DEEP王者松本晃市郎ことジョビンによる朝倉未来1000万円企画感想&RIZIN TRIGGER 1st全試合予想!
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#萩原京平
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明後日──28日(日)、神戸市中央区の神戸ワールド記念ホールで開催されるRIZIN TRIGGER01で釜谷真が、ダイキ・ライトイヤーと対戦する。
京都出身の釜谷は10年以上に渡る東京生活を切り上げ、地元でSWAG GYM KYOTOをオープンさせた。そして9月26日に竹本啓哉との変則Gladiatorバンタム級王座決定戦に敗れ、引退を公言した。
それから僅か2カ月後に復帰戦という表現も当てはまらないダイキ・ライトイヤー戦に挑む。キャリア17年間の決勝、釜谷とって甲子園というべきRIZIN(TRIGGER)での戦いに掛ける想いを尋ねた。
──京都のGSPならぬ、京都のSNKこと釜谷選手です。
「なんスか? SNKって(笑)」
──S(舌の)N(根も)K(乾かぬうち)の略ですね。
「アハハハハ。いいッスねぇ」
──まぁまぁまぁ。分かります。分かりますが、9月26日にGladiatorで竹本哲哉選手に敗れての引退発言から、撤廃まで早かったですねぇ。
「僕、辞める理由がRIZINが無理やと思ったからです。このところのRIZINを見ていて、この感じなら僕も出られるなって感じやったんです。でも、あっこで負けたことでまた数戦してグラジエイターのベルトを獲るとかしないともう出られないと思って。
そこまでのモチベーションが俺にあんのかなっていうのと、僕はやりたくても周囲で応援してくれる人が『もう辞めとけや』っていう空気になってまでやるのは嫌やなっていうのがあったんです。で『辞める』っていうたら、このオファーを貰って。そこはもうメチャクチャやりたかったんで、速攻で『やります』ってなりました」
──実際にオファーがあったのはいつ頃なのでしょうか。
「まずグラジエイターで負けた次の日に、佐伯(繁DEEP代表)に『辞めます』って電話したんですよ。それなら『エキシか引退式をやろう』って言ってもらえて。引退式は有難いですけど、エキシは絶対に嫌ですっていう話をさせてもらって(笑)。エキシって、寒いじゃないですか」
──その気持ちは分かります。見ている方も、初っ切りまでやってくれないとどう見て良いか分からないですよね。それから引退ミット打ちとか、ガチの組み技スパーリングの方が分かりやすいです。
「皆が試合機会を奪い合っているケージの中で、そんなお遊戯みたいなことせんでエェやんって。しかも名前のある選手なら分かりますけど、僕のエキシ見て嬉しい人って身内だけですからね」
──いずれにせよ、引退式を行うことを受け入れるぐらいの気持ちになっていたのですね。
「僕が試合をやりたいと思う理由はRIZINに出たいからであって、そこに行き着くには時間が掛かる。その時間が掛かるなかで周囲の目、ジムの皆の目を気にせずにやれるかって考えたら、気になるなぁって思っていたので。で一旦そこで電話を切ったのですが、ハマちゃん(濱村健TRI Hスタジオ代表──京都成蹊館から吉田道場、ハニートラップ~TRI Hスタジオと常に釜谷と行動を共にしていた)から電話があって『神戸でRIZINがあっても引退でえぇの』って言われたんです。
それは勿論出るやろ。辞めるわけないやんって。『なら神戸であるかもしれん』ということがあったので、その日から練習を再開していました」
──釜谷選手はRIZIN、RIZINと言いますが、RIZIN TRIGGERですよね。規模も出場選手も違うブランドです。地方在住選手が大挙出場するナンバーシリーズとは明らかに違う大会でも、やはりRIZINという風に捉えることができるのですか。
「あのう……そんなのは正直、僕からしたら何でも良くて。今、RIZINに『お前で、出れるんや』っていう選手が出ているんで」
──あぁ確かに。
「正直、強さだけでなく、試合がオモロイ、面白くないだけでもない。興行的な部分で、こういう機会が巡ってきました。でも、やっぱりRIZINっていうだけで回りの人の反応が違います。長年僕を応援してくれた人が、喜んでくれるんです。今、指摘されたことが分かるのは競技者や業界の人であって、見ている人はそういうのはあんまり関係ないですよね。
それは対戦相手が強いかどうかまで含めて。僕が韓国でカン・ギョンホとか、イ・ユンジュンとやるより、RIZIN TRIGGERでダイキ・ライトイヤー選手と戦う方がスゲェってなるじゃないですか、多くの人は。僕はそういう人たちに支えられてやってきたので、そういう人たちが喜んで欲しいという気持ちがめっちゃあります」
──TRIGGERに出てハイキックでKOしたり、ギロチンで一本勝ちしてRIZINナンバーシリーズに出たいという野望も持ってダイキ・ライトイヤー戦に臨むのでしょうか。
「当然ですやん。当然ですやん」
──繰り返しましたね(笑)。
「だって限界やと思ったんじゃなくて、時間が足りへんから引退しようと思っただけなんで。辞めていても練習はするし、格闘技は好きなままやろうし。僕のなかで最高の舞台を与えてもらえるなら、続けます。でも最低限、次の試合はクリアしないと……とは思っています」
──ではダイキ・ライトイヤー選手の印象を教えてください。
「一発が各所である選手。試合を終わらせることができるシチュエーションを持っているけど、レコードを見る限り自分の形にはめ込むことが上手いタイプではないと思うてます。ただ、ここ最近では田丸(匠)君にしか負けていないですよね(※2020年12月20日)。ハマれば強いと思います。
でもダイキ・ライトイヤー選手云々より、自分がどうするかです。9月の試合みたいなことになったら絶対にアカン。ホンマにそこなんです。めっちゃ続けたい気持ちがありますけど、これが最後やという気持ちも8割ぐらいあります。ここで一生懸命やって先に何か見えたら嬉しいなぐらいで、ここに掛けてやっています。別に先を見ているわけじゃないです」
──選手は練習ではもっとできている。こんなものではないという風に思うものです。ただし、正解はケージのなかにある。ケージのなかのパフォーマンスで、進退を考えるべきだと自分は思っています。
「ホンマ、そうです。ホンマにそうです。だから9月の試合みたいにならんようにしないと。あの時は竹本君がグラップリングに偏った選手で。どの試合を見ても1Rが一番勢いがあります。加えて計量をミスっていたし、1Rさえ凌げば負けることはない──そういう想いで入って、受けちゃいました。それを本当に後悔しています。
練習の時から凌ぐことをメインに考えてしまっていました。もちろん、そこも大事なんですけど、どうやって自分をぶつけるかということを掘り下げて準備していなかったです。漠然とミットをやって、ガチスパーも1回しかしていなくて。一本を取られないと勝てると過信してしまっていました。
そうしたら、これまでにない形でテイクダウンをされて、もうそこは竹本君のフィールドでした。
だから、今回は自分のやりたいことを貫く練習をしてきました。で、僕のやって来たことを出せば絶対に勝てると思っています。そこは自信があります。ただし、開始早々に右を貰って倒れるかもしらないです」
──そうなったら、そうなったときですし。試合なのでどんなことも起こり得ます。
「ハイ。それが勝負なんで。ただ話を貰った時から、今まで1ミリも無駄にしていないです」
──東京にも練習に来ていたようですね。
「ハイ、3度。水・木・金と東京で練習しました。先々週、先週、今週と」
──つまり3度、東京に通ったということですね。
「ハイ、水曜日の朝にここで指導してから新幹線に乗って東京に行って、夜に竜っちゃん(和田竜光)とかとTRI Hで練習して、門仲でお世話になっていた先生に時間外で体を診てもらいもしました。木曜日は昼にTRIBE TOKYO MMAで練習し、夜はTRI Hで少し体を動かして。金曜日の朝に竜っちゃんとボクシングのスパーをしてから、京都に戻って指導っていう風にやってきました。やれることは全部、詰め込んで」
──これまでMMAPLANETの読者は甲子園に行く前の西京極での予選を戦う釜谷選手を追っていた読者です。そんな人達に、最後に一言もらえますか。
「これも甲子園に例えると、僕は21世紀枠やないですか? 21世紀枠って初戦に勝たないと、甲子園であって甲子園じゃない感覚があります。だから僕もRIZINに出たんやでっていうためにも、21世紀枠で勝利したい。2回戦があってもなくても良いんです。初戦を勝って甲子園に出たと思えるようになりたいです」
──さきほど8割はこれで最後だという気持ちでいると言われていましたが……。
「最後になるのはメッチャ嫌ですけど、これが最後でも仕方ないし、最後にこんな舞台でやれて光栄やっていう気持ちもあります。その光栄やって言う気持ちを守るんじゃなくて、攻めるほうで全開に出し切って、『ヤバい、死んでまう』って言うぐらいに。それぐらい全力で戦います。
よく夢を叶えた人は、『諦めずに努力をし続けたから叶った』って言うじゃないですか。僕もこんなんでも、夢が実現するようやってきました。その姿を見続けてくれた人たちに……上手いこと纏められないですけど、ラッキーで出られた僕をもうちょっと見てほしいなって……何か見せたいなって思います」
──ありがとうございます。いつも〆コメを決めてくれる釜谷選手にしては、珍しいですね。
「ハイ……なんか、この気持ちは纏めらなかったです」
■視聴方法(予定)
11月28日(日)
午後2分~Exciting RIZIN
午後2時~RIZIN LIVE
午後2時~スカパー!
■ RIZIN TRIGGER01対戦カード
<フェザー級/5分3R>
昇侍(日本)
萩原京平(日本)
<68キロ契約/5分3R>
堀江圭功(日本)
中田大貴(日本)
<ウェルター級/5分3R>
ストラッサー起一(日本)
川中孝浩(日本)
<ウェルター級/5分3R>
住村竜市朗(日本)
木下憂朔(日本)
<バンタム級/5分3R>
獅庵(日本)
魚井フルスイング(日本)
<フライ級/5分3R>
竿本樹生(日本)
松場貴志(日本)
<フェザー級/5分3R>
鈴木千裕(日本)
山本空良(日本)
<73キロ契約/5分3R>
奥田啓介(日本)
グラント・ボグダノフ(米国)
<バンタム級/5分3R>
釜谷真(日本)
ダイキ・ライトイヤー(日本)
<キック53キロ/3分3R>
政所仁(日本)
平松侑(日本)
<キック61キロ/3分3R>
市村大斗(日本)
テーパリット・ジョウジム(タイ)
<キック46キロ/3分3R>
百花(日本)
未來(日本)
<バンタム級/5分3R>
加藤ケンジ(日本)
藤原克也(日本)
<キック55キロ/3分3R>
森井翼(日本)
FUJIMON♡(日本)
【写真】9月のGladiatorで体重オーバーでタイトルを剥奪された竹本啓哉と同プロモーションの変則バンタム級選手権試合を戦い、敗北を喫した釜谷は引退宣言──からの一発逆転のRIZIN出場となった。とにかくやり切って欲しい (C)MMAPLANET
3 日(水・祝)、 28日(日)に神戸市中央区の神戸ワールド記念ホールで開催されるRIZINの新ブランド=ケージ使用大会RIZIN TRIGGER01の追加カードが発表された。
昇侍萩原京平に続くマッチアップは、ストラッサー起一木下憂朔、住村竜市朗木下憂朔、ダイキライトイヤー釜谷真、竿本樹生松場貴志などMMAで8試合、主に関西勢の出場となる。
「年内を走り切りたい」と冒頭で挨拶した榊原信行代表は来年から本戦、ランドマーク、トリガーの3つのシリーズの違いを明確にしたいという意向を話し、トリガーは改めて地方でコンパクト化したイベントを積極的に開く、年間5大会の開催を予定していることを明らかとした。
榊原代表によるとRIZINはリングに拘るとする一方で、トリガーシリーズは基本はケージを使用することで選手のレベルアップになるという説明があり、トリガー01はワールド記念ホールのキャパの半分4500枚ほどのチケットが販売されるとのこと。
引き続き12試合対戦カードの発表という運びとなり、キック4試合に続き、MMAは8試合──加藤ケンジ藤原克也=61キロ、奥田啓介グラント・ボグダノフ=73キロ、釜谷真ダイキライトイヤー=61キロ、住村竜市朗木下憂朔=77キロ、ストラッサー起一川中孝浩=77キロ、鈴木千裕山本空良=66キロ、竿本樹生松場貴志=57キロ、獅庵魚井フルスイング=61キロ、そして堀江圭功の出場が榊原の口から伝えられた。
さらに出場選手の中から以下の3選手のコメントが笹原圭一広報により読み上げられた。
釜谷真
「僕は高校野球をしていたのですが、学校が甲子園に出た時にアルプススタンドで応援をしていて、その悔しさを晴らすべく格闘技を始めた部分はあります。RIZINは僕の甲子園です。高校を卒業して20年が過ぎ、21世紀枠ですが僕の甲子園出場が叶いました。ここで勝ってはじめて自分を認めることができると思います。死に物狂いで勝ちます」
竿本樹生
「お待たせしました。BRAVEのエース竿本樹生です。前回の試合から1年が経ちました。年内に試合が決まらないかと心配してきましたが、無事に決まりファンの皆様に試合を見ていただけること嬉しく思います。どんなスポーツでもピンチの場面はエースに託されます。今、BRAVEはRIZIN4連敗で風向きが良くないですが、エースはこういうピンチの時こそ力を発揮して、流れを変えるので皆さま楽しみにしてください。対戦相手について特に思うことはありません」
魚井フルスイング
「この度は大舞台での試合の機会を頂き、ありがとうございます。たくさんのお客さんの前で試合をさせていただくことがとても嬉しいです。11月28日に向け、必死に準備して備えます。お客様方に来て良かった、見て良かったと思われる試合をします。11月28日、RIZINトリガーへは各線三ノ宮駅でポートライナーに乗り換え5駅目で降りてください。すぐ近くに神戸ワールド記念ホールがあります。イベント前後に時間のある方はモトコー(元町高架下)やサンチカ(三宮地下街)を覗いたりしてください。車でお越しの方はKiss(FM)をかけて神戸感を高めてください」
パンクラス、DEEP、修斗、Grachanと関係する関西系ファイターが勢揃いするトリガー01、この大会で結果を残した選手が本戦、ランドマーク、そして他プロモーションとどのように結びついていくのか──2022年の予定されている5つの地方都市大会の行方を占う上でも興味深い。
The post 【RIZIN TRIGGER01】追加MMマッチ8試合発表。引退撤回の釜谷真「高校卒業から20年目の甲子園出場」 first appeared on MMAPLANET.【写真】減量失敗はいただけないが、このバックグラブ奪取は絶妙だった(C)MMAPLANET
26日(日)、大阪府豊中市の176box でGLADIATOR015が開催された。
ここでは4階級のタイトル戦から、Gladiatorバンタム級王座決定戦の模様をレポートしたい。
<Gladiatorバンタム級王座決定戦/5分3R>
竹本啓哉(日本)
NC ※1R3分24秒by RNC
釜谷真(日本)
計量ミスで竹本が王座剥奪となり、本来は挑戦者だった釜谷が勝利した場合のみ新王者が誕生するという変則王座決定戦は、ラウンドマストの合計点から竹本が2Pマイナスという状況下で実施された。
開始早々に前に出て左オーバーハンドを振るう竹本が、右ボディストレートを伸ばす。竹本の左フックに対し、釜谷が右を返すが後方に姿勢を乱す。昨年、関西に里帰りしラスチャンスに賭ける釜谷は2年振りのファイトの影響か動きが固い。踏み込んでから右&左も当たりは浅く、竹本に圧をかけることができない。
ケージ中央でのクリンチから、釜谷をケージに押し込んだ竹本は、そのまま左手で釜谷の左足ヒザ裏、右手は腰を抱える。釜谷はウィザーでなく、首相撲狙いだったのか頭を抱えてしまっており、竹本は持ちあげて右足を既にフック。
ここから自らが下になり仰向けでグラウンドに持ち込んだ時には、両足のフックを完成させる巧妙な攻撃を見せた。そして──手首を掴んで絞めを防ぐ釜谷だが、上体を起こしに行ったところで右腕を喉下に通され、RNCクラッチを組まれる。タップこそしなかった釜谷が、落とされ試合終了。規定により、竹本の勝利はなくNCという記録が残ることになった。
控室に戻った釜谷は「引退します。これからは元プロ格闘家のジム経営者です」とグローブを置くことを明言した。
The post 【Gladiator015】ベルト剥奪の竹本啓哉が、釜谷真をRNCで落としてバンタム級王座は空位のままに first appeared on MMAPLANET.
【写真】4つのベルトを賭けた戦い、それぞれも悲喜こもごもが見られた(C)MMAPLANET
26日(日)、大阪府豊中市の176box でGLADIATOR015が開催された。
バンタム級王者の竹本啓哉が計量失敗で、タイトル剥奪→釜谷真が勝利した場合のみ王者誕生という変則王座決定戦がメインで組まれ、セミでフェザー級、さらにフライ級とミドル級と4つのタイトル戦が行われた。
メインのバンタム級変則王座決定戦は、初回に竹本が釜谷をRNCで落とし一本勝ち、規定によりノーコンストとなりグラジエイター・バンタム級王座は空位のままに。
そして試合後に釜谷は引退する意向を明らかとした。
フェザー級選手権試合は、初回から原口央がMIKEをテイクダウン&バックからの攻撃で圧倒すると、2R開始早々ヒザ蹴りに姿勢を乱したチャンピオンに思い切りパウンドを打ちつけた原口がそのままパウンドの連打でTKO勝ちし、新チャンピオンに。
MIKEもまた今後について「柔術でもやろうかな」とMMAから撤退するように感じられる言葉を残している。
大会ベストバウトとなったフライ級選手権試合は、初回にダウンを喫した王者NavEが、宮城友一のカーフで右足を相当に痛めながらも2Rにテイクダウンからバック奪取し五分の展開に持ち込む。
そして勝負の最終回も勝負どころでテイクダウン&トップで競り勝ち王座防衛に成功した。
ミドル級選手試合は初回に一慶が小外刈りからマウントを奪うなどリードしたが、2R開始まもなくに藤井章太左フック一発でKOし、6年半ぶりのグラジエイター出場で王座初防衛に成功した。
※Gladiator015の詳細は後日アップします。
■Gladiator015試合結果
<Gladiatorバンタム級王座決定戦/5分3R>
竹本啓哉(日本)
NC ※1R3分24秒by RNC
釜谷真(日本)
<Gladiatorフェザー級選手権試合/5分3R>
原口央(日本)
Def.2R0分11秒by TKO
MIKE(日本)
<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
NavE(日本)
Def.3-0
宮城友一(日本)
<Gladiatorミドル級選手権試合/5分3R>
藤井章太(日本)
Def.2R0分29秒by KO
一慶(日本)
<バンタム級/5分2R>
神田T-800周一(日本)
Def.3-0
上田祐起(日本)
<フェザー級/5分2R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
Def.1R3分50秒by RNC
天草ストロンガー四郎(日本)
<ライト級/5分2R>
石田拓穂(日本)
Def.1R1分57秒by TKO
中園健太(日本)
<バンタム級/5分2R>
左海清之(日本)
Def.1R0分52秒by腕十字
田中スネ夫ハヤト(日本)
<フェザー級/5分2R>
伊賀GORI(日本)
Def. 2R2分23秒by Technical judgement 3-0
塩津良介(日本)
<フライ級/5分2R>
松原聖也(日本)
Def.3-0
丸山幹太(日本)
<フライ級/5分2R>
杉岡トキア(日本)
Def.1R2分08秒by RNC
谷口武(日本)
The post 【Gladiator015】釜谷真、RNCで敗れ引退。バンタム級は空位。原口&NavE、藤井がタイトル戦の勝者に first appeared on MMAPLANET.
【写真】チャンプチャンプ対決、グラジの顔とグラジ愛を賭けた一戦へ (C)MMAPLANET
いよいよ本日26日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGladiator015で、Gladiatorフライ級王者NavEがGladiatorライトフライ級チャンピオン宮城友一の挑戦を受ける。
今大会では自らが昨年、三重県名張市にオープンしたN TRUSTから伊賀ゴリがデビューするNavEは、違った意味でも特別な時を刻む大会を控え、「選手は自分のために戦う」と言い切った。
計量直後に行ったNavEインタビューをお送りしたい。
──計量とフェイスオフを終えた直後ですが、今の気持ちは?
フライ級は2年ぶりで減量がなかなか……当日の1階級上の方が楽は楽ですけど、こっちの方が試合やっていう感覚ですかね。水抜きしたほうが、気合も入るんでしょうかね」
──宮城選手は修斗と並行して戦い、この間も試合数を積んできたのに対し、NavE選手はそれこそ2年で2試合目です。
「2月の時は明らかに試合勘を失っていました。コロナになって初めての試合で、ジムもオープンしたばかり、手術明けでもあって色々なことが重なって全てが悪い方向に重なっていたので、勝てたことがホントに幸いでした。負けなくて良かった」
──それから7カ月、今回の調整の方は?
「もうジムの方が落ち着いたので、格闘家人生で過去最大に練習できたと思います。毎日、強度は強弱があっても毎日動くという行為はジムを開いてから初めて可能になったので。プロ練習はM3FITでMIKE選手と週一でしたけど、そこでガツガツとやってきました。僕も30歳越えて、スパーリングを週に何度もやると逆に疲労が凄かったので、ガチガチの練習は週に1度にして、それでもN TRUSTにも柔道で全国大会に出た者とか、90キロある人間がいるので、普通に四つ組をしても部分で強度の高さはありますし、補強もかねた練習はできました」
──今大会ではN TRUSTから伊賀ゴリ選手がデビューしますね。
「ウチのジムで一生懸命やっていた子が、デビューを迎えるのは感慨深いです。名張在住として、隣の伊賀市からMMA選手が生まれることは本当に嬉しいです」
──ではタイトルマッチの日にセコンドも?
「いえ、就かないです。自分の試合になると、自分ことで精いっぱいなので。今月はフィジカルとかのパーソナルもお断りをさせてもらって……やっぱり、試合ってそんなに甘くないので」
──明日の試合、どのような試合になると予想していますか。
「宮城選手は申し訳ない言い方やけど、地味強です。何が強いというのではなくて、削ってきますよね。ほとんどが判定勝ちで、フィニッシュ力はないと思います。だから自分が負けるなら削られて、ズルズルと判定で負けるんかなって。フィニッシュ決着になるなら、僕の方がフィニッシュ力もあると思います。
そこも宮城選手も対策していると思うので。でも、分かられていても極めてしまうのが技やと思っているので、自分の試合をやり通します。僕も投げ技や極め技を持っているので、そこは警戒してくるでしょうけど、その上でぶち投げてやろうという気持ちはあります。しっかりとワキを差して切ってくるタイプやと思いますけど、そこの勝負ですね」
──今回4つのタイトルマッチ、チャンピオンの覇権争いという見方もできます。
「う~ん、そうですね。チャンピオンにならせてもらって長いですし、グラジエイターの顔とまでは言えないですけど……自分がグラジエイターの顔といえる選手になれれば良いですね」
──そのために作戦ということではなく、どのような試合をしたいですか。
「僕の作戦はいつも決まっていて、頑張ることです(笑)」
──良い言葉です。
「本当にそれだけです。頑張れなかったときに負けているので、頑張ることです。頑張り切れたときは、競り勝てます」
──頑張る理由に、ジムのため、会員さんのためという部分も出てきますか。
「まぁ、基本は自分のためです。僕が負けても皆は応援してくれるやろうし、勝ったら喜んでくれる。だから選手であるときは、自分のために頑張ります」
■Gladiator015計量結果
<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 竹本啓哉:62.65キロ→62.1キロ
[挑戦者] 釜谷真:61.0キロ
<Gladiatorフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] MIKE:65.75キロ
[挑戦者] 原口央:65.45キロ
<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者] NavE:56.55キロ
[挑戦者] 宮城友一:56.50キロ
<Gladiatorミドル級選手権試合/5分3R>
[王者] 藤井章太:83.8キロ
[挑戦者] 一慶:83.5キロ
<バンタム級/5分2R>
上田祐起:61.1キロ
神田T-800周一:61.15キロ
<フェザー級/5分2R>
天草ストロンガー四郎:66.75キロ→65.8
チハヤフル・ズッキーニョス:65.65キロ
<ライト級/5分2R>
石田拓穂:71.0キロ
中園健太:69.95キロ
<バンタム級/5分2R>
田中スネ夫ハヤト:60.95キロ
左海清之:61.2キロ
<フェザー級/5分2R>
伊賀GORI:65.15キロ
塩津良介:64.65キロ
<フライ級/5分2R>
丸山幹太:56.4キロ
松原聖也:56.4キロ
<フライ級/5分2R>
谷口武:60.7キロ
杉岡トキア:61.0キロ
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【写真】計量後のタイトル戦出場選手の記念撮影に竹本の姿はなかった (C)MMAPLANET
明日26日(日)に大阪府豊中市の176box で開催されるGLADIATOR015の計量が、25日(金)に同市のスモーカージムで行われた。
ミドル級、フライ級、フェザー級、バンタム級の4階級のタイトル戦が組まれた今大会、メインで釜谷真の挑戦を受ける予定だった竹本啓哉が計量失敗で、タイトル剥奪→釜谷が勝利した場合のみ王者誕生という変則王座決定戦が実施されることに。
今朝、名古屋を発つ時点で1.5キロオーバーという話が伝わっていた竹本は厳しい表情で計量会場に到着し、抗原検査を終えると計量台へ。
結果は62.65キロと1.45キロオーバーで、2時間後の再計量に挑むこととなった。タイトル戦出場選手の記念撮影も欠席し、サウナに向かった竹本だが再計量でも900グラムオーバー、規定の1キロ以内だと試合を行うことが可能な体重まで落としたが、タイトルは剥奪となった。
明日の試合は3Rのラウンドマストの合計点から2Pを減点される状態で竹本は変則王座決定戦に挑み、彼が勝利すると試合はノーコンテスト→王座は空位に。釜谷が勝利した場合のみ新チャンピオンが生まれる。
竹本といえば、本計量で失敗するが再計量では落としきる印象が強かったが、今回はそこがクリアできなかった。他のタイトル戦出場選手は、全員クリアしており、4大タイトル戦は少々形式と趣向が変わったが、4試合実行される。
なおライト級でチハヤフル・ズッキーニョスと戦う天草ストロンガー四郎も66.75キロで本計量でクリアできなかったが、再軽量は65.8キロで無事パスしている。
■Gladiator015計量結果
<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 竹本啓哉:62.65キロ→62.1キロ
[挑戦者] 釜谷真:61.0キロ
<Gladiatorフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] MIKE:65.75キロ
[挑戦者] 原口央:65.45キロ
<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者] NavE:56.55キロ
[挑戦者] 宮城友一:56.50キロ
<Gladiatorミドル級選手権試合/5分3R>
[王者] 藤井章太:83.8キロ
[挑戦者] 一慶:83.5キロ
<バンタム級/5分2R>
上田祐起:61.1キロ
神田T-800周一:61.15キロ
<フェザー級/5分2R>
天草ストロンガー四郎:66.75キロ→65.8
チハヤフル・ズッキーニョス:65.65キロ
<ライト級/5分2R>
石田拓穂:71.0キロ
中園健太:69.95キロ
<バンタム級/5分2R>
田中スネ夫ハヤト:60.95キロ
左海清之:61.2キロ
<フェザー級/5分2R>
伊賀GORI:65.15キロ
塩津良介:64.65キロ
<フライ級/5分2R>
丸山幹太:56.4キロ
松原聖也:56.4キロ
<フライ級/5分2R>
谷口武:60.7キロ
杉岡トキア:61.0キロ
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【写真】成蹊館で初めて取材をしてから、もう13年が経った──アホなところは変わらず、良い具合に大人になった(C)MMAPLANET
26日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGladiator015でGladiatorバンタム級チャンピオン竹本啓哉に挑戦する釜谷真インタビュー後編。
より良い練習環境を求め、東京で10年以上に渡り生活をしていた彼は、生まれ故郷である京都に戻り、「これから」を目指して新たな環境でトレーニングを積んできた。生まれ変わったというわけではないが、釜谷の言葉はこれまでよりフレッシュな印象を受けた。
とはいえ、ファイターは結果を出してナンボのモノ。「これで負けたら、恥さらし」という釜谷の維持とプライドの詰まった言葉を可視化した。
<釜谷真インタビューPart.01はコチラから>
──若い選手を関西で強くしたい、と。
「大阪とかは、まぁいるので。僕は京都でっていう想いが強いです。選手が東京に行くのはしょうがないです。僕もそうやったし。なんか……口に出して引き留めることは絶対にしたくなくて。若い子が満足できる現状を創ることで、こっちで練習し続ける。そういう環境を創りたいですね。
そのために今回の試合でも、自分の背中を見せないといけないですし。これで僕が竹本君に負けたら、このインタビューなんてホンマにただの恥さらしですよ」
──口にすることは、大変だと思います。無難に済ますのではなくて。
「それは、でも試合も同じで。1週間後には分かる話で。僕がどういう想いでいようと、何をしゃべろうが結果は出ます。僕もプロの端くれやから、自分がどういう人間か最低限分かってもらったうえで試合を見てもらった方が、伝わるモノって絶対にあると思います」
──いやぁ、今日の釜谷選手は深いですねえぇ。そういうなかでチャンピオン竹本選手に対して、どのような印象を持っていますか。
「全然侮っていないです。今の時代にしては珍しく偏っている選手ですけど。MMAを六角形で表すと、僕の方が六角形に近くなります。でも彼は一つが突出していて、そこでは敵わない。でも、やりようによっては彼の突出している部分で勝てるのもMMAです。そこでやられるのもMMAだし。それはやってみなければ分からないけど、まぁ自信はあります」
──戦ってきた相手が違うというのはありますか。
「めっちゃあります。めちゃくちゃあります。僕にちゃんと勝っている人って、大体めっちゃ強いというか、ホンマのトップの人やと思います。RIZINのトップとか、それこそ僕に勝った韓国人なんてUFCに行ってますし、ROAD FCでめっちゃ強かったりしています。まぁ、勝っていないことを偉そうにいうてもしょうがないのですが、そこはちゃうぞっていうのはあります。でも、そこも違うと思っていても、結果を出さなければ違うことにはならないので。だから、何があろうが今の自分で勝つしかないです」
──今回の試合に向けて東京での練習は?
「全くしていないです。大阪には週一にいって、柴田(モンキー有哉)選手や金太郎君、川原波輝君、スタイルズの瀧口(脩生)君とアマチュアの子たちとグラップリングの練習はしていました。そりゃ、こっちの選手と東京の選手と比べて、どっちがボコボコにされるかっていうたら東京の選手に、です。でも、十分に良い練習はできています。
練習って結局、強い選手と当たるだけじゃないって、この環境になって気付けたんです。今の自分のベストといえる練習が出来ました。こっちで大丈夫って思える練習を見つけないと、選手生活を送るのはしんどいですからね。
エダ(塾長こうすけ)君や柴田君とやっていて、それと土曜日には土肥(聖帝・潤)君も来てくれて、彼らと週に1回ずつやらせてもらって、残りの半分はウチの子らとやる。若い子はスパーリングのつもりですけど、僕は打ち込みの感覚でやっていて。その練習で手順をしっかり踏んで、要所を大切にする。そういうことを繰り返していたら、僕的には少なくとも強くなっている感覚はあります。
東京では普通に環境が整っていたから、ここまで考えてやることはなかったです。京都に戻って来てから、めっちゃ考えて練習するようになりました。練習もほぼ映像に撮って、気になったところは組み技やと東京の上久保(周哉)君や和田(竜光)君、それと濱ちゃん(濱村健)に動画を送ってアドバイスをしてもらっています。今回はスパーの動画は濱ちゃん、打撃でいえば臼井(和史)さんに助言してもらいましたね」
──これまでも当然のように釜谷選手はベストを尽くしてやってきたと思いますが、京都に戻ったことで新たな発見があり、新しい挑戦が始まったように見えます。
「めちゃくちゃそうですね。なんせ、新しくするしかなかったですから」
──勝負は勝負ですが、やり切れることを願っています。
「今回は勝ってインタビューしてもらいますよ。僕ね、高島さんに取材してもらった試合で勝ったことないんちゃうなかって……」
──DJ.taiki戦はドローだったじゃないですか!!!!!
「ちゃいますよ。あれはドローやったから、インタビューしてもらったんですよ。逆ですよ、逆」
──アレっ……そうでしたっけ。ただ、それって記者として気にしてしまう部分ではあるんです。本音をいえば。
「何度目の正直か分からないですけど、今回はやりますよ。勝ちます。どんな内容だろうが、勝たないと本当に意味はないです。やってきたプロセスは変わらないですけど、結果でこの先は絶対に変わってきます。同じことをやっても、負けると僕の望んでいる先はやってこない。もう勝つしかないと。それしかないし、そのためにここまでやってきたので」
■ Gladiator015対戦カード
<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 竹本啓哉(日本)
[挑戦者] 釜谷真(日本)
<Gladiatorフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] MIKE(日本)
[挑戦者] 原口央(日本)
<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者] NavE(日本)
[挑戦者] 宮城友一(日本)
<Gladiatorミドル級選手権試合/5分3R>
[王者] 藤井章太(日本)
[挑戦者] 一慶(日本)
<バンタム級/5分2R>
上田祐起(日本)
神田T-800周一(日本)
<フェザー級/5分2R>
天草ストロンガー四郎(日本)
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
<ライト級/5分2R>
石田拓穂(日本)
井上啓太(日本)
<バンタム級/5分2R>
田中スネ夫ハヤト(日本)
左海清之(日本)
<フェザー級/5分2R>
伊賀GORI(日本)
梶原大悟(日本)
<フライ級/5分2R>
丸山幹太(日本)
松原聖也(日本)
<フライ級/5分2R>
谷口武(日本)
杉岡トキア(日本)
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【写真】アスファルトへの根を張るガジュマルが大好きだという宮城。ガジュマルのように力強いファイター人生を送ることができるか。大切な一戦だ(C)MMAPLANET
26日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGladiator015でGladiatorライトフライ級チャンピオンの宮城友一が、Gladiatorフライ級王者NavEに挑む。
コロナ禍でグラジエイターが活動を停止していた間、ZSTや修斗でも積極的に試合をしてきた宮城は、手痛い連敗も経験した。自分への自信を創れなかった2試合を経て、今年4月に地元・沖縄の修斗公式戦で西村大地に勝利した宮城をインタビュー。
西村戦を経て、宮城は組みという部分でも、NavEとのチャンプチャンプ対決に自信を持って挑めるようになっていた。
──1週間後にNavE選手の持つGladiatorフライ級王座に挑戦します(※取材は9月19日に行われた)。大阪でグラジに出場するのは、2019年4月以来になります。
「そうですね。東京ではGrachanとの合同興行でグラジエイターに出たのですが、大阪は横溝選手と戦った時以来ですね。大阪と和歌山で6試合ぐらいグラジエイターに連続で試合を組んでもらって、大阪に行くのが普通になり、好きになっていたので、この間は寂しかったですね。大阪でグラジエイターの試合に出るのは、凄く嬉しいです」
──グラジエイターが去年の2月大会から、今年の2月までコロナの影響で大会を開いていませんでした。そして2月と6月に2大会があったのですが、宮城選手の出場はなかったです。
「ハイ、4月に沖縄で松根さんが修斗の大会を開き、そこに自分が出ることはかなり前から決まっていたので、年に2回の沖縄での修斗は沖縄の人に試合を見てもらえるので貴重な機会だと思っています。それもあって、今年は4月の大会を優先しましたけど、グラジエイターのタイミングはいつも意識はしていました」
──グラジエイター愛が強い宮城選手ですから。
「多分、もの凄く強いのですが、それを何度もインタビューで話すのもどうかと(笑)」
──ただ、今回はそれだけグラジへの想いがある宮城選手が、コロナ禍の昨年の8月にZSTでNEXUSのフライ級王者だった駒杵崇大選手に敗れ、12月にも修斗の高松大会でも新鋭の宇田悠斗選手に敗れた。グラジのベルトを持つ身として、この2敗をどのように捉えていますか。
「自分個人としても、足踏み……後退をしまったと思っています。同時に僕は勝手にですが、グラジエイターの看板を背負っているつもりで戦っていたので、あそこで負けたのはグラジエイターに申し訳ないです」
──駒杵選手にしても、宇田選手にしてもグラジエイターで戦ってきた相手よりも、力がある選手だと自分は思っています。あそこで勝っていると、個人として評価が違って来たかと。
「この2戦は相手が強くて負けてしまいましたが、自分自身を信じ切ることができなかったという後悔があります。相手が強いという評価を僕のなかでしてしまっていて、自分の自信を創り切れなかった」
──特に宇田選手との試合では、成長してきたMMAの打撃と組みのコンビネーションがなかったです。
「相手のスピードやパワーというものに対し、大丈夫だ、一方的にやられないんだと確認できるまでに時間が掛かってしまう。そういうところが、僕にはあります。それがこの歳になるまで、なかなか勝てなかった原因だと自分では分析しているんです。
自分に自信を持つのに時間が掛かります。砂辺(光久)さんとも宇田君との試合のあとに話をしました。1Rが終わってインターバル中に砂辺さんから『もう分かっただろ。行けるよね』という指示がありました。そこで僕は『大丈夫です』と答えたのに、何もせずにまたインターバルを迎えてしまって。砂辺さんも、そこが理解できなかったはずです」
──砂辺選手自身は自分に自信を持って戦っているのではなくて、練習をしてきた松根さんや、コーナーについている勝村さんの言葉を信じて戦っている。なぜ、宮城選手は自分の言葉を信じてくれないんだということ気持ちなのではないでしょうか。
「あっ……。本当にそうですね。それは……今、その通りだと思って合点がいきました。あぁ、そうだ。本当に」
──とはいえ4月の修斗で西村大地選手という、宮城選手にとっては嫌な組手をする選手に3-0の判定勝ちを収めることができました。
「西村選手は僕にとっては、難しい相手だと思っていました」──ハイ、彼のMMA観にあって組みつくことが正義で、宗教です。そこに一心不乱になれる選手はストライカーの宮城選手は嫌な相手です。
「あの試合も砂辺さんと話をして、松根さん選手も『大丈夫なんだよ』と言ってくれて。西村選手の組みに対して、丁寧に対応できたのは砂辺さんが僕の自信を創ってくれたからなんです。僕は投げられまくって、倒されまくるイメージを払拭できないでいたんです。あのイメージのまま試合を迎えていたらマズかったですけど、練習で対策して、大丈夫なんだってことを刷り込んでくれました」
──レスリングをやるわけではなく、宮城選手のタイクリンチを生かした組技で対抗し、自らもテイクダウンが取れていました。
「打撃を捨てて組んでくる相手に、あの対処ができて自分がテイクダウンができたことは、凄く自信になりました。NavE選手もそういう選手だし、この自信を持ったまま行けるので、打撃の方ももう1回しっかりと踏み込めると思います」
<この項、続く>
■ Gladiator015対戦カード
<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 竹本啓哉(日本)
[挑戦者] 釜谷真(日本)
<Gladiatorフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] MIKE(日本)
[挑戦者] 原口央(日本)
<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者] NavE(日本)
[挑戦者] 宮城友一(日本)
<Gladiatorミドル級選手権試合/5分3R>
[王者] 藤井章太(日本)
[挑戦者] 一慶(日本)
<バンタム級/5分2R>
上田祐起(日本)
神田T-800周一(日本)
<フェザー級/5分2R>
天草ストロンガー四郎(日本)
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
<ライト級/5分2R>
石田拓穂(日本)
井上啓太(日本)
<バンタム級/5分2R>
田中スネ夫ハヤト(日本)
左海清之(日本)
<フェザー級/5分2R>
伊賀GORI(日本)
梶原大悟(日本)
<フライ級/5分2R>
丸山幹太(日本)
松原聖也(日本)
<フライ級/5分2R>
谷口武(日本)
杉岡トキア(日本)
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