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【Shooto2024#01】ストロー級新人王トーナメント決勝へ。根井博登=2006年6月生まれ、17歳─01─

【写真】2006年6月25日生まれ。甲子園を目指す球児のよう──というのも、当然の高校生だ(C)SHOJIRO KAMEIKE

28日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるShooto2024#01-1で、根井博登がストロー級新人王の座をかけて麻生Leg Lock祐弘と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

J-MMA史上、これだけのアマチュア戦績からプロデビューした選手がいただろうか。まずは根井がプロデビュー前年に築き上げた実績から見てほしい。

■根井博登 2022年主なアマチュアMMA戦績

3月20日 全日本キッズ&ジュニア選手権
ジュニア修斗 52キロ以下級優勝

5月15日 アマチュア修斗関西選手権
ストロー級優勝

5月29日 アマチュア修斗北信越選手権
ストロー級優勝

8月7日 アマチュア修斗中国選手権
ストロー級優勝

9月11日 アマチュア修斗関東選手権
ストロー級優勝

10月10日 アマチュアMMA全日本選手権Sクラスルールトーナメント
ストロー級メイントーナメント優勝

10月30日 全日本アマチュア修斗選手権
ストロー級優勝

さらに2023年2月にはDEEPフューチャーキングトーナメントも制し、その2カ月後には修斗沖縄大会でプロデビューを果たした。現在17歳——朴訥としながら幼さが残る喋り方の根井に、まずは幼少期から培われた格闘技キャリアを振り返ってもらった。


――根井選手は現在17歳で、格闘技を始めたのは何歳の時ですか。

「3歳の時です。当時は広島市に住んでいて、レスリングと一緒に柔術とキックボクシングも習っていました。柔術は藤田柔術で、キックボクシングはストライカージムというところに通っていました」

――レスリングだけでなく柔術とキックも! それは3歳ぐらいからMMAを戦うことを意識していたのでしょうか。

「いえ、そういうわけではなく――ずっとMMAというものは知らなかったです。もともと父が格闘技を好きで、いろんな習い事をさせてもらっていたらMMAに辿り着きました。小学生の時にはキッズ修斗に出ていたのですが、今みんながMMAと呼んでいるものを当時は修斗だと思っていたぐらいです」

――一般的に子供の習い事といえばスポーツ、音楽、学習塾など様々なものを掛け持ったりしますよね。それが根井選手の場合、格闘技に集中していたのですか。

「格闘技以外にも水泳、そろばんをやっていました。その中で一番成績を残せていたものが格闘技だったんです」

――それだけ習い事が多いと、1日にダブルヘッダーもありえますよね。

「はい。柔術をやったあとにレスリングの練習に行くとか、というのはありました」

――格闘技の習い事だけに絞ると、どの競技が最も割合は高かったのでしょうか。

「一番はレスリングで、次が柔術です。レスリングと柔術は試合にも出ていました。でもレスリングの割合は高いけど、試合では結果を残せていなくて……。柔術は――自分で言うのも何ですけど、まあまあ得意でした。JBJJFの全日本キッズでも優勝しています」

――キックボクシングの実績はいかがですか。

「キックはそれほど本格的にやっていなくて、あまり上手くなかったです(苦笑)」

――なるほど。広島市から引っ越してパラエストラ千葉ネットワーク(CNW)に入会したのは、いつ頃なのでしょうか。

「小学5年生の時です。東京に引っ越して、父が道場を探してくれました。レスリングも柔術もできる道場を探して、一番近い場所にあったのがパラエストラCNWでした」

――パラエストラCNWに入会した後も、メインはレスリングだったのですか。

「そうですね。キッズクラスだとレスリングと柔術だけで、MMAのクラスはなかったです。当時は僕も本気でレスリングをやっていきたいと考えていました」

――レスリングでオリンピックを目指す、と。

「小さい頃は、そう考えていました。でも小学校の高学年になると、なかなか勝てなくなっていたので、オリンピックまで行くのは諦めていました。それでMMAの試合に出るキッカケになったのは、高校受験です。

あの時、自衛隊の高校(陸上自衛隊高等工科学校)に受かったらレスリングを続ける――公立高校へ行くことになれば、アマチュア修斗に出ると決めて。結果は今も通っている公立高校へ進学することになったので、アマ修斗に出ることになったんです。そこから1年ぐらいかけてプロになりたいと考えていました」

――根井選手は2022年にアマ修斗の地区選手権4大会(関東、関西、北信越、中国)を制し、全日本でも優勝してプロ昇格しています。それだけの実績となれば、アマ修斗に出始めた頃から対戦相手とのレベル差を感じませんでしたか。

「もともとアマチュアで圧倒的に勝たないと、プロに行っても通用しないと思っていました。ただ、アマチュアの最後のほうは『この調子ならプロでも余裕で勝てるんじゃないかな』と思ってしまっていましたけど(苦笑)」

――アハハハ。アマチュア修斗の試合映像を視ると、当時から試合中の落ち着き振りが目立ちました。16歳とは思えないほど落ち着いていて。

「それはよく言われます」

――それは、もともと落ち着いているのか。あるいは試合だから落ち着こうとしているのか、どちらですか。

「自分でも大人しい性格だとは思うのですが、全日本までに試合経験を積むことができていたので安心して戦うことができていました」

――修斗では全日本で優勝すればプロ昇格は認められるでしょう。もしかしたら地区選手権を4大会制している時点で、プロになれたかもしれません。そのなかでアマチュアMMA全日本、DEEPフューチャーキングトーナメントにも出場した理由は何だったのですか。

「アマ修斗にはパウンドが無いからです。プロで試合をする前に、防具無しでパウンド有りの試合を経験したいと思いました」

<この項、続く>


■視聴方法(予定)
1月28日(日)
第1部 午後12時30分~ ABEMA格闘チャンネル
第2部 午後17時30分~ ABEMA格闘チャンネル             

■第2部対戦カード

<修斗環太平洋バンタム級選手権試合/5分3R>
[王者]藤井伸樹(日本)
[挑戦者]須藤拓真(日本)

<インフィニティリーグ2023女子ストロー級/5分2R>
藤野恵実(日本)
吉成はるか(日本)

<インフィニティリーグ2023女子ストロー級/5分2R>
宝珠山桃花(日本)
杉本恵(日本)

<バンタム級/5分2R>
人見礼王(日本)
榎本明(日本)

<バンタム級/5分2R>
伊集龍皇(日本)
藤田ムネノリ(日本)

<ストロー級/5分3R>
黒部和沙(日本)
大田ノヒロ(日本)

<フェザー級/5分2R>
岡田逹磨(日本)
椿馨(日本)

<フェザー級/5分2R>
加藤裕彦(日本)
歩生(日本)

■第1部対戦カード

<フェザー級/5分3R>
TOMA(日本)
齋藤翼(日本)

<フライ級/5分3R>
関口祐冬(日本)
ヤックル真吾(日本)

<フライ級/5分3R>
宮城友一(日本)
鈴木崇矢(日本)

<バンタム級/5分2R>
永井奏多(日本)
HAMMER KATU(日本)

<2023年度新人王Tストロー級決勝/5分2R>
根井博登(日本)
麻生Leg Lock祐弘(日本)

<2023年度新人王Tフライ級決勝/5分2R>
亮我(日本)
永留惇平(日本)

<2023年度新人王Tバンタム級決勝/5分2R>
JAM(日本)
磯城嶋一真(日本)

<2023年度新人王Tフェザー級決勝/5分2R>
松浦真実也(日本)
ネイン・ディネッシュ(日本)

<2023年度新人王Tライト級決勝/5分2R>
グ・ジユン(日本)
嵯峨“ゴーレム”健史(日本)

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【Special】J-MMA2023─2024、鶴屋怜─02─「達郎君だけでなくライバルに『負けろ』という気持ちはある」

【写真】準決勝、マーク・クリマコ戦の鶴屋怜。完全にZONEに入っている (C)MMAPLANET

J-MMA 2023-2024、第五弾・鶴屋怜、後編。
Text by Manabu Takashima

2月4日、ネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるRoad to UFC2023Finalでフライ級決勝に挑む鶴屋怜だが、チーニョーシーユエとの決勝の勝利はデフォルトで既にUFCでどのように戦っていくのか青写真を描いていた。

<鶴屋怜インタビューPart.01はコチラから>


──Road to UFCは自分の動きができれば、負けることはない。一貫して、その想いを持続できているようですね。

「そうですね。マーク・クリマコは自分と似ている部分もあるので、ちょっと警戒していました。それ以外はストライカーが多くて、普通にやれば一本勝ちできるかと思っています」

──UFCとの契約はデフォルトという怜選手ですが、もう契約後のことも青写真を描いているのでしょうか。

「自分、1戦目からランカーとやりたいぐらいの勢いではいます。例えば中国のスムダーチーとか、UFCがやらせてくれるのかは分からないですけど。あの選手もストライカーで寝技もそんなにできない。UFCで最初に戦うには良い相手かなって思っています。どうなるのか分からないですけど、15位とかそこぐらいのランカーと一発目から戦いたいです」

──子供の頃から「日本人初のUFC世界王者」を目標に格闘技に取り組んできました。そのなかで、UFCフライ級戦線では平良達郎選手が、5戦5勝で世界が注目する存在となっています。その辺り、どのように感じていますか。

「今、UFCフライ級ではムハマド・モカエフも5連勝していても、タイトルマッチに届いていないです。達郎君もここから2年は掛かると思います。僕は年齢も2歳下でデビューも2年半遅い分、現時点で達郎君が先を行っているのは当然です。でも、この2年の間に自分が一気に近づく、追い越すぐらい勝って行けばと思います。でも、焦っているということはないです」

──いじわるな質問ですが、自分が先にUFC世界王者になることを考えると、平良選手の試合を見ていて「負けろ」と思うこともありますか。

「それは達郎君だけでなく、チャンピオンになる力に持っていそうな選手……ライバルになる選手が試合をする時は『コイツ、負けろ』という気持ちはあります。同じ階級で同門以外の選手は、負けた方が良いというのは──。それは達郎君に限ったことじゃないです」

──なるほど、これだけ近しいパラエストラ千葉ネットワークとザ・パラエストラ沖縄であっても同門ではないと。

「ハイ。毎日、一緒に練習している選手が僕にとって同門──チームメイトです。達郎君は他のジムの選手ということでもなくて、なんていうのか……家族ではなくて、親戚のような感じですね」

──ではタイトル戦でなくても、対戦相手の一人として戦うことができる?

「UFCならしょうがないです。日本の団体とかで達郎君と戦えと言われると違うかなって思うけど、UFCなら一発目で平良戦が組まれても……。別にランカーが相手になるわけだし、それはそれで自分的にはオイシイんで、やって勝ちたいです」

──平良選手が勝ち星を重ねる間にも、UFCフライ級はブラジルや中央アジアから続々とポテンシャルの高い選手が集まってきています。

「そうっすね。自分、まだ21歳でMMA的には全然完成していなくて。自分がUFCで2年ぐらい経験を積めば、今の自分とは全然違うようになっていると思います。今、こういうことを言っても信じてもらえないだろうけど、2年間UFCと絡めば中央アジアとかのヤツにも負ける気はしないです」

──日本でもフライ級は層が厚く、その日本のトップとの対戦がないことで怜選手の能力に関して、懐疑的な目が向けられることもあります。そのような意見に対して、また日本のフライ級戦線に関してどのように思っていますか。

「う~ん、これから何が起こるのかは分からないですけど……交わることは、今のところはない。そう思っています。別に神龍にライバル心はないし、そっちに行ったんだなって思っていますし」

──日本のフライ級の話題になると、対象はいきなり神龍誠選手ですか(笑)。

「神龍はUFCに行きたいって言っていて、CFFCとかで試合までしたけどUFCと契約できなかったわけじゃないですか。UFCで戦いたいなら、なぜ面倒くさがらずRoad to UFCに出なかったのか。そこに出ないで、僕からすると近道を選んで契約はできなかったからRIZINで戦っている。もう同じ道を歩いているとは思っていないです。

もちろん堀口選手は日本のトップで、世界のトップです。僕自身、堀口選手を越えないといけないことは分かっています。ただ、今の僕には堀口選手を越えるために日本で戦うという道にはいないです。だから、日本で戦うことを選ぶ選手と交わることは──今はないと思っています。

『鶴屋怜、日本で誰と戦ったんだ?』という声があっても、僕はUFCに行って、UFCでチャンピオンを目指します。UFCでチャンピオンになれば、誰も文句は言えなくなる。誰も、何も言えなくなる。僕が目指すのは、そこなんです。だから『日本で強い選手と戦っていない』と言われれば、そうです。そこを見ていないので」

──押忍。あと一点、怜選手はチームメイトのセコンドに就くことが多いですね。週末には連日で、また1日で会場を変えても怜選手が会場にいてセコンドをしているということがありました。

「なんか、頼まれるんですよ(笑)。太田忍さんとかも、毎試合のように『怜、就いてもらえる?』って感じで。KAREN、松井斗輝君、秋元強真もそうですね。チームメイトのセコンドに就くと、勝って欲しいから本当に緊張します。自分の試合であんな風になることがないのに、セコンドだとメチャクチャします。

将来的に自分の試合でも、そんな感じで緊張することもあるだろうし。皆、そこは乗り越えるしかない。そんなときに、セコンドをしていて凄く緊張し、乗り越えた経験は生きてくるのかもしれないです。とにかく、あの感覚は何とも言えない嫌な感じなので。

ただ、それはあくまでも付随してくるもので、チームメイトに勝って欲しいからセコンドをやっています。一緒に練習している仲間だし。それに圧勝とかすると、俺もこの勢いで行くぞって思えますし。ただ負けた時は……これが勝負なんだと、気分が落ちないように自分に言い聞かせています」

──そういえば1月28日に修斗新人王トーナメントのストロー級決勝で、麻生Leg Lock祐弘選手と戦う根井博登選手のセコンドにも就いていますね。

「あぁ、根井は中学の頃からレスリングを習いにきていて。自分がコーチをしていたんです(笑)。それで高校でレスリングをやるとかでなく、MMAをやるようになって」

──2006年6月生まれ。まだ17歳の根井選手ですから、そういうこともあるのでしょうね。既に次世代が育ってきている怜選手ですが、2月4日のRoad to UFC決勝に向けて、一言お願いします。

「一発目、しっかりとインパクトを残す勝ち方をして、自分はUFCでも通用するんだと思われるような試合をします。正直、4階級とも中国人選手が決勝戦で出てきます。フェザー級は2人とも中国人で、凄い勢いになっています。だから俺が中国人選手を止めないと。」

──バンタム級決勝で戦う韓国のイ・チャンホも、韓国と日本がしのぎを削り合って成長し中国に負けないようにしないといけないということを言っていました。

「ハイ。そのインタビューは自分も読みました。ここで中国を止めないと、これからどうなってしまうのかという危機感もあるし。バンタム級は韓国の選手も頑張ってもらう。ライト級で原口(伸)選手にも勝ってもらって──フライ級は絶対に俺が勝ちます」


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MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2023#05 根井博登 里見拓磨

【Shooto2023#05】里見の足関節を凌いだ根井が2Rにテイクダウンを狙い続けてフルマーク判定勝ち

【写真】根井は2Rもしっかりと背中を着かせてプロ2連勝(C)MMAPLANET

<ストロー級/5分2R>
根井博登(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18.
里見拓磨(日本)


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【修斗】速報中!PROFESSIONAL SHOOTO 2023 Vol.5

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灼熱の日々が続いていますが皆さんいかがお過ごしでしょうか。そんな中、私は熱中症からの胃腸炎。ずいぶんと長引きましたが、徐々に回復したため、後楽園ホールからプロフェッショナル修斗公式戦PROFESSIONAL SHOOTO 2023 Vol.5の速報をお届けします。メインは今や修斗の顔になったと言っても過言ではない新井丈(和術慧舟會HEARTS)がストロー級の王座防衛戦に登場。キレ味鋭いストライカー安芸柊斗(MMA Zジム)を迎え打ちます。新井の鬼神のような強さが続くのか。安芸が打ち崩すか。今宵も電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。

なお、第1試合に出場する予定だったCHAN-龍(MMA Zジム)は前日計量の会場に訪れず、対戦相手の上原平(リバーサルジム横浜グランドスラム)の不戦勝となりました。またCHAN-龍はインフィニティリーグへの出場権も消滅。計量バックれて、、、プロとしてあるまじき姿。その後の行方が気になる。


【オープニングファイト第1試合 2023年度新人王決定トーナメント フライ級 一回戦】
△大石航輔(トライデントジム)
(判定1-0)
△木下皓介(GROUND CORE)
1R、開始直後からケージ際での長い差し合いが続く展開。膠着してブレイク。再開すると打撃の交差。木下の蹴りに合わせて大石のパンチがヒットしたか木下はグラつく。しかし木下はタックルで組み付いて再び差し合い。ここから互いに倒し切れずラウンドを終えた。
2R、開始と同時にタックルで組み付く木下。ケージに押し込んでテイクダウンを狙うが大石は必死に耐える。差し合いから大石の膝がローブローになってしばらく中断。再開するとまたも差し合い。終了間際に木下がやっとテイクダウン。しかし大石は下から三角を狙う。木下もパウンドで応戦するがタイムアップ。判定は1-0でドロー裁定。優勢ポイント3-0で大石が準決勝進出。


【オープニングファイト第2試合 ストロー級】
◯根井博登(パラエストラ千葉)
(判定3-0)
×里見拓磨(MMAZジム)
1R、軽快なステップからスタンドでバックに周った根井。ジャーマンでテイクダウン。逃げる里見を捕獲してグラウンドに持ち込む。すかさず根井は足関節。だが里見は冷静に対処してスタンドに脱出。猪木アリ状態からローを蓄積。さらにスタンドでパンチをヒットさせるが、最後は根井がタックルでテイクダウンしてラウンドを終えた。
2R、タックルに来る根井に対してパンチを当てる里見。根井はお構いなしに組んでテイクダウンするが里見はすぐに立ち上がる。それでもタックルに来る根井を潰してパンチを入れて、時には飛び膝を狙うがグリーンヒットしないまま試合終了。判定は根井に軍配。


【第2試合 epsomsalt seacrystals Presents インフィニティリーグ2023 フェザー級】
◯浜松ヤマト(T・GRIP TOKYO/勝ち点4)
(判定2-0)
×磯部鉄心(パラエストラ松戸/勝ち点0)
1R、差し合いから足を掛けてテイクダウンしたのは磯部。しかし浜松はすぐに立ち上がる。逆に組み付いてケージに押し込むとテイクダウン。立ち上がろうとする磯部のバックに周ってコントロール。しかし終了間際に磯部は浜松をガブってチョーク狙い。だがタイムアップ。
2R、一転してスタンドの展開。磯部の左ジャブ、ローが蓄積。嫌がった浜松は胴タックルで組み付く。時間を掛けてテイクダウン。バックに周ると側頭部にパウンドを入れながらチョークを狙う。左右を入れ替えて仕掛け続けるが極め切れないまま試合終了。判定は浜松に軍配。


【第3試合 epsomsalt seacrystals Presents インフィニティリーグ2023 女子ストロー級】
◯宝珠山桃花(赤崎道場A-SPIRIT/勝ち点4)
(判定2-0)
×吉成はるか(シューティング宇留野道場/勝ち点0)
1R、スタンドで主導権を握る宝珠山。間合いを詰める吉成に対して左右の連打をヒットさせる。嫌った吉成は胴タックルで組み付く。しかし宝珠山の腰は重く、長い差し合いが続く。終了間際に足を止めて打ち合うがクリーンヒットなくラウンド終了。
2R、やはり打撃で勝負したい宝珠山に対して吉成は組み付く。差し合いのまま膠着したが、中盤についに吉成が足を掛けてテイクダウン。しかし宝珠山はすぐにバックに周る。吉成もすぐに立ち上がり、お互いにテイクダウンし切れずに試合終了。微妙な判定は宝珠山に軍配。


【第4試合 epsomsalt seacrystals Presents インフィニティリーグ2023 女子ストロー級】
◯藤野恵実(トライフォース赤坂) 
(1R チョーク)
×エンゼル☆志穂(GSB多治見/勝ち点0)
1R、開始直後から足を止めての打ち合い。まるでドン・フライ×高山善廣。エンゼルも真っ向から打ち合うがド突き合いなら藤野が上手。パンチでダウンを奪うとギロチンを狙う。一度は不発に終わるが再び首を取ってグラウンドに持ち込むとバックに周ってチョーク。ガッチリ極まるとエンゼルはタップ。藤野が貫禄の一本勝ち!