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【DEEP122】扇久保戦を経て、神龍誠「あの時は僕が甘ちゃんだった。より残酷に戦うNEW神龍誠でいく」

【写真】目指すは大晦日RIZIN、そして強豪外国人選手との対戦。「今回はあくまで調整試合」と言い切る神龍だ。(C)TAKUMI NAKAMURA

明日4日(月・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP122の計量が新宿区のホテルローズガーデン新宿で行われた。メインイベントでKENTAと対戦する神龍誠は57.15キロでリミットをクリアした。
Text by Takumi Nakamura

7.28超RIZIN03では扇久保博正との因縁の一戦に臨むも判定で敗れた神龍。今回は約2年半ぶりにかつてのホームリングDEEPに凱旋し、KENTAを相手に再起戦を行う。扇久保戦を経て、神龍にどんな変化があったのか。計量直後の神龍の声をお届けしたい。


――先ほど計量を終えて、今はどんな心境ですか。

「とりあえず今はホッとしています」

――改めて7.28超RIZIN03での扇久保博正戦は神龍選手にどんな試合でしたか。

「よりフィニッシュを狙ってやらないといけないなって。判定のことが一番ですね。僕が甘ちゃんだったと思います」

――扇久保戦以降はどんなことを意識して練習してきましたか。

「さっきと同じでよりフィニッシュを狙ってやらないといけないなと思ってやってきました。今回はより残酷に戦おうと思います」

――具体的に練習で変えたこと、新しく取り組んだことはありますか。

「ありますね。詳細は試合があるので言えないですけど」

――その部分について練習で手応えは感じていますか。

「感じています。明日それが試合に出ると思います」

――対戦相手のKENTA選手にはどんな印象を持っていますか。

「印象……特にないですね」

――そこまで映像も見ていないですか。

「はい。そんなに見てないです」

――約2年半ぶりにDEEPで戦うことについてはいかがですか。

「久々の後楽園ホールだし、楽しもうと思っています。初心に帰って、またハングリーになった気がします」

――DEEPから再スタートという感覚もありますか。

「本当に心機一転みたいなところもありますし、NEW神龍誠でいきます」

――神龍選手としてはKENTA戦をクリアして、RIZINへの再出撃を見据えていると思います。

「もちろん大晦日のRIZINに出るつもりでいるので、今回はあくまで調整試合です。大晦日には強い海外勢とやりたいですね」

――そういったレベルの違いを見せたいですか。

「それはありますよね。相手はRIZIN出場が目標で、僕は世界を見ているので、目指している山の差が試合に出ると思います」

――最後に神龍選手の試合を楽しみにしているみなさんにメッセージをいただけますか。

「大晦日は必ず出るので、そこに期待を持ってもらえるような試合を見せます」

■視聴方法(予定)
11月4日(月・祝)
午後5時30分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV

■DEEP122 対戦カード

<フライ級/5分3R>
神龍誠:57.15キロ
KENTA:57.15キロ

<メガトン級/5分3R>
長谷川賢:112.60キロ
酒井リョウ:108.30キロ

<女子50キロ契約/5分3R>
ケイト・ロータス:49.75キロ
月井準南:49.80キロ

<ライトヘビー級/5分2R>
ANIMAL☆KOJI:92.10キロ
SAINT:92.20キロ

<フライ級/5分2R>
木村琉音:57.20キロ
平本丈:57.05キロ

<73キロ契約/5分2R>
近藤有己:72.50キロ
毛利昭彦:71.10キロ

<68キロ契約/5分2R>
太田将吾:67.75キロ
水野新太:67.95キロ

<68キロ契約/5分2R>
ケンヤスキー:68.00キロ
立成洋太:67.85キロ

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45 ANIMAL☆KOJI DEEP122 Interview J-CAGE KENTA ブログ 神龍誠

【DEEP122】30歳で柔道→MMA、神龍誠と対戦するKENTA「倒さないといけない相手だと思っていた」

【写真】柔道時代には髙藤直寿とも対戦、地元・新潟では喧嘩祭りとして知られる新発田祭りで腕試ししていたという異色の経歴を持つKENTA(C)TAKUMI NAKAMURA

4日(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP122で、KENTAが神龍誠と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

9月のDEEP後楽園大会では渡部修斗に一本勝ちし、約2年半ぶりにDEEP凱旋を果たす神龍の相手として白羽の矢が立ったKENTA。MMA戦績は10戦8勝2敗、今年で34歳を迎えた遅咲きファイターは柔道一筋の青春時代を経て30歳でMMAに転向、地元・新潟では喧嘩祭りとしても知られる新発田祭りで腕を鳴らした異色の経歴の持ち主だった。


――神龍選手と注目の一戦が迫ってきました(取材日は10月26日)。最初にこの試合のオファーを受けたのはいつ頃だったのですか。

「前回の試合が終わって2日~3日後に話をもらいました。神龍選手が11月のDEEPに出るという話は聞いていたのですが、試合のオファーだったので少し驚きました」

――これまで戦ってきた相手のなかで名実ともにトップの相手だと思います。周囲の反響はいかがでしたか。

「自分は2年半前(2022年3月)にプロデビューしたんですけど、その頃にDEEPのチャンピオンになったのが神龍選手だったんですよ。だから僕にとってはいつか倒さないといけない相手だと思っていて。神龍選手がベルトを返上してRIZINに行ってからは、自分がRIZINに出る以外は戦うチャンスがないと思っていたんです。だから今回オファーをもらった時はラッキーだなと思いました。ただ周りは僕の想いは知らない人が多いので『おお!すごい選手と試合が決まったね』という反応が多かったです」

――今回はKENTA選手を初めてインタビューするということで、これまでの経歴についても聞かせてください。KENTA選手が最初に始めた格闘技は何だったのですか。

「小学校1年の時に柔道を始めました。もともと親父と叔父さんが柔道をやっていて、どちらも新潟県でチャンピオンになるくらいの選手で、その影響で地元の道場で始めた感じです。最初は遊び感覚でやっていて、親父もそこまで厳しくなかったのですが、小学校低学年の時に女の子に試合で負けて、僕がヘラヘラしていたんですね。そしたら親父が『女に負けてヘラヘラするようなヤツは男じゃない!』って激怒して、それから柔道に熱が入るようになって、僕も真剣に柔道でやりました」

――KENTA選手も次第に柔道にのめり込んでいったのですか。

「そうですね。僕が所属していた道場が新潟でも有名なところで、団体で県大会で優勝するような道場で、みんなで切磋琢磨しながら、自分も周りに負けたくないと思って練習していました」

――柔道はどのくらいまで続けたのですか。

「中学・高校は部活と道場で練習を続けて、柔道推薦で関東の大学に進学しました。大学卒業後はALSOKの関連会社に入社して社会人柔道として続けていて、その時に講道館杯に出場するなど結果を残すことができたんですね。それで泉浩さん(※2004年アテネ五輪柔道90kg級銀メダリスト、2009~2011年にはMMAにも挑戦)が監督を務める実業団から話をもらって、そちらに移籍することになりました。柔道そのものは28歳まで続けました」

――まさに柔道一色だったんですね。柔道時代にメダリストや有名選手と試合したことはありますか。

「関東大会の決勝で髙藤直寿選手(※2020年東京五輪柔道60kg級金メダリスト)と試合をしたことがあります。全日本ジュニアではドンマイ川端(川端龍)選手ともやりました」

――そこからMMAを始めるきっかけは何だったのですか。

「柔道では日本代表を目標にやってきたんですけど、ジュニア時代は全国で5位、全日本選手権でもベスト16止まりで、なかなか日本代表に選ばれなかったんですね。学生時代は3年や4年と期間が決まっているので、そこに向けて集中して頑張れたのですが、実業団はそういった区切りがないので、モチベーションを維持するのが難しかったり、少しずつ試合で負けても悔しいと思わなくなっていたんです。なあなあな気持ちで柔道をやっていても結果は出せないし、会社に迷惑もかかると思ったので、28歳で引退しようと思いました。それで1年間はコーチとして指導を続けていたのですが、選手を引退してからは何も頑張るものがなくなってしまって。もともと大晦日に格闘技を見るのが好きだったし、MMAは打撃もある何でもありで強さを競うものなので自分もやってみようと思って、柔道には区切りをつけてMMAに転向しました」

――いきなり打撃ありのMMAに挑戦することに不安はなかったですか。

「僕は新潟県新発田市出身で、新発田祭りという祭りがあるんですね。それは有名な喧嘩祭りで、僕もそこでバンバンやり合ってたんですよ。はちまきを拳に巻く人もいますが、基本は素手でやるもので、打撃に対する免疫はありました(笑)」

――そんな意外なバックボーンがあるとは思いませんでした(笑)。

「そんな感じで昔から負けん気は強かったですし、親父が格闘技の試合を見ながら酔っ払って『俺だったら勝てる』とか言ってるのを見て、内心『やってみろよ』と思っていたんですよ(笑)。そういうこともあって実際に自分がMMAをやってみて、どういうものかを知りたいと思っていました」

――とはいえ30歳を目前にして安定した仕事を辞めることに躊躇しなかったですか。

「思い切った選択ではあるんですけど、人生一度切りだし、阿部大治が高校の後輩で阿部からも誘ってもらったし、そうやって周りで後押ししてくれる人がいたんですね。それでMMAをやろうと決めました」

――MMAを始めた時から自信があったのですか。

「僕も少しネジが外れているタイプなので(笑)、『俺がMMAやったら絶対強い。チャンピオンになる』と思って始めました」

――MMAを始めるうえでK-Clannを選んだ理由は何だったのですか。

「横田(一則)さんが順天堂大学の柔道部で、その1つ上の代のキャプテンが新潟の道場の先輩だったんですよ。その先輩から同じ柔道ベースだし、DEEPでも2階級制覇しているすごい選手だよということで紹介していただきました。

――柔道ベースという部分でも横田さんの指導はKENA選手に合っていますか。

「そうですね。横田さんは打撃も上手いですし、MMAでも柔道技を活かしたスタイルなので、すごく僕に合っていると思います」

――ここまでプロ戦績は8勝2敗、ご自身ではどんなキャリアだったと思いますか。

「30歳でMMAを始めたのですが、怪我があって約1年間はほぼほぼ練習できなかったんですよ。それで心が折れかけていた部分があったんですけど、その時に横田さんに声をかけられて気持ちを入れ替えました。だからMMAを始めて実質3年半・プロで2年半ということを考えたら、2敗して悔しい想いもしましたけど、神龍戦とやれるところまで来たという意味ではいいキャリアを積んでいるのかなと思います」

――自分の実力を出せばトップ選手にも通用すると感じていますか。

「RIZINに出ている村元(友太郎)選手や渡部(修斗)選手とやった時も、周りは厳しいという目が多かったのですが、僕は普通に勝てると思ってやっていたし、気負いもなかったです」

――神龍選手は日本だけでなく世界でもトップレベルの選手です。その相手とどんな試合をしたいですか。

「初期の頃は判定勝ちが多くて、最近は一本勝ちもするようになって、どちらかというと組み技の選手だと思います。だから自分と試合をしたら噛み合うと思うし、試合するのが楽しみですね。僕的には『ぶっ倒してやろう!』というよりも『トップ選手ってどんなもんなんだろう?』と思いますね。今回はそういうワクワクがすごいです」

――一試合一試合、自分の力を出し切りたいですか。

「僕ももう34歳ですし、MMAに転向した理由も後悔したくなかったからで、柔道時代とは格闘技に対するメンタルが違いますね。どうしても年齢的なところでいつまでできるか分からないですが、毎日楽しみながら格闘技を続けられています」

――神龍選手は誰もが戦える相手ではないと思います。そこに対する喜びもありますか。

「あります。自分は仕事しながら格闘技をやっていて、計量前日まで夜勤で働いて水抜き、みたいなこともあったんです。でも今回は会社の理解やスポンサーさんの支援もあり、試合の一カ月前から仕事を休ませてもらっているんですね。これだけ練習に集中できたのは初めてですし、ここまで怪我なく来れているので、その成果をどこまで出せるかが楽しみです」

――改めてKENTA選手の格闘家としての目標を聞かせてもらえますか。

「僕は柔道で日本一や日本代表になれなくて“JAPAN”の文字を背負って戦うことに憧れがあるんですね。だからDEEPでベルトを獲って日本代表として、海外の選手と戦ってみたいですね。やっぱり日本を背負って戦う選手はカッコいいし、僕は柔道でそれを叶えられなかったので、30歳でMMAを始めても夢を叶えられるんだぞってところを見せたいです。またこの年齢でも新しいことを始めて、目標に向かって挑戦している姿も見てもらいたいです」

■視聴方法(予定)
11月4日(月・祝)
午後5時30分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV

■DEEP122 対戦カード

<フライ級/5分3R>
神龍誠(日本)
KENTA(日本)

<メガトン級/5分3R>
長谷川賢(日本)
酒井リョウ(日本)

<女子50キロ契約/5分3R>
ケイト・ロータス(日本)
月井準南(日本)

<ライトヘビー級/5分2R>
ANIMAL☆KOJI(日本)
SAINT(米国)

<フライ級/5分2R>
木村琉音(日本)
平本丈(日本)

<73キロ契約/5分2R>
近藤有己(日本)
毛利昭彦(日本)

<68キロ契約/5分2R>
太田将吾(日本)
水野新太(日本)

<68キロ契約/5分2R>
ケンヤスキー(日本)
立成洋太(日本)

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【DEEP122】前DEEPメガトン級暫定王者、酒井リョウ「長谷川選手と戦うのは運命だったんですよ」

【写真】長谷川賢とは1987年生まれの同い年、酒井リョウ(C)SHOJIRO KAMEIKE

4日(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP122で、酒井リョウが長谷川賢と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

酒井にとっては今年3月、ロッキー・マルティネスとのDEEPメガトン級王座統一戦で敗れて以来の試合となる。その後、酒井はDEEPのライブ中継で解説を務めるなか、自身の今後について訊かれても、ぼやかすような回答を繰り返してきた。このまま引退するのか――そう思われた酒井が、ここで長谷川と対戦することを決めた理由とは。


――ここで長谷川選手と対戦するというお話は、どれぐらい前から進んでいたのですか。

「決まったのはカード発表の直前ですよ。長谷川さんは前から聞いていたのかどうか分からないけど、僕は個人的に、試合するんだろうなとは思っていましたけどね。フェスティバルでの復帰戦を観た時に」

――昼のカラオケ大会で熱唱した後に。

「アハハハ。そう、そうです。でね、もともと長谷川さんは僕に『復帰するけどミドル級に落とすから、対戦することはないね』と言っていたんですよ。だけど復帰戦を観たら、あまりにデカすぎて――その身体を見て、『試合するんだろうな』というよりも『佐伯(繁DEEP代表)さんが試合させたいだろうな』という個人的な予想はありました。DEEPサイドから『試合の話がある』と連絡が来た時も、『たぶん長谷川戦じゃないかな』と思って」

――一方、酒井選手はマルティネス戦後にで敗れたあとテレビ解説で今後について訊かれても返事をぼやかしたりと、『これは現役を引退するのか』という印象もありました。

「マルティネス戦で『やり尽くしたな』と思ったのは事実です。試合後、ケージにグローブを置いて去ったんですよ。『もうDEEPメガトンで戦う相手がいない』と思っていて。もう対戦相手も2~3周しているから、RIZINヘビー級で試合をしたいとも考えていました。

だけどロッキーに負けて『RIZINのチャンスはなくなっただろう』と。そしてダイレクトリマッチもないだろうし、じゃあロッキーにもう一度挑むには何試合勝たないといけないのか。そうなると、また同じ相手と戦い続けるのか――とか」

――しかし、酒井選手の中には『まだ戦い続けたい』という気持ちが残っていたということですね。

「正直、年齢的に体力は落ちているわけじゃないですか。練習でも以前のような無理はできなくなっていますし。だけどMMAはやることが多いから、新しいことを身につけて成長できる部分もある。その狭間で悩んでいた状態ではありました」

――同じレスリングベースでも、最初はガンガン押していた選手がキャリアや年齢を重ねて、捌くスタイルに変わる場合もあります。

「そう。ファイトスタイルが変わる選手もいますよね」

――酒井選手の場合はいかがですか。

「ロッキー戦で、試合では初めてテイクダウンしましたよね。長谷川さんもビックリしたらしいですけど(笑)」

――アハハハ。

「その前からアライアンスへ練習に行って高阪剛さんから、いろいろと教えてもらったんです。ただ、やっぱりスタイルを変えるのは難しいですね。あとはAACCに行って壁レスを教えてもらったり、ガンガン追い込まれたりはしています」

――先ほど言われたとおり、体力は落ちてきた。それでも自分を追い込み続けることができるのは、やはりまだ戦いたいからではないですか。

「ここまでは正直なところ、ただ格闘技が好きなだけで続けてきたんですよ。やっぱり長谷川さんが復帰するのも、MMAが好きだから――というのは伝わってくる。自分もそうだから辞められない。結局、ロッキー戦のあともMMAの動画ばかり視ていましたしね。

ただ、改めて『試合をするのが好きなんだな』って思いました。試合をしていないと忘れられちゃいますし。だって長谷川さんも5年以上も休んでいたらから、僕が『次の相手は長谷川賢だ』と言っても誰も分からなくて」

――……。

「セイント戦を視た人から『酒井、勝てるよ』って、よく言われるんです。だけど皆、昔の長谷川賢を知らないんですよ。あの人が今まで、どういう試合をしてきたか。僕はONEのオンラ・ンサン戦はもちろん、その前から視ていましたから。DEEPの試合、それこそウェルター級に落とした時も」

――ウェルター級時代、ありましたね。2016年から2017年にかけて

「ウェルター級グランプリ決勝戦で、住村竜市朗選手と戦ってバッティングで終わるとか(※長谷川が負傷判定で敗れた)。それだけ視てきているので、セイント戦が本当の長谷川さんの姿だとは思っていません。

重要なのは長谷川さんが、どれだけ戻してくるのか。それは自分にとってプレッシャーになりますよね。長谷川さんにとっても、『酒井なんかに負けられるか』というプレッシャーがあるかもしれないけど」

――酒井選手は、長谷川選手がしっかり戻してくると予想していますか。

「しっかり仕上げてくるでしょうね。そのイメージも出来ていますよ」

――酒井選手の根底には反骨心のようなものが感じられます。たとえばGENの選手を連覇していって……。

「最後に長谷川賢という、岡見勇信さんの一番弟子みたいな人と対戦することになりましたね(笑)。反骨心かぁ……そういうのは、あるかもしれないです。日本でヘビー級なら、普通はGENで練習するかもしれないけど、自分は行かなかった。

今回も自分がオファーを断ることもできたんですよ。ロッキーに負けて、少しモチベーションも落ちていたし。ただ、巡り合わせだと思いますね。ここで対戦しなかったら一生、長谷川さんと試合することはなかったでしょう。だから、オファーをもらって即『やりますよ』って答えました。

同い年だし、二人とも格闘技が大好きだし――やるべくしてやる。長谷川選手と戦うのは、運命だったんですよ。ただ、彼が怪我によるブランクで休んでいた5年間、自分は戦っていたから。その分、負けられないという気持ちは強いです」

■視聴方法(予定)
11月4日(月・祝)
午後5時30分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV

■DEEP122 対戦カード

<フライ級/5分3R>
神龍誠(日本)
KENTA(日本)

<メガトン級/5分3R>
長谷川賢(日本)
酒井リョウ(日本)

<女子50キロ契約/5分3R>
ケイト・ロータス(日本)
月井準南(日本)

<ライトヘビー級/5分2R>
ANIMAL☆KOJI(日本)
SAINT(米国)

<フライ級/5分2R>
木村琉音(日本)
平本丈(日本)

<73キロ契約/5分2R>
近藤有己(日本)
毛利昭彦(日本)

<68キロ契約/5分2R>
太田将吾(日本)
水野新太(日本)

<68キロ契約/5分2R>
ケンヤスキー(日本)
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【RIZIN】神龍誠戦から、1カ月を経て──扇久保博正「負けていても、誠には一言謝ろうと思っていました」

【写真】時間を置いたからこそ、語られることがある (C)TAKUMI NAKAMURA

7月28日(日)に、さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで行われた超RIZIN03にて、神龍誠と対戦した扇久保博正。師弟時代のエピソードがクローズアップされた因縁の一戦は、扇久保の判定勝利という結果に終わった。
Text by Takumi Nakamura

試合後のインタビュースペースでは扇久保が「今までの試合の中でもキツかった」とこぼしたほど、精神的にプレッシャーを感じていた一戦だが、その理由は神龍との因縁だけでなかった。

またRIZIN公式YouTubeチャンネルでのバックステージ動画RIZIN CONFESSIONSで公開された控室で神龍にかけた「全部俺が悪いから。ゴメンな」という言葉など、試合から約1カ月が経った今だからこそ、扇久保があの試合の裏側を語ってくれた(※取材は5日行われた)。


──神龍選手との一戦は扇久保選手の色んな感情や想いもあった試合だったと思います。改めてあの試合は扇久保選手にとってどんな試合でしたか。

「自分は試合を見直さない方で、記憶は薄れてきているんですけど…実は今回試合前にちょっと怪我をしていて、そこで少し難しい試合だったというのはありますね。その部分で自分の中ではキツい試合だったなと思います」

──試合後のバックステージインタビューでも「今までの試合の中でもキツかった」と言われていましたが、それは神龍選手と戦うことプラス、怪我があった中での試合という要素もあったんですね。

「かなりありましたね。練習がほとんどできないような怪我だったんですよ。あれだけお互い煽り合って、あいつには絶対負けたくないという試合で『この怪我か…』という感じでした」

──そんなに重傷を負っていたんですね。

「試合の1カ月半くらい前に怪我をしてしまって、怪我した箇所が全く動かせなくて。試合までの間はそういう状態で練習しないといけなかったんですよ。それで試合の1週間くらい前に軽く組み技ができるようになったくらいでした」

──欠場しかねないような怪我だったんですね。

「はい。怪我して最初に診察してもらった病院でCTを撮ったんですけど『2週間安静にすれば大丈夫です』と言われて。でも僕としてはとんでもない痛さだったんですよ。これは欠場レベルの怪我だろう、と。でもそういう診断結果だったので、それならやろうと思って準備していたのですが、結局試合当日まで治らず、という感じでしたね。

それで試合が終わって別の病院でMRIを撮ったら重傷だったことが分かって、そこでやっぱりヤバい怪我だったんだなって知りました(苦笑)」

──でもあのシチュエーションで欠場はできないですよね…。

「そうですね。あそこではあとに引けないというか、自分の中でやるしかねえなっていう感じだったんで、もう覚悟を決めてやった感じです」

──また今回は扇久保選手と神龍選手の過去の因縁がクローズアップされた試合で、双方に色んな想いや言いたいことがあったと思います。そのなかで、どうしても扇久保選手が年上で先生だったという部分で、扇久保選手が高圧的な態度を取っていたんじゃないかという見方が多かったように思います。扇久保選手は反論したい気持ちもあったと思いますが、どんな心境で試合までを過ごしていたのですか。

「あの時の記者会見、僕の中では誠………誠と言いますけど、誠は結構トラッシュトークをする子じゃないですか。だから初めてリングに並んだ時(4月29日RIZIN46)に『殺してやるよ』とか言われると思っていたんです。そしたら意外に『扇久保先生』みたいな、真面目な感じだったので、あの時はそういう感じで来るのかと思いました。

でも自分の中ではもっとドロドロした2人のストーリーがあるんで、それを言った方が盛り上がるのかなって思っていて、これは俺から言うしかねえなと思って、僕から会見で仕掛けたんですよ。そうしたら、僕が思っていた何倍も僕の方がヒールというか批判が来て(苦笑)。こういう風に受け取られるんだなと思って、最初は結構戸惑いましたね」

──怪我を抱えての調整という面でストレスもあったと思いますが、どのようなことを意識して練習を続けていましたか。

「怪我はあったんですけど、本当にやれることは全部やりきって。試合にもずっと集中していたので、そこは影響はなかったかなと思います」

──試合中は動ける範囲で勝つ術を見つけていこうという考えだったのですか。

(C)RIZIN FF

「左のパンチと蹴りで行くという作戦でした。

鶴屋(浩)さんとも蹴りで作っていこうというのは決めていました」

──蹴りを多用したのは作戦通りだったのですね。

(C)RIZIN FF

「そうですね。でも1Rにいきなり僕が思っていたより何倍もテイクダウンのスピードが速くて、あれでちょっと高い蹴りを打つのを警戒しちゃいましたね」

──もちろん怪我のことを知らずに試合を見ていて、扇久保選手が神龍選手の持ち味を出させないように、蹴りでコントロールしていた印象があったのですが、そこは自分でもコントロールできているという感覚はありましたか。

「そこはコントロールしている感じがありました。だから本当に今回の試合は経験で勝った感じですね」

──もしRIZINにランキングがあるとしたら、扇久保選手と神龍選手の試合はトップランカー対決だったと思うのですが、そこで勝ったということで自分の評価が上がる試合だったという意識はありますか。

「どうだろう。あんまり自分の中では(評価は)上がってないですね。怪我でいいパフォーマンスができなかったので、経験で勝ったなぐらいの気持ちで今はいますね。手放しで喜べる試合ではなかったです」

──怪我の状況としては今も引き続き治療を続けているのですか。

「はい。今も治療をしているのですが、まだ完治はしていないので、今月いっぱいは安静にしています」

――神龍戦をクリアして今後の展望としては海外の強豪と戦っていきたいですか。

「そうですね。強い外人選手とやりたい気持ちが大きいです」

──今、RIZINもイベント全体として海外の選手がどんどん増えてきています。強豪外国人が増えることで日本人選手の活躍の場がなくなるのではないかという意見もありますが、扇久保選手としては望むところですか。

「はい。むしろそう思うのが普通じゃないですか(笑)。僕は強い外国人がRIZINに来てくれて、それに日本人が勝つ姿を見せることが盛り上がると思っているんで、そういう選手を倒していってRIZINフライ級を世界一にしたいです」

──神龍戦は経験で勝ったという言葉がありましたが、年齢・キャリアを重ねて技の引き出しや戦いのバリエーションも増えて、いかなるタイプの相手が来ても勝っていけるという自信はありますか。

「僕ももう37歳になるんですけど、まだ強くなっているなというのは感じるし、特に試合での強さというのは上がってきているなって感じますね」

──それは試合運びという部分ですか。

「それもあると思うんですけど、練習方法を年齢に合わせて変えているので、それが自分的には大きいのかなって思っています。やっぱりこの1~2年で練習量が大幅に減りましたね」

──大幅に、ですか。

「練習の質は落ちていないんですけど、練習量は昔の半分以下ですね。スパーリングの本数も昔に比べたら半分以下になっています。やっぱり今は疲労が一番の敵というか、疲労が溜まった状態で動くと怪我もするので、そこの見極めも上手くなってきたかなと思いますね。昔だったら疲れていても決めた本数をやらないと納得できない感じだったんですよ。それが最近はこれ以上やったら怪我するって分かるんで」

──なるほど。ハードな練習を限られた回数やるよりも、継続して練習できる方が結果的にコンスタントに練習できるのかもしれないですね。

「そう思いますね。僕の中では格闘家は試合よりも練習でダメージが溜まっているというのが持論なので、いかに練習でダメージを溜めないか。それを考えながら練習しています………そんなことを言っておきながら、怪我してんじゃんって話なんですけど(苦笑)」

──もちろんそこはケアしていても避けられないものなので。

「それこそ若い頃は練習をしすぎて、試合当日が一番ヘロヘロで試合したくねえなって感じる時もありましたからね(苦笑)。さすがにこれはまずいって思うようになって。それでいうと2016年にTUFで1カ月半アメリカに行った時、みんなあんまりスパーリングをやってなかったんですよ。それで『なんでやらないんだ?』ってコーチに聞いたら『練習で頑張るんじゃなくて、試合の日に頑張ればいいだろ?』みたいに言われて。あっ、そういう考えなんだなというのを学べたことは大きかったかもしれません」

──こうして話を聞いていると、キャリア的にも今が一番いい状況だと思うんですけど、だからこそ海外の強豪や世界的に扇久保選手の評価が上がるような相手、そういった意味のある試合をやっていきたいですか。

「そうですね。調子はいいですけど、いつ終わるか分からない年齢ではあるんで。それこそ大怪我をして、ここから2年くらい試合間隔が空くとなると、さすがに精神的にも厳しくなったりするんで。そういうことを考えると、一戦一戦強くて、この選手に勝ったら自分の名前が上がるという意味のある選手とやりたいとは思っています。だからこそ今回の試合で勝てたことは自分の中では大きいです。もしあそこで負けていたら、何もなかったんで。本当に勝って良かったなっていう」

──ちなみに試合の後もバックステージで神龍選手と話をされていましたけど、映像に残っていないところでも2人の間に会話は存在していたのでしょうか。

「あれ以外は話はしていないです」

──僕は控室で神龍選手にかけた「全部悪いから、ごめんな」という一言に全てが詰まっていたなと思いました。

「ああ……どうなんですかね?」

──全てというか、それ以上言い始めたら止まらなくなりそうじゃないですか。

「本当にあの言葉は嘘じゃなくて、仮に僕が負けていても、誠には一言謝ろうと思っていました。本当に色々あったし、僕も若くて頭がおかしかったんで(苦笑)。誠に優しくしてあげられなかったというのはあります」

──神龍選手側からすると、10代でジムに入った時の先生という見方ですが、扇久保選手側からすると20代の一番ギラついている時に10代の子たちの面倒を見て育てるというのもハードルが高いじゃないですか。

「……はい。なかなか難しかったです」

──しかも他のスポーツと違って格闘技の場合は実際にそういう選手たちが道場でコンタクトするわけで、それは衝突もするよなと思いました。

「そうなんですよ。でもそこがなかなか伝わらなかったです(苦笑)」

──だからこそ試合後に扇久保選手が余計なことを言わずに「ごめんな」とだけ言ったことで、扇久保選手と神龍選手のストーリーが一旦完結したなという気がしています。

「そうかもしれないですね。あと僕が誠に言葉をかける前にスタッフの人を押しのけていて、そこが切り取られて拡散されてましたけど、あの時のことは本当に記憶がないんですよ!」

──扇久保は人間的に難があるみたいな言われ方をしていた切り抜きですね。

「そうです、そうです」

――でも試合の直後の興奮している時に相手に声をかけようと思って、人とぶつかりそうになったらああなりますよね。

「ホントそうなんですよ!誠に一言言おうということしか頭になくて、アドレナリンもバンバン出ていたから、それ以外のことが頭になかったんですよ」

──しかもカメラのアングル的に、あの角度からだとグローブ係のスタッフということが分かりますが、扇久保選手からすると視界の外から知らない人が目の前に飛び込んできた感じですよね。

「そうなんですかね? とにかく記憶がなくて逆にビックリしました、俺、あんなことをしてたんだって。だからこのインタビューで改めて言わせてください。あの係の人には謝りたいです。すいません!」

──これはしっかりと書いておきます(笑)。今は怪我を治していただいて、次の試合に備えてください。

「早くて大晦日かなとは思っているんですけど、そこは本当に怪我次第ですね。どれぐらい回復するか状況を見ながら、次の試合の時期を考えたいと思います」

──それではまたその時に取材させてください。今日はありがとうございました!

■RIZIN48視聴方法(予定)
9月29日(日)
午後2時00分~ ABEMA、U-NEXT、RIZIN LIVE、RIZIN100CLUB、スカパー!

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【Road to UFC2024 Ep06 & Road FC69】原口兄弟の世界への挑戦─01─「最後は絶対殴らないとダメだ!」

【写真】去年に続き、両Road挑戦の夏を過ごす央&伸の原口兄弟 (C)TAKUMI NAKAMURA

23日(金・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでRoad to UFC2024 Ep05 & Ep06=Road to UFC Season03 Semi Finalsが開催され、Ep06第3試合のフェザー級準決勝で原口伸がチュウ・カンチエと対戦。そして31日(土・現地時間)に韓国ウォンジュのウォンジュ総合体育館でRoad FC69が開催され、Global Tournamentの63キロトーナメント一回戦で原口央がエルデュカルディ・ドィシェフと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

原口兄弟は昨年と同様に時を同じくして兄・央がROAD FC、弟・伸がRoad to UFC(RTU)とそれぞれの舞台で✖世界にチャレンジしている。打撃への評価が高まる最近のMMAにおいて、レスリングベースの2人はどう変化し、今のMMAの流れにアジャストしようとしているのか。そして如何に海外で強豪外国人選手に勝つことに取り組んでいるのか。この夏に決戦を控えている2人に話を訊いた。


「伸には怒られました(苦笑)。なんでもっと行かないんだよって」(央)

――今回お2人が同時期に試合に出場するということもあり、対談形式で取材させてもらうことになりました。まずはお互いの直近の試合から振り返っていただきたいと思います。まずは央選手、5月のDEEPでは石司晃一選手にスプリット判定で敗れるという結果でした。

 コントロールに執着しすぎて、自分のいいとことを全く出せてなかったですね。勝ちにこだわりすぎたというか、もっといけるところでしっかりいけたんじゃないかなと反省しています。

――ジャッジの評価も分かれた試合で、セコンドの宮田和幸代表からは「もっと行け!」という指示が出ていたそうですね。

 僕は寝かせて(一本)取りたいというのがあったのですが、組んだところで細かい打撃を入れたりしないと、今のMMAは打撃の方が評価されてポイントを取ることが多いので、そういう部分の差で負けたのかなと思いました。実際にセコンドの宮田先生や伸からもずっと『いけ!いけ!』と言われていたんですよね。

 僕もめちゃくちゃそういう指示を出していて、カツを入れていたんですよ。僕はあっち(石司)にポイントが入っているかもしれないと思ったので。それで3Rに行く前のインターバルでも『最後は絶対殴らないとダメだ!』と言ったのですが、そこで本人が少し守りに入ってしまって、あと一歩が出せなかったのかなと思いました。

――なぜ央選手は自分から行ききれなかったのでしょうか。

 もっと組み際の打撃を入れたり、普通にスタンドでも自信を持ってやればよかったのかなと。今回は相手の石司選手がストライカーということもあって、直近の試合でも思いっきりのいい打撃を出していたし、2Rに少し打撃の展開にもなったんですけど、そこで変に石司選手のことを大きく見てしまったのかもしれないです。

――試合後に2人で何かお話されましたか。

 伸には怒られました(苦笑)。なんでもっと行かないんだよって。

「本当にもう1つ勇気が出せるか出せないかの話」(伸)

 あれはもう本当にもう1つ勇気が出せるか出せないかの話だと思うんですよ。結構僕らも試合を重ねてきて、そういう殻を破らないといけないなと思っていて。だから兄貴に話すことはは、イコール自分にも言い聞かせている部分があって。試合になったら腹を括らないといけないなと思いました。

――最近のMMAはコントロールよりもダメージが評価される傾向もあり、レスリングベースのお2人としては戦い方を変える部分もありますよね。

 それは宮田代表からもすごく言われています。これからMMAで勝つには組みと打撃をいかに混ぜるかが重要だぞと。

 自分も殴ることができるポジションに入ったら必ず殴る。そういう意識を持つようにしています。

(C)Zuffa/UFC

――そして伸選手は2年連続のRTU出場。

今年はフェザー級でのチャレンジとなりました。5月の一回戦はホン・ジュンヨンに判定勝ちでしたが、あの試合を振り返っていただけますか。

 昨年はライト級でRTUにチャレンジして、決勝でロン・チュウに負けた時の反省点を活かした戦い方はできたと思うのですが、逆にそればっかりになってしまったかなと思います。フィニッシュを狙うことがあまり出来ていなかったので、少しでも自分の殻を破って戦わないといけないなと思いました。

 僕は1回戦の相手がかなり強いと聞いていて、蓋を開けてみれば30-25をつけたジャッジもいたので、差のある試合だったかなと思います。

――こうしてお2人の振り返りを聞いていると、前回の試合を踏まえて殻を破ることが課題になっているようですね。

 自分は自分を客観的に見てそう思いますし、兄貴の試合を見ていてもそう感じました。

 石司戦はああいう試合になっちゃいましたけど、逆にキム・スーチョル戦(2022年10月、2RTKO負けも原口の健闘が光った)は殻を破るような試合が出来ていたと思うんですよね。自分で言うのもあれですけど、スーチョル戦ではあれだけいい試合が出来ていたのに、石司戦では萎縮してしまったのかなと思います。

――央選手はスーチョル戦でどんなものを得ましたか。

 あの時は失うものが何もなかったし、むちゃくちゃ強い相手だったからこそ吹っ切れて、思いっきりぶつかっていけた部分があったと思います。

――もちろん2連敗という結果には納得していないと思いますが、この2試合の経験値は大きかったと思います。

 ス―チョル戦はTKO負けだったけどいい内容の試合で、逆に石司戦は僅差の判定負けだったけど悔いしか残らないような試合でした。いい試合をしても負けたら意味がないと思うし、このままじゃいけないなということは痛感しましたね。

――先ほどはコントロール+殴る意識についてもお聞きしましたが、今お2人が意識して取り組んでる練習はありますか。

 やっぱり今はそういう考えのもとでやっていますね。いかに殴ってダメージを与えることを意識するか。

 一番はフィニッシュを意識するようにしてますね。仮にそれがフィニッシュにつながらなくても、そのアグレッシブさでポイントがつく場合もあるので。やっぱりジャッジする人たちも人間なので、 フィニッシュを狙う姿勢を見せる選手にはポイントをつけるものだと思うんですよ。

結果としてフィニッシュ出来ればそれにこしたことはないので、とにかく今はフィニッシュすることを意識しています。一試合の流れのなかでどれだけ一本を狙いに行けるか、ですね。

 自分も常にフィニッシュを狙っているのですが(コントロールしながらの)打撃がメインになりますよね。どうしてもテイクダウンを取って完全に相手の動きを固めてポイントを取るのは難しいし、それこそ超RIZIN3の扇久保博正選手と神龍誠選手の試合も、テイクダウンやポジションを取るのは神龍選手が上手かったけど、コツコツ打撃を当てていたのは扇久保選手の方で。

実際にジャッジも扇久保選手のことを評価していたので、本当に細かい部分ですけど、ポジションを取ったらすぐに殴って、みたいなことは心がけていますね」

――今はストライカーが評価されやすい傾向がありますが、コントロールをメインにしていた選手たちが打撃の意識を持つことで、新たな殴り方や殴るポジションも見つかると思うのですが、そこはどうお考えですか。

 殴る意識を持つようになってから、ちょっとずつ動きも変わってきている感じがしています。人のスパーリングを見ていて「そこで殴れるんじゃない?」みたいな閃きもあるし。テイクダウンしたら必要以上にくっつくんじゃなくて、自分だけ距離を取っておいて上からパンチを落とすとか。そういう練習をやっているので、人の練習や試合もより注意深く見るようになったし、そこは新しい発見かなと思います。

 それこそ石司戦がコントロールはしているけど殴りが少ない試合だったので、あの試合を見返して「ここで殴っておけばよかったのに」や「なんでそこで行かないんだよ!」と思いましたね。相手の光を消していたけど、それと自分の光も消してしまっていたので。あとは自分と似たスタイルの選手の試合映像でスクランブルの展開になったところを見て、参考になる動きは取り入れるようにしています。

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
8月24日(土)
Ep05午前10時~UFC Fight Pass
Ep06午後12時~UFC Fight Pass
Ep05&06午前9時45分~U-NEXT

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o RIZIN YouTube 神龍誠 芦澤竜誠 鈴木千裕 鶴屋怜

【クレベル】鈴木千裕に鬼ギレ【くるみ】RIZIN離脱を示唆か【ケイトロータス】JTT行かない発言【芦澤竜誠】滝沢ガレソ砲の巻添えに【神龍誠セコンド】あの発言への批判に弁明【鶴屋怜】炎上【ジョビン】など

【参考にさせていただいた動画】



【タップアウトTV インスタ】
https://instagram.com/tapout.tv?igshid=OGQ5ZDc2ODk2ZA==

0:00 クレベルコイケ、鈴木千裕に鬼ギレ
2:53 あの選手、やはりただ者ではない
6:13 鶴屋怜、容姿イジりでプチ炎上
6:58 神龍誠 陣営、試合後の発言に批判が集まり弁明
8:55 ケイトロータス「JTT は行かない」と言うも…
10:02 くるみ、アンバサダー辞任を示唆か…
12:17 公開計量でセクハラ事件
13:33 藤原紀香、K1 選手との交際疑惑に言及
15:08 芦澤竜誠、ガレソ砲の巻添えに
16:29 RIZIN 選手、大手企業から注意受ける
17:36 ぜひ RIZIN で見たいと話題の選手
18:15 ジョビン、五輪選手よりも強い説

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【元谷友貴】
石川県加賀市出身。アメリカン・トップチーム所属。
初代、第3代DEEPフライ級王者。
第7代DEEPバンタム級王者。DEEP2階級制覇王者。

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【超RIZIN.3】正直思ったこと【試合感想】

超RIZIN.3にて沢山の御声援ありがとうございました。

以下今大会でお世話になりました神龍誠のスポンサー企業様一覧になります。

【インプルーブ株式会社】
https://im-prove.co.jp/

【合同会社クリアースカイ】
https://clearsky-japan.jp/

【ZINUS JAPAN株式会社】
https://zinus.jp/

【XLARGE】
https://xlarge.jp/

【株式会社H&Yグループ】
https://h-y-group.com/

【スープカリーhirihiri】
https://hirihiri.jp/

【株式会社FLAPTURN】
https://flapturn.co.jp/

【株式会社こうはた】
https://tanbanosachi.theshop.jp/

【株式会社FIT PLACE】
https://fitplace.jp/lp202211/

【よしおかファミリークリニック】
http://yoshioka-family.jp/

【株式会社爽健グローバル】
https://egaodo-souken.com/

【kirime】
https://kirimest.com/

【ConditioningRoomS】
https://croom-s.jp/index.html

【垣見鉄工株式会社】
http://www.kakimi-t.co.jp/

【株式会社バックチャンネル】
https://backchannel.jp/

【株式会社日省エンジニアリング】
https://www.nseg.co.jp/

【株式会社ヒューマンアジャスト】
https://human-adjust.co.jp/

【株式会社AMRITARA】
https://www.amritara.com/

【株式会社SHACHU】
https://shachuhair.com/

【西浦西中山法律事務所】
https://www.sato-nishiura.jp/

【肉のたむら】

【テイアラSPA】

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