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【RIZIN.44】クレベルvs金原 牛久vs萩原 摩嶋vs横山 カーライルvs堀江を特集したライコンが公開

870: 実況厳禁@名無しの格闘家 2023/09/16(土) 19:05:21.44 ID:eIDoXprP0
【朗報】クレベルランキングみっくん、5位


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【RIZIN44】牛久絢太郎戦へ、岸本泰昭と合体=萩原京平「よく今まであれで試合をやってたなと」

【写真】MMAは理解し始めた時に、自身の本質とのバランスの取り方という課題がスタートするが、萩原はいかに消化できているだろうか――楽しみだ(C)TAKUMI NAKAMURA

24日(日)さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催されるRIZIN44にて、萩原京平が牛久絢太郎と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

昨年は弥益ドミネーター聡志、クレベル・コイケ、鈴木千裕に3連敗を喫した萩原。しかし今年4月RIZIN41のカイル・アグォン戦では見違えるようなパフォーマンスでアグォンを下して連敗脱出に成功した。そこには自分の弱さと向き合い、練習環境を見つめ直す萩原の姿があった。トレーナー&参謀役として信頼を置く存在=岸本泰昭との出会い、そして「牛久戦の後のことは考えていない」という真意を訊いた。


――24日RIZIN44で牛久絢太郎選手と対戦する萩原京平選手です。まず牛久戦のオファーを受けた時の心境から聞かせてください。

「自分にとって相性がいい相手だと思いました。4月に朝倉未来選手とやった時にも、そのうち当たるだろうなと思っていたし、元チャンピオンなんで、勝ったらオイシイ相手ですね」

――どこに相性の良さを感じたのですか。

「どちらかと言えばグラップラーだけど極めがない。そういう選手は相性がいいんですよ。あとは打撃のスタイル、身長、距離感……それも含めて戦いやすいです」

――かなり牛久選手のことを分析できているようですが、萩原選手は対戦相手の映像など細かくチェックするのですか。

「僕は軽く映像を見るくらいで、何回も見ないんですよ。細かい部分は僕以外のメンバーが見てくれています」

――では萩原選手はどういった部分を見るのですか。

「僕は最初に映像を見た時の第一印象で、自分の武器と相手の武器、自分の弱点と相手の弱点、それを照らし合わせて、自分と相性がいいかどうかを考えます。その最初の感覚は大事にしていますね。あとは試合当日に向かい合った時の感覚。どれだけ作戦や戦略を立てていても、試合で向かい合って自分が感じたことが第一優先だと思っています」

――事前に映像を見た直感、実際に向き合った時の直感、そのどちらも重要にしているんですね。

「そうですね。あんまり試合前に考えすぎてもよくないんで。試合映像といっても、過去のものだから試合当日までに技術もアップデートされていると思うんですよ。特に牛久選手は試合ごとに新しい技や引き出しが増えているから、最近の試合の印象プラス向き合った時の感覚で試合をしています」

――萩原選手自身は今回どのようなことを意識して練習しているのですか。

「まずは寝かされないこと、寝かされてからのエスケープ、寝かされても極められないことですね。僕の一番の武器は打撃で、そこを殺さずに強みとして出せる練習を意識しています。グラウンドを警戒して、自分の強みが出せなかったら勝てないし、それを出して寝かされたらしょうがないと思うんですよ。それを考えた上での練習です」

――4月RIZIN41のカイル・アグォン戦前には近畿大学のレスリング部にも出稽古に行っていました。今回も出稽古は行っているのですか。

「大阪と東京で練習していて、東京では土居(進)さんのフィジカルトレーニングと走り込み、大阪ではSMOKER GYMと岸本(泰昭)さんのジムのプロ練に参加させてもらっていて、そこで打ち込みや作戦の確認をしています。僕と岸本さんは牛久選手の組みに関する視点が変わるんですけど、そういう見方もあるんだと気づくことも多くて、お互いの意見をすり合わせながら練習しています」

――岸本選手にはどういった経緯で練習を見てもらうようになったのですか。

「もともと大阪で一緒に練習することがあって面識はあったんですよ。で、僕がカルペディエムで岩﨑(正寛)さんと練習していた時に『萩原くんにはMMAのコーチが必要。岸本選手とかいいんじゃないですか?』と言われたことがあって。ただ、正直その時は腑に落ちてなくて、岸本さんに練習を見てもらおうとは思わなかったんです。

でも鈴木千裕に負けて、練習環境や練習のやり方を見直そうと思った時に岸本さんのことを思い出して連絡させてもらいました。そしたら岸本さんは快く自分のことを受け入れてくれて、僕のために個別の練習時間を取ってくれたり、調整に付き合ってくれたり。打ち込みのパートナーとして身体を貸してくれて、今では自分にとってなくてはならない存在です」

――なるほど。実はアグォン戦を見た時に萩原選手の個々の技術がMMAとしてつながった印象があったのですが、そこは岸本選手の存在が大きかったんですね。

「今まではMMA特有の打撃からレスリング、レスリングから寝技、そのつなぎの部分を教えてくれる人がいなかったんです。だから打撃・レスリング・寝技を練習しても、うまくMMAとしてつなげることが出来なくて。でも岸本さんはそこを理論的に教えてくれるので、一気に伸びた感じがしますね。例えば東京でMMAスパーをして、全く歯が立たなかった相手を圧倒できるようになったり、自分の成長が目に見えて分かります」

――MMAの理解度が高まりましたか。

「それもあるし、よく今まであれで試合をやってたなと思います(苦笑)。逆にその分、自分のポテンシャルを感じたし、ここからの自分はもう負けないなって思います」

――今回の牛久選手も自分が勝つイメージは明確にできていますか。

「もちろんしんどい試合になる準備もしてますよ。牛久選手も強いファイターだからそう簡単にいくとは思ってないし。倒すパターンも用意しつつ、それが通用しなかったことも考えています」

――RIZNフェザー級はクレベル・コイケの王座剥奪に始まり、ヴガール・ケラモフが王座戴冠など混沌している階級です。萩原選手にも大きな期待がかかると思うのですが、牛久戦も含めたこれからの展望も聞かせてください。

「RIZINのベルトが目標ですけど、牛久戦の後のことは考えてないです。牛久戦に全集中しています。牛久選手を倒せば自然に次のことが見えてくるだろうし、今は9月24日に勝つことしか頭にないです」

――周りからは誰々とやってほしいと言われることもあると思いますが、萩原選手自身は牛久戦に集中しているようですね。

「そういう話をしてくる人は多いんですけど、周りの声に流されていい結果が出なかったことを経験しているし、それが僕が過去の失敗から学んだことです。牛久選手は先のことを考えて勝てるような相手じゃないから、目の前にいる敵を倒す。それ以外はないです」



             
■視聴方法(予定)
9月24日(日)
午後2時00分~ABEMA, U-NEXT, RIZIN100CLUB,RIZIN LIVE,スカパー!

■ 対戦カード

<フェザー級/5分3R>
クレベル・コイケ(ブラジル)
金原正徳(日本)

<フェザー級/5分3R>
牛久絢太郎(日本)
萩原京平(日本)

<ライト級/5分3R>
スパイク・カーライル(米国)
堀江圭功(日本)

<フェザー級/5分3R>
中原由貴(日本)
白川陸斗(日本)

<フェザー級/5分3R>
摩嶋一整(日本)
横山武司(日本)

<バンタム級/5分3R>
中島太一(日本)
岡田遼(日本)

<ヘビー級/5分3R>
シビサイ頌真(日本)
ヤノス・チューカス(ハンガリー)

<ヘビー級/5分3R>
スダリオ剛(日本)
トッド・ダフィー(米国)

<フライ級/5分3R>
福田龍彌(日本)
山本アーセン(日本)

<フライ級/5分3R>
征矢貴(日本)
ラマザン・テミロフ(ウズベキスタン)

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【RIZIN】9.24 萩原京平×牛久絢太郎決定!

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超RIZIN.2の休憩前に次回大会RIZIN.44が9月24日にさいたまスーパーアリーナで開催される事が正式に発表されました。そして第1弾対戦カードとしてリリースされたのが、萩原京平(SMOKER GYM)×牛久絢太郎(アメリカントップチーム)のフェザー級ワンマッチ。テレビの画面から発表の瞬間の歓声の大きさが伝わってくる期待値の高さ。気づかないうちにとんでもない人気者になったものだ。

4月のカイル・アグオン戦で課題とされていたレスリング力が大きく進歩していた萩原。アグオンのしつこいタックルを凌ぎ切ると得意の打撃をヒットさせて判定勝ち。それまで時間はかかったものの、テイクダウンとグラウンドにもしっかりとアジャスト。あの動きがコンスタントに出来ればRIZINでもやっていけそうなムードが漂ってきました。

そんな流れで今回用意された相手は元RIZINフェザー級チャンピオンの牛久。朝倉未来戦ではまさかの引き込み戦術で賛否両論の物議を醸しての敗戦が記憶に新しい。あれから所属をアメリカントップチームに移して、どこまでモデルチェンジしているか。

牛久もスタンドの打撃には対応出来ると思うものの、当て勘もあって殺傷能力の高い萩原に付き合うのはかなり危険。打撃に付き合いつつ組みに行く展開になりそうな予感。萩原がテイクダウンを許すか、凌ぐか、萩原の進化が問われ、牛久にとってはRIZINフェザー級での生き残りを賭けた一戦。味わい深い。
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【RIZIN】速報中!超RIZIN.2~RIZINパート~

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超RIZIN.2のべラトールパートが終了して約1時間。後半戦のRIZINパートが目前に迫ってきました。堀口恭司×神龍誠のノーコンテスト、ホベルト・サトシ・ソウザの完敗など悲喜こもごもが交錯する内容でしたが、果たしてRIZINパートはどう転ぶのか、朝倉未来×ウガール・ケラモフのフェザー級王者決定戦に、フアン・アーチュレッタ×扇久保博正のバンタム級王者決定戦。そして伊澤星花×クレア・ロペスの女子スーパーアトム級タイトルマッチと見どころ満載。引き続き電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【第1試合 MMA 58kg契約】
○伊藤裕樹(ネックスイチムエ)
(判定2-1)
×ヒロヤ(トライフォース赤坂)
1R、軽快なステップで距離を取る両者。ヒロヤは胴タックルで組み付く。するとヒロヤは自ら引き込む。しかし伊藤はすぐに立ち上がる。そこからヒロヤは間髪入れずに組んでいく。伊藤はタックルを切るものの、ヒロヤはスタンドでバックに周ってスクランブルの展開。終盤に身体が離れるとパンチに前蹴りをヒットさせ、さらにギロチンチョークであわやの場面を作るがヒロヤは首を抜いて脱出。ラウンドを終えた。
2R、やはりヒロヤは組み付いていく試合展開。コーナーに押し込むが伊藤の腰は重い。だがヒロヤはスタンドでスルッと体勢を入れ替えてバックに周る。このまま時間を掛けてテイクダウン。だが伊藤は下からアームロック。しかしヒロヤは腕を抜くが、伊藤はその瞬間にスイープして上を取り返して脱出。スタンドに戻ると伊藤は左ミドルにアッパー、フック、ボディとパンチをヒットさせて攻勢。最後は逆に伊藤がテイクダウンを奪ってラウンド終了。
3R、開始直後から伊藤がスタンドでラッシュ。コーナーに追い込んで左右の連打。危ない場面だったがヒロヤはタックル。切られるがヒロヤは自らグラウンドで下になって回避。伊藤はバックに周るとチョークを狙う。しかしヒロヤは正対して逆にバックに周るとジャーマンで投げ捨てる。ここからスクランブルの展開。ヒロヤは上をキープするが伊藤も正対してスタンドに脱出。伊藤の蹴りを掴んだヒロヤに対して伊藤はギロチンチョーク。だがヒロヤは耐えて試合終了。判定はスプリットで伊藤に軍配。


【第2試合 MMA ミドル級】
×阿部大治(フリー)
(1R ヒールホールド)
○イゴール・タナベ(ブラジル/セラヴィー)
1R、開始直後に阿部のパンチがヒット。タナベはスリップ気味にダウン。しかし阿部は深追いせずスタンドを要求。スタンドで再開するとパンチを出して前に出るとタナベはタックル。しかし阿部は冷静に足を抜いてスタンドに戻る。スタンドになると阿部のパンチが上手。タナベは不用意にパンチを被弾する場面。嫌な予感はしたが、タナベはタックルで足を取ると自ら下になる。安部を転ばすと、その瞬間にヒールを極めると即座にタップ。タナベがあっと言う間に足関節を決めた!


【第3試合 MMA バンタム級】
×瀧澤謙太(Fired Up Gym)
(1R TKO)
○太田忍(パラエストラ柏)
1R、サークリングする瀧澤に対して太田は距離を詰める。序盤にタックルで組みに行くが瀧澤は冷静にかわす。身体が離れると瀧澤は意表を突いた後ろ回し蹴り!顔面に入ったが太田は足を掴む。しかし瀧澤は足を抜いてスタンドでプラッシャーを掛ける。ダメージはないのか太田は距離を詰めて組み付くとスタンドでバックに周ってジャーマン。瀧澤はすぐに立ち上がるが太田はスタンドでバックに周って寝かせいく。耐えていた瀧澤だが太田がスタンドのバックから左右のパンチを連打。リング外に身体を出した瀧澤を見てレフェリーが試合を止めた。


【第4試合 MMA ライト級】
○トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン/オリオン・ファイトクラブ)
(2R TKO)
×アキラ(武蔵村山さいとうクリニック/&MOSH)
1R、開始直後からムサエフはイケイケ。パンチを振り回し、ミドル、前蹴りを多用。アキラは持ち前の打たれ強さで凌いでいたが中盤になるとグラつく始める。何度が動きが止まってムサエフの集中砲火を浴びたがアキラは打たれ強い。最後は打ち返し始めてラウンドを終えた。
2R、逆に前に出始めたアキラ。一方のムサエフは手が出なくなってきたかと思った矢先、前に出るアキラの突進をかわすと、コーナーに追い詰めて左右の連打。最後は左フックがクリーンヒット。アキラが鈍くダウンするのを見てレフェリーが試合を止めた!ムサエフが久しぶりのRIZINで快勝です。


【第5試合 MMA 70kg契約】
×パトリシオ・“ピットブル”・フレイレ(ブラジル/ピットブル・ブラザーズ)
(1R KO)
○鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)
1R、開始と同時に前に出る鈴木。パンチの交差から試合は少し落ち着く。パトリシオは様子を見て、鈴木も少しプレッシャーを弱めたか。それも鈴木の右フックがヒットすると再び圧力を強める。積極的にパンチを出してパトリシオをコーナーに追い詰めると両者足を止めての打ち合い。すると鈴木の左右の連打がヒット。ダウンしたパトリシオを見てレフェリーが試合を止めた!鈴木が大アップセット!!


9月24日にさいたまスーパーアリーナで開催されるRIZIN.44で萩原京平×牛久絢太郎が決定!さらに11月4日のRIZIN LANDMARKはアゼルバイジャンで開催!アゼルバイジャン×RIZIN世界選抜。ワールドワイドになってきた。
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BELLATOR Bellator x RIZIN02 MMA MMAPLANET o ONE RIZIN スコット・コーカー 中村倫也 元谷友貴 堀口恭司 牛久絢太郎 神龍誠

【Bellator X RIZIN02】Bellatorフライ級王座決定戦=神龍誠戦へ、堀口恭司「わざわざ出入りする必要もない」

【写真】リモート・メディアデー、連続した取材にもいつも通りの雰囲気で即答インタビューで対応してくれた堀口 (C)MMAPLANET

30日(日)にさいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナでRIZINとBELLATORのOne day Two event制の大会=「超RIZIN02」が開催される。サークルケージのBellatorとスクエアリングのRIZINのファイトが観られる同大会で、堀口恭司が神龍誠と初代Bellator世界フライ級王座決定戦を戦う。

そしてBellatorが12日(水・現地時間)、13日(木・同)に契約配下選手のワン・オン・バン・インタビューを実施し、日本からもリモート取材ができる機会が設けられた。

ここでは同メディアデーから堀口元気が、日本時間の13日(木)の午前10時前後に話したインタビューを掲載したい。


──宜しくお願いします。今月末にBellatorとRIZINの共同イベント、ケージとリングのMMAが1日にして観戦、視聴できる大会が実現します。堀口選手は今回の大会に対して、どのように思っていますか。

「まぁ、良い時代になったんじゃないかって。自分が若い頃にはなかったじゃないですか。DREAMとかも消えたりして、戦極もなくなった。格闘技は続いていても、TVとかで取り扱われることがなくて。それが違う形ですけど、PPVで配信されて皆に見てもらえる。良い時代になったなぁと思います」

──そこにRIZINの試合ではなく、Bellatorの試合に出場することに関しては?

「凄く評価してもらっていて、凄く嬉しいなと思います。あっ、そうか。RIZINと関係なくてBellatorだから、これインタビューしているんですね(笑)」

──いや、そんなことないですよ。

「ちょっと笑っているじゃないですか。アハハハハ」

──いやいや、ケージの大会はRIZINも取材させてもらっていますし。雑誌から取材要請があれば、リングの大会も取材させていただいていますので。ただ今回はこの大会が決まった際にRIZINのN広報からは「Bellatorが終わったからって、帰ったらダメですよ」という一言は貰っています(笑)。何、笑っているのですか。

「和解したんだなと思って(笑)」

──喧嘩をしていたわけではないので、和解も何も(笑)。国内ではリングとケージの線引きをしているということですが、要はキャパの問題ですから。堀口選手がスポンサーを紹介してくれて、ライターさんを雇えるようになったらリングの大会もMMAPLANETで取材できるようになるのでお願いします。

「いやいやいや。何、言っているんですか(笑)」

──本当に。インタビュー時間が15分しかないのにしょうもないことに時間を使わせないでください(笑)。

「アハハハハハ」

──Bellatorが取材機会を与えてくれたのですが、ぶっちゃけて言うとこのフライ級王座決定戦、今回のイベントを盛り上げるためのタイトル創設かと勘繰ってしまう点がありました。まだフライ級の選手との契約が進んでいないようなので。もともと堀口選手がフライ級に落とすという話をした時に、タイトルを創るという話はあったのですか。

「スコット・コーカーは『創るように動く』という話をしていたので、徐々に選手も契約していくんじゃないかと。タイトルが創られるということは、もうやるしかないじゃないですか。創っちゃったんで、今後はどんどんフライ級の選手と契約をしてますますデカくなっていくんじゃないかなって思っています」

──つまりはチャンピオンになって、しばらくはBellatorで戦っていくということですか。

「そこは契約の問題で。きっと、前回の契約がまだ引き継がれていると思うんですよ。だから、どうなるのかはまだ分からない形です」

──押忍。では神龍誠選手が王座決定戦の相手になりました。Bellatorで実績を残している選手ではないです。

「まぁ若手で勢いがあって良い選手ではあるので、タイトルマッチで出てきても──まぁ良いんじゃないかなぁとは思いますけどね」

──Bellatorでもフライ級で戦っていくと決めた時に、視界に入っている選手でしたか。

「いや、どうですかね。彼の場合はRIZINとの契約で、この試合に出てきているだろうし」

──5月にスコットをインタビューした時も、「勝てばBellatorと契約することになる」と言っていました。

「うんうんうんうん」

──つまり、スコットやBellatorサイドとしても「キョージ、勝てよ」という想いの王座決定戦ではないかと。

「まぁ、そうですよね」

──では神龍選手の印象を教えてください。

「良い選手ですけど、口が悪いので。ぶちのめしてやろうかと思っています」

──口が悪い……。確かに神龍選手は、取材の時などもぶっきらぼうなところはあるかと思います(笑)。ただ悪気はないかと。

「多分、盛り上げようとしているんだろうけど……自分から言わせてもらうと、ズレている」

──堀口選手が、そういう風に対戦相手のことに触れるのは珍しいですね。

「う~ん、あんまり言わないですけど、ちょっとぶっ飛ばそうと思ったから言っただけです。アハハハハ」

──神龍選手のどういう発言が、堀口恭司をそういう気持ちにさせたのですか。

「細かくは分からないですけど、言葉選びが下手だなと思います。『殺してやるよ』とか、殺してやるっていうのは煽りで使うには、ちょっと違わなくないかと思ってしまうじゃないですか」

──ハイ。確かに。

「だから、そういうところですよね。クソガキ、舐めるなよって」

──クラスにいた、決して目立っているわけでないけどイラっとするヤツのような……。

「そうそう。なんかズレちゃっている人って、いるじゃないですか。そういうタイプだと思います」

──ではMMAファイターとして、神龍選手の動きなどはどのように感じていますか。

「グラップラーで、フィジカルも強い。良いファイターではないですか」

──動きが連動していて、色々な選択肢を持っている。それを矢継ぎ早に繰り出す。そういう強味があるかと。

「まぁ、自分の長所を知っているというか。それが良いところですよね」

──対して堀口恭司の見せるべきところは?

「見せるべきところ、まぁ完封ですよ」

──その完封方法とは?

「組まれても対処できるし、得意技に入らせない。そういうところですね」

──巷では軽い選手ほど、年齢を重ねると動きが落ちるのが早いという風に見られています。30歳を越えて、堀口選手も戦い方が変わってきました。運動量が減った部分もあるかと。

「あんまり前の自分と比べることがないので。減ったところがある……う~ん、そういう風には考えていないですね。全てがプラスになっているので」

──単刀直入にいうと出入りの部分が以前より少なくなり、距離が近くなった。それも成長過程にある変化ということでしょうか。

「そうですね、出入りだけじゃない動きができるので。わざわざ出入りをする必要もないのかと。そういう感じですね。だから近い距離でも戦える」

──近い距離で戦う必要が高まっているMMAですが、組みとの連携という部分で堀口選手にも今の距離は利点があるかと思います。その一方で、やはり被弾する確率も上がる。

「そうっスね。ただ、そこまで近いことはないと思います。普通の選手よりは、遠い」

──なるほど、以前と比較しているからそういう風に思ってしまうのですね。

「そうだと思います」

──それと今、ATTは堀口選手だけでなく元谷友貴選手、牛久絢太郎選手が所属ファイターとなりました。

「良いじゃないですかね。日本人も外に出ないと勝てないというのが、徐々に分かってきたんじゃないかと思いますけどね」

──中村倫也選手が「凄く堀口選手にお世話になった」と言っていました。

「別に世話をしたつもりはないです。アドバイスをしただけで。それとデカい車を買ったので、乗せて飯とか食いにいっているだけです」

──その中村選手は1カ月間の短期での練習でした。今後は日本と米国を行き来するようになるだろうということですが、堀口選手は以前「短期でも来ても、ジムの人間も本当のところは教えない」という話をされていました。中村選手は特別なコミュニケーション能力があるように感じるのですが、やはり短期は短期ということでしょうか。

「まぁ、あくまでも人なので。やっぱり1カ月ぐらいじゃ人って、そんなに信用しない。しっかりとジムに入って、少しずつ信用されていくもので。だから1カ月だと、ビジターで終わりかなっていう感じですね。英語ができようが、できまいが──そこは変わらないです。現に自分は英語なんてできなかったし、今でも『フ〇ッ〇ユー』とかぐらいしか言っていないですからね(笑)」

──堀口選手は日本語の時も、言葉でない部分で語っていることが多いかと。

「アハハハハ、そうっスよ。そんなもんで。だからチームの一員にならないと、信用は得られない。全部は教えてくれないスよ」

──押忍、そこはしっかりと書かせていただきます。では改めて、30日の試合に向けてMMAPLANETの読者の皆さんに一言お願いできますか。

「しっかりと潰しに行くんで。楽しみにしていてください」

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【RIZIN】朝倉未来×ケラモフがフェザー級タイトルマッチに決定!


昨日、六本木ヒルズアリーナで行われた朝倉兄弟公開練習。イベントの冒頭でRIZINの榊原信行CEOから朝倉未来ヴガール・ケラモフ超RIZIN.2での試合をRIZINフェザー級タイトルマッチにする事が発表されました。

唐突と言えば唐突。前触れがないと言えばない。それでも牛久絢太郎に完勝した未来と今やフェザー級裏の王者との呼び声も高いケラモフとの試合。タイトルマッチと言われても特に違和感はありません。

実力だけ言えばクレベル・コイケを絡めるのが順当なのでしょうが、契約体重オーバーでタイトルを剥奪された直後。いくら圧倒的に強いとはいえ、すぐにタイトル戦を用意するのは規律を重んじる意味でちょっと違う気がします。榊原CEOもそう感じているじゃないかなと。

超RIZIN.2では朝倉海×ファン・アーチュレッタのバンタム級王者決定戦も行われるため、前代未聞の兄弟同時王者誕生の可能性も十分。世間に対しても大きなアピールになるのは間違いないでしょう。主催者側の思惑も見え隠れしますが、トップ外国人選手を相手に実現なるか。さらに楽しみなってきました。
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BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL UFC UFC ESPN50 アドリアーノ・モライシュ クリス・ダンカン ファーニー・ガルシア ペドロ・ムニョス ヤーソラフ・アモソフ 中村倫也 元谷友貴 堀口恭司 海外 牛久絢太郎

【UFC ESPN50】中村倫也 に1カ月間のATT滞在を訊く─01─「アドリアーノ・モライシュ。リズムが……」

【写真】牛久絢太郎、元谷友貴、堀口恭司ら日本勢、アモソフ、ペドロ・ムニョス、モライシュらとラストトレーニングセッション後に (C)RINYA NAKAMURA

8月26日(土・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるUFC on ESPN50「Holloway vs The Korean Zombie」で、ファーニー・ガルシアとUFC初陣を戦う中村倫也。

まさに今、帰国の途に途中である中村は1カ月間、フロリダのATTで出稽古を行った。米国の最先端メガジムを経験して、中村は何を想ったのか。帰国直前に話を訊いた。


――6月5日から7月5日まで1カ月間、ATTでの出稽古もほぼ終わり、明明後日に帰国する中村選手です(※取材は2日に行われた)。

「ハイ。4日まで練習をして、5日に出国して帰国は6日です」

──つまり、練習としては残すところは2日間だけですね。練習の話を聞かせてもらう前ですが、今いる場所はファイターズハウスですか。

「ハイ」

──ベッドが2つということはルームメイトも一緒で?

「いえ、1人で使っています。Airbnbやホテルに泊まる選手もいますし。今いるのはBellator世界ウェルター級王者のヤーソラフ・アモソフ、PFLのマゴメド・ウマラトフ、それとUFCのクリス・ダンカンの4人っていう感じですね」

──とんでもないメンバーですね。Fight&Lifeの「韓国&モンゴル格闘紀行」のレポートなかで、今はATTにいるという紹介で使わせてもらったツーショットの写真を送ってもらいましたが、彼女がファイターズハウスの清掃などをしてくれるのですね。

「あの写真、鬼木(貴典マネージャー)さんから『選手でなく、何か米国にいるっていう感じの写真をリクエストされたから、掃除をしてくれるおばちゃんの写真はどうですかって伝えると、ぜひそれでって言われたよ』って言われて。写真をクリス・ダンカンに撮ってもらったスけど、実はそんなにおばちゃんでなくて……」

──ハイ、確かに。想像していたラテン系の丸いお母さんという感じではなかったです。

「だからクリスが『お前、狙っているのか』という感じになって……(苦笑)」

──あれを機に、何か進展はありましたか。

「ないッスよ、ない(笑)。それよりもクリスがそういうことをすぐに言うから、アレから話もできなくなってしまって」

──アハハハハ。今回はATTの練習を通して、倫也選手が何を感じたのか。そこを話してもらいたいのですが、まずはヒアリ事件からお願いできますか。

「アハハハハ。そこからっスか」

──アハハハ。体調ですね。せっかくフロリダまできたけど、体調を崩して練習できないと勿体ないですから。そんな日々があったのかどうか、まず教えてください。

「そうですね、時差がようやくなくなったぐらいの時に……ガッと体調を崩しました。部屋の空調から埃っぽい空気が出ているなっていうのは、最初から気になっていたんです。朝起きると喉がカラカラで、痰が絡んでいるような感じで。喉がイガイガして血が出るようになると、一気に体調が悪くなりました。でも空気が汚いというよりも、乾燥が一番原因だと思います。

熱も結構出ましたけど、ちょうど週末だったので金曜日の練習を休んで土日と3日寝ていると、全く大丈夫になりました。それから夜は空調を止めるようにして。でも、今はエアコンをつけていても平気です。体がフロリダに適応しましたね」

──最初は張り切って、飛ばし過ぎたということはないですか。

「多分、あります(笑)。時差があって。疲労が溜まっているのに、思い切り練習したことも体調を悪くした原因になっていると思います。練習量も増えていましたし。鬼木さんからも『慎重に』とは言われていたのですが、最初の頃は嬉しくてしょうがなくて(笑)」

──ケガのないようにと申し合わせていた韓国とモンゴルでも、あれだけ一生懸命になっていたのでそりゃあATTだと止まらないというのは、ある意味想定内ですね(笑)。

「ただ韓国とモンゴルで練習できたことで、海外での練習というものに慣れることができて本当に良かったと思っています。ATTにきても積極的にお願いして、良い練習ができました」

──そんななかヒアリ事件が勃発したわけですね。

「体調が戻って1週間しっかりと練習して、次の週の火曜日ですかね。ATTの裏にはちょっとした自然が残っていて大きめのリザード……トカゲとかいるんですよ。そういうなかで1日の初めに瞑想をしていたんです。その時に〇〇玉の毛をむしり取られるような痛みが走って……」

──〇〇玉に毛は生えていないから、それは分からないですね(笑)。

「アハハハ。それでどれだけ痛いのか分かってくれると思ったのに……(笑)」

──アハハハ。しかし、ヒアリは日本でも要緊急対処特定外来生物に指定されていますし、アナフィラキシーショックを引き起こすこともあり本当に危険です。

「神経に来るようなピリピリした強烈な痛みを感じました。僕自身、噛まれたらもうそれで終わりかと思っていて。でも『ちゃんと薬を塗らないと2、3日後にリンパが腫れてガッツリと熱が出ますよ』と恭司さんが、すぐに薬局に連れて行ってくれました。そこでヒアリの薬を買って塗ることができて、ただUFCの検査でひっかかる成分がないか、それだけはチェックしてから塗りました」

──薬を塗ると問題なかったですか。

「ハイ、その日の夕方はちょっとだるいなぁとは思ったのですが、患部にも塗りたくっていたので大丈夫でした」

──おばちゃんが塗ってくれましたか(笑)。

「下品(笑)。それは頼めなかったです(笑)。大体、おばちゃんの名前も知らないままですから。でも、あの教わったスペイン語で日本に来てねっていう言葉は伝わって、『Thank you』って言ってもらえましたけど」

──Espero que vengas a Japonですね(笑)。いずれにせよ、ヒアリに刺された影響が最低限で良かったです。

「ハイ、練習も休まなかったです。ただアレ以来、瞑想も室内でするようになりました(笑)」

──ではATTの練習についてですが、想像以上、想像通り、色々と感じたか思います。

「ハイ。想像と違っていたのは、打撃において外国人選手特有のリズムの違いですね。実際は想像をしていたのですが、想っていた以上に違いました。テンポの取り方がグニャァとしている人や、正確なリズムでなく気持ち悪くされてしまう。そういう打ち方の選手が、いますね。日本では一緒に練習をしているということもありますが、リズムを創るとやりやすいです。

それがこっちに来てからは、崩しにいってもまるで動じない。凄く我を押し付けてくる。主張の強さを感じました。性格的なモノだと思います。絶対に譲らないです」

──特にそういうリズムだった選手というのは?

「アドリアーノ・モライシュですね。リズムが気持ち悪かったです。ヌルッと来たり、それすら来たり、来なかったり。そうしていたら、来る。途中から掴めるようにはなったのですが、体が先に入ってきて手が後から遅れて出てくる。あれは日本ではあまり経験してこなかったです。キレーに来ないので、そのモーションを見てしまうと、そこから速くて貰ってしまう。良い経験ができました。

それと外国人選手は歩きながら打つ技術が、平均して高いです。ステップオーバーして打つ。追い足がありますね。最初は真っ直ぐ下がる癖があったので、そこで被弾して練習後は頭が痛かったです。下がりながら、左右に外していく。その位置も安全圏と危ないところがあるのも、掴めるようになりました」

<この項、続く>

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【朝倉未来】超RIZINケラモフのステロイド使用を懸念【ケラモフ】猛反論【平本蓮】大晦日は不参戦か【芦澤竜誠】新タトゥーが大不評【井上尚弥】「悲惨にKO負けするだろう」【堀口恭司】など

参考にさせていただいた動画

RIZIN公式チャンネル
斎藤裕vs平本蓮 https://youtu.be/t0-RlCLGl1I

朝倉未来選手のチャンネル

渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則ぶっちゃけチャンネル

堀口恭司選手のチャンネル

金原正徳選手のチャンネル

鈴木宙樹選手のチャンネル

0:00 メイウェザーら、井上尚弥の試合を観戦予定
0:53 有名トレーナー「井上尚弥は悲惨に KO 負けする」
1:41 朝倉未来「RIZINはケラモフに薬物検査しろ」
2:35 ケラモフ、ステロイド疑惑に猛反論
3:08 牛久絢太郎、再び ATT へ
3:54 たぶん皆知らなかった RIZIN 採点基準
5:06 平本蓮、大晦日は不参戦と表明…
5:39 平本蓮&こめお、少し仲良くなる
6:21 人気 RIZIN ガール、朝倉未来disで大炎上
7:32 鈴木千裕兄、斜め上の試合予想
8:13 芦澤竜誠、新タトゥーが大不評
8:51 格闘技ニュース 8 連発‼️

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【Bu et Sports de combat】武術的な観点で見るMMA。ソン・ヤードン✖リッキー・シモン「練習量」

【写真】得意かより得意か。得手不得手があってはUFCでは勝ち残れない (C)Zuffa/UFC

MMAと武術は同列ではない。ただし、武術の4大要素である『観えている』状態、『先を取れている』状態、『間を制している』状態、『入れた状態』はMMAで往々にして見られる。

武術の原理原則、再現性がそれを可能にするが、武術の修練を積む選手が試合に出て武術を意識して勝てるものではないというのが、武術空手・剛毅會の岩﨑達也宗師の考えだ。距離とタイミングを一対とする武術。対してMMAは距離とタイミングを別モノとして捉えるスポーツだ。ここでは質量といった武術の観点でMMAマッチを岩﨑師範とともに見てみたい。

武術的観点に立って見たソン・ヤードン✖リッキー・シモン戦とは。


──前回の締めに「蓮の試合の翌日にやっていたUFCを見ると……やっぱり別モノですから」という言葉がありましが、その翌日に行われたソン・ヤードン✖リッキー・シモン戦に関してはどのように思われましたか。シモンの強烈なテイクダウンに対して、ソン・ヤードンも最初は倒されていましたがスクランブルで立ち上がった。その後は切るようになり、ボディも含めパンチを入れ最後はKO勝ちでした。

「テイクダウンの攻防だけで終わらない戦いがありましたね。頭から当たっていくところも見えましたが(笑)。一つ言いますと、全部をちゃんとやってきた2人でした。と同時にパターン化されている部分もあると感じました。ソン・ヤードンはなぜ、そこでパンチで倒し切らずに抱えてしまうのかという場面がありました。あのままフィニッシュできたのに」

──それは試合前から言っていましたが、レスリングでも負けないという部分を見せたかったのかと思います。

「つまりはMMAファイターとして凄い試合でした。MMAが全てできている。ただ、それは相手もいて、どういう試合になるのかはケース・バイ・ケースです。そしてソン・ヤードンとリッキー・シモンに関しては、安心してMMAをやり切っているように映りました。型を形にしないといけないとよく口にしていますが、形とは結果論なんです。こういう形にしていこうという形はなくて。形とは最終的に自分で決めるものではない。

だから平本丈はウェルラウンダーになるかもしれないし、平本蓮も模索の際中なんです。この機会を経て、また稽古を積む。その結果として、形になっていく。そういう意味でソン・ヤードンもリッキー・シモンも結果論として、誰憚かれずMMAの戦いを繰り広げていました」

──凄まじかったです。

「それは、そこまでやってきているからですよ」

──ちなみにソン・ヤードンは言葉もできない19歳の時にサクラメントへ行きユライア・フェイバーに師事をした。そして現地の中国系ファミリーのサポートを受け、家庭も持った。今や通訳なしで、英語でインタビューを受けることができます。そしてUFC戦績は9勝2敗1分けです。

「ねっ、そういうことでしょ。そこまでやっている。それが本気度というやつです。試合中も下になっても挽回できるから、下にもなれる。絶対に倒れないということや、絶対に組まさないという戦いにはならないです。下になってから挽回、ギロチンなんかも見せていましたしね」

──あのシモンのテイクダウンに対して、ギロチンに出たのはワキをさせなかったから頭を抱えたにすぎないと思います。

「それも自力だろうが、膠着ブレイクかどちらになろうが、また立てるという自信がソン・ヤードンからは感じられました。アレを決めないと、終わりだという動きではなかった」

──同時に打撃を効かせて、倒れた相手の立ち上がり際に極めるなどギロチンも上手いです。

「なるほど。そこも自信があるわけですね。それにソン・ヤードンは打撃、ちょっと嫌らしいことをやるんですよ。站椿のような動きですね。一瞬、立ち止まります。あの状態だと、相当に威力のあるカウンターが打てます。

ただし、ソン・ヤードンのパンチは全てフック系でした。真っ直ぐが無かったです。頭をぶつけながら頭を入っていって、ボディブロー。しかも、その頭をぶつけることを意識させて右クロスを打ち込んでいました(笑)。そういうなかで、あのバッと立ち止まった時は何を狙っていたのか気になりますね。まぁ、とにかく世界レベルのMMAでした」

──ハイ。と同時に朝倉未来✖牛久絢太郎、斎藤裕✖平本蓮の試合内容で「打ち合え」という言葉がでなかった。それは日本も、あの戦いの場に挑める素養ができているのかと思った次第です。戦いの純度が上がり、戦いがフィーチャーされた。だからこそ、まだまだなんだと。そうでない格闘技興行のベクトルなら、「まだまだ」と思うこともなかったかと。それはもう、UFCが頂点にあるMMAとは別モノなので。

「なるほど。そういうことですね。そういうことであればRIZIN、日本のMMAとUFCで戦っている選手を見ていると、練習量に違いがあるのは一目瞭然かと。練習量、練習内容なのか。とにかく練習が少ない。それは国内と米国のMMAの基盤が違っているので。アルファメールやATT、キルクリフFCですか、そういうところで1日に複数回練習してないと、あの動きはできないと思います。そういうことができる環境が、米国にはある。

ただし、あるからといってやるかといえばそれも違います。その環境があっても、そこまで練習しない奴はいます。とにかく日本のMMAは恐らくは業界として、もう太刀打ちできないです。太刀打ちできるのは選手、それにはしっかりと練習をすることです。嫌な練習に音を上げないで向き合うこと。

きっとソン・ヤードンも問答無用で練習させられてきたんだろうし、それが当たり前なんですよ。でも、所属もハッキリしない。練習は自主参加。そういう自主練習では限界があって。それでも選手の自主性を重んじない練習をさせているジムもあると思います。ただし、そうすると長続きする人間も少なくなる。

でも上から言われてやるって、きついかもしれないけど、何も考えずに猛進できるから、それはそれで楽な面もあるのですが……。自分の行きたい場所を選んで、スパーリングも入るかどうか、自分で決める。それは自主練であって、稽古じゃない。ソン・ヤードンはUFCでチャンピオンになるという明確な意志を持って、アルファメールという環境で練習に没頭しているはず。そうでないと──あの動きはできないと思いました。ただし、そのような練習も指導者と選手の間に信頼関係がないとできない。

だからUFCだって口にするなら──『こんなんじゃ無理』って、どんどん練習して嫌な想いで日々を過ごせば良い。こんなんじゃ勝てないというところから、練習しないと。そこが持続する法則性があるとすれば、それは信頼関係になります。人間関係がないと、厳しい稽古はできない。逆にいえば、信頼関係があれば突破できるはずです」

──日本では体育会系の上下関係や、強制だらけの指導者の下で競技格闘技を続けてきた選手が少なくないです。だからMMAの指導者のいない、上下関係もないことが心地よいと感じることもあるかと思います。

「あぁ、そこですか。それこそ学生の部活動でも指導者と生徒に信頼関係なんてない。あぁ、それは根が深いですね。それでもね、UFCを目指すなら──自分の意志で厳しい状況を望まないと。あのソン・ヤードンのような動きを日本人選手がすることは無理になってしまいます。ホント、できるわけがない。

余計やこと考えず、1日中強くなるためにやっているんです。ずっとやっているから技術もあって、安心して戦っていますよ。だからソン・ヤードンのMMAは打倒極の回転があります。それだけ練習しているから、アレが可能になるんです。練習量のケタが違っていて、そのなかで生き残っている選手たち──改めて凄い話です」

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