がKO勝利でRIZINバンタム王座に就いた。

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