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DEEP MMA UFC キック ボクシング 端貴代

UFC on ESPN+49:第4試合・モリー・マッキャン vs. キム・ジヨン

女子フライ級。

マッキャンはUFCデビュー戦で一本負けした後3連勝。しかしそこから2連敗中。イギリス・リバプールネクストジェネレーションMMA所属で、本来予定されていたイギリス大会では地元だった。今年2月の前戦ではラーラ・プロコピオに2R腕十字を極めかけた場面はあったものの、ずっとグラウンドで下になる展開で判定負け。試合後にグローブをマットに置いて退場したが、亡くなった父を追悼するために置いただけで、特に引退ではなかった模様。イギリスのアマチュアボクシング王者。

ジヨンはUFC3勝3敗。MMAのデビュー戦でいきなり杉山しずかとドロー。2戦目は端貴代とドロー。無敗のまま端貴代との再戦に勝利してJEWELSバンタム級王者に。なお、王座は返上しておらず、DEEP参戦から6年経つが、現在も王者である。UFCではデビュー戦で判定負けしMMA初黒星を喫するとフライ級に落としたものの、5戦で2度の計量失敗がある。キック韓国王者、ボクシング東洋太平洋王者。前戦まではランキングに入っていたが、アレクサ・グラッソ相手に打撃の手数が少ない展開で判定負けしランク外へ。

マッキャン間合いを詰めてパンチで攻める。四つに組んだジヨンだが倒せず離れた。マッキャンすぐに出る。組み付いたが首を抱えるとジヨンが脇をくぐりバックを狙う。引き剥がしたマッキャン。すぐに間合いを詰めるが、ジヨンのパンチをもらいダウン!すぐタックルで凌ぐマッキャン。投げを狙ったがジヨンこらえた。また四つから脇をくぐりバックへ。テイクダウンを狙うがマッキャンはケージでこらえる。ジヨンは投げを狙いつつ膝を入れていく。残り1分。背中に乗ろうとするジヨンだが乗れない。離れた瞬間にすぐ間合いを詰めてパンチで攻めるマッキャン。が、残り20秒で仕掛けたタックルは切られた。ホーン。

1Rのリプレイが流れるが、マッキャンのダウンはパンチではなくバッティング。ただレフェリーはノーチェックだったし、ジャッジも気づいていないのであればジヨンのラウンドになっているかもしれない。

2R。間合いを詰めてくるマッキャンにパンチを入れるジヨン。ノーガードで挑発しつつ出るマッキャンだがジヨンのパンチがヒットしている。右を入れたジヨン。マッキャンは前にはデルがパンチのヒットが少ない。休まず出るマッキャン。左がヒット。ケージを背負ったところでパンチを貰うジヨン。圧され続けて消耗しているか。残り30秒でケージに詰めたマッキャンがラッシュ。タックルへ。こらえたジヨンを後方に投げてテイクダウン。ホーン。

終盤の攻めでマッキャンのラウンド。

3R。出るのはやはりマッキャン。ジヨン距離を取りつつジャブ、ワンツーを入れる。マッキャンプレスしてケージに詰めてパンチを打ち込む。ジヨンも打ち返す。マッキャンがバックスピンキックをボディに入れる。残り30秒。マッキャン挑発しつつパンチで出る。ジヨンも打たれながら打ち返す。タイムアップ。

三者29-28でマッキャン勝利。

1Rはやはりジヨンか。マッキャンのバッティングでのダウンを無効にしたとしても、その後明らかにバッティングの影響で動きが落ちて攻められてラウンドを取られているのだから、これで2Rか3Rを落としてジヨンの勝ちになっていたら提訴してもおかしくない。

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ISAO MMA NØRI PANCRASE Pancrse324 RIZIN キック ジェイク・ムラタ 上田将竜 井村塁 小川徹 村山暁洋 猿飛流 秋葉太樹 端貴代 菊入正行 透暉鷹

【Pancrase324】続々、カード発表。暫定王者=小川✖上田トリロジー。井村はジェイクと真価問われる一戦

【写真】井村✖ジェイク。ジェイクのジェイク・シールズ地獄に対し、井村の柔術ベースの寝技という組技の構図は楽しみだ (C)MMAPLANET

26日(木)、パンクラスが10月17日(日)に東京都江東区のUSENスタジオコーストで開催するPancrse324の追加カードとして井村塁✖ジェイク・ムラタのバンタム級の一戦を発表した。

暫定フライ級クィーン・オブ・パンクラシスト・チャンピオンシップ=NØRI✖端貴代、ウェルター級暫定王座決定戦=菊入正行と村山暁洋に続き、フライ級でも暫定王者に認定された小川徹が、上田将竜の挑戦を受けることも決まるなど、連日のように新たなカードが明らかとなっている同大会。


5月の暫定王座決定トーナメント準決勝で小川は秋葉太樹に勝利し、上田は猿飛流に判定負けしていた。ところが王座決定戦に挑む予定だった猿飛流が負傷したため、パンクラスでは小川のトーナメント決勝を不戦勝とし、暫定王者に認定した。

その小川が暫定王座防衛戦として、過去0勝2敗(※1戦目は2017年8月にスプリット判定負け。2度目は2018年12月にハイキックでKO負け)の上田を相手に3度目の正直を目指す。

また上田としてもタイトル挑戦は先の決定トーナメント、2019年7月に暫定王座決定戦で翔兵に敗れており、これが3度目の正直となる。

さらに内村洋二郎が昨年11月のRIZIN参戦以来11カ月振りも実戦で透暉鷹と対戦するカードも決まっている。内村のパンクラス参戦は昨年2月──パンデミック前、1年8カ月振りの参戦となる。対する透暉鷹は、5月のRYO戦で十中八九勝利を手にしておきながら、残り1秒でギロチンにより、大逆転負けを喫して以来の再起戦となる。

今やJ-MMAにおいて、決して多くない王座防衛戦を行うISAOという座標軸があるパンクラス・フェザー級戦線だけに、上を目指すうえでベテラン相手に、遅れを取ることは許されない透暉鷹だ。

そして今日発表された井村とジェイクの一戦は、マニアックファン垂涎の一戦だろう。井村はデビュー以来、5試合連続フィニッシュ勝利中の期待の新鋭。対してジェイクはパンクラスでは昨年10月に、神田周一に通好みの渋い試合で勝利したものの、2カ月後にはNEXUSで森山壱政に敗れている。ジェイクとしては、寝技勝負ができる相手だけに意地を見せたい戦い。井村としてもジェイクのようなねちっこい、しぶとさのある相手と戦うことで、そのフィニッシュ力という部分で真価が問われる一戦となる。

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MMA NØRI PANCRASE Pancrse324 端貴代

【Pancrase324】重厚感=端貴代と回転系からの上下散らし&TD=NØRIが、暫定女子フライ級王座決定戦

【写真】意外というと失礼だが、命中度の高いNØRI の打撃(C)MMAPLANET

16日(月)、パンクラスが10月17日(日)に今年いっぱいで閉鎖が決定した東京都江東区のUSENスタジオコーストで、Pancrse324を開催とカード発表の第一弾を行っている。

今回明らかとなったカードが、暫定フライ級クィーン・オブ・パンクラシスト・チャンピオンシップ=NØRI✖端貴代だ。

同階級の正規王者シッジ・ホッシャは2019年4月に端を破ってベルトを巻いているが、コロナ禍において来日の目途がつかないため今回の暫定王座が設けられることとなった。


キャリア17年で26戦を積み重ねてきた大ベテランに対し、NØRIは長年在籍したチームDATEから、この7月にDARANI、法、華蓮とチーム・プラヴァージュラを立ち上げ、今回のタイトル戦に挑む。

プラバージュラのサンスクリット語で輝きを意味するPRAVAとダイヤモンドという意味のVAJRAを組み合わせた造語=PRAVAJRAで、これまで同様にマハラージャカルーリカ&ヨガをベースとした格闘術で戦っていくことが伺える。

一見スローモーに感じられる回転系や内回しの蹴りが、対戦相手を惑わす効果があるのか、NØRIはその前後に放たれるハイやローという上下に散らした蹴りの精度が高くなっている。そんな彼女はそこから要所でテイクダウンを決めるという戦いでライカに勝利して、今回のタイトル戦を手繰り寄せた。

(C)KEISUKE TAKAZAWA

端も直近のMMAファイトは、昨年7月のライカ戦の判定勝ちで、クインテットの組技戦を経て1年2カ月振りのMMA出場となる。

年齢差、キャリア差は明白で、過去の実績が判断材料となりがちだが、成熟度とノビシロという要素を切り取ると、現実はともにライカに判定勝ちと同一線上にあるという見方もできる。NØRIがライカ戦で見せたようなここ一番でのテイクダウンが、攻守ともに重厚感のある端にも通用するようだとベルトの行方は分からない暫定王座決定戦になりそうだ。

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ISAO Other MMA Result Pancrase316 アキラ ブログ ライカ 端貴代

【Pancrase316】試合結果 ISAOがアキラを完封。大会当日に抗体検査陽性→抗原検査陰性でファイト可

【写真】アキラを完封したISAO(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

24日(金)、Pancrase316が東京都江東区の新木場スタジオコーストで開催された。

メインはフェザー級KOPのISAOが同級に階級を落としてきたアキラを相手に打撃でリードし、テイクダウンを切って自らテイクダウンを決めるというパーフェクトゲームで判定勝ちを収めた。

セミのベテラン女子対決はテイクダウンから寝技で攻めた端貴代が、ライカのスタンドでの威力を封じこめ、貫禄の判定勝ちをしている。

なお同大会では大会当日に出場全選手に抗体検査が行われているが、2名がに陽性反応が出た。パンクラスでは抗体検査で当日に陽性が出れば出場停止という通達が選手になされていてが、オフィシャル・リングドクターが「抗原検査」を行い、陰性であったため出場が認められた。

抗体検査が過去に感染した痕跡を探す検査であるのに対し、抗原検査はウイルスそのものを有無を検査するものでPCR検査と比較して感度は劣り、偽陰性が多くなるとされているが、短時間で結果が出る点(※PCRは感度は高いが、結果ができるのに現状で中2日とされる)と特別な検査機器や試薬を必要としないこと(で安価である)で、パンクラスでは採用された背景がある。

精度の高いPCR検査では大会までの間隔が空く、抗原検査では偽陰性が出る確率が上がる。現状、パーフェクトはなくとも各プロモーションでベストとされた選択をし、試合という場が創られている。

Pancrase316
<ネオブラッドTミドル級1回戦/5分3R>
○廣野雄大(日本)3R
判定
×山下剛(日本)
<ネオブラッドTミドル級1回戦>
○荒井勇二(日本)3R
判定
×村元佑成(日本)
<ネオブラッドTライト級1回戦/5分3R>
○中田大貴(日本)3R
判定
×春川広明(日本)
<ネオブラッドTライト級1回戦/5分3R>
○狩野優(日本)1R1分47秒
TKO
×鹿志村仁之介(日本)
<ネオブラッドTフェザー級2回戦/5分3R>
○井上雄斗(日本)2R4分17秒
TKO
×DARANI DATE(日本)
<ネオブラッドTバンタム級2回戦/5分3R>
○宮島夢都希(日本)3R1分22秒
TKO
×大谷啓元(日本)
<ネオブラッドTフライ級2回戦>
○山中憲次(日本)3R
判定
×井上暉也(日本)
<ネオブラッドTフライ級1回戦>
○坪内一将(日本)1R3分58秒
RNC
×田代悠生(日本)
<ネオブラッドTフライ級1回戦/5分3R>
○梅川毒一郎(日本)1R2分50秒
TKO
×西村大輝(日本)
<フェザー級/5分3R>
○ISAO(日本)3R
判定
詳細はコチラ
×アキラ(日本)
<女子フライ級/5分3R■>
○端貴代(日本)3R
判定
詳細はコチラ
×ライカ(日本)
<ウェルター級/5分3R>
○菊入正行(日本)2R2分35秒
TKO
詳細はコチラ
×中村勇太(日本)
<フライ級/5分3R>
○杉山廣平(日本)2R4分06秒
RNC
詳細はコチラ
×有川直毅(日本)
<バンタム級/5分3R>
○花レメ紋次郎TK(日本)3R
判定
×平岡将英(日本)
<バンタム級/5分3R>
○土肥潤(日本)3R
判定
×関原翔(日本)
<フェザー級/5分3R>
○透暉鷹(日本)1R3分12秒
RNC
×小森真誉(日本)
<ライト級/5分3RR>
○葛西和希(日本)2R2分14秒
TKO
×平良信一(日本)
<フライ級/5分3R>
○安永有希(日本)3R
判定
×聡-S DATE(日本)
<フェザー級/5分3R>
○櫻井裕康(日本)3R
判定
×風間敏臣(日本)
<バンタム級/5分3R>
○聖王DATE(日本)2R3分55秒
ギロチンチョーク
×力也(日本)
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J-CAGE Pancrase316 Report ブログ ライカ 端貴代

【Pancrase316】鉄女対決は、総合力で端貴代がライカからフルマークの判定勝ち納める

【写真】組み技でしっかりと勝ち切った端(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

<女子フライ級/5分3R>
端貴代(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ライカ(日本)

ワイドスタンド、重心を低く構える端に対し、ライカはクラウチングでジャブを伸ばす。慎重な立ち上がりの両者、端が右を伸ばす。細かい右で迎え打とうとしたライカも右ストレート、端がこのタイミングで組みつく。右を差してケージに押し込んだ端が、崩しにかかる。

一度ヒザを着かされながら立ち上がり、体を入れ替えたライカは、ボディ&顔面にパンチを纏める。連打を被弾した端が組んでケージへ。右腕を差しあげてテイクダウンを決める。サイドを取った端はスクランブルでバックに回り、落とされそうになりながら腕を狙う。このままバックを取った端が、アゴの上からのRNCもライカは後方へパンチを入れて時間に。ジャッジは3者とも端のラウンドとした。

2R、ライカが荒いショートフック、すかさず端が組んでケージへ押し込む。右を差して体を入れ替えたライカだが、端は押し返しバックを伺いずつ子外掛けでテイクダウンへ。尻もち&ケージを背負って座るライカが立ち上がる。つま先が正面を向いたライカは、ボディにパンチを打っていくが、右を差しあげられテイクダウンを取られる。端はアメリカーナで左腕を捻り、極まらないと判断するやマウント狙いに。嫌がって動いてライカのバックに回る端は、ライカを泳がせてサイドに戻る。

残り30秒で立ち上がり、シングルを狙ったライカは頭を落とされ腹ばいにされる。端はバックを取り、両足をフック。この回も端が3票をまとめた。

最終回、KOか一本が必要になったライカに対し、端は打たせて組みへ。離れたライカはワンツーからスリーを伸ばすが、距離が遠い。踏み込んでワンツーを見せるライカ、端は左に回りながら右を受けそうになる。前蹴りを見せた端に対し、ライカは右ストレートもブロックされる。左ジャブから右を放って前に出る端は、頭から突っ込むようにパンチを振るう。

体を振ってパンチを繰り出すライカだが、残り1分30秒でテイクダウンを許してしまう。このまま背中をつけていると、勝ち目がないライカのスクランブルに端はバックへ。立ちあがっても背中を譲ったままのライカは胸を合わせるもケージに押し込まれ、ワキを潜った端がバックに回り、後方に倒れ込みながらトップを奪取し試合をまとめた。

フルマークで判定勝ちした端は「気持ちが大切」と話した。


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Interview J-CAGE Pancrase316 ブログ ライカ 端貴代

【Pancrase316】本日、端貴代と戦うライカ──「MMAファイターとして認めて貰える試合がしたい」

【写真】もう5年ぐらい取材をさせてもらっているライカだが、『○○さんに名前聞いて、覚えましたよ。高島さん!!』とドラゴンボールのマスク越しに。この発言も、もう3度目ぐらいだ……(C)MMAPLANET

24日(日)、東京都江東区のスタジオイーストで開催されるPancrase316でライカが端貴代と対戦する。

計量後の取材中も、いつもと変わらず明るい彼女だが、この間に行ってきた調整など、女子ボクシングの世界で頂点を究め、MMAをイチからスタートさせた彼女の格闘技に対するスタンスが伺いしれた。

目標としていた端との試合では、MMAファイターとして認めてもらう試合をする──というライカ、周囲は彼女を既にMMAファイターと思っていることは間違いない。


──いつも明るく、元気なライカ選手です(笑)。こんな時期だからこそ、努めて明るく振舞われているということはありますか。

「振舞ってはいないんじゃないですか(笑)」

──地のままだと(笑)。今回の試合は人類が経験したことのない状況が続いています。コロナウィルス感染拡大後、どのように過ごされていましたか。

「ジムが休みになったりしても、いつでも試合ができるように自分で考えてやってきました。近くに1人で練習できる場所を借りたりして。ずっと古傷を抱えた状態で試合を続けてきたので、治療というか……休ませる時期がなかったです。なので、逆にチャンスと思ってリハビリ的なトレーニングをしていました。

より良くなるために何をするのか。コロナの状況で今までと同じ練習ができなくても、やれることがある。またデキるようになった時にパフォーマンスが上がっていることを考えて……それが正しいことかは分からなかったですけど、自分のなかで必要だと考えたことをやっていまいた」

──ライカ選手は天然キャラで自分たちも伝えさせてもらっていたのですが、それだけじゃないと読者の皆さんにも分かってもらえるかと思います。

「アハハハハ。ある意味、ようやく治すチャンスだとは思いました。だから長南会長から『ミットを持つから、ジムに来いよ』って誘っていただいたのですが、自分で練習したいことがあるのでってお断りしたんです。

自分でデキる練習、それって普段はなかなかできることじゃないので」

──もちろん、その考えにも同意しますが……長南さんの反応が気になるところです。

「凄く怒られました(笑)」

──いつ頃、長南さんとの練習は再開したのでしょうか。

「本当は6月からジムを開けることができるようになったので、自分はTribe Tokyo MMAの一般会員として他の会員さんと同じ時期に戻ろうと思っていたんです。その時になったらまた会長に練習を見てもらおうと。でも長南会長が入院されて……。結局、6月の終わりごろからですね、一緒にやらせていただいたのは」

──計画通り、パフォーマンスは上がっていましたか。

「いやいやいや……ボロカスに言われました(笑)。ダメでしたね……。もういつも通りで……。正直、まだ途中です。完調ではないので。それでもこの期間にできるようになったことはありますし、基本中の基本なんですけど……体は一番大切なことなので。

そこができないのにずっと試合をしていたから、デキることも限られていました。それが試合中のパフォーマンスに影響していました。自分のやりたいことをするには、治す必要があると思っていたので……良い時間を過ごさせてもらいました」

──そして、端貴代選手との一戦です。

「自分にとって端さんは、いつか戦いたいと思っていた相手です。やっと端さんに挑戦できるところまで来ることができました。自分はチャンピオンを目指しているので、絶対に越えないといけない存在です。

たまたまランキングは入れ替わっていますが、端さんと戦う私はチャレンジャーです」

──MMAファイターとして、何をぶつけたいですか。

「もちろんボクサー・ライカが持つ武器も全て出してきたいですけど、私はもうボクサーじゃなくてMMAファイターです。ボクシング、パンチだけと思われているかもしれないですが、もうそろそろMMAファイターとして認めて貰える試合がしたいです」

■ Pancrase316計量結果

<フェザー級/5分3R>
ISAO:65.8キロ
アキラ: 65.1キロ

<女子フライ級/5分3R>
ライカ: 56.4キロ
端貴代:56.15キロ

<ウェルター級/5分3R>
中村勇太:77.3キロ
菊入正行:76.65キロ

<フライ級/5分3R>
杉山廣平:56.85キロ
有川直毅:56.9キロ

<バンタム級/5分3R>
平岡将英:61.4キロ
花レメ紋次郎TK:61.1キロ

<バンタム級/5分3R>
土肥潤:60.35キロ
関原翔:60.95キロ

<フェザー級/5分3R>
小森真誉:65.3キロ
透暉鷹:65.5キロ

<ライト級/5分3R>
平良信一:70.2キロ
葛西和希:70.05キロ

<フライ級/5分3R>
安永有希:56.95キロ
聡-S DATE:56.4キロ

<フェザー級/5分3R>
櫻井裕康:65.15キロ
風間敏臣:64.6キロ

<バンタム級/5分3R>
力也:60.8キロ
聖王DATE:60.2キロ

<ネオブラッドTミドル級1回戦/5分3R>
山下剛:82.35キロ
廣野雄大:82.9キロ

<ネオブラッドTミドル級1回戦/5分3R>
村元佑成:83.0キロ
荒井勇二:83.55キロ

<ネオブラッドTライト級1回戦/5分3R>
春川広明:68.65キロ
中田大貴:69.85キロ

<ネオブラッドTライト級1回戦/5分3R>
鹿志村仁之介:68.95キロ
狩野優:69.15キロ

<ネオブラッドTフェザー級2回戦/5分3R>
井上雄斗:65.1キロ
DARANI DATE:65.5キロ

<ネオブラッドTバンタム級2回戦/5分3R>
宮島夢都希:60.7キロ
大谷啓元:60.8キロ

<ネオブラッドTフライ級2回戦/5分3R>
山中憲次:56.15キロ
井上暉也:56.45キロ

<ネオブラッドTフライ級1回戦/5分3R>
田代悠生:56.3キロ
坪内一将:55,85キロ

<ネオブラッドTフライ級1回戦/5分3R>
西村大輝:56,65キロ
梅川毒一郎:56.2キロ

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Interview J-CAGE Pancrase316 ブログ ライカ 端貴代

【Pancrase316】ライカと鉄の女対決、端貴代「デキない環境のなかで、やれることはしっかりできる」

【写真】いつも笑みをたたえているような雰囲気がある端 (C)MMAPLANET

24日(日)、東京都江東区のスタジオイーストで開催されるPancrase316のセミでライカと戦う端貴代。

ずばりレジェンド対決と呼ばれる──鉄の女の顔合わせは、女子フライ級トップ戦線に生き残りをかけたシビアなマッチアップだ。そんな対戦を前に4月、5月と2度に渡る延期を経験した端は、ライカ戦の実現を待つ期間に『気付き』があったという。


──去年の9月以来、10カ月振りの実戦になりました。4月、5月と流れた結果の明日の試合となります。

「試合が流れたのはコロナ感染拡大の時期で、今よりも怖かったですし、このタイミングでは試合はできないなと納得はしていました。4月の時にはギリギリできるかどうかという気持ちもありましたが、5月の時は致し方ないという気持ちでした」

──その間、試合の準備はできていたのでしょうか。

「緊急事態宣言の時はジムも開いていないですし、練習環境は整っていない状況だったので、私も自粛をしていた感じです。緊急事態宣言が解除されてから練習も再開できたので、今はちょうど良い感じで仕上がってきます」

──感染者が増えている状況で、練習を続け減量をしてきたかと思います。

「もう自分の体を信じるしかなかったです(笑)。ただコロナ感染で試合ができなかったことで、自分のなかで気付けたことは多かったです。試合があると見過ごしてきたことと見つめ合えた期間でした。

時間の使い方が変わったこともあり、これまでは考えていなかったところにも意識がいきました。なのでデキない環境のなかで、やれることはしっかりできる。そのことを学べた期間でもありました」

──キャリアのこの段階にきてライカ選手との対戦。どのように捉えていますか。

「ライカさんがMMAを戦うようになってから、ずっと気になっていた選手なので戦えることになって楽しみでした。打撃はもちろん強いですけど、MMAの際の攻防を身に着けておられるので気は抜けないです」

──私はMMAをずっとやってきたんだという想いはありますか。

「う~ん、そうですね……寝技ですかね(笑)」

──ゴキブリが飛んでいる、くっさいジムで寝技やってきたんだぞ、と(笑)。

「アハハハ。そういう気持ちが試合中に出せれば良いですね。自分を出せる試合をしたいです」

──自分を出せるというのは、どういう戦い方でしょうか。

「自分は寝技に持ち込んで一本を取るという試合をしてきたのですが、なかなかそこに執着できない試合が続いたので、そこを追求し実行したいです。最後は打撃でやるしかないという気持ちはあるのですが、それまでは一生懸命食らいつきたいです。

そうしていれば、もっとやれたことがあるんじゃないかと……。今回はそういう部分で、やり切りたいです」

■ Pancrase316計量結果

<フェザー級/5分3R>
ISAO:65.8キロ
アキラ: 65.1キロ

<女子フライ級/5分3R>
ライカ: 56.4キロ
端貴代:56.15キロ

<ウェルター級/5分3R>
中村勇太:77.3キロ
菊入正行:76.65キロ

<フライ級/5分3R>
杉山廣平:56.85キロ
有川直毅:56.9キロ

<バンタム級/5分3R>
平岡将英:61.4キロ
花レメ紋次郎TK:61.1キロ

<バンタム級/5分3R>
土肥潤:60.35キロ
関原翔:60.95キロ

<フェザー級/5分3R>
小森真誉:65.3キロ
透暉鷹:65.5キロ

<ライト級/5分3R>
平良信一:70.2キロ
葛西和希:70.05キロ

<フライ級/5分3R>
安永有希:56.95キロ
聡-S DATE:56.4キロ

<フェザー級/5分3R>
櫻井裕康:65.15キロ
風間敏臣:64.6キロ

<バンタム級/5分3R>
力也:60.8キロ
聖王DATE:60.2キロ

<ネオブラッドTミドル級1回戦/5分3R>
山下剛:82.35キロ
廣野雄大:82.9キロ

<ネオブラッドTミドル級1回戦/5分3R>
村元佑成:83.0キロ
荒井勇二:83.55キロ

<ネオブラッドTライト級1回戦/5分3R>
春川広明:68.65キロ
中田大貴:69.85キロ

<ネオブラッドTライト級1回戦/5分3R>
鹿志村仁之介:68.95キロ
狩野優:69.15キロ

<ネオブラッドTフェザー級2回戦/5分3R>
井上雄斗:65.1キロ
DARANI DATE:65.5キロ

<ネオブラッドTバンタム級2回戦/5分3R>
宮島夢都希:60.7キロ
大谷啓元:60.8キロ

<ネオブラッドTフライ級2回戦/5分3R>
山中憲次:56.15キロ
井上暉也:56.45キロ

<ネオブラッドTフライ級1回戦/5分3R>
田代悠生:56.3キロ
坪内一将:55,85キロ

<ネオブラッドTフライ級1回戦/5分3R>
西村大輝:56,65キロ
梅川毒一郎:56.2キロ

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【Pancrase316】計量終了 フェイスオフは✖。出場40選手が試合前に抗体検査を受けてデカゴンへ

【写真】メインのISAO✖アキラ、ルールミーティング終了後に1名ずつに向きあったつもりでポーズをとってもらい──フェイスオフ撮影とさせてもらった(C)MMAPLANET

23日(木)、東京都新宿区サンエービル会議室で明日24日(日)、江東区スタジオイーストで開催されるPancrase316の計量が行われた。

顔認証・高速検温器が採り入れ、計量会場入りする選手、セコンド、関係者の全員の体温が測れた今回の公式計量は、これまでの会場よりも大きな会議室を使用し、従来通りメインカードとプレリミ出場選手の2グループに分けられて実施された。
Special Thanks to Ms.Yukiyo Fujimura


また体重を測った後にフェイスオフはなく、正面を向きソーシャルディンタンスをとって撮影という流れで計量は進んだ。

メイン及びプレリミ出場の全40選手は、大会1週間前までに抗体検査実施し、陽性者は何らかのPCR検査実施を実施。ここで陽性となった選手は出場停止に。

1週前までの抗体検査で陰性だった選手と、抗体検査では陽性でもPCR検査で陰性だった選手は試合当日のメディカルチェック時に──迅速結果判明となる抗体検査を受けることが義務付けられている。ここで陽性となった選手は罹患しているので、出場停止に。陰性者が試合出場となる。

なお1週間前までの抗体検査で陽性だった選手はおらず、今日の計量失敗もなし、40人の選手が試合前に抗体検査をもう一度受ける。また全出場選手にマスク一箱(※50枚入り)が配られている。

■ Pancrase316計量結果

<フェザー級/5分3R>
ISAO:65.8キロ
アキラ: 65.1キロ

<女子フライ級/5分3R>
ライカ: 56.4キロ
端貴代:56.15キロ

<ウェルター級/5分3R>
中村勇太:77.3キロ
菊入正行:76.65キロ

<フライ級/5分3R>
杉山廣平:56.85キロ
有川直毅:56.9キロ

<バンタム級/5分3R>
平岡将英:61.4キロ
花レメ紋次郎TK:61.1キロ

<バンタム級/5分3R>
土肥潤:60.35キロ
関原翔:60.95キロ

<フェザー級/5分3R>
小森真誉:65.3キロ
透暉鷹:65.5キロ

<ライト級/5分3R>
平良信一:70.2キロ
葛西和希:70.05キロ

<フライ級/5分3R>
安永有希:56.95キロ
聡-S DATE:56.4キロ

<フェザー級/5分3R>
櫻井裕康:65.15キロ
風間敏臣:64.6キロ

<バンタム級/5分3R>
力也:60.8キロ
聖王DATE:60.2キロ

<ネオブラッドTミドル級1回戦/5分3R>
山下剛:82.35キロ
廣野雄大:82.9キロ

<ネオブラッドTミドル級1回戦/5分3R>
村元佑成:83.0キロ
荒井勇二:83.55キロ

<ネオブラッドTライト級1回戦/5分3R>
春川広明:68.65キロ
中田大貴:69.85キロ

<ネオブラッドTライト級1回戦/5分3R>
鹿志村 仁之介:68.95キロ
狩野優:69.15キロ

<ネオブラッドTフェザー級2回戦/5分3R>
井上雄斗:65.1キロ
DARANI DATE:65.5キロ

<ネオブラッドTバンタム級2回戦/5分3R>
宮島夢都希:60.7キロ
大谷啓元:60.8キロ

<ネオブラッドTフライ級2回戦/5分3R>
山中憲次:56.15キロ
井上暉也:56.45キロ

<ネオブラッドTフライ級1回戦/5分3R>
田代悠生:56.3キロ
坪内一将:55,85キロ

<ネオブラッドTフライ級1回戦/5分3R>
西村大輝:56,65キロ
梅川毒一郎:56.2キロ

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ISAO J-CAGE News Pancrase316 アキラ ブログ ライカ 端貴代

【Pancrase316】対戦カード いよいよ金曜日に、パンクラスが5カ月振りの大会開催!!

【写真】フェザー級KOPのニューノーマルの一歩はノンタイトル戦から(C)MMAPLANET

2020年7月24日(金)
Pancrase316
東京都台東区
新木場スタジオコースト

■視聴方法(予定)
7月24日(金・日本時間)
午後2時45分~ Abema TV格闘チャンネル

■ 対戦カード

<フェザー級/5分3R>
ISAO(日本)
アキラ(日本)

<女子フライ級/5分3R>
ライカ(日本)
端貴代(日本)

<ウェルター級/5分3R>
中村勇太(日本)
菊入正行(日本)

<フライ級/5分3R>
杉山廣平(日本)
有川直毅(日本)

<バンタム級/5分3R>
平岡将英(日本)
花レメ紋次郎TK(日本)

<バンタム級/5分3R>
土肥潤(日本)
関原翔(日本)

<フェザー級/5分3R>
小森真誉(日本)
透暉鷹(日本)

<フライ級/5分3R>
安永有希(日本)
聡-S DATE(日本)

<フェザー級/5分3R>
櫻井裕康(日本)
風間敏臣(日本)

<ネオブラッドTライト級1回戦/5分3R>
春川広明(日本)
中田大貴(日本)

<ネオブラッドTライト級1回戦/5分3R>
鹿志村 仁之介(日本)
狩野優(日本)

<ネオブラッドTフェザー級2回戦/5分3R>
井上雄斗(日本)
DARANI DATE(日本)

<ネオブラッドTバンタム級2回戦/5分3R>
宮島夢都希(日本)
大谷啓元(日本)

<ネオブラッドTバンタム級1回戦/5分3R>
田中ハヤトスネ夫(日本)
道端正司(日本)

<ネオブラッドTフライ級2回戦/5分3R>
山中憲次(日本)
井上暉也(日本)

<ネオブラッドTフライ級1回戦/5分3R>
田代悠生(日本)
坪内一将(日本)

<ネオブラッドTフライ級1回戦/5分3R>
西村大輝(日本)
梅川毒一郎(日本)

<ネオブラッドTストロー級2回戦/5分3R>
山北渓人(日本)
佐原弘汰(日本)

<ネオブラッドTストロー級1回戦/5分3R>
堀内浩介(日本)
大貴(日本)

<バンタム級/5分3R>
力也(日本)
聖王DATE(日本)

カテゴリー
ISAO J-CAGE News Pancrase316 アキラ ブログ ライカ 中村勇太 端貴代 菊入正行

【Pancrase316】ISAO✖アキラ=7月26日大会。観戦のための感染予防対策の概要発表

【写真】写真はイメージです (C)t.SAKUMA

26日(金)、パンクラスより7月24日(日)に東京都江東区の新木場スタジオコーストで開催されるPancrase316観戦に関する感染予防対策、その概要が発表された。

◇開場前に座席、各手すり、トイレ、ドアの取手等、観客の手に振れやすい箇所を高濃度アルコール(66パーセント以上)消毒を行う。

◇AI顔認証・非接触タイプの体温検出ソリューション(サーモグラフィー)にて施設入場時に検温を実施。37.5度以上の熱がある者は、いかなる理由があっても入場不可。

◇5歳以上の観戦者はマスク着用の義務。マスク着用でない感染者は入場不可。1人につき、1枚のマスクの配布はなされる。

◇観客が入場する時に必ず手指の消毒を行う。各所に消毒液を用意しているので、こまめに手指の消毒を。

◇観覧席は前後左右を空けた席配置、又は距離を置く事と同等の効果を有する措置等を行う。

◇列をなす必要のある場合、立ち見観戦の際は1メートル以上の間隔をあける。

◇やむをえず1メートル以上ソーシャルディスタンスがとれない場所では、大声での会話を控える。

◇物販スタッフの手渡しによるパンフレット配布は行わない。各自で手に取る。

◇選手・スタッフも同様の感染予防対策を徹底して行う。

◇施設内は十分な換気を行う。

◇37.5度以上の発熱、咳、呼吸困難、全身倦怠感、咽頭痛、鼻汁・鼻閉、味覚・嗅覚障害、眼の痛みや結膜の充血、頭痛、関節・ 筋肉痛、下痢、嘔気・嘔吐がある場合は入場禁止。

◇過去2週間以内に、発熱や風邪で受診や服薬等をした方、海外への訪問歴のある方、以上の方と濃厚接触した方はご来場を控える。

同大会ではフェザー級KOPのISAOが、ライト級から階級変更のアキラと対戦するメインイベントを始め、鉄の女対決=ライカ✖端貴代、ウェルター級の中村勇太✖菊入正行戦を始め、メインカードが8試合とプレリミ、ネオブラTが組まれており、階級は北米ユニファイドが採用していることから前日計量が実施されると思われる。計量とイベント両日、20試合におよぶ出場選手とセコンドの出入りがある会場内、競技者側への安全対策も──日本の格闘技界が足並みを揃えるために──気になるところだ。