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MMA o UFC YouTube ヴィンス・モラレス 石原夜叉坊

【海外MMA】XMMA 6: BASH AT THE BEACH 石原夜叉坊 試合結果


アメリカのサウスカリフォルニア州で開催されたMMAイベントXMMA 6: Bash at the Beachに日本から石原夜叉坊(チーム・アルファメール)が参戦。UFCをリリースされたヴィンス・モラレスとバンタム級ワンマッチで対戦しました。

試合は開始直後にタックルでテイクダウンを許した夜叉坊。バックも取られて絶体絶命のピンチを迎えますが正対して脱出に成功。スタンドに戻るとローや膝、ジャブを当てて攻勢に転じてラウンドを終えました。

2Rも打撃でペースを握ると思いきや、ローに合わせてカウンターのパンチを被弾。ダウンを喫するとモラレスはグラウンドに持ち込み、じわじわとダースチョーク。これが極まると夜叉坊はタップせずに失神。無念の一本負けを喫しました。

なんだかんだで元UFCファイターの地力を見せられた感ありあり。テイクダウンも出来るし、打撃でダウンも取れる。そして極める事も出来る。そんなファイターがごまんといるわけで、UFCやBellatorで勝つ事がどれだけ難しいか。。。改めて見せつけられました。











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o UFC キック ダナ・ホワイト 石原夜叉坊

UFC on ESPN+74:第10試合・アレックス・カサレス vs. ジュリアン・エロサ

フェザー級。カサレスはランキング15位だったが、先日ランク外に落ちている。

大ベテランカサレス。UFC14勝11敗1NC。負けが混んできた時期もあったが、相手のレベルが落ちたこともあり昨年には5連勝を達成。が、ランカーとの対戦となった3月のソディック・ユサフ戦では打撃で圧される展開で判定負けし連勝ストップ。試合前の記者会見では、ダナ・ホワイトが新たに設立した平手打ち大会「パワースラップ」への興味を示し、移籍も検討すると話した。

エロサは石原夜叉坊UFC本戦デビューの相手として知られている。夜叉坊戦は2RでKO負けし、自身もTUF後の本戦デビューだったがこの1敗でリリース。その後、コンテンダーシリーズを経て再契約を果たしたが3連敗で再度リリース。そこから、一昨年のコロナ禍人材不足に3度目の契約を果たすと、悲願の本戦初勝利を挙げパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトも受賞。そこから6試合で5勝1敗、現在は3連勝中。ついにランキング手前の位置まで上がってきた。前戦は堀江をKOしているハキーム・ダオドゥ相手に1Rパンチを効かせ、2R以降はダオドゥが打撃で盛り返してきた所でタックルに切り替えて判定勝ち。

ローを蹴るカサレス。エロサパンチで出る。カサレスはサイドキック。エロサのパンチはかわした。逆にワンツーをヒット。大振りの左。詰めていくエロサ。右ミドル。カサレスの左ストレートからの左ハイがビッグヒット!エロサダウン!パウンド!KO!

しぶといベテランのカサレス。格下相手にはまだまだ強い。

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LFA LFA138 MMA MMAPLANET o UFC UNF02 ウェスティン・ウィルソン ジョン・リネケル フランシスコ・リベラ ユライア・フェイバー 水垣偉弥 田中路教 石原夜叉坊

【UNF02】1カ月のインターバルで、石原夜叉坊が剛腕ベテラン=フランシスコ・リベラと対戦!!

【写真】オクラホマ州ショーニーでの夜叉坊。相変わらずだが、その相変わらずも連敗中とは違う、良い感じ相変わらず感があった(C)MMAPLANET

石原夜叉坊が20日(土・現地時間)にカリフォルニア州コマースのザ・コマース・カジノ&リゾートで開催されるUFN(Up Next Fighting)02でフランシスコ・リベラと対戦することを自らのSNSで明らかとしている。

ダウンタウン・ロサンゼルスの東南、コマースで夜叉坊がインターバル1カ月で次戦に挑む。


5日のLFA138で田中路教のサポートに訪れた際、その惜敗に涙が見せていた夜叉坊は7月23日にXMMAでウェスティン・ウィルソンを左でKOし、5月のホセ・ヘルナンデス戦から2連続KO勝ちとようやく……といよりも、待ちに待った復活を成し遂げている。

そんな夜叉坊がSNSで「この年代の人と戦えるなんて、もうないと思います」と綴っている相手リベラは1981年生まれの40歳、Tachi PFからUFCにステップアップを果たすと、バンタム級戦線で2012年から2016年まで活躍した。

2014年5月には水垣偉弥とも対戦しており、現時点で日本人唯一のUFC5連勝目となった白星を献上している。その水垣、ユライア・フェイバー、ジョン・リネケル、エリック・ペレスらトップ勢には跳ね返され、4勝5敗でオクタゴンを去っていたリベラは、UFCリリースは実戦から離れていた。

が、2021年1月に5年ぶりにXMMAでカムバックを果たすと、この1年4カ月の間に同プロモーションとCombateで3勝2敗とハイペースで試合をこなしている。

4月にはジョン・ドッドソンに敗れ、今回は復帰戦以来のフェザー級マッチで夜叉坊の前に立ちふさがるリベラ。剛腕、腕っぷしの強さで戦うベテランを相手に、夜叉坊がしっかりと自分の間合いで拳の交換ができるか――本格的に復調をアピールするのに持ってこいの相手だ。

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MMA MMAPLANET o ONE UFC XMMA05 YouTube   インパ・カサンガネイ ウィル・ブルックス ウェスティン・ウィルソン ジャレッド・グッデン ルイス・ペーニャ 石原夜叉坊

『XMMA 5』石原夜叉坊 vs. ウェスティン・ウィルソン他 フルファイト動画

10 ex-UFC fighters pick up four wins, six losses at XMMA 5(MMAJunkie)
・Will Brooks def. Luis Pena via split decision (28-29, 29-28, 29-28)
・Impa Kasanganay def. Jared Gooden via TKO (punches) – Round 1, 3:16
・Maike Linhares def. Andre Harrison via split decision (29-28, 28-29, 29-28)
・Demarques Jackson def. Joe Gigliotti via submission (guillotine choke) – Round 2, 3:33
・Josh Rettinghouse def. Chris Beal via knockout (punches) – Round 1, 2:10
・Teruto Ishihara def. Westin Wilson via knockout (punch) – Round 1, 3:25
・James Brown def. Collin Anglin via TKO (punches) – Round 2, 0:53
・Tanner Saraceno def. Sasha Palatnikov via submission (rear-naked choke) – Round 3, 4:08
・Cody Jones def. Jackson Farias via submission (arm-triangle choke) – Round 1, 4:20
・Jason Faglier Jr. def. Tyler Wilson via unanimous decision (30-27, 30-27, 30-27)
・Karl Williams def. Simon Marini via TKO (punches) – Round 1, 3:50
・Monte Ogbonna-Morrison def. Zac Dalen via TKO (injury) – Round 3, 0:18
・Quintezs Sapp def. Josh Baker via submission (rear-naked choke) – Round 1, 2:40


【XMMA05】石原夜叉坊、リーチ差に負けず。TDもスクランブル。左オーバーハンドでウィルソンを初回KO(MMAPLANET)

【XMMA05】堅実&スマートなスコアリング=ハリソンの勝利の方程式が崩壊?! リニャレスに1-2で下る(MMAPLANET)

【XMMA05】左で最初のダウンを奪い、右からの仕上げが凄まじかったカサンガネイがグッデンを倒す(MMAPLANET)

【XMMA05】間違いなくUFC級の激闘。ペーニャを破ったブルックスが「UFC、2度目のチャンスをくれ!!」(MMAPLANET)

 7月23日にサウスカロライナ州コロンビアのコロニアル・ライフ・アリーナで開催された『XMMA 5: 5outhern Heat』の試合結果。元UFCファイターが10人も出場した大会で、10選手トータルの戦績は4勝6敗でした。メインイベントはウィル・ブルックスがルイス・ペーニャに判定勝ち、セミファイナルはインパ・カサンガネイがジャレッド・グッデンに1R TKO勝ちしています。また、石原夜叉坊はウェスティン・ウィルソンに1R KO勝ちしています。



 石原夜叉坊 vs. ウェスティン・ウィルソン ハイライト動画。




 大会フルファイト動画。続きを読む・・・
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MMA News o ウェスティン・ウィルソン 石原夜叉坊

【MMA】石原夜叉坊が米国で2連勝「いつも見てくれてるみんな有難う」

960: 実況厳禁@名無しの格闘家 2022/07/24(日) 09:31:06.67 ID:/sue6O51a
ワンパン!
 2022年7月23日(日本時間24日)、米国サウスカロライナ州コロンビアのコロニアルライフアリーナにて、『XMMA 5: 5outhern Heat』が行われ、石原夜叉坊(チーム・アルファメール)が出場。
米国のウェスティン・ウィルソンと対戦した。(全文は以下リンク先参照)

https://news.yahoo.co.jp/articles/a5a7f3a05aaf8558fdb33551454a181f69b0636a


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MMA MMAPLANET o XMMA05 ウェスティン・ウィルソン 石原夜叉坊

【XMMA05】石原夜叉坊、リーチ差に負けず。TDもスクランブル。左オーバーハンドでウィルソンを初回KO

<フェザー級/5分3R>
石原夜叉坊(日本)
Def.1R3分25秒by KO
ウェスティン・ウィルソン(米国)

サウスポー同士、長身のウィルソンが右ミドルを蹴る。夜叉坊も牽制のローを見せる。前足の蹴りで、自らの間を創るウィルソンが右ジャブから右の蹴りを繰り出す。左の蹴り終わりに前に出かけた夜叉坊は、飛び込んで右を当てる。距離を詰めてきたウィルソンは右ジャブから左フックを振るう。

サークリングでかわした夜叉坊が右フック、そして左カーフを蹴る。ワンツーで前に出たウィルソンに対し左フックを打っていく夜叉坊は、アッパーにも左フックを当てる。ウィルソンのダブルレッグをスプロールした夜叉坊だったが、立ち上がり際にヒザを受ける。ここからパンチの距離を詰め、圧を高めたウィルソンがシングルレッグでテイクダウンを決める。

夜叉坊はケージを背負って立ち上がり、ワキを潜ってバックに回る。ウィルソンが胸を合わせると離れた夜叉坊が左カーフ、そして踏み込んでの左に左オーバーハンドを合わせる──この一発でウィルソンが前方に倒れ、パウンドを落とす必要なくレフェリーが試合を止めた。


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BELLATOR LFA MMA MMAPLANET o PFL RIZIN UFC XMMA05   アンドレ・ハリソン インパ・カサンガネイ ウィル・ブルックス ウェスティン・ウィルソン カール・ウィリアムス クリス・カーティス ジャレッド・グッデン ベン・サンダース ボビー・キング マイケ・リニャレス マルセーロ・ゴルム ユライア・フェイバー ルイス・ペーニャ 石原夜叉坊

【XMMA05】北米MMAシーンで注目の再生工場=XMMAに石原夜叉坊が出場、6年振りの連勝を目指す

【写真】夜叉の道を往く、夜叉坊(C)MMAPLANET

23日(土・現地時間)にサウスカロライナ州コロンビアのコロニアルライフ・アリーナで開催されるXMMA05「5outthern Heat」に石原夜叉坊が出場し、ウェスティン・ウィルソンと対戦する。

XMMAは昨年1月の旗揚げから元メジャーやローカルで活躍した選手がステップアップをはかるという位置づけで、注目度を増してきたプロモーションだ。大会全般の印象では人材発掘のLFAとビッグネームが厚待遇でキャリアの終盤を戦うEagle FCの中間より、ややLFA寄りといった印象か。

Eagle FCで戦う選手ほどビッグネームでなく、またメジャーを目指す再生イベントとでもいえばシックリとくるか。XMMA旗揚げ戦で勝利したメンツではアンドレ・フィアルリョ、クリス・カーティス、マルセーロ・ゴルムらがメジャー進出or復帰を果たしている。


その後も第2回大会でベン・サンダース✖ラムジー・ニジェム、ウィル・ブルックス✖スティーブン・ザイラー、第3回大会ではコディ・ギブソン✖ジョン・ドッドソンに加え、ダニエル・ストラウスやネイト・マーコートが出場。4月に前回大会はドッドソン✖チコ・リヴェラJr、ジャレッド・グッデン✖カーティス・ミランダ―などが組まれてきた。

今大会も上位でルイス・ペーニャ✖ウィル・ブルックス、ジャレッド・グッデン✖インパ・カサンガネイの元UFCファイター対決がマッチアップされ、PFLベテランのアンドレ・ハリソンとRIZINに出場経験のあるマイケ・リニャレスのマッチアップなど、興味深いカードが揃っている。

そんなXMMA05で9試合組まれたプレリミに夜叉坊が、出場する。今年の5月1日にユライア・フェイバー主催のA1 Combatの第1回大会でホセ・ヘルナンデスを2R2分53秒TKOで破り、実に4年8カ月振りに白星を挙げた夜叉坊が3カ月弱のインターバルで戦う相手はキャリア13勝6敗のウィルソンだ。

ウィルソンは現在3連勝中だが、過去には今はBellatorで戦うボビー・キングに敗れるなどLFAでは3敗を喫している。とはいえ185センチの長身で当然リーチも長いウィルソンは、ウィル・チョープを連想させる選手といえる。前蹴りで突き放し、近距離ではヒザ&ヒザも武器になる。柔術も修得しており、バックを制してからのボディトライアングルは強力だ。さらにスクランブルでギロチンという極め技も持っており、簡単な相手では決してない。

それでもウィルソンは攻撃する際のガードが下がる傾向にあるため、夜叉坊としてはそこに左を打ち込みたい。ただし、特に意味のない蹴りは厳禁、これをキャッチされて組み技に持ち込まれると一気に旗色は悪くなる。前述したようにLFAに跳ね返されているウィルソンだけに、夜叉坊には組みを必要以上に警戒せずに、泥臭く攻める姿勢を貫いてほしい。

■視聴方法(予定)
7月24日(日)
午前7時00分~You Tube XMMA Channel
            
■XMMA05対戦カード

<160 ポンド契約/5分3R>
ルイス・ペーニャ(米国)
ウィル・ブルックス(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジャレッド・グッデン(米国)
インパ・カサンガネイ(米国)

<フェザー級/5分3R>
アンドレ・ハリソン(米国)
マイケ・リニャレス(韓国)

<165ポンド契約/5分3R>
ジュリアン・レーン(米国)
オースティン・ハバート(米国)

<ウェルター級/5分3R>
デマルケス・ジャクソン(米国)
ジョー・ジリオッティ(米国)

<バンタム級/5分3R>
ジョシュ・レッティングハウス(米国)
クリス・ビール(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ジャクソン・ファリアス(ブラジル)
コディ・ジョーンズ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ウェスティン・ウィルソン(米国)
石原夜叉坊(日本)

<バンタム級/5分3R>
タイラー・ウィルソン(カナダ)
ジェイソン・フェグリアーJr(米国)

<フェザー級/5分3R>
コリン・アングリン(米国)
ジェイムス・ブラウン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
カール・ウィリアムス(米国)
サイモン・マリーニ(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
タナー・サラセノ(米国)
サシャ・パラトニコフ(香港)

<ミドル/5分3R>
ザック・ダーレン(米国)
モンティ・ディオン・オグバナモリソン(ナイジェリア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョシュ・ベイカー(ロシア)
クインテズ・サップ(米国)

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Cage Warriors K-1 LFA MMA o ONE UFC   ユライア・フェイバー リヴァイ・モウルズ 修斗 石原夜叉坊

石原夜叉坊、5.1『Urijah Faber’s A1 Combat 1』で4年8ヶ月ぶりに勝利(ハイライト動画)


 2022年5月1日(日本時間2日)、米国カリフォルニア州ウィートランドのハードロックカジノ&ホテルにて、元UFCのユライア・フェイバー主催の「Urijah Faber's A1 Combat 1」が開催され、メインイベントで石原夜叉坊(チーム・アルファメール)が出場。米国のジョゼ・ヘルナンデス(Ivan Salaverry MMA)と対戦した。

 30歳の石原は、MMA10勝9敗3分。米国を拠点にフェイバーのジムでトレーニングしてきた。UFC3連敗でリリース後、2021年1月に修斗復帰戦で祖根寿麻に判定負け。その後、米国Fury FCに参戦し、7月にリヴァイ・モウルズにリアネイキドチョークで一本負け。10月の前戦でヴィニシウス・ザニに判定ドローで、連敗を「5」で止めていた。

 対する29歳のヘルナンデスは、修斗やK-1、UFCに参戦したアイヴァン・サラベリー主宰ジムの所属で、MMA4勝4敗。2021年10月の前戦ではLFAにも参戦のキム・ジョシュワンに「Cage Warriors 130」で2R TKO負けしている。白星は3つの判定勝ち、パウンドによる1TKO勝ち。

 2R 2分53秒、TKO勝利した石原は、着流しを羽織ると、試合後のインタビューで、「ただ、自分を信じて戦った。これ(拳)を信じてただ見せただけ。次? いつでも準備できている。これは始まりだ」とコメント。女性インタビュアーから「あなたはパーティーガイだよね。今夜はパーティーに?」と問われると「今夜はみんなパーティーの準備が出来ている。君も準備できてる?」と逆質問。インタビュアーは笑顔で「そうねー、でもあなたとじゃないかな、私は向いてないと思う!」と回答。フラれた夜叉坊はおどけながら顔を覆うと、最後に大きな笑顔を見せた。


Teruto Ishihara(Tapology)

Jose Hernandez(Tapology)

 石原夜叉坊とジョゼ・ヘルナンデスの戦績はこちらを参照。


 フィニッシュシーン動画。


 試合後コメント。続きを読む・・・
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MMA ONE RIZIN キック 修斗 石原夜叉坊

【RIZIN】RIZIN.33の展望~祖根寿麻×太田忍~

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RIZIN.33の展望。今回は祖根寿麻(ZOOMER)×太田忍(パラエストラ柏)のバンタム級ワンマッチです。

2021年を振り返ると何気にビッグマッチが続いていたのが祖根ではないでしょうか。1月には鳴り物入りで修斗に凱旋した石原夜叉坊と対戦。その後にRIZINバンタム級GPに参戦し、さらにRIZIN沖縄大会では皇治とキックルールで対戦しています。

結果は1勝2敗と負け越しているものの、夜叉坊戦ではダウンを奪って下馬評を覆すアップセット。また不慣れなキックルールに挑戦した皇治戦でも判定に持ち込む大善戦を演じました。この結果が大晦日参戦に繋がったと言っても過言ではないでしょう。

対する太田はリオ五輪レスリング・グレコローマン59kg級で銀メダルを取った言わずと知れたオリンピアンです。MMAデビュー戦ではレスリングをベースにした強烈なテイクダウンを見せたものの、所英男のサブミッションに屈して一本負けを喫しました。

しかし2戦目の久保優太戦では持ち前のレスリング力を発揮。しっかりテイクダウンを奪うと、グラウンドでも固いポジショニングを見せてあわや一本という見せ場を作ってMMA初勝利を挙げています。レスリングをバックボーンとしてテイクダウンとポジショニングはやはり一級品。アスリートとしての身体能力も抜きん出ているだけに、経験を重ねていけばバンタム級トップ戦線に絡む可能性は十分にあり得ます。

そんな両者の対戦。太田からテイクダウンを凌ぐのは至難の業。グラウンドで下になる展開は想定されます。そこから固められずにスタンドに脱出出来るかどうか。2戦目の太田の試合を見る限り、袈裟固めでガッチリ固めていたシーンが印象的。MMAの実績で大きく上回る祖根を封じ込める事が出来るかどうかは太田の成長を見るにはうってつけです。

太田のポテンシャルが開花するか。苦労人の祖根が大晦日の大舞台で輝くか。この試合もまた面白い。
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ABEMA MMA ONE SASUKE Shooto Shooto2021#07 VTJ VTJ2021   エンセン井上 中村倫也 佐藤ルミナ 修斗 原口央 坂本一弘 堀口恭司 宇野薫 海外 石原夜叉坊 西川大和

【VTJ2021&Shooto2021#07】坂本一弘代表に訊く、VTJ─02─「VTJはずっと続けるモノではない」

【写真】今や伝説、Vale Tudo Japan99のTeam Japan登場シーン(C)SUSUMU NAGAO

11月6日(土)に東京都江東区のUSENスタジオコーストでVTJ2021とShooto2021#07を主催するSustainの坂本一弘氏インタビューPart.02。

歴史の節目に修斗に表れる裏歴史=VTJを1997年から指揮し、その前年の10月よりワールド修斗~サステインを母体に修斗公式戦を開いてきた坂本氏にVale Tudoとのパーセプションから、日本最弱を経て修斗のレコンキスタ、そして世界と遭遇する大航時代の象徴となったVTJを振り返ってもらい、11月のVTJ2021が果たす役割について話してもらった。

<坂本一弘インタビューPart.01はコチラから>


──カーロス・ニュートン!!  今も中村倫也選手と親交があるそうですよね。

「カーロスは倫也のお父さんの晃三社長にお世話になっていましたからね。あの時、カーロスは初来日で修斗ライトヘビー級王者だったエリック・パーソンに腕十字で一本勝ちしたんですよね。トム・エリクソンもフリーウェイトでエド・デ・クライフに勝っていますね」

──日本勢ではプロデビュー2年目で桜井マッハ速人選手も出場している。凄い面子ですね。

「凄いですねぇ、そう考えたら。今、誰に通じるんかいって話ですけど(笑)、エェ選手が集まっていますよね。まぁ、この年はやっぱりルミナがジョン・ルイスにリベンジを果たしたってことですかね。試合結果でいえば、ドローから一本勝ちなので決着をつけたということになるのですが、97年の公式戦からVJTと結果を残せたのも、ルミナだけは96年に仕留められずに引き分けたから。そういう違いは大きかったんだと思います。

そうですね……94年、95年から96年の日本最弱と呼ばれた大会を経て、VTJもグレイシー柔術への挑戦から、97年と次の年の98年では対世界という部分が色濃くなりましたね」

──なんといっても1998年は……。

(C)SUSUMU NAGAO

「エンセン井上✖ランディ・クートゥアーですね。

90年代のVTJと、その後のVTJ──性格も時代背景も違いますが、ベストバウトという見方をすると1位も2位もなくエンセン井上✖ランディ・クートゥアー、それと堀口恭司✖石渡伸太郎──この2試合しか出てこないです。3位以下はもう皆頑張った、エェ試合で選べない。でも、この2試合は別格。デカいです」

──とはいえ90年代VTJの集大成、1999年のVTJはイベント自体として印象に強く残っているモノではないでしょうか。

「あの年は原点回帰というか、世界を知った修斗が打倒バーリトゥードの母国に挑む。そういうコンセプトでしたね。試合前のセレモニーのチームJAPANの入場シーンは、未だに『格好良かった』と言われますね」

3分間流れたブラジル国歌、この日の第1試合で佐藤ルミナと戦ったのは、今やKINGS MMAの総帥ハファエル・コルデイロだ

──あれは語り継がれるべき、登場シーンだったと思います。

「そしてブラジル国歌がフルバージョンで流れ、ブラジル勢をブックしてくれたエリオ・グレイシーの愛弟子ジョアン・アルベルト・バヘットさんの挨拶が延々と終わらない。それに友情の印で木刀のプレゼントですよ(笑)」

──色々な意味で伝説です。

「1999年のVTJはVale Tudoからの卒業、集大成であるのと当時に僕らがやることも修斗に舵取りをするという時期にきていたんだと思います。VTJはずっと続けるモノではない。だから10年後に再開したり、今回も5年2カ月振りになりますしね。99年のVTJを終えて、修斗という競技をしっかりと確立していく……あの前後で米国、豪州、欧州、ブラジルでアマ修斗があり、プロ公式戦が開かれるようになった。VTJというモノがあり続けると、そういう活動に支障が出ていたかもしれないです。

それは言い方を変えると、それだけのテンションを持って続けられなかったということにもなります。99年のVTJは、やはりイベント全体として最高でした」

──修斗、MMAが確立する以前の決闘の雰囲気が残っていた大会です。

「2000年からNKホール大会が公式戦に変り、あの時代における一つの役割を終えたということですよね」

──それから22年を経て、世界、世界、海外、海外と口にはできますが、全くもって国内の情勢は厳しくなっています。

「あの頃とMMAが行われている国の数が全く違います。選手も世界中で生まれ、育っている。とはいえ日本のレベルも上がっています。絶対論でいえば日本も世界も上がっている。そして後発でMMAが始まった国の選手たちの力の伸び様や、MMAの市場規模の成長という部分で日本と海外を相対的に比較すれば、海外の方が力をつけているということで。

やはり次のステップ、ネクストステージに進むときに、何か楔となるモノが必要です。平良(達郎)、SASUKEも西川大和もそうです。次のステップに行くまでに経験しておくべきことってあると思うんです。それが修斗でできることもあれば、VJTでなければできないこともあります。そういうことを踏まえた上で、結論として『やっていた方が良くない?』という試合、場を提供したいということです。先輩風を吹かせると、ですね(笑)。

もっと華やかな世界はあります。海外で戦うという場合にしても、これはやっていた方が良い、コイツは越えておいた方がエェというのは常にありますよ」

──とはいえ現状、コロナ禍において外国人の招聘が難しく、スポーツ庁などに働きかけてもそれこそ90年代のVTJのような海外勢が半分出てくるというイベントは開けないです。今後ということも含め、どのような国から海外勢を招聘したいと考えていますか。

「まずお隣の韓国は外せないです。強い選手が多いのは当然ですし、地理的にも招聘しやすい。ただ、ワクチン接種が選手の世代にはなかなか回ってこないという事情があるようで。今回のVTJに関しては、韓国勢の招聘は見送ることにしました。そうなってくると北米になりますね。ワクチン接種が進んでいますし」

──対して日本勢というのは?

「僕が出てほしいのは平良、西川、SASUKE。彼らにはやはり出てほしいと思っています。『お前らが何か変えろよ』と、彼らには変える力がありますからね。そういう選手に海外から選手を招聘できるようなら、外国勢を当てたいですね。もしくは海外を経験してきた選手を。そういう選手と戦うというのも、現状のVJTの一つの要素ですね」

──ただし現在の修斗で海外を知る選手というのは、思い当たるのは宇野選手を筆頭にして、夜叉坊選手ですか。それとONEと契約している選手ですかね。

「ONEと契約している選手は、ONEとまず話をしてクリアーにならないといけないですが、そのパターンも視野にはいれています。あと石原夜叉坊はVTJ前に米国で試合があるようで(※10月17日にFury FCに出場しドローだった)。『決めてまいましたわぇ。このままじゃ、帰られまへんねん』ということでしたね」

──『帰られまへん』とは言わないでしょう(笑)。

「アハハハ。まぁ、夜叉坊も意地があるでしょうしね。そういうことで夜叉坊の出場はないですが、宇野薫(インタビュー後に原口央との対戦が決定)以外にも、ここはVTJですし修斗に出場経験のない選手の試合というのも考えています」

──VTJと修斗の昼夜興行というのも興味深いです。

「以前は一つのイベントで公式戦とVTJルールの試合を前後にわけて組んだことがありますが、イベントを並べるのは初めてですね」

<この項、続く>

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