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【Breakthrough Combat02】衝撃の一本勝ち。須藤がブルドックニーバーで中島からタップ奪う

【写真】中島の左足を挟み、ヒザにテンションをかけるブルドックニーバーで須藤が勝利(C)MMAPLANET

<Progress68キロ契約/5分2R>
須藤拓真(日本)
1R3分24秒 by ブルドックニーバー
中島太一(日本)

中央で組み合う両者。中島が頭を触ると、須藤はその腕を払った。中島は右腕で須藤の首を押さえる。須藤がシングルレッグで組むも、これは中島が足を抜いた。前進してくる須藤をいなす中島。須藤はツーオンワンからシングルレッグで入った。

右腕を差し上げて中島をケージに押し込むも、中島が右に回って体勢を入れ替えてから離れた。中央に戻ると、中島は首相撲で須藤の頭を抱える。須藤はダブルレッグからシングルレッグに切り替え、さらにボディロックからバックに回ってグラウンドへ。

しかしバックグラブに持ち込むことはできず、中島にトップを許した。中島にリバーサルの2Pが入る。須藤は下からハーフで中島の左足を挟み、なんと足でヒザ十字を極めた。

見事な一本勝ちを飾った須藤はフィニッシュについて「よく噛みつきパスやハーフガードの時に使うブルドッグ・ニーバーという技を、下からやった感じです。ヒザ十字を上下逆転した状態で。足で足首を固定して、上半身で腰を固定して極めるヒザ十字です。普段からよく使っている技です。あの技を見せてからスイープすることもあるし、皆さん使ってください」と解説した。


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【Breakthrough Combat02】森戸新士が語る、北岡悟とのプログレス防衛戦&椿飛鳥と戦う城戸泰介の存在

【写真】リモート画面の向こう=レオス柔術アカデミーでは、なぜか暖房をつけず外にいるかのようなダウンジャケットの2人--風邪はひかないようにお願いします(C)SHOJIRO KAMEIKE

25日(水)会場非公開で開催される配信イベントBreakthrough Combat02にて、Progress暫定ウェルター級王者の森戸新士が、北岡悟の挑戦を受ける。また、森戸が主催するレオス柔術アカデミーの城戸泰介は、椿飛鳥とプログレス初戦に臨むこととなった。
Text by Shojiro Kameike

驚きの北岡悟プログレス参戦、王者として迎え撃つ連続一本勝ち中の森戸――まさにプログレス史上最高峰のカードが組まれた。その森戸が前々回のインタビュー時に、自身の作戦参謀にしようと試みたほどの柔術家である城戸もプログレスに初挑戦。そんな2人が2024年最後の試合と、ファイトボーナスについても熱く語る!


城戸君は自分で研究できるタイプ(森戸)
森戸さんは生き物としての能力が違いました(城戸)

――今回は森戸選手に北岡戦に関して、さらにプログレス初挑戦となる城戸選手についてもご紹介いただきたいと思います。まず城戸選手はレオスの前に、岡山県のゼロ戦クラブでMMAをやっていたのですか。

城戸 はい。出身は愛媛県で、大学進学で岡山県に行きました。

――現在、城戸選手は柔術&グラップリングでもボトムから攻めていますが、当時アマチュアMMAに出ている時の試合映像を視ると、ゴリゴリのMMAレスリングを展開していて驚きました。

森戸 アハハハ。

城戸 当時はその方法しか知らなかったんです。もともと器用なタイプではなくて。

――城戸選手が最初にMMAを始めたキッカケは何だったのでしょうか。

城戸 MMAの前は小中高と柔道をやっていました。最初にMMAを知ったのは――僕が愛媛県で通っていた柔道の町道場に、当時もうMMAで活躍していた中井りん選手がいて。中井選手をキッカケにMMAを知って、面白そうだなと思っていたんです。僕が中1の頃なので、もう10年以上前ですね。

そのあと岡山でMMAを始めて2年ぐらい経った頃、「柔術のほうが面白い」と思うようになりました。柔術はMMAよりも技が体系化されていて、細かいし学びやすい。器用じゃない僕でも意識していけば、柔術の技のほうがうまく使えるようになっていったんです。

少しずつMMAを離れて柔術に移っていくなかで、森戸さんに連絡して「出稽古に行かせてください」と伝えました。そこから月2回――当時はまだ広島のジムはなかったので、岡山から岩国まで新幹線を使ってJRに乗り替えて出稽古に行かせてもらっていました。

――えっ!? 岡山か岩国まで、新幹線を使っても1時間半以上は掛かりますよね。

城戸 そうですね(笑)。そのあと広島のジムも立ち上がるタイミングで、僕もレオスで指導しながら練習も……という形になりました。

――森戸選手は、当時の城戸選手についてどのような印象を持っていましたか。

森戸 城戸君は初めてウチに来た時から、すごく柔術の技を知っていて。海外の選手の話題で楽しんでいました。初めて来た時、練習が終わってから一緒にご飯を食べに行ったんですけど、海外の好きな選手の話をしたり。

城戸 そうでした(笑)。普段、周りにはそんな話をできる人がいなくて。

森戸 「この選手、良いよねぇ」と最新の柔術家&グラップリング選手の話をして、彼の柔術&グラップリング愛を確かめました(笑)。技術的にもすでに上手だったです。そんな城戸君に対して、最初のレオスの凄さを分かってもらおうと思って――僕と摩嶋一整さん、それと城戸君の3人で、延々とスパーリングを回すという。

城戸 あれはメチャクチャ、キツかったです(苦笑)。森戸さんと摩嶋さんは技術的にはもちろん、まず体の強さが……。もう鉛のような重さで、こんなに強い人と組んだのは初めてでした。特に上に乗られるとキツくて。良い場所に乗られているから、それは技術なんですけど、そもそも生き物としての能力が違いましたね。

帯の色ではなく、強いかどうか(城戸)
強くなるのはやり方次第(森戸)

――アマチュアMMAに出ている頃、城戸選手はどちらかというとパワーでテイクダウンしていましたよね。小中高と柔道をやっていたら、パワーで負けることはないと思いますし。

城戸 そうですね。同階級であれば必ず倒せていました。

森戸 うん、うん。

城戸 だからレオスに出稽古に行かせてもらうようになって、全てが新鮮でした。

森戸 城戸君は自分で研究できるタイプなので、僕が技術を教えることは、そんなになかったです。たまに何か聞かれたら、僕なりの考えを伝えるぐらいで。僕も城戸君から教わることがあるぐらいで、自分が師匠というものではないです。

城戸 ここは皆が各々考えたことを持ち寄って練習する、試し合う場所というか。

――城戸選手は今年のJBJJF全日本ノーギ、同オープン選手権で優勝しています。その直前に救急車で運ばれたというのは……。

城戸 試合中に首を怪我してしまったんです(苦笑)。

森戸 広島で行われたADCCルールの大会の話ですね。試合中に両脚担ぎで一瞬空中に浮かされて、なぜか相手がその状態で飛び乗ってきたんです。かなり危険な行為ですよね。その時に首が圧迫されて。

城戸 痛すぎて、僕も起き上がることができませんでした。

森戸 すぐに救急車を呼んで病院でも検査してみると、幸い首の圧迫で神経に影響はなかったようです。ただ最初は、次の週に行われる全日本ノーギには絶対に出さないと考えていました。

城戸 でも痺れもなく、回復も早くて。退院して軽く体を動かしてみたら動けるし、全日本ノーギにも出ようと決めました。

森戸 検査で異常もなかったし、本人が出たいというので……心配だから僕もセコンドで着いていきましたけど、当日は動きも良かったね(笑)。

城戸 はい。むしろ、いつもより良かったんじゃないかと(笑)。

森戸 ピンチになって、何かスイッチが入ったのかな。

――まず体が無事で何よりです……。城戸選手は、現在茶帯なのですか。

城戸 茶帯です。まだ今年上がったばかりで。でも帯の色は、あまり気にしていません。紫帯の時に黒帯を倒したこともありますし。帯の色ではなく、強いかどうかじゃないですか。

――なるほど。 今までお話を聞いていると、城戸選手にとって必要だったのはレベルに合った選手との練習環境で。それがレオスだったということですか。

城戸 自分の場合は強い人と練習することで、自信を持って試合に出ることができます。もともと気持ちが強いほうじゃないので、森戸さんと練習していると安心感があるというか。

森戸 やり方次第ですよ。環境は自分でつくれるし、特に柔術&グラップリングだと教則で技術が体系化されていて、自分で勉強もできますから。あとは強い練習相手がいれば。

ケージレスリングで勝負してくる相手をどう極めるか(森戸)
一方的な試合をして、何が何でもMVPを獲ります!(城戸)

――そんななかで森戸選手は北岡選手と対戦します。このカードが発表された時は本当に驚きました。

森戸 僕も長谷川(賢プログレス実行委員会代表)さんから「北岡さん、どうですか?」と連絡が来た時は「え、北岡さん?」とビックリしました(笑)。北岡さんはMMA至上主義というか、あまりグラップリングの試合に出場するイメージがなかったので。最近だと今年、クインテットでグラップリングの試合に出ているぐらいですか。

――MMAの経験がある城戸選手にとっては、北岡選手とはどのような存在ですか。

城戸 僕は今でもMMAを視るの好きですし、北岡さんのレッグロックとギロチンの精度はハンパじゃないと思って視ていました。MMAをやっていれば知らない人はいない選手で、その北岡さんとグラップリングで対戦できるのは凄いチャンスですよね。もっと森戸さんの名前が知られるチャンスだから、ぜひ勝ってほしいですね。

――プログレスのルールで戦うことは、森戸選手にとってメリットはありますか。

森戸 知名度の面でいえば、北岡さんにとってはメリットのない試合ですよね。

――ルールと技術、戦略面のお話です(笑)。

森戸 アハハハ、そうですね。相手がディフェンス力の弱い選手であれば、ルールとか関係なく極めに行けば良いと思うんですよ。でも北岡さんのようにディフェンス力も高い選手だと、極めも守り切られる想定をしながらポイントも考えて試合をしないといけない。それだけ試合の組み立て方が大事になります。

――ケージで戦う、という点は?

森戸 できればケージを使った攻防には付き合わないようにしたいけど、そう簡単には逃げさせてくれないと思うので。相手がケージを使って漬けようとしてきても、僕はそれに対する攻め手も持っておきます。ケージレスリングで真っ向から北岡さんと勝負しようとは思っていません。それでもケージレスリングで勝負してこようとする相手に対しては、僕は柔術&グラップリングを使って、どうやって極めるかを考えます。

――そして今回もボーナスをゲットする、と。

森戸 2大会連続で欲しいです。連続となると前回以上のインパクトを残さないといけないでしょうけど、それでも僕か城戸君が頂きます。

城戸 はい!

――森戸選手が前回、70万円のボーナスを獲得した時の表情は、今まで見たことのないものでした。

森戸 アハハハ! やめてください、そういうのは(笑)。

城戸 いや、メチャクチャ嬉しそうでしたよ。

森戸 え、分かった? クールにいようと努めたんだけど。

――中継画面からも嬉しさが凄く伝わってきました(笑)。

森戸 ファイターが試合をした結果なので、そこは喜びが伝わって良かったです(笑)。

城戸 そうですね。グラップリング界が少しずつ潤っているなぁって思いました。

――城戸選手は森戸選手の推薦という形で、椿選手との対戦が決まりました。

森戸 はい。僕がプログレスに出る時は、いつも関係者の方に城戸君のことは伝えていました。特に最近はノーギの大きな大会で優勝していたので、強く推薦していたんです。

城戸 僕もいろんな人に視てもらうプロの大会で、グラップリングの試合をするのは初めてです。特にMMAの大会でグラップリングの試合に出るのは大きいと思うんです。柔術の大会でノーギの試合に出るのと違って、もっと視聴者の数も違うと思いますし。そこで自分の名前を覚えてもらい、どんどん強い人と試合していきたいです。今後も継続参戦させてもらえるように――今までで一番気合いが入っています。

――プログレスルールだけに、ゴリゴリのMMAグラップリングは復活するのでしょうか。

城戸 それは秘密で(笑)。だけど今は他のこともできるし、椿選手はMMAファイターですからね。相手の専門分野で勝負しようとは思っていないので。70万円を獲るためには、相手の得意なところに付き合ってはいられないです。僕も勝つだけじゃなく一方的な試合をして、何が何でもMVPを獲ります!

■視聴方法(予定)
12月25日(水)
午後6時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■Breakthrough Combat02対戦カード

<Progress暫定ウェルター級選手権試合/5分3R>
[王者]森戸新士(日本)
[挑戦者]北岡悟(日本)

<Progressライト級王座決定戦/5分3R>
中原由貴(日本)
安楽龍馬(日本

<バンタム級/5分3R>
吉野光(日本)
川北晏生(日本)

<ミドル級/5分3R>
イ・イサク(韓国)
アギラン・タニ(マレーシア)

<Progress68キロ契約/5分2R>
須藤拓真(日本)
中島太一(日本)

<Progress71キロ契約/5分2R>
城戸泰介(日本)
椿飛鳥(日本)

<フライ級/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
古賀優兵(日本)

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【Breakthrough Combat02】Progressで須藤拓真戦、中島太一「フィジカルと柔らかさと運動神経で感覚的」

【写真】流れるような動きに持ち込むことができるのか(C)TAKUMI NAKAMURA

25日(水)に会場非公開&配信大会として開催されるBreakthrough Combat02で、中島太一が須藤拓真とProgressルールで対戦する。
Text by Takumi Nakamura

グラップラー×MMAファイターという対戦軸のProgressルールが並んでいる今大会のなかでも、中島と須藤の一戦は異色対決と言っていいだろう。中島はRIZINを主戦場に戦う元バンタム級キング・オブ・パンクラス。対する須藤はMMAファイターとしても活躍する一方、グラップリングでも数々の実績を残すノーギ日本最強といってもいい存在だ。

グラップリングの実績では大きな差があるマッチアップだが、中島は「おそらく須藤選手は自分が一本を取られるなんて1ミリも思っていないはず。僕は逆にそこにチャンスがあると思っている」とProgressルールでの須藤撃破の青写真を描いている。


須藤選手は自分が一本を取られるなんて1ミリも思ってない

――中島選手がProgressルールでBreakthrough Combat02出場という話を聞いて、意外だったというのが率直な感想でした。グラップリングの試合には以前から興味があったのですか。

「そうですね。ずっとMMAとは別でグラップリングの試合には出たいと思っていました。特にそういう発信もしてなかったし、オファーも来てなかったので、やる機会がなかったんですけど」

――そうだったのですね。

「はい。グラップリングの練習そのものは好きだし、自分の中でグラップリングは得意な方だと思っているので、それを試してみたいなとずっと思っていました。だからチャンスがあればボクシングとかもやってみたいんですよ。自分では自分を全部できるファイターだと思っているので、 グラップリング、ボクシング……個々の専門競技はなんでも一度はやってみたいです」

――試合という部分で言えば4月のRIZIN46でキム・ス―チョルにKO負けしてから試合間隔が空いていて、MMAでの復帰を考えていたと思うのですが、年内はMMAの試合が決まらなかったのでしょうか。

「スーチョル戦後にRIZINで試合が決まりかけたんですけど、それがハマらずに流れてしまって。それでどこかで試合がないかを探していたところ、この試合が決まりました」

――先ほどは自分のグラップリングを試してみたいということでしたが、自分では自分をどのようなグラップラーだと思っていますか。

「フィジカルと柔らかさと運動神経で、感覚的に戦うような、そういうタイプだと思います。対戦相手の須藤選手とは全く逆のスタイルですよね」

――中島選手は練習するうえで自分の感性や感覚を大事にするタイプですか。

「大事にしていますね。だから練習した相手から『珍しい動きするね』って言われたりします。よくYouTubeで色々動画を見るんですけど、ボクシングでもグラップリングでも、こういうのいいなと思ったら、まずはそれを自分のやりやすいように試してみて、それを自分のなかで消化していくという作業を繰り返しています」

――そうやって自分のファイトスタイルを作り上げているんですね。

「だから僕の動きはオリジナルなんです。同じ技の形でも、人によってはやり方が全然違うじゃないですか。じゃあ例えば青木(真也)さんにいい技を教えてもらっても、それをみんながみんな使えるわけじゃない。

あくまでその人のやり方だと思うので、自分で自分のやり方を見つけて、自分のものにしていかないといけない。そこは打撃でもグラップリングでも常に考えながらでもやっています」

――今回の対戦相手は須藤拓真選手で、予測不能なマッチアップになったと思います。最初にオファーを受けた時はどんな心境でしたか。

「はいはいはいはい…って感じです。グラップリングの足関節で言ったら、ナンバーワンの選手じゃないですか。MMAと並行して柔術やグラップリングの試合にも出て結果を出す選手というのは最近では珍しいですよね」

――ずばり須藤選手の足関節にどう対処するかがポイントだと思いますが、どんな対策を練っていますか。

「スパーリングパートナーの方に足関節をたくさん狙ってもらって…という感じでお願いしていますけど、周りに須藤選手レベルの足関節が出来る選手はいないので(苦笑)。だから練習でも対策もそうですし、練習以外でも須藤選手のことを考えて、ずっとイメトレしています」

――お互いに組み技のスタイルを確立しているからこそ、自分の感性をぶつけてみたいですか。

「はい。おそらく須藤選手は自分が一本を取られるなんて1ミリも思ってないと思うんですよ。僕は逆にそこにチャンスがあると思っています。最近はグラップリングで一本を取る技も増えてきたし、そのレパートリーも増えてきたので、それが上手くハマれば一本取れるかなと思っています」

――もしこの試合が柔術や一般的なグラップリングだったら厳しいと思いますが、MMAに近いProgressルールだからこそチャンスがあると思っていますか。

「僕はやりやすいですね。グラップリングにも色んなルールがあるなかで、ProgressルールはMMAファイターが勝ちやすいルールだと思うので、見ている人たちにも面白いと思ってもらえる試合をしたいです」

――中島選手はMMAが本業なので、今回のProgressルール挑戦が今後のMMAにどう活かされると思っていますか。

「須藤戦に向けて練習がハードになっていくし、自然とモチベーションも高くなって、気持ちも試合モードに切り替わります。今は普段の試合前のいい緊張感とモチベーションで練習できているので、それだけでもうプラスだと思います。しかも須藤選手という今までにない対戦相手の対策もしているので、そこでのレベルアップもできるし、すべてが自分のMMAにとってプラスになっていると思います」

――2025年はどんな目標を持って戦っていきたいと思っていますか。

「今年は(MMAを)1試合しかできずに痛い目を見たので(苦笑)もう少し計画的に試合を考えていこうと思います。自分の理想としては年間3試合ぐらいやりたいし、来年もグラップリングやそれ以外の試合のチャンスもあれば挑戦して、コンスタントに試合をしたいです」

――それでは最後に今回の試合で自分のどのような姿を見せたいですか。

「中島太一、グラップリングがこんな強いんだ!というところを見せたいですね。この試合に向けて作り上げているものに自信があるというか。僕もずっとレベルが高い人たちと練習を積み上げてきているので、そう簡単には取られないと思いますし、楽しみにしていてください」


■視聴方法(予定)
12月25日(水)
午後6時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■Breakthrough Combat02対戦カード

<Progress暫定ウェルター級選手権試合/5分3R>
[王者]森戸新士(日本)
[挑戦者]北岡悟(日本)

<Progressライト級王座決定戦/5分3R>
中原由貴(日本)
安楽龍馬(日本

<バンタム級/5分3R>
吉野光(日本)
川北晏生(日本)

<ミドル級/5分3R>
イ・イサク(韓国)
アギラン・タニ(マレーシア)

<Progress68キロ契約/5分2R>
須藤拓真(日本)
中島太一(日本)

<Progress71キロ契約/5分2R>
城戸泰介(日本)
椿飛鳥(日本)

<フライ級/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
古賀優兵(日本)

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【Breakthrough Combat02】Progressで須藤拓真×中島太一。Xで呼びかけTUF準優勝者と古賀優兵決定

【写真】RTUで5試合を戦い、3勝2敗。それでいて通算戦績8勝3敗のチェ・スングク。今年の3月に原虎徹にスプリット判定勝ちでDouble GFCフライ級王者に。ちなみに前王者は今年のRTUを制したチェ・ドンフンだ (C)MMAPLANET

19日(木)、PROGRESS実行委員会より25日(水)に会場非公開&配信大会として開催されるBreakthrough Combat02の追加カード=ProgressとMMA各1試合が発表されている。
Text Manabu Takashima

グラップラー×MMAファイターという対戦軸のProgressルールでは須藤拓真×中島太一という68キロ契約の一戦が発表されている。これで同大会おけるProgressマッチは暫定ウェルター級チャンピオン森戸新士×チャレンジャー北岡悟。安楽龍馬×中原由貴のライト級王座決定戦。そして城戸泰介×椿飛鳥の71キロ契約マッチに続き4試合となった。

須藤はMMAファイターとしても活躍しているが、Level-Gライト級王者として今成正和から一本勝ち、全日本ノーギ茶帯フェザー級&オープンを制し、さらに高橋Submission雄己企画の50/50-1GPまで制しており、ノーギ日本最強といっても良い存在だ。


対する中島はプレスリリースによると、所属するロータス世田谷の八隅孝平代表から参戦要望が届き、今回の対戦が実現した。ところでBreakthrough Combatの前日計量が実施されているが、この両者の一戦は当日計量のキャッチウェイトとなったそうだ。

理由は勤め人の須藤は師走の繁忙期に2日も会社を離れることができないため。水曜開催という珍しさも、選手には色々と影響を与えることが伺える須藤の計量&休日事情だ。

一方のMMAマッチは韓国のチェ・スングク×古賀優兵というある意味ミスマッチが決まった。チェ・スングクはRoad to UFC2022のフライ級準優勝、さらにはRTU2023ではベスト8だった現Double GFCフライ級チャンピオンだ。

対する古賀はキャリア2勝4敗のファイターで、どう考えても実力は大きい。実はチェ・スングクはBreakthrough Combat旗揚げ大会でオトゴンバートル・ホルドバートルとの対戦が決まっていたが、交通事故に遇い正式発表前にこの興味深い一戦は流れていた。

その後、今大会で両者の対戦が組み直されていたが、オトゴンバートルにGladiatorフライ級王座決定戦の話があり、主催者側が発表前ということもありオトゴンバートルの意思を尊重し、チェ・スングクも他の相手と戦うことを了承したということ。

しかしながら、ここからチェ・スングクの対戦相手探しが難航した。結果、Xで長谷川賢が対戦募集を行うのと直ちにTRIBE TOKYO MMAの石井逸人から、古賀の推薦があったという。長谷川はTTMの長南亮代表に確認をいえると、以下のような返答があった(プレスリリースから抜粋)。

「チェ・スンググ選手の対戦相手を募集していると聞き、真っ先に石井逸人に『古賀を推薦しろ』と伝えました。『試合がしたいけど長南さんが組んでくれない』とぼやきながら毎日練習に来るアラサーの負け越しファイターですが、格闘技以外に特に好きな事もなくゾンビのように練習して時間だけが流れていく毎日。代表である自分はちゃんと定職に就いて、人並みの生活を送って欲しく思っているのに、彼の幸せはジムに来ては若い奴らと混ざって汗を流す毎日にあるようです。貧乏に生きる悔しさもなく、試合に負けてもさほど悔しくも無く、同じ毎日を過ごす中で転がり込んできたこのビッグチャンス。俺をはじめ見ている皆を驚かせて欲しい」と。

MMAバカか掴んだ千載一遇の機会。ここに手を挙げたことは今回の勝負だけでなく、今後の古賀のMMAファイター人生において突破口を開くことになれば──これこそBreakthrough Combatという新しい試みの存在意義となろう。

なお、リリースに寄せられた今回出場が発表された4選手の意気込みは以下の通り──やはり古賀が頭抜けて個性的だ。

須藤拓真
「前回のProgressでは引き込みで、ポイントを献上しての敗北。悔しい思いをしました。立ち技が出来ないやつと思われるのも癪なので、レスリングの練習を強化しました。今回はテイクダウンしまくって塩漬けにして逆にポイント勝ちを狙おうと思います! 進化した自分を見せます!レッグハンター改め、ソルト須藤です」

中島太一
「足関節技のスペシャリストと戦える事にドキドキワクワクしています。足ぶっ壊されないように頑張ります!」

チェ・スングク
「Double GFCプライ級チャンピオン、コリアン・ゾンビ所属のチェ・スングクです。ます対戦相手を探すのに大変な苦労をしてくださった関係者の方々に感謝します。そんな時にXで自分との試合で名乗り出てくれた古賀選手、本当にありがとうございます。日本で初めての試合ですが、全ての面で圧倒し一本勝ちします。それが今回、名乗りを挙げてくれた古賀選手への礼儀だと思います。いつかBreakthrough Combatのチャンピオンになって、ゆくゆくはRIZINのような大きな舞台で試合したいと思っていますので、見ていて下さい」

古賀優兵
「2連勝しオファーを待っていても、試合の声はかからず。相変わらずの毎日を過ごす日々。練習仲間は国際戦や大きな舞台で活躍しているけど、自分にはそんな機会は一生ないと思いながら毎日練習している。そんな時に韓国人の強豪選手の相手を探していると聞き、迷う事なく手を挙げた。断ったり躊躇する選手も多いと聞くが失うものの無いものに恐怖などない。私のような者に戦う機会を頂けた事深く感謝します。かつてない強豪と試合するにあたって長南代表には死んでこいと言われています。自分が持っている物を全てぶつけて死ぬ気で勝ちを取りに行きます」

また今回のチェ・スングク×古賀の試合決定の報には、他にも対戦募集に呼応した選手もあり、その選手らの今後の同大会の出場を考慮することも示唆されている。


■視聴方法(予定)
12月25日(水)
午後6時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

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45 AB ABEMA MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2024#05 チャンネル 修斗 藤井伸樹 須藤拓真 齋藤奨司

【Shooto2024#05】藤井伸樹とバンタム級王座決定戦、齋藤奨司「タイトルどうこうより藤井選手に勝つ」

【写真】メンテ完了。ガソリンもタップリ入ったようで、どのような齋藤奨司が見られるか(C)TAKUMI NAKAMURA

21日(日)東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2024#05にて、齋藤奨司が世界バンタム級王座決定戦で藤井伸樹と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

昨年5月の須藤拓真戦後、怪我と体のメンテナンスのために約1年間、試合から遠ざかることになった齋藤。ブランクを作ることにはなったものの、この期間で負傷箇所も癒え、体の使い方にも目を向けたことで、MMAファイターとしての進化に手応えを感じている。

今回世界タイトルを争う藤井は「何回も試合を見てやりたかった相手」で「5Rまでもつれる、すぐに終わる。どうなるにしても、見ていて飽きない試合になると思うし、何より僕自身が一番楽しみ」と胸を躍らせている。


敵討ちでもある

──2023年5月に須藤拓真選手に判定勝ちして以来の試合がタイトルマッチとして決まりました。この期間はどう過ごされていたのですか。

「今までのキャリアで負傷箇所もあったので、そのメンテナンスも含めて、基本的な体の基礎から作り直していた感じですね」

──どこか1箇所を怪我したというよりは、色々な箇所をメンテナンスしていたのですか。

「一カ所怪我したところはあったんですけど、全部含めてって感じですね」

──いざ体のメンテナンスをして、気づくことは多かったですか。

「そうですね。やっぱりちゃんと専門の人に体を見てもらって良かったです。ある程度は自分で出来ていたと思い込んでいた部分も、いざ見てもらったらアスリートとしてはまだまだなところもあって。そこを約1年かけて直してきました」

──では怪我の治療だけではなく、トレーニングとして新たにチャレンジした、取り入れたものもありましたか。

「両方ですね。怪我した部分を治すリハビリもやってましたし、そこからはベースアップのためのトレーニングをやってきました。いわゆる体幹トレーニングで、ただ筋力アップするというよりは、体の使い方を良くしたりとか、しっかり使えるようなトレーニングをやってきました」

──そうしたトレーニングをやったことで、スパーリングなどの実践的な動きでの変化は感じていますか。

「目には見えないというか、体がデカくなったとかそういう変化じゃなくて、内から体が使えるようになった感じですね。言葉にするのは難しいんですけど、体のブレがなくなってきましたね。外から見て変化は感じないかもしれませんが、自分の中では感覚が変わってきています」

──では試合間隔が空いたことで不安は?

「逆に今まで試合頻度が多くて(試合間隔が)1カ月未満でやったこともあったんで、逆にいいダメージ抜きになったなと思いますね」

──復帰戦がタイトルマッチになるとオファーを受けた時はどのような心境でしたか。

「前回の試合が終わってから、次はタイトルマッチでもおかしくないと思っていたし、僕の希望としては藤井選手とやりたかったんですよ。なんでかと言ったら、ジムの先輩の(齋藤)翼さんもやってますし、いつも一緒に練習してもらっているZEEKジムの石橋(佳大)さんもやっていて、その敵討ちでもあるし、あとはやっぱり藤井選手は選手としての評価も高いじゃないですか。

僕自身、修斗で藤井選手の試合を何回も見てきて、根性もスタミナもあって強いなと思っていたし、俺とやったら絶対に噛み合って面白いなと思っていました。だから藤井選手とタイトルマッチが決まった時はめちゃくちゃ嬉しかったです」

──対戦相手として、藤井選手の根性系グラップリングというか、あのしつこい戦い方はどう見ていますか。

「さっき言ったように、藤井選手は根性があって、スタミナがあって、ドロドロした試合に持ち込んでいくタイプですよね。こちらとしてはスパッと終わらせることも想定していますいけど、ドロドロした展開になることもイメージしているので、どっちになってもいいかなって感じです」

──勝ち方のイメージができている?

「本当に1年間ぐらい藤井戦のことを考えてきたんで、イメージもちゃんとできているし、どんな展開になっても勝つイメージはできています。もちろん楽な試合にはならないと思って戦います」

──見ている側が面白い=やってる側はしんどい試合になると思いますが、それは覚悟の上ですか。

「そうですね。僕が言うのもおかしいんですけど、絶対に面白い試合になると思うんで。5Rまでもつれる、すぐに終わる。どうなるにしても、見ていて飽きない試合になると思うし、何より僕自身が一番楽しみです」

──この1年間やってきたことに手応えがあって、それを試合で出したいですか。

「はい。本当にここまで準備してきたことが、どうなるかなっていう。手を合わせてみないと分からないことも多いと思いますが、その辺も試合の中で楽しみたいです」

──藤井選手に勝つ、修斗の世界王者になればMMAファイターとしての価値や評価もワンランク上がると思います。

「どこかの記事で見たんですけど、みんな藤井選手とやりたがってない、と。でもそれは逆に藤井選手の評価の高さだと思うし、僕はそういう相手に勝つことで一皮剥けると思っています」

──修斗のベルトへの想い入れはありますか。

「僕は修斗でチャンピオンになりたいからアマチュア修斗からやってきたんで、修斗のベルトを獲りたいって気持ちはむちゃくちゃ強いです」

──色々なMMAの大会がある中で、修斗に惹かれた理由は?

「総合格闘技の硬派はやっぱり修斗だな、と。あまり格闘技のことを知らないながらにも、総合格闘技=修斗という感じがあったし、指導していただいている髙谷(裕之)さんや田村(彰敏)さんも修斗出身ですし、それで修斗で戦いたい、チャンピオンになりたいと思いました。ただ今回はどちらかと言うと藤井選手に勝ちたいという気持ちが強くて、タイトルどうこうより藤井選手に勝つ。そうすれば自然にタイトルはついてくると思っています」

──藤井選手に勝つことがとても大きいというか、そこに対するモチベーションが一番高いようですね。

「はい。ここまでやることをやってきたんで、あとはケージの上で藤井選手と対峙して楽しむだけです」

──齋藤選手の復帰戦とタイトルマッチ、そして藤井選手に勝つ姿を楽しみにしているファンのみなさんにどのような試合を見せたいですか。

「今回は復帰戦なんですけど、僕の中ではあまり復帰戦という感じじゃなくて、いつも通りの試合です。対戦相手はずっとやりたかった藤井選手で、ワクワクしています。スパッと勝つのか5Rドロドロになるのかは見てのお楽しみですが、自分も楽しみなんで、目を離さずに刮目してください」

■視聴方法(予定)
7月21日(日)
午後6時00分~ABEMA格闘チャンネル

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【Shooto2024#05】後楽園でW王座決定戦、世界バンタム級=藤井×齋藤、環太平洋フェザー級=竹原×上原

【写真】1月に環太平洋王座を防衛した藤井と約1年2カ月ぶりの復帰戦・齋藤が世界王座を争う(C)MMAPLANET

7月21日(日)東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2024#05では世界バンタム級王座決定戦=藤井伸樹×齋藤奨司、環太平洋フェザー級王座決定戦=竹原魁晟×上原平を含む全11試合が決定している。
Text by Takumi Nakamura

7.21後楽園、7.28阿部野、8.3新宿=COLORSと2週間で3大会が続く“サステイン真夏の3連戦”。3連戦の口火を切る後楽園大会ではダブルタイトルマッチが組まれた。安藤達也の王座返上により、空位になった世界バンタム級王座を争うのは同級1位・環太平洋同級王者の藤井と同級3位の齋藤だ。


ランキング的に受けて立つ側の藤井は、2022年11月に石井逸人を下して環太平洋王座を獲得すると、2023年7月に竹中大地とノンタイトル戦で対戦。3Rに猛反撃を見せるも、1・2Rで失ったポイントを挽回できずに判定負けを喫した。2024年は1月に須藤拓真の挑戦を退け、今回の世界戦に駒を進めた。

一方の齋藤はRISEで立ち技の試合も経験しているストライカーで、2021年6月から修斗に参戦。初戦こそ落としたものの、その後はPound Stormでの試合を含め7戦6勝1分と無敗の快進撃を続け、昨年は野尻定由と須藤からも勝利を収めた。怪我の影響で長期欠場を余儀なくされ、約1年2カ月ぶりの復帰戦が世界戦という形になった。

王座戴冠後もコンスタントに試合を続けてきた藤井に対し、コンディションを上げるために試合間隔を空けた齋藤。この試合に臨む状況が対照的な両者だが、ファイトスタイルとしてもスクランブル主体のスタミナ勝負で最終的に競り勝つ藤井×スタンドの時間を長くして打撃で倒す齋藤と対照的だ。藤井がスクランブルの強さを発揮する前に斎藤が打撃を効かせてペースを掴むか。組みの攻防ではなく、どう組みの攻防がスタートするかに注目したい世界戦だ。

そして空位の環太平洋フェザー級王座は竹原と上原によって争われる。この試合は昨年のインフィニティリーグの1位(竹原)×2位(上原)として3月の後楽園大会で行われる予定だったが、竹原の負傷欠場により中止。今大会にスライドしての実施となる。

両者のリーグ戦での対戦結果は5分2Rフル戦ってのドロー。1Rに上原がサウスポーの竹原に対して右ミドルからの右ストレートでフラッシュダウンを奪うも、2Rは竹原がテイクダウンのアプローチからバックコントロールの時間を長くし、各ラウンドを取り合う形で勝ち点を分け合った。

遠い距離にいてスタンドの打撃で戦い上原と近距離でのパンチ&テイクダウンで攻めたい竹原。上原が3R通じて明確に打撃でダメージを与えるか、竹原がコントロールで終わらずにクリーンテイクダウンとトップキープまでつなげられるか。前回と近い試合展開が予想される中、両者ともにどこで試合の山場を作るかが求められる一戦だ。

そのほか3回戦では世界フェザー級王者SASUKEのベルトを狙う椿飛鳥と飯田健夫改めたておによる一戦が決定。2回戦では5月の日中対抗戦で勝利した中池武寛が新人王決定トーナメント2回戦で蓮池勇太と対戦する。

<修斗世界バンタム級王座決定戦/5分5R>
藤井伸樹(日本)
齋藤奨司(日本)

<修斗環太平洋フェザー級王座決定戦/5分3R>
竹原魁晟(日本)
上原平(日本)

<フェザー級/5分3R>
椿飛鳥(日本)
たてお(日本)

<インフィニティリーグ2024 フライ級/5分2R>
大竹陽(日本/勝ち点3)
須藤晃大(日本/勝ち点7)

<バンタム級/5分2R>
加藤ケンジ(日本)
人見礼王(日本)

<フェザー級/5分2R>
児山佳宏(日本)
島村 裕(日本)

<フライ級/5分2R>
シモン・スズキ(日本)
岡田嵐士(日本)

<バンタム級/5分2R>
中野剛貴(日本)
瀬戸口怜久(日本)

<ストロー級/5分2R>
牧ヶ谷 篤(日本)
友利琉偉(日本)

<2024年度新人王決定トーナメント2回戦 フライ級/5分2R>
中池武寛(日本)
蓮池勇太(日本)

<2024年度新人王決定トーナメント2回戦 フェザー級/5分2R>
松岡 拓(日本)
井上翔太(日本)

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NEXUS o RIZIN パンクラス マシン 井村塁 修斗 唐沢タツヤ 大石真丈 小倉卓也 小林博幸 河村泰博 渡部修斗 瓜田幸造 須藤拓真

【Fighting NEXUS】河村泰博× 小倉卓也 バンタム級タイトル戦決定!

IMG_9801
8月25日にニューピアホールで開催されるFighting NEXUS vol.36。初代ミドル級王座決定トーナメント準決勝として行われる佐藤龍汰朗(坂口道場一族)×瓜田幸造(掣圏会瓜田道場)、将斗(AACC)×マシン(BLUE DOG GYM)の2試合に日韓対抗戦の2試合など初のニューピアホール開催に相応しい好カードが並びました。

その中でも注目なのは河村泰博(和術慧舟會AKZA)×小倉卓也(スカーフィスト)のバンタム級タイトルマッチでしょう。河村はRIZINにも参戦して、歯に衣着せぬポストが話題になる事も多い寝技師。レッグハンター須藤拓真、森永ユキトから一本勝ちしてNEXUSのバンタム級王座を戴冠。その後、パンクラスに参戦すると強豪の井村塁からダースチョークで一本を取っており、その極めの強さは際立っています。

対する小倉は修斗やPFCを主戦場にしてきたベテランファイター。最近では渡部修斗に敗れたものの、大石真丈、小林博幸に腕十字で一本勝ち。昨年12月の次期挑戦者決定戦で唐沢タツヤをギロチンチョークで下して河村戦に辿り着きました。最近になってメキメキと極めが強くなってきた印象。河村を相手にどこまで抵抗出来るのか興味津々です。

展開は河村は自ら下になってでもグラウンドで勝負してくるはず。小倉は上をキープしてチャンスを見て一本を狙うのか。もしかするとスタンド勝負を挑むのか。見る側の想像力が掻き立てられます。そうこうしているうちにFighting NEXUS vol.36でましてもビッグカードが。。。こちらは別途まとめます。今大会は会場観戦必須だな。
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45 Level-G MMA MMAPLANET o 今成正和 須藤拓真

【Level-G】初代ライト級王者・須藤が涙の勝利! 足関対決で憧れの今成にトーホールドを極める

<サブミッションオンリーグラップリング 66キロ/10分1R>
須藤拓真(日本)
Def.1分46秒 by トーホールド
今成正和(日本)

手四つから須藤がケージ際に追い込むと、今成が飛びつきクローズドガードから左足を狙う。すぐに左足を引いた須藤は今成の両足を抱えてトップへ。右ヒザを差し入れ、今成のガードを割った須藤。立ち上がった須藤に対し、今成が右足へデラヒーバで絡みつく。今成の右足を掴んでケージ中央まで引っ張った須藤はパスを狙う。今成が深く足を入れると須藤は自ら後方に倒れて、今成の右足を抱えた。

ダブルガードから立ち上がった須藤が、すぐさま右足を取って内ヒールを狙うも今成がカカトを返している。須藤はすかさず外ヒールに切り替えた。今成は左に回転してディフェンス、須藤の右足を押さえている。またもダブルガードから立ち上がった須藤は右足を抜きつつ、今成の右足をトーホールドで捻りタップさせた。

須藤が駆け寄ると、今成も笑顔で迎える。一方の須藤は涙が止まらない。マイクを握り、「すみません、あまり喋れないですけど……。今成さんを見て柔術を始めたぐらいで、そんな方と試合をして勝てました。お互いに一番得意なところで勝つことができて、すごく嬉しく思います。これからも足関を磨いて、十段を倒したという名に恥じないように頑張っていきます。応援よろしくお願いします」と語り、ケージを後にした。


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45 AB Level-G MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN LANDMARK08 YouTube ダニーロ・ハマザキ マルセロ・コーヘン 今成正和 吉永力 平田直樹 摩嶋一整 須藤拓真 高橋SUBMISSION雄己

【Level-G】ついに6/16にレッグロック浪漫=今成正和×須藤拓真 in Cageグラップリングが実現

【写真】どのような足関節の攻防が見られるのか、非常に楽しみ(C)MMAPLANET

16日(火)、Level-Gより6月16日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスで開催されるKROSS X OVRER-CAGE03─で実施されるLevel-Gにおいて、今成正和×須藤拓真の一戦が組まれることが発表された。
Text by Manabu Takashima

新旧足関対決という見方できる今回の一戦は昨年6月にライト級王座決定トーナメントで優勝した須藤が、その場で対戦を要求した試合だ。


そのアピールに微笑みを浮かべた今成だが、すぐに両者の一戦が実現することはなかった。須藤も諦めるような口振りにもなるなか、今年に入りLevel-Gではないプロモーションが両者の対戦の交渉にはいるが、即答でyesの須藤に対し今成の承諾は得られず実現に至らなかったという話も伝わってくる。

そのミステリアス・スマイルと同様に心の内が読めない今成だが、師弟関係にある高橋Submission雄己が準備を整うのを待っていたのかもしれない。そんな2人の大切が実現する1カ月前、5月11日にはADCCアジア・オセアニア予選第2弾がタイで行われ、日本のグラップラーの多くはそこに目標を定めている。

その一方で待望の今成戦が実現することとなった須藤陣営は、師・柳澤哲裕エクストリーム・エビナ代表が「また予選があるのですか?」と発言するほど、この一戦に集中している。

足関十段は先のRIZIN LANDMARK08で、摩嶋一整を大逆転の腕十字で破り、その価値が最高値を更新しつつあるが、やはり須藤との試合の焦点は足関節の攻防となろう。

両者がどのようなエントリーを見せるのか。また攻撃と防御が、その足関節のやりとりのなかで見られるのか。もちろん、グラップリングの醍醐味はレッグロックだけではない。足関節を餌に、コントロールと上半身の肢体へのサブミッション勝負になることもあり得る。

ただし、須藤が今成戦を求めてきたのはレジェンドの最大の武器を凌駕するだけ、自身の足関節に自信を持つようになったからに違いない。だからこそ、足への拘りが見られる戦いが期待される。

ADCCを頂点としたグラップリングのヒエラルキーから外れたマッチアップかもしれないが、J-Grapplingの節目となる可能性は十分にある今成×須藤戦だ。

なお今成×須藤は66キロ前日計量&10分で実施され、今回のリリースでは同じく前日計量70キロ&10分でダニーロ・ハマザキ×平田直樹のカルペ×トライフォースの一戦。また当日の61.2キロ契約&8分で、昨年のノーギワールド2位=吉永力がマルセロ・コーヘンと戦う試合も明らかとなっている。

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45 AB Gladiator Level-G MMA MMAPLANET o Progress YouTube キック 室谷勇汰 山田哲也 峯岸零弥 竹内稔 須藤拓真 高本裕和

【Level-G】3月3日、KROSS X OVER-NEXT07内でLevel-G組み技戦、峯岸零弥✖竹内稔など2試合決定!!

【写真】この先、須藤戦はあるのか (C)LEVEL-G & MMAPLANET

1日(木)、Level-Gより3月3 (日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスで開催されるKROSS X OVER-NEXT07においてグラップリングマッチ2試合が組まれることが発表されている。
Text by Manabu Takashima

キックとMMAの混合興行=ROSS X OVERで組まれるLevel-G提供のグラップリング戦、今回決定したのは高本裕和✖室谷勇汰、峯岸零弥✖竹内稔の2試合だ。


昨年11月にADCCアジア&オセニア予選66キロ級で準優勝した竹内は、今月16日にGladiator Challenger Series 01「Bang vs Kawana II」で竹本啓直哉とPROGRESSフォークスタイルグラップリング・フェザー級王座決定戦に出場が決まっており、2週間連続のプログラップリング出陣となる。

その竹内、昨年6月に開催されたLevel-Gライト級王座決定トーナメントでは初戦で山田哲也に敗れ、結果を残すことができなった。対する峯岸は同トーナメントの決勝で須藤拓真に敗れたが、準優勝となっている。

峯岸は8月のJBJJF全日本ノーギ柔術選手権でもアダルト黒帯ライト級を制しており、このクラスの第一人者といえる。「がぶればアナコンダチョークを極めることができる」と豪語し、立証してきた竹内に対して、峯岸がどのような戦略を取るか。完全トップ、あるいは完全ガード──スイープは狙っても、上体を起こしてのスクランブルは厳禁──という状況で、どのような組み技の攻防が見られるのか。

当然、この試合の先にはライト級チャンピオン須藤への挑戦という話も浮上するであろう……非常に興味深い一戦だ。

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