カテゴリー
MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase333 キック 粕谷優介 葛西和希

【Pancrase333】葛西の猛攻は届かず。TD→安定の試合運びで粕谷がライト級ランカー対決を制す

【写真】初回の腕十字は極まらず。以降は粕谷がしっかりポイントを抑えた(C)MMAPLANET

<ライト級/5分3R>
粕谷優介(日本)
Def.30-27.29-28.29-28.
葛西和希(日本)

サウスポーの粕谷に対し、葛西が左ジャブを突きながら右インローを繰り出す。粕谷の右ローに右ストレートを合わせた葛西、さらにワンツーを粕谷の顔面に伸ばす。葛西の左ジャブに左ミドルを合わせた粕谷は、さらに左ミドルで追撃した。足を使う葛西は右ミドルハイと左ジャブ、さらに右インローを当てる。しかし粕谷の左ミドルもクリーンヒットする。

ラウンド2分を過ぎたところで、粕谷がダブルレッグで組みつき、クリーンテイクダウンを奪った。葛西はハーフガードへ、左腕を差し上げた粕谷は、パスを狙いながら右腕を枕にして肩固めを狙う。ケージ中央でガッチリと抑え込む粕谷は、コツコツとパウンドで削り続ける。葛西の右腕を抑え、パス→マウントから葛西の左腕に腕十字を仕掛ける粕谷。しかし葛西がトップを奪い、腕を抜いてパンチを落としていった。

ジャッジは3者とも10-9で粕谷のラウンドとした。

2R、ケージ中央で左ジャブを突く葛西に対し、粕谷が左ハイを見せる。距離を詰めた葛西が右を当てた。粕谷も右フックを返す。左ミドルを受けながら前に出る葛西、粕谷は右ジャブをヒットさせる。さらに粕谷は左ストレート、左ミドルを当て、葛西が距離を詰めてきたところにダブルレッグを合わせた。ケージ中央で葛西に背中を着かせた粕谷は、粕谷のスイープを防ぎトップをキープする。

ハーフガードの葛西の首に左腕を巻き付け、抑え込む粕谷。さらに左ヒジを叩きつける粕谷に対し、葛西はケージ際まで動きケージキックを狙うも、粕谷がマウントを奪った。葛西はブリッジで跳ね上げるも、体勢を変えることはできず。粕谷はバックマウントから、左手で葛西の顔を押さえつけ、そのままグラウンドでパウンドを浴びせていった。

このラウンドもジャッジは3者が粕谷の10-9に。

最終回、葛西が右インローを当てる。粕谷は距離を取りつつ、左ハイを伸ばした。パンチの連打で追い立てる葛西が右ストレートを当てるも、粕谷がシングルレッグで葛西に尻もちを着かせた。左腕を差し上げる葛西、粕谷は背中を着かせてからマウントに移行する。葛西のケージキックを防ぎながら、バックを奪った粕谷だったが、葛西が起き上がりハーフバックからパンチを連打する。しかし粕谷がバックを奪い返してから再び葛西に背中を着かせた。

マウントを奪われた葛西はハーフガードに戻すも、粕谷がまたもパスからバックへ。葛西は反転し、トップになった。フルガードで守る粕谷に対し、腰を上げてパウンドを連打する葛西。粕谷がスクランブルに持ち込もうとしたが、これを潰して立ち上がった。スタンドに戻り、ケージ際で打ち合う両者。パンチをもらった粕谷がボディロックで組みつき、葛西をケージに押し込む。粕谷の投げを潰した葛西がトップからサイドバックに移り、パンチを連打。立ち上がって葛西と打ち合った。

1、2Rを取っている粕谷に対し、3Rに葛西が逆転するほど優位に立つことはできず。裁定は1人のジャッジがフルマークをつけ、粕谷が勝利した。


The post 【Pancrase333】葛西の猛攻は届かず。TD→安定の試合運びで粕谷がライト級ランカー対決を制す first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA CFFC114 KAREN MMA MMAPLANET NØRI o PANCRASE Pancrase333 YouTube アキラ エジナ・トラキナス コルトン・キエルバサ ジェイク・ムラタ ソルト ヌルジャノフ・ルスタムベック パンクラス パン・ジェヒョク ボクシング 中島太一 久米鷹介 亀井晨佑 井村塁 修斗 岡野裕城 平本蓮 平田直樹 有川直毅 松岡嵩志 松本光史 海外 渡辺謙明 田中路教 田嶋椋 石井逸人 神田コウヤ 端貴代 笹晋久 粕谷優介 葛西和希 藤野恵実

【Pancrase333】パンクラス初出場、渡辺謙明戦に向けて。平田直樹「この2年間を取り戻すために」

【写真】他の選手のスパーリングを真剣に目で追う平田 (C)MMAPLANET

30日(日)、立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase333。同大会のプレリミに平田直樹が出場し、渡辺謙明と対戦する。

日本の国内でのMMAは2021年6月の神田コウヤ戦以来、約1年11カ月振りとなる平田。昨年11月の米国でCFFCに参戦もデビュー戦の相手に思わぬ敗北を経験した。それでも試合だけでなく、2度に渡る米国での出稽古は平田に多くのモノを与え、そこを生かした練習を国内で積んできた。

負傷欠場、K-Clann退会、米国での日々、MMAデビュー時に思い描いた自分の将来像通りにはキャリアを積むことができなかった。ある意味、ここがキャリアのリスタートとなる平田直樹の心境を訊いた。


──パンクラス初戦を5日後(※取材は25日に行われた)に控えた平田選手ですが、昨年11月のCFFC114での敗北から新天地にパンクラスを選んだのはどういう理由からだったのでしょうか。

「修斗かパンクラスと考えて、パンクラスさんの方が早く試合を組んでくれそうだったので。とにかく試合がしたかったので、パンクラスさんで戦うことになりました」

──デビューから3年が過ぎ、ヒザの負傷もあり試合数は5戦で戦績は3勝2敗。この数字は3年前に思い描いていた将来と比較するとどのように捉えていますか。

「勝ったり負けたりはあったとしても、もっと試合をしてもっと経験を積んでMMAファイターとしてもっと成長できると思っていました。前回の試合前にケガもあって1年半ブランクが空き、ジムも辞めた。その影響もあり、ブランクの期間は勿体ないなと思うところはあります。本当なら3試合か4試合……5試合ぐらいは多く戦えていたはずなので。倍のキャリアを積むことができたと思います」

──この間、樹選手の米国修行に付き合う期間もありました。米国での練習で何を得ることができましたか。

「試合では負けてしまったのですが、米国の練習で得たモノは凄く多いです。過去3年で一番得るものがありました。自分で色々と考えて、サポートしてくれる人達も変って、結果はまだ出せてないけど成長できたと思っています」

──米国での敗北から、何を学ぶことができましたか。

「あの試合前に1カ月半、米国で練習して初めてバンタム級で試合をしました。多くの人の協力があって実現したことだから、やっぱり結果を残したかったです。そうやって次のステップに進まないといけかったのですが、自分の中で『このぐらいで行けるだろう』という甘さがありました」

──それだけ練習に手応えがあったから、「このぐらい」と思ってしまったということは?

「それもあるかと思います。強い選手、トップの選手と練習して、できること・できないことを理解しました。なので自分のなかで、プロデビュー戦の相手ですし普通にやれば行ける。体調だけ整えられると勝てるという考えが、どこかにあったと思います」

──正直、組み負けたのはショックでした。バンタム級がフィットしなかったということは考えられますか。

「体重は落とせていたのですが、リカバリーしても普段練習している体重まで戻らいので、ちょっとした感覚の違いがありました。ただ、それを言い訳にはできないです。自分でバンタム級で戦うことを決めたので。それでも、これまで自分なら組み勝つことができた。1Rで一本だったり、パウンドでフィニッシュできていたはずです。でもそこで極め切れなかった。1年間のブランクの影響か、ちょっと感覚が違うというのも感じました」

──ケガがあったと聞いています。

「それは……2Rに入ってからです。ヒジを被弾して眼窩底と鼻の骨を骨折してしまって。それから流れは相手になったのですが、そういう風になった時に自分の力を発揮できないのは、まだまだだと思います」

──その状態で「まだまだ」と言えるのは凄まじいと素直に思います。今回、フェザー級に戻すのは先ほど言われた感覚の違いがあったからでしょうか。

「そうですね。今のところはフェザー級で考えています。コンディションもやはり良いですし、自分の良いところ、強いところをしっかりと出せるのはフェザー級かと思っています。海外に挑戦する時にはバンタム級も──と考えないことはないですが、今回はフェザーでしっかりと体を創ってきたので、仕上がり的にも体調も凄く良いです」

──先日はロータス世田谷のMMA練習の模様を撮影させていただいたのですが、この試合に向けての練習環境というのは?

「MMAはロータス世田谷さんで週に2回やらせてもらっています。グラップリングはトライフォースさん、それにロータスのグラップリングに混ぜてもらうこともあります。それと打撃は目白にあるクレインというジムでお世話になっています。以前に平本蓮選手を指導していたことがある方に、打撃を教えてもらっています。最近は、樹も来るようになりました」

──おお、樹選手も格闘技を続けていますか(笑)。本当に練習環境も変わりましたね。

「人間関係も広がり、出稽古でそれまでは組めなかった選手たちと練習できています。この2年間を取り戻すために考えて、練習しています。やっぱり結果を残さないといけないので、そのためにより試合のことを考えて練習場所、練習スケジュールを自分で組み立ててやるようになり、その成果を感じているので試合で出したいです」

──直樹選手の武器は凄まじい組みの圧力であることはロータスのMMAスパーでも明らかでした。ただし、そこをより効果的にするには現代MMAでは打撃でやり合えることが重要になって来たかと思います。

「米国で練習した時に、そこはメチャクチャ思いました。向うはボクシングの経験者が多くて、ボクシングレスリングが上手い。自分と同じ階級でもリーチが長い選手もいて、入ろうとしてもボクシングのテクニックで距離を取られて入れないことが良くありました。どう距離を詰めるかと考えると、組みだけでは駄目だしある程度の打撃の攻撃、相手の打撃を怖がらないで入れるかも含めて、打撃は必要です。最低限のディフェンスとオフェンスをして、組みばかり狙っているとポイントアウトされます」

──そのなかでムエタイをチョイスしたのは?

「向うでもムエタイとボクシングを同じ人に習っていて、自分の組みを生かすには距離、それと首相撲があるムエタイが良いかと思い、ムエタイをやっています。近い距離だけでなく、離れている時の圧のかけ方なども指導してもらっています。ギリギリまでミットを持ってもらいましたし、イメージをしっかりと創ってきました。プレッシャーの掛け方はMMAの練習でも意識して、詰める練習は結構やってきました。ここは米国で経験したことを頭に残してやってきました」

──それだけ話してもらいながら、次の渡辺謙明戦。内容以上に結果が問われるかと。

「勝つのは大前提で、フィニッシュをしないといけないです。渡辺選手云々でなく、プレリミ枠の試合ですし……しっかりフィニッシュして今度は本戦で戦いたい。日本では約2年振りの試合になるので、フィニッシュ、内容を見せて戦い──ここから一つ一つ勝って上を目指したいと思っています」

■視聴方法(予定)
2023年4月30日(日)
午後2時00分~ PANCRASE YouTube メンバーシップ、TIGET
午後1時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE、U-NEXT

■Pancrase333計量結果
<ライト級KOP王座統一戦/5分5 R>
[王者] 久米鷹介:70.3キロ
[暫定王者] アキラ:70.15キロ

<バンタム級KOP王座統一戦/5分5 R>
[王者] 中島太一:60.35キロ
[暫定王者] 田嶋椋:61.05キロ

<ストロー級QOPC/5分5R>
[王者] KAREN:51.6キロ
[挑戦者]ソルト:52.05キロ

<フライ級QOPC/5分5:キロ(日本)
[王者]端貴代:56.65キロ
[挑戦者] NØRI:56.35キロ

<バンタム級/5分3R>
井村塁:61.45キロ
石井逸人:61.55キロ

<フェザー級/5分3R>
亀井晨佑:65.7キロ
パン・ジェヒョク:66.2キロ

<バンタム級/5分3R>
田中路教:61.6キロ
笹晋久:61.35キロ

<女子ストロー級/5分3R>
藤野恵実:52.45キロ
エジナ・トラキナス:52.4キロ

<ライト級/5分3R>
松本光史:70.55キロ
ヌルジャノフ・ルスタムベック:71.6キロ

<フライ級/5分3R>
有川直毅:57.15キロ
コルトン・キエルバサ:57.05キロ

<ライト級/5分3R>
粕谷優介:70.3キロ
葛西和希:70.55キロ

<ライト級/5分3R>
松岡嵩志:70.65キロ
岡野裕城:70.5キロ

<バンタム級/5分3R>
ジェイク・ムラタ:61.3キロ
矢澤諒:61.4キロ

<女子ストロー級/5分3R>
高本千代:52.1キロ
重田ホノカ:52.45キロ

<フェザー級/5分3R>
渡辺謙明:65.9キロ
平田直樹:65.75キロ

The post 【Pancrase333】パンクラス初出場、渡辺謙明戦に向けて。平田直樹「この2年間を取り戻すために」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA KAREN KTT MMA MMAPLANET NØRI o PANCRASE Pancrase333 ROAD FC UFC YouTube   アキラ エジナ・トラキナス コルトン・キエルバサ ジェイク・ムラタ ソルト チョン・ダウン ヌルジャノフ・ルスタムベック ハム・ソヒ パンクラス パン・ジェヒョク 中島太一 久米鷹介 亀井晨佑 井村塁 岡野裕城 平田樹 平田直樹 有川直毅 松岡嵩志 松本光史 田中路教 田嶋椋 石井逸人 端貴代 笹晋久 粕谷優介 葛西和希 藤野恵実

【Pancrase333】計量終了 計量会場で見られたチョットしたこと。平田樹も人前に「組み技にも出たい」

【写真】計量失敗で記念撮影から外されたヌルジャノフを横に、松本光史 (C)MMAPLANET

明日30日(日)に東京都立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase333の計量が新宿区サンエービル地下1階会議室で行われた。

正午より第8試合~メイン、12時50分よりプレリミ~第7試合の計量が行なわれ、松本光史と対戦するヌルジャノフ・ルスタムベックのみが900グラムオーバーで再計量に回った。

ヌルジャノフは滞在先で通っていたゴングジムが土曜日の午前中は閉館しており、そこで最後の汗をかくことができなかったのこと。対戦相手の松本は「落とすでしょう。どっちみち、やりますけど」と憮然としつつも、最後は柔らかい表情で話した。

ここでは公開計量で見られたファイターたちのトピックスをお届けしたい。


<ライト級KOP王座統一戦/5分5 R>
[王者] 久米鷹介:70.3キロ
[暫定王者] アキラ:70.15キロ

常に厳しい減量というイメージが残る久米だが、今はRoad FCで戦った時時よりも、ずっと楽になっているとのこと。それだけ普段の体調管理に気を付けているということだろう。

<バンタム級/5分3R>
井村塁:61.45キロ
石井逸人:61.55キロ

地元八王子大会の常連、井村は「決して安くないチケットを皆が勝って応援してくれています。しっかりと勝ちます」と」意気込みを語った。

<フェザー級/5分3R>
亀井晨佑:65.7キロ
パン・ジェヒョク:66.2キロ

今回、下着を脱いで計量をクリアしたのはパン・ジェヒョク、久米、田中の3選手。パン・ジェヒョクのコーナーマンはUFCファイターでKTTの同門チョン・ダウンが務める。

<バンタム級/5分3R>
田中路教:61.6キロ
笹晋久:61.35キロ

声が枯れていた田中は1週間前に帰国。今後は7月のUFC Fight Weekに開催される予定だったA-1で戦うプランもあったが、流れる模様とのこと。

<ストロー級QOPC/5分5R>
[王者] KAREN:51.6キロ
[挑戦者]ソルト:52.05キロ

北海道から出場のソルトは、自らの計量時間に間に合わず。第一部計量の最後に体重を測り、パスした。

<女子ストロー級/5分3R>
藤野恵実:52.45キロ
エジナ・トラキナス:52.4キロ

計量前はエジナを見て「キマッてるわぁ」と警戒していた――ご婦人ファイターは、計量後にエジナから花を贈られてニッコリ。

<バンタム級/5分3R>
ジェイク・ムラタ:61.3キロ
矢澤諒:61.4キロ

ZSTのベルトを持って計量後の撮影を終えたジェイク。右手を差し出し握手を求めるも矢澤にスルーされ憮然とした表情を浮かべた。

パンクラス初出場の直樹のサポートをする平田樹は、ハム・ソヒ戦の敗北以来、メディアの前に姿を現した。「練習始めています。グラップリングとか柔術の試合にも出たいッス」と前向きな言葉が聞かれた。

■視聴方法(予定)
2023年4月30日(日)
午後2時00分~ PANCRASE YouTube メンバーシップ、TIGET
午後1時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE、U-NEXT

■Pancrase333計量結果
<ライト級KOP王座統一戦/5分5 R>
[王者] 久米鷹介:70.3キロ
[暫定王者] アキラ:70.15キロ

<バンタム級KOP王座統一戦/5分5 R>
[王者] 中島太一:60.35キロ
[暫定王者] 田嶋椋:61.05キロ

<ストロー級QOPC/5分5R>
[王者] KAREN:51.6キロ
[挑戦者]ソルト:52.05キロ

<フライ級QOPC/5分5:キロ(日本)
[王者]端貴代:56.65キロ
[挑戦者] NØRI:56.35キロ

<バンタム級/5分3R>
井村塁:61.45キロ
石井逸人:61.55キロ

<フェザー級/5分3R>
亀井晨佑:65.7キロ
パン・ジェヒョク:66.2キロ

<バンタム級/5分3R>
田中路教:61.6キロ
笹晋久:61.35キロ

<女子ストロー級/5分3R>
藤野恵実:52.45キロ
エジナ・トラキナス:52.4キロ

<ライト級/5分3R>
松本光史:70.55キロ
ヌルジャノフ・ルスタムベック:71.6キロ

<フライ級/5分3R>
有川直毅:57.15キロ
コルトン・キエルバサ:57.05キロ

<ライト級/5分3R>
粕谷優介:70.3キロ
葛西和希:70.55キロ

<ライト級/5分3R>
松岡嵩志:70.65キロ
岡野裕城:70.5キロ

<バンタム級/5分3R>
ジェイク・ムラタ:61.3キロ
矢澤諒:61.4キロ

<女子ストロー級/5分3R>
高本千代:52.1キロ
重田ホノカ:52.45キロ

<フェザー級/5分3R>
渡辺謙明:65.9キロ
平田直樹:65.75キロ

The post 【Pancrase333】計量終了 計量会場で見られたチョットしたこと。平田樹も人前に「組み技にも出たい」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA KAREN MMA MMAPLANET NØRI o PANCRASE Pancrase333 YouTube アキラ エジナ・トラキナス コルトン・キエルバサ ジェイク・ムラタ ソルト ヌルジャノフ・ルスタムベック パンクラス パン・ジェヒョク 中島太一 久米鷹介 亀井晨佑 井村塁 修斗 岡野裕城 平田直樹 有川直毅 松岡嵩志 松本光史 海外 田中路教 田嶋椋 石井逸人 端貴代 笹晋久 粕谷優介 葛西和希 藤井伸樹 藤野恵実

【Pancrase333】パンクラスへのリベンジ=井村塁戦。石井逸人「舐めてはいけないけど、俺の方が強い」

【写真】練習で唇を擦り、リップを塗っているようなくっきり具合。歌舞伎役者のような面妖の石井だった (C)MMAPLANET

30日(日)、立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase333に石井逸人が3年振りに参戦し、井村塁と対戦する。

石井逸人in パンクラスといえば、2019年10月の瀧澤謙太戦だ。自信しかない状況で敵地の乗り込み、跳びヒザで敗れた。直接のリベンジではないが、パンクラスという場には喉元に何が引っ掛かったままだ。

2022年版、修斗の激闘王が改めて乗り込むパンクラスでの戦いはズバリ──激闘にならないこと。そんな石井に話を訊いた。


──日曜日に3年半振りのパンクラス出場、井村塁選手との試合が迫ってきました(※取材は27日に行われた)。もう、随分と締まっていますね。

「水抜きも計量当日の朝にするぐらいで。ほんと水抜きしないで済むぐらいまで落ちています」

──と同時に髪型も仕上がって見えます。相当に刈り上がっていますが、やはり髪型を整えることでスイッチが入るモノなのでしょうか。

「ファイト仕様ですね。試合前のルーティーンになっていて。正直、評判はあまり良くないですけど自分が好きにやっているので(笑)」

──このタイミングで、パンクラスで戦うことになったのは?

「修斗では一回りしました。戦いたい相手がいないから、それだけです。環太平洋のチャンピオンになって、防衛戦で落とした。いうと縛りがなくなったので、この機会で外に出たいという風にも想っていました。修斗の世界のベルトを絶対に巻きたいという気持ちがあったわけじゃないし、強いヤツと戦えるなら戦う場所は拘っていないです。

もちろん藤井伸樹には負けたので、ダイレクトリマッチがあるなら戦いたいです。ただ、その試合よりも先にパンクラスで戦うことが決まったので。今回の試合もサステイン経由で話をもらって……これは修斗を背負って戦ってこいという激励なのか、厄介者払いなのか(笑)。そういう場所を創ってもらったので、ここで戦います」

──本来は海外志向だったかと。

「ハイ。でも、あそこで負けていますし。今年1年、しっかりと実現を積んで目に留まるようにして海外に行きたいと思っています。ただ、先のことを考えると目の前の試合を落としてしまうので、そこは今は考えないようにしています」

──強い相手と戦いたい。そのなかでキャリア的にも少ない井村選手は、石井選手にとって強い相手に当てはまるのでしょうか。

「フィニッシュが多いですし、パンクラスのランキング1位ですから。若いですし、対戦相手として魅力のある選手です。本音を言えば、試合が決まるまで注意していた選手ではないですが、極めるべき時に極める力を持っていると思います。フィニッシュ力があるので、気を抜くことはできないです」

──気が抜けないという見方は──。

「そりゃあ俺の方が強いに決まっています。でも、そんな風に上から見ているとクソみたいな試合になるから。しっかりと殺しにいくので。舐めてはいけないけど、俺の方が強いというマインドではあります」

──パンクラスで、絶対の自信を持って──それを口にして戦う。3年半前を思い出すのは、自分だけではないかと思います。

「そうッスね。3年半前に瀧澤に負けて、そこはまだ引っ掛かったままです。未だにあのヒザ蹴りのシーンが使われているし。あの借りがあるので、ここでちゃんと勝ってあの時に言いたかったことを口にしたいと思っています」

──パンクラスへのリベンジのためのワンオフ参戦なのか。それとも、ここからパンクラス王座を目指すのか。どちらを考えているのでしょうか。

「ちゃんと今回勝って、タイトルマッチをやらせてもらえるならベルトが欲しいという想いもあるし、この試合の勝ち方次第。どうなるかは分からないですが、流れに身を任せていきます」

──では同じ大会のコメインで組まれたタイトル戦は気になっていますか。

「普通に気にはなっています。まぁ、中島選手が勝つだろうと思っていますけど」

──その故は?

「経験の差と穴がないので、お互いが得意なところを出し合うと中島選手の方が武器が多い。それが中島選手だと思う理由です。何より戦いたいのは田嶋より、中島選手だし」

──他の選手は呼び捨てなのに、中島選手だけ選手という敬称をつけて呼んでいますね(笑)。

「ロータスで練習したり、シンガポールのイヴォルブMMAのトライアウトの時も一緒で面識があるので」

──あぁ、あの今や業界の黒歴史のシンガポールの日々ですね(笑)。まぁ、私以外の人間にあれを笑い話にはさせないですけど。

「スミマセン(苦笑)。あの時のメンバーなので、中島選手のことは意識しています。中島選手がケガをしていて、肌を合わせたのは数回ぐらいだったのですが、あの状況でMMAファイター人生を打開しようとチャレンジしている姿を見ていますし。中島選手のことは試合が決まるまで尊敬しています。ただ尊敬はしているけど、俺の方が強いという想いでいます」

──押忍。2022年の石井選手は2勝1敗、全てが競り合りのなかでこれまでなら気持ちが強く持てていなかったというところで、踏ん張れた。そういう印象があります。

「あ……、ありがとうございます。もっと一人前になっているところを今回の試合で見せることがデキると思います。同時に良い試合という評価には特に何も思わないです。次の試合がショボかったら、たまたまになりますし。それでも去年の3試合をしたことで自分も何かを掴めていると思っているところがあるので。自分の理想のファイトスタイルまでもうチョイなんです。そこを掴むための練習の日々になっています。

その成果が出て『コイツ、強いな』と思われるのが今回の試合かもしれないし、その次かもしれない。いつか分からないけど、確実に前に進んでいます。その成長を見てもらうためにも、激闘とか言われてもそれはシーソーゲームになっているということなので圧倒的に自分のしたいことをだけをやりぬく。そういう試合にしたいです」

■視聴方法(予定)
2023年4月30日(日)
午後2時00分~ PANCRASE YouTube メンバーシップ、TIGET
午後1時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE、U-NEXT

■対戦カード

<ライト級KOP王座統一戦/5分5 R>
[王者] 久米鷹介(日本)
[暫定王者] アキラ(日本)

<バンタム級KOP王座統一戦/5分5 R>
[王者] 中島太一(日本)
[暫定王者] 田嶋椋(日本)

<ストロー級QOPC/5分5R>
[王者] KAREN(日本)
[挑戦者]ソルト(日本)

<フライ級QOPC/5分5R>
[王者] 端貴代(日本)
[挑戦者] NØRI(日本)

<バンタム級/5分3R>
井村塁(日本)
石井逸人(日本)

<フェザー級/5分3R>
亀井晨佑(日本)
パン・ジェヒョク(韓国)

<バンタム級/5分3R>
田中路教(日本)
笹晋久(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
藤野恵実(日本)
エジナ・トラキナス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
松本光史(日本)
ヌルジャノフ・ルスタムベック(キルギス)

<フライ級/5分3R>
有川直毅(日本)
コルトン・キエルバサ(米国)

<ライト級/5分3R>
粕谷優介(日本)
葛西和希(日本)

<ライト級/5分3R>
松岡嵩志(日本)
岡野裕城(日本)

<バンタム級/5分3R>
ジェイク・ムラタ(日本)
矢澤諒(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
高本千代(日本)
重田ホノカ(日本)

<フェザー級/5分3R>
渡辺謙明(日本)
平田直樹(日本)

The post 【Pancrase333】パンクラスへのリベンジ=井村塁戦。石井逸人「舐めてはいけないけど、俺の方が強い」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA KAREN MMA MMAPLANET NØRI o ONE ONE FF01 PANCRASE Pancrase333 RIZIN YouTube アキラ エジナ・トラキナス コルトン・キエルバサ ジェイク・ムラタ ソルト デニス・ザンボアンガ ヌルジャノフ・ルスタムベック パンクラス パン・ジェヒョク ボクシング ルンピニー 中島太一 久米鷹介 亀井晨佑 井村塁 岡野裕城 平田直樹 有川直毅 松岡嵩志 松本光史 田中路教 田嶋椋 石井逸人 端貴代 笹晋久 粕谷優介 葛西和希 藤沢彰博 藤野恵実

【Pancrase333】ヤバいのが来ちゃったんじゃないの? コルトン・キエルバサ「僕の戦い方は何も秘密はない」

【写真】戦績は5勝1敗。この手のファイターは、日本にはいてなかなか戦う機会はないはず。有川にとっては試練──だけに、勝てば大きな自信を手にできるファイトになる(C)MMAPLANET

30日(日)、立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase333でコルトン・キエルバサが有川直毅と対戦する。

(C)ONE

キエルバサは1月20日のONE FF01で藤沢彰博と対戦

ベリートゥベリー・スープレックスからポジション奪取──RNCで秒殺した。ONEフライ級戦線に面白い選手が現れたと思っていると、今回のパンクラスでのファイトが決まった。

藤沢戦では投げ、ポジション、極めという流れのなかで力強さを見せつけたキエルバサとは、どのようなファイターなのだろうか。タイを拠点に戦う、アメリカン・レスラーのファイター人生に迫った。


──コルトン、日曜日の試合に向けて東京には今朝、入ったそうですね(※取材は26日に行われた)。

「バンコクを昨日の夜の10時に出て、午前6時に着いた。これからワークアウトだけど、ホテルにチェックインしてからは昼寝をしていたよ。時差が2時間なのは楽だし、体重も落ちてきている。とても良い感じだよ」

──初来日、日本のファンにはまだ馴染のないコルトンですが、1月20日のONE FF01で藤沢彰博選手を下し、ベリートゥベリーのような投げからポジションを奪取してRNCで一蹴。インパクトのある勝利でした。ただONEのルンピニー大会だったので、コルトンの目標はONEで戦っていくことかと思っていました。

「理由はないもないんだ。あの試合は1試合の単発契約だったから。そして、日本で戦う機会を得られたんだから、ここで戦うよ。もともとアメリカ海兵隊で日本に住んでいたことがあったから、日本で試合をすることは特別だよ」

──おお、どこのベースで生活していたのですか。

「横須賀だよ」

──すぐ近くじゃないですか!!

「2016年に5カ月間、横須賀にいて。その時はMMAのジムで練習することはなかったけど、軍でもレスリングを続けていた。元々、米国ではフォークスタイルとグレコをやっていて。フォークスタイルはMMAに転向するには、一番適したスタイルだと思う。ハイスクールを卒業し、カレッジに進んでレスリングをするという選択もあったけど……。僕はパーティー野郎だったから、カレッジに行くとそういう生活に浸りそうだって思ったんだ。きっとレスリングに集中できないって。それもあって海兵隊に入隊した。軍ではグレコを続けたよ。

セコンドのクリスはフランクフルトで、ディン・トーマスの指導を受けていた時期があるそうだ

海兵隊には4年いて、MMAファイターになることを決めた。

そして除隊後は米国に戻らず、打撃を学ぼうとタイへ向かったんだ。チェンマイのチーム・クエスト・タイランドで練習している時に、今回コーナーマンをしてくれるクリス・カーシュに会った。クリスはドイツからやってきたんだけど、彼のように良い選手がチェンマイにはたくさんいた」

──MMAを学ぶには米国の方がより充実した環境があり、戦う機会も多いかと思うのですが。

「僕にはレスリングのベースがあり、グラップリングよりもムエタイを学ぶべきだと思ったんだ。でも、ずっと住む予定ではなかった。それがもう5年も住んでいる(笑)」

──ずっとチェンマイで?

「チェンマイに2年間、それからバンコクに2年少し住んだ。バンコクではマロック・ジムに所属していたよ。グラップリング中心で、良いチームだった。今はプーケットのサウスサイドMMAで練習しているんだ。まだ新しいけど、凄く良いジムだよ」

──この間、コロナが起こりタイでは公にはジムは閉鎖状態だった時期も長かったと思います。その時も帰国しなかったのですね。

「それは考えた。でも、米国の方が酷い状態だったから。タイの方がリラックスしているし、皆が普段から用心していた。ただし試合の機会がなかったから米国やヨーロッパで戦うことも模索している時に、タイがオープンになったからそのままタイで戦ってきたんだ。

ONE FFでアキヒロと戦った時は、もっとONEで戦いたいと思っていた。ルンピニーショーは、今やタイで一番大きなショーでアジア在住のムエタイファイターは、誰もがこぞってあの場で戦いたいと思っているからね。ただ、さっきも言ったようにパンクラスで戦う機会を得た。だからパンクラスで僕は戦う」

──ところでマロック・ジムは一時期、有望な選手が集まり注目されていましたが、多くの選手がジムを離れたとデニス・ザンボアンガから聞きました。

「僕はマロックに残っていた最終メンバーの1人だよ。デニスやドレックスより後に、チームを離れた。今、マロックに残っているのはジェレミー(ミヤド)だけじゃないかな。チーム・クエスト・タイランドもバラバラになり、その時も僕は最後まで残った1人だった(笑)。クリスは今もバンコクにいて、この試合のために再合流したんだよ」

──色々あってもタイを拠点にするのは変わりないのですね。

「ガールフレンドもいるし、現時点で米国に戻ることは考えていないよ。もし、試合があるなら喜んで米国でも戦うけどね。それにパンクラス、日本で戦えることが凄く嬉しい。パンクラスの過去のショー、対戦相手に関してもリサーチはしっかりしてきたよ」

──ところでムエタイを学ぶために始まったタイでの生活ですが、試合ではレスリング&グラップリングで圧倒的な強さを見せていますね。

「打撃に関しては、十分に使える。モノにしたと思っている。素晴しいボクシング・コーチとずっと練習してきたからね。ただファイトはよりイージーに、そしてケガをしないように戦うべきだ。その局面になったら打撃でやりあうけど、必要がないならテイクダウンからサブミットする」

──では有川選手の印象を教えてください。

「う~ん、まぁ試合に関して対戦相手云々ではないから。僕の戦い方はシンプルで何も秘密にすることはない。テイクダウンして戦う」

──押忍。パンクラスのファンはテイクダウン、コントロール、そして極めを堪能できるはずです。

(C)ONE

「そうだと嬉しいよ(笑)。

そうなって欲しい。これから体重をしっかりと落として、そんなファンの前で戦うことが楽しみでならないよ。僕のやることは変わらない。ゴールは勝利を掴むこと。打撃をより使うような試合になるのは、それが必要になるから。僕のスタイル、戦い方は変わらない。ゲームプランは、テイクダウンして戦うこと。同じだよ」

──では、ここからのキャリアアップをどのように考えていますか。

「分からない。できればRIZINで戦いたいけど、どうなるのか。僕がMMAファイターになったのは、110パーセント集中した自分がどれだけ強いのか、どれだけやれるのか。それを知りたかったから。今もその想いは変わりないよ」

■視聴方法(予定)
2023年4月30日(日)
午後2時00分~ PANCRASE YouTube メンバーシップ、TIGET
午後1時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE、U-NEXT

■視聴方法(予定)
2023年4月30日(日)
午後2時00分~ PANCRASE YouTube メンバーシップ、TIGET
午後1時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE、U-NEXT

■Pancrase333対戦カード

<ライト級KOP王座統一戦/5分5 R>
[王者] 久米鷹介(日本)
[暫定王者] アキラ(日本)

<バンタム級KOP王座統一戦/5分5 R>
[王者] 中島太一(日本)
[暫定王者] 田嶋椋(日本)

<ストロー級QOPC/5分5R>
[王者] KAREN(日本)
[挑戦者]ソルト(日本)

<フライ級QOPC/5分5R>
[王者] 端貴代(日本)
[挑戦者] NØRI(日本)

<バンタム級/5分3R>
井村塁(日本)
石井逸人(日本)

<フェザー級/5分3R>
亀井晨佑(日本)
パン・ジェヒョク(韓国)

<バンタム級/5分3R>
田中路教(日本)
笹晋久(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
藤野恵実(日本)
エジナ・トラキナス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
松本光史(日本)
ヌルジャノフ・ルスタムベック(キルギス)

<フライ級/5分3R>
有川直毅(日本)
コルトン・キエルバサ(米国)

<ライト級/5分3R>
粕谷優介(日本)
葛西和希(日本)

<ライト級/5分3R>
松岡嵩志(日本)
岡野裕城(日本)

<バンタム級/5分3R>
ジェイク・ムラタ(日本)
矢澤諒(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
高本千代(日本)
重田ホノカ(日本)

<フェザー級/5分3R>
渡辺謙明(日本)
平田直樹(日本)

The post 【Pancrase333】ヤバいのが来ちゃったんじゃないの? コルトン・キエルバサ「僕の戦い方は何も秘密はない」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA DARANI MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase333 RIZIN YouTube アキラ キック パンクラス ボクシング 久米鷹介 修斗 松本光史 海外 粕谷優介 葛西和希

【Pancrase333】粕谷優介戦へ、葛西和希─02─「僕が目指したいスタイル。そういう選手を越えていきたい」

【写真】インファイトが絶対でなく、勝利が絶対。そしてインファイトが勝利に必要なた、葛西は努力を続けてきた(C)MMAPLANET

30日(日)、立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase333で、粕谷優介と対戦する葛西和希のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

葛西といえば、しっかりと自分の距離を保ちながら蹴りとパンチを散らしていくスタイルが特徴的だ。まさに距離感を最大の武器とする葛西だが、その距離感はいかにして築き上げられたのか。そして距離感の勝負で敗れたともいえる松本光史戦のポイントと、新たに目指すスタイルをいかに粕谷戦で出すのかを語ってくれた。

<葛西和希インタビューPart.01はコチラから>


――一つひとつの敗戦を生かした結果、現在の葛西選手があるわけなのですね。その中で新たに身につけてきたものは何ですか。

「まずはムエタイとボクシングですね。格闘代理戦争の頃は、キックボクシングのように近い距離で戦うことが多かったです。それで距離が詰まったら柔道のように投げて、寝技も柔道の延長戦上だったというか。そこでムエタイとボクシングの練習によって、遠い距離の戦い方を身につけました。さらにグラップリングでも、相手をコントロールしながら極めることを目標にしています」

――葛西選手のスタンドのポジショニングが変化してきた裏には、そういった経緯があったのですね。現在は一定の距離を保ちながら左ミドルとローで攻め立てるスタイルになっています。

「そうですね。昔とは全然違います。以前は打撃ができなくて、とにかくパンチを振りながら相手の首を掴んで払い腰——しかやっていませんでした。それがハマると勝てるけど、ハマらないと絶対に負ける感じで。それが特にマッハ道場のトレーナーである諏訪部潤さんにボクシングを教わってから、試合中の距離については大きく変わりました。

ただ打ち合うとかパンチの打ち方ということではなく、相手のパンチは当たらず自分の攻撃が当たるような距離の創り方ですね。僕も最初は全くパンチを打てなかったけど、それがジャブを突いて自分の距離が創れるようになってきた感じで」

――諏訪部トレーナーですか。元修斗環太平洋王者の中村Jr選手からもお話を聞いたことがあります。ずっとマッハ道場の打撃を支えている方なのですね。

「もともと自分は試合で殴り合うのが好きではないんですよ。諏訪部さんはスパーではなくミットとマスが中心で、距離と位置を確認します。MMAはボクシンググローブではなく薄いオープンフィンガーグローブで戦うので、インパクトの瞬間だけ拳を握りこむというスタイルで教えてくださるんですね。それが自分に合っていると思います」

――だからこそ下がることもなく、無理に詰めることもなく、自分の一定の距離を保つことができるのですね。

「ただ『つまらない試合』になっているんじゃないかとも思っていて。そのもどかしさは、常に感じています。言い方が正しいかどうか分からないんですけど、『喧嘩できる強さ』がないんですよね。でも、自分が徐々に強くなってきていることは実感しています。だから今後の目標は、今までの試合からもう一つ抜け出して、試合でフィニッシュしていくことです。それは松本光史選手との試合(※2022年3月に判定負け)ですごく感じて……。自分のスタイルにハマらないと勝てないし、観ている方もフラストレーションが溜まっていくんじゃないかと思いました」

――松本戦は駆け引きの点で松本選手に分があり、同じように駆け引きを得意とする相手に、その駆け引きで勝つことができなかったという印象が強いです。

「あの試合で得たものは大きくて――ポイント勝負しているだけではダメなんだと思いました。勝負しなければいけないところで勝負できるような、もっと上の次元に行かないといけない。もし松本戦で勝っていても、僕は何も変わらなかったです。次の粕谷戦では、一皮むけた自分を見せたいですね」

――前回のDARANI戦は、トップコントロールを意識して戦っていたように思います。その点では意識の変化を見せることができたのではないでしょうか。

「意識の変化は強かったのですが、それを試合で出し切ることができなかったです。プレッシャーはかけていたものの、すぐにグラウンドに持ち込んで……」

──とはいえ後ろ回し蹴りを連続して、姿勢を乱せばグラウンドで戦うのも当然かと。

「でもフィニッシュすることができなかったですし、自分の中でもフラストレーションが溜まりました(苦笑)。今年で28歳になるので、ここでもう一皮むけないとダメだと思います」

――では次の対戦相手、粕谷選手の印象を教えてください。

「粕谷選手は凄いですよね。勝った試合は全てKOか一本で。海外でも、誰が見ても『このままだと粕谷選手が負けてしまうな……』という状態から、打撃を効かせて逆転するとか、本当にカッコイイです。どちらかというと、僕が目指したいスタイルなんですよ(笑)。そういう選手を超えていきたいので、気合いが入っています」

――現在、粕谷選手がライト級3位で、葛西選手が4位につけています。今大会のメインでは久米鷹介×アキラのライト級王座統一戦が行われます。ここで粕谷選手に勝てば、次のチャレンジャーになることができるかもしれません。

「僕も今年が勝負であり、ここで勝たないと次はないと思っています。粕谷選手に勝って、年内にベルトを巻きたいですね」

――ご本人の試合の話からはズレますが、メインは久米選手とアキラ選手のどちらが勝つと思いますか。

「えっ……あぁ、そうか。すみません、メインのタイトルマッチのことは全く意識していなかったです。とにかく自分の試合のことしか見えていなくて。メインはどうなるんでしょうね――これは予想とかではなく、僕としては久米さんの強さを体感してみたいんですよ。あれだけ実績のある、偉大なチャンピオンなので。自分はそんなパンクラスのライト級で生き残ったらホンモノだと思うし、RIZINでも海外でも通用すると考えています。

だからこそ今、目の前にある試合で結果を残していきたいです。次の試合は、ぜひ生まれ変わった自分を見てください。MMAなので全局面で上回ります」

■視聴方法(予定)
2023年4月30日(日)
午後2時00分~ PANCRASE YouTube メンバーシップ、TIGET
午後1時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE、U-NEXT

The post 【Pancrase333】粕谷優介戦へ、葛西和希─02─「僕が目指したいスタイル。そういう選手を越えていきたい」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA MIKE MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase333 PRIDE YouTube キック パンクラス プロレス ボクシング 岡野裕城 粕谷優介 葛西和希

【Pancrase333】12月に流れた粕谷優介戦へ、葛西和希─01─「格闘代理戦争とネオブラで負けて良かった」

【写真】コツコツ、コツコツと励んでいる。戦い方から、その姿勢が伝わって来ていた選手のインタビューです(C)SHOJIRO KAMIKE

30日(日)、立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase333で、葛西和希が粕谷優介と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

この試合は昨年12月25日の横浜武道館大会で行われる予定だったが、葛西が練習中に肋骨を骨折して欠場に。代役として葛西のジムメイトである岡野裕城が粕谷と対戦した。仕切り直しとなったこの一戦の勝者が、メインのライト級王座統一戦の勝者に挑む可能性も十分にありうる。そんな運命を決する試合を前に、葛西にこれまでのキャリアとスタイルチェンジについて訊いた。


――昨年末の横浜武道館大会を前に、MMAPLANEでは横浜武道館大会に向けて葛西選手にインタビューさせていただくことが決まっていました。しかし葛西選手から「肋骨を……」というご連絡があり、インタビューも改めてセッティングと相成りました。

「あの時はすみませんでした……。僕なんかのインタビューをしてくださるということで、ご連絡を頂いた時は本当に嬉しかったです。なのに負傷してしまい、パンクラスや粕谷選手はもちろん、MMAPLANETさんにも申し訳なくて」

――いえいえ、本当に気にしないでください(苦笑)。その時のやり取りも今も、葛西選手が恐ろしいほど腰が低くて驚きました。ギャップがあるとは言われませんか。

「え、ギャップというと――」

――以前はロッドを巻いたような髪型でしたし、試合中も声を挙げながら左ミドルを蹴っているので、失礼ながらオラオラ系なのかと思っていました。

「あぁ、見た目はそんな感じでしたね(笑)。声を出しながら蹴るのは、ムエタイを練習しているからだと思います。ムエタイの練習では、ミットを蹴る時に声を出すよう言われるんですよ。だから試合でも声を出して蹴ったほうが、リズムや流れが良くなります」

――もともとMMAの前にキックボクシングをやっていたのですよね。

「はい。小学校3年生から高校まで柔道をやっていて、高校を卒業したあとに地元の青森から、仙台にある柔道整復師の専門学校に入ったんです。その頃からMMAをやりたいという気持ちを持っていました。でも仙台に引っ越した時、近くにMMAのジムがなくて……。その時にバイト先の先輩から『今まで柔道をやっていたのだから、まず打撃から始めてみてもいいんじゃない?』と言われて、近くにあった笹羅ジムというキックボクシングジムに入会しました。笹羅ジム時代にキックの試合を経験したあと、専門学校を卒業してMMAをやるために茨城のマッハ道場に入りました」

――なぜマッハ道場を選んだのでしょうか。

「専門学校へ通っている時、当時『マッハ整骨院』を開業したマッハさんが、SNSで『格闘技をしながら整骨院で働きたい人』を募集していたんです。自分もいずれは関東でMMAをやりたいと思っていたので、SNSを見て即マッハさんに連絡しました。その年の夏休みにジムを見学し、マッハさんからも『学校を卒業したらウチにおいで』と言ってもらえて」

――まさに絶好のタイミングでしたね。もともとMMAをやりたいと思ったキッカケは何だったのでしょうか。

「小学校の時に観たPRIDEですね。その前からプロレスが好きだったんですけど、プロレスラーがPRIDEで負けているのを見て、『プロレスよりも強い世界があるんだ……』と。特にヒョードルが『60億分の1の男』と呼ばれていて、強いヒョードルに憧れていました」

――マッハ道場で初めてMMAやグラップリングに触れた時、過去に経験していた柔道とは動きが違いませんでしたか。

「それは全く違いました。僕は運動神経もなく、センスも良くなかったんですよ。キックの試合も、ひたすらワンツーとローを続けて勝っていたぐらいで。ちゃんとした攻防は成り立っていなかったです。マッハ道場に来てグラップリングをやり始めてからも、すぐ首投げをやって、グラウンドに持ち込んでもバックを奪われて――という状態が続いていました。そんな時に『格闘代理戦争』で負けて、このままじゃ絶対にダメだと思ったんです。ずっと周りから言われてはいたものの、あの時に『ちゃんとMMAにアジャストさせていかないといけない』と考えることができるようになりましたね」

――葛西選手は2018年に、ABEMA TVの『格闘代理戦争 2nd SEASON』に出場し、2回戦で敗退しました。

「あの時はマッハ道場の中でアマチュアか若手で、65キロぐらいの体重で――ということで自分を選んでいただきました。最初は『チャンスだ!』と思いましたけど、あの時に負けていて良かったです。そう言ってしまうと、選んでくださったマッハさんにも、関係者の方々にも失礼かもしれないですが……。今もあの負けを忘れられなくて、ずっと練習を頑張ってくることができたのは間違いないです」

――『格闘代理戦争』に出場し、何か影響はありましたか。

「視てくれた方も多くて、反応も大きかったです。ただのいち選手としてアマチュアからプロになったというよりは、格闘代理戦争出身ということでプロデビュー後も知名度は違っていたかもしれません。ただ、いろいろと言う人もいましたし、言って当然だと思います。知名度に対して実力は見合っていなかったでしょう。でも僕としても『言いたい人は言えば良い。いつか見返してやる』と、そういった意見を糧にしていました」

――パンクラスでプロデビュー後に、ネオブラッド・トーナメント決勝で敗れました。当時は嫌な声も聞こえてきたのではないでしょうか。

「もちろんです。でも、そんなに気にしてはいませんでした。やることをやって、それでダメだったから頑張るしかない。一つは当時フェザー級で試合をしていて、減量がキツかったです。練習でも体重を落とすことに必死で、試合で勝つための練習ができていなかったと思います。そこから強くなるために、ちゃんとMMAをやるためにライト級に上げようと決めたんですよ。そうしたら練習からコンディションも良くなって、練習の成功体験も増え、それを試合で出すことができるようになりました。格闘代理戦争の次にネオブラ決勝で負けたことも、自分が成長するために良かったと思います」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
2023年4月30日(日)
午後2時00分~ PANCRASE YouTube メンバーシップ、TIGET
午後1時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE、U-NEXT

The post 【Pancrase333】12月に流れた粕谷優介戦へ、葛西和希─01─「格闘代理戦争とネオブラで負けて良かった」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA DEEP KAREN MMA MMAPLANET NØRI o ONE PANCRASE Pancrase332 Pancrase333 アキラ エジナ・トラキナス コルトン・キエルバサ ソルト ヌルジャノフ・ルスタムベック パンクラス パン・ジェヒョク 中島太一 久米鷹介 亀井晨佑 井村塁 修斗 岡野裕城 平田直樹 有川直毅 松岡嵩志 松本光史 海外 田島椋 石井逸人 秋葉太樹 端貴代 粕谷優介 葛西和希 藤沢彰博 藤野恵実 谷村泰嘉 透暉鷹

【Pancrase333】平田直樹が初出場、続々とガチガチ&ゴリゴリのカードの発表続く

【写真】平田の試合のリリースには、プレリミ出場と明記されている。この真意は──(C)MMAPLANET

4月30日(日)に立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase333で4階級のタイトルマッチに続くカードが、次々とアナウンスされている。

バンタム級王座統一戦=中島太一×田島椋戦、ライト級王座統一戦=久米鷹介✖アキラ、ストロー級クイーン・オブ・パンクラス・チャンピオンシップ=王者KAREN×挑戦者ソルト、フライ級クイーン・オブ・パンクラス・チャンピオンシップ=チャンピオン端貴代✖チャレンジャーNØRI──以外にこの9日間で10試合が明らかとなっている。

最新、本日18日(土)のリリースでは平田直樹のパンクラス初出場と渡辺譲明戦が発表されたばかりだ。


それ以前には10日(金)にフェザー級の亀井晨佑✖パン・ジェヒョク、11日(土)にライト級の松岡嵩志✖岡野裕城、12日(日)に同じくライト級の粕谷優介✖葛西和希、13日(月)にはフライ級の秋葉太樹✖谷村泰嘉、14日(火)にはバンタム級で石井逸人✖井村塁、15日(水)はライト級の松本光史✖ヌルジャノフ・ルスタムベックと女子ストロー級=藤野恵実✖エジナ・トラキナス、16日(木)にフライ級の有川直毅✖コルトン・キエルバサ、17日(金)は女子ストロー級の高本千代✖重田ホノカ、そして本日の平田✖渡辺が正式発表となった。

DEEPでデビューした平田は所属ジムと活動拠点を変え、米国MMA界の登竜門CFFCに挑むも敗北──。キャリアの仕切り直しはフェザー級に戻し、パンクラスに新天地を求めた。

藤野✖エジナは3月26日のPancrase332で組まれていたが、エジナの負傷でスライドされ、立川大会のカードに……結果的に厚みを加えることとなった。

亀井は一時期ONE FF出場の話も聞かれたが、日本とアジアを行き来するキャリアアップは困難だったのか。それでも暫定フェザー級KOP透暉鷹を相手に、しっかりと力を見せつけたパン・ジェヒョクとの対戦は確実にタフな戦いが予想され、実のあるマッチアップといえよう。

そのONE FFで藤沢彰博をRNCで一蹴したキエルバサが来日し、有川と戦うというのも興味深い。さらには海外勢では、中央アジア=キルギスから、松本と戦うルスタムベックに要注目だ。

加えてクリスマス大会からの仕切り直しの粕谷✖葛西戦、そのPanrcrase321で葛西の代役を買って出た岡野は松岡との試合が決まった。

さらに修斗で環太平洋を取り、世界を取り逃した石井のパンクラス再参戦=井村との顔合わせもトピックな一番だ。

高本✖重田のティーンエイジャー女子デビュー戦、高本&井村の出場は何気に立川色も加えておりながら、決して数合わせでない。そんなカードが並ぶPancrase333──MMAPLANET調べでは、『えっ、ここに来たのか』となるファイターの出場も決まっており正式発表が待たれる。

The post 【Pancrase333】平田直樹が初出場、続々とガチガチ&ゴリゴリのカードの発表続く first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase330 岡野裕城 粕谷優介 葛西和希

【Pancrase330】スクランブル出場の岡野を、粕谷がTD&バックコントロールからRNCで絞め落とす

【写真】粕谷は2試合連続、RNCで一本勝ち(C)MMAPLANET

<ライト級/5分3R>
粕谷優介(日本)
Def.1R4分47秒 by RNC
岡野裕城(日本)

葛西和希の怪我欠場により、葛西と同じマッハ道場所属のHEAT王者・岡野が粕谷と対戦することに。サウスポーの粕谷に左ジャブを突く岡野。粕谷は距離をとって左右ローでけん制する。粕谷がダブルレッグで飛び込んだ。それをスプロールした岡野が、右腕を差し上げて粕谷をケージに押し込む。左オーバーフックから体勢を入れ替えた粕谷が、岡野の右足にシングルレッグで組むも、その瞬間に岡野が粕谷をケージに押し込んでいく。

ケージを背にした粕谷が、小内から足に組みつき、そのままバックに回った。腰を落としてディフェンスする岡野。粕谷は一度相手の腰を引いてからバックを狙う。ここはバックマウントには至らなかったが、バックからパンチを浴びせて、正対した岡野をシングルレッグでグラウンドに引きづりこんだ。

岡野の左足を巻き込んでバックに回る粕谷。パンチを当てて来る相手の右足を引いてマットに背中を着かせる。すかさずバックマウントを奪った粕谷は、右腕を首に回してRNCへ。鬼の形相で耐える岡野だったが、そのまま絞め落とされた

粕谷は「岡野選手は直前で試合を受けてくれて、ありがとうございました。クリスマスケーキを買うのを忘れてしまったので、早く帰ってケーキを買います」と、子供たちと記念撮影に収まった。


The post 【Pancrase330】スクランブル出場の岡野を、粕谷がTD&バックコントロールからRNCで絞め落とす first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA KAREN MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase330 RYO TSUNE YouTube シュウジ・ヤマウチ ソルト パンクラス パン・ジェヒョク 上田将竜 井村塁 伊藤盛一郎 山口怜臣 岡野裕城 新居すぐる 村山暁洋 林源平 水戸邉荘大 沙弥子 猿飛流 田嶋椋 田村一聖 粕谷優介 葛西和希 透暉鷹 長岡弘樹 雑賀ヤン坊達也 高木凌 鶴屋怜

【Pancrase330】計量終了(第1試合~第7試合)スクランブル発進の岡野も含めメイン出場選手に問題なし

【写真】さらっと7キロの減量といった岡野 (C)MMAPLANET

24日(土)午後12時45分より、東京都新宿区のサンエービル地下1階会議室で明日25日(日)に横浜市中区の横浜武道館で開催されるPancrase330の第1試合から第7試合に出場するファイター達の計量が行われた。

マッハ道場の同門、葛西和希が15日(金)に負傷し全治6週間という診断結果を受け急遽、代役を買って出て粕谷優介と対戦することになったHEATライト級チャンピオン岡野裕城は70.5キロでクリアしている。

「そんなに厳しくなかったですよ。ちょうど体重も落ちていて、7キロぐらいしか減量していないです」と常人の理解の範疇を越えた発言を涼しい顔で出来る岡野は、パンクラス初陣でどのようなファイトを見せることができるか。

ここでは計量直後の各選手のコメントをお届けしたい。

田村一聖
「明日はフィニッシュできるように頑張ります」

Ryo
「田村選手とはホントずっとやりたかったです。

明日、気持ちをしっかりと込めて頑張ります」


押忍マン洸太
「明日は思いっきり暴れます」

林源平
「ぶっとばします」

村山暁洋
「ずっとやるかもしれないと思っていた相手なんですけど。

凄いタフなんですけど、明日はフィニッシュで勝ちます」

長岡弘樹
「明日は根性を出して、魂を燃やして。

村山選手と戦いたいと思います」

高木凌
「明日の試合、死んでも勝ちます」

新居すぐる
「試合が決まってからずっと高木選手のことを考えてきたんで、明日は練習してきたことを全部出して勝ちにいきたいと思います」

岡野裕城
「えぇと……パンクラス・デビュー戦なんで、頑張ります」

粕谷優介
「また子供達に恰好良いところを見せます」

井村塁
「横浜のビッグマッチで組んでいただいて、ありがとうございます。

相手、佐久間選手なんですけど、自分らしくフィニッシュして良いクリスマスを迎えます」

佐久間健太
「久しぶりなんですけど、パンチを当てられるよう頑張ります」

沙弥子
「第1試合をやります、沙弥子です。世界で戦ってきた選手とこのタイミングで試合をすることは、一生の経験になると思います。明日は挑戦者という気持ちを忘れずに、攻め続けて勝ちたいと思います」

ジェニー・ファン
「最初に、このケージで戦う機会を与えてくれたパンクラスに感謝しています。私の対戦相手はとても強くて、とても良い選手です。明日の試合に期待しています。ベストと尽くします」

■視聴方法(予定)
2022年12月25日(日)
午後1時30分~ PANCRASE YouTube メンバーシップ
午後2時30分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE
午後2時30分~ U-NEXT

■ Pancrase330計量結果

※赤字選手名をクリックすると関連記事やインタビューに跳びます

<フライ級KOPC/5分5R>
[王者] 猿飛流:56.5キロ
[挑戦者] 鶴屋怜:56.45キロ

<フェザー級/5分3R>
透暉鷹:66.25キロ
パン・ジェヒョク:66.15キロ

<ライト級/5分3R>
雑賀ヤン坊達也:70.15キロ
シュウジ・ヤマウチ:70.45キロ

<バンタム級暫定王座決定戦/5分5R>
TSUNE:60.95キロ
田嶋椋:61.05キロ

<女子ストロー級/5分3R>
KAREN:51.85キロ
ソルト:52.45キロ

<フライ級/5分3R>
上田将竜:57.0キロ
伊藤盛一郎:56.95キロ

<フェザー級/5分3R>
田村一聖:65.75キロ
Ryo:65.35キロ

<ウェルター級/5分3R>
押忍マン洸太:77.4キロ
林源平:77.45キロ

<ウェルター級/5分3R>
村山暁洋:77.5キロ
長岡弘樹:76.75キロ

<フェザー級/5分3R>
高木凌:66.2キロ
新居すぐる:66.1キロ

<ライト級/5分3R>
岡野裕城:70.5キロ
粕谷優介:70.3キロ

<バンタム級/5分3R>
井村塁:61.4キロ
佐久間健太:61.55キロ

<女子アトム級/5分3R>
沙弥子:47.5キロ
ジェニー・ファン:46.55キロ

<フェザー級/5分3R>
加藤泰貴:65.95キロ
倉本拓也:66.25キロ

<バンタム級/5分3R>
矢澤諒:61.3キロ
木本海人:61.35キロ

<57.7キロ契約/5分3R>
水戸邉荘大:57.7キロ
金澤臣人:56.7キロ

<アマMMAバンタム級/3分3R>
山口怜臣:61.05キロ
岡田嵐士:60.95キロ

The post 【Pancrase330】計量終了(第1試合~第7試合)スクランブル発進の岡野も含めメイン出場選手に問題なし first appeared on MMAPLANET.