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3.23『ONE 172』さいたま大会で武尊 vs. ロッタン・ジットムアンノン、アドリアーノ・モラエス vs. 若松佑弥

ユメノチカラ/武尊


 ONE Championshipが3月23日にさいたまスーパーアリーナで『ONE 172』を開催することと武尊 vs. ロッタン・ジットムアンノンのフライ級キックボクシングスーパーファイト、アドリアーノ・モラエス vs. 若松佑弥のフライ級タイトルマッチを行うことが発表されています。

 他にも野杁正明、KANA、秋元皓貴、青木真也らが出場候補となっています。続きを読む・・・
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【ONE172】さいたまSAで仕切り直しの武尊×ロッタン、モライシュ×若松佑弥の王座戦も決定

6日(月)都内にて、2025年3月23日(日)に埼玉県さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催される「ONE 172: TAKERU VS RODTANG」発表記者会見が行われた。
Text by Takumi Nakamura

今年1月の有明アリーナ大会に続いて、2年連続となるONE Championshipの日本大会が決定した。会見に出席したチャトリ・シットヨートンCEOは「今回のイベントはPRIDEの時代から30年来の最大級のイベントをさいたまスーパーアリーナで予定している。この大会は世界195カ国で放送予定で、この30年で最大級の視聴者、観客を集めるイベントになる」と熱弁。

さらに「MMAのみならず、あらゆる格闘技のコミュニティをここに集結させるような一大イベントになることを約束する。ONEが日本で開催されるということは、日本のコミュニティと選手にとって大きなチャンスだと信じている」と続け、出場候補選手として野杁正明、KANA、秋元皓貴、青木真也らの名前を挙げて、今大会のテーマを日本vs世界と掲げた。

そして今大会の決定カードとしてフライ級キックボクシング(3分5R)の武尊×ロッタン・ジットムアンノン、フライ級MMA世界王座決定戦(5分5R)のアドリアーノ・モライシュ×若松佑弥が発表された。

武尊とロッタンは今年1月のONE有明大会で予定されていたカード。この時はロッタンの怪我で中止となり、約1年2カ月越しに2人のドリームマッチが実現することになる。そしてモライシュと若松はデメトリウス・ジョンソンの引退により空位となったONE世界フライ級王座をかけて対戦する。両者は2022年3月に対戦しており、この時はモライシュがギロチンで一本勝ちしている。会見には武尊、ロッタン、若松も出席し、試合に向けた意気込みを語っている。

武尊
「やっとロッタン選手と戦えることがすごく嬉しいし、ロッタン選手の怪我だったり、色んなことがあって試合が流れたりしたんですけど、こうやって試合が決まると、引き寄せ合う運命だったなと思います。

僕はこの試合の次のことは一切考えてなくて、この試合で自分の格闘技人生を全て出し切るつもりで挑むんで、本当にこの試合、どちらかが壊れるような世界最高の殴り合い、壊し合いをやりたいと思っているので、ロッタン選手よろしくお願いします。

(日本大会でロッタン戦が決まったことについて)日本で試合できるのはすごく嬉しいし、K-1を離れてから海外で試合をやることが多かったんですけど、 現役の最終章、集大成を日本のファンの皆様の目の前でできるというのはすごく嬉しいし、 日本の皆さんに勝つ姿を必ず見せます。

(大会のメインで行われることについて)本当、このONE Championshipという世界規模のでかい大会でメインでやらせてもらえるのはすごく嬉しいことだし、 そのメインイベントにふさわしいような最高の殴り合い・試合をロッタン選手とやりたいと思ってるんで、皆さん楽しみにしていてください」

ロッタン・ジットムアンノン
「タケルと共に互いに勝利を掴み、いよいよ時が来たと感じている。昨年の日本大会のカード発表会見の後ひ怪我をしてしまい、あの試合がキャンセルになってしまったことを本当に残念に思っている。だから今回このように2人の試合が実現したことを本当に嬉しいと思うし、自分はもう準備が整っている。

(前回の武尊VSタン・ジンをリングサイドで見て)正直なところ、すごく怖さを感じたし、緊張もした。同時にすごく嬉しかったのは、1Rにダウンを取られたあと、2Rにダウンを取り返して逆転KOで勝ったのを見て、本当にすごいと思った。タケルはキックボクシングスタイルが本当に強いと思うし、自分もそれに負けないように準備をしている。

今は3月の試合が楽しみで、皆さんに最高のキックボクシングの試合をお届けしたいし、自分のキックボクシングのスタイルを見せつけてやりたい。(日本大会出場について)率直に嬉しいと思っている。日本は自分にとって第2のホームで、しばらく戻ってこれなかったことを残念に思っている。今回の試合で世界、日本に自分の強さを見せたいと思っているし、前回見せられなかったものをお見せしたい。とにかく全力で試合に挑むし、日本がホームのつもりで戦う。必ずチャンピオンに返り咲く。それを目指して戦っていきたい」

アドリアーノ・モライシュ
「日本で試合出来ることは本当にうれしい。ONEフライ級MMAの世界タイトル戦の機会をもらえて、心から興奮している。若松と戦うんだ。最高の試合を見せるために一生懸命練習に励んでいる。特に日本にいる僕のファンの楽しみにしていてくれ。そして試合を見に来てくれ。準備は万端だ」(※コメント発表)

若松佑弥
「この間(12.7ONE FN)試合が終わったばかりですが、さいたまスーパーアリーナという素晴らしい舞台でタイトルマッチができることをすごく嬉しく思ってます。自分は3年前にアドリアーノに負けて2連敗してから3連勝して、この3年で進化してきた部分をこの最高の舞台で発揮して、しっかりチャンピオンになりたいと思います。

(リマッチについて)本当にもう全てをかけて、3月23日に今までやってきたことを格闘技人生の集大成になる戦いをしたいと思っています。で、向こうも今はキャリアピークだと思っていて、本当にフライ級の世界最強を決めるチャンピオンシップになると思っています。打撃と寝技の最高峰の戦いができるんじゃないかなと思ってます。

DJがUFCからONEに移籍するという話を聞いた時点で、僕はONEのフライ級が世界一だと確信していて、そこからDJのアドリアーノとも戦って、世界の壁をしっかり経験して、そこからONEで成長してきました。アドリアーノはDJをKOした唯一の選手なので、最高の舞台でしっかりそれに勝って僕がチャンピオンになって、ONEフライ級が世界一だということを知らしめれるいい機会だと思っています。もう最高としか言いようがないです。

(モライシュのコメントを受けて)前回のキンガド戦を見ても、とんでもなく強いなっていう思いがあって。僕もこの間試合終わったばっかりで、すごいベストな状況だし、向こうも相当気合いが入っていると思うので、すごく激しい戦いになるんじゃないかなと思います」

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『ONE Friday Fights 81』試合結果

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▼メインイベント(第12試合)フェザー級(-70kg)ムエタイ 3分3R
〇スーパーボン(タイ/暫定フェザー級キックボクシング世界王者)
[1R 1分43秒 KO]※右縦ヒジ
דスモーキン”ジョー・ナタウット(タイ)

▼コー・メイン(第11試合)バンタム級 ムエタイ 3分3R
×ノンオ―・ハマ(タイ)
[判定0-3]
〇カムラン・ナバティ(ロシア)

▼第10試合 バンタム級ムエタイ 3分3R
〇ナビル・アナン(アルジェリア/タイ)
[判定3-0]
×ソー・リン・ウー(ミャンマー)

▼第9試合 バンタム級ムエタイ 3分3R
×スーブラック・トー・プラン49(タイ)
[3R 0分55秒 KO]※左フック
〇クラップダム・ソー・チョー・ピャッウータイ(タイ)

▼第8試合 ストロー級ムエタイ 3分3R
〇サムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
[1R 1分22秒 KO]
×アクラム・ハミディ(アルジェリア)

▼第7試合 フェザー級ムエタイ 3分3R
〇シャドウ・シンハ・マウイン(タイ)
[判定3-0]
×モハメド・シアサラニ(イラン)

▼第6試合 キャッチウェイト(-63.5kg契約)ムエタイ 3分3R
〇スアキム・ソー・ジョー・トンプラジン(タイ)
[判定2-1]
×オーティス・ワグホーン(英国)

▼第5試合 キャッチウェイト(-60.32kg)ムエタイ 3分3R
〇ジャオスアヤイ・モー・クルンテープトンブリー(タイ)
[判定3-0]
×スリヤンレック・ポー・イェンイン(タイ)

▼第4試合 フライ級(-61.2kg)キックボクシング 3分3R
〇武尊(team VASILEUS/K-1三階級制覇)
[2R 2分47秒 KO]※左フック
×タン・ジン(ミャンマー)

▼第3試合 バンタム級(-65.8kg)キックボクシング 3分3R
×秋元皓貴(EVOLVE MMA/元ONEバンタム級世界王者)
[判定0-3]
〇イリアス・エナッシ(モロッコ/オランダ/元ONEフライ級世界王者)

▼第2試合 キャッチウェイト(59.87kg)ムエタイ 3分3R
×小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/KNOCK OUT-REDフェザー級王者)
[判定0-3]
〇リッティデット・ソー・ソンマイ(タイ)

▼第1試合 フライ級キックボクシング 3分3R
〇陽勇(=ひゅう/TEAM3K/VENUM TRAINING CAMP)
[判定3-0]
×ユセフ・エサード(アルジェリア)

 9月27日にタイ・ルンピニースタジアムで開催された『ONE Friday Fights 81』の試合結果。武尊がタン・ジンにダウンを奪われながらも2R逆転のKO勝ち。秋元皓貴と小笠原瑛作は判定負け。陽勇は判定勝ちしています。続きを読む・・・
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45 MMA MMAPLANET o ONE ONE FF81 イリアス・エナッシ キック 秋元皓貴

【ONE FF81】初回エナッシにダウンを奪われた秋元、2R以降盛り返すも届かず判定負け

【写真】逆転を狙った秋元だが、エナッシのパンチに阻まれた(C)ONE

<キック・バンタム級/3分3R>
イリアス・エナッシ(オランダ)
Def.3-0
秋元皓貴(日本)

エナッシに対しプレスをかけた秋元が右ハイを見せた。前に出るエナッシに左ミドルを当てる秋元。エナッシが右から左ボディに繋げる。さらにエナッシの左ボディが突き刺さる。右ミドルのフェイントから左ハイに繋げたエナッシに、秋元が右ローを当てる。秋元の右フックと左ミドルがヒット。しかしエナッシも左右フックで攻め立てる。右ストレートから左フックでエナッシを下がらせた秋元は、さらにロープに詰めて左跳び蹴りも見せた。エナッシはリング中央で左ボディを当て、右から返しの左フックへ。この一撃が秋元のテンプルを捉えてダウンを奪う。秋元が立ち上がり、初回が終了した。

2R、秋元が左ローから左フックへ。エナッシも左ハイを見せた。エナッシのワンツーをかわした秋元が距離を詰めるも、エナッシが捌いた。左ボディから左ハイが秋元の顔面をかすめた。秋元の左ミドルに右ストレートを合わせるエナッシ。距離を取ってショートレンジになると左ボディを決める。さらに左ヒザを当ててから下がるエナッシは、秋元の左ミドルをキャッチした。秋元はプッシュから右ストレートへ。これをかわしたエナッシが足を滑らせて尻もちを着く。再開後、ダメージが回復したか秋元が連打でプレスをかけていく。ラウンド終了間際には秋元が速く鋭い右ハイを見せた。

最終回、いきなり秋元が組むような距離へ。プッシュからパンチ→ローへと繋げる。エナッシも左ボディを当てていく。秋元にロープに押し込まれたエナッシは左ヒザを突き上げた。秋元の前進に対して距離を取り続けるエナッシ。左ボディ、左ヒザを繰り出すが、秋元のローを受けて動きが止まる場面も、秋元は右ストレートからエナッシをロープに詰めていく。秋元の左ハイをかわし、左ボディを繰り出すエナッシ。秋元が左フックからエナッシにロープを背負わせた。

裁定は初回にダウンを奪ったエナッシが判定勝ち。秋元も2R以降は追い立てたが逆転は成らなかった。


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【ONE FF81】全選手が計量&ハイドレーションをクリア。日本人4選手は前半戦=第1~第4試合に登場

【写真】武尊と対戦するタン・ジンが顔に塗っているのは“タナカ”と呼ばれるミャンマーの伝統的な化粧だ(C)ONE

明日27日(金・現地時間)タイはバンコクのルンピニースタジアムにて開催されるONE Friday Fights 81の公式計量が行われた。
Text by Takumi Nakamura

通常よりも豪華なマッチメイクが並ぶ、通称テントポール大会となる今大会。日本からはONE2戦目となる武尊を筆頭に、元ONEキックボクシング世界バンタム級王者の秋元皓貴、ONEムエタイのベルトを目指す小笠原瑛作、ONE初参戦となる陽勇の日本人4選手が登場する。


4選手は無事に計量とハイドレーションテストをクリアし、対戦相手とのフェイスオフに参加。対戦相手がブランク・パンサーからミャンマーラウェイ出身のタン・ジンに変更となった武尊はタン・ジンと互いの前腕をかけ、睨み合った。ONEの公式リリースを通して、日本人4選手は以下の意気込みコメントを発表している。

武尊
「(対戦相手のタン・ジンは)すごく良い雰囲気を持っている選手だなと思ったし、強い男のオーラを感じたので明日は最高の試合になると思います。必ずKOで倒して勝つので応援よろしくお願いします」

秋元皓貴
「フェイスオフも終わって、相手のエナッシもすごく気合いが入っていた顔をしていたので、明日がすごい楽しみです」

小笠原瑛作
「相手も気持ちが入っていると思うので、良い試合になると思います。しっかりと来年までにONEのベルトにつなげるところ、その試合を明日見て欲しいなと思います」

陽勇
「(フェイスオフで)結構上から睨みつけられて、闘争心が湧きました。自分の攻撃をしっかり出して、相手を出させない、自分の攻撃だけ、やりたい試合をやります。明日、ONE1試合目、しっかり勝ってきます」

なお明日の大会では日本・タイでの中継スケジュールに合わせ、前半戦=第1試合~第4試合で日本人選手が戦い、後半戦=第5試合~第12試合にはタイ人選手の試合が並んでいる。

この後半戦もジャオスアヤイ・モー・クルンテープトンブリー×スリヤンレック・ポー・イェンインのONE FF激闘派対決に始まり、第6試合には元ルンピニー3階級王者のスアキム・ソー・ジョー・トンプラジンが登場。元ONEキックボクシング&ムエタイ世界ストロー級王者サムエー・ガイヤーンハーダオと欧州軽量級トップのアクラム・ハミディの第8試合に続き、第11試合には元ONEムエタイ世界バンタム級王者ノンオー・ハマがリングに立ち、大トリにはONEキックボクシング暫定世界フェザー級王者スーパーボン・シンハ・マウインとジョー・ナタウットの意外にも初対決、ムエタイルールの一戦が組まれた。日本人の試合でONE FFに興味を持ったファンの方には、是非継続して後半戦を見てもらい、ONEムエタイの現在を知っていただきたいラインナップだ。

■放送予定
9月27日(金・日本時間)
午後9時30分~U-NEXT

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
スーパーボン・シンハ・マウイン:69.67キロ
ジョー・ナタウット:69.49キロ

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
ノンオー・ハマ:65.59キロ
カムラン・ナバティ:65.77キロ

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
ナビル・アナン:65.68キロ
ソー・リン・ウー:65.22キロ

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
スーブラック・トー・プラン49:65.68キロ
クラップダム・ソー・チョー・ピャッウータイ:65.59キロ

<ムエタイ・ストロー級/3分3R>
サムエー・ガイヤーンハーダオ:56.25キロ
アクラム・ハミディ:56.06キロ

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
シャドウ・シンハ・マウイン:70.13キロ
モハメド・シアサラニ:69.49キロ

<ムエタイ・140ポンド契約/3分3R>
スアキム・ソー・ジョー・トンプラジン:63.41キロ
オーティス・ワグホーン:63.50キロ

<ムエタイ・133ポンド契約/3分3R>
ジャオスアヤイ・モー・クルンテープトンブリー:60.24キロ
スリヤンレック・ポー・イェンイン:60.15キロ

<キック・フライ級/3分3R>
武尊:60.96キロ
タン・ジン:61.05キロ

<キック・バンタム級/3分3R>
秋元皓貴:65.14キロ
イリアス・エナッシ:65.32キロ

<ムエタイ・132ポンド契約/3分3R>
小笠原瑛作:59.24キロ
リッティデット・ソー・ソンマイ:59.60キロ

<キック・フライ級/3分3R>
陽勇:60.69キロ
ユセフ・サード:60.87キロ

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【ONE FF81】ムエタイルール4戦目へ、小笠原瑛作「ベルトを目指せる選手だというところを見せたい」

27日(金・現地時間)タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催される「ONE Friday Fights 81」にて小笠原瑛作がリッティデット・ソー・ソンマイと対戦する。
text by Takumi Nakamura

昨年8月のONE初参戦から約1年、小笠原はONE Friday Fights(ONE FF)で3試合を戦い、2勝(1KO)1敗と勝ち越している。また日本で主戦場になっているKNOCKOUTでもMMAグローブでのムエタイルールで2戦1勝1敗の成績を残しており、MMAグローブで戦うムエタイルール=ONEムエタイの先駆者と言ってもいいキャリアを積んでいる。

今回は武尊、秋元皓貴、陽勇の日本人3選手がキックルールで参戦する中、小笠原はムエタイルールで結果を残し、ONE王座への道を切り拓こうとしている。


――試合まで6日となりましたが、タイに入るのはいつですか。(取材日は9月22日)

「24日、火曜日の夜に入る予定です。ONE FF(ONE Friday Fights)は自分の試合で3回、仲間のセコンドで1回、合計4回行っているので、どういう流れで試合を迎えるかは分かっているし、試合までの調整にも慣れてきました」

――小笠原選手は昨年8月からONEに参戦していますが、大会の盛り上がりは感じていますか。

「そうですね。試合では負けてしまったんですけど、昨年末の大会(12.22ONE FF46)はテントポールと呼ばれるビッグマッチで、かなり盛り上がっているなと思いました」

――今回も昨年12月と同じテントポール大会ですが、こういった大会で試合できることはうれしいですか。

「他の時期・大会のオファーもあったんですけど、自分としては注目度の高い大会で目立って、最短距離でベルトに近づくことがベストだと思っていたので、この大会で試合が決まってうれしいですね」

――小笠原選手は昨年11月・12月と連敗していて、そこから今年4月・6月と連勝しています。連敗脱出となった4月ONE FF60でのソーンスックノーイ・FAグループ戦はプレッシャーもありましたか。

「正直、去年後半に連敗した時は、もう格闘技をやめようかなぐらい落ち込んでいました。そこから今年一発目の試合、4月のソーンスックノーイ戦は本当にプレッシャーもありました。でもそこをまた乗り越えられることが出来て、自分の中ではすごく大きな経験になったし、今は自分のために格闘技をやれているというか、今までキックボクシングやムエタイをやってきて、今が1番『この競技が楽しい!』と思ってできている時期かもしれないです」

――経験を積むという意味では3分3Rフルラウンド戦って勝ち切ったこともよかったのではないですか。

「やっぱりトップファイター同士の試合になると、倒しきるということが難しくなるんですけど、そのなかでもしっかり勝つことは大事で、倒すだけじゃなくて勝つために頭を切り替えることも必要です。そういう部分は今までの自分になかった部分で、成長できたかなと思います」

――6月のKNOCKOUT代々木大会ではONEの常連ファイターでもあるデーングリアングライ・シンマーウィンとの対戦でした。(小笠原の判定勝利)

「あの試合は4月からの継続という意味ではないですけど、 4月・6月と繋がって出来たところはすごい良かったですね。過去に自分が勝ったり負けたりしているムエタイ選手たちがONEでいい試合をしてボーナスをもらったり、チャンピオンレベルの選手と絡んでいる姿を見ると、自分の実力がどういうレベルなのかも分かりますし、6月に対戦したデーングリアングライはONEで名前がある選手でしたけど、そこと比べて自分のレベルが劣っているとは思わなかったし、そこで勝ち切れたことも自信になりました」

――また小笠原選手はONE参戦以降、MMAグローブでしか試合をしていないんですよね。

「そうなんですよね。最初は何がなんだか分からない感じMMAグローブで試合をやっていた部分もあったんですけど、試合と練習を繰り返すうちに、小さいグローブの特徴、戦い方の変化、気を付けなければいけないポイント……自分の中でしっくり来るようになりましたね」

――普段の練習でもMMAグローブがメインなのですか。

「その時々で使い分けていますね。MMAグローブは拳の負担が大きいので、例えば試合で拳を痛めてしまったら、拳を守るために通常のボクシンググローブでミット打ちをやって、対人練習で軽くMMAグローブを使って試合をイメージして…ですね」

――今回対戦するリッティデットにはどんな印象を持っていますか。

「身長は僕よりちょっと大きくて、パンチも伸びてくるし、蹴りも伸びてくる。上手い選手だけど気持ちが強いファイターなんで、打ち合って倒すこともあれば倒されることもあるみたいな。そういう強引さもあるファイターだなと思います。決して楽な相手ではないし、思っている以上に強い選手だと思っています」

――試合映像を見ても勝っても負けても面白い試合をする、いわゆるONEらしい選手だなと思いました。

「そうですよね。盛り上がるファイトをするなという感じがあります」

――ONE FFにはリッティデットクラスの選手がゴロゴロいるわけで、ここを勝ち抜いていかなければいけません。どんな試合で勝ちたいと思っていますか。

「相手の長い距離の攻撃をしっかりディフェンスして、自分がもらわないことを第一に考えて、その中で攻撃を合わせて、どこかのタイミングでいい攻撃を当てて倒せればいいなと思っています」

――例えば一か八かの打ち合いではなく、ちゃんと攻防して勝ちたいですか。

「言い方は難しいですけど、パンチをブンブン振り回して当たったらラッキーみたいな試合をしていたら、自分が目指すところにはいけないと思います。僕はもっと高いレベルの試合をして、ONEのベルトを巻くことが目標なので、そこに繋げる道筋を作るのであれば一発狙いみたいな戦い方は考えてないです」

――6月のデーングリアングライ戦の際にはKNOCKOUTの山口元気代表が「(小笠原)本人がONE王者になりたいと希望している。KNOCKOUTとしてもONEに快く送り出したい」と小笠原選手のONE王座への挑戦をバックアップする姿勢を見せていました。そこは小笠原選手にとっても大きかったのではないですか。

「そこは本当に大きいですね。僕はずっとKNOCKOUTを主戦場にしていて、KNOCKOUTを大きくしたいという気持ちを持って戦ってきました。その一方で心の片隅のどこかには、世界最強の選手たちがゴロゴロいる場所でベルトを獲りたい気持ちもあったと思います。そういう気持ちもあったなかで山口さんから『ONEのベルトを獲りに行ってこい』と背中を押していただいて、そこで自分の目標や目指すものがはっきりして、自分がやりたいことをやらせてもらっている感じがあります」

――小笠原選手も50戦以上やってきて、どこに目標を置くかを悩んでいた部分もあったかと思います。

「KNOCKOUTを大きくするという目標を作って、実際にKNOCKOUTは大きくなっているし、盛り上がってはいるんだけど、じゃあどこがゴールなのかと言われると、明確に見えない部分があるわけじゃないですか。もしかしたら武尊選手もそうだったのかなと思うことがあって、武尊選手もK-1を大きくしようと思って試合をしていて、その目標は徐々に叶っていったと思うんですけど、一格闘家としてのゴールというか、目的地が定まっていないと、どうしてもモヤモヤしてしまう部分はあると思うんです。そこで武尊選手はONEのベルトという目標があって、僕自身も今そこを目指して戦っている。やっぱりそこがはっきりしたことは本当に大きいです」

――昨年8月にONEに初参戦&MMAグローブの試合に初挑戦した時はここまで広がるとは思っていなかったですよね。

「本当にそうですね。去年連敗した時に辞めなくて良かったなと思います」

――ONEに参戦する選手も増えていますが、ムエタイルールでは小笠原選手が第一人者と言ってもいい位置にいると思います。

「ONE FFは毎週大会があって、日本人選手が出るチャンスも増えていますけど、ONEのスタッフはすごく格闘技のことを知っていて、僕のことも評価してくれているんだなと思います。僕はずっとタイ人と試合が組まれていて、タイ以外の外国人選手を当てられるのとは意味合いが違うと思っているし、求められているものも違うと思っています。これからもしっかりベルトに向かって、確実に勝ち続けていくことが大事かなと思います。自分がONEでベルトを目指せる選手だというところを見せていきたいです」

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【ONE FF81】約2年半ぶりの勝利へ。秋元皓貴「今回は泥臭く、エナッシにいい動きをさせない」

【写真】元キックボクシング王者対決を制して、連敗脱出を目指す秋元(C)TAKUMI NAKAMURA

9月27日(金・現地時間)タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催される「ONE Friday Fights 81」にて秋元皓貴がイリアス・エナッシと対戦する。
text by Takumi Nakamura

Evolve MMAプロ部門の事実上の解散により、日本に活動拠点を移し、POWER OF DREAMで練習を続けている秋元。その初陣となった5.4ONE Fight Night22でのウェイ・ルイ戦はウェイ・ルイのアウトボクシングにポイントが入る形で敗北を喫したが、自身のパフォーマンスには手応えを感じた。

練習環境を変えて挑む2戦目の元ONEキックボクシング世界王者エナッシで、豪華対戦カードが並ぶ今大会のなかでも注目のマッチアップとなった。この一戦に向けて秋元は「エナッシが嫌なことをやって、エナッシの良さを消す」と2022年3月以来となる勝利への執念を口にした。


――前回5月のウェイ・ルイ戦は判定負けという結果でしたが、秋元選手が勝ったという声も多かった試合です。秋元選手も試合後に色んな想いがあったと思いますが、あの試合を振り返ってもらえますか。

「やっぱり自分の中では、もっともっとできたという気持ちはあるんですけど、しっかり仕事はできたのかなというか。自分がやることはできたと思っていたので、結果として判定で向こうに上がってしまったっていうのはすごく残念でした」

――試合後に判定や再戦についてSNSでも発言されていましたが、実際にONEのスタッフと話をする機会はあったのですか。

「ONEのスタッフを通じて、ONEに対して判定に対する抗議だったり、どうにかなりませんかという話はしました。どちらかと言うとリマッチに関してですね。正直、判定結果が変わるのは難しいと思っていたので、リマッチできないかということだったり、そうした動きをした方がいいのかなと思って、普段はやらないことなのですが、少しだけやりました」

――ご自身のパフォーマンスという部分ではどんな手応えがありましたか。

「POWER OF DREAM(POD)にきて最初の試合ということもあって、本当に一から作り直した部分もありました。それが一発目にしてはできたのかなとは思うし、出来としてはそんなに悪くはなかったと思います。ただもっともっと改善点だったり、やれることがあったかなと感じています」

――PODで練習→試合をやってみて、ご自身の中でのファイトスタイルの変化やどういった部分でレベルアップしたと感じていますか。

「本当に色々あるんですけど、また今回は前回とは違うスタイルで今はトレーニングしていますし、練習する相手によって色々と変えながら。PODに行ったから、PODのスタイルのなかで僕のスタイルを確立するというよりは、色んなことをやりながら、目の前の相手に対して何が一番いいのか?をやっていければなと思っています。そのうえでPODはパンチが強いジムなので、パンチ力は純粋にかなり上がったと思います」

――色んな選択肢があった中でPODを拠点にしようと決めたのは、学ぶものが多かったり、ここで強くなれるという実感があったからですか。

「そうですね。ここでならもう1回やれるんじゃないかと思ったのが、PODを選んだ理由です」

――秋元選手から見てPODの古川誠一会長の指導にはどんな特徴的があると思いますか。

「古川会長は格闘技だけでなく、色んな競技・スポーツのコーチやトレーナーの経験があって、格闘技でも相撲を教えられていたり、すごく頭が柔軟だなと思います。キックボクサーだからこうじゃなきゃいけないとか、そういう固定観念みたいなものが全然ないというか。そういう姿勢に学ぶことも多いですし、いろんな競技・スポーツのいいところを総取りするというか、そういったところが魅力だと思います」

――練習中に古川会長と話すことも多いのですか。

「もちろん自分から聞くこともしますが、どちらかというと僕の練習だったりマスだったり、スパーリングだったりを見て、こういう動きをしていこうよとか、そういうアドバイスをいただくことが多いです」

――今大会では元ONEキックボクシング世界フライ級王者のエナッシと対戦することになりました。エナッシにはどんな印象を持っていますか。

「印象はシンプルに”強い”というのがありますね。あとはスピードが速くて、手足の使い方が上手い。そういった小さな技術ももちろんありますし、階級上げてきてパワーがかなりついているだろうなと思います」

――お互いに穴が少ないタイプだと思うので、どう攻略するかを双方練っていると思います。秋元選手はかなり戦略やプランを作っていますか。

「かなりそこは作っています。自分の中では倒せる技や、タイミングが合えば倒せるだろうなっていうところが何カ所かあるので、そういったところをしっかりと狙って。あとは逆に自分がもらわないように意識してやりたいなと思います」

――以前インタビューさせてもらったときに、秋元選手はOFGのムエタイではなく、グローブでのキックボクシングルールにこだわりやプライドを持っていると感じました。エナッシとはハイレベルなキックボクシングの試合を見せられそうですか。

「そうですね。ただ自分がいい動きをすれば、相手も絶対いい動きをしてくるので、いかにそうさせないかというところを意識しています。今回は泥臭くというか、エナッシの嫌なこと嫌なことをどんどんやっていきたいです」

――今回はそれだけ勝つこと、結果を出すことにこだわっていますか。

「はい。エナッシにとって嫌なことをしていくことで、エナッシにフラストレーションが溜まって、動きが大雑把になると思うので、そういったところを狙っていきたいと思っています。今回はエナッシのいいところを消せるように頑張りたいです」

――いい意味でかみ合わせない、と。

「そうですね」

――そして今大会はONE Friday Fightsシリーズの中でもテントポール大会と呼ばれる通常よりも豪華なマッチメイクが並ぶ大会です。この日は日本はもちろん、タイでも大きく盛り上がりそうな興行ですよね。

「チケットもすぐ完売したみたいですし、かなり会場も盛り上がると思います」

――日本人からも秋元選手以外に武尊選手、小笠原瑛作選手と合計3選手が出場します。(※取材後に陽勇の参戦が決定)そういった形でONEでも日本人選手が増えています。秋元選手の中では仲間でもあり、いい意味で切磋琢磨するライバルという気持ちもありますか。

「そうですね。最終的には個人競技なんで、言い方は難しいですが、完全な仲間ではないと思うんですよ。おそらくないとは思いますが、もし武尊選手が階級を上げることになれば試合をする可能性もあるわけで、そういうことになれば、もちろん僕は戦いますし、僕が階級を上げる・下げることになったら、その階級の選手とは誰とでも戦う可能性があると思います。もちろん同じイベントに出るという意味で応援はしていますけど、もしかしたらいつか戦わなきゃいけないかもしれないというのは常に頭に入れています」

――日本でも多くの人がこの大会を見ると思うのですが、そういった中で秋元選手は自分のどんな姿を見せたいと思ってますか。

「ずっとONEを見てきた日本のファンの方ももちろんいると思いますし、もともと武尊選手やK-1を見ていてONEはあまり見ていないという方、小笠原選手やKNOCKOUTは見ていたけどONEは見てないという方もいると思います。今回のONEはどの試合もレベルが高いですし、エナッシも相当強いんで、かなりレベルの高い試合を見せられると思っています。その中で自分がいかに目立てるかが重要だと思っています」

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45 MMA MMAPLANET o ONE ONE FN22 ウェイ・ルイ ブログ 秋元皓貴

【ONE FN22】前に出て攻める秋元×距離を取る&合わせるウェイ・ルイ、ジャッジは後者を支持

【写真】距離を取って蹴りを当てる。その評価が高かったか。(C)ONE

<キックボクシング・バンタム級/3分3R>
ウェイ・ルイ(中国)
Def.3-0
秋元皓貴(日本)

サウスポーのウェイ・ルイが左ミドルとインロー、秋元もインロー・右ハイを蹴り返す。一旦距離を取ったウェイ・ルイが左ミドルを蹴って、ジャブ・右フックも見せる。秋元もウェイ・ルイの左ミドルにインローを返すが、ルイの左ミドルが当たる場面が目立つ。

ウェイ・ルイがパンチで前に出ていくと、秋元はインロー。ルイは左ミドル・ヒザ、そして左ストレート。距離を詰めた秋元が右ストレートを当てる。ウェイ・ルイはパンチをまとめて左ミドル、秋元は右ボディから右ハイ、右ミドル。ウェイ・ルイも左ミドルを蹴り返し、足を使いながら右フックを狙う。

2R、秋元がパンチで前に出るとルイが右フックを合わせる。秋元は右ストレートから前に出て、右の飛びヒザ蹴り、左フックから右ストレート、ウェイ・ルイのパンチに右ハイを合わせる。さらに秋元が右ストレートから連打をまとめる。ウェイ・ルイもパンチを返すが秋元は下がらない。秋元はパンチから右ハイ、ウェイ・ルイも右ボディ。秋元がインローを蹴れば、ウェイ・ルイも左ストレートを突き刺す。

秋元はウェイ・ルイの前蹴りをさばいて右ストレートから左フックを当て、ウェイ・ルイも足を使って右フックとヒザ蹴りを返す。秋元はそこに右ストレートを合わせ、パンチ&インローで前に出る。ウェイ・ルイは秋元の右に左フックをかぶせる。秋元が左フック。ウェイ・ルイが左ストレートから右フック。秋元は距離が詰まるとボディにヒザ蹴りを突き刺す。

3R、秋元が右ミドルを蹴って、左フックからパンチをまとめる。秋元はこの左フックを当てて右ミドルとインロー、右ミドル・右ストレートと手数を増やす。ウェイ・ルイも下がりながら右フックを返す。秋元は前に出て左右のボディ、左フックを打つ。ウェイ・ルイは奥足ローとヒザ蹴り。秋元は右ミドルを蹴って前進。ウェイ・ルイもボディブローとローを蹴り返す。

下がらない秋元が左フックと右ストレート、ウェイ・ルイも右フックと左ストレートを狙って譲らない。秋元が左右のミドル、ウェイ・ルイはアウトローと左ストレート。秋元も奥足ローを蹴る。前に出た秋元と下がりながら攻撃を合わせたウェイ・ルイ。ウェイ・ルイが支持される形で判定勝利を収めた。


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45 K-1 MMA MMAPLANET o ONE ONE Championship ONE FN22   アクバル・アブデュラエフ ウェイ・ルイ キック ジャン・リーポン ハリル・アミール ビアンカ・バシリオ フー・ヤン ボクシング モーリス・アベビ リース・マクラーレン ルンピニー 中国武術 武尊 澤田千優 秋元皓貴 野杁正明

【ONE FN22】秋元皓貴と対戦、ウェイ・ルイ「彼は空手。私は散打。彼の長所が短所になる」

【写真】空手×散打のキックボクシング・ワールドクラスの戦い。非常に楽しみ(C)TAKUMI NAKAMURA

3日(金・現地時間)、タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE FN22で、元K-1ライト級王者ウェイ・ルイが秋元皓貴と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

武尊や野杁正明がONEに戦いの場を求めるなか、中国のビッグネーム=ウェイ・ルイもONEへの参戦を決めた。しかも対戦相手は元ONEキックボクシング世界バンタム級王者・秋元。数カ月前には想像もできなかった夢の対戦がONEという舞台で実現すると言っていいだろう。日中の立ち技格闘技ファンにとって注目の一戦に向けて、タイで調整を続けるウェイ・ルイに話を訊いた。


――ONE初参戦が迫ってきました。今の体調やコンディションはいかがですか(※取材日は4月26日に行われた)。

「体調面を整えるために、ずっとタイで練習を続けていて、時差や気候にも慣れてきたよ。精神面の話をすると、ずっとONE Championshipで戦いたいと思っていたから、すごくエキサイトしている。気持ちは高ぶっているけど、しっかり体調を見極めて試合当日を迎えたい」

――いつからONEで戦うことを意識するようになったのですか。

「2022年頃からONEで戦いたいと思うようになった。ONEは世界的に影響があるプロモーションで、特にストライキングに関しては世界一の舞台だと思っている。またプロとしてもより良い条件のプロモーションで試合をしたいと思っていた。当時は別のプロモーションと契約が残っていて、すぐにONEで戦うことはできなかったけど、今年に入ってONEで戦うことが実現したんだ」

――前回の試合=昨年4月の東本央貴戦で拳を負傷したという話を訊いていました。もう怪我の箇所は万全ですか。

「確かにあの試合で怪我してしまったけど、練習を休むことはなかった。ゆっくりだけど治療・リカバリーしつつ、練習を続けていた。ちょうどチームメイトのリュウ・ツァーがK-1で試合が続いて、ずっと彼を練習面でサポートしていた。もう怪我もしっかり治ったし、準備万端だよ」

――対戦相手の秋元選手の印象を教えてもらえますか。

「ONEでチュー・ジェンリャンやジャン・チェンロンと戦った試合を見たのが初めてで、その時からすごく印象的なファイトをしていて、ウェルラウンドで何でもできる、技も綺麗でスピードもある選手だと思っていた。もしこの選手と戦えたら素晴らしい試合になると思っていたし、ONEのデビュー戦で彼と試合が組まれて夢が叶ったような気持ちだよ」

――ウェイ・ルイ選手も秋元選手と同様に、すべての技術のアベレージが高い選手です。どんな試合で勝つことをイメージしていますか。

「私と秋元選手は根本的なファイトスタイルが違う。私のベースは中国武術の散打で、彼のベースは空手だ。彼は動きがとても速く、それをアドバンテージに戦っている。でもそれが彼にとってディスアドバンテージにもなっているんだ」

――もう少し詳しく教えていただけますか。

「彼はとにかく動いてパワーのある攻撃を出しているけど、そのパワーが相手まで伝わっていないことが多い。そしてそういう攻撃を出し続けることによってスタミナ切れが早い。この試合において、彼の速い動きにおける欠点が私にとっての利点になる。それが私の勝つ自信になっている」

――この試合は日本のファンの間でも非常に注目を集めています。日本のファンに対してどのような試合を見せたいですか。

「2017年に初めて日本で戦って以来、日本のファンの応援に感謝しているし、日本では素晴らしい経験ができた。そしてこの試合は日本はもちろん、中国、世界中のファンが見る試合になる。そういうビッグファイトに対して、どんな試合になるかは言えないけれど、私はこの試合のためにしっかり準備してきたので、素晴らしい試合になることは保証するよ」

――先日野杁正明選手がONEに参戦することを発表しました。武尊選手、野杁選手、ウェイ・ルイ選手が同じONEの舞台で戦うことを日本のファンは楽しみにしています。それについても一言いただけますか。

「今ベストなキックボクサーが世界中からONEに集まっている。ONEは世界最高峰の舞台になっていると思う。野杁のことはずっと前から知っているし、彼がどれだけ素晴らしい選手かも知っている。僕はバンタム級(65.8kg)で彼はフェザー級(70.3kg)。まず彼がフェザー級でどれだけ素晴らしい選手かを証明して、もし体重を落とせるなら、キャッチウエイトで私と戦おうと言いたい。もしその試合が実現出来たらONEはさらに素晴らしい舞台になると思っている」

■放送予定
5月4日(土・日本時間)
午前8時45分~U-NEXT

■ ONE FN22対戦カード

<ONEムエタイ女子世界ストロー級王座統一戦/3分5R>
[王者]スミラ・サンデル(スウェーデン)
[暫定王者] ナタリア・ディアチコワ(ロシア)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
アクバル・アブデュラエフ(キルギス)
ハリル・アミール(トルコ)

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
シンサムット・クリンミー(タイ)
ドミトリー・メンシコフ(ロシア)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
モーリス・アベビ(スイス)
ジャン・リーポン(中国)

<キックボクシング・バンタム級/3分3R>
秋元皓貴(日本)
ウェイ・ルイ(中国)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
リース・マクラーレン(豪州)
フー・ヤン(中国)

<キック・ライト級/3分3R>
ルンラーウィー・シッソンピーノン(タイ)
ボグダン・シュマロフ(ブルガリア)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
澤田千優(日本)
ノエル・グランジャン(タイ)

<ムエタイ・ストロー級/3分3R>
トンプーンPK・センチャイ(タイ)
ザガリア・ジャマリ(モロッコ)

<サブミッショングラップリング132ポンド契約/10分1R>
市川奈々美(日本)
ビアンカ・バシリオ(タイ)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ショーン・クリマコ(米国)
ホシュエ・クルス(メキシコ)

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45 DREAM K-1 MMA MMAPLANET o ONE ONE FN22 アクバル・アブデュラエフ ウェイ・ルイ キック ジャン・リーポン ジョナサン・ハガティー ジョン・リネケル ハリル・アミール ビアンカ・バシリオ フー・ヤン ボクシング モーリス・アベビ リース・マクラーレン ルンピニー 武尊 澤田千優 秋元皓貴 野杁正明

【ONE FN22】王座奪回への一歩=元K-1王者ウェイ・ルイと対戦、秋元皓貴「相手をだますのが上手い」

【写真】既に髪も編み込まれており、試合モード(?)だった秋元(C)TAKUMI NAKAMURA

3日(金・現地時間)、タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE FN22で、秋元皓貴がウェイ・ルイと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

昨年11月のペッタノン・ペットファーガス戦後、秋元はイヴォルブMMAのファイトチームが事実上解散となり帰国。イヴォルブMMA時代のコーチ=シアー・バハドゥルザダがジムを構えるアメリカに行く計画もあったが、現在は日本のPOWER OF DREAMを拠点に練習を続けている。

今年1月のONE日本大会への出場が計画されるも最終決定には至らず、ペッタノン戦以来、約1年6カ月ぶりの復帰戦となるが、対戦相手は新生K-1で活躍した中国のビッグネーム=ウェイ・ルイに決定。日本の立ち技格闘技ファン注目の一戦を控える秋元に話を訊いた。


――2022年11月のペッタノン・ペットファーガス戦以来、約1年5カ月ぶりの試合が決まりました。しかも対戦相手は新生K-1でライト級(62.5キロ)王者にもなったウェイ・ルイです。試合が決まった時の心境から聞かせてもらえますか。

「長く試合を待つ期間があったので、試合が決まったことは純粋にうれしかったです。それと同時にウェイ・ルイ選手は新生K-1でチャンピオンになって、他団体でも実績を残している負けの少ない選手なので、そこをどうやって攻略しよう?と考えていました。あれからしっかり準備もできたので、あとは試合を待つだけですね」

――1月のONE日本大会ではジョナサン・ハガティーとキックルールでのタイトルマッチが打診されたものの、ハガティーの負傷のため消滅。その後はジョン・リネケルとのミックスルールなどのオファーやキックボクシングルールのオファーもあったそうですが、最終的に試合決定までに至らなかったとお聞きしました。

「キックルールで試合をしたいという気持ちもありましたし、僕は試合が決まってから試合までの期間も大事だと思っているんですね。しっかり練習して準備をして、それでお客さんにいいものを見せる。だからMMAグローブで試合をするのであれば、そのための練習をしなければいけないし、ミックスルールで試合をするのであれば、ミックススルールのための練習をしなければいけない。そうやって“見せられる”ものを創ってからじゃないと試合はしたくないという考えです」

――前回秋元選手に取材した時はイヴォルブMMAのファイトチーム解散に伴い、新たな所属先を探している状況でした。当時はイヴォルブMMA時代の恩師=シアー・バハトゥルザダがいる米国に行くことも検討していましたが、最終的には日本のPOWER OF DREAMを練習の拠点にする選択をしました。

「色々と考えているなかで、日本人で強いなとか魅力があるなと思う選手を誰が育てたかを見ているなかでPODに興味を持ちました。武居(由樹)くんにしても江川(優生)くんにしても子供の頃からPODで作られた選手なので、自分もPODで練習させてもらいました」

――特に交流やつながりがあったわけではないのですか。

「はい。『練習させてもらえませんか?』とコンタクトを取って、練習させてもらうことになりました」

――秋元選手は色んなジムで練習をしてきたかと思いますが、PODの練習はいかがですか。

「キックのジムでは一番練習がハードだと思いますし、そのなかでみんな集中してやっていて、指導も的確なのでここを選んでよかったと思いました」

――PODと言えば脱落者が続出することでも有名な過酷な朝練でも有名ですが、秋元選手も朝練から参加されているのですか。

「もちろんです。シンガポール(イヴォルブMMA)でもジムワークと別にカーディオのトレーニングもやるんですけど、週に数回なんですよ。それを毎日やるわけなので………ハードですね(苦笑)」

――技術面についても聞かせてください。PODはボクシング色の強いジムだと思います。

「スタイル的にはボクシング寄りだなと思います。でも今まで自分が培ったものにPODの技術をミックスして指導してもらっているので、自分としてはすごくやりやすいです」

――新しいエッセンスが入ってくるイメージですか。

「はい。今までの自分にプラスして新しい技術を吸収できていると思います。キックボクサーとして年齢的には上の方かもしれませんが、僕は空手からキックに行って、色んなことを学んでいるので、完全に自分はこうだというスタイルがないんです。だから言われたものはすべて吸収するし、なんでもやる。そういう感じなので、PODの練習がしんどいから場所を変えようとは思わないですし、今ここで学べるものをしっかり学ぼうと思います」

――自分の中でも変化は感じていますか。

「はい。自分でも変わったと思っているので、それを本番で試合で出せれば、見ている方も僕の変化が分かると思います」

――対戦相手のウェイ・ルイ選手にはどのような印象を持っていますか。

「キックボクシングにおける手足の使い方がすごく上手くて、ステップワークも上手いですよ。左ストレートがグーン!と伸びてくるのが特徴的だと思います。その左ストレートに気を付けながら今までやってきた技を見せたいですね」

――秋元選手はONEでチュー・ジェンリャンと対戦していて、ウェイ・ルイは中国ではジェンリャンと並ぶスター選手です。

「そこまでしっかり試合を見ることはなかったですけど、K-1でチャンピオンになったことは知っていましたし、SNSで試合のダイジェストや練習動画を目にすることが多かったので、こういう選手がいるんだなということは知っていました」

――ウェイ・ルイは純粋にスピードが速いわけでもなく、パンチや蹴りもボクシングやキックとは違う独特なものがあるように見えます。秋元選手の見立てはいかがですか。

「僕もそう思いますね。ステップもそうですし、左ストレートを打つまでの動き。そこにつなげる動きや相手をだますのが上手いなと思います」

――今回ウェイ・ルイにもインタビューしたのですが「秋元選手はスピードがあって手数も多い。でもそれが弱点でもある。そこを突いて倒す」と発言していました。それを聞いてどう思いますか。

「確かにそうだと思います。僕はスピード・スタミナがあるから手数を出せて、それで前に前に出るスタイルです。そこで左ストレートをもらう隙もあると思うし、彼が言っていることは間違っていないと思いますよ」

――秋元選手は自分の戦い方も客観的に見えているのですね。

「はい。そのうえでいくつか倒すパターンは用意しているので、そのどれかで倒したいですね」

――今回は日本の立ち技ファンにとっても注目の試合ですが、そういう試合を戦うことをどう捉えていますか。

「注目してもらえることはうれしいですが、いつも通り、僕にとっては負けられない一戦であることは変わらないですし、これに勝って次につなげる=チャンピオンに返り咲くことしか考えていないです」

――この1年間は試合数が少なかった分、今年はどんどん試合をしたいですか。

「この試合ともう1~2試合やって、年内もしくは来年の早いタイミングでベルトに挑戦したいですね。年齢的にバンバン試合ができるわけではないので、タイトルにつながる意味がある相手とやりたいです」

――先日野杁正明選手のONE参戦が発表されました。野杁選手とは同世代、同じ愛知県出身でいう共通点もありますが、野杁選手のONE参戦をどう感じていますか。

「年齢的には野杁選手が一つ下で、ジュニア空手時代には何度も試合をしていて。同じトーナメントに出て僕が決勝まで勝ち上がると、逆ブロックから上がってくるのが野杁選手、ということがよくあったんですよ。キックでは団体が違ったので接点はなかったのですが、70キロの世界の強豪がONEに集まっていて、同じ階級で戦っている以上、野杁選手もいずれONEに来るだろうなと思っていました。僕自身、野杁選手がONEで戦うことは楽しみです」

――今年に入って武尊選手や野杁選手がONEに参戦し、ONEの立ち技がさらに注目される舞台となりました。そのONEで戦い続けている秋元選手はどんな試合をファンに見せたいですか。

「いつもそうなんですけど、毎回毎回成長を実感して練習していますし、見ている人たちに『秋元、変わったな』と思ってもらえる試合をしたいです。ずっと見てくれる人にはそういう試合をしたいし、初めて格闘技を見る人には『あの選手、他と違うな』と思わせるような試合をして、楽しんで見てもらいたいです」

■放送予定
5月4日(土・日本時間)
午前8時45分~U-NEXT

■ ONE FC22対戦カード

<ONEムエタイ女子世界ストロー級選手間試合/3分5R>
[王者]スミラ・サンデル(スウェーデン)
[暫定王者] ナタリア・ディアチコワ(ロシア)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
アクバル・アブデュラエフ(キルギス)
ハリル・アミール(トルコ)

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
シンサムット・クリンミー(タイ)
ドミトリー・メンシコフ(ロシア)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
モーリス・アベビ(スイス)
ジャン・リーポン(中国)

<キックボクシング・バンタム級/3分3R>
秋元皓貴(日本)
ウェイ・ルイ(中国)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
リース・マクラーレン(豪州)
フー・ヤン(中国)

<キック・ライト級/3分3R>
ルンラーウィー・シッソンピーノン(タイ)
ボグダン・シュマロフ(ブルガリア)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
澤田千優(日本)
ノエル・グランジャン(タイ)

<ムエタイ・ストロー級/3分3R>
トンプーン・PK・センチャイ(タイ)
ザガリア・ジャマリ(モロッコ)

<サブミッショングラップリング132ポンド契約/10分1R>
市川奈々美(日本)
ビアンカ・バシリオ(タイ)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ショーン・クリマコ(米国)
ホシュエ・クルス(メキシコ)

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