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J-CAGE News TTFC08 ブログ 仙三 大沢ケンジ 水垣偉弥 青木真也

【TTFC08】TTFCのジャッジは青木真也、大沢ケンジ、水垣偉弥の豪華布陣。解説は仙三!!

【写真】横浜のロードバイクショップ、ペダリストで第2の人生を歩む水垣がジャッジに (C) TRIBE TOKYO MMA

20(土)、TRIBE TOKYO MMAより27日(土)に会場非公開の無観客大会として開催されるTTF Challenge08で青木真也、大沢ケンジ、水垣偉弥がジャッジを務めることが発表された。

TTFCは過去にも競技を熟知しているという理由で、ジャッジを選考してきたが、青木、大沢に先日引退を発表したばかりの水垣が加わった。3人が打撃のヒッティング、MMAとしてのドミネイトとアグレッシブスネスをどう評価されるのか。3者は揃ってMMA中継での解説者としても活躍しており、大会終了後にそのジャッジメント理由を3人で振り返る番組が見たいほどだ。

またPIA LIVE STREAMの実況は熱唱MMAアナこと市川勝也氏が、ゲスト解説の仙三とタッグを組むことも発表されている。

なお第4試合のミドル級で関野大成と対戦予定だった藤原レジナルドが体調不良で欠場し、代役として同門の泰斗の出場が決まっている。


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News ブログ 水垣偉弥

水垣偉弥、現役引退。「自信をもって今も言えることは、『本当にやって良かった!』ということです」

【写真】個人的に一番の印象に残っているのは、やはり2014年9月のドミニク・クルーズ戦の敗北と、その夜にかわした会話──と涙か。そのドミニク、ユライア・フェイバー、コディ・ガーブラント、ハニ・ヤヒーラ、ミゲール・トーレス、ルスタン・ケリモフ、これだけの世界の強豪と戦ったバンタム級選手は水垣だけだ(C)MMAPLANET

過日、水垣偉弥から3日(水)になったら現役引退を──MMAPLANETを通して、ファンに知らせてほしいという連絡があった。

2004年、全日本アマチュア修斗フェザー級(※現バンタム級)優勝。翌2005年2月にプロ修斗でデビューし、同年の新人王を獲得する。2007年にCage Forceに参戦するようになり、北米を目指すとトーナメントを勝ち抜き、初代ケージフォース・バンタム級王座に就きWECと契約。2009年4月にWEC世界バンタム級王者ミゲール・トーレスに挑戦し、北米メジャーでの戦いを始める。

当時の軽量級の最高峰であり、その後のUFC時代と比較しても限られた席についたWECファイターたちのレベルは一様に高く、水垣はWECでの戦いを2勝3敗で乗り切ると、2011年からWECを吸収したUFCで戦うようになる。最初の4試合は2勝2敗とWEC時代から続く、敗北&勝利を繰りかえしたのち、2012年11月から2014年5月にかけてオクタゴン5連勝を達成し、9月にはドミニク・クルーズとの対戦を実現させる。

このクルーズとの戦いから1勝4敗と星を落としリリースとなった水垣だが、WECと合わせて世界トップのステージで岡見勇信の14勝7敗に次ぐ、10勝9敗というレコードを残している。

その後もUFC復帰を目指し、最恐ロシアのACBと契約。さらにシンガポールを拠点としながら中国ベースのREBEL FCを戦場に選択も、大会が延期続きで1度も試合をすることなくフリーとなり、DEEPからRIZINへ。キャリアの一発逆転、打倒・堀内恭司→UFC再契約という賭けに出るも、昨年8月にマネル・ケイプに敗れ──この試合が現役生活最後の雄姿となった。

ライト級以下の大舞台が国内になかった時代に、世界のトップと20戦近く戦い、あくまでもオクタゴンが目標だった日本MMA界のエースは、通算成績23勝14敗2分─という勲章を胸に静かに現役生活を終えることとなった。

以下、水垣からのMMAファンへのメッセージだ。

水垣偉弥
「この度、選手生活を引退することにしました。

去年の8月の敗戦で、もう一度UFCで世界の頂点を目指すという事が自分の中で現実的ではなくなりました。

世界一になるという目標を諦めた途端に、一気に試合に臨む気持ちが創れなくなりました。

もちろんMMAが好きという気持ちは変わりません!!

ただ自分が選手として1番を目指すということは出来なくなりました。

2005年にデビューしてから、15年間沢山の人に応援して頂き支えられてきました。

本当にありがとうございます。

自分が目指した事は何一つ達成出来ませんでした。

悔しい記憶ばかり蘇ります。

ただ自信をもって今も言えることは、「本当にやって良かった!」ということです。

最高の格闘家人生でした。

今は、今年の1月から格闘技やトレーニングを教える仕事をしています。

全く格闘技をやったことのない方達に格闘技を楽しんでもらっています。

これからもMMAと関わり続けていきたいです。15年間ありがとうございました!!」


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BELLATOR Interview Special The Fight Must Go On ブログ ベンソン・ヘンダーソン マイケル・チャンドラー 水垣偉弥

【The Fight Must Go On】Must Watch !! 水垣偉弥のおススメ、Bellatorを知るための5番勝負─05─

Chandler vs Benhen【写真】劣性だったベンヘンが1票を取れる、そんな巧さも見せていた激戦だった (C)BELLATOR

国内外のMMA大会の中止及び延期、さらには格闘技ジムの休館など、停滞ムードの真っただ中です。個人的にも大会の延期と中止のニュースばかりを書かざるをえない時期だからこそ、目まぐるしい日々の出来事、情報が氾濫する通常のMMA界では発することができなかったMMAに纏わる色々なコトを発信していければと思います。こんな時だからこそ The Fight Must Go On──第27弾はMust Watch!!  このスポーツの著名人が、改めて視聴することを薦める試合を紹介したい。

元日本MMA界のエースでDAZNでベラトール中継の解説も行っていた水垣偉弥が選ぶ、BELALTOR編。水垣が「Bellatorを知って欲しいために選んだ5番勝負」から、最後の1試合は?

※ここで紹介する試合は、オフィシャルホームページやオフィシャルYouTubeチャンネルで誰もが無料で視聴できるファイトに限っており、違法でアップされた試合は含まれていません。


水垣が選んだ「Bellatorを知って欲しいために選んだ5番勝負」、4試合目は2016年11月19日に行われた世界ライト級選手権試合=王者マイケル・チャンドラー✖ベンソン・ヘンダーソンの一戦だ。

パトリッキー・フレイレを破り3度目の王座戴冠となったチャンドラーに、その弟パトリシオを破り挑戦権を得たベンヘン。ズバリ、Bellator✖UFCという構図が話題となった。

水垣偉弥のMust Watch 05、チャンドラー✖アルバレス戦の選択理由は以下の通りだ。

水垣偉弥
「個人的にベンヘンが好きというのもありますが、チャンドラーがベラトールのチャンピオンとして元UFC&WEC世界チャンピオンを迎え撃つというシチュエーションにドキドキ、ドキドキさせられました!! ガンガン攻めまくるチャンドラーに対して、凌ぎ続け最後にバック取るところまで行ったベンヘンの粘り、最後まで目の離せない一戦でした。

最後にバックチョークを極めていればベンヘンのファンにとっては最高の1戦でしたが。とにかく剛✖柔という感じで見所の多い激闘でした」

BellatorオフィシャルYouTubeチャンネルで視られる──動画はコチラから

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BELLATOR Interview Special The Fight Must Go On エディ・アルバレス ブログ マイケル・チャンドラー 水垣偉弥

【The Fight Must Go On】Must Watch !! 水垣偉弥のおススメ、Bellatorを知るための5番勝負─04─

Chandler vs Alvarez【写真】勝負を決めたのは、この前の──今やチャンドラーの代名詞となった右のオーバーハンドか (C)BELLATOR

国内外のMMA大会の中止及び延期、さらには格闘技ジムの休館など、停滞ムードの真っただ中です。個人的にも大会の延期と中止のニュースばかりを書かざるをえない時期だからこそ、目まぐるしい日々の出来事、情報が氾濫する通常のMMA界では発することができなかったMMAに纏わる色々なコトを発信していければと思います。こんな時だからこそ The Fight Must Go On──第25弾はMust Watch!!  このスポーツの著名人が、改めて視聴することを薦める試合を紹介したい。

元日本MMA界のエースでDAZNでベラトール中継の解説も行っていた水垣偉弥が選ぶ、BELALTOR編。水垣が「Bellatorを知って欲しいために選んだ5番勝負」から、4試合目を。

※ここで紹介する試合は、オフィシャルホームページやオフィシャルYouTubeチャンネルで誰もが無料で視聴できるファイトに限っており、違法でアップされた試合は含まれていません。


水垣が選んだ「Bellatorを知って欲しいために選んだ5番勝負」、4試合目は2011年11月19日に行われた世界ライト級選手権試合=王者エディ・アルバレス✖マイケル・チャンドラーの一戦だ。

水垣偉弥のMust Watch 04、チャンドラー✖アルバレス戦の選択理由は以下の通りだ。

水垣偉弥
「チャンドラー✖アルバレス、本当は2度目の対戦の方をおススメしたかったのですが、この動画がオフィシャルYouTubeにフルファイトで残っていなかったです。2度目の対戦はアルバレスがベラトールとの契約を更新せずに、最後の試合でタイトルを取ってUFCへ行こうという想いと、絶対にそんなことはさせないというベラトールの思惑がぶつかってヒリヒリしていたのですが、その分オフィシャルとしてはアーカイブさせ辛いのかもしれないです。

それにマルコ・ロウロ✖ドゥドゥ・ダンタスや、マイケル・マクドナルド✖ダンタスなんかも、アーカイブされていないので残念です。

とはいいつつ、チャンドラー✖アルバレスは1試合目も凄い内容でした。この試合でチャンドラーの名前が世界に知れ渡ることになったといっても過言でないです。チャンドラーはトーナメントで優勝していましたが、試合前の下馬評はアルバレスが上でした。そのアルバレスを相手に一本勝ちというインパクトの大きな試合でしたね。この試合があって、僕の中ではベラトールといえばマイケル・チャンドラーという印象になりました」

BellatorオフィシャルYouTubeチャンネルで視られる──動画はコチラから

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BELLATOR Interview Special The Fight Must Go On エド・ルース ネイマン・グレイシー ブログ 水垣偉弥

【The Fight Must Go On】Must Watch !! 水垣偉弥のおススメ、Bellatorを知るための5番勝負─03─

Neiman vs Ruth【写真】耐え忍んで、掴んだチャンスをモノにしたネイマン (C)BELLATOR

国内外のMMA大会の中止及び延期、さらには格闘技ジムの休館など、停滞ムードの真っただ中です。個人的にも大会の延期と中止のニュースばかりを書かざるをえない時期だからこそ、目まぐるしい日々の出来事、情報が氾濫する通常のMMA界では発することができなかったMMAに纏わる色々なコトを発信していければと思います。こんな時だからこそ The Fight Must Go On──第25弾はMust Watch!!  このスポーツの著名人が、改めて視聴することを薦める試合を紹介したい。

今回から元日本MMA界のエースでDAZNでベラトール中継の解説も行っていた水垣偉弥が選ぶ、BELALTOR編。水垣が「Bellatorを知って欲しいために選んだ5番勝負」から、3試合目を。

※ここで紹介する試合は、オフィシャルホームページやオフィシャルYouTubeチャンネルで誰もが無料で視聴できるファイトに限っており、違法でアップされた試合は含まれていません。


水垣が選んだ「Bellatorを知って欲しいために選んだ5番勝負」、3試合目は2018年12月15日に行われたウェルター級ワールドGP準々決勝=ネイマン・グレイシー✖エド・ルースの一戦だ。

4年連続カレッジレスリングでオールアメリカンに輝き、NCAAを3度制したエリート・レスラー=ルースと、柔術ロイヤルファミリーのネイマンの大切、デビュー以来14連勝中だったMVPに対し、強烈なローキックを武器に王座返り咲きとGP優勝を狙うリマ。歴史に残る一瞬の間を制したKO劇が見られた。

水垣偉弥のMust Watch 03、ネイマン・グレイシー✖ルース戦の選択理由は以下の通りだ。

水垣偉弥
Neiman「試合前から、何と言うか20年以上前にただワクワクしながらUFCのビデオを探し漁っていた頃のワクワク感を思い出させてくれるカードでした。ただ現代MMAなのでルース徹底してスタンドをチョイスするような戦いになるのかなぁっと思っていたのですが、いい意味で期待を裏切ってお互い自分の強みで勝負した一戦になったのでめちゃくちゃ楽しめました!!

そしてグレイシーってやっぱりすげ〜ってなって……ホントに水垣少年に戻れた一戦でしたね」

BellatorオフィシャルYouTubeチャンネルで視られる──この試合の動画はコチラから

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BELLATOR Interview Special The Fight Must Go On ドゥグラス・リマ ブログ マイケル・ペイジ 水垣偉弥

【The Fight Must Go On】Must Watch !! 水垣偉弥のおススメ、Bellatorを知るための5番勝負─02─

Lima vs MVP【写真】歴史に残るノックアウト (C)BELLATOR

国内外のMMA大会の中止及び延期、さらには格闘技ジムの休館など、停滞ムードの真っただ中です。個人的にも大会の延期と中止のニュースばかりを書かざるをえない時期だからこそ、目まぐるしい日々の出来事、情報が氾濫する通常のMMA界では発することができなかったMMAに纏わる色々なコトを発信していければと思います。こんな時だからこそ The Fight Must Go On──第23弾はMust Watch!!  このスポーツの著名人が、改めて視聴することを薦める試合を紹介したい。

今回から元日本MMA界のエースでDAZNでベラトール中継の解説も行っていた水垣偉弥が選ぶ、BELALTOR編。水垣が「Bellatorを知って欲しいために選んだ5番勝負」から、2試合目を。

※ここで紹介する試合は、オフィシャルホームページやオフィシャルYouTubeチャンネルで誰もが無料で視聴できるファイトに限っており、違法でアップされた試合は含まれていません。


水垣が選んだ「Bellatorを知って欲しいために選んだ5番勝負」、2試合目は2019年5月11日に行われたウェルター級ワールドGP準決勝=ドゥグラス・リマ✖マイケル・ペイジの一戦だ。

デビュー以来14連勝中だったMVPに対し、強烈なローキックを武器に王座返り咲きとGP優勝を狙うリマ。歴史に残る一瞬の間を制したKO劇が見られた。

水垣偉弥のMust Watch 02、リマ✖MVP戦の選択理由は以下の通りだ。

水垣偉弥
「マイケル・ペイジのような選手と戦い、どうすれば勝てるのか。それがまるでペイジの独特の動きや、リズムを狂わせる攻撃に翻弄されず、リマはとにかく自分の戦いをしていました。そして、一瞬にして訪れたチャンスをモノにしたリマには脱帽でした。

ただペイジも、あのKO負けのあとに調子を落とさず、すぐにウィイニングトラックに戻ってきた。そういう風に選手をリードできるベラトールのマッチメイクも素晴らしいですし、またペイジが上位陣と戦うのが楽しみです」

BellatorオフィシャルYouTubeチャンネルで視られる──この試合の動画はコチラから

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BELLATOR Interview Special ジョー・ウォーレン ジョー・ソト ブログ 水垣偉弥

【The Fight Must Go On】Must Watch !! 水垣偉弥のおススメ、Bellatorを知るための5番勝負─01─

Warren vs Soto【写真】ジョー・ウォーレンは2006年のグレコローマンレスリング世界王者で、MMA2戦目にはDREAMで山本KID徳郁を破り、3戦目でビビアーノ・フェルナンデスに敗れ、Bellatorへ戦場を移し9年間活躍。ソトは紆余曲折あり、棚ぼたながらUFCでも世界王座に挑戦している (C)BELLATOR

国内外のMMA大会の中止及び延期、さらには格闘技ジムの休館など、停滞ムードの真っただ中です。個人的にも大会の延期と中止のニュースばかりを書かざるをえない時期だからこそ、目まぐるしい日々の出来事、情報が氾濫する通常のMMA界では発することができなかったMMAに纏わる色々なコトを発信していければと思います。こんな時だからこそ The Fight Must Go On──第22弾はMust Watch!!  このスポーツの著名人が、改めて視聴することを薦める試合を紹介したい。

今回から元日本MMA界のエースでDAZNでベラトール中継の解説も行っていた水垣偉弥が選ぶ、BELALTOR編。水垣が「Bellatorを知って欲しいために選んだ5番勝負」から、最初の1番を。

※ここで紹介する試合は、オフィシャルホームページやオフィシャルYouTubeチャンネルで誰もが無料で視聴できるファイトに限っており、違法でアップされた試合は含まれていません。


Warren vs Soto 02水垣が選んだ「Bellatorを知って欲しいために選んだ5番勝負」、1試合目は2010年9月2日に行われたBellator世界フェザー級選手権試合=王者ジョー・ソト✖ジョー・ウォーレンの一戦だ。

ベラトール・シーズン01フェザー級Tで優勝し初代王者となったソトに対し、シーズン02Tで優勝したウォーレンが挑んだ試合は、意外な技で勝敗が決したMMAらしい勝負であった。

水垣偉弥のMust Watch 05、ソト✖ウォーレン戦の選択理由は以下の通りだ。

水垣偉弥
Warren vs Soto 03「世界選手権優勝のレスラーがこの相手にこういう勝ち方しちゃうんだと思った一戦でした。テイクダウンを取れず打撃で押されて、これはダメなパターンだなとなったところからの逆転劇だったので。レスリング力だけでなんとしようとするのではなくて、MMAちゃんと練習しているからこその勝利だったと思います。

この試合が行われたのは2010年なんですが、僕は2009年の年末にWECでスコット・ヨルゲンセンに負けていて、ウォーレンとヨルゲンセンが同じチームということで、米国で練習したいと思うようになり、ならウォーレンとヨルゲンセンのところに行こうかと考えたこともあったという記憶があります」

※水垣は翌年、短期のLA滞在からイリノイ州のジェフ・カーランの下で、初の長期間の海外出稽古を行なった。

BellatorオフィシャルYouTubeチャンネルで視られる──動画はコチラから