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【RIZIN】RIZIN.48追加対戦カード発表!


9月29日にさいたまスーパーアリーナで開催されるRIZIN.48の追加対戦カードが発表されました。


【MMA バンタム級(61kg)】
元谷友貴(アメリカン・トップチーム)
太田忍(THE BLACKBELT JAPAN)

【MMA バンタム級(61kg)】
牛久絢太郎(アメリカン・トップチーム/K-Clann)
佐藤将光(坂口道場一族/FightBase都立大)

【MMA ライト級(71kg)】
矢地祐介(フリー)
宇佐美正パトリック(Battle-Box)

【MMA フェザー級(66kg)】
カルシャガ・ダウトベック(カザフスタン/タイガームエタイ/LEGION)
木下カラテ(和術慧舟會HEARTS)

【MMA フライ級(57kg)】
新井丈(和術慧舟會HEARTS)
エンカジムーロ・ズールー(南アフリカ/CITパフォーマンス・インスティチュート)

【MMA バンタム級(61kg)】
金太郎(アメリカン・トップチーム)
秋元強真(JAPAN TOP TEAM)

まじりっ気のない好カード連発。これはテンション上がります。さらにドーピング使用問題に揺れる平本蓮について、榊原信行CEOはドラッグテストを行っている事を明らかにしました。詳細は追ってまとめます。
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45 CORO DEEP DEEP JEWELS DEEP120 MMA MMAPLANET o PRIDE RIZIN RIZIN47 Road to UFC UFC YouTube イー・チャア リー・カイウェン 中村大介 佐藤洋一郎 修斗 嶋田伊吹 斎藤 朝太 木下カラテ 松根良太 泉武志 海外 瀧澤謙太 牛久絢太郎 石塚雄馬 神田コウヤ 誠悟 野村駿太 鈴木槙吾 阿部大治 青井人

【DEEP120】初の連敗から復帰、木下カラテ戦へ。神田コウヤ「MMAのMがミックスではなくメルトに」

【写真】Bushidoというニックネームとともに、神田のMMAへの探求心は増す一方だ(C)SHOJIRO KAMEIKE

14日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP120で、神田コウヤが木下カラテと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

神田にとってはRoad to UFC準決勝のリー・カイウェン戦、青井人とのDEEPフェザー王座防衛戦と連敗からの復帰戦となる。この2試合を通じて神田が得たものとは。自分の中にあるMMAの変化とマインドを語ってくれた。


連勝している時より今のほうが好奇心は旺盛です

――SNSでは神田「Bushido」コウヤというニックネームが付いています。いつからBushidoをつけるようになったのですか。

「Road to UFCに出場してから、ですね。海外で戦う時に、単に名前だけよりもニックネームがあったほうがインパクトも大きいかなと思って。海外ではPRIDE武士道も知られていますし、UFCでもまだ誰も付けていない日本語を探して『Bushido』にしました」

――なるほど。そのRTUで敗れ、続いてDEEPのベルトも失いました。試合直後には、どんな想いでしたか。

「直後、ですか。不甲斐ない負け方ではなかったと思いますし、防衛戦の義務も終わったので次はRIZINに出たいと思いました」

――SNSでは6月9日のRIZIN47出場をアピールしていたようですね。

「そうなんですよ。本来はアピールしないで出場できるのが一番なんですけど。ただ、最近は海外の選手も増えて日本人の出場枠も減っていると思うので、SNSでアピールしてみました」

――ということは、DEEPのベルトを失ったあともRIZINなりRTUへの意欲は失っていなかった、と。

「もちろんです。RTUも出られるうちは出たいです。連敗していたので今年のRTUは難しいと思いましたけど、チャンスがあるうちは出たいですね」

――RTUは神田選手に勝利したリー・カイウェンが、決勝でイー・チャアに敗れました。

「しかも計量もオーバーで(苦笑)」

―カイウェンに対して「自分に勝っておいて、決勝でそれはないだろう」とは思いますか。

「う~ん……、やっぱりトーナメントは大変ですよ。短期間で何試合もするから、途中で気持ちが切れることもあると思います。減量も大変だし、怪我もあったりして」

――神田選手はRTUが終わったあと、すぐに気持ちを切り替えることはできましたか。

「はい。RIZINにしろRTUにしろ、次の試合で王座防衛できないとチャンスはないと思っていました。それと、ベルトを巻いたら防衛戦をやるのは義務じゃないですか。僕の場合は、前の王者の牛久絢太郎選手があまり防衛戦をやっていないことに対して、良くは思っていなかったので。王者としての義務は果たすべきだし、果たせないなら返上すべきというのが僕の考えです」

――RTUと青井戦を経て、自分の中でプラスになったことはありますか。ファイターとして黒星はマイナスとなるかもしれません。しかし、そのマイナスを糧にどう生きるのか。

「連敗したのが初めてだったので、初心に戻る良い機会だなって捉えています。連勝している時より今のほうが、『自分はどこまでできるのか』という好奇心は旺盛ですね」

――その好奇心は、どのようなところに表れているのでしょうか。

「今は練習していて、『どんどんMMAになってきている』と思っています」

左右の乖離を少なくしていけば海外の選手にも負けない

――どんどんMMAになってきている……とは?

「MMAのMが、自分にとってはミックス(Mixed=混ざった)ではなく、メルト(Melted=溶けた)になってきています。全ての要素が溶けて一つになる。それは打投極という要素だけではなく、左右の乖離も少なくなってきたと思いますね」

――左右の乖離というのは、構えやスイッチということですか。

「そうです。自分の性格的に、オーソドックスで構えた時とサウスポーで構えた時に差があるのは好きじゃなくて。そういう差をなくしたかったんですよ。海外の選手と戦うためには必要だと感じていました。海外の選手と比べてもフレームやリーチはあると思うので、その左右の乖離を少なくしていけば負けないかな、と」

――確かにもうMMAはスイッチという概念すら無くなりつつあります。

「UFCとかだと、絶え間なく自然と構えが変わりながら動いていますからね。それがミックスではなくメルトということなんですよ」

――後悔などではなく「カイウェン戦や青井戦の時に、これができていれば……」と思えるほど、今は仕上がっている状態ですか。

「その自負はあります。あとはコンディション次第ですね。でも自分は、コンディションづくりは上手いほうだと思うので」

――コンディションや減量方法も含めて、神田選手は研究者タイプのように感じます。

「あぁ、そうなんですかね。常に情報に対してはアンテナを張っておくようにはしています。自分が興味あるものだけですけど……やっぱり格闘技は自分のビジネスですから」

――格闘技が自分のビジネスである。その感覚は以前から持っていましたか。

「デビューした頃は、そう思えなかったですね。やっぱりデビュー当時はファイトマネーも安かったし。だけど今はファイトマネーも、デビューの頃と比べたら遥かに高いです。そういうことの積み重ねで意識は変わっていきますよ。

僕はプロのファイターとして、常に高い品質のものを提供していきたいです。今の環境に全然満足していないし、もっと成功したい。もっと稼ぎたい。そうなることで自分の発言にも説得力が増していくじゃないですか」

――もう神田選手もプロデビューして6年が経ち、ジムで後輩たちが増えていることも影響していますか。

「ジムの後輩たちは……、僕はライバルとして見ていますね」

――えっ!?

「刺激し合えるライバルというか。結果って、自分の努力の成果じゃないですか。僕のほうが長くMMAをやっているのに、ここで後輩に越されてしまうと――という感じで『絶対に負けたくない』と思っています。お互いにそう考えることができると、ジム全体が良くなりますし。後輩たちもそう考えて頑張ってほしいです」

――ジムの先輩である松根良太さんのTHE BLACKBELT JAPAN沖縄にも行ってきたそうですね。

「修斗沖縄大会の時には選手のセコンドで行っていましたけど、大会がある時は松根さんも忙しくて、なかなかお話できない。だからジムをリニューアルされたということもあり、大会がない時に沖縄に行ってきました。

沖縄に行ったのは、練習よりもマインドの部分が大きいです。自分を鼓舞するために――連敗して気持ちが落ちている時に、沖縄で松根さんと話すと気持ちも上がるかなと思って。おかげで気持ちも落ち着きました」

――そうした経験と変化を踏まえ、次の木下戦はどんな試合を見せたいですか。

「木下選手は一撃必殺の打撃を持っていて、勝ちっぷりも負けっぷりも良い選手だと思います。最近は構えが変わりましたよね。HEARTS特有の、ガードを固めて前に出るスタイルが最近のKO勝ちに繋がっているのかなって思います。

自分も構えというか、左右の差がなくなって良い感じになってきています。フィニッシュを狙う木下選手が相手なら、自分もフィニッシュできる確率は上がる。自分もピンチから逃げずにチャンスを掴みに行きたいですね」

■視聴方法(予定)
7月14日(日)
午後5時45分~U-NEXT, サムライTV, YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ

■DEEP120 対戦カード

<DEEPウェルター級選手権試合/5分3R>
鈴木槙吾(日本)
佐藤洋一郎(日本)

<バンタム級/5分3R>
CORO(日本)
瀧澤謙太(日本)

<フェザー級/5分3R>
中村大介(日本)
白川Dark陸斗(日本)

<ウェルター級/5分3R>
阿部大治(日本)
嶋田伊吹(日本)

<フェザー級/5分3R>
神田コウヤ(日本)
木下カラテ(日本)

<ライト級/5分3R>
野村駿太(日本)
泉武志(日本)

<メガトン級/5分2R>
誠悟(日本)
朝太(日本)

<ライト級/5分2R>
石塚雄馬(日本)
佐々木大(日本)

<68キロ契約/5分2R>
太田将吾(日本)
相本宗輝(日本)

<フライ級/5分2R>
木村琉音(日本)
斎藤璃貴(日本)

<アマチュアルール フェザー級/3分2R>
菅涼星(日本)
平石光一(日本)

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45 BELLATOR Bellator CS2024#03 MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN46 RIZIN47 UFC フランチェスコ・ヌッツィ 佐藤将光 太田忍 朝倉海 海外 牛久絢太郎

【Bellator CS2024#03】対戦相手がヌッツィからブランケに変更、太田忍「今はMMAのMぐらいまでは」

【写真】日本を離れる時には、相当に絞れているように見えた (C)TAKUMI NAKAMURA

22日(土・現地時間)、アイルランドはダブリンのスリーアリーナで開催されるBellator CS2024#03にて太田忍がローゲル・ブランケと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

4月のRIZIN46で牛久絢太郎に判定勝利し、RIZINバンタム級における存在感を見せた太田。当初6月のRIZIN47へのオファーもあったが、最終的にBellator CS2024#03への出場が決定した。年内でのRIZINバンタム級王座挑戦を目指す太田がBellator参戦を決意したのは、対戦相手がフランチェスコ・ヌッツィだったことが大きい。

12戦10勝1敗1無効試合という圧倒的な戦績を誇り、強烈な打撃を武器とするヌッツィとの戦いを楽しみにしていた太田だったが、日本を出発する2日前にヌッツィの欠場が決定。急遽5勝5敗のスペイン人ファイター、ローゲル・ブランケと対戦することとなった。

このインタビューは対戦相手変更直後、日本を出発する当日(※16日(日))に行われたもの。対戦相手変更に戸惑いはありつつもBellatorでの勝利、そして改めてRIZIN王座への想いを語ってくれた。


誰が相手でもやることは変わらない

──Bellator初参戦、そしてMMAに転向して初の海外遠征が決まりました。最初にオファーを受けた時の心境から聞かせてください。

「ちょうどグアムで遊んでいるときにマネージャーから連絡があって、最初は6月9日の大会(RIZIN47)に出られないか?って話だったんですよ」

――初めはBellatorのオファーではなかったのですね。

「RIZINが盛り上がるならと思い、出るつもりで返事をしつつ、体重と対戦相手をどうするかって話になったんです。その時に候補で出てきた相手が、正直ピンと来なかったんですよ。盛り上がる試合になるのかなって相手だったり、自分的には普通に勝っちゃうでしょって思う相手だったりで。

そうしたら6月のBellatorに出ないかと話がきて、最終的にBellatorに出ることになりました。」

──紆余曲折があってのBellator参戦だったんですね。特に海外で試合をしたいという希望があったわけではないのですか。

「そうですね。自分は海外でやるとしたら、RIZINでやることやってからと思っていたんで。でも矢地(祐介)選手が5月にBellatorのフランス大会に出てたりして、今後はRIZINから海外に出ていく選手もいるのかなとは思っていたました。

まさか自分のところに話が来るとは思っていなかったですけど。今回はこういうオファーが来たから受けたって感じですね」

──早く試合をしたいというのもあったのですか。

「自分は次は9月くらいでいいかなと思っていたんですよ。そこでタイトルにつながる試合ができたらいいなって。だから久々にゆっくりできるなと思っていたところにオファーが来て、最終的に来た対戦相手(フランチェスコ・ヌッツィ)がめちゃ強そうで魅力的だったんでやりたいなと思いました。ただ相手が代わったの聞きました?」

──いえ、それは初耳です。

「ヌッツィじゃなくなったんですよ(苦笑)。一昨日の夜にヌッツィが怪我で欠場でキャンセルになって、あんまりよく知らない選手(ローゲル・ブランケ)になりました、スペイン人の。まあ試合やるからには勝たなきゃいけないんで、きっちり勝ってきますけど」

──MMAでは初の海外遠征ですが、レスリング時代には何度も海外遠征を経験していると思います。調整方法など普段と違いはありますか。

「大して変わらないかなって思います。レスリング時代もどの国でやっても調整方法は変わらなかったんで。今回は試合の5日前くらいに現地に入るんですけど、いつもと同じです」

──とはいえ、相手がこのタイミングで代わってしまうと、ゲームプランは変えなければいけないですよね。

「そうですね。でも僕のファイトスタイルは、誰が相手でもやることは変わらないんで。テイクダウンして、ボコボコにするみたいな。唯一スタンドに関しては、ヌッツィがサウスポーで左ストレート・左の蹴りとか、結構大きい技があるんで、そこを警戒していたんです。けどブランケはまるっきりタイプが違って、構えもオーソドックスなんですよ。そこがちょっと気になるくらいですかね。でももう開き直っています」

──太田選手自身は4月に牛久絢太郎選手に判定勝ちして、対戦相手に関係なく意識して取り組んでいることや強化していることはありますか。

「まあテイク(ダウン)してコントロールして…というところでは、牛久戦というか(2023年10月に)佐藤将光さんとやった試合、あれが大きいですね。あの時はテイクしてもキープしきれなくて。あの試合からテイクして、しっかり自分のいい位置でキープしてコツコツ当てて、極めにいくところを強化しています。だから牛久戦はその途中って感じでしたね」

──佐藤戦の反省点が大きかったようですね。

「将光さんはケージの使い方が上手かったし、ケージ際での小技とか、テイク以前の攻防ですよね。こっちはくっつきたいけど、くっつかせてくれないみたいな。腿へのカカト落としだったり、細かいヒジ打ちだったり、そういうところの攻防が本当に上手だったし、それで僕はやりたいことをやらせてもらえなかったんです。

それを頭に入れつつ自分がどうテイクしてコントロールして…という練習を一番やっています」

──今まで自分が経験していなかった攻防があって、そこがやりづらかった感想ですか。

「そうですね。今まではそこを突き詰めなくても、ある程度は試合で出来ちゃってたんですよ。練習ではなかなか上手くいかないけど、試合では上手くいっているから『まぁ、いいや』みたいになっていたところがあって。正直、あの試合は途中で自分の中で手詰まりではあったんですよね。だからそこを変えたいとは思っています」

──今はより戦い方に隙がなくなっていますか。

「隙がなくなっているかどうかは分からないですけど、自分のやりたいことをもっと相手に押し付けられるようになってきたと思います。今はMMAのMぐらいまではできるようになってきたんじゃないですか」

ヌッツィとはやってみたかったです(苦笑)

──太田選手の中ではまだM止まりですか。僕はMMぐらいまで来たのかなと思っていたんですけど。

「まだMですね。実際、牛久戦はスタンドの打撃を一切やってないんですよ。際での打撃とかパウンドはやりましたけど。スタンドで対峙した時にジャブすら出してないんで」

──なるほど。いわゆる打撃の交換も、まだ試合では出してないことなんですね。

「まだ出せないです。練習ではいっぱい手数を出していますけど、カウンターをもらうリスクを考えたら、どうしても自分の安全圏で戦おうとするし、まだスタンドの打撃でいくという選択肢は取れないです」

──それこそ試合を重ねていくうちに色んな選択肢を選べるようにもなるわけですし、なおさらヌッツィとはやってみたかったんじゃないですか。

「それです。ヌッツィとは本当にやりたかったし、対策にも自信があったんですよ。すごく強い選手で穴が少ない選手だとは思いますけど、やってくることは結構明確だから、自分が勝てるという明確なゴールを何個か見つけることができていたんで。だからやっぱり……ヌッツィとはやってみたかったです(苦笑)」

──今RIZINでは日本人の海外遠征であったり、新規の外国人選手が増えたり、新しい流れもできつつあります。その中で太田選手はどんな試合をやっていきたいですか。

「対海外選手や海外遠征というのもありますけど、僕の今年の目標はタイトルに絡むこと。去年からずっとそれを言い続けてきたし、RIZINのタイトルを獲ってから、対海外かなと思っています。自分の希望は秋頃に一戦やって、大晦日にタイトルに挑戦することで、そこに向かう中でBellatorの試合や国際戦を求められるならやりますよというスタンスです」

──ベルトに対して、どういったアプローチができるのか。太田選手にとってはそこが一番なのですね。

「そうですね。チャンピオンになったらギャラも上がるだろうし(笑)」

──プロである以上、そういう話にもなってきますよね。

「もちろんそれだけじゃないですよ。チャンピオンになれば発言権も出てくるし、選択肢も増える。朝倉海くんが防衛戦をせずにUFCに行って、あれは特例だと思いますけど、そういう選択もできるようになってくると思うんで、チャンピオンになったら」

──そういった意味では海選手がバンタム級のベルトを返上する形になって、ベルトを狙うにしても以前とは標的が変わってくると思います。ベルトに挑戦する・王座決定戦に臨む…形に関係なくベルトが欲しいですか。

「はい。そこ(ベルト)は最低条件かなと思います」

──分かりました。これ以上、対戦相手が代わったり、トラブルが起きないことを願っております。

「これ以上カードが変わったら、本当に訳が分からないですよ。今の時点で最初に出る予定だった選手が誰もいないから(笑)。まぁ何とかなるでしょと思ってやってきます」

──頼もしい言葉ありがとうございます。そして出発前のお忙しい時にありがとうございます!

■視聴方法(予定)
6月23日(日)
午前0時45分~ U-NEXT

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45 MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN46 キック 太田忍 牛久絢太郎

【RIZIN46】バンタム級転向初戦の牛久を組みで封じ込めた太田がユナニマス判定勝ち

<バンタム級/5分3R>
太田忍(日本)
Def.3-0
牛久絢太郎(日本)

サウスポーの牛久に対し、太田が左右前後にステップを踏む。徐々に太田にロープを背負わせた牛久が左ストレートを繰り出した。その瞬間、太田がボディロックで組みつきクリーンテイクダウンを奪う。左腕を差し上げて体重をかける太田は、ロープに背中を着けて立ち上がろうとした牛久に再び背中を着かせる。ロープまで下がって上半身を起こす牛久が立ち上がった。太田は牛久をコーナーに詰め、投げてグラウンドに戻す。肩固めで一気に絞り上げる太田、これを凌いだ牛久にパンチを浴びせる。牛久は足を利かせ、後転してスタンドに戻った。

2R、太田がサークリングからボディロックでテイクダウンを狙う。牛久はギロチンを狙いつつスタンドを選ぶ。バックに回り、牛久をコーナーに押し込んだ太田が、なんと相手のアキレス腱を踏みつける。レフェリーがブレイクを掛けて再開後、牛久が太田をコーナーに詰めて左ヒザを突き刺した。しかし太田がまたも組みつく。ダブルレッグを狙った太田にヒザを突き上げた牛久だが、そのまま両足をすくわれて尻もちを着かされてしまう。立ち上がった牛久は体をコーナーに預ける。押し込む太田は肩を叩きつけ、スタンドで肩固めの体勢に。そこから投げたものの牛久が切り返し、バックに回って左腕を首に回した。一度は抜けた太田を引き戻す。そのまま四の字フックでバックをキープし続けた。

最終回、やはり太田はサークリングへ。ロープを背負わせた牛久がダブルレッグで飛び込む。しかしバックに回った太田が、牛久の首を抱えて強引にグラウンドに引きずり込む。背中を見せた牛久にパンチを浴びせる太田は、立ち上がった牛久をグラウンドに戻し、肩固めへ。牛久のブリッジに合わせてマウントを奪った太田は、ハーフガードに戻した牛久をパンチで削る。ロープから頭を出した牛久にパンチの連打を浴びせる太田が、背中を向けた牛久にサッカーボールキックを繰り出す。スタンドに戻ると牛久はロープに押し込まれるも、跳びついてギロチンへ。太田は前に体重をかけてクラッチを外し、臀部にヒザを突き刺して試合を終えた。

判定前、3Rに牛久のロープ掴みと逃避行為があったため、イエローカードが提示されたことが発表される。判定はジャッジ3者とも太田の勝利を支持した。元フェザー級王者を倒した太田は「この勝利はいつも応援してくださる皆さんのおかげです。もっと上を目指します」と抑えめの挨拶だった。


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o RIZIN RIZIN46 YouTube “ブラックパンサー”ベイノア   イルホム・ノジモフ イ・ジョンヒョン キム・スーチョル ビクター・コレスニック ブラック ヤン・ジヨン 中原由貴 中島太一 井上雄策 倉本一真 太田忍 山本空良 牛久絢太郎 神龍誠 金原正徳 鈴木千裕 高木凌

【RIZIN.46】篠塚辰樹、初ベアナックル戦で衝撃KO勝利 試合中に感じた“ボクシングとの違い”を明かす 『Yogibo presents RIZIN.46』試合後インタビュー

29日に開催された格闘技『Yogibo presents RIZIN.46』(有明アリーナ)の試合後インタビューに選手たちが応じた。

●『Yogibo presents RIZIN.46』(有明アリーナ)
・第10試合 フェザー級タイトルマッチ
【王者】鈴木千裕 vs. 【挑戦者】金原正徳
・第9試合 バンタム級
牛久絢太郎 vs. 太田忍
・第8試合 日韓対抗戦3番勝負 バンタム級
中島太一 vs. キム・スーチョル
・第7試合 日韓対抗戦3番勝負 フライ級
神龍誠 vs. イ・ジョンヒョン
・第6試合 日韓対抗戦3番勝負 バンタム級
倉本一真 vs. ヤン・ジヨン
・第5試合 ライト級
“ブラックパンサー”ベイノア vs. 井上雄策
・第4試合 フェザー級
中原由貴 vs. ビクター・コレスニック
・第3試合ベアナックルルール(2分5ラウンド)60キロ
篠塚辰樹 vs. ジャスティン・マルティネス
・第2試合 フェザー級
山本空良 vs. イルホム・ノジモフ
・第1試合 フェザー級
高木凌 vs. 西谷大成

#篠塚辰樹 #RIZIN #RIZIN46

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【RIZIN46】牛久絢太郎戦を控えた太田忍「僕はアスリートじゃない。ファイター、RIZINファイターなんで」

【写真】15日の公開練習後に行われたリモートインタビュー時の太田。しっかりと自身の考えを言葉にしてくれた (C)MMAPLANET

29日(月・祝)、東京都江東区の有明アリーナで開催されるRIZIN46で太田忍が、元RIZINフェザー級王者でバンタム級転向を果たした牛久絢太郎と対戦する。
Text by Manabu Takashima

リオ五輪グレコローマンレスリング59キロ級シルバーメダリスト、2019年には世界sン主権で金メダルを獲得しているスーパーアスリートから、MMAに転向。2021年の大晦日にRIZINでデビューを果たした太田は以来、RIZINという場らしく──ステップ・バイ・ステップというキャリアアップとは違うバラエティに富み、話題になるマッチアップで経験を積んできた。

そして9戦目で元は1階級上のチャンピンと対戦することになった。元谷友貴、佐藤将光との戦いを経て、牛久戦を手繰り寄せた太田にデビューからの3年を振り返ってもらった。


――公開練習という大会に向けてのイベントが行われましたが、試合が近づいてきたという風な気持ちになるのでしょうか。

「う~ん、変わらずに試合に向けて準備をするという感じです。それよりも自分の体の状態だとか──体重が絞れてきたり、寝起きの疲れ具合……『うわぁ、きついなぁ』とか。もう少し頑張り時だなとか感じる方が、試合が近づいてきたという気持ちになりますね。まぁメディア対応とかも、そういうことかと」

──残り2週間、もう一追い込みという状況ですか。

「そうですね。もう1週間頑張って、来週は体重調整ですね」

──牛久選手との試合に向けて、何か特別な練習を取り入れるということはありましたか。

「まぁ強化ですね。何かを変えるというよりも、足りない分を補う。長所を伸ばすという感じですかね。僕はまだ全然MMAファイターとして完成していない。まだ3年目なので、やっとMMAがちょっとデキてきたかっていうところなので、何を変えるよりも強くなるための練習をしています」

──まだ3年という言葉が聞かれましたが、この間に8試合を戦ってきて9戦目にして1階級上のチャンピオン経験者と対戦することに関しては、どのように思われていますか。

「言っても去年の10月、2年半で佐藤将光選手ですからね。グフフフフフ。RIZINのチャンピオンを目指す上で、レコード的には全然綺麗でなく3敗もしちゃっている。でもRIZINの評価的にも、1階級上のチャンピオンと試合をやらせてもらえる位置には来たのかという想いはあります」

──太田選手はデビュー戦が所英男選手、次戦が逆にデビュー戦の久保優太選手が相手でした。祖根寿麻戦を挟んで、4戦目で元谷選手。去年は実績が上の選手と戦い、MMA力が高まってきたところで大晦日は芦澤竜誠戦でした。

「まぁ、アレはお年玉のような試合でしたね」

──能力的に大きく上下するバラエティに富んだ相手と戦っていると、MMAファイターとして総合力がついた実感はどの試合だと感じることができたのでしょうか。

「戦っている舞台がRIZINなので。そういった意味で2023年は倉本(一真)先輩に始まり、瀧澤(謙太)選手、井上直樹選手が佐藤選手にスライドした。4試合、RIZINで戦ってMMAの試合は3戦かなという感じです(笑)。その3試合は自分のなかで段階を踏めたかな、ある程度は。倉本先輩と瀧澤選手は順番が逆だったかもしれないけど、MMAキャリアを積みかさねるなかでは良かったんじゃないと。まぁデビュー戦で所さん、4戦目で元谷さんはチョットめちゃくちゃやな、と。グフフフフ」

──ハハハ。それこそがRIZINです。比べることはないかと思いますが、太田選手は中村倫也選手や河名マスト選手という学年で少し下のレスラーとキャリアの積み方は違います。彼らは強くなるために段階を踏むよう試合を重ねてきました。

「UFCという場を目指すなら、レコードも綺麗な方が良い。オーソドックスなMMAの始め方をして、オーソドックスなステップアップの仕方を彼らはしている。その方がUFCを目指すうえでは、MMAのキャリアの積み方として正しいと思います。僕は榊原社長にスカウトしてもらってRIZINという場を選び、デビュー戦から2万人を超えるお客さんの前で試合をさせてもらっている──以上は、こういうキャリアの積み方になるのも受け入れています。

彼ら……倫也もさいたまスーパーアリーナで戦う、RIZINでやることはMMAを始めるなかで大きな目標のはずだから、僕はそこでデキていることを誇りに思っているし、良くも悪くも毎回注目されている試合を戦うことは、レスリング出身のファイターのなかでも僕にしかできないと思っています。

郷にいては郷に従え、今の日本の流れでは派手な試合や数字が求められている。そのなかで太田忍として輝くためにやることは何かと考えると、RIZIN特有の試合のオファーを受けることは当然だと思います。そのうえで、今回のようなレベルアップできる試合もある。色々な意見があるだろうけど、そこに順応してやっていくのが大切だと思います。最後に勝った者が、勝ちなんで」

──段階を踏める試合だけを戦っていきたいという気持ちは?

「来たオファーは受けます。それがファイターだと思っています。そのなかで……言い方は悪いけど色物とのオファーがあった時は、僕もそういう立場だと思っていたし、今後もそういう試合が組まれるなら、RIZINが考えて求めてくるのであれば、僕は求められたところで求められたパフォーマンスを出せれば良いので」

──オリンピアン、しかもメダリスト。4年に1度をモノにするのは、普通の強さではないと思うのですが、太田選手は求められる試合を戦うということですね。

「オリンピックとか過去のことです。僕はアスリートじゃない、ファイターなんで。RIZINファイターなんで今は。お客さんが喜ぶ、榊原社長から『試合に出したい。大勢の観客の前で太田忍の試合を見せたい』と思ってもらうのが一番良いこと。ファンから『太田忍を出してくれ』、『太田忍の試合を見たい』と思われるのが、今の僕の仕事です。そのなかで僕はRIZINバンタム級を目指していることに変わりはないですし、今も目指している過程です」

──その道が、目標としているUFCに通じると?

「ぶっちゃけて言うと、UFC首脳……ダナ・ホワイトが求めているニーズに合わないといけない。そういうこともあるからRIZINでチャンピオンになることが、UFCへの近道になるとかと考えるのではなくて、今やるべきことをやらなければならない。そこを信じてやるしかないっていうのが、今の状況です」

──押忍。ではTHE BLACKBELT JAPANで練習をしてきて、力がついていると実感することはありますか。

「これが本当に皆、強くて。それほど名前が浸透していない選手も、本当に強い。絶対に強くなってはいるんだろうけど、普段の練習相手が強いので、試合とか出稽古の時に実感する事の方が多いです」

──普段から強い選手とばかり練習をしているという太田選手ですが、牛久戦で我々は何を期待して見れば良いでしょうか。

「フィニッシュを狙う中で相手に何もさせない、というところですね。『何もない』と言われようが、相手に何もさせないことがMMAの基本だと思うので」

■視聴方法(予定)
4月29日(月・祝)
午後4時30分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

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【RIZIN.46】鈴木千裕 vs 金原正徳のフェザー級タイトルマッチ!注目の牛久絢太郎 vs 太田忍!日韓対抗戦3試合の合計5試合を白川陸斗/ヒロヤ/伊澤星花が実戦を交えて勝敗予想SP

◆Yogibo presents RIZIN.46◆

U-NEXTで全試合完全生配信!
ご視聴はこちら↓↓↓
https://video.unext.jp/livedetail/LIV0000004949

▷公式SNSでも見どころ配信中!
公式Twitter: https://twitter.com/UNEXT_fight

開催日時
2024年4月29日(月)15:30開演

対戦カード
第10試合/フェザー級タイトルマッチ 鈴木千裕 vs. 金原正徳
第9試合/牛久絢太郎 vs. 太田忍
第8試合/⽇韓対抗戦 中島太一 vs. キム・スーチョル
第7試合/⽇韓対抗戦 神龍誠 vs. イ・ジョンヒョン
第6試合/⽇韓対抗戦 倉本一真 vs. ヤン・ジヨン
第5試合/“ブラックパンサー”ベイノア vs. 井上雄策
第4試合/中原由貴 vs. ビクター・コレスニック
第3試合/篠塚辰樹 vs. X
第2試合/山本空良 vs. イルホム・ノジモフ
第1試合/高木凌 vs. 西谷大成

大会概要はこちらから
https://jp.rizinff.com/_ct/17676774

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【UFC ESPN55】ビクター・ヘンリーと対戦、極める世界遺産ハニ・ヤヒーラ「極めることが一番安全な戦い」

【写真】柔術をMMAに落とし込んできた年輪が刻まれた――渋い大人になったハニ (C)MMAPLANET

27日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFC on ESPN55「Nicolau vs Perez」が開催され、ハニ・ヤヒーラがビクター・ヘンリーと戦う。
Text by Manabu Takashima

WECがUFCに一本化された2011年からオクタゴンで戦うようになり、12年以上が過ぎ20戦を戦ってきた。完全グラップリング、いや絶対的な柔術スタイルでUFCを戦い続けるハニは今やMMA界の組み付く天然記念物――極める世界遺産といえる。

ある意味、MMA界の奇跡といえるハニ・ヤヒーラは柔術家として21度目のUFCでのファイトに挑む。


──ハニ、お久しぶりです。

「やぁ、元気だったかい?」

――変わりないです(笑)。ハニに最後にインタビューをさせてもらったのが、2021年の11月でした。あれから2年半分、年を取りました。

「ハハハハ。僕もだ。僕もあれから、2年半分年を重ねたよ(笑)」

──ハハハハ。去年の4月にモンテル・ジャクソンにKO負けを喫し、10月のアラテンヘイリ戦もキャンセル。実際のところ、引退してしまうかもしれないと思っていました。

「そうやって心配をしてくれていることに感謝しているよ。これだけ時間を置いたのは、本当に体調の良いときにオクタゴンに戻るべきだと考えたからなんだ。そして、今のコンディションはUFCと契約した26歳の時よりも良いぐらいだよ。しっかりと体の不具合を治し、ファイトキャンプに入る前段階の練習をじっくりとできた。

ただ引退に関しては去年だけでなく、もう何度も考えてきたことだよ。WECがUFCに買収される前ですら、既に考えていた」

──えっ、26歳の時にですか。

「そうだよ。あの時、僕はもう21試合もMMAを戦っていた。何度も手術を経験していたし、このまま現役を続けても体がもつのか。そこは常に自問自答していた。でもUFCとの契約時もそうだし、やっぱり戦うフィールドに気持ちが戻ってしまうんだ。僕の人生のなかでMMAを戦うことが、いかに大きな割合になっているのか。そのたびに、思い知らされたんだ。より強い相手、ビッグファイトをしたい。その気持ちがあるからこそ、ここまで戦い続けることができているんだと思う。

そうだね……26歳の時に初めて引退を本気で考えた。実際、もうその状態に入っていた。それがWECからUFCに契約を移管するファイターのリストに僕の名前もあった。UFCでのファイトは、僕のMMAファイター人生において一番の大きな試合になる。その機会を逃すことはできなかった。結果、UFCで戦うようになり新しい人生を得た。生まれ変わることができたんだ。

そんなUFCでのキャリアも、やはり引退を考えながら積み重ねてきたモノなんだ。30歳という区切りの時も、引退が頭にあった。ジョニー・ベッドフォードに勝った時、これで戦い納めにしようと思った。ただ、戦うことはきっと僕という人間本質なんだ。引退を考える以上に、競争を求めている。いつだって競技者の気持ちでいる。

ただ、戦っていないと生きていけないというわけじゃないんだよ。それなら引退なんて考えない。僕は違う人生を歩める機会も場所もある。でも、結局のところファイトを求めてしまう。そんなことを繰り返していると、ファイトに情熱を傾けることがハニ・ヤヒーラという人間の本質だと思うようになったんだ。試合に出るだけじゃない、試合があるからジムへ行って必死になってトレーニングをする。それが僕の人生で一番大きなパートを占めている。結果、何を求めているんだと言われると、自分への挑戦なんだと思う。だから、今もここにいるんだよ」

──胸に響く言葉です。いやぁ、ハニは格好良いですね。ところでファイトキャンプまではブラジルで過ごしているのですか。

「そうだよ。ブラジリアには自分のチーム、ハニ・ヤヒーラ・ファイティングチームがあるから指導も練習もしている。MMAファイターだけでなく柔術コンペティターも所属していて、打撃コーチ、フィジカル&コンディション・コーチ、柔術インストラクターもいる。僕自身は柔術の練習をよくやっているよ」

――つまり普段は道着を着て練習もしているということですか。

「もちろんだ。毎日、道着を着て練習している」

――おお、ハニは今も柔術家なのですね。

「その通り、柔術家だ。ジウジツ・カという呼び方をしてくれたのは、人生で2人目だ。皆、ジウジテーロと呼ぶようになってしまった。でも、僕は柔術家だ。空手家や柔道家と同じように」

――日本では普通は柔術家と呼ぶので……ジウジテーロですか……。

「そうだよね、柔術家だよ」

――ではATTでのファイトキャンプはどれぐらい行ってきたのですか。

「5週間だよ。素晴らしいトレーニングを積むことができた。最高のトレーニングパートナーがいて、過去に戦ったことがある選手、そして今回の相手と戦ったことがある選手もいる」

――そのうちの1人が元谷友貴選手だと思います。

「そうだ。これまで通りキョージ(堀口恭司)もそうだし、ユーキ・モトヤとも1日に2度練習してきた。モトヤは今、言っていたようにビクター・ヘンリーと戦ったことがあるから、いくつか凄く良いアドバイスしてくれたよ。モトヤが助けてくれて、今回の試合はしっかりと自信を持って戦うことができる。あとはジュンタロウ(牛久絢太郎)もそうだし、最近もう1人日本からやってきた21歳のキッドとも何度か練習をした」

――鶴屋怜選手ですね。

「そうそう、レイ・ツルヤだ。皆、真剣にMMAに向き合うウォリアーだ」

――それにしても打撃が進歩し、テイクダウン防御能力も上がり続けているMMAでハニは、組んで倒してコントロールというハードワークを13年に渡り続け、UFCで20戦も戦ってきたことは凄まじいことかと。

「僕は柔術家だよ。今も柔術を代表してUFCで戦っているつもりだ。柔術が僕をUFCに連れてきてくれて、柔術の技がオクタゴンで戦い続けることを可能にしてくれている。組んで、倒して、極める。それが僕とってはベスト、もっとも簡単に勝利できる戦い方なんだ。だから、僕が勝った試合は一本勝ちが一番多い(UFCで13勝のうち7試合が一本勝ちで、キャリア28勝のうち21試合が一本勝ち)。もう20年以上、柔術をMMAに落とし込むことに人生を賭けてきた。組んでテイクダウンすれば、寝技で仕留める。試合でも練習でも、ずっと続けてきたことだよ」

――とはいえ、世界中のプロモーターが打撃戦を好み、MMAもレベルアップし続けるなかで、このスタイルを貫き通せるのは偉業かと。

「皆、打撃戦が見たい。それは絶対だ。ファンはKOを見たいんだ。でも組んで寝技がなくなれば、もうMMAとはいえない。UFC……MMAは、打撃でKOするだけでなく、組んで倒して極めることができる戦いだ。極めにも、人々は熱狂できる。仮に僕が判定勝ちばかりだと、UFCで戦い続けることはできなかっただろう」

――これだけ組み伏せて極めて勝てるハニなら、パウンドアウトもできるのではないかと。ただ、これまでパウンドで勝ったことはないですよね。

「パウンドを有効に使ったとしても、狙うのはサブミッションだ。殴って勝とうとすると、隙ができる。倒しきれないと、立ち上がられてしまう。つまりドミネイトして、極めることが一番安全な戦い方なんだよ」

――ではビクターとの試合も、倒して極める。その戦い方を貫くと。

「土曜日の夜、良い試合をすること。勝利すること。そしてフィニッシュすること。自信を持って戦うよ。それだけの準備をしてきた。僕の戦いをして、極めるよ」

■視聴方法(予定)
4月28日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

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【RIZIN46】2024年初のナンバーシリーズ。日韓対抗3試合をはじめ国際戦プラス牛久が太田とバンタム級戦

【写真】会見はファン参加型で行われ、YouTubeでも生中継された(C)MMAPLANET

12日(火)、東京都中央区のコナミクリエイティブセンター銀座で、4月29日(月・祝)に有明アリーナで開催されるRIZIN46の追加対戦カード発表記者会見が行われた。
Text by Shojiro Kameike

会見では冒頭で榊原信行CEOが、一部報道のあったRoad FCとの対抗戦を否定したうえ、日韓対抗戦3試合を含む7カードを発表した。フェザー級=イルホム・ノジモフ×山本空良、フェザー級=中原由貴×ビクター・コレスニック、バンタム級=倉本一真×ヤン・ジヨン、フライ級=神龍誠×イ・ジョンヒョン、中島太一×キム・スーチョル、バンタム級=牛久絢太郎×太田忍、さらに3月23日のRIZIN LANDMARK9で実施予定であった高木凌×西谷大成がRIZIN46にスライドされる。


今回の会見には、すでにRIZINフェザー級王座を賭けて金原正徳の挑戦を受ける鈴木千裕も出席している。ここでは会見に出席したファイターの挨拶、ならびに読み上げられたファイターのコメントを掲載したい。

鈴木千裕
「ずっと昔から言っているのですが、自分たちみたいな若い世代がベテランを引退させないといけない。僕がそのキッカケを金原選手につくらないといけないと思っています。僕が時代を変えます。Xで『腕十字を極める』なんだの言われていますが、ナメんな。その前に粉砕してやるって。金原さん、覚悟しておいてください」

太田忍
「牛久選手は元フェザー級チャンピオンということで。今はATTで練習していて、すごく気合いが入っていて強い選手だと思います。僕の戦績は5勝4KOなので、ストライカーらしく、この試合もKOします」

牛久絢太郎
「4月29日、バンタム級に挑戦します。新しい階級で、皆さんの前で戦えることをすごく楽しみにしています。当日はパァッとインパクトを残せるように、残りの期間はしっかりと仕上げたいと思います」

中島太一
「やっと自分の実力を証明できる対戦相手と戦うことができて嬉しいです。勝つ自信しかありません。日韓戦ということで、日本人として必ず勝ちます」

キム・スーチョル
「今回の日韓対抗戦では、韓国人3選手と日本人3選手が戦うことになりました。今回共に戦うのは私とヤン・ジヨン、イ・ジョンヒョンの3人です。この2人は宝石のような選手だと思っています。それは日本代表の3選手も同じです。日韓ですごくいい競争ができれば良いと思います。
私は目の前にいる敵に必ず勝利したいです。今回は中島太一選手がその標的です。私の全てを中島選手にぶつけます。あなたも全てを懸けて挑んできてください。極上の果し合いを皆様にお届けすることを約束します。情熱的な試合をお届けするので、ぜひ会場に観に来てください

神龍誠
「フライ級最強を目指す神龍誠です。前回堀口選手に負けてしまって、まだ僕が最強じゃないことが分かったので、これからまた最強を目指してイチから頑張っていきます。これから神龍誠の第二章が始まるので、この韓国人の相手をボコボコにします。煽っているみたいなので、やる気が上がってきました。ブッ飛ばそうと思います」

イ・ジョンヒョン
「RIZINに出場できるチャンスは何回かありましたが、今回ようやく出場できることになって、とても興奮しています。これまでに2回、日本人と試合したことがありますが全て勝ちました。日本人選手との相性は良いと思いますし、必ず母国に勝利を持ち帰られるように一生懸命準備しています。
神龍選手は以前からすごく強いと思っていましたし、お互い高いレベルで試合ができると思っていました。すごく強いし、リスペクトもしています。確かに実力はあると思います。でも神龍選手は性格が悪いという噂を耳にしました。どんな人生を歩んできたか知らないですけど、日本のファイターたちからあまり好かれていないみたいですね。そして僕が聞いたところによると、マザコンだしファザコンでもあるそうですね。練習する時もわざわざ両親を呼んでいるとかいないとか。私よりも年上のくせに、年相応の行動ができていないみたいですね。だから僕がこの試合で年相応の行動ができるように、教育してあげたいと思います。
打撃は明らかの僕のほうが上回っている。神龍選手はグラップラーなので、僕がサッカーボールキックやヒジなどで顔面をボコボコにしてあげますよ。僕がこの試合に勝つので、先に謝っておきます。スミマセン」

倉本一真
「ちょうど1年ぶりの試合になります。この間、僕が何をやってきたのか。ここでしっかり見せます。勝つのは当然なので、楽しみにしておいてください」

ヤン・ジヨン
「私はこれまでの日韓戦に関しては全勝しているので、今回もとても自信ありますし、Road FCの代表として出場できることを誇りに思っています。今すぐにでも試合がしたいぐらいです。この日韓戦に私が出るということで、ファンはすごく楽しみにしていると思います。本当に熱い試合を届けます。私は必ず1Rでフィニッシュします」

中原由貴
「最近、剛毅會でやってきた空手と、今までやってきたボクシングとレスリングが良い感じに混ざってきています。それをキッチリ見せて、結果は当然ですけど内容でも有明アリーナを沸かせるので注目してください」

ビクター・コレスニック
「日本に戻ることができて、とても嬉しいです。今回も日本の皆に良い試合を届けるつもりです。対戦相手は総合力が高く優秀です。加えてサウスポーで、打撃も寝技も強い。そのうえで私は打撃戦を挑みたいと思っています。この試合で二人は最高の殴り合いをします。瞬きをしてはいけません。私のスキルを全てぶつけて勝ちに行きます」

山本空良
「1年ぶりの試合です。次の試合については特に思うことはなく、真正面から――相手が得意な打撃だろうが寝技だろうが、ぶん殴り合って絶対に勝ちます」

イルホム・ノジモフ
「日本で試合をするということは、まるで異国で生まれたサムライが母国に帰国する感覚だ。対戦相手の映像を視たが、特に何も思わない。自分が相手を倒し、その後それぞれの道を歩んでいくことになる。日本のファンが待ち望んだ異国のサムライに期待してもらいたい」

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