昨日開催された
RIZIN.30の中でのサプライズ発表の中で一番の飛び道具だったのは日本サッカー界のレジェンド・キングカズこと
三浦知良の次男・三浦孝太のMMAデビューでしょう。RIZINの大晦日大会に出場する事が発表されました。
榊原信行CEOによると、三浦は数年前から格闘技に取り組み始め、現在は
宮田和幸が代表を務めるBRAVEジムでトレーニングを行っているそうです。
キングカズのアスリートとしての偉大さは重々理解してるし、ケチをつけるつもりは全くありません。カズの遺伝子を次男も受け継いでいる事でしょう。でもちょっと待った。父親が偉大だからって、その息子が社長の独断で飛び級、縁故入社出来るって、田舎のワンマン企業かと。もしくは世襲の二世議員?今時流行りませんよ。
榊原CEO曰く「ポテンシャル、DNAは最高です。孝太の覚悟を見届けてください」だそうですが、本当にポテンシャルが高ければ、アマチュア修斗やアマチュアパンクラスから始めてもきっと勝ち上がってきますって。過保護にプロテクトして大舞台に上げても実力がなければメッキはすぐに剥がれます。そうなった時に一番傷つくのは他の誰でもない本人です。
ふと思い出したのは何かのテレビ番組で見たダウンタウンの浜ちゃんのエピソード。ディズニーランドのアトラクションに子どもと一緒に並んでいた時、キャストから「裏口へどうぞ」と声を掛けられたそうです。それに対して「並ぶのも教育です」「子供の教育にならんから」と浜ちゃんは断ったそうな。その後、OKAMOTO'Sのハマ・オカモトとしてメジャーデビューする事になるわけですが、浜ちゃんの息子であるという事実は、本人の意志によりキャリアが確立されるまで公表していなかった事に繋がってると勝手に理解しています。
生き方や教育の仕方は人それぞれ。一つに拘る必要は一切ありません。でも、本気でMMAがやりたいのであれば、列の一番後ろに並んで実力でRIZINのリングまで這い上がってきてくれたらなと。列に並んで切磋琢磨する事で確実に強くなるし、何よりファンの支持が得られますよ。とちょっと一言言いたくなりました。