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【RIZIN LANDMARK05】「長くは続けないことはハッキリしています」浅倉カンナ戦前のV.V Mei─02─

【写真】3月3日の会見で、顔を合わせている両者。3週間後にはケージで相対する(C)MMAPLANET

29日(土・祝)に代々木第一体育館で開催される『RIZIN LANDMARK05』で、浅倉カンナと対戦するV.V Meiのインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

RIZIN参戦の理由を訊くと、V.V Meiは「キャリアの最後」という言葉を口にした。ONEでの3連敗から国内復帰だからといって、彼女の中に決してマイナスな感情はない。明るい未来のために――ハッキリとそう語るV.V Mei。そんな彼女は次の対戦相手である浅倉や、RIZIN王者の伊澤星花など新世代の女子ファイターを、どのように見ていたのか。そして、新世代ファイターと戦う先に見るものとは。ここからV.V Meiの最終章が始まる。

<V.V MeiインタビューPart.01はコチラから>


――ONEで戦っていた間、日本国内の女子MMAはどのように見ていましたか。

「RIZINで女子の試合が行われて、それを視て格闘技を始める女の子も増えたと思うんです。そうして競技人口が増え、RIZINを視て育った選手たちが芽を出し始めている。日本の女子MMAにも明るい未来がある、と思っていました」

――そこに自分自身が絡むことになるとは想定していましたか。

「その意識は、なくはなかったです。ただ、それよりも『強い選手がたくさん出てきて、面白くなってきた』と思っていましたね」

――RIZINが誕生したのは2016年の大晦日で、ヴィー選手がONEで戦い始めた後でした。そのRIZINで注目を浴びた浅倉カンナ選手は、ヴィー選手も交わったことのない新しい世代の選手です。

「あぁ、そうですね。実は2年前ぐらいに、カンナちゃんとは一度練習したことがあって。まだまだ日本では女子選手も少ないし、お互いに知っている選手もいて、水道橋のマスタージャパンでやっている女子練習会にカンナちゃんが来たんですよ」

――マスタージャパンの女子練習会ですか。今月はヴィーさんをはじめ、藤野恵実選手や端貴代選手も試合を控えています。まだまだベテラン勢が戦い続けていますね。

「凄いですよね。私は引退する時期を見据えていて、そんなに長くは続けないことはハッキリしています。でも藤野さんは60歳ぐらいまで試合に出ているんじゃないかと思います。もう日課のような感じで練習に来ていて。

黒部三奈さんも藤野さんも『暇だから』みたいな感じで、日曜日の朝から殴り合っています。私は『引退したら日曜の朝から殴り合うことなく、ゆっくりと過ごすことができるんだな』とか考えるわけですよ。あの人たちには、そういう考えは一切ないですよね(笑)」

――アハハハ。そのような方々と一緒に練習しているなかで、ヴィー選手が引退を考えた理由とは何なのでしょうか。

「体力は落ちていないし、技術的にも向上していると思います。でも2年後に同じ状態をキープできるかどうか……。今は関節が痛いです(苦笑)。大きな怪我ではないですけど、やっぱり肉体は消耗されていきますからね。それに私は趣味が多いこともあるし、アスリートとして経験してきたことを生かして、いろんなことに貢献していきたいと考えました」

――その一つが、リングアナウンサーのD.J Meiなのですか。

「D.J Meiをやるのが結構楽しいんですよ(笑)。今はキックボクシングのRISEでやらせていただいていて、今年からグラジエーターでも――他からも声をかけていただいていて、D.J Meiも売れっ子で困っています。アハハハ」

――引退後はRIZINから、選手ではなくリングアナウンサーとしてのオファーが来るのではないですか。

「いやいや、レニー・ハートさんがいますから(笑)」

――まずは選手として、ですね。試合の話に戻りますが、浅倉選手の印象を教えてください。

「打撃も寝技も淡々とやってくるし、殴られても、ひるむような姿は見せずに前に出て来る――しぶとさのある選手だと思います」

――先ほどお話のあったとおり、世代が異なる選手です。これまでのキャリアを考えると、ヴィー選手のほうが格上となります。

「いやぁ、どうなんですかね……。戦ってきた舞台も違いますし、簡単に比較することはできないと思います。私自身がいろんな団体で戦ってきて、それを乗り越えてきた力を生かして泥臭く戦ったとしても、それをパッとテクニックで切り返されたら終わりですし(苦笑)。

自分の経験が若手の勢いを潰せるとは考えていないです。でも私は私で、RIZINで一発良いものを見せたいし、カンナちゃんももう一度勝ちたい気持ちが強いと思います。そういう意味では、良いマッチメイクじゃないですかね。どちらも勝ちたい気持ちを見せなきゃいけない状況で、それがお互いに良い刺激になりますから」

――良いマッチメイク……何より、この試合がケージで行われることが最も注目したいです。ヴィー選手はこれまでONEだけでなくヴァルキリー、パンクラス、VTJ、DEEPからPXCまで含めて、日本人女子選手としては誰よりもケージで戦ってきました。対して浅倉選手のスタイルも、ケージでこそ生かされる部分もあるかと思います。

「そうですね。私自身はレスリングが強い選手が相手なら、ケージのほうが立ちやすいです。万が一テイクダウンを取られても、ケージを使って立ち上がることができますし。リングではロープが滑るし、動きづらいところもあるので。私としては、ケージで行われることになって良かったです。カンナちゃんもケージを使えるところが多いでしょうし」

――今回の浅倉戦から始まる最終章で、ヴィー選手が見据えているものとは何でしょうか。

「RIZINのタイトルに絡むことができたら面白いし、周りの人たちも喜んでくれると思います。チャンピオンの伊澤星花さんは浜崎朱加さんとパク(・シウ)ちゃんにも勝っていて、どれだけ強いのか――手を合わせてみたいです。そのRIZINに参戦ということで、久々に日本のファンの皆さんの前で試合をします。思っていた以上に反響も大きくて、それに応えられるような試合をしたいと思います」

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ABEMA DEEP KAREN MMA MMAPLANET NØRI o ONE PANCRASE Pancrase332 Pancrase333 アキラ エジナ・トラキナス コルトン・キエルバサ ソルト ヌルジャノフ・ルスタムベック パンクラス パン・ジェヒョク 中島太一 久米鷹介 亀井晨佑 井村塁 修斗 岡野裕城 平田直樹 有川直毅 松岡嵩志 松本光史 海外 田島椋 石井逸人 秋葉太樹 端貴代 粕谷優介 葛西和希 藤沢彰博 藤野恵実 谷村泰嘉 透暉鷹

【Pancrase333】平田直樹が初出場、続々とガチガチ&ゴリゴリのカードの発表続く

【写真】平田の試合のリリースには、プレリミ出場と明記されている。この真意は──(C)MMAPLANET

4月30日(日)に立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase333で4階級のタイトルマッチに続くカードが、次々とアナウンスされている。

バンタム級王座統一戦=中島太一×田島椋戦、ライト級王座統一戦=久米鷹介✖アキラ、ストロー級クイーン・オブ・パンクラス・チャンピオンシップ=王者KAREN×挑戦者ソルト、フライ級クイーン・オブ・パンクラス・チャンピオンシップ=チャンピオン端貴代✖チャレンジャーNØRI──以外にこの9日間で10試合が明らかとなっている。

最新、本日18日(土)のリリースでは平田直樹のパンクラス初出場と渡辺譲明戦が発表されたばかりだ。


それ以前には10日(金)にフェザー級の亀井晨佑✖パン・ジェヒョク、11日(土)にライト級の松岡嵩志✖岡野裕城、12日(日)に同じくライト級の粕谷優介✖葛西和希、13日(月)にはフライ級の秋葉太樹✖谷村泰嘉、14日(火)にはバンタム級で石井逸人✖井村塁、15日(水)はライト級の松本光史✖ヌルジャノフ・ルスタムベックと女子ストロー級=藤野恵実✖エジナ・トラキナス、16日(木)にフライ級の有川直毅✖コルトン・キエルバサ、17日(金)は女子ストロー級の高本千代✖重田ホノカ、そして本日の平田✖渡辺が正式発表となった。

DEEPでデビューした平田は所属ジムと活動拠点を変え、米国MMA界の登竜門CFFCに挑むも敗北──。キャリアの仕切り直しはフェザー級に戻し、パンクラスに新天地を求めた。

藤野✖エジナは3月26日のPancrase332で組まれていたが、エジナの負傷でスライドされ、立川大会のカードに……結果的に厚みを加えることとなった。

亀井は一時期ONE FF出場の話も聞かれたが、日本とアジアを行き来するキャリアアップは困難だったのか。それでも暫定フェザー級KOP透暉鷹を相手に、しっかりと力を見せつけたパン・ジェヒョクとの対戦は確実にタフな戦いが予想され、実のあるマッチアップといえよう。

そのONE FFで藤沢彰博をRNCで一蹴したキエルバサが来日し、有川と戦うというのも興味深い。さらには海外勢では、中央アジア=キルギスから、松本と戦うルスタムベックに要注目だ。

加えてクリスマス大会からの仕切り直しの粕谷✖葛西戦、そのPanrcrase321で葛西の代役を買って出た岡野は松岡との試合が決まった。

さらに修斗で環太平洋を取り、世界を取り逃した石井のパンクラス再参戦=井村との顔合わせもトピックな一番だ。

高本✖重田のティーンエイジャー女子デビュー戦、高本&井村の出場は何気に立川色も加えておりながら、決して数合わせでない。そんなカードが並ぶPancrase333──MMAPLANET調べでは、『えっ、ここに来たのか』となるファイターの出場も決まっており正式発表が待たれる。

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ABEMA DEEP DEEP JEWELS MMA MMAPLANET NØRI o PANCRASE Pancrase333 キック パンクラス ミッコ・ニルバーナ 栗山葵 端貴代

【Pancrase333】タイトルマッチ4発目はフライ級QOPC=王者・端貴代×挑戦者NØRI

【写真】粘り強さと共にスロースターターの印象もある端、この間のブランクの影響は…… (C)MMAPLANET

10日(金)にパンクラスより、4月30日(日)に立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase333で端貴代とNØRIの間でフライ級クイーン・オブ・パンクラス・チャンピオンシップが組まれることが発表された。

立川大会4試合目のタイトル戦は、シッジ・ホッシャのベルト返上により、暫定チャンピオンの端が正規王者となり、NØRIの挑戦を受けるという形の王座防衛戦。


端を破って王者となったホッシャはパンクラス来日がないまま、コロナ禍発生までブラジルで3試合を行い、コロナ後も2020年10月に母国で試合をしていた。リリースよるとコロナ禍を考慮にいれた防衛期限の合意があったが、ケガのために試合ができないという理由でホッシャがベルトを返上したとのこと。

結果、端にとっては2021年10月にNØRIを暫定王座決定戦で破って以来の実戦が、今回のダイレクトリマッチとなった。この間、NØRIは昨年7月にDEEPからの刺客=栗山葵とドロー、11月には6年振りのDEEP JEWELS参戦となりミッコ・ニルバーナをスプリット判定で下している。

ジャブとサイドキックのNØRIに対し、端がいかにクリンチゲームから寝技に持ち込むか──というのが、前回の両者の対戦図式だった。今回も基本的にはこのような展開になることが予想されるが、だからこそ1年半分の上積みが問われる一戦となる。

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ABEMA KAREN MMA MMAPLANET NØRI o PANCRASE Pancrase329 パンクラス 三浦彩佳 上田将竜 中井りん 井村塁 宮澤雄大 平田丈二 沙弥子 端貴代 藤野恵実 鶴屋怜

【Pancrase329】鶴屋怜✖上田将竜大会でKAREN、藤野恵実&沙弥子が揃い踏み。33カ月ぶりの女子3試合

【写真】主演女格闘家の座を勝ち取るのは、誰になるのか(C)NOBU YASUMURA&KEISUKE TAKAZAWA

6日(水・現地時間)、パンクラスより9月11日(日)に東京都立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase329に格闘美の祭典として、現ストロー級王者KAREN、前ストロー級王者の藤野恵実、そしてアトム級から沙弥子の女子3選手が揃い踏みすることが発表された。

既に上田将竜✖鶴屋怜の事実上のフライ級次期挑戦者決定戦、井村塁✖平田丈二のバンタム級戦、ストロー級の宮澤雄大✖若林耕平の3試合が発表されている同大会に、女子マッチ3試合が追加される。


パンクラスで女子戦が1大会で3試合組まれるのは、2019年12月8日のPancrase311以来、2年9カ月振りとなる。その時は藤野が女子ストロー級王座決定戦でチャン・チョンジ、鈴木万季弥が法DATE(現NØRI)、華蓮DATE(現KAREN)がDIANAと戦い勝利している。

つまり藤野とKAREANは前回の格闘美の祭典に続き、連続出場となる。その2019年には9月大会で藤野✖エジナ・トラキナス、マイラ・カントゥアリア✖端貴代が実施され、華蓮DATE✖チャン・チョンジは前者の計量失敗で中止になっている。また4月大会ではシッジ・ホッシャ✖端のフライ級王座決定戦、藤野✖クセニヤ・グーセヴァ、マイラ・カントゥアリア✖ライカという3試合が組まれた。

朱里の時代には中井りんや三浦彩佳との揃い踏みはあったが、女子戦が3つマッチアップされることはなかった。強引な括り方をすると9月大会でタイトル戦が組まれなければ、5分✖3Rの女子マッチが3試合組まれるのはパンクラス史上初ということになる。

過去の女子戦を振り返ると、近年は藤野がパンクラス女子を引っ張ってきたことが分かるが、その彼女も3月にKARENに敗れベルトを失った。それでも会場を熱くするというポイントで女帝の座を守り切ることはデキるのか。あるいはKARENが名実ともにパンクラスの女王の座に君臨するのか。はたまた沙弥子のまくりが見られるのか。どのようなオンナの戦いが繰り広げられるのか──まずは対戦相手の発表を待ちたい。

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ABEMA KAREN MMA MMAPLANET NØRI o PANCRASE Pancrase326 RIZIN キック 小川徹 猿飛流 端貴代 藤野恵実 藤野恵美 黒部三奈

【Pancrase326】「頂点の試合として」年齢差、経験の差、過去最大。KARENの挑戦を受ける藤野恵実―02―

【写真】MMAファイターとしてグラップリングの試合、しかもアマチュアの試合まで出ている藤野にはMMA王者のプライドがある (C)MMAPLANET

21日(月・祝)、東京都新宿区のベルサール高田馬場で開催されるPANCRASE326で、ランキング1位のKARENを相手にストロー級クイーン・オブ・パンクラスの防衛戦を行う、藤野恵実インタビュー後編。

対戦相手のKARENは現在18歳、2019年にパンクラスでプロデビューして以降、4戦無敗だ。藤野にとっては年齢でもキャリアでも大きな開きのある選手との試合となる。しかし、その年齢もキャリアも関係ない、と藤野は言う。決して相手を舐めているわけではない。そこに、格闘技と共に生きる藤野恵実のMMAがある。

<藤野恵美インタビューPart.01はコチラから>


――藤野選手にとってMMAの試合は、昨年9月の浜崎朱加戦(RIZINで判定負け)以来となります。今回の試合オファーは、いつ頃届いていたのでしょうか。

「今年に入った時点で来ていたとは思います。その前から試合のお話はあって、実際に試合はなくても、試合のことは意識していました。ただ、試合がないからって練習しないっていうわけではないし、普段から取り組む意識も変わらないです」

――練習仲間でもある黒部三奈選手も、以前のインタビューで同じことを言っていました。

「アハハハ、そういうところは似てくるんでしょうね。2人の共通点として、他に楽しいことがないんですよ(笑)。ただ楽しいから格闘技をやっているだけで、キツいと感じてはいないからじゃないですか。他に楽しいことがあれば、他のことをやっていると思います」

――端貴代選手も昨年パンクラスの女子フライ級王者となりました。この年齢とキャリアで、まだ強くあり続ける。本当に凄いことだと思います。

「今も貴代ちゃんと練習しているんですけど、彼女もずっと練習しています。貴代ちゃんの練習、知っていますよね?」

――ここ数年の練習は分かりませんが、以前に拝見したことがあります。常に追い込んで、追い込まれて……とにかくハードな練習でした。

「今も変わらないですよ。試合がない期間の練習でも、試合と同じような檄を飛ばされて。だから、ずっと強いんだと思います」

――なるほど。端選手は昨年10月、20歳の年齢差があるNØRI選手を下しての戴冠でした。今回、藤野選手と対戦するKAREN選手はまだ10代です。

「相手の年齢やキャリアについては、もうあまり意識していないですね。あくまで一人の対戦相手として考えるだけ。誰であろうと挑戦権を得たら、その選手が対戦相手になるので」

――では対戦相手としてのKAREN選手の印象を教えてください。

「もともとサークリングを多用する選手が多いチームですけど、その中でも彼女はまだ打ち合おうという気が見えますよね」

――確かに、以前はサークリング&サイドキックというパターンが多かったチームですが、KAREN選手には距離が近くなれば強烈なヒジ打ちがあります。

「彼女もヒジ打ちを出すまでは、だいぶ動き回りますけどね(苦笑)」

――ただ、そこでヒジ打ちが出るのはファイターとしての成長かと思います。サークリング&サイドキックというパターンだけでは、それが判定で優位になるためのパターンなのか分かりませんでしたが……。

「ポイントを取るためにやっているなら、それはそれで良いと思うんです。でも私たちがやっているのは格闘技なんですよ。格闘技で勝つためのパターンでなければ、その戦い方はどうなのかと……。でも彼女は打ち合うし、そこで結果を出してきていますからね」

――そんなKAREN選手を相手に、どのように戦いますか。

「相手がやってくるのは、蹴って離して、距離が近くなればヒジ――ということですよね。でも彼女が一本を取ることはできないと思います。もちろん格闘技の試合に100パーセントはないけど、グラップリングのほうがキャリアや経験の差が出てしまうので。

今、彼女はそこまでグラップリングをやっていないんじゃないですか? だから理にはかなっているんですけどね。グラップリングをやっていないから、蹴りで突き放してからヒジというパターンは」

――KAREN選手もNØRI選手も、グラウンド状態になった瞬間、優位なポジションでいれば攻め込んできます。しかし下になった時の足の利かせ方からは、できるだけ寝技を避けたい……というイメージは感じられます。

「私がやっているのは、あくまでMMAですから。しかもこれはタイトルマッチなので。頂点の試合としてやらせてもらうからには最低限、全てのことができないといけないと思っています。グラップリングが得意ではないからグラップリングは避けたい、というのは違いますよね。そんな試合だと、他のチャンピオンたちに申し訳ないです」

――これまで藤野選手が戦ってきたチャンピオンに対して申し訳ない、ということですか。

「それもありますけど、同日のパンクラスでタイトルマッチをやる選手たちに対してです。たとえば、メインの小川徹選手と猿飛流選手、どちらも何かをやりませんっていう選手ではないですよね。あの2人も、MMAの中で持てる全てを出すはずです。そういう中で私とKAREN選手との試合はどうなるんだろうな、っていう気持ちはあります」

――そこで藤野選手がMMAというものを見せつける試合にしたいですか?

「そう思います。試合はやってみないと分からないところがあるし、彼女も決して弱い相手じゃないです。ここまでヒジという武器で、結果を残してきているから。それはそれで凄いことですよ。でもMMAってそれだけじゃないよ、と思うところはありますね」

――楽しみにしています。最後に、MMAPLANETの読者の皆さんへ、試合への意気込みをお願します。

「試合は相手あってのものだから、どうなるかは分からないです。でも毎試合、前回よりも強くなっている姿を見せたいと思っています。そのために練習をしているので。それを見てほしいです。私がクイーン・オブ・パンクラシストだっていうところを見せたいですね」

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DEEP DEEP JEWELS36 HIME MMA MMAPLANET o RIZIN Te-a UFC にっせー はなこ キック ミッコ・ニルバーナ 中井りん 加賀谷花野 古瀬美月 大島沙緒里 本野美樹 杉山しずか 桐生祐子 端貴代 藤田翔子 青野ひかる 須田萌里

【DEEP JEWELS36】フライ級GP2022参戦、杉山しずか―02―「中井さんとは決勝で対戦したほうが……」

【写真】杉山のKポーズ。こういうのなんか良いなぁと (C)MMAPLANET

13日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催される『DEEP JEWELS36』にて、フライ級GP1回戦でミッコ・ニルバーナと対戦する杉山しずかのインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

杉山にとってベルトに絡む戦いは、2014年5月の端貴代戦以来となる。この試合はDEEP JEWELS初代ミドル級(61.2キロ以下)王座決定戦として行われ、杉山は3Rにパウンドアウトで敗れた。あれから8年、杉山はRIZINでの試合も含めて9勝2敗。国内女子フライ級トップクラスの戦績で、今回のGPに挑む。

2月8日に行われたGP1回戦の抽選会では、杉山がミッコ・ニルバーナを選ぶ形で試合が決定した。そんななか、今回のインタビュー後に、はなこが体調不良、さらに加賀谷花野が新型コロナウイルス感染で欠場――。なんとGP1回戦4試合のうち、2試合が中止となってしまう非常事態となった。

結果、今大会で行われるGP1回戦は杉山×ミッコ、そして中井りん×藤田翔子のみに。風雲急を告げるDEEP JEWELSフライ級GP。ここでは杉山が、言葉少なに――だからこそ決意が感じられるGPへの意気込みを語ってくれた。

<杉山しずかインタビューPart.01はコチラから>


――杉山選手はこれまで、DEEP JEWELSでは端貴代選手とのバンタム級王座決定戦を経験しています。今回はフライ級GPとなりますが、杉山選手にとってフライ級はベストの階級なのですか。

「今はフライ級がベストなのかもしれないですね。ギリギリまで絞ってフライ級なので。ただ――階級について厳密に考える人は多いですけど、私はもともと階級については、そこまで考えてはいなかったんですよ」

――それは、かつて日本女子MMAもフライ級以上の選手層が薄かったことも影響しているのでしょうか。今回フライ級で8人も選手が揃い、トーナメントを開催できるまでに選手層も厚くなったのではないかと……。

「どうなんですかね……今回も選手がフライ級に合わせてやってきているので、そこまでフライ級の選手が増えているとは思っていないです。でもフライ級でトーナメントが行われるのは嬉しいですね」

――練習環境については、いかがですか。以前は女子選手だけで練習するのも難しかったように思います。

「今も男子選手と練習することが多いですけど、それでもジムでは女子の練習仲間が増えましたよね。特にレスリングや空手の全日本クラスの選手がいるので」

――その練習仲間の一人、藤田翔子選手も今回のフライ級GPに出場しています。同じジム所属の選手は初戦での対戦を避けるということになったそうですが、お互いに勝ち進めば準決勝や決勝で対戦する可能性も出てきます。

「GPについて聞いた時から、そういうお話だったので大丈夫です。(藤田とは)今も普通に練習していますよ」

――同じGPに出場することが決まってから、練習が別に行われるといった形にはならないでしょうか。

「それは今のところ、ないです。もしお互いに勝ち進んで、準決勝や決勝で対戦が決まったら気持ちを切り替えることになるでしょうし。その気持ちを、どこで切り替えるか――それは1回戦が終わってからですね」

――そのフライ級GP1回戦の組み合わせを決める抽選会が、2月8日に行われました。杉山選手が1回戦の相手にミッコ・ニルバーナ選手を選択するという形になりましたが、そこでミッコ選手を選んだ理由を教えていただけますか。

注)GP1回戦の抽選は、①藤田②Te-a③ミッコ④杉山が先に枠を選ぶ形で行われた。藤田=A枠、Te-a=B枠、ミッコ=D枠と選択していくなか、杉山は空いているC枠ではなくD枠、つまりミッコとの対戦を選んでいる。抽選会の内容はこちら

「以前からミッコ選手と対戦してみたかったんですよ。総合的な力を持っている選手じゃないですか。今回の出場選手の中でも一番、総合力があると思っています。あとは、1回戦で中井さんに選ばれたくなかったので」

――そうだったのですか。今回は杉山選手と中井りん選手の対戦を期待する声もあると思います。そこで抽選会では、杉山選手が空いているC枠に入り、中井選手が杉山選手との対戦を選ぶ……という可能性もあったかもしれません。

「中井さんとは決勝で対戦したほうが盛り上がると思うんですよね。だから抽選会での選択としては、まず1回戦を勝ち上がること。そして中井さんとは決勝で対戦すること。そのどちらの気持ちもありました。その中で戦うのであれば、ミッコ選手かなって」

――なるほど。思えばずっとフライ級以上で戦ってきた両者が、これまで対戦経験がなかったのは不思議です。

「RIZINで一度、試合が組まれていたんですけど、なくなったんですよね。2018年7月のRIZINで中井さんと対戦することになっていて。でも中井さんが急病でドクターストップになって……」

――ミッコ戦を控えているなかで、やはり中井選手について聞かれることも多いかと思います。

「中井さんについては、RIZINで試合が組まれる前……UFCに出場する時は応援していました(笑)。それぐらいですね」

――分かりました。まずはGP1回戦、ミッコ選手との試合はどのようなものになると思いますか。

「お互い総合的なファイターで、使える武器も多いんじゃないですかね。そんななかで、私が圧倒しなきゃいけない試合です。そして今は、圧倒できると思っています」

■視聴方法(予定)
3月12日(土)
午後5時50分~SPWN PPV
午後5時50分~ニコニコ生放送

■ DEEP JEWELS36対戦カード

<DEEP JEWELSフライ級GP1回戦/5分2R>
中井りん(日本)
藤田翔子(日本)

<DEEP JEWELSフライ級GP1回戦/5分2R>
杉山しずか(日本)
ミッコ・ニルバーナ(日本)

<49キロ契約/5分2R>
大島沙緒里(日本)
HIME(日本)

<49キロ契約/5分2R>
本野美樹(日本)
にっせー(日本)

<49キロ契約/5分2R>
青野ひかる(日本)
須田萌里(日本)

<49キロ契約/5分2R>
桐生祐子(日本)
サダエ・マヌーフ(日本)

<ミクロ級/5分2R>
古瀬美月(日本)
古林礼名(日本)

<アマ・キック54キロ契約/1分30秒2R>
ラジーナ(日本)
中村サキ(日本)

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ABEMA MMA ONE VTJ VTJ2021 ボクシング 佐藤将光 修斗 河村泰博 端貴代

【VTJ2021】佐藤将光の出場決定。対戦相手はNEXUSバンタム級チャンプ河村泰博に

【写真】調整試合でも、凱旋試合でもない──戦いに臨む佐藤(C)MMAPLANET

27日(水)、Sustainより11月6日(土)に東京都江東区のUSENスタジオコーストで開催されるVTJ2021に佐藤将光✖河村泰博のバンタム級戦が組まれることが発表された。

元プロ修斗世界バンタム級チャンピオンで、ONEと契約下にある佐藤と、端貴代のパンクラス暫定王座奪取に勢いづく慧舟會AKZAからNEXUSバンタム級チャンピオン河村の対戦が決まった。


佐藤はONEで3試合連続フィニッシュ勝利を収め、世界戦への期待が高まる中、今年の1月(中継は2月)にファブリシオ・アンドラジとのマッチアップが決まり判定負け、世界挑戦から遠のいてしまっていた。

それでもカニハサミからヒール、首相撲やダーティボクシングという隙間を埋めるMMAで、敗れたとはいえ好勝負を繰り広げていた佐藤に、ONEからのオファーは届かない。そんなか佐藤は2年4カ月振りにONE以外での試合、そして5年2カ月振りのVTJ参戦を決めた。

対する河村は、パンクラス~ZSTを経て参戦したネクサスで今年7月にベルトを巻いている。ONEという世界を知る佐藤が、ネクサスの王者に胸を貸すという様相の一戦ではあるが、組み技主体、下にもなる河村のスタイルは佐藤がまさかの敗北を喫した──ギロチン斉藤曜を思い起こさせないこともない。

とはいえ、モチベーションの欠如が感じられたノンタイトル戦とは違い、今の佐藤はパフォーマンスに見合った評価をサークルケイジで受けていると言い難いが、常に寸分の隙もない戦い研ぎ澄まされたファイトを見せてきた。

佐藤のキラーインティンクトに対し、河村はどのような仕掛けを見せることができるか。ファイトスタイルに似通った点はない両者だが、創意工夫と思い切りの良さという共通点は存在するだけに──決して挑戦マッチではない、緊張感漂うファイトとなりそうだ。

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J-CAGE NØRI Pancrase324 Report ブログ 端貴代

【Pancrase324】NØRIの蹴りに苦しむも、テイクダウンで逆転した端貴代が暫定女子フライ級王座を獲得

<暫定女子フライ級王座決定戦/5分5R>
端貴代(日本)
Def.3-0:49-46.49-46.48-47.
NØRI(日本)

ジワリジワリと前に出る端。サウスポーのNØRIは右手を伸ばし、距離を取る。時おり前に出るNØRIだが、手数は少ない。サークリングしながら、右のサイドキックを繰り出したNØRIだが、端はブロック。ここで端も距離を詰めるが、深追いはしない。NØRIのサイドキックをかわした端は、ローをもらいながらもパンチを繰り出して前に出る。NØRIにケージを背負わせて右ローを当てる端。NØRIは右サイドキックで牽制するが当たらない。

右サイドキックをボディに突き刺したNØRI。端は続く蹴りをキャッチしたが、NØRIもすぐに離れる。NØRIは距離が近くなったところで左ミドル、左右の蹴りを散らしながら右サイドキックを端の顔面に当てた。足を使って動くNØRIを追い詰めきれない端、NØRIは左ミドルから左ストレートをヒット。端が前に出てくると、蹴りを当てて離れる展開を貫いた。

1Rはジャッジ3者とも10-9でNØRIのラウンドに。

2R、プレッシャーを強めた端は、NØRIの右サイドキックをキャッチし、ボディロックに切り替えてテイクダウンを奪った。NØRIはハーフガードから端の両腕を抱える。端は腕を抜いて左腕を差し込み、ケージ際で右費氏を落とす。さらにパンチを上下に打ち分けながら、右ヒジを狙う端。下から端の頭を抱えるNØRIは、ブリッジで返そうとするが、端はトップをキープする。

ケージ際で右ヒジを落としながらパスした端は、サイドから袈裟固めへ。横三角で相手を固め、パンチを落とす。NØRIは端が下になると頭を抜いて、ガブってから体重をかけていく。しかし端がスイープして立ち上がり、背中を着けているNØRIの足を捌いてローを打っていった。

このラウンドはジャッジ3者とも10-9で端を支持。

3R、ガードを固めて前に出る端。サークリングするNØRIのボディに右ミドルを突き刺す。NØRIは上下に蹴りを散らしながら、オーソドックスにスイッチして回る。サウスポーに戻したNØRIの蹴り足を掴んだ端は、そのままケージに押し込みつつ、ボディロックからグラウンドに持ち込んだ。パスしてサイドに移行した端に対し、NØRIはハーフガードに戻す。再びパスした端は、サイドから固めつつ、右ヒジを落としていく。

NØRIの足がケージ側に向くと、抑え込みながらコントロールしてケージキックを防ぐ。そしてNØRIの頭がケージについたところで、端はパウンドを連打。NØRIはラバーガードで残りの時間を凌いだ。

3Rもジャッジは全員10-9で端のラウンドとしている。

4R、これまでと同じようにガードを固めて距離を詰めていく端。NØRIはサークリングしながらローと関節蹴りを放つ。NØRIの左ローを捌いた端は、左手を伸ばして前進を続ける。徐々に距離が詰まってきた両者、NØRIにケージを背負わせて右を当てた端は、さらにNØRIの左右フックに右のショートを合わせる。対するNØRIも足を使って動き続け、左ローで端を中に入らせない。

NØRIが左ハイを当て、さらにパンチで打ち合う場面も。変わらず端は、サークリングするNØRIを追い続ける。右サイドキックが端の顔面を捉えたNØRI、しかしケージを背負いながら放った左ローの蹴り足をすくわれ、グラウンドに持ち込まれてしまう。すぐさまサイドから抑え込み、パンチを落としていく端。ハーフガードに戻したNØRIに対し、端は残り10秒で当たらずも左を連打していった。

ジャッジ1人がNØRIの10-9とするも、最後のテイクダウンが効いたか、ジャッジ2名が10-9の端のラウンドとした。

最終回は開始早々、NØRIの右サイドキックが連続でヒット。さらに右の関節蹴りで端の前進を止めようとする。ポイントはリードしている端だが前進を止めない。NØRIの左ストレートをかいくぐり、組み付いた端がボディロックからテイクダウンに成功する。NØRIはバタフライガードからスイープを狙うも、端はトップをキープした。ハーフガードを取るNØRIに対し、右のパンチを連打する端。抑え込まれているNØRIの息が荒くなる。

パスした端はマウントへ移行する。NØRIはブリッジで返そうとしたが、端はマウントを崩さない。残り1分のところでNØRIは端の体を両足で挟み込み、体勢を入れ替えようとするが失敗。端がトップに戻ると、NØRIはセンタク挟みで相手の頭を捉えたが、端は頭を抜いてラウンド終了まで鉄槌を落とし続けた。

端が3-0で判定勝ち、暫定女子フライ級王者となった。


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【Pancrase324】タイトル挑戦権獲得に向け、野田遼介戦直前の山北渓人「僕には攻め疲れはない」

【写真】闘志が身の内の溜まる両者 (C)PANCRASE

17日(日)に東京都江東区のUSENスタジオコーストで開催されるPancrse324で、山北渓人が野田遼介と戦う。

2021年は勝利を重ねるだけでなく、インパクトのある勝ち方で存在感を高めた山北が、ストロー級王座挑戦に向けランキングで3位──自身より上位の野田と戦う。その前日、計量を終えリカバリー中の山北の心境とは。


山北渓人
「計量の方はバッチリでした。野田選手は練習をしたこともあるし、リラックスして過ごせています。オラオラした人と戦う時はけっこう緊張してしまうのですが、野田選手は純粋に格闘技をしている人なので、緊張しなくて済みます。もちろん、試合が始まると関係なくなるのですが、試合前まではヤンキーとかは怖くて……。地元には結構多いのですが、今も街でそういう人を見ると避けたくなります。オラオラした人が怖いのが、自分の弱点かもしれないです。
 野田選手はグチャグチャした試合になれば有利になると思っているかもしれないですが、実際は僕も強いところはそこなので。そこで頑張れるのが自分の強みだと思っていますし、噛み合って面白い試合になると思います。
 以前は極めようとして、それがならなくて抑えるという戦い方になっていたのですが、今年は極める力が少しずつついてきて技のバリエーションも増えました。結果、抑えることしかできなかったポジションで一本が取れるようになってきました。明日の試合でもフィニッシュを狙って行きたいです。
 前回の一本勝ちは、練習した通りの動きでした。やっぱり練習したことしか試合で出ないです。普段の練習が如何に大切かが分かったので、練習では特に動いて一本を取るようにしてきました。藤田大和選手と練習をする時も狙って、逃げられてもそこからが練習になるので。時には強引なぐらいに、極めに行こうと練習していました。
テイクダウンすると抑えたくなりますが、普段から極めに行くという姿勢を練習で出していれば、力もついていくと思います。それに大和さんのこないだの試合とか見ていると、楽をしたいところで、厳しい方を選ぶことができる力を与えてくれたような気がします。
 ここで勝つだけでなく、タイトル挑戦を手にするため一本、KOを狙います。グラウンドでのTKO勝ちはRoad to ONEであったのですが、KOがないのでそこも狙って行きます。とにかく今回の試合は判定にはしたくないし、攻め続けます。
野田選手は受けが強いですが、僕は攻め疲れをすることはないので、守りに来てもお構いなしに攻め続けます。
 レスラーはテイクダウンするけど、極められないというイメージを持たれているかもしれないですが、柔術やグラップリングの練習もしてきて極めがあるレスラーに成長したところを見てほしいです。
 自分は左ハイで勝てるようなカリスマ性はないですけど、僕なりのやり方でフィニッシュして見劣りしないよう……先輩に追いつかれないように戦います。特別な人間でなくても勝てるのがMMAの良いところなので。MMAは悪い言い方をすると、逃げ方はたくさんあります。だから自分の苦手なところを捨て、得意なところで勝負する。どういう風にそれを試合のなかで判断するのかが勝負になると思います」

■視聴方法(予定)
10月17日
午後1時00分~ TIGET LIVE
午後1時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

■ Pancrase324計量結果

<フライ級暫定KOPC/5分5R>
[王者]小川徹:56.5キロ
[挑戦者]上田将竜:56.7キロ

<暫定女子フライ級王座決定戦/5分5R>
NØRI:55.7キロ
端貴代:56.3キロ

<暫定ウェルター級王座決定戦/5分5R>
菊入正行:76.5キロ
村山暁洋:76.85キロ

<ストロー級/5分3R>
野田遼介:54.2キロ
山北渓人:52.45キロ

<フェザー級/5分3R>
透暉鷹:66.2キロ
内村洋次郎:66.15キロ

<バンタム級/5分3R>
井村塁:60.95キロ
ジェイク・ムラタ:61.45キロ

<フェザー級/5分3R>
名田英平:66.05キロ
狩野優:65.25キロ

<ライト級/5分3R>
高橋“Bancho”良明:70.2キロ
平信一:70.5キロ

<女子ストロー級/5分3R>
KAREN:51.55キロ
新谷琴美:52.1キロ

<ストロー級/5分3R>
高島俊哉:52.35キロ
リトル:52.3キロ

<フライ級/5分3R>
井島裕彰:56.85キロ
谷村泰嘉:56.35キロ

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【Pancrase324】計量終了 タイトルマッチ3試合を始め、出場全選手が一回目の計量でパス

【写真】トリプルクラウンが揃って暫定王座というのは、過去に例があるのだろうか (C)PANCRASE

明日、17日(日)に東京都江東区のUSENスタジオコーストで開催されるPancrse324の計量が行われた。

フライ級暫定KOPC=チャンピオン小川徹✖上田将竜、暫定女子フライ級王座決定戦=NØRI✖端貴代、暫定ウェルター級王座決定戦=菊入正行✖村山暁洋ら3階級のタイトル戦に出場する6選手を始め、メインカード出場の22選手の全員が1度目の計量でパスした。

メインカードの出場選手の計量結果は以下の通りだ。

■視聴方法(予定)
10月17日
午後1時00分~ TIGET LIVE
午後1時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

■ Pancrase324計量結果

<フライ級暫定KOPC/5分5R>
[王者]小川徹:56.5キロ
[挑戦者]上田将竜:56.7キロ

<暫定女子フライ級王座決定戦/5分5R>
NØRI:55.7キロ
端貴代:56.3キロ

<暫定ウェルター級王座決定戦/5分5R>
菊入正行:76.5キロ
村山暁洋:76.85キロ

<ストロー級/5分3R>
野田遼介:54.2キロ
山北渓人:52.45キロ

<フェザー級/5分3R>
透暉鷹:66.2キロ
内村洋次郎:66.15キロ

<バンタム級/5分3R>
井村塁:60.95キロ
ジェイク・ムラタ:61.45キロ

<フェザー級/5分3R>
名田英平:66.05キロ
狩野優:65.25キロ

<ライト級/5分3R>
高橋“Bancho”良明:70.2キロ
平信一:70.5キロ

<女子ストロー級/5分3R>
KAREN:51.55キロ
新谷琴美:52.1キロ

<ストロー級/5分3R>
高島俊哉:52.35キロ
リトル:52.3キロ

<フライ級/5分3R>
井島裕彰:56.85キロ
谷村泰嘉:56.35キロ

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