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修斗250119:メインイベント・関口祐冬 vs. 安芸柊斗

フライ級暫定王座決定戦5分5R。

フライ級正規王者の新井丈が休養のため期限内に防衛戦を行うことができないため、暫定王座決定戦が組まれた。

関口はランキング1位だった23年3月、当時ストロー級王者の新井にタックルを切られてパンチを効かされる展開で判定負け。そこから現在3連勝中。昨年5月には石井逸人にKO勝ちし、王者新井に対戦要求していた。27歳。

安芸は23年7月、新井の持つストロー級王座に挑戦したが、1RでKO負け。その試合を最後に階級をフライに上げている。フライ級初戦はかつて父を破ったこともある猿丸ジュンジ引退試合で、バックマウントからのパウンド連打でKO負け。しかし昨年は2戦して2勝で、ランキングを2位まで上げた。24歳。

サウスポーの関口に安芸はオーソドックス。左オーバーハンドを見せた関口。オーソドックスにスイッチする。安芸のワンツーがヒット。一瞬動きが止まった関口。安芸のワンツーがまたクリーンヒット。関口タックルに入ったが切った安芸。カーフキック。関口またタックルに入ると安芸切った。右を入れる。関口はノーガードに構える。飛び込んできた関口に組みついてケージに押し込んだ安芸。離れた。バックスピンキックをボディに入れる関口。安芸の左フックがヒット。関口はガードを下げて挑発する。残り1分。安芸が前蹴りを腹に入れる。カーフキック。左のパンチを振る安芸。1R終了。

2R。オーソドックスに構えた関口が三日月蹴り。安芸も三日月蹴りを返す。ケージまで下がった関口。右をヒットさせる安芸。左右のパンチを振って出る関口だが、安芸にプレッシャーを掛けられまた下がる。お互いスイッチを繰り返す。関口が左右のパンチを振って出るが、バックステップでかわした安芸。浴びせ蹴りを見せた関口。安芸がパンチからタックルに入る。リフトしてテイクダウン。しかしグラウンドには行かずに立たせた。詰めた安芸の右がヒット。飛び込んだ関口の足をたぐった安芸。がぶると足をすくって寝かせたが。自ら離れてスタンドに。残りわずかで安芸がタックル。テイクダウンしたところで2R終了。

3R。関口が間合いを詰めると左右のフックをフルスイング。距離を取る安芸だが、関口がパンチで間合いを詰めてケージを背負った安芸にタックル。シングルレッグから足をかけてテイクダウンを狙うが、ケージでこらえた安芸。シングルレッグでグラウンドに引き込もうとしたが、離れた安芸。関口タックル。安芸はがぶって首を抱える。首に巻かれた腕を外した関口がケージに押し込んでテイクダウンを狙うと、安芸はまたギロチンに抱えた。しかし関口はテイクダウンするとサイドからヴォンフルーチョーク。解除した安芸が後転スイープで上を取る。立ち上がりスタンドに。関口が詰めるとケージ際でタックルに。ダブルレッグでテイクダウンした関口はパウンドを連打する。安芸は下からホールド。3R終了。

4R。関口すぐに間合いを詰めてパンチを振るが、安芸が右フックをヒットさせる。一瞬膝を着いた関口だが、効いてないとアピール。関口がタックルへ。首を抱えた安芸。関口が潜ってスイープを狙うが、安芸は返させずにこらえるとバックに回る。関口は反転して向き直るとダブルレッグに。こらえる安芸のバックに着こうとする。向き直って離れた安芸。関口のカーフキックで安芸が足を払われダウン。関口すぐにバックに回りリアネイキドチョークを狙う。外れたがバックをキープし殴る。バックからチョーク!喉元に入り安芸タップ!

4R3分24秒、スリーパーホールドで関口一本勝ち。フライ級暫定王者に。

勝った関口が正規王者新井をケージに招き入れる。

新井「関口君が少しはまともなことを言うようになったなと。暫定王者、おめでとうございます。明日からはチャレンジャーとして、関口祐冬からベルトを奪うつもりで行く。前回は仕留めきれなかったので、今度は必ずKOか、もしくはKOで。必ず仕留めに行くんで、みなさん期待してください」

試合後、大会MVPを受賞した関口は、「前回の新井戦は、打撃が怖くて逃げ回って恥ずかしい試合だった。今度は恩返しとして、自分が新井君をマットに沈めます」とコメントした。

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【Shooto2025#01】修斗開幕戦のメイン。安芸柊斗と暫定フライ級王座戦、関口祐冬「勝ち方もこだわって」

【写真】ベルトへ。この流れは昨年5月から始まっていた(C)MMAPLANET

19日(日)東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2025#01で関口祐冬が安芸柊斗と世界フライ級暫定王座決定戦で対戦する。
Text Takumi Nakamura

昨年5月に石井逸人に勝利し、フライ級チャンプ新井丈に挑戦するチャンスを待っていた関口。その新井が9月にRIZINでエンカジムーロ・ズールーにKO負けを喫し、最終的に今大会で暫定王座決定戦が組まれ、暫定王者が新井と統一戦を行うという流れに収まった。

正規王者への想い、暫定王座を争う安芸への想い、そして尊敬する猿丸ジュンジへの想い。関口にとってフライ級王座を巡る戦いは格闘技キャリアにおける大きな意味を持つものだ。


――安芸柊斗選手との世界フライ級暫定王座決定戦が迫ってきました。この試合は昨年11月の後楽園大会で発表されたカードで、あの場で関口選手は正規王者の新井丈選手をケージ内に呼び込んで保持している王座について問う一幕がありました。あれは事前に考えていたものだったのですか。

「僕が5月に石井逸人選手に勝ったあと、タイトル挑戦は新井選手待ちの状態だったんです。そのなかで新井選手が9月にRIZINで試合をすることになって、修斗のチャンピオンは防衛期間(※原則として1年以内に防衛戦を行わなければならない)があるので、それを超過することになったら新井選手が何かしらコメントすると思っていたんです。でもそれが一切なかったので、直接新井選手の口から修斗のベルトのことをどう思っているか聞こうと思いました。あの日、新井選手は会場にいると思っていたので、それでケージに呼び込んだ感じです」

――当日、新井選手の体調・コンディションを考慮して暫定王座が設けられることになったと説明があり、ケージに上がった新井選手からは「正直(返上は)俺が決めることじゃない」、「修斗から『返上しろ』と言われたらそれに従う。そうじゃなくて暫定王座戦を組んだということは安芸と関口じゃ荷が重いということなんじゃないんですか」という言葉がありました。

「ああ言われたら……納得せざるをえないですよね。そこは新井選手個人の意思だけじゃないだろうし、あの場で自分が言った通り、色々とコミュニケーションがあったなかでのことだと思うので」

――それと同時に新井選手からは統一戦を行う意思表示もあり、今後の流れも明確になったと思います。

「そうですね。ただタイトルマッチだからと言って特別な気持ちはないし、毎試合毎試合が大事で、一つでも落としたらそれを取り戻すのは本当に大変です。僕は目の前の試合に一つずつ勝っていくだけですね」

――では対戦相手の安芸選手についても聞かせてください。試合発表時には「安芸君は尊敬する先輩・猿丸ジュンジの同じ弟子だと思っているから本当はやりたくない」と話していましたが、試合が決まった時は複雑な心境でしたか。

「僕は猿丸さんを尊敬していて、安芸選手は猿丸さんと関係が深くて(※猿丸は安芸佳孝・柊斗の親子と対戦経験がある)、同じ猿丸一派としてはやりたくないですよね(苦笑)。ただ同じ目標に向けてやっている以上、どこかで戦うことになっていたと思いますし、対戦相手として見て純粋に強い選手だと思います」

――この試合に向けてどのようなことを意識して練習してきたのですか。

「基本的にはいつもと同じ練習ですが、フライ級は組みの強さが大事だと思うので、組みを強くする練習をしてきました」

――フライ級が組みの強さが大事だと思う理由はなんでしょうか。

「フライ級は体重が軽い分、打撃一発でKOすることが少ない階級だと思うんですね。(フライ級の)どの団体のチャンピオンを見ても、打撃を効かせても組まれる展開になるし、レスリング力・グラップリング力がより重要だと思っています」

――MMAPLANETでの過去のインタビューを読んでも分かる通り、MMAマニアともいえる関口選手ですが、そこは他のフライ級の試合を見ていても感じることですか。

「そうですね。それこそ大晦日RIZINの堀口(恭司)選手はエンカジムーロ・ズールーに打撃を効かされたけど、最後は組みの力で勝っていたし、逆に神龍(誠)選手は ホセ・トーレスに打撃を当てていたけど、グラウンドで下になる時間があって、それが判定に響いた。フライ級は打撃を当てても組みの攻防でどちらが有利に戦うかが判定に関わってくる階級だと思います」

――同階級の他の選手の試合を見て刺激やインスピレーションを受ける部分は大きいですか。

「早くあの選手たちに追いつきたいし、目指すものだと思うし。あとは純粋に強くなりたいという気持ちで、自分の階級の試合はよく見ます」

――前回の石井戦はケージに押し込まれた状態でのヒジでKOという珍しいフィニッシュでした。あのヒジについても聞かせてもらえますか。

「実はあのヒジは事前に練習したものじゃなくて、ケージに押し込まれた時に石井選手の頭がヒジを入れやすい位置にあったので、やってみようと思ってやった感じなんですよ。だから練習じゃできないことが試合で出ることもあるんだなと思いました」

――そうだったんですね。あの場面を想定して練習していた技だと思っていました。過去に練習していなかった技が出ることはありましたか。

「自分は腕十字が得意で、それが試合でパッと自然に出たことはありましたけど、ヒジは危ないからそこまで練習できないじゃないですか。きっとああいう技をやると練習仲間に嫌われるだろうし(笑)。軽く触るくらいでやったことはあるかもしれませんが、あれで倒そうと思って練習していたわけではないです。ただああいう態勢になったらヒジが入るイメージはあって、実際にあの場面はヒジを入れて腕のクラッチが緩まれば(タックルが)切れるくらいの感覚でヒジを出しました」

――なるほど。効かせるというよりも嫌がらせ的な攻撃だったんですね。

「はい。だからこそあれでKOできるとは思わなかったので、自分でも驚きました」

――偶然の産物ではあるものの、今後も使える技になったのではないですか。

「そうですね。修斗でも西川大和選手が下からのパウンドで相手(川名TENCHO雄生)をKOしたこともありますし、有効な技ではあると思います。もちろんガードで下になり続けるのはよくないし、基本的にガードでは打撃にこだわるよりも立ち上がった方がいいと思いますが、一つの攻撃方法として使える場面はあると思います」

――関口選手は現在3連勝中ですが、好調の要因をご自身ではどのように考えているのでしょうか。

「2019年6月に平良達郎選手に負けて、復帰するまでに1年3カ月くらい空いてるんですけど、その時に奥さんと出会ったんです。で、復帰後は新井丈選手以外には負けてないので、明確に変わったことと言えば奥さんと出会ったことですね。正直、平良選手に負けた後、もうMMAの試合はやらなくもいいかなと思ったんです。でも奥さんから『人生一回きりなんだから、もう一回頑張りなよ』と言われて、それでまた頑張ろうと思いました。復帰後はランキングにも入ってタイトルマッチまでいって、目標が明確になりましたね。自分にとって奥さんは格闘技に対する気持ちを上げてくれる存在でもあります」

――では今回の王座戦ではどんな試合を見せたいですか。

「僕は今までリスクを負わず手堅く戦って、相手の弱いところを突くような試合で判定で勝ちをあげてきました。ファンのみなさんが求める試合はできていないと思います。ただ今回はリスクを負ってでもフィニッシュして勝ちたい。これからちゃんと格闘技で食っていくためにはそういう試合をやらないといけないと思うし、プロでやる以上、試合で稼ぎたい。負けない試合じゃなくて、勝ち方にこだらないといけないと思っています」

――冒頭にも触れましたが修斗のベルトを巻くことへの思い入れとは?

「ベルトやタイトルというよりも、僕は猿丸さんがめっちゃ好きで、階級は違いますけど猿丸さんと同じ修斗のベルトを巻きたいです。実は猿丸さんも先に暫定王者になって、それから正規王者になったので、自分と同じシチュエーションなんですよ。猿丸さんの背中を追いかけるじゃないですけど、同じ道を辿りたいですね」

――しかも同じ猿丸一派の安芸選手とベルトを争うというのも運命的ですね。

「そうなんですよね。しかも猿丸さんからベルトをぶんどったヤツが新井選手なんで、その新井選手からベルトをぶんどりたいです」

――そこにもつながるわけですね。

「もっと言うなら新井選手がフライ級に上げて、最初の相手がランキングで1位の僕だったんですよ。それで僕が新井選手にやられてフライ級のベルトを持っていかれたので、自分が新井選手の勢いに火をつけてしまったという責任もあります。もしあそこで僕が新井選手を止めていたら、今のような状況にはなってないと思うし、そういう意味でも新井選手に勝って正規王者になりたいです」

――修斗のベルトを巻けば色々なチャンスにつながると思いますが、これからやっていきたいことはありますか。

「自分を応援してくれる人が少なかった頃は海外でやりたいと思っていましたが、応援してくれる人が増えてからはRIZINにも興味があります。RIZINにはフライ級の強い選手が集まっているし、それこそ新井選手は修斗の2階級王者としてRIZINに出て負けているじゃないですか。だから僕が新井選手からベルトを獲って、僕がRIZINに出て修斗王者の強さを見せたいです」

――今年のプロ修斗の開幕戦のメイン、どんな試合をお客さんに見せたいですか。

「きっと新井選手は僕の人間性は嫌いじゃないと思いますが、僕の試合は好きじゃないと思います(苦笑)。今回は勝ち方にもこだわって、新井選手が僕とやらざるをえない状況を作りたいですね」

――それでは最後にファンのみなさんへメッセージをお願いします。

「今回の試合、判定決着にはならないと思います。必ずフィニッシュして勝ちます。なのでぜひみなさんには会場まで足を運んでほしいです。大会を盛り上げるのは選手だけではなく、お客さんの応援や熱が必要だし、会場でしか味わえないものがあるので、ぜひ後楽園で僕の試合を見てほしいです」

■視聴方法(予定)
12月19日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル

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【Pancrase342】修斗に続き、パンクラス・ストロー級の頂点へ。黒澤亮平「まだまだ諦めていない」

【写真】熱いモノを身の内に持ち続けている。そんな黒澤選手でした (C)MMAPLANET

29日(月・祝)に立川市の太刀川ステージガーデンで開催されるPancrase342で澤亮平がリトルと暫定ストロー級王座決定戦を戦う。
Text by Manabu Takashima

2016年7月に修斗世界ストロー級王座に就くも、ベルトを返上し2年4カ月のブランクを経験。復帰後はよりMMAを完成させる過程で手痛い敗北も喫した。そして昨年7月よりパンクラスに戦場を移した黒澤が、3戦目での暫定王座決定戦を戦う。

その暫定王座決定戦に対する想い、これからとMMAファイターとして強くなる苦悩を黒澤に尋ねた(※取材は3月21日の調印式前に行われた)。


――黒澤選手、パンクラス3戦目でストロー級暫定王座決定戦となりました。ここで暫定というのが、第三者としても正直不思議です。

「タイトルマッチが決まったことは嬉しいですが、暫定ということは1位の選手の動きも関係しているので。そこは正直、ムカついています」

──2月の大阪大会はどのような気持ちで眺めていたのですか。

「あの試合は……、すんなりケガがなく勝ってくれれば4月に戦うことになると思っていたので『勝ってくれよ』と。正直、試合内容も微妙だったけど勝ったしやるんだという気持ちでした。ただ4月には試合はできないということで、リトル選手と暫定で戦うことになりました。

僕は八田選手に勝った時点で、次はタイトルと言われていて。僕自身はいつでも戦える準備をしてきました。まず去年の12月の横浜だろうと。すると向うができない、2月か3月になると。12月にできないのは連戦だし、しょうがないと思っています。でも2月に試合はするけど、違う選手とノンタイトルで戦うことになった。

その時点で鶴屋(浩THE BLACKBELT JAPAN代表)さんは『これは、この試合に勝っても断ってくるな』と、あきれたように言っていました」

──それぞれ選手には事情があるかと思いますが、黒澤選手としては納得できないということですね。と同時にリトル選手と戦うことになったことに関しては、どのような気持ちですか。

「ランキング的にタイトルマッチが戦える位置でなかった選手でしょうし、すぐにOKを出してくれたと思います。これから戦う相手に対して、感謝とかいう言葉を使うべきじゃないのですが、試合間隔も空いてしまっていたので有難いです。試合が決まって嬉しいです。

しっかりとやることをやって、勝ちます。リトル選手はずっと動き続けるイメージがあるので、つき合うと相手のペースになってしまう。そこは気をつけて戦いたいです。打撃の技術は差があると思っているので、打撃を軸にしっかりと作戦を立てれば勝てると思っています」

──未だに飛鳥拳選手と呼びそうになってしまうのですが……個人的には先日行われたTHE BLACKBELT JAPANの創立会見でも黒澤選手は中心にいて然りのファイターだという想いがあります。

「ありがとうございます。ただ若い選手も単純にもの凄く強いので(笑)」

──刺激になりますか。もしくは年齢を考えてしまうのでしょうか。

「若い選手が増えて、それまでいた選手が『敵わない』という風に想うことはないはずです。僕らベテランの年齢になった選手も、彼らが来たことが凄くプラスになっています」

──負けるかという気持ちになりますか。

「負けるか……う~ん、怜とかUFCと契約していますからね(笑)。自分も頑張りたい。まだまだ諦めていないし、もっと頑張って結果を出したいです。弱気になることはないです」

──諦めていないなかでパンクラスの王座の先に見ている先というのは?

「ONEのストロー級が一番強いので、ONE……まだその名を出す段階ではないですが、ジャレッド・ブルックスを勝つことを目指した状況で体感したいというのはあります。今後、自分のコンディションがどうなっていくかは分からないですが、諦めてはいないという感じです」

──諦めないでいるためには勝利が一番かと思います。改めて、今回の暫定王座決定戦への想いをお願いします。

「ここで負けたり、ギリギリ勝つようだとこの先に進むことは難しいです。しっかりと差を見せつけて、フィニッシュできるように練習をしています」

──黒澤選手は一枚抜けることができるポテンシャルの持ち主だと見ていました。卓越した打撃戦のセンスの持ち主で。一時、ファイトから離れて戻って来てからは本田選手のような徹底して組んでコントロール狙いのスクランブルファイターを経験し、MMAとして調和のとれたファイターを目指そうとしたのかと。その結果、猿丸ジュンジ戦があった。そのように感じていたのですが。

「本田選手と戦った時からONEに出たいと思っていました。本田選手は力のある選手なのですが、『ここで負けてしまうのか』と落ち込みました。同時に、あそこまで徹底してくる選手に対して、どう打撃を生かすのか。そういう風に考えることができて、良い経験になりました。意識が変わりましたね、もっと組み技をやらないといけないと。

組み技の打ち込みを凄く増やして……、ただ猿丸選手に負けて組み技のことを考え過ぎたのか……とか。打撃と組み技のバランスをより考えないといけないと思って、凄く悩みました。猿丸戦、新井丈戦はそこが上手く嚙み合っていなかったです」

──キャリア的には痛すぎる連敗でした。

「あれの時は『終わりだ』と思いました。でももっと考えるようになって、もっと練習するようにして。本当に何が足りないかをもっと考えました。あの2試合でパンチが当たって勝てたとしても、ONEにいくと勝てるような力はなかったはずです。そう振り返ることができたので、あの負けも良い経験だったと思います」

──MMAのバランスは自分という軸があって、対戦相手によって配分を変えないといけない。難しいですね。

「今は自分の目指すところがハッキリしていて、レベルも上がりました。良い感じでまとまってきたからこそ、年も年なのでもう『あの負けを経験して良かった』なんていう試合はできないと思っています(笑)。

打撃だけを考えている時の方が、打撃は良かったです。でも、それではMMAは勝てない。そのバランスを考えて、練習仲間がいてくれて成長できていると思います」

──目指す舞台、ONEではテイクダウンされてもさほどマイナスにはならないですが。

「そこは組みを対処して、殴ることができる選手でいたいです。MMAなので」

■視聴方法(予定)
4月29日(月・祝)
午後1時30分~U-NEXT

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【RIZIN45】元谷友貴が元UFCファイターのモラレスと対戦、新井丈×ヒロヤ、那須川龍心×ジョンミンが決定

【写真】11月のDEEPではCOROにTKO勝利した元谷。6年連続での大晦日出陣となった(C) MMAPLANET

18日(日)、ABEMAで放送されたRIZIN特番にて、12月31日(日)にさいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催されるRIZIN45の追加カード発表された。

大会まで約2週間、新たに元谷友貴×ヴィンス・モラレス、新井丈×ヒロヤ、那須川龍心×シン・ジョンミンの3カードが追加された。元谷のRIZIN参戦は今年5月の朝倉海戦以来、約7カ月ぶり。11月にDEEPでCOROと再起戦を行い、TKO勝利を収めてのRIZIN凱旋となる。

(C)Zuffa/UFC

一方のモラレスはレスリング出身で、2018年11月からはUFCに参戦して8戦3勝5敗のレコードを残しているファイター。今年5月にはXMMAで石原夜叉坊と対戦し、2Rに右のオーバーハンドを効かせると、アナコンダチョークで一本勝ちを収めている。現在は朝倉海のスパーリングパートナーとして来日中で、今回のRIZIN参戦が決まった。

元谷がRIZINを離れている間、RIZINバンタム級では岡田遼とのパンクラス×修斗王者対決に勝利した中島太一、初参戦で太田忍を下した佐藤将光、ツイスターで2連勝した後藤丈治らが台頭している。同日にはフアン・アーチュレッタVS朝倉海のバンタム級タイトル戦が組まれており、元谷×モラレスは2024年のタイトル戦線浮上をかけた一戦だ。

修斗世界ストロー級&フライ級王者・新井丈とヒロヤの一戦も決まった。新井は昨年9月に猿丸ジュンジを下して修斗世界ストロー級王座に就くと、今年11月には山内渉をKOしてフライ級王座も戴冠。修斗史上初の2階級同時戴冠を達成した。

一方のヒロヤは朝倉未来1年チャレンジ一期生で、2003年7月からRIZINに参戦し、伊藤裕樹と中村優作に連敗しているものの、いずれもスプリット判定によるもので健闘が光った。修斗で11連勝してRIZIN初参戦となる新井と結果こそ出ていないもののRIZINで戦績を積むヒロヤという対照的なキャリアを歩んできた2人のマッチアップだ

また会見前日のRISE両国大会でRIZIN参戦&MMA挑戦をアピールした那須川龍心の出場も正式に決まり、韓国のシン・ジョンミンと対戦することもアナウンスされた。

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【修斗】プロフェッショナル修斗2023 Vol.8“FIGHT&MOSH”

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お昼のCOLORS Produce by SHOOTO Vol.2 “FIGHT&MOSH”に続いて豊洲PITで開催されたプロフェッショナル修斗2023 Vol.8“FIGHT&MOSH”。こちらもメインでは世界フェザー級チャンピオンシップが配置され、さらにはレジェンド岡見勇信の修斗初参戦。そして修斗で初めて2階級制覇を達成したマモルの引退エキシビションマッチなどバリエーション豊かな大会になりました。


【第2試合 フライ級】
×内藤頌貴(パラエストラ松戸)
(2R 三角絞め)
○石井逸人(TRIBE TOKYO MMA)
前進してパンチをでプレスを掛けていた内藤。しかし逆に石井のパンチを被弾するとテイクダウンを許して形勢逆転。2Rに内藤の飛び膝をかわした石井がまたもテイクダウン。バックに周ってチョーク、下になりながら腕十字と仕掛けて最後は三角絞め。これで内藤は失神して石井が鮮やかな一本勝ち。まさかここまで差が出るとは。。。フライ級に戻して石井は凄味を増している。試合後にはフライ級王者の新井丈に宣戦布告。落ち着いたかに見えた修斗フライ級がまた荒れてきた。


【第3試合 フライ級】
〇猿丸ジュンジ(修斗ジム東京)
(1R TKO)
×安芸柊斗(MMAZジム)
予想外の短時間決着。勢いと若さで安芸が圧倒するかと思いきや、開始直後に猿丸のパンチがヒット。安芸がバランスを崩したところを上になってあっと言う間にパウンドアウト。現在進行形で現役バリバリの安芸に勝って引退なんてもったいないけど、かっこよすぎる。試合後の「修斗がずっと続きますように」というマイクも痺れました。


【第4試合 68kg契約】
〇リオン武(RISING SUN)
(2R TKO)
×内藤太尊(ROOTS)
4年半ぶりに復帰したリオンですが見えない右ストレートは今だ錆び付かず。じわじわと前に出てくる内藤に対して距離を取ってカウンターの右ストレート一閃。パンチが効いて背中を向けた内藤に右のパンチで追撃してTKO勝利。継続して試合をするかは別にして定期的に試合をするとなれば、バンタム級、フェザー級の台風の目になる可能性も。。。


【第5試合 マモル引退エキシビションマッチ】
マモル
(勝敗なし)
漆谷康宏&清水清隆& 佐藤ルミナ
Xとなっていた対戦相手の最後の1枠はまさかのルミナ。何とも心憎い演出。令和のRIZIN世代にはピンと来ないかもしれませんが、マモルはMMA冬の時代の軽量級戦線を支えてきた立役者。修斗で2階級を制覇したばかりか、パンクラスでも王座を戴冠した戦績はレジェンドと言うに相応しいでしょう。引退セレモニーもシンプルかつアットホームで非常によい雰囲気。マモルが指導した選手が修斗で活躍してくれる事に期待。お疲れ様でした!


【セミファイナル 第6試合 ミドル級】
〇岡見勇信(EXFIGHT)
(判定2-1)
×キム・ジェヨン(NOVA MMA)
岡見の試合をまた日本で、しかも修斗で見る事になるとは。。。どこか非現実感のある対戦カード。UFCで活躍していた全盛期の圧倒的な攻撃力はありませんでしたが、最後まで泥臭く組み付いてパンチ打っていく姿もまたMMA。アスリートとしてピークを越えてもなお現役に拘る岡見に最敬礼。


【メインイベント 第7試合 修斗世界フェザー級チャンピオンシップ】
〇SASUKE(マスタージャパン東京)
(3R TKO)
×田中半蔵(FUN'S)
2年連続でROAD TO UFCに出場してUFC参戦を目指したものの成就しなかったSASUKE。心機一転しての修斗参戦。絶対に負けられない試合でしたが、やっぱり修斗での安定感は抜群。3Rには膝蹴りを効かせてダウン気味にタックルにきたのを潰してパウンドアウト。王座防衛に成功しました。修斗では抜きん出た存在だけにやはりUFC参戦に拘りを見せるかのか。個人的には群雄割拠のRIZINフェザー級に打って出ると俄然面白くなると思いますが。。。2024年のSASUKEに注目が集まります。
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【FIGHT&MOSH】猿丸がラストマッチでTKO勝利「俺の役目は終わった。5年後、10年後、弟子を連れて来る」

<フライ級/5分3R>
猿丸ジュンジ(日本)
Def.1R1分18秒 by TKO
安芸柊斗(日本)

安芸が左フックからパンチを前に出る。猿丸もパンチで前に出るが、安芸はそこに右ストレートを狙う。猿丸も右ストレートを当てて距離を詰め、ボディにも右ストレートを打ち分け、安芸の右ローをキャッチして右ストレートを合わせる。

安芸もスクランブルで組み付くが、猿丸はがぶってコントロール。安芸がガードポジションを取り、下から腕十字を狙うが、外した猿丸が安芸のバックを取る。バックマウントの猿丸は一気にパンチをまとめ、安芸の動きが止まったところでレフェリーが試合を止めた。

試合終了が告げられると猿丸は深々と頭を下げ、安芸の父でありセコンドの安芸佳孝さんとも握手をかわした。戦前からこの試合をラストファイトにすることを明言していた猿丸は「モブスタイル興行、俺が出なきゃ、俺が盛り上げなきゃと思って出ました。出てよかった。でもこれで俺の役目は終わったんで今日で引退します。また5年後、10年後、弟子を連れて戦いに来ると思うので、修斗がずっと続きますように」と最後のメッセージを残してケージを降りた。

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【FIGHT&MOSH】これぞ修斗伝承! 安芸柊斗戦へ、猿丸ジュンジ─02─「最後までKOを狙っていく」

【写真】諦めない「Never GiveUp」の精神は受け継がれていく(C)MMAPLANET

2日(土)、東京都江東区にある豊洲PITで開催されるプロ修斗公式戦「FIGHT&MOSH」で、安芸柊斗と対戦する猿丸ジュンジのインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

猿丸は2007年7月に修斗でプロデビュー。2021年11月、5度目の挑戦で念願であった修斗のベルトをその腰に巻いた。修斗にこだわってきた男のラストファイト――途中であきらめていたら修斗のベルトを巻くことも、かつて自分が倒した相手の息子と最後の試合で対戦することもなかった。そんな猿丸ジュンジにとって現役選手としては最後となるメッセージを受け取ってほしい。これが修斗伝承だ。

<猿丸ジュンジ インタビューPart.1はコチラ


――その佳孝さんの息子である安芸選手との試合が、しかもラストマッチで実現するとは……。本当にこれが猿丸選手のラストマッチになるのですか。

「はい。これがラスト! 現役最後の試合にします」

――では、これが現役選手としては最後のインタビューとなります。ご自身のキャリアを振り返って、「こうしておけば良かった」あるいは「こうしていたから良かった」と考えることはありますか。

「何度もタイトルマッチで負けたけど、黒澤選手に勝ってチャンピオンになれたこと。諦めなくて良かったと思います。だから安芸選手も諦めないでほしい。安芸選手って今、何歳ですか?」

――22歳ですね。

「22歳だと、まだまだ体は大きくなりますね。フライ級に上げて、チャンピオンは同じ新井選手だけど諦めずに挑み続けてほしいです。自分もストロー級で試合をしているなかで、どんどん体が大きくなっていました。でもストロー級で何度もベルトに挑戦して負けていたからこそ、ストロー級でチャンピオンになろうと続けていましたから」

――試合を通じて、その想いも安芸選手に伝わってほしいですね。これまでのキャリアの中で一番思い出深い試合も教えてください。

「タイトルマッチ以外だと最初の黒澤戦(2015年5月、猿丸がKO勝ち)ですね。あの時もモブスタイル興行で――実は怪我していたんですよ。周りの人たちが『試合に出るな』って言うような状態でした。でも自分は『右手一本、残っているから大丈夫ですよ』と訳分からないことを言って(笑)。お世話になっているモブスタイルの興行だから、どうしても出たかったし。それで試合をして、KOで勝てた。やっぱり諦めないことが大事ですよ」

――なるほど。試合の話に戻すと、対戦相手が安芸選手に決まり、試合用の練習はいつ頃から行ってきたのでしょうか。

「モブスタイル興行の話を聞いてから練習はやめていないし、追い込みの練習もコンスタントに続けていました」

――コンスタントに! 確かに顔つき、体つきがすでに試合に向けて仕上がっているように見えます。

「そうですね。ずっと体もコンディションもキープしています。もともとストロー級の時から、減量がキツいから日頃からキープするようにはしていて」

――今回の試合はストロー級ではなくフライ級契約なのですね。

「もうストロー級に落とす意味がないですしね。タイトルマッチでもランキングに絡む試合ではないから、対戦相手が決まる前から『フライ級で試合したい』と伝えていました」

――それもまさに「運命」だと思いました。安芸選手もインタビューで「ストロー級は新井戦が最後だと決めていた」と以前からフライ級転向を考えていたようです。どちらかがストロー級を希望していたら、もしかしたらこの試合は実現しなかったかもしれない。

「アハハハ、ちょうど良かったですね。だからフライ級で戦うためのコンディションをキープし続けていました」

――『がんばれ元気』的な要素が強い試合ではありますが、実際のところ現在ストロー級3位の安芸選手と、同級4位の猿丸選手によるランカー対決でもあります。ラストファイトの相手としては、ランキング上位陣を希望していたのですか。

「相手は誰でも良かったです。モブスタイルの興行で、自分がラストファイトを戦うということのほうが重要で。ただ、その中でも一番良い相手に決まりましたね。ドラマもあるし、修斗伝承で」

――!!

「安芸選手も修斗で試合し続けてきて、俺もブレずに修斗だけで戦ってきた。そんな自分のラストファイトの相手が安芸選手になる――これが修斗ですよ」

――今回の出場メンバーに元シューティングジム横浜勢が多いことも、修斗伝承の意味合いを深めているのではないですか。

「揃いましたよね。マモルさんの引退エキシビジョンがあって、リオン武さんと田中半蔵さんが試合をする。半蔵さんのタイトル挑戦が後楽園ホール大会ではなく、このモブスタイル興行になったのは偶然かもしれないけど、それでも何か運命を感じられるようなマッチメイクになって。そういえばマモルさんのエキシの相手が、ウルシさん(漆谷康宏)になったじゃないですか(マモル引退エキシビジョンの相手は漆谷、清水清隆、そしてXとなっている)。ここ何年もウルシさんに打撃を教えてもらっているんですよ」

――おぉっ! あのウルシスタイル=MMAアウトボクシングを学んでいるのですか。

「そう思うでしょ? アウトボクシングはもちろんだけど、ウルシさんってインファイトもメチャクチャ強いんですよ。今でもスパーしたら、すごく強くて」

――その漆谷さんや清水清隆さんなど、かつて日本フライ級を盛り上げた人たちが集まるのも感慨深いです。

「でもね、それだけじゃダメなんですよ。もっと若いファイターが修斗を盛り上げてほしい。この試合で安芸選手にはガンガン来てもらいたいです。それも含めて修斗伝承だから」

――では対戦相手である安芸選手の印象を教えてください。

「強い選手ですよ。これから修斗でチャンピオンになったり、もっと上に行くファイターですよ。安芸選手と新井選手の試合も、メチャクチャ良い試合だったじゃないですか。新井選手がKO勝ちしたけど、安芸選手も効かせていて――どちらが勝ってもおかしくない試合で」

――安芸選手は「引退試合だからといって相手に花を持たせる気はない」と仰っています。

「こちらも同じ気持ちですね。ラストマッチといっても、これは試合だから。倒しにいくっていう気持ちは最後の試合まで変わらないです」

――猿丸選手としては打撃戦になると思いますか。

「最後はそうなっちゃうでしょうね。せっかくオールラウンドで戦えるようになったのに(笑)。安芸選手は腰が強くて、テイクダウしても立ち上がるのが巧いじゃないですか。だから自分も考えたけど……、最後は打撃戦になると思います。最後まで自分はKOを狙っていきます。ぜひ試合を楽しみにしていてください」

■プロフェッショナル修斗公式戦 FIGHT&MOSH 視聴方法
12月2日(土)
午後5時30分~ABEMA TV

<世界フェザー級選手権試合/5分5R>
SASUKE(日本)
田中半蔵(日本)

<ミドル級/5分3R>
岡見勇信(日本)
キム・ジェヨン(韓国)

<マモル引退エキシビジョンマッチ/5分2R>
マモル(日本)
漆谷康宏 & 清水清隆 & X(後日発表)

<68キロ契約/5分3R>
リオン武(日本)
内藤太尊(日本)

<フライ級/5分3R>
猿丸ジュンジ(日本)
安芸柊斗(日本)

<フライ級/5分3R>
内藤頌貴(日本)
石井逸人(日本)

<フェザー級新人王決定T準決勝/5分2R>
青井太一(日本)
ネイン・デイネッシュ(インド)

■プロフェッショナル修斗公式戦 COLORS02 視聴方法
12月2日(土)
午後0時30分~ABEMA TV

<世界女子アトム級選手権試合/5分5R>
澤田千優(日本)
中村未来(日本)

<54キロ契約/5分2R>
ソルト(日本)
ホ・ジュギョン(韓国)

<52キロ契約/5分3R>
KAREN(日本)
パク・ソヨン(韓国)

<女子アトム級/5分2R>
平田彩音(日本)
MIYU(日本)

<女子アトム級新人王決定トーナメント決勝/5分2R 延長1R>
川西茉夕(日本)
天天さくら(日本)

<グラップリングマッチ 51キロ契約/8分1R>
前澤智(日本)
山田海南江(日本)

<グラップリングマッチ 85キロ契約/8分1R>
緒方亜香里(日本)
奥谷晴加(日本)

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【FIGHT&MOSH】運命の一戦へ、安芸柊斗─02─「判定はいらんでしょ。一番強い猿丸選手が来てほしい」


2日(土)、東京都江東区にある豊洲PITで開催されるプロ修斗公式戦「FIGHT&MOSH」で、猿丸ジュンジと対戦する安芸柊斗のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

今年7月、安芸は新井丈が持つ修斗世界ストロー級王座に挑み、KOで敗れた。「徳島からベルトを巻く」という念願は叶わず。そのベルト挑戦を振り返りつつ、かつて父を倒した男との運命の一戦に向かう。2024年の新たな戦いを見据えながら。

<安芸柊斗インタビューPart.1はコチラ


――今年7月、新井丈選手に敗れて修斗のベルトを巻くことはできませんでした。新井戦後から猿丸戦決定までの心境を教えてください。

「新井戦のあとは、休みたいっていう気持ちが一番強かったです。重圧……うん、まぁ、重圧っていうほどではないけど、それなりにプレッシャーはあったので。結果は負けたけど、そのプレッシャーから解放されたから、一旦休みたかったです」

――プレッシャーとは、どこから何に対するプレッシャーだったのでしょうか。

「ベルトを獲らなアカン――それだけです。前回のインタビューでも言いましたけど『地方でもこんだけやれんぞ』って、徳島から修斗のベルトを獲るっていう気持ちが強かったです。地方の選手が東京でタイトルマッチをやらせてもらえること自体、なかなかないし。それは他の人から受けているプレッシャーではなく、自分で自分自身にプレッシャーをかけていました」

――……。

「試合が終わった時は『悔しい』より『楽しかった』という気持ちが勝っていました。『もうちょっと良いやり方があったかな』とも思いましたし、観てくれている人の心が動いたなら良かったかなって考えていたんです。でも負けてから2~3日経つと、『もったいなかったな』って悔しさが増してきて」

――「もったいなかった」というのは、最初に安芸選手のほうが効かせていたにも関わらず、新井選手に逆転を許してしまったことを指しているのですか。

「あぁ、新井君が『どこで記憶が飛んだか分からない』と言っていましたよね。実は俺も、どこで新井君の記憶を飛ばしたのかが分からないんです(笑)。試合中に、それだけ効かせていた手応えもなくて。ただ淡々と試合が進んでいるなぁって感じていました」

――あの試合が「淡々と進んでいる」とは! 観ている側の印象と、実際に戦っている選手の印象は大きく違うものですね。

「はい。それとあの試合については、俺が作戦と全然違うことをやってしまっていたんです」

――えっ、どういうことですか?

「試合中に楽しくなって――ファイターズハイになっちゃいました。もっとファイトゲームに徹してれば良かったですね。もともと打ち合うことはせず、相手が入ってきたところにテイクダウンを合わせていくという作戦で」

――新井選手のパンチに対して、安芸選手はカウンターで打撃ではなくテイクダウンを合わせたかったのですか。

「自分のアドバンテージはリーチ差やと思っていました。長い間合いからパンチを突いて、近い距離になればテイクダウンに入る。試合まで、その練習しかしていなかったんですよ」

――開始早々はシングルレッグからバックに回っていました。

「あの動きも全然覚えていないんですよ。体が勝手に動いて、気づいたら『おぉバックに回っているやん』って。あれを徹底できていれば――と思います」

――どの段階からハイになってしまったのですか。

「一発効かされてからです。あんなに効かされたのは久しぶりでした。練習でもクリーンヒットを受けることがないですしね。だから立ち上がってから打ち合うぐらい、ハイになってしまいました。効かされたけん、自分も効かせたいって。

正直言うと、試合前はずっと作戦どおりに――って考えていたけど、『打ち合ってみたい』っていう気持ちも、心のどこかにあったんです。だけど勝つことが大事やから、勝つために作戦を徹底する。そう思っていたのに、打ち合っちゃいましたよね。アハハハ。試合後、控室に行って挨拶したら新井君もポカーンとしていて。俺もKOされた瞬間の記憶はなかったです」

――先日、新井選手が山内選手をKOしてフライ級のベルトを獲得した試合はご覧になりましたか。

「視ました。凄いっすね。本当に凄いです」

――もう一度、新井選手と対戦したいと思いますか。

「やりたいです。でも負けた立場から、そう簡単に『もう一度やりたい』とは言えないですよね。こっちは完敗しちゃっていますから。自分はもう一度、その位置まで這い上がってくしかなくて。俺も今後はフライ級でやります。ストロー級の試合は新井戦で最後やと考えていました。今回の試合が終わったら、年明けにフライ級で申請しようと思っています」

――そうだったのですね。安芸選手がフライ級に転向すると、フライ級もさらに盛り上がるとは思いますが、フライ級に転向してもチャンピオンは同じ新井選手で……。

「それも巡り合わせですね。今回の試合もオファーの時点で契約体重かフライ級で――自分もフライ級でやりたかったし、ちょうど良かったです。これがフライ級転向第一戦になります。この試合に勝つことは絶対条件で、来年はフライ級ランク上位陣と対戦したいです」

――では改めて、今回対戦する猿丸ジュンジ選手の印象を教えてください。

「とにかく強い選手です。昔から今も変わらず、全部できるから強い。もう『強い』しか言えませんね(苦笑)。チャンピオンになっているし、同時に長い間、修斗のトップランカーでい続けるのって本当に難しいと思うんですよ。だから――強いことは間違いないです」

――その猿丸選手を相手に打ち合うのか、あるいはファイトゲームを貫くのか。猿丸選手の場合は、パンチだけでなくテイクダウンも仕掛けてきます。

「ホンマにトータルファイターやし、俺もハイにならんようにして、まずは作戦を徹底すること。あとは試合で試したいこともあるので、新しいものも見せられたら良いなって思います。ただ、スタンドにしろグラウンドにしろ決着はKOしかないです。この試合に判定はいらんでしょ。相手がラストマッチだからって、自分が花を添える気なんて一切ないですし。ホンマに一番強い猿丸選手が来てほしい。その強い猿丸選手をKOしたいです」

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【FIGHT&MOSH】シューター猿丸ジュンジのラストマッチ─01─「いつか試合しようと言っていました」

【写真】猿丸は最後まで「シューター」を貫く。漢の顔つきだ(C)SHOJIRO KAMEIKE

12月2日(土)、東京都江東区にある豊洲PITで開催されるプロ修斗公式戦「FIGHT&MOSH」で、猿丸ジュンジが安芸柊斗と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

2021年11月、猿丸は念願であった修斗のベルトを腰に巻いた。しかし翌年9月、はちゅ防衛戦で新井丈に敗れてベルトを失い、現役引退を決意する。シューターとして、修斗にこだわって生きてきた男のキャリアも終焉かと思われたが、もう一つのドラマが実現することに。『リアルがんばれ元気』——キャリア初期の2008年に倒した相手の息子、安芸柊斗と対戦する猿丸は、これがラストマッチになると公表している。そんな猿丸に新井戦から現在までの活動と、安芸戦について訊いた。


――リモート画面の背景に見えるのは、昨年立ち上げた「修斗パーソナルジム」ですか。

「そうです。立ち上げてから1年ぐらいになりますね。新井戦の直前にオープンしました」

――パーソナルトレーニングジムを立ち上げることは、ずっと以前から計画していたのでしょうか。

「ずっと計画していたのに、オープンがずれて試合直前になってしまったんですよ(苦笑)」

――2021年11月、黒澤選手を下して修斗世界ストロー級暫定王座を獲得しました。その試合前のインタビューでは「この試合で負けたら引退する」と仰っていたので、パーソナルジムを立ち上げるのも引退後を見据えてのことだったのですか。

「見据えて、というより――もともと格闘技しかできない人間だから(笑)。仕事として続けていくことを考えた時、まず修斗GYM東京の指導があって、さらにパーソナルトレーニングのジムもやりたいと思っていたんです」

――昨年オープンして、売り上げはいかがですか。

「メッチャ儲かっているわけじゃないけど、普通の格闘技ジムと同じくらい、ちゃんと生活できるぐらいは売り上げもありますね」

――それは良かったです。選手としてのお話に戻すと、黒澤戦は引退も決意しながら挑み、勝ってベルトを巻きました。続く新井選手との初防衛戦で敗れた時は、やはり引退しようと考えたのでしょうか。

「はい。まずベルトを巻いて満足していた部分はありました。ずっと目標だった修斗のベルト、だけどずっと巻くことができなかった修斗のベルトを獲って。初防衛戦で新井選手に負けた時、『これで自分の役目は終わった』と思ったんですよ」

――……。

「負けて落ち込むこともなく、『よし次だ!』と思いました」

――「次」というのは、現役を引退してからの次の人生ということですね。

「はい。もうパーソナルジムも立ち上げていましたしね。新井戦後に、坂本(一弘サステイン代表)さんにも『これで引退します』と伝えました。前々から言ってはいたけど、改めて伝えに行ったんですよ。そうしたら、いつもはメチャクチャ厳しい坂本さんが『今までよく続けてくれた。お疲れさん』と――父親のような顔で言ってくれて」

――その時点で引退を決意しながら、今回改めてラストマッチを行うことになった経緯を教えてください。

「新井戦のあと、モブスタイルの田原洋さんから『来年(2023年)、モブスタイル興行をやりたいと思っている。そこでもう1試合してくれないか』と声を掛けていただいて。まだ日程も対戦相手も決まっていなかったけど、ずっと田原さんにはお世話になっていますし『それならやるしかねぇ!』と思いました」

――早く言っておかないと、猿丸選手が選手としての練習も全て終えるだろうと思われたのではないですか。

「それもあるのかなぁ。アハハハ」

――引退するわけですから、少なくとも選手としての日常的な練習は行わなくなるでしょうし。

「確かに。格闘技は好きだし指導もあるから体は動かし続けるけど、田原さんから声を掛けてもらわなかったらメチャクチャ練習するってことはなかったと思います。新井戦後に一度、選手としての気持ちも終わりかけました。でもモブスタイル興行があるから『それを最後にする!』って、ずっと練習も続けています」

――そこから1年の時を経て、正式にラストマッチが発表されました。

「特に期間は問題なかったですね。自分のほうは対戦相手として安芸選手の名前が挙がって、『以前にインタビューで教えてもらった、リアルがんばれ元気だ』って思い浮かびました。ドラマがあって、自分のラストマッチにふさわしい試合じゃないかと思いましたね」

――アハハハ。これは安芸選手にもお聞きしていますが、『がんばれ元気』を読んだことはありますか。

「ないですね。これから読みます!」

――安芸選手も同じことを仰っていました(笑)。

「アハハハ。正直、もう安芸選手と対戦することはないのかなと思っていました。でも田原さんには『相手は誰でも良い』と伝えていて、一番良い相手に決まったんじゃないですか。安芸選手もモブスタイルのサポートを受けていたからこそ実現したのかもしれないけど、いずれにしても――すごいドラマですよね」

(C)SHOJIRO KAMEIKE

――そのドラマがスタートした2008年9月、安芸選手のお父さんである佳孝さんとの試合内容については覚えていますか。

「覚えていますよ。パンチがメチャクチャ堅かったです。最初の打ち合いでお互いにパンチをもらっていて、結果は俺が勝ったけど強い相手でしたね。その後も会場で挨拶したり、安芸選手が修斗で勝ち上がってきた時に『いつか試合しようね』と言っていました」

<この項、続く>

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【FIGHT&MOSH】リアルがんばれ元気──だけではない猿丸戦。安芸柊斗─01─「ランク上位にいるために」

【写真】ベルト奪取失敗から4カ月、安芸の気持ちはすでに新たな方向へ(C)SHOJIRO KAMEIKE

12月2日(土)、東京都江東区にある豊洲PITで開催されるプロ修斗公式戦「FIGHT&MOSH」で、安芸柊斗が猿丸ジュンジと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

2022年4月、高松でマッチョ・ザ・バタフライをKOした安芸柊斗が猿丸ジュンジとの対戦をアピールした時、一つの試合が思い起こされた。安芸×マッチョ戦から14年も前——2008年9月に後楽園ホールで行われた猿丸と、安芸の父である佳孝さんの一戦だ。修斗新人王トーナメント2回戦、注目の新人であった猿丸に対して当時35歳でプロデビューした佳孝さんが真っ向から打ち合いに臨み、パンチでグラつかせるシーンもあった。結果は猿丸の1R TKO勝ちだったが、激闘を展開した佳孝さんにも惜しみない拍手が送られていた。その佳孝さんの息子である安芸が猿丸との対戦を表明した時、『リアルがんばれ元気だ』という声が挙がる。そして今回、猿丸と安芸をサポートするモブスタイルが修斗とタッグを組む興行で両者が対戦することとなった。安芸にとって、この試合に懸ける想いとは。


――昨年、安芸選手が猿丸選手とベルトを賭けた試合をアピールしたあと、猿丸選手は黒澤選手と暫定ストロー級王座を争うことになりました。さらに猿丸選手は王座を獲得したものの、新井選手に敗れベルトを手放した時点で、安芸選手が猿丸選手と対戦することはないだろうと思っていました。

「はい。僕も『もう無い』と思っていました」

――『もう無い』ということは、どこかの段階では『ある』と思っていたのでしょうか。

「猿丸選手と新井選手が対戦する時(昨年9月)ですね。猿丸選手がベルトを防衛したら、次の挑戦者は俺なのかなと思っていました」

――安芸選手が高松大会でベルト挑戦をアピールした時も含めて、猿丸選手が過去にお父さんであり、MMAの師でもある佳孝さんと対戦していたことは意識していましたか。

「そうですね。『このマッチメイクが実現したら、ストーリーとしては面白いよな』とは思っていました。自分はあの試合を現場では観ていなくて。たぶん自分がアマチュア修斗に出始めた時に、DVDで視たんだと思います」

――MMAを始めるうえで、お父さんの試合を全てチェックして……。

「いえ、父の試合は全然視ていないんですよ。たまたま視たDVDの中に父の試合があった、という感じで(笑)。興味ないというわけじゃないですけど、そんなに――っていう」

――アハハハ。師匠と弟子、父と子の微妙な関係ですね(笑)。ではご自身がプロデビューしてストロー級で戦っていくなか、猿丸選手との対戦を意識したことはありましたか。

「デビュー当初は、まだまだ先にいる選手やなと思っていました。でも初めて後楽園ホール大会に出た時、猿丸選手と控室が一緒やったんですよ(2018年11月。安芸は木内“SKINNY ZONBIE”崇雅に判定負け。猿丸は本田良介に判定勝利を収めている)。初めて同じ控室にいた時、『自分が勝ち進んでいけば、いつか対戦する日が来るんかな』とは考えましたね」

――ただ、そこまで現実的に考えることはなかったわけですね。

「現実的に考えるようになったのは、まず猿丸選手が黒澤亮平選手をKOして、ベルトを巻いた時です。二人とも良い選手やから試合前からも楽しみだったし、猿丸選手があの勝ち方をしたのもビックリして。猿丸選手と黒澤選手は一度対戦していましたよね?」

――2015年5月に今回と同じモブスタイル興行で対戦し、猿丸選手がKO勝ちしています。

「1戦目がKOだったし、二人のスタイルから再戦もKO決着かなと思っとったんです。でも、まさかのRNCで一本勝ちして。だけど新井選手に負けてベルトを失った時、猿丸選手との対戦は無いと思いました」

――猿丸選手は今回の試合がラストファイトだと明言しています。ラストファイトで安芸選手との対戦が実現するとは、運命的なものを感じます。

「猿丸選手にとってはモブスタイル興行で引退——というのもあるでしょうし、自分もモブスタイルのサポートを受けているので、このマッチメイクになったのかもしれないです。ひとつ言えるのは、自分が『がんばれ元気』を読んだことがないんですよ(笑)」

――お父さんに勝利した猿丸選手と安芸選手が対戦することになり、『リアルがんばれ元気』だと注目を集めていますね。

「珍しいというか、こんな展開は二度と無いかもしれないですね。まずこれから『がんばれ元気』を読みます(笑)。普段は試合に関してストーリーとか因縁とか、まったく考えていなくて。試合は試合やから。ただ、今回ばかりはストーリーを意識せざるをえないですよね」

――では佳孝さんと猿丸選手の試合を映像で視た時、どのような感想を持ちましたか。

父・佳孝は猿丸との打撃戦の末に敗れた(C)SHOJIRO KAMEIKE

「一方的、っていう感じですかね(苦笑)。でもそんな中で、よう一発当てたなと思います」

――現地で取材していましたが、あの一発で会場は大いに盛り上がりました。お父さんがあの試合後に一度、引退を決意していたのはご存じですか。

「えっ、そうなんですか!?」

――試合後、「この年齢(当時35歳)でプロデビューできて、憧れだった後楽園ホールで試合をすることができました。悔いはないです」と話しかけられました。

「……、……」

――もしも猿丸戦を最後に引退していたら、まさに『がんばれ元気』のとおり安芸選手がお父さんのラストマッチの相手と戦うことになっていたわけですが……。結果そこから関係者とも話し合い、現役を続行したことで翌年の徳島大会の実現に繋がっています。

「そんなことがあったんですね。自分は知りませんでした」

――今回の試合に対して『リアルがんばれ元気』という印象を抱くのは、当時取材していた記者としての感傷的な気持ちも含まれているかもしれません。一方で今を戦っている安芸選手にとっては、この試合がどのような位置づけなのか。

「俺にとっては修斗のランキングで、ずっと上位におるための試合です。今のランキングでいえば俺がストロー級3位で、猿丸選手が4位じゃないですか。自分としては7月にベルトを獲ることができず、もう年内は試合がないんかなと思っていました。KO負けしてダメージもあったし、年内は試合をせんで来年またイチから頑張ればいいかなと考えとったんです。でも、ありがたいことにモブスタイルの田原洋さんから試合のお話を頂いて、すぐに『出ます』と返事をしました。しかも相手は猿丸選手で、しっかり気持ちも戻りました」

<この項、続く>

The post 【FIGHT&MOSH】リアルがんばれ元気──だけではない猿丸戦。安芸柊斗─01─「ランク上位にいるために」 first appeared on MMAPLANET.