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45 DEEP MMA MMAPLANET o 三村亘 鬼山斑猫

【DEEP Osaka2024#03】ケージ際の攻防が続いた接戦、三村がスプリット判定で鬼山を下す

【写真】ケージ際の攻防で明確な差がない展開が続いたが、三村が勝利を掴んだ(C)SHOJIRO KAMEIKE

<フェザー級/5分3R>
三村亘(日本)
Def.2-1:29-28.28-29.29-28
鬼山斑猫(日本)

互いにジャブを突く展開から、三村が右を振って前に出て組みつく。ここは距離を取られた三村だが、再びパンチから前に出て左フックを当ててダブルレッグへ。これでテイクダウンを奪うと、鬼山はガードから三角絞めを狙う。三村がそれを外して鬼山のバックにつこうとするがと、鬼山は三村を前方に落とすようにする。

三村もすぐに鬼山にダブルレッグで組みついてケージへ押し込む。鬼山はケージを背にして立ち上がり、逆に三村をダブルレッグでケージに押し込む。ここで三村がバックを狙い、スクランブルの展開へ。ここは両者とも立ち上がり、鬼山が三村をケージに押し込む形になり、細かくヒザ蹴りを入れる。ブレイク後、鬼山が右ローを蹴る。三村は左右のフックで前に出ていくが、そこに鬼山が右ストレートや飛びヒザ蹴りを狙う。

2R、三村が細かくステップを踏んで右ロー。鬼山も右ローを蹴って、右フックを返す。打撃で前に出る鬼山が右ローとワンツー、三村のパンチにダブルレッグを合わせてケージへ押し込む。態勢を入れ替えた三村は距離が離れると右ストレートで飛び込む。鬼山も細かくパンチをまとめてダブルレッグに入り、三村がバックにつく。立った鬼山も正対してダブルレッグへ。

これを切った三村がバックを狙いつつ、鬼山をケージに押し込む。鬼山は距離を作ってヒザ蹴りを入れ、三村はしつこく組み続ける。鬼山はテイクダウンをディフェンスしながらボディにヒザ蹴り。ブレイク。左目尻をカットして三村にドクターチェックが入る。再開後、三村は右ストレートと左フックで前進。鬼山は左ミドルを蹴って左フック、三村のパンチにダブルレッグを合わせて
組みつく。

3R、三村が右の前蹴りと左フック、右ストレート・左フックで前に出る。鬼山は右ストレートを合わせ、三村のテイクダウンを切って距離を取る。打撃でプレッシャーをかける鬼山に対し、三村は下がりながら右ローとパンチを返す。前に出る鬼山はダブルレッグから三村をケージに押し込む。ここは三村が鬼山を押し込む形になったが鬼山は離れる。試合がスタンドに戻ると三村は右を強振、鬼山も右ストレートを返す。

三村は鬼山のジャブに合わせて組み付いてケージへ。ボディロックからスタンドの鬼山のバックに回り、鬼山はスイッチも狙いながら正対する。距離が離れるとジャブの差し合いから、三村が右ストレート。鬼山がダブルレッグで尻餅をつかせ、三村は左手でギロチンを狙いながらヒザを立てて立ち上がる。残り20秒で三村がギロチンを仕掛けてガードを取るが極めきれない。互いに譲らないケージ際の攻防が続く試合となったが、三村が判定2-1で勝利を収めた。


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45 Black Combat DEEP DEEP Osaka Impact2024#03 MG眞介 MMA MMAPLANET o   イ・イェジ サダエ☆マヌーフ パク・シユン 三村亘 伊澤星花 古根川充 小西澄斗 山﨑鼓大 松原聖也 栗山葵 桑本征希 海外 牧野滉風 藤田健吾 角野晃平 青野ひかる 須田萌里 飴山聖也 鬼山斑猫

【DEEP Osaka2024#03】須田萌里&サダエ☆マヌーフが語る大阪女子練習会「今の女子は気持ちが違います」

【写真】大阪府吹田市の『SCORPIONGYM SENRI』で行われている女子MMA練習会。(C)SHOJIRO KAMEIKE

22日(日)、大阪市の錦秀会 住吉区民センター大ホールでDEEP Osaka Impact2024#03が開催される。メインイベントでは須田萌里が韓国のイ・イェジと迎え撃ち、サダエ☆マヌーフは青野ひかると対戦することとなった。
Text by Shojiro Kameike

年齢もキャリアも違うサダエと須田は現在、須田が所属するスコーピオンジム千里で週1回行われている女子練習会で共に汗を流している。1ジム単位では選手が少ない女子MMA界において、こうした女子選手のみによる練習会は貴重だ。これまで東京を中心に関東では多く見られる女子練習会だが、近畿圏ではまだ珍しい。そんななか、互いに試合を控えた須田とサダエの取材のため女子練習会を訪れると――スパーが始まった瞬間、サダエが須田の顔面に右ストレートを直撃させていた。これぞ練習会だ。


「昔はファッションでMMAをやっている子もいたじゃないですか」(サダエ)
「一緒の大会に出る選手と一緒に練習できて助けられています」(須田)

――先ほど終わった練習会について、須田選手とサダエ選手にお聞きします。この大阪女子練習会は、いつ頃どのようにして始まったのでしょうか。

サダエ いつかな? だいぶ前から「練習会やらへん?」みたいな感じやったよね。

須田 そうですね、そういう話をいつ頃からし始めたかは覚えていないけど、練習会は3~4年前からやっています。

サダエ ちょうど萌里ちゃんがMMAの試合に出て、活躍し始めて――。当時は女子だけでMMAの練習をする環境がなくて。このスコーピオンジム千里は萌里ちゃんのお父さんのジムで、ここなら集まりやすいんじゃないか――と、徐々に集まるようになった感じですね。

――練習会の話が出る前から、お二人は交流があったのですか。いえば須田選手からするとサダエ選手は大先輩で。

須田 会場で会ったらご挨拶させていただいていました。メチャクチャ優しい方で。

サダエ だって萌里ちゃんからすれば、私はお父さんやお母さんの年齢やからね。実際、私は萌里ちゃんのお父さんより年上やし。昔の印象なんて覚えている? 私が最初に現役やった頃、まだ萌里ちゃんは小学生やったもん。

須田 一緒に練習し始めたのは、サダエさんが復帰する頃からですよね。その前の試合は動画で視ました。

サダエ 私は萌里ちゃんを見た時、「今は若くて強い子がいっぱいおるなぁ」と思ったんですよ。

――今日、練習会の参加者は9名でした。サダエ選手が2013年に一度MMAから離れる前、少なくともプロのレベルで練習できる選手が大阪に、これだけの人数はいましたか。

サダエ いない、いない。全然いなかったです。女子とMMAの練習ができる機会は、ほぼ無かったですから。昔は――誤解を恐れずに言うと、ちょっとファッションでMMAをやっている子もいたじゃないですか。

須田 ファッション!?

――アハハハ、言い切りますね。しかしその言葉が合っているかもしれません。

サダエ そうでしょ? 「ちょっと格闘技をやってみたい」と思ってくれるのは全然良いことで。そこまでの気持ちじゃなく「格闘技をやるのがカッコイイ」という気持ちのほうが大きい。憧れや「カッコイイ」で止まっている、という意味でのファッションですね。

でもこの練習会に来ているのは、カッコイイかどうかより強くなりたい子たちやから。「絶対に強くなりたい」という子たちが、人生を賭けて集まっていることが嬉しいです。

――今日の練習会でも若い選手が多い中に、サダエ選手と栗山選手が入ってくると、雰囲気もピリッと引き締まりますね。良い意味で。

サダエ ホンマに良い意味ですか? みんな私じゃなくて、葵ちゃんにビビッているんじゃないかな(笑)。

須田 ウフフフ。でもホンマに二人のおかげなんです。

サダエ ありがとう。私は私で、若い子たちの中に混ぜてもらっている立場やから。

須田 一緒の大会に出る選手と一緒に練習できて「助けられているなぁ」って思います。どんどん集まってくれて、モチベーションにもなっていますよね。最初は3~4人ぐらいだったけど、葵ちゃんがいっぱい誘ってくれて。

サダエ そうそう。葵ちゃんが脅して連れてくる感じで。

――先ほどから栗山選手をネタにしすぎですよ(笑)。

大阪女子練習会のキーパーソーン、栗山葵

サダエ アハハハ! どのジムにも女子選手が1人か2人はいるんですよ。そういう人たちの中でも声を掛けてもらって、どんどん増えていきましたね。

――練習会の内容は技術よりもスパーが中心なのですか。

須田 はい。お互いジムで練習してきたことを、この練習会で出し合います。やっぱり男子選手が相手やと、できないこともあるので。それが女子選手同士なら、実戦に近い形で練習してきたことを試し合えますから。

サダエ 女子選手同士のほうが、いらん怪我もせぇへんしね。男子とだけ練習していたら、どうしても怪我が増えていくし。

須田 確かにそうですね。

「サダエさんは際の攻防とかで相手の隙を突くのがすごく巧くて」(須田)
「自分が勝てるところで勝負せんと。勝負は常に油断できない」(サダエ)

――練習会のスタートを仕切るのは須田選手でした。

須田 一番下っ端が、スミマセン(苦笑)。

サダエ ここは萌里ちゃんのホームやしね。それに格闘技は年齢制じゃないから。萌里ちゃんが中心になって、どんどん進めてほしい。

――今日の参加メンバーの中でも、年齢では須田選手が一番下になるのですか。

須田 一番下……ですよね。

サダエ そうね。萌里ちゃんはまだ20歳やから。

須田 一番年齢が近い選手でも23~24歳ぐらいとか。

サダエ ここに来ている子はほとんどが二十代で。それがまた良いんですよ。

――ということは、皆さんにとって妹のような……。

サダエ 私が?

――違います(笑)。

サダエ 私はもうお母さんやなぁ。「みんな、これから色んな人生があって、いろいろ経験していくんやなぁ。頑張って!」という目線で見ていますよ(笑)。

――そのサダエ選手も練習会のスタート直後はウォーミングアップや打ち込みをしていて、須田選手とのスパーが始まると、いきなり右ストレートをブチ込んでいました。

サダエはアップからこの表情——練習とは言え勝負だ。この右ストレートの直撃だけで、練習会の方向性が理解できる

サダエ 萌里ちゃんはオールラウンダーで、かつ寝技で勝負したいタイプじゃないですか。私はその寝技に付き合いたくない。そうなったら、どうしても距離が近くなるとパンチを当てて離れたくなるんですよ。

須田 サダエさんは際の攻防とかで相手の隙を突くのがすごく巧くて。

サダエ あぁ、それは狙うね。そこを取っとかんと、コッチが勝てるところがないから。もう動きもスピードもパワーも、若い子には勝てへん。そこはいつも狙っているし、自分が勝てるところで勝負せんと。勝負は常に油断できないから、そういうタイプと練習することで萌里ちゃんたちが勉強になってくれたら良いかなって。

須田 そうですね。いつも気を抜いているところにパンチをもらって「ウワッ!」ってなります(苦笑)。

サダエ でもそのあとに逆襲されるから(笑)。やっぱりそのあたりは強いですよ。凌いだあとに何をするか。どうやって自分の得意なところに持っていくか。それが何歳になってもMMAの面白いところです。

――一方、須田選手はレスリングのバックコントロールを徹底している場面もありました。組みについては柔術のイメージが強かったので、意外な展開でした。

柔術&レスリングでグラウンドの安定感も増すだろう

サダエ いつも試合では、そんな展開になる前に極めているもんな?

須田 いえいえ、そういうわけじゃないです(笑)。前よりもっとレスリングを勉強するようになりました。

サダエ 今は逆に、極めるのを凌がれた時に次の展開をどうするのか――というところが苦手なのかなって思います。でもまだ若いから、そういうところも勉強して上手くなっていくよ。どんどん強くなっているからね。

須田 ありがとうございます!

――ちなみに、お二人が一緒に練習を始めて以降、試合をすることは考えられなかったのですか。もし今でも対戦オファーが来たら……。

須田 え~っ、分からないです(苦笑)。やっぱり試合はしたくないですね。

サダエ 試合はしたくないよなぁ。親子で戦いたくはないです。

須田 アハハハ!

サダエ 確かにファイターとしてはライバルかもしれないけど、今は同じチームとしてね。昔は、そういう気持ちもありましたよ。一緒に練習していても、対戦する可能性があれば少し手の内を隠したりとか。でもこの年齢になったら「みんな頑張れ!」という気持ちしかなくて。

「大強敵に勝って萌里ちゃんにバトンを繋ぎます」(サダエ)
「こんなに試合が空いたのが初めて。成長したところを見せたいです」(須田)

――なるほど。次の試合に関する話の前に……須田選手は今年1月のBlack Combatでパク・シユンに敗れましたが、相手のグローブ掴みもあり試合後は問題が紛糾していたと思います。その後、Black Combatの件はどうなったのでしょうか。

須田 どうなったんでしょうね? 相手の選手も引退しちゃったみたいですし(※パク・シユンは今年3月の伊澤星花戦を最後に、自身のインスタグラムでMMA引退を発表している)。

サダエ えっ、そうなん!? なんか逃げられた感じやな。

――パク・シユンとの再戦の可能性もなくなったなか、復帰戦の相手として海外選手を希望したのですか。

須田 いえ、そういうわけじゃないんです。ただ、国内の選手はもう一通り対戦してしまったので……。

サダエ それはもう女子あるあるよね。萌里ちゃんとしても、次はベルトに絡んでいきたいでしょう。

須田 それはそうですね。

サダエ 伊澤さんは確かに強敵やけど、若い時にどんどん挑戦していったほうが良い。そして若い時にベルトを巻いたほうが良いよ。

――では須田選手、対戦するイ・イェジについて印象を教えてください。

須田 凄く体がゴッツイ印象があります。試合を視たけど、綺麗な打撃とレスリングが武器という感じですよね。MMAの試合は久しぶりで、こんなに試合が空いたのが初めてで緊張していますけど、楽しみです。その間もいっぱい練習していたので、成長したところを見せたいです。

――そしてサダエ選手は青野ひかる選手と対戦します。

サダエ 「なんで!?」って感じですよ。大強敵じゃないですか(苦笑)。でも、そういう強い相手と対戦できるのは感謝しています。勝って萌里ちゃんにバトンを繋ぎます。

――須田選手はメインイベントですからね。

最後はLOVE

須田 男子の試合もあるなかでメインって、ヤバくないですか……。

サダエ ヤバくないよ。3月の大阪大会も女子がメインでしたし、時代は変わりました。みんな強くて、ガツガツ来てくれるし。今の女子選手は気持ちが違いますよ。

■DEEP Osaka Impact2024#03 視聴方法(予定)
9月22日(日)
午後12時30分~ ツイキャスPPV

■DEEP Osaka Impact2024#03 対戦カード

<アマチュアフェザー級/3分2R>
石田拓己(日本)
三浦健人(日本)

<アマチュアバンタム級/3分2R>
原田泰志(日本)
梅本純平(日本)

<フェザー級/5分2R>
宜野座ケビン(ペルー)
小西澄斗(日本)

<フェザー級/5分2R>
松原聖也(日本)
前原泰輝(日本)

<バンタム級/5分2R>
大空斗(日本)
エダ塾長こうすけ(日本)

<フェザー級/5分2R>
三井俊希(日本)
藤田宇宙(日本)

<バンタム級/5分2R>
山﨑鼓大(日本)
カーレッジユウキ(日本)

<女子フライ級/5分2R>
樹季(日本)
山口恵(日本)

<女子49kg以下契約/5分3R>
須田萌里(日本)
イ・イェジ(韓国)

<フェザー級/5分3R>
三村亘(日本)
鬼山斑猫(日本)

<フェザー級/5分2R>
古根川充(日本)
牧野滉風(日本)

<ウェルター級/5分2R>
角野晃平(日本)
中門虎鉄(日本)

<女子49kg以下契約/5分2R>
青野ひかる(日本)
サダエ☆マヌーフ(日本)

<バンタム級/5分2R>
MG眞介(日本)
堂園悠(日本)

<フェザー級/5分2R>
桑本征希(日本)
延命そら(日本)

<フライ級/5分2R>
藤田健吾(日本)
飴山聖也(日本)

<メガトン級/5分2R>
KENNY中村・ザ・天才チンパンジー(日本)
竹内龍吾(日本)

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DEEP DEEP Tokyo Impact MMA o RIZIN YouTube キック フェルナンド マサト・ナカムラ 原虎徹 平松翔 梅野源治 梶本保希 渋谷カズキ 滝田J太郎 濱口奏琉 鈴木千裕 鬼山斑猫 魚井フルスイング

【DEEP】魚井フルスイングMMA復帰!梶本保希と対戦!

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9月8日にニューピアホールで開催されるDEEP TOKYO IMPACT 2024 4th ROUNDの第一弾対戦カードが発表されました。渋谷カズキ×原虎徹、マサト・ナカムラ×濱口奏琉、そして懐かしの滝田J太郎参戦などグッとくるポイントは多々ありますが、一番の注目は何んと言っても魚井フルスイング(和術慧舟會HEARTS)×梶本保希(パラエストラ八王子)のバンタム級ワンマッチでしょう。

魚井と言えば6月のRIZIN.47で梅野源治とキックルールで対戦。肘打ちかバッティングかで関係者、ファンも巻き込んでSNSで大論争になった事が記憶に新しい。不慣れなキックルールからMMAへの復帰を迎えて歓迎しているファンも多いのではないでしょうか。

とはいえ、魚井はMMAで現在4連敗中。前戦のDEEPでは平松翔のギロチンチョークで一本負けを喫して埋没していると言っても過言ではないでしょう。そんな崖っぷちの状態で迎える相手は梶本。鈴木千裕のセコンドで一躍脚光を浴びている塩田“GoZo”歩が率いるパラエスト八王子に所属する22歳の新鋭です。

DEEPでは5勝3敗と決して順風満帆とは言えない戦績ですが、何気に爆発力があるのが印象深い。2022年のDEEPでは鬼山斑猫 (KRAZYBEE)を相手に1発のパンチを効かせて即座にテイクダウン。そのままパウンドを乱射して秒殺でTKOを勝ちを収めました。

その後、3連敗を喫したものの、JAPAN TOP TEAMに所属するフェルナンドを相手に判定勝ち。見事に生き残って魚井戦にこぎ着けました。RIZINにも参戦したビッグネームを相手に番狂わせを起こす大チャンス。モチベーションも上がっている事でしょう。

展開はパンチを振り回してくる魚井を相手に打ち合うとはなかなか思えず、梶本はテイクダウンを狙う戦術か。ここは内容よりも勝ちに徹してくるはず。逆に魚井は停滞ムードを吹き飛ばすスカ勝ちが求められるポジション。この立ち位置の違いがどう影響するか。興味深い試合が組まれました。
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45 DEEP DEEP Tokyo Impact DEEP Tokyo Impact2024#02 MMA MMAPLANET o ROAD FC Wardog YouTube チャンネル 住村竜市朗 佐藤洋一郎 島袋チカラ 嶋田伊吹 朝比奈龍希 海外 渋谷カズキ 鈴木琢仁 高野優樹 鬼山斑猫

【DEEP Tokyo Impact2024#02】韓国&グアムでタフファイトの佐藤洋一郎が、嶋田伊吹と再戦

【写真】1年半振りの再戦の行方は──(C)MMAPLANET

13日(土)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP Tokyo Impact2024#02のメインで、佐藤洋一郎と嶋田伊吹が対戦する。
Text by Shojiro Kameike

両者は2022年9月に一度対戦しており、佐藤が2ラウンド判定勝ちを収めている。今回は1年7カ月ぶり、3ラウンド制での再戦に臨むこととなった。

前戦は嶋田が左右のローとミドルを散らしながら前に出るも、佐藤がカウンターの左ジャブと右ストレートを当てて判定勝ちしている。しかし嶋田がボディロックからテイクダウンする場面もあった。試合終了間際に倒された佐藤はギロチンで凌いだものの、ポイントこそジャッジ3者とも20-18を付けたが内容としては僅差であった。

その後、佐藤はここまで海外で2試合を経験している。まず昨年4月には韓国のMMA大会『The Fighter』のメインイベントで、元Road FC社長で──韓国のMMAコメンテーターとして知られ、日本でもWardogウェルター級王座を獲得しているキム・デファンと対戦した。キム・デファンのテイクダウンに苦しめられる場面が多かったものの、アッパーを織り交ぜたパンチ連打で流血を誘い、スプリットで勝利している。

同年10月、今度はグアムに渡りJ,J.アンブローズとBRAWLウェルター級王座を賭けて対戦した。この時は元PXC王者にテイクダウンを奪われ続け、結果は2R時間切れドローに終わる。当初は今年2月に再戦が組まれていたものの、アンブローズの負傷で試合が流れていた。

一方の嶋田は初戦で佐藤に敗れてから2勝1敗で今回の再戦を迎える。1敗は昨年2月、当時のDEEP王者であった住村竜市朗と対戦して判定負けを喫したものだ。しかし敗れたとはいえ、初回には住村からRNCを取りかける場面もあった。続いて11月にはライト級から階級を上げてきた鈴木琢仁を判定で下す。これまで打撃の「巧さ」にも定評があった嶋田だが、鈴木戦ではしっかりと優勢を印象付ける打撃の「強さ」を示したといえる。

佐藤によっては嶋田との初戦以降、テイクダウンで苦しめられる試合が続いている。スクランブルに持ち込んだとしても、嶋田は得意のバックテイクを狙ってくるだろう。そんな攻防の中で佐藤がどれだけ耐えて、後半に持ち込むことができるか。今回は3R制であることも大きなポイントだ。佐藤はキム・デファン戦のように後半、盛り返すことができるか。あるいは嶋田が序盤から攻め立てるだけでなく、しっかりフルラウンドを想定したゲームメイクができるか。両者の試合運びに注目したい一戦だ。

■視聴方法(予定)
4月13日(土)
午後5時55分~DEEP YouTubeチャンネル


■DEEP Tokyo Impact2024#02対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
佐藤洋一郎(日本)
嶋田伊吹(日本)

<フェザー級/5分2R>
高野優樹(日本)
鬼山斑猫(日本)

<フライ級/5分2R>
島袋チカラ(日本)
渋谷カズキ(日本)

<バンタム級/5分2R>
朝比奈龍希(日本)
八須拳太郎(日本)

<バンタム級/5分2R>
岩見凌(日本)
みやび(日本)

<ライト級/5分2R>
井上竜旗(日本)
秋山怜冬(日本)

<ライト級/5分2R>
BAGGIO(日本)
Street♡★Bob”洸助(日本)

<メガトン級/5分2R>
Guts(米国)
野畠大資(日本)

<フライ級/5分2R>
加藤瑠偉(日本)
亀田一鶴(日本)

<フライ級/5分2R>
松丸息吹(日本)
濱口麗地(日本)

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DEEP DEEP Tokyo Impact Deep Tokyo Impact2022#07 MMA MMAPLANET o RYO ライカ 五明宏人 劉獅 原虎徹 小川徹 小金翔 木下尚祐 泉武志 泰斗 渋谷カズキ 狩野優 筋トレ 野村駿太 駒杵嵩大 鬼山斑猫

【DEEP Tokyo Impact2022#07】小金翔と対戦、脱空手家・野村駿太「打撃だけでないと見せられる試合に」

【写真】しっかりとしたMMA観がある野村。レスリングベースの練習仲間の多さが、野村のMMA観を養っているのか(C)MMAPLANET

11日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP TOKYO IMPACT2022#07で野村駿太が、小金翔と対戦する。

伝統派ノンコン競技空手出身、デビューから1年3カ月で3勝1敗の戦績を残す野村は、キャリア20勝4敗2分の小金との対戦前日──計量後にも関わらず落ち着き払ってインタビューで答えていた。

空手ベースのストライカーではなくウェルランダ―としてトップを目指す野村は自らの試合、先輩・五明宏人について話した。


──計量を終えて、今の心境を教えてください。

「明日やるぞという気持ち、それだけです」

──かなり頬がこけていますが、減量の幅はどれぐらいなのでしょうか。

「もともと普段からプヨプヨになるようなことはないのですが、摂生していて水抜きも合わせて7、8キロですかね。体重自体は変わらないのですが、レスリングの練習量が増えると体つきが変わって大きくなったようです」

──筋トレではなくて、レスリングで体が大きくなると。

「そうですね。それとイチロー選手がやっていた初動負荷トレーニングをやっています。関節を細かく動かして、可動域を広げるという感じのトレーニングです。人間が持っているバランスを大切にした体の使い方が必要だと、自分は思っていて。変に体を大きくするのではなくて、もともとのバランスを大事にしてトレーニングをしていると、筋肉もついてきた感じです」

──タイミングとスピードが大切だった空手家時代と比較して、組みがあることで練習内容も変化し体つきも変ったということですね。

「ハイ。耐久力、瞬発力、引きつせる力もパワーということではなくて、上手く体を使うことで出てくるというのが最近少し分かってきました。レスラーにはレスラーならではの体つきがあるように、空手家には空手家の体つきがああります。レスラーの真似はできないので、工夫してやっていかないといけないです」

──7月の泉武志選手との試合、まさにレスラーとの対戦で競り勝ちました。

「普段練習させていただいている武田(光司)さんより実績があるということで、警戒し過ぎた部分が多かったです。そんなレスラーの泉選手から、自分的には思ったほどテイクダウンもされずに凌げたというのはあります。ただし、あの展開では自分も打撃を出すことができなかった。内容的には何もされなかったけど、何もしていないというモノになりました。

なので今回は、そこを変えられるよう試行錯誤して練習をしてきました。この5カ月は自分を見直す時間になりました。泉選手との試合で、自分と堀口選手の違いが実感できる試合だったので」

──レスリングを凌ぐだけでなく、空手……打撃で攻めたいと。

「ハイ。空手というよりもMMAファイターとして打撃を使って攻められるようになりたいです。欲を言えば、ああいう相手に打撃を使って倒したいというのはありますが、そこだけに頼るのではなくてMMAファイターとして、打撃以外のところでも勝負できるようになりたいと思っています」

──そして今回の相手である小金選手は、ZSTのチャンピオンであったり、日本のトップ選手とも戦っているファイターです。

「ハイ。戦績的には自分よりもずっと上の選手ですけど、普段から練習させてもらっている練習パートナーと比較すると怖い部分がないです。良くも悪くもウェルラウンダーで。自分はどちらかというと打撃中心で、組みとか寝技が出せていないので、打撃だけでないと見せることができる試合になると思います」

──ステップアップを考えると、凄く大切な試合になります。

「この試合で今後スッと上に行けるのか、またやり直しになるのか。そこが変わって来る試合で、ここに勝てばトントンと上に行けると思っています。なので自分の得意なところ、皆ができないだろうと思っているところも形になっているので、そこしっかりと見せたいです。そして『こんなに隙がないのか』と思われるよう戦いたいです」

──押忍。あと明日の試合に関係ないのですが、同じ伝統派空手からMMAに転じた五明宏人選手がいます。彼のことを意識しますか。

「宏人先輩ですか?」

──えっ、先輩なのですか。

「帝京大学で自分が1年の時に、宏人先輩は3年でした。自分の部屋の先輩と仲が良くて、いつも部屋に来ていました。僕の試合も応援に来てくれますし、僕も前回の試合は見に行かせてもらいました。凄く良い刺激になっています」

──五明選手は空手の蹴りを使いつつ、喧嘩が強かったんじゃないかという圧力をかけて顔面を殴っています。

「自分は空手を小さな頃からやっていなかったので、トップ戦線で戦うのが遅かったです。でも宏人先輩は高校の時からトップでやってきて、空手の上手さを凄く持っています。MMAに来てからは、自分が知っている宏人先輩ではないような戦いになっています。

本当に負けない戦い方ができる空手家で。今、あんな風にガンガンと攻めることができるのも貰わないという自信があるからだと思います」

──五明先輩に負けたくないという気持ちはありますか。

「ハイ。でも自分は空手ベースですが、ストライカーというよりもウェルラウンダーとしてやっていきたいというのがあります」

──なるほどっ!! では明日の試合に向けて、読者に一言お願いします。

「しっかりと小金選手に勝って、武田さんのようにライト級のトップ戦線に駆け上がっていきたいです。応援の方、宜しくお願いします」、

■視聴方法(予定)
11月23日(日)
午前11時30分~SPWN PPV
午前11時30分~ニコニコ生放送

■ DEEP Tokyo Impact07計量結果

<フライ級/5分3R>
小川徹:57.05キロ
原虎徹:57.2キロ

<59キロ契約/5分3R>
駒杵嵩大:58.9キロ
RYOGA:58.85キロ

<ライト級/5分3R>
小金翔:70.7キロ
野村駿太:70.75キロ

<63キロ契約/5分2R>
木下尚祐:63.15キロ→63.1キロ→63.0キロ
窪田泰斗:62.95キロ

<フライ級/5分2R>
渋谷カズキ:57.05キロ
松丸息吹:57.0キロ

<フェザー級/5分2R>
劉獅:66.15キロ
狩野優:65.95キロ

<フェザー級/5分2R>
鬼山斑猫:66.05キロ
梶本保希:65.75キロ

<ウェルター級/5分2R>
小林ゆたか:77.3キロ
マッスル岩倉:76.65キロ

<ライト級/5分2R>
涌井忍:70.45キロ
岩倉優輝:70.65キロ

<ライト級/5分2R>
倉本大悟:70.75キロ
森俊樹:70.6キロ

<フライ級/5分2R>
根本元太:57.1キロ
三好マヒロ:57.2キロ

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DEEP DEEP Tokyo Impact Deep Tokyo Impact2022#07 DEEP111 KOMA MMA MMAPLANET o RYO   プロレス 劉獅 原虎徹 小川徹 小金翔 木下尚祐 泰斗 渋谷カズキ 狩野優 野村駿太 駒杵嵩大 鬼山斑猫

【DEEP Tokyo Impact2022#07】計量終了 フライ級GP敗れし者たちのサバイバルウォー開戦

【写真】ある意味、トーナメントより酷な顔合わせ(C)MMAPLANET

11日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP TOKYO IMPACT2022#07の計量が、10日(土)に中野区の中野サンプラザで行われた。

同大会と同日・夜の開催となるDEEP111で2回戦が組まれているフライ級GP。今大会ではメイン=小川徹✖原虎徹を始め、渋谷カズキ、そして減量失敗で不戦敗となった駒杵嵩大らのGP敗退組がサバイバルを賭けた戦いが多く見られる。そんな今大会出場選手の計量時の意気込みをお届けしたい。

原虎徹
「明日は実績のある選手とメインでやれることに光栄に思っています。勝って、その壁を乗り越えたいと思います」

小川徹
「前回負けて悔しい想いをしたので、しっかりと明日は勝って良い年越しにしたいと思います。以上です」


RYOGA
「10月30日の沖縄から先々週かな、東京の大会と今回と3大会連続で出場させてもらって。これが仕事なんで嬉しいという気持ちと、だからといって質を落とさないように明日はしっかり自分らしい試合をしてKOか一本で決着したいと思っています」

駒杵嵩大
「この場をお借りして、9月に計量を失敗してしまったことお詫び申し上げます。まことにスミマセンでした。今回は復帰戦ということでしっかりと一本かKOで勝っていきたいと思います」

野村駿太
「明日はしっかりと勝って、次のステージに行けるようにします。応援よろしくお願いします」

小金翔
「明日は応援してくれる人のために、全力で戦いたいと思います。勝ちます!」

木下尚祐
「スミマセン。150グラム、直ぐに落とします。明日はしっかりとダラダラした試合をしないよう頑張ります。宜しくお願いします」

窪田泰斗
「今回、3年振りの復帰戦なんですけど。この3年間パワーをつけてきたので、実力の違いをしっかりと明日見せたいと思います。そして必ずチャンピオンになります。ありがとうございます」

松丸息吹
「結構舐められているところがあると思うんで、明日は相手が立とうが寝ようがぶっ殺します。以上です」

渋谷カズキ
「明日は格の違いを見せつけて首を絞めるか、足をぶっ壊すか。どっちかで決まると思うんで、応援宜しくお願いします」

狩野優
「いつも通りの試合します」

劉獅
「明日は斬られる覚悟を持って、必ず斬りに行きます。応援宜しくお願いします」

梶本保希

「えぇ……ぶっ飛ばします」

鬼山斑猫

「一生懸命頑張ります」

マッスル岩倉
「明日はしっかりフィニッシュして勝てるよう頑張ります」

小林ゆたか
「またDEEPで戦える機会を頂けて凄く嬉しく思っています。明日はマッスル選手と筋肉の対話をして、躍動を楽しんで……えぇ……、……、……、現在進行形のUWF、俺たちのプロレスリングを表現できるようにいきたいと思います」

涌井忍
「ライトで出直ししますんで、明日は良い試合をして……えぇと、勝ちたいと思います。宜しくお願いします」

岩倉優輝
「明日は面白い試合をして、絶対に勝ちたいと思います。お願いします」

森俊樹
「トライフォース赤坂とは何かの縁があると思います。フューチャーキングからプロデビューまで全部トライフォース赤坂ジムとやってますんで。今回は誠意を持って倒したいと思います」

倉本大悟
「明日はしっかりと極め切って、2試合目から殴り合いたいと思います。トライフォースと連続でやっていると思うので。僕がしっかりと倒して、トライフォースの強さを見せつけたいと思います」

根本元太
「約1年振りの試合なのでKOできるよう、全力を出し切ります。宜しくお願いします」

三好マヒロ
「明日はベストを尽くして勝てるように頑張りたいと思います。以上です」

■視聴方法(予定)
11月23日(日)
午前11時30分~SPWN PPV
午前11時30分~ニコニコ生放送

■ DEEP Tokyo Impact07計量結果

<フライ級/5分3R>
小川徹:57.05キロ
原虎徹:57.2キロ

<59キロ契約/5分3R>
駒杵嵩大:58.9キロ
RYOGA:58.85キロ

<ライト級/5分3R>
小金翔:70.7キロ
野村駿太:70.75キロ

<63キロ契約/5分2R>
木下尚祐:63.15キロ→63.1キロ→63.0キロ
窪田泰斗:62.95キロ

<フライ級/5分2R>
渋谷カズキ:57.05キロ
松丸息吹:57.0キロ

<フェザー級/5分2R>
劉獅:66.15キロ
狩野優:65.95キロ

<フェザー級/5分2R>
鬼山斑猫:66.05キロ
梶本保希:65.75キロ

<ウェルター級/5分2R>
小林ゆたか:77.3キロ
マッスル岩倉:76.65キロ

<ライト級/5分2R>
涌井忍:70.45キロ
岩倉優輝:70.65キロ

<ライト級/5分2R>
倉本大悟:70.75キロ
森俊樹:70.6キロ

<フライ級/5分2R>
根本元太:57.1キロ
三好マヒロ:57.2キロ

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【2022年版】神田コウヤ(T)KO集!

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7日(火)、11月1日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるダブルヘッダー=DEEP98 & DEEP99で、98大会で組まれていた2試合が99大会に組み直されたことが発表された。

その2試合とはフェザー級2回戦の神田コウヤ✖鬼山斑猫、キックルールの我謝真人✖ラックチャイ・GTジムの2試合だ。この変更によりDEEP98ではウェルター級佐藤洋一郎✖阿部大治、ミドル級の水野竜也✖ジョアォン・バチスタ・ヨシムラなどアマチュアを含め8試合、DEEP99ではバンタム級の元谷友貴✖米山千隼戦を筆頭に9試合が組まれることとなった。


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