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【DEEP103】DJ.taiki✖関鉄矢。前NEXUSフライ級チャンプ駒杵嵩大が初参戦、越智晴雄も階級アップ

【写真】駒杵がDEEPに初参戦、要注目だ(C)MMAPLANET

3 日(火)、DEEPが9月23日(木・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催するDEEP 103 IMPACTの追加カードを発表している。

既にDEEP暫定フライ級選手権試合=藤田大和✖伊藤裕樹、大原樹里✖小金翔のライト級戦、さらにはメガトン級の誠悟✖SEINTという注目カードが決定したが、今回明らかになったのはタイトルマッチが行われるフライ級の4試合を含め、6つの顔合わせだ。


まずZSTから関鉄矢が初出場を果たし、DJ.taikiと相対することが決まった。SWATからZSTで育ち、国内ではVJT、海外では中国のWLFや豪州のAustralian FCを経した関は、2017年にZSTフェザー級王者に就いている。2016年11月から8連勝で昨年RIZINのリングに上がり、DEEPフェザー級の新鋭=神田コウヤに右ストレートでKO勝ちを収めた。

その後、堀江圭功に敗れて今回DEEPで再起戦に臨む。対するDJは今年の2月に、その神田に判定負けを喫しており、三段論法を利してフェザー級トップ戦線に返り咲きたいところ。前回の神田戦ばかりか、このところ良くも悪くも灰汁の強かったDJが薄味となっており、その健在ぶりを見せてほしいマッチアップだ。

またフライ級では元ストロー級王者の越智晴雄が階級を上げて、2月に暫定王座を藤田と争った渋谷カズキと対戦する。ストロー級では頂点の川原波輝がONEに転じたため、DEEPタイトル戦線では珍しく循環がなくなっており、越智はここからのキャリアの進め方も考えて、階級を上げたと思われる。

同じくフライ級では2回戦ながら駒杵嵩大がDEEP初参戦を果たし杉山廣平と戦う。東海大柔道部出身の駒杵もまたZSTでキャリアの序盤を積み、NEXUSで初代フライ級王者に輝くと、昨年8月にZSTのリングでGladiatorライトフライ級チャンピオンの宮城友一から腕十字で一本勝ち──RZIIN参戦をアピールしていた。

その宮城戦以来13カ月振りの実戦となる駒杵、対戦相手の杉山もまたパンクラス・フライ級戦線で戦ったきたファイターで、DEEPで戦うのはデビュー直後に名古屋大会に出場していた2016年以来5年半ぶりとなる。杉山は今年の3月にRIZIN名古屋大会で、今大会で藤田に挑戦する伊藤裕樹に敗れている。駒杵にとって今回の杉山戦がどういう意味を持つのか、誰もが理解できるだろう。

この他、同じく2回戦で鮎田直人✖関原翔、力也✖日比野”エビ中”純也が組まれたフライ級戦線。越智の階級アップと、駒杵の初参戦──日本の最高位のリングの今後が見えてくる充実振りといえよう。

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J-CAGE Pancrase320 Report ブログ 上田将竜 杉山廣平

【Pancrase320】魂のつまった攻防、上田将竜が杉山廣平に競り勝ち「福岡に帰るけん、待っちょってね」

【写真】しんどい根性ファイトを上田も杉山も全うした好勝負だった (C)MMAPLANET

13日(日)に東京都江東区のスタジオコーストで開催されたPancrase320。

ここではフライ級の上田将竜✖杉山廣平戦、目まぐるしい攻防の入れ替わりが見られた一戦の模様をお伝えしたい。

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
上田将竜(日本)
Def.3-0:29-28.29-28.28-29
杉山廣平(日本)

ジャブをダブルで見せミドル、続いて前蹴りを蹴った上田が杉山の前進+ワンツーにダブルレッグを合わせる。尻もちをつかされた杉山はケージを使って立ち上がるも、上田がボディロックで後方に再びテイクダウンを決める。

上田が足を越えてきたタイミングで立ち上がった杉山が一度は押し込むが、体を入れ替えた上田が内股で投げる。

さらにスクランブルでパワーギロチンから抑えた上田に対し、杉山が起き上がってボディロック・テイクダウンを狙う。

上田は耐えて押し込み返し、もう一度ボディロックから尻もちをつかせる。

杉山は立ち上がり、押し込んで肩パンチ。右腕を差した状態で、杉山がアンクルピックでテイクダウンを決めサイドからマウント&肩固め、体をスライドさせたところでタイムに。杉山の終盤の反撃も、上田が10-9を3票手にした。

2R、左ミドルから飛び込んだ杉山のテイクダウン狙いを、キムラで切り返してトップを取った上田。杉山も立ち上がり、押し込まれた状態から体を入れ替えて、ここもアンクルピックで倒しにかかる。

立ってヒザを蹴りあった両者、杉山のボディロック・テイクダウンと上田の小手投げは同体に。すぐに立ち上がりケージに上田を押し込んだ杉山は、立ち上がった上田の前転するような内股でトップを許す。

上田は起き上がってもケージに押し込まれ、残り1分に。上田はボディロックから後方にテイクダウン、背中に乗るが前方に落とされそうになり糸通しを狙う。

ここからクローズドに取った上田にパンチを落とし、後方回転からの亀にもパンチを入れた杉山。この攻勢にもジャッジの評価では1票の獲得に留まった。

最終回、右ハイから組んだ上田がケージに杉山を押し込む。体を入れ替えた杉山のテイクダウン狙いをキムラで耐える上田が後方への投げからトップを取る。

スクランブルでダースもボディロックで倒され、頭を抜いた杉山が後方回転にバックをとり、仰向けの上田からトップを取り切りマウントを奪う。

パンチを落とし、背中を見せた上田が胸を合わせに行くと、スクランブルとなり杉山はケージに押し込みアンクルピックをまた仕掛ける。ヒジを落とし立ち上がった上田は離れてダブルレッグ。ケージまで移動し、ヒザをついた杉山を金網におしつける。

残り1分、前方に崩された杉山がダブルレッグでリバーサル、ハーフバタフライを潰すが、上田は足関節へ。

潰した杉山がパウンドを落としていくとタイムアップに。最後まで気持ちが折れず、しんどい試合をやり切った両者──結果はスプリットで上田に凱歌が挙がった。

勝利者インタビューに涙で応えられなかった上田は「2連敗して、コロナで世の中が厳しい状態で引退も頭に過ったのですが、応援してくれる仲間や家族がいて、また頑張ろうと思えて。オファーを貰えて、戦えて。色々な重圧があったのですが、今日勝てて良かったです。ありがとうございます。もう33になるのでチャンピオンになりたいとか、海外に行きたいとか正直言えないっていうのが事実なんですが、33歳になっても強いヤツと戦いたいという想いは消えないので、またこのリングで強い相手と戦っていきたいです」と話す。

そして──カメラに向かって「去年勝てなかったですけど──ここじゃあ。父ちゃん勝ったけん。今日、福岡に帰るけん、待っちょってね」と家族にメッセージを送った。


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【Pancrase320】対戦カード メインカードは一貫して、サバイバルファイトが並んだ2020年最終大会

【写真】村山にとってもウェルター級トップファイターの一角に居続けるためにも、落とせない一戦(C)KEISUKE TAKAZAWA

2020年12月13日(日)
Pancrase320
東京都台東区
新木場スタジオコースト

■視聴方法(予定)
12月13日
午後2時00分~ TIGET LIVE

■ 対戦カード

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
春川広明(日本)
木村裕斗(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
中田大貴(日本)
上田厚志(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
立成洋太(日本)
DARANI DATE(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
高杉遼介(日本)
Jouou Date(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
三宅輝砂(日本)
矢澤諒(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
風間敏臣(日本)
山本敦章(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
川北晏生(日本)
高橋拓也(日本)

<ネオブラッドTフェザー級(※70.3キロ)決勝/5分3R>
井上雄斗(日本)
岩本達彦(日本)

<ネオブラッドTバンタム級(※65.8キロ)決勝/5分3R>
井村塁(日本)
修我(日本)

<ネオブラッドTフライ級(※61.2キロ)決勝/5分3R>
山中憲次(日本)
聡-S DATE(日本)

<ネオブラッドTストロー級(※56.7キロ)決勝/5分3R>
山北渓人(日本)
谷村泰嘉(日本)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
村山暁洋(日本)
菊入正行(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
冨樫健一郎(日本)
金田一孝介(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
上田将竜(日本)
杉山廣平(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
八田亮(日本)
尾崎龍紀(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
Ryo(日本)
林優作(日本)

<女子バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
東陽子(日本)
直DATE(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
花レメ紋次郎TK(日本)
土肥潤(日本)

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
荒井勇二(日本)
内藤由良(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
荻窪祐輔(日本)
中村龍之(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リトル(日本)
佑勢乃花(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
丸山数馬(日本)
白川洸太(日本)

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J-CAGE Pancrase316 Report ブログ 杉山廣平

【Pancrase316】安定度抜群、バック奪取とRNC──杉山が有川からタップを奪う

【写真】安定したバック奪取を見せた杉山が、RNCを極めた(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

<フライ級/5分3R>
杉山廣平(日本)
Def.2R4分6秒by RNC
有川直毅(日本)

有川がロー、杉山が高い蹴りを見せる。右を振るって前にでた有川に対し、杉山がミドルを入れる。続く左ミドルでスリップした杉山は上を取りに来た有川にオモプラッタを狙う。胸を反って耐えた有川に対し、杉山はスクランブルから立ち上がりテイクダウン──上を逆に取る。ここからバックに回った杉山は、胸を合わすのを許さず右腕を絡ませていく。

殴りつつ、腰をずらすのを許さない杉山は残り1分を切りRNCクラッチへ。手首をとり防いだ有川が胸を合わせてトップに。杉山のシングルを切ろうとし、最後に尻もちをついた有川──ジャッジは3者とも杉山を支持した。

2R、ワンツーからローを蹴る有川に対し、杉山は左を合わせようとする。シングルで尻もちをつかせた有川に対し、杉山はバタフライガードからシングルでリバーサルを狙う。有川は右のパウンド、鉄槌を落とし殴りながらパスを狙う。スクランブルでシングルから立ち上がった杉山は、有川の崩しのタイミングでワキをすくってバックを取る。

杉山はワンフックで寝技に持ち込み、バックから上をとりつつ肩固めへ。有川が防ぐが、サイドで殴り、バックに回った杉山は両足をフックしRNCをセットアップ。ついに有川がタップした。