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【Grachan Herios】道端正司とタイトル戦。元レンジャー部隊=小田魁斗「爆弾で爆破して、逃げるとか」

【写真】非常に興味深い話を訊くことができ、明日の試合がさらに興味深くなった (C)MMAPLANET

明日22日(日)、東京都江東区のTFTホール1000で開催されるGrachan Heriosで小田魁斗が道端正司と暫定フライ級王座決定戦を戦う。
Text by Shojiro Kameike

キャリア5勝1敗、直近2試合はONE FFで勝ったもの。ONE本戦契約を目指すのではなく、Grachanに戻ってきた小田の真意とは。体力と精神的をギリギリまで追い込んできた小田の過去、誰もがパワフルだと認めるパワーの源を訊いた。


蛇だったり、鶏を捕まえて肋骨をへし折り、首を曲げて血を流して洗って食べる

(C)GRACHAN

──計量を終えて3時間ほど、どのような気持ちですか。

「計量で道端選手と向き合ったのですが、思っていた以上にリーチが長かったです。予想通り、プレッシャーの強さがありそうな選手でした。ストライカーという評判なのですが、体つきから組みもできそうですね」

──10月に九州に取材にいった際にマスタージャパン福岡での出稽古を見させていただいたのですが、とてもフライ級に見えないパワフルな動きが印象的でした。普段は何キロあるのですか。

「あの時は64キロぐらいです」

──えぇ? もっと大きく見えました。

「気を付けないでいると66キロぐらいまでなるのですが、そうなると動きが悪くなって。試合の時はリカバリーをして62キロほどなので、試合に近い体重で落とし過ぎないように64キロぐらいにしています。

皆、パワーがあるといってくれるのですが、自分ではそこに自信はないです(苦笑)」

──過去2戦、ONE FFでクーパー・ロイヤルとンゴク・ウオン・トランという2選手に勝っていますが、ONEでキャリアを積まずにGrachanに戻ってきたのは?

「もともと自分はUFCやRIZINという目標を持っていて、田村(ヒビキ・カルペディエム福岡代表)さんからONE FFの話があると聞いて。岩﨑(ヒロユキGrachan代表)さんも『良い経験になるんじゃない』と快く送り出してくれました。

ただデビューからGrachanで戦ってきて、Grachanでチャンピオンになると言っていました。そこでファイトマネーが少し良いからと、フラフラして路線を変えるというのは筋が通っていないのは自分でも嫌で。ONE FFは海外で試合を積める。なかなかないチャンスなので、試合を受けさせてもらった硬いです。

あの後もONE FFからオファーは貰っていましたが、年末にGrachanのタイトルマッチという目標を持っていたので試合を断り、マッチング期間を終えるのを待っていました。

でもルンピニーで試合をさせてもらって、海外の雰囲気を知ることができました。それに相手はフィジカルが強くても淡泊だと感じたり……本当に良い経験ができました。

僕はバックボーンがなくて、MMAを始めて4年。本当に自信がなかったのですが、ONE FFで2勝して自分がやってきたことに間違いはなかったと思えました。周囲はレスリングやキックを小さなころからやってきているなかで、一つ一つ勝てて少しは良い方向に迎えているなと。まだ全然なんですけど、成長するために良い練習ができていると思えました」

──バックボーンがないということですが、なぜMMAを始めようと思ったのですか。

「実家が対馬で、4年間ほど陸上自衛隊にいました。元々RIZINで堀口恭司選手の試合が恰好良とか思っていて、ある日……ふと、いつ死ぬか分からないし好きなことがやりたい。MMAがやりたいと思って、上の人に『やりたいことがある』と伝えました。色々と手続きがあって、1年ほど自衛隊を辞めるまで時間が掛ったのですが、23歳でMMAを始めました」

──自衛官の勤務というか任務は口にできない人もいるかと思いますが、小田選手はどのような隊に所属していたのですか。

「僕はレンジャー部隊でした。災害や有事に備えて訓練をする」

──えっ、レンジャー部隊って映画で山の中でサバイバル訓練を受けて蛇の皮を剥いて食べたりしているのを視たことがあったのですが……。

「ハイ。自給自足で蛇だったり、鶏を捕まえて肋骨をへし折り、首を曲げて血を流して洗って食べるとか」

──ええ、本当に映画みたいなことをしているのですか……ではナイフで人を殺したりする訓練も?

「ナイフで……(苦笑)。まあ、ちょっとした特殊訓練みたいな。隠密で相手を倒す……とか。ナイフとかより、ダイナマイトとか爆弾で車両が通るところを爆破して逃げるとか」

──いや、立派な特殊工作員だったわけですね。

「アハハ、まあ、そうですね(笑)」

──凄まじい体力と精神力が必要になることは想像に難くないです。

「レンジャー訓練は3カ月あり、最後の1カ月に想定訓練(※行動訓練)というのがあります。1から9想定という風に訓練があり、最後は3夜4日の間、山間部を60、70キロの装具を担いで縦走するのですが、その時はバディと2人組みで冷凍弁当2食を2人で分けあって。水もほとんど飲めず、休憩時間も取れないという……アレでしたね。1想定の時は半日、2想定を2日と、徐々に延びていくんです」

※レンジャー訓練に合格する隊員は全陸上自衛隊員のなかで1割以下といわれている。

──レンジャー部隊は、小田選手がご自分で望んだわけですか。

「そうですね。軽く見ていました(笑)。21歳だったんですが、簡単な場所ではなかったです」

──ひょっとすると、水抜き減量に一番強いファイターかもしれないですね。

「アハハハハ。あの時を思い出すと水抜きは楽なはずですが、もう記憶の中のことなので辛いです(笑)」

「格闘技経験がないのに魁斗の動きを見て『コイツ、強くなるな』って」(田村ヒビキ)

──そしてMMAを始めたということですが、MMAレンジャーズジムでなくカルペディエムに入会したのですね。

「アッハハハハハハ。最初は東京に行こうと思ったのですが金銭的に無理だと思って。福岡で探している時にカルペディエム福岡を訪ねて、ドアを開けてすぐに階段があるのですが、そこに田村さんがいて。『プロになりたいです』って伝えて、体験練習をさせてもらったんです。

一旦、対馬に戻って福岡に出る準備をしている時に『プロになるなら、うちに来な』ってメールを貰って。それでカルペに決めました」

──きっと健康創りでも、「うちに来な」と田村代表はメールをしていたのではないでしょうか(笑)。

「アハハハハハ。深い考えはなくて、誘ってくれたんだと思います」

田村ヒビキ いやいやいや、これだけは口を挟ませてください。体験練習をして、格闘技経験がないのに魁斗の動きを見て『コイツ、強くなるな』って思いました。これはホンマです。普通はそういうことしないけど、魁斗には『おいで』と伝えました。

──レンジャー部隊で培った体力、精神力は役立ちましたか。

「精神的には生きます。追い込み期間の走り込みの時とかも、『あの時よりきついことはない』って思えますし。ただ体力的には自衛官を辞める手続き中に、体の使い方の重要性を教えてもらったことが大きいと思います。それまでは筋肉だけを鍛えれば、パワーがついて強くなると思っていたのですが、正しい使い方をしていると必要な筋肉がついてくる。

そういう考えで、ムーブメントのトレーニングを見様見まねでやり続けて。今ではパーソナルで、指導もしてもっています。自分で正しいのかどうかと思いながらやっていた時と違うのは大きいです」

──本当に興味深いバックグラウンドを持つ小田選手ですが、最初に話題になったように自分はマスタージャパン福岡の出稽古先で練習を見させてもらいました。普段から、出稽古は行っているのですか。

「ハイ。マスタージャパン福岡は野瀬翔平選手や野尻定由選手というスクランブルの速い選手がいて、凄く良い練習ができています。展開が速いので休めない。下で休むと負けという意識で、下になっても上を取り返すように動いています。野瀬さんは極め力もあるので、極められないようにしてやっています。

あとはレンジャーズジムでも練習をさせてもらっていて。レンジャーズジムはストライカーが多いので、総合的力を試す場のような感じです」

──福岡で、首都圏に負けない練習ができているように感じます。

田村 実際、魁斗以外でも野瀬君、レンジャーズの子たちと福岡の選手は中央で結果を残していますからね。東京、大阪、名古屋というくくりはもうないですよ。

(C)GRACHAN

──では明日のタイトルマッチ。

さらなる上のステージを目指すためにどのような試合をしたいと思っていますか。

「自分は打撃、寝技、組みを全て混ぜるタイプなので、どっちの総合力が強いのかという勝負になると思います。回転の速い、パンチ、組みがゴチャゴチャになった厳しい試合になる覚悟でいます。そのなかでフィニッシュしたいです。自分は大事に戦うことが多かったのですが、試合を決めに行こうと思います!!」

■Grachan Herios 視聴方法(予定)
午後14時00分~
GRACHAN放送局
GRACHAN公式YouTubeメンバーシップ

■Grachan Herios 対戦カード

<Grachanバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] TSUNE(日本)
[挑戦者] 伊藤空也(日本)

<Grachanライト級選手権試合/5分3R>
[王者] 林RICE陽太(日本)
[挑戦者] ロクク・ダリ(コンゴ民主共和国)

<Grachanフライ級暫定王者決定戦/5分3R>
道端正司(日本)
小田魁斗(日本)

<フェザー級/5分2R+ExR>
原口伸(日本)
高橋孝徳(日本)

<ライト級/5分2R+ExR>
岸本篤史(日本)
大道翔貴(日本)

<ライト級/5分2R+ExR>
小谷直之(日本)
草訳駿介(日本)

<フライ級/5分2R+ExR>
宮内拓海(日本)
小林大介(日本)

<フライ級/5分2R+ExR>
金井一将(日本)
長野将大(日本)

<バンタム級/5分2R+ExR>
長谷川卓也(日本)
徳弘拓馬(日本)

<フライ級/5分2R+ExR>
鈴木嵐士(日本)
二之宮徳昭(日本)

<フライ級/5分2R+ExR>
水谷健人(日本)
上田麟(日本)

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【RING C05】バンタム級T準決勝へ、國頭武「練習で楽はしない。シンドイところで頑張らんと勝てない」

【写真】パブリック計量にて。しっかりと仕上がっている(C)MMAPLANET

20日(日・現地時間)、韓国はインチョンのサンサンプラットフォーム・ウェーブホールでRing Championship05で開催され、同バンタム級王座決定トーナメント準決勝で國頭武がキム・ウンソンと戦う。
Text by Shojiro Kameike

昨年12月に野尻定由を下し、修斗でランキング入りしたなか、なぜ國頭は韓国で戦うことを選択したのか。そこには師であり7月に現役を引退した佐々木信治が見せてきた戦いがあった。さらに「昨日の敵は今日の友」――自身の課題をクリアすべく、昨年8月に敗れている神田T800周一との練習についても語った(※取材は10月15日に行われた)。


――今年4月、トーナメント初戦のパク・サンヒョン戦は相手の体調不良で中止となりました。そもそもRING Cへの参戦は、いつ頃決まったのでしょうか。

「試合の1カ月ぐらい前ですね。その時は他の試合の話もなかったですし、断る理由もなかったのでオファーを受けました」

――昨年、野尻選手に判定勝ちして修斗のランキングに入りました。そうなると次も修斗で試合をしてランキングを上げ、いずれベルトに……という気持ちはなかったですか。

「もちろん、その気持ちはありました。野尻選手に勝った時も『これでランキングに入る。修斗で上がっていく』というイメージは持っていました。そこにRING Cのオファーが来て――仕事の都合で試合に出るのが難しい時はあります。でも、出られる試合を断るのは逃げたような感じがして。今後もずっと自分の中に『逃げた』という気持ちが残ってしまうと思うので、基本的にオファーは断りたくないです」

――それでこそファイターです! 國頭選手にとっては初めて海外で戦うということも大きかったですか。

「はい。佐々木さんがRoad FCで戦っている時に、現地へ応援に行ったり、セコンドにつかせてもらっていました。現地で会場の盛り上がりを感じて、韓国で試合をすることに憧れがあったんです」

――しかし、その初戦は相手が「減量時に倒れた」とのことで直前に中止に……。

「ビックリした、というのが一番大きかったです。急きょ代わりの対戦相手を探してくれたようですけど、やっぱり急すぎて見つからずに。

試合ができなかったのは残念でした。でもトーナメントだから次の試合があるのも確定していたし、『今回は次の対戦相手の動きをしっかり見よう』と気持ちを切り替えることができました」

――結果、試合期間が空くこととなりました。

「もともと4月、7月、12月というスケジュールでトーナメントが行われると聞いていました。でも会場の関係で予定がズレてしまったそうで。もし最初から準決勝が10月だと分かれば――その間に他の大会に出ることはOKを貰っていたんです。でも、なかなか開催が決まらず、結果的に期間が空いてしまいましたね」

――4月は試合をしていないので、実質的に野尻戦以降10カ月のブランクです。

「これだけ試合間隔が空いたのは初めてです。でも『もしかしたら試合があるかもしれない』と考えながら調整し続けていました。体重も以前は一気に落とすことが多かったんですよ。でも今回は少しずつ絞ることができて、今までで一番コンディションが良いです。逆に良かったというか(笑)」

――4月から10月までの間に見直した面はありますか。

「僕ってメチャクチャ運動神経が悪くて……。これまで道場の練習のほかに、自宅でウェイトトレーニングをやっていたんです。でもそれは単に体を大きくしていただけで。今回は重量だけを追い求めるのではなく、『どう体を使えば効率的に動かせるか』と勉強しました。おかげで、今まで穴だった打撃が伸びていることは実感しています。

あと際の部分ですね。今回も組んで寝技になったら勝てると思っています。でも相手は力が強そうだし、壁の攻防で細かい打撃とかを練習しています」

――神田戦、野尻戦どちらもタフファイトでした。ノンストップで面白い試合ではあったものの、毎試合これを続けられるかどうか。

「理想はスクランブル合戦ではなく、抑えて殴って極めることです。寝技のコントロールは練習していて、それも見直してきました。バックを取られても逃げられることが多かったですし。ノンストップの攻防になるのは、相手を抑えきれていないわけなので」

――そんななかで、最近は神田選手と一緒に練習しているのですか。

神田T800周一との広島ネットワーク(C)TAKESHI KUNITO

「試合で負けた瞬間に『神田さんと練習したい』と思いました。神田さんをしっかりコントロールできるようになれば、メチャクチャ強くなるんじゃないか――と。でも神田さんは巧すぎて、なかなか押さえ込みきれないです」

――いつから神田選手と練習し始めたのでしょうか。

「最初は去年の12月、レオスに行ったんですけど、いらっしゃらなくて。自分も連絡していなかったんですけど(苦笑)」

――神田選手と練習するために行ったのに、本人に連絡していないとは(笑)。

「しかも2回も(笑)。神田さんが今年ジムをオープンしたじゃないですか。その時に『一緒に練習させてもらいたい』と連絡して、そこから月1~2回行かせてもらっています。それ以上のペースで行くと、お互いに慣れてしまうと思うので。

今は道場だと、佐々木(信治)さん以外はコントロールできることが多いんですよ。でも神田さんは自分が押さえ込もうとしても、常にギリギリのところで逃げる。その練習動画を視返しながら、『ここはいけんかったな』と自分の雑だった部分が見えてきます。

自分がシンドイ時に神田さんはシンドイことをしてくるんです。自分もそこで『もう一つやってたろう』という気持ちになりますね。練習で楽はしない。そのシンドイところで頑張らんと自分は勝てないと思うので」

――なるほど。4月は試合が中止になりましたが、RING Cというイベントの印象はいかがですか。

「まだキャリアの浅いけど、その分若くて勢いのある『ここから強くなるだろう』という選手が多かったですね。トーナメントに出ているなかで一人、カザフスタンの選手だけ何か違いましたけど」

――ボォレット・ザマンベコフですね。

「あの選手だけ違いますよね。とはいえ他の選手も韓国MMAらしいアグレッシブで」

――では準決勝で対戦するキム・ウンソンの印象を教えてください。

國頭は61.5キロ、キム・ウンソンは61.3キロで毛量をパスしている(C)MMAPLANET

「まだ粗さはありますけど、体つきを観ても分かるとおり、打撃の破壊力は凄いです。あれは一発もらったら倒されてしまうと思いますね」

――レスリングベースで、まさに「腕っぷしが強い」タイプではありますね。

「そうですね。あのパンチはガードしていても効かされてしまうので、そこは気をつけたいです。あと組んでも四つが強そうで、その組みにどう対処するかを考えています」

――なるほど。2024年は師である佐々木信治さんの現役引退もありました。

「結構前から『次が最後なのかな……』と思いながら、佐々木さんの応援に行っていて。だから覚悟はしていました。14年ぐらい一緒にいて、ずっと近くで見させてもらいました。佐々木さんの試合に向かう姿とか、戦っている姿、試合に対する覚悟とかを勉強させてもらい――寂しい気持ちはありますけど、佐々木さんには感謝しかないです。

韓国でラストファイトを行った師・佐々木信治と。次は自身が韓国でチャンスを掴むか(C)MMAPLANET

今、RINGのトーナメントにも出場しています。今まで僕が佐々木さんの背中を見てきたように、これから佐々木さんの戦っている姿を見られない子たちに、僕が背中を見せていくのが佐々木さんへの恩返しだと思っています」

■RING C05 視聴方法(予定)
10月20日(日)
午後7時00分~ RING Championship YouTubeチャンネル

■RING C05対戦カード

<Rringバンタム級王座決定T準決勝/5分3R>
キム・ウンソン(韓国)
國頭武(日本)

<Rringバンタム級王座決定T準決勝/5分3R>
シン・ユミン(韓国)
ボォレット・ザマンベコフ(カザフスタン)

<ミドル級/5分3R>
ユン・ジェウン(韓国)
マクシム・ミクティプ(ロシア)

<フライ級/5分3R>
ソン・ミンソォ(韓国)
和田教良(日本)

<ライト級/5分3R>
ムン・ジュンヒ(韓国)
パク・ジフワン(韓国)

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【Shooto2024#05】後楽園でW王座決定戦、世界バンタム級=藤井×齋藤、環太平洋フェザー級=竹原×上原

【写真】1月に環太平洋王座を防衛した藤井と約1年2カ月ぶりの復帰戦・齋藤が世界王座を争う(C)MMAPLANET

7月21日(日)東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2024#05では世界バンタム級王座決定戦=藤井伸樹×齋藤奨司、環太平洋フェザー級王座決定戦=竹原魁晟×上原平を含む全11試合が決定している。
Text by Takumi Nakamura

7.21後楽園、7.28阿部野、8.3新宿=COLORSと2週間で3大会が続く“サステイン真夏の3連戦”。3連戦の口火を切る後楽園大会ではダブルタイトルマッチが組まれた。安藤達也の王座返上により、空位になった世界バンタム級王座を争うのは同級1位・環太平洋同級王者の藤井と同級3位の齋藤だ。


ランキング的に受けて立つ側の藤井は、2022年11月に石井逸人を下して環太平洋王座を獲得すると、2023年7月に竹中大地とノンタイトル戦で対戦。3Rに猛反撃を見せるも、1・2Rで失ったポイントを挽回できずに判定負けを喫した。2024年は1月に須藤拓真の挑戦を退け、今回の世界戦に駒を進めた。

一方の齋藤はRISEで立ち技の試合も経験しているストライカーで、2021年6月から修斗に参戦。初戦こそ落としたものの、その後はPound Stormでの試合を含め7戦6勝1分と無敗の快進撃を続け、昨年は野尻定由と須藤からも勝利を収めた。怪我の影響で長期欠場を余儀なくされ、約1年2カ月ぶりの復帰戦が世界戦という形になった。

王座戴冠後もコンスタントに試合を続けてきた藤井に対し、コンディションを上げるために試合間隔を空けた齋藤。この試合に臨む状況が対照的な両者だが、ファイトスタイルとしてもスクランブル主体のスタミナ勝負で最終的に競り勝つ藤井×スタンドの時間を長くして打撃で倒す齋藤と対照的だ。藤井がスクランブルの強さを発揮する前に斎藤が打撃を効かせてペースを掴むか。組みの攻防ではなく、どう組みの攻防がスタートするかに注目したい世界戦だ。

そして空位の環太平洋フェザー級王座は竹原と上原によって争われる。この試合は昨年のインフィニティリーグの1位(竹原)×2位(上原)として3月の後楽園大会で行われる予定だったが、竹原の負傷欠場により中止。今大会にスライドしての実施となる。

両者のリーグ戦での対戦結果は5分2Rフル戦ってのドロー。1Rに上原がサウスポーの竹原に対して右ミドルからの右ストレートでフラッシュダウンを奪うも、2Rは竹原がテイクダウンのアプローチからバックコントロールの時間を長くし、各ラウンドを取り合う形で勝ち点を分け合った。

遠い距離にいてスタンドの打撃で戦い上原と近距離でのパンチ&テイクダウンで攻めたい竹原。上原が3R通じて明確に打撃でダメージを与えるか、竹原がコントロールで終わらずにクリーンテイクダウンとトップキープまでつなげられるか。前回と近い試合展開が予想される中、両者ともにどこで試合の山場を作るかが求められる一戦だ。

そのほか3回戦では世界フェザー級王者SASUKEのベルトを狙う椿飛鳥と飯田健夫改めたておによる一戦が決定。2回戦では5月の日中対抗戦で勝利した中池武寛が新人王決定トーナメント2回戦で蓮池勇太と対戦する。

<修斗世界バンタム級王座決定戦/5分5R>
藤井伸樹(日本)
齋藤奨司(日本)

<修斗環太平洋フェザー級王座決定戦/5分3R>
竹原魁晟(日本)
上原平(日本)

<フェザー級/5分3R>
椿飛鳥(日本)
たてお(日本)

<インフィニティリーグ2024 フライ級/5分2R>
大竹陽(日本/勝ち点3)
須藤晃大(日本/勝ち点7)

<バンタム級/5分2R>
加藤ケンジ(日本)
人見礼王(日本)

<フェザー級/5分2R>
児山佳宏(日本)
島村 裕(日本)

<フライ級/5分2R>
シモン・スズキ(日本)
岡田嵐士(日本)

<バンタム級/5分2R>
中野剛貴(日本)
瀬戸口怜久(日本)

<ストロー級/5分2R>
牧ヶ谷 篤(日本)
友利琉偉(日本)

<2024年度新人王決定トーナメント2回戦 フライ級/5分2R>
中池武寛(日本)
蓮池勇太(日本)

<2024年度新人王決定トーナメント2回戦 フェザー級/5分2R>
松岡 拓(日本)
井上翔太(日本)

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MMA MMAPLANET o Torao TORAO32 磯城嶋一真 野尻定由

【TORAO32】野尻、おたつロック+キムラで福岡対決に一本勝ち!憧れのTORAOでメインを締める

<バンタム級/5分3R>
野尻定由(日本)
Def.3R3分32秒 by キムラロック
磯城嶋一真(日本)

磯城嶋が右カーフ、野尻は右ストレートを返し、ダブルレッグでテイクダウンを奪う。磯城嶋はケージを背にして立ち上がると、野尻は右腕を差して磯城嶋をケージに押し込む。磯城嶋は態勢を入れ替え、ダブルレッグに入って尻餅をつかせる。野尻は磯城嶋の頭を押して腰を抜いて立ち上がると、磯城嶋をケージに押し込んでヒジ。磯城嶋もヒジを返して、お互い離れる。

野尻がワンツー、磯城嶋が左ミドル。野尻はシングルレッグから組みついてケージに押し込む。磯城嶋はケージに身体を預けてニンジャチョークを狙いつつ、野尻をケージに押し込む。再びダブルレッグに入ってバックを狙う。野尻は後方の磯城嶋にパンチとヒジを入れながら正対し、磯城嶋をケージに押し込んで投げたところでラウンド終了となった。

2R、野尻がプレッシャーをかけて前に出る。磯城嶋がスイッチして左ミドルと左ストレート、野尻がシングルレッグから組んでケージに押し込む。磯城嶋が態勢を入れ替えると、野尻は首相撲からヒザ蹴りを入れ、磯城嶋が離れる。磯城嶋が左ミドルを二発、組みついた野尻はボディにヒザ蹴りを入れながらケージに押し込む。ここも両者が離れる。

磯城嶋が左の蹴りを見せると、野尻左フックを狙う。ここでも組みの攻防になるが、どちらもテイクダウンはなく離れる。野尻が左フックから右ストレート、ダブルレッグで組んで押し込む。磯城嶋が入れ替えて離れる。

サウスポーの磯城嶋は距離を取り、野尻がスイッチしながら右フック。磯城嶋はオーソドックスに戻し、ダブルレッグへ。野尻が切ってがぶると、磯城嶋が身体を起こしてケージへ押し込む。離れて打撃になると野尻が右カーフと左フック、磯城嶋は左の前蹴りを見せた。

3R、オーソドックスのの磯城嶋がジャブと右カーフ。野尻はそこにパンチを合わせる。距離を取る磯城嶋に対し、野尻はワンツーで前に出る。組みついた磯城嶋が野尻をケージに押し込むがテイクダウンは奪えない。スタンドでは磯城嶋が左ミドル。野尻もパンチを返してダブルレッグで押し込む。磯城嶋が態勢を入れ替えてシングルレッグからテイクダウンを狙う。

離れた野尻が左フック。サウスポーの磯城嶋は距離を取って前蹴りと左ストレーを返す。野尻が磯城嶋がのパンチに合わせて組みつくと、すぐにバックに回ってテイクダウンする。野尻はおたつロックで磯城嶋の動きを止め、パンチを入れながらキムラロックを極めて一本勝ちした。

試合後、野尻は「マジ、うれしいっす!TORAOはアマチュアの時に初めて見たプロの興行で、渋くてかっこいいなと思っていました。その舞台に立てるようになって、メインを任されてうれしいいです。今アマチュアの子や若い選手がこの舞台に憧れて育って、TORAOが盛り上がったら幸いです。自分もどんどん上を目指します!」と語った。

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45 MMA MMAPLANET o TORAO32 ブログ 磯城嶋一真 野尻定由

【TORAO32】メインで福岡ファイター対決。磯城嶋一真戦へ、野尻定由「相手を組み伏せる自信はあります」

【写真】口下手かもしれないが、一言一言から気持ちが伝わってくる野尻(C)SHOJIRO KAMEIKE

26日(日)、福岡県福岡市中央区のアクロス福岡で開催されるTORAO32で、野尻定由が磯城嶋一真と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

野尻は2019年に修斗でプロデビュー。コロナ禍から2021年と2022年は各年間4戦と試合出場の機会も多かったが、なかなか結果に結びつかなかった。常に「やるかやられるか」という戦いを見せてきた野尻のこだわりと苦悩――福岡で立ち上がったBloom FCでの勝利を経て臨む修斗公式戦で見せる、野尻にとっての新しい自分とは。


――今回は福岡在住ファイター同士が戦うメインイベントとなりました。

「珍しいですよね。今まで自分がTORAOを見てきて、そういうのはなかったと思います」

――首都圏あるいは大阪、名古屋を除けば修斗公式戦で、地元ファイター同士でメインイベントが成立するのは稀でした。TORAOにしても漢字の「闘裸男」時代に中国・四国エリアの選手同士でメインを組むことは一つの目標ではあったでしょう。

「福岡の選手同士でメインが組めるぐらい、福岡に良い選手が増えてきたということですよね。もともと福岡でプロになる選手はいたけど、プロになってから東京に行く人も多かったし……。だから『ここまで来たか』って感じです」

――今回対戦する磯城嶋選手は、過去に練習したことはないのですか。

「一回もないですね」

――それも福岡の選手層が厚くなってきた証かと思います。プロ選手が少ないと、どうしても出稽古で一緒になることが多くなりますし。

「あぁ、なるほど。試合したあとに一緒に練習し始めるという逆のケースはあるんですよ(笑)。今はチームメイトになっている野瀬翔平君はアマチュア時代に一度試合をしていて。藤谷敦史さんはアマチュアで3回ぐらい試合していると思います」

――そんななか、今年3月にはBloom FCで上田祐起選手に判定勝ちしています。これまで修斗で戦ってきた野尻選手にとって、新しいBloom FCという大会はどのように見えていたのでしょうか。

「福岡から世界へ、というコンセプトは響きましたよね。自分も同じ気持ちでMMAをやっているので、良い大会が出来たなって思いました。それと、これまで以上に福岡で試合が組まれるなら良いことですし」

――そのBloom FCで約1年半ぶりの勝利を味わいました。

「今まで勝つ時は全てフィニッシュしてきたけど、この時初めて判定で勝ったんです。自分らしい試合ではなかったとは思います。でも、それ以上に勝つと負けるとでは全然違うなって感じました」

――上田戦で終始展開していたテイクダウンとトップキープは、勝つためにと最初から決めていた作戦だったのですか。

「はい。弘中(邦佳マスタージャパン代表)さんからも『打ち合うな』と言われていて。自分も打ち合うことに恐怖心が出ていたんですよ。だから組みで、リスクを少なくして勝とうと考えていました」

――野尻選手といえば常に「やるかやられるか」という試合を見せてきました。それも野尻選手のこだわりだったと思います。

「いつも激しい試合をしたいと思っていました。血だらけになる試合に憧れていたんですよ。それで弘中さんから『打ち合うな』と言われていても、まず練習でその気持ちが出てしまって、よく注意されていました(苦笑)」

――スパーの中で「ここで打ち合うのではなく抑え込めよ!」とか。

「アハハハ、そうです」

――2021年と2022年は計8戦と、今のMMAでは試合数が多いほうです。しかし、その一方でダメージの面も含めて、もう少し少し試合間隔を空けたほうが良いのではないかという印象は持っていました。

「そうですね……。とにかく試合がしたかったんです。試合の負けは試合の勝ちで取り返したいし、あとは休んでいても何にもならないという焦りがありました」

――しかし、なかなか結果に結びつかない時期でもありました。

「……、……シンプルに悔しかったですね。試合が終わるごとに良くなかった点を見つけて、改善しても結果に結びつかなくて。当時は頭を抱えていました」

――頭を抱えていた?

「あの時は、ちょっともう……勝ち方が分からなくなっていたんですよ」

――……。

「どうしたら良いのか分からなくなっていたから、環境を変えてみようかと思って。いつも出稽古で行っていたマスタージャパン福岡にお世話になろうかと思いました」

――環境を変えてみて、新しい道は開けましたか。

「そうですね。まだ完成はしていないかもしれないけど、目指す戦いというのは、なんとなく分かってきた気がします。近くに野瀬君っていう、強くてお手本になる選手がいるので」

――「福岡から世界へ」という気持ちでMMAを戦っている野尻選手にとって、Road to UFCにも出場している野瀬選手は、どのような存在なのでしょうか。

「凄いと思います。だから憧れている部分もある反面、『先を行かれたなぁ』っていう悔しさもありますよね。でもそんな彼に近づけるようにやっていけば、自分も――という道しるべになっています」

――なるほど。次の対戦相手、磯城嶋選手にはどのような印象を持っていますか。

「特別何かひとつ突き抜けた武器はないけど、ずっと攻める気持ちがある。そういう気が強い選手だと思います。それと体も柔軟で、倒されても柔軟性を生かして立ってくるじゃないですか。組みのディフェンスも柔軟な選手ですよね」

――それだけスクランブルの展開で柔軟性を見せる磯城嶋選手に対し、野尻選手がテイクダウンやスクランブルの展開に持ち込むことが有利になるのかどうか。

「そういう相手だからこそ、新しい自分を見せたいですよね。今は週2~3回、柔術の練習をやっています。柔術にはポイントがあって、ポイントを意識しながら戦えばMMAでも不利にはならない。その意識は強くなりました。

今まで試合でもそうだし、練習でもいっぱい悔しい想いをしてきました。ここまで組みも磨いてきたので、次の試合も相手を組み伏せる自信はあります。もし組み伏せることができなかったとしても、違うパターンで勝つ自信もあるので」

――今回の試合で勝った先の目標を教えてください。

「まずは修斗でベルトを獲りたいです。ベルトを巻いて、もっと大きな舞台で試合をしたいですね。あまり先のことを考えても仕方ないですけど――とにかく強い選手に勝って、自分の強さを証明していきたいです」

■TORAO32視聴方法(予定)
5月26日(日)
午後2時45分~Twit Casting LIVE

■TORAO32 対戦カード

<バンタム級/5分3R>
野尻由定(日本)
磯城嶋一真(日本)

<女子ストロー級/5分2R>
宝珠山桃花(日本)
吉成はるか(日本)

<フェザー級/5分2R>
諸石一砂(日本)
ネイン・デイネッシュ(インド)

<ストロー級/5分2R>
石原愼之介(日本)
泰斗(日本)

<フライ級/5分2R>
若宮龍斗(日本)
杉本静弥(日本)

<ストロー級/5分2R>
大城正也(日本)
梅木勇徳(日本)

<フライ級/5分2R>
古賀優平(日本)
永留惇平(日本)

<フライ級/5分2R>
高宮諒(日本)
下田洋介(日本)

<2024年度新人王フェザー級1回戦/5分2R>
ヒカル(日本)
清水洸志(日本)

<2024年度新人王ライト級1回戦/5分2R>
ムクロック(日本)
シヴァエフ(日本)

<バンタム級/5分2R>
藤谷敦(日本)
アサシン秋雄(日本)

<ライト級/5分2R>
深見弦汰(日本)
グラップラー脇(日本)

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MMA MMAPLANET o Torao TORAO31 キック 國頭武 野尻定由

【TORAO31】バックの奪い合いから打ち合いへ。ノンストップの接戦は國頭がランカー野尻を判定で下す

<バンタム級/5分3R>
國頭武(日本)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
野尻定由(日本)

野尻が頭を下げて左フックから右に繋げる。一旦下がった野尻は、ダブルレッグで飛び込みケージ際でテイクダウンを奪う。バックに回った野尻は國頭の左腕を抑えたが、國頭が体勢を入れ替えてトップへ。ハーフガードの野尻に右ヒジと鉄槌を落とす。野尻はケージ中央へ頭を向けるも、國頭がノースサウスから腕十字を狙う。ここで野尻の動きに合わせて國頭がバックマウントに移行し、四の字フックで固めた。パンチで削りつつ左腕を首に回す國頭は、フェイスロックで圧力をかけていく。野尻の顔面からは大量の鼻血が見られる。回転して逃れようとする野尻を固めたまま、國頭がパンチと掌底で削り続けた。

2R、野尻が右カーフキックを当てる。國頭は左ジャブを突く。野尻は体勢を低くしてパンチを振るうが、國頭が距離を詰めてケージを背負わせた。しかし野尻がボディロックからグラウンドに持ち込み、バックに回る。國頭がケージに押し込んでいく形で野尻を振り落とし、トップへ。野尻は立ち上がるも、國頭が左腕を差し上げている。野尻がクラッチを組んだが、國頭がシングルレッグに切り替える形でクラッチを切った。

離れた両者のパンチが交錯すると、國頭のパンチを受けて野尻がフラついた。しかし野尻が組みつき、ボディロックでテイクダウンを奪う。バックに回ってRNCを狙う野尻だが、凌いだ國頭にトップをに回られてしまう。立ち上がった野尻は國頭の左足を取って、ヒザ十字から外ヒールへ。これは極まらずも、國頭の両足を畳んでケージに押し込む。バックマウントを取った野尻が、四の字フックに切り替えて左を連打していった。

最終回は野尻が雄たけびを上げて、開始早々飛び込んだ。ボディロックで國頭に尻もちを着かせたあと、亀になった國頭のバックを狙うもスクランブルからトップを奪われてしまう。ハーフガードの野尻に対し、両腕を差し上げた國頭が、暴れる相手を自コーナー付近で抑え込む。ニーオンザベリーからパンチを浴びせる國頭に対し、野尻も一度はガードに戻したが、すぐにハーフからパスを狙われる。

バックを狙われた野尻が反転し、逆にバックを狙うも乗りすぎか体勢が悪い。ここも國頭がトップを奪い、肩固めを仕掛ける。野尻は凌いだがマウントを奪われ、ケージキックから立ち上がるも國頭がバックコンコントロールへ。國頭が野尻の左腕と左足を抑え、パンチをコツコツと落としていく。反転した野尻が立ち上がり、國頭をケージに詰めてパンチとヒジを浴びせると、國頭も打ち返して試合を終えた。

裁定はジャッジ3者とも29-28で國頭の勝利を支持。ランカーの野尻を下したことで、國頭のランキング入りも確実か。佐々木信治BURST代表も感動の表情で國頭を抱きしめた。


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Gladiator Gladiator021 MMA MMAPLANET NavE o Progress YouTube ゆうと キム・ウィジョン キ・ウォンビン コンバット柔術 チャンネル チョ・ソンビン テムーレン・アルギルマー フェルナンド 世羅智茂 中務修良 中西テツオ 修斗 前田吉朗 大嶋聡承 平本丈 木村旬志 森戸新士 海外 神田周一 藤井伸樹 野尻定由 阿部光太

【Gladiator021】テムーレン戦へ、神田T-800周一─02─「怖くてワクワクして、やりがいがあります」

【写真】恐怖に打ち克、自分に勝って相手に挑む。その姿勢に人は魅かれます(C)MMAPLANET

26日(日)に豊中市176BOXで開催されるGladiator021で、モンゴルからの刺客テムーレン・アルギルマーと対戦するバンタム級チャンピオン神田T-800周一インタビュー後編。

韓国、フィリピンに続き、モンゴルを掘り始めたグラジエイターのチャンピオンとして、いやMMAファイター神田周一として、この状況をどう想うのか。そしてテムーレン戦で、どのような自己証明をするのかを尋ねた。

<神田T-800周一インタビューPart.01はコチラから>


――グラジでの試合は昨年4月の王座決定戦以来、11カ月振り。その間、闘裸男で野尻定由選手に勝利。貴重な勝利だったのですが、その後は野尻選手が負けがこんでしまいました。

「野尻君は思い切りが良いので、良い時と良くない時の差が大きいのかもしれないです。体の強さは感じられたので、コツコツと積んでいけば安定した結果を残せる選手になると思います。基本的にはダイナミックな選手で、逆をいえば脆さがある。そこをつかれると……という試合になりますね」

――野尻戦の勝利から修斗のオファーは?

「正直、なかったです(笑)。修斗の有り方だと、僕が出たいといえば試合は組んでもらえるはずです。でも後楽園ホールとか、修斗で――ということで、今の僕はMMAをやっているわけではないので、そこにワクワクできなくて。

そりゃあ藤井伸樹選手と戦わせてもらえるなら、僕もワクワクします。僕は強さと触れ合い、自分の強さを確認したい。むしろ、今回のような試合の方がワクワクします」

――修斗も藤井選手との試合をいきなり組むことはできないでしょうし、ならばベルトを持つグラジでテムーレンというモンゴル人選手を迎え撃つ方がワクワクしますか。

「1月大会もチョ・ソンビン、キ・ウォンビンが来て、フィリピンのジョン・オルニドが笹選手と戦った。コンバット柔術ですけど、江木(伸也)君と竹本(啓哉)は結局、竹本が勝った。バンタム級戦線も動きが活発ですし、同時にごちゃごちゃで3月には誰と試合をするのかなぁと展開は見えていなかったです。

実力的には十分に強い選手だし笹選手や竹本選手と戦うことも、あるかと思っていました。それにチャンピオンとして海外から選手が来ることにニヤニヤしていて良いのかという気持ちもありました。でも、ニヤニヤしてその場に入らせてもらおうと思います。チャンピオンとして踏ん反り返えって、待つつもりはない。だって、ワクワクするじゃないですか。怖いけど。

チョ・ソンビンのような韓国人選手と、ストーリーはないけど試練のノンタイトルマッチとか、タイトルマッチがあるかな。あれば良いなっていう気持ちにさせられました、チョ・ソンビンと戦った中川選手、恰好良かったです。叩き上げで、厳しい相手と戦う。負けたけど、本当に格好良かった。僕もああいう風に、強い選手と戦うMMAファイターでいたいです。

そういう意味で、僕が一番ワクワクさせられるのがグラジエイターなんです。本当にこの状況はめちゃくちゃワクワクします。お金が掛かってしまいますけど、トーナメントをしてほしいぐらいです(笑)」

――結果、蒙古襲来と。

「長谷川さんがモンゴルに行っているSNSを見て、ちょうど福岡で柔術の大会があって、ラーメンでなくモンゴル料理屋にいるタイミングだったんです。僕、モンゴル料理が好きで(笑)」

――アハハハ。

「塩ゆでの羊、じゃがいもと人参と一緒に煮た羊、あと餃子みたいなの(※ボーズ)を食べていて。『長谷川さん、やりよったな』、『グラジエイター、やりよったな。モンゴルを掘るか』って思いながら、モンゴル料理を食っていて(笑)。ただ、いきなり僕とは思っていなかったです。でも、僕がツイッターで反応したのを長谷川さんがチェックしてくれたみたいで……こうなったかと」

――実際にオファーが来た時の気持ちは?

「面白い!!と思いました。グラジエイターがその気なら、僕はやりますよって。グラジエイターが攻めるなら、僕も攻める」

――ここで、少しテムーレンの練習映像をチェックしていただけますか。

「(試合映像を見終わって)こういうのを待っていたんです。良い感じに怖さとワクワク感がある状況を……でも、実感が急にわいてきました」

――とはいえ、この勢いがあるからこそ神田選手がここまで積んできたことをぶつける相手かと。

「準備もそうですけど、本番も今までやってきたことしかできないので。そうなると、相手が誰であろうと――ということに行き着いて。自分がやるべきことをやるだけです」

――いやぁ、明らかに表情が変わりました。厳しい眼になっています。

「韓国、フィリピン、そしてモンゴル。国内で、ここまで測れない強さに触れるチャンスってないんですよね。怖くてワクワクして、やりがいがあります。何より緊張感が僕のなかにあります。いよいよだなって」

――そういう相手と戦い、何を見せて自己証明をしたいと考えていますか。

「う~ん……コツコツと積み上げてきた地味なところですね(笑)。僕だって派手に勝ちたいけど、自分で選んだかのか。選ばざるを得なかったのか。結果的にこうなったのかは分からないですけど、僕が積み上げてきたモノ……そういう地味で諦めないところを出して、勝ちたいです。森戸新士に揉まれていますからね、大丈夫ですよ」

■視聴方法(予定)
3月26日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator021対戦カード

<ストロー級/5分2R>
田中優樹(日本)
木村旬志(日本)

<バンタム/5分2R>
今村豊(日本)
谷口武(日本)

<バンタム級/5分2R>
藤原克也(日本)
秋田良隆(日本)

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者]NavE(日本)
[挑戦者]ニャムジャルガル・トゥメンデムベレル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
神田T-800周一(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<55キロ契約/5分3R>
中務修良(日本)
エイドリアン・バトト・ジェマ―(フィリピン)

<Progressフォークスタイルグラップリング78.5キロ契約/5分✖2R>
世羅智茂(日本)
大嶋聡承(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
前田吉朗(日本)
江木伸也(日本)

<バンタム級/5分3R>
ゆうと(日本)
キム・ウィジョン(韓国)

<フライ級/5分2R>
中西テツオ(日本)
宮川日向((日本)

<フェザー級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル)
藤岡陸(日本)

<ウェルター級/5分2R>
橋本健吾(日本)
阿部光太(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
ハシャーン・フヒト(日本)
花澤大介(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
佐藤フミヤ(日本)
北原蓮(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
平本丈(日本)
飴山聖也(日本)

<バンタム級/5分1R>
藤井丈(日本)
吉田開威(日本)

<バンタム級/5分1R>
武田純忠(日本)
有田一貴(ブラジル)

<フライ級/5分1R>
古賀珠楠(日本)
那須裕次郎(日本)

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Gladiator Gladiator021 MMA MMAPLANET NavE o RIZIN ROAD FC Wardog YouTube キック パンクラス ボクシング 中務修良 修斗 神田T800周一 神田周一 福島啓太 野尻定由 長谷川賢

【Gladiator021】神田周一が、モンゴルのテムーレンと。中務修良はフィリピンのバトトと対戦

【写真】切磋琢磨という見方はケージの外だから。神田も中務も、ここで負けてはいられない(C)MMAPLANET

4日(土)、GLADIATORが26日(日)に豊中市の176BOXで開催するGladiator021の追加カードとしてバンタム級3回戦=神田T800周一×テムーレン・アルギルマー、55キロ契約3回戦=中務修良✖エイドリアン・バトト・ジェマーという2つの国際戦を発表した。

既報の通りGladiatorフライ級選手権試合=王者NavE ✖挑戦者ニャムジャルガル・トゥメンデムベレルに続き、今回もモンゴル、そしてフィリピンからの刺客をGladiatorとWARDOGのチャンピオンが迎え撃つマッチアップとなった。


昨年4月に福島啓太選手を破り、GLADIATORバンタム級のベルトを巻いた神田にとって初の国際戦、ベルト奪取以後は修斗公式戦=闘裸男で野尻定由選手を下しており、11カ月振りにホームに戻ることになる。

テムーレンはモンゴル・ボクシング界の名門シレンビーリ・ジム、元Road FCファイターでコンバットサンボ世界大会でも銅メダルの実績を持つダムランプレウ・パーサンフー率いるマザーライ・ファイティングセンター、そしてモンゴル随一の設備を誇る112ファイトアカデミーと3つのジムに所属しておりMMA戦績はプロで5勝4敗、アマで4勝0敗だ。

フィジカル&爆発力勝負という印象の強いモンゴル人ファイターにあって、レスリングを多用しつつ柔らかい動きができるファイターだ。またMMA以外ではムエタイで4戦4勝(モンゴル選手権優勝)、シュートボクシングは3勝0敗、散打とコンバットサンボでともに国内選手権銅メダルという結果を残しており、その打撃は組むためにも使われている。

一方、WARDOGストロー級王者としてRIZINでもパンクラス王こと砂辺光久選手をKOするなど結果を残した中務修良は、55キロ契約で──MMAに乗り出したフィリピン拳闘会の名門エロルデ・ボクシングジム・サウスボックス所属、柔術ではチェックマット・マニラに属するエイドリアン・バトト・ジェマーと戦うことが決まった。

NavEが名張なら、中務は津。揃って三重のMMAを引っ張る存在だ。レスリングベースで打撃も力をつけてきた中務と対するバトトは、昨年12月に長谷川賢タレントリレーション代表がフィリピン視察を行った際、エロルデ・ボクシングジムで行われたトライアウトに参加していた27歳のファイターだ。

同トライアウトでは、1月大会に来日したジョン・オルニドと並び、一際動きが良くトライアウトの機会を生かしてグラジへの来日がなった。プロMMAはまだ2勝1敗1分だが、アマでは6勝2敗。特にコロナ以降プロ大会がほぼ休止されていたフィリピンにあって、なかなかキャリアを積めない状況にあったのも事実だ。そのバトト、トライアウトではレスリングと柔術を融合させたサブミッション・レスラー振りを見せていたが、実は柔術は青帯で立ち技がベースのようだ。

リリースによるとバトトは2016年&2017年と昨年のムエタイ・フィリピン王者で、アマ・ムエタイでは12勝2敗。アマ・キックは4勝0敗。プロ・ムエタイは2勝0敗という戦績を残している。

戦績は少なくとも、ポテンシャルの高さを持つ選手の招聘という部分では、ジョン・オルニドの動きを見ている分には期待ができる。アジアとの拳を交えた交流が、日本を強くするのか。NavE✖ニャムジャルカル、神田✖テムーレン、中務✖バトト、興味深い戦いになる。

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MMA MMAPLANET o Shooto 野尻定由 齋藤奨司

【Shooto2023#01】齋藤が新人王トーナメントを飛び越え、世界ランカーの野尻を右アッパーでKO

<バンタム級/5分3R>
齋藤奨司(日本)
1R4分23秒 by KO
野尻定由(日本)

新人王トーナメントは決勝に進めずも、いきなりトーナメント決勝を飛び越えて世界ランカーと対戦することになった齋藤。距離を詰める齋藤に、野尻が左ジャブを伸ばす。ケージを背負って回る野尻は、前に出るも右を食らってしまう。組みついてくる野尻を引きはがし、右ヒジを打ち込む齋藤。野尻はやや遠い距離からダブルレッグで組みつき、ハイクロッチから齋藤をケージに押し込む。右腕を差し込んで離れた齋藤、すぐに野尻は追い立てるも、齋藤が再び野尻にケージを背負わせる。

齋藤の右ストレートがクリーンヒットし、野尻が下がる。野尻も打ち返すが、齋藤のパンチがインサイドから野尻の顔面を捉えると、野尻は背中からダウン。スクランブルに持ち込む野尻にパンチを打ち込む齋藤は、立ち上がった野尻にパンチを当てていく。組みつく野尻だが、齋藤が離れるとフラついている。組んでグラウンドに持ち込みたい野尻だが、齋藤はテイクダウンをディフェンスし続ける。

残り1分、冷静に相手のローをかわして左ジャブを突く齋藤。野尻が頭を下げて組みつこうとしたところに齋藤が右アッパーを合わせる。モロに食らった野尻は前のめりに倒れ、齋藤のKO勝ちとなった。


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ABEMA MMA o RIZIN Shooto   エフェヴィガ雄志 キック 修斗 安芸柊斗 山本健斗デリカット 山本琢也 新井丈 椿飛鳥 渡辺彩華 澤田龍人 野尻定由 関口祐冬 黒部三奈 齋藤奨司

【修斗】速報中!PROFESSIONAL SHOOTO 2023 開幕戦

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大晦日のRIZIN.40が遠い昔の話のような今日この頃。早くも?やっと?2023年日本のMMA戦線が動き始めました。後楽園ホールではPROFESSIONAL SHOOTO 2023 開幕戦が開催されます。メインはGRACHANから修斗に乗り込んできた山本琢也を番人・山本健斗デリカットが迎え撃つ一戦。フェザー級の勢力図が移り変わるか。今宵はABEMAで観戦しつつ電波と充電の続く限り速報します。


【オープニングファイト 68kg契約】
×ヨシ イノウエ(パラエストラTB)
(2R 横三角絞め)
◯磯部鉄心(パラエストラ松戸)
1R、割と近い距離でのスタンドの立ち上がり。お互いに打撃を出して様子を窺う。徐々にイノウエのパンチが単発ながらヒットすると、磯部は一気に組み付いてケージに押し込む。時間を掛けて倒すが、イノウエはすぐに立ち上がる。それでも磯部は組み付いて動きを封じる。イノウエもタックルを切ってバックを狙う。さらに自ら下になって下から肘とパウンドで削ってラウンドを終えた。
2R、磯部の蹴りを掴んだイノウエ。ケージに押し込んでバックに回る。そのままグラウンドに引きずり込む。イノウエは下になって三角絞めに捕らえる。さらに腕十字、横三角に移行するがやや浅いか。磯部は最後まで耐え抜いて脱出すると逆に磯部が下から横三角絞め!ギリギリでイノウエは失神!磯部が大逆転勝ち!


【第1試合 女子49kg契約】
◯渡邊富紀恵(修斗GYM神戸/大道塾)
(1R TKO)
×天天さくら(BATTLE)
1R、開始直後から至近距離での打ち合い。互いに交戦的。アグレッシブに打撃を打ち合う。すると渡邊のフックでバランスを崩した天天。すぐに立ち上がるが口から大量に出血。しかし組み付いて何とか凌ぐ。しかし少し時間が経過したところでドクターチェック。試合続行不能と判断され渡邊の勝利です。


【第2試合 2022年度新人王決定トーナメント ライト級 決勝戦】
◯安海健人(ALMA FIGHT GYM BASE)
(判定3-0)
×深見弦汰(赤崎道場A-SPIRIT)
1R、開始直後から前に出る安海と後退する深見という展開。安海は右フックを中心にバックハンドブローをヒットさせて攻勢。終了間際には組み付いた安海が首投げでテイクダウンしてパウンドを落としてラウンドを終えた。
2R、やはり積極的に圧力を掛けるのは安海。細かいローキックを多用。内外を打ち分けて手数を稼ぐ。勝利を確信したのか大振りはしない。なかなか手数が出なかった深見だが、ラスト1分でやっとパンチを振り回して前に出るが時既に遅し。判定は安海に軍配。


【第3試合 2022年度新人王決定トーナメント フェザー級 決勝戦】
×椿飛鳥(トライデントジム)
(1R TKO)
◯CHAN-龍(MMA Zジム)
1R、序盤から間合いを詰めて組み付くCHAN-龍。ケージに押し込むと何度も足を掛けて倒しにかかる。しかし椿の腰は重い。何度も凌ぐがCHAN-龍はそれ以上にしつこい。タックルからリフトしてテイクダウンすると腕をついてディフェンスする椿。しかし肘があらぬ方向に曲がり、レフェリーが試合を止めた!衝撃的なフィニッシュシーン。


【第4試合 2022年度新人王決定トーナメント ウェルター級 決勝戦】
×クアト驎(パラエストラ小岩)
(1R TKO)
◯エフェヴィガ雄志(TRIBE TOKYO MMA)
1R、開始直後から前に出てローを多用するエフェヴィガ。クアトの身体が流れる。エフェヴィガはさらに間合いを詰めると至近距離でのフックがヒット。ダウンしたクアトに対して怒涛のパウンド。肘も織り交ぜるとレフェリーが試合を止めた!エフェヴィガが圧勝です。


【第5試合 2022年度新人王決定トーナメント フライ級 決勝戦】
×須藤晃大(EXFIFHT)
(判定0-3)
◯片山将宏(TRIBE TOKYO MMA)
1R、打撃でプレッシャーを掛ける須藤。嫌がった片山が低空タックル。これを素早い反応で切った須藤がバックに回る。マウントも奪取したが片山はスイープ。上を取り返す。須藤は激しく動くが片山の押さえ込みが強い。終了間際に片山はバックに周るとチョークで絞めあげるがタイムアップ。須藤が逃げ切った。
2R、開始と同時に片山が低空タックル。しかし須藤は簡単に切ってバックに周る。だが片山はすぐにスイープして上をキープ。絶妙のボディバランスを見せる。しかし終盤になって須藤は脱出。バックに周ったが片山は正対して上を取り返して試合終了。判定は片山に軍配!非常にハイレベルな決勝だった。


次回大会で新井丈×関口祐冬が正式決定!さらに澤田龍人が久しぶりの修斗参戦。安芸柊斗と激突!めちゃくちゃ楽しみ!


【第6試合 女子スーパーアトム級】
×黒部三奈(マスタージャパン東京)
(2R TKO)
◯渡辺彩華(AACC)
1R、開始直後からプレッシャーを掛ける渡辺。至近距離でパンチを振り回す。黒部もこれに応戦して一触即発の展開。渡辺はバックハンドブローからフックを畳み掛けて黒部がグラつく場面も。しかし打たれ強い黒部は最後で打ち合いに応じてラウンドを終えた。
2R、逆に前に出てきた黒部。ケージまで追い詰めるが渡辺は素早いサークリングで間合いを外す。すると精度では渡辺が上手。パンチを蓄積させると、黒部が前に出てきたところにカウンターのアッパーがクリーンヒット!前のめりにダウンした黒部を見てレフェリーが試合を止めた!渡辺がアップセットをやってのけた!


【第7試合 バンタム級】
×野尻定由(赤崎道場A-SPIRIT)
(1R TKO)
◯齋藤奨司(FIGHT FARM)
1R、打ち合う素振りを見せた野尻だが流れの中からタックルで組み付く。しかし齋藤の腰は重い。身体が離れるとパンチの交差から齋藤のアッパーがヒット。野尻はダウン。立ち上がるが色濃くダメージが残る。野尻はごまかすように左右のフックを振り回すが不発。逆に齋藤は打撃で追い込むと前に出てきた野尻に対して右のアッパーがクリーンヒット!前のめりに倒れた野尻を見てレフェリーが試合を止めた!