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【Pancrase333】フィニッシュはならずも攻め続けた端、NØRIにリベンジ許さず初防衛に成功

【写真】完全に気持ちを折りに行った端。NØRIも耐えたが、趨勢を変えることはできなかった (C)MMAPLANET

<フライ級QOPC/5分5R>
端貴代(日本)
Def.3-0:49-46.49-46.49-46.
NØRI(日本)

開始早々、端が右ミドルを放った。距離を詰める端に、NØRIが右を伸ばす。左ジャブ、右ストレート、右ローでプレッシャーをかける端に対し、NØRIが右目を気にする仕草を見せる。NØRIのパンチにカウンターを合わせる端、組みついて首相撲からケージに押し込み、ヒザを突き刺した。NØRIが両腕を差し上げて体勢を入れ替える。

首相撲で返してくるNØRIをケージに押し込む端は、両腕を差し上げてテイクダウンを狙う。ボディロックでクラッチし、小外刈りを仕掛けるが、NØRIも耐える。NØRIの体を伸ばし、パンチで削る端。NØRIも差し合いで体勢を入れ替える場面も。残り1分のコールを聴いて右ヒジを打ち込んだ端は、ダブルレッグに切り替えた。ボディロックに戻して左右に揺さぶり、さらにバックに回って右足を差し入れた。

ジャッジは3者とも端の10-9とした。

2R、距離を詰める端の顔面にNØRIの右サイドキックがヒットする。NØRIは足を使って左ストレートとローを繰り出す。それでも前に出て来る端のローを捌き、バックに着いたNØRI。右腕を抱えられながら投げたNØRIが、グラウンドに持ち込みバックマウントからRNCへ。端はNØRIの腕を抱えてディフェンスする。NØRIが四の字ロックで端の右腕を抑え、左腕で端の首を絞め上げる。そのクラッチを解いた端だが、不利な状態は変わらない。

抱えられていた腕を抜いたNØRIが、パームトゥパームでRNCを狙い続ける。凌ぐ端は、回ってケージ際へ向かう。NØRIも腕を組みかえてRNCを狙い続けるが、左腕を抱えられているために絞めることができない。残り1分でRNCに再チャレンジするNØRIに対し、端は反転してトップへ。担ぎパスからサイドに回り、NØRIの左腕を抑えつつ左ヒジを落としていった。

このラウンドはNØRIが10-9で取ってイーブンに。

3R、端が右ミドルを叩き込んだ。NØRIはパンチを突き刺しながらサークリングする。ボディロックで組みついた端が、NØRIをケージから引きはがしてバックに回る。たすき掛けから右足を差し入れて、グラウンドに引きずり込もうとする端。耐えるNØRIを逆側に倒して、すぐさまサイドへ移行した。そして相手の両腕を抑えて左ヒジを叩きつける。

NØRIのシザースチョークを振り払った端は、左腕を枕にして抑え込む。左足でNØRIの顔をまたぎ、パウンドを連打する端。腕を抑えて左ヒジを連打、さらに左パウンドを叩き込むとNØRIが顔をそむけた。なんと鉄槌、ヒジを叩き込み続けられながらNØRIがバックに回ってラウンドを終えた。

ジャッジは3者が端の10-9に。

4R、端の左ジャブが当たる。NØRIは左ストレートをかわされるも、右を連続でヒットさせた。足を使うNØRIが、逆にプレッシャーをかけたものの、右の蹴りを出そうとしたところで端に組みつかれた。ケージまでドライブした端はダブルレッグからシングルレッグに切り替える。ハイクロッチに組み替えた端が、さらにダブルレッグで左右に揺さぶる。組み方を変えながらNØRIのケージに押し込む端だが、NØRIも耐える。

端の首を抱え、足を差し入れてディフェンスするNØRI。端は頭を突っ込んで押し込み続けている。そしてハイクロッチから足を引っこ抜いてNØRIに背中を着かせた。左腕を端の首に巻き付けているNØRIが、ギロチンで絞り上げながらリバーサルを狙う。下になることを防いだ端がNØRIのクラッチを外し、トップから鉄槌を落とす。NØRIもハイガードから端の左腕を狙ったが、それを潰した端がパンチを落としていった。

このラウンドもジャッジ3者が10-9で端につけ、2ポイントをリードして最終回を迎えることに。

最終回、共に蹴りを繰り出すが、前に出るのは端だ。NØRIも下がりながらパンチを当てるも、頭を振りながら前に出る端に押されてしまう。NØRIの右バックスピンキックをかわした端が、ボディロックで組みつきバックに回った。端に差し込まれた右足を、右ヒジで突いて落とすNØRI。構わず端はNØRIをケージに押し込む。正対するNØRIの首に腕を巻き付けた端は、スタンドで肩固めの体勢に。

これは極まらずも端はバックを伺い、右足を差し入れてNØRIを揺さぶる。しつこく食らいつく端が、残り1分近くで遂にボディロックからグラウンドに持ち込んだ。バックに回り四の字で組んだ端に、セコンドから「フェイスロックでいい」という指示が飛ぶ。NØRIもパンチを返して抵抗し、反転しようとしたところで端がNØRIの右腕を取ったが、腕十字を極めることはできなかった。

最終回も抑えた端が判定で勝利し、ベルトの初防衛も成功した。


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ABEMA CFFC114 KAREN MMA MMAPLANET NØRI o PANCRASE Pancrase333 YouTube アキラ エジナ・トラキナス コルトン・キエルバサ ジェイク・ムラタ ソルト ヌルジャノフ・ルスタムベック パンクラス パン・ジェヒョク ボクシング 中島太一 久米鷹介 亀井晨佑 井村塁 修斗 岡野裕城 平本蓮 平田直樹 有川直毅 松岡嵩志 松本光史 海外 渡辺謙明 田中路教 田嶋椋 石井逸人 神田コウヤ 端貴代 笹晋久 粕谷優介 葛西和希 藤野恵実

【Pancrase333】パンクラス初出場、渡辺謙明戦に向けて。平田直樹「この2年間を取り戻すために」

【写真】他の選手のスパーリングを真剣に目で追う平田 (C)MMAPLANET

30日(日)、立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase333。同大会のプレリミに平田直樹が出場し、渡辺謙明と対戦する。

日本の国内でのMMAは2021年6月の神田コウヤ戦以来、約1年11カ月振りとなる平田。昨年11月の米国でCFFCに参戦もデビュー戦の相手に思わぬ敗北を経験した。それでも試合だけでなく、2度に渡る米国での出稽古は平田に多くのモノを与え、そこを生かした練習を国内で積んできた。

負傷欠場、K-Clann退会、米国での日々、MMAデビュー時に思い描いた自分の将来像通りにはキャリアを積むことができなかった。ある意味、ここがキャリアのリスタートとなる平田直樹の心境を訊いた。


──パンクラス初戦を5日後(※取材は25日に行われた)に控えた平田選手ですが、昨年11月のCFFC114での敗北から新天地にパンクラスを選んだのはどういう理由からだったのでしょうか。

「修斗かパンクラスと考えて、パンクラスさんの方が早く試合を組んでくれそうだったので。とにかく試合がしたかったので、パンクラスさんで戦うことになりました」

──デビューから3年が過ぎ、ヒザの負傷もあり試合数は5戦で戦績は3勝2敗。この数字は3年前に思い描いていた将来と比較するとどのように捉えていますか。

「勝ったり負けたりはあったとしても、もっと試合をしてもっと経験を積んでMMAファイターとしてもっと成長できると思っていました。前回の試合前にケガもあって1年半ブランクが空き、ジムも辞めた。その影響もあり、ブランクの期間は勿体ないなと思うところはあります。本当なら3試合か4試合……5試合ぐらいは多く戦えていたはずなので。倍のキャリアを積むことができたと思います」

──この間、樹選手の米国修行に付き合う期間もありました。米国での練習で何を得ることができましたか。

「試合では負けてしまったのですが、米国の練習で得たモノは凄く多いです。過去3年で一番得るものがありました。自分で色々と考えて、サポートしてくれる人達も変って、結果はまだ出せてないけど成長できたと思っています」

──米国での敗北から、何を学ぶことができましたか。

「あの試合前に1カ月半、米国で練習して初めてバンタム級で試合をしました。多くの人の協力があって実現したことだから、やっぱり結果を残したかったです。そうやって次のステップに進まないといけかったのですが、自分の中で『このぐらいで行けるだろう』という甘さがありました」

──それだけ練習に手応えがあったから、「このぐらい」と思ってしまったということは?

「それもあるかと思います。強い選手、トップの選手と練習して、できること・できないことを理解しました。なので自分のなかで、プロデビュー戦の相手ですし普通にやれば行ける。体調だけ整えられると勝てるという考えが、どこかにあったと思います」

──正直、組み負けたのはショックでした。バンタム級がフィットしなかったということは考えられますか。

「体重は落とせていたのですが、リカバリーしても普段練習している体重まで戻らいので、ちょっとした感覚の違いがありました。ただ、それを言い訳にはできないです。自分でバンタム級で戦うことを決めたので。それでも、これまで自分なら組み勝つことができた。1Rで一本だったり、パウンドでフィニッシュできていたはずです。でもそこで極め切れなかった。1年間のブランクの影響か、ちょっと感覚が違うというのも感じました」

──ケガがあったと聞いています。

「それは……2Rに入ってからです。ヒジを被弾して眼窩底と鼻の骨を骨折してしまって。それから流れは相手になったのですが、そういう風になった時に自分の力を発揮できないのは、まだまだだと思います」

──その状態で「まだまだ」と言えるのは凄まじいと素直に思います。今回、フェザー級に戻すのは先ほど言われた感覚の違いがあったからでしょうか。

「そうですね。今のところはフェザー級で考えています。コンディションもやはり良いですし、自分の良いところ、強いところをしっかりと出せるのはフェザー級かと思っています。海外に挑戦する時にはバンタム級も──と考えないことはないですが、今回はフェザーでしっかりと体を創ってきたので、仕上がり的にも体調も凄く良いです」

──先日はロータス世田谷のMMA練習の模様を撮影させていただいたのですが、この試合に向けての練習環境というのは?

「MMAはロータス世田谷さんで週に2回やらせてもらっています。グラップリングはトライフォースさん、それにロータスのグラップリングに混ぜてもらうこともあります。それと打撃は目白にあるクレインというジムでお世話になっています。以前に平本蓮選手を指導していたことがある方に、打撃を教えてもらっています。最近は、樹も来るようになりました」

──おお、樹選手も格闘技を続けていますか(笑)。本当に練習環境も変わりましたね。

「人間関係も広がり、出稽古でそれまでは組めなかった選手たちと練習できています。この2年間を取り戻すために考えて、練習しています。やっぱり結果を残さないといけないので、そのためにより試合のことを考えて練習場所、練習スケジュールを自分で組み立ててやるようになり、その成果を感じているので試合で出したいです」

──直樹選手の武器は凄まじい組みの圧力であることはロータスのMMAスパーでも明らかでした。ただし、そこをより効果的にするには現代MMAでは打撃でやり合えることが重要になって来たかと思います。

「米国で練習した時に、そこはメチャクチャ思いました。向うはボクシングの経験者が多くて、ボクシングレスリングが上手い。自分と同じ階級でもリーチが長い選手もいて、入ろうとしてもボクシングのテクニックで距離を取られて入れないことが良くありました。どう距離を詰めるかと考えると、組みだけでは駄目だしある程度の打撃の攻撃、相手の打撃を怖がらないで入れるかも含めて、打撃は必要です。最低限のディフェンスとオフェンスをして、組みばかり狙っているとポイントアウトされます」

──そのなかでムエタイをチョイスしたのは?

「向うでもムエタイとボクシングを同じ人に習っていて、自分の組みを生かすには距離、それと首相撲があるムエタイが良いかと思い、ムエタイをやっています。近い距離だけでなく、離れている時の圧のかけ方なども指導してもらっています。ギリギリまでミットを持ってもらいましたし、イメージをしっかりと創ってきました。プレッシャーの掛け方はMMAの練習でも意識して、詰める練習は結構やってきました。ここは米国で経験したことを頭に残してやってきました」

──それだけ話してもらいながら、次の渡辺謙明戦。内容以上に結果が問われるかと。

「勝つのは大前提で、フィニッシュをしないといけないです。渡辺選手云々でなく、プレリミ枠の試合ですし……しっかりフィニッシュして今度は本戦で戦いたい。日本では約2年振りの試合になるので、フィニッシュ、内容を見せて戦い──ここから一つ一つ勝って上を目指したいと思っています」

■視聴方法(予定)
2023年4月30日(日)
午後2時00分~ PANCRASE YouTube メンバーシップ、TIGET
午後1時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE、U-NEXT

■Pancrase333計量結果
<ライト級KOP王座統一戦/5分5 R>
[王者] 久米鷹介:70.3キロ
[暫定王者] アキラ:70.15キロ

<バンタム級KOP王座統一戦/5分5 R>
[王者] 中島太一:60.35キロ
[暫定王者] 田嶋椋:61.05キロ

<ストロー級QOPC/5分5R>
[王者] KAREN:51.6キロ
[挑戦者]ソルト:52.05キロ

<フライ級QOPC/5分5:キロ(日本)
[王者]端貴代:56.65キロ
[挑戦者] NØRI:56.35キロ

<バンタム級/5分3R>
井村塁:61.45キロ
石井逸人:61.55キロ

<フェザー級/5分3R>
亀井晨佑:65.7キロ
パン・ジェヒョク:66.2キロ

<バンタム級/5分3R>
田中路教:61.6キロ
笹晋久:61.35キロ

<女子ストロー級/5分3R>
藤野恵実:52.45キロ
エジナ・トラキナス:52.4キロ

<ライト級/5分3R>
松本光史:70.55キロ
ヌルジャノフ・ルスタムベック:71.6キロ

<フライ級/5分3R>
有川直毅:57.15キロ
コルトン・キエルバサ:57.05キロ

<ライト級/5分3R>
粕谷優介:70.3キロ
葛西和希:70.55キロ

<ライト級/5分3R>
松岡嵩志:70.65キロ
岡野裕城:70.5キロ

<バンタム級/5分3R>
ジェイク・ムラタ:61.3キロ
矢澤諒:61.4キロ

<女子ストロー級/5分3R>
高本千代:52.1キロ
重田ホノカ:52.45キロ

<フェザー級/5分3R>
渡辺謙明:65.9キロ
平田直樹:65.75キロ

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ABEMA KAREN KTT MMA MMAPLANET NØRI o PANCRASE Pancrase333 ROAD FC UFC YouTube   アキラ エジナ・トラキナス コルトン・キエルバサ ジェイク・ムラタ ソルト チョン・ダウン ヌルジャノフ・ルスタムベック ハム・ソヒ パンクラス パン・ジェヒョク 中島太一 久米鷹介 亀井晨佑 井村塁 岡野裕城 平田樹 平田直樹 有川直毅 松岡嵩志 松本光史 田中路教 田嶋椋 石井逸人 端貴代 笹晋久 粕谷優介 葛西和希 藤野恵実

【Pancrase333】計量終了 計量会場で見られたチョットしたこと。平田樹も人前に「組み技にも出たい」

【写真】計量失敗で記念撮影から外されたヌルジャノフを横に、松本光史 (C)MMAPLANET

明日30日(日)に東京都立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase333の計量が新宿区サンエービル地下1階会議室で行われた。

正午より第8試合~メイン、12時50分よりプレリミ~第7試合の計量が行なわれ、松本光史と対戦するヌルジャノフ・ルスタムベックのみが900グラムオーバーで再計量に回った。

ヌルジャノフは滞在先で通っていたゴングジムが土曜日の午前中は閉館しており、そこで最後の汗をかくことができなかったのこと。対戦相手の松本は「落とすでしょう。どっちみち、やりますけど」と憮然としつつも、最後は柔らかい表情で話した。

ここでは公開計量で見られたファイターたちのトピックスをお届けしたい。


<ライト級KOP王座統一戦/5分5 R>
[王者] 久米鷹介:70.3キロ
[暫定王者] アキラ:70.15キロ

常に厳しい減量というイメージが残る久米だが、今はRoad FCで戦った時時よりも、ずっと楽になっているとのこと。それだけ普段の体調管理に気を付けているということだろう。

<バンタム級/5分3R>
井村塁:61.45キロ
石井逸人:61.55キロ

地元八王子大会の常連、井村は「決して安くないチケットを皆が勝って応援してくれています。しっかりと勝ちます」と」意気込みを語った。

<フェザー級/5分3R>
亀井晨佑:65.7キロ
パン・ジェヒョク:66.2キロ

今回、下着を脱いで計量をクリアしたのはパン・ジェヒョク、久米、田中の3選手。パン・ジェヒョクのコーナーマンはUFCファイターでKTTの同門チョン・ダウンが務める。

<バンタム級/5分3R>
田中路教:61.6キロ
笹晋久:61.35キロ

声が枯れていた田中は1週間前に帰国。今後は7月のUFC Fight Weekに開催される予定だったA-1で戦うプランもあったが、流れる模様とのこと。

<ストロー級QOPC/5分5R>
[王者] KAREN:51.6キロ
[挑戦者]ソルト:52.05キロ

北海道から出場のソルトは、自らの計量時間に間に合わず。第一部計量の最後に体重を測り、パスした。

<女子ストロー級/5分3R>
藤野恵実:52.45キロ
エジナ・トラキナス:52.4キロ

計量前はエジナを見て「キマッてるわぁ」と警戒していた――ご婦人ファイターは、計量後にエジナから花を贈られてニッコリ。

<バンタム級/5分3R>
ジェイク・ムラタ:61.3キロ
矢澤諒:61.4キロ

ZSTのベルトを持って計量後の撮影を終えたジェイク。右手を差し出し握手を求めるも矢澤にスルーされ憮然とした表情を浮かべた。

パンクラス初出場の直樹のサポートをする平田樹は、ハム・ソヒ戦の敗北以来、メディアの前に姿を現した。「練習始めています。グラップリングとか柔術の試合にも出たいッス」と前向きな言葉が聞かれた。

■視聴方法(予定)
2023年4月30日(日)
午後2時00分~ PANCRASE YouTube メンバーシップ、TIGET
午後1時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE、U-NEXT

■Pancrase333計量結果
<ライト級KOP王座統一戦/5分5 R>
[王者] 久米鷹介:70.3キロ
[暫定王者] アキラ:70.15キロ

<バンタム級KOP王座統一戦/5分5 R>
[王者] 中島太一:60.35キロ
[暫定王者] 田嶋椋:61.05キロ

<ストロー級QOPC/5分5R>
[王者] KAREN:51.6キロ
[挑戦者]ソルト:52.05キロ

<フライ級QOPC/5分5:キロ(日本)
[王者]端貴代:56.65キロ
[挑戦者] NØRI:56.35キロ

<バンタム級/5分3R>
井村塁:61.45キロ
石井逸人:61.55キロ

<フェザー級/5分3R>
亀井晨佑:65.7キロ
パン・ジェヒョク:66.2キロ

<バンタム級/5分3R>
田中路教:61.6キロ
笹晋久:61.35キロ

<女子ストロー級/5分3R>
藤野恵実:52.45キロ
エジナ・トラキナス:52.4キロ

<ライト級/5分3R>
松本光史:70.55キロ
ヌルジャノフ・ルスタムベック:71.6キロ

<フライ級/5分3R>
有川直毅:57.15キロ
コルトン・キエルバサ:57.05キロ

<ライト級/5分3R>
粕谷優介:70.3キロ
葛西和希:70.55キロ

<ライト級/5分3R>
松岡嵩志:70.65キロ
岡野裕城:70.5キロ

<バンタム級/5分3R>
ジェイク・ムラタ:61.3キロ
矢澤諒:61.4キロ

<女子ストロー級/5分3R>
高本千代:52.1キロ
重田ホノカ:52.45キロ

<フェザー級/5分3R>
渡辺謙明:65.9キロ
平田直樹:65.75キロ

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ABEMA KAREN MMA MMAPLANET NØRI o PANCRASE Pancrase333 YouTube アキラ エジナ・トラキナス コルトン・キエルバサ ジェイク・ムラタ ソルト ヌルジャノフ・ルスタムベック パンクラス パン・ジェヒョク 中島太一 久米鷹介 亀井晨佑 井村塁 修斗 岡野裕城 平田直樹 有川直毅 松岡嵩志 松本光史 海外 田中路教 田嶋椋 石井逸人 端貴代 笹晋久 粕谷優介 葛西和希 藤井伸樹 藤野恵実

【Pancrase333】パンクラスへのリベンジ=井村塁戦。石井逸人「舐めてはいけないけど、俺の方が強い」

【写真】練習で唇を擦り、リップを塗っているようなくっきり具合。歌舞伎役者のような面妖の石井だった (C)MMAPLANET

30日(日)、立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase333に石井逸人が3年振りに参戦し、井村塁と対戦する。

石井逸人in パンクラスといえば、2019年10月の瀧澤謙太戦だ。自信しかない状況で敵地の乗り込み、跳びヒザで敗れた。直接のリベンジではないが、パンクラスという場には喉元に何が引っ掛かったままだ。

2022年版、修斗の激闘王が改めて乗り込むパンクラスでの戦いはズバリ──激闘にならないこと。そんな石井に話を訊いた。


──日曜日に3年半振りのパンクラス出場、井村塁選手との試合が迫ってきました(※取材は27日に行われた)。もう、随分と締まっていますね。

「水抜きも計量当日の朝にするぐらいで。ほんと水抜きしないで済むぐらいまで落ちています」

──と同時に髪型も仕上がって見えます。相当に刈り上がっていますが、やはり髪型を整えることでスイッチが入るモノなのでしょうか。

「ファイト仕様ですね。試合前のルーティーンになっていて。正直、評判はあまり良くないですけど自分が好きにやっているので(笑)」

──このタイミングで、パンクラスで戦うことになったのは?

「修斗では一回りしました。戦いたい相手がいないから、それだけです。環太平洋のチャンピオンになって、防衛戦で落とした。いうと縛りがなくなったので、この機会で外に出たいという風にも想っていました。修斗の世界のベルトを絶対に巻きたいという気持ちがあったわけじゃないし、強いヤツと戦えるなら戦う場所は拘っていないです。

もちろん藤井伸樹には負けたので、ダイレクトリマッチがあるなら戦いたいです。ただ、その試合よりも先にパンクラスで戦うことが決まったので。今回の試合もサステイン経由で話をもらって……これは修斗を背負って戦ってこいという激励なのか、厄介者払いなのか(笑)。そういう場所を創ってもらったので、ここで戦います」

──本来は海外志向だったかと。

「ハイ。でも、あそこで負けていますし。今年1年、しっかりと実現を積んで目に留まるようにして海外に行きたいと思っています。ただ、先のことを考えると目の前の試合を落としてしまうので、そこは今は考えないようにしています」

──強い相手と戦いたい。そのなかでキャリア的にも少ない井村選手は、石井選手にとって強い相手に当てはまるのでしょうか。

「フィニッシュが多いですし、パンクラスのランキング1位ですから。若いですし、対戦相手として魅力のある選手です。本音を言えば、試合が決まるまで注意していた選手ではないですが、極めるべき時に極める力を持っていると思います。フィニッシュ力があるので、気を抜くことはできないです」

──気が抜けないという見方は──。

「そりゃあ俺の方が強いに決まっています。でも、そんな風に上から見ているとクソみたいな試合になるから。しっかりと殺しにいくので。舐めてはいけないけど、俺の方が強いというマインドではあります」

──パンクラスで、絶対の自信を持って──それを口にして戦う。3年半前を思い出すのは、自分だけではないかと思います。

「そうッスね。3年半前に瀧澤に負けて、そこはまだ引っ掛かったままです。未だにあのヒザ蹴りのシーンが使われているし。あの借りがあるので、ここでちゃんと勝ってあの時に言いたかったことを口にしたいと思っています」

──パンクラスへのリベンジのためのワンオフ参戦なのか。それとも、ここからパンクラス王座を目指すのか。どちらを考えているのでしょうか。

「ちゃんと今回勝って、タイトルマッチをやらせてもらえるならベルトが欲しいという想いもあるし、この試合の勝ち方次第。どうなるかは分からないですが、流れに身を任せていきます」

──では同じ大会のコメインで組まれたタイトル戦は気になっていますか。

「普通に気にはなっています。まぁ、中島選手が勝つだろうと思っていますけど」

──その故は?

「経験の差と穴がないので、お互いが得意なところを出し合うと中島選手の方が武器が多い。それが中島選手だと思う理由です。何より戦いたいのは田嶋より、中島選手だし」

──他の選手は呼び捨てなのに、中島選手だけ選手という敬称をつけて呼んでいますね(笑)。

「ロータスで練習したり、シンガポールのイヴォルブMMAのトライアウトの時も一緒で面識があるので」

──あぁ、あの今や業界の黒歴史のシンガポールの日々ですね(笑)。まぁ、私以外の人間にあれを笑い話にはさせないですけど。

「スミマセン(苦笑)。あの時のメンバーなので、中島選手のことは意識しています。中島選手がケガをしていて、肌を合わせたのは数回ぐらいだったのですが、あの状況でMMAファイター人生を打開しようとチャレンジしている姿を見ていますし。中島選手のことは試合が決まるまで尊敬しています。ただ尊敬はしているけど、俺の方が強いという想いでいます」

──押忍。2022年の石井選手は2勝1敗、全てが競り合りのなかでこれまでなら気持ちが強く持てていなかったというところで、踏ん張れた。そういう印象があります。

「あ……、ありがとうございます。もっと一人前になっているところを今回の試合で見せることがデキると思います。同時に良い試合という評価には特に何も思わないです。次の試合がショボかったら、たまたまになりますし。それでも去年の3試合をしたことで自分も何かを掴めていると思っているところがあるので。自分の理想のファイトスタイルまでもうチョイなんです。そこを掴むための練習の日々になっています。

その成果が出て『コイツ、強いな』と思われるのが今回の試合かもしれないし、その次かもしれない。いつか分からないけど、確実に前に進んでいます。その成長を見てもらうためにも、激闘とか言われてもそれはシーソーゲームになっているということなので圧倒的に自分のしたいことをだけをやりぬく。そういう試合にしたいです」

■視聴方法(予定)
2023年4月30日(日)
午後2時00分~ PANCRASE YouTube メンバーシップ、TIGET
午後1時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE、U-NEXT

■対戦カード

<ライト級KOP王座統一戦/5分5 R>
[王者] 久米鷹介(日本)
[暫定王者] アキラ(日本)

<バンタム級KOP王座統一戦/5分5 R>
[王者] 中島太一(日本)
[暫定王者] 田嶋椋(日本)

<ストロー級QOPC/5分5R>
[王者] KAREN(日本)
[挑戦者]ソルト(日本)

<フライ級QOPC/5分5R>
[王者] 端貴代(日本)
[挑戦者] NØRI(日本)

<バンタム級/5分3R>
井村塁(日本)
石井逸人(日本)

<フェザー級/5分3R>
亀井晨佑(日本)
パン・ジェヒョク(韓国)

<バンタム級/5分3R>
田中路教(日本)
笹晋久(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
藤野恵実(日本)
エジナ・トラキナス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
松本光史(日本)
ヌルジャノフ・ルスタムベック(キルギス)

<フライ級/5分3R>
有川直毅(日本)
コルトン・キエルバサ(米国)

<ライト級/5分3R>
粕谷優介(日本)
葛西和希(日本)

<ライト級/5分3R>
松岡嵩志(日本)
岡野裕城(日本)

<バンタム級/5分3R>
ジェイク・ムラタ(日本)
矢澤諒(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
高本千代(日本)
重田ホノカ(日本)

<フェザー級/5分3R>
渡辺謙明(日本)
平田直樹(日本)

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ABEMA KAREN MMA MMAPLANET NØRI o ONE ONE FF01 PANCRASE Pancrase333 RIZIN YouTube アキラ エジナ・トラキナス コルトン・キエルバサ ジェイク・ムラタ ソルト デニス・ザンボアンガ ヌルジャノフ・ルスタムベック パンクラス パン・ジェヒョク ボクシング ルンピニー 中島太一 久米鷹介 亀井晨佑 井村塁 岡野裕城 平田直樹 有川直毅 松岡嵩志 松本光史 田中路教 田嶋椋 石井逸人 端貴代 笹晋久 粕谷優介 葛西和希 藤沢彰博 藤野恵実

【Pancrase333】ヤバいのが来ちゃったんじゃないの? コルトン・キエルバサ「僕の戦い方は何も秘密はない」

【写真】戦績は5勝1敗。この手のファイターは、日本にはいてなかなか戦う機会はないはず。有川にとっては試練──だけに、勝てば大きな自信を手にできるファイトになる(C)MMAPLANET

30日(日)、立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase333でコルトン・キエルバサが有川直毅と対戦する。

(C)ONE

キエルバサは1月20日のONE FF01で藤沢彰博と対戦

ベリートゥベリー・スープレックスからポジション奪取──RNCで秒殺した。ONEフライ級戦線に面白い選手が現れたと思っていると、今回のパンクラスでのファイトが決まった。

藤沢戦では投げ、ポジション、極めという流れのなかで力強さを見せつけたキエルバサとは、どのようなファイターなのだろうか。タイを拠点に戦う、アメリカン・レスラーのファイター人生に迫った。


──コルトン、日曜日の試合に向けて東京には今朝、入ったそうですね(※取材は26日に行われた)。

「バンコクを昨日の夜の10時に出て、午前6時に着いた。これからワークアウトだけど、ホテルにチェックインしてからは昼寝をしていたよ。時差が2時間なのは楽だし、体重も落ちてきている。とても良い感じだよ」

──初来日、日本のファンにはまだ馴染のないコルトンですが、1月20日のONE FF01で藤沢彰博選手を下し、ベリートゥベリーのような投げからポジションを奪取してRNCで一蹴。インパクトのある勝利でした。ただONEのルンピニー大会だったので、コルトンの目標はONEで戦っていくことかと思っていました。

「理由はないもないんだ。あの試合は1試合の単発契約だったから。そして、日本で戦う機会を得られたんだから、ここで戦うよ。もともとアメリカ海兵隊で日本に住んでいたことがあったから、日本で試合をすることは特別だよ」

──おお、どこのベースで生活していたのですか。

「横須賀だよ」

──すぐ近くじゃないですか!!

「2016年に5カ月間、横須賀にいて。その時はMMAのジムで練習することはなかったけど、軍でもレスリングを続けていた。元々、米国ではフォークスタイルとグレコをやっていて。フォークスタイルはMMAに転向するには、一番適したスタイルだと思う。ハイスクールを卒業し、カレッジに進んでレスリングをするという選択もあったけど……。僕はパーティー野郎だったから、カレッジに行くとそういう生活に浸りそうだって思ったんだ。きっとレスリングに集中できないって。それもあって海兵隊に入隊した。軍ではグレコを続けたよ。

セコンドのクリスはフランクフルトで、ディン・トーマスの指導を受けていた時期があるそうだ

海兵隊には4年いて、MMAファイターになることを決めた。

そして除隊後は米国に戻らず、打撃を学ぼうとタイへ向かったんだ。チェンマイのチーム・クエスト・タイランドで練習している時に、今回コーナーマンをしてくれるクリス・カーシュに会った。クリスはドイツからやってきたんだけど、彼のように良い選手がチェンマイにはたくさんいた」

──MMAを学ぶには米国の方がより充実した環境があり、戦う機会も多いかと思うのですが。

「僕にはレスリングのベースがあり、グラップリングよりもムエタイを学ぶべきだと思ったんだ。でも、ずっと住む予定ではなかった。それがもう5年も住んでいる(笑)」

──ずっとチェンマイで?

「チェンマイに2年間、それからバンコクに2年少し住んだ。バンコクではマロック・ジムに所属していたよ。グラップリング中心で、良いチームだった。今はプーケットのサウスサイドMMAで練習しているんだ。まだ新しいけど、凄く良いジムだよ」

──この間、コロナが起こりタイでは公にはジムは閉鎖状態だった時期も長かったと思います。その時も帰国しなかったのですね。

「それは考えた。でも、米国の方が酷い状態だったから。タイの方がリラックスしているし、皆が普段から用心していた。ただし試合の機会がなかったから米国やヨーロッパで戦うことも模索している時に、タイがオープンになったからそのままタイで戦ってきたんだ。

ONE FFでアキヒロと戦った時は、もっとONEで戦いたいと思っていた。ルンピニーショーは、今やタイで一番大きなショーでアジア在住のムエタイファイターは、誰もがこぞってあの場で戦いたいと思っているからね。ただ、さっきも言ったようにパンクラスで戦う機会を得た。だからパンクラスで僕は戦う」

──ところでマロック・ジムは一時期、有望な選手が集まり注目されていましたが、多くの選手がジムを離れたとデニス・ザンボアンガから聞きました。

「僕はマロックに残っていた最終メンバーの1人だよ。デニスやドレックスより後に、チームを離れた。今、マロックに残っているのはジェレミー(ミヤド)だけじゃないかな。チーム・クエスト・タイランドもバラバラになり、その時も僕は最後まで残った1人だった(笑)。クリスは今もバンコクにいて、この試合のために再合流したんだよ」

──色々あってもタイを拠点にするのは変わりないのですね。

「ガールフレンドもいるし、現時点で米国に戻ることは考えていないよ。もし、試合があるなら喜んで米国でも戦うけどね。それにパンクラス、日本で戦えることが凄く嬉しい。パンクラスの過去のショー、対戦相手に関してもリサーチはしっかりしてきたよ」

──ところでムエタイを学ぶために始まったタイでの生活ですが、試合ではレスリング&グラップリングで圧倒的な強さを見せていますね。

「打撃に関しては、十分に使える。モノにしたと思っている。素晴しいボクシング・コーチとずっと練習してきたからね。ただファイトはよりイージーに、そしてケガをしないように戦うべきだ。その局面になったら打撃でやりあうけど、必要がないならテイクダウンからサブミットする」

──では有川選手の印象を教えてください。

「う~ん、まぁ試合に関して対戦相手云々ではないから。僕の戦い方はシンプルで何も秘密にすることはない。テイクダウンして戦う」

──押忍。パンクラスのファンはテイクダウン、コントロール、そして極めを堪能できるはずです。

(C)ONE

「そうだと嬉しいよ(笑)。

そうなって欲しい。これから体重をしっかりと落として、そんなファンの前で戦うことが楽しみでならないよ。僕のやることは変わらない。ゴールは勝利を掴むこと。打撃をより使うような試合になるのは、それが必要になるから。僕のスタイル、戦い方は変わらない。ゲームプランは、テイクダウンして戦うこと。同じだよ」

──では、ここからのキャリアアップをどのように考えていますか。

「分からない。できればRIZINで戦いたいけど、どうなるのか。僕がMMAファイターになったのは、110パーセント集中した自分がどれだけ強いのか、どれだけやれるのか。それを知りたかったから。今もその想いは変わりないよ」

■視聴方法(予定)
2023年4月30日(日)
午後2時00分~ PANCRASE YouTube メンバーシップ、TIGET
午後1時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE、U-NEXT

■視聴方法(予定)
2023年4月30日(日)
午後2時00分~ PANCRASE YouTube メンバーシップ、TIGET
午後1時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE、U-NEXT

■Pancrase333対戦カード

<ライト級KOP王座統一戦/5分5 R>
[王者] 久米鷹介(日本)
[暫定王者] アキラ(日本)

<バンタム級KOP王座統一戦/5分5 R>
[王者] 中島太一(日本)
[暫定王者] 田嶋椋(日本)

<ストロー級QOPC/5分5R>
[王者] KAREN(日本)
[挑戦者]ソルト(日本)

<フライ級QOPC/5分5R>
[王者] 端貴代(日本)
[挑戦者] NØRI(日本)

<バンタム級/5分3R>
井村塁(日本)
石井逸人(日本)

<フェザー級/5分3R>
亀井晨佑(日本)
パン・ジェヒョク(韓国)

<バンタム級/5分3R>
田中路教(日本)
笹晋久(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
藤野恵実(日本)
エジナ・トラキナス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
松本光史(日本)
ヌルジャノフ・ルスタムベック(キルギス)

<フライ級/5分3R>
有川直毅(日本)
コルトン・キエルバサ(米国)

<ライト級/5分3R>
粕谷優介(日本)
葛西和希(日本)

<ライト級/5分3R>
松岡嵩志(日本)
岡野裕城(日本)

<バンタム級/5分3R>
ジェイク・ムラタ(日本)
矢澤諒(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
高本千代(日本)
重田ホノカ(日本)

<フェザー級/5分3R>
渡辺謙明(日本)
平田直樹(日本)

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【Pancrase333】エジナ戦へ、藤野恵実─02─「UFCに繋がる道はないから今、目の前のことをクリアする」

【写真】藤野を支えるハードワーク(C)MMAPLANET

30日(日)、立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase333で、エジナ・トラキナスと対戦する藤野恵実のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

驚異の肉体と回復力が明らかになった藤野から「UFC」の3文字が聞かれた。困難だからといって、諦めていては意味がない。男前すぎる藤野の夢は、まだまだ続く。きっと60歳を過ぎても──。

<藤野恵実インタビューPart.01はコチラから>


――今はジムでの練習に久遠(渡辺久江)選手が参加しているそうですね。

「そうなんです。あとは吉田実代ちゃん(MMA、シュートボクシング、キックボクシングを経てプロボクシングではWBO世界女子スーパーフライ級王座を獲得)を通じて、ボクシングのトップ選手と練習させてもらうこともあったり。魅津希ちゃんも日本に帰国してから練習に来てくれて。あとは村田夏南子ちゃんも練習を見に来てくれました。魅津希ちゃんと万智ちゃんが平均年齢を下げてくれているけど、それでも年齢層は高めです(笑)」

――魅津希選手とは過去、3度対戦しています。

「メイや富松(恵美)さんとも試合しているし、黒部(三奈)さんとSARAMIちゃんも3度対戦しているじゃないですか。昔は対戦する選手と一緒に練習するって、あまり考えられませんでしたね。でも自分で考えて練習するようになってから、その練習相手を探すようになって。同じ相手と2回、3回と試合していたら気にしなくなりました。もしまた試合することになったら、その時はその時っていう感じで」

――日本の女子MMAは、まず2010年に藤井惠さんがベラトールに参戦し、赤野仁美さんと端貴代選手がストライクフォースに出場した頃に海外が視野に入ってきました。そして藤野選手がWSOFやROAD FCに出場するようになり、V.V Mei選手もPXCとONE、そして浜崎朱加選手がインヴィクタFCで戦い始めた頃に大きく変化したと思います。

「そうですね。対世界となってきた時に、私たちの練習も変わりました。でも日本人選手の状況は変わっていないと思います。海外で結果を残すことができていないですから。藤井さんと浜ちゃんが海外で勝ったのは、もともと持っていた力であって。私がROAD FCで勝ったのも結局はアジアという感じで……北米で勝っている選手がいない。Road to UFCも32歳までっていう年齢制限があるらしくて、私も10歳サバ読んで出られないかなぁとは思ったりしたんですけど」

――えっ!? Road to UFC出場を考えていたのですか。以前のインタビューでは「もうUFCは難しい」と仰っていたので、すでにUFCは視野に入っていないのかと思っていました。

「難しいですよ。それは当然です。何もせずにUFCへ行けると思ってはいません。でも、難しいから行かなくていいということはないんです。UFCへ行けるなら行きたい。ただ、今はUFCの女子もフライ級が盛り上がっていて、ストロー級で契約するのは本当に難しいと思います。今はずっと――何かUFCへ行けるチャンスがないかなぁと考えているところです」

――……。

「難しいからMMAを辞めるのかって、そういうことじゃない。続けないとチャンスは得られなくて、先も見えない。UFCに繋がる道はない、だから今、目の前にあることをクリアしていく。もちろんパンクラスのベルトは獲り返したいし、その先に海外で戦いたい気持ちは持ち続けていますよ」

――UFCと契約するには、年齢や戦績の問題もあるでしょう。しかし今でも頂点を目指して戦い続けている。それがファイターの在るべき姿だと思います。一方、UFCと契約できるならフライ級でも――ということはありませんか。

「日本人選手が相手ならフライ級で試合をすることはあっても、海外のフライ級で戦うのは無理ですね。たとえばストロー級での契約が約束されたスクランブル発進なら、フライ級で試合をすることもあるかもしれないですけど。別に記念受験でUFCに出たいわけじゃなくて、目的はUFCで勝つことなので。そこはストロー級にこだわりたいです」

――なるほど。UFCを目指すうえで、今回のようにパンクラスの試合でも外国人選手と対戦していきたいですか。

「そこは特に希望はないですね。もちろん弱い相手より強いほうが良いです。それより今は試合を組んでくれることがありがたいし、私のほうが対戦相手を選ぶようなことはしたくないです」

――この短期間に2回も試合延期があるというレアなケースに対しても、何も動じていなさそうですね。

「1回目(昨年9月にソン・ヘユン戦が延期)は試合の1週間前だったので、さすがに気持ちは落ちました。3月にエジナ戦の延期はそれほどでもなかったです。家に着いたら津田から『お知らせがあります!』と言われて、そのままビールを飲んでいましたね(笑)」

――ではまずエジナとの再戦となったことについては、どのように考えていますか。

「前回は終わり方が微妙な感じでしたけど、あれからエジナ選手も成長していると思います。この3年半で、彼女も強い相手を試合し続けていますから。お互い強くなった状態で試合ができれば良いですね」

――藤野選手は驚異的な肉体の回復力を持つと同時に、顔面で相手の拳を負傷させてしまう強さを見せたのが前回の試合でした。

「違いますって(苦笑)。あれは絶対にケージ絡みで負傷したのだと思いますよ。とはいえ、私も渡辺戦で拳を壊しているから、何とも言えないです。そこから耐えて最後まで試合をするかどうかの違いはあっても」

――その状態で最後まで試合を続けられることが、藤野選手が藤野選手たる所以ではないですか。

「やっぱり最後は気持ちって言いますからね……。ともかく渡辺戦では打撃のレベルアップを見せることができて。拳を折ったから後半は出せなかったんですけど、1Rはずっと課題だった右を出すことができて――ここまで来るのに20年かかりました。アハハハ。今でも出来ることが少しずつ増えてきているので、次の試合ではそれをお見せしたいです」

■視聴方法(予定)
2023年4月30日(日)
午後2時00分~ PANCRASE YouTube メンバーシップ、TIGET
午後1時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE、U-NEXT

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ABEMA DEEP MMA MMAPLANET NØRI o PANCRASE Pancrase333 RIZIN UFC YouTube キム・ジヨン パンクラス 海外 端貴代

【Pancrase333】フライ級QOP王座防衛戦、端貴代─02─「気持ちが強いなって、思うことがないように」

【写真】会見では笑顔を見せていた両者。ファイトでは心の折り合いへ。NØRIはセコンドに就いている時など、気の強さと以上に気の荒さを感じさせる指示も聞かれる。根性勝負の第2幕だ(C)MMAPLANET

30日(日)、立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase333で、NØRIを相手にフライ級QOPの防衛戦を行う端貴代のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

2015年8月、キム・ジヨンに敗れてDEEPジュエルスのベルトを失ったあと、3年を経て端貴代はパンクラスのケージに入った。しかし翌年4月にはシッジ・ホッシャとの初代フライ級QOP決定戦に敗れ、続くマイラ・カントゥアリア戦でも苦杯をなめている。そんなキャリアの末に獲得したパンクラスのベルトと、その先に端が見据えるものとは――。

<端貴代インタビューPart.01はコチラから>


――まだまだ、ですか。前回のタイトルマッチはテイクダウンとポジショニング、そしてパウンドで要所を抑えるという、落ち着いた戦いぶりだったと思います。

「試合で焦ることはなかったですね。最初に蹴りを受けた時に『あぁ、こういう感じか』と分かって。そこから探っていっていきましたけど、自分がやろうとしていたことは出せていなかったんですよ。次の試合があるので、それが何かは言えないですけど。まだまだ、やっていても試合中に出せないことがあるんですよね。そういう面で言えば、あそこまで攻めていながら一本を取ることができなくて、試合中に熱くなりすぎたかもしれないです。そこはもっと冷静に戦っていれば、と思います」

――その試合から1年半が経ち、ダイレクトリマッチを迎えます。この期間に試合がなかったのは、何か理由があるのでしょうか。

「暫定王者となった時点で、やるべきなのは正規王者との統一戦ですよね。あるいは暫定王座の防衛戦、その2つだと思います。まず正規王者のホッシャとの試合について話が進んでいて、昨年はその試合をするつもりで、決まらなかったということですね」

――なるほど。結果、ホッシャが負傷により王座を返上し、端選手が暫定王者から正規王者へ昇格したわけですね。

「はい。ホッシャの怪我で何度も試合が延期になっていたんです。もしホッシャの動きがハッキリしていれば、暫定王座の防衛戦をやっていたと思います。暫定王者が防衛戦っていうのも何だか変ですけど(苦笑)」

――それとRIZINと交渉していたとも聞きました。

「RIZINの話はありましたけど、結局は決まりませんでした。だからどういうオファーで、何の話がどこまで進んでいたかは、私には分からないです。私はパンクラスで王者として防衛戦をやらなければいけないのが一つ。もう一つ、自分が挑戦できるものは何かと考えた時に、RIZINでやってみたいとは思いました」

――その1年半ののなかで、『早く試合をしたい』と焦ることはなかったですか。

「そういう気持ちはなかったです。若い頃なら、1年間に3回は試合したいとか考えていたと思います。でも今の自分にとっては、一つひとつ意味のある試合をしたい。意味のあることを一つずつ、しっかりこなしていきたい。どちらかというと、もう駆け上がっていくための試合をするわけじゃないですからね。一戦一戦を大事にして試合をすることに重きを置きたいです」

――MMAをやっていくいえで、辿り着きたい目標はありますか。

「とにかく今は、目の前の試合にしか興味がなくなっていて。その先の目標といえば、このベルトを持って他の舞台に挑戦することなのかなって思います。まずはこのパンクラスのベルトを巻いていることが、私にとっては重要なんです」

――なるほど。そのベルトの防衛戦がダイレクトリマッチになったことについては、どのように考えていますか。

「別に相手は誰でも良い、というわけじゃないですけど、まずは防衛戦をやりたかったです。今は女子フライ級も選手が増えてきたし、いろんな選手と戦ってみたい。そのなかで相手はランキング1位だから、ダイレクトリマッチになったというぐらいしか考えていないですね。本音を言えば、まだ対戦したことのない選手と試合をしてみたいですけど……」

――では防衛戦ということを抜きにして、誰か他に対戦したい相手はいるのでしょうか。

2015年8月に行われたキム・ジヨンとの試合。相当なドッグファイトだった

「え、誰だろう……。それで言えば、絶対に無理だと思うんですけど…。

私がDEEPジュエルスのベルトを獲られたキム・ジヨンと対戦したいです。キム・ジヨンって今どうしているんですか」

――キム・ジヨンは今もUFCとの契約下にあり、5月13日にマンディー・ボウムと対戦します。現在4連敗中なので、ここで負けるとリリースの可能性もあります。しかし勝てばキム・ジヨンと対戦するためには、端選手がUFCと契約するしかありません。

「なるほど。もう1回対戦できるのであれば、彼女と試合をしたいです」

――それは端選手の中で、UFCを目指したい気持ちがあるということですか。

「それは……うん、考えることはありますよ。私が海外で試合をしていた時よりも、今はストロー級やフライ級も盛り上がっているじゃないですか。そういうところで自分も試合をしてみたいっていう気持ちはありますね。現実問題として、年齢的にも『UFCへ行きたい』と言える立場ではないです。正直、今までも何かを期待しては裏切られて――ということもあったので、期待しすぎることはありません。とにかく今は目の前の試合に勝つ、それだけです」

――では次の試合について、NORI選手の印象や前回の試合の感想を教えてください。

「思っていたより気が強い選手でした。試合の中で、そう思ってしまった時点で私がダメなんですけどね。気持ちが強い、結構粘るなって自分が思うことがないように、私がもっと攻めていなくちゃダメで」

――……。

「ずっと相手の気持ちを折りたいと思って試合をしていました。でも『この選手、気持ちが折れないな……』と一瞬でも相手の様子を見てしまったこと、そこまで攻めることができていなかったことが、前回の試合の反省です。次の試合も、私がやることは同じです。いろいろな武器を用意しつつ、フィニッシュする。どの武器が出るかは、試合を楽しみにしていてください!」

■視聴方法(予定)
2023年4月30日(日)
午後2時00分~ PANCRASE YouTube メンバーシップ、TIGET
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ABEMA Interview J-CAGE NØRI Pancrase333 ブログ 端貴代

【Pancrase333】NØRIを相手にフライ級QOP王座防衛戦、端貴代─01─「一人前になれないまま続けている」

【写真】一人前の定義は分からないが、だから諦めるのではなく、続けている。そこが良い(C)SHOJIRO KAMEIKE

30日(日)、立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase333で、フライ級QOPの端貴代がNØRIを挑戦者に迎えて初防衛戦を行う。
Text by Shojiro Kameike

2021年10月に端はNØRIを判定で下し、暫定フライ級QOPの座に就いた。つまり端にとっては、今回がダイレクトリマッチによる防衛戦となる。その後、正規王者であったシッジ・ホッシャが王座を返上したことで、端が正規王者に昇格したという流れだ。プロデビューは2004年――ここまでスマックガール、DEEPジュエルス、そしてパンクラスのベルトを獲得している。まさに日本女子MMAのリビング・レジェンドである端が語る、自身の過去・現在・未来とは。


――1年半前の話になってしまいますが、まず端選手がもう一度ベルトを獲得するということに驚きました。今もなお戦い続け、ベルトを目指し続けてきたということに。特に端選手の場合はスマックガール、DEEP JEWELS、そしてパンクラスという3団体のベルトを巻いたことは、まさに日本女子MMAの歴史そのものであるように思います。

「自分も年齢を重ねてきているので、『あとどれくらいできるのか』という気持ちは常にあります。そのなかでベルトを獲ることができたのは、メッチャ嬉しかったです。ベルトを巻いたことで、もう少しMMAを続けられるんだなぁって。同時に、チャンピオンになった限りは防衛戦を考えなきゃいけないし、それはそれで大変ですけど――良い意味で、MMAを続けさせてもらえるんだなと思いました」

――もし前回のNØRI戦でベルトを獲得できなければ、引退あるいは第一線を退く可能性はありましたか。

「うーん……、……たぶん、どうするかは悩んでいたでしょうね。もし負けていたら、このまま選手として続けて良いのかどうか。あの試合に限らず、それこそどの選手でも、どの試合でも負けたら考えることだと思います。私もいろいろと抱えているものがあるので、ベルトを巻くことができなければ、他の道を選択することもあったかもしれないですね」

――2019年4月、シッジ・ホッシャとのフライ級QOP決定戦に敗れた時は、そのように考えることはなかったのでしょうか。

「あの時は、初代フライ級QOPのベルトが懸かっていたので、メチャクチャ獲りたかったです。結果は負けて悔しかったんですけど、自分の中で『まだできる』という気持ちがあったんですね。だから、あの時に辞めるという選択肢はありませんでした」

――国際戦と、日本人選手との試合でモチベーションは変わりますか。

「相手によってモチベーションが違うということはないですね。昔は『海外で試合をしたい』という夢や目標があって、実際に海外で試合をさせてもらいました。でも勝ったり負けたりで――負けたほうが多いのかな。そんななかで、今は誰々と対戦したいとか、海外の選手と試合したいとかっていう気持ちはないんですよ。うーん、何なんでしょうね(苦笑)」

――和術慧舟會の後輩である藤野恵実選手は、60歳まで現役を続けるという説が浮上してきました。今の話を聞いていると、端選手もMMAを辞めることはないのだろうなと思えてきます。

「アハハハ。そうかもしれないですね。自分のなかでは、まだまだ続けたい気持ちが強いので。生活の中から格闘技がなくなっている自分を想像することができないんです。たぶん何かしら仕事はしていると思いますけど、仕事以外で何をしているのか(笑)」

――今は格闘技をやっていない時間は何をしているのですか。

「まぁ、適当に遊んでいます(笑)。ただ、本当に時間が足りないんですよ。練習する時間が足りない。だから遊びに行きたいという気持ちも無くなってきました。アハハハ」

――和術慧舟會東京本部の時代から、端選手が練習の手を緩めることが想像できません。実際、今も端選手は当時と変わらない練習を行っていると聞きます。特に端選手の場合は、女子選手の練習会ではなく、あくまで男子選手と共に練習してきたと記憶しています。

「それは今も同じですよ。私の中ではそれが普通で、あんまり考えたことがないですけど……。今も同じような練習をしていることが、良いことなのかどうか分かりませんけどね(笑)」

――一ファイターとしては在るべき姿ではないのでしょうか。

「そうであれば良かったです。もし格闘技をやっていなかったら、結婚して子供を産んで普通の生活を送るという理想はありましたよ。いや、でも……そうか。それでも格闘技はバリバリやっているかもしれないです(笑)」

――それだけ端選手を駆り立てる格闘技、MMAとは一体何なのでしょうか。

「自分で始めて、自分で続けると決めてやっていることだから、もう人生の一部なんですよね。20年前に格闘技を始めて、もうすぐ人生の半分を格闘技に費やしていることになります。それだけ人生を懸けて――なんてカッコイイことは言えないけど、ずっと続けてきたことを『じゃあ辞めまーす』と言って辞めるわけにはいかないじゃないですか。

もちろん若い頃と比べたら、スタミナ面などの不安はあります。以前なら何も考えずに体が動いていたところで、疲れるなぁとか思ってしまうことも(苦笑)。いろいろ技術を覚えてきたから、ですかね。昔はできることも少なかったし、試合では自分ができることを出すだけ。出せていなかったら、出せるまで続ける。でも今は技術を覚えてきたことで、これが出せなかったら次は――と試合中に考えることも増えてきて」

――それは決して悪いことではなく、今もなお学び続け、そして習得し続けてものがあるということではないでしょうか。

「そういうことですかね? 確かに今でも自分の中でも、少しずつ変わってきている手応えはありますけど、それだけ私なんてまだまだなんですよ。一人前になれないまま、ずっと格闘技を続けているんです」

<この項、続く>

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【Pancrase333】女子フライ級王座戦調印式 端貴代「今回は早く仕留める」✖NØRI「本当に勝つために」

【写真】3時半スタート、7時に終了。調印式の最後は廣瀬隆司KOP評議員長とともにスマイル締め (C)MMAPLANET

13日(木)、東京都渋谷区のTHビル2階Aルームにて30日(日)に立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase333で組まれている4階級の調印式が行われた。

ライト級KOP統一戦=正規チャンピオン久米鷹介✖暫定王者アキラ、フェザー級KOP統一戦=正規チャンピオン中島太一✖田嶋椋、ストロー級QOPC=王者KAREN✖挑戦者ソルト、フライ級QOPC=チャンピオン端貴代✖挑戦者NØRI という順序で実施された質疑応答及び調印式。

ここではフライ級QOPCに出場する選手が調印式冒頭で話した意気込みとMMAPLANETの質問に対する返答を質疑応答から抜粋してお届けしたい(※抜粋)。


NØRI
「皆さま、4回目の調印式ということで(笑)。長い時間お付き合いくださり、ありがとうございます。今回、女子フライ級タイトルマッチ、端選手が正規のチャンピオンになってのタイトルマッチです。今回は挑戦を受けてくださり、ありがとうございます。本当に勝つために来ました。前回と同じ内容にはさせないので、ぜひ試合内容にも期待してください」

端貴代
「今日は長い時間ありがとうございます。まず、日本にこのベルトが戻ってきたことをとても嬉しく思っております。今回、メインカードでチャンピオンシップ防衛戦として、挑戦を受けさせていただくこと大変嬉しく思っています。ありがとうございます。今回の試合に関しては、前回戦った相手で。前回は5R戦ったので、早く今回の試合は仕留めて、このベルトをしっかりと自分の下に戻したいと思います」

──KAREN選手がパラエストラ柏に移籍されましたが、その前に一度皆で出稽古に行ったと伺いました。そこで練習したことをNØRI選手たちはそこで気付いたことを持ち帰って、自分たちでやっていると。柏での経験を経て、どのような変化がPRAVAJRAでの練習でありましたか。

NØRI そうですね、元々自分のスタイルは他とは違っていて、そこを生かして試合に取り組んでいたので。出稽古をしてスクランブルとかして、色々な体格の選手と組めたことで収穫がありました。そこを如何に自分のスタイルに落とし込んでいくのか。前回の負けから、絶対にもう一度挑戦するという気持ちがあったので、常にそこに合わせて吸収できるかということを念頭に置いていました。出稽古に行って得たものがあったり、自分のやり方のプラスでミックスしたらもっと良いかなって。そういったところで収穫はありました。

──端選手、真面目に以前から伺いたいことをありました。

 ハイ。

──ご実家の家業を手伝われていますが(墨田区八広駅近くでとんかつが名物の飲食店「三好弥」を営む)、試合のどれぐらい前までされているのですか。

 家を手伝っているのは土日なので、今回の試合は日曜日なのでその週はお店に出ないかなという感じです。

──揚げ物を調理すると空気に油が凄く含まれているので、過去に減量中に辛いとか感じることはなかったでしょうか。もしくは揚げ物で精神的にめげるとか。冗談でなくお伺いしたかったことなんです。

 そうですね、そこまで意識したことはないです。一応、店の売りなので(笑)。

──スミマセン(笑)。ではゲンを担いで、試合前夜はカツを食べたりされるのですか。

 あぁ、それもしたことはないです(笑)。

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【Pancrase333】バンタム級王座調印式 中島太一「一つの試合だと」✖田嶋椋「中島選手に挑む」

【写真】調印式ぐらいは笑顔で!!──ということで、戦う当人に笑ってもらいました (C)MMAPLANET

13日(木)、東京都渋谷区のTHビル2階Aルームにて30日(日)に立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase333で組まれている4階級の調印式が行われた。

ライト級KOP統一戦=正規チャンピオン久米鷹介✖暫定王者アキラ、フェザー級KOP統一戦=正規チャンピオン中島太一✖田嶋椋、ストロー級QOPC=王者KAREN✖挑戦者ソルト、フライ級QOPC=チャンピオン端貴代✖挑戦者NØRI という順序で実施された質疑応答及び調印式。

ここではバンタム級統一戦に出場する選手が調印式冒頭で話した意気込みとMMAPLANETの質問に対する返答を質疑応答から抜粋してお届けしたい(※抜粋)。


田嶋椋
「自分は暫定王者なので、正規王者の中島選手に挑むという形に今なっていると思います。凄く楽しみですね。自分のやるべきことをやって勝ちに行きます」

中島太一
「タイトルマッチ、統一戦ということなんですけど、僕はいつもタイトルマッチだ、ベルトだ、チャンピオンだということは関係なく一つの試合だと考えています。これも一つの試合。どれも大切な試合、大切じゃない試合なんてないんで。とにかく最強になることを考えて練習しています。今回も自分の実力をしっかりと出せるよう準備してきたので当日は思いきり戦いたいと思います」

──パンクラスのチャンピオンはBellatorへの参戦も続いていますが、統一なった後はどのように考えていますか。

中島 もちろんステップアップはしたい──と常に思っているので、あとはどういうオファーが来るのかですね。良いオファーが来たところに行きたいです。

田嶋 自分は統一したらパンクラスを盛り上げたいですし、あとは世界でも戦っていたいと思っています。

──田嶋選手はRoad to UFCに申し込みはしていましたか。

田嶋 していました。

──……。この場に相応しい質問ではないですが、Road to UFCからオファーがあればどうしていましたか。

田嶋 そうですね……正直、Road to UFCには参加したかったですね。

──そこがならなかったことで、次へ向けてこの試合に対しても想うところはありますか。

田嶋 ここでしっかりと勝って。中島選手に勝てば、周りの評価も上がると思うので、そういう世界に行けるような評価を頂けると思うので、ここはしっかりと勝っていきたいです。

──4月30日でなく、3月26日に戦いたかったという気持ちは?

田嶋 いやいや(苦笑)。ここで……4月30日にあるので。

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