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かふぇ りどぅ あんぐいゆ@学芸大学

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学芸大学の駅前にある八百屋さん「ボラボラ」。日常的に見慣れた風景ですが、いつの日かその2階を見上げるとオシャレな喫茶店が入ってるじゃないですか。確かボラボラが運営する食堂が入っていたはず。。。

回り込んで見ると「かふぇ りどぅ あんぐいゆ」の看板。どこかで聞いたことのある名前だと思ったら、元々学芸大学駅近にあった喫茶店。それが駒沢に移転して、改めて2024年に学芸大学に帰ってきた、、、というわけでした。

前進のお店は行ったことがないので吸い込まれるように階段を上がって店内に。整然として清潔な店内は思ったよりも広くてカウンターとテーブル席。窓も大きいから陽の光がたっぷり入って視覚的にも気分的にも明るい。言うことなしの環境です。
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厨房を前にしたカウンターに座ると、ご主人の一挙手一投足がわかる特等席。コーヒーを淹れる場面も調理する姿もじっくり見られるアリーナ席最前列は貴重です。
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そんな中で何をいただくか。コーヒーはカプチーノ、アイリッシュに珈琲フロート、琥珀の女王なんてファンタジーなメニューも。フードはトースト、ケーキ、クロックムッシュにクロックマダムと意外にも豊富。迷いましたが、オ・レ・グラッセを注文しました。

ミルクとコーヒー。白と黒のきれいな二艘構造。断面がきっかり分かれているオ・レ・グラッセを出す喫茶店はよい喫茶店という私の勝手な法則は正しかった。濃いめのコーヒーがミルクでマイルドになっていくグラデーションを楽しみました。

馴染みのある学芸大学の駅前の喧騒を背にしてコーヒーを飲む贅沢なひととき。夜9時まで営業しているのもうれしい。早く帰れた日のご褒美にまた寄ろう。
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神田伯剌西爾@神保町

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神田伯剌西爾。いかにも強そうな名前。でも何て読んだらいいのやら。読み方は「かんだぶらじる」。その名前の通り、神田(神保町)エリアにあって、コーヒーにこだわった老舗の喫茶店です。
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創業は1970年。50年の伝統は店頭の看板と暖簾からもしみじみと漂ってきます。暖簾をくぐって地下に降りると左右に分かれる店内。右が禁煙、左が喫煙スペース。私は無縁ですが、愛煙家にはこのご時世ありがたいオアシスです。
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コーヒー好きなら黙ってぶらじる特製ブレンドやストレートコーヒーを注文するところですが、子供舌の私はコーヒーフロート。苦み走ったアイスコーヒーにちょっと甘めのバニラアイスが映える一杯をいただきました。
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そして神田伯剌西爾はケーキも美味い。自家製レアチーズケーキにシフォンケーキ、ベイクドチーズケーキという定番の他に、コニャックショコラ、サンマルクといったちょっと耳馴染みのないメニューも並びます。

この日のチョイスはサンマルク。バターの効いた生地でチョコクリームと生クリーム?をサンドした甘党必見のケーキです。こりゃブラックコーヒーのお供に最高でしょうね。コーヒーとケーキが美味しい喫茶店はよい喫茶店。50年以上も喫茶店激戦区で愛される理由がわかりました。
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レストラン東洋@浅草

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コロナ禍で人もまばらなタイミングを狙ってちょこちょこ通っていた浅草。いつもは激混みの観光地や有名店にもスイスイ歩ける貴重な機会だったとちょっとだけ懐かしんでいます。

そんな浅草で印象深かったのがレストラン東洋で食べたメリーパフェ。サンタクロースの顔を模したパフェがあると聞きつけて、それ一択でお店へと向かいました。

店頭も店内もまさに昭和レトロ。狙ってレトロ調にしたわけでもなく、生まれつき昭和だった感のある店内には若かりし頃の小林幸子が来店した時の写真が飾られているノスタルジー。歴史を感じさせられた一幕です。
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そんな雰囲気のある中でいただくメリーパフェ。噂通りサンタの顔だ!バニラアイスの顔にレーズンの目。鼻はチェリーのゼリーかな。コーンの帽子をかぶって、生クリームは白髭のイメージでしょうか。何から何までよく出来ています。

味は正真正銘のストレートなパフェ。奇をてらうわけでもなく、昭和のハイカラなパフェを楽しみました。子供は絶対喜ぶし、大人は童心に帰るだろうし、万人ウケ間違いなしですね。
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皇琲亭@池袋

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池袋と言えば池袋ウエストゲートパークのヤンチャなイメージがありますが、そのイメージを覆して気品のある喫茶店が皇琲亭。店内はちょっと照明を落としてバーのような雰囲気が漂います。アンティークなテーブルやイス、カップも品があって、池袋の喧騒の中にあることを忘れさせてくれます。
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そんなステキなお店を運営しているのはコーヒー豆を輸入販売する山下コーヒー。それがゆえに質の高い豆を炭火焙煎した本格的なコーヒーをいただく事が出来ます。
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シンプルなコーヒーももちろんいいですが、ぜひ飲みたいのが皇琲亭のオリジナルコーヒー アンブル ドゥ レーヌ。その名前からはどんなものか全く想像出来ませんが、見た目はもはやカクテルです。白と黒の二層構造の美しさ。これだけでテンションが上がってしまいます。

甘くて濃厚なコーヒーに生クリーム。シンプルなのに上品で深みのある味わい。やはりこれは素材の良さと組み合わせの妙って事か。皇琲亭でしか味わえない特別なコーヒー。池袋に行った時には欠かせない一杯です。
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純喫茶オリンピア@札幌

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2年ぶりの札幌。2年ぶりのオリンピア。2年前はコロナ禍で適度に空き席がありましたが、今となっては満員御礼。昼過ぎには待ってる人までいて、この日は泣く泣く出直しました。

再チャレンジした閉店間際。今度はギリギリセーフ。久しぶりに入ったオリンピアやっぱりは広々としていて雰囲気がある。あの広さの喫茶店が街中にあるのは北海道ならではでしょう。都内だったらこうはいきません。

テーブルやソファ、聞こえてくる黒電話の呼び出し音まで全てが古き良き喫茶店の証。札幌滞在時に2回しか行ってなかったくせに懐かしさすら感じましたもん。

一番奥のソファ席に案内されて何を注文するか。候補だったプリンは残念ながら完売。少しテンションが下がっていたら、なんとコーヒープリンがあるじゃないか!むしろそっちだ!一品目が決まりました。

飲み物はオリンピア名物のクリームソーダと決めていましたが色をどうするか。2年前は青だったから今回はスタンダードな緑かなと思っていたら期間限定のピンク(桜)があるじゃかいか。これだ!瞬時に2品が決まりました。
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まずはコーヒープリン。コーヒーの苦味が効いたオトナの味わい。カラメルと生クリームが程よくマイルドに整えてくれます。コーヒー好きには普通のプリンよりも気に入るんじゃないでしょうか。
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続いて桜のクリームソーダ。アイスクリームの上に桜の葉の塩漬け?が乗って桜の香りがふわふわと漂います。札幌にはちょっとだけ早いですが桜の季節がやってきました。グラデーションになっているグラスを混ぜながら飲むと桜の優しい甘さ。すっかり癒されました。

定番に甘んじる事なく、期間限定や新作メニューを出してくるとはさすが札幌を代表する老舗喫茶店。恐れ入りました。
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フルフル@広島

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広島出張中のある日。日中も夜間も仕事で自由に抜け出せないし、動くなら朝しかない!という事でモーニングを目当てに喫茶店散策。青と白のボーダーの日差しがおしゃれなフルフルに行ってきました。
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古き良き昭和の雰囲気を感じさせつつも、さりげなくおしゃれな感じはニューレトロと呼ぶべきか。黄色のソファーにステンドグラス。高級感のあるシュガーポットにティーカップ。全体が調和していて収まりがいい。インスタでフルフルをチェックすると、ぱっと見10代~20代の投稿が多いのが驚きでした。やっぱり全国各地でレトロブームなんだな。

朝イチでゆったりした雰囲気の中、注文したのはモーニング。焼きサンドイッチのセットをアイスコーヒーでお願いしました。
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気になる焼きサンドイッチ。薄めにスライスされた食パンをトーストして、中にはレタス、ハム、たまごをサンドした王道スタイルです。

カリカリとした心地よい食感の後にたっぷり入った卵がトロッと流れてくるのが至福の時。しっとりしたハムとシャキシャキのレタスの組み合わせも絶妙。パンをトーストするだけでサンドイッチの趣もずいぶん変わるものだな。。。

合間に飲むアイスコーヒーの安定感。そして食後に味わうフルーツでホッとひと息。ちょっとだけヨーグルトがかかっているのもうれしい仕掛け。このお店、ただものではない。清々しい気分でお店を後にしていざ出勤。こういう朝もいいもんだ。
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ペガサス@白山

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白山にある老舗喫茶店ペガサスと言えばエメラルドゼリー。お店の名前を聞けばピンと来るスペシャリテがあるというのは強い。私もそれを目当てに滅多に行かない白山へと向かいました。
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有給を取った平日の朝。そのせいか店内はご近所のおじいちゃん、おばあちゃんの憩いの場。そんな中で大の大人がエメラルドゼリーという言葉を発するのが恥ずかしいったりゃありゃしない。でもせっかく来たペガサス。小声でひっそりと注文しました。
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しばらくして登場したエメラルドゼリー。白と緑の鮮やかな色合い。ヨーグルトドリンクの中にソーダ水で作ったゼリーが浮かぶ姿はまるで宝石です。こんなおしゃれな組み合わせを老舗喫茶店がするだなんて。。。

しかもグラスの上には生クリームとバニラアイス。もはや飲み物なのか食べ物なのかわかりませんが、見ても食べても美味しいデザートに出会いました。
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アマンド@六本木

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東京のオトナの待ち合わせ場所、六本木アマンド。地方出身者の私にとって、おしゃれなピンクの看板は憧れでもあり、敷居が高い存在です。今まで近づけずにいましたが、なんと期間限定でアマンド純喫茶メニューを提供しているじゃありませんか。しかも、東京喫茶店研究所 二代目所長 難波里奈さんが手掛ける純喫茶ジャーニーとのコラボ企画。これは間違いありません。思い切って禁断の扉を開けてみました。
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アマンド前の外観からしてもう純喫茶一色。ここまで徹底するかと思うくらいモデルチェンジされています。お店の中にあるケーキのショーケースも純喫茶感満載。色鮮やかな3色ゼリーにシュークリーム。入口に足を踏み入れただけで思わず惹きつけられてしまいます。
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でも今回のお目当てはよくばり純喫茶セット。コスモポリタンとサラダ、コーヒーゼリーがワンプレートになって、クリームソーダもついてくる。ひとりでも純喫茶の人気メニューを制覇出来るというまさによくばりなセットです。

コスモポリタンはてっぺんにのったうずらの目玉焼きが何ともかわいらしい。ねっとりした舌触りはトマトクリームソースかな。海老とソーセージ、マッシュルーム、ピーマンと具だくさん。口直しのサラダに苦み走ったコーヒーゼリーも良い組み合わせ。まさしく純喫茶いいとこ取りです。
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極めつけはキングオブ純喫茶・クリームソーダ。メロン、バナナ、ストロベリー&ローズの3種類から選ぶことが出来ます。私は柄にもなくストロベリー&ローズ。甘すぎず、程よく甘酸っぱい。純喫茶フルコースを締め括るに相応しい一杯でした。
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そしてせっかくなので思い出のゼリー3種セットもテイクアウト。喫茶店でおなじみのメロンソーダ、コーヒー、レモンソーダがゼリーになって登場。見ているだけでウキウキしてきます。ソーダ系のゼリーはシュワシュワ食感。コーヒーは本格的な味わい。上にのった生クリームとババロアがまた美味しくて顔がほころびます。帰宅後も楽しんだアマンドの純喫茶メニュー。第2弾を楽しみにしています。
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コーヒー カロ@学芸大学

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お決まりの散歩コース。学芸大学駅から祐天寺方面に歩いていくと線路沿いに雰囲気のあるコーヒーのお店を発見しました。お店の名前はコーヒー カロ。主張しすぎないさりげない外観と看板。シンプルで整然とした店内。何度も言って恐縮ですが、小林聡美や加瀬亮、市川実日子が働いてそうな雰囲気が漂っていたす。きっと美味しいコーヒーが出てくるに違いない。

週末にお店の前を通って定点観測すること数ヶ月。週を追う毎にお客さんが増えていくではありませんか。コーヒー好き、喫茶好きを呼び寄せるそこはかとないフェロモンが出てるのでしょう。オーブンして半年。わたしもついに引き寄せられてしまいました。

土曜日の午前中だというのにカウンターもテーブル席も埋まっている人気ぶり。辛うじてカウンターの端っこに座る事ができ緊張感が漂うわけでもなく、そうかと言ってガヤガヤしてるわけでもない。ほどよくおしゃべりの声が聞こえてくる雑踏感。一番落ち着くし、集中できるやつです。
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そんな中で何をいただくか。コーヒーはマストとして何か食べ物も。キャロットケーキかクロックムッシュかホットサンドかと悩んでいたら、モーニングセットとして「あんこ」があるじゃないですか。店員さんに聞くと、あんトーストだそうです。これにしよう!飲み物はアイスコーヒーでお願いしました。

まずはアイスコーヒー。ん?これは、、、水割り感覚?小さめのグラスに大きな丸っこい氷。そこにブラックのコーヒーが注がれています。それをストローなしでいただくスタイル。見た目はまんま水割りですよ。

周囲にミルクや砂糖はなし。これはこのまま飲めと言うことね。いただきましょう。。。キレキレ。キレ味鋭い澄み切ったブラックコーヒー。雑味がないスッキリした味のおかげで休日の脳みそが目覚めました。
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身も心も引き締まったところであんトースト。カリカリに焼き上げられた食パンにまずはバターだけ塗って一口。これだけでも十分美味いのにあんこが乗っかるだなんて、、、なんて贅沢なんでしょう。

あんこは甘すぎずに上品な味付け。もはやこれは上品な和菓子です。最初はちびちび乗せていましまが、せっかくなので後半は大盤振る舞い。ありったけのあんこを乗っけてかぶりつきました。そこに流し込むアイスコーヒー。甘くなった口の中がクリアになってさらに美味い。珈琲カロ。やるじゃないの。
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友路有@赤羽

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赤羽は埼玉、町田は神奈川。そのイメージはありますが、どちらもれっきとした東京都。今回はそんな赤羽に仕事で行ってきました。サクッと終えた帰り道。どうしても寄りたかったのが駅前にある喫茶店友路有です。友路有と書いてトゥモロー。絶対に読めない。。。もはや外国人力士の四股名か今時のキラキラネームですよ。

そんなハイカラな名前ですが中身は昔ながらの喫茶店。コーヒーやクリームソーダはもちろん、ハンバーグ、グラタン、オムライスなど純喫茶の定番メニューが勢揃いしています。しかも駅チカ。朝は5時半から年中無休で営業しているというから地元の人は重宝している事でしょう。まさに使い勝手のよい喫茶店の典型です。
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ソファにどっしり座ってさて何を注文するか。なかなか来れない赤羽。せっかくなのでらしいメニューを。そう思っていたら、店名が付いた友路有フロートがあるじゃないか。なんでもアイスコーヒーの上にバニラアイスと生クリームをのせてキャラメルソースをかけたオリジナルメニュー。これです!これにしよう。

苦味走ったコーヒーにバニラアイスと生クリームが溶け出して徐々に甘く、徐々に濃厚になっていく様がいい。そして時折香ってくるキャラメルソース。大して働いてないけど仕事で疲れた脳を癒すにはうってつけのフロートです。

すっかり満喫している間にテンポよく入ってくるお客さん。すると全員が全員ポークジンジャーを注文しています。まさかの名物?豚肉の生姜焼きと言わずにポークジンジャーと言うあたりにこだわりを感じます。次回はこれだ。でも、それまで我慢できそうもないから今夜はうちでポークジンジャーを食べよう。