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【GLADIATOR017】久保健太と対戦、中西テツオ─02─「好きだからMMAをやっている、それだけなんです」

【写真】1月の前回大会では 坪内一将を71秒RNCで下している中西(C)MMAPLANET

5月1日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR016で、久保健太と対戦する中西テツオのインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

2014年にGLANDSRAMでプロデビューを果たした中西は、MMAで3連勝を収めたものの、2016年から2年近くもの間、勝利から遠ざかることに。そんな中西のキャリアを変えたキッカケが、2017年から始まる中国での戦いだったという。現在は3連続一本勝ちの中西は、新天地グラジエーターでどんな試合を見せるのか。インタビュー後編では、中国で体験したまさかの出来事と、自身の変化について訊いた。

<中西テツオ・インタビューPart.01はコチラから>


――中西選手は2017年10月からWLF(武林風)とGlory of Herosなど、中国で試合をしていますよね。

「中国では5試合しました。当時はみんながUFCに出たい、ONEに出たい、海外で試合をしたいと言っている時期で。単純に僕もそれに憧れて、海外で試合があるよと言われて『いいなぁ』と思いました(笑)。本当に何も深くは考えていなかったです。

僕の中では、中国で試合をしたことは楽しかったです。現地での移動時間が長かったり、いろいろトラブルがあったりして。でも、すごく良い経験ができました」

――トラブルとは?

「初めて行った時は、試合会場がチベット(馬爾康市…バルカム、四川省にあるアバ・チベット族チャン族自治州)だったんです。まず上海に着いてから飛行機を乗り継ぎ、さらに空港から会場まで車で10時間半ほどかかりました(苦笑)。山の中にある町なので、空気が薄くて。着いた瞬間に『アレッ?』と分かるぐらいでしたね。しかも、到着した日に地震が発生して大会も中止になったんです」

■九寨溝(シルツァデグ)地震
2017年8月8日21時19分(現地時間)、中国四川省のアバ・チベット族チャン族自治州九寨溝県で、マグニチュード7.0の巨大地震が発生した。大会開催が予定されていた馬爾康市は九寨溝県の南西に位置し、現地では8日と9日の2日間にかけて『武林龍中対.17』の開催が予定されていた。

「僕たちがいた地域では、それほど地震の影響はなかったんですよ。でも四川省から大会中止の指示があったようで……。直接の被害はなくても、そのままでは帰れなくなるかもしれないということで。初日はアマチュア大会で、2日目が僕たちの出場するプロ大会でした。アマチュア大会が行われた後に地震が発生して、翌日のプロ大会は中止になりました。あの時は、いろいろ辛かったです」

――なるほど……。その後も中国でMMAを戦った感想はいかがですか。

「僕としては、中国人選手はやりやすかったです。当時はまだMMAが、それほど確立されていなくて。キックボクサーがグラップリングを練習してMMAをやる──そういう印象がありました。だから日本人選手よりは戦いやすかったですね。

自分の中では1回目の試合(2017年10月、ニ・ゲダンに判定負け)が大きかったです。高地で、僕だけ5分3R戦ったんですよ。それで1Rに汗が全く出なくなって、チアノーゼになってしまいました」

――……それでも残り2Rを戦い抜いたのですか。

「はい。あの試合を経験したことで、自分の気持ちも変化したのかなと思いますね」

――その中国遠征を経て、2019年から再び国内で戦うことになります。その初戦として、2019年12月のグラチャン×グラジエーターの合同興行で、宮城友一選手に判定負けを喫しました。あの試合はストライカーの宮城選手を相手に組むことなく、打撃戦を選択した理由は何だったのでしょうか。

「宮城さんの試合映像を見て、打撃でもいけるなと思ったんです。宮城さんを倒して、国内でもアピールしてやろうと思って打撃戦を選びました。いま考えると――僕の中では良かったかなと考えています。あれだけ打撃戦ができたのは良かったです。打撃もやれるんだぞ、というのを見せることができたので」

――そして宮城戦以降は、打撃戦ではなく3試合連続一本勝ち、と。

「アハハハ、そうですね。いろいろ考えると、KOしたいという理想もあるんですけど、やっぱり勝ちたいっていう気持ちが一番なんです。相手の苦手なところを攻めようと考えると、組みに行くという結論になりますよね」

久保健太は昨年10月に鶴屋怜に敗れるまで、DEEPとパンクラスで4連勝中だった

――そして今回は久保健太選手との愛知県勢対決を迎えます。

「対戦相手を聞いて、ちょっとビックリしました。試合映像を見ると、打撃も組みもできるバランスの良い選手ですよね。試合では競り勝てる地力もありますし。実は7年ぐらい前に、一緒に練習したことがあるんですよ。当時の久保選手は、それほど強いイメージはなかったです。まだプロデビューもしていなかったですし。あれから7年経って、印象も変わっています」

――これが合同興行も含めると、グラジエーターでは3戦目となります。現在、中西選手がMMAを戦ううえでの目標を教えてください。

「本当に好きだからMMAをやっている、それだけなんですよね。2016年から2017年にかけて4連敗したことがあって、その時はMMAを辞めようかとも考えました。でも、やっぱり練習していると楽しくて。そこから中国で勝つことができ、これは辞められないなと思いました。そこからずっと、MMAは楽しもうと考えています」

――では最後に、MMAPLANETの読者の皆さんへ意気込みのほどをお願いします。

「自分のジムを立ち上げて、新しいキャリアを良い形でスタートさせることができました。選手としてもバリバリ上を目指していきますし、グラジエーターで勝ってベルトを巻きたいと思っています。今後もよろしくお願いいたします!」

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ABEMA MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase327 パンクラス ボクシング 小川徹 秋葉太樹 鶴屋怜

【Pancrase327】鶴屋怜と対戦、秋葉太樹─01─「毎日を頑張れる。それが僕にとっての格闘技やった」

【写真】柔道出身だが、パンチの破壊力は誰もが認めるところ(C)SHOJIRO KAMEIKE

29日(金・祝)、東京都の立川ステージガーデンにて開催されるPancrase327にて、パンクラス初参戦の鶴屋怜を、フライ級3位の秋葉太樹が迎え撃つ。
Text by Shojiro Kameike

これまでパンクラスのフライ級で安永有希、荻窪祐輔、神酒龍一といったトップランカーを下し、ランキングを上げてきた秋葉。しかし前回の試合では同級暫定王者決定トーナメント1回戦で小川徹に敗れ、ベルトを巻くことはできなかった。そんななか、復帰戦で新鋭の鶴屋怜と対戦することが決まった心境は――。

インタビュー前編では、秋葉にこれまでのキャリアと現在の練習環境について語ってもらった。


――秋葉選手は現在、もともと所属していた総合格闘技道場reliableから離れてフリーになっているのですね。

「はい、安谷屋選手との試合(2020年11月、判定勝ち)の後からですね。僕もジム以外でのスパーリングが多くなって、ジムの代表(田中淳reliable代表)からも『ジムの肩書がないほうが動きやすいんじゃないか?』と言われたんです。いろんなところへ学びに行って、強くなる環境を自分で見つけていくほうが合ってるんちゃうか、と。だからreliableを卒業してやっていくほうがいいよと言ってくだって」

――その時点では、どこで練習していたのですか。

「カルペディエム芦屋と稲垣組、それとボクシングジムに通っています。あとは手塚(基伸)さんにマンツーマンで練習してもらうこともあったりとか。そうやって、いろんなところのプロ練に参加させてもらっていましたね」

――最近は関西のMMAファイターにインタビューすると、カルペディエム芦屋でのプロ練が話題に挙がることが多いです。

「本当に良い環境で練習させてもらっています。もともとはカルペディエム芦屋がオープンする前に、何度か岩崎さんとお会いしたことがあって。その時に『ジムを開くから、良かったらおいでよ』と声をかけてもらっていたので、カルペディエム芦屋が出来た時からお世話になっています」

――カルペディエム芦屋ではプロ練だけではなく、道着の練習もしているのでしょうか。

「グラップリングの練習のあと、柔術の初級クラスにも出ています。初級クラスから参加させてもらって、ホンマにありがたいですね。クラスで学んでいくうちに『あぁ、こういうことやったんや』って。基礎知識から勉強させてもらっています」

――カルペディエム芦屋で学んだことで、何か概念を変えられたようなことを挙げていただけますか。

「いや、もう……細かいことが多すぎて、コレっていうのが思い浮かばないですね(苦笑)。ポジションの意味合いから教わっています。このポジションには、こういう意味があると。僕はずっと違う考え方を持っていたので、そういう技術以前の知識から勉強させてもらっているんです」

――なるほど。秋葉選手は、もともと柔道をやっていたのですよね。

「小学校から大学まで柔道をやっていました。中・高・大と部のキャプテンも務めていて。柔道以外にすることがなくて(苦笑)」

――柔道からMMAに転向したキッカケは何だったのでしょうか。

「大学2年の時に1回、地下格闘技に出たのがキッカケです」

――えっ、地下格闘技の経験があるのですか。

「その前から、MMAをやりたいとは思っていたんです。高校の進路選択の時、大学へ進学できなかったらMMAをやろう、って考えていたぐらいでした。それで大学に進んでから(地下格闘技に)出てみぃへんか、という誘いがあって。自分もMMAをやりたかったし、実際にやってみたら面白くて、柔道を引退したら、すぐMMAを始めようと思いました」

――大学卒業後、正式にMMAのジムに入ったのでしょうか。

「高校の柔道部の先輩から声をかけてもらって、東淀川に修武館という道場に入りました。その時代にデモリッション・ウエストのセミプロ戦に出場しています。その後すぐ、柔専館へ行かせてもらった時に、reliableの田中淳代表と知り合って。当時、修武館では週2回しか練習がなかったんですね。田中代表からreliableは僕の家からも近いし、毎日練習できるから、いつでも遊びにおいでと言われていたんですよ。それで修武館の代表に相談したら、『そのほうが良い。離れても家族であることは変わらないから』と言ってもらえて、reliableへ移籍することになりました」

――素敵な方々ばかりですね。デモリッション・ウエストのセミプロ戦でデビューしてから、2013年は2敗1分という成績でした。そこで勝てなかった要因は何だったと思いますか。

「何でしょうね……。当時は解体の仕事が終わってから、大阪から夜8時ぐらいに戻ってきて、練習してから朝早くに現場へ行くという毎日を繰り返していました。睡眠時間も1日1~2時間ぐらいで。だからか当時のことを、あんまりよく覚えていないんです(苦笑)」

――……。

「MMAをやるのが楽しくて、ただ道場へ行っていただけだったかもしれないです。だから『結果が伴っていない』という認識もなくて」

――その認識が変わったのは、いつ頃なのでしょうか。

「2014年に解体業を辞めて、工場の仕事に入るようになったんです。そうしたらライフスタイルも一気に変わって。それが3連勝した時期ですね」

――ただ、その後も勝敗に関しては苦しい時期が続きました。当時MMAを戦ううえで、どのような目標を持っていましたか。

「当時はMMAについて、そんなに追及していなかったです。格闘技が好きだから練習して、オファーがあったから試合して――その繰り返しでしたね。その試合のために頑張る、この試合で勝った先どうするとか、そういうことは考えていなくて。試合について簡単に考えていたのかもしれません。でも僕にとっては、格闘技の練習と試合があるから毎日を頑張れる。それが僕にとっての格闘技やったんです」

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MMA MMAPLANET o ONE PANCRASE Pancrase323 Pancrase327 Ring Girl Special パンクラス 秋葉太樹 鶴屋怜

【Monday Ring Girl】Pancrase323

毎週月曜日にラウンドガールをご紹介する「MONDAY RING GIRL」。第406弾は2021年9月12日(日)、東京都江東区のスタジオコーストで開催されたPancrase323のリングガールです。

<関連レポート>
【Pancrase327】鶴屋怜のパンクラス初戦の相手は秋葉太樹。立ち技で間を取るのは、どちらだ

(C)MMAPLANET

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MMA MMAPLANET o PANCRASE UNRIVALED パンクラス プロレス 修斗 平山学 漆間將生 田嶋椋 鶴屋怜

【Pancrase NEO BLOOD !】第28回ネオブラッドT出場リスト、公開。芳賀ビラルがライト級に参戦!!

【写真】仕切り直しのビラルだ(C)MMAPLANET

13 日(水)、パンクラスより5月22日(日)に東京都港区の品川インターシティホールで開催される第28回ネオブラッドトーナメント及びワンマッチ大会=「NEO BLOOD !」から実施されるネオブラッドトーナメント出場選手が発表された。

ネオブラを制すと、既にタイトルが視野に入る位置にくる傾向にあるステップアップ・トーナメントのエントリーはストロー級からライト級の5階級で26名、うち25選手の名前が公表となった。


まず目に留まるのが、フライ級だ。6人の出場選手中、大野友哉、伊藤まこと、濱田巧の三名がパラエストラ千葉ネットワークの所属の選手達だ。今月29日の立川大会でパンクラス初陣を迎える鶴屋怜に続き、パレ千葉勢のパンクラス・インベーションが始まったか。

バンタム級は田嶋椋、漆間將生、矢澤諒という面々が連続参戦、10人参加の最激戦区で再度頂点を目指す。また同階級には修斗からパンクラスに戦場を移した鬼神光司も出場するなど、30歳前後のネオブラッドも多くみられる。

なかでもフェザー級に出場するFUMAは今年で36歳を迎えるプロレスラーだ。UNRIVALED00でもMMAにチャレンジしたFUMAが挑む同階級は、後日追加発表選手がある模様だ。

最重量級となったライト級(※4人参加)でひと際目を引くのが、芳賀ビラル海だ。2月のEXFIGHTでプロデビューも平山学の維持のグラウンドコントロールの前に黒星を喫し、POUNDSTORM出場というミッションを実行できなくなった。投げを得意とする日本拳法時代から、ウェルラウンダーへ進化の過程にあるビラルの仕切り直しに要注目だ。

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ABEMA Grachan54 MMA MMAPLANET o RIZIN ボクシング 中村倫也 原口伸 大宮優 宇佐美正パトリック 岩本健汰 植田豊 河名マスト 長野将大 鶴屋怜

【Grachan54】原口伸が植田豊と暫定ライト級王座決定戦へ。超ルーキーは足し算を間違えないMMAが必要

【写真】2021年デビュー組、初の王座戴冠となるか。それとも植田が意地を見せるか(C)MMAPLANET

1日(金)、GRACHANより5月15日(日)に東京都港区の品川インターシティホールでGRACHAN54が開催され、メインで植田豊✖原口伸の暫定ライト級王座決定戦が組まれることが発表された。

この日は昼夜2興行制となり、Grachan54が昼の部、Grachan55が夜の部として実施され本日のプレスリリースでは昼の部のカードが明らかとなった。


2019年フリースタイルレスリング70キロ級全日本王者、昨年9月のMMAデビューから2勝1NC、原口が4戦目で王座挑戦の機会を得た。

J-MMA界の未来──2021年デビュー組は、中村倫也&宇佐美正パトリック、鶴屋怜、河名マスト、岩本健汰、原口の同門である野村瞬太とレスリング、ボクシング、空手、グラップリングの全日本クラスがズラリと揃っており、デビューイヤーからキャリアで上回る相手を引きずり下ろし、急激に存在感を増している。

そんななか早くも、原口がタイトル挑戦の機会を得ることになった。対する植田は過去にグラチャンだけでなくGladiatorでもライト級王座挑戦経験があるベテランだ。

前回の大宮優戦を見る限り、原口はがぶってのパンチや首相撲からのヒザ蹴り、勝負を決めた最後の接近戦でのフックの連打とMMAへの対応力はつきつつある。

その一方で打撃を使おうとするあまり、パンチを被弾する数も決して少なくない。特にまだコンビネーションは見えておらず、右でステップインしてきた大宮の左フックを浴びてダウンを経験している。

ここから大宮がマウントに移行し、スクランブルに持ち込んだことで、レスリング力でピンチから脱したものの、老獪な植田とその頭脳=山崎剛Me,We代表であれば優勢のままスタンド戦に戻るという選択をしていたかもしれない。

世界レベルのレスリングがベースだけにテイクダウン&スクランブルの強さはある原口だが、パンチを被弾して組まれることも少なくなかった。気になったのは組みの攻防のなかで、フィジカルに任せた強引な小手投げを見せていた点だ。金網の位置を考慮しないあの手の荒い攻撃を植田相手に繰り出すと、バックを許し致命傷となる可能性もある。

サウスポー、リーチのある植田は抑え、極めの強さは10勝8敗という戦績以上のモノがある。今回の対戦の肝は、組む前の間──だ。3月のままの原口だとサウスポーの植田のジャブをより多く被弾する可能性も十分にある。

と同時に、組んでからの打撃の強さを前段階で原口が使えるようになっていれば、一方的な展開になる可能性すらある。それは最後に打ち勝ったパンチではなく、対戦相手の大宮が見せていた組むためのパンチが使えるかどうかに掛かって来る。

同様に削り合いになった時に、原口が5分✖3Rの戦い方ができるか否か。この暫定王座決定戦、原口がMMAをやり過ぎれば勝機は植田に。レスリング時々パンチという打撃を駆使できるようになっていれば原口……という見方もできる。

そのポテンシャルの高さを十分に理解した上で、足し算を間違えることがないMMAが原口には必要となってくるだろう。

また今大会のセミではEXFIGHTで地に落ちた自信をグラチャンで取り戻しつつある長野将大が、加マーク納に挑む。柔道ベースの組み力の強さを持つ加マーク納に対し、長野はスピードと手数の多さで切り崩すことがデキるのか。

王者がRIZINに戦場を求めているライト級とフライ級にあって、暫定王座の制定はもちろん、波風を起こす興味深い2つのマッチアップだ。

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【Pancrase327】鶴屋怜がイリディアムと契約──「今は秋葉戦に100パーセント集中している」

【写真】その視線の先にあるのはUFCのみ──鶴屋怜(C)MMAPLANET

29日(火)にパラエストラ千葉ネットワーク総帥、Tsuruya Hiroshi Entertainment代表の鶴屋浩がSNSで次男=鶴屋怜がIRIDIUM SPORTS AGENGYと契約を果たしたことを公表した。

イリディアムといえば1月に鶴屋の孫弟子にあたるTheパラエストラ沖縄所属の修斗世界フライ級チャンピオン平良達郎が契約し、2月にはUFCとサインが成立している。


今回、イリディアムと怜を結びつけたのは、鶴屋の愛弟子でTheパラエストラ沖縄の松根良太代表だった。松根が怜の試合映像をイリディアムに送り、この縁となった。

その怜は4月29日(金・祝)にパンクラス立川大会で秋葉太樹と対戦が決まっている。父・浩によると「今後もパンクラスで戦い王座を目指す予定で、UFCはおろかコンテンダーシリーズも早いと考えていますが、得られる機会は生かしていきたいとも考えている」とのこと。

怜自身はパンクラス2戦目で王座を目指すとも公言している一方で、UFCはともかくコンテンダーシリーズとなる今秋に予定されている上海でのコンテンダーシリーズ(もしくは新機軸のRoad to UFCトーナメント)がUFC行きを考えた場合のオプションとなるのか。

いずれにせよ今回の契約の利点はプロアスリート用のP1ビザの取得が可能になり、米国での練習、試合出場に向けての壁が取り払われることだ。早速、秋葉戦後にもラスベガス修行が視野にあるという鶴屋怜。とはいってもイリディアムとの契約は、成功を掴むための一歩であって何かを成し遂げたわけでは一切ない。

その辺りは怜サイドも百も承知で「秋葉戦に100パーセント集中している」とのことだった。

今年の6月に20歳を迎える怜は、昨年2月のプロMMAデビュー以来3連勝中とはいえ究極の青田買いといえる。怜以外にもイリディアムは日本人選手との契約も進めているという話も伝わってくる昨今、MMAの型枠が急激に変化していることが実感される鶴屋怜のイリディアムとの契約締結だ。

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【Shooto2022#02】安藤達也の挑戦受ける岡田遼─02─「自分で自分を試す試験です」

【写真】対策練習は、仮想安藤=鶴屋怜とのスパーリングで行ってきた(C)MMAPLANET

21日(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2020#02 のメインで安藤達也の挑戦を受ける修斗世界バンタム級チャンピオン岡田遼インタビュー後編。

修斗が格闘家生活の本編と語る岡田。今年いっぱいの活動という区切りをつけたチャンピオンは2度目の防衛戦を「自らの試す試験」と表現した。

<岡田遼インタビューPart.01はコチラから>


──安藤選手は今回アルファメールではなくて、国内で調整しているようですね。

「あぁ、そうなんですか。良い状態で来て欲しいと思います。強い安藤とやりたいです。そうでないとラスベガスまで行った意味がなくなりますし」

──ATTとエクストリーム・クートゥアー、どのような違いがありましたか。

「施設面で充実しているのはATTです。どちらもメガジムですが、ATTは上に宿泊施設があったり、カフェまで揃っています。サウナや水風呂なでも完備されています。ただし、エクストリーム・クートゥアーは同じストリートにUFC PIがあってUFCファイターはエクストリーム・クートゥアーで練習をして、PIに行って飯を食って体のケアができます。そしサプリメントを補充してもらって帰る。それが全て無料でできる。

パーソナルトレーニング、治療もフリー。朝から晩まで三食、選手の体のことを考えられた食事が用意されています」

──ベガス在住の選手でなくても、定期的にボディチェックがあって個々にあったサプリメントの支給を受けるそうですね。

「データが残っていて、何が必要かとか全て教えてもらっていました。そりゃあ、UFCファイターはラスベガスでファイトキャンプをしますよね。これはATTにはないです。めちゃくちゃ充実した保障で、アジアの選手だってラスベガスに行きますよ」

──絶望的な気持ちになってしまいますね……。

「えっ? あぁ、UFCファイターでないと……ですね。それは僕も感じました。この差をどう埋めろっていうんだって(笑)。こんなに手厚いサポート、保障がある。あのアドバンテージは凄まじいです」

──おかしなクスリに手を出すなということだと思うんです。

「そうですね。それもありますよね」

──そういうなかでエクストリーム・クートゥアーで得た手応えというのは?

「何か一つの項目が、ドーンと伸びたということはないです。局面のディティールを詰めていく、そういう地味な作業をしてきました。おさらいですね。特に新しいテクニックを教わって『面白いっ』っていうようなATTの時のようなことはなかったです。

ただ寝技のコーチがジェイク・シールズで、ベーシックなことを丹念に何度も繰り返すんです。そして『ここに隙間がある。もっともっとタイトにしろ』とか言ってもらえて、細かいディティールを詰めてきました。だからATTとは違う意味で、凄く役に立ちました」

──練習して面白い選手はいました。

「なぜか、ずっとパッチー・ミックスがスパーリングパートナーに指名してくれて。週に2回のスパーリングの日は必ずパッチーとスパーをしていました。あの極め、ギロチンはヤバいです。初見だと、やられてしまいます。シングルに入らせて、マルセロチン。あれは元谷君の気持ち、分かりました(笑)。いや、充実していましたね。

ただラスベガスでやってきたからって、どうこうっていう試合じゃないですけどね。今回の試合は」

──その通りですね。

「それに最初に言いましたが、安藤君に勝ちたいとかじゃないんです。やり切りたい、自分を出し切りたい。自分のためだけのモチベーションではもう頑張れなくて。応援してくれる人に喜んで欲しいですし、ずっと僕の試合を見てくれている人に成長しているなって思って欲しい」

──それでも勝利を手にするために、何をしないといけないと思っていますか。

「勝つために……特別にすることではなくて、良いコンディション、良いメンタルで今までやってきたことを出すだけで、勝てると思っています。何も特別なことをする必要はない。100を110にするのではなく、80点以下にならない仕上がりで行こうと思います」

──それで凄く強い岡田遼を見ることができれば、もっと岡田選手の試合が見たくなるのが世の常です。

「本当ですか!!」

──世の常というか、私個人ですね(笑)。今日のスパーリングを見ていても、自分は総合力でMMAを勝つという意見は実はあまり信用していなくて。やはりレスリングが強く、打撃で勝てる人がMMAは強い。そういうなかにおいて、岡田遼は回転しているなと感じました。

「嬉しいです(笑)。それを確認するための試合です。どれくらい試合でできるのか、自分で自分を試す試験です。そして──修斗愛を見せます」

──しっかりとまとめてもらってありがとうございます(笑)。

「アハハハ。鶴屋怜に頭から落とされていますけどね(笑)」

■視聴方法(予定)
3月21日(日)
午後6時30分~ ABEMA格闘チャンネル
             
■対戦カード

<修斗世界バンタム級王座選手権試合/5分5R>
[王者]岡田遼:61.1キロ
[挑戦者]安藤達也:61.1キロ

<ウェルター級/5分3R>
西川大和:76.6キロ
山田崇太郎:77.3キロ→77.1キロ

<バンタム級/5分3R>
石井逸人:61.0キロ
石橋佳大:61.2キロ

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治:60.8キロ
ダイキ・ライトイヤー:61.0キロ

<フライ級/5分3R>
関口祐冬:57.0キロ→56.7キロ
宮地友一:56.5キロ

<バンタム級/5分2R>
Lyo’o:61.2キロ
齋藤奨司:61.0キロ

<フライ級/5分2R>
大竹陽:56.6キロ
山内渉:56.5キロ

<フライ級/5分2R>
内田タケル:56.5キロ
佐々木駿友:56.4キロ

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【The Shooto OKINAWA06 & TORAO27】沖縄で田上×当真、福岡でソーキ×田村ヒビキなどカード発表

【写真】ソーキとしては、絶対的に意地を見せて関西、首都圏の修斗公式戦に進出を図りたいところだろう(C)MMAPLANET

1日(火)、4月17日(日)に沖縄市のミュージックタウン音市場で開催されるThe Shooto OKINAWA06と、5月15日(日)に福岡市中央区のよしもと福岡大和証券/CONNECT劇場で行われるTORAO27及びTORAO GIG04の対戦カードの一部発表されている。

Theパラエストラ沖縄主催のプロ修斗沖縄大会は恒例の4月、11月というルーティンで開かれ、TNSにとって念願の福岡市内のケージ修斗はGIGと2部制が実施される。


まず沖縄大会ではストロー級の2回戦で旭那拳×竜己、同じくストロー級の3回戦では当真佳直が、田上こゆると戦う一戦、加えてバンタム級の南風原吉良斗×川北晏生、インフィニティリーグ2022女子アトム級=小生由紀×加藤春菜が組まれた。

また闘裸男27では環太平洋ウェルター級選手権試合=王者ソーキ×チャレンジャー田村ヒビキ戦を始め、当日計量のフェザー級契約3回戦で野尻定由×奇天烈、同ミドル級契約の2回戦で加藤正憲×墨吉涼太、そして野瀬翔平、結城大樹、宝珠山桃花の出場もアナウンスされた。

GIG04ではフライ級とライト級の新人王T戦として、それぞれ打威致×KJ Tyler、スモーキー×深見弦汰、当日計量バンタム級契約で若山達也×若宮龍斗が決まっている。

旭那と対戦する竜己は修斗初参戦、昨年2月にTheパラエストラの姉妹ジム=パラエストラ千葉ネットの鶴屋怜のデビュー戦の相手でTKO負けをしており、旭那としては意地でも負けられない一戦だ。

2019年修斗ストロー級新人王の当真は、Road to ONEと地元大阪大会で躓いき、再起を図る田上とのサバイバルが合戦となった。再起といえば、Road to ONEで須藤拓真の足関節に下り11月の地元大会で再起した南風原が、TRIBEの川北晏生と戦う一戦も注目だ。

川北はパンクラスを主戦場してきたが2月にNEXUSで安永有希を下し、39歳の工夫の人に引退を決意させたばかり。2カ月で20違いの選手を相手にする──この試合を含め、他プロモーションから戦場を移す選手が目立ってきている。

そんななか福岡では2019年6月の北九大会での再戦がメインとなった。前回は王座決定戦で戦ったソーキはダイレクトリマッチで田村の挑戦を受ける。田村のために用意されたメインといえる。

さらに中村倫也に瞬殺を喰らった野尻が、同じ福岡勢の野瀬に敗れたTORAOで一本負けを喫している奇天烈とのマッチアップも、紛れもなくサバイバル戦だ。

公式戦が行われてない中部地区からの参戦となるソーキと加藤春菜というナセルドソル勢が、沖縄&福岡勢よりハングリーな状況であることを示す場でもある。地方在住シューターと、ニューカマーの対戦は今の修斗、J-MMAの映す鏡といえる2大会だ。

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【今週の格闘技“裏”ニュース】RIZIN冠スポンサー変わる/鶴屋怜DEEP離脱のなぜ/海人vs野杁正明の問題点/寺山遼冴TEPPEN離脱のなぜ/山本アーセンのKIDタトゥーに批判殺到/平田樹が 他

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【Pancrase327】鶴屋怜のパンクラス初戦の相手は秋葉太樹。立ち技で間を取るのは、どちらだ

【写真】下になっても平気、殴って勝てるという自信が秋葉を勝利に導く(C)MMAPLANET

17日(木)にパンクラスから4月29日(金・祝)に東京都立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase327に出場が決まっていた鶴屋怜の対戦相手が、秋葉太樹になったことが発表されている。

DEEPで迎えたデビューイヤーを不戦勝1を含む4連勝で終え、パンクラス初出場となる鶴屋に対し、秋葉を用意したパンクラスはリリースに『「強いヤツとやっていないから、ホントに強いか分かんないよな」という鶴屋怜について回るネガへの回答がこの試合だ、ほら知りたいんだろ?』と、鼻息の荒さが伝わってくるような一文が添えられている。


まさに、その通りだ。鶴屋に対する評価に19歳だとか、デビュー1年目という前置きは必要ない。UFCに行って、勝てる可能性があるのかという論点で判断される。

そういう意味で秋葉は11勝10敗1分という戦績以上の怖さを持っており、鶴屋のポテンシャルを知る上でしっかりとしたスケールとなるファイターといえる。

秋葉は2017年から2018年にかけて3試合連続でKO勝ちを収めてからは、パンクラス・フライ級タイトルを見える位置で戦ってきた。打撃の一発はある。ただし、組みに弱い。キャリアの序盤でも松場貴志、加マーク納に星を落とし、上位になってからも翔兵、スサンド・ビコと組みの強い選手に跳ね返されてきた。

秋葉が過去にストライカーに遅れを取ったのは獅庵ぐらいだろう。上位陣相手の敗北に関しては、組み技対策をすることで以前のような思い切りの良い打撃を見せられなくなっていた時期もあるが、小川徹との暫定フライ級王座決定T準決勝では──思い切り打撃を入れながら、組みで倒され勝機を逸したという展開が見られた。

そのテイクダウンという部分に絶対の自信を持っているが、鶴屋だ。低空テイクダウン、親父譲りの首投げと組めば下半身、上半身のどちらでも崩せる。何より鶴屋には無敗の勢いがある。躊躇がない。鶴屋が躊躇する間を、秋葉が打撃の圧で創ることができるか。

結論からいえば、それは可能だ。秋葉に下になっても構わないという自信があれば、思い切り殴って行ける。反面、倒されたくないという不安要素があれば、本来の打撃の良さはでない。その点に対して秋葉を見るうえで、今の彼は岩崎正寛率いるカルペディエム芦屋のグラップリング練習会の常連というエレメントが加わる。

秋葉は木下憂朔、萩原京平、冨田翔市、名田英平川原波輝、金太郎、北方大地、柴田MONKEY有哉らと岩崎に組み、寝技の武器を与えられている。昨年秋にはレスリング、今年の1月からは柔術を、段階を踏んで修得しつつある。それでもテイクダウン防御は、さほど頭に置くことなく戦うべきだろう。

テイクダウン防御重視という策を選択した時点、距離とタイミングは鶴屋のモノにある受け身のファイトだ。そうでなく倒されること上等──殴らせない、そして極めさせない寝技を駆使し、スタンドに戻ることを第一に考えた方が、スタンドで秋葉が圧を掛けることができるはずだ。

あるいは、秋葉の打撃の圧を跳ね返すスタンドでの圧を鶴屋が持っているか。そうであるなら、鶴屋は2年目にして日本のトップ争いに割って入ることができる実力が既に備わっていることになる。

まさに『ほら知りたいんだろ?』の知りたい部分が、明らかとなるマッチアップだ。

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