カテゴリー
ABEMA BELLATOR ISAO MMA MMAPLANET o ONE PANCRASE Pancrase321 Pancrase322 エジナ・トラキナス パンクラス ライカ 中田大貴 八田亮 名田英平 渡辺彩華 藤野恵実 遠藤来生 長岡弘樹 高木凌 高橋攻誠

【Pancrase322】ニューピア・ダブルヘッダー、夜の部で藤野恵実がエジナ・トラキナスと再戦!!

【写真】3年半の時を経て、再び拳を交えることになった藤野とエジナ(C)PANCRASE

24日(金)、パンクラスより3月26日(日)に東京都港区ニューピアホールで開催されるPancrase322に藤野恵実が出場、エジナ・トラキナスと対戦することが発表された。

同大会はパンクラスにとって初進出するとなるニューピアホールでPancrase321と2部制で実施される。


昨年3月に女子ストロー級のベルトを失い、10月に渡辺彩華を下した藤野。多くのベテラン選手が現役続行の目安とする3連敗を逃れた。その藤野、エジナとは2019年9月に対戦しており、その時はエジナがスピニングバックフィストにより右手首を負傷しTKO勝ちを収めている。

いってみればエジナにとっても、藤野にとってもアンフィニッシュドビジネス──スッキリとした結末ではなかった。このパンクラス参戦から、エジナは2連勝後に泥沼の4連敗を喫しており、再起を目指して捲土重来の再来日&再戦となる。

今大会ではこの他、フェザー級の遠藤来生×高木凌、ウェルター級で高橋攻誠×長岡弘樹の2試合が決まっている。

また昼の部=Pancrase321ではランク1位の中田大貴と三宅輝砂が、ISAOがBellatorと契約したフェザー級でのベルト獲りに向けて対戦。同じくフェザー級で名田英平×糸川義人、女子フライ級=ライカ×渡邉史佳や、これも王者がONEに転出したストロー級で1位の八田亮が4位の若林耕平を相対するなど、現時点で7試合が決まっている。

The post 【Pancrase322】ニューピア・ダブルヘッダー、夜の部で藤野恵実がエジナ・トラキナスと再戦!! first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o Shooto 渡辺彩華 黒部三奈

【Shooto2023#01】新年早々から大番狂わせ。MMA1勝1敗の渡辺が元王者の黒部を右アッパーで沈める

<女子スーパーアトム級/5分3R>
渡辺彩華(日本)
Def.2R1分29秒 by KO
黒部三奈(日本)

腰を落として構える黒部に、渡辺が左ジャブを突く。黒部はサークリングしながら左右のパンチを伸ばすが、その黒部にケージを背負わせた渡辺が右を突き刺していく。距離が詰まると黒部が右ローから左右フックを当てた。渡辺は右ローをヒットさせ、黒部の動きに左ジャブを合わせる。黒部は相手のパンチをもらいながら前に出て、右クロスを当てた。ケージを背負った渡辺は右に回って脱出する。

反対に黒部にケージを背負わせた渡辺に対し、黒部は右ローと左ジャブでけん制する。右ローを連打する黒部、頭を動かしながら距離を詰めて左右フックで押し込んでいく。しかし渡辺のパンチも、幾度となく黒部の顔面を捉える。黒部は渡辺の左ミドルをキャッチするも、すぐに足を抜替えてしまう。サウスポーにスイッチして左ミドルを見せる渡辺は、足を使って右ストレートをクリーンヒットさせた。さらに距離を取って右ロー、インから右ストレートを入れていく。黒部は捕まえきれない。

2R、渡辺が左ジャブを当てる。前に出て来る黒部に右ロー、さらに左右フックをヒットさせる。その渡辺を追い立てる黒部、渡辺はケージ中央で右ローを当てるも、黒部の右ストレートでアゴが上がった。渡辺の左ジャブを受けて、顔面が赤くなった黒部だが前進は止まらず。渡辺の右ローの打ち終わりに組みつくも、渡辺が離れた。渡辺は右スピニングバックフィスト、さらにケージにつめてパンチと左ミドルを打ち込む。

しかし離れると黒部が前に出て来る。その黒部の両足が揃ったところに、カウンターで右アッパーを突き上げると、一瞬置いて黒部は前のめりにダウンし、すぐにレフェリーが試合をストップした。

番狂わせを起こした勝者の渡辺は「スーパーアトム級のベルトを目指して頑張りたいので、よろしくお願いします」とアピール。笑顔でケージを降り、涙を流しながら会場をあとにした。


The post 【Shooto2023#01】新年早々から大番狂わせ。MMA1勝1敗の渡辺が元王者の黒部を右アッパーで沈める first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA MMA o RIZIN Shooto   エフェヴィガ雄志 キック 修斗 安芸柊斗 山本健斗デリカット 山本琢也 新井丈 椿飛鳥 渡辺彩華 澤田龍人 野尻定由 関口祐冬 黒部三奈 齋藤奨司

【修斗】速報中!PROFESSIONAL SHOOTO 2023 開幕戦

2111546A-2388-4C86-9D20-C785C49B88F8
大晦日のRIZIN.40が遠い昔の話のような今日この頃。早くも?やっと?2023年日本のMMA戦線が動き始めました。後楽園ホールではPROFESSIONAL SHOOTO 2023 開幕戦が開催されます。メインはGRACHANから修斗に乗り込んできた山本琢也を番人・山本健斗デリカットが迎え撃つ一戦。フェザー級の勢力図が移り変わるか。今宵はABEMAで観戦しつつ電波と充電の続く限り速報します。


【オープニングファイト 68kg契約】
×ヨシ イノウエ(パラエストラTB)
(2R 横三角絞め)
◯磯部鉄心(パラエストラ松戸)
1R、割と近い距離でのスタンドの立ち上がり。お互いに打撃を出して様子を窺う。徐々にイノウエのパンチが単発ながらヒットすると、磯部は一気に組み付いてケージに押し込む。時間を掛けて倒すが、イノウエはすぐに立ち上がる。それでも磯部は組み付いて動きを封じる。イノウエもタックルを切ってバックを狙う。さらに自ら下になって下から肘とパウンドで削ってラウンドを終えた。
2R、磯部の蹴りを掴んだイノウエ。ケージに押し込んでバックに回る。そのままグラウンドに引きずり込む。イノウエは下になって三角絞めに捕らえる。さらに腕十字、横三角に移行するがやや浅いか。磯部は最後まで耐え抜いて脱出すると逆に磯部が下から横三角絞め!ギリギリでイノウエは失神!磯部が大逆転勝ち!


【第1試合 女子49kg契約】
◯渡邊富紀恵(修斗GYM神戸/大道塾)
(1R TKO)
×天天さくら(BATTLE)
1R、開始直後から至近距離での打ち合い。互いに交戦的。アグレッシブに打撃を打ち合う。すると渡邊のフックでバランスを崩した天天。すぐに立ち上がるが口から大量に出血。しかし組み付いて何とか凌ぐ。しかし少し時間が経過したところでドクターチェック。試合続行不能と判断され渡邊の勝利です。


【第2試合 2022年度新人王決定トーナメント ライト級 決勝戦】
◯安海健人(ALMA FIGHT GYM BASE)
(判定3-0)
×深見弦汰(赤崎道場A-SPIRIT)
1R、開始直後から前に出る安海と後退する深見という展開。安海は右フックを中心にバックハンドブローをヒットさせて攻勢。終了間際には組み付いた安海が首投げでテイクダウンしてパウンドを落としてラウンドを終えた。
2R、やはり積極的に圧力を掛けるのは安海。細かいローキックを多用。内外を打ち分けて手数を稼ぐ。勝利を確信したのか大振りはしない。なかなか手数が出なかった深見だが、ラスト1分でやっとパンチを振り回して前に出るが時既に遅し。判定は安海に軍配。


【第3試合 2022年度新人王決定トーナメント フェザー級 決勝戦】
×椿飛鳥(トライデントジム)
(1R TKO)
◯CHAN-龍(MMA Zジム)
1R、序盤から間合いを詰めて組み付くCHAN-龍。ケージに押し込むと何度も足を掛けて倒しにかかる。しかし椿の腰は重い。何度も凌ぐがCHAN-龍はそれ以上にしつこい。タックルからリフトしてテイクダウンすると腕をついてディフェンスする椿。しかし肘があらぬ方向に曲がり、レフェリーが試合を止めた!衝撃的なフィニッシュシーン。


【第4試合 2022年度新人王決定トーナメント ウェルター級 決勝戦】
×クアト驎(パラエストラ小岩)
(1R TKO)
◯エフェヴィガ雄志(TRIBE TOKYO MMA)
1R、開始直後から前に出てローを多用するエフェヴィガ。クアトの身体が流れる。エフェヴィガはさらに間合いを詰めると至近距離でのフックがヒット。ダウンしたクアトに対して怒涛のパウンド。肘も織り交ぜるとレフェリーが試合を止めた!エフェヴィガが圧勝です。


【第5試合 2022年度新人王決定トーナメント フライ級 決勝戦】
×須藤晃大(EXFIFHT)
(判定0-3)
◯片山将宏(TRIBE TOKYO MMA)
1R、打撃でプレッシャーを掛ける須藤。嫌がった片山が低空タックル。これを素早い反応で切った須藤がバックに回る。マウントも奪取したが片山はスイープ。上を取り返す。須藤は激しく動くが片山の押さえ込みが強い。終了間際に片山はバックに周るとチョークで絞めあげるがタイムアップ。須藤が逃げ切った。
2R、開始と同時に片山が低空タックル。しかし須藤は簡単に切ってバックに周る。だが片山はすぐにスイープして上をキープ。絶妙のボディバランスを見せる。しかし終盤になって須藤は脱出。バックに周ったが片山は正対して上を取り返して試合終了。判定は片山に軍配!非常にハイレベルな決勝だった。


次回大会で新井丈×関口祐冬が正式決定!さらに澤田龍人が久しぶりの修斗参戦。安芸柊斗と激突!めちゃくちゃ楽しみ!


【第6試合 女子スーパーアトム級】
×黒部三奈(マスタージャパン東京)
(2R TKO)
◯渡辺彩華(AACC)
1R、開始直後からプレッシャーを掛ける渡辺。至近距離でパンチを振り回す。黒部もこれに応戦して一触即発の展開。渡辺はバックハンドブローからフックを畳み掛けて黒部がグラつく場面も。しかし打たれ強い黒部は最後で打ち合いに応じてラウンドを終えた。
2R、逆に前に出てきた黒部。ケージまで追い詰めるが渡辺は素早いサークリングで間合いを外す。すると精度では渡辺が上手。パンチを蓄積させると、黒部が前に出てきたところにカウンターのアッパーがクリーンヒット!前のめりにダウンした黒部を見てレフェリーが試合を止めた!渡辺がアップセットをやってのけた!


【第7試合 バンタム級】
×野尻定由(赤崎道場A-SPIRIT)
(1R TKO)
◯齋藤奨司(FIGHT FARM)
1R、打ち合う素振りを見せた野尻だが流れの中からタックルで組み付く。しかし齋藤の腰は重い。身体が離れるとパンチの交差から齋藤のアッパーがヒット。野尻はダウン。立ち上がるが色濃くダメージが残る。野尻はごまかすように左右のフックを振り回すが不発。逆に齋藤は打撃で追い込むと前に出てきた野尻に対して右のアッパーがクリーンヒット!前のめりに倒れた野尻を見てレフェリーが試合を止めた!
カテゴリー
ABEMA DEEP ISAO MMA MMAPLANET o RIZIN SASUKE Shooto   エフェヴィガ雄志 チャンネル パンクラス ヨシ・イノウエ 五明宏人 修斗 加藤ケンジ 山本健斗デリカット 山本琢也 椿飛鳥 渡辺彩華 神田コウヤ 野尻定由 鶴屋怜 黒部三奈 齋藤奨司

【Shooto2023#01】「パンクラス、DEEPに続いて修斗でも」山本健斗デリカット戦へ、山本琢也─02─

【写真】熱くなることを抑えることができるか── (C)MMAPLANET

15日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2023#01で、山本健斗デリカットと対戦する山本琢也のインタビュー後編。

グラチャンで2階級制覇を果たしたあと、RIZINで敗れながら、家族のために復帰を果たす山本。その舞台に修斗を選んだ理由と現在の目標とは。それは鶴屋怜のパンクラス王座奪取から始まる、パラエストラ千葉ネットワークの野望だった。

<山本琢也インタビューPart.01はコチラから>


――山本選手がMMAを続けるモチベーションは、やはりご家族なのですね。

「自分の場合は、そうですね。子供が自慢できるようなものを見せてあげたい。僕は勉強の成績が良いわけでもなくて。そんな僕が子供に見せられるものは何かなって考えた時に、このMMAしかないのかなって思います。格闘技をやっていると、いつ最後が来るか分からないじゃないですか。

だから今は毎試合、良いところを見せられるように頑張りたい。そう思っています。あと、自分自身、RIZINで負けた時は恥ずかしくて、1カ月ぐらい外に出られなかったんですよ。誰かから連絡をもらっても、返事もせずに」

――……。

「すると、ネバークイットで一緒に練習しているISAOさんから『また練習においでよ』と誘っていただいたんです。そこからまた少しずつ練習に参加するようになりました。ISAOさんに声をかけていただく前は練習していなかったから、また体重が戻ってしまって」

――そこで体重の話に戻るのですね(笑)。

「さすがに100キロまではいかなかったですが、太りやすい体質なんでしょうね……たぶん」

――果たして体質なのか何なのか、ご自身で調べたことはないのですか。

「僕と一緒に生活していたら、太る理由は分かると思います(苦笑)。1日中食べ続けていたり――特にご飯が大好きだし、ジュースもメチャクチャ飲むので、やりたい放題ですよ」

――それを自分で言ってはいけないかと……(苦笑)。試合の話に戻すと、前回の試合から1年空いた理由は何だったのでしょうか。

「去年もRIZINからオファーは頂いていました。でも僕が体重を落とせそうになかったり、大会自体が無くなったりで。ただ、1年も試合をしないのはマズイなと思って、鶴屋さんに相談したんです。そこで修斗の試合が決まりそうだったのに、今度は僕が怪我をしてしまいました」

――ということは、今回の試合は負傷明けということになるのですね。

「はい。1月の大会までには治すので――と伝えて、今回試合を組んでいただきました」

――復帰戦の舞台が修斗になったのは理由も教えていただけますか。

「まずパンクラスのフェザー級には、練習仲間のISAOさんがいます。DEEPでも、神田コウヤ君が活躍していて、今度はタイトルマッチですよね(2月11日、五明宏人と暫定王座を争う)。簡単に言うと、フェザー級のランカーに練習仲間がいない修斗を選びました。やっぱりベルトが欲しいので」

――いわゆるスポットではなく、修斗のベルトを巻くために参戦するということですね。

「もともとアマ修斗全日本で優勝して、プロでも新人王トーナメントにエントリーしていて、諸事情で出場を辞退しました。そのあとはグラチャンに出ていて、修斗の会場に行くことも少なかったんです。でも修斗については、パラ千葉ネットワークからは扇久保(博正)さんや岡田(遼)さんが出ていて、その誇りを胸に戦っているという印象があります。……すみません、ただ個人的にはそのあたりのことは何も考えていなくて(苦笑)」

――対戦相手である山本健斗デリカット選手についても、あまりご存じないですか。

「いえっ、試合が決まってから映像は見ました。どちらかというと打撃が強いファイターで、僕との試合でも前に出て来るのかな、という感じです」

――その試合映像を見て研究するタイプでは……なさそうですね。

「アハハハ。試合でどう体が動くか。試合してみないと分からないタイプです。でもRIZINで負けて、そういった対策も大事だなと思いました。今回は相手をイメージしながら、対策もやってきています。

鶴屋さんから『また熱くなったら打ち合いに行くだろ?』と聞かれて、僕も冗談で『そうだと思います』と答えたんですよ。『それで良いわけないだろう!』と怒られました(笑)。どうしても打撃をもらったら熱くなってしまうところがあるので、同じ失敗は繰り返したくないです」

――では、この2年で練習環境が変わったなかで、最も成長していると実感する部分は何でしょうか。

「それが、実感できているものがないんです(苦笑)」

――えっ……。

「一緒に練習している選手について、『この人は強くなったなぁ』と思うことはあります。でも自分の試合スタイルは変わらないし、他の部分がどう変わったかは分からないんですよね。それは次の試合で、僕がどう変わったかを皆さんに見てほしいです」

――なるほどっ! 対戦するデリカット選手は現在、修斗世界フェザー級2位です。王者のSASUKE選手がRTUのワンマッチに出場しているなかで、山本選手に勝てば暫定王座決定戦――あるいは正規王座挑戦に近づくことができるマッチメイクではないでしょうか。

「そこは意識しています。修斗に出るからには、やっぱりベルトを目指さないといけないと思っています。もちろんベルトを獲る自信もあります。

パラ千葉ネットワークの中でも鶴屋怜君がパンクラスのベルトを獲って、次はコウヤ君がDEEPのベルトに挑みます。さらに僕が修斗のベルトを巻けるように、とチームメイトからも応援してもらっています。だから、ここが僕の頑張りどころですよね。格闘技人生ってチャンスが多いわけではないので、ここで頑張って修斗のベルトを獲りたいです」

■視聴方法(予定)
1月15日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル
             
■Shooto2023#01対戦カード

<フェザー級/5分3R>
山本健斗デリカット(日本)
山本琢也(日本)

<63キロ契約/5分3R>
加藤ケンジ(日本)
ロイベ・デ・オリベイラ・ネイト(ブラジル)

<女子スーパーアトム級/5分3R>
黒部三奈(日本)
渡辺彩華(日本)

<バンタム級/5分3R>
野尻定由(日本)
齋藤奨司(日本)

<2022年度新人王決定Tフライ級決勝戦/5分2R>
須藤晃大(日本)
片山将宏(日本)

<2022年度新人王決定Tフェザー級決勝戦/5分2R>
椿飛鳥(日本)
CHAN-龍(日本)

<2022年度新人王決定Tライト級決勝戦/5分2R>
安海健人(日本)
深見弦汰(日本)

<2022年度新人王決定Tウェルター級決勝戦/5分2R>
クアト驎(日本)
エフェヴィガ雄志(日本)

<68キロ契約/5分2R>
ヨシ・イノウエ(日本)
磯部鉄心(日本)

The post 【Shooto2023#01】「パンクラス、DEEPに続いて修斗でも」山本健斗デリカット戦へ、山本琢也─02─ first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase Neo Blood 渡辺彩華 藤野恵実

【Pancrase Neo Blood!】後ろ足でコントロール? 前進力で渡辺の回転力を寄せつけず藤野が3-0で完勝

<女子ストロー級/5分3R>
藤野恵実(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
渡辺彩華(日本)

まず右ローを蹴った渡辺に対し、藤野は右を当てて前に出るとパンチを纏めて左を入れる。間合いを取り直した両者、渡辺の左ハイをガードした藤野はローを捌いてワンツーで打っていく。蹴りに左ジャブを合わせる藤野は、左ローには右をカウンターでいれる。渡辺はスイッチをして、藤野の組み狙いに距離を取る。藤野はワンツーで右を当てるなど、打撃で優勢のなかしっかりと間を取り、ステップインにパンチを合わせていく。

前に出るとパンチを被弾する渡辺は、蹴り足を掴まれケージに押し込まれると首相撲からヒザを突き上げられる。藤野は離れた渡辺に右フックをヒットし、ジャブを伸ばして再び右フックへ。これは空振りとなり、初回は残り1分に。コンビを入れた藤野だが、ガードが下がったところで渡辺の拳が伸びてくる。蹴りからスピニングバックフィストを空振りした渡辺は飛び込んでも、やはり右を被弾して初回が終了。当然、ジャッジは3者とも藤野を支持した。

2R、ワンツーで前に出る藤野は初回と同様にローにパンチを合わせていく。やや開き気味の後ろ足でレンジをコントロールし、ローには前足だけ下げてかわす藤野は、上体がぶれずに渡辺の動きがよく見ているか。ローにワンツーを入れ、左ジャブから右を打ち込む藤野は距離を詰めて左を当てる。

渡辺は左に右を合わされ、直後にケージに押し込まれる。左を差して、右で殴る藤野がダブルアンダーフックから左で殴ろうとする。このタイミングで離れた渡辺は、右ハイを狙う。続くローにワンツーを打っていく藤野が、左ジャブから右をダブルでヒット。足を使って懸命にパンチを打つ渡辺は、思い切ってパンチを振るう分上体が浮いてパンチの威力が落ちる。遠心力の渡辺のパンチに対し、藤野の前に出る移動のパワーが上回る展開が続き、この回も藤野が3票を集めた。

最終回、ジャブから右を伸ばして足を使う渡辺は、その踏み込みでパンチをかわそうとしてバランスを乱す。渡辺がジャブを当て、藤野がジャブを返す。前に出て右を入れる藤野は、左ジャブを伸ばしてワンツーの右を打っていく。右アウトローを入れた渡辺は、右の蹴りに左を合わされる。藤野のワンツーを当て、前進にワンツー。ここで藤野がなぜか視線を外し、渡辺の左の蹴りの後の右を被弾する。

ここからまた集中力をあげた藤野は、渡辺の前進を見切り、またカウンターを当てる戦いに。渡辺は最後まで手を出し、動き続けたが勝機を見いだせないのも当然。キャリア2戦目のファイトとして、フルマークの判定負けは喫したが渡辺は自分に負けない戦いをやってのけたといえる。

藤野もその渡辺に感謝しているかのような表情を浮かべて労わると、「急遽試合を受けてただいた渡辺選手、凄く気持ちが強かったです。倒せなかったけど、まだ弱くなっていないと思えたのでもう1度チャンピオンを目指します」とマイクで話した。


The post 【Pancrase Neo Blood!】後ろ足でコントロール? 前進力で渡辺の回転力を寄せつけず藤野が3-0で完勝 first appeared on MMAPLANET.